JP2006009263A - 床板材及び床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 断熱性及び遮音性に優れた床板材を開発する。
【解決手段】 内部に中空部を有する中空板材の上面に、背面に多数のスリット溝を形成した木質板を積層する。木質板にスリット溝を設けることで、柔軟性が増し、衝撃や振動を吸収しやすくなり、下層の中空板材のクッション性との相乗効果により、遮音効果が向上する。また、中空板材は内部に中空部を有するので、断熱性にも優れたものとなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンクリートスラブなどの床本体に貼付する床板材、及び建築物の床の構造に関する。
例えば集合住宅などの床本体(コンクリートスラブなど)に貼付する床板材としては、騒音が階下に伝わりにくいための遮音性、冷暖房が効率よく行えるような断熱性が求められる。下記の特許文献1には、遮音性及び断熱性に配慮した床板材が開示されている。この床板材は、板面に平行して多数の孔を並設したプラスチック板の片面に板材を接着したものである。
実開昭60−26831号公報
上記従来の床板材は、断熱性には優れるものの、遮音性は満足できるものではなかった。本発明は、上記従来の床板材の遮音性を向上させることを課題としてなされたものである。
本発明は、内部に中空部を有する中空板材の上面に、背面に多数のスリット溝を形成した木質板を積層したことを特徴とする床板材である。
また本発明は、床本体の上に、内部に中空部を有する中空板材を設け、更にその上に背面に多数のスリット溝を形成した木質板を設けたことを特徴とする床構造である。
木質板にスリット溝を設けることで、柔軟性が増し、衝撃や振動を吸収しやすくなり、下層の中空板材のクッション性との相乗効果により、遮音効果が向上する。スリット溝の平均間隔は20mm以下とするのが良く、更に好ましくは15mm以下である。スリット溝の深さ(t)は、木質板の厚さ(T)に対して、
T−t=2.5〜4mm
とするのがよい。T−tが2.5mmよりも小さいと木質板の強度が著しく低下し、取り扱いが不便となり、4mmよりも大きいと遮音効果が低下する。
本発明の床板材は、断熱性及び遮音性に優れるので、これをコンクリートスラブなどの床本体に直に貼付しても、冷暖房の効率が良く、また階下に騒音が伝わりにくく、快適な住環境を実現できる。
本発明の床構造は、二重床構造ではなく直貼り構造でありながら、冷暖房の効率が良く、また階下に騒音が伝わりにくく、低コスト・短工期で施工することができる。
本発明において、木質板は、合板、パーティクル板(木材を砕いたものをバインダーで固めて成形した板)又はこれらの組み合わせで、例えば、表面に化粧合板を積層したいわゆるフローリング板とすることができる。
本発明において、中空板材は、その板面と平行に複数の貫通する中空部を並設したもの、又はハニカム状板材とすることができる。また中空板材は、例えば材質をポリプロピレンなどのプラスチック製とすることができる。これらの中空材は、内部の中空部により断熱性に優れ、適度のクッション性があって衝撃や振動を吸収する。また、従来普通に用いられている発泡シートのようなクッション材を併用することによって格段の遮音性を確保できる。中空部の厚さは1〜15mmが好適であり、1mmよりも薄いと断熱性、クッション性が乏しくなり、15mmよりも厚いと空気の対流が生じて断熱性が悪化する。
本発明において、木質板と中空板材とは直接接着してもよいし、間に他の板材(クッションシートや合板)を介して積層してもよい。また、中空板材の下面にクッションシートを貼付してもよい。中空板材の下面にクッションシートを設けると、コンクリートスラブなどの床本体表面に多少の凹凸が存在しても、クッションシートがこれを吸収し、施工能率がよくなり、仕上がりもきれいになる。クッションシートは、荷重がかかったときの床の沈み込みを防ぐために、厚さ4mm以下とするのがよい。
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は実施例の床板材1の斜視図、図2は床板材1の長さ方向縦断面図、図3は実施例の床板材1’の長さ方向縦断面図、図4は実施例の床板材1”の長さ方向縦断面図、図5は実施例の床構造の断面図、図6は中空板材10の一部切欠斜視図である。
図1に示す実施例の床板材1は、中空板材2の上面に木質板3を接着して積層した直貼り用のフローリング材で、大きさは例えば145mm×909mmとすることができる。中空板材2は、ポリプロピレン製で、押出成形により一体成形され、長さ方向に貫通する多数の中空部4が、板面と平行に並設されている。厚さは10mmである。木質板3は上面に木目を施した合板で、下面に、幅方向のスリット溝5が平均間隔13mmで設けられている。また、幅方向及び長さ方向の端面には接合凸部6及び接合凹部7が設けられている。木質板3の厚さは12mm、スリット溝の深さは9mm、幅は1mmである。
表1、表2は、実施例の床板材1と、スリット溝を有しない他は床板材1と同じ構成の比較例の遮音性能を比較したものである。遮音性能の測定は、JIS−A−1440に準拠し、建設省告示第1654号8−1(3)のロ2fに記載されている実験室で測定した。表1はLL値(主に通常の生活音を基準とした軽量衝撃音で、実験室に設置したタッピングマシーンで発生させた衝撃音を階下の受音室で測定した値)に関し、実施例は比較例に比べて、特に中心周波数250Hz、500Hz、1000HZにおいて、著しく優れた遮音性能を示している。表2はLH値(子供の走り回る音、物を落としたときに生じる音など、特別な行動によって生じる重量衝撃音で、実験室に設置したバングマシーンで発生させた衝撃音を階下の受音室で測定した値)に関し、実施例は比較例に比べてやや優れた遮音性能を示している。
Figure 2006009263
Figure 2006009263
図3に示す実施例の床板材1’は、前記の床板材1の中空板材2の下面に厚さ2mmのクッションシート8(発泡プラスチック製)を貼付したものである。クッションシートを貼付することで、コンクリートスラブなどの床本体表面に多少の凹凸が存在しても、クッションシートがこれを吸収し、施工能率がよくなり、仕上がりもきれいになる。また、断熱性能が向上する上に、クッションシートが床に発生する衝撃や振動を吸収するので、遮音性能もさらに向上する。
図4に示す実施例の床板材1”は、前記の床板材1’の木質板3と中空板材2の間に厚さ2mmのクッションシート14(発泡プラスチック製)を設けたものである。木質板3と中空板材2の間にクッション材を設けると、木質材3のスリット溝5による柔軟性が向上し、衝撃や振動をさらに吸収しやすくなり、遮音効果が向上する。
図5に示す床構造は、床本体9(コンクリートスラブ)の上に厚さ2mmのクッションシート8、中空板材2、木質板3を順次接着して積層したものである。この床構造は、床本体9の上に前記の床板材1’を貼付することで容易に施工できるが、クッションシート8、中空板材2、木質板3を別々に施工することも可能である。
図5の中空板材10は、前記中空板材2とは構成の異なる中空板材の例である。中空板材10は、いわゆるハニカム状板材で、格子状のコア12を上下から薄板11でサンドイッチしたものである。コア12に形成される中空部13の平面形状は、この場合は四角形であるが、六角形など他の形状でもよい。また、本発明におけるハニカム状板材は、上側、下側又は上下双方の薄板が無いものも含まれる。
実施例の床板材1の斜視図である。 床板材1の長さ方向縦断面図である。 実施例の床板材1’の長さ方向縦断面図である。 実施例の床板材1”の長さ方向縦断面図である。 実施例の床構造の断面図である。 中空板材10の一部切欠斜視図である。
符号の説明
1 床板材
2 中空板材
3 木質板
4 中空部
5 スリット溝
6 接合凸部
7 接合凹部
8 クッションシート
9 床本体
10 中空板材
11 薄板
12 コア
13 中空部
14 クッションシート

Claims (4)

  1. 内部に中空部を有する中空板材の上面に、背面に多数のスリット溝を形成した木質板を積層したことを特徴とする床板材。
  2. 前記中空板材が、その板面と平行に複数の貫通する中空部を並設したもの、又はハニカム状板材である請求項1の床板材。
  3. 床本体の上に、内部に中空部を有する中空板材を設け、更にその上に背面に多数のスリット溝を形成した木質板を設けたことを特徴とする床構造。
  4. 前記中空板材が、その板面と平行に複数の貫通する中空部を並設したもの、又はハニカム状板材である請求項1の床構造。
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