JP2005319887A - 車両用ワイパーの制御装置 - Google Patents
車両用ワイパーの制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005319887A JP2005319887A JP2004139522A JP2004139522A JP2005319887A JP 2005319887 A JP2005319887 A JP 2005319887A JP 2004139522 A JP2004139522 A JP 2004139522A JP 2004139522 A JP2004139522 A JP 2004139522A JP 2005319887 A JP2005319887 A JP 2005319887A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiper
- collision
- vehicle
- initial position
- pedestrian
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】本発明は、ワイパー作動時において、衝突予測判定手段により衝突の可能性があると判断されたときには、ワイパーを初期位置に戻し、かつ初期位置のまま待機制御させ、歩行者保護機能を高めることを目的としている。
【解決手段】このため、車両の走行方向前方に歩行者が存在するかどうかを検出する歩行者検出手段と、少なくとも歩行者検出手段により検出された値により衝突を予測する衝突予測判定手段とを備えた車両用ワイパーの制御装置において、ワイパー作動時において、衝突予測判定手段により衝突の可能性があると判断されたときには、ワイパーを初期位置に戻し、かつ初期位置のまま待機制御させている。
【選択図】図1
【解決手段】このため、車両の走行方向前方に歩行者が存在するかどうかを検出する歩行者検出手段と、少なくとも歩行者検出手段により検出された値により衝突を予測する衝突予測判定手段とを備えた車両用ワイパーの制御装置において、ワイパー作動時において、衝突予測判定手段により衝突の可能性があると判断されたときには、ワイパーを初期位置に戻し、かつ初期位置のまま待機制御させている。
【選択図】図1
Description
この発明は車両用ワイパーの制御装置に係り、特にワイパー作動時において、衝突予測判定手段により衝突の可能性があると判断されたときには、ワイパーを初期位置に戻し、かつ初期位置のまま待機制御させ、歩行者保護機能を高めた車両用ワイパーの制御装置に関するものである。
歩行者保護を目的とした衝撃を吸収し易いボンネット等の車体構造は、量産車に採用されている。
また、ASV(Advanced Safety Vehicle、先進安全自動車)の研究では、衝突前に歩行者を検出してボンネットを持ち上げたり、エアバッグを用いて歩行者を保護する技術も考えられている。
ところで、一般的に歩行者と車両の一部とが接触した後に起こる二次接触時において、ワイパアームとと歩行者とが接触するおそれがあるという不都合がある。
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、車両の走行方向前方に歩行者が存在するかどうかを検出する歩行者検出手段と、少なくとも歩行者検出手段により検出された値により衝突を予測する衝突予測判定手段とを備えた車両用ワイパーの制御装置において、ワイパー作動時において、前記衝突予測判定手段により衝突の可能性があると判断されたときには、ワイパーを初期位置に戻し、かつ初期位置のまま待機制御させることを特徴とする。
以上詳細に説明した如くこの本発明によれば、車両の走行方向前方に歩行者が存在するかどうかを検出する歩行者検出手段と、少なくとも歩行者検出手段により検出された値により衝突を予測する衝突予測判定手段とを備えた車両用ワイパーの制御装置において、ワイパー作動時において、衝突予測判定手段により衝突の可能性があると判断されたときには、ワイパーを初期位置に戻し、かつ初期位置のまま待機制御させることにより、歩行者保護機能を高めたワイパー制御装置を実現することが可能である。
上述の如く発明したことにより、ワイパー作動時において、衝突予測判定手段により衝突の可能性があると判断されたときには、ワイパーを初期位置に戻し、かつ初期位置のまま待機制御させ、歩行者保護機能を高めている。
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
図1〜図4はこの発明の実施例を示すものである。図2において、2は車両、4は車両2のフロントガラスである。
そして、前記車両2のフロントガラス4外側にワイパー6を配設するとともに、このワイパー6の揺動中心部位近傍にはワイパー6を駆動するワイパーモータ8を設ける。
また、前記車両2の走行方向前方に歩行者が存在するかどうかを検出する歩行者検出手段、つまり歩行者検出センサ10を、図2に示す如く、車両2の前部に設けるとともに、少なくとも歩行者検出手段である歩行者検出センサ10により検出された値により衝突を予測する衝突予測判定手段(以下「コントローラ」という。)12を設ける。
なお、前記歩行者検出センサ10としては、ミリ波レーダーやステレオカメラ等が考えられる。
このとき、前記ワイパー6作動時において、前記衝突予測判定手段であるコントローラ12により衝突の可能性があると判断されたときには、ワイパー6を初期位置に戻し、かつ初期位置のまま待機制御させる構成とする。
詳述すれば、前記コントローラ12は、歩行者との距離・相対速度を検出し、図3に示す如く、車両2の車輪速信号(または車速信号)14を取り入れて衝突の可能性を判断する。
また、前記コントローラ12には、図3に示す如く、前記ワイパーモータ8を制御する、例えばNC接点からなる2個のLO用ワイパー制御リレー16、HI用ワイパー制御リレー18を接続して設け、これらのLO用ワイパー制御リレー16及びHI用ワイパー制御リレー18を繋ぐコンビネーションスイッチ20を設けるとともに、LO用ワイパー制御リレー16及びHI用ワイパー制御リレー18を前記ワイパーモータ8に接続して設ける。このワイパーモータ8には、前記ワイパー6を連絡して設けている。
更に、前記コントローラ12は、図4に示す如く、歩行者が事前に検知された際に、ワイパー6を初期位置に戻す時間を考慮し、衝突の例えば2秒前にLO用ワイパー制御リレー16あるいはHI用ワイパー制御リレー18の制御を開始させてワイパー6を初期位置に戻し始め、その後にワイパー6を初期位置で停止させ、衝突時にワイパー6を初期位置に戻った状態のままで待機させるものである。
そして、衝突を回避した場合には、前記衝突予測判定手段であるコントローラ12は、待機制御されたワイパー6を駆動制御する。
つまり、衝突を回避できた場合には、LO用ワイパー制御リレー16あるいはHI用ワイパー制御リレー18を再度制御し、通常のワイパー制御に戻すものである。
更にまた、前記衝突予測判定手段であるコントローラ12に用いる設定値、つまりワイパー6を初期位置に戻す時間を考慮し、衝突前にLO用ワイパー制御リレー16あるいはHI用ワイパー制御リレー18の制御を開始させるまでの時間は、車速の大小に応じて加減する車速に応じた値とする。
次に、図1の制御用フローチャートに沿って作用を説明する。
先ず、制御用プログラムがスタート(100)すると、前記歩行者検出センサ10が歩行者を検出したか否かの判断(102)を行い、この判断(102)がNO(「いいえ」ともいう。)の場合には、判断(102)がYES(「はい」ともいう。)となるまで判断(102)を繰り返し行い、判断(102)がYESの場合には、前記衝突予測判定手段であるコントローラ12によって行われる、2秒後に衝突の可能性があるか否かの判断(104)に移行する。
そして、2秒後に衝突の可能性があるか否かの判断(104)において、この判断(104)がNOの場合には、上述した前記歩行者検出センサ10が歩行者を検出したか否かの判断(102)に戻し、判断(104)がYESの場合には、前記ワイパー6がLOで動いているか、つまりLO用ワイパー制御リレー16が使用されているか否かの判断(106)に移行する。
この判断(106)において、判断(106)がYESの場合には、動作しているLO用ワイパー制御リレー16をブレーク(「BREAK)、つまり制御状態を解除し、前記ワイパー6を初期位置に戻す処理(108)に移行し、判断(106)がNOの場合には、前記ワイパー6がHIで動いているか、つまりHI用ワイパー制御リレー18が使用されているか否かの判断(110)に移行する。
また、前記ワイパー6を初期位置に戻す処理(108)の後には、衝突を回避したか否かの判断(112)に移行し、この判断(112)がNOの場合には、後述する制御用プログラムのエンド(122)に移行し、判断(112)がYESの場合には、制御状態を解除したLO用ワイパー制御リレー16をメイク(「MAKE)、つまり制御状態を復帰させ、LO用ワイパー制御リレー16によって前記ワイパー6を駆動させる処理(114)に移行し、この処理(114)の後には、上述した前記歩行者検出センサ10が歩行者を検出したか否かの判断(102)に戻す。
更に、前記ワイパー6がHIで動いているか、つまりHI用ワイパー制御リレー18が使用されているか否かの判断(110)において、この判断(110)がNOの場合には、上述した前記歩行者検出センサ10が歩行者を検出したか否かの判断(102)に戻し、判断(110)がYESの場合には、動作しているHI用ワイパー制御リレー18をブレーク(「BREAK)、つまり制御状態を解除し、前記ワイパー6を初期位置に戻す処理(116)に移行する。
そして、このワイパー6を初期位置に戻す処理(116)の後には、衝突を回避したか否かの判断(118)に移行し、この判断(118)がNOの場合には、制御用プログラムのエンド(122)に移行し、判断(118)がYESの場合には、制御状態を解除したHI用ワイパー制御リレー18をメイク(「MAKE)、つまり制御状態を復帰させ、HI用ワイパー制御リレー18によって前記ワイパー6を駆動させる処理(120)に移行し、この処理(120)の後には、上述した前記歩行者検出センサ10が歩行者を検出したか否かの判断(102)に戻すものである。
これにより、前記ワイパー6作動時において、前記衝突予測判定手段であるコントローラ12により衝突の可能性があると判断されたときに、ワイパー6を初期位置に戻し、かつ初期位置のまま待機制御させ、歩行者保護機能を高めたワイパー制御装置を実現することが可能である。
また、衝突を回避した場合には、前記衝突予測判定手段であるコントローラ12は、待機制御されたワイパー6を駆動制御することにより、改めてワイパー駆動用スイッチを操作する必要がないため、既存のワイパーシステムの機能を損なうことなく、安全性を高めることが可能である。
更に、前記衝突予測判定手段であるコントローラ12に用いる設定値、つまりワイパー6を初期位置に戻す時間を考慮し、衝突前にLO用ワイパー制御リレー16あるいはHI用ワイパー制御リレー18の制御を開始させるまでの時間を、車速の大小に応じて加減する車速に応じた値としたことにより、精度の高いシステムを構築することが可能である。
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
例えば、この発明の実施例においては、前記歩行者検出手段、つまり歩行者検出センサとして、ミリ波レーダーやステレオカメラ等を開示したが、記載したもの以外にも、赤外線カメラや他のセンサを用いることも可能である。
また、この発明の実施例においては、前記コントローラによって、LO用ワイパー制御リレーあるいはHI用ワイパー制御リレーの制御を開始させてワイパーを初期位置に戻し始めるまでの時間を、衝突の例えば2秒前とするとともに、前記衝突予測判定手段であるコントローラに用いる設定値、つまりワイパーを初期位置に戻す時間を考慮し、衝突前にLO用ワイパー制御リレーあるいはHI用ワイパー制御リレーの制御を開始させるまでの時間を、車速に応じた値とする構成としたが、この発明の主旨は、衝突前にワイパーを初期位置に戻すことにあるため、時間の設定を重視したものではなく、ワイパーモータの性能や車速に応じた車間距離等によって時間を加減する構成とすることも可能である。
更に、この発明の実施例の制御用フローチャートにおいては、動作しているLO用あるいはHI用ワイパー制御リレーをブレーク(「BREAK)、つまり制御状態を解除し、前記ワイパーを初期位置に戻す処理の際に、戻す処理の詳細な動作に関しては、言及していないが、動作しているLO用あるいはHI用ワイパー制御リレーをブレーク(「BREAK)、つまり制御状態を解除してワイパーを初期位置に戻す処理の際には、戻し速度の速い、つまりHI用ワイパー制御リレーを利用してワイパーモータを駆動させる特別構成とすることも可能である。
2 車両
4 フロントガラス
6 ワイパー
8 ワイパーモータ
10 歩行者検出センサ
12 コントローラ
14 車輪速信号(または車速信号)
16 LO用ワイパー制御リレー
18 HI用ワイパー制御リレー
20 コンビネーションスイッチ
4 フロントガラス
6 ワイパー
8 ワイパーモータ
10 歩行者検出センサ
12 コントローラ
14 車輪速信号(または車速信号)
16 LO用ワイパー制御リレー
18 HI用ワイパー制御リレー
20 コンビネーションスイッチ
Claims (3)
- 車両の走行方向前方に歩行者が存在するかどうかを検出する歩行者検出手段と、少なくとも歩行者検出手段により検出された値により衝突を予測する衝突予測判定手段とを備えた車両用ワイパーの制御装置において、ワイパー作動時において、前記衝突予測判定手段により衝突の可能性があると判断されたときには、ワイパーを初期位置に戻し、かつ初期位置のまま待機制御させることを特徴とする車両用ワイパーの制御装置。
- 前記衝突予測判定手段は、衝突を回避した場合には、待機制御されたワイパーを駆動制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用ワイパーの制御装置。
- 前記衝突予測判定手段に用いる設定値は、車速に応じた値であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ワイパーの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004139522A JP2005319887A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | 車両用ワイパーの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004139522A JP2005319887A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | 車両用ワイパーの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005319887A true JP2005319887A (ja) | 2005-11-17 |
Family
ID=35467478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004139522A Pending JP2005319887A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | 車両用ワイパーの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005319887A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101371924B1 (ko) | 2011-10-27 | 2014-03-07 | 현대자동차주식회사 | 와이퍼 정지 위치 제어 장치 및 방법 |
CN109878457A (zh) * | 2019-03-11 | 2019-06-14 | 汉腾汽车有限公司 | 一种雨刮控制*** |
CN111845637A (zh) * | 2019-04-25 | 2020-10-30 | 奥迪股份公司 | 控制车窗玻璃清洗的方法、装置、计算机设备和存储介质 |
-
2004
- 2004-05-10 JP JP2004139522A patent/JP2005319887A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101371924B1 (ko) | 2011-10-27 | 2014-03-07 | 현대자동차주식회사 | 와이퍼 정지 위치 제어 장치 및 방법 |
CN109878457A (zh) * | 2019-03-11 | 2019-06-14 | 汉腾汽车有限公司 | 一种雨刮控制*** |
CN111845637A (zh) * | 2019-04-25 | 2020-10-30 | 奥迪股份公司 | 控制车窗玻璃清洗的方法、装置、计算机设备和存储介质 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5962319B2 (ja) | 車両制御装置 | |
JP5009806B2 (ja) | 車両のプリセーフティ機能活動化 | |
JP4342521B2 (ja) | ヘッドレスト装置 | |
US9725087B2 (en) | Safety device for a motor vehicle and associated operating method | |
JP4678247B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP6922617B2 (ja) | 車両制御装置 | |
JP5217307B2 (ja) | 車両用ヘッドレスト装置 | |
JP2005239114A (ja) | 車両用走行支援装置 | |
JP2008247319A (ja) | 自動二輪車乗員保護装置 | |
JP2008531388A (ja) | 車両の車線変更時の衝突回避方法及び装置 | |
JPH10119673A (ja) | 車両の自動警報作動装置 | |
JP6083482B2 (ja) | 車両制御装置 | |
JP2018154174A (ja) | 衝突回避装置 | |
JP5182045B2 (ja) | 進路予測装置 | |
JP6332416B2 (ja) | 車両制御装置 | |
JP6198019B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP4016530B2 (ja) | 車両用運転補助システム | |
JP6075575B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2005319887A (ja) | 車両用ワイパーの制御装置 | |
CN111252065A (zh) | 驾驶辅助装置 | |
JP2004136787A (ja) | 車両用制御装置 | |
KR20120056158A (ko) | 능동형 차선 변경 방법 | |
JP4696741B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP4586644B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2008105560A (ja) | ヘッドレスト装置 |