JP2005502648A - 塩酸レルカニジピンの溶媒和物及び塩酸レルカニジピンの新しい結晶性形状 - Google Patents

塩酸レルカニジピンの溶媒和物及び塩酸レルカニジピンの新しい結晶性形状 Download PDF

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Abstract

本発明は、有機溶媒を有する塩酸レルカニジピンの新しい溶媒和物、溶媒化溶媒を除去することによって前記溶媒和物から得られる塩酸レルカニジピンの新しい結晶性形状(III)及び(IV)、塩酸レルカニジピンの結晶性形状(III)及び(IV)の少なくとも1つを活性剤として含有する医薬組成物を記載する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、有機溶媒を有する塩酸レルカニジピンの新しい溶媒和物、該溶媒和物から得られる塩酸レルカニジピンの新しい結晶性形状(III)及び(IV)、脱溶媒化によって前記塩酸レルカニジピンの溶媒和物及び結晶性形状(III)及び(IV)を調製するための方法、及び前記結晶性形状の少なくとも1つを含有する医薬組成物に関する。
【背景技術】
【0002】

【0003】
【化1】
Figure 2005502648
を有するレルカニジピン(メチル1,1,N−トリメチル−N(3,3ジフェニルプロピル)−2−アミノエチル−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−4−(3−ニトロフェニル)ピリジン−3,5ジカルボキシレート)、及び特にその塩酸塩は、高親油性ジヒドロピリジンカルシウム拮抗薬であり、作用の持続時間が長く、血管選択性が高い。降圧活性のその機序は、全末梢血管抵抗を低下させる血管平滑筋に対する直接的な弛緩効果に寄与する。単剤療法としてのレルカニジピンの推奨開始用量は、経口経路で毎日10mgであり、毎日20mgに薬物滴定する。レルカニジピンは経口投与後迅速に吸収され、投与の2〜3時間後にピーク血漿レベルが生じる。排出は実質的に肝経路による。
【0004】
高い親油性及び高い膜係数によって、レルカニジピンは短い血漿半減期と作用の長い持続時間を兼ね備える。実際に、薬物の平滑筋細胞の膜への優先的な分布により、薬理効果の延長によって特徴づけられる膜制御薬物動態が得られる。他のカルシウム拮抗薬と比較すると、レルカニジピンは、血漿レベルの低下にもかかわらず、作用の漸進的な開始及び長続きする持続時間によって特徴づけられる。インビトロ試験は、高Kに対して反応する分離ラット大動脈が、レルカニジピンが6時間、大動脈組織から除去された後でもレルカニジピンによって弱毒化しうることを示す。レルカニジピンは、レコルダチ(Recordati)S.p.A.(イタリア、ミラノ)から市販されており、特許文献1;特許文献2;特許文献3;特許文献4;及び特許文献5において、その製造方法とともに、個別の光学異性体へ分解する方法が記載されている。
【0005】
薬剤の調製前記は、異なる合成スキームで得ることができる。
【0006】
特許文献1は、以下のスキームによる前記薬物を調製するための方法を記載している:
【0007】
【化2】
Figure 2005502648
【0008】
乾燥物に濃縮後、最終反応物の混合により油性残留物が得られるが、これは増加量のアセトンとともに溶離剤クロロホルムを用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製しなければならない。次いで、溶媒は溶出液から蒸発され、残留物は少量のエタノール中に塩酸を添加することによりメタノール中に溶解される。溶媒の蒸発後、半水和塩酸塩は、希釈塩酸及び塩化ナトリウムの飽和溶液による処理によって調製される。
【0009】
特許文献1に記載されたレルカニジピンを調製するための方法は、環化(4)(ハンチ(Hantsch)合成)の反応により、所望生成物の収量低下をもたらすいくつかの副生成物が製造される不利点を示す。
【0010】
更に、反応混合物からのレルカニジピンの精製及び分離は、異なる種類の溶媒による一連の処理が提供されるため、極めて複雑であり、また、カラムクロマトグラフィーで精製ステップを行う絶対的な必要性のため工業レベルで行われることも困難である。いずれにせよ、得られる生成物は、非晶質、吸湿性、かつ不安定な半水和物の形状の塩酸レルカニジピンである。
【0011】
このような不利点を克服するために、特許文献4は、以下のスキームによる塩酸レルカニジピンを調製するためのはるかに簡単な方法を記載している:
【0012】
【化3】
Figure 2005502648
【0013】
このエステル化反応は、2,6−ジメチル−5−メトキシカルボニル−4−(3−ニトロフェニル)ピリジン−3−カルボン酸の形成後に、−4〜+1℃の温度でジクロロメタン及びジメチルホルムアミド中の塩化チオニルと、−10〜0℃の温度で2,N−ジメチル−N−(3,3−ジフェニルプロピル)−1−アミノ−2−プロピルアルコールとのその後の反応後に行われる。
【0014】
したがって、前記方法により、よりよい収量、及び無水、非吸湿性の結晶性形状の塩酸レルカニジピンを得ることが可能であり;更に、望ましくない副生成物の形成を回避することが可能であり、その結果、カラムクロマトグラフィーによるその後の精製を回避することも可能である。しかし、結晶性形状の塩酸レルカニジピンの分離もまた極めて複雑であり、特に分離及び精製段階が複雑である。反応混合物からの溶媒を蒸発させ、こうして得られた残留物を酢酸エチル中で溶解した後、溶液は最初に塩水で洗浄され、次いで更にカルボン酸ナトリウムの10%溶液で5回洗浄され、1HClで5回洗浄され、必要に応じてもう1回塩水で洗浄される。
【0015】
したがって、現在使用される方法の不利点のいずれも有することがない結晶性形状の塩酸レルカニジピンを調製するための方法が当業界では必要とされている。
【0016】
出願人によって出願された同時係属のイタリア特許出願MI2001A001726号明細書は、塩酸レルカニジピンの2つの新しい結晶性形状(I)及び(II)、及びそれらの調製のための方法を得ることを可能にする新しい調製方法を開示している。
【特許文献1】
米国特許第4,705,797号明細書
【特許文献2】
米国特許第5,767,136号明細書
【特許文献3】
米国特許第4,968,832号明細書
【特許文献4】
米国特許第5,912,351号明細書
【特許文献5】
米国特許第5,696,139号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
現在、出願人は、意外にも、塩化メチレン、アセトン、アニソール、テトラヒドロフラン、テルブチル(terbutyl)メチルエーテル、イソプロパノール、2−ブタノール、ヘプタン、メチルエチルケトン、酢酸エチルからなる群から選択される溶媒を有する溶媒和物から塩酸レルカニジピンが形成しうることを見出した。
【0018】
更に、出願人は、意外にも、異なる条件で操作することによって、塩酸レルカニジピン及びアニソールから2種類の溶媒和物形状、すなわち、アニソール−塩酸レルカニジピン形状(A)及び(B)を得ることが可能であることを見出した。
【0019】
塩酸レルカニジピン形状(A)を有するアニソールの溶媒和物、及びテルブチルメチルエーテルを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物を脱溶媒化することによって、出願人によって出願された同時係属のイタリア特許出願第MI2001A001726号明細書に記載されているように、結晶性形状(I)の塩酸レルカニジピンを得ることが可能である。出願人は、窒素流下又は真空下の蒸発によって、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、ヘプタン、アニソール、酢酸エチル、イソプラノール、及び2−ブタノール溶媒を対応する溶媒和物から(アニソールの場合、溶媒和物形状(B)から)除去することによって、塩酸レルカニジピンの新しい結晶性形状(III)を得ることが可能であるが、アセトンを対応する溶媒和物から除去することによって、塩酸レルカニジピンの新しい結晶性形状(IV)を得ることが可能であることも見出した。
【0020】
本発明の別の目的は、適切な賦形剤及び/又は希釈剤といっしょに塩酸レルカニジピンの結晶性形状(III)及び(IV)の少なくとも1つを活性剤として含有する医薬組成物にある。
【課題を解決するための手段】
【0021】
本願中で用いられる「原形」なる用語は、存在しうる成分を除去するために洗浄及び/又は再結晶化されていない化合物の結晶を指す。本出願において、原形は塩酸レルカニジピンの形状(A)及び(B)を指す。
【0022】
本願中で用いられる「結晶性形状」なる用語は、成分を除去するために洗浄され、再結晶化されている化合物の結晶を指す。本発明において、塩酸レルカニジピンの結晶性形状(I)及び(II)は、前述の同時係属のイタリア特許出願第MI2001A001726号明細書に開示されている。
【0023】
結晶性形状(III)及び(IV)は更に、以下で論じられるそれらのX線構造によって記載される。
【0024】
本願中で用いられる「溶媒和物」なる用語は、塩酸レルカニジピンの分子当りの特定数の溶媒分子を含有する真の安定した溶媒和物と、あまり安定ではなく、塩酸レルカニジピンの分子当りの可変数の溶媒分子を含有する包含錯体の両方を指す。本願内では、溶媒和物は「分子−溶媒」として記載される。換言すれば、全溶媒和物を生成する分子と溶媒を分離するためにハイフンが用いられる。
【0025】
上記指摘どおり、本発明は、有機溶媒を有する塩酸レルカニジピンの新規な溶媒和物を意図しており、これらの溶媒和物を製造する特異的な方法が本願中で開示されている。これらの溶媒和物は、明確な条件下に容易に得ることができるため有利である。
【0026】
塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物は、塩酸レルカニジピンの結晶性形状(I)(前述の同時係属のイタリア特許出願第MI2001A001726号明細書において確認される)を塩化メチレン中に懸濁し、こうして得られた混合物を密閉容器中で20〜50℃の温度で弱く攪拌しながら維持し、こうして得られた沈降物をろ過するステップを含む方法により調製される。
【0027】
メチルエチルケトンを有する溶媒和物塩酸レルカニジピンも、塩酸レルカニジピン結晶性形状(I)を80℃で5%までの水を含有する前記溶媒中に溶解し、その後、こうして得られた溶液を攪拌しながら室温に冷却し、沈降固体をろ過し、これを60℃のオーブン中で24時間、真空下に乾燥させるステップ含む方法により調製される。
【0028】
本発明の目的を構成する他の溶媒和物は、塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物を、アセトン、アニソール、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、テルブチルメチルエーテル、イソプロパノール、2−ブタノール、ヘプタンからなる群から選択される溶媒中に懸濁し、20〜50℃の温度で弱く攪拌し、こうして得られた固体をろ過するステップを含む方法により得ることができる。アニソールが溶媒として前記方法で用いられる場合、溶媒和物アニソール−塩酸レルカニジピン形状Bが得られる。
【0029】
別の方法として、本発明の目的を構成する溶媒和物は、塩酸レルカニジピンの結晶性形状(III)を、アニソール、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、テルブチルメチルエーテル、アセトンからなる群から選択される溶媒中に懸濁し、密閉容器中で20〜50℃の温度で弱く攪拌しながら維持し、こうして得られた生成物をろ過するステップを含む方法により調製される。結晶性形状(III)とアニソールとの間の溶媒化から生じる溶媒和物は、溶媒和物アニソール−塩酸レルカニジピン形状(A)である。
【0030】
もう1つ別の方法によれば、本発明の目的を構成する溶媒和物は、塩酸レルカニジピン原形A又はBを、アニソール、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、テルブチルメチルエーテル、アセトン、塩化メチレンからなる群から選択される溶媒中に懸濁し、密閉容器中で20〜50℃の温度で弱く攪拌しながら維持するステップを含む方法により調製することができる。
【0031】
この場合にも、アニソールから開始することにより、溶媒和物の形状Aを得ることが可能である。
【0032】
前記溶媒和物の調製は、塩酸レルカニジピン結晶性形状(III)からの出発、又は原形A又はBからの出発の両方で、室温下に行われることが好ましい。あるいは、方法は、溶媒が塩酸レルカニジピンに添加された後に行われる一連の熱サイクルを包含しうる。冷却及び加熱のステップの長さ及び数ならびに温度は、当業者の1人によって決定されうる。好ましい実施形態では、各ステップはそれぞれ約3時間持続する。別の実施形態では、加熱ステップは35℃下に行われ、冷却ステップは25℃下に行われる。最も好ましい実施形態では、熱サイクルは、25℃下の冷却ステップ、35℃下の加熱ステップ、及び25℃下の冷却ステップ(25〜35〜25℃)で構成され、ここで各熱サイクルは約3時間持続し、サイクルの数は10〜20である。好ましくは、最後のサイクルの終了後、試料は25℃の温度で十分な時間、より好ましくは、24〜240時間、攪拌される。結晶性形状(III)を調製するための方法は、0.01〜1mbarの窒素流下又は残留圧力下、50〜90℃の温度下、20〜30時間の時間、溶媒和物から溶媒を蒸発させることによって行われることが好ましい。
【0033】
本発明の目的を構成する新しい化合物は、下文に、それらのX線スペクトルによって識別される。
【0034】
塩酸レルカニジピンの新しい結晶性形状(III)は、波長KαでのX線回折で、以下の表1において示され、図2において示される像を示す。
【0035】
【表14】
Figure 2005502648
【0036】
塩酸レルカニジピンの新しい結晶性形状(IV)は、波長KαでのX線回折で、以下の表2において示され、図7において示される像を示す。
【0037】
【表15】
Figure 2005502648
【0038】
塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物は、波長KαでのX線回折で、以下の表3において示され、図1において示される像を示す。
【0039】
塩酸レルカニジピン−塩化メチレン含有量は、1:1(モル/モル)である。
【0040】
【表16】
Figure 2005502648
【0041】
塩酸レルカニジピン形状(A)を有するアニソール(anosole)の溶媒和物は、波長KαでのX線回折で、以下の表4において示され、図12において示される像を示す。
【0042】
塩酸レルカニジピン−アニソール含有量は、1:0.4(モル/モル)である。
【0043】
【表17】
Figure 2005502648
【0044】
塩酸レルカニジピン形状(B)を有するアニソールの溶媒和物は、波長KαでのX線回折で、以下の表5において示され、図13において示される像を示す。
【0045】
塩酸レルカニジピン−アニソール含有量は1:0.4(モル/モル)である。
【0046】
【表18】
Figure 2005502648
【0047】
アセトンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物は、波長KαでのX線回折で、以下の表6において示され、図8において示される像を示す。
【0048】
塩酸レルカニジピン−アセトン含有量は、1:1.2(モル/モル)である。
【0049】
【表19】
Figure 2005502648
【0050】
酢酸エチルを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物は、波長KαでのX線回折で、以下の表7において示され、図9において示される像を示す。
【0051】
塩酸レルカニジピン−酢酸エチル含有量は、1:1(モル/モル)である。
【0052】
【表20】
Figure 2005502648
【0053】
テルブチルメチルエーテルを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物は、波長KαでのX線回折で、以下の表8において示され、図11において示される像を示す。
【0054】
塩酸レルカニジピン−テルブチルメチルエーテル含有量は、1:0.8(モル/モル)である。
【0055】
【表21】
Figure 2005502648
【0056】
イソプロパノールを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物は、波長KαでのX線回折で、以下の表9において示され、図14において示される像を示す。
【0057】
塩酸レルカニジピン−イソプロパノール含有量は、1:1(モル/モル)である。
【0058】
【表22】
Figure 2005502648
【0059】
2−ブタノールを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物は、波長KαでのX線回折で、以下の表10において示され、図15において示される像を示す。
【0060】
塩酸レルカニジピン−2−ブタノール含有量は、1:0.8(モル/モル)である。
【0061】
【表23】
Figure 2005502648
【0062】
ヘプタンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物は、波長KαでのX線回折で、以下の表11において示され、図16において示される像を示す。
【0063】
塩酸レルカニジピン−ヘプタン含有量は、1:0.9(モル/モル)である。
【0064】
【表24】
Figure 2005502648
【0065】
テトラヒドロフランを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物は、波長KαでのX線回折で、以下の表12において示され、図10において示される像を示す。
【0066】
塩酸レルカニジピン−テトラヒドロフラン含有量は、1:0.9(モル/モル)である。
【0067】
【表25】
Figure 2005502648
【0068】
メチルエチルケトンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物は、波長KαでのX線回折で、以下の表13において示され、図38において示される像を示す。
【0069】
塩酸レルカニジピン−メチルエチルケトン溶媒和物含有量は、1:0.7(モル/モル)である。
【0070】
【表26】
Figure 2005502648
【0071】
【発明を実施するための最良の形態】
【0072】
本発明の結晶性形状(III)及び(IV)は、医薬組成物に調製しうる。この医薬組成物は、薬学的に許容される担体又は希釈剤、香料、甘味料、保存剤、染料、結合剤、懸濁剤、分散剤、着色剤、錠剤分解物質、賦形剤、フィルム形成剤、潤滑剤、可塑剤、食用油、又は上述の2つ以上の組合せなど、任意の添加剤をも含みうる。
【0073】
本発明の目的を構成する、塩酸レルカニジピンの両方の結晶性形状、すなわち(III)及び(IV)は、当業界で周知の方法を用いて微粉化を受けることができる。この方法によって製造される平均粒径は、好ましくは、D(50%)2−8μm,D(90%)<15μmである。
【0074】
適切な薬学的に許容される担体又は希釈剤としては、エタノール;水;グリセロール;プロピレングリコール;アロエゲル;アラントイン;グリセリン;ビタミンA及びE油;鉱油;PPG2プロピオン酸ミスチル;炭酸マグネシウム;リン酸カリウム;植物油;動物油;及びソルケタル(solketal)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0075】
適切な結合剤としては、でんぷん;ゼラチン;グルコース、ショ糖、乳糖などの天然砂糖;コーン甘味料;アカシア、トラガカント、植物ゴム、及びアルギン酸ナトリウムなどの天然及び合成ゴム類;カルボキシメチルセルロース;ヒドロキシプロピルメチルセルロース;ポリエチレングリコール;ポビドン;ろう;などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0076】
適切な錠剤分解物質としては、でんぷん、例えば、コーンスターチ、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、キサンタンガム、グリコール酸ナトリウムでんぷん、クロスポビドンなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0077】
適切な潤滑剤としては、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、フマル酸ナトリウムステアリル、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0078】
適切な懸濁剤は、ベントナイト、エトキシル化イソステアリルアルコール類、ポリオキシエチレンソルビトール及びソルビタンエステル類、微結晶性セルロース、アルミニウムメタヒドロキシド、寒天及びトラガカント、又はこれらの物質の2つ以上の混合物などであるが、これらに限定されない。
【0079】
適切な分散剤及び懸濁剤としては、植物ゴム、トラガカント、アカシア、アルギン酸塩、デキシトラン、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロール、ポリビニル−ピロリドン、及びゼラチンなど合成及び天然ゴムが挙げられるが、これらに限定されない。
【0080】
適切なフィルム形成剤としては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルセルロース、及びポリメタクリル酸塩が挙げられるが、これらに限定されない。
【0081】
適切な可塑剤としては、異なる分子量(例えば、200〜8000Da)のポリエチレングリコール及びプロピレングリコールが挙げられるが、これらに限定されない。
【0082】
適切な着色剤としては、酸化鉄(類)、二酸化チタン、及び天然及び合成レーキが挙げられるが、これらに限定されない。
【0083】
適切な食用油としては、綿実油、ゴマ油、ココナッツ油、及びピーナッツ油が挙げられるが、これらに限定されない。
【0084】
追加の添加剤の例としては、ソルビトール、タルク、ステアリン酸、第二リン酸カルシウム、及びポリデキシトロースが挙げられるが、これらに限定されない。
【0085】
医薬組成物は、錠剤、ピル剤、カプセル剤、カプレット剤、大丸薬、粉剤、顆粒剤、無菌非経口溶液、無菌非経口懸濁液、無菌非経口乳剤、エリキシル剤、チンキ剤、定量エアロゾル又は液体噴霧剤、ドロップ剤、アンプル剤、自動注射器装置、又は坐剤などの単位剤形として調製しうる。単位剤形は、経口、非経口、鼻内、舌下、又は直腸投与用に、又は吸入、経皮パッチ類、及び乾燥組成物による投与用に用いることができる。一般に、それらの全身の有効性が生じる活性成分の送達を用いることができる。好ましくは、単位剤形は経口剤形であり、最も好ましくは固体経口剤形であり、したがって、好ましい剤形は、錠剤、ピル剤、カプレット剤、及びカプセル剤である。しかし、非経口製剤も好ましい。
【0086】
固体単位剤形は、本発明の活性剤を、上述したように薬学的に許容される担体及び他の所望の添加剤と混合することによって調製することができる。混合は一般的に、本発明の活性剤と担体及び他の所望の添加剤の均質な混合が形成されるまで、すなわち、活性剤が組成物全体に一様に分散するまで混合される。この場合、組成物は乾燥又は湿性顆粒剤として形成しうる。
【0087】
錠剤又はピル剤はコーティングされ、又は化合され、徐放及び持続放出単位剤形など、遅延及び/又は延長した作用を有する単位剤形を形成する。例えば、錠剤又はピル剤は、内部剤形成分及び外部剤形成分を含むことができ、後者は前者上の層又は外皮の形状である。2つの成分は、胃内の分散の抵抗に役立ち、内部の成分を無傷で十二指腸に通し、又は放出を遅延させる腸溶性の層によって分離されうる。
【0088】
活性剤の放出を制御するための生体分解性ポリマー類としては、ポリ乳酸、ポリエプシロンカプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルトエステル類、ポリアセタール、ポリジヒドロ−ピラン類、ポリシアノアクリレート類、及びヒドロゲルの架橋又は両親媒性ブロックコポリマー類が挙げられるが、これらに限定されない。
【0089】
液体剤形用に、活性物質又はそれらの生理学的に許容される塩が、溶液、懸濁液、又は乳剤に、必要に応じて、可溶化剤、乳化剤、又は他の助剤など通常使用される物質とともに添加される。活性化合用の溶媒及び対応する生理学的に許容される塩は、水、生理食塩水、又はアルコール類、例えば、エタノール、プロパンジオール、又はグリセロールを含みうる。また、グルコール又はマニトール溶液などの糖溶液も使用しうる。更に、言及された種々の溶媒の混合物を本発明において用いることができる。
【0090】
経皮剤形も本発明によって意図されている。経皮剤形は、液だめ又は薬物含有粘着(drug−in−adhesive)基剤システムのいずれかを用いる拡散駆動型経皮システム(経皮パッチ)でありうる。他の経皮剤形としては、局所ゲル、ローション、軟膏、経粘膜システム及びデバイス、及びイオン導入(電気拡散)送達システムが挙げられるが、これらに限定されない。経皮剤形は、本発明の活性剤の徐放及び持続放出用に用いることができる。
【0091】
非経口投与用、及び特に注射による本発明の医薬組成物及び単位剤形には一般的に、上述されている薬学的に許容される担体が含まれる。好ましい液体担体は、植物油である。注射は、例えば、静脈内、硬膜下腔内、筋内、第一胃内、気管内、又は皮下でありうる。
【0092】
活性剤は、小単膜胞、大単膜胞、及び多重膜胞などのリポソーム送達システムの形状で投与することができる。リポソームは、コレステロール、ステアリルアミン、又はホスファチジルコリンなど種々のリン脂質から形成することができる。
【0093】
本発明の結晶性形状は、ターゲティング可能な薬物担体として可溶性ポリマー類と結合することができる。このようなポリマー類としては、ポリビニル−ピロリドン、ピランコポリマー、ポリヒドロキシプロピルメタクリル−アミドフェノール、ポリヒドロキシ−エチルアスパルトアミドフェノール、及びパルミトイル残基で置換されたポリエチル−エンオキシドポリリシンが挙げられるが、これらに限定されない。
【0094】
本発明の医薬組成物又は単位剤形は、静脈内、気管内、皮下、経口、粘膜非経口、口腔内、眼内、肺内、経粘膜、経皮、及び筋内など種々の経路によって投与しうる。単位剤形は、当業者には周知の経皮皮膚パッチの形状を用いて、適切な鼻内賦形剤の局所使用によって、又は経皮経路によって、鼻内形状で投与することもできる。経口投与が好ましい。
【0095】
本発明の医薬組成物又は単位剤形は、降圧治療を必要とする動物、好ましくはヒトに投与しうる。本発明の医薬組成物又は単位剤形は、最適な降圧活性及び血圧の低下を得ると同時に、特定の患者の毒性又は副作用を最小限に抑えるために、上記のガイドラインに照らして、ルーチン試験によって規定された投与量又は投与方式に従い投与しうる。しかし、このような治療方式の細かい構成は、本願中に示されたガイドラインに照らしてルーチンである。
【0096】
本発明の多形体又は混合物を含有する組成物の投与量は、基礎疾患状態、個別の状態、体重、性別、年齢、及び投与様式など種々の因子によって変動しうる。経口投与のために、医薬組成物は分割また非分割の固体単位剤形の形状で提供しうる。
【0097】
医薬組成物は、(1)塩酸レルカニジピンが、分離された塩酸レルカニジピン結晶性形状(III)、分離された塩酸レルカニジピン結晶性形状(IV)、又は所定の多形体組成物のそれらの組合せからなる群から選択される、塩酸レルカニジピンと、(2)薬学的に許容される担体又は希釈剤、香料、甘味料、保存剤、染料、結合剤、懸濁剤、分散剤、着色剤、錠剤分解物質、賦形剤、希釈剤、潤滑剤、可塑剤、及び食用油からなる群から選択される少なくとも1つの成分とを含む。好ましい実施形態では、医薬組成物又は剤形は塩酸レルカニジピン0.1〜400mgを含む。好ましくは、組成物又は剤形は、塩酸レルカニジピン1〜200mgを含む。より好ましくは、組成物又は剤形は、塩酸レルカニジピン5〜40mgを含む。
【0098】
医薬組成物又は単位剤形は、1回1日量で投与され、又は全1日量を分割用量で投与することができる。また、他の活性剤の同時投与又は連続投与を、好ましくは高血圧症の治療のために、周知の薬物療法と併用することができる。例えば、別に、利尿剤、,,−受容体遮断薬、ACE阻害剤、又はアンジオテンシンII受容体拮抗薬を含む二項療法が本発明によって意図されている(例えば、2001年10月23日出願の米国仮出願第60/344,601号明細書、及び2001年10月16日出願のイタリア出願第MI2001A002136号明細書を参照)。
【0099】
併用療法のために、化合物は最初は最適な投与量の組合せ及び投与方式が達成されるまで分離剤形として提供されうる。したがって、患者は、その特定の高血圧症の状態に対して適切な投与量に滴定されうる。有害な副作用なしに血圧の低下を達成する各化合物の適切な投与量が決定された後、次いで患者は、各活性剤の適切な投与量を含有する単一の剤形に切り換えることができ、又は二重剤形を継続することができる。
【0100】
本発明の併用量を利用する正確な投与量及び投与方式は、患者のタイプ、種、年齢、体重、性別、病状;治療される高血圧症の重篤度及び病因;投与経路;患者の腎及び肝機能;患者の治療歴;及び患者の反応性を含む種々の因子に従い選択される。毒性なしに効果が得られる範囲内の化合物の濃度を達成する最適な精度には、部位をターゲティングする薬物の利用可能性の動態に基づく方式が必要である。これには、薬物の吸収、分布、代謝、排出、及び投与方式に対する患者の反応性が含まれる。しかし、このような治療方式の細かい構成は、本願中に示されたガイドラインに照らしてルーチンである。
【0101】
非経口投与のための医薬組成物は、医薬組成物の総重量に基づき、重量比で、0.1%を下回ることなく、好ましくは約0.5%〜30%の本発明の多形体又は混合物を含む。個別の分離された多形体が、非経口投与のために好ましい。
【0102】
一般に、経皮剤形は、剤形の100%総重量に基づき、約0.01重量%〜約100重量%の活性剤を含有する。
【0103】
本発明の好ましい実施形態では、組成物は患者に毎日投与される。好ましくは、前記実施形態では、医薬組成物は、塩酸レルカニジピン0.1〜400mgを含有する剤形を有する。より好ましくは、組成物又は剤形は、塩酸レルカニジピン1〜200mgを含む。更により好ましくは、組成物又は剤形は、塩酸レルカニジピン5〜40mgを含む。
【実施例】
【0104】
ここで、本発明の目的を構成する溶媒和物の調製の以下の実施例、及びその結晶性形状(III)及び(IV)における塩酸レルカニジピンの調製の実施例は、新しい化合物で行われたDSC、熱重量分析、及び吸湿性分析の結果とともに、単に例示的な非限定的目的のために開示される。
【0105】
(実施例1)
塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物の調製
同時係属のイタリア特許出願第MI2001A001726号明細書に記載されたとおり調製された塩酸レルカニジピン形状(I)5.34gを、塩化メチレン20mlといっしょに密閉容器に導入し、こうして得られた懸濁液を弱く攪拌しながら維持した。ガラスフィルタG4でのろ過及び新鮮塩化メチレンでの洗浄後、塩酸レルカニジピン−塩化メチレンの溶媒和物7.4gが得られる(塩酸レルカニジピン−塩化メチレン含有量は1:1(モル/モル)である)。
【0106】
(実施例2)
塩酸レルカニジピン形状(III)の調製
塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物3.9gを室温下に一定の窒素流(25l/時)下、グローブフード(glove hood)中に配置する。次いで試料を90℃、1ミリバール下に乾燥させ、次いでフラスコ中に配置し、パラフィンで分離する。
【0107】
(実施例3〜27)
塩化メチレン以外の他の溶媒を有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物の調製
(実施例3、4、5、6)
アニソール、酢酸エチル、及びテルブチルメチルエーテルを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物の調製
実施例1に記載されたとおり調製された塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物、又は実施例2に記載されたとおり得られた塩酸レルカニジピンの結晶性形状(III)、又は原形A又はBを、アニソール、酢酸エチル、テルブチルメチルエーテルの中から選択された溶媒といっしょに、弱く攪拌しながら、いくつかの熱サイクル、すなわち25℃〜35℃〜25℃(冷却3時間、加熱3時間)により密閉容器に導入する。これらの熱サイクル後、試料を25℃下に維持する。使用された出発生成物及び溶媒は、出発生成物の濃度といっしょに表14に示されている。
【0108】
(実施例7〜9)
イソプロパノール、2−ブタノール、ヘプタンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物の調製
実施例1に記載されたとおり調製された塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物を、イソプロパノール、2−ブタノール、ヘプタンの中から選択された溶媒和物といっしょに密閉容器に配置し、弱く攪拌しながら維持し、10〜20の熱サイクル25℃〜35℃〜25℃(加熱ステップ3時間、冷却ステップ3時間)にかける。これらの熱サイクル後、試料を25℃下に維持し、次いでろ過する。使用された溶媒及び溶媒化溶媒中の出発生成物は、表14に示されている。
【0109】
(実施例10〜11)
アセトン及びテトラヒドロフランを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物の調製
実施例1に記載されたとおり調製された塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物、及びアセトンとテトラヒドロフランとの間で選択された溶媒を密閉容器に配置し、弱く攪拌しながら維持し、10〜20の熱サイクル25℃〜35℃〜25℃(加熱ステップ3時間、冷却ステップ3時間)にかける。これらの熱サイクル後、試料を25℃下に維持し、次いでろ過する。使用された溶媒及び溶媒化溶媒中の出発生成物は、表14に示されている。全ての溶媒和物は密閉容器中で維持される。この調製は、塩酸レルカニジピン形状III又は原形A又はBから開始しることによって行うこともできる。
【0110】
【表27】
Figure 2005502648
【0111】
(実施例12〜19)
出発生成物として塩酸レルカニジピン−塩化メチレンの溶媒和物を用いることによる、以下の溶媒、すなわち、2−プロパノール、2−ブタノール、テトラヒドロフラン、テルブチルメチルエーテル、アニソール、アセトン、酢酸エチル、ヘプタンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物の調製
実施例1に記載されたとおり調製された塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物を、密閉容器中で、2−プロパノール、2−ブタノール、テトラヒドロフラン、テルブチルメチルエーテル、アニソール、アセトン、酢酸エチル、ヘプタンの中から選択された溶媒中に懸濁し、こうして得られた懸濁液を20〜50℃の一定温度下に攪拌し;こうして得られた溶媒和物をろ過する。使用した溶媒、溶媒化溶媒中の出発生成物の濃度、及び得られた溶媒和物は、以下の表15に示されている。
【0112】
【表28】
Figure 2005502648
【0113】
(実施例20〜24)
以下、すなわちテトラヒドロフラン、テルブチルメチルエーテル、アニソール、アセトン、酢酸エチルからなる群において選択される溶媒を有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物の調製
実施例2に記載されたとおり調製された塩酸レルカニジピンの結晶性形状(III)を、テトラヒドロフラン、テルブチルメチルエーテル、アニソール、アセトン、酢酸エチルの中から選択された溶媒中に懸濁し、こうして得られた懸濁液を20〜50℃の一定温度下に攪拌する。使用した溶媒、溶媒中の出発生成物の濃度、及び得られた溶媒和物は、以下の表16に示されている。
【0114】
【表29】
Figure 2005502648
【0115】
(実施例25〜33)
実施例3〜11において得られた溶媒和物の脱溶媒化
真空下に加熱することによって溶媒和物から溶媒を除去する。
【0116】
出発溶媒和物(調製実施例の番号でも表示)、包含溶媒の除去において適用された操作条件、及びこうして得られた塩酸レルカニジピンの結晶性形状は、表17に示されている。
【0117】
【表30】
Figure 2005502648
【0118】
(実施例34)
溶媒和物塩酸レルカニジピン−メチルエチルケトンの調製
塩酸レルカニジピン形状(I)100gを、メチルエチルケトン/水95/5 250ml中に懸濁し、こうして完全な溶解を得る。溶液を磁気攪拌下に自然に冷却し、室温下に維持し、次いでろ過する。全体を真空(約200mmHg)下、60℃のオーブン中で乾燥させ、所望の生成物(塩酸レルカニジピン−メチルエチルケトン含有量1:0.7(モル/モル))93gを得る。
【0119】
(実施例35)
X線回折試験
フィリップスPW1710及びフィリップスXパートPW3040粉末回折計(カッパー(Copper)Kα照射)を、以下の一般的な条件下に用いた:試料約5〜70mg(予備処理なし)にわずかに圧力をかけて、平らな表面を得る。周囲雰囲気、0.02°2,,ステップサイズ、2秒ステップ−1、2−50 2,,。
【0120】
本発明による結晶性形状及び溶媒和物形状について得られたスペクトルは、図1、2、7〜16に示されており、最も重要なピークは、表1〜13に報告されている。
【0121】
(実施例36)
結晶及びそれらの熱特性
(実施例36A)
熱顕微鏡分析
数mgの各試料をカバリングストライプ(covering stripe)を備えた顕微鏡のスライド上に配置し、10℃/分の加熱速度でホットプレート・メットラー(Mettler)FP82上に配置し、ライツ(Leitz)顕微鏡で分析した。熱顕微鏡の操作条件は、一般的なブッチ(Buchi)融解装置のものと同様である。試料は密閉されず、したがって、脱溶媒化又は気相における分解の生成物が試料から外へ出ることができる。
【0122】
前記分析は以下の結果を示した。
【0123】
実施例1により調製された塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物:試料の構成は、不規則な線状複屈折結晶(直交偏光子で検査)である。前記溶媒和物の加熱により、138〜150℃の範囲で粉末の融解が生じる。その他の移行期は目視できない。
【0124】
実施例2に記載されたとおり得られた塩酸レルカニジピン結晶性形状(III):試料の構成は、不規則な形状を示し、割れ目やひびを有する小さい、及び極めて小さい複屈折結晶(直交偏光子で検査)である。結晶性形状(III)の加熱により、137〜150℃の範囲の融解が生じる。その他の移行期は目視できない。
【0125】
実施例3に記載されたとおり得られた溶媒和物アニソール−塩酸レルカニジピン形状(B):試料の構成は、割れ目やひびを有する、小さな複屈折円柱(直交偏光子で検査)である。144〜146℃の融解温度までは移行期は確認できない。
【0126】
実施例4に記載されたとおり得られた溶媒和物塩酸レルカニジピン−酢酸エチル:試料の構成は、割れ目やひびを有する、小さな複屈折円柱(直交偏光子で検査)である。一部の小さな落下物が106℃で増加する。135〜145℃の融解温度までは移行期は確認できない。
【0127】
実施例5に記載されたとおり得られた溶媒和物アニソール−塩酸レルカニジピン形状(A):試料の構成は、多数の複屈折結晶(直交偏光子で検査)である。いくつかの微小結晶の存在とともに微小落下物の形成が95℃で確認でき;188℃での融解に加熱することによってその他の変化は確認できない。
【0128】
実施例6に記載されたとおり得られた溶媒和物塩酸レルカニジピン−テルブチルメチルエーテル:試料の構成は、非複屈折結晶(直交偏光子で検査)である。へらで試料を加圧することによって一部の小さな落下物が増加する。172〜190℃の融解温度まで移行期は確認できない。
【0129】
溶媒和物塩酸レルカニジピン−メチルエチルケトン(実施例34):試料の構成は、割れ目やひびを有する、小さな円柱状複屈折結晶(直交偏光子で検査)である。試料を融解温度(135〜155℃)まで加熱すると、移行期は確認できない。
【0130】
溶媒和物塩酸レルカニジピン−イソプロパノール(実施例7):試料の構成は、割れ目やひびなしの小さな複屈折円柱(直交偏光子で検査)である。135〜148℃の範囲から、結晶は脱溶媒化し、液体に浴したままである。結晶は177〜200℃で融解する。
【0131】
溶媒和物塩酸レルカニジピン−2ブタノール(実施例8):試料の構成は、いくつかの割れ目やひびを有する複屈折円柱(直交偏光子で検査)である。結晶を125〜145℃のその融解温度まで加熱すると移行期は確認できない。
【0132】
溶媒和物塩酸レルカニジピン−ヘプタン(実施例9):試料の構成は、小さな不規則な複屈折結晶(直交偏光子で検査)である。結晶を125〜150℃のその融点まで加熱すると移行期は確認できない。
【0133】
溶媒和物塩酸レルカニジピン−アセトン(実施例10):試料の構成は、大きな不規則な複屈折結晶(直交偏光子で検査)である。結晶を125〜135℃のその融解温度まで加熱すると移行期は確認できでない。
【0134】
溶媒和物塩酸レルカニジピン−テトラヒドロフラン(実施例11):試料の構成は、直交偏光子で検査で検査した場合は複屈折である、割れ目やひびを有する不規則な結晶である。結晶を125〜160℃のその融点まで加熱すると移行期は確認できない。
【0135】
塩酸レルカニジピン結晶性形状IV(実施例29):試料の構成は、直交偏光子で検査した場合は実質的に非複屈折である、いくつかの割れ目やひびを有する大きな結晶である。結晶を116〜135℃のその融解温度まで加熱すると移行期は確認できない。いくつかの結晶は、その固体形状を維持し、195℃でのみ融解する。
【0136】
(実施例36B)
熱重量分析(TG及びTGFTIR)
熱重量分析は、以下の操作様式に従い行われる。重量2〜5mgの各試料を装置パーキン・エルマー(PERKIN ELMER)TGS−2熱重量分析システムのアルミニウムのるつぼに配置し、窒素流下に10℃/分の速度で加熱する。
【0137】
フーリエ変換におけるIR分析といっしょに熱重量分析は、以下の操作様式に従い行われる。重量2〜5mgの各試料を、フーリエ変換における分光計ブルーカー(BRUKER)FTIRベクター(Vector)22と結合された装置ネッチュ・サーモマイクロバランス(Netzsch Thermomicrobalance)TG209のアルミニウムのるつぼに配置し、窒素流下に10℃/分の速度で加熱する。
【0138】
前述の分析は以下の結果を示す:
実施例1により調製された塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物:10.1%の重量損失が、25〜150℃の温度範囲で確認される。図3。
【0139】
揮発性化合物が対応するIRスペクトルによって確認され、塩化メチレンであることがわかる。化学量論的(stechiometric)化合物の単一溶媒和物は、11.6%の重量損失に対応する。塩化メチレンは高い蒸気圧を有し、試料はすでに25℃で少量のジクロロメタンを失うため、実施例1において得られた生成物は、塩化メチレンの1分子を有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物に対応することが推論しうる。
【0140】
□実施例2に記載されたとおり得られた塩酸レルカニジピン結晶性形状(III):図4から確認できるように、対応するIRスペクトルによって確認される、ジクロロメタンの存在に対応する0.3%の重量喪失が、25〜165℃の温度範囲で確認される。
【0141】
実施例3に記載されたとおり得られた溶媒和物アニソール−塩酸レルカニジピン形状(B):6.1%の重量損失が、範囲25〜170℃で確認される。図27。アニソール主に気相で存在する。
【0142】
実施例4に記載されたとおり得られた溶媒和物塩酸レルカニジピン−酢酸エチル:11.4%の重量損失が、25〜160℃の温度範囲で確認される(図28)。IRスペクトルによって確認される揮発性化合物は、酢酸エチルであることがわかる。
【0143】
実施例5に記載されたとおり得られた溶媒和物アニソール−塩酸レルカニジピン形状(A):5.9%の重量損失が、25〜175℃の温度範囲で確認される(図31)。揮発性化合物は、アニソールであることがわかる。
【0144】
実施例6に記載されたとおり得られた溶媒和物塩酸レルカニジピン−テルブチルメチルエーテル:10%の重量損失が、25〜130℃の温度範囲で確認される(図32)。IRスペクトルで確認される揮発性化合物は、テルブチルメチルエーテルであることがわかる。180℃以上の温度で分解を確認することができる(COのみが存在)。
【0145】
実施例7に記載されたとおり得られた溶媒和物塩酸レルカニジピン−イソプロパノール:8.4%の重量損失が、25〜160℃の温度範囲で確認される(図33)。揮発性化合物は、イソプロパノールであることがわかる。
【0146】
実施例8に記載されたとおり得られた溶媒和物塩酸レルカニジピン−2ブタノール:8.6%の重量損失が、25〜155℃の温度範囲で確認される(図34)。揮発性化合物は、2−ブタノールからなることがわかる。
【0147】
実施例9に記載されたとおり得られた溶媒和物塩酸レルカニジピン−ヘプタン(実施例9): 12.4%の重量損失が、25〜160℃の温度範囲で確認される(図35)。
【0148】
実施例10に記載されたとおり得られた溶媒和物塩酸レルカニジピン−アセトン:10.1%の重量損失が、25〜175℃の温度範囲で確認される(図29)。
【0149】
実施例34に記載されたとおり得られた溶媒和物塩酸レルカニジピン−メチルエチルケトン:7.4%の重量損失が、25〜160℃の温度範囲で確認される(図37)。確認された揮発性化合物は、メチルエチルケトンであることがわかる。
【0150】
溶媒和物塩酸レルカニジピン−テトラヒドロフラン(実施例11):9.3%の重量損失が、25〜180℃で確認される。揮発性成分は、THFであることがわかる(図35)。
【0151】
塩酸レルカニジピン結晶性形状IV(実施例29):0.3%の重量損失が、25〜140℃で確認され;揮発性成分は水である(図36)。
【0152】
一部の試料について、質量損失は化学量論的値に対応することはなく、これは包含錯体の存在によると考えられる。
【0153】
(実施例37)
ラマンスペクトル
ブルーカー(Bruker)FT−ラマン(Raman)RFS分光光度計を以下の一般的な条件下に使用した:試料約10mg(予備処理なし)、64スキャン2cm−1解像度、100mWレーザー出力、Ge−検出器。
【0154】
本発明による塩酸レルカニジピン−塩化メチレンの結晶性形状(III)及び溶媒和物形状のスペクトルは、図5、6、17〜26、及び39において報告されている。
【図面の簡単な説明】
【0155】
【図1】1:1(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−塩化メチレン含有量を有する塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物の波長KαでのX線回折スペクトルを示す図である。縦座標は毎秒のカウント数を示す、横座標は2θ角の値を示す。
【図2】塩酸レルカニジピンの結晶性形状(III)の波長KαでのX線回折スペクトルを示す図である。
【図3】1:1(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−塩化メチレン含有量を有する塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物、及び塩酸レルカニジピンの結晶性形状(III)の溶媒和物を指し、実施例36に記載された操作様式により行われる熱重量分析分析に関するプロットを示す図である。縦座標は%質量変動を示し、横座標は温度を示す。
【図4】1:1(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−塩化メチレン含有量を有する塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物、及び塩酸レルカニジピンの結晶性形状(III)の溶媒和物を指し、実施例36に記載された操作様式により行われる熱重量分析分析に関するプロットを示す図である。縦座標は%質量変動を示し、横座標は温度を示す。
【図5】1:1(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−塩化メチレン含有量を有する塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物、及び塩酸レルカニジピンの結晶性形状(III)の溶媒和物を指すラマンスペクトルをそれぞれ示す図であり、縦座標はラマン単位を示し、横座標はcm−1での数を示す。
【図6】1:1(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−塩化メチレン含有量を有する塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物、及び塩酸レルカニジピンの結晶性形状(III)の溶媒和物を指すラマンスペクトルをそれぞれ示す図であり、縦座標はラマン単位を示し、横座標はcm−1での数を示す。
【図7】塩酸レルカニジピン結晶性形状(IV)のX線回折スペクトルを示す図である。
【図8】1:1.2(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−アセトン含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−アセトンのX線回折スペクトルを示す図である。
【図9】1:1(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−酢酸エチル含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−酢酸エチルのX線回折スペクトルを示す図である。
【図10】1:0.9(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−テトラヒドロフラン含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−テトラヒドロフランのX線回折スペクトルを示す図である。
【図11】(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−アセトン含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−テルブチルメチルエーテルのX線回折スペクトルを示す図である。
【図12】1:0.8(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−テルブチルメチルエーテル含有量を有する溶媒和物アニソール−塩酸レルカニジピン形状(A)のX線回折スペクトルを示す図である。
【図13】1:0.4(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−アニソール含有量を有する溶媒和物アニソール−塩酸レルカニジピン形状(B)のX線回折スペクトルを示す図である。
【図14】1:1(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−イソプロパノール含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−イソプロパノールのX線回折スペクトルを示す図である。
【図15】1:0.8(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−イソブタノール含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−イソブタノールのX線回折スペクトルを示す図である。
【図16】1:0.9(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−ヘプタンを有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−ヘプタンのX線回折スペクトルを示す図である。
【図17】塩酸レルカニジピン結晶性形状(IV)のラマンスペクトルを示す図である。
【図18】1:1.2(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−アセトン含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−アセトンのラマンスペクトルを示す図である。
【図19】1:1(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−酢酸エチルを有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−酢酸エチルのラマンスペクトルを示す図である。
【図20】1:0.9(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−テトラヒドロフラン含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−テトラヒドロフランのラマンスペクトルを示す図である。
【図21】1:0.8(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−テルブチルメチルエーテルを有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−テルブチルメチルエーテルのラマンスペクトルを示す図である。
【図22】1:0.4(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−アニソール含有量を有する溶媒和物アニソール−塩酸レルカニジピン形状(A)のラマンスペクトルを示す図である。
【図23】1:0.4(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−アニソール含有量を有する溶媒和物アニソール−塩酸レルカニジピン形状(B)のラマンスペクトルを示す図である。
【図24】1:1(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−イソプロパノール含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−イソプロパノールのラマンスペクトルを示す図である。
【図25】1:0.8(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−イソブタノール含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−イソブタノールのラマンスペクトルを示す図である。
【図26】1:0.9(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−ヘプタン含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−ヘプタンのラマンスペクトルを示す図である。
【図27】1:0.4(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−アニソール含有量を有する溶媒和物アニソール−塩酸レルカニジピン形状(B)で行われた熱重量分析の結果を示す図である。
【図28】1:1(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−酢酸エチル含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−酢酸エチルで行われた熱重量分析の結果を示す図である。
【図29】1:1.2(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−アセトン含有量を有する溶媒塩酸レルカニジピン−アセトンで行われた熱重量分析の結果を示す図である。
【図30】1:0.9(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−テトラヒドロフラン含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−テトラヒドロフランで行われた熱重量分析の結果を示す図である。
【図31】1:0.4(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−アニソール含有量を有する溶媒和物アニソール−塩酸レルカニジピン形状(A)で行われた熱重量分析の結果を示す図である。
【図32】1:0.8(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−テルブチルメチルエーテル含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−テルブチルメチルエーテルで行われた熱重量分析の結果を示す図である。
【図33】1:1(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−イソプロパノール含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−イソプロパノールで行われた熱重量分析の結果を示す図である。
【図34】1:0.8(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−イソブタノール含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−イソブタノールで行われた熱重量分析の結果を示す図である。
【図35】1:0.9(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−ヘプタン含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−ヘプタンで行われた熱重量分析の結果を示す図である。
【図36】塩酸レルカニジピン結晶性形状(IV)で行われた熱重量分析の結果を示す図である。
【図37】1:0.7(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−メチルエチルケトン含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−メチルエチルケトンで行われた熱重量分析の結果を示す図である。
【図38】1:0.7(モル/モル)の塩酸レルカニジピン−メチルエチルケトン含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−メチルケトンのX線回折スペクトルを示す図である。
【図39】1:0.7(モル/モル)塩酸レルカニジピン−メチルエチルケトン含有量を有する溶媒和物塩酸レルカニジピン−メチルエチルケトンのラマンスペクトルを示す図である。

Claims (45)

  1. 塩化メチレン、アセトン、アニソール、テトラヒドロフラン、テルブチル(terbutyl)メチルエーテル、イソプロパノール、2−ブタノール、ヘプタン、メチルエチルケトン、酢酸エチルからなる群から選択される有機溶媒を有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物。
  2. 波長KαでのX線回折で以下の表3に示された像を示す、塩化メチレンを有する、請求項1に記載の溶媒和物。
    Figure 2005502648
  3. 波長KαでのX線回折で以下の表4に示された像を示す、アニソール、形状(A)を有する、請求項1に記載の溶媒和物。
    Figure 2005502648
  4. 波長KαでのX線回折で以下の表5に示された像を示す、アニソール、形状(B)を有する、請求項1に記載の溶媒和物。
    Figure 2005502648
  5. 波長KαでのX線回折で以下の表6に示された像を示す、アセトンを有する、請求項1に記載の溶媒和物。
    Figure 2005502648
  6. 波長KαでのX線回折で以下の表7に示された像を示す、酢酸エチルを有する、請求項1に記載の溶媒和物。
    Figure 2005502648
  7. 波長KαでのX線回折で以下の表8に示された像を示す、テルブチルメチルエーテルを有する、請求項1に記載の溶媒和物。
    Figure 2005502648
  8. 波長KαでのX線回折で以下の表9に示された像を示す、イソプロパノールを有する、請求項1に記載の溶媒和物。
    Figure 2005502648
  9. 波長KαでのX線回折で以下の表10に示された像を示す、2−ブタノールを有する、請求項1に記載の溶媒和物。
    Figure 2005502648
  10. 波長KαでのX線回折で以下の表11に示された像を示す、ヘプタンを有する、請求項1に記載の溶媒和物。
    Figure 2005502648
  11. 波長KαでのX線回折で以下の表13に示された像を示す、メチルエチルケトンを有する、請求項1に記載の溶媒和物。
    Figure 2005502648
  12. 波長KαでのX線回折で以下の表12に示された像を示す、テトラヒドロフランを有する、請求項1に記載の溶媒和物。
    Figure 2005502648
  13. 波長KαでのX線回折で以下の表1に示された像を示す、結晶性形状(III)の塩酸レルカニジピン。
    Figure 2005502648
  14. 波長KαでのX線回折で以下の表2に示された像を示す、結晶性形状(IV)の塩酸レルカニジピン。
    Figure 2005502648
  15. それが微粉化形状であることを特徴とする、請求項13又は請求項14に記載された塩酸レルカニジピン。
  16. 前記微粉化形状の平均粒径がD(50%)2〜8μm、D(90%)<15μmであることを特徴とする、請求項15に記載の塩酸レルカニジピン。
  17. 適切な賦形剤及び/又は希釈剤と化合された請求項13に記載された塩酸レルカニジピン結晶性形状(III)を活性剤として含む医薬組成物。
  18. 0.1〜400mgの活性剤を含有する、経口投与に適した、請求項17に記載された医薬組成物。
  19. 1〜200mg、好ましくは5〜40mgの活性剤を含有する、請求項18に記載の医薬組成物。
  20. 水溶液又は懸濁液の総重量に基づき0.1重量%以上の濃度で活性剤を含有する、水溶液又は懸濁液の形状で非経口投与に適した、請求項17に記載の医薬組成物。
  21. 前記活性剤の濃度が、水溶液又は懸濁液の総重量に基づき0.5〜30重量%である、請求項20に記載の医薬組成物。
  22. 適切な賦形剤及び/又は希釈剤といっしょに請求項14に記載の塩酸レルカニジピン結晶性形状(IV)を活性剤として含む医薬組成物。
  23. 0.1〜400mgの活性剤を含有する、経口投与に適した、請求項22に記載された医薬組成物。
  24. 1〜200mg、好ましくは5〜40mgの活性剤を含有する、請求項23に記載の医薬組成物。
  25. 水溶液又は懸濁液の総重量に基づき0.1重量%以上の濃度で活性剤を含有する、水溶液又は懸濁液の形状で非経口投与に適した、請求項22に記載の医薬組成物。
  26. 前記活性剤の濃度が、水溶液又は懸濁液の総重量に基づき0.5〜30重量%である、請求項25に記載の医薬組成物。
  27. 適切な賦形剤及び/又は希釈剤と混合された、塩酸レルカニジピン結晶性形状(III)と塩酸レルカニジピン結晶性形状(IV)の混合物を活性剤として含む医薬組成物。
  28. 請求項1に記載の塩酸レルカニジピンの溶媒和物を調製するための方法あって、
    □塩酸レルカニジピンの結晶性形状(I)を塩化メチレン中に懸濁するステップと、
    □こうして得られた混合物を20〜50℃の温度下に弱く攪拌するステップ、
    □こうして形成された沈降物をろ過し、それによって塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物を得るステップ、
    □前のステップにおいて得られた塩化メチレンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物を、アセトン、アニソール、テトラヒドロフラン、テルブチルメチルエーテル、イソプロパノール、2−ブタノール、ヘプタン、酢酸エチルからなる群から選択される溶媒中に必要に応じて懸濁するステップ、
    □この懸濁液を20〜50℃の温度下、114〜420時間の時間、弱く攪拌するステップ、
    □懸濁生成物をろ過し、所望の溶媒和物を分離するステップ、
    を含む方法。
  29. 攪拌が室温下に行われることを特徴とする、請求項28に記載の方法。
  30. 攪拌が、約3時間の冷却と加熱のステップとともに25℃〜35℃〜25℃の一連の光熱サイクルを含む温度下に行われることを特徴とする、請求項28に記載の方法。
  31. サイクルの数が10〜20であり、その後に試料が25℃の最終温度で攪拌されることを特徴とする、請求項30に記載の方法。
  32. 請求項3に記載の溶媒和物塩酸レルカニジピン−アニソール形状(B)を調製するための、請求項29〜31のいずれか1つに記載の方法。
  33. 請求項1、2〜4、6、8〜10のいずれか1つに記載の溶媒和物を調製するための方法であって、
    □塩酸レルカニジピン原形A又はBを、アニソール、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、テルブチルメチルエーテル、アセトン、塩化メチレンからなる群から選択される溶媒中に懸濁するステップ、
    □得られた懸濁液を、20〜50℃の温度下、密閉容器中で弱く攪拌するステップ、
    を含む方法。
  34. 攪拌が、約3時間の冷却と加熱のステップとともに25℃〜35℃〜25℃の一連の光熱サイクルを含む温度下に行われることを特徴とする、請求項33に記載の方法。
  35. サイクルの数が10〜20であり、その後に試料が25℃の最終温度で攪拌されることを特徴とする、請求項34に記載の方法。
  36. 塩化メチレン、テトラヒドロフラン、ヘプタン、アニソール、酢酸エチル、2−ブタノール、2−プロパノール、テルブチルメチルエーテルからなる群から選択される溶媒化溶媒を、請求項2〜4、6、8〜10、12のいずれか1つに記載の対応する溶媒和物から真空下、又は窒素流下の蒸発によって除去するステップを含む、結晶性形状(III)の塩酸レルカニジピンを調製するための方法。
  37. 前記溶媒の蒸発が、0.01〜1mbarの残留圧力を用いることによって真空下、及び50〜90℃の温度下に行われることを特徴とする、請求項36に記載の方法。
  38. 請求項2〜10、12のいずれか1つに記載の塩酸レルカニジピンの溶媒和物を調製するための方法であって、
    □塩酸レルカニジピンの結晶性形状(III)を、塩化メチレン、アニソール(形状A)、テトラヒドロフラン、アセトン、酢酸エチル、テルブチルメチルエーテルからなる群から選択される溶媒中に懸濁するステップ、
    □この懸濁液を、20〜50℃の温度下、密閉容器中で弱く攪拌するステップ、
    を含む方法。
  39. 攪拌が室温下に行われることを特徴とする、請求項38に記載の方法。
  40. 攪拌が、約3時間の冷却と加熱のステップとともに25℃〜35℃〜25℃の一連の光熱サイクルを含む温度下に行われることを特徴とする、請求項38に記載の方法。
  41. サイクルの数が10〜20であり、その後に試料が25℃の最終温度で攪拌されることを特徴とする、請求項40に記載の方法。
  42. 溶媒和物塩酸レルカニジピン−アニソール形状(A)を調製するための、請求項38〜41のいずれか1つに記載の方法。
  43. 請求項5に記載のアセトンを有する塩酸レルカニジピンの溶媒和物から真空下又はアセトンの窒素流下の蒸発によって除去するステップを含む、結晶性形状(IV)の塩酸レルカニジピンを調製するための方法。
  44. 前記溶媒の蒸発が、0.01〜1mbarの残留圧力を用いることによって真空下、及び50〜90℃の温度下に行われることを特徴とする、請求項43に記載の方法。
  45. 溶媒和物塩酸レルカニジピン−メチルエチルケトンを調製するための方法であって、
    □塩酸レルカニジピン結晶性形状(I)を80℃下、5%までの水を含有する溶媒中に溶解するステップと、
    □こうして得られた溶液を、電磁攪拌下室温に冷却するステップ、
    □沈降固体を2日間、前記温度下に維持するステップ、
    □形成沈降物をろ過するステップ、
    □及びこれを24時間、60℃下のオーブン中で乾燥させるステップ、
    を含む方法。
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