JPH10149595A - 磁壁を移動させて情報の再生を行う情報再生装置 - Google Patents

磁壁を移動させて情報の再生を行う情報再生装置

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JPH10149595A
JPH10149595A JP9238284A JP23828497A JPH10149595A JP H10149595 A JPH10149595 A JP H10149595A JP 9238284 A JP9238284 A JP 9238284A JP 23828497 A JP23828497 A JP 23828497A JP H10149595 A JPH10149595 A JP H10149595A
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light
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の磁壁移動再生方式では、光スポットの
形状の最適化がなされておらず、信号対ノイズ比の改善
と、隣接トラックからの情報信号の漏れ込みの影響を抑
える余地が残されている。 【解決手段】 記録層と再生層を積層してなる光磁気媒
体100に、光スポットを照射することによって記録層
に記録されている磁区を再生層に転写し、また再生層に
おいて磁区間に形成された磁壁を移動させ、再生ヘッド
104で磁壁の移動を検出することによって情報を再生
する情報再生装置において、光スポットを、光磁気媒体
100上に、その長軸が情報トラックと平行の楕円形状
で照射する手段を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気媒体の記録
情報を再生する情報再生装置、特に磁壁移動型再生方法
を用いた情報再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、微小な光スポットを用いて情報の
記録や再生を行う高密度な光磁気媒体が注目されてい
る。光磁気媒体は半導体レーザの熱エネルギーを用い
て、磁性薄膜に垂直磁化として情報である磁区を記録
し、磁気光学効果を利用してこの情報を読み出すもので
ある。最近においては、この光磁気媒体の記録密度を高
める要求が強まってきている。一般に、光磁気媒体等の
光ディスクの線記録密度は、再生光学系のレーザ波長及
び対物レンズのNA(開口数)に依存する。即ち、再生
光学系のレーザ波長λと対物レンズのNAが決まると光
スポットの径が決まるため、再生可能な磁区の大きさは
λ/2NA程度が限界となってしまう。
【0003】従って、従来の光ディスクで高密度化を実
現するためには、再生光学系のレーザ波長を短くする
か、あるいは対物レンズのNAを大きくする必要があ
る。しかし、レーザ波長や対物レンズのNAの改善にも
限度がある。このため、記録媒体の構成や読み取り方法
を工夫して、記録密度を改善する技術が開発されてい
る。例えば、特開平3−93058号公報においては、
磁気的に結合される再生層と記録保持層とを有してなる
多層膜の記録保持層に信号の記録を行うとともに、磁化
の向きをそろえた後の再生層にレーザ光を照射して加熱
し、再生層の昇温領域に記録保持層に記録された信号を
転写しながら読み取る再生方法が提案されている。
【0004】この方法によれば、再生用の光スポットの
径に対して、この光スポットによって加熱されて転写温
度に達し信号の検出に寄与する領域をより小さなものに
限定できるため、再生時の符号間干渉が減少し、光の回
折限界以下の磁区の大きさが再生可能となる。しかし、
この方法では再生用の光スポット径に対して、有効に使
用される信号検出領域が小さくなるため、再生信号の振
幅が大幅に低減し、十分な信号対ノイズ比が得られな
い。
【0005】また、特開平6−290496号公報で
は、複数の磁性層を積層してなる光磁気媒体に光スポッ
トを照射して、記録層に垂直磁化として記録されている
磁区を再生層に転写し、その再生層に転写した磁区の磁
壁を移動させて、記録層の磁区よりも大きくして再生す
る磁壁移動再生方式が提案されている。この磁壁移動再
生方法について説明する。まず、図12は磁壁移動再生
方法に用いられる光磁気媒体を説明するための模式図で
ある。図12(a)は光磁気媒体を表面からみた模式
図、図12(b)は断面からみた模式図である。図中6
0は再生用の光スポット、59は光磁気媒体上の情報ト
ラックである。光磁気媒体としては3層の磁性層より構
成されており、62、63、64はそれぞれ第1、第
2、第3の磁性層である。各層中の矢印は原子スピンの
向きを表わし、スピンの向きが相互に逆向きの領域部に
は磁壁61が形成されている。
【0006】図12(c)はこの光磁気媒体に形成され
る温度分布を示したグラフである。この温度分布は再生
用に照射される光ビーム自身によって媒体上に誘起され
るものでもよいし、別の加熱手段を併用して再生用の光
ビームの光スポットの手前側から温度を上昇させ、光ス
ポットの後方に温度分布のピークが来るように形成して
もよい。今、位置Xsでは媒体温度が第2の磁性層63
のキューリー点温度近傍の温度Tsになっているものと
する。図12(d)は図12(c)の温度分布に対応す
る第1の磁性層62の磁壁エネルギー密度σ1の分布を
示している。図12(d)のようにX方向に磁壁エネル
ギー密度σ1の勾配があると、位置Xに存在する各層の
磁壁に対して図中に示すような力F1が生じ、このF1
は磁壁エネルギーの低い方に磁壁を移動させるように作
用する。第1の磁性層62は、磁壁抗磁力が小さく磁壁
移動度が大きいので、単独ではこの力F1によって容易
に磁壁が移動する。しかし、位置Xsより手前(図12
では右側)の領域ではまだ媒体温度がTsより低いの
で、磁壁抗磁力の大きな第3の磁性層64との交換結合
により、第3の磁性層64中の磁壁の位置に対応する位
置に第1の磁性層62中の磁壁も固定されることにな
る。
【0007】ここで、図12(b)に示すように磁壁6
1の一つが光磁気媒体の位置Xsにあると、媒体温度が
第2の磁性層63のキューリー点温度近傍の温度Tsま
で上昇し、第1の磁性層62と第3の磁性層64との間
の交換結合が切断される。この結果、第1の磁性層62
中の磁壁61は矢印で示すようにより温度が高く磁壁エ
ネルギー密度の小さな領域へと瞬間的に移動する。再生
用の光スポット60が通過すると、前述のように磁壁が
移動し、光スポット内の第1の磁性層62の原子スピン
は全て一方向に揃う。そして、媒体の移動に伴って磁壁
61が瞬間的に移動し、光スポット内の原子スピンの向
きが反転して全て一方向に揃う。この結果、光スポット
によって再生される信号は第3の磁性層64に記録され
ている磁区の大きさによらず常に一定の振幅になり、光
学的な回折限界に起因する波形干渉の問題から解放する
ことができる。従って、ピットを再生する場合、レーザ
波長λと対物レンズのNAから決まる分解能限界のλ/
2NA程度よりも小さなピットを再生でき、その結果、
記録密度を高めることが可能となる。
【0008】図13は磁壁移動再生に用いられる情報記
録再生装置の概略構成を示した図である。図13におい
て、65は記録再生用の半導体レーザで波長は例えば7
80nmである。67は加熱用の半導体レーザで波長は
例えば1.3μmである。両方とも記録媒体に対してP
偏光で入射するように配置されている。一般に、半導体
レーザから発散するレーザビームの断面は楕円形状であ
る。従来はこの形状をビーム整形プリズムやほぼ円形の
開口を用いることで、記録媒体上で円形状の光スポット
に収束している。半導体レーザ65及び67から発散さ
れたレーザビームは不図示のビーム整形手段でほぼ円形
状にビーム整形された後、それぞれコリメータレンズ6
6、68で平行光束に変換される。
【0009】ここで、69は780nmの光は100%
透過し、1.3μmの光は100%反射するように設計
されたダイクロックミラー、70はP偏光は70〜80
%を透過し、それに対し垂直の成分であるS偏光はほぼ
100%反射する偏光ビームスプリッターである。コリ
メータレンズ66及び68で変換された平行光束はダイ
クロックミラー69、偏光ビームスプリッター70を経
て対物レンズ71に入射する。この際、780nmの光
束は対物レンズ71の開口の大きさに対して大きくなる
ように、1.3μmの光束は対物レンズ71の開口の大
きさに対して小さくなるようにしてある。従って、同じ
対物レンズ71を用いても1.3μmの光束に対しては
レンズのNAが小さく作用し、記録媒体73上での光ス
ポットの大きさが780nmのものに比べ大きくなる。
記録媒体からの反射光は再び対物レンズ71を経て平行
光束になり、偏光ビームスプリッター70で反射されて
光束72となる。光束72は不図示の光学系に入射し、
波長分離等がなされた後、サーボエラー信号や情報再生
信号が生成される。
【0010】次に、図13の装置の記録媒体上の記録再
生用の光スポットと加熱用の光スポットの関係を図14
を参照して説明する。まず、図14(a)において、7
4は波長780nmの記録再生用の光スポット、75は
波長1.3μmの加熱用の光スポットである。76はラ
ンド77に記録された磁区の磁壁、78はグルーブであ
る。また、79は加熱用光スポット75により温度が上
昇した領域を示している。このようにグルーブ78の間
のランド77上において、記録再生用の光スポット74
と加熱用の光スポット75を結合させることにより、移
動している記録媒体上に図14(b)に示すような温度
勾配を形成することができる。そして、このように温度
勾配を形成することにより、図12で説明したように磁
壁を移動させて磁壁移動再生を行うことができる。
【0011】一方、楕円形状の光スポットを情報の再生
に用いる方式が、例えば特開平8−180492号公報
に示されている。これによると、集光スポットを円形に
変換する光学系なしに、光ディスク上に楕円形状の光ス
ポットを形成し、その長軸の方向をトラック方向に一致
させることで、円形に変換する光学系が必要なくなり安
価に光ヘッドを製作できると共に、トラックの直交方向
の光スポットを小さくできるため、クロストークノイズ
やグルーブ形状に起因するディスクノイズの影響を受け
にくい効果があるとしている。
【0012】更に、特開平5−94624号公報には光
学フィルターを用いて超解像光スポットを作り、その主
スポットの楕円形状の光スポットを複数のマークに照射
し、そこからの干渉パターンを検出することによる情報
を再生する方式が述べられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の磁壁移動再生方式の例では、記録再生用の光スポッ
トの形状の最適化がなされておらず、信号対ノイズ比の
改善と、隣接トラックからの情報信号の漏れ込みの影響
を抑えることができる余地が残されている。
【0014】また、楕円形状の光スポットを情報の再生
に用いる特開平8−180492号公報の従来例では、
磁壁移動再生方式を用いていないので、楕円の長軸が大
きくなると、トラック方向の分解能が落ちるために、信
号対ノイズ比(C/N)が低下するという問題点があ
り、楕円の長軸/短軸比は1.1〜1.3が最適とされ
ていた。また、トラックの直交方向の光スポットを小さ
くできるとしているが、従来と同じNAの対物レンズを
用いる限り、トラックの直交方向の光スポットの大きさ
は変らず、トラックと平行方向の大きさが大きくなって
いるだけである。従って、従来の記録再生方式で用いら
れている最小マークサイズ(光スポットの1/3〜1/
2程度)ではクロストークの顕著な低下が期待できな
い。
【0015】更に、光学フィルターを用いて作った、超
解像光スポットで再生する特開平5−94624号公報
の従来例では、磁壁移動再生方式に関すること及びクロ
ストークについては述べられてない。
【0016】本発明の目的は、磁壁移動再生方式におい
て、信号対ノイズ比を更に向上させ、隣接トラックから
のクロストークを更に低減することが可能な情報再生装
置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、記録層
及び再生層を積層してなる光磁気媒体に光スポットを照
射することによって前記記録層に記録されている磁区を
前記再生層に転写し、また、前記再生層において磁区間
に形成された磁壁を移動させ、再生ヘッドで磁壁の移動
を検出することによって情報を再生する情報再生装置に
おいて、前記光スポットを、前記光磁気媒体上に、その
長軸が情報トラックと略平行の楕円形状で照射する光ス
ポット照射手段を有することを特徴とする磁壁を移動さ
せて情報の再生を行う情報再生装置によって達成され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実
施形態の構成を示した図である。図1において、100
は情報を記録再生するためのディスク状の光磁気媒体で
あり、スピンドルモータ101の駆動によって所定の速
度で回転する。光磁気媒体100としては、図11で説
明したように3層の磁性層を有するものが使用されてお
り、情報の再生としては磁壁移動再生方法が採られてい
る。102は装置の各部を制御する制御回路であり、イ
ンターフェースコントローラ103を介して外部のコン
ピュータなどの情報処理装置と接続されている。制御回
路102は情報処理装置との情報の送受信を制御した
り、光磁気媒体100への情報の記録、再生動作を制御
する。
【0019】光ヘッド104は光磁気媒体100に光ビ
ームを照射して情報を記録再生するための記録再生ヘッ
ドである。光ヘッド104は半導体レーザ、レーザビー
ムを絞り込む対物レンズ、媒体からの反射光を検出する
光検出器などから構成されている。光ヘッド104は詳
しくは後述するように加熱用の光スポットと再生用の光
スポット、あるいは再生用の光スポットを情報トラック
と平行方向に長軸を有する楕円形状で照射する。磁気ヘ
ッド105は光磁気媒体100を挟んで光ヘッド104
と対向して設けられ、光磁気媒体100に磁界を印加す
る。光ヘッド制御回路106は光ヘッド104及び光ヘ
ッド104から光磁気媒体100に照射される光ビーム
の位置を制御するための制御回路である。即ち、光ヘッ
ド制御回路106では光ヘッド104を光磁気媒体10
0の半径方向に移動させて所望のトラックにアクセスし
たり、光ヘッド104からの光ビームが回転している光
磁気媒体100の媒体面に合焦するようにフォーカス制
御を行ったり、光ヘッド104からの光ビームが情報ト
ラックに追従するようにトラッキング制御を行う。な
お、スピンドルモータコントローラ109は制御回路1
02の制御に基づいて光磁気媒体100の回転を制御す
る。
【0020】情報記録回路107は制御回路102の制
御に応じて光磁気媒体100に情報を記録する回路、情
報再生回路108は光ヘッド104からの読み取り信号
をもとに光磁気媒体100の記録情報を再生する回路で
ある。ここで、情報処理装置から記録命令が発行される
と、制御回路102は各部を制御して光ヘッド104を
目的の情報トラックに移動させ、また情報処理装置から
送信された情報信号を情報記録回路107に転送する。
情報記録回路107では情報信号を変調し、変調した信
号によって磁気ヘッド105を駆動し、また光ヘッド1
04内の半導体レーザに記録用の一定の駆動電流或は一
定周波数の駆動電流を供給する。このようにして光磁気
媒体100に一定強度の光ビームを照射しながら情報信
号に応じて変調された磁界を印加することにより、情報
トラック上に情報の記録を行う。また、他の方式として
は、磁気ヘッドから一定方向の磁界を印加しながら光ヘ
ッド104から情報信号に応じて変調された光ビームを
照射することによって記録を行ってもよい。
【0021】一方、情報処理装置から再生命令が発行さ
れた場合は、制御回路102は各部を制御して光ヘッド
104を目的のトラックに移動させる。また、制御回路
102は情報記録回路107を制御して光ヘッド104
内の半導体レーザに再生用の一定の駆動電流を供給し、
光ヘッド104からの再生用の光ビームを光磁気媒体1
00の情報トラックに走査する。このとき、光ヘッド1
04で光磁気媒体100からの反射光を検出し、情報再
生回路108ではこの読み取り信号をもとに記録情報を
再生する。再生されたデータは制御回路102の制御に
よってインターフェースコントローラ103を介して外
部の情報処理装置に転送される。
【0022】図2に光ヘッド104内の光学系の構成を
示している。図2は前述のように楕円形状の光スポット
を作成するための原理図で、詳しい構成は省略してい
る。図2において、1は光学ヘッド内に設けられた光源
としての半導体レーザである。2は半導体レーザ1の活
性層、3は活性層2から発散されたレーザビームの断面
形状を示している。半導体レーザ1から発散した直後の
レーザビームの断面形状は、図中の座標軸X(トラック
方向)に平行な方向に長軸を持つ楕円形状となってい
る。半導体レーザ1から発散されたレーザビームは座標
軸Z方向に進み、光学ヘッド104内に遠視野に配置さ
れた対物レンズ4に入射する。5は遠視野上のビーム形
状を示している。なお、図2では光スポットをXY面に
置かれた情報トラックに照射している。
【0023】遠視野上のビーム形状5は、図中の座標軸
Yに平行な方向に長軸を持つ楕円形状となる。図2にお
いては、従来のビーム整形プリズムやほぼ円形の開口を
用いたビーム整形は行っていない。6は記録媒体上の情
報トラック、7は情報トラック上の光スポットを示して
いる。情報トラック6は座標軸Xと平行である。図2に
おいては、前述のようにビーム整形をしていないので、
情報トラック6上の光スポット7の形状は座標軸Xに平
行方向に長軸を持つ楕円形状となる。従来の光メモリに
おいては、光スポットの形状は概ね円形状である。
【0024】次に、図3を用いて本実施形態の磁壁移動
再生に楕円ビームを用いた場合の効果について説明す
る。図中47は情報トラックであり、48はランド部、
49はグルーブ部を示している。また、60aは従来の
円形状の光スポットを示し、60bは本実施形態の図2
で示した楕円形状の光スポットを示している。Dは円形
の光スポットの大きさであり、Dl、Dsはそれぞれ、
楕円形状の光スポットの長軸、短軸の大きさである。同
じ対物ケンズを用いた場合、DとDsの大きさはほぼ同
じとなる。ここでは、Dを約1.2μmとする。また、
Dlの大きさを約1.56μmとした。長軸/短軸比は
約1.3である。MARKは磁界変調方式で記録された
マークの様子を示したものである。磁壁移動再生では原
理的には磁壁の大きさ程度のマークまで再生可能である
が、ここではマークのトラック方向の大きさを約0.1
μmとする。
【0025】L1、L2をそれぞれ円形状の光スポット
60aと楕円形状の光スポット60bの隣接トラックか
らの情報の漏れ込む範囲とすると、円形状の光スポット
では、約6個(斜線部と白抜き部をそれぞれ1個とし
た)からの情報が漏れ込み、楕円形状の光スポット60
bでは、約8個の情報が漏れ込む。
【0026】このように楕円形状の光スポットの方が円
形状の光スポットより多くのマークからの信号が漏れ込
むため、漏れ込み信号が平均化され、クロストークの影
響が低減される。また、磁壁移動再生方式の場合、前記
漏れ込み範囲では、温度が十分に上昇していないため磁
壁の移動は起こらない。そのため、検出すべき情報に基
づく信号成分に対して漏れ込み信号成分のレベルは非常
に小さく、先の漏れ込み信号の平均化と合わせて信号対
ノイズ比は大きく向上する。尚、長軸/短軸比が大きい
方が、この効果は大きくなるため、長軸/短軸比はより
大きい方が望ましい。
【0027】従来の光メモリにおいては、再生用の光ス
ポットの形状はおおむね円形であった。楕円形状の光ス
ポットを用いたとしても一般にはその長軸方向を情報ト
ラックと垂直方向に向けていた。これは、従来の再生方
法では、楕円形状の光スポットを情報トラックと平行な
方向に向けると、線密度方向の分解能が落ちてしまうた
めである。特殊な例として、従来例で述べたとうり、楕
円形状の光スポットを用いた例があるが、線密度方向の
分解能の関係から長軸/短軸比は1.1〜1.3に制約
を受けている。
【0028】これに対して、磁壁移動再生方式において
は、マークが固定されているわけではないため、線密度
方向の分解能に関しては気にする必要が無く、光源の光
量の利用効率にもよるが、長軸/短軸比は大きいほど好
ましく、1.4以上が望まれる。即ち、先に述べたとお
り、長軸/短軸比を大きくするほど、信号対ノイズ比が
向上し、好ましい。
【0029】なお、従来の再生方法と楕円形状の光スポ
ットとの組み合わせにおいては、マークが固定であるが
故に、クロストークによる漏れ込み信号成分のレベルと
検出すべき情報に基づく信号成分のレベルが近く、長軸
/短軸比を大きくし、隣接トラックからの漏れ込み信号
が増大すると、それに応じて信号対ノイズ比が低減す
る。
【0030】また、磁壁移動再生方式では、楕円光スポ
ットの情報トラックと直交する方向(図2では座標軸Y
方向)の大きさは情報トラックの幅程度が望ましい。こ
のY方向の光スポットの大きさが大き過ぎると、隣接ト
ラックからの情報が漏れ込み、小さすぎるとトラッキン
グ制御の精度に影響がでてしまう。
【0031】また、図2の例においては、元々楕円形状
として発散するレーザビーム形状を利用して、記録媒体
上に楕円形状の光スポットを結ぶようにしているので、
従来使われていたビーム整形プリズムや円形の開口は必
要なくなり、部品点数を減らせるし、その分コストも下
げられる。このように光スポットを楕円形状で照射する
ことにより、再生信号の信号対ノイズ比を向上でき、隣
接トラックからの情報の漏れ込みを低減でき、更に光学
系の構成を簡単化できる効果が得られる。
【0032】図4は楕円形状の光スポットを作成するた
めの他の原理を示した図である。図2では有限系の例を
示したが、図4では無限系の例を示している。また、図
4では図2と同一部分は同一符号を付している。図4に
おいて、まず、半導体レーザ1は図2のものと同じで、
活性層2から発散されたレーザビームは3で示すように
断面楕円形状である。半導体レーザ1からのレーザビー
ムはコリメータレンズ8に入射し、コリメータレンズ8
で9の遠視野上の分布を平行光束に変換する。楕円形状
の平行光束は対物レンズ11に進み、対物レンズ11で
光磁気媒体上に光スポット12が収束される。楕円形状
の光スポット12の長軸の方向は図1と同様に情報トラ
ック6と平行方向(図中Xの方向)である。
【0033】図5は楕円の光スポットを作成するための
更に他の原理を示した図である。図5においても図2と
同一部分は同一符号を付している。図5の例において
は、光学的に一次元の超解像スポットを生成し、積極的
に楕円形状の光スポットを形成する例である。図5の例
では、図2や図4の例よりも、更に楕円率の大きな楕円
スポットを作成でき、より再生信号の信号対ノイズ比を
改善することができる。具体的に説明すると、図5にお
いては図4の無限系の光学系に対し、光学フィルター1
3が配置されている。光学フィルター13は、一次元の
超解像スポットを作成するためのもので、図5では斜線
14で示す部分が遮光帯になったものを用いている。こ
の他、光学フィルター13としては、位相型のものやプ
リズムを利用したものであってもよい。半導体レーザ1
からのレーザビームは光学フィルター13に入射して平
行光束9となり、この平行光束9は遮光帯14で光束が
一部除かれ、対物レンズ4上では15で示すような分布
となる。対物レンズ4では入射した光束を光磁気媒体上
に集光し、16に示すような形状の光スポットを形成す
る。
【0034】図6を参照して光スポット16の形状を説
明する。図6(a)は光スポット16の座標軸Y方向の
強度分布、図6(b)はそれに対応した記録媒体上の分
布を示している。図中点線で示す17は図2や図4の場
合の強度分布と媒体上における光スポットの断面形状を
示している。また、実線で示す18、19及び20は図
5の場合の超解像光スポットの強度分布と媒体上におけ
る形状である。19及び20は主スポット18の両側に
現われるサイドスポットである。図6から明らかなよう
に超解像スポットの場合、主スポット18の楕円率は楕
円スポット17よりも大きいことがわかる。また、サイ
ドスポット19、20は不要であるので情報再生光学系
(不図示)で分離するものとする。従って、主スポット
18を用いて図12〜図14で説明したような磁壁移動
再生を行うことにより、光スポットの楕円率が大きい
分、Y方向の大きさを情報トラックの幅とほぼ等しく設
定でき、また、図2や図4の場合の楕円スポットよりX
方向の大きさが大きくなるので、図2や図4の場合に比
べて信号対ノイズや隣接トラックからの情報の洩れこみ
を更に改善することができる。
【0035】図7は図4の原理図における無限系の光学
系を更に具体的に示した斜視図である。図7は加熱用の
光スポットと再生用の光スポットを各々楕円スポットで
照射する例を示している。図7において、21は加熱用
の半導体レーザで、波長は例えば780nmである。2
4は再生用(記録用)の半導体レーザで、波長は例えば
1.3μmである。両方ともビーム整形プリズムや円形
の開口を用いずに、レーザビームの楕円形状をそのまま
コリメータレンズ22及び25で平行光束にしている。
偏光方向は同じ方向の直線偏光になるように設定されて
いる。23は780nmの光を100%透過し、1.3
μmを100%反射するように設計されたダイクロック
ミラー、26は偏半導体レーザ21及び24からの直線
偏光の光を70〜80%を透過し、その直線偏光に対し
て垂直の成分の直線偏光はほぼ100%反射する偏光ビ
ームスプリッターである。
【0036】コリメータレンズ22及び25で変換され
た平行光束はダイクロックミラー23、偏光ビームスプ
リッター26を経由して、更にはね上げミラー27で偏
向された後、対物レンズ28に入射する。この際、78
0nmの光束は対物レンズ28の開口の大きさに対して
大きくなるように、1.3μmの光束は対物レンズ28
の開口の大きさに対して小さくなるようにしてある。従
って、同じ対物レンズ28を用いても1.3μmの光束
に対してはレンズのNAが小さく作用し、30の記録媒
体上での光スポットの大きさが780nmのものに比べ
大きくなる。この結果、媒体上においては、31で示す
ように楕円形状の再生用の光スポットが照射され、32
で示すように楕円形状の加熱用の光スポットが照射され
る。もちろん、各々の楕円形状の長軸の方向は記録媒体
上の情報トラックと平行方向である。なお、29は対物
レンズを駆動してフォーカス制御及びトラッキング制御
を行うための駆動コイルである。記録媒体からの反射光
は再び対物レンズ28を経て平行光束になり、偏光ビー
ムスプリッター26で反射されて光束33となる。この
光束33は不図示の光学系に入射し、波長分離等がなさ
れた後、サーボエラー信号や情報再生信号が生成され
る。
【0037】図8は図5の原理のように光学フィルター
13を用いて一次元の超解像スポットを作成する場合の
光学系の具体的な構成を示した図である。図8では光学
フィルター13の周辺のみを示しているが、その他は図
7と同じである。遮光帯を含む光学フィルター13は、
コリメータレンズ25とダイクロックミラー23の間に
配置され、図5、図6で説明したように楕円率の大きな
光スポットを媒体上に形成する。遮光帯の方向は記録媒
体30上の情報トラックに対して相対的に平行の方向と
なる。
【0038】次に、再生用光スポットのみを楕円スポッ
トで照射する場合の光学系の構成について説明する。即
ち、加熱用光スポットを用いずに再生用光スポットのみ
で磁壁移動再生を行う場合の光学系について説明する。
図9にそのような場合の光学系の具体的な構成を示して
いる。図中36は光源としての半導体レーザである。半
導体レーザ36から発散された直線偏光の光束はビーム
整形されずにそのままコリメータレンズ37で平行光束
に変換される。従って、この場合もレーザビームは断面
楕円形状である。38は偏光ビームスプリッターで、半
導体レーザ36からの直線偏光の光を70〜80%を透
過し、その直線偏光に対して垂直の成分の直線偏光をほ
ぼ100%反射するものである。
【0039】半導体レーザ36からの平行光束は偏光ビ
ームスプリッター38を経由して、更にはね上げミラー
39で偏向され、対物レンズ40に入射する。対物レン
ズ40では入射光束を集光し、43で示すように断面楕
円形状の光スポットが記録媒体42上に収束される。楕
円形状の長軸の方向は記録媒体42上の情報トラックと
平行方向である。41は対物レンズ40を駆動してフォ
ーカス制御及びトラッキング制御を行う駆動コイルであ
る。記録媒体42からの反射光は再び対物レンズ40を
経て平行光束になり、偏光ビームスプリッター38で反
射されて光束44となる。光束44は不図示の光学系に
入射し、波長分離等がなされた後、サーボエラー信号や
情報再生信号が生成される。
【0040】また、1ビームで一次元の超解像スポット
を照射する場合は、図10に示すように、遮光帯14を
含む光学フィルター13をコリメータレンズ37と偏光
ビームスプリッター38の間に配置すればよい。遮光帯
14の方向は光磁気媒体上の情報トラックに対して相対
的に平行な方向である。その他の構成は図9と同じであ
る。このように再生用の光スポットのみで磁壁移動再生
を行う場合は、図9あるいは図10の光学系を用いて楕
円形状の再生用光スポットを照射することにより、前述
のように再生信号の信号対ノイズ比を向上できるなどの
効果を得ることができる。
【0041】次に、図11を参照して1ビームを用いて
磁壁移動再生を行う場合の方法を説明する。図11
(a)は光スポットが照射された光磁気媒体を表面から
みた図、図11(b)は光磁気媒体の断面図である。図
中47は情報トラック、48はランド、49はグルーブ
を示している。グルーブ49は隣接する情報トラックか
らの磁壁移動の影響を遮断する役割を持っている。その
方法としては、従来のグルーブの深さよりも深い構造に
したり、グルーブのみアニールして磁性を消去するなど
の方法がある。50は図9や図10の光学系で作成され
た楕円形状の1ビームの再生用光スポットを示してい
る。
【0042】このように楕円形状の光スポット50を照
射すると、卵型の等高線で示すような温度分布が光磁気
媒体上に生じる。記録媒体の移動方向は図中の矢印の方
向でである。また、光磁気媒体としては、図12で説明
したものと同じで、3層の磁性層から構成されている。
図11(b)の53、54、55はそれぞれ第1、第
2、第3の磁性層であり、第1の磁性層53は再生層、
第2の磁性層54は調整層、第3の磁性層55は記録層
である。各層中の矢印は原子スピンの向きを表わしてい
る。スピンの向きが相互に逆向きの領域部には56等の
磁壁が形成されている。
【0043】領域51は高温部であり、第1の磁性層5
3はキューリー点温度以上になっている。このため、高
温部51の領域内では第1の磁性層53の磁化は消失
し、磁壁の移動もこの高温部51では行われない。高温
部51の回りの52の部分は中温部であり、第2の磁性
層54はキューリー点温度以上で、第1の磁性層53は
キューリー点温度以下の領域である。ここで、低温の領
域と中温部52の領域の境界に第3の磁性層55に記録
されている磁区の磁壁57及び58がさしかかると、磁
壁57は図中左側に、磁壁58は図中右側にそれぞれ高
温部に向かって移動する。そこで、この場合、磁壁58
が移動する領域を高温部51の大きさで制御することに
よって、即ち半導体レーザの駆動電流を制御して光スポ
ットの強度を制御することによって、51の領域が大き
くなるようにする。これによって、58の磁壁が移動す
る領域を再生に寄与する光スポット50の照射領域の外
側に追い出すことができるので、磁壁58の移動によっ
て生じる信号の洩れこみを除去でき、磁壁57のみを選
択的に再生することができる。このような制御によっ
て、1ビームでの磁壁移動再生が可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、長
軸が情報トラックと平行方向となるような楕円形状の光
スポットを照射して磁壁移動再生を行うようにしたの
で、再生信号の信号対ノイズ比を向上できるばかりでな
く、隣接トラックからの情報の洩れこみの影響を低減で
き、更に、光学系の部品点数を低減できるという効果が
ある。また、1次元の超解像スポットの主スポット用い
て情報を再生することにより、更に再生信号の信号対ノ
イズ比を改善でき、隣接トラックからの情報の洩れこみ
の影響も低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報再生装置の一実施形態を示した構
成図である。
【図2】図1の実施形態の楕円光スポットを作成する原
理を示した斜視図である。
【図3】楕円光スポットを用いて磁壁移動再生を行う場
合の効果を説明するための図である。
【図4】図1の実施形態の楕円光スポットを作成する他
の原理を示した斜視図である。
【図5】図1の実施形態の楕円光スポットを作成する更
に他の原理を示した斜視図である。
【図6】図5の楕円光スポットの強度分布及び光磁気媒
体上における形状を示した図である。
【図7】図4の原理によって楕円光スポットを作成する
光学系の具体的な構成を示した斜視図である。
【図8】図5の原理で楕円光スポットを作成する場合の
光学系において光学フィルターの配置位置を示した斜視
図である。
【図9】1ビームで磁壁移動再生を行う場合の楕円光ス
ポットを作成する光学系の構成を示した斜視図である。
【図10】1ビームで1次元の超解像スポットを作成す
る場合の光学系において光学フィルターの配置位置を示
した斜視図である。
【図11】1ビームで磁壁移動再生を行う方法を説明す
るための図である。
【図12】従来例の磁壁移動再生方法を説明するための
図である。
【図13】従来の磁壁移動再生で用いられる光学系を示
した図である。
【図14】図13の光学系から照射される2つの光スポ
ットの位置関係及び媒体上の温度分布を示した図であ
る。
【符号の説明】
1、21、24、36 半導体レーザ 4、28、40 対物レンズ 6 情報トラック 8 コリメータレンズ 13 光学フィルター 14 遮光帯 51 高温部 52 中温部 53 第1の磁性層(再生層) 54 第2の磁性層(中間層) 55 第3の磁性層(記録層) 100 光磁気媒体 104 光ヘッド 108 情報再生回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録層及び再生層を積層してなる光磁気
    媒体に光スポットを照射することによって前記記録層に
    記録されている磁区を前記再生層に転写し、また、前記
    再生層において磁区間に形成された磁壁を移動させ、再
    生ヘッドで磁壁の移動を検出することによって情報を再
    生する情報再生装置において、前記光スポットを、前記
    光磁気媒体上に、その長軸が情報トラックと略平行の楕
    円形状で照射する光スポット照射手段を有することを特
    徴とする磁壁を移動させて情報の再生を行う情報再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光スポット照射手段は、半導体レー
    ザから発散されるレーザビームをビーム整形をせずに対
    物レンズで集光することによって、前記光磁気媒体上に
    楕円形状の光スポットを照射することを特徴とする請求
    項1記載の磁壁を移動させて情報の再生を行う情報再生
    装置。
  3. 【請求項3】 前記光スポット照射手段は、半導体レー
    ザから発散されたレーザビームをコリメータレンズで断
    面楕円形状の平行光束に変換し、この平行光束を対物レ
    ンズで集光することによって、前記光磁気媒体上に楕円
    形状の光スポットを照射することを特徴とする請求項1
    記載の磁壁を移動させて情報の再生を行う情報再生装
    置。
  4. 【請求項4】 前記光スポット照射手段は、半導体レー
    ザから発散されたレーザビームを遮光帯を有する光学フ
    ィルターを通し、対物レンズで集光することによって1
    次元の超解像スポットを作成し、得られた超解像スポッ
    トのうち主スポットを用いて前記光磁気媒体上に楕円形
    状の光スポットを照射することを特徴とする請求項1記
    載の磁壁を移動させて情報の再生を行う情報再生装置。
  5. 【請求項5】 前記光スポット照射手段は、加熱用の光
    ビームと再生用の光ビームを楕円形状のスポット形状で
    照射することを特徴とする請求項1記載の磁壁を移動さ
    せて情報の再生を行う情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記光スポット照射手段は、再生用光ビ
    ームを楕円形状のスポット形状で照射することを特徴と
    する請求項1記載の磁壁を移動させて情報の再生を行う
    情報再生装置。
  7. 【請求項7】 前記光スポットの長軸/短軸の比は、
    1.4以上であることを特徴とする請求項1記載の磁壁
    を移動させて情報の再生を行う情報再生装置。
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