JP2005510676A - 可動サンプルホルダ - Google Patents

可動サンプルホルダ Download PDF

Info

Publication number
JP2005510676A
JP2005510676A JP2003547820A JP2003547820A JP2005510676A JP 2005510676 A JP2005510676 A JP 2005510676A JP 2003547820 A JP2003547820 A JP 2003547820A JP 2003547820 A JP2003547820 A JP 2003547820A JP 2005510676 A JP2005510676 A JP 2005510676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
sample
mounting member
axis
attachment member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003547820A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005510676A5 (ja
Inventor
ジョン ウェルズ ピーター
サール ダンカン
ロバーツ マクマートリー デービット
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renishaw PLC
Original Assignee
Renishaw PLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB0128364A external-priority patent/GB0128364D0/en
Priority claimed from GB0129670A external-priority patent/GB0129670D0/en
Priority claimed from GB0210925A external-priority patent/GB0210925D0/en
Application filed by Renishaw PLC filed Critical Renishaw PLC
Publication of JP2005510676A publication Critical patent/JP2005510676A/ja
Publication of JP2005510676A5 publication Critical patent/JP2005510676A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/2025Screw mechanisms with means to disengage the nut or screw from their counterpart; Means for connecting screw and nut for stopping reciprocating movement
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C9/00Impression cups, i.e. impression trays; Impression methods
    • A61C9/004Means or methods for taking digitized impressions
    • A61C9/0093Workpiece support
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C9/00Impression cups, i.e. impression trays; Impression methods
    • A61C9/004Means or methods for taking digitized impressions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/24Elements essential to such mechanisms, e.g. screws, nuts
    • F16H2025/249Special materials or coatings for screws or nuts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

サンプルの軸方向および回転移動を行うためのデバイスが開示される。デバイスは、サンプルを取り付けるための取り付け部材を具え、取り付け部材は軸に沿って移動可能かつ軸のまわりに回転可能であり、同時に回転を伴いながら軸に沿った移動を生じさせる螺旋状ねじ山を取り付け部材が有している点に特徴がある。サンプルは、軸方向および回転方向に移動しながら、スキャンまたは機械加工される。ねじ山は、協働するねじ山とレバーにより解除可能に係合し、協働するねじ山の相対移動によって係合を解除することで、所要の場合に回転を伴わずに前記軸に沿った移動が許容されるようにしてもよい。前記部材の一方のねじ山は変形可能な材料の層またはピースで形成され、変形可能な材料が前記部材の他方のねじ山との係合に応じて変形することで、結合するねじ山が形成されるものとすることができる。サンプルをスキャンする方法についても開示される。

Description

本発明は、サンプルホルダの軸方向および回転移動を許容するデバイスに関するものである。
ある状況では、サンプルホルダを移動できるようにすることが望まれる。例えば、3次元物体の形状をスキャンしてその形を複製することを目的とする場合である。そのような状況の一つには、例えばブリッジワークなどが必要である場合の、歯もしくは歯の部分(dental parts)の複製がある。代替物を製造するためには、歯もしくは歯の部分の正確な立体画像が必要である。よって、歯の表面領域の実質的なプロポーションをカバーするスキャンを行わなければならない。時間および正確さの双方の見地から、1プロセスで歯の部分が完全にスキャンされることも望まれる。
欧州特許第0 634 150号明細書 "Mechanical Design of Laboratory Apparatus" 、H Braddick、Chapman and Hall Ltd, London 1960
1プロセスで歯の部分が完全にスキャンできるようにするデバイスの一つが特許文献1に記載されている。そのデバイスは歯の部分が載置される回転可能なホルダを具えている。往復移動が可能なスキャンデバイスを備えることによって、鉛直方向の移動が提供される。このデバイスの問題は、2つの独立した動きを要しているので、2つのモータを調和させなければならないので複雑である、ということである。2つのモータを使用することによってコストも増大し、デバイス故障の機会も増えることになる。
本発明は、軸のまわりに回転可能かつ前記軸に沿って移動可能なサンプルの取り付け部材を具え、前記サンプルの軸方向および回転移動を行うためのデバイスであって、前記取り付け部材は、同時に回転を伴いながら前記軸に沿った移動を生じさせるための概ね螺旋状のねじ山を有することを特徴とするデバイスを提供する。
取り付け部材およびサンプルホルダの1回転あたりの軸方向移動を十分に小さくし、歯の部分もしくは歯の表面の実質的なプロポーションがスキャンされるのが望ましいことを我々は見出した。これには、微細なピッチをもつねじを使用し、サンプルホルダの回転ごとに、軸に沿った非常に小さい歩進が可能となるようにすることを要する。しかしながら、ねじ山を微細とすることによって必要となる多数の回転を行うことなく、軸に沿った迅速な移動が行われるようにするのが望ましいことも、我々は見出した。これは、例えば小さい歩進が不要である場合に、サンプル位置の簡便な調整を可能とするものである。
よって、好ましくはねじ山との係合を解除可能として、所要の場合には回転を伴うことなく軸に沿った取り付け部材の移動を許容できるようにする。
より詳しくは、取り付け部材上のねじ山は相対的に固定された部材上のねじ山と協働することができ、またそれらのねじ山を相対移動可能として互いに係合および離脱できるようにすることができる。それら部材の一方のねじ山を変形可能な材料の1以上のピースまたは層で形成し、他の部材のねじ山との係合に応じて変形することで、結合ねじ山を形成するものとすれば、特に有利であることを我々は見出した。
他の形態では、取り付け部材および相対的に固定された部材のねじ山の双方は恒久的に形成されたもの、すなわち旋削その他によって2部材の各表面内に形成されたものとされる。
好ましくは、デバイスはプローブまたは加工具(machine tool)をさらに具え、軸方向および回転方向に移動しながらサンプルがスキャンまたは機械加工されるようにする。
好適実施形態において、プローブまたは加工具が取り付け部材の回転軸に相対的に位置づけ可能である。好ましくは、サンプルは歯の部分である。
好ましくは、互いに係合および係合解除されるねじ山の相対移動は、レバーによって作動される。レバーは2位置間で移動可能であり、レバーの一方の位置はねじ山の係合状態に対応し、他方の位置は非係合状態に対応する。
好適な実施形態においては、デバイスは硬質材の複数のピースをさらに具え、それらは相対的に固定された部材の周りに間隔を置いて放射状の位置に配されている。これら硬質のピースは、結合ねじ山が係合していないときに、一方のねじ山に対する摺動部を形成する。
本発明の第2の形態では、軸のまわりに回転可能かつ前記軸に沿って移動可能で、一端にサンプルが取り付けられる取り付け部材を用意する工程であって、前記取り付け部材が、回転を伴いながら前記軸に沿った移動を生じさせるための概ね螺旋状のねじ山を有するものである当該工程と、
前記サンプルの表面の適切なポイントにプローブを位置づける工程と、
前記取り付け部材を回転させる工程とを具え、前記サンプルの表面の螺旋状スキャンを生じさせる概ね螺旋状の経路において前記取り付け部材が回転することを特徴とするサンプルのスキャン方法が提供される。
好ましくは、サンプルは歯の部分である。
他の形態では、サンプルをプローブによってスキャンされるものとする代わりに、加工具によって機械加工されるものとすることもできる。
以下、添付図面を参照し、例をあげて本発明を説明する。
図1は本発明に係るデバイスを示し、外周に沿った螺旋状のねじ山2をもつ取り付け部材1を有している。取り付け部材1はモータ4により駆動される駆動スピンドル3に取り付けられている。第1バイアス手段5は、第1シャフト7に取り付けられたPTFEのローラ6であり、シャフトは取り付け部材1に実質的に直交するとともに、第1ばね8により取り付け部材1に向けてバイアスされている。2つのPTFEのパッド9,10が取り付け部材1の長さ方向に沿って間隔をおいて配置され、その各々はPTFEのローラ6から約120度の部位に位置している。そのようなPTFEのパッドがさらに2つ、同様に間隔をおき、かつローラ6およびパッド9,10の双方に対して約120度の部位に配置される(不図示)。
第2バイアス手段11は、第2シャフト13により保持された硬質材の第1ピース12である。このシャフトは取り付け部材1に実質的に直交し、一端に第2ばね14を、他端にレバー15を有している。硬質材の第1ピース12は、PTFEのローラ6と丁度反対側で取り付け部材1に隣接して位置決めされている。第2バイアス手段11は、第1バイアス手段5に対してそれ以上の逆向きの力を作用する。さらに2つの硬質材のピース16,17が取り付け部材1の周りに、硬質材の第1ピース12および互いに対して周方向に間隔をおいて配置されている。第2シャフト13は、ロッド18を介し第1シャフト7に機械的に接続されている。レバー15は、第2バイアス手段11を作動させない第1位置と、第2バイアス手段11を作動させる第2位置との間で移動可能である。
明確化のために、中空円形状のシャフト内に取り付け部材1を収容する相対的固定部材はこの図では省略されている。このシャフトには多数の窪みが設けられ、第1および第2バイアス手段の要素とともに、PTFEの4つのパッドおよび2つのさらなる硬質材のピースを収容する。ねじ山2のピッチは0.2mmであり、旋削プロセスにより取り付け部材1の表面に作成されている。取り付け部材1の直径は20mmである。ねじ山が0.3ミリメートル未満である場合、結合部(雌ねじまたは雄ねじ)を製造するのは非常に難しい。ねじ山間で一定かつ円滑な移動が要求される場合、すなわち、ねじ山の間で良好なマッチングが要求される場合は特にそうである。従って、PTFEのような、変形可能な部材によって結合ねじを作成する。これにより、機械加工された2つのねじを有する場合に関連して生じ得る問題が解決される。
結合ねじを生成するために、4つのPTFEのパッド9,10(および不図示のもの)がねじ山2に沿って、そのまわりの異なる位置に設けられている。PTFEのパッドの位置は、取り付け部材が収容される相対固定部材(不図示)のシャフトに設けられた窪み内に、それらパッドを部分的に収容することで維持される。PTFEのパッドがねじ山2に接触すると、パッドは変形し、結合ねじの形状となる。これにより、取り付け部材がモータ4によって回転すると、螺旋状経路内で取り付け部材がPTFEのパッド9,10に対し(よって相対固定部材に対し)、移動できるようになる。
レバー15の位置にかかわらず、第1バイアス手段5は常時作動する。しかしながら、レバー15がその第2位置にあるときには、第2バイアス手段11もまた作動する。第2バイアス手段11は第1バイアス手段5に対向し、その力が少なくとも等しいので、第1バイアス手段の影響は第2バイアス手段によってキャンセルされることになる。
レバー15がその第1位置にあるときには、PTFEのパッドがねじ山2に接触するので、それらは変形し、PTFEのパッド9,10内に結合ねじが生成される。よって、この第1位置においては、取り付け部材の鉛直方向変位は取り付け部材の回転割合によって制御される。取り付け部材の回転は、好ましくは回転速度可変のモータ4によって制御される。
小歩進が必要ない場合において、取り付け部材1の高さを迅速にリポジショニングできるようにするためには、PTFEのパッド9,10を取り付け部材1のねじ山2から解除しなければならない。これはレバー15を第2位置に動作させることによって実現される。レバー15を第2位置に動作させるときは、ロッド18が第1シャフト7を押圧して第1ばね8のバイアス効果をキャンセルすることにより、PTFEのローラ6からのバイアスを除去する。同時に、硬質材の第1ピース12は取り付け部材1に向かってバイアスされる。これにより取り付け部材1は他の硬質材のピース16,17に向かって移動し、PTFEのパッド9,10内の結合ねじとの係合が解かれる。硬質材の3つのピース12,16,17は摺動部を形成し、この摺動部上で取り付け部材はその回転とは独立に昇降できる。よって、歯その他のサンプルをスキャニングのための正確な位置の近傍に位置決めするためには、レバーを第2位置におき、迅速な昇降が可能となるようにすればよい。一旦正確な位置の近傍に至れば、レバーを第1位置に移動させて、スキャニングに先立つ高さの微調整を行うことができる。
硬質材のピースをもたないデバイスを用いることもできる。しかしPTFEはねじ山に変形するので、レバーがその第2位置に移動することで第2バイアス手段が作動した後にも、PTFEがねじ山と協働すなわち係合したままとなることによって、ねじ山の大幅な変位(ねじ山の回転とは独立している)により侵食(erode)され得る。この結果、デバイス寿命が短くなり、折に触れてPTFEのパッドを交換する必要が生じる。
変形可能な材料がねじ山を完全に埋めなければならないわけではなく、事実それは望ましいことではない。取り付け部材のその第2位置への移動時に、変形可能な材料がねじ山から離脱することが困難となり得るからである。取り付け部材が回転する際、これがスリップしないようにする目的に対して、変形可能な材料がねじ山と十分に協働することだけが必要である。よって、浅く結合するねじ山が形成されることが好ましい。
図2aおよび図2bは図1に示したデバイスの平面図である。外周部に螺旋状のねじ山(不図示)をもつ取り付け部材1は相対固定部材20内に収納されている。第1バイアス手段5は第1ばね8、第1シャフト7、および第1シャフト7に取り付けられたPTFEのローラ6を具えている。2つのPTFEのパッド9,21は、取り付け部材上のねじ山と相対固定部材との間に、PTFEのローラ6からほぼ120度の位置に収納されている(PTFEの他のパッドも相対固定部材の長さ方向に沿った位置に配設できる)。取り付け部材に隣接して、第1バイアス手段5とは丁度反対側に、第2バイアス手段11が配置されている。第2バイアス手段11は第2シャフト13を具え、その一端には第2ばね14が、他端には2位置間で移動可能なレバー15が取り付けられている。第2シャフト13はロッド18を介して第1シャフト7と機械的に接続されている。第2シャフト13は、それに取り付けられたリン青銅の第1ピース12を有する。このリン青銅の第1ピース12はPTFEのローラ6とは丁度反対側に配置されている。相対固定部材の壁には、リン青銅の第1ピースから120度離して、さらに2つのリン青銅のピース16,17が配置されている。
図2aでは、レバー15は第1位置にある。この第1位置においては、第1バイアス手段5のみが作動している。PTFEのローラ6は第1ばね8によりバイアスされ、取り付け部材1と機械的に接続されている。これによって取り付け部材1のねじ山が2つのPTFEのパッド9,21と係合し、PTFEには結合ねじ山が形成される。この第1位置によって、鉛直方向変位と同時に、相対固定部材に対する取り付け部材の回転が生じる。すなわち、取り付け部材は螺旋状に進む。
2つのねじ山を離脱させるために、レバー15をその第2位置に作動させる。レバーが第2位置にあるときには、第2バイアス手段11が作動し、第1バイアス手段5と対向する。レバー15の第2位置への移動によって、様々なことが起こる。第1には、第1および第2シャフトと機械的に結合しているロッド18が第1シャフトに向けて押圧され、第1バイアス手段に抗してこれを中立状態にする。第1バイアスを無効にするためには、第1バイアスとは逆向きに作用するこの力が、第1バイアス力と少なくとも等しくなければならない。第2に、かつ同時に、リン青銅の第1ピース12が押圧されて取り付け部材1と接触する。PTFEの2つのパッドおよびリン青銅の第1ピースの相対位置によって、これは取り付け部材1のねじ山をPTFEの2つのパッド9,21に形成されたねじ山から離脱させるように作用する。
硬質材は実質的に滑らかで平坦な表面を有しており、ねじ山の状態および形状を崩すことがなく、従って取り付け部材の回転とはかかわりなく、かつ独立に、硬質材の表面に対しねじ山を上下摺動させることが可能となる。硬質材は、例えばばね鋼またはリン青銅とすることができる。
PTFEのローラ6については、必ずしもPTFEで作成されていなくても、あるいは変形可能な材料でなくてもよく、また必ずしもローラとしなくてもよい。PTFEのローラ6はPTFEのパッド9,10,21に向けて取り付け部材1をバイアスするが、これは取り付け部材上のねじ山がPTFEのパッドと協働および係合し、かつそれによってPTFEのパッドに結合ねじを生成するようにするためである。PTFEのローラの代替物は硬質材のパッドである。
相対固定部材の内径はねじの外径より約0.5mm大きくしてある。これは、取り付け部材のねじ山が移動して結合ねじ山と係合およびその解除を行うことができるようにするためである。
対象のスキャンを実行する際には、スキャンデバイスに対する対象の位置が重要である。加えて、スキャンデバイスは最も正確なx,y,z座標のウィンドウを有し得る。このウィンドウ内で行われるべきスキャン全体に対して重要であるからである。さらに、スキャンデバイスは、実際にスキャンを実行する例えばプローブ(LVDTであってもよい)の制限された範囲の移動を有し得る。良好なスキャンを行うために、この移動範囲内に対象全体があるべきである。
相対固定部材ないしスキャンデバイスに対する取り付け部材ないし歯の反復性のあるリポジショニングが確実に行われるようにするために、取り付け部材は好ましくは第1位置に運動学的に(kinematically)保持される。非特許文献1には運動学的配置が詳述されている。
相対固定部材内で運動学的に配置された取り付け部材を軸方向に移動させるためには、5ポイントで接触することを要する。使用可能なピースの形状には種々のものがあるが、最も安定したものの1つは、5ピースから2つの三角形状を形成することであり、各三角形の頂点にPTFEのローラが位置するようにする。他の形状も使用可能であるが、三角形状を用いる場合には、取り付け部材のまわりにある変形可能な材料の他のピース間の中点とは実質的に正反対の位置に、PTFEのローラを配置するべきである。
相対固定部材内での取り付け部材の運動学的配置に5ポイントの接触を要するとは言っても、これはPTFEの各パッドが1接触ポイントを具備可能であることのみを意味するのではない。それに代わるものとして、3つのPTFEのピースを用いてもよい。ここでは、PTFEのローラがねじ山と1つの連続ポイントでの接触を維持するが、PTFEの他の2つのパッドの各々がねじ山との2接触ポイントを有するようにして、合計5つの接触ポイントをなすようにする。これは変形可能な材料のOリングまたは長方形状を有することで実現できるが、他の形状であってもよいことは当業者であれば明らかであろう。長方形状のピースおよびOリングが、それらの長手方向軸に対して配置され、これらは取り付け部材に放射状の位置に配される。1つの連続接触ポイントの代わりに2つの接触ポイントを得るために、各長方形の中央部または各Oリングの選択された部分は変形したときにねじ山と協働しない。PTFEの1つのパッドから2つの接触ポイントを実現する1方法は、パッドが収納される相対固定部材内の窪みの設計による。窪みに2つの平坦な部分が設けられているのであれば、PTFEは、平坦な部分が設けられていない部位よりもこれら平坦部分からさらに突出することになる。この結果、PTFEは、これら平坦領域内に収納されていないPTFEの部分に先立って、取り付け部材上のねじ山と相互に作用することになる。ハウジングの平坦部分に対応したこれら2つの部分が取り付け部材のねじ山と確実に係合するようにするために、第1バイアス手段の力は注意深く設定されていなければならない。
図3は本発明に係るデバイスの断面を示し、相対固定部材31内に収納される取り付け部材30を有している。取り付け部材30は32の部分でモータ(不図示)により駆動される駆動スピンドルの一端に取り付け可能であり、取り付け部材30の他端にはサンプルホルダを固定可能なターンテーブル33が取り付けられる。取り付け部材30はその長さ方向に沿って逃げ部(relieved portion)34を有しており、これは取り付け部材30の長手方向の中点近傍から駆動スピンドル側端部32に向かって延在している。この逃げ部34は、その上に形成されたねじ山(不図示)を有するとともに、非逃げ部よりも十分に小さい直径を有することでねじ山に対応する。駆動スピンドル端に近い逃げ部34の端部にはカラー35があり、このカラーは取り付け部材30の非逃げ部と少なくとも等しい直径を有している。カラー35の近傍には、取り付け部材30のまわりに120度の間隔をおいて、硬質材の3つのピース36が放射状の位置に配されている。第1ばね37は、硬質材のピース36の1つをハウジング31に固定された他の2つに向けてバイアスする。
取り付け部材30の遠方端部には、3つの支持部38のセットがさらに配されている。これらは120度の間隔をおいた放射状の位置に設けられるとともに、硬質材のピース36と整列している。第2ばね39が第1ばね37の鉛直線上にあり、これによって、さらなるセットの支持部38の1つが、第1ばねと同じ方向に、すなわちハウジングに固定された他の2つに向かってバイアスされる。よって、ハウジング31内の取り付け部材30の位置は、これら2つのばね37,39の作用によって維持される。
硬質材のピースおよびさらなる支持部のセットは取り付け部材30を支持し、取り付け部材30のねじ山(不図示)が結合ねじから離脱しているときの摺動部を形成する。
取り付け部材30上に機械加工されたねじ山に対する結合ねじ(不図示)は、ハンドル41に取り付けられた軟質材のピース40に形成される。ハンドル41は、取り付け部材の逃げ部34に対応した位置において、第3ばね42により相対固定部材30に保持されている。第3ばね42はハンドル41をバイアスし、ハンドルのレスト位置で軟質材が取り付け部材30のねじに係合するようにしている。ハンドル41を19方向に引き、取り付け部材30から離すことによって、ばね42によるバイアスが打ち消され、軟質材40は係合位置から第2位置へと離脱する。その位置では、軟質材40はもはや取り付け部材のねじ山と係合しない。
PTFEと同様、軟質材40が取り付け部材30のねじ山と係合しているときには、取り付け部材およびターンテーブル33の鉛直方向変位は、駆動スピンドルの回転速度とねじ山のピッチとの関数である。
軟質材40が取り付け部材30のねじ山と係合していないときには、取り付け部材30は硬質材のピース35およびさらなる支持部38を上下摺動させる。
図4は本発明のさらなる実施形態の断面を示している。取り付け部材30は相対固定部材31内に収納され、駆動スピンドル(不図示)に一端が取り付けられている。取り付け部材30の遠方端には、ターンテーブル(その上にサンプルホルダが取り付け可能)が取り付けられている。ねじ山(不図示)は取り付け部材30の周囲に形成される。ターンテーブル33は下方に延在したスリーブ43を有し、このスリーブは相対固定部材31と取り付け部材30との間に位置する。3つの支持部38のセットは120度の間隔をおいた放射状の位置に、互いに軸方向にずらされて、スリーブ43と固定部材31との間に位置づけられる。ばね39は、支持部の1つを、相対固定部材31に固定されている他の2つに向けてバイアスする。これらの支持部は、固定部材30の回転軸上にターンテーブル33の回転中心を維持する。
スリーブ43と取り付け部材との間には、挿入部44および変形可能な材料のピース45が配される。挿入部44は相対固定部材31に取り付けられ、カム47によって係合および非係合位置(図示のもの)との間で移動可能である。変形可能な材料のピース45は、その一端が3つのばね48によって相対固定部材31に取り付けられ、ターンテーブル33に向かって取り付け部材30の長手方向に沿って延在し、取り付け部材のまわりに配されている。よって、変形可能な材料45は挿入部44と取り付け部材30との間に位置する。変形可能な材料45は挿入部44と協働する斜面を有し、取り付け部材30上のねじ山と接触したときにそのねじ山に対する結合ねじが形成される。
図に示されている状態では、取り付け部材30上のねじ山は結合ねじに係合しておらず、従ってターンテーブルは相対固定部材31の外の回転軸の平面内で自由に動くことができる。
しかし、例えばレバーの移動によってカム47が作動すると、挿入部44は46方向に下降して変形可能な材料の斜面に係合し、取り付け部材31に向けてこれを付勢することで、変形および結合ねじの形成が行われる。
例えばレバーを先の位置に戻すことによってカム47を逆に作動させると、挿入部44の下向きの力が解除され、もはや挿入部44はねじ山に変形可能な材料45を係合させる力を作用しなくなる。
この実施形態においては、変形可能な材料はナイロンであり、これはその製造方法および/またはそれに続く機械加工プロセスに由来する自然のバイアス力を有し、取り付け部材30から離れるような偏倚が生じるようにされている。これによって、変形可能な材料45が取り付け部材30のねじ山に対し偶発的に係合しないようにしている。挿入部44は、変形可能な材料よりも硬質の材料、例えば真ちゅうや鋼などで作成される。
図5はデバイスの他の例の断面を示し、中空取り付け部材50を有している。相対固定部材はハウジング51およびピラー53を具える。ピラー53はハウジング51に取り付けられて、取り付け部材50の中空の中心内に延在する。すなわち、取り付け部材はハウジングとピラーとの間に配置される。ピラーは2セットの接触ポイント54,55を有し、そのそれぞれは他のピラー53の部分より大きな半径をもつ2領域からなり、ピラーの長さ方向に沿って互いに長手方向にずれており(displace)、相互におよび第3接触ポイント(不図示)から120度離れた放射状の位置に配置されている。第3接触ポイントは接触ポイント54および55の間の長手方向にあり、ばねによりピラー53と接触するようバイアスされることで、半径方向におけるピラー53と取り付け部材50との相対位置が維持される。よって接触ポイント54,55もまた、ハウジング51に対する取り付け部材50の位置を維持する。取り付け部材50は一端に取り付けられたターンテーブル56を有し、ここにサンプルまたはサンプルホルダを配置可能である。
ねじ山57は取り付け部材50の外周に配される。ねじ山57に対する結合ねじは変形可能な材料のピース58に形成される。PTFEである変形可能な材料58は、ナイロンなどのプラスチック材料で作られた屈曲(flexure)ヒンジ59に取り付けられる。ばね60がヒンジをバイアスすることで、変形可能な材料58の通常作動位置でねじ山57に接触するようになっている。レバー61を動作させると、ばね60のバイアス力に抗して、変形可能な材料58がねじ山57から離れる方向に移動する。
取り付け部材50がモータ(不図示)により駆動され、変形可能な材料58がその通常作動位置(ねじ山と係合している)にあるときには、取り付け部材50およびターンテーブル56はハウジング51およびピラー53に対して回転する。レバー61を作動させて変形可能な材料58をねじ山57から離れる方向に移動させると、ねじ山57はもはや結合ねじと係合しなくなる。そこで取り付け部材50およびターンテーブル56は、取り付け部材50の回転移動から独立して、ハウジング51およびピラー53に対して鉛直移動可能となる。
図6はターンテーブル66に取り付けられる取り付け部材65を有するデバイスの断面を示している。取り付け部材はその外周にねじ山67を有するとともに、内部シャフト70に取り付けられる内部リニアロータリーベアリング68を有する。内部シャフト70はハウジング69に固定されている。このリニアロータリーベアリング68は、ハウジング69および内部シャフト70に対して取り付け部材65およびターンテーブル66が回転できるようにするものである。取り付け部材65は、ターンテーブル66が取り付けられる遠方端の近くに、取り付け部材から半径方向に突出する複数の突起(spur)76を有している。突起76は、ベアリング78を介して内部シャフト70に取り付けられた円形の駆動プーリ77に放射状の位置に配置された対応する数のスロットに係合する。円形の駆動プーリ77は、モータ(不図示)に取り付けられて回転し、突起76が駆動プーリ77に係合しているので、リニアロータリーベアリング68上での取り付け部材65およびターンテーブル66の回転が生じる。
変形可能な材料の楔形のリング71がハウジング69内に取り付けられる。変形可能な材料のこのリング71は長円形カム72によって2位置間で作動する。カム72は半径方向に配置された3つのばね74を介してチューブ状アクチュエータ73の一端に作用する。チューブ状アクチュエータ73の遠方端は変形可能な材料71の楔の傾斜面上に置かれる。
長軸がアクチュエータ73およびばね74に作用する位置にカム72があるとき(図に示している状態)、ばね74は圧縮され、アクチュエータ73は変形可能な材料66上に置かれているが、変形可能な材料71を大きく変形させてはいない。これは、変形可能な材料71がねじ山67に接触していないことを意味する。
カム72が90度回転すると、これによって短軸がアクチュエータ73およびばね74に作用し、ばね74は当初の圧縮状態から緩み、アクチュエータ73は矢印75の方向に移動する。これによって変形可能な材料71がねじ山67に向け移動して接触し、結合ねじを形成することで、円形の駆動プーリ77による取り付け部材67の回転に伴い、ターンテーブル66が螺旋移動できるようになる。
図7は他のデバイスの断面を示し、このデバイスはターンテーブル81に取り付けられた中空の取り付け部材80を有している。中空取り付け部材80は相対固定部材内に収納されている。
中空取り付け部材80と相対固定部材82との間には、3つの半径方向に配置された支持部84のセットがあり、これらは中空取り付け部材80の外周のまわりに互いに120度の間隔を置いている。ばね85は、支持部84の1つを、相対固定部材に保持された他の2つに向けてバイアスしている。
中空取り付け部材80の内周にはねじ山86がある。取り付け部材80の中空部内にあって、相対固定部材82には、ナイロンなどのプラスチック材料で作成された屈曲ヒンジ87が保持されている。屈曲ヒンジ87は第2ばね88により接触位置にバイアスされている。レバーの配列89により、屈曲ヒンジ87は第2の非接触位置に動作可能である。屈曲ヒンジ87が接触位置にあるとき(図に示す状態)、屈曲ヒンジ87の一側部に保持されているPTFEのピース90がねじ山86と接触する。この接触位置においては、相対固定部材82および屈曲ヒンジ87に対する中空取り付け部材80の回転によって、中空取り付け部材80およびターンテーブル81の鉛直方向の移動が生じる。この移動割合はねじ山のピッチおよび回転速度により決定される。
レバー89を作動させると、屈曲ヒンジ87はその第2の非接触位置(不図示)に移動し、PTFE90は半径方向内側に移動してねじ山80から離れる。これによって、結合ねじはもはやねじ山86と当接しなくなり、中空取り付け部材が螺旋経路を辿らないようにすることができる。
屈曲ヒンジ87が接触位置にあるか非接触位置にあるかにかかわらず、支持部84はデバイスの回転軸に対する取り付け部材80の位置を維持する傾向がある。これは、サンプルを信頼性高くターンテーブル81の中心に保持し、回転中心にあるようにすることができることを意味する。
図8は本発明のさらなる実施形態の断面を示し、これは内表面にねじ山86をもつ中空取り付け部材80を有している。中空取り付け部材80は相対固定部材82内に収納されている。3つの支持部84a,84bが取り付け部材のまわりに互いに120度の間隔をおいて放射状の位置に配置されている。支持部84aはほぼ取り付け部材80の長さ方向に沿って延在する一方、支持部84bは取り付け部材80の長さ方向の中央部近傍に配置される。ばね85は、1つの支持部84bを、相対固定部材82に保持されている他の2つの支持部84aに向けてバイアスする。例えばナイロンである変形可能な材料のスリーブ91が中空取り付け部材80の内部に収納されている。このスリーブ91は、ねじ山86から離れる方向、すなわち半径方向内向きの傾きを生じさせる自然のバイアス力をもつよう、設計および/または製造されている。スリーブ91内で、栓(bung)92が部分的に支えられている(partially journalled)。栓92はばね93を介して中空取り付け部材80の内側上面に接続されている。このばね93は中空部内で栓92の中心位置を維持し、栓92がねじ山86に接触しないようにしている。栓の遠方端はレバー89に接続されている。レバー89のこの位置においては、変形可能な材料91はねじ山と係合していない。
レバーを作動させると、栓92は変形可能な材料のスリーブ内にさらに引き込まれ、その自然のバイアス力に抗してこれを変形させ、ねじ山86に接触させる。この位置では、相対固定部材82に対する取り付け部材80のいかなる回転によっても、取り付け部材80の鉛直方向変位が生じる。これはねじ山86のピッチの関数である。
変形可能な材料のスリーブ91がねじ山86に向けて変形していない場合、すなわちねじ山が係合していない場合には、3つの支持部84a,84bによって摺動面が提供され、これに沿って取り付け部材80が相対固定部材82に対し鉛直方向に変位可能となる。
取り付け部材80の長さ方向の中点にほぼ位置しているばね85に代えて、あるいはこれに加えて、2つのばねを用いてもよい。その2つのばねは、取り付け部材80に設けられたねじの各端部またはその近傍に、一方が配置されるものである。
本明細書の全体を通じ、結合ねじを生成する変形可能な材料を用いるものとしてて本発明を説明した。その代わりに、結合ねじを提供する口金(collet)を、形成された結合ねじをもつ硬質材から作成してもよい。
図9はベース部101および後背部102を有するスキャンデバイス100を示す。ベース部101は取り付け部材103および相対固定部材104を収納する。取り付け部材103は歯のホルダ105と、その上に取り付けられた歯106とを有している。レバー107は第1および第2位置間で移動可能であり、スキャンデバイスのベース101から突出している。プローブ108はスキャンデバイス100の後背部102に取り付けられている。
レバー107が第1位置にあるとき、取り付け部材は鉛直経路に沿って、すなわち螺旋経路に沿って同時に回転しながら、移動可能である。この第1タイプの移動によって、歯106の表面をプローブ108によりスキャンすることができる。多くの方法のいかなるものによってでもよいが、プローブ108によって収集された情報はコンピュータに送られ、歯の実際の表面プロフィールに変換(translation)されるか、または歯のプロフィールを複製する工作機械に伝送される。
レバーが第2位置にあるときには、いかなる回転からも独立して、取り付け部材は鉛直経路に沿って移動可能である。この第2タイプの移動は、歯のスキャンに先立ってその開始位置にセッティングを行う場合に有用である。取り付け部材の回転速度は、歯のスキャンを行うスキャンデバイスの要求によって決定されるものであるからである。スキャンプロセス全体を通じ、スキャンデバイスはスキャンされるべき歯の表面と良好な接触状態を維持していなければならない。表面が非球面である場合、スキャンのための最高回転速度は減少する。歯の場合、80rpmが最高であり、60rpmが好ましい。これは、ピッチ0.2mmのねじ山上で80rpm(使用するモータが回転数可変である場合はさらに高速)で回転するものであるとき、鉛直方向の取り付け部材の大規模な移動にはかなりの時間がかかることを意味する。その時間を、他の歯をスキャンするのに用いることができる。
機械加工プロセスのためには、プローブを加工具に交換することができる。
スキャン対象であるサンプルの表面プロフィールのスキャンを行うプローブは、接触型プローブ(図9に示すようなもの)であってもよいし、レーザのような非接触型プローブであってもよい。プローブまたは加工具は、取り付け部材の回転軸に対して、例えば0度や90度(あるいはそれらの間の角度)など、どのような向きでサンプルホルダに取り付けられるものでもよい。ある状況下では、2以上のプローブ/加工具の使用も有利であり得る。
プローブ/加工具は取り付け部材に対して所定位置に固定される必要はなく、鉛直方向および/または取り付け部材の回転軸に対して円弧状経路に沿って移動可能であることが有利であり得る。
スキャン手順後には、セラミック材のブロックから義歯(replica tooth)を作るため、またはスキャンされたサンプルから不要な部分を除去するために、プローブを加工具に交換することができる。
本発明に係るデバイスによれば、1つのモータを用いてサンプルの螺旋状移動を行わせることが可能となる。移動のピッチを決定するねじ山は細かく、結合するねじ山から有利に係合解除可能であることが好ましい。
本発明に係るデバイスの分解図である。 図2aおよび図2bは図1に示すデバイスの平面図である。 本発明に係るデバイスの断面図である。 本発明の他の実施形態の断面図である。 本発明に係る他のデバイスの断面図である。 本発明に係るデバイスの断面図である。 本発明に係るさらなるデバイスの断面図である。 本発明の他の実施形態の断面図である。 本発明に係るスキャンデバイスの断面図である。

Claims (12)

  1. 軸のまわりに回転可能かつ前記軸に沿って移動可能なサンプルの取り付け部材を具え、前記サンプルの軸方向および回転移動を行うためのデバイスであって、前記取り付け部材は、同時に回転を伴いながら前記軸に沿った移動を生じさせるための概ね螺旋状のねじ山を有することを特徴とするデバイス。
  2. プローブまたは加工具をさらに具え、軸方向および回転方向に移動しながらサンプルがスキャンまたは機械加工されるようにした請求項1に係るデバイス。
  3. 前記ねじ山の係合を解除可能として、所要の場合に回転を伴わずに前記軸に沿った移動が許容されるようにした請求項1または2に係るデバイス。
  4. 前記取り付け部材上の前記ねじ山が相対的に固定された部材上のねじ山と協働し、これらねじ山が係合および係合解除されるよう互いに相対移動可能である請求項3に係るデバイス。
  5. 前記部材の一方のねじ山は変形可能な材料の1以上のピースまたは層で形成され、前記変形可能な材料が前記部材の他方のねじ山との係合に応じて変形することで、結合するねじ山が形成される請求項4に係るデバイス。
  6. 前記取り付け部材および相対固定部材のねじ山が恒久的に形成されたものである請求項4に係るデバイス。
  7. 前記相対移動がレバーによって作動される請求項4ないし請求項6のいずれかに係るデバイス。
  8. 前記相対固定部材のまわりに間隔を置いて放射状の位置に配される硬質材のピースを複数、さらに具えた請求項4ないし請求項7のいずれかに係るデバイス。
  9. 前記プローブまたは加工具は前記取り付け部材の前記回転軸に相対的に位置づけ可能である請求項2に係るデバイス。
  10. 前記サンプルが歯の部分である請求項2または請求項9に係るデバイス。
  11. 軸のまわりに回転可能かつ前記軸に沿って移動可能で、一端にサンプルが取り付けられる取り付け部材を用意する工程であって、前記取り付け部材が、回転を伴いながら前記軸に沿った移動を生じさせるための概ね螺旋状のねじ山を有するものである当該工程と、
    前記サンプルの表面の適切なポイントにプローブを位置づける工程と、
    前記取り付け部材を回転させる工程とを具え、前記サンプルの表面の螺旋状スキャンを生じさせる概ね螺旋状の経路において前記取り付け部材が回転することを特徴とするサンプルのスキャン方法。
  12. 前記サンプルが歯の部分である請求項11に係るデバイス。
JP2003547820A 2001-11-27 2002-11-27 可動サンプルホルダ Pending JP2005510676A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0128364A GB0128364D0 (en) 2001-11-27 2001-11-27 Moveable sample holder
GB0129670A GB0129670D0 (en) 2001-12-12 2001-12-12 Moveable sample holder
GB0210925A GB0210925D0 (en) 2002-05-14 2002-05-14 Movable sample holder
PCT/GB2002/005338 WO2003046412A1 (en) 2001-11-27 2002-11-27 Movable sample holder

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005510676A true JP2005510676A (ja) 2005-04-21
JP2005510676A5 JP2005510676A5 (ja) 2006-01-19

Family

ID=27256337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003547820A Pending JP2005510676A (ja) 2001-11-27 2002-11-27 可動サンプルホルダ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7185552B2 (ja)
EP (1) EP1448915A1 (ja)
JP (1) JP2005510676A (ja)
CN (1) CN100353137C (ja)
AU (1) AU2002349119A1 (ja)
WO (1) WO2003046412A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0325803D0 (en) 2003-11-05 2003-12-10 Renishaw Plc Method of scanning
GB0327698D0 (en) 2003-11-28 2003-12-31 Renishaw Plc Method and apparatus for scanning
JP2007529734A (ja) 2004-03-18 2007-10-25 レニショウ パブリック リミテッド カンパニー 物体走査
JP4358060B2 (ja) * 2004-07-30 2009-11-04 株式会社ホンダロック ステアリングロック装置の検査装置
JP4823838B2 (ja) * 2006-09-29 2011-11-24 株式会社ジーシー 支台歯模型の保持具
WO2012158520A1 (en) 2011-05-13 2012-11-22 Beckman Coulter, Inc. Laboratory product transport element and path arrangement
ES2689169T3 (es) 2011-05-13 2018-11-08 Beckman Coulter, Inc. Sistema y método que incluye elemento de transporte de producto de laboratorio
FR2977672B1 (fr) * 2011-07-05 2013-08-02 Valorhiz Dispositif de mesure couplee des parametres hydriques d'un sol.
KR20140092377A (ko) 2011-11-07 2014-07-23 베크만 컬터, 인코포레이티드 분취기 시스템 및 작업흐름
BR112014011043A2 (pt) 2011-11-07 2017-06-13 Beckman Coulter Inc detecção de recipiente de espécime
BR112014011044A2 (pt) 2011-11-07 2017-04-25 Beckman Coulter Inc amortecimento magnético para sistema de transporte de espécime
JP6320926B2 (ja) 2011-11-07 2018-05-09 ベックマン コールター, インコーポレイテッド 遠心分離機システムおよびワークフロー
CN104053997B (zh) 2011-11-07 2016-12-21 贝克曼考尔特公司 用于处理样本的***和方法
CN104040352B (zh) 2011-11-07 2016-09-07 贝克曼考尔特公司 机械臂
ES2684974T3 (es) 2012-09-14 2018-10-05 Beckman Coulter, Inc. Sistema analítico con transporte de capilar
US20220381282A1 (en) * 2021-05-25 2022-12-01 Brady Fox-Mudge Self tightening nut and bolt system
CN113856949A (zh) * 2021-10-09 2021-12-31 浙江中控西子科技有限公司 一种静电喷涂流水线

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3004445A (en) * 1959-10-14 1961-10-17 Zeiss Carl Screw drive for measuring instruments
US3456548A (en) * 1967-11-22 1969-07-22 Ideal Corp Screw with hexagonal-collared slotted head
GB1604916A (en) * 1978-02-10 1981-12-16 Inventec Licensing Bv Seats for children
FR2468798A1 (fr) * 1979-09-11 1981-05-08 Tech Integrale Mecanisme debrayable, de vis et ecrou a roulement
DE3834418A1 (de) 1988-10-10 1990-04-12 Leitz Wild Gmbh Schraubengetriebe
EP0455855B1 (de) * 1990-05-09 1995-04-12 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur Erstellung von medizinischen, insbesondere zahnmedizinischen Prothetik- Passkörpern
SE501410C2 (sv) * 1993-07-12 1995-02-06 Nobelpharma Ab Förfarande och anordning i samband med framställning av tand, brygga, etc
US6095476A (en) * 1998-02-12 2000-08-01 Mathis; Virgil Adjustable television stand
US6106365A (en) * 1998-11-06 2000-08-22 Seh America, Inc. Method and apparatus to control mounting pressure of semiconductor crystals

Also Published As

Publication number Publication date
CN100353137C (zh) 2007-12-05
EP1448915A1 (en) 2004-08-25
US7185552B2 (en) 2007-03-06
US20050028617A1 (en) 2005-02-10
WO2003046412A1 (en) 2003-06-05
CN1596349A (zh) 2005-03-16
AU2002349119A1 (en) 2003-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005510676A (ja) 可動サンプルホルダ
KR101376242B1 (ko) 가공공구
KR20190114754A (ko) 배관 단면 가공장치
JP5483304B2 (ja) 医療用切削具の製造装置及び製造方法
JP4665440B2 (ja) 加工工具
JP2647080B2 (ja) ポータブル旋盤の軸受装置
JP4016426B2 (ja) 被加工物に円錐形又は所定形状の穴を穿孔するための方法及び装置
TWI314889B (ja)
US6736702B2 (en) End face polishing machine
EP0678359A1 (en) Polisher
JP2005034953A (ja) コネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置
JP2005034952A (ja) コネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置
JP2010107367A (ja) 測量用三脚
JP6363773B1 (ja) 加工工具
JPH01193121A (ja) 歯切り用ワーク支持装置
JP7065055B2 (ja) バリ取り工具およびバリ取り方法
JP2022074292A (ja) バリ取り工具及びバリ取り方法
US8961177B2 (en) Medical or dental handpiece
EP3827219A1 (en) Accessory for rotary probe support
JP2008173699A (ja) 被加工材のセッティング方法
JP6677588B2 (ja) 工具および装置
JPS614662A (ja) 平面研摩装置の被加工物保持機構
JP4190000B6 (ja) 加工部材保持装置
JP4482736B2 (ja) グラビア彫刻機におけるギャップ調整装置
JP2002154040A (ja) 回転工具

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080620

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080919

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080929

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081020

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081027

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081120

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090721

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090924

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100129