JP2006034046A - 排熱回収装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排熱回収装置1は、p型半導体素子ブロックとn型半導体素子ブロックとを電気的に接続した熱電素子を含む熱電モジュール4を有する。p型半導体素子ブロックは、熱伝導率κ1、電気伝導率σ1である第1の熱電材料と、熱伝導率κa及び電気伝導率σaが(κa<κ1)、かつ、(κa/κ1)<(σa/σ1)を満たす第1の添加材料とを一体的に焼結してなる。また、n型半導体素子ブロックは、熱伝導率κ2、電気伝導率σ2である第2の熱電材料と、熱伝導率κb及び電気伝導率σbが(κb<κ2)、かつ、(κb/κ2)<(σb/σ2)を満たす第2の添加材料とを一体的に焼結してなる。
【選択図】図1
Description
そのため、従来より、排気ガスの熱エネルギーを積極的に利用して全体のエネルギー効率を高めるための排熱回収装置が提案されている。このような排熱回収装置としては、例えば、いわゆるゼーベック効果を奏する熱電素子を用いて、排気ガスが有する熱量から電力を発生(熱電変換)するように構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
上記排気ガスを流通させる排気管部と、
p型半導体素子ブロックとn型半導体素子ブロックとを電気的に接続した熱電素子を含み、上記各半導体素子ブロックの高温側端部を上記排気管部内の上記排気ガスと熱的に接続した熱電モジュールと、
該熱電モジュールにおける上記各半導体素子ブロックの低温側端部と熱的に接続された低温側熱交換部とを有してなり、
上記p型半導体素子ブロックは、熱伝導率κ1、電気伝導率σ1である第1の熱電材料と、熱伝導率κa及び電気伝導率σaが(κa<κ1)、かつ、(κa/κ1)<(σa/σ1)を満たす第1の添加材料とを一体的に焼結してなり、
上記n型半導体素子ブロックは、熱伝導率κ2、電気伝導率σ2である第2の熱電材料と、熱伝導率κb及び電気伝導率σbが(κb<κ2)、かつ、(κb/κ2)<(σb/σ2)を満たす第2の添加材料とを一体的に焼結してなることを特徴とする排熱回収装置にある(請求項1)。
ここで、上記p型半導体素子ブロックは、熱伝導率κ1、電気伝導率σ1である上記第1の熱電材料と、熱伝導率κa及び電気伝導率σaが(κa<κ1)、かつ、(κa/κ1)<(σa/σ1)を満たす第1の添加材料とを一体的に焼結してなる。また上記n型半導体素子ブロックは、熱伝導率κ2、電気伝導率σ2である上記第2の熱電材料と、熱伝導率κb及び電気伝導率σbが(κb<κ2)、かつ、(κb/κ2)<(σb/σ2)を満たす第2の添加材料とを一体的に焼結してなる。
ダイヤモンドやグラファイト等と同じ炭素同素体であるフラーレンは、熱伝導率が高いという特徴を有する材料である。例えば、PbTe、SiGe等の熱電材料と比べて、フラーレンでは、電気伝導率σに対して、熱伝導率κが格段に低減されている。そのため、各熱電材料にフラーレンを添加して形成した各半導体素子ブロックでは、電気伝導率σをある程度維持しながら、熱伝導率κを効果的に抑えることができる。それ故、フラーレンを添加して焼結した各半導体素子ブロックは、性能指数Zが大きくなり、これら半導体素子ブロックを用いて構成した熱電素子は、熱電変換効率に優れたものとなる。
C60フラーレンは、熱伝導率が低いという特徴を有するため、本発明に用いるフラーレンとして特に有効である。
この場合には、上記フラーレンを均一性高くナノ分散させることで電気伝導率の減少を抑制でき、本発明の作用効果を一層、高めることができる。一方、上記フラーレンの平均粒径が、100nmを超えると、電気伝導率の減少が大きくなるおそれがある。
これらの熱電材料は、高い性能指数Zを有するものである。そして、これらの熱電材料に上記第1の添加材料あるいは上記第2の添加材料を添加して焼結すれば、性能指数Zをさらに向上した半導体素子ブロックを得ることができる。そして、これらの半導体素子ブロックを組み合わせれば、熱電変換効率に優れた熱電素子を得る。
この場合には、上記各半導体素子ブロック中の上記各添加材料の含有比率を適切にすることで、これらの半導体素子ブロックを組み合わせた熱電素子の熱電変換性能を高くすることができる。一方、各添加材料の含有比率が5重量%を超えると、熱伝導率の低減効果が飽和するおそれがある。また、各添加材料の含有比率が1重量%未満であると、添加材料を添加することで性能指数Zを改善するという作用効果が十分に得られないおそれがある。
この場合の上記排気管部と上記高温側熱交換部とは一体成形したものを用いてもよいし、排気管部の内面に別体構造の高温側熱交換部を配設して構成してもよい。
上記熱伝導マットとしては、熱伝導率が5W/mK以上のものを用いることが好ましい。熱伝導率が1W/mK未満の場合には、熱電モジュールの熱的性能を十分に発揮することができない。また、上記熱伝導マットは、上記熱応力を緩和する効果を発揮するために、弾性係数が上記熱電素子及び上記排気管部よりも十分に小さいことが好ましい。このような特性を有する熱伝導マットとしては、例えば、Agを用いてこれを薄いAgのフィルムに直径0.001〜0.01mmのAgのフィラメントを1cm2あたり数十万本生やした構造に構成したAgマット、その他の様々なマットを用いることができる。
この場合には、熱電素子の特性をより効率よく発揮させることができ、排熱回収の効率を高めることができる。
この場合には、排気ガスの温度が上流側ほど高いという温度傾向に対応して、各熱電素子の構成を変化させたものとすることができる。それ故、さらに排熱回収の効率を高めることができる。
この場合には、高温素子をなす上記各半導体素子ブロック中の上記各添加材料の含有比率を高くすることにより、高温素子両端の温度差を大きくできるため、高温素子の出力を大きくできるという作用効果を得る。なお、上記低温素子をなす上記各半導体素子ブロック中の上記各添加材料の含有比率を1重量%未満とすることもできる。
上記のように構成された熱電モジュールの場合には、上記断熱材により、上記高温側端部と上記低温側端部との間の空気の対流を防止できる。それ故、上記高温側端部と上記低温側端部との温度差を高く維持して、排ガスの熱量の回収効率を一層高めることができる。なお、上記断熱部材としては、例えば、シリカアルミナ系ファイバー、その他の様々な材料のものを用いることができる。
この場合には、上記排気管部内の排気ガスの熱量を、上記熱電素子に効率良く伝達し得る構造を実現できる。そのため、上記内燃機関の排熱回収装置は、エネルギー回収効率に優れたものとなる。
上記上手熱電モジュールの上記熱電素子を構成する上記各半導体素子ブロック中の上記第1あるいは第2の添加材料の含有比率Vuと、上記下手熱電モジュールの上記熱電素子を構成する上記各半導体素子ブロック中の上記第1あるいは第2の添加材料の含有比率Vdとは、(Vu<Vd)の関係を満たすことが好ましい(請求項14)。
なお、上記上手熱電モジュールにおける上記各半導体素子ブロック中の上記各添加材料の含有比率を1重量%未満とすることもできる。この場合には、上記の作用効果を一層、高めることができる。
上記上手熱電モジュールの上記熱電素子を構成する上記各半導体素子ブロック中の上記第1あるいは第2の添加材料の含有比率Vuと、上記下手熱電モジュールの上記熱電素子を構成する上記各半導体素子ブロック中の上記第1あるいは第2の添加材料の含有比率Vdとは、(Vu<Vd)の関係を満たすことが好ましい(請求項15)。
本発明の実施例に係る排熱回収装置1につき、図1〜図9を用いて説明する。
本例の排熱回収装置1は、図1〜図3に示すごとく、内燃機関3の排気ガスを通す排気経路11に熱電モジュール4を設けたものである。
この排熱回収装置1は、排気ガスを流通させる排気管部115と、p型半導体素子ブロック401とn型半導体素子ブロック402とを電気的に接続した熱電素子40を含み、上記各半導体素子ブロック401、402の高温側端部41を排気管部115内の排気ガスと熱的に接続した熱電モジュール4と、該熱電モジュール4における各半導体素子ブロック401、402の低温側端部42と熱的に接続された低温側熱交換部135とを有してなる。
以下に、この内容について詳しく説明する。
本例のp型半導体素子ブロック401を形成した上記第1の熱電材料401mは、ZnSbである。そして、このp型半導体素子ブロック401は、第1の熱電材料401mであるZnSbと、第1の添加材料401sであるフラーレンC60とを一体的に焼結したものである。
このように、本例では、第1の添加材料401s、第2の添加材料402sとして、共に、フラーレンC60を採用している。これに代えて、第1の添加材料401s、第2の添加材料402sとして、異なる材料を採用することもできる。
そして、上記熱電素子40(図2)は、相互に対面して配置した熱交換ブロック113と冷却ブロック135との間隙に、上記のn型半導体素子ブロック402と、同様の手順により作製したp型半導体素子ブロック401とを並設したものである。
なお、フラーレンC60を添加したp型半導体素子ブロック401についても、フラーレンC60を添加してない半導体素子ブロックとの対比において、n型半導体素子ブロック402の場合と同様の結果を得ている。
なお、上記添加材料401s、402sとしては、本例のフラーレンC60に代えて、C70、C76、C78、C82、C84、C90、C94、C96等を用いることも有効である。
本例は、実施例1の排熱回収装置を基にして、熱交換ユニットの構成を変更した例である。この内容について、図10〜図13を用いて説明する。
本例の熱交換ユニット10は、図10及び図11に示すごとく、断面六角形状を呈し、内周側に排気管部115を形成した熱交換パイプ113と、該熱交換パイプ113の外表面である放熱面113bに高温側端部41を対面させた熱電素子40を含む熱電モジュール4と、熱電素子40の低温側端部42に設けた低温側熱交換部7とを有する。
そして、本例の上記熱電素子40は、図10に示すごとく、上記断面六角形状の熱交換パイプ113の外周を囲うようにリング状に配置されており、全体で六角柱状のリングを呈している。そして、この熱電素子40は、その周方向においてスリット49を設けて周方向6個に分割してある。
また、熱電素子40の低温側端部42の低温側電極45bも、上記高温側電極45aと同様に形成してある。そして、熱電素子40の低温側端部42には、この低温側電極45bを介して低温側熱交換部7を接合してある。
さらになお、図13に示すごとく、高温側熱交換部5は、様々な形状に形成することができる。同図(a)〜(h)に示すごとく、上述した各実施例に適用可能な排気管部115及びこれと一体的に設けられた高温側熱交換部5の形状の変形例を示したものである。なお、本例に列挙するもの以外の形状及び構造をとることも勿論可能である。また、これらは、例えば、ワイヤーカット等の加工により形成することができる。また、形状、材質によっては、押出成形を利用することも考えられる。また、排気管部115と高温側熱交換部5とを別体で構成することも可能である。
同図(b)に示すものは、断面八角形状の熱交換パイプ113の内面に、各角部から2枚1組のフィンを均等に中心に向けて伸ばした高温側熱交換部5を有するものである。
同図(c)に示すものは、断面八角形状の熱交換パイプ113の内面に、各角部から2枚1組のフィンを均等に中心に向けて伸ばし、かつ、同図に示すごとく、その長さの長い組と短い組とを交互に配置した高温側熱交換部5を有するものである。
同図(e)に示すものは、(c)に示すものを基礎として、さらに、各辺の中央部からそれぞれ1枚ずつのフィンを中心に向けて他よりも短い長さで伸ばした高温側熱交換部5を有するものである。
同図(f)に示すものは、(c)の場合と同じ構成であるが、すべてのフィンの厚みをより薄くした高温側熱交換部5を有するものである。この場合には、排気ガスが流通する際の圧損を低減することができる。
同図(h)に示すものは、(c)に示すものを基礎として、さらに、各辺の中央部からそれぞれ中央が最も長い7枚のフィンを中心に向けて伸ばした高温側熱交換部5を有するものである。
本例は、実施例2に基づいて、触媒装置2の下流側に熱電モジュール4bを追加した例である。この内容について、図14〜図16を用いて説明する。
本例の排熱回収装置1における熱電モジュール4は、上記触媒装置2の上流側に配置された上手熱電モジュール4aと、上記触媒装置2の下流側に配置された下手熱電モジュール4bとよりなる。ここで、上手熱電モジュール4aの熱電素子40aを構成する各半導体素子ブロック401a、402aにおける第1あるいは第2の添加材料の含有比率Vuと、下手熱電モジュール4bの熱電素子40bを構成する各半導体素子ブロック401b、402bにおける第1あるいは第2の添加材料の含有比率Vdとは、(Vu<Vd)の関係を満たしている。
一方、下手熱電モジュール4bに接続されたリード線414bは、レギュレータ17bを介して蓄電池170に接続してある。そして、下手熱電モジュール4bは、常時、発電モードで動作するようにしてある。
その他は実施例2と同様の作用効果が得られる。
実施例2の排熱回収装置を基にして、熱電モジュールの構成を変更した例である。この内容について、図17及び図18を用いて説明する。
本例の各熱電素子40は、図17に示すごとく、最大熱電効率が得られるピーク温度が異なる2つの分割熱電素子である高温素子481、482と低温素子491、492とを、そのピーク温度が低い方が熱交換パイプ113の径方向外方に位置するように積層した構造を有する。具体的には、熱交換パイプ113の外周面上に高温素子481、482を配設し、その外方に低温素子491、492を配設した。
本例では、高温素子481としてZnSbよりなるp型半導体素子ブロックを、高温素子482としてCoSbよりなるn型半導体素子ブロックを用いた。また、低温素子491としてBi2Te3よりなるp型半導体素子ブロックを、低温素子492としてBi2Te3よりなるn型半導体素子ブロックを用いた。
なお、その他の構成及び作用効果は、実施例2と同様である。
本例は、実施例4の排熱回収装置の熱電モジュールを基にして、熱電素子40における分割熱電素子の構成比を変化させた例である。この内容について、図19を用いて説明する。
すなわち、同図に示すごとく、排気ガスの温度Tを軸方向に表した場合、最も上流側のa部が最も高温であり、下流に行くに従って、排ガスの温度は低下してb部が中間の温度、c部が最も低い温度となる。
この場合に、実施例4のようにすべての熱電素子40の構造を同じにするよりも、本例のように熱電素子40における分割熱電素子の構成比を変化させた方が、効率を向上させることができる。
その他は、実施例4と同様の作用効果が得られる。
10 熱交換ユニット
113 熱交換ブロック、熱交換パイプ
135 冷却ブロック
3 内燃機関(エンジン)
4 熱電モジュール
40 熱電素子
401、481、491 p型半導体素子ブロック
401m 第1の熱電材料
401s 第1の添加材料
402、482、492 n型半導体素子ブロック
402m 第2の熱電材料
402s 第2の添加材料
45a 高温側電極
45b 低温側電極
Claims (15)
- 内燃機関の排気ガスを通す排気経路に熱電モジュールを設けた排熱回収装置であって、
上記排気ガスを流通させる排気管部と、
p型半導体素子ブロックとn型半導体素子ブロックとを電気的に接続した熱電素子を含み、上記各半導体素子ブロックの高温側端部を上記排気管部内の上記排気ガスと熱的に接続した熱電モジュールと、
該熱電モジュールにおける上記各半導体素子ブロックの低温側端部と熱的に接続された低温側熱交換部とを有してなり、
上記p型半導体素子ブロックは、熱伝導率κ1、電気伝導率σ1である第1の熱電材料と、熱伝導率κa及び電気伝導率σaが(κa<κ1)、かつ、(κa/κ1)<(σa/σ1)を満たす第1の添加材料とを一体的に焼結してなり、
上記n型半導体素子ブロックは、熱伝導率κ2、電気伝導率σ2である第2の熱電材料と、熱伝導率κb及び電気伝導率σbが(κb<κ2)、かつ、(κb/κ2)<(σb/σ2)を満たす第2の添加材料とを一体的に焼結してなることを特徴とする排熱回収装置。 - 請求項1において、上記第1の添加材料及び上記第2の添加材料は、フラーレンであることを特徴とする排熱回収装置。
- 請求項2において、100重量%の上記各添加材料は、99重量%以上のC60を含有することを特徴とする排熱回収装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、上記各添加材料は、粒子状を呈し、その平均粒子径が1分子径以上100nm以下であることを特徴とする排熱回収装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記第1の熱電材料は、PbTe、SiGe及びSiGe(GaP)のうちのいずれかであり、上記第2の熱電材料は、CoSb2.85Te0.15、SiGe、SiGe(GaP)及びPbTeのうちのいずれかであることを特徴とする排熱回収装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項において、100重量%の上記p型半導体素子ブロック又は上記n型半導体素子ブロックに対して、上記第1の添加材料あるいは上記第2の添加材料の含有比率が1重量%以上5重量%以下であることを特徴とする排熱回収装置。
- 請求項1〜6のいずれか1項において、上記熱電素子は、管状の上記排気管部の外表面に上記高温側端部が対面する状態で配置してあり、該高温側端部は、上記排気管部の内部に配置された上記高温側熱交換部と熱的に接続してあることを特徴とする排熱回収装置。
- 請求項7において、上記熱電素子の上記高温側端部と上記排気管部の外表面との間には、熱応力を緩和するための熱伝導マットを介設したことを特徴とする排熱回収装置。
- 請求項1〜8のいずれか1項において、上記熱電素子は、最大熱電効率が得られるピーク温度が異なる複数の分割熱電素子を積層してなり、ピーク温度が最も高い上記分割熱電素子である高温素子を上記排気管部側に近く配置してあることを特徴とする排熱回収装置。
- 請求項9において、上記熱電素子は、上記排気管部の長手方向に沿って複数配設されており、上記高温素子の厚みAと、上記ピーク温度が最も低い上記分割熱電素子である低温素子の厚みBとの比(A/B)が、上記排気管部の上流側ほど大きくなるよう上記各熱電素子を構成してあることを特徴とする排熱回収装置。
- 請求項9又は10において、上記高温素子である上記各半導体素子ブロック中の上記第1あるいは上記第2の添加材料の含有比率Vhと、上記低温素子である上記各半導体素子ブロック中の上記第1あるいは上記第2の添加材料の含有比率Vlとは、(Vh>Vl)の関係を満たすことを特徴とする排熱回収装置。
- 請求項1〜11のいずれか1項において、上記熱電素子は、n型半導体とp型半導体とを並列させてなると共に、両者の間には断熱材を介設してあることを特徴とする排熱回収装置。
- 請求項1〜12のいずれか1項において、上記熱電素子は、上記排気管部の外周を囲うように環状に形成してあることを特徴とする排熱回収装置。
- 請求項1〜13のいずれか1項において、上記排熱回収装置は、排気ガスを浄化する触媒装置を上記排気経路に配設してなり、上記熱電モジュールは、上記触媒装置の上流側に配置された上手熱電モジュールと下流側に配置された下手熱電モジュールとよりなり、
上記上手熱電モジュールの上記熱電素子を構成する上記各半導体素子ブロック中の上記第1あるいは上記第2の添加材料の含有比率Vuと、上記下手熱電モジュールの上記熱電素子を構成する上記各半導体素子ブロック中の上記第1あるいは上記第2の添加材料の含有比率Vdとは、(Vu<Vd)の関係を満たすことを特徴とする排熱回収装置。 - 請求項1〜13のいずれか1項において、上記排熱回収装置は、排気ガス中の酸素濃度を計測するための酸素センサを上記排気経路に配設してなり、上記熱電モジュールは、上記酸素センサの上流側に配置された上手熱電モジュールと下流側に配置された下手熱電モジュールとよりなり、
上記上手熱電モジュールの上記熱電素子を構成する上記各半導体素子ブロック中の上記第1あるいは上記第2の添加材料の含有比率Vuと、上記下手熱電モジュールの上記熱電素子を構成する上記各半導体素子ブロック中の上記第1あるいは上記第2の添加材料の含有比率Vdとは、(Vu<Vd)の関係を満たすことを特徴とする排熱回収装置。
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