JP2005304230A - Dc−dcコンバータの起動方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】DC−DCコンバータの動作可能最低入力直流電圧より低い電圧でDC−DCコンバータを起動できるようにする。
【解決手段】DC−DCコンバータ3の動作可能最低入力直流電圧より低い電圧で動作するDMOSトランジスタ13を能動素子とし、このDMOSトランジスタ13に対して並列にバイポーラトランジスタ17を接続して発振器1を構成する。そして、この発振器1からの発振出力を昇圧トランス2で昇圧し、その昇圧発振出力でDC−DCコンバータ3のスイッチをオン,オフさせて、DC−DCコンバータ3を起動させる。
【選択図】 図3
【解決手段】DC−DCコンバータ3の動作可能最低入力直流電圧より低い電圧で動作するDMOSトランジスタ13を能動素子とし、このDMOSトランジスタ13に対して並列にバイポーラトランジスタ17を接続して発振器1を構成する。そして、この発振器1からの発振出力を昇圧トランス2で昇圧し、その昇圧発振出力でDC−DCコンバータ3のスイッチをオン,オフさせて、DC−DCコンバータ3を起動させる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、直流電圧を他の直流電圧に変換するDC−DCコンバータの起動方法及び起動装置に関する。
一般に、DC−DCコンバータは、入力直流電圧をチョッパして交流とし、その交流電圧を昇圧または降圧した後整流して所望の直流電圧を得ている。このものにおいて、チョッパに必要なスイッチとしては、バイポーラトランジスタやエンハンスメント型MOSトランジスタ(以下、単にMOSトランジスタと略称する)等の半導体素子が用いられている。
バイポーラトランジスタの場合、スイッチとして動作させるには振幅約1Vのパルスで駆動する必要がある。一方、MOSトランジスタをスイッチとして動作させるには振幅3〜5Vのパルスで駆動しなければならない。すなわち、従来のDC−DCコンバータを動作させるには、最低1Vの入力直流電圧が必要であり、現在市販されているDC−DCコンバータの動作可能最低入力直流電圧は1.0Vであった(例えば、特許文献1,2,3参照)。
特開昭63−245258
特開平06−070542
特開2000−236662
ところで近年、DC−DCコンバータは、乾電池や太陽電池を電源とする携帯型電子機器に利用されつつある。しかし、この種の携帯型電子機器に利用する場合、低温時の電池電圧の低下や太陽電池1セルでの動作を考慮すると、現時点の動作可能最低入力直流電圧1.0Vより低い電圧で動作するDC−DCコンバータの開発が求められていた。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、DC−DCコンバータの動作可能最低入力直流電圧より低い電圧でDC−DCコンバータを起動させることができるDC−DCコンバータの起動方法及び起動装置を提供しようとするものである。
請求項1記載の発明は、スイッチをオン,オフすることにより入力直流電圧を他の直流電圧に変換するDC−DCコンバータの起動方法であって、DC−DCコンバータの動作可能最低入力直流電圧より低い電圧で動作する能動素子としてディスプレッション型MOSトランジスタ(以下、DMOSトランジスタと略称する)を用い、このDMOSトランジスタに対して並列にバイホーラトランジスタまたはMOSトランジスタを接続して発振器を構成する。そして、この発振器からの発振出力を昇圧し、その昇圧発振出力でスイッチをオン,オフさせて、DC−DCコンバータを起動させるようにしたものである。
また、請求項2記載の発明は、上記発振器からの発振出力を昇圧した後整流する。そして、その整流電圧を、DC−DCコンバータのスイッチをオン,オフさせる信号を出力するためのスイッチ駆動回路に電源として供給して、DC−DCコンバータを起動させるようにしたものである。
また、請求項3記載の発明は、DC−DCコンバータの起動時のみ上記発振器を動作させ、DC−DCコンバータの変換後の電圧が規定値に達した後の定常状態では該発振器の動作を停止させるようにしたものである。
また、請求項4記載の発明は、スイッチをオン,オフすることにより入力直流電圧を他の直流電圧に変換するDC−DCコンバータの起動装置において、DC−DCコンバータの動作可能最低入力直流電圧より低い電圧で動作する能動素子としてディスプレッション型MOSトランジスタを用い、このディスプレッション型MOSトランジスタに対して並列にバイホーラトランジスタまたはエンハンスメント型MOSトランジスタを接続して構成された発振器と、この発振器からの発振出力を昇圧する昇圧手段とを設け、この昇圧手段により昇圧された発振出力でスイッチをオン,オフさせて、DC−DCコンバータを起動させるようにしたものである。
また、請求項5記載の発明は、上記昇圧手段により昇圧された発振出力を整流する整流手段をさらに設ける。そして、この整流手段により得られる整流電圧を、DC−DCコンバータのスイッチをオン,オフさせる信号を出力するためのスイッチ駆動回路の電源として供給して、DC−DCコンバータを起動させるようにしたものである。
また、請求項6記載の発明は、DC−DCコンバータの変換後の電圧が規定値に達すると発振器の動作を停止させる停止手段をさらに設け、DC−DCコンバータの起動時のみ発振器を動作させ、DC−DCコンバータの変換後の電圧が規定値に達した後の定常状態では停止手段により発振器の動作を停止させるようにしたものである。
かかる手段を講じた請求項1乃至3記載の発明によれば、DC−DCコンバータの動作可能最低入力直流電圧より低い電圧でDC−DCコンバータを起動させることができるDC−DCコンバータの起動方法を提供できる。
また、請求項4乃至6記載の発明によれば、DC−DCコンバータの動作可能最低入力直流電圧より低い電圧でDC−DCコンバータを起動させることができ、DC−DCコンバータを携帯電子機器等に有益に活用できるDC−DCコンバータの起動装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態の概略を示す模式図であり、同図において、符号1は低電圧動作発振器、2は低電圧動作発振器1の発振出力である交流電圧を昇圧するための昇圧手段としての昇圧トランス、3は入力直流電圧Vinを他の直流電圧に変換して出力電圧Voutを得るDC−DCコンバータである。
図1は本発明の実施の形態の概略を示す模式図であり、同図において、符号1は低電圧動作発振器、2は低電圧動作発振器1の発振出力である交流電圧を昇圧するための昇圧手段としての昇圧トランス、3は入力直流電圧Vinを他の直流電圧に変換して出力電圧Voutを得るDC−DCコンバータである。
低電圧動作発振器1でDC−DCコンバータ3を駆動する具体的な方法には二通りある。第1の方法は、低電圧動作発振器1の出力交流電圧を昇圧し、その昇圧交流電圧でDC−DCコンバータ3のスイッチをオン・オフさせる方法である。第2の方法は、低電圧動作発振器1の出力交流電圧を昇圧した後整流し、その整流直流電圧をDC−DCコンバータ3のスイッチ駆動回路の電源とする方法である。
はじめに、第1の方法により低電圧動作発振器1でDC−DCコンバータ3を駆動する第1の実施の形態について、図2及び図3を用いて説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
図2は第1の実施の形態の概略を示す模式図であり、DC−DCコンバータ3は、トランス31と、このトランス31の一次巻線間に図示極性で接続されたダイオード32と、前記トランス31の二次巻線間に図示極性で介在されたダイオード33及びコンデンサ34の直列回路と、前記トランスの一次巻線に接続され、チョッパに必要なスイッチとしてのMOSトランジスタ35とから構成されている。そして、低電圧動作発振器1から発振出力される交流電圧を昇圧する昇圧トランス2の二次側出力をMOSトランジスタ35のゲート駆動パルスとして印加して、MOSトランジスタ35をオン、オフし、DC−DCコンバータ3を起動するようにしている。
この実施の形態において、低電圧動作発振器1は、DMOSトランジスタを能動素子として用いた無安定マルチバイブレータによる方形波発振器である。
この実施の形態における具体的な回路構成図を図3に示す。DC−DCコンバータ3は、フライバック方式のDC−DCコンバータである。低電圧動作発振器1は、入力直流電圧Vinを分圧する分圧抵抗11,12と、この分圧抵抗11,12によって分圧された電圧をゲート端子に入力するDMOSトランジスタ13と、DMOSトランジスタ13のソース端子に図示極性で接続されたトンネルダイオード14と、コンデンサ15,16と、DMOSトランジスタ13に対して並列に接続されたバイポーラトランジスタ17と、このバイポーラトランジスタ17のベース電流制限用の抵抗18とから構成されている。
かかる構成により、DMOSトランジスタ13は、分圧抵抗11,12で分圧された入力電圧によってトンネルダイオード14をその負性抵抗領域である約0.2Vにバイアスする。すると、負性抵抗領域にバイアスされたトンネルダイオード14は、コンデンサ15と昇圧トランス2の一次インダクタンスから成る並列共振回路とで負性抵抗発振器を構成し、振幅約0.1Vの正弦波を発生する。また、DMOSトランジスタ13に対して並列に接続されたバイポーラトランジスタ17は、分圧抵抗11,12によって分圧された電圧で駆動される。バイポーラトランジスタ17は、DMOSトランジスタ13よりも許容動作電力が大きく、また相互インダクタンスも大きいので、DMOSトランジスタ13と並列動作させることで大きな出力電力が得られる。
昇圧トランス2は、低電圧動作発振器1から発生される正弦波の振幅を約3Vに昇圧し、DC−DCコンバータ3のスイッチであるMOSトランジスタ35のゲートに印加する。これにより、MOSトランジスタ35がオン・オフして、DC−DCコンバータ3が起動する。
トンネルダイオード14の負性抵抗領域は、一般に、0.1〜0.3Vである。したがって、この第1の実施の形態によれば、DC−DCコンバータ3を0.3Vの入力直流電圧で起動することができる。
次に、第2の方法により低電圧動作発振器1でDC−DCコンバータ3を駆動する第2の実施の形態について、図4及び図5を用いて説明する。なお、図1〜図3と同一部分には同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
図4は第2の実施の形態の概略を示す模式図であり、DC−DCコンバータ3には、MOSトランジスタ35からなるスイッチをオン、オフさせるためのパルス信号を発生するスイッチ駆動回路36が追加されている。スイッチ駆動回路36は、2つのインバータ361,362を用いたパルス発振器で構成されている。また、低電圧動作発振器1からの発振出力である交流電圧を昇圧する昇圧トランス2の二次側に、昇圧交流電圧を整流及び平滑するための整流手段としての整流ダイオード4及び平滑コンデンサ5が接続されている。そして、この整流ダイオード4と平滑コンデンサ5によって整流及び平滑された電圧を、スイッチ駆動回路36の電源として供給して、DC−DCコンバータ3を起動させるようにしている。
この実施の形態において、低電圧動作発振器1としては、能動素子としてDMOSトランジスタを用いたブロッキング発振器やコルピッツ発振器等が適している。
この実施の形態における具体的な回路構成図を図5に示す。DC−DCコンバータ3は、フライバック方式のDC−DCコンバータである。昇圧トランス2は、二次巻線として第1の二次巻線21と第2の二次巻線22を有している。低電圧動作発振器1は、DMOSトランジスタ61、コンデンサ62及び抵抗63と、昇圧トランス2とによってブロッキング発振器を構成している。
また、DMOSトランジスタ61に対して並列にバイポーラトランジスタ64を接続している。バイポーラトランジスタ64のベース端子には、ベース電流制限用の抵抗65を介してDMOSトランジスタ61のゲート端子に接続している。これにより、バイポーラトランジスタ64は、抵抗65を介してブロッキング発振器の二次巻線である昇圧トランス2の第1の二次巻線21の出力電圧で駆動される。従って、第1の二次巻線21の交流振幅が十分に大きくなるように昇圧トランス2の巻線比を選択することによって、バイポーラトランジスタ64はDMOSトランジスタ61と同期して動作し、昇圧トランス2の一次巻線にDMOSトランジスタ61単独の場合よりも大きな電流を流すので、出力電力を増大させることができる。
そして、このブロックキング発振器の発振動作により、昇圧トランス2の第2の二次巻線22側に発生した昇圧交流電圧が、整流ダイオード4と平滑コンデンサ5によって整流,平滑され、スイッチ駆動回路36の電源として供給される。これにより、スイッチ駆動回路36からパルス信号が発生し、DC−DCコンバータ3のスイッチであるMOSトランジスタ35がオン,オフして、DC−DCコンバータ3が起動する。
ここで、DMOSトランジスタ61を用いたブロッキング発振器は、ゲート・ソース間バイアス電圧が0Vで動作する。このとき、ドレイン・ソース間電圧として0.5Vあれば二つのインバータ361,362を駆動するのに必要な発振出力電力が得られる。したがって、この第2の実施の形態によれば、DC−DCコンバータ3を0.5Vの入力直流電圧で起動することができる。
ところで、トンネルダイオードを用いた負性抵抗発振器や、DMOSトランジスタを用いたブロッキング発振器、コルピッツ発振器等は、基本的にA級動作であるため、これらの低電圧動作発振器1では高いDC−AC変換効率が期待できない。したがって、DC−DCコンバータ3が一旦起動した後では、スイッチ駆動回路36の電源をDC−DCコンバータ3の出力によって供給し、低電圧動作発振器1の動作を停止するのが高効率を実現する上で望ましい。
そこで次に、DC−DCコンバータ3の起動時のみ低電圧動作発振器1を動作させ、DC−DCコンバータ3の変換後の電圧が規定値に達した後の定常状態では低電圧動作発振器1の動作を停止させる第3の実施の形態について、図6及び図7を用いて説明する。なお、図1〜図5と同一部分には同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
図6は第3の実施の形態の概略を示す模式図であり、DC−DCコンバータ3のトランス31には、第2の二次巻線311が追加されている。そして、DC−DCコンバータ3には、この第2の二次巻線311側に発生した電圧をスイッチ駆動回路36に電源として供給するためのダイオード37が設けられている。また、この第2の二次巻線311側に発生した電圧がDC−DCコンバータ3の定常状態である規定値に達すると、低電圧動作発振器1の発振動作を停止させる停止手段としての停止回路7が設けられている。停止回路7は、通常はオン状態にあるスイッチ(またはリレー)71と、このスイッチ71をDC−DCコンバータ3の出力電圧が前記規定値に達するとオフ動作させるダイオード72及びコンデンサ73とから構成されている。
この構成によれば、起動時には、スイッチ71がオンしているので、低電圧動作発振器1が発振動作する。その結果、発振出力が昇圧トランス2によって昇圧された後、整流ダイオード4及び平滑コンデンサ5によって整流,平滑され、スイッチ駆動回路36に電源として供給される。かくして、DC−DCコンバータ3が起動する。そして、DC−DCコンバータ3の出力電圧が上昇し、第2の二次巻線311側に発生した出力電圧が前記規定値に達すると、スイッチ71がオフする。これにより、低電圧動作発振器1の発振動作が停止する。このとき、スイッチ駆動回路36には、ダイオード37を介して電源が供給されているので、DC−DCコンバータ3は停止せず、自励動作を継続する。
なお、低電圧動作発振器1の動作は、トンネルダイオードまたはDMOSトランジスタをDC−DCコンバータ3の出力電圧によって深く逆バイアスすることによっても停止することができ、この方法によれば、スイッチ71は不要となる。
この実施の形態における上記方法の具体的な回路構成図を図7に示す。回路構成は、基本的に第5図に示す第2の実施の形態のものと同じであるが、低電圧動作発振器1におけるDMOSトランジスタ61のゲートバイアス回路に抵抗81が接続されている。また、DC−DCコンバータ3におけるスイッチ駆動回路36の電源部にダイオード37が接続されている。さらに、DC−DCコンバータ3のトランス31に第2の二次巻線711とその出力を整流・平滑して負の直流電圧を発生させるためのダイオード82及びコンデンサ83が追加されている。
この回路におけるDC−DCコンバータ3の起動は、図5の回路と全く同じである。そして起動後、DC−DCコンバータ3が定常状態に達すると、そのスイッチ駆動回路36の電源はダイオード37を介してDC−DCコンバータ3自体により供給される。また、コンデンサ83には負の電圧が発生し、この電圧が抵抗81を介してDMOSトランジスタ61を深く逆バイアスしてこれをオフさせる。これによって、低電圧動作発振器1はその動作を停止する。したがって、電力を消費しないので、DC−DC変換効率を上げることができる。
なお、前記各実施の形態では、低電圧動作発振器1のDMOSトランジスタ13,61に対して並列に接続されるバイポーラトランジスタ17を1段としたが、複数段を並列に接続してもよい。また、バイポーラトランジスタ17の代わりにMOSトランジスタをDMOSトランジスタ13,61に対して並列に接続しても、低電圧動作発振器1の出力電力を増大させることができる。
また、前記実施の形態では、DC−DCコンバータ3の一例としてフライバック方式のDC−DCコンバータを示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の方式のDC−DCコンバータの起動方法及び起動装置にも適用できるものである。
また、スイッチ駆動回路36として2つのインバータ361,362を用いたパルス発振器で構成されたものを示したが、スイッチ駆動回路36の構成はこれに限定されるものではなく、他の構成のスイッチ駆動回路36を備えたDC−DCコンバータの起動方法及び起動装置にも適用できるものである。
1…低電圧動作発振器、2…昇圧トランス、3…DC−DCコンバータ、4…整流ダイオード、5…平滑コンデンサ、7…停止回路、31…トランス、35…MOSトランジスタ(スイッチ)、36…スイッチ駆動回路、17,64…バイポーラトランジスタ。
Claims (6)
- スイッチをオン,オフすることにより入力直流電圧を他の直流電圧に変換するDC−DCコンバータの起動方法であって、
前記DC−DCコンバータの動作可能最低入力直流電圧より低い電圧で動作する能動素子としてディスプレッション型MOSトランジスタを用い、このディスプレッション型MOSトランジスタに対して並列にバイホーラトランジスタまたはエンハンスメント型MOSトランジスタを接続して発振器を構成し、この発振器からの発振出力を昇圧し、その昇圧発振出力で前記スイッチをオン,オフさせて、前記DC−DCコンバータを起動させることを特徴とするDC−DCコンバータの起動方法。 - スイッチ駆動回路からの信号によりスイッチをオン,オフすることにより入力直流電圧を他の直流電圧に変換するDC−DCコンバータの起動方法であって、
前記DC−DCコンバータの動作可能最低入力直流電圧より低い電圧で動作する能動素子としてディスプレッション型MOSトランジスタを用い、このディスプレッション型MOSトランジスタに対して並列にバイホーラトランジスタまたはエンハンスメント型MOSトランジスタを接続して発振器を構成し、この発振器からの発振出力を昇圧した後整流し、その整流電圧を前記スイッチ駆動回路の電源として供給して、前記DC−DCコンバータを起動させることを特徴とするDC−DCコンバータの起動方法。 - 前記DC−DCコンバータの起動時のみ前記発振器を動作させ、前記DC−DCコンバータの変換後の電圧が規定値に達した後の定常状態では前記発振器の動作を停止させることを特徴とする請求項2記載のDC−DCコンバータの起動方法。
- スイッチをオン,オフすることにより入力直流電圧を他の直流電圧に変換するDC−DCコンバータの起動装置において、
前記DC−DCコンバータの動作可能最低入力直流電圧より低い電圧で動作する能動素子としてディスプレッション型MOSトランジスタを用い、このディスプレッション型MOSトランジスタに対して並列にバイホーラトランジスタまたはエンハンスメント型MOSトランジスタを接続して構成された発振器と、この発振器からの発振出力を昇圧する昇圧手段とを具備し、
前記昇圧手段により昇圧された発振出力で前記スイッチをオン,オフさせて、前記DC−DCコンバータを起動させることを特徴とするDC−DCコンバータの起動装置。 - スイッチ駆動回路からの信号によりスイッチをオン,オフすることにより入力直流電圧を他の直流電圧に変換するDC−DCコンバータの起動装置において、
前記DC−DCコンバータの動作可能最低入力直流電圧より低い電圧で動作する能動素子としてディスプレッション型MOSトランジスタを用い、このディスプレッション型MOSトランジスタに対して並列にバイホーラトランジスタまたはエンハンスメント型MOSトランジスタを接続して構成された発振器と、この発振器からの発振出力を昇圧する昇圧手段と、この昇圧手段により昇圧された発振出力を整流する整流手段とを具備し、
前記整流手段により得られる整流電圧を前記スイッチ駆動回路の電源として供給して、前記DC−DCコンバータを起動させることを特徴とするDC−DCコンバータの起動装置。 - 前記DC−DCコンバータの変換後の電圧が規定値に達すると前記発振器の動作を停止させる停止手段をさらに設け、
前記DC−DCコンバータの起動時のみ前記発振器を動作させ、前記DC−DCコンバータの変換後の電圧が規定値に達した後の定常状態では前記停止手段により前記発振器の動作を停止させることを特徴とする請求項5記載のDC−DCコンバータの起動装置。
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