JP2006034695A - 差動送りミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】多様なニーズに対応できる衣類を製造することができるとともに、グレーディングを行った場合に個々のパターンデータを記憶することができる差動送りミシンを提供することを目的とする。
【解決手段】いせ込み縫いを行うための各種のパラメータが設定された基本データおよび、衣類のサイズを段階的に定めた規格サイズに応じて前記基本データの所定のパラメータを修正するための変動量を決定するサイズデータとを記憶する記憶手段と、前記規格サイズを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された規格サイズに応じていせ込み縫いの動作を行う縫製手段と、前記段階的な規格サイズごとに前記変動量を任意に決定することが可能な変動量調整手段と、前記選択された規格サイズに対応する変動量に基いて前記基本データの所定のパラメータを修正すると共に、修正された基本データに基いて縫製動作の制御を行う制御手段とを有することを特徴とする。
【選択図】図10

Description

本発明は、差動送りミシンに関する。
従来、上布と下布の送り量に差を設けて縫製する、いわゆるいせ込み縫いを行う差動送りミシンにあっては、縫合部位を順番に複数の区間に分割すると共に、各区間ごとにその区間の区間長さと、いせ込み量とを任意に設定することができる差動送りミシンが使用されている。そして、各区間ごとの区間長さといせ込み量を含む縫製に必要な各種のパラメータが設定された複数の縫製パターンデータを登録して内部記憶装置のEEPROMにバックアップできる差動送りミシンが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、「いせ込み縫い」とは、例えば、洋服の袖の肩口等、立体形状の部分を縫い付ける際に、2枚重ねで縫う生地のうち外側となる生地(上布、袖側の生地)の送り量を、内側となる生地(下布、身頃側の生地)の送り量よりも多くすることで、外側の生地に余裕を持たせるように縫い込むことを言う。
このいせ込み縫いは、一連の縫製部の全体で均一に施すとは限らず、例えば、袖付けの場合には、袖山部分となるほどいせ込み量を多くし、逆に袖下部分となるほどいせ込み量を少なくして縫製することが一般的である。なお、「いせ込み量」とは、一針(一縫目、1ピッチ)あたりの上布と下布の送り量の差を示すものである。
このような差動送りミシンでは、例えば、図11に示すように、袖と身頃との縫合部分等において、肩側と脇側のいせ込み量をそれぞれ別々に設定すること等ができるため、より立体的で伸縮性のある衣服を作ることができる。また、一度登録した各部位のいせ込み量や、縫製距離、サイズの号数に応じて変化するパラメータ、例えば、領域の長さに乗じる倍率値等を一連のパターンとして内部記憶装置に記憶させることができるため、このパターンを再度、内部記憶装置から呼び出して所定のパラメータに倍率を乗じる等することにより、例えば、同じデザインで異なるサイズ/号数の衣服を製造する際に、容易に同じパターンのいせ込み動作を行うことができる。
特開2002−307623号公報
ところで、洋服類には、段階的に定められた規格サイズごとに(例えば、5号、6号、7号・・・)、同じデザインで各部の寸法を変えて縫製を行う必要がある。
そこで、従来からグレーディングという手法が行われていた。なお、「グレーディング」とは、例えば、5号を基準サイズとした場合、この衣類のデザインに適合する5号サイズの縫製パターンデータの値を採用しつつ、他のサイズについては、この基準サイズである5号に適用される縫製パターンデータのうち所定のパラメータについて、号数が高くなるたびに、例えば、3%ずつ増加する倍率値を乗じて調整を行うというものである。また、号数が低くなるときには、逆に3%ずつ減じられた倍率値が乗じられる。
これにより、一つの縫製パターンデータで複数のサイズに対応した縫製を行うことが可能となる。
しかしながら、サイズごとに乗じる倍率値に一定の値を比例的に増減するだけなので、現実の規格サイズに正確に対応しない、あるいは、種々の態様に応じて調整できないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、多様なニーズに対応できる衣類を製造することができるとともに、グレーディングを行った場合に個々の縫製パターンデータを記憶することができる差動送りミシンを提供することである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、上送り装置と下送り装置により上布と下布のそれぞれの送り量に差を設けて縫製を行う差動送りミシンであって、いせ込み縫いの動作を行う縫製手段と、いせ込み縫いを行うための各種のパラメータが設定された基本データおよび、前記基本データの所定のパラメータについて衣類のサイズを段階的に定めた規格サイズに対応するように修正された値または修正するための変動量からなる前記規格サイズごとのサイズデータとを記憶する記憶手段と、前記段階的な規格サイズごとのサイズデータの設定を行うサイズデータ入力手段と、前記規格サイズを選択する選択手段と、前記基本データと選択された規格サイズに対応する前記サイズデータとに基いて縫製動作の制御を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、差動送りミシンにおいて、いせ込み縫いを行うための各種パラメータが設定された基本データおよび、衣類のサイズを段階的に定めた規格サイズに個別に対応するように前記基本データの所定のパラメータについて修正した値からなるサイズデータとが記憶手段によって記憶され、選択手段によって選択された規格サイズに対応するサイズデータとに基いて縫製動作が行われるように制御される。
このとき、サイズデータ入力手段により、複数ある規格サイズごとに個別に所定のパラメータが設定される。そして、選択手段でサイズが選択されると、制御手段は、基本データとサイズデータ中から選択されたサイズに対応するサイズデータを読み出して、これらのデータに基いて縫製手段を制御して縫製を実行する。
ここで、「所定のパラメータ」とは、規格サイズの変更に伴って変動するパラメータ、例えば、縫製物の大きさに関するものや縫製を行う範囲を規定するものをいう。
また、上述した「サイズデータ」は各規格サイズごとに展開される修正された所定のパラメータの値そのものであるが、基本データ中の所定のパラメータの値に対して働きかけて(例えば、加減乗除を行って)、規格サイズに適した値に修正するための変動量をサイズデータとしても良い。
「変動量」とは、例えば、サイズごとにパラメータに乗じる倍率であったり、サイズごとにパラメータに加える加減値であったり、サイズごとにパラメータに乗じる倍率を増減させる増減値等の、サイズごとにパラメータに個別の修正を加えることが可能な値全般をいう。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の差動送りミシンにおいて、前記記憶手段は内蔵型の内部記憶装置の他に着脱・交換可能な外部記憶装置を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の差動送りミシンにおいて、いせ込み量等が設定された基本データおよび、衣類のサイズを段階的に定めた規格サイズごとに定められたサイズデータとが、当該差動送りミシンに内蔵された内部記憶装置内の記憶領域の他、着脱・交換可能な外部記憶装置内の記憶領域にも記録される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の差動送りミシンにおいて、前記内部記憶装置には前記基本データが記録され、前記外部記憶装置には前記サイズデータが記録されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の差動送りミシンにおいて、例えば、各データの処理を司る処理手段により、前記内部記憶装置には基本データが記録され、前記外部記憶装置にはサイズデータが記録され、データの種類ごとに記憶される領域が分別される。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の差動送りミシンにおいて、基本データとサイズデータとをそれぞれ内部記憶装置と外部記憶装置のいずれかに記憶させるように選択する記憶領域選択手段を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項2に記載の差動送りミシンにおいて、各データは、それぞれ内部記憶装置または外部記憶装置のいずれかに記憶されるように記憶領域選択手段を通じてオペレータの任意に選択されると、例えば、各データの処理を司る処理手段により、各データをそれぞれ選択された記憶装置に記憶する。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の差動送りミシンにおいて、前記基本データは縫製時に切り替わる複数の縫製区間ごとにいせ込み量が設定されており、前記サイズデータ入力手段は、前記規格サイズごとの前記サイズデータに前記縫製区間ごとに所定のパラメータの前記修正値または変動量を設定可能とすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の差動送りミシンにおいて、前記基本データは、縫製時に切り替わる複数の縫製区間ごとにいせ込み量が設定されており、前記サイズデータ入力手段は、規格サイズごとのサイズデータに対して縫製区間ごとに所定のパラメータの修正値または変動量が設定されるものである。つまり、各規格サイズごとのサイズデータには縫製区間数の修正値または変動量が個別に設定されることになる。
請求項1に記載の発明によれば、上送り装置と下送り装置によって上布と下布のそれぞれの送り量に差を設けて縫製を行う差動送りミシンにおいて、サイズデータ入力手段によって各規格サイズごとに個別に所定のパラメータの修正値または変動量が設定可能なため、設定に応じた任意の修正値または変動量をもって所望の規格サイズに適合した縫製を行うことができる。このため、従来と比較して規格サイズごとに忠実に各部の寸法が対応した縫製を行うことができ、あるいは、サイズ変化に柔軟に対応した衣類を製造することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の差動送りミシンにおいて、前記記憶手段は内部記憶装置の他に外部記憶装置を有するため、従来と比較して大量の縫製パターンデータを記録することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の差動送りミシンにおいて、基本データは内部記憶装置に記録されるため、仮に外部記憶装置が外されていても、基本パターンを呼び出すことにより、グレーディングを行わない縫製を少なくとも行うことが可能であるとともに、所定のパラメータに修正を加えれば、各サイズにおける縫製を行うことも可能となる。
また、サイズデータを外部記憶装置に記録することにより、縫製パターンの基本となる基本パターンデータを内部記憶装置に記録する領域を十分に確保することができる。これによって、基本となる重要なデータである基本パターンデータを、所望により随時再現することが可能となる。
さらにまた、外部記憶装置の容量を増加することにより、大量のサイズデータを記録することができ、多様なサイズに対応する縫製を行う際に、その都度サイズに対応するための複雑な操作を行う必要が無く、作業時間を大幅に短縮することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の差動送りミシンにおいて、基本パターンデータまたはサイズデータは、それぞれ内部記憶装置または外部記憶装置のいずれかに記憶されるように選択可能となって構成されているため、例えば、記録したいデータの中で、重要度の高いデータや、使用頻度の高いデータは内部記憶装置あるいは外部記憶装置に記録するというように、ユーザーの希望に合わせて自由に記録場所を選択することが可能となる。このようにすることにより、同じデザインの衣類を縫製する際に、予め記憶・保存されたパターンデータを速やかに呼び出すことが可能となり、作業効率を大幅に向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の差動送りミシンにおいて、前記サイズデータ入力手段は、規格サイズごとのサイズデータに、縫製時に切り替わる複数の縫製区間ごとに所定のパラメータの修正値または変動量を設定入力することができる。従って、前記基本データおよびサイズデータは、内蔵型の内部記憶装置の他、着脱・交換可能な外部記憶装置にも記憶されるため、多様な規格サイズに適用したパターンデータを記憶させることができ、それぞれの縫製区間ごとに個別に所定のパラメータの数値を変動することができるため、各種のサイズ拡大により柔軟に対応して所望の縫製を行うことができる。
(実施形態の全体構成)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。
本実施形態に係る差動送りミシン1は、縫製を行う上布と下布のそれぞれの送り量に差を設けることによりいせ込みを行いつつ縫製を行うミシンであって、例えば、下布としての身頃生地に対し、上布としての袖生地をいせ込んで縫いつける縫製等に使用される。
かかる差動送りミシン1は、図1、図2に示すように、所定の送り量でそれぞれ送られる上布と下布とを縫製する運針機構部と、所定の送り量で上布を送る上送り機構部と、所定の送り量で下布を送る下送り機構部等を有している。この運針機構部と上送り機構部と下送り機構部とにより、差動送りミシン1の縫製手段である縫製駆動部2が構成されている。
運針機構部は、駆動源であるミシンモータ11と、そのミシンモータ11の回転駆動に従って上下動する針棒110と、針棒110に着脱自在に備えられたミシン針111等により構成されている。そして、ミシン針111等を介して供給されるミシン糸(図示省略)により、上布と下布を縫い合わせるようになっている。
ここで、ミシン針111が上下動を行う方向をY軸方向(上下方向)とし、これと直交する一の方向をX軸方向(前後方向)とし、Y軸方向とX軸方向の両方に直交する方向をZ軸方向(左右方向)と定義する。
下送り機構部は、駆動源である下送りモータ12と、その下送りモータ12の回転運動がプーリ等を介して伝達されることによって駆動される下送りベルト120等により構成されている。そして、下送りベルト120の駆動に従い、図2におけるX軸方向に沿う矢印Aの方向に下布が送られるようになっている。
上送り機構部は、駆動源である上送りモータ13と、その上送りモータ13の回転運動がプーリ等を介して伝達されることによって駆動される上送りベルト130等により構成されている。そして、上送りベルト130の駆動に従い、図2におけるX軸方向に沿う矢印Aの方向に上布が送られるようになっている。
なお、本実施形態に係る差動送りミシン1は、下布に対して上布の送り量に差を設けて送られるようになっている。即ち、下送りベルトの送り量(ピッチ)が設定されると、上送りベルトの送り量は下送りベルトに対して送り量の差(いせ込み量)が設定されるようになっている。
(差動送りミシンの制御系)
かかる差動送りミシン1はまた、図3に示すように、針棒110を駆動するミシンモータ11と、下送りベルト120を駆動する下送りモータ12と、上送りベルト130を駆動する上送りモータ13と、図示しないミシン糸に張力を与える糸張力ソレノイド14と、を駆動制御する制御部10を備えている。この制御部10と前述したミシンモータ11、下送りモータ12、上送りモータ13、および糸張力ソレノイド14との間には、各モータ及びソレノイドに駆動制御信号を伝達するための駆動回路11a、12a、13a、14aがそれぞれ設けられている。
また、差動送りミシン1は、この差動送りミシン1を操作するためのミシン起動ペダル15と、ミシン起動ペダル15が操作されたことに基づく駆動入力信号を制御部10に送る入力回路15aと、各種設定スイッチ等を表示する表示装置とタッチ指示された各種設定スイッチの座標に基づき位置信号を検出するタッチパネルとにより構成される操作パネル18とを備えている。
また、差動送りミシン1は、後述するいせ込み量が個別に設定された区間(ステップ)を手動により順番に切り替えるための、ステップ切替えスイッチと、ステップ切替えスイッチが操作されたことに基く切替え入力信号を制御部10に送る入力回路16aとを備えている。
さらに、差動送りミシン1は、後述する外部記憶装置17と、この外部記憶装置に記憶されたデータを制御部10に読み込むための外部インターフェイス回路17aを備えている。この外部記憶装置17は、いわゆるフラッシュメモリであり、制御部10に設けられた図示しないスロットに装着するだけで読み書きが可能となる点で取り扱いが簡易であり、高速且つ記憶容量が比較的大きく、差動送りミシン1から取り外して交換も可能となっている。
ミシンモータ11は、ミシン起動ペダル15の操作に基づいて、制御部10(MPU10a)から駆動回路11aを介して送られる駆動制御信号に基づき、図示しないミシン主軸を回転させる。このミシン主軸は、回転運動を往復運動に変換する変換機構を介して針棒110と連結されている。そして、ミシンモータ11によりミシン主軸が回転されると、針棒110に伴い針棒110の先端に備えられたミシン針111が往復移動して被縫製物(上布及び下布)を縫製する運針駆動を行うようになっている。
下送りモータ13は、検出されるミシンモータ11の回転数に基づいて、所定のピッチとなるように制御部10(MPU10a)から駆動回路13aを介して送られる駆動制御信号に基づき駆動制御される。そして、下送りモータ13は、その駆動制御に基づき下布を送る下送りベルト130を駆動するようになっている。
また、上送りモータ12は、下送りモータの送りピッチにいせ込み量分の差が生じるように、制御部10(MPU10a)から駆動回路12aを介して送られる駆動制御信号に基づき駆動制御される。そして、上送りモータ12は、その駆動制御に基づき上布を送る上送りベルト120を駆動するようになっている。
このように、上送りベルト120及び下送りベルト130により、上布及び下布がそれぞれの所定の送り量で送られ、縫製が行われる。ここで、上布の送り量を下布の送り量に対して差を設けて縫製することで、上布をいせ込ませることができる。つまり、上下の布地の送り量の差を変化させることによりいせ込み量を調節することができ、上布の下布に対する送り量差をより多くすればするほどいせ込み量を多くすることができる。
糸張力ソレノイド14は、糸を挟みこんで糸に張力を付与する図示しない糸張子装置の駆動源であり、制御部10(MPU10a)から駆動回路14aを介して送られる駆動制御信号に基づき動作することにより、その糸狭持部に狭持された糸に所定の大きさの張力を加える。
ミシン起動ペダル15は、作業者がミシンモータ11を操作するための操作スイッチである。ミシン起動ペダル15は、起動ペダル15が操作された動きを電気信号に変換する入力回路15aを介し、作業者のペダルの踏み込み操作、踏み込み量に応じた、起動、駆動速度、停止等の指令を駆動入力信号として制御部10(MPU10a)に出力し、ミシンモータ11を駆動させる。
操作パネル18は、表示手段としてのLCDなどの表示装置と、表示装置の表面に設けられた入力手段としてのタッチパネルとにより構成されている。
表示装置は、制御部10(MPU10a)から出力される種々の縫製情報(例えば、縫製パターンデータに関する縫いピッチ量(下送り量)、糸張力(糸調子)、後述する縫製区間毎に設定されるいせ込み量、縫製区間を図形で示す表示図形(区間図形)等)や各種スイッチ(設定スイッチ、入力スイッチ)等を表示する。
タッチパネルは、電磁誘導式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した座標を位置信号として制御部10(MPU10a)に出力する。
すなわち操作パネル18は各種情報やデータ等を表示するとともに、操作パネル18における表示装置に表示された各種スイッチの位置情報と、タッチパネルにおいてタッチ指示により検出された座標の位置情報とを対応させることにより入力された入力指示を、制御部10に出力する。
例えば、操作パネル18において、設定値入力手段としての図示しない設定値入力キーを介し、所望する縫製パターンの設定値として、下布を送る下送り量や、下送り量に対する上送り量の差動量であるいせ込み量等の入力が行われる。入力された下送り量やいせ込み量は制御部10に出力され、縫製パターンデータとして後述するEEPROM10d又は外部記憶装置17に記憶される。
(制御部の処理)
ここで、本実施形態における差動送りミシン1に搭載され、この差動送りミシン1の各部を制御する制御部10について、さらに詳しく説明する。
制御部10は、マイコンであるMPU10aと、ROM10bと、RAM10cと、EEPROM10dと、を備えている。
MPU10aは、起動ペダル15から入力される駆動入力信号や、操作パネル18から入力される各種信号やデータに応じて、ROM10bに格納されている差動送りミシン用の各種制御プログラムに従って各部の動作を集中制御し、その処理結果をRAM10c内のワークエリアに格納するとともに、表示データを生成して、操作パネル18(の表示装置)に表示させる。そして、RAM10cに格納した処理結果をEEPROM10dに記憶させる。このように、MPU10aは、差動送りミシン1を構成する各種アクチュエータの駆動を制御する機能と共に、操作パネル18(の表示装置)の表示に関する制御を行う表示制御手段としての機能も備える。
ROM10bには、差動送りミシン1の制御プログラムや制御データ、各種縫製に関するデータが書き込まれ、記憶されている。
RAM10cには、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられており、縫製動作中のワークエリアとして使用され、縫製パターンデータの選択処理、縫製パターンデータに関する表示処理、いせ込み縫製処理に関する各種データもRAM10cに記憶される。
EEPROM10dは、縫製ステップに対応して設定される各種縫製条件の設定値(例えば、縫製区間長さ(針数)、送り量(ピッチ)、いせ込み量、糸張力等)等からなる縫製パターンデータを記憶する。また、EEPROM10dには記憶手段として、操作パネル18を介して縫製パターンデータが入力される。
(縫製パターンデータ及び基本データ)
ここで、「縫製パターンデータ」とは、下布を送る下送り量、縫製範囲を複数の縫製区間(ステップ)に分割した場合における各区間ごとの長さ、各区間ごとのいせ込み量、糸張力、針数などのいせ込み縫いを行うために必要な縫製に関する数値データである。そして、縫製パターンデータの中で、後述する基準とする規格サイズ(本実施形態では5号)に各パラメータが対応したデータを基本データとする。
なお、「縫製区間」とは、縫製領域全体を複数の区間に分割した各々の区間を言い、各縫製区間はそれぞれ個別に縫製区間長やいせこみ量を設定することができるようになっている。
図5は縫製パターンデータとしての基本データの設定画面である。表示画面の略中央に表示されている円形の図形は、袖における縫製の全範囲を示している。そして、この円形の図形を8つの区間図形31〜38が分割している状態が表示され、各区間図形31〜38が示す各区間(縫製ステップ)ごとに縫製の全範囲が8分されている状態を示している。
上記各縫製区間の設定は、区間長さを設定入力することで行われ、複数回の設定入力により、当該各区間長さの複数の縫製区間が設定される。その後、例えば、いせ込み量等の各種パラメータのる。そして、設定が各区間ごとに行われる。また、各区間長さ、各いせ込み量、ピッチ、糸張力等の一連のパラメータが設定されると一つの縫製パターンデータ(基本データ)としてEEPROM10dまたは外部記憶装置17に選択的に記憶することができる。
(サイズデータ)
ところで、衣類は、段階的に規格サイズ(例えば、5、6、7号・・・)が定められており、前述した基本データは、標準的サイズである5号に適した数値設定が行われる。従って、他のサイズに対応した縫製を行うためには、基本データの一部のパラメータ(本実施形態では「区間長さ」のみを修正の対象とするが、各サイズごとに修正が必要なより多くのパラメータを対象としても良い)について、「グレーディング」という修正処理が行なわれる。
ここで、「グレーディング」とは、規格サイズ(例えば、5号、6号、7号・・・)において、例えば、5号(紳士サイズで5号)を基準サイズとした場合、基準サイズである5号において設定した縫製区間長さに対して、各サイズに応じて適宜増減させて得られる修正値を新たなパラメータとして用いることにより、他のサイズ展開を行うことをいう。
すなわち、基準となるサイズに適用される基本データと、各規格サイズに好適となるように修正された区間長の値を示す各規格サイズごとのサイズデータをEEPROM10dまたは外部記録手段17に記録させ、必要に応じてこれらの記憶手段から呼び出して、所望のサイズに適用するパラメータを作成することにより縫製を行うものである。
前述したように、縫製パターンデータでは縫製の全範囲を複数の縫製区間に分割し、各区間ごとに区間長さが設定されている。従って、制御部10では、各規格サイズのサイズデータに対して、前述した全ての縫製区間ごとに個別に修正値を設定することが可能となっている。
例えば、一つの縫製区間について、他の縫製区間とは別々に新たな区間長を設定することができる。つまり、一つの縫製パターンデータについて、各規格サイズ(例えば、1〜15号等)における各区間ごとに修正された区間長が設定されることになる。かかる縫製全範囲の全縫製区間についての修正された区間長の値の集合が一つのサイズデータとして縫製制御に用いられる。なお、サイズデータは、各規格サイズごとに設定される。
(内部及び外部記憶装置)
外部記憶装置17は、差動送りミシン1に着脱・交換可能に備えられる外部記憶手段であって、内蔵型の内部記憶装置であるROM10bやEEPROM10dと同様に、縫製パターンに関するデータを記録することが可能となっている。
ここで、本実施形態における外部記憶装置17における記憶領域について、図4を参照して詳しく説明する。
図4は、本実施形態に係る差動送りミシン1に備えられる記憶手段の記憶領域の概略を示す概略図である。図4に示すように、内部記憶手段としてのEEPROM10dと、外部記憶手段としての外部記憶装置17とは、いずれも縫製パターンに関するデータを同様に記憶・保存することが可能に構成されている。
なお、外部記憶装置17としては、例えば、フラッシュメモリ等のように大容量の情報を記憶させることのできるものが好ましい。ただし、かならずしもこれらに限定されるものではなく、作成された縫製パターンに関する情報を電気的・磁気的に保存することが可能な情報記憶媒体であれば適用可能である。
EEPROM10dの記憶領域内の一部には、外部記憶データ管理情報が書き込まれるようになっている。この外部記憶データ管理情報は、例えば、外部記憶装置17に記憶されている基本データやサイズデータについて当該外部記憶装置17内におけるアドレス(記憶されている場所)データ有無を示す識別コードを示すものである。
また、該部記憶装置17は、その汎用性により、ミシンの他の機種にも使い回される場合がある。従って、外部記憶装置17の記憶領域内の一部には、いずれの機種のミシンについて記録可能な領域がどの程度存在するかを識別できるように識別コードが記載されるようになっている。この識別コードは、外部記憶装置17内において各機種のミシンを特定するための識別コードと当該ミシンについて割り当てられた記憶できる領域の範囲或いは残量(メモリ残量)を示す。
このため、EEPROM10dおよび外部記憶装置17に記憶された基本データやサイズデータを読み出して縫製手段が縫製を行うように制御を行うMPU10aは、これら内部記憶領域および外部記憶領域に記憶された縫製に関する各データを、何れの記憶手段に記憶されているかにかかわらず、同様に扱うことが可能となっている。
また、本実施形態における外部記憶装置17は、コンテンツとして各種の縫製パターンデータの基本データ、および、サイズデータを随時書き込み、保存、読み出し可能な情報記録媒体であって、新規縫製パターン作成後のグレーディングによって基本となる基本パターンから作成された全てのサイズの縫製を可能とするためのデータを記憶・保存することができる。
そして、制御部10は、操作パネル18における縫製パターンデータを選択するための入力キーが押下されたことによる入力指示により、その入力キーに応じた選択信号(押下信号)に基づき、記憶手段としてのROM10bやEEPROM10d、および外部記憶装置17に記憶されている複数の縫製パターンデータから所望する縫製パターンデータを選択する制御を行う。
また、操作パネル18(図5参照)において入力された、サイズデータに基づいて、選択手段としての制御部10は、記憶手段としてのROM10bやEEPROM10d、および外部記憶装置17に記憶されている複数の縫製パターンデータからそのサイズの縫製パターンデータとして特定される縫製パターンデータを選択する制御を行う。
(入力作業に伴う処理)
次に、本実施形態たる差動送りミシン1における縫製パターンデータを選択する際の表示画面について、図5〜図9に基づき説明する。なお、図5〜図9に示す表示画面例は、差動送りミシン1における操作パネル18に表示される。
図5に示される表示画面は、縫製パターンデータ番号が「01」の縫製パターンデータを表示する編集画面であり、その編集画面の略中央には、略円形の袖形状を模した表示図形30が表示されており、本実施形態においては8つの領域(区間、縫製ステップ)に応じた8つの区間図形31〜38により表示図形30が構成されている。この区間図形が8つ示されることにより、その縫製パターンデータに縫製ステップ数が8つあることがわかるようになっている。
また、縫製パターンデータ(基本データ)を選択するための入力を行う、図示しない選択画面に切り替えるための選択画面切替キー40が表示されている。かかる選択画面切替えキー40を押すと、各種縫製パターンデータを指定するキーが表示されて、選択入力により新たに縫製データを呼び出すことが可能となっている。
表示図形30(区間図形31〜38)は最下部が袖下、最上部が袖山とに対応しており、区間図形31〜38の周方向における長さは、各縫製ステップ(縫製区間)の縫製長さに応じた比率で表示されている。
そして、最下部から縫製を開始し、半時計回りに縫製製品の縫製領域の各縫製ステップに対応するように、区間図形が区間図形31から区間図形38の順に表示されており、各縫製ステップに対応する区間図形31から区間図形38に対し、いせ込み量が「8、0、8、33、35、−1、0、1」と設定されている状態を示している。なお、表示図形30に表示されているいせ込み量は、やEEPROM10dおよび外部記憶装置17に記憶された縫製パターンデータのいせ込み量に基づくものである。
また、図5中に示す表示図形50は、縫製を行う全領域(区間図形30の全周)における縫製距離と、図5に示す設定画面において選択されている領域(この場合、区間図形31に相当)の縫製距離をミリメートルで示したものであり、小数点以下第一位まで表示されるようになっている。
図6は、本実施形態でのグレーディングにおける各パラメータの値を設定入力する際の表示画面であって、区間図形31における区間長さの調整は、変動量設定キー41aを押下することにより、各規格サイズごとに、任意の値を設定することができるようになっている。または、直接区間長さ入力キー41bにより区間長さの設定をすることも可能である。すなわち、変動量設定キー41aや区間長さ入力キー41bの入力により設定されたデータをサイズデータとして、内部記憶手段10dまたは外部記憶装置17に記憶する処理が行なわれる。
図7は、設定入力画面が基準サイズである5号から6号に移行された後の表示画面を示している。本実施形態において設定選択されている縫製区間である区間31の区間長さは、図5に示す基準サイズ(5号)に比べて5.0mm大きくなっていることがわかる。
なお、前述した規格サイズは一般に、同一の寸法であっても、例えば紳士服と婦人服とでそれぞれ号数が互いに異なり、また、各国間においても、同一の寸法(縫製距離)に対応するサイズの呼び方が異なるのが通例である。従って、これらを互いに対応させるための変換テーブルを予めROM10bに記憶している。例えば、図8に示す規格変換キー42の入力により、図9の選択画面が呼び出され、婦人キー43や、国別キー44が入力されると、婦人用の規格サイズや各国別の規格サイズで入力を受け付け、変換テーブルを参照して、該当するサイズのサイズデータの読み出しが行われる。
また、縫製を行うサイズの選択は、サイズデータ入力キー5におけるUPキー5bやDOWNキー5cが押下されることにより行われ、選択手段としての制御部10が、入力されたサイズの数値に対応するサイズデータを、記憶手段としてのEEPROM10dや外部記憶装置17から選択するようになっている。なお、サイズデータの選択を行わない場合には、基本サイズである5号が選択される。
(制御部によるデータ処理)
次に、本実施形態に係る差動送りミシン1における縫製パターンデータの選択に関する処理動作について、図10に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、差動送りミシン1の電源投入後後、前述した表示画面において新たな縫製パターンデータにおける基本データが作成された場合(ステップS101)、新規パターン登録を行う(ステップS102)。なお、ステップS101、ステップS102において作成される基本データは、ワークエリアであるRAM10c上で展開され、記録手段には未だ記録されない状態にある。
次に、ステップS102において作成された新規縫製パターンデータを、他のサイズに展開(グレーディング)するか否かを判断する(ステップS103)。かかる判断は、基本サイズ以外のサイズについての縫製が選択されたか否かにより行われる。基本サイズの縫製であればグレーディングは不要となる。そして、グレーディングする場合(ステップS103;Yes)は、各サイズごとのサイズデータの設定入力を受ける(ステップS104)。
作成された基本データをグレーディングしない場合(ステップS103;No)、および、グレーディングを選択してステップS104においてサイズデータを設定入力した後、記憶場所を指定するか否かを判断する(ステップS105)。
ここで、本実施形態においては、基本データとサイズデータについて別個に記憶場所として、内部記憶装置であるEEPROM10dと、外部記憶装置17とが選択可能である。
記憶場所を指定する場合(ステップS105;Yes)であって、ここでは一例として、内部記憶装置には基本データが記憶され、外部記憶装置にはサイズデータが記憶されるように指定した場合、まず、内部記憶容量が基本データを記憶するのに足りているか否かを判断する(ステップS106)。このとき、内部記憶容量が足りない場合(ステップS106;No)、表示装置にエラー表示を出すエラー表示処理を行い(ステップS111)、操作を終了する。内部記憶容量が十分足りている場合(ステップS106;Yes)、内部記憶装置であるEEPROM10dに基本データを書き込む処理を行う(ステップS107)。
内部記憶装置に基本データが書き込まれた後、識別コードが記載されているか否かを判断する(ステップS108)。つまり、初めて当該ミシンで使用される外部記憶装置17にあっては、まだ識別コードがMPC10aによって書き込まれていないことから、まず、識別コードの有無が判断される。識別コードが記載されている場合(ステップS108;Yes)、外部記憶容量が足りているか否かを判断する(ステップS110)。識別コードが記載されていない場合(ステップS108;No)、外部記憶領域確保処理が行われる(ステップS109)。即ち、外部記憶領域確保処理とは外部記憶装置17に新たに識別コードを書き込む処理であり、当該ミシン機種名と、データ記憶のための容量を指定することとにより実行される。そして、外部記憶容量が、サイズデータを記憶するのに足りているか否かを判断する(ステップS110)。
外部記憶容量が足りている場合(ステップS110;Yes)、外部記憶装置17にサイズデータを書き込む処理を行う(ステップS112)。また、外部記憶容量が足りない場合(ステップS110;No)、表示装置にエラー表示を出すエラー表示処理を行った後(ステップS111)、操作を終了する。
また、ステップS105において、記憶場所を指定しない場合(ステップS105;No)は、内部記憶装置または外部記憶装置のいずれか一方(内部を優先的に)に、基本データおよびサイズデータの両方を全て書き込む処理を行う。
まず、内部記憶容量が足りているか否かを判断する(ステップS113)。内部記憶容量が足りている場合(ステップS113;Yes)は、新たに作成した全ての縫製パターンデータ(基本データ及びサイズデータ)を、内部記憶装置であるEEPROM10dに書き込む処理を行う(ステップS119)。
内部記憶容量が足りない場合(ステップS113;No)、外部記憶装置17の記憶領域に識別コードが記載されているか否かの判断を行う。ここで、外部記憶装置17の記憶領域に識別データが記載されていない場合(ステップS114;No)、外部記憶領域確保処理を行った後(ステップS115)、外部記憶容量が足りているか否かの判断を行う(ステップS116)。また、ステップS114において、外部記憶装置17の記憶領域に識別コードが記載されている場合(ステップS114;Yes)もまた、外部記憶容量が足りているか否かの判断を行う(ステップS116)。
そして、外部記憶容量が足りない場合(ステップS116;No)には、ステップS111と同様、表示装置にエラー表示を出すエラー表示処理を行い(ステップS117)、その後、操作を終了する。外部記憶容量が足りている場合(ステップS116;Yes)には、新たに作成した全ての縫製パターンデータ(基本データ及びサイズデータ)を、外部記憶装置17に書き込む処理を行う(ステップS118)。
このようにして、本実施形態に係る差動送りミシン1における縫製パターンデータの記録に関する処理動作が行われる。
(実施形態の効果)
以上のように、本実施形態に係る差動送りミシン1によれば、変動量調整手段によって各規格サイズごとにサイズデータが設定可能なため、設定に応じた任意の変動量をもって所望の規格サイズに適合した縫製を行うことができる。このため、従来と比較して規格サイズごとに適宜各部の寸法が対応した縫製を行うことができ、サイズ変化により柔軟に対応した衣類を製造することが可能となる。
また、記憶手段は内部記憶装置の他に外部記憶装置を有するため、基本データの他に、グレーディングによって形成されるサイズデータを含む縫製パターンデータを、従来と比較して大量に記録することができる。特に、規格サイズごとにサイズデータを設定する場合のように、データ容量が多く必要な場合に有効である。
また、基本データは基本的には内部記憶装置に記録されるため、仮に外部記憶装置が外されていても、基本パターンを呼び出すことにより、所定のパラメータに修正を加えれば、縫製を行うことは可能となる。
また、サイズデータを外部記憶装置に記録することにより、縫製パターンの基本となる基本パターンデータを内部記憶装置に記録する領域を十分に確保することができる。これによって、より基本となる重要なデータである基本データを、所望により随時再現することが可能となる。
さらにまた、外部記憶装置の容量を増加することにより、大量のサイズデータを記録することができ、多様なサイズに対応する縫製を行う際に、その都度所望のサイズに対応するための複雑な操作を行う必要が無く、作業時間を大幅に短縮することができる。
また、基本パターンデータまたはサイズデータは、それぞれ内部記憶装置または外部記憶装置のいずれかに記憶されるように選択可能となっているため、例えば、記録したいデータの中で、重要度の高いデータや、使用頻度の高いデータは内部記憶装置あるいは外部記憶装置に記録するというように、ユーザーの希望に合わせて自由に記録場所を選択することが可能となる。このようにすれば、同じデザインの衣類を縫製する際に予め保存されたパターンデータを速やかに呼び出すことが可能となり、作業効率を大幅に向上させることができる。
また、本実施形態に係る差動送りミシンによれば、サイズデータ入力手段は、各規格サイズごとのサイズデータとして規格サイズごとに、且つ、縫製時に切り替わる複数の縫製区間ごとに区間長を設定入力することができるため、各縫製区間ごとに個別に所定のパラメータの数値を変動することができるため、各種のサイズ拡大により柔軟に対応して所望の縫製を行うことができる。
(その他)
上記実施形態では、該当する規格サイズに好適な区間長さの修正値の集合をサイズデータとして取り扱っているがこれに限定しなくとも良い。例えば、基本データにおける区間長さに対して該当する規格サイズに好適な区間長さに変換するための倍率、増減量等の変動量の集合をサイズデータとしても良い。その場合、基本データサイズデータに含まれる変動量に基づいて基本データの区間長か実際に用いられる修正値を算出する処理が縫製時に予め必要となる。
本実発明に係る差動送りミシンの斜視図である。 本実発明に係る差動送りミシンの上送り機構部周囲の拡大図である。 本実発明に係る差動送りミシンの要部構成を示すブロック図である。 本発明に係る差動送りミシンにおける内部記憶装置および外部記憶装置の記憶領域の概要を示す説明図である。 本実発明に係る差動送りミシンにおける編集画面の一例を示す説明図である。 本実発明に係る差動送りミシンにおける編集画面の一例を示す説明図である。 本実発明に係る差動送りミシンにおける編集画面の一例を示す説明図である。 本実発明に係る差動送りミシンにおける編集画面の一例を示す説明図である。 本実発明に係る差動送りミシンにおける編集画面の一例を示す説明図である。 本実発明に係る差動送りミシンにおける縫製パターンデータの記録に関する処理動作の全体の概要を示すフローチャートである。 従来の差動送りミシンにおけるグレーディングを説明するための説明図である。
符号の説明
1 差動送りミシン
2 縫製駆動部
5 サイズデータ入力キー
10 制御部
10a MPU
10b ROM
10c RAM
10d EEPROM
11 ミシンモータ
11a、12a、13a、14a 駆動回路
12 下送りモータ
13 上送りモータ
14 糸張力ソレノイド
15 ミシン起動ペダル
16 ステップ切替えスイッチ
17 外部記憶装置
18 操作パネル
31、32、33、34、35、36、37、38 区間図形
41a、41b 変動量設定キー
42 規格変換キー
43 婦人キー
44 国別キー
110 針棒
111 ミシン針
120 下送りベルト
130 上送りベルト

Claims (5)

  1. 上送り装置と下送り装置により上布と下布のそれぞれの送り量に差を設けて縫製を行う差動送りミシンであって、
    いせ込み縫いの動作を行う縫製手段と、
    いせ込み縫いを行うための各種のパラメータが設定された基本データおよび、前記基本データの所定のパラメータについて衣類のサイズを段階的に定めた規格サイズに対応するように修正された値または修正するための変動量からなる前記規格サイズごとのサイズデータとを記憶する記憶手段と、
    前記段階的な規格サイズごとのサイズデータの設定を行うサイズデータ入力手段と、
    前記規格サイズを選択する選択手段と、
    前記基本データと選択された規格サイズに対応する前記サイズデータとに基いて縫製動作の制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする差動送りミシン。
  2. 前記記憶手段は内蔵型の内部記憶装置の他に着脱・交換可能な外部記憶装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の差動送りミシン。
  3. 前記内部記憶装置には前記基本データが記録され、前記外部記憶装置には前記サイズデータが記録されることを特徴とする請求項2に記載の差動送りミシン。
  4. 前記基本データと前記サイズデータとをそれぞれ前記内部記憶装置と前記外部記憶装置のいずれかに記憶させるように選択する記憶領域選択手段を有することを特徴とする請求項2に記載の差動送りミシン。
  5. 前記基本データは縫製時に切り替わる複数の縫製区間ごとにいせ込み量が設定されており、前記サイズデータ入力手段は、前記規格サイズごとの前記サイズデータに前記縫製区間ごとに所定のパラメータの前記修正値または変動量を設定可能とすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の差動送りミシン。
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