JP2005320199A - 光学ガラス素子およびその製造方法 - Google Patents

光学ガラス素子およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005320199A
JP2005320199A JP2004139674A JP2004139674A JP2005320199A JP 2005320199 A JP2005320199 A JP 2005320199A JP 2004139674 A JP2004139674 A JP 2004139674A JP 2004139674 A JP2004139674 A JP 2004139674A JP 2005320199 A JP2005320199 A JP 2005320199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
lower mold
outer peripheral
optical glass
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004139674A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3714360B1 (ja
Inventor
Tadafumi Sakata
忠文 坂田
Hajime Sugiyama
肇 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Opto Inc
Original Assignee
Konica Minolta Opto Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Opto Inc filed Critical Konica Minolta Opto Inc
Priority to JP2004139674A priority Critical patent/JP3714360B1/ja
Priority to US10/940,942 priority patent/US7415842B2/en
Priority to PCT/JP2005/008186 priority patent/WO2005108315A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3714360B1 publication Critical patent/JP3714360B1/ja
Publication of JP2005320199A publication Critical patent/JP2005320199A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/12Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould
    • C03B11/122Heating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/16Gearing or controlling mechanisms specially adapted for glass presses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/02Press-mould materials
    • C03B2215/03Press-mould materials defined by material properties or parameters, e.g. relative CTE of mould parts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/40Product characteristics
    • C03B2215/46Lenses, e.g. bi-convex
    • C03B2215/49Complex forms not covered by groups C03B2215/47 or C03B2215/48
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/68Means for parting the die from the pressed glass other than by cooling or use of a take-out

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

【課題】 金型への特殊な加工なしに、割れやクラック等の発生が無く、かつ金型成形面が良好に転写された光学ガラス素子を製造する方法、および該方法により製造された光学ガラス素子を提供すること。
【解決手段】 下型1と上型8との間で溶融ガラス9をプレスする光学ガラス素子の製造方法であって、下型1が有する成形面2とその外側に配置される外周面3との境界領域(5、6)と、ガラス9との間で空間10を確保しながらプレスを行う光学ガラス素子の製造方法、および該方法によって製造された光学ガラス素子。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学ガラス素子、特に光通信用カップリングレンズ、光ピックアップレンズ、内視鏡用レンズ等の微小光学ガラス素子およびその製造方法に関する。
近年、コンパクトカメラ、VTRカメラ、DVD等の光ピックアップレンズの分野に於いて、小型化、高精度化、耐環境性の観点から、所定の形状に成形した微小光学ガラス素子が用いられている。このような微小光学ガラス素子を製造するには、図7に示すように、加熱した下型51上に、溶融ガラス53を直接滴下した後、下型51および上型52によってプレスする方法がよく採用されている。特にプレス成形時には、下型51が有する成形面54とその外周面55との境界領域56はガラス53と接触するのが一般的である。また光学ガラス素子は通常は、製造上の制約からレンズ部58の周りにコバ部57が形成される。
しかしながら、この方法でレンズを製造すると、レンズ部とコバ部との境界に割れやクラックが発生することが問題となっている。これは、コバ部の厚みが一般にレンズ部よりも薄いため、プレス成形時のガラス冷却過程においてレンズ部とコバ部との間で、ガラス収縮量に差が生じることが原因と考えられている。詳しくは、レンズ部の収縮量に比べてコバ部の収縮量が小さいため、金型がレンズ部のガラス収縮に追随するように、ガラスに圧力を掛け続けると、コバ部が受ける圧力が増大する。その結果、レンズ部とコバ部との境界に応力が集中し、割れやクラックが発生する。そのような問題は、コバ部の厚みがレンズ中心厚に比べて非常に小さいレンズ、所謂、凸レンズを製造しようとする場合に特に顕著であった。一方、金型がコバ部のガラス収縮に追随するようにガラスに圧力を掛けると、金型成形面がレンズ部に良好に転写されない。
このような問題を解決するために、金型の加工曲面部と平面部の境界部に面取りを施す技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この技術では、金型加工に面取り工程が付加されて手間が掛かる上、面取り量にもよるが砥石の磨耗が激しいので、金型の製造コストが増大する。
また、金型の加工曲面部と平面部の境界部をR形状に加工することで、レンズの割れを防止する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、この技術でも、金型加工に時間がかかる上、金型の製造コストが増大する、および金型加工面とコバ部の同時加工が不可能になる等の問題がある。
特公平3-52417号公報 特開平6-263462号公報
本発明は、金型への特殊な加工なしに、割れやクラック等の発生が無く、かつ金型成形面が良好に転写された光学ガラス素子を製造する方法、および該方法により製造された光学ガラス素子を提供することを目的とする。
本発明は、下型と上型との間で溶融ガラスをプレスする光学ガラス素子の製造方法であって、下型が有する成形面とその外側に配置される外周面との境界領域と、ガラスとの間で空間を確保しながらプレスを行うことを特徴とする光学ガラス素子の製造方法、および該方法によって製造された光学ガラス素子に関する。
本発明の方法によると、金型への特殊な加工なしに、割れやクラック等の発生が無く、かつ金型成形面が良好に転写された光学ガラス素子を低コストで製造可能である。
本発明の光学ガラス素子の製造方法においては、下型と上型との間で溶融ガラスをプレスするに際して、下型が有する成形面とその外側に配置される外周面との境界領域と、ガラスとの間で空間を確保しながらプレスを行うことを特徴とする。成形面と外周面との境界領域とは、図4(A)の下型拡大断面図に示すように、下型1の成形面2における外周面3との境界線を一端とした外縁領域5および下型1の外周面3における成形面2との境界線を一端とした内縁領域6の両方または片方を意味する。以下、図面を用いて本発明を詳しく説明するが、図1〜6中、共通の符号は同じ部材、面、部分または領域を指すものとする。図4(A)中、「4」は成形面2における光学有効領域を示す。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態においては、図1(A)に示すように、下型1における成形面2と外周面3との境界領域と、ガラス9との間で空間を10を確保しながらプレスを行う。詳しくは、成形面2の外縁領域5(詳しくは図4(A)参照)および外周面3の内縁領域6(詳しくは図4(A)参照)と、ガラス9との間で、全周にわたって連続して空間10を確保しながらプレスを行う。プレス時に空間を確保でき、かつ本発明の目的を達成できるメカニズムは以下の作用に基づくものと考えられる。すなわち、図1(B)に示すように下型1に滴下された溶融ガラス9は下型1との接触部分11から冷却される。そのため、滴下溶融ガラス9は成形面2との非接触部分のうち、下型との接触部分に最も近い部分、すなわち下型の成形面2と外周面3との境界に近い部分(境界近傍部分)12が、他の非接触部分よりも、冷却され易く、ガラスの流動性が低くなり易い。よって、溶融ガラスを滴下後、所定時間保持すると、境界近傍部分12の流動性は適度に低くなり、かつ他の非接触部分は比較的高い流動性を維持する。そこで、プレスを行うと、境界近傍部分と他の非接触部分との流動性の差に基づいて、当該他の非接触部分の変形に伴い、境界近傍部分12がアーチを形成するように変形し、図1(A)に示すような空間10が形成される。そのように空間を確保しながらプレスを行うと、ガラスには、下型成形面が転写されるレンズ面と下型外周面が転写されるコバ面との境界に空間由来の凹部(溝)が形成される。本発明においては、そのような凹部が形成されるので、プレス時において、従来ではレンズ面とコバ面との境界に集中していた応力が、当該凹部の表面全体に分散され、結果として割れやクラックの発生が抑制されるものと考えられる。またそのように割れやクラックの発生が抑制されると、金型がレンズ部のガラス収縮に追随するようにガラスに圧力を有効に付与できるので、ガラスに対して金型成形面を良好に転写できる。
プレス時に形成される空間10の大きさは本発明の目的が達成される限り特に制限されるものではなく、通常は溶融ガラスの使用量に依存する。例えば、10〜200mgの溶融ガラスを使用する場合、図1(A)において下型成形面2と外周面3との境界側から空間10を見たときの空間の開口高さや奥行きはナノメーターからミリメーターオーダーであってよい。
空間10は下型成形面の光学有効領域(詳しくは図4(A)参照)と接触して形成されると、得られる素子の光学有効領域内に空間由来の凹部(溝)が形成されることになるので、空間が下型成形面の光学有効領域と接触しないように、ガラス使用量、光学有効径、金型温度、ガラス粘性等を適宜設定すればよい。
なお、溶融ガラスの使用量は前記範囲内に限定されて解釈されるべきではなく、本発明において溶融ガラスの使用量は特に制限されるものではない。
図1(A)に示すような空間を確保しながら、プレス成形を行うためには、(1-1)プレス直前のガラス形状、(1-2)プレスのタイミングおよび(1-3)プレス圧を以下に示すように制御する。
(1-1)プレス直前のガラス形状は、図1(B)に示すように下型成形面の外縁領域5が溶融ガラス9と接触しないような形状であり、プレス直前においてそのような形状を保持できるように、溶融ガラスを下型上に滴下させる。滴下時の各種条件は、プレス直前において上記形状を確保できる限り、特に制限されるものではないが、上記形状を確保するためには、例えば、滴下させる溶融ガラスの粘性、下型温度および下型の濡れ性などを適宜調整することが有効である。
(1a)滴下ガラスの粘性
滴下させる溶融ガラスの粘性が小さすぎる(ガラス温度が高すぎる)と、下型にガラスが貼り付き、下型の成形面−外周面境界領域にガラスが達し、ガラスにおける境界部が先に形成されてしまうので、クラックの発生が頻発する。逆に滴下ガラスの粘性が大きすぎると、プレスの途中でガラスが固化してしまい、割れが発生する。ノズル先端から滴下される溶融ガラスの粘度は、滴下量、ガラス種類に依存して決定されるため、一概に規定できるものではない。例えば、ガラスがLaK8で滴下量が10〜200mgのときで、通常は、10〜1010poise、特に10〜10poiseの範囲内で適宜選択される。粘度は、回転粘度計の外筒回転式で測定された値を用いている(ISO 7884−2)。詳しくは、るつぼ又は外筒を一定速度で回転し、るつぼとスピンドルの間の角速度の差によって発生するトルクを測定する。
(1b)下型温度
下型温度が高すぎると下型にガラスが貼り付き、下型の成形面−外周面境界領域にガラスが達し、ガラスにおける境界部が先に形成されてしまうので、クラックの発生が頻発する。逆に下型温度が低すぎると、ガラスが急激に冷却・固化し、プレスの途中で割れが発生する。下型温度はガラスの種類、滴下量に依存して決定されるため、一概に規定できるものではない。例えば、ガラスがLaK8であり、滴下量が10〜200mgのときで、通常は、300〜700℃、特に400〜600℃の範囲内で適宜選択される。
(1c)下型の濡れ性
下型の濡れ性とはガラスに対する濡れ易さであり、当該濡れ性が良すぎると、下型にガラスが貼り付き、下型の成形面−外周面境界領域にガラスが達し、ガラスにおける境界部が先に形成されてしまう。下型成形面の濡れ性は表面粗さでRa10nm以上、特にRa10〜50nmの範囲内で適宜選択される。下型の外周面および上型のガラスとの接触面もまた上記と同様の濡れ性を有することが好ましい。表面粗さはJIS B0601−1994に基づく値を用いている。
(1-2)プレスのタイミングとは、溶融ガラスを下型で受けてから、下型および上型でプレスを開始するまでの待ち時間である。本実施形態において待ち時間は、プレス時において成形面2の外縁領域5および外周面3の内縁領域6とガラスとの間に空間が形成される程度の広さの境界近傍部分12(図1(B)参照)が適度な流動性低下を引き起こす時間である。待ち時間が短すぎると、プレス直前のガラス形状が上記のように確保できていても、境界近傍部分12の流動性低下が十分に起こっていないので、ガラスが下型の成形面−外周面境界領域に達し、ガラスにおける境界部が先に形成されてしまう。よって、クラックの発生が頻発する。待ち時間が長すぎると、ガラス全体の流動性が低下しすぎるので、金型成形面をガラスに転写することが困難となる。待ち時間は、ガラスの種類、滴下量、下型温度に依存して決定されるため、一概に規定できるものではない。例えば、ガラスがLaK8であり、滴下量が10〜200mgであり、下型温度が上記範囲内のときで、通常は、3〜10秒、特に5〜10秒の範囲内で適宜選択される。
(1-3)プレス圧は、空間を確保しつつも、金型成形面を良好に転写できる範囲内に適宜設定される。そのようなプレス圧範囲はガラスの粘度に依存するため、一概に規定できるものではない。例えば、ガラスの粘度が上記範囲内のときで、通常は、10〜100kg/cm、特に10〜50kg/cmの範囲内で適宜選択される。
図1(A)において上型のガラスとの接触面は平面形状を有しているが、これに限定されるものではなく、例えば、凹面形状または凸面形状を有していてもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態においては、図2(A)に示すように、下型1における成形面2と外周面3との境界領域と、ガラス9との間で空間20を確保しながらプレスを行う。詳しくは、外周面3の内縁領域6(詳しくは図4(A)参照)と、ガラス9との間で、全周にわたって連続して空間20を確保しながらプレスを行う。第2実施形態は、外周面3の内縁領域6と、ガラス9との間で空間20を確保しながらプレスを行うこと以外、第1実施形態と同様である。すなわち、プレス時において空間を確保でき、本発明の目的を達成できるメカニズム等は第1実施形態においてと同様である。
図2(A)に示すような空間を確保しながら、プレス成形を行うためには、(2-1)プレス直前のガラス形状、(2-2)プレスのタイミングおよび(2-3)プレス圧を以下に示すように制御する。
(2-1)プレス直前のガラス形状は、例えば、図2(B)に示すように下型外周面の内縁領域6が溶融ガラス9と接触しないような形状であり、プレス直前においてそのような形状を保持できるように、溶融ガラスを下型上に滴下させる。図1(B)に示すように下型成形面の外縁領域5が溶融ガラス9と接触しないような形状であってもよい。滴下時の各種条件は、プレス直前において上記形状を確保できる限り、特に制限されるものではないが、上記形状を確保するためには、例えば、滴下させる溶融ガラスの粘性、下型温度および下型の濡れ性などを、第1実施形態と同様の範囲内で適宜調整することが有効である。
(2-2)プレスのタイミングおよび(2-3)プレス圧は、第1実施形態においてと同様の範囲内で適宜選択されればよい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態においては、図3(A)に示すように、下型1における成形面2と外周面3との境界領域と、ガラス9との間で空間30を確保しながらプレスを行う。詳しくは、成形面2の外縁領域5(詳しくは図4(A)参照)と、ガラス9との間で、全周にわたって連続して空間30を確保しながらプレスを行う。第3実施形態は、成形面2の外縁領域5と、ガラス9との間で空間30を確保しながらプレスを行うこと以外、第1実施形態と同様である。すなわち、プレス時において空間を確保でき、本発明の目的を達成できるメカニズム等は第1実施形態においてと同様である。
図3(A)に示すような空間を確保しながら、プレス成形を行うためには、(3-1)プレス直前のガラス形状、(3-2)プレスのタイミングおよび(3-3)プレス圧を以下に示すように制御する。
(3-1)プレス直前のガラス形状および(3-3)プレス圧は、第1実施形態においてと同様の範囲内で適宜選択されればよい。
(3-2)本実施形態におけるプレスのタイミングは第1実施形態と比較して少し早く設定する。すなわち、第1実施形態(図1(A)参照)では、成形面2の外縁領域5とガラスとの間だけでなく、外周面3の内縁領域6とガラスとの間にも連続して空間が形成される程度の比較的広い境界近傍部分12(図1(B)参照)が適度な流動性低下を引き起こすまで待ち時間を確保していたが、本実施形態では(図3(B)参照)、成形面2の外縁領域5とガラスとの間にのみ空間が形成される程度の比較的狭い境界近傍部分12(図3(B)参照)が適度な流動性低下を引き起こせばよい。そのような待ち時間は、ガラスの種類、滴下量、下型温度に依存して決定されるため、一概に規定できるものではないが、ガラスがLaK8であり、滴下量が10〜200mgであり、下型温度が上記範囲内のときで、通常は、2〜9秒、特に4〜9秒の範囲内で適宜選択される。
第1〜第3実施形態において、下型の成形面と外周面との境界領域における成形面の外周面に対する傾斜角は特に制限されず、例えば、30°以上90°以下、特に40°以上90°以下が好ましい。さらに、60°以上90°以下、特に60°以上70°以下であることがより好ましい。従来では、傾斜角が40°以上のとき、光学ガラス素子におけるレンズ部とコバ部との境界でクラック等が発生しはじめ、60°以上のときに顕著に発生していたが、本発明ではそのような問題を有効に防止できるためである。
本明細書中、傾斜角は図4(B)の境界領域拡大図に示す角度θである。
(光学ガラス素子)
本発明の方法で製造された光学ガラス素子の具体例を図5に示す。図5において(A)は第1実施形態で製造された素子の一例であり、(B)は第2実施形態で製造された素子の一例であり、(C)は第3実施形態で製造された素子の一例である。
本発明の方法で製造された光学ガラス素子は、図5(A)〜(C)に示すように、下型成形面が転写されたレンズ面41および下型外周面が転写されたコバ面42を有し、レンズ面41とコバ面42との間に凹部(溝)(15、25、35)を有することを特徴とする。
凹部(15、25、35)はそれぞれ前記空間(10,20,30)に由来するもので、凹部の大きさは前記空間の大きさおよび溶融ガラスの使用量に依存する。例えば、10〜200mgの溶融ガラスを使用する場合で、凹部断面の幅wや深さd(図5参照)はやはりナノメーターからミリメーターオーダーである。
凹部(15、25、35)の表面は自由面であるので、凹部の表面粗さはRa1〜10nm、好ましくはRa1〜5nmである。また素子のレンズ面41と凹部(15、25、35)とは滑らかに繋がっている。
またレンズ面41には金型成形面が良好に転写されている。例えば、金型成形面の表面粗さがRa10nm程度、特にRa5nm程度まで小さくても、レンズ面には当該成形面が有効に転写されている。このとき、レンズ面における形状誤差は0.1μm以下、特に0.05μm以下である。形状誤差とは、成形されたレンズ形状と設計形状との差のことである。
素子のレンズ部(レンズ面を有する部分)とコバ部(コバ面を有する部分)との厚みの差は特に制限されず、例えば、レンズ外径が2〜6mm程度の場合には、1〜3mmであってよいが、特に1〜2mmであることが好ましい。従来では、厚みの差が1mm以上のとき、光学ガラス素子におけるレンズ部とコバ部との境界でクラック等が発生し易くなるが、本発明ではそのような問題を有効に防止できるためである。レンズ部の最大厚み(心厚)は通常は1〜4mm、特に1〜3mmが適当である。コバ部の厚みは通常は0.1〜1mm、特に0.1〜0.7mmが適当である。上記数値はレンズ外径が2〜6mm程度の場合であってこれに限るものではない。レンズ外径が異なる場合は、外径の大きさに略比例して上記の値を変えればよい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
図1(A)および(B)に示す方法により光学ガラス素子を製造した。下型1および上型8は超硬からなっており、下型の成形面および外周面および上型のガラスとの接触面はいずれも表面粗さRa15nmに精密研磨加工されている。下型1の成形面凹部について、開口径は3.2mm、深さは1.5mmであり、近似曲率半径1.4mmの凹非球面形状を有していた。また下型における成形面2の外周面3に対する傾斜角は62°であった。下型1および上型8の温度は450℃であった。
詳しくは、図示しないルツボ内において温度1100℃で溶融させたガラス(LaK8)70mgを、1050℃に加熱されたノズルより溶融ガラス滴の直径が3.1mmとなるように下型成形面上に滴下させた。滴下時において溶融ガラスは、ノズルの先端に一旦、溜まり、規定の重量になったときに、ノズル先端から分離し、下方に落下するようになっている。1050℃でのガラス粘度は10poiseである。滴下後、図1(B)に示す状態で6秒間保持した(待ち時間)。その後、図1(A)に示すように、速やかに下型1および上型8によりガラスを30kg/cmで5秒間加圧した。加圧終了後、上下型の加熱を終了し、上下型間を開放し、1分間放置冷却して図5(A)に示すような光学ガラス素子を得た。
光学ガラス素子を光学顕微鏡(倍率100倍)で観察したところ、レンズ部とコバ部との境界には凹部(溝)が形成されており、クラックや割れは全く発生していなかった。また凹部は自由表面を有しており、光学有効領域外に存在していた。凹部の幅wは200μm、深さdは100μmであった。
素子におけるレンズ部における外径は4.0mm、心厚は2.200mm、光学有効領域の直径は3.0mmであり、コバ部の厚は0.5mmであった。また素子の両面の表面粗さは10nmであった。
(比較例1)
溶融ガラス70mgを、1200℃に加熱されたノズルより溶融ガラス滴の直径が3.3mmとなるように滴下させ、図6に示す状態で4秒間保持し、図7に示すように加圧したこと以外、実施例1と同様の方法で光学ガラス素子を得た。図6において成形面2の外縁領域5および外周面3の内縁領域6はガラスと接触している。また1200℃でのガラス粘度は10poiseである。
光学ガラス素子を光学顕微鏡(倍率100倍)で観察したところ、レンズ部とコバ部との境界にクラックや割れが発生していた。
(実施例2)
溶融ガラス70mgを溶融ガラス滴の直径が3.2mmとなるようにノズルより滴下させ、図2(B)に示す状態で6秒間保持し、図2(A)に示すように加圧したこと以外、実施例1と同様の方法で図5(B)に示すような光学ガラス素子を得た。
光学ガラス素子を光学顕微鏡(倍率100倍)で観察したところ、レンズ部とコバ部との境界には凹部(溝)が形成されており、クラックや割れは全く発生していなかった。また凹部は自由表面を有しており、光学有効領域外に存在していた。凹部の幅wは200μm、深さdは100μmであった。
素子におけるレンズ部における外径は4.0mm、心厚は2.200mm、光学有効領域の直径は3.0mmであり、コバ部の厚は0.5mmであった。また素子の両面の表面粗さは10nmであった。
(実施例3)
溶融ガラス70mgを溶融ガラス滴の直径が3.0mmとなるようにノズルより滴下させ、図3(B)に示す状態で5.5秒間保持し、図3(A)に示すように加圧したこと以外、実施例1と同様の方法で図5(C)に示すような光学ガラス素子を得た。
光学ガラス素子を光学顕微鏡(倍率100倍)で観察したところ、レンズ部とコバ部との境界には凹部(溝)が形成されており、クラックや割れは全く発生していなかった。また凹部は自由表面を有しており、光学有効領域外に存在していた。凹部の幅wは200μm、深さdは100μmであった。
素子におけるレンズ部における外径は4.0mm、心厚は2.200mm、光学有効領域の直径は3.0mmであり、コバ部の厚は0.5mmであった。また素子の両面の表面粗さは10nmであった。
(A)は第1実施形態におけるプレス時の概略断面図であり、(B)は(A)のプレス前における滴下ガラスの保持状態を示す概略断面図である。 (A)は第2実施形態におけるプレス時の概略断面図であり、(B)は(A)のプレス前における滴下ガラスの保持状態を示す概略断面図である。 (A)は第3実施形態におけるプレス時の概略断面図であり、(B)は(A)のプレス前における滴下ガラスの保持状態を示す概略断面図である。 (A)は下型を説明するための下型拡大断面図であり、(B)は傾斜角を説明するための(A)における成形面と外周面との境界領域の拡大断面図である。 (A)〜(C)はそれぞれ第1〜第3実施形態で製造された光学ガラス素子の一例である。 従来技術におけるプレス前の滴下ガラスの概略断面図である。 従来技術におけるプレス時の概略断面図である。
符号の説明
1:下型、2:成形面、3:外周面、4:光学有効領域、5:成形面外縁領域、6:外周面内縁領域、8:上型、9:ガラス、10:20:30空間、11:ガラスにおける成形面接触部分、12:ガラスにおける境界近傍部分、15:25:35:凹部(溝)、41:レンズ面、42:コバ面、51:下型、52:上型、53:ガラス、54:成形面、55:外周面、56:成形面と外周面との境界領域、57:コバ部、58:レンズ部。

Claims (4)

  1. 下型と上型との間で溶融ガラスをプレスする光学ガラス素子の製造方法であって、下型が有する成形面とその外側に配置される外周面との境界領域と、ガラスとの間で空間を確保しながらプレスを行うことを特徴とする光学ガラス素子の製造方法。
  2. 下型成形面の外縁領域および/または下型外周面の内縁領域とガラスとの間で空間を確保しながらプレスを行うことを特徴とする請求項1に記載の光学ガラス素子の製造方法。
  3. 下型の成形面と外周面との境界領域において成形面の外周面に対する傾斜角が40°以上90°以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の光学ガラス素子の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の方法によって製造された光学ガラス素子であって、下型成形面が転写されたレンズ面と下型外周面が転写されたコバ面との間に凹部を有することを特徴とする光学ガラス素子。

JP2004139674A 2004-05-10 2004-05-10 光学ガラス素子およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3714360B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004139674A JP3714360B1 (ja) 2004-05-10 2004-05-10 光学ガラス素子およびその製造方法
US10/940,942 US7415842B2 (en) 2004-05-10 2004-09-14 Optical glass element and manufacturing method thereof
PCT/JP2005/008186 WO2005108315A1 (ja) 2004-05-10 2005-04-28 光学ガラス素子およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004139674A JP3714360B1 (ja) 2004-05-10 2004-05-10 光学ガラス素子およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3714360B1 JP3714360B1 (ja) 2005-11-09
JP2005320199A true JP2005320199A (ja) 2005-11-17

Family

ID=35238209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004139674A Expired - Fee Related JP3714360B1 (ja) 2004-05-10 2004-05-10 光学ガラス素子およびその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7415842B2 (ja)
JP (1) JP3714360B1 (ja)
WO (1) WO2005108315A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012031020A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Konica Minolta Opto Inc ガラスレンズ及びガラスレンズ用の成形金型
JP2012087031A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Konica Minolta Opto Inc ガラス成形体の製造方法

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8118732B2 (en) 2003-04-01 2012-02-21 Boston Scientific Scimed, Inc. Force feedback control system for video endoscope
US20040199052A1 (en) 2003-04-01 2004-10-07 Scimed Life Systems, Inc. Endoscopic imaging system
US7578786B2 (en) 2003-04-01 2009-08-25 Boston Scientific Scimed, Inc. Video endoscope
US20050245789A1 (en) 2003-04-01 2005-11-03 Boston Scientific Scimed, Inc. Fluid manifold for endoscope system
US7591783B2 (en) 2003-04-01 2009-09-22 Boston Scientific Scimed, Inc. Articulation joint for video endoscope
AU2005291952A1 (en) 2004-09-30 2006-04-13 Boston Scientific Limited Adapter for use with digital imaging medical device
US7479106B2 (en) 2004-09-30 2009-01-20 Boston Scientific Scimed, Inc. Automated control of irrigation and aspiration in a single-use endoscope
US8083671B2 (en) 2004-09-30 2011-12-27 Boston Scientific Scimed, Inc. Fluid delivery system for use with an endoscope
US7955255B2 (en) 2006-04-20 2011-06-07 Boston Scientific Scimed, Inc. Imaging assembly with transparent distal cap
US8202265B2 (en) 2006-04-20 2012-06-19 Boston Scientific Scimed, Inc. Multiple lumen assembly for use in endoscopes or other medical devices
CN101679092B (zh) * 2007-05-31 2012-06-27 柯尼卡美能达精密光学株式会社 光学元件的制造方法及光学元件
KR20090035220A (ko) * 2007-10-05 2009-04-09 삼성전자주식회사 듀얼 스탠바이 모드형 이동 단말기와 그의 통신 모드 제어방법
JP5473794B2 (ja) * 2009-07-23 2014-04-16 パナソニック株式会社 光学素子
US8931308B2 (en) * 2011-02-10 2015-01-13 Hoya Corporation Method of producing glass blank for substrate of information recording medium, substrate for information recording medium, and information recording medium; and manufacturing apparatus for glass blank for substrate of information recording medium
JP6280337B2 (ja) * 2013-09-27 2018-02-14 Hoya株式会社 レンズ成形型、及び、ガラスレンズの製造方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR900000622B1 (ko) * 1984-05-17 1990-02-01 마쯔시다덴기산교 가부시기가이샤 광학유리소자의 성형방법 및 광학유리소자의 프레스 성형금형
JPS63151632A (ja) 1986-12-15 1988-06-24 Hoya Corp ガラスレンズ成形型
JP3052417B2 (ja) * 1991-04-13 2000-06-12 井関農機株式会社 コンバインの刈取部
JPH06263462A (ja) 1993-03-05 1994-09-20 Olympus Optical Co Ltd ガラスレンズ成形型
JP3231165B2 (ja) * 1993-11-15 2001-11-19 キヤノン株式会社 光学素子成形用型及びその製造方法
US5873921A (en) * 1994-09-09 1999-02-23 Hoya Precisions Inc. Process for manufacturing glass optical elements
JP3681779B2 (ja) 1995-02-07 2005-08-10 オリンパス株式会社 ガラスプレス成形型
US5762673A (en) * 1997-01-24 1998-06-09 Hoya Precision Inc. Method of manufacturing glass optical elements
US5987922A (en) * 1997-05-19 1999-11-23 Hoya Corporation Manufacturing method for molded glass articles
US6560994B1 (en) * 1997-07-18 2003-05-13 Hoya Corporation Mold used for molding glass optical elements process for preparation of glass optical elements and method for rebirth of mold
JP3912774B2 (ja) * 2002-03-18 2007-05-09 Hoya株式会社 精密プレス成形用光学ガラス、精密プレス成形用プリフォームおよびその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012031020A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Konica Minolta Opto Inc ガラスレンズ及びガラスレンズ用の成形金型
JP2012087031A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Konica Minolta Opto Inc ガラス成形体の製造方法
US8997523B2 (en) 2010-10-22 2015-04-07 Konica Minolta Opto, Inc. Method of manufacturing glass molding

Also Published As

Publication number Publication date
WO2005108315A1 (ja) 2005-11-17
JP3714360B1 (ja) 2005-11-09
US20050247081A1 (en) 2005-11-10
US7415842B2 (en) 2008-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005108315A1 (ja) 光学ガラス素子およびその製造方法
JP3224472B2 (ja) 光学レンズ及びその成形用型
JP2004339039A (ja) 光学素子製造方法
US20100242544A1 (en) Optical lens forming mold
JP2011157258A (ja) ガラスプリフォームおよびその製造方法
JPH0226843A (ja) ガラス成形型
JP4951166B2 (ja) レンズブランク及びレンズの製造方法
JP2003292327A (ja) 光学素子の製造方法
JP4318681B2 (ja) 精密プレス成形用プリフォームおよびその製造方法ならびに光学素子の製造方法
US8997523B2 (en) Method of manufacturing glass molding
JP5473794B2 (ja) 光学素子
JP3922834B2 (ja) ガラス光学素子用成形型及び該成形型を用いたガラス光学素子の製造方法
JP4508804B2 (ja) 光学素子の成形方法
JP4784454B2 (ja) 光学素子の製造方法及び製造装置
JPH06263462A (ja) ガラスレンズ成形型
JP2007297229A (ja) 光学素子の製造方法
JP5430092B2 (ja) 光学素子の成形方法
JP4926898B2 (ja) ディスク状ガラス、情報記録媒体用基板および情報記録媒体の製造方法
JP2005231933A (ja) 光学素子用成形金型および光学素子の成形方法
JP2501588B2 (ja) 光学ガラス素子のプレス成形用型及びその成形方法
JP2002220241A (ja) 光学素子の成形方法
KR101196887B1 (ko) 비구면몰드 제조방법 및 비구면몰드 제조를 위한 렌즈몰드
TWI334856B (ja)
JP2001158627A (ja) 光学ガラス素子の成形方法及び成形用ガラス素材
TW202417889A (zh) 透鏡及透鏡的製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3714360

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130902

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees