JP2005346843A - 光学的情報記録再生方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 、再生系が複雑になることなく、高密度多値記録再生が可能な光学的情報記録再生方法を提供する。
【解決手段】 光ディスクのトラック上に、情報ピットのトラック方向における幅とトラック方向における情報ピットのシフト量との組み合わせによって多値情報の記録を行う。再生時には、再生用スポットの中心が、各々の幅の情報ピットのトラック方向における中心位置のタイミングで再生信号のサンプリングを行う。また、各々の中心位置で検出された再生信号を所定閾値と比較することによって情報ピットの幅を判断し、且つ、各々の中心位置で検出された再生信号レベルに基づいて情報ピットのシフト量を判断することによって再生を行う。
【選択図】 図1


Description

本発明は、情報ピットのレベルを2値以上の値を用いて記録或いは再生を行う多値記録再生方法及び装置に関するものである。
近年、光メモリ産業は拡大しつつあり、再生専用のCDやDVDから、金属薄膜や色素系記録材料を用いた追記型、更には、光磁気材料や相変化材料を用いた書換え型まで開発され、その応用も民生からコンピュータの外部メモリへと拡大している。そして、更に記録容量の高密度化の研究開発が進められており、情報の記録再生に関わる光スポットを微小化する技術として、光源の波長は赤色(650nm)から、青紫色(405nm)になりつつある。また、対物レンズの開口数も0.6や0.65から0.85へと高められようとしている。更に、一方では、同じ光スポットの大きさを用いて、より効率のよい多値記録再生の技術も提案されている。
例えば、本願発明者は、多値記録再生技術の方式として、特開平5−128530号公報において、光学的情報記録媒体の情報トラック上に、情報ピットのトラック方向の幅と、その情報ピットの再生用光スポットに対するトラック方向のシフト量の組み合せによって、多値情報を記録する記録方法と、その多値記録した情報ピットを再生する際、予め学習しておいた検出信号と光スポットから得られた検出信号との相関より多値情報を再生する再生方法とを提案している(特許文献1)。
また、光ディスク分野の研究における国際学会であるISOM2003(Write−once Disks for Multi-level Optical Recording:予稿集Fr−Po−04)において、青紫色の光源(405nm)とNA0.65の光学系を用い、トラックピッチが0.46μmの光ディスクに対して、一つの情報ピットを記録する領域のトラック方向の幅を0.26μmとし、8レベルの多値記録再生を行った発表がなされている(非特許文献1)。
8レベルの情報ピットの選択は、例えば、図8に示すように一つの情報ピットを記録する領域のトラック方向の幅0.26μmを16等分し(16チャンネルビット)、レベル0を何も情報ピットを記録しない、レベル1を2チャンネルビットの幅、レベル2を4チャンネルビットの幅、レベル3を6チャンネルビットの幅、レベル4を8チャンネルビットの幅、レベル5を10チャンネルビットの幅、レベル6を12チャンネルビットの幅、レベル7を14チャンネルビットの幅とする。
このように選択した情報ピットをランダムに記録し、波長405nm、開口数0.85による光スポットを照射し、その反射光量を光検出器で受光し、得られた多値情報ピットからの再生信号を、光スポットの中心が、情報ピットを記録する領域のトラック方向の幅の中央に来た時のタイミングでサンプリングすると、各レベルに対する再生信号は図9のような分布が得られる。ここで、情報ピットが何も書かれていないレベル0が続く時の再生信号を『1』、レベル7の情報ピットが連続して記録されている時の再生信号を『0』として規格化している。
各レベルに対応する再生信号の値が幅を持つのは、前後に書かれている情報ピットからの影響(符号間干渉)を受けるからである。図9のように隣のレベルと再生信号の分布が重なっていると、固定した閾値では分離検出できないことが分かる。
ISOM2003の発表では、これを解決するために、予め前後と注目している情報ピットの値が分かっているピット列からの再生信号を読み取り記憶しておき(学習)、実際の情報ピットからの再生信号と記録しておいた値とを比べて(相関をみる)、分離検出する方式が述べられている。この方式では、記録密度はおよそ16Gbit/inch2である。
特開平5−128530号公報 ISOM2003(Write−once Disks for Multi-level Optical Recording:予稿集Fr−Po−04)
更に、青紫色の光源(405nm)とNA0.85光学系を用い、光スポットを微小化し、ISOM2003で発表された多値方式に適応し、光スポットの大きさの比で計算すると、およそ30Gbit/inch2程度の高密度化が狙える。
しかしながら、ISOM2003で発表された多値方式は、情報ピットのトラック方向の幅を段階的に変化させた7種類の情報ピットと情報ピットなしの8値を用いており、青紫色の光源(405nm)とNA0.85の光学系を用いた方式に光スポットの大きさの比で小さくして適応すると、最小の情報ピットの幅は25nm程度と非常に微小なピットとなり、光ディスク上にこのような微小な情報ピットを記録することは困難であった。
また、ISOM2003で発表された多値方式の再生は、注目している情報ピット前後の情報ピットの影響(符号間干渉)を除くために、学習と相関をみることにより再生しており、固定の閾値では情報ピットのトラック方向の幅の違いを分離検出できないことから再生方式が複雑になるという問題点があった。更に、ISOM2003で発表された多値方式では、全ての情報ピットは、一つの情報ピットを記録する領域の中央に記録する方式であった。
本発明は、このような実情に鑑みなされたもので、その目的は、再生系が複雑になることなく、高密度多値記録再生が可能な光学的情報記録再生方法及び装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、光学的情報記録媒体のトラック上に、情報ピットのトラック方向における幅とトラック方向における情報ピットの中心位置のシフト量との組み合わせで多値情報の記録を行い、前記記録媒体上の情報ピットを再生する場合には、再生用スポットの中心が、各々の幅の情報ピットのトラック方向における中心位置のタイミングで再生信号を検出し、各々の中心位置で検出された再生信号を所定閾値と比較することによって情報ピットの幅を判断し、且つ、前記各々の中心位置で検出された再生信号レベルに基づいて情報ピットのシフト量を判断することによって多値情報の再生を行うことを特徴とする。
また、本発明は、光学的情報記録媒体のトラック上に、情報ピットのトラック方向における幅とトラック方向における情報ピットの中心位置のシフト量との組み合わせによって多値情報の記録を行う手段と、前記記録媒体上の情報ピットを再生する場合には、再生用スポットの中心が、各々の幅の情報ピットのトラック方向における中心位置のタイミングで再生信号を検出する手段と、各々の中心位置で検出された再生信号を所定閾値と比較することによって情報ピットの幅を判断し、且つ、前記各々の中心位置で検出された再生信号レベルに基づいて情報ピットのシフト量を判断することによって多値情報の再生を行う手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、光スポットで再生する際に、前後の情報ピットとの符号間干渉があっても、注目している情報ピットを固定の閾値で夫々異なるトラック方向の幅の情報ピットとして分離検出できると共に、最小の情報ピットの大きさを大きくすることができる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による光学的情報記録再生装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。
光学的情報記録再生装置1は、制御回路2、スピンドルモータ3、光ディスク4、光ヘッド5、光ヘッド制御回路6、情報記録回路7、情報再生回路8、スピンドルモータコントローラ9及びインタフェースコントローラ10を有する。制御回路2は、外部のコンピュータ等の情報処理装置との情報の送受信を制御し、光ディスク4に対する情報の記録や再生を情報記録回路7と情報再生回路8を用いて制御し、また、その他の稼働部を制御する。情報記録回路7は後述するように多値情報の記録を行い、情報再生回路8は多値情報の再生を行う。
スピンドルモータ3は、スピンドルモータコントローラ9により制御され、光ディスク4を回転駆動する。光ディスク4は、不図示の機構により光学的情報記録再生装置1に対して挿入または排出される光学的情報記録媒体である。
光ヘッド5は、光ディスク4に光学的に情報を記録し、再生する。光ヘッド5に関しては、例えば、光源の波長λとして405nm、対物レンズの開口数NAとして0.85とすると、光スポットの大きさ、1.2(λ/NA)の値は、およそ0.57μmとなる。トラックピッチは0.32μmとする。光ヘッド制御回路6は光ヘッド5による光スポットの位置を制御するものであり、オートトラッキング制御、シーク動作の制御、オートフォーカシング制御を行う。
図2は本発明の光学的情報記録再生装置に用いる多値情報ピットのレベルの違いによるトラック方向の幅と記録する位置を説明する図である。説明の便宜上、情報ピットのトラック方向と垂直な方向の幅は実際よりも小さく示している。
同図において、矢印A方向がトラックの方向であり、2本の太い実線に挟まれた領域が一つの情報ピットを記録する領域を示す。本実施形態では光スポットの大きさは約0.57μmであり、トラックピッチ0.32μmの光ディスクを用いるとすると、情報ピットを記録する領域の幅を約200nm以下にすると、面密度30Gbit/inch2が達成できる。そこで、ここでは、情報ピットを記録する領域の幅を200nmとして説明を続ける。
この場合、図8に示す従来例を適応すると、最短の情報ピットの幅が25nmとなり、従来の方法では情報ピットの大きさが小さすぎて、記録が困難であった。本実施形態では、図2に破線で示すように記録する領域を16分割(16チャネルビット)し、情報ピットのトラックの方向の幅として、4(W/16)、8(W/16)、12(W/16)の3種類を選択する。ここで、Wは記録する領域の幅である。Wを200nmとすると、最短の情報ピットの幅4(W/16)は、50nmとなり、従来例の適応よりも記録が容易になる。
また、例えば、8レベルを以下のようにする。
レベル0を何も情報ピットを記録しない。
レベル1を4チャンネルビット(4(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して中央の位置に記録する。
レベル2を4チャンネルビット(4(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して、2チャンネルビット(2(W/16))前に記録する。
レベル3を4チャンネルビット(4(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して、2チャンネルビット(2(W/16))後ろに記録する。
レベル4を8チャンネルビット(8(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して中央の位置に記録する。
レベル5を8チャンネルビット(8(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して、2チャンネルビット(2(W/16))前に記録する。
レベル6を8チャンネルビット(8(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して、2チャンネルビット(2(W/16))後ろに記録する。
レベル7を12チャンネルビット(12(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して中央の位置に記録する。
図3はトラックに対して、ランダムな情報ピットを記録した時の模式図と、光スポットの関係を示す。例えば、記録消去可能な記録材料として相変化材を利用する場合、光ディスクに光スポットを照射し、記録及び消去光量とそれらのタイミングを調整することにより、情報ピットの形状を変化させ、複数の再生レベルの情報ピットが形成される。
なお、記録消去可能な記録材料としては相変化材料以外にも光磁気材料が利用できる。この場合、上述した光学的情報記録再生装置で光スポット以外に図示しない磁気ヘッドからの磁界との協調作業により、情報ピットの形状を変化させ、複数の再生レベルの情報ピットを形成する。更に、追記のみ可能な記録材料を適用することも可能であり、記録材料として有機色素や金属膜を利用でき、記録する領域に光スポットを照射し、記録光量とそれらのタイミングを調整することにより、情報ピットの形状を変化させ、複数の再生レベルの情報ピットが形成される。また、再生専用の記録媒体でも同様に、情報ピットが位相ピットと呼ばれる凹凸形状として基板に形成でき、この位相ピットの面積或いは位相ピットの光学的な深さを変調することで多値レベルの記録が可能である。
記憶容量を増やすためには、情報ピットを記録する領域を小さくする必要があり、小さくすると図3に示すように再生ビーム径内に2〜3個の記録する領域の情報ピットが含まれることになる。このような多値レベルの記録を前提に本実施形態の原理を相変化材を利用した場合の例で説明を続ける。
図3において、矢印A方向が同様にトラック方向を示し、11は情報ピットを記録する光ディスク上のトラックを示す。破線で区切られた領域がそれぞれ情報ピットを記録する領域であり、図2の方式に従って上部に記載されたレベル数に対応する情報ピットが12の如く記録されている。13は光スポットであり、記録する領域の幅(W)と光スポットの大きさ(1.2(λ/NA)との関係は、記録する領域の幅(W)が光スポットの大きさ(1.2(λ/NA)よりも小さくしないと、従来の方式よりも面密度は向上しない(つまりW<1.2(λ/NA)が必要)。
本実施形態では、光スポットの大きさ約0.57μmに対し、記録する領域の幅を200nm(0.2μm)としている。このスケールだと、従来方式(例えば、17PP変調、2T=139nm)とした時の面密度約19.5Gbit/inch2に対して、約1.5倍の面密度向上が可能である。
図9に示す再生信号の分布で、4(W/16)、8(W/16)、12(W/16)の3種類の信号だけを取り出してみると、図4のようになり、固定の閾値で3種類の幅の情報ピットの分離ができることが分かる。
光ディスク4に記録されている情報ピットは、光スポットにより読み出される。光ディスク4からの反射光は光ヘッド5内の光検出器で受光し、光検出器から得られる検出信号のサンプリングのタイミングは、光スポットの中心が、図2に示す情報ピットを記録する領域の中央の位置と(この時得られる検出信号をS(中央)とする)、中央から前に2(W/16)の位置と(この時得られる検出信号をS(前)とする)、中央から後ろに2(W/16)の位置(この時に得られる検出信号をS(後ろ)とする)に来た時とする。
夫々の位置で検出された検出信号より情報ピットのトラック方向の幅はS(中央)、または、S(前)、または、S(後ろ)のいずれかを用いて、固定の閾値で判断する。具体的には、図4は多値レベルと再生信号との関係を示す図であるが、本実施形態では、例えば、図4の再生信号の0.8、0.5、0.25に閾値を設定し、それぞれの閾値に対して再生信号レベルが大きいか小さいかを判断することで情報ピットのトラック方向における幅を判断する。
一方、情報ピットが記録されている位置が、記録する領域のトラック方向に対する中央か、中央から前か、中央から後ろかは、S(前)とS(後ろ)の大きさとその差から判断する。
図5は幅4(W/16)の孤立した情報ピットを、記録する領域の中央、中央から2(W/16)だけ前、中央から2(W/16)だけ後ろの3箇所に記録して、光スポットで再生した時の再生信号の大きさの変化を示す。
矢印A方向をトラック方向とし、14の情報ピットは前の位置に記録されたもの、15は中央に記録されたもの、16は後ろに記録されたものを模式的に示している。トラック方向と垂直方向の幅と位置は説明の便宜上変えてある。
また、それぞれの光スポットの動きに対する再生信号の変化曲線は、17は前に記録された情報ピット14に対応するもの、18は中央に記録された情報ピット15に対するもの、19は後ろに記録された情報ピット16に対応するものである。
3つの曲線をそれぞれ、光スポットが、中央から2(W/16)だけ前の位置、中央の位置、中央から2(W/16)だけ後ろの位置に来た時の3箇所でサンプリングし、その値をそれぞれ、S(前)、S(中央)、S(後ろ)とする。
情報ピットが中央に記録されている場合(15)、S(前)とS(後ろ)の値は同じでその大きさは、S(中央)の値に近い。つまり、S(前)とS(後ろ)の値がS(中央)の値に近く、S(前)とS(後ろ)の値の差がない場合、情報ピットは中央に記録されていると判断する。
次に、情報ピットが中央から2(W/16)だけ前の位置に記録されている場合(14)、S(前)の信号は小さくなり、S(中央)は少し大きく、S(後ろ)は更に大きくなっている。つまり、S(前)とS(後ろ)の値の差は大きく、S(前)−S(後ろ)が負の値の時、情報ピットは前の位置に記録されていると判断する。
同様に、情報ピットが中央から2(W/16)だけ後ろの位置に記録されている場合(16)、S(後ろ)の信号は小さくなり、S(中央)は少し大きく、S(前)は更に大きくなっている。つまり、S(前)とS(後ろ)の値の差は大きく、S(前)−S(後ろ)が正の時、情報ピットは後ろの位置に記録されていると判断する。
図5では符号間干渉を無視した孤立ピットで説明したが、実際には符号間干渉が生じることを踏まえると、S(前)とS(後ろ)の大きさ関係と、その差が一定以上になった時のみ、その差の符号に応じて、情報ピットの位置を判断するようにした方がよい。
以上説明した図2に従った方式では、それぞれの情報ピットの幅の差を4チャンネルビット(4(W/16))ずつ取ってあるので、再生信号を得る際には、固定した閾値で幅の違いを分離することができる。更に、情報ピットの端と記録する領域の境界との距離を4チャンネルビット(4(W/16))以上とってあるので、符号間干渉が生じ難い。
図6は本発明による他の実施形態の多値情報ピットのレベルの違いによるトラック方向の幅と記録する位置を説明する図である。同様に説明の便宜上情報ピットのトラック方向と垂直な方向の幅は実際よりも小さく示している。
同図において、矢印A方向がトラックの方向であり、2本の太い実線に挟まれた領域が一つの情報ピットを記録する領域を示す。本実施形態においても、前述の実施形態と同様の光学系と光ディスクを用い、記録する領域の幅を約200nm以下にすると、面密度30Gbit/inch2が達成できる。
同じように記録する領域を16分割(16チャネルビット)し、情報ピットのトラックの方向の幅として、この実施形態では6(W/16)、10(W/16)、14(W/16)の3種類を選択する。ここで、Wは記録する領域の幅である。Wを200nmとすると、最短の情報ピットの幅6(W/16)は75nmとなり、前述の実施形態よりも記録が容易になる。
また、例えば、8レベルを以下のようにする。
レベル0を何も情報ピットを記録しない。
レベル1を6チャンネルビット(6(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して中央の位置に記録する。
レベル2を6チャンネルビット(6(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して、2チャンネルビット(2(W/16))前に記録する。
レベル3を6チャンネルビット(6(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して、2チャンネルビット(2(W/16))後ろに記録する。
レベル4を10チャンネルビット(10(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して中央の位置に記録する。
レベル5を10チャンネルビット(10(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して、2チャンネルビット(2(W/16))前に記録する。
レベル6を10チャンネルビット(10(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して、2チャンネルビット(2(W/16))後ろに記録する。
レベル7を14チャンネルビット(14(W/16))の幅で、記録する領域のトラック方向に対して中央の位置に記録する。
図9に示す再生信号の分布で、4(W/16)、8(W/16)、12(W/16)の3種類の信号だけを取り出してみると、図7のようになり、やはり固定の閾値で3種類の幅の情報ピットの分離ができることが分かる。情報ピットの位置の判断については、図5で説明したものと同等な方法で行う。
本発明に係る光学的情報記録再生装置の一実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る多値情報ピットのレベルの違いによるトラック方向の幅と記録する位置を説明する図である。 本発明に係るトラックに対してランダムな情報ピットを記録した時の模式図と光スポットの関係を示す図である。 図2の記録方式による情報ピットを再生した時の再生信号の分布を示す図である。 本発明に係る情報ピットの記録位置を判断する方法を説明する図である。 本発明による他の実施形態の多値情報ピットのレベルの違いによるトラック方向の幅と記録する位置を説明する図である。 図6の記録方式による情報ピットを再生した時の再生信号の分布を示す図である。 従来の8値のレベルに対する情報ピットの大きさと記録する位置を示す図である。 図8の従来方式で記録した情報ピットを再生した時の再生信号の分布を示す図である。
符号の説明
1 光学的情報記録再生装置
2 制御回路
3 スピンドルモータ
4 光ディスク
5 光ヘッド
6 光ヘッド制御回路
7 情報記録回路
8 情報再生回路
9 スピンドルモータコントローラ
10 インターフェースコントローラ
11 トラック、
12 情報ピット
13 光スポット

Claims (8)

  1. 光学的情報記録媒体のトラック上に、情報ピットのトラック方向における幅とトラック方向における情報ピットの中心位置のシフト量との組み合わせで多値情報の記録を行い、前記記録媒体上の情報ピットを再生する場合には、再生用スポットの中心が、各々の幅の情報ピットのトラック方向における中心位置のタイミングで再生信号を検出し、各々の中心位置で検出された再生信号を所定閾値と比較することによって情報ピットの幅を判断し、且つ、前記各々の中心位置で検出された再生信号レベルに基づいて情報ピットのシフト量を判断することによって多値情報の再生を行うことを特徴とする光学的情報記録再生方法。
  2. 光スポットを形成する光の波長をλ、対物レンズの開口数をNAとし、一つの情報ピットを記録する領域のトラック方向の幅をWとする場合、W<1.2(λ/NA)であって、Wの幅を16分割した時、前記複数の情報ピットのトラック方向の幅は、4(W/16)、8(W/16)、12(W/16)近傍に選択することを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録再生方法。
  3. 前記4(W/16)と8(W/16)の幅の情報ピットを記録する位置は、前記情報ピットを記録する領域のトラック方向に対して中央の位置と、中央から前に2(W/16)の位置と、中央から後ろに2(W/16)の位置とに設定し、12(W/16)の幅の情報ピットを記録する位置は、前記情報ピットを記録する領域のトラック方向に対して中央の位置と設定し、情報ピットを何も記録しない値も含め、8値の多値を記録することを特徴とする請求項2に記載の光学的情報記録再生方法。
  4. 前記光学的情報記録媒体に照射し、反射した光スポットから得られる情報ピットからの反射光量を、光検出器で受光し、それから得られる検出信号をサンプリングするタイミングは、情報ピットを記録する領域のトラック方向に対する中央の位置と(この時得られる検出信号をS(中央)とする)、中央から前に2(W/16)の位置と(この時得られる検出信号をS(前)とする)、中央から後ろに2(W/16)の位置とし(この時に得られる検出信号をS(後ろ)とする)、夫々の位置で検出された検出信号より情報ピットのトラック方向の幅はS(中央)、または、S(前)、または、S(後ろ)のいずれかを用いて、固定の閾値で判断し、記録されている位置が情報ピットを記録する領域のトラック方向に対する中央か、中央から前か、中央から後ろかは、S(前)とS(後ろ)の大きさとその差から判断することを特徴とする請求項2又は3に記載の光学的情報記録再生方法。
  5. 光スポットを形成する光の波長をλ、対物レンズの開口数をNAとし、一つの情報ピットを記録する領域のトラック方向の幅をWとする場合、W<1.2(λ/NA)であって、Wの幅を16分割した時、前記複数の情報ピットのトラック方向の幅は、6(W/16)、10(W/16)、14(W/16)近傍に選択することを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録再生方法。
  6. 前記6(W/16)と10(W/16)の幅の情報ピットを記録する位置は、前記情報ピットを記録する領域のトラック方向に対して中央の位置と、中央から前に2(W/16)の位置と、中央から後ろに2(W/16)の位置とに設定し、14(W/16)の幅の情報ピットを記録する位置は、前記情報ピットを記録する領域のトラック方向に対して中央の位置に設定し、情報ピットを何も記録しない値も含め、8値の多値を記録することを特徴とする請求項5に記載の光学的情報記録再生方法。
  7. 前記光学的情報記録媒体に照射し、反射した光スポットから得られる情報ピットからの反射光量を、光検出器で受光し、それから得られる検出信号をサンプリングするタイミングは、情報ピットを記録する領域のトラック方向に対する中央の位置と(この時得られる検出信号をS(中央)とする)、中央から前に2(W/16)の位置と(この時得られる検出信号をS(前)とする)、中央から後ろに2(W/16)の位置とし(この時に得られる検出信号をS(後ろ)とする)、夫々の位置で検出された検出信号より情報ピットのトラック方向の幅はS(中央)、または、S(前)、または、S(後ろ)のいずれかを用いて、固定の閾値で判断し、記録されている位置が情報ピットを記録する領域のトラック方向に対する中央か、中央から前か、中央から後ろかは、S(前)とS(後ろ)の大きさとその差から判断することを特徴とする請求項1又は4に記載の光学的情報記録再生方法。
  8. 光学的情報記録媒体のトラック上に、情報ピットのトラック方向における幅とトラック方向における情報ピットの中心位置のシフト量との組み合わせによって多値情報の記録を行う手段と、前記記録媒体上の情報ピットを再生する場合には、再生用スポットの中心が、各々の幅の情報ピットのトラック方向における中心位置のタイミングで再生信号を検出する手段と、各々の中心位置で検出された再生信号を所定閾値と比較することによって情報ピットの幅を判断し、且つ、前記各々の中心位置で検出された再生信号レベルに基づいて情報ピットのシフト量を判断することによって多値情報の再生を行う手段とを備えたことを特徴とする光学的情報記録再生装置。
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