JP2006006777A - X線ct装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】X線検出素子の取り付け強度を向上させたX線CT装置を提供する。
【解決手段】X線照射手段6のX線照射点6aを中心とする円弧上に、複数のX線検出素子7aを連続的に並べて配置することにより形成したX線検出手段7を、X線照射点6aを中心とした近似的な円弧状に形成された多角形フレーム13と、多角形フレーム13が設けられた取り付け枠12と、X線検出素子7aの背面側に取り付けられ、かつ多角形フレーム13との間でX線検出素子7aの一端側を挟着した状態でX線検出素子7aを取り付け枠12に固定する支持部材14とから構成したもので、回転体4の回転時X線検出素子7aに大きな遠心力が作用しても、X線検出素子7aは支持部材14により取り付け枠12に強固に固定されているため、X線検出素子7aにより検出されたX線画像にアーチファクトが発生することがない上、X線検出素子7a自体の破損も未然に防止できる。
【選択図】図3
【解決手段】X線照射手段6のX線照射点6aを中心とする円弧上に、複数のX線検出素子7aを連続的に並べて配置することにより形成したX線検出手段7を、X線照射点6aを中心とした近似的な円弧状に形成された多角形フレーム13と、多角形フレーム13が設けられた取り付け枠12と、X線検出素子7aの背面側に取り付けられ、かつ多角形フレーム13との間でX線検出素子7aの一端側を挟着した状態でX線検出素子7aを取り付け枠12に固定する支持部材14とから構成したもので、回転体4の回転時X線検出素子7aに大きな遠心力が作用しても、X線検出素子7aは支持部材14により取り付け枠12に強固に固定されているため、X線検出素子7aにより検出されたX線画像にアーチファクトが発生することがない上、X線検出素子7a自体の破損も未然に防止できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、X線検出素子の取り付け強度を向上させたX線CT装置に関する。
従来、この種のX線CT装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが公知である。
前記特許文献1に記載されたX線CT装置は、天板上に寝載された被検体の体軸を中心に回転する回転体に、被検体を挟んで対向するようX線照射点とX線検出器が設けられている。
そして回転体の回転と共にX線照射点より被検体へX線が照射されるようになっており、被検体を透過したX線は、X線照射点を中心に円弧状に湾曲するX線検出器により受光され、X線強度に応じて電気信号に変換されると共に、X線検出器より出力された電気信号は、適正レベルの値に増幅された後演算処理装置により演算処理されて、被検体の断層像が再構成され、再構成断層像が表示装置に表示されるようになっている。
前記特許文献1に記載されたX線CT装置は、天板上に寝載された被検体の体軸を中心に回転する回転体に、被検体を挟んで対向するようX線照射点とX線検出器が設けられている。
そして回転体の回転と共にX線照射点より被検体へX線が照射されるようになっており、被検体を透過したX線は、X線照射点を中心に円弧状に湾曲するX線検出器により受光され、X線強度に応じて電気信号に変換されると共に、X線検出器より出力された電気信号は、適正レベルの値に増幅された後演算処理装置により演算処理されて、被検体の断層像が再構成され、再構成断層像が表示装置に表示されるようになっている。
従来のX線CT装置に使用されているX線検出器は、例えば図7に示すようにX線照射点を中心とする円弧上に、多数のX線検出素子aが1列ないし複数列配列された構成となっていて、これらX線検出素子aはX線照射点を中心に湾曲する一対の多角形フレームb、c間に連続的に並べて固定された近似的に円弧状のチャンネル配置となっている。
またX線検出器は、前面から入射してくるX線を効率よくX線検出素子aのX線入射部へ入射させる必要があると同時に、被検体からの散乱X線がX線検出素子aへ入射するのを防止するため、各多角形フレームb、cは、X線検出素子aのX線入射部を挟み込むように配置された状態で、各X線検出素子aがビス等の固着具eにより各多角形フレームb、cに固着されており、各多角形フレームb、cの両端間には、両者の間隔を一定に保持するスペーサfが介在されている。
特開2003−98261号公報
またX線検出器は、前面から入射してくるX線を効率よくX線検出素子aのX線入射部へ入射させる必要があると同時に、被検体からの散乱X線がX線検出素子aへ入射するのを防止するため、各多角形フレームb、cは、X線検出素子aのX線入射部を挟み込むように配置された状態で、各X線検出素子aがビス等の固着具eにより各多角形フレームb、cに固着されており、各多角形フレームb、cの両端間には、両者の間隔を一定に保持するスペーサfが介在されている。
しかし従来のX線検出器では、被検体を透過したX線を効率よくX線検出素子aに入射させるために、各多角形フレームb、cの両端間のみにスペーサfを介在させた構成となっている。
このためX線撮影をすべく回転体を回転させると、スペーサfにより両端部のみが支持された一方の多角形フレームbがX線検出素子aに加わる遠心力により変形するため、多角形フレームbに取り付けられたX線検出素子aの取り付けが不安定な状態となる。
特に近年のX線CT装置では、鮮明なX線断層像を得るために回転体を高速で回転させてX線撮影を行うことから、多角形フレームb,cやX線検出素子aに加わる遠心力も大きくなっており、その結果多角形フレームbが変形して、X線検出素子aが検出した画像にアーチファクトが発生したり、X線検出素子aが自体が破損する等の問題がある。
またX線検出素子aには、温度を制御する温度調節手段が内装されているが、X線検出素子aは多角形フレームの円弧方向に分断されているため、各X線検出素子a毎に温度を制御する必要がある上、多角形フレームb,cの局部的な熱変形を防止するため、温度分布に偏りや変動が少ない高価な温度調節手段が必要となり、部品コストが嵩む等の問題もある。
このためX線撮影をすべく回転体を回転させると、スペーサfにより両端部のみが支持された一方の多角形フレームbがX線検出素子aに加わる遠心力により変形するため、多角形フレームbに取り付けられたX線検出素子aの取り付けが不安定な状態となる。
特に近年のX線CT装置では、鮮明なX線断層像を得るために回転体を高速で回転させてX線撮影を行うことから、多角形フレームb,cやX線検出素子aに加わる遠心力も大きくなっており、その結果多角形フレームbが変形して、X線検出素子aが検出した画像にアーチファクトが発生したり、X線検出素子aが自体が破損する等の問題がある。
またX線検出素子aには、温度を制御する温度調節手段が内装されているが、X線検出素子aは多角形フレームの円弧方向に分断されているため、各X線検出素子a毎に温度を制御する必要がある上、多角形フレームb,cの局部的な熱変形を防止するため、温度分布に偏りや変動が少ない高価な温度調節手段が必要となり、部品コストが嵩む等の問題もある。
本発明はかかる従来の問題を改善するためになされたもので、X線検出素子の取り付け強度を向上させたX線CT装置を提供することを目的とするものである。
本発明のX線CT装置は、被検体の体軸を中心に回転する回転体に、被検体を挟んで対向配置されたX線照射手段とX線検出手段とが設置され、かつX線検出手段を、X線照射手段のX線照射点を中心とする円弧上に、複数のX線検出素子を連続的に並べて配置することにより形成したX線CT装置であって、X線検出手段を、X線照射点を中心とした近似的な円弧状に形成された多角形フレームと、多角形フレームが設けられた取り付け枠と、X線検出素子の背面側に取り付けられ、かつ多角形フレームとの間でX線検出素子の一端側を挟着した状態でX線検出素子を取り付け枠に固定する支持部材とから構成したものである。
前記構成により、解像度の高い断層像を得るために回転体を高速回転させた場合に、X線検出手段の各X線検出素子に大きな遠心力が作用しても、各X線検出素子は支持部材により取り付け枠に強固に固定されていて、多角形フレームの変形による影響を受けることがないため、X線検出素子により検出されたX線画像にアーチファクトが発生することがないと共に、X線検出素子の取り付け強度が格段に向上するため、X線検出素子自体の破損も未然に防止できるようになる。
また多角形フレームの局部的な熱変形を防止する必要がなくなるため、温度分布の偏りや変動の少ない高価な温度調節器が不要なり、これによってX線検出手段のコスト削減も図れるようになる。
また多角形フレームの局部的な熱変形を防止する必要がなくなるため、温度分布の偏りや変動の少ない高価な温度調節器が不要なり、これによってX線検出手段のコスト削減も図れるようになる。
本発明のX線CT装置は、X線検出素子のX線入射部を挟んで取り付けフレームと対向する位置に、X線照射点を中心とする円弧状に形成された遮光フレームを設けたものである。
前記構成により、被検体からの散乱X線は、取り付け枠と遮光フレームにより遮断されてX線入射部に入射することがないため、散乱X線の影響を受けない鮮明なX線断層画像が得られるようになる。
本発明のX線CT装置は、X線検出素子の取り付け面と、取り付け枠の取り付け面が直角となるように支持部材を形成したものである。
前記構成により、予めX線検出素子を取り付けた支持部材を取り付け枠に取り付けることにより、取り付け枠に対して各X線検出素子を精度よく固定することができるため、X線検出手段の検出精度が向上すると共に、組み立て時の作業能率も向上する。
本発明のX線CT装置によれば、各X線検出素子が支持部材により取り付け枠に強固に固定されているため、回転体を高速回転させた場合でも、X線検出素子により検出されたX線画像にアーチファクトが発生することがないと共に、X線検出素子の取り付け強度が格段に向上するため、X線検出素子自体の破損も未然に防止できるようになる。
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1はX線CT装置の内部を示す斜視図、図2はX線検出手段の上面側の斜視図、図3は同下面側の斜視図、図4はX線検出素子及び増幅回路モジュールの斜視図、図5はX線検出素子及び支持部材の組み立て状態の斜視図、図6は支持部材の斜視図である。
図1に示すX線CT装置の装置本体1は、箱状に形成されたスキャナカバー1aのほぼ中心部に、水平方向に開口する円形の開口部1bが設けられており、スキャナカバー1aの前方には開口部1b内に出し入れ自在に天板2が設けられている。
天板2はX線撮影を行う被検体3を寝かせた状態で載置できるように水平に設置されていて、図示しない移動手段により回転体4の回転に同期して水平方向へ移動自在となっている。
図1はX線CT装置の内部を示す斜視図、図2はX線検出手段の上面側の斜視図、図3は同下面側の斜視図、図4はX線検出素子及び増幅回路モジュールの斜視図、図5はX線検出素子及び支持部材の組み立て状態の斜視図、図6は支持部材の斜視図である。
図1に示すX線CT装置の装置本体1は、箱状に形成されたスキャナカバー1aのほぼ中心部に、水平方向に開口する円形の開口部1bが設けられており、スキャナカバー1aの前方には開口部1b内に出し入れ自在に天板2が設けられている。
天板2はX線撮影を行う被検体3を寝かせた状態で載置できるように水平に設置されていて、図示しない移動手段により回転体4の回転に同期して水平方向へ移動自在となっている。
スキャナカバー1a内には、中央部に円孔4aが開口された回転体4が、天板2上の被検体3の体軸を中心に回転自在に支承されている。
回転体4は電動機よりなる回転駆動源5により回転されるようになっており、回転体4の一方の面には、円孔4aを挟んで対向する位置にX線照射手段6とX線検出手段7が取り付けられている。
X線照射手段6は、天板2上の被検体3に向けてX線を照射するX線照射点(焦点)6aを有していて、X線照射点6aより照射されたX線8は、フィルタ手段9のフィルタケース9a内に設けられた補償フィルタ9bによりX線量が調整された後、X線コリメータ10により所定の厚さに絞られて被検体3へ照射されるようになっている。
回転体4は電動機よりなる回転駆動源5により回転されるようになっており、回転体4の一方の面には、円孔4aを挟んで対向する位置にX線照射手段6とX線検出手段7が取り付けられている。
X線照射手段6は、天板2上の被検体3に向けてX線を照射するX線照射点(焦点)6aを有していて、X線照射点6aより照射されたX線8は、フィルタ手段9のフィルタケース9a内に設けられた補償フィルタ9bによりX線量が調整された後、X線コリメータ10により所定の厚さに絞られて被検体3へ照射されるようになっている。
被検体3を透過したX線8を受光するX線検出手段7は、図2及び図3に示すように、回転体4の一方の面に固着された取り付け枠12と、取り付け枠12にスペーサ11aを介して両端部が支持された円弧状の遮光フレーム11を有している。
取り付け枠12は、X線照射手段6のX線照射点6aを中心とする円弧状に形成された板体よりなり、回転体4の取り付け面側と反対の面に、多角形フレーム13が固着されている。
多角形フレーム13もX線照射手段6のX線照射点6aを中心とする円弧状に形成されていて、X線検出手段7を構成するX線検出素子7aの取り付け面13aが多角形状となっており、これによってX線検出素子aを近似的に円弧状となるチャンネル配置が可能となっている。
X線検出手段7は、多角形フレーム13の円弧方向に対して多数分割された複数のX線検出素子7aより構成されていて、X線検出素子7aの1個は図4に示すように短冊状となっており、X線照射手段6と対向する面にX線入射部7bが形成されている。
X線検出素子7aの一端側とほぼ中間部には取り付け孔7cが穿設されていて、これら取り付け孔7cは支持部材14の両端側に穿設されたねじ孔14aと合致するようになっている。
取り付け枠12は、X線照射手段6のX線照射点6aを中心とする円弧状に形成された板体よりなり、回転体4の取り付け面側と反対の面に、多角形フレーム13が固着されている。
多角形フレーム13もX線照射手段6のX線照射点6aを中心とする円弧状に形成されていて、X線検出手段7を構成するX線検出素子7aの取り付け面13aが多角形状となっており、これによってX線検出素子aを近似的に円弧状となるチャンネル配置が可能となっている。
X線検出手段7は、多角形フレーム13の円弧方向に対して多数分割された複数のX線検出素子7aより構成されていて、X線検出素子7aの1個は図4に示すように短冊状となっており、X線照射手段6と対向する面にX線入射部7bが形成されている。
X線検出素子7aの一端側とほぼ中間部には取り付け孔7cが穿設されていて、これら取り付け孔7cは支持部材14の両端側に穿設されたねじ孔14aと合致するようになっている。
支持部材14はX線検出素子7aを取り付け枠12に精度よく固定するためのもので、各X線検出素子7a毎に設けられていて、図6に示すように一端側が屈曲されたほぼL字形となっており、支持部材14のX線検出素子取り付け面14eと取り付け枠取り付け面14fは直角となっていると共に、屈曲部14bには、支持部材14を取り付け枠12に固定する固着具22を挿入する取り付け孔14cが穿設されている。
支持部材14のX線検出素子取り付け面14eには、ねじ孔14aの穿設部に取り付け座14dが形成されていて、これら取り付け座14dにX線検出素子7aの一端側とほぼ中間部を当接した状態で、X線検出素子7aの取り付け孔7bより挿入したビス等の固着具23を支持部材14のねじ孔14aに螺挿することにより、支持部材14に対してX線検出素子7aが図5に示すように固着されている。
支持部材14のX線検出素子取り付け面14eには、ねじ孔14aの穿設部に取り付け座14dが形成されていて、これら取り付け座14dにX線検出素子7aの一端側とほぼ中間部を当接した状態で、X線検出素子7aの取り付け孔7bより挿入したビス等の固着具23を支持部材14のねじ孔14aに螺挿することにより、支持部材14に対してX線検出素子7aが図5に示すように固着されている。
X線検出素子7aが取り付けられた支持部材14は、屈曲部14bの取り付け孔14cより挿入した固着具22を取り付け枠12のねじ孔12aに螺挿することにより、多角形フレーム13のX線検出素子取り付け面13aと支持部材14の取り付け座14dの間でX線検出素子7aの一端側を狭着した状態で、取り付け枠12に対しX線検出素子7a及び支持部材14が固定されており、多角形フレーム13のX線検出素子取り付け面13aには、X線検出素子7aを支持部材14に固定している固着具23の頭部と多角形フレーム13が干渉しないように凹部13bが形成されている。
以上のようにして支持部材14により取り付け枠12に取り付けられたX線検出素子7aは、支持部材14のX線検出素子取り付け面14eと取り付け枠取り付け面14fが予め直角に形成されていることから、取り付け枠に対して精度よく直角に固定できると共に、各X線検出素子7aは、X線検出手段7の近傍に設置された増幅手段15の各増幅回路モジュール15aにフレキフブルケーブル等のケーブル16を介して接続されている。
増幅手段15は、X線検出素子7aが検出した信号を適正レベルに増幅するためのもので、各X線検出素子7a毎に設けられた複数の増幅回路モジュール15aより構成されている。
増幅手段15は、X線検出素子7aが検出した信号を適正レベルに増幅するためのもので、各X線検出素子7a毎に設けられた複数の増幅回路モジュール15aより構成されている。
またスペーサ11aを介して両端が取り付け枠12に取り付けられた遮光フレーム11は、X線照射手段6のX線照射点6aを中心とする円弧状に形成されていて、被検体3からの散乱X線を取り付け枠12とで遮断することにより、散乱X線がX線検出素子7aのX線入射部7bに入射するのを防止しており、X線照射手段6の近傍には、X線照射手段6の発熱を効率よく冷却する冷却手段17が回転体4に取り付けられている。
回転体4の円孔4aを挟んで対向する位置には、X線照射手段6へ電力を供給する電源18と変圧器19が回転体4に取り付けられており、これら冷却手段17と電源18及び変圧器19は、回転体4と一体に回転されるようになっていると共に、スキャナケース1a内の例えば上部隅角部には、装置全体を制御する制御手段20が設置されており、制御手段20には図示しない操作卓や、画像処理手段がインターフェース(ともに図示せず)を介して接続されている。
回転体4の円孔4aを挟んで対向する位置には、X線照射手段6へ電力を供給する電源18と変圧器19が回転体4に取り付けられており、これら冷却手段17と電源18及び変圧器19は、回転体4と一体に回転されるようになっていると共に、スキャナケース1a内の例えば上部隅角部には、装置全体を制御する制御手段20が設置されており、制御手段20には図示しない操作卓や、画像処理手段がインターフェース(ともに図示せず)を介して接続されている。
次に前記構成されたX線CT装置の作用を説明する。
装置本体1の開口部1bより退避した位置に停止している天板2上に被検体3を寝かせた状態で装置本体1の運転を開始すると、スキャナケース1a内で回転体4が回転を開始すると同時に、回転体4の回転に同期して天板2が開口部1b側へ水平に移動される。
またX線照射手段6のX線照射点6aからは被検体3に向けてX線8が照射され、このX線8はフィルタ手段9及びX線コリメータ10を通って被検体3に達すると共に、被検体3を透過したX線8は、被検体3を挟んでX線照射手段6と対向するように設置されたX線検出手段7により受光され、X線検出素子7aによりX線強度に応じた電気信号に変換される。
X線検出素子7aより出力された電気信号は、ケーブル16を介して増幅手段15へ送られ、増幅手段15の各増幅回路モジュール15aにより適正レベルまで増幅された後制御手段20へと送られ、制御手段20に設けられた画像処理手段により演算処理されて被検体3の断層像が再構成され、再構成断層像が図示しない表示手段に表示される。
装置本体1の開口部1bより退避した位置に停止している天板2上に被検体3を寝かせた状態で装置本体1の運転を開始すると、スキャナケース1a内で回転体4が回転を開始すると同時に、回転体4の回転に同期して天板2が開口部1b側へ水平に移動される。
またX線照射手段6のX線照射点6aからは被検体3に向けてX線8が照射され、このX線8はフィルタ手段9及びX線コリメータ10を通って被検体3に達すると共に、被検体3を透過したX線8は、被検体3を挟んでX線照射手段6と対向するように設置されたX線検出手段7により受光され、X線検出素子7aによりX線強度に応じた電気信号に変換される。
X線検出素子7aより出力された電気信号は、ケーブル16を介して増幅手段15へ送られ、増幅手段15の各増幅回路モジュール15aにより適正レベルまで増幅された後制御手段20へと送られ、制御手段20に設けられた画像処理手段により演算処理されて被検体3の断層像が再構成され、再構成断層像が図示しない表示手段に表示される。
一方解像度の高い断層像を得るために回転体4が高速回転されると、X線検出手段7の各X線検出素子7aに大きな遠心力が作用するが、各X線検出素子7aは支持部材14により取り付け枠12に強固に固定されていて、従来のX線検出素子7aの中間部を固定する多角形フレームを廃止したことにより、多角形フレームの変形による影響をX戦検出素子7aが受けなくなるため、X線検出素子7aにより検出されたX線画像にアーチファクトが発生することがない。
また多角形フレームが変形することにより発生するX線検出素子7aの破損がなくなると共に、多角形フレームの局部的な熱変形を防止する必要がなくなるため、温度分布の偏りや変動の少ない高価な温度調節器が不要となり、これによってX線検出手段7のコスト削減も可能になる。
また多角形フレームが変形することにより発生するX線検出素子7aの破損がなくなると共に、多角形フレームの局部的な熱変形を防止する必要がなくなるため、温度分布の偏りや変動の少ない高価な温度調節器が不要となり、これによってX線検出手段7のコスト削減も可能になる。
本発明のX線CT装置は、各X線検出素子が支持部材により取り付け枠に強固に固定されているため、X線検出素子により検出されたX線画像にアーチファクトが発生することがないと共に、X線検出手段の取り付け強度が格段に向上するため、回転体を高速回転さてX線断層撮影を行うX線CT装置に最適である。
1 装置本体
3 被検体
4 回転体
6 X線照射手段
6a X線照射点
7 X線検出手段
7a X線検出素子
11 遮光フレーム
12 取り付け枠
14 支持部材
14e X線検出素子取り付け面
14f 取り付け枠取り付け面
3 被検体
4 回転体
6 X線照射手段
6a X線照射点
7 X線検出手段
7a X線検出素子
11 遮光フレーム
12 取り付け枠
14 支持部材
14e X線検出素子取り付け面
14f 取り付け枠取り付け面
Claims (3)
- 被検体の体軸を中心に回転する回転体に、前記被検体を挟んで対向配置されたX線照射手段とX線検出手段とが設置され、かつ前記X線検出手段を、前記X線照射手段のX線照射点を中心とする円弧上に、複数のX線検出素子を連続的に並べて配置することにより形成したX線CT装置であって、前記X線検出手段を、前記X線照射点を中心とした近似的な円弧状に形成された多角形フレームと、前記多角形フレームが設けられた取り付け枠と、前記X線検出素子の背面側に取り付けられ、かつ前記多角形フレームとの間で前記X線検出素子の一端側を挟着した状態で前記X線検出素子を前記取り付け枠に固定する支持部材とから構成したことを特徴とするX線CT装置。
- 前記X線検出素子のX線入射部を挟んで前記取り付けフレームと対向する位置に、前記X線照射点を中心とする円弧状に形成された遮光フレームを設けてなる請求項1に記載のX線CT装置。
- 前記X線検出素子の取り付け面と、前記取り付け枠の取り付け面が直角となるように前記支持部材を形成してなる請求項1に記載のX線CT装置。
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006006777A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012100900A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Hitachi Medical Corp | 放射線検出器とそれを備えたx線ct装置 |
CN110090038A (zh) * | 2019-05-06 | 2019-08-06 | 明峰医疗***股份有限公司 | 一种ct球面探测器结构 |
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2004
- 2004-06-29 JP JP2004190877A patent/JP2006006777A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012100900A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Hitachi Medical Corp | 放射線検出器とそれを備えたx線ct装置 |
CN110090038A (zh) * | 2019-05-06 | 2019-08-06 | 明峰医疗***股份有限公司 | 一种ct球面探测器结构 |
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