JP2006007989A - トランスファ及びトランスファの制御方法 - Google Patents
トランスファ及びトランスファの制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006007989A JP2006007989A JP2004188803A JP2004188803A JP2006007989A JP 2006007989 A JP2006007989 A JP 2006007989A JP 2004188803 A JP2004188803 A JP 2004188803A JP 2004188803 A JP2004188803 A JP 2004188803A JP 2006007989 A JP2006007989 A JP 2006007989A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- axial
- contact position
- contact
- region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】 モータ32の回転力をねじりばね41を通じて回転軸31に伝達するアクチュエータ30と、動力装置の動力により回転し軸力により直線移動するスリーブ16の軸方向において、スリーブ16が高速ギア18と嵌合する高速領域、スリーブ16が低速ギア19と嵌合する低速領域、並びに高速領域と低速領域との間の中立領域が設定され、回転軸31から伝達される回転力を軸力に変換してスリーブの軸方向位置をシフトするシフト機構10と、回転力の伝達経路上のねじりばね41よりもシフト機構10側で回転軸31の回転位置を検出する回転位置センサ60と、回転位置センサ60により検出された回転軸31の回転位置に基づいてスリーブ16の軸方向位置を判定する判定手段80とを設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明の目的は、軸方向位置のシフト中にあるスリーブが中立領域に停留したときにその停留理由を判別可能なトランスファ及びそれの制御方法を提供することにある。
尚、「ねじりばね」とは、回転力によりねじりモーメントを受けて復原力を発生させるばねを意味する。
トランスファを構成する機構のロックによりスリーブが中立領域に停留する場合、その停留位置は殆どの場合において中間領域内となる。そこで請求項4,6に記載の発明によると、スリーブ位置のシフト中にスリーブが中間領域に設定時間以上停留したとき、モータを制御して回転力の方向を逆にする。このように回転力の方向を逆にすることで、シフト方向とは逆方向にスリーブ位置をシフトさせ、スリーブを高速ギア又は低速ギアに嵌合させることができる。したがって、中立領域のうち中間領域にスリーブが長時間放置されることを防止できる。
図2に示すように、本発明の一実施形態によるトランスファ1は車両に搭載される。トランスファ1の動力ギア14には、クラッチ2及び主変速機3を介して内燃機関又は電気モータ等の動力装置4の動力が伝達される。動力ギア14に伝達された動力は、トランスファ1において動力ギア14と共にスリーブ16に選択的に嵌合するギア18,19を通じて、プロペラシャフト5、ディファレンシャルギア6及びドライブシャフト7へと順次伝達される。
尚、車両のクラッチ2は、車両のユーザがクラッチペダル等の操作により断続可能であり、車両の主変速機3は、手動変速機、有段自動変速機及び無段自動変速機のうちいずれであってもよい。
シフト機構10は、アクチュエータ30から伝達される回転力をスリーブ16の軸力に変換してスリーブ16の軸方向位置をシフトする。具体的にシフト機構10は、ギア部12及び変換部20を備えている。
図1、図5及び図6に示すようにスリーブ16は、高速領域Hと低速領域Lとの間の中立領域Nに移動したとき、動力ギア14のみとスプライン嵌合する。このとき、動力装置4の動力はドライブシャフト7に伝達されない。
モータ32は、ケーシング34、図示しないステータコイル及びモータ軸35を有する電動モータである。ケーシング34はハウジング33内に固定され、ステータコイルを内部に保持している。モータ軸35は、ケーシング34によって正逆回転可能に支持されている。モータ32は、制御回路80からステータコイルへの通電状況に応じた方向の回転力を発生してモータ軸35から出力する。
ユーザによって選択される駆動モードが高速モードから低速モードへ切り替えられたとき制御回路80は、図7の反時計方向(以下、正転方向という)のモータ回転力を発生するようにモータ32を制御する。これにより、モータ回転力が減速機構40及び回転軸31を通じて入力軸22に伝達されるため、ドラムカム24が回転しフォークシャフト26がカム溝25との係合箇所を高速領域25aから変化させる。その結果、高速領域Hの高速モード位置HMから低速領域L側に向かってスリーブ16が直線移動する。即ち、スリーブ16の軸方向位置が高速モード位置HMから低速領域L側へとシフトする。このように低速領域L側に向かうスリーブ16は、まず中立領域Nで高速ギア18との嵌合を解除され、動力ギア14のみと嵌合する。その後にスリーブ16は、低速領域Lに移動して動力ギア14と共に低速ギア19と嵌合し、低速モード位置LMに到達する。
そこで本実施形態の制御回路80は、高速領域H側へのシフト中にあるスリーブ16の軸方向位置が中立領域Nの高速領域側端NHに至ったと判定すると、設定時間T1が経過するまで、逆転方向のモータ回転力を発生するようにモータ32を制御しつつスリーブ16の軸方向位置がシフトするのを待つ。設定時間T1内にスリーブ16の軸方向位置が高速領域H側へとシフトした場合に制御回路80は、スリーブ16の軸方向位置が高速領域Hの高速モード位置HMとなるまで、逆転方向のモータ回転力を発生するための制御を継続する。一方、スリーブ16の軸方向位置が高速領域側端NHに設定時間T1以上拘束された場合に制御回路80は、スリーブ16の軸方向位置が低速領域Lの低速モード位置LMとなるまで、正転方向のモータ回転力を発生するようにモータ32を制御する。
このように本実施形態では、制御回路80が判定手段及び制御手段に相当し、中立領域Nの高速領域側端NHが第一当接位置に相当し、中立領域Nの低速領域側端NLが第二当接位置に相当している。
また、上述の実施形態では、クラッチ2を介して動力装置4の動力をスリーブ16に伝達するようにしているが、クラッチ2を介さないで動力をスリーブ16に伝達するようにしてもよい。
またさらに上述の実施形態では、ドラムカム24及びそれに係合するフォークシャフト26を用いたカム機構によりシフト機構10の変換部20を構成している。これに対し、ラックアンドピニオン機構やウォーム機構、ボールねじ機構、スライダ−クランク機構等、回転力を軸力に変換可能な公知の機構によって変換部20を構成してもよい。
Claims (8)
- モータの回転力をねじりばねを通じて回転軸に伝達するアクチュエータと、
動力装置の動力により回転し軸力により直線移動するスリーブの軸方向において、前記スリーブが高速ギアと嵌合する高速領域、前記スリーブが低速ギアと嵌合する低速領域、並びに前記高速領域と前記低速領域との間の中立領域が設定されており、前記回転軸から伝達される前記回転力を前記軸力に変換して前記スリーブの軸方向位置をシフトするシフト機構と、
前記回転力の伝達経路上の前記ねじりばねよりも前記シフト機構側において前記回転軸の回転位置を検出する回転位置センサと、
前記回転位置センサにより検出された前記回転位置に基づいて前記軸方向位置を判定する判定手段と、
を備えることを特徴とするトランスファ。 - 前記動力がクラッチを介して前記スリーブに伝達されることを特徴とする請求項1に記載のトランスファ。
- 前記判定手段により判定された前記軸方向位置に基づいて前記モータを制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスファ。
- 前記中立領域は、前記スリーブと前記高速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第一当接位置、前記スリーブと前記低速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第二当接位置、並びに前記第一当接位置と前記第二当接位置との間の中間領域に分けられており、
前記軸方向位置のシフト中に前記スリーブが前記中間領域に設定時間以上停留したとき、前記制御手段は前記モータを制御して前記回転力の方向を逆にすることを特徴とする請求項3に記載のトランスファ。 - 前記中立領域は、前記スリーブと前記高速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第一当接位置、前記スリーブと前記低速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第二当接位置、並びに前記第一当接位置と前記第二当接位置との間の中間領域に分けられており、
前記軸方向位置のシフト中に前記スリーブが前記第一当接位置又は前記第二当接位置に設定時間以上停留したとき、前記制御手段は前記モータを制御して前記回転力の方向を逆にすることを特徴とする請求項3又は4に記載のトランスファ。 - 請求項3に記載のトランスファを制御する方法であって、
前記中立領域は、前記スリーブと前記高速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第一当接位置、前記スリーブと前記低速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第二当接位置、並びに前記第一当接位置と前記第二当接位置との間の中間領域に分けられており、
前記軸方向位置のシフト中に前記スリーブが前記中間領域に設定時間以上停留したとき、前記制御手段により前記モータを制御して前記回転力の方向を逆にすることを特徴とするトランスファの制御方法。 - 前記軸方向位置のシフト中に前記スリーブが前記第一当接位置又は前記第二当接位置に設定時間以上停留したとき、前記制御手段により前記モータを制御して前記回転力の方向を逆にすることを特徴とする請求項6に記載のトランスファの制御方法。
- 請求項3に記載のトランスファを制御する方法であって、
前記中立領域は、前記スリーブと前記高速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第一当接位置、前記スリーブと前記低速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第二当接位置、並びに前記第一当接位置と前記第二当接位置との間の中間領域に分けられており、
前記軸方向位置のシフト中に前記スリーブが前記第一当接位置又は前記第二当接位置に設定時間以上停留したとき、前記制御手段により前記モータを制御して前記回転力の方向を逆にすることを特徴とするトランスファの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004188803A JP2006007989A (ja) | 2004-06-25 | 2004-06-25 | トランスファ及びトランスファの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004188803A JP2006007989A (ja) | 2004-06-25 | 2004-06-25 | トランスファ及びトランスファの制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006007989A true JP2006007989A (ja) | 2006-01-12 |
Family
ID=35775696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004188803A Pending JP2006007989A (ja) | 2004-06-25 | 2004-06-25 | トランスファ及びトランスファの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006007989A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012127655A1 (ja) * | 2011-03-23 | 2012-09-27 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用駆動装置 |
DE112011100468T5 (de) | 2011-03-23 | 2013-01-24 | Toyota Jidosha K.K. | Fahrzeugantriebsvorrichtung |
KR101666135B1 (ko) * | 2015-06-30 | 2016-10-13 | 현대위아(주) | 2wd 또는 4wd 전환을 위한 전자식 구동력 분배장치 |
KR101784116B1 (ko) * | 2016-12-19 | 2017-10-27 | 주식회사 퓨트로닉 | 마그네틱 센싱 방식의 파워 트랜스퍼 유닛 디스커넥트 액추에이터 |
-
2004
- 2004-06-25 JP JP2004188803A patent/JP2006007989A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012127655A1 (ja) * | 2011-03-23 | 2012-09-27 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用駆動装置 |
DE112011100468T5 (de) | 2011-03-23 | 2013-01-24 | Toyota Jidosha K.K. | Fahrzeugantriebsvorrichtung |
US8740745B2 (en) | 2011-03-23 | 2014-06-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle drive device |
US8960034B2 (en) | 2011-03-23 | 2015-02-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle drive device |
DE112011100468B4 (de) * | 2011-03-23 | 2017-03-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrzeugantriebsvorrichtung |
DE112011105069B4 (de) | 2011-03-23 | 2019-04-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrzeugantriebsvorrichtung |
KR101666135B1 (ko) * | 2015-06-30 | 2016-10-13 | 현대위아(주) | 2wd 또는 4wd 전환을 위한 전자식 구동력 분배장치 |
KR101784116B1 (ko) * | 2016-12-19 | 2017-10-27 | 주식회사 퓨트로닉 | 마그네틱 센싱 방식의 파워 트랜스퍼 유닛 디스커넥트 액추에이터 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4302039B2 (ja) | モータ制御装置 | |
US7836787B2 (en) | Shift system for boat propulsion unit | |
US8708124B2 (en) | Parking lock apparatus for transmission | |
JP2009177965A (ja) | モータ制御装置 | |
CN110121606B (zh) | 动力传递控制装置 | |
JP2010286083A (ja) | 電動アクチュエータ | |
JP2000291796A (ja) | 車両用変速機の自動シフト装置 | |
JP2000035127A (ja) | 同期かみあい式歯車変速機における電動式セレクト・シフト装置 | |
JP2006007989A (ja) | トランスファ及びトランスファの制御方法 | |
JP2009162268A (ja) | シフトレンジ切替装置 | |
JP5114934B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP2014173606A (ja) | レンジ切換装置 | |
WO2009119819A1 (ja) | レンジ切換え装置 | |
JP2001071782A (ja) | 駆動切替装置用アクチュエータ | |
JP5829736B2 (ja) | 電動アクチュエータ | |
WO2011096066A1 (ja) | 車両用平行軸式変速機のシフトセレクト操作位置検出装置 | |
JP2011247304A (ja) | レンジ切換制御装置 | |
JP2022023653A (ja) | 変速機の制御装置、および変速機の制御方法 | |
JP2004044520A (ja) | クラッチ機構 | |
JP6634817B2 (ja) | 切替制御装置 | |
JP2001099317A (ja) | 自動車用変速機 | |
JP5239681B2 (ja) | 車両の駆動装置 | |
JP6676886B2 (ja) | 変速機 | |
JP2020162215A (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP2006348891A (ja) | 内燃機関の始動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060425 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20090226 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090318 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20090706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |