JP2005259969A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な方法で半導体装置にコイルを形成する。
【解決手段】 半導体装置100は、第一の半導体素子102と第二の半導体素子104を含む。また、半導体装置100は、第一の半導体素子102に設けられた第一の導体12aと、第二の半導体素子104に設けられた第二の導体12bとにより構成され、第一の半導体素子102に水平な方向を中心軸として巻回されたコイル20を含む。コイル20は、第一の半導体素子102の電極パッド22および第一の接続電極24a、ならびに第二の半導体素子104の第二の接続電極24bが形成された領域の内側に形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コイルを含む半導体装置およびその製造方法に関する。
従来、LSIパッケージのノイズを抑制するために、半導体チップにインダクタンスを形成する技術が知られている。たとえば、特許文献1には、半導体装置のパッド部分でボンディングワイヤによる接続を遠回りにし、ワイヤ長を長くすることにより、インダクタンスを付加し、これにより回路の安定動作を実現する技術が開示されている。
また、特許文献2には、半導体基板の裏面側から溝を形成し、溝内に金属を充填してコイルを形成する技術が開示されている。
また、特許文献3には、二つの誘電体基板の表面に、それぞれ伝送線路を形成し、これらの伝送線路をパッドを介してフリップチップ実装することで空芯構造を得るインダクタが開示されている。ここで、空芯の径を大きくするために、一方の基板に溝を設け、溝の凹部に伝送線路を形成している。
特開2003−152011号公報 特開平6−120036号公報 特開2000−252128号公報
しかし、たとえば特許文献1に記載の方法では、インダクタンスを形成するために、空きパッドを経由するボンディングワイヤを別途形成する必要があり、インダクタンス形成のための工程が増えるという課題があった。また、この手法は、半導体チップのパッドとの電気的接続をボンディングワイヤを介して行う場合にしか適用することができず、たとえば複数の半導体チップをフリップチップ接続する形態には適用することができない。
また、たとえば特許文献2に記載の方法では、磁束が半導体装置の面を貫くようにコイルが形成されているため、半導体装置中の配線やシリコン基板との干渉が生じるという問題があった。また、特許文献3に記載の方法では、伝送線路を形成する基板を準備しなければならず、手間がかかるとともに、コイルの形成スペースが大きくなるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、簡易な方法で半導体装置にコイルを形成する技術を提供することを目的とする。
本発明によれば、基材と、基材上に積層された半導体素子と、を含む半導体装置であって、基材に設けられた第一の導体と、半導体素子に設けられた第二の導体と、により構成され、基材に水平な方向を中心軸として巻回されたコイルを含むことを特徴とする半導体装置が提供される。
ここで、基材は、たとえば半導体素子、またはインターポーザやプリント基板等の配線基板とすることができる。本発明の半導体装置は、複数の半導体素子が積層された構造や、インターポーザ上に半導体素子が積層された構造とすることができる。第一の導体および第二の導体は、それぞれ、複数の導体片が所定形状にパターニングされた構成とすることができる。第一の導体および第二の導体は、半導体素子の電極パッドを構成する材料と同様の材料により構成することができ、たとえばアルミニウムや銅により構成することができる。
このように、本発明によれば、半導体装置の基材と半導体素子とに設けられた導体によりコイルを形成するので、コイル形成のための基板を別途準備する必要がなく、コイルを簡易に形成することができる。また、デッドスペースを利用してコイルを形成することができるので、省スペース化ができる。さらに、コイルの磁束が基材に水平な方向に生じるので、半導体装置に含まれる他の部材との干渉を低減することができる。これにより、コイルの設置場所を考慮することなく他の部材の設計を行うことができ、レイアウトの自由度を高めることができる。
本発明の半導体装置において、第一の導体は基材の一方の面に形成されてよく、第二の導体は半導体素子の素子形成面に形成されてよく、基材の一方の面と半導体素子の素子形成面とが相対向して配置されるとともに、第一の導体および第二の導体が形成された領域とは異なる領域で、フリップチップ接続されてよい。
ここで、基材は半導体素子とすることもでき、この場合、一方の面は、素子形成面とすることができる。このように、フリップチップ接続される基材の一方の面と半導体素子の素子形成面とに形成された導体によりコイルを形成するので、基材と半導体素子とを接続する際に、コイルも同時に形成することができ、コイルを簡易に形成することができる。
本発明の半導体装置において、基材と半導体素子とをフリップチップ接続する材料と同じ材料により構成され、第一の導体と第二の導体とを接続する接続部材をさらに含むことができる。ここで、接続部材は、たとえば半田や金により構成することができる。
本発明の半導体装置において、第一の導体は基材の一方の面に形成されてよく、第二の導体は半導体素子の素子形成面に形成されてよく、基材の一方の面とは反対側の面と半導体素子の素子形成面とが相対向して配置され、第一の導体と第二の導体とは、基材を貫通して設けられた第一の接続部材により接続されてよい。
このような構成とすると、コイルの断面積を大きくすることができ、インダクタンスの大きいコイルを形成することができる。
本発明の半導体装置において、コイルは、基材に水平な方向に中心軸の輪を形成するトロイダル状に形成することができる。
コイルは、基材の水平面内にトロイダル状に形成された構成とすることができる。このような構成とすることにより、コイルの磁束がコイル外部に漏れ出すのを低減することができ、他の部材との干渉を低減することができる。これにより、半導体装置のレイアウトの自由度を高めることができる。本発明によれば、第一の導体および第二の導体のパターニング形状を適宜設定するだけで、このようなトロイダル状のコイルを形成することができる。
本発明の半導体装置は、基材において第一の導体と並置して設けられた第三の導体と、半導体素子において第二の導体と並置して設けられた第四の導体と、により構成され、基材に水平な方向を中心軸として巻回された他のコイルをさらに含むことができ、コイルと、他のコイルとによりトランスを構成することができる。
第三の導体および第四の導体も、第一の導体および第二の導体と同様にして形成することができる。本発明によれば、第三の導体は第一の導体と同時に形成することができ、第四の導体は第二の導体と同時に形成することができる。本発明によれば、二つのコイルにより構成されるトランスを簡易に形成することができる。
本発明の半導体装置において、第一の導体と第二の導体とは、空気よりも透磁率の高い材料により覆われた構成とすることができる。ここで、透磁率の高い材料としては、たとえばフェライト、鉄、ニッケル、コバルト等の磁性材料を用いることができる。このようなコア材料をコイル内に導入することにより、コイルのインダクタンスを大きくすることができる。また、第一の導体と第二の導体をこのような材料で覆うことにより、コイルにより発生した磁界を透磁率の高い材料内に閉じ込めることができ、外部の部材との干渉を低減することができる。これにより、半導体装置のレイアウトの自由度を高めることができる。
本発明の半導体装置は、基材の一方の面に形成された第一の接続電極をさらに含むことができ、第一の導体は、基材の一方の面に形成されるとともに、第一の接続電極と同じ材料により構成され、第一の接続電極と略同じ膜厚を有することができる。
第一の接続電極および第一の導体は、基材の一方の面に形成されたメタル層をパターニングすることにより同時に形成することができる。本発明によれば、コイルを構成する第一の導体を接続電極と同時に形成することができ、簡易にコイルを形成することができる。
本発明の半導体装置は、半導体素子の素子形成面に形成されるとともに、第一の接続電極と電気的に接続される第二の接続電極をさらに含むことができ、第二の導体は、半導体素子の素子形成面に形成されるとともに、第二の接続電極と同じ材料により構成され、第二の接続電極と略同じ膜厚を有することができる。
第二の接続電極および第二の導体は、半導体素子の素子形成面に形成されたメタル層をパターニングすることにより同時に形成することができる。本発明によれば、コイルを構成する第二の導体を接続電極と同時に形成することができ、簡易にコイルを形成することができる。
本発明の半導体装置において、基材は、素子形成面に複数の電極パッドが設けられた半導体素子とすることができ、第一の導体は、素子形成面の複数の電極パッドが設けられた領域とは異なる領域に設けることができる。
ここで、たとえば電極パッドが半導体素子の周辺部に設けられた半導体素子において、第一の導体は半導体素子の中心部に設けることができる。また、たとえば電極パッドが半導体素子の中心部に設けられた半導体素子において、第一の導体は半導体素子の周辺部に設けることができる。このような構成とすることにより、電極パッドが設けられた領域以外のデッドスペースである領域をコイル形成のために活用することができ、コイル形成のために基材を大きくする必要がなく、省スペース化することができる。
本発明によれば、基材の一方の面に第一の導体および第一の接続電極を形成する工程と、半導体素子の一方の面に第二の導体および第二の接続電極を形成する工程と、第一の接続電極と第二の接続電極とを第一の接続部材で接続する工程と、を含み、第一の接続電極と第二の接続電極とを第一の接続部材で接続する工程において、第一の接続電極と第二の接続電極とを第一の接続部材で接続するのと同時に、第一の導体と第二の導体とを第二の接続部材で接続して基材に水平な方向を中心軸として巻回されたコイルを形成することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、基材と半導体素子とを接続電極で接続するのと同時に、コイルを形成することができるので、コイルを形成するための工程を増やすことなく、簡易にコイルを形成することができる。
本発明の半導体装置の製造方法において、第一の導体および第一の接続電極を形成する工程は、基材上に第一のメタル層を形成する工程と、第一のメタル層を、第一の導体および第一の接続電極の形状にパターニングする工程と、を含むことができる。
本発明の製造方法において、第一の導体および第一の接続電極の形状にパターニングする工程において、第一の導体および第一の接続電極とともに、電極パッドの形状もパターニングすることができる。
本発明の半導体装置の製造方法において、第二の導体および第二の接続電極を形成する工程は、半導体素子上に第二のメタル層を形成する工程と、第二のメタル層を、第二の導体および第二の接続電極の形状にパターニングする工程と、を含むことができる。
本発明によれば、接続電極や電極パッドを形成するのと同時に、コイルを構成する導体を形成することができるので、コイルを形成するための工程を増やすことなく、簡易にコイルを形成することができる。
本発明の半導体装置の製造方法において、第一の接続電極と第二の接続電極とを第一の接続部材で接続する工程において、第一の接続電極と第二の接続電極をフリップチップ接続することができる。
本発明によれば、簡易な方法で半導体装置にコイルを形成することができる。
(第一の実施の形態)
本実施の形態において、複数の半導体素子が積層された構造の半導体装置にコイルを形成する例を説明する。
図1は、本実施の形態における半導体装置100の構成を示す斜視図である。半導体装置100は、第一の半導体素子102と、第一の半導体素子102上に積層された第二の半導体素子104とを含む。図2は、図1に示した第二の半導体素子104を第一の半導体素子102に積層する状態を示す斜視図である。図3は、第二の半導体素子104を第一の半導体素子102に積層する状態を示す側面図である。
第一の半導体素子102は、第一の半導体基板10aと、第一の半導体基板10a上に配置された複数の電極パッド22と、複数の第一の接続電極24aと、複数の第一の導体12aとを含む。第一の半導体素子102において、電極パッド22は、第一の半導体基板10aの周辺部に設けられ、電極パッド22が設けられた領域の内側に第一の接続電極24aが設けられる。第一の半導体素子102において、第一の導体12aは、第一の半導体基板10aの中心部に設けられる。複数の第一の導体12aは、略等間隔で、略平行に並置されている。第一の導体12aは、電極パッド22や第一の接続電極24aと同じ材料により構成することができ、たとえばアルミニウムや銅により構成することができる。
第二の半導体素子104は、第二の半導体基板10b(図1において不図示)と、第二の半導体基板10b上に配置された複数の第二の接続電極24bおよび複数の第二の導体12bを含む。第二の半導体素子104において、第二の接続電極24bは、第二の半導体基板10bの周辺部に設けられ、第二の導体12bは第二の半導体基板10bの中心部に設けられる。複数の第二の導体12bは、略等間隔で、略平行に並置されている。第二の導体12bは、第二の接続電極24bと同じ材料により構成することができ、たとえばアルミニウムや銅により構成することができる。
第一の半導体基板10aおよび第二の半導体基板10bは、第一の接続電極24aと第二の接続電極24bとが対向するように積層され、各第一の接続電極24aと各第二の接続電極24bとの間にはこれらを接続する電極接続部材26が設けられる。また、各第一の導体12aと各第二の導体12bとの間には、これらの一端どうしを接続するコイル線接続部材18が設けられる。コイル線接続部材18は、電極接続部材26と同じ材料により構成することができ、たとえば半田や金により構成することができる。
本実施の形態において、第一の導体12a、コイル線接続部材18、および第二の導体12bによりコイル20が形成される。このようにして形成されたコイル20は、中心軸が第一の半導体素子102や第二の半導体素子104に平行な方向となるように巻回されている。このため、磁束が面内方向に生じる。これにより、コイル20と第一の半導体素子102や第二の半導体素子104内の配線やシリコン材料との干渉を小さくすることができる。そのため、コイル20による抵抗を低減することができる。ここでは図示していないが、コイル20は、第一の半導体素子102や第二の半導体素子104に含まれる配線と電気的に接続される。
図4は、本実施の形態における半導体装置100を模式的に示した側面図である。図4(a)に示すように、本実施の形態における半導体装置100によれば、複数の半導体素子(第一の半導体素子102および第二の半導体素子104)間にコイル20が形成される。これにより、半導体素子のノイズを低減することができる。また、コイル20は、積層された半導体素子の積層面内に設けられるので、コイル20を形成するために、第一の半導体素子102や第二の半導体素子104を大きくする必要がなく、省スペース化することができる。
図4(b)は、半導体装置100の他の例を示す図である。ここでは、第一の半導体素子102の第一の導体12aが形成された面とは反対面が第二の半導体素子104と相対向するようにしてこれらの半導体素子が積層されている。この場合、第一の導体12aと第二の導体12bとは、第一の半導体素子102を貫通する貫通電極により接続される。このような構成とすると、コイル20の断面積を大きくすることができ、インダクタンスの大きなコイル20を得ることができる。
図5は、図1〜図3で説明した半導体装置100の製造手順を示す工程断面図である。ここでは、第一の半導体素子102を形成する例を説明する。まず、第一の半導体基板10a上にメタル層11を形成する(図5(a))。メタル層11は、たとえば銅やアルミニウムである。メタル層11は、スパッタリング、またはMOCVD法(有機金属気相成長)等により形成することができる。その後、既知のリソグラフィ技術およびエッチング技術により、メタル層11を所定形状にパターニングして第一の導体12a、第一の接続電極24a、および電極パッド22(図5において不図示)を形成する。つづいて、第一の導体12a、第一の接続電極24a、および電極パッド22上にPSG膜14を形成する(図5(b))。
その後、PSG膜14上に保護層16を形成する。保護層16は、たとえば感光性樹脂である。つづいて、既知のリソグラフィ技術およびエッチング技術により、第一の導体12a、第一の接続電極24aおよび電極パット22が形成された領域上の保護層16およびPSG膜14を部分的に除去する(図5(c)および図5(d))。これにより第一の半導体素子102が形成される。第二の半導体素子104も同様にして形成することができる。
次いで、第一の導体12aおよび第一の接続電極24a上にコイル線接続部材18および電極接続部材26をそれぞれ形成する(図5(e))。コイル線接続部材18および電極接続部材26は、同様の材料により構成される。コイル線接続部材18および電極接続部材26は、たとえば半田により構成される。また、コイル線接続部材18および電極接続部材26は、略同じ高さに形成される。その後、第二の半導体素子104を第一の半導体素子102上に積層し、加熱して第一の接続電極24aと第二の接続電極24bを電極接続部材26でフリップチップ接続する。このとき同時に、第一の導体12aと第二の導体12bとがコイル線接続部材18とにより接続される。これにより、半導体装置100が形成される(図5(f))。
以上のように、本実施の形態における半導体装置100の製造手順によれば、第一の導体12aは、第一の接続電極24aおよび電極パッド22と同時に形成される。また、第二の導体12bは、第二の接続電極24bと同時に形成される。また、コイル線接続部材18は電極接続部材26と同時に形成される。さらに、第一の接続電極24aと第二の接続電極24bとを電極接続部材26で接続する際に、第一の導体12aと第二の導体12bがコイル線接続部材18で接続され、これによりコイル20が形成される。これにより、コイル20を形成するために新たな工程を増やすことなく、第一の半導体素子102と第二の半導体素子104との間にコイル20を形成することができる。また、第一の半導体素子102や第二の半導体素子104において、電極パッド22、第一の接続電極24a、および第二の接続電極24b等が形成されていないデッドスペースにコイル20を形成することができ、かつ、チップ間の隙間をコイルの空芯が占める空間として利用できるので、省スペース化することができる。
(第二の実施の形態)
図6は、本実施の形態における半導体装置100の構成を模式的に示す図である。本実施の形態においても、第一の半導体素子102および第二の半導体素子104は、第一の実施の形態と同様に形成されるが、コイル20の形状が第一の実施の形態と異なる。本実施の形態において、コイル20は、第一の半導体素子102や第二の半導体素子104に水平な方向に中心軸の輪を形成するトロイダル状に形成される。
図示したように、複数の第一の導体12aおよび複数の第二の導体12bは、それぞれ、略等間隔で円を描くように形成される。このような形状とすることにより、コイル20の磁束がコイル20外部に漏れ出すのを低減することができる。これにより、半導体装置100に含まれる他の部材や外部の部材との干渉を低減することができる。
第一の実施の形態において図5を参照して説明したような半導体装置100の製造手順によれば、メタル層11をパターニングする形状を適宜設定するだけで、このようなトロイダル状のコイル20を簡易に形成することができる。
(第三の実施の形態)
図7は、本実施の形態における半導体装置100の構成を模式的に示す図である。本実施の形態において、第一の導体12aと第二の導体12bは、空気よりも透磁率の高い磁性材料32により覆われた構成とされる。このような磁性材料32としては、たとえば、フェライト、鉄、ニッケル、コバルト等を用いることができる。磁性材料32として、たとえば、Ni−Zrフェライト(透磁率650、日立金属製)を用いることができる。このような磁性材料32を第一の導体12aと第二の導体12bとの間に導入することにより、コイル20のインダクタンスを大きくすることができる。また、このような磁性材料32で第一の導体12aおよび第二の導体12bを覆うことにより、コイル20により発生した磁界を磁性材料32内に閉じ込めることができ、半導体装置100に含まれる他の部材や外部の部材との干渉を低減することができる。
(第四の実施の形態)
図8は、本実施の形態における半導体装置100の構造を模式的に示す図である。本実施の形態において、第一の半導体素子102の第一の半導体基板10a上には、複数の第一の導体12aとともに複数の第三の導体13aが設けられ、第二の半導体素子104の第二の半導体基板10b上には、複数の第二の導体12bとともに複数の第四の導体13bが設けられた点で第一〜第三の実施の形態と異なる。
ここで、複数の第三の導体13aは、それぞれ、互いに並置された第一の導体12aの間に、これらの第一の導体12aに略平行に配置される。また、第四の導体13bは、それぞれ、互いに並置された第二の導体12bの間に、これらの第二の導体12bに略平行に配置される。第一の導体12a、第二の導体12b、第三の導体13a、および第四の導体13bは、第一の半導体素子102と第二の半導体素子104を積層する際に、第一の導体12aと第二の導体12bがそれぞれコイル線接続部材18で接続されて一つのコイル20を形成するとともに、第三の導体13aと第四の導体13bがそれぞれコイル線接続部材18で接続されて別の一つのコイル20を形成するように配置される。これにより、第一の半導体素子102と第二の半導体素子104の間に、二つのコイル20が並行して設けられた構成とすることができ、トランスを構成することができる。このように構成したトランスでは、各々のコイルの空芯が占める空間を共有することができるので、鉄心等を用いずに、一方のコイルで発生した磁界の略全てが他方のコイルを貫くように構成することができ、かつ、トランスを構成するにあたり省スペース化を図ることができる。
第一の実施の形態において図5を参照して説明したような半導体装置100の製造手順によれば、メタル層11をパターニングする形状を適宜設定するだけで、このようなトランスを簡易に形成することができる。
(第五の実施の形態)
図9は、本実施の形態における半導体装置100の構造を模式的に示す図である。図9(a)は、第一の半導体素子102および第二の半導体素子104の上面図、図9(b)は、第一の半導体素子102および第二の半導体素子104の側面図を示す。
本実施の形態において、第二の半導体素子104の第二の半導体基板10b中にはキャパシタ30が形成されている。本実施の形態における半導体装置100は、コイル20とキャパシタ30を併せ持った構成とすることができる。これにより、共振器を構成することができる。
以上、本発明を実施の形態および実施例に基づいて説明した。この実施の形態および実施例はあくまで例示であり、種々の変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
図10は、複数の半導体素子(第一の半導体素子102と、第二の半導体素子104と、および第三の半導体素子105と)を電極接続部材26を介して積層させた半導体装置100を模式的に示す側面図である。このように、複数の半導体素子を積層する際に、上下の半導体素子間にそれぞれコイル20を形成することもできる。
図11は、第一の半導体素子102がインターポーザ106と接続部材27を介してフリップチップ接続された例を示す図である。ここでは、インターポーザ106上にコイル20を構成する複数の導体が設けられる。また、インターポーザ106の裏面にはハンダボール103が設けられている。図11(a)は、インターポーザ106の複数の導体が設けられた面が第一の半導体素子102の素子形成面に相対向して配置された構成を示す。このような構成とすると、半導体素子とインターポーザとの間にコイル20が形成される。これにより、半導体素子のノイズを低減することができる。また、半導体素子とインターポーザとの間の隙間をコイルの空芯が占める空間として利用できるので、省スペース化することができる。
また、図11(b)は、インターポーザ106の複数の導体が設けられた面とは反対の面が第一の半導体素子102の素子形成面に相対向して配置された構成を示す。ここで、第一の半導体素子102に設けられた導体と、インターポーザ106に設けられた導体とは、インターポーザ106を貫通する貫通電極により接続される。このような構成とすると、コイル20の断面積を大きくすることができ、インダクタンスの大きなコイル20を得ることができる。
本発明の実施の形態における半導体装置100の構成を示す斜視図である。 第二の半導体素子を第一の半導体素子に積層する状態を示す斜視図である。 第二の半導体素子を第一の半導体素子に積層する状態を示す側面図である。 第二の半導体素子を第一の半導体素子に積層させた半導体装置を模式的に示す側面図である。 半導体装置の製造手順を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の構造を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の構造を模式的に示す図である。 複数の半導体素子を接続部材を介して積層させた半導体装置を模式的に示す側面図である。 半導体素子をインターポーザ上に積層させた半導体装置を模式的に示す側面図である。
符号の説明
10a 第一の半導体基板
10b 第二の半導体基板
11 メタル層
12a 第一の導体
12b 第二の導体
13a 第三の導体
13b 第四の導体
14 PSG膜
16 保護層
18 コイル線接続部材
20 コイル
22 電極パッド
24a 第一の接続電極
24b 第二の接続電極
26 電極接続部材
30 キャパシタ
100 半導体装置
102 第一の半導体素子
104 第二の半導体素子
105 第三の半導体素子
106 インターポーザ

Claims (15)

  1. 基材と、前記基材上に積層された半導体素子と、を含む半導体装置であって、
    前記基材に設けられた第一の導体と、前記半導体素子に設けられた第二の導体とにより構成され、前記基材に水平な方向を中心軸として巻回されたコイルを含むことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第一の導体は前記基材の一方の面に形成され、前記第二の導体は前記半導体素子の素子形成面に形成され、
    前記基材の前記一方の面と前記半導体素子の前記素子形成面とが相対向して配置されるとともに、前記第一の導体および前記第二の導体が形成された領域とは異なる領域で、フリップチップ接続されたことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記基材と前記半導体素子とをフリップチップ接続する材料と同じ材料により構成され、前記第一の導体と前記第二の導体とを接続する接続部材をさらに含むことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第一の導体は前記基材の一方の面に形成され、前記第二の導体は前記半導体素子の素子形成面に形成され、
    前記基材の前記一方の面とは反対側の面と前記半導体素子の前記素子形成面とが相対向して配置され、前記第一の導体と前記第二の導体とは、前記基材を貫通して設けられた第一の接続部材により接続されたことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の半導体装置において、
    前記コイルは、前記基材に水平な方向に中心軸の輪を形成するトロイダル状に形成されたことを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の半導体装置において、
    前記基材において前記第一の導体と並置して設けられた第三の導体と、前記半導体素子において前記第二の導体と並置して設けられた第四の導体と、により構成され、前記基材に水平な方向を中心軸として巻回された他のコイルをさらに含み、
    前記コイルと、前記他のコイルとによりトランスが構成されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の半導体装置において、
    前記第一の導体と前記第二の導体とは、空気よりも透磁率の高い材料により覆われたことを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載の半導体装置において、
    前記基材の一方の面に形成された第一の接続電極をさらに含み、
    前記第一の導体は、前記基材の前記一方の面に形成されるとともに、前記第一の接続電極と同じ材料により構成され、前記第一の接続電極と略同じ膜厚を有することを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項8に記載の半導体装置において、
    前記半導体素子の素子形成面に形成されるとともに、前記第一の接続電極と電気的に接続される第二の接続電極をさらに含み、
    前記第二の導体は、前記半導体素子の前記素子形成面に形成されるとともに、前記第二の接続電極と同じ材料により構成され、前記第二の接続電極と略同じ膜厚を有すること特徴とする半導体装置。
  10. 請求項1乃至9いずれかに記載の半導体装置において、
    前記基材は、素子形成面に複数の電極パッドが設けられた半導体素子であって、
    前記第一の導体は、前記素子形成面の前記複数の電極パッドが設けられた領域とは異なる領域に設けられたことを特徴とする半導体装置。
  11. 基材の一方の面に第一の導体および第一の接続電極を形成する工程と、
    半導体素子の一方の面に第二の導体および第二の接続電極を形成する工程と、
    前記第一の接続電極と前記第二の接続電極とを第一の接続部材で接続する工程と、
    を含み、
    前記第一の接続電極と前記第二の接続電極とを前記第一の接続部材で接続する工程において、前記第一の接続電極と前記第二の接続電極とを前記第一の接続部材で接続するのと同時に、前記第一の導体と前記第二の導体とを第二の接続部材で接続して前記基材に水平な方向を中心軸として巻回されたコイルを形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項11に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第一の導体および前記第一の接続電極を形成する工程は、
    前記基材上に第一のメタル層を形成する工程と、
    前記第一のメタル層を、前記第一の導体および前記第一の接続電極の形状にパターニングする工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 請求項12に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第一の導体および前記第一の接続電極の形状にパターニングする工程において、前記第一の導体および前記第一の接続電極とともに、電極パッドの形状もパターニングすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項11乃至13いずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第二の導体および前記第二の接続電極を形成する工程は、
    前記半導体素子上に第二のメタル層を形成する工程と、
    前記第二のメタル層を、前記第二の導体および前記第二の接続電極の形状にパターニングする工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 請求項11乃至14いずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第一の接続電極と前記第二の接続電極とを第一の接続部材で接続する工程において、前記第一の接続電極と前記第二の接続電極をフリップチップ接続することを特徴とする半導体装置の製造方法。


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