JP2005285823A - 基板搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は大型のガラス基板に適用して好適な基板搬送装置に関し、大型化及び薄型化した基板であっても基板収納容器の大型化を伴わず基板収納容器に対して確実に基板の装着脱を行なうことを課題とする。
【解決手段】 カセット22に対してアーム30を用いてガラス基板25を装着脱する基板搬送装置であって、前記アーム30を、ガラス基板25の両端部分を支持する側部支持アーム31A,31Bと、この一対の側部支持アーム31A,31B間に位置すると共にガラス基板25の略中央部分を支持する中央支持アーム32とを有した構成とし、かつ、側部支持アーム31A,31Bと中央支持アーム32とが、カセット22に収納されたガラス基板25に発生する撓みの形状に対応した段差を有する構成とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は基板搬送装置に係り、特に大型のガラス基板に適用して好適な基板搬送装置に関する。
一般に、基板搬送装置を用いて搬送処理が行われる基板は種々存在するが、その一つとして液晶表示装置に用いるガラス基板がある。図1は、液晶表示装置用のガラス基板5をカセット2に収納或は取り出す基板搬送装置1を示している。この基板搬送装置1は、大略すると搬送ロボット6とアーム10とにより構成されており、カセット2に対してガラス基板5を装着或は取り出し処理を行なう機能を奏する。
カセット2は、その両側壁7の内側に複数の基板支持部8が形成されている(特許文献1)。ガラス基板5は、左右一対の基板支持部8に支持されることにより、カセット2内に収納される(図3参照)。通常、ガラス基板5はこのカセット2に対し、10枚から20枚単位で収納される。
このカセット2は、図1に示す例ではコンベア装置3に搭載されており、搬送ロボット6によるガラス基板5の装着及び取りだし処理が終了すると、カセット2はコンベア装置3により搬送される構成とされている。コンベア装置3の搬送先においても、図1に示したと同様の基板搬送装置1が設けられており、搬送されたカセット2からガラス基板5の装着脱処理が行われる。
ここで、カセット2に収納されたガラス基板5を取り出すには、基板搬送装置1のアーム10を基板支持部8により支持されているガラス基板5の下部に差し込んで取り出すことが一般的である(特許文献2)。図2は、従来において一般的に用いられていたアーム10を拡大して示している。同図に示すように、アーム10は側部支持アーム11A,11B、及び中央支持アーム12とを有した三叉状の構成とされている。
この各支持アーム11A,11B,12は、全て同じ高さ(ガラス基板5をアーム10に搭載する方向に対する高さであり、図中の上下方向)とされていた。即ち、各支持アーム11A,11B,12は、同一面にあるよう形成されていた。
上記構成のアーム10においてガラス基板5をカセット2から取り出す際、図1に示すように、アーム10の側部支持アーム11A,11Bはガラス基板5の両側部を支持し、中央支持アーム12はガラス基板5の中央部を支持する。よって、従来の基板搬送装置1では、ガラス基板5をアーム10により確実に支持することができた。
特開2000−007148号公報 特開2002−231801号公報
ところで、液晶表示装置は年々大型化しており、それに伴いガラス基板5も大型化する傾向にある。また、液晶表示装置の軽量化に対する市場からの要求が強く、その対応策としてガラス基板5の薄型化も進んでいる。よって、液晶用のガラス基板5は、大型化,薄型化の方向に動いている(具体例としては、縦1500mm×横1800mm、厚さ0.7mm)。
図3はカセット2を正面から見た図であり、上記のように大型化,薄型化したガラス基板5をカセット2に装着した状態を示している。従来のように小型で厚いガラス基板5の場合には、ガラス基板5は撓むようなことはなかった。しかしながら、大型化及び薄型化したガラス基板5では、図示されるようにガラス基板5は大きく撓んでしまう。
このようにガラス基板5が撓んだ場合、同一高さの支持アーム11A,11B,12を有したアーム10でガラス基板5をカセット2から取り出すためには、アーム10を撓んだガラス基板5の最も低い位置(図3に矢印Aで示す位置)よりも更に低い位置に差し込む必要がある。また、指し込んだ状態で、取り出そうとするガラス基板5の下に装着されているガラス基板5とアーム10とが干渉しないようにする必要がある。
このため、従来の基板搬送装置1を用い、大型化及び薄型化して撓みやすくなったガラス基板5を搬送しようとした場合、カセット2に収納された時の隣接するガラス基板5の間のピッチ(図3に矢印H1で示す。以下、棚板ピッチという)が広くする必要がある。このように、カセット2の棚ピッチH1を広げるということは、必然的にカセット2のサイズが大きくなり、カセット2を運搬するコンベア装置3、カセット2を収納するクリーンストッカ(図示せず)の大型化につながり、投資の面、建屋面積の面で問題となる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、大型化及び薄型化した基板であっても基板収納容器の大型化を伴わず基板収納容器に対して確実に基板の装着脱を行ないうる基板搬送装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
基板収納容器に対してアームを用いて基板を装着脱する基板搬送装置であって、
前記アームを、前記基板の両端部分を支持する複数の側部支持アームと、前記複数の側部支持アームの間に位置すると共に前記基板の略中央部分を支持する中央部支持アームとを有した構成とし、
かつ、前記側部支持アームと前記中央部支持アームとが、前記基板収納容器に収納された前記基板に発生する撓みの形状に対応した段差を有する構成としたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、基板が基板収納容器に撓みが生じた状態で収納されていたとしても、基板の両端部分を支持する複数の側部支持アームと、基板の中央部分を支持する中央部支持アームとが、基板収納容器に収納された基板に発生する撓みの形状に対応した段差を有しているため、確実に基板を基板収納容器に対して着脱することができる。
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載の基板搬送装置において、
前記側部支持アームと前記中央部支持アームとを、前記基板の撓みを是正する方向に相対的に移動可能な構成としたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、側部支持アームと中央部支持アームとを基板の撓みを是正する方向に相対的に移動可能な構成としたため、撓みの生じた基板をアーム上で撓みのない状態に変形させることができる。
また、請求項3記載の発明は、
請求項2記載の基板搬送装置において、
前記側部支持アームを固定し、前記中央部支持アームが前記側部支持アームに対して移動するよう構成したことを特徴とするものである。
上記発明によれば、中央部支持アームが固定した側部支持アームに対して移動する構成としたため、中央部支持アームを側部支持アームと面一となるよう移動させることにより基板の撓みを是正することが可能となる。
また、請求項4記載の発明は、
請求項2または3記載の基板搬送装置において、
前記側部支持アームに、前記基板の変位に伴い回転するローラを設けたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、側部支持アームに基板の変位に伴い回転するローラを設けたことにより、撓みを是正するために基板が変位する際、基板と側部支持アームとが擦れる(摺動する)ことを防止でき、基板に摺動に伴い傷が発生することを防止できる。
また、請求項5記載の発明は、
請求項4記載の基板搬送装置において、
前記回転ローラを駆動する駆動部を設けたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、回転ローラを駆動する駆動部を設けたことにより、より確実に基板と側部支持アームとが擦れる(摺動する)ことを防止できる。
上述の如く本発明によれば、基板が基板収納容器に撓みが生じた状態で収納されていたとしても、確実に基板を基板収納容器に対して着脱することができると共に、基板の撓みを是正することも可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図4は、本発明の第1実施例である基板搬送装置20を示している。本発明に係る基板搬送装置20は、種々の基板に対して適用することが可能であるが、以下説明する実施例では液晶表示装置に用いるガラス基板5を搬送する基板搬送装置20を例に挙げて説明するものとする。
基板搬送装置20は、大略すると搬送ロボット26とアーム30とにより構成されている。搬送ロボット26は、アーム30を図中矢印Z1,Z2方向及びX1,X2方向に移動する。この搬送ロボット26の動作により、アーム30はガラス基板25をカセット22(基板収納容器)に対して装着或は取り出し処理を行なう。
カセット22は、その両側壁27の内側に複数の基板支持部28が形成されている。ガラス基板25は、左右一対の基板支持部28に支持されることにより、カセット22内に収納される。通常、ガラス基板25はこのカセット22に対し、10枚から20枚単位で収納される。
前記したように、液晶表示装置の大型化及び軽量化に伴い、これに用いるガラス基板25も大型化及び薄型化する傾向にある(具体例としては、縦1500mm×横1800mm、厚さ0.7mm)。このようにガラス基板25が大型化及び薄型化すると撓みやすくなり、よって両端を基板支持部28により支持された状態でガラス基板25がカセット22に収納された場合、ガラス基板25は図6に示されるように撓んでしまうことは前述した通りである。この際、ガラス基板25は、下に凸となる湾曲形状に大きく撓んでしまう
カセット22は、図4に示すようにコンベア装置23に搭載されており、図中矢印Y1,Y2方向に搬送される構成とされている。搬送ロボット26によるガラス基板25の装着及び取りだし処理が終了すると、カセット22はコンベア装置23により次の処理装置に向け搬送される構成とされている。コンベア装置23の搬送先においても、図4に示したと同様の基板搬送装置20が設けられており、搬送されたカセット22からガラス基板25の装着脱処理が行われる。
図5は、アーム30を拡大して示す図である。アーム30は、図5における右側に位置する側部支持アーム31Aと、左側に位置する側部支持アーム31Bと、そして一対の側部支持アーム31A,31Bの中央に位置する中央支持アーム32とにより構成されている。従って、アーム30によりガラス基板25を支持する際、側部支持アーム31Aはガラス基板25の右側を支持し、側部支持アーム31Bはガラス基板25の左側を支持し、そして中央支持アーム32はガラス基板25の中央を支持する。
上記の構成において、本実施例に係るアーム30は、更に側部支持アーム31A,31Bと中央部支持アーム32とが図中矢印Z1,Z2方向に段差を有するよう構成されている。具体的には、側部支持アーム31A,31BはZ1,Z2方向の高さが等しく、よって同一平面にあるよう構成さているのに対し、中央支持アーム32は側部支持アーム31A,31Bに対して図中矢印ΔHで示す寸法(以下、段差量という)だけZ2方向、即ち下方向にずれた位置に配設されている。
この段差量ΔHは、カセット22に収納されたガラス基板25に発生する撓みの形状に対応して設定されている。即ち、図6に示されるように、ガラス基板25の取り出しのためにアーム30をカセット22に差し込んだ際、中央支持アーム32はガラス基板25の最下部位置(図6に矢印Aで示す位置)と当接し、かつ、側部支持アーム31A,31Bは、最下部位置Aより左右離間した位置であり、ガラス基板25が撓んでいるために最下部位置Aよりも上方(Z1方向)に位置したガラス基板25の側部位置(図6に矢印Bで示す位置)と当接するよう構成されている。
上記構成とすることにより、ガラス基板25が撓んでいても、アーム30を構成する全ての支持アーム31A,31B,32によりガラス基板25を支持することが可能となる。即ち、従来のように全ての支持アーム11A,11B,12が同一高さであったアーム10では、図3に示すようにアーム10をカセット2に差し込んだ場合、中央支持アーム12のみがガラス基板5と当接してこれを支持するが、側部支持アーム11A,11Bはガラス基板5から離間していた。
このため、側部支持アーム11A,11Bは、これから取り出そうとするガラス基板5の下に位置するガラス基板5と近接してしまい、下に位置するガラス基板5との干渉を防止するために棚板ピッチH1を大きく取る必要があった。
しかしながら本実施例のように側部支持アーム31A,31Bと中央部支持アーム32とが図中矢印Z1,Z2方向に段差を有するよう構成することにより、ガラス基板25がカセット22に撓みが生じた状態で収納されていたとしても、各支持アーム31A,31B,32は、全てガラス基板25と当接してこれを指示するため、確実にガラス基板25をカセット22に対して着脱することができる。
また、側部支持アーム31A,31Bは中央支持アーム32に対して上方(Z1方向)の位置にあるため、これから取り出そうとするガラス基板25の下に位置するガラス基板25に対し、側部支持アーム31A,31Bを離間させることができる。即ち、これから取り出そうとするガラス基板25の下に位置するガラス基板25に対し、側部支持アーム31A,31Bは離間した構成となる。
よって本実施例によれば、棚板ピッチ(図6に矢印H2で示す)を従来(図3参照)に比べて小さくすることができる。これにより、カセット22のサイズを小さくすることが可能となり、これに伴いカセット22を運搬するコンベア装置23、及びカセット22を収納するクリーンストッカ(図示せず)の小型化を図ることができ、投資の面、建屋面積の面で有利となる。
図7及び図8は、本発明の第2実施例である基板搬送装置に設けられるアーム40を拡大して示している。本実施例及び後述する第3実施例においては、第1実施例に係る基板搬送装置20に対してアーム40,50の構成が異なるのみであり、他の構成とは同一である。このため、第3実施例以降の説明に用いる図7乃至図11ではアーム40,50のみを示し他の構成の図示及び説明は省略するものとする。
前記した第1実施例に係る基板搬送装置20に設けられていたアーム30は、側部支持アーム31A,31B及び中央支持アーム32が一体的に形成された状態で固定されおり、互いに移動する構成とはされていなかった。これに対して本実施例に係る基板搬送装置に設けられたアーム40は、側部支持アーム41A,41Bと中央部支持アーム42とを相対的に移動可能な構成したことを特徴としている。
具体的には、本実施例では側部支持アーム41A,41Bは固定されており、この固定された側部支持アーム41A,41Bに対して中央支持アーム42が移動可能な構成されている。また、中央支持アーム42の移動方向は、カセット22からガラス基板25を撓んだ状態で取り出した後、このガラス基板25の撓みを是正する方向(図中、矢印Z1方向)に設定されている。
このため、アーム40には昇降装置43が設けられており、この昇降装置43により中央支持アーム42が側部支持アーム41A,41Bに対してZ1,Z2方向に移動する構成とされている。この昇降装置43としては、例えばエアシリンダ等を適用することが可能である。
続いて、上記構成のアーム40の動作について説明する。
図7に示すように、カセット22からガラス基板25を取り出すときには、中央支持アーム42は側部支持アーム41A,41Bの位置に対してZ2方向(下方)に移動した位置にあり、よって第1実施例で説明したアーム30と同様に段差を有した構成とされている(図3参照)。本実施例においても、側部支持アーム41A,41Bと中央支持アーム42との間の段差量は、カセット22に収納されたガラス基板25に発生する撓みの形状に対応して設定されている。従って、本実施例においてもカセット22の小型化を図ることができると共に、確実にカセット22からガラス基板25を取り出すことができる。
しかしながら、このように撓んだ状態でガラス基板25をカセット22から取り出しても、処理装置に装着する場合にはガラス基板25を水平な状態(撓みのない状態)にする必要がある。このため、本実施例のアーム40では、昇降装置43を設けて中央支持アーム42を側部支持アーム41A,41Bに対してZ1,Z2方向に移動可能な構成としている。
そこで、ガラス基板25をカセット22から取り出した状態、即ちガラス基板25に撓みが生じている状態でアーム40に支持されている状態からガラス基板25の撓みを是正する(水平状態とする)には、昇降装置43を駆動して中央支持アーム42をZ1方向に移動させる。これにより、ガラス基板25の中央部分は中央支持アーム42のZ1方向に移動に伴いZ1方向に付勢され、中央支持アーム42が側部支持アーム41A,41Bと同じ高さ(同一面)となるまで移動することによりガラス基板25の撓みは是正される(図7及び図9(A)参照)。このように、基板搬送装置20においてガラス基板25に発生している撓みを是正できる構成とすることにより、基板搬送装置からガラス基板25を受け渡される処理装置側に撓み是正のための機構を設ける必要を無くすることができる。
図10は、本発明の第3実施例である基板搬送装置に設けられるアーム50を拡大して示している。本実施例に係る基板搬送装置に設けられるアーム50は、図7乃至図9を用いて説明した第2に対し、側部支持アーム51A,51Bにローラ56A,56Bを設けたことを特徴としている。但し、中央支持アーム52は、図中矢印Z1,Z2方向に移動可能な構成とされており、よってガラス基板25に発生している撓みを是正できる構成とされている。
ところで、第2実施例の構成によれば、上記のようにガラス基板25に発生している撓みを是正できるものの、ガラス基板25が中央支持アーム42の上昇により変位する際、ガラス基板25は側部支持アーム41A,41B上を滑るため、ガラス基板25の背面側に傷が付くおそれがある。そこで本実施例に係る基板搬送装置のアーム50は、中央支持アーム52の移動時にガラス基板25に傷が発生するのを防止するため、側部支持アーム51A,51Bにローラ56A,ローラ56Bを設けた構成としている。以下、アーム50の詳細構成について説明する。
中央支持アーム52は、幅50mm,厚さ10mmのカーボン製である。この中央支持アーム52は、第2実施例と同様に、昇降装置43により図中矢印Z1,Z2方向に移動可能な構成とされている。また、両端の側部支持アーム51A,51Bは焼き入れ鋼を用い、その形状は断面円形の棒形状とされている。本実施例では、この側部支持アーム51A,51Bはアーム本体55(アーム50の搬送ロボット26に取り付けられる部位)に対して固定された構成とされている。ガラス基板25と直接接触するローラ56A,56Bは、側部支持アーム51A,51Bに設けられた回転玉軸受の外側にフッ素樹脂を付設した構成とされている。
よって、ローラ56A,56Bは側部支持アーム51A,51Bに対し回転自在な構成となり、よって中央支持アーム52が上昇することによりガラス基板25が変位した場合、ローラ56A,ローラ56Bはこの変位に伴い回転する。このように、ローラ56A,ローラ56Bがガラス基板25の変位に伴い回転することにより、ローラ56A,ローラ56Bとガラス基板25との間に擦れ(摺動)が発生することがなくなり、ガラス基板25に傷が付くことを防止することができる。
図11は、図10に示した第3実施例に係るアーム50の変形例を示している。図10に示した第3実施例に係るアーム50は、側部支持アーム51A,51Bをアーム本体55に対して固定し、この側部支持アーム51A,51Bに対してローラ56A,56Bを回転自在な構成とし、これによりガラス基板25に傷が付くことを防止する構成とした。
これに対して本変形例では、ローラ56A,56Bを側部支持アーム51A,51Bに固定すると共に、軸受57を用いて側部支持アーム51A,51Bをアーム本体55に回転自在に軸承させた構成としている。
更に、側部支持アーム51A,51Bは、モータ58(駆動手段)によりガラス基板25の変位に対応して回転する構成とされている。この際、ローラ56A,56Bの回転速度は、ガラス基板25の形状等により求められる撓み量に基づき予め演算されている。このように、モータ58を用いて回転ローラ56A,56Bを積極的に回転させる構成とすることにより、更に確実にガラス基板25と側部支持アーム51A,51Bとの間に擦れ(摺動)が発生することを防止できる。
尚、上記した各実施例では、ガラス基板25の一方の側部に1本の側部支持アーム31A,41A,51Aを設け、ガラス基板25の他方の側部に1本の側部支持アーム31B,41B,51Bを設け、ガラス基板25の中央部に1本の中央支持アーム32,42,52を設けた構成とした。しかしながら、各支持アームの配設本数はこれに限定されものではなく、左右の両側部にそれぞれ複数の側部支持アームを設けた構成としても、また中央部に複数の中央支持アームを設けた構成としてもよい。
図1は、従来の一例である基板搬送装置を示す斜視図である。 図2は、従来の一例である基板搬送装置に設けられたアームを拡大して示す斜視図である。 図3は、従来の基板搬送装置で発生していた問題点を説明するための図である。 図4は、本発明の第1実施例である基板搬送装置を示す斜視図である。 図5は、本発明の第1実施例である基板搬送装置に設けられたアームを拡大して示す斜視図である。 図6は、本発明の第1実施例である基板搬送装置によりガラス基板が装着脱されるカセットを示す正面図である。 図7は、本発明の第2実施例である基板搬送装置に設けられたアームを拡大して示しており、中央支持アームが降下した状態を示す斜視図である。 図8は、本発明の第2実施例である基板搬送装置に設けられたアームを拡大して示しており、中央支持アームが上昇した状態を示す斜視図である。 図9は、本発明の第2実施例である基板搬送装置に設けられたアームの動作を説明するための斜視図である。 図10は、本発明の第3実施例である基板搬送装置に設けられたアームを拡大して示す斜視図である。 図11は、本発明の第3実施例である基板搬送装置の変形例を説明するための断面図である。
符号の説明
20 基板搬送装置
22 カセット
23 コンベア装置
25 ガラス基板
26 搬送ロボット
27 側壁
28 基板支持部
30,40,50 アーム
31A,31B,41A,41B,51A,51B 側部支持アーム
32,42,52 中央支持アーム
43 昇降装置
55 アーム本体
56A,56B ローラ
57 軸受
58 モータ

Claims (5)

  1. 基板収納容器に対してアームを用いて基板を装着脱する基板搬送装置であって、
    前記アームを、前記基板の両端部分を支持する複数の側部支持アームと、前記複数の側部支持アームの間に位置すると共に前記基板の略中央部分を支持する中央部支持アームとを有した構成とし、
    かつ、前記側部支持アームと前記中央部支持アームとが、前記基板収納容器に収納された前記基板に発生する撓みの形状に対応した段差を有する構成としたことを特徴とする基板搬送装置。
  2. 請求項1記載の基板搬送装置において、
    前記側部支持アームと前記中央部支持アームとを、前記基板の撓みを是正する方向に相対的に移動可能な構成としたことを特徴とする基板搬送装置。
  3. 請求項2記載の基板搬送装置において、
    前記側部支持アームを固定し、前記中央部支持アームが前記側部支持アームに対して移動するよう構成したことを特徴とする基板搬送装置。
  4. 請求項2または3記載の基板搬送装置において、
    前記側部支持アームに、前記基板の変位に伴い回転するローラを設けたことを特徴とする基板搬送装置。
  5. 請求項4記載の基板搬送装置において、
    前記回転ローラを駆動する駆動部を設けたことを特徴とする基板搬送装置。
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