JP2005300439A - 透明板状体の欠陥検出方法およびその装置 - Google Patents

透明板状体の欠陥検出方法およびその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】板状体を透過する光と表面で反射する光とを用いる従来の欠陥の検出方法では、欠陥と汚れの区別が困難であり、汚れと欠陥とを容易に区別することができる欠陥検出方法を提供する。
【解決手段】本発明の欠陥検出方法は、透明板状体の透過光を用いて欠陥を検出する欠陥検出方法において、照明光の中心と検出器の光学的中心とを直線上に配置し、さらに、光軸上に照明光を遮光する遮光体を設ける。検出器にCCDカメラを用い、透明板状体に焦点を合わせて、遮光体の外側を通る光の輝度変化を測定して、欠陥を検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、透明板状体、特に建築、車両および平面ディスプレイなどに用いられる板ガラスの種々の欠点を光学的に検出する装置に関する。
ガラスなどの透明板状体の欠陥は、表面のキズや汚れ等の表面に存在する欠陥と、板状体中の異物等の欠陥とがあり、板状体が透明であるため、例えば、特許文献1のように、透明板状体の面に対して垂直に近い方向と平行に近い方向とから透明板状体を照明し、欠陥をCCDカメラで検出するといった光学的な手段が多用されてきた。
特許文献1に示す光学的な方法では、透明板状体の照明に多くの光源が必要である。さらに、透明板状体の表面のキズや、透明板状対中の異物や泡などの欠陥と、透明板状体の表面の汚れや表面に付着したほこりなどの異物との判別ができず、透明板状体を洗浄した後でないと検査が困難であった。すなわち、洗浄しないで検査を行った場合、単に汚れているだけの透明板状体を製品とせずに捨ててしまう可能性が生じてしまう。
従って、透明板状体の表面の汚れやほこりなど洗浄によって除去可能な欠陥は、キズや異物などの洗浄しても無くならない欠陥と区別するため、ガラス等の透明板状体は、洗浄を行った後、透明板状体を清浄に保つことによって、埃や汚れの影響を受けずに欠陥のみを検出していた。あるいは、汚れたままでも検出可能な特定の欠陥のみに的を絞って検査を実施する等の方法を採用する必要があった。
前述の汚れと欠陥について、特許文献2には、透明板状体中を透過する光と透明板状体の表面で反射する光とを用いて、透明板状体中の欠陥や表面のキズと表面の汚れとを区別して検出する方法が開示されている。
特開2002−214158号公報 特開2003−75367号公報
従来技術の、板状体を透過する光と表面で反射する光とを用いる欠陥の検出方法では、欠陥と汚れの区別が困難であった。
本発明は、汚れと欠陥とを容易に区別することができる欠陥検出方法を提供するものである。
本発明の欠陥検出方法は、透明板状体の透過光を用いて欠陥を検出する欠陥検出方法において、照明光の中心と検出器の光学的中心とを直線上に配置し、光軸上に照明光を遮光する遮光体が設けられていることを特徴とする欠陥検出方法である。
本発明の欠陥検出方法は、前記欠陥検出方法において、検出器で測定される照明光の輝度を用いて欠陥を検出することを特徴とする欠陥検出方法である。
また、本発明の欠陥検出装置は、透明板状体を透過する照明光の中心に遮光体が設置され、CCDカメラを用いて照明光の輝度が測定されることを特徴とする前記欠陥検出方法に用いる欠陥検出装置である。
本発明の透明板の欠陥検出方法およびその装置は、表面の汚れやほこりなどの洗浄によって除去できる欠陥と、透明板状体中の異物や表面のキズなどの除去できない欠陥とを区別できる欠陥検出方法およびその装置を提供し、検出前に透明板状体を洗浄する工程を省き、さらには、欠陥の検出を、清浄な雰囲気が保たれている場所で行う必要性がないので、作業性の向上と製造コストの低減となる。
本発明の欠陥検出方法は、図1に示すように、透明板状体3の片側に、光源2を配置し、透明板状体3の反対側に検出器1を配置して、透明板状体3の欠陥を検出する。
透明板状体3と光源2との間には、遮光体4を設ける。遮光体4は、光源2の光の中心部付近のみを遮光し、遮光体の両側からは、光源の光が検出器1に入射するようにする。
検出器1と光源2は、光軸が直線的になるように配置する。光軸は、透明板状体3に垂直になるように配置することが好ましい。
透明板状体3がフロート法で連続して生産されるガラス板のように、連続して透明板状体が移動する場合は、図2に示すように、透明板状体3の移動に対してライン上に光源の光を入射させることが好ましい。光を遮光体5で遮光し、透明板状体3には、光の当たらない部分10と、光の当たらない部分10の両側に光の当たる部分11を生じさせる。
光源2には、レーザー、ハロゲンランプ、水銀灯、蛍光灯などを用いることができ、光源の光を、光ファイバーや光ガイドで透明板状体3付近に導き、ライン上に拡げて、透明板状体3を照明してもよい。
検出器1には、検出器1に入射する光量の変化が測定できるものが使用でき、輝度計や照度計を使うことができ、デジタルカメラやCCDカメラを用いることもできる。特に、透明板状体3をライン上に観察できるCCDラインカメラを用いることが望ましい。検出器1の光学系の焦点は、透明板状体3あるいは遮光体4に合わせる。
遮光体4は、板状の金属や樹脂を用いて、エッジを光学スリットと同じように、ナイフエッジに仕上げて、表面を黒色塗装したものを用いるか、透明板に黒色のインクあるいはペーストを直線状に塗装したものを用いることができる。塗装はスプレイ塗装、あるいは刷毛塗り等でもよいが、エッジをきれいに仕上げるためにはスクリーン印刷が好適である。
遮光体4の幅は、使用する検出器1と光源2によって、光源2と検出器1との距離および光源2と透明板状体3との距離によって最大幅を決定し、また、遮光体4のエッジの仕上げ精度によって、検出されるで欠陥の最小値が決定されるので、エッジの仕上げ精度が達成できる幅を遮光体の最小幅とし、最大幅と最小幅の間で、取り扱い安さ、作製コスト等を考慮して決定する。
なお、遮光体の最小幅は、検出しようとする欠陥のサイズではなく、検出器1が検出可能なサイズまで小さくすることもできる。例えば、CCDカメラの場合は、CCDカメラの画素サイズを最小幅とすることができる。
本発明の実施例1のように、蛍光灯の光源を用い、CCDカメラで、フロートガラスの欠陥を検出する場合、遮光体の幅は、10mm以下望ましくは5mm以下、0.2mm以上の間で、遮光体4の幅を選定することが好ましい。
目的とする欠陥の最小サイズによって、遮光体4のエッジの仕上げ精度を決め、さらに、仕上げ精度に合わせて、その10倍〜100倍の幅とすることが好ましい。
例えば、検知機にCCDカメラを用いる場合、遮光体の幅の最小値は、CCDカメラの画素のサイズとなる。しかしながら、エッジの仕上げ精度で検出できる欠陥の最小サイズが決定されるので、目的とする左右が欠陥小野検出できるガラス板の欠陥を検出するためには、0.2mm以上でとすることが好ましい。
遮光体4を配設する位置は、光源2と透明板状体3との間にすることが望ましいが、透明板状体3と検出器1との間にしてもよい。また、遮光体4の透明板状体3からの距離は、検出に使用する光源2や検出器1によって適切な位置を選定することが望ましい。
光源2と検出器1との距離は、欠陥を検出しようとする透明板状体の大きさや厚みによって適した距離を選定すればよい。連続生産しているフロートガラスの場合は、ガラスの厚みがおよそ1mmから30mm程度の範囲にあるので、光源2と検出器1との距離は、0.3m以上にすることが好ましい。
また、光源2と検出器1との距離を大きくすると、光線が平行光に近くなり、平行光に近くなることによって、欠陥による検出器1に入射する光量の変化が大きくなるので、光源2と検出器1との距離は大きい方が好ましい。
しかし、光源2と検出器1との距離を大きくすると、装置全体が大きくなり、5m以上に大きくしても、検出する正確さは大きく向上しないので、5m以下とすることが好ましい。
〔作用〕
透明板状体3に遮光体4の幅より大きな異物がある場合、検出器1に光源1の光が全く入射しない状態と、異物のエッジで光5が散乱し、検出器1に入射する光が増加する。
透明板状体3の表面にキズがある場合、キズにより光5が散乱して、検出器1に入射する光が増加する。
板状体3の表面に付着している汚れやほこりの場合、光5は減少し、検出器1に入射する光は減少する。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
本発明の欠陥検出方法を、厚み3mmの透明なフロートガラスの生産ラインで実施した。検出器1、光源2、および遮光体4を、透明板状体3である厚み3mmのフロートガラスに対して、図1に示すような配置とした。
検出器1と光源2とは、検出器1に、不要な光が入射しないように、黒色で塗装した合板で囲いをした。
検出器1にCCDラインカメラを用い、光源2には直線状の蛍光灯を用いた。また、遮光体4には、透明なアクリル樹脂に黒色インクを形状の精度が精度10μm以下で、2mm幅に印刷したものを用いた。
検出器1は、透明板状体3の表面から600mm離して設置し、光源2は透明板状体3から550mm離して設置した。また、遮光体4は、透明板状体3の表面から400mm離した。
さらに、欠陥の検出は、CCDカメラの焦点をフロートガラスの検出器側の表面に合わせて実施した。
このようにして、CCDカメラで検出された欠陥について、欠陥が検出されたガラス板の位置にマーキングをした。
さらに、欠陥を検出したガラスを、サイズ1250mm×1080mm、196枚に裁断して、目視による欠陥の検出も行った。
CCDカメラで検出された欠陥は、目視によっても欠陥と確認され、品質検査に十分使用できる検査方法であった。
本発明の欠陥検出装置の側面図である。 透明板状体の遮光される部分と照明される部分とを示す模式図である。
符号の説明
1 検出器
2 光源
3 透明板状体
4 遮光体
5 照明光

Claims (3)

  1. 透明板状体の透過光を用いて欠陥を検出する欠陥検出方法において、照明光の中心と検出器の光学的中心とを直線上に配置し、光軸上に照明光を遮光する遮光体が設けられていることを特徴とする欠陥検出方法。
  2. 検出器で測定される照明光の輝度を用いて欠陥を検出することを特徴とする請求項1に記載の欠陥検出方法。
  3. 透明板状体を透過する照明光の中心に遮光体が設置され、CCDカメラを用いて照明光の輝度が測定されることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の欠陥検出方法の装置。
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