JP2005034953A - コネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置 - Google Patents

コネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一体成形されたコネクティングロッドの大端孔の内周面に対して凹状の一対のクラッキング溝を確実且つ低コストで形成することが可能なコネクティングロッド用ラッキング溝の加工装置を提供する。
【解決手段】ボディ16に設けられた回転駆動源58の駆動作用下に駆動プーリ62が回転し、駆動プーリ62の回転駆動力が駆動力伝達ベルト68を介して従動プーリ64へと伝達され、前記従動プーリ64に一体的に連結された溝加工部26が回転する。そして、溝加工部26をコンロッド20の大端孔22の内部に挿入することにより、前記溝加工部26の研削プレート40によって断面略凹状の第1溝を形成すると共に、コンロッド20の軸線に対して第1溝と対向する位置に、第1溝と対称形状となる断面略凹状の第2溝を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、車両用のエンジンを構成するコネクティングロッドが一体成形された後、前記コネクティングロッドの大端孔の内周面に該コネクティングロッドをキャップ部とロッド部とに破断分離するためのクラッキング溝を形成するコネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置に関する。
従来から、車両用のエンジンのクランクシャフトとピストンとをコネクティングロッド(以下、単にコンロッドという)を介して連結し、前記クランクシャフトの回転駆動力をピストンへと伝達している。
このコンロッドは、その一端部側の大端部に形成される大端穴の内側面に軸受が装着され、前記クランクシャフトのジャーナルを軸支すると共に、他端部側の小端部に形成される小端穴には別個の軸受を介してピストンに挿通されるピストンピンが挿入される。
そして、一般的に、前記コンロッドは鍛造成形によって形成され、予めコンロッド本体である軸部とキャップ部とをそれぞれ別個に製造する方法と、前記コンロッドを一体的に製造した後に前記軸部と前記キャップ部とに分離するコンロッドのクラッキング製造方法が知られている。
例えば、一体に製造されたコンロッドを前記軸部とキャップ部とに分離する場合には、先ず大端部に形成される大端穴の内側面における軸部とキャップ部との境界になる位置に、一対の破断促進用の溝を対向するように形成している。この溝は、コンロッドの成形段階または成形後にブローチ加工やレーザ加工によって所定深さに形成される。
そして、前記溝が形成されたコンロッドの大端穴の内部に加圧用ホースを挿通させ、前記加圧用ホースに加圧用液体を加圧供給することにより、前記加圧用ホースを半径外方向へと膨張させてコンロッドの大端穴の内側面を半径外方向へと押圧する。そのため、コンロッドの大端穴における溝の部分から破断が生じ、コンロッドを軸部とキャップ部とに破断分離している(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−245122号公報
ところで、特許文献1に係るコンロッドのクラッキング製造方法によってコンロッドを破断分離する場合においては、その軸部とキャップ部とを均等且つ円滑に破断分離させるために、コンロッドの大端穴の内側面に形成される破断促進用の溝の位置及び深さ等が略均等であること、換言すると、前記大端穴に形成される一対の溝が、対称形状に形成されていることが要求されている。
しかしながら、前記破断促進用の溝をブローチ加工によって形成する際、ブローチ加工用の切削工具はその断面形状が略円形状であるため、前記切削工具によって形成される溝形状が略半円状となる。その結果、前記略半円状の溝では軸部とキャップ部とを確実且つ均等に破断分離することが困難であるという問題がある。
また、例えば、前記破断促進用の溝をレーザ加工によって形成した際、大端穴の内周面における前記溝の近傍に硬化層が形成されるため、前記大端穴の近傍における材質変化に伴ってコンロッドの強度に影響が出ることが懸念されると共に、溝の加工を行った際に発生するスラッジ等の塵埃が、大端穴の内周面に付着するという問題がある。
さらに、前記ブローチ加工及びレーザ加工によって溝を形成する場合には、その溝形状又は深さを変更する際の変更作業が煩雑であると共に、コストが増大するという問題がある。
本発明は、前記の種々の問題等を考慮してなされたものであり、コネクティングロッドの大端孔の内周面に凹状の一対のクラッキング溝を確実且つ低コストで形成することが可能なコネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、大端部と小端部を有し、一体成形されたコネクティングロッドを、キャップ部とロッド部とに破断分離するために前記大端部の大端孔における内周面の対向する位置に一対のクラッキング溝を形成するコネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置において、
ボディと、
前記ボディに連結され、前記コネクティングロッドの軸線と略平行に設けられる駆動軸が電気信号によって回転駆動する回転駆動源と、
周縁部に薄板状の研削部材を有し、回転軸が前記コネクティングロッドの軸線と略平行となるように前記ボディに回転自在に軸支された回転研削手段と、
前記駆動軸の回転駆動力を前記回転研削手段へと伝達する駆動力伝達機構と、
を備え、
前記回転駆動源の駆動作用下に前記駆動力伝達機構を介して前記回転研削手段が回転駆動し、前記回転研削手段を前記大端孔に向かって変位させることにより、前記回転研削手段の前記研削部材によって前記コネクティングロッドの大端孔の内周面に凹状に窪んだクラッキング溝が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、回転駆動源の駆動軸及び回転軸をそれぞれコネクティングロッドの軸線と略平行に設け、前記回転軸を介して回転研削手段を回転自在に設けている。前記駆動軸からの駆動力を駆動力伝達機構を介して回転研削手段へと伝達し、前記回転研削手段をコネクティングロッドの大端孔の内部に挿入し、前記回転研削手段の研削部材によって一対のクラッキング溝を形成している。
従って、薄板状の研削部材によってコネクティングロッドの大端孔の内周面に一対のクラッキング溝を対称位置及び略均一の深さで幅狭な凹状に形成することができ、一体成形されたコネクティングロッドをクラッキング溝を介してロッド部とキャップ部とに好適に破断分離することができる。
また、従来のブローチ加工やレーザ加工によって大端孔にクラッキング溝を形成する場合と比較して、より確実且つ低コストでクラッキング溝を対称位置及び略均一の深さに形成することができ、設備コストを削減することができる。
さらに、駆動力伝達機構を、駆動軸に連結される第1プーリと、ボディに回転自在に軸支されると共に、回転研削手段と一体的に連結される第2プーリとの間に懸架される駆動力伝達ベルトとすることにより、第1プーリの回転駆動力を駆動力伝達ベルトを介して確実且つ好適に第2プーリに連結された回転研削手段へと伝達することができる。そのため、回転研削手段を小型化することができ、前記回転研削手段をコネクティングロッドの大端孔の内部に好適に挿入してクラッキング溝を形成することができる。
さらにまた、駆動力伝達機構が、駆動軸に連結され、複数の歯部を有する第1ギアと、前記ボディに回転自在に軸支されると共に、前記回転研削手段と一体的に連結され、複数の歯部を有する第2ギアとの間に懸架されるチェーンとすることにより、第1ギアの回転駆動力をチェーンを介して確実且つ好適に第2ギアに連結された回転研削手段へと伝達することができる。そのため、回転研削手段を小型化することができ、前記回転研削手段をコネクティングロッドの大端孔の内部に好適に挿入してクラッキング溝を形成することができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、薄板状の研削部材を有する回転研削手段を駆動軸からの駆動力によって駆動力伝達機構を介して回転させ、前記回転研削手段をコネクティングロッドの大端孔の内部に挿入することにより、前記研削部材によって前記大端孔の内周面に一対のクラッキング溝を対称位置及び略均一の深さで幅狭な凹状に形成することができる。そのため、一体成形されたコネクティングロッドを凹状のクラッキング溝を介してロッド部とキャップ部とに破断分離する際に良好な破断性を得ることができる。
また、従来のブローチ加工やレーザ加工によって大端孔にクラッキング溝を形成する場合と比較して、より一層確実且つ低コストでクラッキング溝を対称位置及び略均一の深さに形成することができる。
本発明に係るコネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1〜図3において、参照符号10は、本発明の第1の実施の形態に係るコネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置(以下、単に加工装置10という)を示す。
この加工装置10は、産業用の多関節型のロボット12(例えば、数値制御マシン)の端部に図示しないボルト等を介して連結されるボディ16と、前記ボディ16に連結され、電気信号によって回転駆動する駆動部18と、前記ボディ16の下端部に連結され、コンロッド20の大端孔22の内周面にクラッキング溝24(図4参照)を形成する溝加工部(回転研削手段)26と、前記駆動部18の回転駆動力を前記溝加工部26へと伝達する駆動力伝達機構28とからなる。
また、この加工装置10の下方には、コンロッド20が載置される載置台30が配設されている。
このロボット12の動作によって、前記ロボット12に一体的に連結された加工装置10がXYZの3軸を含む任意の位置に移動可能であって、且つ任意の向きに設定可能である。
ボディ16の略中央部には、図2及び図3に示されるように、その内部に配設される駆動プーリ(第1プーリ)62(後述する)と対峙する位置に略円形状の開口部32が形成されている。この開口部32は、前記駆動プーリ62の直径より大きく形成されているため、前記駆動プーリ62を開口部32を介して外部に取り出すことができる。
ボディ16の下面には、前記溝加工部26を回転自在に保持する一対の支持部34a、34b(図3参照)が突出するように設けられている。
溝加工部26は、図3及び図4に示されるように、略円盤状の第1ディスク36及び第2ディスク38と、前記第1ディスク36及び第2ディスク38の間に挟持される環状の研削プレート(研削部材)40とからなる。
この第1ディスク36及び第2ディスク38の略中央部には、軸線方向に沿って貫通した挿通孔42a、42bがそれぞれ形成されると共に、前記挿通孔42a、42bから半径外方向に所定間隔離間してピン孔44がそれぞれ略平行に形成されている。また、前記挿通孔42aより拡径した第1凹部46aが第1ディスク36の側面より所定深さだけ窪んで形成されると共に、第2凹部46bが第2ディスク38の側面より所定深さだけ窪んで挿通孔42bより拡径して形成されている。前記第1凹部46a及び第2凹部46bは、挿通孔42a、42bと連通すると共にピン孔44を介して連通している。
そして、一方側の支持部34aの孔部80aに挿通された支持ボルト48を、第1ディスク36の挿通孔42aへと挿通させ、第2ディスク38の挿通孔42bを介して他方側の支持部34bの孔部80bに挿通された後にナット82を螺合することにより、溝加工部26が支持部34a、34bに対して回転自在に軸支される。なお、前記第1及び第2ディスク36、38は略対称形状に形成されている。
一方、研削プレート40は、砥石等の表面粗さの大きい材質より薄板状(例えば、厚さ0.1〜0.3mm)に形成され、この研削プレート40の外周径A(図2参照)は、前記第1ディスク36及び第2ディスク38の外周径より大きく形成されている。そのため、図示しないボルト等を介して第1ディスク36と第2ディスク38との間に研削プレート40を一体的に挟持した際、前記研削プレート40が第1及び第2ディスク36、38の外周面より半径外方向に所定長だけ突出して設けられる。前記第1及び第2ディスク36、38の外周面からの研削プレート40の突出量は、周方向に沿って略一定となる。なお、前記研削プレート40は、その断面形状が略長方形状となるように形成されている。
また、図2に示されるように、前記研削プレート40の外周径Aは、コンロッド20の大端孔22の直径Bより小さくなるように形成される(A<B)。
駆動部18は、ボディ16の略中央部に連結される回転駆動源58(例えば、モータ)からなり、図示しない電源から供給される電気信号によって駆動軸60が反時計回り(矢印C1方向)に回転駆動する。
前記回転駆動源58は、図3に示されるように、ボディ16の開口部32に臨む側面に連結され、前記駆動軸60が、ボディ16の内部へと挿入されている。
駆動力伝達機構28は、前記回転駆動源58の駆動軸60に装着される駆動プーリ62と、溝加工部26と一体的に連結される従動プーリ(第2プーリ)64と、前記溝加工部26における従動プーリ64が連結される側面と反対側に連結される回転部材66と、前記駆動プーリ62と従動プーリ64との間に懸架される駆動力伝達ベルト68とからなる。
駆動プーリ62は、ボディ16の内部において連結ナット70を介して駆動軸60に一体的に装着され、前記回転駆動源58の駆動作用下に一体的に回転する。
また、従動プーリ64は、図4に示されるように、その一側面側に形成される係合凸部72aが第1ディスク36の第1凹部46aに挿入され、前記係合凸部72aに挿入された係合ピン74がピン孔44へと挿入されている。さらに、前記従動プーリ64の内部には、該従動プーリ64と同軸上に第1軸受76が内装されている。
一方、回転部材66が、溝加工部26における従動プーリ64が装着された側面と反対側に設けられ、前記従動プーリ64と略同一形状に形成されている。前記回転部材66の一側面側には係合凸部72bが形成され、第2ディスク38の第2凹部46bへと挿入されている。そして、前記係合凸部72bに挿入された係合ピン74がピン孔44に挿入されている。前記回転部材66の内部には、該回転部材66と同軸上に第2軸受78が内装されている。
そして、前記従動プーリ64及び回転部材66の係合凸部72a、72bは、第1ディスク36の第1凹部46a及び第2ディスク38の第2凹部46bの内部に挿入され、それぞれの係合ピン74がピン孔44へと挿入されている。すなわち、前記従動プーリ64及び回転部材66は、それぞれ第1及び第2ディスク36、38に対する回転方向への相対的な変位を規制された状態となり、従動プーリ64及び回転部材66が、第1ディスク36及び第2ディスク38と一体的に回転する。
従動プーリ64に内装された第1軸受76と、回転部材66に内装された第2軸受78の内部に支持ボルト48を挿通させることにより、前記支持ボルト48を介して従動プーリ64及び回転部材66が回転自在に軸支された状態となる。
すなわち、一方側の支持部34aに孔部80aを介して支持ボルト48を挿通させ、前記支持ボルト48を従動プーリ64の第1軸受76、第1及び第2ディスク36、38の挿通孔42a、42b及び回転部材66の第2軸受78に挿通させた後、前記支持ボルト48の端部を他方側の支持部34bの孔部80bに挿通させてナット82を螺合している。
そして、その際、従動プーリ64及び回転部材66は、その係合凸部72a、72bが第1凹部46a及び第2凹部46bの内部にそれぞれ挿入され、且つそれぞれの係合ピン74がピン孔44に挿入されているため、支持部34a、34bに対して第1及び第2ディスク36、38、研削プレート40からなる溝加工部26が従動プーリ64及び回転部材66と一体的に回転自在に設けられた状態となる。
駆動力伝達ベルト68は、図2に示されるように、回転駆動源58の駆動軸60に装着される駆動プーリ62と、溝加工部26における第1ディスク36に装着される従動プーリ64との間に懸架され、ボディ16の内部を挿通するように配設されている。また、駆動力伝達ベルト68の内周面には、所定間隔離間する複数の平行歯69が形成され、この平行歯69が駆動プーリ62及び従動プーリ64に噛み合うことにより、駆動力伝達ベルト68が周回する。そして、回転駆動源58における駆動軸60の回転駆動作用下に駆動プーリ62の駆動力が駆動力伝達ベルト68を介して従動プーリ64へと伝達され、前記従動プーリ64と一体的に溝加工部26が回転する。
加工装置10の下方に配設される載置台30は、図示しない床面等に設置され、その上面が略水平に形成されている。この上面には、コンロッド20がその軸線D(図2参照)と前記上面とが略平行となるように載置され、略中央部が固定部材84(図1参照)を介して一体的に固定されている。
コンロッド20は、図9Aに示されるように、一端部側に幅広に形成される大端部86と、他端部側に幅狭に形成される小端部88とからなり、前記大端部86には図示しないクランクシャフトのジャーナルが挿通される大端孔22が形成されている。
本発明の第1の実施の形態に係るコネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、図1に示されるように、クラッキング溝24(図4参照)が形成されるコンロッド20が、載置台30の上面に固定部材84を介して固定され、前記コンロッド20の上方に加工装置10が待機した状態を初期位置として説明する。
図4に示されるように、コンロッド20の大端孔22の内周面においてコンロッド20の軸線Dと略直交し、且つ大端孔22の中心を通る基線Eと交差する位置にそれぞれ形成される一対のクラッキング溝24である第1溝90及び第2溝92を形成する。
先ず、コンロッド20の小端部88を載置台30の上面において下方側、大端部86を上方側とし、コンロッド20の軸線Dに対して左側となる大端孔22の内周面に第1溝90を形成する際には、前記コンロッド20の上方に待機した加工装置10を、ロボット12の制御作用下に溝加工部26がコンロッド20の大端孔22の上方に位置するように移動させる。そして、溝加工部26の中心がコンロッド20の軸線Dより左側にオフセットし、且つ溝加工部26の研削プレート40の外周面が、大端孔22の内周径より半径外方向に所定量F1だけオーバーラップするように移動させる(図4参照)。
換言すると、前記コンロッド20の大端孔22に対して半径外方向にオーバーラップさせたオーバーラップ量F1が、溝加工部26の研削プレート40によって形成される第1溝90の深さF2(図6参照)となる(F1=F2)。
次に、図2に示されるように、加工装置10がコンロッド20の大端孔22の上方に位置決めされた状態で、図示しない電源より回転駆動源58へ電気信号を供給し、前記回転駆動源58の駆動軸60が反時計回り(矢印C1方向)に回転することにより、駆動プーリ62が反時計回りに一体的に回転する。そして、前記駆動プーリ62の回転作用下に駆動力伝達ベルト68を介して従動プーリ64が反時計回り(矢印C2方向)に回転し、前記駆動プーリ62と従動プーリ64とが、同一方向且つ同一回転数で回転している状態となる。
そのため、前記従動プーリ64と一体的に連結された溝加工部26が支持ボルト48を中心として反時計回り(矢印C2方向)に回転する。
次に、この溝加工部26が回転した状態で、ロボット12を介して加工装置10を鉛直下方向(矢印X1方向)へと変位させる。
そして、加工装置10を徐々に鉛直下方向(矢印X1方向)へと変位させることにより溝加工部26が大端孔22の内部へと徐々に挿入される。その際、溝加工部26の研削プレート40の外周径が、コンロッド20の大端孔22の内周面に対して半径外方向にオーバーラップしているため、前記溝加工部26の回転作用下に砥石等の表面粗さの大きい材質より形成される研削プレート40が大端孔22の内周面に接触して研削しながら下方へと変位する。詳細には、前記研削プレート40の外周部位が前記大端部22の内周面を削りながら下方に向かって徐々に変位する(図5参照)。
そのため、前記研削プレート40が回転しながら前記載置台30の上面に対して略鉛直下方向(矢印X1方向)に変位し、コンロッド20の大端孔22の内周面に略均一の深さを有する第1溝90が形成される。この第1溝90は、一対のクラッキング溝24の一方として機能し、コンロッド20の軸線Dと略直交する方向に一直線状に形成され、その溝形状は略長方形状の断面形状からなる研削プレート40によって幅狭の断面略凹状に形成されている(図8参照)。
次に、コンロッド20の大端孔22の内周面に第1溝90を形成した後、前記溝加工部26が大端孔22及び載置台30の略中央部に形成される逃げ孔91の内部を挿通してコンロッド20の下方に位置した状態となる(図6参照)。なお、前記逃げ孔91は、その直径が大端孔22の直径より大きく形成されているため、前記溝加工部26が逃げ孔91の内部に挿通された際に研削プレート40が接触することがない。
また、この場合においても前記溝加工部26は、回転駆動源58の駆動作用下に反時計回り(矢印C2方向)に回転している状態にある。
次に、第1溝90が形成されたコンロッド20の大端孔22に、該コンロッド20の軸線D(図4参照)に対して第1溝90と対称となる位置に第2溝92を形成する。
その場合、先ず、図6に示されるように、コンロッド20の下方に変位した加工装置10を、ロボット12の制御作用下に溝加工部26の研削プレート40が前記大端孔22における第1溝90と対向する右側面側に向かって略水平方向(矢印Y方向)に移動させる。そして、前記研削プレート40の外周面が、前記大端孔22の内周面における第1溝90と対向する右側面と所定量G1(図7参照)だけ半径外方向にオーバーラップする位置まで移動させる。
換言すると、前記コンロッド20の大端孔22に対して半径外方向にオーバーラップさせた前記オーバーラップ量G1が、研削プレート40によって形成される第2溝92の深さG2(図7参照)となる。すなわち、前記オーバーラップ量G1を、第1溝90を形成する際における大端孔22の左側面と研削プレート40とのオーバーラップ量F1と略均一の値(F1=G1)とする。その結果、大端孔22における第1溝90と第2溝92の深さを略均一(F2=G2)とすることができる。
また、前記加工装置10では、第1溝90を形成してコンロッド20の下方へと変位した後、前記加工装置10を略水平方向(矢印Y方向)にのみ移動させている。換言すると、前記溝加工部26が大端孔22における基線E(図4参照)に沿って変位しているため、コンロッド20の軸線Dに対して前記第1溝90と対向する位置に加工装置10が移動した状態にある。
次に、上記のように加工装置10がコンロッド20の大端孔22の下方に位置決めされた状態で、ロボット12の制御作用下に加工装置10を徐々に鉛直上方向(矢印X2方向)へと変位させることにより、溝加工部26が大端孔22の下方より内部へと徐々に挿入される。そして、前記溝加工部26の回転作用下に砥石等の表面粗さの大きい材質より形成される研削プレート40が大端孔22の内周面に接触して研削しながら上方へと変位する。詳細には、前記研削プレート40の外周部位が、前記大端部22の内周面を削りながら上方に向かって徐々に変位する(図7参照)。
そのため、前記研削プレート40が回転しながら略鉛直上方向(矢印X2方向)に変位し、コンロッド20の大端孔22の内周面に第1溝90と略均一の深さを有する第2溝92が形成される。
この第2溝92は、図4に示されるように、大端孔22の内周面において前記第1溝90とコンロッド20の軸線Dに対して対称となる位置に形成されると共に、前記第1溝90と略均一の深さ(F2=G2)に形成される(図7参照)。また、第2溝92は、一対のクラッキング溝24の他方として機能し、コンロッド20の軸線Dと略直交する方向に一直線状に形成され、その溝形状は略長方形状の断面形状からなる研削プレート40によって幅狭の断面略凹状に形成されている(図8参照)。
最後に、溝加工部26が大端孔22の内部を下方から上方へと挿通した後、再びコンロッド20の上方に位置した初期位置状態となる(図2参照)。その結果、載置台30の上面に固定されたコンロッド20の大端孔22の内周面に、第1溝90及び第2溝92からなるクラッキング溝24がコンロッド20の軸線Dに対してその位置及び深さ等が略均一の対称形状に形成される。
以上のように、第1の実施の形態では、コンロッド20の大端孔22の内周面に第1溝90及び第2溝92を形成する溝加工部26を、回転駆動源58の回転作用下に駆動力伝達ベルト68を介して回転させる。そして、前記溝加工部26をコンロッド20の大端孔22の内周面に挿入し、前記溝加工部26の研削プレート40によって前記内周面に幅狭な断面略凹状のクラッキング溝24として機能する一対の第1溝90及び第2溝92を形成することができる。
そのため、例えば、第1溝90及び第2溝92が形成されたコンロッド20の大端孔22に図示しない破断分離用の治具等を挿入し、前記大端孔22の内周面に半径外方向に向かって加圧することにより、前記コンロッド20を第1溝90及び第2溝92を起点としてロッド部20aとキャップ部20bとに確実且つ高精度に破断して分離することができる(図9B参照)。
また、回転駆動源58の駆動作用下に回転する駆動プーリ62と、コンロッド20の大端孔22の内周面に第1及び第2溝90、92を形成する溝加工部26と一体的に連結される従動プーリ64とを加工装置10の軸線方向にオフセットさせて配置し、駆動力伝達ベルト68を介して従動プーリ64へと駆動力を伝達する構成とすることにより、第1及び第2溝90、92を形成する前記溝加工部26を小型化することができる。そのため、コンロッド20の大端孔22の内部に溝加工部26を好適に挿入して回転させることができる。
その結果、溝加工部26の研削プレート40によって、コンロッド20の大端孔22の内周面に第1及び第2溝90、92からなるクラッキング溝24を好適に形成することができる。
さらに、加工装置10を移動させるロボット12に、例えば数値制御マシンを採用することにより、前記加工装置10の移動位置をプログラミングして高精度に制御することができるため、前記大端孔22における第1溝90及び第2溝92の位置及び深さ等を簡便且つ高精度に設定して形成することができる。その結果、大端孔22においてコンロッド20の軸線Dに対して第1溝90と第2溝92とを対称位置及び略均一の深さに形成することができる。
さらにまた、従来のブローチ加工やレーザ加工によって大端孔に溝を形成する場合と比較して、設備コストを削減することができる。
次に、第2の実施の形態に係るコンロッド用クラッキング溝の加工装置100(以下、単に加工装置100という)を図10及び図11に示す。なお、上述した第1の形態に係るコンロッド用クラッキング溝の加工装置10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この第2の実施の形態に係る加工装置100では、回転駆動源58の駆動軸60に一体的に複数の歯部102を有する第1ギア104を設けると共に、溝加工部106に同様に複数の歯部102を有する第2ギア108を設け、前記第1及び第2ギア104、108の間にチェーン110を懸架し、前記回転駆動源58の駆動作用下に溝加工部106を回転駆動させている点、また、ボディ16の下端に設けられた支持部112に第2ギア108と連結されたスピンドル114を回転自在に設け、前記スピンドル114と溝加工部106とをロックナット118を介して一体的に連結した片持構造にしている点で第1の実施の形態に係るコンロッド用クラッキング溝の加工装置10と相違している。
この加工装置100は、ボディ16の下面より下方に向かって支持部112が形成され、その下端部には貫通孔120に内装されたベアリング122(図11参照)を介してスピンドル114が回転自在に挿通されている。前記ベアリング122は、その内部に複数のボールを有するアンギュラ玉軸受等の転がり軸受からなり、支持部112の内部に並列に設けられている。
前記スピンドル114の一端部側には、図11に示されるように、支持ボルト48を介して第2ギア108が連結されると共に、他端部側には溝加工部106がロックナット118を介して連結されている。
また、スピンドル114には、第2ディスク38側に向って係合ピン74が形成され、前記係合ピン74が前記第2ディスク38のピン孔44へと挿入され、スピンドル114と第2ディスク38との回転方向への相対的な回転変位が規制されている。そのため、スピンドル114と第1及び第2ディスク36、38、研削プレート40とが一体的に回転する。
すなわち、図10に示されるように、回転駆動源58による駆動作用下に駆動軸60に連結された第1ギア104が反時計回り(矢印C1方向)に回転し、前記第1ギア104の回転駆動力がチェーン110を介して第2ギア108へと伝達される。そして、前記第2ギア108の回転作用下にスピンドル114を介して溝加工部106が反時計回り(矢印C2方向)に回転する。
また、ボディ16の内部には、前記第1ギア104と第2ギア108との間に懸架されるチェーン110の張力を調整するための張力調整機構124が設けられている。
この張力調整機構124は、ボディ16の内部にピン126を介して傾動自在に設けられるアーム128と、前記アーム128の下端部に回転自在に設けられる押圧ギア130と、前記アーム128と所定間隔離間してボディ16に設けられる押圧部132とからなる。前記押圧部132には押圧ピン134が変位自在に螺合され、前記押圧ピン134の先端部が、アーム128の側面に常時当接している。そして、前記押圧ピン134を螺回してアーム128と略直交する方向(矢印H方向)に変位させることにより、前記アーム128がピン126を支点として傾動する。
そのため、アーム128の下端部に設けられた押圧ギア130によってチェーン110へと付与される押圧力が変化する。すなわち、チェーン110の張力に応じて押圧ピン134の螺回方向及び螺回量を調整することにより、前記押圧ギア130から付与される押圧力によって前記チェーン110の張力を自在に調整することができる。
このような構成とすることにより、回転駆動源58の回転作用下に一体的に回転し、コンロッド20の大端孔22にクラッキング溝24を形成する溝加工部106を、スピンドル114へと一体的に連結しているロックナット118を緩めるという簡便な作業のみで取り外すことができる。そのため、例えば、研削プレート40が摩耗した際などの交換作業又はメンテナンス作業を簡便に行うことができる。
なお、この第1ギア104と第2ギア108との間にチェーン110を懸架して駆動力を伝達すると共に、前記第2ギア108と一体的に設けられた溝加工部106を支持部112に対して片持構造とする構成を、第1の実施の形態に係るコンロッド用クラッキング溝の加工装置10に適用するようにしてもよい。
また、図12に示されるように、支持部112の内部に配設されたベアリング122の代わりに、その周方向に沿ってローラを有するローラベアリング136を設けるようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るコンロッド用クラッキング溝の加工装置の一部省略斜視図である。 図1の加工装置の一部省略正面図である。 図2の加工装置の一部省略側面図である。 図2の加工装置の溝加工部及びコンロッドの大端部の一部省略上面図である。 溝加工部がコンロッドの大端孔の内部に挿入され、前記大端孔の内周面の一方側に第1溝を加工している状態を示す動作説明図である。 図5に示す溝加工部が前記大端孔に第1溝を形成した後、前記大端孔を挿通して下方に変位した状態を示す動作説明図である。 図6の溝加工部が大端孔の下方から内部へと変位して、前記大端孔の内周面における第1溝と対称となる位置に第2溝を加工している状態を示す動作説明図である。 図4の加工装置の第1溝又は第2溝近傍の拡大上面図である。 図9Aは、第1溝及び第2溝が形成されたコンロッドの斜視図であり、図9Bは、前記コンロッドがキャップ部とロッド部に破断分離された状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るコンロッド用クラッキング溝の加工装置の一部省略正面図である。 図10の加工装置の一部省略側面図である。 図11の加工装置においてベアリングに代えてローラベアリングを設けた変形例を示す溝加工部の拡大縦断面図である。
符号の説明
10、100…コンロッド用クラッキング溝の加工装置
12…ロボット 16…ボディ
18…駆動部 20…コンロッド
22…大端孔 24…クラッキング溝
26、106…溝加工部 28…駆動力伝達機構
30…載置台 34a、34b、112…支持部
36…第1ディスク 38…第2ディスク
40…研削プレート 48…支持ボルト
58…回転駆動源 62…駆動プーリ
64…従動プーリ 66…回転部材
68…駆動力伝達ベルト 86…大端部
88…小端部 90…第1溝
92…第2溝 104…第1ギア
108…第2ギア 110…チェーン
114…スピンドル 118…ロックナット
122…ベアリング 124…張力調整機構
136…ローラベアリング

Claims (3)

  1. 大端部と小端部を有し、一体成形されたコネクティングロッドを、キャップ部とロッド部とに破断分離するために前記大端部の大端孔における内周面の対向する位置に一対のクラッキング溝を形成するコネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置において、
    ボディと、
    前記ボディに連結され、前記コネクティングロッドの軸線と略平行に設けられる駆動軸が電気信号によって回転駆動する回転駆動源と、
    周縁部に薄板状の研削部材を有し、回転軸が前記コネクティングロッドの軸線と略平行となるように前記ボディに回転自在に軸支された回転研削手段と、
    前記駆動軸の回転駆動力を前記回転研削手段へと伝達する駆動力伝達機構と、
    を備え、
    前記回転駆動源の駆動作用下に前記駆動力伝達機構を介して前記回転研削手段が回転駆動し、前記回転研削手段を前記大端孔に向かって変位させることにより、前記回転研削手段の前記研削部材によって前記コネクティングロッドの大端孔の内周面に凹状に窪んだクラッキング溝が形成されることを特徴とするコネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置。
  2. 請求項1記載のコネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置において、
    前記駆動力伝達機構は、前記駆動軸に連結される第1プーリと、前記ボディに回転自在に軸支されると共に、前記回転研削手段と一体的に連結される第2プーリとの間に懸架される駆動力伝達ベルトからなることを特徴とするコネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置。
  3. 請求項1記載のコネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置において、
    前記駆動力伝達機構は、前記駆動軸に連結され、複数の歯部を有する第1ギアと、前記ボディに回転自在に軸支されると共に、前記回転研削手段と一体的に連結され、複数の歯部を有する第2ギアとの間に懸架されるチェーンからなることを特徴とするコネクティングロッド用クラッキング溝の加工装置。

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