JP4062307B2 - コンバータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバータに関し、特にDC−DCコンバータに設けられた起動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のDC−DCコンバータの一例を図1に示す。図1において、交流電源1からの正弦波電圧は、全波整流回路2とコンデンサC1により整流平滑されて、直流電圧が生成される。生成された直流電圧は、スイッチング素子Q1を介してトランスTの1次巻線Pに印加される。スイッチング素子Q1は、制御回路4からの駆動信号によりオン・オフ制御される。制御回路4は、図示していないが、出力電圧フィードバック回路、出力電流フィードバック回路、出力過電圧保護回路、出力電圧低下検出回路や過熱保護回路などのさまざまな制御が可能である。
【0003】
コンデンサC1に直流電圧が発生すると、この直流電圧により、MOSFETからなるスイッチング素子Q2、抵抗R1、抵抗R2、ツェナーダイオードZD1、ダイオードD1からなる定電流の起動回路5がオンする。即ち、直流電圧が抵抗R1を介してスイッチング素子Q2のゲートに印加されて、スイッチング素子Q2がオンし、スイッチング素子Q2→抵抗R2→ダイオードD1→コンデンサC2の経路で定電流が流れて、コンデンサC2が充電される。そして、コンデンサC2の電圧が、制御回路4を起動するための起動電圧(例えば16V)に達すると、制御回路4が起動し、制御回路4からスイッチング素子Q1へ駆動信号が出力される。
【0004】
そして、スイッチング素子Q1が駆動信号によりオン・オフを開始すると、スイッチング素子Q1がオンしているときにトランスTの1次巻線Pへ電圧が印加され、トランスTにエネルギーが蓄えられる。
【0005】
さらに、スイッチング素子Q1がオフすると、トランスTに蓄えられたエネルギーがトランスTの2次巻線Sから電気エネルギーとして放出される。この電圧は、ダイオードD51とコンデンサC51により整流平滑されて、所望の直流電圧が取り出される。同時にトランスTには、制御回路4のための電源として3次巻線Cが設けられており、3次巻線Cに発生した電圧は、ダイオードD2とコンデンサC2により整流平滑されて、制御回路4の電源電圧とされる。
【0006】
一方、起動回路5は、高圧電源より電流を流しているためその消費電力が大きい。また、DC−DCコンバータの起動時間を短縮するために、より多くの起動電流を必要とする場合にはさらにエネルギが増大する。このため、ダイオードD3、抵抗R3、抵抗R4、コンデンサC3、スイッチング素子Q3を有する起動制御回路6は、DC−DCコンバータが起動(制御回路4が起動したことに相当)したことをトランスTの3次巻線Cに発生する電圧により検出し、検出した電圧に基づきスイッチング素子Q3をオンさせる。そして、スイッチング素子Q2のゲートバイアス電圧を略接地電圧とすることでスイッチング素子Q2をオフさせる結果、起動回路5をオフさせている。これにより、DC−DCコンバータが起動した後に、起動回路5をオフすることにより、不要な電力の消費を削減している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のDC−DCコンバータにあっては、以下の課題を有していた。例えばDC−DCコンバータが過熱状態や過電圧状態になり、制御回路4がラッチ状態(フリップフロップFF41によりデータを保持)となって制御回路4が停止すると、制御回路4から駆動信号がスイッチング素子Q1に出力されなくなる。このため、トランスTの3次巻線Cに電圧が発生しないので、起動制御回路6内のスイッチング素子Q3をオンすることができなくなる。この場合、起動回路5は、連続動作し続け大きなエネルギー損失を発生させる。したがって、通常動作時は、損失が無い場合であっても過熱状態や過電圧状態を考慮して大きな素子や大きな放熱フィンが必要となる。これらはコストアップの原因となり、また装置の大型化につながる。
【0008】
また、トランスTの3次巻線Cの電圧は、DC−DCコンバータが過負荷状態になると、保護回路10により低下する。この電圧が制御回路4を停止するための停止電圧に到達すると、制御回路4が停止し、DC−DCコンバータが停止する。DC−DCコンバータの停止により、起動制御回路6内のスイッチング素子Q3がオフして、再び起動回路5がオンする。DC−DCコンバータの過負荷状態が継続している場合には、この動作が継続しDC−DCコンバータが起動と停止を繰り返す。この起動と停止との繰返し周期は、起動回路5の定電流値とコンデンサC2の容量などによって決定される。この繰返し周期が短いと、起動回路5の負担が大きくなり、損失が大きくなる欠点がある。この繰り返し周期を長くするために起動回路5の定電流値を小さくしたり、コンデンサC2の容量を大きくすると、起動時間が長くなる欠点がある。
【0009】
また、従来のこの種のDC−DCコンバータでは、交流電源1がオフした場合、コンデンサC1に蓄えられたエネルギーだけでDC−DCコンバータが暫く動作する。コンデンサC1の電圧が下がり、DC−DCコンバータが出力を保つことができなくなると、トランスTの3次巻線Cの電圧も低下する。この電圧が制御回路4の停止電圧に到達すると、制御回路4が停止し、DC−DCコンバータが停止する。DC−DCコンバータの停止により、起動制御回路6内のスイッチング素子Q3がオフして、再び起動回路5がオンする。そして、コンデンサC2の電圧が制御回路4の起動電圧に到達すると、制御回路4が起動して、DC−DCコンバータが再び起動する。これによって、起動制御回路6内のスイッチング素子Q3が再びオンして、起動回路5がオフする。しかし、コンデンサC1の電圧が低いため、トランスTの3次巻線Cからの電圧が低く、制御回路4の動作が維持できなくなると、再び制御回路4が停止する。このように交流電源1をオフした後も暫くDC−DCコンバータが起動と停止を繰り返す欠点があった。
【0010】
本発明によれば、DC−DCコンバータが過熱状態や過電圧状態等であっても、消費電流を少なくして、大きな素子や大きな放熱フィンを必要とせずに、コストダウン及び小型化を図ることができるコンバータを提供することができる。
【0011】
また、本発明によれば、交流電源がオフした場合に、DC−DCコンバータを確実に停止することができるコンバータを提供することができる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、直流電源にトランスの1次巻線を介して接続された第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、前記トランスの2次巻線に誘起する電圧を整流平滑して直流出力を取り出す出力整流平滑回路と、前記制御回路を起動するための起動回路とを有し、前記起動回路は、前記制御回路を起動するときには定電流回路として動作し、前記制御回路を起動した後には定電圧回路として動作することを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明は、前記トランスの3次巻線に発生する電圧に基づき前記制御回路が起動したことを検出して、前記定電流回路の動作から前記定電圧回路の動作に切り替えを行う起動制御回路と、前記トランスの3次巻線に発生する電圧を前記制御回路に供給する電圧供給部とを有することを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明において、前記制御回路は、保護回路によりラッチ状態となった場合には前記起動電圧より低く且つ前記ラッチ状態を保持するための電圧に相当したラッチ信号を前記起動制御回路に出力し、前記起動制御回路は、前記ラッチ信号により動作して前記起動回路を前記定電圧回路として動作させることを特徴とする。
【0015】
請求項4の発明は、交流電源に接続されて交流電力を整流平滑して直流電力を生成する整流平滑回路を有し、前記直流電源は、前記交流電源及び前記整流平滑回路からなることを特徴とする。
【0016】
請求項5の発明は、交流電源に接続されて交流電圧を全波整流する整流回路と、前記整流回路からの全波整流出力をチョークコイルを介して入力し、第2のスイッチング素子によりオンオフ制御し、整流平滑して直流出力を得る力率改善回路とを有し、前記直流電源は、前記交流電源、前記整流回路及び前記力率改善回路からなることを特徴とする。
【0017】
請求項6の発明において、前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流は、前記直流電源から供給されることを特徴とする。
【0018】
請求項7の発明において、前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流は、前記交流電源から供給されることを特徴とする。
【0019】
請求項8の発明において、前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流は、前記力率改善回路の前段から供給されることを特徴とする。
【0020】
請求項9の発明は、交流電源に接続されて交流電圧を整流平滑する整流平滑回路と、該整流平滑回路の出力側にトランスの1次巻線を介して接続された第1のスイッチング素子と、該第1のスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、 前記トランスの2次巻線に誘起する電圧を整流平滑して直流出力を取り出す出力整流平滑回路と、前記整流平滑回路の出力側から電流を入力して前記制御回路を起動するための定電流を出力する起動回路とを有し、前記起動回路は、前記制御回路を起動するときには前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流が前記整流平滑回路の入力側から供給されてオン動作となり、前記制御回路を起動した後には前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流が前記整流平滑回路の入力側から供給されなくなりオフ動作となることを特徴とする
【0021】
請求項10の発明は、交流電源に接続されて交流電圧を全波整流する整流回路と、前記整流回路からの全波整流出力をチョークコイルを介して入力し、第2のスイッチング素子によりオンオフ制御し、整流平滑して直流出力を得る力率改善回路と、該力率改善回路の出力側にトランスの1次巻線を介して接続された第1のスイッチング素子と、該第1のスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、前記トランスの2次巻線に誘起する電圧を整流平滑して直流出力を取り出す出力整流平滑回路と、前記力率改善回路の出力側から電流を入力して前記制御回路を起動するための定電流を出力する起動回路とを有し、前記起動回路は、前記制御回路を起動するときには前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流が前記力率改善回路の入力側から供給されてオン動作となり、前記制御回路を起動した後には前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流が前記力率改善回路の入力側から供給されなくなりオフ動作となることを特徴とする
【0022】
請求項11の発明において、前記起動回路は、更に、前記起動用スイッチング素子の制御端子に接続されたコンデンサを有し、前記コンデンサは、前記バイアス電圧もしくは電流を前記交流電源の周波数の半周期間保持することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明に係るコンバータの実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0024】
第1の実施の形態
図2は本発明の第1の実施の形態のDC−DCコンバータの構成を示す図である。図2に示すDC−DCコンバータは、図1に示す従来のDC−DCコンバータの構成に対して、ツェナーダイオードZD2とダイオードD4を追加した点が異なる。なお、図2に示すDC−DCコンバータにおいて、図1に示す従来のDC−DCコンバータの構成部分と同一部分には同一符号を付す。
【0025】
図2において、交流電源1からの正弦波電圧は、全波整流回路2とコンデンサC1により整流平滑され、直流電圧が生成される。この直流電圧は、DC−DCコンバータ3aに供給され、DC−DCコンバータ3aは、入力された直流電圧を別の直流電圧に変換して出力端子+VOUT、−VOUTから出力する。
【0026】
次に、DC−DCコンバータ3aの構成について詳細に説明する。コンデンサC1には、トランスTの1次巻線Pを介してMOSFETからなるスイッチング素子Q1が接続され、スイッチング素子Q1は、制御回路4のPWM制御によりオン・オフ動作する。トランスTの2次巻線SにはダイオードD51及びコンデンサC51からなる整流平滑回路が接続されている。この整流平滑回路は、トランスTの2次巻線Sに誘起された電圧(オンオフ制御されたパルス電圧)を整流平滑して直流出力を出力端子+VOUT,−VOUTに出力する。保護回路10は、前記整流平滑回路の直流出力に基づいてDC−DCコンバータ3aの過電圧状態、過熱状態等を検出して、制御回路4をラッチ状態にさせて停止させる。
【0027】
また、コンデンサC1の一端には、MOSFETからなるスイッチング素子Q2、抵抗R1、抵抗R2、ツェナーダイオードZD1,ツェナーダイオードZD2、ダイオードD1からなる起動回路5aが接続される。スイッチング素子Q2のドレインはコンデンサC1の一端に接続され、スイッチング素子Q2のドレインとゲート(本発明の制御端子に対応)との間には抵抗R1が接続されている。スイッチング素子Q2のソースには抵抗R2の一端が接続され、抵抗R2の他端にはツェナーダイオードZD1のアノードとダイオードD1のアノードとが接続されている。ダイオードD1のカソードは制御回路4を起動するための電圧を供給するコンデンサC2の一端に接続され、ツェナーダイオードZD1のカソードはスイッチング素子Q2のゲート及びツェナーダイオードZD2のカソードに接続されている。ツェナーダイオードZD2のアノードは起動制御回路6内のバイポーラトランジスタからなるスイッチング素子Q3のコレクタに接続されている。
【0028】
スイッチング素子Q2、抵抗R1、抵抗R2、ツェナーダイオードZD1、およびダイオードD1は、定電流回路として動作し、スイッチング素子Q2、抵抗R1、抵抗R2、ツェナーダイオードZD2、およびダイオードD1は、定電圧回路として動作する。起動回路5aは、ツェナーダイオードZD2を設けたことで、制御回路4を起動する時には定電流回路として動作し、制御回路4を起動した後には、定電圧回路として動作する。ツェナーダイオードZD2の降伏電圧は、トランスTの3次巻線Cに発生する電圧より小さな定電圧(例えば8V)となるように調整されている。
【0029】
制御回路4は、コンデンサC2が供給する電圧(例えば16V)で起動し、駆動信号をスイッチング素子Q1に出力4cから出力する。また、DC−DCコンバータ3aが過熱状態、過電圧状態、過負荷状態等になった場合には、制御回路4の入力4dには保護回路10から保護信号が出力されてフリップフロップFF41でラッチ状態(あるタイミングのデータを保持)とし、制御回路4が停止して駆動信号をスイッチング素子Q1に出力4cから出力しない。また、制御回路4からラッチ信号がダイオードD4を介して、起動制御回路6内のコンデンサC3の一端に出力される。制御回路4がラッチ状態の時は、ラッチ状態を維持するための最小限の電力(例えば電源電圧が6V)が起動回路5aの定電圧回路の動作によりコンデンサC2を介して電源入力4a,4bから制御回路4に供給される。
【0030】
また、トランスTに設けられた3次巻線Cの一端は、ダイオードD2のアノードに接続され、ダイオードD2のカソードはコンデンサC2の一端及び制御回路4に接続されている。起動制御回路6は、ダイオードD3、抵抗R3、抵抗R4及びコンデンサC3により、3次巻線Cからの電圧を整流平滑して、得られた電圧をスイッチング素子Q3のベースに印加し、DC−DCコンバータ3aが起動したことが検出されたときにスイッチング素子Q3をオンさせることで、ツェナーダイオードZD2を降伏させて、起動回路5aを定電圧回路として動作させる。また、起動制御回路6は、DC−DCコンバータ3aが過熱状態、過電圧状態、過負荷状態等になった場合には、制御回路4からラッチ信号をダイオードD4を介してコンデンサC3の一端に入力し、ラッチ信号に基づく電圧によりスイッチング素子Q3をオンして、ツェナーダイオードZD2を降伏させて、起動回路5aを定電圧回路として動作させる。
【0031】
次にこのように構成された第1の実施の形態のDC−DCコンバータの動作を図3のタイミングチャートを参照しながら説明する。なお、図3において、ACは交流電源1の正弦波電圧を示し、C2はコンデンサC2の電圧を示し、VはコンデンサC51の電圧を示し、C1はコンデンサC1の電圧を示し、C3はコンデンサC3の電圧を示す。
【0032】
まず、時刻tにおいて、交流電源1からの正弦波電圧が全波整流回路2に印加されると、正弦波電圧は、全波整流回路2により全波整流され、コンデンサC1により平滑されて、コンデンサC1の直流電圧が急激に上昇して一定の直流電圧に達する。この直流電圧は、スイッチング素子Q1を介してトランスTの1次巻線Pに印加される。
【0033】
一方、コンデンサC1の両端に直流電圧が発生すると、この直流電圧により、スイッチング素子Q2、抵抗R1、抵抗R2、ツェナーダイオードZD1、ダイオードD1からなる定電流回路が動作する。即ち、直流電圧が抵抗R1を介してスイッチング素子Q2のゲートに印加されて、スイッチング素子Q2がオンし、スイッチング素子Q2→抵抗R2→ダイオードD1→コンデンサC2の経路で定電流が流れて、コンデンサC2が充電される。そして、コンデンサC2の電圧が直線的に増加し、時刻tにおいて、制御回路4を起動するための起動電圧Vthon(例えば16V)に達すると、制御回路4が起動し、制御回路4からスイッチング素子Q1へ駆動信号が出力される。そして、コンデンサC2の電荷は、制御回路4の動作のために消費されるので、コンデンサC2の電圧は徐々に低下して時刻tで一定電圧V1(例えば12V)になる。
【0034】
一方、時刻tにおいて、スイッチング素子Q1が駆動信号によりオン・オフを開始すると、スイッチング素子Q1がオンしているときにトランスTの1次巻線Pへ電圧が印加され、トランスTにエネルギーが蓄えられる。さらに、スイッチング素子Q1がオフすると、トランスTに蓄えられたエネルギーがトランスTの2次巻線Sから電気エネルギーとして放出される。この電圧は、ダイオードD51とコンデンサC51により整流平滑されて、所望の直流電圧が取り出される。このため、時刻tから時刻tまでコンデンサC51の電圧Vが上昇して、時刻tで一定値となる。
【0035】
また、3次巻線Cに発生した電圧は、ダイオードD2とコンデンサC2により整流平滑されて、得られた電圧、例えば12Vが制御回路4に印加される。また、3次巻線Cに発生した電圧を整流平滑したコンデンサC3の電圧も、コンデンサC51の電圧Vと同様に上昇して、時刻tで一定値となるため、コンデンサC3による電圧がスイッチング素子Q3のベースに印加される。
【0036】
即ち、DC−DCコンバータ3aが起動したことが検出されたとき、スイッチング素子Q3がオンするので、ツェナーダイオードZD2が降伏して起動回路5aが定電圧回路として動作する。このとき、ツェナーダイオードZD2のカソードの電圧は、約8Vとなるため、ツェナーダイオードZD1の電圧降下を考慮すると、ダイオードD1のアノードには約6Vが印加される。また、制御回路4が動作する時には16Vが印加されているため、ダイオードD1のカソードには約16Vが印加されている。このため、ダイオードD1は逆バイアス状態となるので、ダイオードD1に電流が流れなくなる。即ち、制御回路4の起動後には、ダイオードD1がオフとなり、損失がなくなる。
【0037】
次に、時刻tにおいて、交流電源1がオフすると、コンデンサC1の電圧は、時刻tから徐々に低下していくが、コンデンサC2の電圧は時刻tの直前まで一定電圧V1を維持し、時刻tで制御回路4を停止するための停止電圧Vthoff(例えば10V)に低下すると、制御回路4は停止する。このため、コンデンサC51の電圧及びコンデンサC3の電圧は、時刻tまで一定電圧を維持するが、時刻t以後は制御回路4が停止しているため、低下していく。
【0038】
そして、時刻t以後にコンデンサC3の電圧がしきい電圧Vthよりも低下すると、トランジスタQ3がオフして、ツェナーダイオードZD2が降伏しなくなる(オフ状態)。即ち、起動回路5aが定電圧回路から定電流回路に切り替えられて、ダイオードD1に電流が流れる。このため、コンデンサC2の電圧が直線的に増加して時刻tにおいて、起動電圧Vthonに達すると、制御回路4が起動し、制御回路4からスイッチング素子Q1へ駆動信号が出力される。このとき、交流電源1がオフとなっているので、コンデンサC1の電圧が減少し、コンデンサC2の電圧も徐々に減少していき、停止電圧Vthoff以下となる。
【0039】
一方、時刻tにおいて、スイッチング素子Q1が駆動信号によりオン・オフを開始すると、コンデンサC51の電圧及びコンデンサC3の電圧も上昇するが、交流電源1がオフとなっているので、コンデンサC1の電圧減少に伴って減少していく。
【0040】
次に、時刻tにおいて、交流電源1がオンとなると、時刻tから時刻tまでの各部の動作は、時刻tから時刻tまでの各部の動作と同様なので詳細な説明は割愛する。
【0041】
時刻t10において、DC−DCコンバータ3aが何らかの理由で例えば過電圧状態となると、コンデンサC2の電圧が起動電圧Vthonよりも高い電圧(OV1)となり、コンデンサC51の電圧及びコンデンサC3の電圧も前記一定電圧よりも高い電圧となる。
【0042】
このとき、保護回路10が、コンデンサC51の電圧を検出し、その電圧を異常であると判定し、制御回路4をラッチ状態にさせて動作を停止させる。このとき、制御回路4からしきい電圧Vthよりも高い電圧(例えば6V)のラッチ信号が、時刻t11において、出力4eからダイオードD4を介して起動制御回路6内のコンデンサC3に印加される。このため、制御回路4がラッチ状態でもスイッチング素子Q3はオン状態が維持され、スイッチング素子Q3がオン状態を保持していることにより、起動回路5aが定電圧回路として動作する。
【0043】
このとき、ツェナーダイオードZD2のカソードの電圧は約8Vであるため、ダイオードD1がオンして、ダイオードD1のカソード及びコンデンサC2には約6Vが印加されて、この電圧が電源入力4a,4bから制御回路4に印加される。このため、コンデンサC2の電圧は徐々に低下していき、停止電圧Vthoff以下となり、時刻t12で約6Vとなり、以後は一定値を維持する。即ち、制御回路4がラッチ状態の時には、ラッチ状態を維持するための最小限の電力(ここでは電源電圧が6V)を制御回路4に供給する必要があるが、この最小限の電力を起動回路5aから供給する。このとき、起動回路5aは定電圧回路であるため、大きな電流が流れず効率が良い。なお、図3において、VZD2はツェナーダイオードZD2による電圧を、VD4はダイオードD4による電圧を表す。
【0044】
このように、第1の実施の形態のDC−DCコンバータ3aによれば、ツェナーダイオードZD2を備えることで、起動回路5aは、制御回路4を起動する時には定電流回路として動作し、制御回路4を起動した後には定電圧回路として動作する。また、起動回路5aは、トランスTの3次巻線Cに発生する電圧より、小さな定電圧となるようにツェナーダイオードZD2の降伏電圧が調整されているので、定常時には、ダイオードD1がオフとなり損失が無い。したがって、大きな素子や大きな放熱フィンを必要とせずに、コストダウン及び小型化を図ることができる。
【0045】
また、制御回路4がラッチ状態の場合には、制御回路4からラッチ信号がダイオードD4を介して起動制御回路6に出力されるので、制御回路4がラッチ状態でもスイッチング素子Q3はオン状態が維持され、起動回路5aが定電圧回路として動作する。このとき、起動回路5aは、大きな電流が流れず、最小限の電力を制御回路4に供給することができる。
【0046】
また、図1に示す従来のDC−DCコンバータでは、DC−DCコンバータが過負荷状態になると、DC−DCコンバータが停止し、起動制御回路6内のスイッチング素子Q3がオフして、再び起動回路5がオンし、DC−DCコンバータが起動と停止を繰り返していたが、第1の実施の形態では、DC−DCコンバータ3aが過負荷状態になってDC−DCコンバータ3aが停止した場合(制御回路4も停止してラッチ状態となる。)、制御回路4からのラッチ信号により起動制御回路6内のスイッチング素子Q3がオンして、起動回路5aが定電圧回路として動作するので、再起動しなくなり、DC−DCコンバータが起動と停止を繰り返すことがなくなる。
【0047】
第2の実施の形態
図4は本発明の第2の実施の形態の力率改善コンバータ及びDC−DCコンバータからなるコンバータの構成を示す図である。第2の実施の形態のコンバータは、チョークコイルL1、スイッチング素子Q4、ダイオードD7、力率改善制御回路(PFC制御回路)71、コンデンサC1からなる力率改善機能を有する力率改善コンバータ7を、DC−DCコンバータ3aの前段に設けて構成した例である。
【0048】
DC−DCコンバータ3aについては、図2に示す第1の実施の形態で既に説明したので、その説明は省略し、ここでは、力率改善コンバータ7についてのみ説明する。なお、力率改善コンバータ7の詳細構成については、後述する。
【0049】
図4において、チョークコイルL1、スイッチング素子Q4、ダイオードD7、力率改善制御回路(PFC制御回路)71、コンデンサC1は、昇圧チョッパ回路を構成し、この昇圧チョッパ回路は、全波整流回路2からの入力電圧を一定の直流電圧に昇圧してコンデンサC1から出力する。
【0050】
全波整流回路2の一端にはチョークコイルL1の一端が接続され、チョークコイルL1の他端はダイオードD7のアノードに接続され、ダイオードD7のカソードはコンデンサC1の一端に接続されている。また、チョークコイルL1の他端とダイオードD7のアノードとの接続点にはMOSFETからなるスイッチング素子Q4のドレインが接続され、ソースは接地され、ゲートはPFC制御回路71に接続されている。PFC制御回路71は、DC−DCコンバータ3aから電源が供給され、スイッチング素子Q4をオン・オフ制御することにより、入力電流波形を入力電圧波形に追従した正弦波状に制御して、入力電圧を一定の直流電圧に昇圧させてコンデンサC1に供給する。そして、DC−DCコンバータ3aでは、コンデンサC1の直流電圧により、図2に示す第1の実施の形態の動作と同様に動作する。
【0051】
このように第2の実施の形態のコンバータによれば、力率改善コンバータ7を設けたので、入力電圧が一定の直流電圧に昇圧されるとともに、交流電源1の電流が交流電源1の電圧に追従した正弦波電流波形となるので、力率が大幅に改善される。
【0052】
第3の実施の形態
図5は本発明の第3の実施の形態のDC−DCコンバータの構成を示す図である。第1の実施の形態のDC−DCコンバータでは、起動回路5a内のスイッチング素子Q2のゲートへのバイアス電圧を、コンデンサC1から供給していたが、第3の実施の形態のDC−DCコンバータでは、起動回路5b内のスイッチング素子Q2のゲートへのバイアス電圧を、交流電源1からダイオードD5,D6、抵抗R1を介して供給した点が異なる。
【0053】
起動回路5bにおいて、交流電源1の一方の端子にはダイオードD5のアノードが接続され、ダイオードD5のカソードは抵抗R1を介してスイッチング素子Q2のゲートに接続されている。交流電源1の他方の端子にはダイオードD6のアノードが接続され、ダイオードD6のカソードは抵抗R1を介してスイッチング素子Q2のゲートに接続されている。なお、図5に示すDC−DCコンバータのその他の構成は、図2に示すDC−DCコンバータの構成と同一構成であり、同一部分には同一符号を付しその説明は省略する。
【0054】
第3の実施の形態のDC−DCコンバータによれば、交流電源1からの正弦波電圧をダイオードD5,D6で整流して、整流された電圧が抵抗R1を介して起動回路5b内のスイッチング素子Q2のゲートへバイアス電圧として印加される。このため、交流電源1がオフされた場合には、即座にスイッチング素子Q2のゲートへのバイアス電圧が停止される。その結果、起動回路5bが再びオンすることがなく、DC−DCコンバータが繰り返し起動及び停止を行うことがなくなる。
【0055】
図6は本発明の第3の実施の形態のDC−DCコンバータの各部のタイミングチャートである。第3の実施の形態によれば、起動回路5bが再起動することがないので、時刻tの近傍においてコンデンサC2の電圧は増加することなく徐々に減少していく。また、コンデンサC51の電圧及びコンデンサC3の電圧も、同様に増加することなく徐々に減少していく。
【0056】
なお、第3の実施の形態では、交流電源1の両端に2つのダイオードD5,D6を接続して構成したが、例えば2つのダイオードD5,D6の一方のダイオードのみを用いた簡易な構成としても良い。あるいは、2つのダイオードD5,D6のいずれのダイオードを用いることなく交流電源1から抵抗R1に直接接続しても良い。
【0057】
第4の実施の形態
図7は本発明の第4の実施の形態の力率改善コンバータ及びDC−DCコンバータからなるコンバータの構成を示す図である。第4の実施の形態のコンバータは、力率改善コンバータ7と、DC−DCコンバータ3bとを有して構成されている。即ち、第4の実施の形態のコンバータは、図5に示す第3の実施の形態のDC−DCコンバータ3bに、図4に示す第2の実施の形態の力率改善コンバータ7を追加して適用した例である。
【0058】
このため、第4の実施の形態のコンバータにあっては、第3の実施の形態のDC−DCコンバータ3bによる効果と、第2の実施の形態の力率改善コンバータ7による効果とが得られる。
【0059】
第5の実施の形態
図8は本発明の第5の実施の形態の力率改善コンバータ及びDC−DCコンバータからなるコンバータの構成を示す図である。第5の実施の形態のコンバータは、力率改善コンバータ7と、DC−DCコンバータ3cとを有して構成されている。DC−DCコンバータ3cに有する起動回路5cにおいて、全波整流回路2の一端は抵抗R1を介してスイッチング素子Q2のゲートに接続されている。また、スイッチング素子Q2のゲートと抵抗R2の他端との間にはコンデンサC4が接続されている。このコンデンサC4は、スイッチング素子Q2のゲートへのバイアス電圧もしく電流を交流電源1の周波数の半周期間だけ保持する。
【0060】
即ち、図7に示す第4の実施の形態では、起動回路5bのスイッチング素子Q2のゲートへのバイアス電圧を、交流電源1からダイオードD5,D6を介して得ていたが、第5の実施の形態では、起動回路5cのスイッチング素子Q2のゲートへのバイアス電圧を、力率改善コンバータ7の入力段から得ている。この場合、力率改善コンバータ7の入力段からの電圧は、交流電源1の正弦波電圧を整流した脈流波形であるので、第4の実施の形態の効果と同様の効果が得られる。
【0061】
また、スイッチング素子Q2のゲートと抵抗R2の他端との間にコンデンサC4を設けたので、全波整流回路2からの脈流電圧がスイッチング素子Q2のゲートに印加されても、コンデンサC4に蓄積された電荷により、正弦波電圧のゼロ近傍のバイアス電圧を補うことができ、起動回路5cを連続して動作させることができる。
【0062】
第6の実施の形態
図9は本発明の第6の実施の形態のDC−DCコンバータの構成を示す図である。第6の実施の形態は、起動回路5dのスイッチング素子Q2のゲートへのバイアス電圧を交流電源1からダイオードD5,D6、抵抗R1を介して得たことを特徴とする。
【0063】
なお、図9に示すその他の構成は、図1に示すDC−DCコンバータの構成と同一構成であり、同一部分には同一符号を付している。
【0064】
図9に示すDC−DCコンバータでは、起動回路5dのスイッチング素子Q2のゲートへのバイアス電圧を、交流電源1からダイオードD5,D6を介して得ているため、交流電源1がオフされた場合に、起動回路5dが再び起動することがなく、DC−DCコンバータが繰り返し起動及び停止を行うことがなくなる。
【0065】
第7の実施の形態
図10は本発明の第7の実施の形態の力率改善コンバータ及びDC−DCコンバータからなるコンバータの構成を示す図である。第7の実施の形態のコンバータは、力率改善コンバータ7と、DC−DCコンバータ3eとを有して構成されている。第7の実施の形態は、起動回路5eのスイッチング素子Q2のゲートへのバイアス電圧を、力率改善コンバータ7の入力段から得ている。なお、図10に示すその他の構成は、図1に示すDC−DCコンバータの構成と同一構成であり、同一部分には同一符号を付している。
【0066】
この場合、力率改善コンバータ7の入力段からの電圧は、交流電源1の正弦波電圧を整流した脈流波形であるので、交流電源1がオフされた場合に起動回路5eが再び起動することがなく、DC−DCコンバータが繰り返し起動及び停止を行うことがなくなる。
【0067】
なお、本発明は上述した第1乃至第7の実施の形態に限定されるものではない。第5の実施の形態では、スイッチング素子Q2のゲートと抵抗R2の他端との間にコンデンサC4を挿入したが、このコンデンサC4の挿入は、第3及び第4の実施の形態、第6及び第7の実施の形態にも適用可能である。
【0068】
力率改善コンバータの一例
図11は力率改善コンバータの一例の構成を示す図である。力率改善コンバータ7は、全波整流回路2からの入力電圧を一定の直流電圧に昇圧してコンデンサC1から出力するもので、出力電圧を一定に保つとともに、入力電流波形を入力電圧波形に追従した正弦波状に制御する。
【0069】
図11において、交流電源1からの正弦波電圧は全波整流回路2で全波整流されて、全波整流波形が力率改善コンバータ7に供給される。力率改善コンバータ7の直流出力は、DC−DCコンバータ3aに入力され、DC−DCコンバータ3aは力率改善コンバータ7から入力された直流電圧を別の直流電圧に変換して出力端子+VOUT、−VOUTから出力する。
【0070】
次に、力率改善コンバータ7の構成について詳細に説明する。力率改善コンバータ7は、チョークコイルL1の主巻線61a、スイッチング素子Q4、ダイオードD7、出力コンデンサ65からなる昇圧チョッパ回路を基本的な構成として有している。
【0071】
チョークコイルL1には、主巻線61aと臨界検出用巻線61bが設けられている。主巻線61aの一端は全波整流回路2の一端と抵抗51に接続され、主巻線61aの他端はMOSFETからなるスイッチング素子Q4のドレインとダイオードD7のアノードに接続されている。また、臨界検出用巻線61bの一端は抵抗60を介してコンパレータ54の+入力端子に接続され、臨界検出用巻線61bの他端は接地されている。ダイオードD7のカソードは出力コンデンサ65の一端とDC−DCコンバータ3aの入力端子に接続されている。
【0072】
次に、力率改善コンバータ7の制御系であるPFC制御回路の構成について説明する。コンパレータ54の+入力端子は、抵抗60、臨界検出用巻線61bを介して接地されている。また、コンパレータ54の−入力端子には第1の基準電圧53が入力されている。コンパレータ54は、両入力電圧を比較し、+入力端子に入力されている臨界検出用巻線61bに生じた電圧が第1の基準電圧53よりも低い場合に、ローレベルのセット信号をフリップフロップ59のセット端子に出力する。
【0073】
フリップフロップ59のセット端子には、コンパレータ54の出力端子が接続され、リセット端子にはコンパレータ56の出力端子が接続され、Q出力端子にはスイッチング素子Q4のゲート端子が接続されている。フリップフロップ59は、ローレベルのセット信号がコンパレータ54から入力した場合に、ハイレベルの駆動信号をQ出力端子に出力する。ハイレベルのリセット信号がコンパレータ56から入力した場合に、Q出力端子にローレベルを出力する。
【0074】
オペアンプ57の−入力端子にはコンデンサ65の端子間電圧が抵抗66,67によって分圧されて入力され、+入力端子には第2の基準電圧58が入力されている。オペアンプ57は、コンデンサ65の出力電圧に対応する分圧電圧と第2の基準電圧58との差信号を増幅して誤差信号を乗算器55に出力する。
【0075】
乗算器55の一方の入力端子には全波整流回路2からの全波整流波形が抵抗51,52により分圧されて入力され、他方の入力端子にはオペアンプ57からの誤差信号が入力され、乗算器55は、全波整流波形と誤差信号とを乗算し、全波整流波形と連動した電流目標値Vmとしてコンパレータ56の−入力端子へ供給する。
【0076】
コンパレータ56の−入力端子には乗算器55からスイッチング電流の電流目標値Vmが供給され、コンパレータ56の+入力端子には電流検出用抵抗63が接続され、スイッチング素子Q4がオン期間にあるときのドレイン−ソース電流に対応する電圧が電流検出値として入力されている。スイッチング電流が全波整流波形と連動した電流目標値Vmに達すると、コンパレータ56からハイレベルのリセット信号がフリップフロップ59に出力される。
【0077】
次に、力率改善コンバータの動作について説明する。交流電源1が印加されると、交流電源1から供給される正弦波電圧が全波整流回路2で全波整流されて、力率改善コンバータ7に全波整流波形が供給される。
【0078】
(1)起動時の動作
まず、コンパレータ54の+入力端子は、抵抗60、臨界検出用巻線61bを介して接地された状態になっており、同時に、コンパレータ54の−入力端子に第1の基準電圧53が入力されている。コンパレータ54では、両入力電圧が比較され、+入力端子の電圧の方が低電位であるので、コンパレータ54からローレベルのセット信号がフリップフロップ59に出力されている。
【0079】
フリップフロップ59は、コンパレータ54からのセット信号に応じてセットされ、図12に示すタイミングtのように、Q出力端子からハイレベルの駆動信号が出力されてスイッチング素子Q4がオン制御される。
【0080】
スイッチング素子Q4がオンすると、図12に示すタイミングt1のように、スイッチング素子Q4のドレイン電圧Vdは0V近くに低下する。そして、全波整流回路2から主巻線61a,スイッチング素子Q4のドレイン−ソース、電流検出用抵抗63を介してGNDへとスイッチング電流が流れ、チョークコイルL1にエネルギーが蓄えられる。
【0081】
このとき、スイッチング素子Q4に流れるスイッチング電流は、図12に示すように、スイッチング素子Q4のソース−GND間に設けられた電流検出用抵抗63により電圧Vsに変換されてコンパレータ56の+入力端子に入力され、コンパレータ56で乗算器55から出力される全波整流波形と連動した電流目標値Vmと比較される。
【0082】
(2)電流目標値Vm
出力コンデンサ65からの出力電圧は、抵抗66,67によって分圧されてオペアンプ57の−入力端子に入力され、出力電圧の分圧電圧と第2の基準電圧58との差信号を増幅して出力される誤差信号をオペアンプ57から乗算器55に供給される。
【0083】
一方、全波整流回路2からの全波整流波形は抵抗51,52により分圧されて乗算器55に入力される。乗算器55では、オペアンプ57からの誤差信号と全波整流回路2からの全波整流波形を乗算した電圧が生成され、全波整流波形と連動した電流目標値Vmとしてコンパレータ56の−入力端子へ供給される。
【0084】
(3)スイッチング素子のオフ制御
図12に示すタイミングtのように、スイッチング電流の電流検出値が全波整流波形と連動した電流目標値Vmに達すると、コンパレータ56からハイレベルのリセット信号がフリップフロップ59に出力される。フリップフロップ59はコンパレータ56からのリセット信号に応じてリセットされ、Q出力端子から出力されていたハイレベルHの駆動信号がローレベルLに切り替わりスイッチング素子Q4がオフ制御される。
【0085】
スイッチング素子Q4がオフすると、チョークコイルL1に蓄えられていたエネルギーと全波整流回路2から供給される電圧とが合成され、ダイオードD7を通して出力コンデンサ65に充電される。
【0086】
この結果、出力コンデンサ65には、全波整流回路2から供給された全波整流波形のピーク値より高く昇圧された電圧が出力される。
【0087】
(4)スイッチング素子のオン制御
次に、チョークコイルL1に蓄えられていたエネルギーの放出が終了すると、臨界検出用巻線61bにリンギング電圧が発生し、臨界検出用巻線61bの電圧が反転する。この電圧は第1の基準電圧53とコンパレータ54により比較され、タイミングtにおいて、コンパレータ54からローレベルのセット信号がフリップフロップ59に出力される。
【0088】
この結果、コンパレータ54からのセット信号に応じてフリップフロップ59がセットされ、図12に示すタイミングtのように、再び駆動信号がスイッチング素子Q4に入力されてオン制御される。
【0089】
以上説明したように、本発明によれば、起動時間短縮のために大電流を必要とする起動時には、起動回路が定電流回路として動作し、前記起動時以外には、起動回路が定電圧回路として動作するため、負荷電流が少なく消費電流が少なくなる。したがって、大きな素子や大きな放熱フィンを必要とせずに、コストダウン及び小型化を図ることができる。また、起動回路のバイアス電圧を交流電源もしくは整流後の脈流より得ている場合には、交流電源がオフした場合に、瞬時にバイアス電圧がなくなるので、DC−DCコンバータを確実に停止することができる。
【0090】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のDC−DCコンバータの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のDC−DCコンバータの構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のDC−DCコンバータの各部のタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の力率改善コンバータ及びDC−DCコンバータからなるコンバータの構成を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のDC−DCコンバータの構成を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態のDC−DCコンバータの各部のタイミングチャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態の力率改善コンバータ及びDC−DCコンバータからなるコンバータの構成を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態の力率改善コンバータ及びDC−DCコンバータからなるコンバータの構成を示す図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態のDC−DCコンバータの構成を示す図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態の力率改善コンバータ及びDC−DCコンバータからなるコンバータの構成を示す図である。
【図11】力率改善コンバータの一例の構成を示す図である。
【図12】力率改善コンバータの動作を説明するためのタイミングチャートである。

Claims (11)

  1. 直流電源にトランスの1次巻線を介して接続された第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、
    前記トランスの2次巻線に誘起する電圧を整流平滑して直流出力を取り出す出力整流平滑回路と、前記制御回路を起動するための起動回路とを有し、
    前記起動回路は、前記制御回路を起動するときには定電流回路として動作し、前記制御回路を起動した後には定電圧回路として動作することを特徴とするコンバータ。
  2. 前記トランスの3次巻線に発生する電圧に基づき前記制御回路が起動したことを検出して、前記定電流回路の動作から前記定電圧回路の動作に切り替えを行う起動制御回路と、
    前記トランスの3次巻線に発生する電圧を前記制御回路に供給する電圧供給部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のコンバータ。
  3. 前記制御回路は、保護回路によりラッチ状態となった場合には前記起動電圧より低く且つ前記ラッチ状態を保持するための電圧に相当したラッチ信号を前記起動制御回路に出力し、
    前記起動制御回路は、前記ラッチ信号により動作して前記起動回路を前記定電圧回路として動作させることを特徴とする請求項2記載のコンバータ。
  4. 交流電源に接続されて交流電力を整流平滑して直流電力を生成する整流平滑回路を有し、
    前記直流電源は、前記交流電源及び前記整流平滑回路からなることを特徴とする請求項1記載のコンバータ。
  5. 交流電源に接続されて交流電圧を全波整流する整流回路と、
    前記整流回路からの全波整流出力をチョークコイルを介して入力し、第2のスイッチング素子によりオンオフ制御し、整流平滑して直流出力を得る力率改善回路とを有し、
    前記直流電源は、前記交流電源、前記整流回路及び前記力率改善回路からなることを特徴とする請求項1記載のコンバータ。
  6. 前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流は、前記直流電源から供給されることを特徴とする請求項1記載のコンバータ。
  7. 前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流は、前記交流電源から供給されることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のコンバータ。
  8. 前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流は、前記力率改善回路の前段から供給されることを特徴とする請求項5記載のコンバータ。
  9. 交流電源に接続されて交流電圧を整流平滑する整流平滑回路と、
    該整流平滑回路の出力側にトランスの1次巻線を介して接続された第1のスイッチング素子と、
    該第1のスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、
    前記トランスの2次巻線に誘起する電圧を整流平滑して直流出力を取り出す出力整流平滑回路と、
    前記整流平滑回路の出力側から電流を入力して前記制御回路を起動するための定電流を出力する起動回路とを有し、
    前記起動回路は、前記制御回路を起動するときには前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流が前記整流平滑回路の入力側から供給されてオン動作となり、前記制御回路を起動した後には前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流が前記整流平滑回路の入力側から供給されなくなりオフ動作となることを特徴とするコンバータ。
  10. 交流電源に接続されて交流電圧を全波整流する整流回路と、
    前記整流回路からの全波整流出力をチョークコイルを介して入力し、第2のスイッチング素子によりオンオフ制御し、整流平滑して直流出力を得る力率改善回路と、
    該力率改善回路の出力側にトランスの1次巻線を介して接続された第1のスイッチング素子と、
    該第1のスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路と、
    前記トランスの2次巻線に誘起する電圧を整流平滑して直流出力を取り出す出力整流平滑回路と、
    前記力率改善回路の出力側から電流を入力して前記制御回路を起動するための定電流を出力する起動回路とを有し、
    前記起動回路は、前記制御回路を起動するときには前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流が前記力率改善回路の入力側から供給されてオン動作となり、前記制御回路を起動した後には前記起動回路に有する起動用スイッチング素子の制御端子へのバイアス電圧もしくは電流が前記力率改善回路の入力側から供給されなくなりオフ動作となることを特徴とするコンバータ。
  11. 前記起動回路は、更に、前記起動用スイッチング素子の制御端子に接続されたコンデンサを有し、
    前記コンデンサは、前記バイアス電圧もしくは電流を前記交流電源の周波数の半周期間保持することを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずかれか1項記載のコンバータ。
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