JP2005273095A - 刺繍枠及び刺繍枠セットフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】 帽子枠の中心とその帽子枠支持部に被せた帽子の中心とを簡単に位置合わせし、その帽子を押え部材で帽子支持部に押える際に帽子がずれないようにし、帽子枠に帽子を位置決めしつつセットする作業を簡単且つ確実に行うことができる、帽子枠及び帽子枠セットフレームを提供する。
【解決手段】 帽子枠1は、帽子枠セットフレーム6に外嵌状に装着される環状の帽子枠本体2と、帽子枠本体2に一体的に設けられた枠状且つ湾曲状の帽子支持部3に帽子の縫製予定部の近傍を外側から押える枠状の押え部材4と、帽子枠本体2の帽子支持部3のうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に設けられ、帽子支持部3に被せた帽子Cを介して手指にて確認可能な形状に形成された帽子中央基準部20とを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、縫製に供する帽子を保持する帽子枠、帽子を保持する作業を行う為に帽子枠を着脱自在に装着する帽子枠セットフレームに関するものである。
従来、帽子の前面部や側面部に刺繍を施す場合、帽子を帽子枠にセットし、その帽子枠を刺繍ミシンの枠駆動機構に連結した回動フレームに装着し、この状態で、刺繍ミシンを作動させることにより帽子に刺繍縫製が行われる。帽子枠に帽子をセットする場合、一般には、作業台に固定した帽子枠セットフレームが用いられ、その帽子枠セットフレームに帽子枠を装着してから、その帽子枠に帽子を保持する作業を行う。
帽子枠は、前記回動フレームに外嵌状に装着される環状の帽子枠本体と、この帽子枠本体に一体的に設けられた湾曲状の帽子支持部に帽子の縫製予定部の近傍を外側から押える押え部材と、帽子枠本体に連結され帽子の鍔を支持する鍔支持体が設けられている(例えば、特許文献1参照)。ここで、帽子支持部及び押え部材について、所謂ノンフレーム型の帽子枠では、帽子の縫製予定部の鍔側部分を挟持する一片状に形成され、所謂フレーム型の帽子枠では、帽子の縫製予定部を囲む部分を挟持する枠状に形成されている。
帽子枠セットフレームは、湾曲状のベースフレームを有し、そのベースフレームに帽子枠の帽子枠本体が外嵌状に装着される(例えば、特許文献1参照)。ベースフレームの長さは比較的長く、特に、ノンフレーム型の帽子枠に帽子をセットする場合、その帽子枠をベースフレームに装着した状態で、ベースフレームは帽子支持部よりも帽子頂部側に大きく張出し、その張出し部分で帽子枠にセットする帽子を内側から受け止めることができるので、帽子枠に帽子を保持する作業が行い易くなる。
ところで、帽子に形成する刺繍模様の位置精度を高めたい場合、帽子枠にセットする帽子の位置決め精度を高める必要がある。従来、帽子枠に帽子を位置決めする場合、帽子枠の中心と帽子の中心とを合わせることにより行われている。そのため、帽子枠に中心線が印されており、その中心線に帽子の中心(多くは、帽子の中心縫目)を合わせるように、帽子枠に帽子を位置決めしつつセットできるようにしてある。
特開平1−200224号公報
従来、帽子枠に帽子を位置決めするために、帽子枠の帽子枠本体に中心線を印した場合、帽子枠本体に帽子を被せると、その中心線が帽子で隠れて見えなくなるため、帽子枠の中心と帽子の中心とを位置合わせすることが難しく、更に、帽子枠本体に被せた帽子を押え部材で帽子支持部に押える際に、帽子がずれ易いので、帽子枠に帽子を位置決めしつつセットする作業を簡単且つ確実に行うことは難しい。
そこで、帽子枠本体に帽子を被せても隠れない部位となる鍔支持体の先端部等に中心線を印したものも存在するが、その中心線を目視するだけでは、帽子枠の中心と帽子の中心とを位置合わせすることは難しく、帽子を押え部材で帽子支持部に押える際に帽子がずれることも防止できないので、上記課題を改善することはできない。尚、帽子枠の押え部材の表面に中心線を印すことも考えられるが、普通、帽子の布厚や押え部材で帽子を押える力によって、前記中心線と帽子枠の中心が一致しないため有効ではない。
本発明の目的は、帽子枠の中心とその帽子枠支持部に被せた帽子の中心とを簡単に位置合わせし、その帽子を押え部材で帽子支持部に押える際に帽子がずれないようにし、帽子枠に帽子を位置決めしつつセットする作業を簡単且つ確実に行うことができる、帽子枠及び帽子枠セットフレームを提供することである。
請求項1の帽子枠は、刺繍ミシンの送り機構に解除可能に連結され且つ縫製に供する帽子を保持する帽子枠であって、帽子を保持する作業を行う為に帽子枠セットフレームに着脱自在に装着される帽子枠において、前記帽子枠セットフレームに外嵌状に装着される環状の帽子枠本体と、前記帽子枠本体に一体的に設けられた枠状且つ湾曲状の帽子支持部に帽子の縫製予定部の近傍を外側から押える枠状の押え部材と、前記帽子枠本体の帽子支持部のうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に設けられ、帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて確認可能な形状に形成された帽子中央基準部とを備えたことを特徴とする。
帽子枠に帽子をセットする場合、所定の作業台に固定した帽子枠セットフレームに帽子枠の帽子枠本体を外嵌状に装着する。この状態で、帽子枠本体に一体的に設けられた帽子支持部に帽子を被せて、帽子支持部のうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に設けられた帽子中央基準部を帽子を介して手指にて確認し、帽子の頂部側部分の周方向中央部を帽子中央基準部に押えて、帽子枠の中心と帽子の中心とを位置合わせし、帽子を押え部材で帽子支持部に押えて保持することができる。押え部材で帽子を帽子支持部に押えるときも、手指にて帽子を帽子中央基準部に押えた状態で行うことができるため、帽子が位置ずれすることを防いで、帽子枠の中心と帽子の中心とを一致させた状態で、帽子枠に帽子を装着し保持することができる。
ここで、前記帽子中央基準部の代わりに、帽子枠本体の帽子支持部のうち帽子頂部側の端部において、その周方向について中央部から両側へ所定長さ離間した位置に設けられ、帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて確認可能な形状に形成された少なくとも1対の帽子位置決め用基準部を備えてもよい(請求項9)。
請求項1又は9の帽子枠については、次のように構成してもよい。
前記帽子中央基準部、帽子位置決め用基準部は、帽子枠本体の帽子支持部に帽子頂部側から切欠いて形成された切欠部からなる(請求項2又は10)。前記切欠部は、平面視にて帽子頂部側から帽子開口端側へ向かって尖ったV字形状に形成される(請求項3又は11)。前記帽子中央基準部、帽子位置決め用基準部は、上下方向に凹凸の凹部又は凸部に形成される(請求項4又は12)。
請求項5の帽子枠セットフレームは、刺繍ミシンの送り機構に解除可能に連結され且つ縫製に供する帽子を保持する帽子枠を、帽子を保持する作業を行う為に着脱自在に装着する帽子枠セットフレームにおいて、所定の作業台に固定され前記帽子枠が外嵌状に装着される湾曲状のベースフレームと、前記ベースフレームのうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に設けられ、帽子枠の帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて確認可能な形状に形成された帽子中央基準部とを備えたことを特徴とする。
帽子枠に帽子をセットする場合、所定の作業台に固定した帽子枠セットフレームのベースフレームに帽子枠を外嵌状に装着する。この状態で、帽子枠の帽子支持部に帽子を被せ、次に、ベースフレームのうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に設けられた帽子中央基準部を帽子を介して手指にて確認し、帽子の頂部側部分の周方向中央部を帽子中央基準部に押えて、帽子枠の中心と帽子の中心とを位置合わせし、帽子を押え部材で帽子支持部に押えて保持することができる。押え部材で帽子を帽子支持部に押えるときも、手指にて帽子を帽子中央基準部に押えた状態で行うことができるため、帽子が位置ずれすることを防いで、帽子枠の中心と帽子の中心とを一致させた状態で、帽子枠に帽子を装着し保持することができる。
ここで、前記帽子中央基準部の代わりに、ベースフレームのうち帽子頂部側の端部において、その周方向について中央部から両側へ所定長さ離間した位置に設けられ、帽子枠本体の帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて確認可能な形状に形成された少なくとも1対の帽子位置決め用基準部を備えてもよい(請求項13)。
請求項5又は13の帽子枠については、次のように構成してもよい。
前記帽子中央基準部、帽子位置決め用基準部は、ベースフレームに帽子頂部側から切欠いて形成された切欠部からなる(請求項6又は14)。前記切欠部は、平面視にて帽子頂
部側から帽子開口端側へ向かって尖ったV字形状に形成される(請求項7又は15)。前記帽子中央基準部、帽子位置決め用基準部は、上下方向に凹凸の凹部又は凸部に形成される(請求項8又は16)。
請求項1の帽子枠によれば、帽子枠本体の帽子支持部のうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に帽子中央基準部を設けたことにより、帽子枠セットフレームに帽子枠を装着した状態で、帽子枠の帽子中央基準部を帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて感触を得て確認できる。つまり、手指による感触によりその帽子中央基準部に帽子の中心を合わせて、帽子を押え部材で帽子支持部に押えて保持することができる。更に、押え部材で帽子を帽子支持部に押えるときも、手指にて帽子を帽子中央基準部に押えた状態で行うことができるため、帽子が位置ずれすることを防止できる。従って、帽子枠に帽子を位置決めしつつセットする作業を簡単且つ確実に行うことができ、帽子枠にセットする帽子の位置決め精度を高めることができるため、帽子に形成する刺繍模様の位置精度を高めることができる。
請求項2の帽子枠によれば、帽子中央基準部は、帽子枠本体の帽子支持部に帽子頂部側から切欠いて形成された切欠部からなるので、その切欠部に手指にて帽子の頂部側部分を押し入れて、切欠部を帽子を介して手指にて確実に確認することができ、しかも、押え部材で帽子を帽子支持部に押える際、切欠部に押し入れた帽子の頂部側部分を手指にて押えておくことにより、帽子がずれるのを確実に防止することができる。
請求項3の帽子枠によれば、切欠部を、平面視にて帽子頂部側から帽子開口端側へ向かって尖ったV字形状に形成したので、帽子の頂部側部分を手指にて切欠部に確実に押し入れて位置決めすることができる。
請求項4の帽子枠によれば、帽子中央基準部を、上下方向に凹凸の凹部又は凸部に形成したので、帽子枠の帽子支持部に帽子中央基準部を簡単に形成することができる。
請求項5の帽子枠セットフレームによれば、ベースフレームのうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に帽子中央基準部を設けたことにより、帽子枠に特別な細工を施すことなく、帽子枠セットフレームに帽子枠を装着した状態で、帽子枠セットフレームの帽子中央基準部を帽子枠の帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて感触を得て確認できる。その他請求項1と同様の効果を奏する。請求項6〜8の帽子枠セットフレームによれば、基本的に、請求項2〜4と同様の効果を奏する。
請求項9の帽子枠によれば、帽子枠本体の帽子支持部のうち帽子頂部側の端部において、その周方向について中央部から両側へ所定長さ離間した位置に少なくとも1対の帽子位置決め用基準部を設けたことにより、帽子枠セットフレームに帽子枠を装着した状態で、帽子枠の少なくとも1対の帽子位置決め用基準部を帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて感触を得て確認できる。つまり、手指による感触によりその帽子位置決め用基準部に帽子の基準位置を合わせて、帽子枠と中心と帽子の中心とを合わせ、帽子を押え部材で帽子支持部に押えて保持することができる。更に、押え部材で帽子を帽子支持部に押えるときも、手指にて帽子を帽子位置決め用基準部に押えた状態で行うことができるため、帽子が位置ずれすることを防止できる。従って、帽子枠に帽子を位置決めしつつセットする作業を簡単且つ確実に行うことができ、帽子枠にセットする帽子の位置決め精度を高めることができるため、帽子に形成する刺繍模様の位置精度を高めることができる。請求項10〜12の帽子枠によれば、請求項2〜4において帽子中央基準部を帽子位置決め用基準部として、同様の効果を奏する。
請求項13の帽子枠セットフレームによれば、ベースフレームのうち帽子頂部側の端部において、その周方向について中央部から両側へ所定長さ離間した位置に少なくとも1対の帽子位置決め用基準部を設けたことにより、帽子枠セットフレームに帽子枠を装着した状態で、帽子枠セットフレームの少なくとも1対の帽子位置決め用基準部を帽子枠の帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて感触を得て確認できる。その他請求項9と同様の効果を奏する。請求項14〜16の帽子枠セットフレームによれば、基本的に、請求項10〜12と同様の効果を奏する。
本発明の実施形態に係る帽子枠は、刺繍ミシンの送り機構に解除可能に連結され且つ縫製に供する帽子を保持する帽子枠であって、帽子を保持する作業を行う為に帽子枠セットフレームに着脱自在に装着される帽子枠である。この帽子枠は、帽子枠セットフレームに外嵌状に装着される環状の帽子枠本体、帽子枠本体に一体的に設けられた枠状且つ湾曲状の帽子支持部に帽子の縫製予定部の近傍を外側から押える枠状の押え部材、帽子枠本体の帽子支持部のうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に設けられ、帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて確認可能な形状に形成された帽子中央基準部、又は、帽子枠本体の帽子支持部のうち帽子頂部側の端部において、その周方向について中央部から両側へ所定長さ離間した位置に設けられ、帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて確認可能な形状に形成された少なくとも1対の帽子位置決め用基準部を備えたものである。
また、本発明の実施形態に係る帽子枠セットフレームは、刺繍ミシンの送り機構に解除可能に連結され且つ縫製に供する帽子を保持する帽子枠を、帽子を保持する作業を行う為に着脱自在に装着する帽子枠セットフレームである。この帽子枠セットフレームは、所定の作業台に固定され前記帽子枠が外嵌状に装着される湾曲状のベースフレームと、ベースフレームのうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に設けられ、帽子枠の帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて確認可能な形状に形成された帽子中央基準部、又は、ベースフレームのうち帽子頂部側の端部において、その周方向について中央部から両側へ所定長さ離間した位置に設けられ、帽子枠の帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて確認可能な形状に形成された少なくとも1対の帽子位置決め用基準部を備えたものである。
実施例1は、帽子枠に本発明を適用した場合の例である。尚、図1の矢印aの方向を前方とし矢印bの方向を上方として説明する。
図1〜図4に示すように、帽子枠1は、刺繍ミシンの送り機構に連結された回動フレームに解除可能に連結され且つ縫製に供する帽子Cを保持するものであって、帽子Cを保持する作業を行う為に帽子枠セットフレーム6に着脱自在に装着されるものである。
前記回動フレームが、刺繍ミシンの送り機構である左右駆動機構と前後駆動機構に連結され、前後駆動機構により前後方向へ移動され、左右駆動機構により回動フレームに設けられた回動機構を介して前後方向向きの軸心回りに回動される。
帽子枠1は、帽子枠セットフレーム6のベースフレーム7に外嵌状に装着される環状(正面視にて半円弧状)の帽子枠本体2と、帽子枠本体2に一体的に設けられた枠状且つ湾曲状の帽子支持部3に帽子Cの縫製予定部の近傍(周囲)を外側から押える可撓性のある枠状の押え部材4と、帽子枠本体2に固定的に設けられ帽子Cの鍔Caを支持する鍔支持体5とを有する、所謂フレーム型の帽子枠である。
帽子枠本体2は、取付け枠部10と、取付け枠部10に設けられた鍔状部11とを有し、この取付け枠部10の略上半部から前方へ張り出すように帽子支持部3が設けられ、鍔支持体5は、その下端部が鍔状部11の中央上端部分に固定されて、後方斜め上側に傾斜状に立ち上がるように設けられている。取付け枠部10には2つの係合穴12が形成され、これら係合穴12に、前記回動フレームに設けた2つの係合ローラが係合され、また、帽子枠セットフレーム6に設けた2つの係合ローラ8(図4参照)が係合される。
鍔支持体5の基端部の前面には、帽子Cの鍔Caの基端部の内面中央部を後方から受け止める鍔受部材13が固着されている。鍔支持体5には、帽子Cの鍔Caを固定解除可能に固定する鍔固定機構14が設けられている。鍔固定機構14は、本願出願人が出願した特願2003−305874号に開示した機構と同じであり、詳細な説明は省略する。
ここで、鍔固定機構14の固定状態及び固定解除状態において、鍔支持体5の上端部分は外部へ露出した状態となり、その上面に帽子中央基準線5aが印されており、また、鍔受部材13の上面にも帽子中央基準線13aが印されている。尚、帽子中央基準線5a,13aは、例えば、鍔支持体5と鍔受部材13に刻印された線であり、更に、赤等の色で着色して明瞭に構成されたものである。
押え部材4は、枠状且つ湾曲状の帽子支持部3に対して開閉可能に、且つ、帽子Cを押えるために閉じた状態で解除可能に固定されるようになっている。そのため、帽子枠本体2の左下端部に前方向きのロッド15が装着されて前方へ延び、そのロッド15に押え部材4の左端部が回動可能に枢支されている。また、帽子枠本体2の右下端部に爪部材16が装着され、押え部材4の右端部に爪部材16に係合・係合解除可能なフック部材17が装着されている。
さて、図1〜図5に示すように、この帽子枠1には、帽子枠本体2の帽子支持部3のうち帽子頂部側(前側)の端部の周方向中央部(左右方向中央部)に、帽子支持部3に被せた帽子Cを介して手指にて確認可能な形状に形成された帽子中央基準部20が設けられている。この帽子中央基準部20は、帽子枠本体2の帽子支持部3に帽子頂部側から切欠いて形成された切欠部21からなり、この切欠部21は、平面視にて帽子頂部側から帽子開口端側(後側)へ向かって尖ったV字形状に形成されている。
この切欠部21は、例えば、一般的な人の人指し指の先端部が、帽子Cの布を介して後側から挿入できるように、左右の切欠き幅が約12mm、前後の切欠き長さが約9mm、後端部の切欠き角度が約65度に形成されている。また、左右の切欠き幅は、一般的な帽子Cの前面の周方向中央部CCの近傍且つ両側に形成される中央縫目CSの幅よりも大きな幅に形成されている。それ故、その中央縫目CSの略全幅部分を切欠部21に入れ込み位置決めし易くなる。
帽子枠1の作用・効果について説明する。
帽子枠1に帽子Cをセットする場合、所定の作業台9に固定した帽子枠セットフレーム6のベースフレーム7に帽子枠1の帽子枠本体2を外嵌状に装着する。次に、帽子枠本体2の帽子支持部3に対して押え部材4を開けた状態で、帽子支持部3に帽子Cを被せるが、その際、帽子中央基準線5a,13a,帽子中央基準部20を目視して、帽子枠1の中心と帽子Cの中心とを合わせるように行うことができる。しかし、帽子支持部3に帽子Cを被せると、帽子中央基準線13a、帽子中央基準部20は帽子Cで隠れて見えなくなるため、帽子枠1の中心と帽子Cの中心とを確実に位置合わせすることはできない。
そこで、帽子支持部3に帽子Cを被せて、帽子支持部3のうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に設けられた帽子中央基準部20を帽子Cを介して手指にて確認できるため、目視により帽子Cの鍔Caの中心を外部へ露出した帽子中央基準線5aに合わせて位置決めしつつ、手指にて帽子Cの頂部側部分の周方向中央部CCを帽子中央基準部20に押えて、帽子枠1の中心と帽子Cの中心とを確実に位置合わせすることができる。そして、手指にて帽子Cの頂部側部分の周方向中央部CCを帽子中央基準部20に押えた状態で、帽子Cに押え部材4を被せ、その押え部材4で帽子Cを帽子支持部3に押えて保持できる。
この帽子枠1によれば、帽子枠本体2の帽子支持部3のうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に帽子中央基準部20を設けたことにより、帽子枠セットフレーム6に帽子枠1を装着した状態で、帽子枠1の帽子中央基準部20を帽子支持部3に被せた帽子Cを介して手指にて感触を得て確認できる。つまり、手指による感触によりその帽子中央基準部20に帽子Cの中心を合わせて、帽子Cを押え部材4で帽子支持部3に押えて保持することができる。その際、帽子Cが位置ずれしないように、手指にて帽子を帽子中央基準部20に押えて行うことができる。更に、押え部材4で帽子Cを帽子支持部3に押えるときも、手指にて帽子Cを帽子中央基準部20に押えた状態で行うことができるため、帽子Cが位置ずれすることを防止できる。従って、帽子枠1に帽子Cを位置決めしつつセットする作業を簡単且つ確実に行うことができ、帽子枠1にセットする帽子Cの位置決め精度を高めることができるため、帽子Cに形成する刺繍模様の位置精度を高めることができる。
また、帽子中央基準部20は、帽子支持部3に帽子頂部側から切欠いて形成された切欠部21からなるので、その切欠部21に手指にて帽子Cの頂部側部分を押し入れて、切欠部21を帽子Cを介して手指にて確実に確認することができ、しかも、押え部材4で帽子Cを帽子支持部3に押える際、切欠部21に押し入れた帽子Cの頂部側部分を手指にて押えておくことにより、帽子Cがずれるのを確実に防止することができ、更に、この切欠部21を、平面視にて帽子頂部側から帽子開口端側へ向かって尖ったV字形状に形成したので、帽子Cの頂部側部分を手指にて切欠部21に確実に押し入れて位置決めできる。
実施例2は、帽子枠に本発明を適用した場合の例である。
実施例2の刺繍枠1Aは、実施例1の帽子枠1において、帽子中央基準部20の代わりに1対の帽子位置決め用基準部20Aを設けたものであり、その他の構成は実施例1の帽子枠1と同じであるので同一符号を付して説明を省略する。
図6、図7に示すように、帽子枠1Aには、帽子枠本体2の帽子支持部3のうち帽子頂部側(前側)の端部において、その周方向について中央部3Cから両側へ等しい所定長さL離間した位置(平面視にて左右対称位置)に、帽子支持部3に被せた帽子Cを介して手指にて確認可能な形状に形成された1対の帽子位置決め用基準部20Aが設けられている。各帽子位置決め用基準部20Aは、実施例1の帽子中央基準部20と同様の切欠部21からなる。
この帽子枠1Aによれば、帽子枠本体2の帽子支持部3のうち帽子頂部側の端部において、その周方向について中央部3Cから両側へ所定長さL離間した位置に1対の帽子位置決め用基準部20Aを設けたことにより、手指による感触によりそれら帽子位置決め用基準部20Aに、帽子Cの中心から周方向両側へ等しい距離はなれた部位を合わせて、帽子枠1Aの中心と帽子Cの中心とを位置合わせすることができる。例えば、1対の帽子位置決め用基準部20Aの位置(所定長さL)が、帽子Cの対称となる縫目CSL及びCSRに合う位置となるように設定することにより、それら帽子Cの縫目CSL及びCSRと1対の帽子位置決め用基準部20Aとを位置合わせすることより、帽子枠1Aの中心と帽子Cの中心とを確実に位置合わせすることができる。その他、実施例1の帽子枠1と同様の作用・効果を奏する。
実施例3は、帽子枠セットフレームに本発明を適用した場合の例である。尚、図8の矢印aの方向を前方とし矢印bの方向を上方として説明する。
図8〜図11に示すように、帽子枠セットフレーム30は、刺繍ミシンの送り機構に解除可能に連結され且つ縫製に供する帽子を保持する帽子枠60を、帽子Cを保持する作業を行う為に着脱自在に装着するものである。
この帽子枠セットフレーム30は、作業台9に固定され帽子枠60の帽子枠本体61が外嵌状に装着される湾曲状のベースフレーム31と、ベースフレーム31のうち帽子頂部側(前側)の端部の周方向中央部に設けられ、帽子枠本体61の帽子支持部62に被せた帽子Cを介して手指にて確認可能な形状に形成された帽子中央基準部50を備えている。
ベースフレーム31は、部分円筒状の本体フレーム32及び枠支持フレーム33及び可動枠支持フレーム34を有し、本体フレーム32に枠支持フレーム33が固定されて前方へ延び、枠支持フレーム33に可動枠支持フレーム34が前後にスライド自在に長さ調節可能に連結され、可動枠支持フレーム34の前端部に帽子中央基準部50が形成されている。本体フレーム32には、この帽子枠セットフレーム30に装着される帽子枠60の後端部を受け止め可能な鍔状部35と、帽子枠セットフレーム30に装着された帽子枠60の2つの係合穴72に係合する2つの係合ローラ36が設けられている。
ベースフレーム31の本体フレーム32が固定機構40により作業台9に固定され、その固定機構40は、本体フレーム32の後面に固定され後側から作業台9を挿入可能なコ字形部材41と、このコ字形部材41に下側から螺合され挿通するネジ部材42と、ネジ部材42の上端部に連結されコ字形部材41の上板部との間に作業台9を挟んで締め付ける為の締付部材43と、ネジ部材42の下端部に連結されてネジ部材42を回動させる為の操作部材44とを有する。
さて、帽子中央基準部50は、ベースフレーム31に帽子頂部側(前側)から切欠いて形成された切欠部51からなり、この切欠部51は、平面視にて帽子頂部側から帽子開口端側(後側)へ向かって尖ったV字形状に形成されている。この切欠部51は、例えば、一般的な人の人指し指の先端部が、帽子Cの布を介して後側から挿入できるように、左右の切欠き幅が約12mm、前後の切欠き長さが約9mm、後端部の切欠き角度が約65度に形成されている。また、左右の切欠き幅は、一般的な帽子Cの前面の中央部CCの近傍且つ両側に形成される中央縫目CSの幅よりも大きな幅に形成されている。
ここで、図11〜図13に示すように、帽子枠60は、帽子枠セットフレーム30のベースフレーム31に外嵌状に装着される環状(平面視にて半円弧状)の帽子枠本体61と、帽子枠本体61に一体的に設けられた湾曲状の帽子支持部62に帽子Cの縫製予定部の近傍(前側)を外側から押える可撓性のある押え部材63と、帽子枠本体61に固定的に設けられ帽子Cの鍔Caを支持する鍔支持体64とを有する、所謂ノンフレーム型の帽子枠である。
帽子枠本体61は、取付け枠部70と、取付け枠部70に設けられた鍔状部71とを有し、この取付け枠部70の略上半部から少し前方へ張り出すように帽子支持部62が設けられ、鍔支持体64は、その下端部が鍔状部71の中央上端部分に固定されて、後方斜め上側に傾斜状に立ち上がるように設けられている。取付け枠部70に2つの係合穴72が形成されている。鍔支持体64の基端部の前面には、帽子Cの鍔Caの基端部の内面中央部を後方から受け止める鍔受部材65が固着されている。
鍔支持体64には、帽子Cの鍔Caを固定解除可能に固定する、実施例1と同様の鍔固定機構14が設けられている。そして、鍔固定機構14の固定状態及び固定解除状態において、鍔支持体64の上端部分は外部へ露出した状態となり、その上面に帽子中央基準線64aが印されており、また、鍔受部材65の上面にも帽子中央基準線65aが印されている。尚、帽子中央基準線64a,65aは、例えば、鍔支持体64と鍔受部材65に刻印された線であり、更に、赤等の色で着色して明瞭に構成されたものである。
押え部材63は、鍔状部71と帽子支持部62の前端部との間に納まる前後幅を有し、帽子Cの鍔Caを裏側から表側へ通す開口63aが形成され、湾曲状の帽子支持部62に対して開閉可能に、且つ、帽子Cを押えるために閉じた状態で解除可能に固定されるようになっている。そのため、押え部材63の左下端部が枢支軸65により帽子枠本体61に枢支され、押え部材63の右下端部にフック部材が装着され、帽子枠本体61に装着された爪部材に係合・係合解除可能になっている。また、帽子枠本体61の左右両端部には、内面に1対バー66が固定されて前方へ延び、この帽子枠60に装着される帽子Cの縫製予定部の周方向両側部分を、これらバー66にクリップ67で留めるようにしている。
帽子枠セットフレーム30の作用・効果について説明する。
帽子枠60に帽子Cをセットする場合、所定の作業台9に固定した帽子枠セットフレーム30のベースフレーム31に帽子枠60の帽子枠本体61を外嵌状に装着する。次に、帽子枠本体61の帽子支持部62に対して押え部材63を開けた状態で、帽子支持部62に帽子Cを被せる。その際、帽子中央基準線64a,65a,帽子中央基準部50を目視して、帽子枠60の中心と帽子Cの中心とを合わせるように行うことができる。
帽子支持部62に帽子Cを被せて、帽子枠セットフレーム30のベースフレーム31のうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に設けられた帽子中央基準部50を帽子Cを介して手指にて確認できるため、目視にて帽子Cの鍔Caの中心を外部へ露出した帽子中央基準線64aに合わせて位置決めしつつ、手指にて帽子Cの頂部側部分の周方向中央部CCを帽子中央基準部50に押えて、帽子枠60の中心と帽子Cの中心とを確実に位置合わせすることが可能になる。そして、手指にて帽子Cの頂部側部分の周方向中央部CCを帽子中央基準部50に押えた状態で、帽子Cに押え部材63を被せ、その押え部材63で帽子Cを帽子支持部62に押えて保持することができる。
この帽子枠セットフレーム30によれば、ベースフレーム31のうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に帽子中央基準部50を設けたことにより、帽子枠60に何ら細工を施すことなく、帽子枠セットフレーム30に帽子枠60を装着した状態で、帽子枠セットフレーム30の帽子中央基準部50を帽子枠60の帽子支持部62に被せた帽子Cを介して手指にて感触を得て確認できる。つまり、手指による感触によりその帽子中央基準部50に帽子Cの中心を合わせて、帽子Cを押え部材63で帽子支持部62に押えて保持できる。更に、押え部材63で帽子Cを帽子支持部62に押えるときも、手指にて帽子を帽子中央基準部50に押えた状態で行うことができるため、帽子Cが位置ずれすることを防止できる。従って、帽子枠60に帽子Cを位置決めしつつセットする作業を簡単且つ確実に行うことができ、帽子枠60にセットする帽子Cの位置決め精度を高めることができるため、帽子Cに形成する刺繍模様の位置精度を高めることができる。
また、帽子中央基準部50は、ベースフレーム31に帽子頂部側から切欠いて形成された切欠部51からなるので、その切欠部51に手指にて帽子Cの頂部側部分を押し入れて、切欠部51を帽子Cを介して手指にて確実に確認でき、しかも、押え部材63で帽子Cを帽子支持部62に押える際、切欠部51に押し入れた帽子Cの頂部側部分を手指にて押えておくことにより、帽子Cがずれるのを確実に防止することができ、更に、この切欠部51を、平面視にて帽子頂部側から帽子開口端側へ向かって尖ったV字形状に形成したので、帽子Cの頂部側部分を手指にて切欠部51に確実に押し入れて位置決めできる。
実施例4は、帽子枠セットフレームに本発明を適用した場合の例である。
実施例4の刺繍枠セットフレーム30Aは、実施例3の帽子枠セットフレーム30において、帽子中央基準部50の代わりに1対の帽子位置決め用基準部50Aを設けたものであり、その他の構成は実施例3の帽子枠セットフレーム30と同じであるので同一符号を付して説明を省略する。
図14に示すように、帽子枠セットフレーム30Aには、ベースフレーム31のうち帽子頂部側(前側)の端部において、その周方向について中央部30Cから両側へ等しい所定長さL2離間した位置(平面視にて左右対称位置)に、帽子枠60の帽子支持部62に被せた帽子Cを介して手指にて確認可能な形状に形成された1対の帽子位置決め用基準部50Aが設けられている。各帽子位置決め用基準部50Aは、実施例3の帽子中央基準部50と同様の切欠部51からなる。
この帽子枠セットフレーム30Aによれば、ベースフレーム31のうち帽子頂部側の端部において、その周方向について中央部30Cから両側へ所定長さL2離間した位置に1対の帽子位置決め用基準部50Aを設けたことにより、手指による感触によりそれら帽子位置決め用基準部50Aに、帽子Cの中心から周方向両側へ等しい距離はなれた部位を合わせて、帽子枠60の中心と帽子Cの中心とを位置合わせすることができる。例えば、1対の帽子位置決め用基準部50Aの位置(所定長さL2)が、帽子Cの左右対称となる縫目CSL及びCSRに合う位置となるように設定することにより、それら帽子Cの縫目CSL及びCSRと1対の帽子位置決め用基準部50Aとを位置合わせすることより、帽子枠1Aの中心と帽子Cの中心とを確実に位置合わせすることができる。その他、実施例3の帽子枠セットフレーム30と同様の作用・効果を奏する。
次に、実施例1、2の帽子枠1,1A、実施例3、4の帽子枠セットフレーム30,30Aを部分的に変更した変更形態について説明する。
1]帽子中央基準部20,50、帽子位置決め用基準部20A,50Aを、平面視にて帽子頂部側から凹形状や部分円形状等の種々の形状の切欠部に構成してもよい。
2]帽子中央基準部20,50、帽子位置決め用基準部20A,50Aを、上方向に突出する凸部、或いは、下方向に窪む凹部に形成してもよい。
3]帽子位置決め用基準部20A,50Aについては、1対に限らず、2対以上形成してもよい。
4]帽子中央基準部20,50、帽子位置決め用基準部20A,50Aについては、帽子頂部側へ突出する突出部に構成してもよい。
5]実施例3,4においては、帽子枠セットフレーム30,30Aに適用可能な帽子枠については、所謂ノンフレーム型の帽子枠60に限らず、例えば、実施例1,2のような(帽子中央基準部20、帽子位置決め用基準部20Aについては省略可能)所謂フレーム型の帽子枠を適用してもよく、このフレーム型の帽子枠へ帽子を確実に位置決めして保持する作業を簡単に確実に行うことが可能となる。
6]その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施することが可能である。
本発明の実施例1に係る帽子枠の側面図である。 帽子枠の平面図である。 帽子枠の正面図である。 帽子枠と帽子枠セットフレームの平面図である。 帽子枠の要部の部分的に切欠いた平面図である。 実施例2に係る帽子枠の正面図である。 帽子枠の要部の部分的に切欠いた平面図である。 本発明の実施例3に係る帽子枠セットフレームの側面図である。 帽子枠セットフレームの平面図である。 帽子枠セットフレームの正面図である。 帽子枠と帽子枠セットフレームの平面図である。 帽子枠の側面図である。 帽子枠の平面図である。 実施例4に係る帽子枠セットフレームの平面図である。
符号の説明
C 帽子
1,1A 帽子枠
2 帽子枠本体
3 帽子支持部
4 押え部材
9 作業台
20,50 帽子中央基準部
20A,50A 帽子位置決め用基準部
21,51 切欠部
30,30A 帽子枠セットフレーム
31 ベースフレーム
60 帽子枠
61 帽子枠本体

Claims (16)

  1. 刺繍ミシンの送り機構に解除可能に連結され且つ縫製に供する帽子を保持する帽子枠であって、帽子を保持する作業を行う為に帽子枠セットフレームに着脱自在に装着される帽子枠において、
    前記帽子枠セットフレームに外嵌状に装着される環状の帽子枠本体と、
    前記帽子枠本体に一体的に設けられた枠状且つ湾曲状の帽子支持部に帽子の縫製予定部の近傍を外側から押える枠状の押え部材と、
    前記帽子枠本体の帽子支持部のうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に設けられ、帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて確認可能な形状に形成された帽子中央基準部と、
    を備えたことを特徴とする帽子枠。
  2. 前記帽子中央基準部は、帽子枠本体の帽子支持部に帽子頂部側から切欠いて形成された切欠部からなることを特徴とする請求項1に記載の帽子枠。
  3. 前記切欠部は、平面視にて帽子頂部側から帽子開口端側へ向かって尖ったV字形状に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の帽子枠。
  4. 前記帽子中央基準部は、上下方向に凹凸の凹部又は凸部に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の帽子枠。
  5. 刺繍ミシンの送り機構に解除可能に連結され且つ縫製に供する帽子を保持する帽子枠を、帽子を保持する作業を行う為に着脱自在に装着する帽子枠セットフレームにおいて、
    所定の作業台に固定され前記帽子枠が外嵌状に装着される湾曲状のベースフレームと、
    前記ベースフレームのうち帽子頂部側の端部の周方向中央部に設けられ、帽子枠の帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて確認可能な形状に形成された帽子中央基準部と、
    を備えたことを特徴とする帽子枠セットフレーム。
  6. 前記帽子中央基準部は、ベースフレームに帽子頂部側から切欠いて形成された切欠部からなることを特徴とする請求項5に記載の帽子枠セットフレーム。
  7. 前記切欠部は、平面視にて帽子頂部側から帽子開口端側へ向かって尖ったV字形状に形成されたことを特徴とする請求項6に記載の帽子枠セットフレーム。
  8. 前記帽子中央基準部は、上下方向に凹凸の凹部又は凸部に形成されたことを特徴とする請求項5に記載の帽子枠セットフレーム。
  9. 刺繍ミシンの送り機構に解除可能に連結され且つ縫製に供する帽子を保持する帽子枠であって、帽子を保持する作業を行う為に帽子枠セットフレームに着脱自在に装着される帽子枠において、
    前記帽子枠セットフレームに外嵌状に装着される環状の帽子枠本体と、
    前記帽子枠本体に一体的に設けられた枠状且つ湾曲状の帽子支持部に帽子の縫製予定部の近傍を外側から押える枠状の押え部材と、
    前記帽子枠本体の帽子支持部のうち帽子頂部側の端部において、その周方向について中央部から両側へ所定長さ離間した位置に設けられ、帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて確認可能な形状に形成された少なくとも1対の帽子位置決め用基準部と、
    を備えたことを特徴とする帽子枠。
  10. 前記帽子位置決め用基準部は、帽子枠本体の帽子支持部に帽子頂部側から切欠いて形成された切欠部からなることを特徴とする請求項9に記載の帽子枠。
  11. 前記切欠部は、平面視にて帽子頂部側から帽子開口端側へ向かって尖ったV字形状に形成されたことを特徴とする請求項10に記載の帽子枠。
  12. 前記帽子位置決め用基準部は、上下方向に凹凸の凹部又は凸部に形成されたことを特徴とする請求項9に記載の帽子枠。
  13. 刺繍ミシンの送り機構に解除可能に連結され且つ縫製に供する帽子を保持する帽子枠を、帽子を保持する作業を行う為に着脱自在に装着する帽子枠セットフレームにおいて、
    所定の作業台に固定され前記帽子枠が外嵌状に装着される湾曲状のベースフレームと、
    前記ベースフレームのうち帽子頂部側の端部において、その周方向について中央部から両側へ所定長さ離間した位置に設けられ、帽子枠の帽子支持部に被せた帽子を介して手指にて確認可能な形状に形成された少なくとも1対の帽子位置決め用基準部と、
    を備えたことを特徴とする帽子枠セットフレーム。
  14. 前記帽子位置決め用基準部は、ベースフレームに帽子頂部側から切欠いて形成された切欠部からなることを特徴とする請求項13に記載の帽子枠セットフレーム。
  15. 前記切欠部は、平面視にて帽子頂部側から帽子開口端側へ向かって尖ったV字形状に形成されたことを特徴とする請求項14に記載の帽子枠セットフレーム。
  16. 前記帽子位置決め用基準部は、上下方向に凹凸の凹部又は凸部に形成されたことを特徴とする請求項13に記載の帽子枠セットフレーム。
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