JP2005339678A - 情報記録方法、情報再生方法、情報記録装置及び情報再生装置 - Google Patents

情報記録方法、情報再生方法、情報記録装置及び情報再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 記憶容量を低下させることなく、データ再生時におけるECCブロック内のデータエラーの発生を抑制できるようにする。
【解決手段】 情報記録媒体にマークの有無によってデータを記録する2値記録を行い、記録単位である1ECCブロックのデータにマークの有る部分と無い部分とからなる同期信号を付加し、同期信号内の所定の位置、例えばマークの無い部分を追記或いは書換え記録のつなぎ目とすることで、つなぎ目記録のために記録容量を低下させることなく、データ再生時にECCブロック内のデータエラーの発生を抑制できるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光ディスク等の情報記録媒体に対して2値データ又は多値データを追記或いは書換え記録を行う時の情報記録方法及び情報記録装置、並びに、そのデータを再生するための情報再生方法及び情報再生装置に関する。
従来、この種の記録可能な情報記録媒体に対して記録する上で、前回の記録分に引き続いて今回の新たなデータをつなぎ記録することがあり、このつなぎ記録に関する従来技術として以下のような提案例がある。
まず、特許文献1の「つなぎデータ記録再生方法および装置」によれば、光ディスクにデータを追記或いは書換える時の方法が提案されており、DVD−RWでは、記録単位であるECCブロックの第1セクタの第1フレームの16バイト目までを記録し、つなぎ記録を行う時は、第1セクタの第1フレームの15〜17バイト目からつなぎ記録を開始するようにしている。
特許文献2の「情報記録媒体記録方法」によれば、光ディスクにデータを追記或いは書換える時の方法が提案されており、つなぎ記録を行う時は、第1セクタの第3フレームの1〜3バイト目からつなぎ記録を開始するものとし、DVD−Rでは、つなぎ記録を行う時は、第1セクタの第2フレームの82〜87バイト目からつなぎ記録を開始するようにしている。
特許文献3の「記録可能な情報記録媒体、再生専用の情報記録媒体及び不正コピー防止法」によれば、ECCブロック単位でデータを記録し、ECCブロックの境界部に2シンクフレームからなるリンキング領域を配置し、このリンキング領域には凹凸形状のエンボスピット列を予め形成することで、不正コピーを防止するようにしている。
特許文献4の「情報記録装置、情報記録方法、情報記録媒体及び情報再生装置」によれば、ECCブロック単位でデータを記録し、ECCブロックの境界部に2シンクフレームからなるリンキング領域を配置するようにしている。
特許文献5の「情報記録媒体」によれば、ECCブロック単位でデータを記録し、ECCブロックの境界部に1シンクフレームからなるリンキング領域を配置し、このリンキング領域には、データ再生系の動作(PLL回路)を安定化させるためのVFOと呼ぶ特殊パターンを記録するようにしている。
さらに、多値記録に関しては、例えば非特許文献1において、光ディスクの容量を増加させるために、従来の0と1を記録する2値記録に対し、0から7を記録する多値記録(8値記録)を行うことで、記録密度を向上させる技術として、多値データを記録再生する時の信号処理方式が開示されており、例えば、多値データを記録する時は、そのP.39 Fig.12に示されるように、11ビットの2値データを4個の8値データに変調して記録するようにしている。
特開2002−83466公報 特許第3367657号公報 特開2002−260339公報 特開2002−260341公報 特開2003−59206公報 Ricoh Technical Report No.28 P.34〜P.41 「相変化型光ディスクへの多値記録技術」清水他
ところが、特許文献1,2の場合、ECCブロック内の所定の位置をつなぎ記録を行う時のつなぎ目としているため、データ再生時には、つなぎ目以降の約2フレーム(1ECCブロック内の横1行)分のデータは正しく再生されず、エラーデータになってしまう。また、つなぎ目のあるECCブロックにおいて、当該つなぎ目より前のデータは前回の記録データであって、つなぎ目以降のデータとは無関係である。従って、当該ECCブロックのエラー訂正においては、つなぎ目より前のデータはエラーデータになる。従って、つなぎ目のあるECCブロックでは、その両方の領域、即ち当該ブロックの先頭からつなぎ目の後約2フレーム分において、大量のエラーデータが発生するという問題がある。
また、特許文献3,4,5の場合、ECCブロックの境界部に専用のリンキング領域を別個に設けているので、記録容量が低下してしまうという問題がある。
さらに、非特許文献1では、記録密度を向上させるための多値データを記録する時の変調方法と再生する時の復調方法が開示されているが、誤り訂正用のデータ構成については何ら開示されておらず、実用的な光ディスクシステムが実現できないという問題がある。
本発明の目的は、光ディスク等の情報記録媒体にデータをつなぎ記録として追記或いは書換え記録する時に、記憶容量を低下させることなく、データ再生時におけるECCブロック内のデータエラーの発生を抑制できるようにすることである。
本発明の目的は、上記の目的を多値記録の場合についても実現することである。
請求項1記載の発明は、情報記録媒体に、マークの有無によってデータを記録する情報記録方法であって、情報データに誤り訂正用データを付加して1ブロックのデータとしてデータを構成するステップと、前記ブロックデータにマークの有る部分と無い部分とからなる同期信号を付加するステップと、同期信号が付加されたブロック単位でデータを前記情報記録媒体に記録するステップと、前記ブロック単位でデータを追記或いは書換え記録する場合に、前記同期信号内の所定の位置が追記或いは書換えのつなぎ目となるように制御するステップと、を備える。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報記録方法において、前記制御するステップは、前記同期信号のマークの無い部分をつなぎ目にする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の情報記録方法において、つなぎ目の直前のブロックに当該ブロックが記録最終ブロックであることを示す情報を付加するステップを備える。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の情報記録方法において、同期信号を付加するステップは、つなぎ目がマークの無い部分となる同期信号を付加する。
請求項5記載の発明は、情報記録媒体に、マークの無い場合を含めてマークの大きさの変化によって多値データを記録する情報記録方法であって、情報データに誤り訂正用データを付加して1ブロックのデータとしてデータを構成するステップと、前記ブロックデータを多値データに変換するステップと、変換された前記多値データにマークの有る部分と無い部分とからなる同期信号を付加するステップと、同期信号が付加されたブロック単位で多値データを前記情報記録媒体に記録するステップと、前記ブロック単位で多値データを追記或いは書換え記録する場合に、同期信号内の所定の位置が追記或いは書換えのつなぎ目となるように制御するステップと、を備える。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の情報記録方法において、前記制御するステップは、前記同期信号のマークの無い部分をつなぎ目にする。
請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の情報記録方法において、つなぎ目の直前のブロックに当該ブロックが記録最終ブロックであることを示す情報を付加するステップを備える。
請求項8記載の発明は、請求項5ないし7の何れか一記載の情報記録方法において、前記同期信号の後に、多値データの時間周期を検出するための信号を付加するステップを備える。
請求項9記載の発明は、請求項3記載の情報記録方法によりデータが記録された情報記録媒体からマークを再生する情報再生方法であって、前記情報記録媒体からの再生信号からマークの有無によって2値データを検出するステップと、検出された2値データに基づき同期信号を検出するステップと、検出されたブロック単位の2値データに対して誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行い情報データを出力するステップと、検出された2値データに基づき記録最終ブロックであることを示す情報を検出するステップと、当該記録最終ブロックの検出に伴うつなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御するステップと、を備える。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の情報再生方法において、前記判別条件を変更制御するステップでは、つなぎ目を含む信号部分の長さの条件を除外するように判別条件を変更制御する。
請求項11記載の発明は、請求項7記載の情報記録方法により多値データが記録された情報記録媒体からデータを再生する情報再生方法であって、前記情報記録媒体からの再生信号からマークの有無によって多値データを検出するステップと、検出された多値データに基づき同期信号を検出するステップと、検出されたブロック単位の多値データを2値データに変換するステップと、変換されたブロック単位の2値データに対して誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行い情報データを出力するステップと、変換された2値データに基づき記録最終ブロックであることを示す情報を検出するステップと、当該記録最終ブロックの検出に伴うつなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御するステップと、を備える。
請求項12記載の発明は、請求項7及び8記載の情報記録方法により多値データが記録された情報記録媒体からデータを再生する情報再生方法であって、前記情報記録媒体からの再生信号からマークの有無によって多値データを検出するステップと、検出された多値データに基づき同期信号を検出するステップと、検出されたブロック単位の多値データを2値データに変換するステップと、変換されたブロック単位の2値データに対して誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行い情報データを出力するステップと、変換された2値データに基づき記録最終ブロックであることを示す情報を検出するステップと、当該記録最終ブロックの検出に伴うつなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御するステップと、多値データの時間周期を検出するための信号によって、多値データに同期したクロックを再び同期させるステップと、備える。
請求項13記載の発明は、請求項11又は12記載の情報再生方法において、前記判別条件を変更制御するステップでは、つなぎ目を含む信号部分の長さの条件を除外するように判別条件を変更制御する。
請求項14記載の発明は、情報記録媒体に、マークの有無によってデータを記録する情報記録装置であって、情報データに誤り訂正用データを付加して1ブロックのデータとしてデータを構成する手段と、前記ブロックデータにマークの有る部分と無い部分とからなる同期信号を付加する手段と、同期信号が付加されたブロック単位でデータを前記情報記録媒体に記録する手段と、前記ブロック単位でデータを追記或いは書換え記録する場合に、前記同期信号内の所定の位置が追記或いは書換えのつなぎ目となるように制御する手段と、を備える。
請求項15記載の発明は、請求項14記載の情報記録装置において、前記制御する手段は、前記同期信号のマークの無い部分をつなぎ目にする。
請求項16記載の発明は、請求項14又は15記載の情報記録装置において、つなぎ目の直前のブロックに当該ブロックが記録最終ブロックであることを示す情報を付加する手段を備える。
請求項17記載の発明は、請求項15記載の情報記録方法において、同期信号を付加する手段は、つなぎ目がマークの無い部分となる同期信号を付加する。
請求項18記載の発明は、情報記録媒体に、マークの無い場合を含めてマークの大きさの変化によって多値データを記録する情報記録装置であって、情報データに誤り訂正用データを付加して1ブロックのデータとしてデータを構成する手段と、前記ブロックデータを多値データに変換する手段と、変換された前記多値データにマークの有る部分と無い部分とからなる同期信号を付加する手段と、同期信号が付加されたブロック単位で多値データを前記情報記録媒体に記録する手段と、前記ブロック単位で多値データを追記或いは書換え記録する場合に、同期信号内の所定の位置が追記或いは書換えのつなぎ目となるように制御する手段と、を備える。
請求項19記載の発明は、請求項18記載の情報記録装置において、前記制御するステップは、前記同期信号のマークの無い部分をつなぎ目にする。
請求項20記載の発明は、請求項18又は19記載の情報記録装置において、つなぎ目の直前のブロックに当該ブロックが記録最終ブロックであることを示す情報を付加する手段を備える。
請求項21記載の発明は、請求項18ないし20の何れか一記載の情報記録装置において、前記同期信号の後に、多値データの時間周期を検出するための信号を付加する手段を備える。
請求項22記載の発露意は、請求項3記載の情報記録方法によりデータが記録された情報記録媒体からマークを再生する情報再生装置であって、前記情報記録媒体からの再生信号からマークの有無によって2値データを検出する手段と、検出された2値データに基づき同期信号を検出する手段と、検出されたブロック単位の2値データに対して誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行い情報データを出力する手段と、検出された2値データに基づき記録最終ブロックであることを示す情報を検出する手段と、当該記録最終ブロックの検出に伴うつなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御する手段と、を備える。
請求項23記載の発明は、請求項22記載の情報再生装置において、前記判別条件を変更制御する手段では、つなぎ目を含む信号部分の長さの条件を除外するように判別条件を変更制御する。
請求項24記載の発明は、請求項7記載の情報記録方法により多値データが記録された情報記録媒体からデータを再生する情報再生装置であって、前記情報記録媒体からの再生信号からマークの有無によって多値データを検出する手段と、検出された多値データに基づき同期信号を検出する手段と、検出されたブロック単位の多値データを2値データに変換する手段と、変換されたブロック単位の2値データに対して誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行い情報データを出力する手段と、変換された2値データに基づき記録最終ブロックであることを示す情報を検出する手段と、当該記録最終ブロックの検出に伴うつなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御する手段と、を備える。
請求項25記載の発明は、請求項7及び8記載の情報記録方法により多値データが記録された情報記録媒体からデータを再生する情報再生装置であって、前記情報記録媒体からの再生信号からマークの有無によって多値データを検出する手段と、検出された多値データに基づき同期信号を検出する手段と、検出されたブロック単位の多値データを2値データに変換する手段と、変換されたブロック単位の2値データに対して誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行い情報データを出力する手段と、変換された2値データに基づき記録最終ブロックであることを示す情報を検出する手段と、当該記録最終ブロックの検出に伴うつなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御する手段と、多値データの時間周期を検出するための信号によって、多値データに同期したクロックを再び同期させる手段と、備える。
請求項26記載の発明は、請求項24又は25記載の情報再生装置において、前記判別条件を変更制御するステップでは、つなぎ目を含む信号部分の長さの条件を除外するように判別条件を変更制御する。
請求項1,14記載の発明によれば、情報記録媒体にマークの有無によってデータを記録する2値記録を行い、記録単位である1ブロックのデータにマークの有る部分と無い部分とからなる同期信号を付加し、同期信号内の所定の位置を追記或いは書換え記録のつなぎ目としているので、つなぎ目記録のために記録容量を低下させることなく、データ再生時にECCブロック内のデータエラーの発生を抑制することができる。
請求項2,15記載の発明によれば、請求項1,14記載の発明において、同期信号の未記録部、即ち、マークの無い部分をつなぎ目としているので、追記型の情報記録媒体に好適に適用することができる。
請求項3,16記載の発明によれば、請求項1,2,14,15記載の発明において、つなぎ目の直前のブロックに記録最終ブロックであることを示す情報を付加しているので、データ再生時につなぎ目を再生するための特殊処理を行わせることができ、ECCブロック内のデータエラーの発生を更に抑制することができる。
請求項4,17記載の発明によれば、請求項2,15記載の発明において、つなぎ目がマークの無い部分となる同期信号を付加するようにしているので、データ再生時にECCブロック内のデータエラーの発生を更に抑制することができる。
請求項5,18記載の発明によれば、情報記録媒体にマークの大きさの変化によって多値データを記録し、記録単位である1ブロックのデータにマークの有る部分と無い部分とからなる同期信号を付加し、同期信号内の所定の位置を追記或いは書換え記録のつなぎ目としているので、つなぎ目記録のために記録容量を低下させることなく、データ再生時にECCブロック内のデータエラーの発生を抑制することができる。
請求項6,19記載の発明によれば、請求項5,18記載の発明において、同期信号の未記録部、即ちマークの無い部分をつなぎ目にしているので、追記型の情報記録媒体に好適に適用することができる。
請求項7,20記載の発明によれば、請求項5,6,18,19記載の発明において、つなぎ目の直前のブロックに記録最終ブロックであることを示す情報を付加しているので、データ再生時につなぎ目を再生するための特殊処理を行わせることができ、ECCブロック内のデータエラーの発生を更に抑制することができる。
請求項8,21記載の発明によれば、請求項5ないし7、18ないし20記載の発明において、同期信号の後に、多値データの時間周期を検出するための信号を付加しているので、データ再生時にECCブロック内のデータエラーの発生を更に抑制することができる。
請求項9,10,22,23記載の発明によれば、2値記録の情報記録媒体からデータを再生する時に、記録最終ブロックであることを示す情報を検出し、つなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御、例えば、つなぎ目を含む信号部分の長さの条件を除外しているので、同期信号の誤検出を防ぎ、ECCブロック内のデータエラーの発生を抑制することができる。
請求項11,24記載の発明によれば、多値記録の情報記録媒体からデータを再生する時に、記録最終ブロックであることを示す情報を検出し、つなぎ目に位置する同期信号の検出時には、当該同期信号の判別条件を変更制御、例えば、つなぎ目を含む信号部分の長さの条件を除外しているので、同期信号の誤検出を防ぎ、ECCブロック内のデータエラーの発生を抑制することができる。
請求項12,25記載の発明によれば、多値記録の情報記録媒体からデータを再生する時に、記録最終ブロックであることを示す情報を検出し、つなぎ目に位置する同期信号を検出した後、多値データの時間周期を検出するための信号によって、多値データに同期したクロックを再び同期させているので、PLL回路の動作を安定させ、ECCブロック内のデータエラーの発生を抑制することができる。
請求項13,26の発明によれば、情報記録媒体にマークの有無によってデータを記録する多値記録を行い、記録単位である1ブロックのデータにマークの有る部分と無い部分とからなる同期信号を付加し、同期信号内の所定の位置を追記或いは書換え記録のつなぎ目にしているので、記録容量を低下させることなく、データ再生時にECCブロック内のデータエラーの発生を抑制することができる。
[第一の実施の形態]
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。本実施の形態は、2値記録方式への適用例を示す。
A.2値記録方式への適用原理
図1(a)に光ディスク等の情報記録媒体に情報データを記録する時のデータ構成例を示す。まず、記録する情報データに誤り訂正用データを付加する。一例として、DVD(Digital Versatile Disc)のデータ構成を使用しても良い。DVDのデータ構成については、例えば、特開2002−313027公報中の段落0023から0032に記載されているように、16個のセクタデータに対して、横方向と縦方向のエラー訂正用データが付加される。ここでは、横方向のデータの並びを、「行」と呼ぶ。この結果、182(=m:自然数)バイト×208(=n:自然数)行の一まとまりのデータブロックが構成される。これを、ECC(Error Correcting Code)ブロックと呼ぶ。
1個のセクタデータは、主たる情報データである画像や音声或いはコンピュータデータなどのユーザデータの他に、ディスクが読出し専用か書換可能か、データの記録層が1層か多層か等のディスクを識別するディスク識別データや、データをアクセスするためのセクタ単位のアドレス情報や、著作権管理等を行う予備データ等から構成されている。このようなECCブロックのデータに、同期信号を付加し、1行ずつ図の左から順に光ディスク等の情報記録媒体に記録する。図1(b)には、記録再生時に1行毎のデータが連続する様子を模式的に示した。
図2に同期信号のデータパターンの一例を示す。通常、情報データや誤り訂正用データは、0と1とがランダムに配置されるデータパターンになるため、それらとは区別がつきやすいように、同期信号には0と1とが連続するデータパターンを使用している。
光ディスクには、0と1とをマークの有無によって記録する。例えば、相変化型の光ディスクにレーザ光を照射して、光ディスク上の記録材料を結晶質と非晶質に変化させ、反射率の変化を与える公知技術を使用すれば良い。この場合、非晶質の部分が反射率が低くなり、ここではこれをマークと呼ぶ。
この光ディスクに弱い一定のレーザ光を照射すると、マークの有無によってその反射光量が変化するので、光電変換して電気信号としての再生信号を得る。図2(c)には同期信号の再生信号波形を模式的に示した。この再生信号を所定のしきい値で2値化し、その反転間隔(図中のAとB)が所定の条件であることを判定することで同期信号を検出できる。
光ディスクには、1ECCブロック単位でデータを記録する。従って、データの追記や書換え記録も1ECCブロック単位で行う。本実施の形態では、その時のつなぎ目を同期信号内の所定の位置、具体的には、そのマークの無い部分(0の連続部)に設定するものである。図3にこの様子を示す。特許文献1,2等の従来技術では、つなぎ目をECCブロック内のデータ上に設定していたため、そのECCブロックの先頭から当該つなぎ目までのデータは、前回の記録によるデータであり、今回の記録データとは無関係なデータであるので、当該ECCブロックでは先頭からつなぎ目までのデータはエラーデータになっていた。しかし、本実施の形態では、同期信号内の所定の位置をつなぎ目にしているので、ECCブロック内には無関係なデータは存在せず、データ再生時にECCブロック内のデータエラーの発生を抑制することができる。また、ECCブロック以外につなぎ目を含む領域(従来技術のリンキング領域)を設定していないので記録容量を低下させることもない。
なお、本実施の形態では、つなぎ目を同期信号内のマークの無い部分に設定しているが、情報記録媒体としてデータの消去が可能な書換え型の媒体を使用する場合は、マークのある部分に設定しても良い。
また、情報記録媒体としてデータの消去が不可能な追記型の媒体を使用する場合は、つなぎ目をマークの無い部分に設定すると良い。データを追記する時に、前回の同期信号のマーク部分と今回の記録のマーク部分とが重なると、正常にマークを記録できないからである。従って、つなぎ目をマークの無い部分(未記録部)に設定すると、つなぎ目におけるマークの記録異常を防ぐことができる。
また、本実施の形態のような2値記録の光ディスクでは、再生信号の極性(2値化した時のhighとlow)には意味を持たせず、その変化点の間隔(反転間隔)に意味を持たせて記録する場合があり、図4に示すように、2種類の同期信号(同期信号1,2)を使用する場合がある。特に、追記型の情報記録媒体を使用して、つなぎ目をマークの無い部分に設定する場合、つなぎ目に同期信号2を使用すると、マークの記録異常が発生する恐れがある。そのため、ECCブロックの境界用に用いる同期信号としては、同期信号1を使用すると良い。これにより、つなぎ目におけるマークの記録異常を防ぎ、同期信号の誤検出が防げ、データ再生時にECCブロック内のデータエラーの発生を更に抑制することができる。
光ディスクにデータを追記したり書換えたりする場合、その記録開始位置が常につなぎ目に正確に一致するとは限らず、ある程度の誤差が発生することがある。その結果、図5に示すように、つなぎ目の同期信号のマークの無い部分の長さが変化する場合がある。つまり、再生信号において、通常の同期信号ならば、図2に示す反転間隔Aはほぼ一定であるが、図5に示すようにつなぎ目の反転間隔がA′やA″に示すように短くなったり長くなったり変化する場合がある。この場合、通常の同期信号の検出と同様に反転間隔AとBの条件から同期信号を検出すると、Aの条件が満足されず、つなぎ目の同期信号を検出できないことがある。
そこで、つなぎ目の同期信号を検出する時は、反転間隔Aの条件(つなぎ目を含む信号部分の長さの条件)を除外して、反転間隔Bのみを条件にすると良い。このためには、検出する同期信号がつなぎ目であるか否かの情報が必要になる。そこで、本実施の形態では、記録時に、最終のECCブロックには、当該ブロックが記録最終ブロックであることを示す情報を付加させるものである。例えば、最終ECCブロックの全セクタのディスク識別データの1ビットを使用し、1は記録最終ブロックであり、0はそうでないことを示すようにすると良い。これにより、記録最終ブロックであることを検出し、そのブロックの終端はつなぎ目の同期信号であることが分り、その同期信号の検出時には、反転間隔Aの条件を除外して同期信号の検出を行う。この結果、同期信号の検出漏れを防ぎ、ECCブロック内のデータエラーの発生を更に抑制することができる。このように、記録最終ブロックであることを示す情報を付加することで、データ再生時につなぎ目を再生するための特殊処理を行え、ECCブロック内のデータエラーの発生を抑制することができる。
B.光ディスク装置(情報記録装置、情報再生装置)への適用例
上記の2値記録方式への適用原理を光ディスク装置に適用した概略構成例を図6に示す。まず、記録/再生の対象となる情報記録媒体は光ディスク1であり、螺旋状又は同心円状のトラックが形成され、トラックに沿ってマークを記録する。トラックは、一定の周期でわずかに蛇行(wobble)し、その周波数変化や位相変化によって、ディスク全面に亘るアドレスが前以て記録されている。ここでは、これを「wobbleアドレス」と呼ぶ。このような光ディスク1を回転させるスピンドルモータ2が設けられている。一方、回転駆動される光ディスク1に対してレーザ光のスポットを照射して当該光ディスク1にマークを記録し、記録されたマークをレーザ光のスポットで走査して電気信号を出力する光ヘッド(光ピックアップ)3が設けられている。
また、光ヘッド3から出力された電気信号を演算増幅し、光ディスク1上のマークに対応した再生信号や、レーザ光のスポットが光ディスク1の記録面に焦点が合っているかを示すフォーカスエラー信号や、レーザ光のスポットがトラックに沿って走査しているかを示すトラッキングエラー信号や、トラックの蛇行に対応した信号等を出力する演算増幅回路4と、フォーカスエラー信号や、トラッキングエラー信号、トラックの蛇行に対応した信号により、レーザ光のスポットを光ディスク1の記録面に焦点を合わせ、正しくトラックを走査させ、かつ、光ディスク1を線速度一定又は角速度一定に回転させるように、光ヘッド3やスピンドルモータ2を制御するサーボ回路5が設けられている。
そして、光ヘッド3とともに情報記録装置部分を構成する記録系としては、誤り訂正用データ付加回路6、RLL変調回路7、同期信号付加回路8及びレーザ駆動回路9が設けられている。誤り訂正用データ付加回路(データを構成する手段)6は、対象となる情報データ(2値データ)に対して、誤り訂正を行うためのデータを付加し、1ブロックのデータ(1ECCブロックデータ)としてデータを構成する。この誤り訂正用データ付加回路6は、記録最終ブロックであることを示す情報を付加する手段としても機能する。RLL(Run Length Limited)変調回路7は、2値データの反転間隔が所定の規則に合うようにデータの変換を行う。同期信号付加回路(同期信号を付加する手段)8は、データの有る部分と無い部分とからなる同期信号を1ECCブロックデータに対して付加する。レーザ駆動回路9は、レーザ光照射によって、光ディスク1上に2値データに対応したマークとスペースを記録するため信号を生成するもので、光ヘッド3とともに、データを記録する手段として機能する。
また、光ヘッド3とともに情報再生装置部分を構成する再生系としては、波形等化回路10、2値化回路11、データ検出回路12、PLL回路13、同期信号検出回路14、記録最終ブロック検出回路15、誤り訂正回路16が設けられている。波形等化回路10は、演算増幅回路4より得られる再生信号に対して波形等化を行う。2値化回路11は、再生信号(アナログ信号)を所定のしきい値で2値化する。データ検出回路(2値データを検出する手段)12は、PLL回路13から得られるクロック信号のタイミングで、2値化された信号を0と1の2値データとして検出する。PLL回路13は、2値化回路11から得られる2値データに同期したクロック信号を生成する。同期信号検出回路(同期信号を検出する手段)14は、2値化回路11から得られる2値化された信号から同期信号を検出する。記録最終ブロック検出回路(記録最終ブロックであることを示す情報を検出する手段)15は、セクタのディスク識別データを検出し、記録最終ブロックか否かを判別する。誤り訂正回路(誤り訂正を行い情報データ(2値データ)を出力する手段)16は、誤り訂正用データを使用して、1ECCブロック内のデータの誤り訂正を行い、2値データによる情報データを出力する。
なお、wobbleアドレス復調回路17は、光ディスク1に前以て記録されたwobbleアドレスを復調し、追記や書換え時の記録開始タイミング信号を出力する。
さらに、当該光ディスク装置全体の動作制御を行うマイクロプロセッサ18が設けられている。
なお、図示していないが、光ヘッド3を光ディスク1の半径方向に移動させ、光ディスク1上のデータをサーチする機構も備わっている。さらに、コンピュータ用の情報記憶装置として使用するためのインタフェース回路等は図示を省略した。光ディスク1としてはDVD+RWやDVD+Rを使用し、光ヘッド3にはレーザ光の波長が650nmであるレーザダイオードを使用する。より高密度記録ができる青レーザとそのレーザ波長(例えば、405nm)に対応した相変化型(書換え可能)や色素型(消去不可)の光ディスクを使用しても良い。
C.記録動作例
このような光ディスク装置において、最初に情報データを1ECCブロック単位で光ディスク1に記録する場合の動作を説明する。まず、記録対象となる情報データ(2値データ)を誤り訂正用データ付加回路6に入力し、図1に示したようなn行×mバイトのECCブロックのデータ構成を生成する(データを構成するステップ)。記録終了となる最終のECCブロックにおいては、記録最終ブロックであることを示す情報を付加する(記録最終ブロックであることを示す情報を付加するステップ)。つまり、最終ECCブロックの全セクタのディスク識別データの1ビットに記録最終ブロックである(1)か否(0)かのデータビットを設定する。
次に、RLL変調回路7で2値データの反転間隔が所定の規則に合うように変調を行う。通常、情報データや誤り訂正用データは、0と1とがランダムに配置されるデータパターンになるため、これをそのまま記録信号にすると、記録信号は広帯域の周波数成分を持つ。光ディスクにデータを記録する場合は、そのレーザ光スポット径と記録線速度によって、使用できる周波数帯域が制限される。そこで、記録信号の反転間隔を制御することにより、その周波数成分を制限する手法が、DVD等にも使用されている公知技術のRLL(Run Length Limited)変調である。
例えば、RLL変調により、反転間隔を2ビットから7ビットに制限すれば、その反転間隔以外に対応する周波数成分を減衰できる。また、図2に示すように同期信号の反転間隔を8ビットとし、この制限(2ビットから7ビット)以外にすれば、同期信号の検出が容易になる。さらに、信号の直流成分を抑圧するために、2値信号の極性(HighとLow)の時間率ができるだけ同じになるようにデータパターンを選択することもある。そのために、図4に示すように、2種類の同期信号を使い分ける場合がある。この場合は、ECCブロックの境界の同期信号には、つなぎ目をマークの無い部分にするために同期信号1を使用する。
その後、同期信号付加回路8で図2或いは図4に示す同期信号を付加する(同期信号を付加するステップ)。そして、この2値データに対応したマークとスペースを記録するために、レーザ駆動回路9によって光ヘッド3中のレーザダイオードを駆動する信号を生成する。そして、光ヘッド3によりマークが光ディスク1に記録される(記録するステップ)。
ここに、光ディスク1にデータを記録する場合は、光ディスク1に前以て記録されたwobbleアドレスに合わせてデータを記録する。そのために、データを記録する前にwobbleアドレスを検出する。光ヘッド3により、一定強度のレーザ光を光ディスク1に照射し、その反射光を光電変換して電気信号を得る。得られた信号を演算増幅回路4に入力し、サーボ回路5により光ディスク1を安定して回転させ、光ヘッド3のトラッキングやフォーカス制御を行い、再生信号を出力する。
演算増幅回路4からは、再生信号とは別に、光ディスク1のトラックの蛇行状態に対応したwobble信号が出力され、wobbleアドレス復調回路17により、wobbleアドレスと記録開始タイミング信号が出力される。光ディスク1上の任意のアドレスにデータを記録する場合は、マイクロプロセッサ18において、wobbleアドレス復調回路17から出力されるwobbleアドレスと、所望のwobbleアドレスとが一致することを確認し、そのwobbleアドレスにおける記録開始タイミング信号を使用して、光ディスク1へのデータ記録を開始する。
このような記録動作において、データの記録開始と終了は、図3に示したように、ECCブロックの境界の同期信号のマークの無い部分をつなぎ目とし、このつなぎ目を記録の開始点と終了点にする。このつなぎ目を制御するステップ、手段の機能はマイクロプロセッサにより実行される。この際、wobble信号によるアドレス記録位置とデータのつなぎ目の位置とは、概略一定の相対関係を持つように制御する。これにより、wobbleアドレスと記録データとの位置関係が保たれ、wobbleアドレスと記録データのアドレスとが一致し、光ディスク1上の未記録領域と既記録領域とを区別なくアクセスできる。
D.再生動作例
次に、上記の光ディスク1からデータを再生する時の動作を説明する。光ヘッド3により、一定強度のレーザ光を光ディスク1に照射し、その反射光を光電変換して電気信号を得る。得られた信号を演算増幅回路4に入力し、サーボ回路5により光ディスク1を安定して回転させ、光ヘッド3のトラッキングやフォーカス制御を行い、再生信号を出力する。波形等化回路10によって符号間干渉を除去し、2値化回路11によって所定のしきい値でアナログ信号を2値信号に変換する。その後、同期信号検出回路14にて同期信号を検出し(同期信号を検出するステップ)、PLL回路13により2値データに同期したクロックを生成する。
データ検出回路12によって2値データが検出され(2値データを検出するステップ)、誤り訂正回路16で1ECCブロックデータに対する誤り訂正が行われ、情報データを出力する(誤り訂正を行い情報データを出力するステップ)。同時に、記録最終ブロック検出回路15で、セクタのディスク識別データを検出し、記録最終ブロックか否かを判別する。この判別結果により、つなぎ目の同期信号検出時には、同期信号の判別条件を変える制御を行う。この同期信号の判別条件を変更制御するステップ、手段の機能はマイクロプロセッサ18により実行される。
[第二の実施の形態]
本発明の第二の実施の形態を図7ないし図13に基づいて説明する。本実施の形態は、多値記録方式への適用例を示す。即ち、第一の実施の形態は、光ディスクにマークの有無によって0と1のデータを記録する2値記録方式への適用例であったが、本実施の形態ではマークの大きさで3種類以上のデータを記録する多値記録方式への適用例を説明する。
A.多値記録方式への適用原理
図7に示すように、ここではマークを記録しない場合を含めて、マークの大きさを8種類に変化させて記録する8値記録の例を説明する。図7(a)に示すように、1個のデータが8種類の値をとり、その値に応じてマークの大きさを変化させて記録すると、データ再生時には、図7(b)に示すような再生信号が得られる。
再生信号から多値データ(0〜7)を判定して2値データに変換し、誤り訂正を行って従来の2値データを出力する。従って、従来の2値データの情報を多値データに変換して記録再生すると、情報の記録密度が高まり、光ディスクの記録容量を増加させる効果がある。
図8(a)に、情報データ(2値データ)を多値データに変換して、光ディスク等の情報記録媒体に記録する時のデータ構成の例を示す。2値データである情報データに誤り訂正用データを付加する方法は、公知の従来技術と同様に行う。例えば、DVDのように横方向と縦方向にエラー訂正用データを付加する積符号を使用する。この場合、多値データに変換する都合上、横1行のビット数を以下のように決めると良い。
従来技術中に示した非特許文献1では、P.39のFig.12に示されているように、11ビットの2値データを4個の8値データに変調して、光ディスクに多値記録を行っている。従って、横1行のデータが11ビットからなるワードデータで構成されていると、多値データへの変換に都合が良い。情報データはバイト(8ビット)単位であるので、横1行のデータビット数は88の整数倍に設定すると良い。iを整数とすると、横1行のデータビット数は88×iであり、これを11ビット単位で4個の8値データに変換すると、横1行の多値データの個数は、8×4×i=32×i(=j)個になる。本実施の形態の多値記録においては、j個×k(自然数)行が1ECCブロックのデータになる。
これらの多値データに変換された情報データと誤り訂正用データに、多値データからなる同期信号とアンブル信号を付加する。同期信号のデータパターンの例を図9に、アンブル信号のデータパターンの例を図10に示す。
同期信号は、検出しやすいように、多値データの最大値(7)と最小値(0)とが連続するデータパターンを使用している。これにより、2値記録と同様に1個のしきい値で2値化して、その反転間隔(図9中のCとD)が所定の条件であることを判定することで同期信号を検出する。
アンブル信号は、データ再生時に、個々の多値データに同期したクロック信号を生成するためのPLL(Phase Locked Loop)回路に必要な信号である。2値記録の場合は、再生信号を所定のしきい値で2値化し、データが反転するタイミングにPLL回路から出力するクロック信号を所定の位相差になるように制御することで、データに同期したクロック信号を生成できる。しかし、多値記録の再生信号は、2値記録の再生信号のような単純な変化ではないので、データの反転タイミングを検出する方法ではクロック信号を生成できない。そこで、図10に示すような多値データの周期が検出できる繰返し信号(ここでは、これをアンブル信号と呼ぶ。)を付加して記録し、データ再生時は、アンブル信号を使用してPLL回路からの出力クロックを多値データに同期させる。
再生信号からアンブル信号を検出するには、同期信号を検出し、検出した同期信号の位置からアンブル信号を検出する。また、アンブル信号以外に、所定の一定間隔で多値データの位置がわかる信号を挿入し、この信号とクロック信号とを再同期させるようにするとなお良い。
このような構成のデータを1ECCブロックのデータとして、1行ずつ図の左から順に光ディスク等の情報記録媒体に記録する。図8(b)には、記録再生時に1行毎のデータが連続する様子を模式的に示した。
光ディスクには、1ECCブロック単位でデータを記録する。従って、データの追記や書換え記録も1ECCブロック単位で行う。本実施の形態では、その時のつなぎ目を同期信号中の所定の位置、例えば、マークの無い部分(0の連続部)に設定するようにしたものである。図11にこの様子を示す。これにより、多値記録においても2値記録の実施の形態の場合と同様に、同期信号内の所定の位置をつなぎ目にしているので、ECCブロック内には無関係なデータは存在せず、データ再生時にECCブロック内のデータエラーの発生を抑制することができる。また、ECCブロック以外につなぎ目を含む領域(従来技術のリンキング領域)を設定していないので記録容量を低下させないという効果も得られる。
ここでは、つなぎ目を同期信号中でマークの無い部分に設定しているが、情報記録媒体としてデータの消去が可能な書換え型の媒体を使用する場合は、マークのある部分に設定しても良い。また、情報記録媒体としてデータの消去が不可能な追記型の媒体を使用する場合は、2値記録の実施の形態の場合と同様に、つなぎ目を同期信号内のマークの無い部分に設定すると良い。データを追記する時に、前回の同期信号のマーク部分と今回の記録のマーク部分とが重なると、正常にマークを記録できないからである。従って、つなぎ目をマークの無い部分(未記録部)に設定すると、つなぎ目におけるマークの記録異常を防ぐことができる。
ところで、光ディスクにデータを追記したり書換えたりする場合、2値記録の実施の形態の場合と同様に、その記録開始位置が常につなぎ目に正確に一致するとは限らず、ある程度の誤差が発生することがある。その結果、図12に示すように、つなぎ目の同期信号のマークの無い部分の長さが変化する場合がある。つまり、再生信号において、通常の同期信号ならば、図9の反転間隔Cはほぼ一定であるが、図12に示すようにつなぎ目の反転間隔がC′やC″として示すように短くなったり長くなったり変化する場合がある。この場合、通常の同期信号の検出と同様に反転間隔CとDの条件から同期信号を検出すると、Cの条件が満足されず、つなぎ目の同期信号を検出できないことがある。
そこで、本実施の形態では、データ再生時において、つなぎ目の同期信号を検出する場合は、反転間隔Cの条件を除外して(つなぎ目を含む信号部分の長さの条件を除外して)、反転間隔Dのみを条件にすると良い。このためには、検出する同期信号がつなぎ目であるか否かの情報が必要になる。そこで、本実施の形態では、記録時に、最終のECCブロックには、当該ブロックが記録最終ブロックであることを示す情報を付加させるものである。
例えば、最終ECCブロックの全セクタのディスク識別データの1ビットを使用し、1は記録最終ブロックであり、0はそうでないことを示すようにすると良い。これにより、記録最終ブロックであることを検出し、そのブロックの終端はつなぎ目の同期信号であることが分り、その同期信号の検出時には、反転間隔Cの条件を除外して同期信号の検出を行う。この結果、同期信号の検出漏れを防ぎ、ECCブロック内のデータエラーの発生を更に抑制することができる。
さらに、つなぎ目の同期信号を検出したら、その後のアンブル信号を使用して、PLL回路から出力するクロック信号を多値データに同期させると良い。これにより、つなぎ目の記録開始位置の誤差によって生じたクロック信号の位相の乱れを除去し、PLL回路の動作を安定させ、ECCブロック内のデータエラーの発生を抑制することができる。
このように、記録最終ブロックであることを示す情報を付加すると、データ再生時につなぎ目を再生するための特殊処理を行わせることができ、ECCブロック内のデータエラーの発生を抑制することができる。さらに、アンブル信号を付加しているので、つなぎ目の記録開始位置の誤差によって生じたクロック信号の位相の乱れを除去し、PLL回路の動作を安定させ、ECCブロック内のデータエラーの発生を抑制することができる。
B.光ディスク装置(情報記録装置、情報再生装置)への適用例
上記の多値記録方式への適用原理を光ディスク装置に適用した概略構成例を図13に示す。
まず、記録/再生の対象となる情報記録媒体は光ディスク21であり、螺旋状又は同心円状のトラックが形成され、トラックに沿ってマークを記録する。トラックは、一定の周期でわずかに蛇行(wobble)し、その周波数変化や位相変化によって、ディスク全面に亘るアドレスが前以て記録されている。ここでは、これを「wobbleアドレス」と呼ぶ。このような光ディスク21を回転させるスピンドルモータ22が設けられている。一方、回転駆動される光ディスク21に対してレーザ光のスポットを照射して当該光ディスク21にマークを記録し、記録されたマークをレーザ光のスポットで走査して電気信号を出力する光ヘッド(光ピックアップ)23が設けられている。
また、光ヘッド23から出力された電気信号を演算増幅し、光ディスク21上のマークに対応した再生信号や、レーザ光のスポットが光ディスク21の記録面に焦点が合っているかを示すフォーカスエラー信号や、レーザ光のスポットがトラックに沿って走査しているかを示すトラッキングエラー信号や、トラックの蛇行に対応した信号等を出力する演算増幅回路24と、フォーカスエラー信号や、トラッキングエラー信号、トラックの蛇行に対応した信号により、レーザ光のスポットを光ディスク21の記録面に焦点を合わせ、正しくトラックを走査させ、かつ、光ディスク21を線速度一定又は角速度一定に回転させるように、光ヘッド23やスピンドルモータ22を制御するサーボ回路25が設けられている。
そして、光ヘッド23とともに情報記録装置部分を構成する記録系としては、誤り訂正用データ付加回路26、多値化回路27、同期信号付加回路28及びレーザ駆動回路29が設けられている。誤り訂正用データ付加回路(データを構成する手段)26は、対象となる情報データ(2値データ)に対して、誤り訂正を行うためのデータを付加したデータを構成する。この誤り訂正用データ付加回路26は、記録最終ブロックであることを示す情報を付加する手段としても機能する。多値化回路27(多値データに変換する手段)は、2値データを多値データに変換する。同期信号付加回路(同期信号を付加する手段)28は、変換された多値データに対して、データの有る部分と無い部分とからなる同期信号を1ECCブロックデータに対して付加する。レーザ駆動回路29は、レーザ光照射によって、光ディスク21上に多値データに対応した大きさのマークを記録するため信号を生成するもので、光ヘッド23とともに、データを記録する手段として機能する。
また、光ヘッド23とともに情報再生装置部分を構成する再生系としては、AD変換回路30、PLL回路31、同期信号検出回路32、波形等化回路33、多値判定回路34、多値2値変換回路35、記録最終ブロック検出回路36、誤り訂正回路37が設けられている。AD変換回路30はアナログの再生信号をデジタル信号に変換する。PLL回路31は、多値データに同期したクロック信号を生成する。同期信号検出回路(同期信号を検出する手段)32は、再生信号から同期信号を検出する。波形等化回路33は、デジタル信号処理による波形等化を行う。多値判定回路34は多値データを判定し、多値2値変換回路35は多値データを2値データに変換する。記録最終ブロック検出回路(記録最終ブロックであることを示す情報を検出する手段)36は、セクタのディスク識別データを検出し、記録最終ブロックか否かを判別する。誤り訂正回路(誤り訂正を行い情報データ(2値データ)を出力する手段)37は、誤り訂正用データを使用して、1ECCブロック内のデータの誤り訂正を行い、2値データによる情報データを出力する。
なお、wobbleアドレス復調回路38は、光ディスク21に前以て記録されたwobbleアドレスを復調し、追記や書換え時の記録開始タイミング信号を出力する。
さらに、当該光ディスク装置全体の動作制御を行うマイクロプロセッサ39が設けられている。
なお、図示していないが、光ヘッド23を光ディスク21の半径方向に移動させ、光ディスク21上のデータをサーチする機構も備わっている。さらに、コンピュータ用の情報記憶装置として使用するためのインタフェース回路等は図示を省略した。光ディスク21としてはDVD+RWやDVD+Rを使用し、光ヘッド23にはレーザ光の波長が650nmであるレーザダイオードを使用する。より高密度記録ができる青レーザとそのレーザ波長(例えば、405nm)に対応した相変化型(書換え可能)や色素型(消去不可)の光ディスクを使用しても良い。
C.記録動作例
このような光ディスク装置において、最初に情報データを1ECCブロック単位で光ディスク1に多値記録する場合の動作を説明する。ここでは、図7に示したように、マークを記録しない場合を含めて、マークの大きさを8種類に変化させて記録する8値記録の例を説明する。
まず、記録対象となる情報データ(2値データ)を誤り訂正用データ付加回路26に入力し、誤り訂正用データを付加し、多値化回路27によって、11ビット単位の2値データを4個の8値データに変換する(データを構成するステップ)。この結果、図8に示すj個×k行のECCブロックのデータが生成される。この際、記録終了となる最終のECCブロックにおいては、記録最終ブロックであることを示す情報を付加する(記録最終ブロックであることを示す情報を付加するステップ)。つまり、最終ECCブロックの全セクタのディスク識別データの1ビットに記録最終ブロックである(1)か否(0)かのデータビットを設定する。
次に、同期信号付加回路28で図9に示したような同期信号と、図10に示したようなアンブル信号を付加する(同期信号を付加するステップ、多値データの時間周期を検出するための信号を付加するステップ)。更に、レーザ駆動回路29で、多値データの各値に対応したマークを光ディスク21に記録するための信号を生成し、光ヘッド23によりマークが光ディスク21に記録される(記録するステップ)。
このようにして光ディスク21にデータを記録する場合は、光ディスク21に前以て記録されたwobbleアドレスに合わせてデータを記録する。そのために、データを記録する前にwobbleアドレスを検出する。光ヘッド23により、一定強度のレーザ光を光ディスク21に照射し、その反射光を光電変換して電気信号を得る。得られた信号を演算増幅回路24に入力し、サーボ回路25により光ディスク21を安定して回転させ、光ヘッド23のトラッキングやフォーカス制御を行い、再生信号を出力する。
演算増幅回路24からは、再生信号とは別に、光ディスク21のトラックの蛇行状態に対応したwobble信号が出力され、wobbleアドレス復調回路38により、wobbleアドレスと記録開始タイミング信号が出力される。光ディスク21上の任意のアドレスにデータを記録する場合は、マイクロプロセッサ39において、wobbleアドレス復調回路38から出力されるwobbleアドレスと、所望のwobbleアドレスとが一致することを確認し、そのwobbleアドレスにおける記録開始タイミング信号を使用して、光ディスク21へのデータ記録を開始する。
データの記録開始と終了は、図11に示したように、ECCブロックの境界の同期信号内のマークの無い部分をつなぎ目とし、このつなぎ目を記録の開始点と終了点にする。このようにつなぎ目の位置を制御するステップ、手段の機能はマイクロプロセッサ39により実行される。この際、wobble信号によるアドレス記録位置とデータのつなぎ目の位置とは、概略一定の相対関係を持つように制御する。これにより、wobbleアドレスと記録データとの位置関係が保たれ、wobbleアドレスと記録データのアドレスとが一致し、光ディスク21上の未記録領域と既記録領域とを区別なくアクセスできる。
D.再生動作例
次に、上記の光ディスク21からデータを再生する時の動作を説明する。光ヘッド23により、一定強度のレーザ光を光ディスク21に照射し、その反射光を光電変換して電気信号を得る。得られた信号を演算増幅回路24に入力し、サーボ回路25により光ディスク21を安定して回転させ、光ヘッド23のトラッキングやフォーカス制御を行い、再生信号(多値信号)を出力する(多値データを検出するステップ)。
同期信号検出回路32によって多値信号から同期信号を検出する(同期信号を検出するステップ)。その後のアンブル信号を使用してPLL回路31にて多値データに同期したクロック信号を生成する(多値データに同期したクロックを再び同期させるステップ)。クロック信号によってAD変換回路30で、多値信号をデジタル信号に変換し、多値データのデジタルデータを出力する。その後、波形等化回路33でデジタル信号処理による波形等化を行い、多値判定回路34で多値データ(0から7)を判定する。多値2値変換回路35によって、多値データを2値データ(0と1)に変換する(2値データに変換するステップ)。そして、誤り訂正回路37で1ECCブロックデータに対する誤り訂正を行い、情報データを出力する(誤り訂正を行い情報データを出力するステップ)。同時に、記録最終ブロック検出回路36で、セクタのディスク識別データを検出し、記録最終ブロックか否かを判別する(記録最終ブロックであることを示す情報を検出するステップ)。この判別結果により、つなぎ目の同期信号検出時には、同期信号の判別条件を変える制御を行う。この同期信号の判別条件を変更制御するステップ、手段の機能はマイクロプロセッサ39により実行される。さらに、PLL回路31では、アンブル信号を使用して、クロック信号をつなぎ目以降の多値データに同期させる。
本発明の第一の実施の形態の情報データ記録時のデータ構成例を示す模式図である。 同期信号のデータパターン例に関する説明図である。 つなぎ目を同期信号のマークの無い部分に設定した様子を示す模式図である。 マークエッジ記録方式用の同期信号1,2のデータパターン例に関する説明図である。 反転間隔Aが変動する様子を示す同期信号のデータパターン例に関する説明図である。 光ディスク装置の構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の第二の実施の形態に適用される多値記録方式を示すマーク形状及び再生信号波形の説明図である。 本実施の形態の情報データ記録時のデータ構成例を示す模式図である。 同期信号のデータパターン例に関する説明図である。 アンブル信号のデータパターン例に関する説明図である。 つなぎ目を同期信号のマークの無い部分に設定した様子を示す模式図である。 反転間隔Cが変動する様子を示す同期信号のデータパターン例に関する説明図である。 光ディスク装置の構成例を示す概略ブロック図である。
符号の説明
1 情報記録媒体
6 データを構成する手段、記録最終ブロックであることを示す情報を付加する手段
8 同期信号を付加する手段
11 2値データを検出する手段
14 同期信号を検出する手段
15 記録最終ブロックであることを示す情報を検出する手段
16 誤り訂正を行い情報データを出力する手段
18 つなぎ目の位置を制御する手段、判別条件を変更制御する手段
21 情報記録媒体
26,27 データを構成する手段、記録最終ブロックであることを示す情報を付加する手段
28 同期信号を付加する手段
32 同期信号を検出する手段
34 多値データを検出する手段
35 2値データに変換する手段
36 記録最終ブロックであることを示す情報を検出する手段
37 誤り訂正を行い情報データを出力する手段
39 つなぎ目の位置を制御する手段、判別条件を変更制御する手段

Claims (26)

  1. 情報記録媒体に、マークの有無によってデータを記録する情報記録方法であって、
    情報データに誤り訂正用データを付加して1ブロックのデータとしてデータを構成するステップと、
    前記ブロックデータにマークの有る部分と無い部分とからなる同期信号を付加するステップと、
    同期信号が付加されたブロック単位でデータを前記情報記録媒体に記録するステップと、
    前記ブロック単位でデータを追記或いは書換え記録する場合に、前記同期信号内の所定の位置が追記或いは書換えのつなぎ目となるように制御するステップと、
    を備える情報記録方法。
  2. 前記制御するステップは、前記同期信号のマークの無い部分をつなぎ目にする、請求項1記載の情報記録方法。
  3. つなぎ目の直前のブロックに当該ブロックが記録最終ブロックであることを示す情報を付加するステップを備える請求項1又は2記載の情報記録方法。
  4. 同期信号を付加するステップは、つなぎ目がマークの無い部分となる同期信号を付加する、請求項2記載の情報記録方法。
  5. 情報記録媒体に、マークの無い場合を含めてマークの大きさの変化によって多値データを記録する情報記録方法であって、
    情報データに誤り訂正用データを付加して1ブロックのデータとしてデータを構成するステップと、
    前記ブロックデータを多値データに変換するステップと、
    変換された前記多値データにマークの有る部分と無い部分とからなる同期信号を付加するステップと、
    同期信号が付加されたブロック単位で多値データを前記情報記録媒体に記録するステップと、
    前記ブロック単位で多値データを追記或いは書換え記録する場合に、同期信号内の所定の位置が追記或いは書換えのつなぎ目となるように制御するステップと、
    を備える情報記録方法。
  6. 前記制御するステップは、前記同期信号のマークの無い部分をつなぎ目にする、請求項5記載の情報記録方法。
  7. つなぎ目の直前のブロックに当該ブロックが記録最終ブロックであることを示す情報を付加するステップを備える請求項5又は6記載の情報記録方法。
  8. 前記同期信号の後に、多値データの時間周期を検出するための信号を付加するステップを備える、請求項5ないし7の何れか一記載の情報記録方法。
  9. 請求項3記載の情報記録方法によりデータが記録された情報記録媒体からマークを再生する情報再生方法であって、
    前記情報記録媒体からの再生信号からマークの有無によって2値データを検出するステップと、
    検出された2値データに基づき同期信号を検出するステップと、
    検出されたブロック単位の2値データに対して誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行い情報データを出力するステップと、
    検出された2値データに基づき記録最終ブロックであることを示す情報を検出するステップと、
    当該記録最終ブロックの検出に伴うつなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御するステップと、
    を備える情報再生方法。
  10. 前記判別条件を変更制御するステップでは、つなぎ目を含む信号部分の長さの条件を除外するように判別条件を変更制御する請求項9記載の情報再生方法。
  11. 請求項7記載の情報記録方法により多値データが記録された情報記録媒体からデータを再生する情報再生方法であって、
    前記情報記録媒体からの再生信号からマークの有無によって多値データを検出するステップと、
    検出された多値データに基づき同期信号を検出するステップと、
    検出されたブロック単位の多値データを2値データに変換するステップと、
    変換されたブロック単位の2値データに対して誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行い情報データを出力するステップと、
    変換された2値データに基づき記録最終ブロックであることを示す情報を検出するステップと、
    当該記録最終ブロックの検出に伴うつなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御するステップと、
    を備える情報再生方法。
  12. 請求項7及び8記載の情報記録方法により多値データが記録された情報記録媒体からデータを再生する情報再生方法であって、
    前記情報記録媒体からの再生信号からマークの有無によって多値データを検出するステップと、
    検出された多値データに基づき同期信号を検出するステップと、
    検出されたブロック単位の多値データを2値データに変換するステップと、
    変換されたブロック単位の2値データに対して誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行い情報データを出力するステップと、
    変換された2値データに基づき記録最終ブロックであることを示す情報を検出するステップと、
    当該記録最終ブロックの検出に伴うつなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御するステップと、
    多値データの時間周期を検出するための信号によって、多値データに同期したクロックを再び同期させるステップと、
    備える情報再生方法。
  13. 前記判別条件を変更制御するステップでは、つなぎ目を含む信号部分の長さの条件を除外するように判別条件を変更制御する請求項11又は12記載の情報再生方法。
  14. 情報記録媒体に、マークの有無によってデータを記録する情報記録装置であって、
    情報データに誤り訂正用データを付加して1ブロックのデータとしてデータを構成する手段と、
    前記ブロックデータにマークの有る部分と無い部分とからなる同期信号を付加する手段と、
    同期信号が付加されたブロック単位でデータを前記情報記録媒体に記録する手段と、
    前記ブロック単位でデータを追記或いは書換え記録する場合に、前記同期信号内の所定の位置が追記或いは書換えのつなぎ目となるように制御する手段と、
    を備える情報記録装置。
  15. 前記制御する手段は、前記同期信号のマークの無い部分をつなぎ目にする、請求項14記載の情報記録装置。
  16. つなぎ目の直前のブロックに当該ブロックが記録最終ブロックであることを示す情報を付加する手段を備える請求項14又は15記載の情報記録装置。
  17. 同期信号を付加する手段は、つなぎ目がマークの無い部分となる同期信号を付加する、請求項15記載の情報記録方法。
  18. 情報記録媒体に、マークの無い場合を含めてマークの大きさの変化によって多値データを記録する情報記録装置であって、
    情報データに誤り訂正用データを付加して1ブロックのデータとしてデータを構成する手段と、
    前記ブロックデータを多値データに変換する手段と、
    変換された前記多値データにマークの有る部分と無い部分とからなる同期信号を付加する手段と、
    同期信号が付加されたブロック単位で多値データを前記情報記録媒体に記録する手段と、
    前記ブロック単位で多値データを追記或いは書換え記録する場合に、同期信号内の所定の位置が追記或いは書換えのつなぎ目となるように制御する手段と、
    を備える情報記録装置。
  19. 前記制御するステップは、前記同期信号のマークの無い部分をつなぎ目にする、請求項18記載の情報記録装置。
  20. つなぎ目の直前のブロックに当該ブロックが記録最終ブロックであることを示す情報を付加する手段を備える請求項18又は19記載の情報記録装置。
  21. 前記同期信号の後に、多値データの時間周期を検出するための信号を付加する手段を備える、請求項18ないし20の何れか一記載の情報記録装置。
  22. 請求項3記載の情報記録方法によりデータが記録された情報記録媒体からマークを再生する情報再生装置であって、
    前記情報記録媒体からの再生信号からマークの有無によって2値データを検出する手段と、
    検出された2値データに基づき同期信号を検出する手段と、
    検出されたブロック単位の2値データに対して誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行い情報データを出力する手段と、
    検出された2値データに基づき記録最終ブロックであることを示す情報を検出する手段と、
    当該記録最終ブロックの検出に伴うつなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御する手段と、
    を備える情報再生装置。
  23. 前記判別条件を変更制御する手段では、つなぎ目を含む信号部分の長さの条件を除外するように判別条件を変更制御する請求項22記載の情報再生装置。
  24. 請求項7記載の情報記録方法により多値データが記録された情報記録媒体からデータを再生する情報再生装置であって、
    前記情報記録媒体からの再生信号からマークの有無によって多値データを検出する手段と、
    検出された多値データに基づき同期信号を検出する手段と、
    検出されたブロック単位の多値データを2値データに変換する手段と、
    変換されたブロック単位の2値データに対して誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行い情報データを出力する手段と、
    変換された2値データに基づき記録最終ブロックであることを示す情報を検出する手段と、
    当該記録最終ブロックの検出に伴うつなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御する手段と、
    を備える情報再生装置。
  25. 請求項7及び8記載の情報記録方法により多値データが記録された情報記録媒体からデータを再生する情報再生装置であって、
    前記情報記録媒体からの再生信号からマークの有無によって多値データを検出する手段と、
    検出された多値データに基づき同期信号を検出する手段と、
    検出されたブロック単位の多値データを2値データに変換する手段と、
    変換されたブロック単位の2値データに対して誤り訂正用データを用いて誤り訂正を行い情報データを出力する手段と、
    変換された2値データに基づき記録最終ブロックであることを示す情報を検出する手段と、
    当該記録最終ブロックの検出に伴うつなぎ目に位置する同期信号の検出時には当該同期信号の判別条件を変更制御する手段と、
    多値データの時間周期を検出するための信号によって、多値データに同期したクロックを再び同期させる手段と、
    備える情報再生装置。
  26. 前記判別条件を変更制御するステップでは、つなぎ目を含む信号部分の長さの条件を除外するように判別条件を変更制御する請求項24又は25記載の情報再生装置。
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