JP2005325169A - 水性塗料組成物 - Google Patents

水性塗料組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2005325169A
JP2005325169A JP2004142473A JP2004142473A JP2005325169A JP 2005325169 A JP2005325169 A JP 2005325169A JP 2004142473 A JP2004142473 A JP 2004142473A JP 2004142473 A JP2004142473 A JP 2004142473A JP 2005325169 A JP2005325169 A JP 2005325169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
component
curing agent
weight
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004142473A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4577818B2 (ja
Inventor
Hiroyoshi Ono
博義 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SK Kaken Co Ltd
Original Assignee
SK Kaken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SK Kaken Co Ltd filed Critical SK Kaken Co Ltd
Priority to JP2004142473A priority Critical patent/JP4577818B2/ja
Publication of JP2005325169A publication Critical patent/JP2005325169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4577818B2 publication Critical patent/JP4577818B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

【課題】主剤と硬化剤との混合安定性を改善し、実用的な低汚染性能が発揮可能な水性ポリウレタン樹脂塗料を提供する。
【解決手段】水酸基含有合成樹脂エマルションを含む主剤(I)と、ポリイソシアネート化合物を含む硬化剤(II)からなる水性塗料組成物において、前記硬化剤(II)として、ポリオキシアルキレン基及びイソシアネート基を有する水分散性ポリイソシアネート化合物(p)、ポリオキシアルキレン基及びアルコキシル基を有するアルコキシシランの変性縮合物(q)、及び、活性水素含有基を含まず、水への溶解度が2g/100g以上であり、溶解度パラメータが7.5〜12.0である溶剤(r)を含むものを使用する。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規な水性塗料組成物に関するものである。
近年、塗料分野では、環境に対する負荷低減の動き等を背景に水性化が進んでおり、建築物や土木構造物等の表面仕上げ用塗料においても、各種の水性塗料が提案されている。このうち、水性ポリウレタン樹脂塗料については、耐候性、耐水性、耐薬品性等の塗膜物性が良好であること、及び価格面において比較的安価であること等の理由により、実用化へ向けた種々の検討がなされている。
このような水性ポリウレタン樹脂塗料において、低汚染性を向上させる技術が提案されている。例えば特許文献1には、バインダー成分が水酸基価5〜200KOHmg/gの水分散型共重合体であるベース塗料と、イソシアネート基含有化合物を含む架橋剤と、オルガノシリケート及び/またはその縮合物を配合してなる多液型水性塗料組成物が開示されている。
しかしながら、特許文献1の塗料では、オルガノシリケート及び/又はその縮合物をベース塗料に添加した際に起こる加水分解縮合反応が制御できないために、短時間で急激に塗料粘度が上昇し、さらには塗料全体がゲル化してしまい、通常の塗装作業にも支障をきたすという問題がある。さらに、たとえ混合後直ちに塗装を行い、塗膜を形成した場合においても、十分な低汚染性を得ることは難しく、グロスペイントでは表面光沢が低下してしまうという欠点もある。
このように、単にオルガノシリケート及び/又はその縮合物を水性塗料に添加するのみでは、実用的な塗料を得ることができない。
これに対し、特許文献2では、水酸基価5〜200KOHmg/gである共重合体エマルションを含むベース塗料に対して、ポリイソシアネート架橋剤と、ポリアルキレングリコール系化合物で変性したオルガノシリケートとを使用直前に混合してなる水性塗料組成物が記載されている。特許文献2においては、オルガノシリケートをポリアルキレングリコール系化合物で変性することで、水性塗料に対する混合性を高めている。また、塗膜の耐水性、耐汚染性等についても改善が図られている。
ところが、特許文献2では、ポリイソシアネート架橋剤と変性オルガノシリケートとの相溶性が悪いという欠点がある。そのため、ポリイソシアネート架橋剤と変性オルガノシリケートを混合して保存しておくことができず、ベース塗料(主剤)に対して使用時にこれらを順次混合する3液型の塗料形態としなければならない。また、使用時においてこれら3成分を均一に混合するには、撹拌機等による機械的なせん断応力が必要であり、手動で撹拌を行った場合には所期の塗膜物性が発現され難いという問題もある。
特開10−219190号公報 特許第3238904号公報
本発明は、上述のような問題点に鑑みなされたものであり、水性ポリウレタン樹脂塗料における主剤と硬化剤との混合安定性を改善し、実用的な低汚染性能を発揮させることを目的とするものである。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行なった結果、水酸基含有合成樹脂エマルションを含む主剤と、特定のポリイソシアネート化合物と変性オルガノシリケートと溶剤を含む硬化剤からなる水性塗料組成物に想到し、本発明を完成させるに到った。
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.水酸基含有合成樹脂エマルションを含む主剤(I)と、ポリイソシアネート化合物を含む硬化剤(II)からなる水性塗料組成物であって、前記硬化剤(II)が、
ポリオキシアルキレン基及びイソシアネート基を有する水分散性ポリイソシアネート化合物(p)、
ポリオキシアルキレン基及びアルコキシル基を有するアルコキシシランの変性縮合物(q)、及び
活性水素含有基を含まず、水への溶解度が2g/100g以上であり、溶解度パラメータが7.5〜12.0である溶剤(r)
を含むものであることを特徴とする水性塗料組成物。
2.前記溶剤(r)が、少なくとも1つのオキシアルキレン基を有するものであることを特徴とする1.記載の水性塗料組成物。
本発明の水性塗料組成物では、ポリイソシアネート化合物と変性オルガノシリケートが共存する硬化剤を使用することができる。すなわち、本発明によれば、ポリイソシアネート化合物と変性オルガノシリケートを別々に梱包する必要がなく、2液型の水性ポリウレタン樹脂塗料を得ることができ、流通時や塗装時における煩雑さを軽減することができる。
さらに、本発明組成物は、主剤と硬化剤の混和性に優れるため、両成分を混合する際に手動で撹拌を行った場合であっても、容易に塗料を均一化することができる。したがって、光沢、低汚染性等について安定した塗膜性能を発現させることも可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明組成物は、主剤(I)と硬化剤(II)からなる2液型の水性塗料組成物である。このうち、主剤(I)には、水酸基含有合成樹脂エマルション(以下「(m)成分」という)が必須成分として含まれる。
(m)成分は、水酸基含有モノマーを含むモノマー混合物を共重合して水媒体中に分散させることによって得ることができる。
(m)成分における水酸基含有モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、3−ヒドキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、メチル(2−ヒドロキシメチル)アクリレート、エチル(2−ヒドロキシメチル)アクリレート、ブチル(2−ヒドロキシメチル)アクリレート、(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)メチル(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル類;アリルアルコール、2−ヒドロキシエチルアリルエーテル等の水酸基含有アリル化合物;2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、6−ヒドロキシヘキシルビニルエーテル等の水酸基含有ビニルエーテル化合物;N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メチロールクロトン酸アミド等の水酸基含有不飽和カルボン酸アミド化合物;リシノール酸等の水酸基含有不飽和脂肪酸類;リシノール酸アルキル等の水酸基含有不飽和脂肪酸エステル類等が挙げられる。
(m)成分において上記水酸基含有モノマーと共重合可能なモノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、n−アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル;
アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸またはそのモノアルキルエステル、イタコン酸またはそのモノアルキルエステル、フマル酸またはそのモノアルキルエステル等のカルボキシル基含有モノマー;
N−メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチルビニルエーテル、N−(2−ジメチルアミノエチル)アクリルアミド、N−(2−ジメチルアミノエチル)メタクリルアミド等のアミノ基含有モノマー;
ビニルピリジン等のピリジン系モノマー;
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル系モノマー;
アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等のニトリル基含有モノマー;
スチレン、2−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、クロルスチレン、ビニルアニソール、ビニルナフタレン、ジビニルベンゼン等の芳香族モノマー;
アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイン酸アミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等のアミド基含有モノマー;
グリシジル(メタ)アクリレート、ジグリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル等のエポキシ基含有モノマー;
アクロレイン、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルブチルケトン等のカルボニル基含有モノマー;
ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン等のアルコキシシリル基含有モノマー;
塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニリデン系モノマー;
その他、エチレン、プロピレン、イソプレン、ブタジエン、ビニルピロリドン、塩化ビニル、ビニルエーテル、ビニルケトン、ビニルアミド、クロロプレン等が挙げられる。これらは1種または2種以上で使用することができる。
(m)成分の製造方法は特に限定されないが、例えば、乳化重合、ソープフリー乳化重合、分散重合、フィード乳化重合、フィード分散重合、シード乳化重合、シード分散重合等を採用することができる。
(m)成分の水酸基価は、通常5〜200KOHmg/g、好ましくは10〜100KOHmg/gである。水酸基価がかかる範囲内であれば、後述の硬化剤との架橋反応によって、低汚染性、耐候性、耐水性、耐薬品性等の各種塗膜物性において優れた性能を得ることができる。
(m)成分のガラス転移温度(以下「Tg」という)は、通常−50〜100℃、好ましくは−30〜80℃、より好ましくは−10〜50℃である。なお、ここに言うTgは、Foxの計算式により求められる値である。
(m)成分の平均粒子径は、通常0.05〜0.2μm程度である。
主剤(I)においては、(m)成分の他に通常塗料に使用可能な成分を含むこともできる。このような成分としては、例えば、着色顔料、体質顔料、骨材、染料、繊維、増粘剤、造膜助剤、レベリング剤、湿潤剤、可塑剤、凍結防止剤、pH調整剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤、抗菌剤、分散剤、消泡剤、吸着剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、硬化触媒、架橋剤、シランカップリング剤等が挙げられる。
本発明組成物における硬化剤(II)は、特定3種の化合物を必須成分として含むものである。
硬化剤(II)における第1の成分は、ポリオキシアルキレン基及びイソシアネート基を有する水分散性ポリイソシアネート化合物(以下「(p)成分」という)である。かかる(p)成分は、水中への自己乳化分散性が良好でポットライフが長く、上記(m)成分の架橋剤として有効である。(p)成分は、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネート等のポリイソシアネート化合物に、ポリオキシアルキレン基含有化合物を付加反応させることによって得ることができる。
(p)を構成する芳香族ポリイソシアネートとしては、例えば、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート等が挙げられる。脂肪族ポリイソシアネートとしては、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等が挙げられ、脂環式ポリイソシアネートとしては、例えば、イソホロンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート等が挙げられる。かかるポリイソシアネート化合物としては、ビウレット構造、イソシアヌレート構造、ウレタン構造、ウレトジオン構造、アロファネート構造、三量体構造等を有するポリイソシアネート化合物を用いることもできる。
ポリオキシアルキレン基含有化合物としては、例えば、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリオキシエチレン−プロピレングリコール、ポリオキシエチレン−テトラメチレングリコール、ポリオキシエチレングリコールアリルエーテル等が挙げられる。このポリオキシアルキレン基含有化合物の平均分子量は150〜2000が好ましい。平均分子量が150未満の場合は、硬化剤中での相溶性、主剤・硬化剤混合時の乳化性等が不十分となるおそれがあり、平均分子量が2000を超えると、(p)成分の結晶性が高くなり、固体化するおそれがある。
(p)成分の製造方法は特に制限されないが、ポリイソシアネート化合物のイソシアネート基と、ポリオキシアルキレン基含有化合物の末端ヒドロキシル基を反応させることにより容易に製造することができる。
硬化剤(II)における第2の成分は、ポリオキシアルキレン基及びアルコキシル基を有するアルコキシシランの変性縮合物(以下「(q)成分」という)である。かかる(q)成分は、低汚染化剤としてはたらくものであり、本発明の水性塗料組成物に低汚染性を付与するのに不可欠な成分である。本発明では、(q)成分がポリオキシアルキレン基によって変性されていることにより、硬化剤(II)における相溶性を高めることができる。さらに、硬化剤(II)を主剤(I)に混合した際の相溶性も良好となり、塗料の異常増粘、ゲル化、異物発生等が抑制され、適度なポットライフを確保することができ、グロスペイントに用いた場合には高光沢の塗膜を得ることもできる。
(q)成分の製造方法としては、例えば、(i)アルコキシシランの縮合物の1種以上を、ポリオキシアルキレン基含有化合物の1種以上でエステル交換反応させる方法や、(ii)カップリング剤を用いて付加反応させる方法等が挙げられる。
(i)エステル交換反応
すなわち、一般式
(RO)4−a−SiR a
(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示し、Rはアルキル基、アリール基、アラルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基を示し、aは0〜2の整数を示す)で表されるアルコキシシランの縮合物(以下「a成分」という。また、その縮合前の原料を「a成分のモノマー」という。)を、一般式
−(OC2n−R
(式中、Rは水素原子またはアルキル基、エポキシ基、アシル基を示し、Rは水酸基、アルキル基、アルコキシル基、エポキシ基、アシル基、カルボキシル基を示し、nは1〜4の整数、mは1〜20の整数を示す)で表されるポリオキシアルキレン鎖含有化合物(以下「b成分」という。)でエステル交換することにより製造する。特に、エステル交換反応においては、末端に少なくとも1つ以上の水酸基を有する必要がある(尚、後述するカップリング剤による付加反応の場合はこの限りではない)ので、末端に水酸基を有するようなb成分を使用することが大切である。
具体的には、a成分のモノマーとしては、例えばテトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラ−n−プロポキシシラン、テトラ−i−プロポキシシラン、テトラ−n−ブトキシシラン、テトラ−i−ブトキシシラン、テトラ−t−ブトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリプロポキシシラン、エチルトリブトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、プロピルトリプロポキシシラン、プロピルトリブトキシシラン、ブチルトリメトキシラン、ブチルトリエトキシシラン、ブチルトリプロポキシシラン、ブチルトリブトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジプロポキシシラン、ジメチルジブトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジエチルジプロポキシシラン、ジエチルジブトキシシランの縮合物等が挙げられる。これらは単独もしくは複数の種類を混合して使用することができる。
a成分のアルコキシシリル基の炭素数は1〜4が好ましい。炭素数が5を超えると、a成分のモノマーとb成分とのエステル交換反応において高温での加温が必要となる。ところが、a成分の熱安定性が劣るため、エステル交換反応時に使用不可能なゲルになる傾向となる。
また、a成分の平均縮合度は1〜20が好ましい。平均縮合度が20を超えると、取り扱いが不便になるので好ましくない。
b成分の具体例として、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリオキシエチレン−プロピレングリコール、ポリオキシエチレン−テトラメチレングリコール、ポリオキシエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリオキシエチレンジグリコール酸、ポリオキシエチレングリコールビニルエーテル、ポリオキシエチレングリコールアリルエーテル、ポリオキシエチレングリコールジアリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン等が挙げられる。これらの化合物は、1種もしくは2種以上の組み合わせから選択することが出来る。
b成分の平均分子量は150〜2000が好ましい。平均分子量が150未満の場合は、a成分とのエステル交換反応によって得られた低汚染化剤を塗料に混合した際の安定性が劣ってくる傾向にあり、グロスペイントでは優れた光沢が得られなくなってくる。逆に、b成分の平均分子量が2000を超えると、硬化塗膜の耐水性や硬度が低下する傾向にある。
以上において、a成分のモノマーを縮合させた後にエステル交換反応を行う例を記載したが、a成分のモノマーを予めb成分でエステル交換した後に、縮合させる製造方法も使用可能である。
エステル交換反応を行う際には、エステル交換触媒(以下「c成分」という)を添加することができる。
c成分としては、たとえば、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレート、ジオクチル錫ジラウレート、ジオクチル錫マレート等の有機錫化合物;リン酸、モノメチルホスフェート、モノエチルホフェート、モノオクチルホスフェート等のリン酸またはリン酸エステル類;プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、グリシジルメタクリレート、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、エピコート828等のエポキシ化合物とリン酸および/または酸性モノリン酸エステルとの付加物;有機チタネート化合物;有機アルミニウム化合物;有機ジルコニウム化合物;マレイン酸、アジピン酸、アゼライン酸、これらの酸無水物、パラトルエンスルフォン酸等の酸性化合物;ヘキシルアミン、N.N−ジメチルドデシルアミン等のアミン類;水酸化ナトリウム等のアルカリ性化合物等の硬化触媒類が挙げられる。
このようなc成分は、単独あるいは2種類以上を併用して使用することができる。c成分の使用量は、a成分100重量部に対して、0.0001〜5重量部が好ましい。c成分の使用量が0.0001重量部以下では、エステル交換反応への寄与が小さく、逆に5重量部以上ではa成分自体の縮合反応が速くなり低汚染化剤の安定性が低下するので好ましくない。
(ii)カップリング剤による付加反応
(q)成分は、上記(i)の方法以外に、一分子中にa成分とb成分とを結合する反応性官能基と、1個以上のアルコキシシリル基を有するカップリング剤(以下「d成分」という)を使用して付加反応により製造することもできる。
d成分の反応性官能基としては、たとえば、ビニル基、エポキシ基、アミノ基、イソシアネート基、メルカプト基等が挙げられる。また、該官能基は、アルコキシシリル基との間にウレタン結合、尿素結合、シロキサン結合、アミド結合等を介して結合されたものであってもよい。
d成分としては、具体的には、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
硬化剤(II)における第3の成分は、活性水素含有基を含まず、水への溶解度が2g/100g以上であり、溶解度パラメータが7.5〜12.0である溶剤(以下「(r)成分」という)である。
本発明では、硬化剤(II)において(r)成分が必須成分として含まれることにより、(p)成分と(q)成分とを安定的に相溶させることができる。したがって、(p)成分と(q)成分を別々に梱包する必要がなくなり、2液型の態様とすることができる。
さらに、硬化剤(II)を主剤(I)に混合した際、手動で撹拌を行った場合であっても、容易に塗料を均一化することができる。そのため、塗装時における作業効率を高めることができ、低汚染性、耐候性、耐水性等の塗膜物性において安定した性能を発揮させることも可能となる。
かかる(r)成分としては、活性水素含有基を含有しないものを使用する。これは、(p)成分のイソシアネート基が失活するのを防止するためである。活性水素含有基としては、例えば、水酸基、カルボキシル基、燐酸基、亜燐酸基、スルホン酸基、スルフィン酸基、メルカプト基、シラノール基、活性メチレン基、カーバメート基、ウレイド基、カルボン酸アミド基等が挙げられる。
(r)成分の水への溶解度は2g/100g以上、好ましくは5g/100g以上、より好ましくは∞である。(r)成分がかかる性能を有することにより、主剤・硬化剤混合時の混合容易性、混合安定性等を確保することができる。なお、本発明における水への溶解度は、水100gに溶解し得る最大質量(g)のことである。測定温度は20℃である。
(r)成分の溶解度パラメータは7.5〜12.0、好ましくは7.5〜10.0、より好ましく7.6〜9.0である。(r)成分がかかる物性値を有するものであることにより、硬化剤(II)において(p)成分と(q)成分を安定的に相溶性させることが可能となる。なお、本発明における「溶解パラメータ」とは、J.H.ヒルデブランドにより定義されたの溶解パラメータを意味する。溶剤の溶解パラメータの値は、一般的な便覧類(例えば「溶剤ハンドブック」(講談社))に記載されている。
(r)成分としては、活性水素含有基を含有せず、水への溶解度及び溶解度パラメータが上記範囲内であれば特に限定されないが、具体的な化合物としては、例えば、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル等のポリアルキレングリコールジアルキルエーテル化合物、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボキシレート化合物、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系化合物、テトラヒドロフラン等のエーテル系化合物等が挙げられる。
このうち(r)成分としては、少なくとも1つのオキシアルキレン基を有する化合物が好適である。かかる化合物としては、ポリアルキレングリコールジアルキルエーテル化合物、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルカルボキシレート化合物等が挙げられる。本発明では、特にポリアルキレングリコールジアルキルエーテル化合物が好適である。
本発明における硬化剤(II)は、上記(p)成分、(q)成分及び(r)成分を混合して得ることができる。各成分の混合比率は、所望の塗膜性能等に応じて適宜設定することができるが、通常重量比率で(p):(q):(r)=1:(0.3〜3):(0.3〜3)程度である。
本発明組成物は、上述の如き主剤(I)と硬化剤(II)からなる2液型の水性塗料組成物である。主剤(I)と硬化剤(II)の混合比率は、主剤中の水酸基と、硬化剤中のイソシアネート基との当量比を勘案して設定すればよい。通常は、NCO/OH比率が0.3〜3.0(好ましくは0.5〜2.0)となる範囲内にすればよい。NCO/OH比率が大きすぎる場合は、過剰のイソシアネート基が水と反応して炭酸ガスを発生し、塗膜の外観を損なうおそれがある。NCO/OH比率が小さすぎる場合は、架橋密度が不十分となり、所望の塗膜物性を得ることが難しくなる。
さらに、主剤(I)と硬化剤(II)との混合においては、硬化剤中の(q)成分が、主剤中の(m)成分の樹脂固形分100重量部に対して、SiO換算で1.0〜50.0重量部(好ましくは2.0〜30.0重量部)となる範囲内が好適である。かかる範囲内であれば、十分な低汚染性を得ることができる。
なお、SiO換算とは、アルコキシシランやシリケート等のSi−O結合をもつ化合物を、完全に加水分解した後に、900℃で焼成した際にシリカ(SiO)となって残る重量分にて表したものである。
一般に、アルコキシシランやシリケートは、水と反応して加水分解反応が起こりシラノールとなり、さらにシラノール同士やシラノールとアルコキシにより縮合反応を起こす性質を持っている。この反応を究極まで行うと、シリカ(SiO)となる。これらの反応は
RO(Si(OR)O)R+(n+1)HO→nSiO+(2n+2)ROH
(Rはアルキル基を示す。nは整数。)
という反応式で表される。本発明におけるSiO換算は、この反応式をもとに残るシリカ成分の量を換算したものである。
本発明の水性塗料組成物は、コンクリート、モルタル、サイディングボード、押出成形板、磁器タイル、金属、ガラス、プラスチック等の各種素材の表面仕上げに使用することができ、主に建築物、土木構築物等の躯体の保護に使用するものである。この際、本発明の水性塗料組成物は、最終の仕上面に施されているものであり、基材に直接塗装することもできるし、何らかの表面処理(シーラー、サーフェーサー、フィラー等による下地処理等)を施した上に塗装することも可能であるが、特に限定されるものではない。塗装方法としては、ハケ塗り、スプレー塗装、ローラー塗装等の方法により塗装することができる。また、乾式建材に塗装を行う場合は、工場等においてプレコートすることも可能である。
以下に実施例を示し、本発明の特徴をより明確にする。
(1)アルコキシシランの変性縮合物の製造
(合成例1)アルコキシシラン変性縮合物1の合成例
テトラエトキシシランの縮合物である平均分子量750のエチルシリケート縮合物1(平均分子量750、シリカ残量比率40重量%)100.0重量部と平均分子量200のポリオキシエチレングリコール#200(和光純薬株式会社製)106.7重量部を混合し、さらに触媒としてジブチル錫ジラウレート0.02重量部を添加後、75℃で8時間脱エタノール反応を行い、アルコキシシラン変性縮合物1を合成した。このアルコキシシラン変性縮合物1のシリカ残量比率は20.9重量%であった。
(合成例2)アルコキシシラン変性縮合物2の合成例
エチルシリケート縮合物1を100重量部、平均分子量400のポリオキシエチレングリコールモノセチルエーテル(東京化成株式会社製)81.7重量部を混合し、触媒としてジブチル錫ジラウレート0.02重量部を添加して、合成例1と同様にしてアルコキシシラン変性縮合物2を合成した。このアルコキシシラン変性縮合物2のシリカ残量比率は22.2重量%であった。
(合成例3)アルコキシシラン変性縮合物3合成例
平均分子量900のエチルシリケート縮合物2(平均分子量900、シリカ残量比率45重量%)100重量部と、平均分子量1000のポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社製)385.4重量部を混合し、更に触媒としてジブチル錫ジラウレート0.02重量部を添加して、合成例1と同様にしてアルコキシシラン変性縮合物3を合成した。このアルコキシシラン変性縮合物3のシリカ残量比率は11.7重量%であった。
(2)主剤の製造
合成樹脂エマルション200重量部に対し、着色顔料67重量部、造膜助剤15重量部、硬化触媒2重量部、増粘剤2重量部、消泡剤1.5重量部を常法により均一に混合して主剤(ア)を製造した。なお、主剤の製造においては下記の原料を使用した。
・合成樹脂エマルション:水酸基含有アクリル樹脂エマルション(メチルメタクリレート−スチレン−n−ブチルアクリレート−2−エチルヘキシルアクリレート−2−ヒドロキシエチルメタクリレート−アクリル酸共重合体、固形分50重量%、水酸基価20KOHmg/g、Tg20℃)
・着色顔料:酸化チタン
・造膜助剤:2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート
・硬化触媒:ジブチル錫ジラウレート
・増粘剤:会合性ポリマー系増粘剤
・消泡剤:シリコーン系消泡剤
(3)硬化剤の製造
イソシアネート化合物100重量部に対し、アルコキシシラン変性縮合物1を100重量部、溶剤1を100重量部常法により均一に混合して硬化剤(ア)を製造した。この硬化剤(ア)の外観を目視にて観察したところ、完全に透明な状態であり、相溶性は良好であった。
次いで、表1に示す配合にて硬化剤(イ)〜(ク)を製造し、相溶性を確認した。なお、硬化剤の製造においては、下記の原料を使用した。
・イソシアネート化合物:水分散性イソシアネート(ヘキサメチレンジイソシアネート−イソホロンジイソシアネート−ポリオキシエチレンメチルエーテル合成物、固形分100重量%、NCO含有率16.5重量%)
・アルコキシシラン変性縮合物1:合成例1参照
・アルコキシシラン変性縮合物2:合成例2参照
・アルコキシシラン変性縮合物3:合成例3参照
・エチルシリケート縮合物1:平均分子量750、シリカ残量比率40重量%
・溶剤1:エチレングリコールジエチルエーテル(水への溶解度20g/100g、溶解度パラメータ8.0)
・溶剤2:ジエチレングリコールジエチルエーテル(水への溶解度∞、溶解度パラメータ7.9)
・溶剤3:ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート(水への溶解度6.5g/100g、溶解度パラメータ7.6)
・溶剤4:ジエチレングリコールジブチルエーテル(水への溶解度0.3g/100g、溶解度パラメータ7.2)
・溶剤5:スワゾール1000(丸善石油化学株式会社製、芳香族系溶剤、水への溶解度<0.2g/100g、溶解度パラメータ8.4)
Figure 2005325169
(実施例1)
容器内に主剤(ア)287.5重量部を仕込み、これに硬化剤(ア)71.7重量部を加え、手動で軽く撹拌して塗料を得た。この塗料について、下記の試験を行った。結果を表2に示す。
・光沢度
塗料を150×120×3mmの透明なガラス板にWET膜厚が150μmとなるようにアプリケーター引きし、標準状態(温度23℃・相対湿度50%)で2日間乾燥養生した後、鏡面光沢度(測定角度60度)を測定した。評価基準は、以下の通りである。
◎:鏡面光沢度85以上
○:鏡面光沢度80以上85未満
△:鏡面光沢度75以上80未満
×:鏡面光沢度75未満
・汚れの染み込み抵抗性
150×75×0.8mmのアルミ板に、SK#1000プライマー(エスケー化研株式会社製)を乾燥膜厚30μmとなるようにスプレー塗装し、標準状態で8時間乾燥後、作製した塗料を乾燥膜厚が40μmとなるようにスプレー塗装し試験体を作製した。次いで、作製した試験体を、標準状態で7日間乾燥養生した後、塗膜面に15重量%カーボンブラック水分散ペースト液を、直径20mm、高さ5mmとなるように滴下し、50℃の恒温室中に2時間放置した。その後流水中にて洗浄し、塗膜表面の汚染の程度を目視により評価した。評価基準は以下の通りである。
○:痕跡なし
△:わずかに痕跡有り
×:明らかに痕跡有り
(実施例2)
主剤(ア)287.5重量部と、硬化剤(イ)67.5重量部とを混合して得た塗料について、実施例1と同様の方法で試験を行った。結果を表2に示す。
(実施例3)
主剤(ア)287.5重量部と、硬化剤(ウ)128.1重量部とを混合して得た塗料について、実施例1と同様の方法で試験を行った。結果を表2に示す。
(実施例4)
主剤(ア)287.5重量部と、硬化剤(エ)67.5重量部とを混合して得た塗料について、実施例1と同様の方法で試験を行った。結果を表2に示す。
(実施例5)
主剤(ア)287.5重量部と、硬化剤(オ)67.5重量部とを混合して得た塗料について、実施例1と同様の方法で試験を行った。結果を表2に示す。
(比較例1)
合成樹脂エマルション200重量部に対し、着色顔料67重量部、造膜助剤15重量部、増粘剤2重量部、消泡剤1.5重量部を常法により均一に混合して得た塗料について、実施例1と同様の方法で試験を行った。結果を表2に示す。
(比較例2)
主剤(ア)287.5重量部と、硬化剤(カ)37.5重量部とを混合して得た塗料について、実施例1と同様の方法で試験を行った。結果を表2に示す。
(比較例3)
主剤(ア)287.5重量部と、硬化剤(キ)71.7重量部とを混合して得た塗料について、実施例1と同様の方法で試験を行った。結果を表2に示す。
(比較例4)
主剤(ア)287.5重量部と、硬化剤(ク)71.7重量部とを混合して得た塗料について、実施例1と同様の方法で試験を行った。結果を表2に示す。
Figure 2005325169

Claims (2)

  1. 水酸基含有合成樹脂エマルションを含む主剤(I)と、ポリイソシアネート化合物を含む硬化剤(II)からなる水性塗料組成物であって、前記硬化剤(II)が、
    ポリオキシアルキレン基及びイソシアネート基を有する水分散性ポリイソシアネート化合物(p)、
    ポリオキシアルキレン基及びアルコキシル基を有するアルコキシシランの変性縮合物(q)、及び
    活性水素含有基を含まず、水への溶解度が2g/100g以上であり、溶解度パラメータが7.5〜12.0である溶剤(r)
    を含むものであることを特徴とする水性塗料組成物。
  2. 前記溶剤(r)が、少なくとも1つのオキシアルキレン基を有するものであることを特徴とする請求項1記載の水性塗料組成物。
JP2004142473A 2004-05-12 2004-05-12 水性塗料組成物 Expired - Fee Related JP4577818B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004142473A JP4577818B2 (ja) 2004-05-12 2004-05-12 水性塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004142473A JP4577818B2 (ja) 2004-05-12 2004-05-12 水性塗料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005325169A true JP2005325169A (ja) 2005-11-24
JP4577818B2 JP4577818B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=35471770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004142473A Expired - Fee Related JP4577818B2 (ja) 2004-05-12 2004-05-12 水性塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4577818B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008280477A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Auto Kagaku Kogyo Kk 湿気硬化性組成物及び湿気硬化性シーリング材
JP2010006891A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Kaneka Corp 水性下塗り塗料組成物
KR101209295B1 (ko) 2011-07-29 2012-12-06 부산대학교 산학협력단 수성 폴리우레탄-실란 분산액을 포함하는 방오도료용 수지 조성물 및 이로부터 형성된 방오도막
KR101247132B1 (ko) * 2011-03-25 2013-04-01 현대자동차주식회사 플라스틱 부품용 항균 수성 도료 조성물 및 이를 사용한 도막의 형성방법
KR101270522B1 (ko) 2011-10-20 2013-06-04 부산대학교 산학협력단 수성 폴리실록산-우레탄-우레아 분산액을 포함하는 방오도료용 수지 조성물 및 이로부터 형성된 방오도막
CN110746870A (zh) * 2019-10-23 2020-02-04 郑州一安水性高分子材料有限公司 一种高性能水性丙烯酸聚氨酯双组份涂料

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3238904B2 (ja) * 1998-04-01 2001-12-17 関西ペイント株式会社 水性塗料組成物
JP2003096390A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Dainippon Ink & Chem Inc 水性被覆組成物
JP2003147042A (ja) * 2001-11-15 2003-05-21 Asahi Kasei Corp ポリイソシアネート組成物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3238904B2 (ja) * 1998-04-01 2001-12-17 関西ペイント株式会社 水性塗料組成物
JP2003096390A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Dainippon Ink & Chem Inc 水性被覆組成物
JP2003147042A (ja) * 2001-11-15 2003-05-21 Asahi Kasei Corp ポリイソシアネート組成物

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008280477A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Auto Kagaku Kogyo Kk 湿気硬化性組成物及び湿気硬化性シーリング材
JP2010006891A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Kaneka Corp 水性下塗り塗料組成物
KR101247132B1 (ko) * 2011-03-25 2013-04-01 현대자동차주식회사 플라스틱 부품용 항균 수성 도료 조성물 및 이를 사용한 도막의 형성방법
KR101209295B1 (ko) 2011-07-29 2012-12-06 부산대학교 산학협력단 수성 폴리우레탄-실란 분산액을 포함하는 방오도료용 수지 조성물 및 이로부터 형성된 방오도막
KR101270522B1 (ko) 2011-10-20 2013-06-04 부산대학교 산학협력단 수성 폴리실록산-우레탄-우레아 분산액을 포함하는 방오도료용 수지 조성물 및 이로부터 형성된 방오도막
CN110746870A (zh) * 2019-10-23 2020-02-04 郑州一安水性高分子材料有限公司 一种高性能水性丙烯酸聚氨酯双组份涂料

Also Published As

Publication number Publication date
JP4577818B2 (ja) 2010-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3298891B2 (ja) 塗料組成物、塗料組成物の製造方法及び無機酸化物ゾルの分散体の製造方法
JP5688523B1 (ja) 二液混合型塗料組成物
JPH1045867A (ja) 熱硬化性樹脂組成物
JP5164436B2 (ja) 耐汚染性付与組成物及び塗料組成物
KR100370876B1 (ko) 수성도료용 저오염화제, 저오염형 수성도료 조성물 및 그 사용방법
KR20210013943A (ko) 수용성 도료 조성물
JP3470886B2 (ja) 水性低汚染塗料組成物
JP4577818B2 (ja) 水性塗料組成物
KR19980018050A (ko) 열경화성 수지 조성물
JP2004250560A (ja) 水系塗料組成物
JP3470873B2 (ja) 水性低汚染塗料組成物
JP2019183043A (ja) 水性被覆材
WO2019073698A1 (ja) 床面の表面保護被膜形成方法
JP4099142B2 (ja) 2液硬化型水性塗料組成物及び水性エマルジョンの製造方法
JPH10219190A (ja) 多液型水性塗料組成物
JP2005105111A (ja) 水性硬化性組成物、該水性硬化性組成物を含んでなる塗料及び接着剤
WO2013011943A1 (ja) 硬化性樹脂組成物、塗料、及び該塗料の硬化塗膜を有する物品
JP4520102B2 (ja) 水性塗料組成物
JP2021042362A (ja) 硬化剤、及び水性被覆材
JP2003138017A (ja) 変性シリケート化合物及びそれを用いた低汚染型水系塗料組成物
JP2004131601A (ja) 水性塗料組成物
JP2019183159A (ja) 水性被覆材
JP2019173006A (ja) 水性被覆材
JP4859099B2 (ja) 塗装方法
JP5132512B2 (ja) 水性有機無機塗料組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100818

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4577818

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees