JP2006007989A - トランスファ及びトランスファの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軸方向位置のシフト中にあるスリーブが中立領域に停留したときその停留理由を判別可能なトランスファを提供する。
【解決手段】 モータ32の回転力をねじりばね41を通じて回転軸31に伝達するアクチュエータ30と、動力装置の動力により回転し軸力により直線移動するスリーブ16の軸方向において、スリーブ16が高速ギア18と嵌合する高速領域、スリーブ16が低速ギア19と嵌合する低速領域、並びに高速領域と低速領域との間の中立領域が設定され、回転軸31から伝達される回転力を軸力に変換してスリーブの軸方向位置をシフトするシフト機構10と、回転力の伝達経路上のねじりばね41よりもシフト機構10側で回転軸31の回転位置を検出する回転位置センサ60と、回転位置センサ60により検出された回転軸31の回転位置に基づいてスリーブ16の軸方向位置を判定する判定手段80とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用のトランスファ及びそれの制御方法に関する。
内燃機関又は電気モータ等の動力装置の動力により回転するスリーブの軸方向位置をシフトするシフト機構によって当該スリーブを高速ギア又は低速ギアに嵌合させるようにしたトランスファが公知である(例えば特許文献1参照)。従来、トランスファでは、モータにより発生させた回転力をシフト機構によりスリーブの軸力に変換することで、スリーブの軸方向位置を迅速にシフトするようにしている。
こうしたトランスファでは、通常、スリーブが高速ギアと嵌合する高速領域と低速ギアと嵌合する低速領域との間に、中立領域が設定されている。この中立領域では、スリーブが高速ギア及び低速ギアの双方から外れるため、動力装置の動力が高速ギア及び低速ギアのいずれにも伝達されなくなる。そのため、スリーブの軸方向位置を高速領域及び低速領域の一方から他方へ向かってシフトする際には、中立領域に移動したスリーブと移動先の高速ギア又は低速ギアとが軸方向の端部同士で当接し、嵌合しないことがある。この場合、スリーブが中立領域に停留し、高速ギア及び低速ギアへの動力伝達が行われなくなるため、停留時間が長くなった場合には車両の停止を招く。そこで、特許文献1に開示のトランスファでは、スリーブの軸方向位置に対応するモータの回転位置を検出し、その検出結果に基づいてスリーブが中立領域にあるか否かを判定することで、中立領域にスリーブが長時間停留することを回避するようにしている。
特開2001−280491号公報
シフト中のスリーブが中立領域に停留するのは、上述のようにスリーブが高速ギア又は低速ギアと当接した場合だけではない。例えば、トランスファを構成するギア機構等の機構がロックした場合にも、スリーブが中立領域に停留する。高速ギア又は低速ギアとの当接によるスリーブの停留は、その当接前と同一方向にモータを回転させ続けることによりスリーブの回転に伴って容易に解消され得るが、機構のロックによるスリーブの停留は、モータ回転を同一方向に継続させることによっては解消され難い。したがって、スリーブの停留理由を判別し、停留理由に応じてモータを作動させることが重要である。尚、中立領域において、高速ギア又は低速ギアとの当接によりスリーブが停留するときの軸方向位置と、機構のロックによりスリーブが停留するときの軸方向位置とは殆ど重なることがないので、スリーブの軸方向位置を知ることによりスリーブの停留理由を判別できる。
ところが、特許文献1に開示のトランスファでは、モータにより発生させた回転力の伝達経路上のねじりばねよりもモータ側において、即ちねじりばねを挟んでシフト機構とは反対側においてモータの回転位置を検出している。そのため、軸方向位置のシフト中にあるスリーブが中立領域に停留すると、ねじりばねを巻き上げつつモータが回転するため、検出されるモータの回転位置はスリーブの軸方向位置と正確に対応しなくなる。したがって、スリーブの停留が高速ギア又は低速ギアとの当接によるものなのか、機構のロックによるものなのかを判別できない。
本発明の目的は、軸方向位置のシフト中にあるスリーブが中立領域に停留したときにその停留理由を判別可能なトランスファ及びそれの制御方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、モータの回転力をねじりばねを通じて回転軸に伝達するアクチュエータと、回転軸からの伝達回転力を軸力に変換してスリーブの軸方向位置(以下、スリーブ位置という)をシフトするシフト機構と、回転軸の回転位置センサと、スリーブ位置の判定手段とを備える。ここで回転位置センサは、回転力の伝達経路上のねじりばねよりもシフト機構側において回転軸の回転位置(以下、回転軸位置という)を検出するので、スリーブ位置のシフト中にスリーブが中立領域に停留してねじりばねが巻き上げられても、検出される回転軸位置はスリーブ位置に正確に対応する。したがって、スリーブ位置のシフト中にスリーブが中立領域に停留しても、回転位置センサにより検出された回転軸位置に基づいて判定手段により判定されるスリーブ位置は正確となる。このような請求項1に記載の発明によれば、スリーブ位置のシフト中にスリーブが中立領域に停留した理由を、判定手段により判定されたスリーブ位置に基づいて判別できる。
尚、「ねじりばね」とは、回転力によりねじりモーメントを受けて復原力を発生させるばねを意味する。
請求項2に記載の発明によると、スリーブには、クラッチを介して動力装置の動力が伝達される。この場合、高速領域及び低速領域の一方から他方へ向かうスリーブ位置のシフト中にクラッチが切断されると、スリーブと移動先の高速ギア又は低速ギアとが軸方向の端部同士で当接し易くなる。しかし、その当接によりスリーブが停留してねじりばねが巻き上げられるような場合においてクラッチが再び接続されると、スリーブは回転し、ねじりばねの復原力によって移動先の高速ギア又は低速ギアに素早く嵌合できる。
請求項3に記載の発明は、判定手段により判定されたスリーブ位置に基づいてモータを制御する制御手段を備える。上述したようにスリーブ位置のシフト中にスリーブが中立領域に停留した理由についてはスリーブ位置に基づいて判別できるので、制御手段によって当該停留理由に応じたモータの制御を実現できる。
ここで中立領域を、スリーブと高速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第一当接位置、スリーブと低速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第二当接位置、並びに第一当接位置と第二当接位置との間の中間領域に分けて考える。
トランスファを構成する機構のロックによりスリーブが中立領域に停留する場合、その停留位置は殆どの場合において中間領域内となる。そこで請求項4,6に記載の発明によると、スリーブ位置のシフト中にスリーブが中間領域に設定時間以上停留したとき、モータを制御して回転力の方向を逆にする。このように回転力の方向を逆にすることで、シフト方向とは逆方向にスリーブ位置をシフトさせ、スリーブを高速ギア又は低速ギアに嵌合させることができる。したがって、中立領域のうち中間領域にスリーブが長時間放置されることを防止できる。
請求項5,7,8に記載の発明によると、シフト位置のシフト中にスリーブが第一当接位置又は第二当接位置に設定時間以上停留したとき、モータを制御して回転力の方向を逆にする。このように回転力の方向を逆にすることで、高速ギア及び低速ギアのうちスリーブが当接する一方から他方へ向かってスリーブ位置をシフトさせ、当該他方のギアにスリーブを嵌合させることができる。したがって、中立領域のうち第一当接位置及び第二当接位置にスリーブが長時間放置されることを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2に示すように、本発明の一実施形態によるトランスファ1は車両に搭載される。トランスファ1の動力ギア14には、クラッチ2及び主変速機3を介して内燃機関又は電気モータ等の動力装置4の動力が伝達される。動力ギア14に伝達された動力は、トランスファ1において動力ギア14と共にスリーブ16に選択的に嵌合するギア18,19を通じて、プロペラシャフト5、ディファレンシャルギア6及びドライブシャフト7へと順次伝達される。
尚、車両のクラッチ2は、車両のユーザがクラッチペダル等の操作により断続可能であり、車両の主変速機3は、手動変速機、有段自動変速機及び無段自動変速機のうちいずれであってもよい。
図1に示すようにトランスファ1は、シフト機構10、アクチュエータ30、回転位置センサ60、モードセンサ70及び制御回路80等から構成されている。
シフト機構10は、アクチュエータ30から伝達される回転力をスリーブ16の軸力に変換してスリーブ16の軸方向位置をシフトする。具体的にシフト機構10は、ギア部12及び変換部20を備えている。
ギア部12は、動力ギア14、高速ギア18、低速ギア19及びスリーブ16を有している。動力ギア14、高速ギア18及び低速ギア19の各外周壁にはスプライン歯が形成されている。動力ギア14は、高速ギア18と低速ギア19との間に挟まれる形態でそれらのギア18,19と同軸上に配置されている。高速ギア18及び低速ギア19の各スプライン歯において動力ギア14側の端部には、チャンファ18a,19aがそれぞれ形成されている。スリーブ16の内周壁にはスプライン歯が形成されており、当該スプライン歯の両端部にはそれぞれチャンファ16a,16bが形成されている。スリーブ16は動力ギア14の外周側に同軸上に配置され、周方向に正逆回転可能且つ軸方向に直線移動可能となっている。動力装置4の動力が伝達されることによりスリーブ16は、ギア14,18,19のうち嵌合するギアと共に回転する。スリーブ16の軸方向においては、スリーブ16とギア14,18,19との嵌合形態が相違する三つの領域H,L,Nが設定されている。
図3に示すようにスリーブ16は、高速ギア18の外周側となる高速領域Hに移動したとき、動力ギア14と共に高速ギア18とスプライン嵌合する。そして、高速領域Hのうち中立領域Nとは反対側端の高速モード位置HMにスリーブ16が到達すると、動力装置4の動力が高速ギア18を通じてドライブシャフト7に伝達される高速モードが実現される。
図4に示すようにスリーブ16は、低速ギア19の外周側となる低速領域Lに移動したとき、動力ギア14と共に低速ギア19とスプライン嵌合する。そして、低速領域Lのうち中立領域Nとは反対側端の低速モード位置LMにスリーブ16が到達すると、動力装置4の動力が低速ギア19を通じてドライブシャフト7に伝達される低速モードが実現される。
図1、図5及び図6に示すようにスリーブ16は、高速領域Hと低速領域Lとの間の中立領域Nに移動したとき、動力ギア14のみとスプライン嵌合する。このとき、動力装置4の動力はドライブシャフト7に伝達されない。
図1に示すように変換部20は、入力軸22、ドラムカム24及びフォークシャフト26を有している。入力軸22は、アクチュエータ30の回転軸31の一端部とドラムカム24とに同軸に固定され、それら回転軸31及びドラムカム24と共に正逆回転可能である。ドラムカム24の外周壁24aには、帯状に延びるカム溝25が形成されている。カム溝25は、三つの領域25a,25b,25に分けられている。第一領域25aは外周壁24aの一円周上を約1/4周の長さで延びている。第二領域25bは外周壁24aにおいて第一領域25aとは別の円周上を約1/4周の長さで延びている。第三領域25cは外周壁24aの周方向の約1/2周の区間に設けられ、第一領域25a及び第二領域25bの各一端部間を接続している。フォークシャフト26の一端部はカム溝25に摺動可能に係合し、フォークシャフト26の他端部はスリーブ16に摺動可能に係合している。カム溝25においてフォークシャフト26の係合箇所は、回転軸31の回転位置に一致するドラムカム24の回転位置に応じて切り替わる。
図3に示すようにフォークシャフト26が第一領域25aに係合するときには、スリーブ16が高速領域Hの高速モード位置HMに移動する。図4に示すようにフォークシャフト26が第二領域25bに係合するときには、スリーブ16が低速領域Lの低速モード位置LMに移動する。図1、図5及び図6に示すようにフォークシャフト26が第三領域25cに係合するときには、その係合箇所に応じてスリーブ16が、高速領域Hの高速モード位置HMより中立領域N側と、低速領域Lの低速モード位置LMより中立領域N側と、中立領域Nとのうちいずれかに移動する。
図1及び図7に示すようにアクチュエータ30は、モータ32の回転力をねじりばね41を通じてシフト機構10の入力軸22に伝達する。具体的にアクチュエータ30は、モータ32、ハウジング33、減速機構40及び回転軸31を備えている。
モータ32は、ケーシング34、図示しないステータコイル及びモータ軸35を有する電動モータである。ケーシング34はハウジング33内に固定され、ステータコイルを内部に保持している。モータ軸35は、ケーシング34によって正逆回転可能に支持されている。モータ32は、制御回路80からステータコイルへの通電状況に応じた方向の回転力を発生してモータ軸35から出力する。
減速機構40は、モータ32の発生した回転力(以下、モータ回転力という)を増大して回転軸31へと伝達するギア機構である。減速機構40は、複数のギア42,43,44,45,46,47とねじりばね41とを有している。第一ピニオンギア42はモータ軸35に同軸に固定され、モータ軸35と共に正逆回転可能である。第一スパーギア43はハウジング33の支持する支軸48に同軸に固定され、正逆回転可能に第一ピニオンギア42と噛み合っている。第二ピニオンギア44は支軸48に同軸に固定され、第一スパーギア43と共に正逆回転可能である。第二スパーギア45はハウジング33の支持する支軸49に同軸に支持され、正逆回転可能に第二ピニオンギア44と噛み合っている。第三ピニオンギア46は支軸49に同軸に固定され、ねじりばね41を介して第二スパーギア45と連繋している。第三スパーギア47は、回転軸31の入力軸22とは反対側の端部に同軸に固定され、回転軸31と共に正逆回転可能に第三ピニオンギア46と噛み合っている。
減速機構40においてねじりばね41は、第二スパーギア45と第三ピニオンギア46との間に介装されている。具体的に、ギア45,46のうちモータ回転力の入力側の回転体である第二スパーギア45は、図8及び図9に示すように、ギア本体50及び係止部51を具備している。ギア本体50は支軸49によって相対回転可能に支持され、第二ピニオンギア44と噛み合っている。係止部51はギア本体50の一端面から軸方向に突出し、周方向に約1/6周の長さで延びる円弧状断面を有している。係止部51は、周方向の一端部51aによりねじりばね41の一端部41aを係止可能であり、また周方向の他端部51bによりねじりばね41の他端部41bを係止可能である。
ギア45,46のうちモータ回転力の出力側の回転体である第三ピニオンギア46は、ギア本体54、巻装部55及び係止部56を具備している。ギア本体54は支軸49に固定され、第三スパーギア47と噛み合っている。巻装部55は、ギア本体54と同軸の円筒状にギア本体54の一端面から突出している。ねじりばね41は巻装部55の外周側に巻装されており、それによってねじりばね41のねじり方向が第三ピニオンギア46に対する第二スパーギア45の相対回転方向と概ね一致している。係止部56は、巻装部55の場合と同じギア本体54の一端面から軸方向に突出し、周方向に約1/6周の長さで延びる円弧状断面を有している。係止部56は、一端部56aによりねじりばね41の一端部41aを係止可能であり、他端部56bによりねじりばね41の他端部41bを係止可能である。
第二スパーギア45及び第三ピニオンギア46に相対回転を生む力が作用しないときには、図9に示すようにねじりばね41の一端部41aが各係止部51,56の端部51a,56aに係止され、ねじりばね41の他端部41bが各係止部51,56の端部51b,56bに係止される。このとき、モータ32側から第二スパーギア45に入力されるモータ回転力を第三ピニオンギア46、ひいては回転軸31へと伝達することができる。
第三ピニオンギア46に対して第二スパーギア45を図9の時計方向に相対回転させる力がギア45,46に作用すると、図10に示すようにねじりばね41の一端部41aが係止部56の端部56aから離れて係止部51の端部51aのみに係止される。それと共に、ねじりばね41の他端部41bが係止部51の端部51bから離れて係止部56の端部56bのみに係止される。このとき、ねじりばね41が巻き上げられてねじり変形(即ち弾性変形)するため、当該ねじりばね41に復原力が生じる。
第三ピニオンギア46に対して第二スパーギア45を図9の反時計方向に相対回転させる力がギア45,46に作用すると、図11に示すようにねじりばね41の一端部41aが係止部51の端部51aから離れて係止部56の端部56aのみに係止される。それと共に、ねじりばね41の他端部41bが係止部56の端部56bから離れて係止部51の端部51bのみに係止される。このとき、ねじりばね41が巻き上げられてねじり変形するため、当該ねじりばね41に復原力が生じる。
回転位置センサ60はアクチュエータ30のハウジング33内に固定されている。回転位置センサ60は、モータ回転力の伝達経路上のねじりばね41よりもシフト機構10側にある第三スパーギア47と接触して又は非接触により当該第三スパーギア47の回転位置を検出し、その検出結果を表す検出信号を制御回路80に送信する。本実施形態において第三スパーギア47は回転軸31と共に回転するので、第三スパーギア47の回転位置を検出することは回転軸31の回転位置を検出することと等価である。したがって、以下の説明では、回転位置センサ60により回転軸31の回転位置を検出するものとして説明する。
車両の停止状態即ち高速ギア18及び低速ギア19の停止状態においてユーザは、車両の駆動モードとして高速モード又は低速モードをスイッチ等により選択する。モードセンサ70は、ユーザにより選択された駆動モードを検出し、その検出結果を表す検出信号を制御回路80に送信する。
制御回路80は、モータ32、回転位置センサ60及びモードセンサ70に電気的に接続されている。制御回路80は、回転位置センサ60の検出信号が表す回転軸31の回転位置に基づいてスリーブ16の軸方向位置を判定し、さらに、判定したスリーブ16の軸方向位置並びにモードセンサ70の検出信号が表す駆動モード等に基づいてモータ32を制御する。
次に、トランスファ1の特徴的な作動について説明する。
ユーザによって選択される駆動モードが高速モードから低速モードへ切り替えられたとき制御回路80は、図7の反時計方向(以下、正転方向という)のモータ回転力を発生するようにモータ32を制御する。これにより、モータ回転力が減速機構40及び回転軸31を通じて入力軸22に伝達されるため、ドラムカム24が回転しフォークシャフト26がカム溝25との係合箇所を高速領域25aから変化させる。その結果、高速領域Hの高速モード位置HMから低速領域L側に向かってスリーブ16が直線移動する。即ち、スリーブ16の軸方向位置が高速モード位置HMから低速領域L側へとシフトする。このように低速領域L側に向かうスリーブ16は、まず中立領域Nで高速ギア18との嵌合を解除され、動力ギア14のみと嵌合する。その後にスリーブ16は、低速領域Lに移動して動力ギア14と共に低速ギア19と嵌合し、低速モード位置LMに到達する。
駆動モードの切替に際してユーザは、通常、クラッチペダルの操作によりクラッチ2を切断するため、動力装置4の動力が動力ギア14に伝達されなくなる。よって、高速モードから低速モードへの切替中には、図5に示すように中立領域Nの低速領域側端NLに達したスリーブ16のチャンファ16bが低速ギア19のチャンファ19aに当接して当該スリーブ16が停留する場合がある。この場合には、ユーザがクラッチ2を再び接続することで、動力装置4の動力が動力ギア14に伝達されてスリーブ16が回転し、スリーブ16と低速ギア19とのスプライン嵌合が可能となる。
そこで本実施形態の制御回路80は、低速領域L側へのシフト中にあるスリーブ16の軸方向位置が中立領域Nの低速領域側端NLに至ったと判定すると、設定時間T1が経過するまで、正転方向のモータ回転力を発生するようにモータ32を制御しつつスリーブ16の軸方向位置がシフトするのを待つ。設定時間T1内にスリーブ16の軸方向位置が低速領域L側へとシフトした場合に制御回路80は、スリーブ16の軸方向位置が低速領域Lの低速モード位置LMとなるまで、正転方向のモータ回転力を発生するための制御を継続する。一方、スリーブ16の軸方向位置が低速領域側端NLに設定時間T1以上拘束された場合に制御回路80は、スリーブ16の軸方向位置が高速領域Hの高速モード位置HMとなるまで、図7の時計方向(以下、逆転方向という)のモータ回転力を発生するようにモータ32を制御する。尚、設定時間T1は、一般的なユーザがクラッチ2を切断してから再び接続するまでの時間よりも長く、且つモータ32のステータコイルが焼き付かないように設定される時間であり、例えば5秒とされる。
以上とは逆に、ユーザによって選択される駆動モードが低速モードから高速モードへ切り替えられたときには、制御回路80が逆転方向のモータ回転力を発生するようにモータ32を制御する。これにより、モータ回転力が入力軸22に伝達されてドラムカム24が回転し、フォークシャフト26がカム溝25との係合箇所を低速速領域25bから変化させるため、低速領域Lの低速モード位置LMから高速領域H側に向かってスリーブ16が直線移動する。即ち、スリーブ16の軸方向位置が低速モード位置LMから高速領域H側へとシフトする。このように高速領域H側に向かうスリーブ16は、まず中立領域Nで低速ギア19との嵌合を解除され、動力ギア14のみと嵌合する。その後にスリーブ16は、高速領域Hに移動して動力ギア14と共に高速ギア18と嵌合し、高速モード位置HMに到達する。
低速モードから高速モードへの切替中には、クラッチ2の切断に起因して、図6に示すように中立領域Nの高速領域側端NHに達したスリーブ16のチャンファ16aが高速ギア18のチャンファ18aに当接して停留する場合がある。
そこで本実施形態の制御回路80は、高速領域H側へのシフト中にあるスリーブ16の軸方向位置が中立領域Nの高速領域側端NHに至ったと判定すると、設定時間T1が経過するまで、逆転方向のモータ回転力を発生するようにモータ32を制御しつつスリーブ16の軸方向位置がシフトするのを待つ。設定時間T1内にスリーブ16の軸方向位置が高速領域H側へとシフトした場合に制御回路80は、スリーブ16の軸方向位置が高速領域Hの高速モード位置HMとなるまで、逆転方向のモータ回転力を発生するための制御を継続する。一方、スリーブ16の軸方向位置が高速領域側端NHに設定時間T1以上拘束された場合に制御回路80は、スリーブ16の軸方向位置が低速領域Lの低速モード位置LMとなるまで、正転方向のモータ回転力を発生するようにモータ32を制御する。
ところで、駆動モードの切替中には、減速機構40に異物が噛み込まれて当該減速機構40がロックしたり、シフト機構10においてフォークシャフト26とカム溝25との係合に不具合が生じて当該シフト機構10がロックする場合がある。中立領域Nにおいて低速領域側端NLと高速領域側端NHとの間の中間領域NMにスリーブ16が移動したときに、こうした機構40,10のロックが発生すると、スリーブ16は当該中間領域NMに停留してしまう。
そこで本実施形態の制御回路80は、低速領域L側又は高速領域H側へのシフト中にあるスリーブ16の軸方向位置が図1に示すように中立領域Nの中間領域NMに設定時間T2以上拘束されたと判定すると、判定前とは逆のモータ回転力を発生するようにモータ32を制御する。この制御は、低速領域L側へのシフト中であった場合にはスリーブ16の軸方向位置が高速領域Hの高速モード位置HMとなるまで、また高速領域H側へのシフト中であった場合にはスリーブ16の軸方向位置が低速領域Lの低速モード位置LMとなるまで継続される。尚、設定時間T2は、スリーブ16が中立領域Nを移動するのに必要な時間よりも長く、且つ設定時間T1よりも短くなるように設定される時間であり、例えば2秒とされる。
このように本実施形態では、制御回路80が判定手段及び制御手段に相当し、中立領域Nの高速領域側端NHが第一当接位置に相当し、中立領域Nの低速領域側端NLが第二当接位置に相当している。
以上説明したトランスファ1によると、モータ回転力の伝達経路上のねじりばね41よりもシフト機構10側において回転位置センサ60が回転軸31の回転位置を検出することができる。そのため、スリーブ16の軸方向位置のシフト中にスリーブ16が中立領域Nに停留してねじりばね41が巻き上げられても、回転位置センサ60により検出される回転軸31の回転位置はスリーブ16の軸方向位置に正確に対応する。したがって、制御回路80は、回転位置センサ60により検出された回転軸31の回転位置に基づいてスリーブ16の軸方向位置に正確に判定できるので、その判定したスリーブ16の軸方向位置に基づいてスリーブ16の停留理由を判別できる。具体的には、中立領域Nの低速領域側端NL又は高速領域側端NHで生じた停留は、スリーブ16と低速ギア19又は高速ギア18とのチャンファ同士の当接によるものであり、中立領域Nの中間領域NMで生じた停留は、上述した機構40,10のロックによるものであると判別できる。
そしてトランスファ1では、軸方向位置のシフト中にあるスリーブ16が中立領域Nの低速領域側端NL又は高速領域側端NHに設定時間T1以上停留すると、モータ回転力が停留前とは逆向きにされる。また一方、トランスファ1では、軸方向位置のシフト中にあるスリーブ16が中立領域Nの中間領域NMに時間T1より短い設定時間T2以上停留すると、モータ回転力が停留前とは逆向きにされる。このようにトランスファ1によれば、スリーブ16の停留時点からモータ回転力が逆向きにされるまでの時間T1,T2を、判別した停留理由に応じて切り替えて対応することができる。しかも、判別した停留理由がいずれの場合でも、スリーブ16が高速領域Hの高速モード位置HM又は低速領域Lの低速モード位置LMとなるまで継続して、停留前とは逆向きのモータ回転力を発生させるので、スリーブ16が中立領域Nに長時間放置されることを防止できる。
尚、上述の実施形態では、ねじりばね41を第二スパーギア45と第三ピニオンギア46との間に介装しているが、それらギア45,46と同様に構成したギア43,44の間にねじりばね41を介装するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、クラッチ2を介して動力装置4の動力をスリーブ16に伝達するようにしているが、クラッチ2を介さないで動力をスリーブ16に伝達するようにしてもよい。
さらに上述の実施形態では、回転軸31と共に回転する第三スパーギア47に接触して又は非接触により回転位置を検出する回転位置センサ60を用いているが、回転軸31の回転位置を直接に検出する接触式又は非接触式の回転位置センサ60を用いてもよい。
またさらに上述の実施形態では、ドラムカム24及びそれに係合するフォークシャフト26を用いたカム機構によりシフト機構10の変換部20を構成している。これに対し、ラックアンドピニオン機構やウォーム機構、ボールねじ機構、スライダ−クランク機構等、回転力を軸力に変換可能な公知の機構によって変換部20を構成してもよい。
本発明の一実施形態によるトランスファを示す模式図(A)及び(A)のI−I矢視図に相当する模式図である。 本発明の一実施形態によるトランスファを搭載した車両を示す模式図である。 本発明の一実施形態によるトランスファの一作動状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態によるトランスファの一作動状態を示す模式図である。 本発明の一実施形態によるトランスファの一作動状態を示す模式図(A)及び(A)のV−V矢視図に相当する模式図である。 本発明の一実施形態によるトランスファの一作動状態を示す模式図(A)及び(A)のVI−VI矢視図に相当する模式図である。 本発明の一実施形態によるアクチュエータの内部構造を示す平面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 図8のIX−IX断面図である。 本発明の一実施形態によるアクチュエータの一作動状態を示す図であって、図9に対応する断面図である。 本発明の一実施形態によるアクチュエータの一作動状態を示す図であって、図9に対応する断面図である。
符号の説明
1 トランスファ、2 クラッチ、4 動力装置、10 シフト機構、12 ギア部、14 動力ギア、16 スリーブ、16a,16b,18a,19a チャンファ、18 高速ギア、19 低速ギア、20 変換部、22 入力軸、24 ドラムカム、25 カム溝、26 フォークシャフト、30 アクチュエータ、31 回転軸、32 モータ、33 ハウジング、35 モータ軸、40 減速機構、41 ねじりばね、60 回転位置センサ、70 モードセンサ、80 制御回路(判定手段、制御手段)

Claims (8)

  1. モータの回転力をねじりばねを通じて回転軸に伝達するアクチュエータと、
    動力装置の動力により回転し軸力により直線移動するスリーブの軸方向において、前記スリーブが高速ギアと嵌合する高速領域、前記スリーブが低速ギアと嵌合する低速領域、並びに前記高速領域と前記低速領域との間の中立領域が設定されており、前記回転軸から伝達される前記回転力を前記軸力に変換して前記スリーブの軸方向位置をシフトするシフト機構と、
    前記回転力の伝達経路上の前記ねじりばねよりも前記シフト機構側において前記回転軸の回転位置を検出する回転位置センサと、
    前記回転位置センサにより検出された前記回転位置に基づいて前記軸方向位置を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とするトランスファ。
  2. 前記動力がクラッチを介して前記スリーブに伝達されることを特徴とする請求項1に記載のトランスファ。
  3. 前記判定手段により判定された前記軸方向位置に基づいて前記モータを制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスファ。
  4. 前記中立領域は、前記スリーブと前記高速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第一当接位置、前記スリーブと前記低速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第二当接位置、並びに前記第一当接位置と前記第二当接位置との間の中間領域に分けられており、
    前記軸方向位置のシフト中に前記スリーブが前記中間領域に設定時間以上停留したとき、前記制御手段は前記モータを制御して前記回転力の方向を逆にすることを特徴とする請求項3に記載のトランスファ。
  5. 前記中立領域は、前記スリーブと前記高速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第一当接位置、前記スリーブと前記低速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第二当接位置、並びに前記第一当接位置と前記第二当接位置との間の中間領域に分けられており、
    前記軸方向位置のシフト中に前記スリーブが前記第一当接位置又は前記第二当接位置に設定時間以上停留したとき、前記制御手段は前記モータを制御して前記回転力の方向を逆にすることを特徴とする請求項3又は4に記載のトランスファ。
  6. 請求項3に記載のトランスファを制御する方法であって、
    前記中立領域は、前記スリーブと前記高速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第一当接位置、前記スリーブと前記低速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第二当接位置、並びに前記第一当接位置と前記第二当接位置との間の中間領域に分けられており、
    前記軸方向位置のシフト中に前記スリーブが前記中間領域に設定時間以上停留したとき、前記制御手段により前記モータを制御して前記回転力の方向を逆にすることを特徴とするトランスファの制御方法。
  7. 前記軸方向位置のシフト中に前記スリーブが前記第一当接位置又は前記第二当接位置に設定時間以上停留したとき、前記制御手段により前記モータを制御して前記回転力の方向を逆にすることを特徴とする請求項6に記載のトランスファの制御方法。
  8. 請求項3に記載のトランスファを制御する方法であって、
    前記中立領域は、前記スリーブと前記高速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第一当接位置、前記スリーブと前記低速ギアとが軸方向の端部同士で当接する第二当接位置、並びに前記第一当接位置と前記第二当接位置との間の中間領域に分けられており、
    前記軸方向位置のシフト中に前記スリーブが前記第一当接位置又は前記第二当接位置に設定時間以上停留したとき、前記制御手段により前記モータを制御して前記回転力の方向を逆にすることを特徴とするトランスファの制御方法。
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