JP6498719B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線CT装置に関する。
X線CT装置は、被検体にX線を照射するX線源を有し、X線源を被検体の体軸回りに回転させる回転部と、回転部を支持する固定部とを有している(例えば、特許文献1)。
固定部には、X線源に電力を供給する電源や制御基板などの発熱する電気機器が収容されている。なお、固定部に収容された電気機器を、単に「機器」という場合がある。X線CT装置は、騒音を低く抑えるように外側からカバーで覆われているため、機器から発生する熱がこもりやすい。
近年、X線CT装置の小型化が望まれている。それに伴って、機器を収容するスペースが狭くなる。収容される機器の数や大きさが変わらないとすると、スペースを占める機器の割合(実装密度)が高くなる。そうなると、機器同士の隙間が狭くなって、空気を通し難くなって、機器を十分に冷やすことが困難になる。そこで、ファンを設け、外気をカバー内に積極的に取り入れて、機器に当てて冷やすようにしていた。
特開2000−60837号公報
しかしながら、ファンで冷やす従来の方法では、次の問題点があった。1)ファンを設置するためのスペースが必要となり、小型化をする上で支障となる。2)実装密度が高いため、ファンと同じ側に配置された機器を冷やせるが、ファンから奥の方に配置された機器にはファンからの風が当たらず、十分に冷やせない。3)どの機器にも風を当てるためには、ファンやそれに電力を供給する電源ケーブルを増やす必要があるため、コストが嵩む要因となる。
この実施形態は、上記の問題を解決するものであり、コストを嵩ませずに、どの機器も十分に冷やすことが可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、実施形態のX線CT装置は、回転部と、固定部と、コーナー部とを有する。回転部は、被検体にX線を照射するX線源を回転させる。固定部は、回転部を外周方向から挟むように支持する一対の縦フレームと、一対の縦フレームの下端部同士を連結する横フレームと、横フレーム及び縦フレームに両端部を連結する斜め部材と、を有する。コーナー部は、横フレーム、縦フレーム及び斜め部材各々の少なくとも一部によって構成される。コーナー部に収納された電気機器と横フレームとの間に外気が通る隙間が設けられる。斜め部材は、一対の縦フレームの間における回転部の収容空間と電気機器を収容したコーナー部とを仕切り、コーナー部で発生する熱を収容空間に逃がすことにより、コーナー部に熱がこもらないように収容空間とコーナー部とを連絡させる連絡穴を有する。連絡穴は、斜め部材において高くなる側の半分の範囲に配置される。
第1実施形態にX線CT装置の正面図。 X線CT装置の側面図。 X線CT装置の構成ブロック図。 図5のB矢視図。 通気路4が設けられたコーナー部の一例を示す図。 機器が配置されたコーナー部の一例を示す図。 配置された機器の平面図。 第2実施形態に係る溝状部材の一例を示す図。 第3実施形態に係る溝状部材の一例を示す図。 第4実施形態に係る機器が配置されたコーナー部の一例を示す図。 第5実施形態に係る機器を配置されたコーナー部の一例を示す図。 第6実施形態に係る機器を配置されたコーナー部の一例を示す図。 第7実施形態に係る機器及び熱伝導部材の配置の一例を示す図。 機器及び熱伝導部材の配置の他の例を示す図。 斜め部材の平面図。
[第1実施形態]
X線CT装置の第1実施形態について各図を参照して説明する。
図1は、X線CT装置の正面図、図2はX線CT装置の側面図である。図1及び図2では、カバーを波線で示す。
図1及び図2に示すように、X線CT装置は、カバー1、回転部2、及び固定部3を有している。
〔カバー〕
図2に示すように、カバー1は、回転部2及び固定部3を外側から覆うものである。カバー1は、前カバー、後カバー、天井カバー、及びアンダーカバーを有している。前カバー、後カバー及び天井カバーは、回転部2の前面部、後面部及び天井部を覆うように構成されている。アンダーカバーは、固定部3を覆うように構成されている。固定部3が設定される面(床面)とアンダーカバーとの間には隙間が形成されている。なお、この隙間に代えて、また、隙間とともに、換気孔(図示省略)をアンダーカバーに設けてもよい。
カバー1外の冷たい空気がこれらの隙間や換気孔を通ってカバー1内に取り込まれる。なお、隙間及び換気孔を「換気口」という場合がある。また、カバー1外から換気口12を通ってカバー1内に取り込まれた冷たい空気を、「外気」という場合がある。
〔回転部〕
図3はX線CT装置の機能ブロック図である。図1から図3に示すように、回転部2は被検体にX線を照射するX線源と、被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、X線検出器により検出された信号を収集するデータ収集部と、有している。X線源とX線検出器は対向配置され、被検体の体軸回りに回転される。
〔固定部〕
図1及び図2に示すように、固定部3は、一対の縦フレーム31、横フレーム32、及び、斜め部材33を有している。
一対の縦フレーム31は、回転部2を外周方向から挟むように支持している。縦フレーム31は、例えば、厚さ4[mm]の熱間圧延鋼板で略U字断面形状を有する部材が互いに重ね合わされ、全厚さ約40[mm]、幅約280[mm]、高さ約870[mm]の板形状を有している。
横フレーム32は、一対の縦フレーム31の下端部同士を連結している。横フレーム32は、例えば、一般構造用圧延鋼板製の厚さ約9[mm]、幅約650[mm]、長さ約2000[mm]の板形状を有している。
固定部3において、一対の縦フレーム31の間には、回転部2を収容する収容空間が設けられている。X線CT装置の小型化の目的で、装置の全高を抑えるため、回転部2は深く一対の縦フレーム31の間に設けられている。そのため、回転部2の下面と地面(設置面)との間の隙間は、回転部2を傾けたときに約50mm程度にまでなるため、機器を収容するスペースとしては狭い。なお、横フレーム32において、傾けられたときの回転部2と対向する位置には凹部(または貫通穴)が設けられ、回転部2とのクリアランスが確保されている。
したがって、機器を収容するスペースは、一対の縦フレーム31の間において、収容空間を除いた部分である。この部分をコーナー部34という場合がある。図1及び図2に、コーナー部34における機器を収容可能な領域を“A”で示す。
コーナー部34に配置される機器としては、X線管に電力を供給する電源、回転部2を制御する種々の制御基板などが含まれている。
コーナー部34に配置される機器において、図1において、前後方向に対して、奥まった位置に配置される機器を「奥の機器」という場合があり、手前の位置に配置された機器を「手前の機器」という場合がある。また、ここで、前とは、装置の前面側(または正面側)、後とは装置の後面側(または背面側)をいう。
(コーナー部34)
図1に示すように、コーナー部34は、縦フレーム31、横フレーム32及び斜め部材33により三角形断面形状に構成されている。なお、縦フレーム31及び横フレーム32のみでコーナー部34を構成してもよい。また、図1では、装置の正面から見て、左側及び右側にコーナー部34が設けられている。以下の説明では、左側のコーナー部34の中に設けられる通気路4の構造(後述する)を説明するが、右側のコーナー部34の中に設けられる通気路4の構造も、これと同様である。
(斜め部材33)
斜め部材33は、横フレーム32と縦フレーム31との間に筋交いをすることにより装置の構造を補強する部材である。斜め部材33により、コーナー部34の内部と外部(すなわち、収納空間)とが仕切られている。斜め部材33は、厚さ4[mm]の熱間圧延鋼板で略U字断面形状を有する部材が互いに重ね合わされ、全厚さ約35[mm]、幅約280[mm]の板形状を有している。
図1及び図2に示すように、コーナー部34の側方、下方、及び上方は、縦フレーム31、横フレーム32、及び斜め部材33により塞がれている。コーナー部34の前方及び後方が開放されている。なお、前方に開放された口を「前口」、後方に開放された口を「後口」という場合がある。換気口12から取り込まれた外気が前口や後口から手前の機器に届くことにより、手前の機器が冷やされる。
図4は図5のB矢視図である。図4に示すように、斜め部材33には、コーナー部34の空気を上方へ通す連絡穴331が設けられている。それにより、機器で温められた熱は、連絡穴331を通って、上方に抜け、コーナー部34に熱がこもることがない。
しかし、前口や後口からの外気は、奥の機器まで届かず、奥の機器を冷やすことはできない。この実施形態では、以下に説明するように、ファンを用いずに、外気を奥の機器まで届かせて、奥の機器を冷やすように構成されている。
(通気路の構造)
次に、通気路の構造について図5を参照して説明する。図5は、通気路が設けられたコーナー部の一例を示す図である。図5に、コーナー部における機器を収容可能な領域Aの一例を一点鎖線で示す。
図5に示すように、横フレーム32と機器との間には外気を通す通気用の隙間が設けられている。なお、通気用の隙間を「通気路」という場合がある。
図2に示すように、換気口12を通ってカバー1内に取り込まれた外気は、通気路4に通される。このような外気の流れを図2に一点鎖線で示す。図2に示すように、通気路4に外気が通され易いように、通気路4の開口が、換気口12の方に向いて、かつ、換気口12の近傍に配置されている。
図5に、通気路4の高さ及びコーナー部34における機器を収容可能な領域A(一点鎖線で示す)の実効の高さを、ha及びhbで示す。ha、hbの関係は次の式で表される。
ha>2.0×10−2*hb (1)
このように、通気路4の高さhaを確保することにより、収容力を落とさずに、収容される機器を冷却するための外気を十分に通気路4内に取り入れることが可能となる。
図5に示すように、通気路4の構造は、溝状部材41とプレート部材42とを有している。溝状部材41及びプレート部材42は、溶融亜鉛めっき鋼板により成形されている。
溝状部材41は、略U字状断面形状の溝を有する。溝は前後方向に沿って設けられている。それにより、外気(冷たい空気)が、連続して前後の溝口(通気路4の開口)から溝に沿って奥の機器の下方位置まで通される。
なお、外気が前後方向(両方向)から通されるものを示したが、両方向から通されるとは限らない。また、外気を通す方向は前後方向に限らなない。外気を通したい方向に沿って溝を設ければよい。このとき、外気を通したい方向に対して奥まった位置に配置された機器が「奥の機器」となり、手前の位置に配置された機器が「手前の機器」となる。
プレート部材42は、溝状部材41の溝を上方から覆うように構成されている。プレート部材42には、通気路4内の外気を上方へ通す連通穴421が設けられている。それより、溝口(通気路4の開口)から奥の機器の下方位置まで通された外気が、連通穴421を通って奥の機器に届けられる。それにより、外気により奥の機器が冷やされる。
以上のようにして、コーナー部34に配置された機器(手前の機器及び奥の機器)が外気により冷やされる。
また、機器により温められたコーナー部34の空気は上昇し、連絡穴331を通って、上方に放出される。それにより、コーナー部34に熱がこもることがない。
(機器の配置)
図6は、機器が配置されたコーナー部34の一例を示す正面図である。図6に、前後一組が3列に配置された全部で6つの機器を模式的に示す。なお、説明の都合上、各機器を同一形状で示した。また、それらの機器を図6に“E”で示す(以下の図において同じ)。図6に示すように、機器がケーブル36により端子台35に接続されている。
図6に示すように、複数の機器は、互いに側面同士の重なり部分を減らすことにより高さ方向にずらして配置されている。
機器の側面同士の重なり部分を減らすことで、機器の側面から外部に放出される熱の量が多くなり、機器の加熱されるのを防止することが可能となる。また、高さ方向にずらすことで、三角形断面形状のコーナー部34のスペースを効率的に使うことが可能となる。
図7は、配置された機器の平面図である。図7では、機器同士が互いに密着して配置されているが、間隔を空けて配置されてもよい。
図7に示すように、複数の機器は、前後方向にずらして配置されている。それにより、機器の側面同士の重なり部分を減らすことが可能となる。
(基本構成)
次に、X線CT装置の基本的な全体構成について図3を参照して簡単に説明する。図3は、X線CT装置の構成ブロック図である。
X線CT装置10は、システム制御部61、操作部62、架台・寝台制御部63、寝台移動部65、X線制御装置67、高電圧発生装置69、X線源71、検出器73、回転部2、データ収集部77、収集データ記憶装置79、画像再構成処理部81、表示部83を有している。このX線CT装置10は、X線源71を被検体Pの回りに回転させながらX線ビームを曝射させるものである。高電圧発生装置69が「電源」に相当する。
システム制御部61は、X線ビームの検出のタイミングを示す検出制御信号をデータ収集部77に対して出力する。システム制御部61は、データ収集のためのデータ収集制御信号をデータ収集部77に対して出力する。
操作部62は、マウス、キーボード等であり、各種の情報を入力する。システム制御部61は、中央処理装置(CPU)等から構成され、操作部62から入力されたスライス厚、回転速度、寝台移動量等を架台・寝台制御信号として架台・寝台制御部63に対して出力する。システム制御部61は、X線ビーム発生を制御するX線ビーム発生制御信号をX線制御装置67に対して出力する。
架台・寝台制御部63は、システム制御部61により出力された架台、寝台制御信号に基づき回転部2を回転させると共に、寝台移動信号を寝台移動部65に対して出力する。
X線制御装置67は、システム制御部61により出力されたX線ビーム発生制御信号に基づき、高電圧発生装置69による高電圧発生のタイミングを制御する。高電圧発生装置69は、X線ビームを曝射させるための高電圧をX線制御装置67からの制御信号に従ってX線源71に供給する。
X線源71は、高電圧発生装置69から供給された高電圧によってスライス方向に厚みを持った扇状のX線ビームを被検体に向けて多方向から曝射する。検出器73は、X線源71から曝射され、被検体を透過したX線ビームを検出する。
検出器73は、多チャンネルの検出素子を有し且つスライス方向に複数配列された2次元検出器からなる。各列については、例えば、1,000チャンネル程度の検出素子がX線源71の焦点を中心として円弧状に配置される。
回転部2は、X線源71と検出器73とを保持する。回転部2は、図示しない架台回転機構により、X線源71と検出器73との中間点を通る回転軸を中心にして回転される。なお、X線源71と検出器73とが被検体の周囲を1回転しながら、被検体の複数スライス(複数断面)の投影データを収集することを1回のスキャン動作と称する。
データ収集部77は、システム制御部61により出力されたデータ収集制御信号に基づき被検体の複数スライスの投影データを同時に収集して出力する。収集データ記憶装置79は、データ収集部77によって収集された被検体の複数スライスの投影データを記憶する。
画像再構成処理部81は、収集データ記憶装置79に記憶された複数スライスの投影データに基づき被検体の複数の断層画像を同時に再構成する。表示部83は、画像再構成処理部81で再構成された被検体の複数の断層画像を同時にモニタ上に表示する。
また、システム制御部61は、スキャン制御部611を有している。スキャン制御部611は、リアルプレップススキャンでは低線量のX線曝射を行い、本スキャンでは比較的多線量のX線曝射を行う。
X線制御装置67、電源である高電圧発生装置69、及び、収集データ記憶装置79が配置されている。これらが、コーナー部34に配置される「機器」に相当する。
(動作)
以上に、第1実施形態に係る構成を簡単に説明した。次に、X線CT装置の動作について図を参照して説明する。
X線CT装置を稼働すると、機器から熱が発生する。この熱によりコーナー部34の空気が温められて、上昇し、連絡穴331を通って上方へ放出される。それにより、コーナー部34に熱がこもらない。
また、温められた空気が上昇することで、外気がコーナー部34に取り込まれる。取り込まれた外気は、前口や後口から手前の機器に届き、手前の機器を冷やす。
さらに、外気が通気路4の開口から前後方向に通され、連通穴421を通って、奥の機器に届き、奥の機器を冷やす。以上のように、外気によって、コーナー部34に配置された機器(手前の機器及び奥の機器)が冷やされる。
[第2実施形態]
次に、X線CT装置の第2実施形態について図8を参照して説明する。
なお、第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。また、以下の各種実施形態を説明するときも同様とする。
通気路4の構造において、第1実施形態では、溝状部材41には一つの溝が設けられたが、第2実施形態では、複数の溝が設けられている。
図8は、通気路4の構造の一例を示す図である。図8に示すように、溝状部材41は、複数の溝を有している。複数の溝を有することで、溝状部材41の強度を上げることができる。
溝は略U字状断面形状を有している。また、隣接する溝同士の連結部は、略逆U字状断面形状を有している。
プレート部材42には連通穴421が設けられている。連通穴421は、各溝に沿って設けられている。溝に沿って移動した外気が連通穴421を通って奥の機器に届けられる。それにより、奥の機器を冷やすことができる。
また、他の連通穴421は、連結部に沿って設けられている。この連結部が外気を奥に導くための溝に相当する。連結部には連通穴421に対応して下穴411が設けられている。連結部に沿って移動した外気が下穴411及び連通穴421を通って奥の機器に届けられる。それにより、奥の機器を冷やすことができる。
[第3実施形態]
次に、X線CT装置の第3実施形態について図9を参照して説明する。図9は、通気路4の構造の一例を示す図である。
図9に示すように、隣接する溝同士の連結部は、略逆V字状断面形状を有している。連結部を略V字状断面形状にすることにより、複数の溝を設けても、通気路4の断面積の大幅な減少を抑えることが可能となる。
プレート部材42に設けられる連通穴421は、各溝に沿って設けられている。溝に沿って設けられた連通穴421を通って外気が奥の機器に届けられる。それにより、奥の機器を冷やすことができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について図10を参照して説明する。図10は、機器が配置されたコーナー部34の一例を示す図である。
コーナー部34に配置される機器において、第1実施形態では、機器を高さ方向にずらして配置されたものを示したが、第4実施形態では、機器を斜め部材33に沿った方向にずらして配置されている。
図10に示すように、機器は、斜め部材33に沿った方向にずらして配置されている。それにより、機器の側面同士の重なり部分を減らし、機器の側面から外部に放出される熱の量を多くして、機器の加熱されるのを防止することが可能となる。また、その方向にずらすことで、三角形断面形状のコーナー部34のスペースを効率的に使うことが可能となる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について図11を参照して説明する。図11は、機器が配置されたコーナー部34の一例を示す図である。
コーナー部34に配置される機器において、第1実施形態では、機器を高さ方向にずらして配置されたものを示したが、第5実施形態では、機器を斜め部材33に対して直交する方向にずらして配置されている。
図11に示すように、機器は、斜め部材33に対して直交する方向にずらして配置されている。それにより、機器の側面同士の重なり部分を減らし、機器の側面から外部に放出される熱の量を多くして、機器の加熱されるのを防止することが可能となる。また、その方向にずらすことで、三角形断面形状のコーナー部34のスペースを効率的に使うことが可能となる。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態について図12を参照して説明する。図12は、機器が配置されたコーナー部34の一例を示す図である。
コーナー部34に配置される機器において、第1実施形態では、機器を高さ方向にずらして配置されたものを示したが、第6実施形態では、機器を扇状に配置されている。
図12に示すように、コーナー部34に機器が扇状に配置されている。それにより、隣接する機器同士の隙間が同じく扇状となり、機器の側面同士が重ならず、側面から外部に放出される熱の量が多くなり、機器の加熱されるのを防止することが可能となる。また、扇状に配置することで、三角形断面形状のコーナー部34のスペースを効率的に使うことが可能となる。
[第7実施形態]
次に、第7実施形態について図13を参照して説明する。図13は、機器及び熱伝導部材の配置の一例を示す図である。
第1実施形態では、隣接する機器の側面同士をずらして重ねたものを示したが、第7実施形態では、単に重ねるのではなく、側面同士の間に熱伝導部材5を設ける。
熱伝導部材5は、面方向への熱伝導が厚み方向に比べ優れた異方性を有する。熱伝導部材5には、グラファイト、カーボンブラック、金属粉末(銀、銅、ケイ素等)などの導電性のフィラーが用いられる。熱伝導部材5はシート状に成形される。
図13に示すように、熱伝導部材5の一端部は、機器からの熱を吸収するように側面同士で挟まれるように装着される。その他端部は、吸収した熱を固定部3(縦フレーム31、横フレーム32、斜め部材33のいずれか)に伝導するように固定部3材まで延ばされている。
熱伝導部材5を用いることで、熱を積極的に固定部3に導き、機器が加熱されるのを防止し、さらに、コーナー部34に熱がこもるのを防止することが可能となる。なお、上記の熱伝導部材5は、他にも用いることができる。
図14は、機器及び熱伝導部材5の配置の他の例を示す図である。図14に示すように、熱伝導部材5を機器と固定部3とで挟まれるように装着される。それにより、機器が固定部3に対し近接して配置されているときに、機器からの熱を吸収し、吸収した熱を固定部3に伝導することが可能となる。
さらに、熱伝導部材5の一端部が機器に装着され、その他端部が固定部3まで延ばされてもよい。それにより、機器が固定部3に対し離間して配置されているときに、機器からの熱を吸収し、吸収した熱を固定部3に伝導することが可能となる。
なお、前記実施形態では、平板状の斜め部材33の表面全体にわたり均一に連絡331が配置されたもの(図4参照)を示したが、これに限らない。
図15は、斜め部材33の平面図である。図15に示すように、斜め部材33には、表面のうちの約半分の範囲に連絡穴331が配置されている。連絡穴331が配置された範囲は、横フレーム32と縦フレーム31との間に筋交いをするとき、斜めに組み付けられる斜め部材33において、高くなる方の約半分の範囲に配置されている。それにより、機器で温められた熱は、上昇し、連絡穴331を通って、上方に抜け、コーナー部34に熱がこもることがない。なお、機器を図15に“E”で示す。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるととともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カバー
12 換気口
2 回転部
3 固定部
31 縦フレーム
32 横フレーム
33 斜め部材
331 連絡穴
34 コーナー部
4 通気路(通気用の隙間)の構造
41 溝状部材
411 下穴
42 プレート部材
421 連通穴
5 熱伝導部材
61 システム制御部
611 スキャン制御部
62 操作部
63 架台・寝台制御部
65 寝台移動部
67 X線制御装置
69 高電圧発生装置
71 X線源
73 検出器
77 データ収集部
79 収集データ記憶装置
81 画像再構成処理部
83 表示部

Claims (6)

  1. 被検体にX線を照射するX線源を回転させる回転部と、
    前記回転部を外周方向から挟むように支持する一対の縦フレーム、一対の縦フレームの下端部同士を連結する横フレーム、前記横フレーム及び前記縦フレームに両端部を連結する斜め部材と、を有する固定部と、
    前記横フレーム、前記縦フレーム及び前記斜め部材各々の少なくとも一部によって構成され、電気機器を収容するコーナー部と、を備え、
    前記コーナー部に収納された前記電気機器と前記横フレームとの間に外気が通る隙間が設けられ、
    前記斜め部材は、一対の前記縦フレームの間における前記回転部の収容空間と前記電気機器を収容した前記コーナー部とを仕切り、前記コーナー部で発生する熱を前記収容空間に逃がすことにより、前記コーナー部に熱がこもらないように前記収容空間と前記コーナー部とを連絡させる連絡穴を有
    前記連絡穴は、前記斜め部材において高くなる側の半分の範囲に配置されたことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記連絡穴は、前記回転部に対向して形成されたこと、
    を特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  3. 前記コーナー部に収納された前記電気機器と前記横フレームとの間に外気が通る通気用
    前記隙間が設けられていること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記通気用の隙間の高さは、前記コーナー部における前記電気機器を収容可能な実効の高さに対して、2.0×10−2倍より大きいこと、
    を特徴とする請求項に記載のX線CT装置。
  5. 前記斜め部材は、前記回転部の回転軸と略平行な方向に幅を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  6. 前記電気機器は、前記X線源に電力を供給する電源を含むこと、
    を特徴とする請求項1、請求項及び請求項の何れか1項に記載のX線CT装置。
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