JP2005240416A - シートシャッタ駆動装置 - Google Patents

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JP2005240416A JP2004051512A JP2004051512A JP2005240416A JP 2005240416 A JP2005240416 A JP 2005240416A JP 2004051512 A JP2004051512 A JP 2004051512A JP 2004051512 A JP2004051512 A JP 2004051512A JP 2005240416 A JP2005240416 A JP 2005240416A
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契一郎 西尾
Tahei Tsubone
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Abstract

【課題】 コンパクト化及び高速化を実現し、かつモータケースの製造を容易にする。
【解決手段】 この装置は、DCブラシレスモータ1と、モータ1から両側に突出した第1、第2回転軸6a,6bと、モータ1が収納されるモータケース5と、ブレーキケース8と、遊星減速機2とを備えている。ブレーキケース8は、電磁ブレーキ3が収納される第2開口を有し、開口側の端部にシャッタケースと接続するためのフランジを備えるとともに、開口側と反対側に位置する周壁部に、外径が開口側よりも縮小した縮径部を備えている。遊星減速機2は、モータケース5の底壁を介してモータ1とは反対側に配置され、第1回転軸6aに連結し、モータ1の回転を減速してドラムに伝達する。そして、ブレーキケース8には、縮径部の外面に沿ってモータケース5の周壁が重なるように嵌合して固定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シートシャッタ駆動装置、特に、工場や駐車場の出入口に設置され、開閉が頻繁に行われるシートシャッタを駆動するためのシートシャッタ駆動装置に関する。
工場等においては、その出入口に、工場内部と外気との間で熱が移動するのを抑えるために、また工場内に埃等が入りにくくするために、シートシャッタ装置が設置されている。このシートシャッタ装置は、シートシャッタと、シートシャッタを昇降して出入口を開閉するための巻き上げ機構と、巻き上げ機構を駆動するためのシートシャッタ駆動装置とを有している。巻き上げ機構は、出入口の上部において横方向に延び、外周にシートシャッタを巻き付けるための巻取りドラムを有している。そして、この巻取りドラムを、シートシャッタ駆動装置及びこれにより駆動される巻き上げ機構により回転することによって、シートシャッタが昇降するようになっている。
このようなシートシャッタ駆動装置の例として、特開2001−323759号公報に示された装置がある。この装置は、電動モータ及びハイポサイクロイド減速機を有しており、モータ駆動用のインバータ装置とシートシャッタ駆動装置とが一体化されている。
特開2001−323759号公報
以上のようなシートシャッタ装置は、近年、装置のコンパクト化及び巻き上げ速度の高速化が望まれている。装置のコンパクト化を実現するためには、巻取りドラムに内装される駆動装置のコンパクト化が必要であり、また巻き上げ速度の高速化を実現するためには、回転速度の高速化が必要となる。
ここで、回転速度の高速化を達成するためには、モータの回転数を上げる、あるいはモータに取り付けられる減速機の減速比を小さくする必要がある。このとき、同じ減速機出力を得るためには、減速比を小さくした分だけ、モータ容量を大きくする必要がある。そのためには、モータのステータ径を大きくするか、軸方向に長くする必要がある。しかし、モータはドラム内に挿入されるため、径方向の寸法には制限があり、また、軸方向に長くすると、駆動装置を固定支持する部分の強度を上げなければならない。
すなわち、従来の装置では、前記公報に示されるように、モータケースの端部をシャッタケースに固定して支持しているが、モータケースにおいて、モータのステータが装着される部分は周壁の肉厚を薄くして、より大きいステータを装着できるようにし、かつシャッタケースへの支持部分は強度確保のために周壁の肉厚をより厚くする必要がある。
このように、1つのモータケースにおいて、肉厚の薄い部分と厚い部分とを形成しなければならないような構成は、鋳造の上で好ましくなく、不良も発生しやすい。
本発明の課題は、コンパクト化及び高速化を実現可能で、かつモータケースの製造を容易にすることにある。
請求項1に係るシートシャッタ駆動装置は、シートシャッタを巻き取る巻取りドラムの内部に設けられるとともにシャッタケースに支持され、巻取りドラムを駆動するための装置であって、駆動源としての駆動モータと、第1、第2回転軸と、第1ケースと、ブレーキと、第2ケースと、減速歯車機構とを備えている。第1、第2回転軸は駆動モータの回転軸に連結し駆動モータの本体から両側に突出している。第1ケースは、駆動モータが収納される第1開口を有するとともに、底壁に第1回転軸が挿通される第1挿通孔を有する有底筒状である。ブレーキは、第2回転軸に接続され、駆動モータの回転を制動する。第2ケースは、ブレーキが収納される第2開口を有するとともに、底壁に第2回転軸が挿通される第2挿通孔を有する有底筒状である。減速歯車機構は、第1ケースの底壁を介して駆動モータとは反対側に配置され、第1回転軸に連結し、駆動モータの回転を減速してドラムに伝達する。そして、第2ケースは、開口側の端部にシャッタケースと接続するためのフランジを備えるとともに、開口側とは反対側に位置する周壁部に、外径が開口側よりも縮小した縮径部を備え、この縮径部の外面に沿って第1ケースの周壁が重なるように嵌合して固定されている。
この装置では、従来装置におけるモータケースを、第1ケースと第2ケースとに分割し、第1ケースに駆動モータを収納し、第2ケースにブレーキを収納している。そして、第2ケースにフランジ及び縮径部を形成し、縮径部に第1ケースを嵌合固定し、フランジによって装置全体をシャッタケースに固定するようにしている。このため、第1ケースと第2ケースとを、それぞれ異なる肉厚にしても製造上不具合が発生することがない。したがって、モータを収納する第1ケースの周壁の肉厚をより薄くしてモータの大容量化を図り、かつ第2ケースの周壁の肉厚をより厚くして強度を向上することができる。
また、ここでは、第1ケースと第2ケースとを嵌合によって固定しているので、両者の結合強度を高く維持でき、しかもフランジ等によって結合する場合に比較して径方向寸法を抑えることができる。
請求項2に係るシートシャッタ駆動装置は、請求項1の装置において、第1ケースと第2ケースとの嵌合部において、第1ケースには周壁を貫通する貫通孔が設けられるとともに、第2ケースには貫通孔と重なる位置にねじ孔が形成され、貫通孔とねじ孔を介して第1ケースと第2ケースとが互いにねじ止めされている。
ここでは、第1ケースと第2ケースとを、径方向に形成された貫通孔及びねじ孔によってねじ止めしているので、両者の結合強度を高く維持でき、しかもフランジ等によって結合する場合に比較して径方向寸法を抑えることができる。
請求項3に係るシートシャッタ駆動装置は、請求項2の装置において、ねじ止めのために頂部が皿状の皿ねじを備え、貫通孔の周縁に沿って頂部が嵌合する皿状の嵌合孔が形成されている。
ここでは、嵌合部のねじ止めのために皿ねじを使用しており、皿ねじの頂部の皿状部分は貫通孔の周縁に沿って形成された皿状の嵌合孔に嵌合している。このため、皿ねじの頂部がケースの外周面から突出するのを抑えることができ、径方向寸法をさらに抑えることができる。
請求項4に係るシートシャッタ駆動装置は、請求項1から3のいずれかの装置において、第2ケースと第1ケースとを嵌合させた際に、互いの外周面が略同一の径に連結されている。
この場合は、第1及び第2ケースの外周面を略同一にしつつ、第1ケースの外周壁の肉厚を薄くすることによって、ステータの径をより大きく確保することができ、第1ケースの外形寸法を大きくすることなくモータの大容量化を図ることができる。また、同様に、両ケースの外周面を略同一にしつつ第2ケースの外周壁の肉厚を厚くすることによって、曲げに対する高い強度を確保することができる。
請求項5に係るシートシャッタ駆動装置は、請求項1から4のいずれかの装置において、第1開口の内径は第2開口の内径よりも大きく形成されている。この場合も、前記同様に、第1ケースの内部空間がより大きくなるので、ステータの径をより大きく確保することができ、第1ケースの外形寸法を大きくすることなくモータの大容量化を図ることができる。
請求項6に係るシートシャッタ駆動装置は、請求項1から5のいずれかの装置において、第2ケースの周壁の肉厚は第1ケースの周壁の肉厚よりも厚く形成されている。この場合は、前記同様に、シャッタケースに固定される側の第2ケースの周壁の肉厚が厚く形成されているので、曲げに対する高い強度を確保することができる。
請求項7に係るシートシャッタ駆動装置は、請求項1の装置において、第1ケースと第2ケースとは、嵌合部が円筒状に形成されて互いに螺合するねじ部が軸方向に沿って形成され、ねじ部を互いに螺合することにより固定されている。
この場合は、第1ケースと第2ケースとが互いにねじ部の螺合によって固定されているので、外形寸法を抑えることができるとともに、ボルト等の他の締結部材が不要になる。
請求項8に係るシートシャッタ駆動装置は、請求項1から7のいずれかの装置において、減速歯車機構はその周囲を覆う減速歯車機構ケースを有しており、減速歯車機構ケースと第1ケースとは互いに直結されている。
この場合は、軸方向の長さを短縮することができ、より小型化を図ることができる。また、モータと減速歯車機構との間にカップリング(結合器)を用いていないので、減速歯車機構内部のイナーシャ(慣性)が少なくなって駆動力を向上させることができ、かつ、コストを下げることができる。
以上のような本発明では、駆動モータを収容する第1ケースと、第1ケースを含む装置全体をシャッタケースに結合する第2ケースとをそれぞれ別に設けたので、第1ケースと第2ケースの肉厚を異ならせても製造上の不具合は生じにくい。したがって、第1ケースの周壁をより薄くしてモータの大容量化を図り、かつ第2ケースの周壁をより厚くして強度を向上することができる。
[全体構成]
図1に、本発明の一実施形態によるシートシャッタ駆動装置を示す。このシートシャッタ駆動装置は、図示しないシートシャッタを開閉するための巻き上げ機構を駆動する装置であり、駆動源としてのDCブラシレスモータ1と、遊星減速機(減速歯車機構)2と、電磁ブレーキ3とを有している。なお、巻き上げ機構は、シートシャッタが外周に巻き付けられる巻取りドラム(図示せず)を含む機構であり、DCブラシレスモータ1及び遊星減速機2は、この巻取りドラム内部に配置される。
[DCブラシレスモータ]
DCブラシレスモータ(以下、単にモータと記す)1は、モータケース(第1ケース)5と、このモータケース5の内部に収納された永久磁石ロータ1aと、同様にモータケース5の内部に収納されコイルが巻き付けられたステータ1bとを有している。このモータ1は、インナーロータ型であり、中心部のロータ1aの回転軸6には、モータケース5から遊星減速機2側に突出する第1回転軸6aと、電磁ブレーキ3側に突出する第2回転軸6bとが連結されている。そして、第2回転軸6bは電磁ブレーキ3の中心部を貫通しており、電磁ブレーキ3を貫通した先端には、モータ1の回転を検出するためのエンコーダ7が設けられている。
[モータケース]
ここで、前述のように、従来のモータケースは、モータを内部に収納するとともに、その一端側にフランジを有しており、このフランジがシャッタケースに結合されるようになっている。しかし、この実施形態では、従来のモータケースを、モータ1を内部に収容するモータケース5と、モータケース5をシャッタケース(図示せず)に結合するためのブレーキケース(第2ケース)8とに分割し、両者を複数の皿ねじ9によって結合している。そして、モータ1(ロータ1a)の回転軸6に連結された第1回転軸6a及び第2回転軸6bは、それぞれモータケース5とブレーキケース8に装着された1対のボールベアリング(玉軸受)41,42によって、モータケース5及びブレーキケース8に回転自在に支持されている。
モータケース5及びブレーキケース8について、より詳細に説明する。モータケース5は、ブレーキケース8側の一方が開口する第1開口を有するとともに、遊星減速機2側の他方には中心部に第1挿通孔を有する支持壁(底壁)5aを有しており、有底筒状に形成されている。そして、モータケース5の開口側の端部5bはいんろう嵌合部となっている。また、ブレーキケース8は、モータケース5と同様に、シャッタケース側の一方が開口する第2開口を有するとともに、モータケース5側の他方には中止部に第2挿通孔を有する支持壁(底壁)8aを有し、有底筒状に形成されている。そして、ブレーキケース8の開口側の端部には、このブレーキケース8とともにモータケース5及び後述する遊星減速機2の減速機ケース10をシャッタケースに結合するためのフランジ8bが設けられている。また、ブレーキケース8の他方側の端部外周は、外径が開口側よりも縮小した縮径部となっており、この縮径部が、前述のモータケース5のいんろう嵌合部5bの内周に嵌合するいんろう嵌合部8cとなっている。すなわち、モータケース5の開口側の端部の周壁が、ブレーキケース8の縮径部の外面に沿って重なるように嵌合されている。
なお、モータケース5の第1開口の内径は、ブレーキケース8の第2開口の内径よりも大きく形成されている。そして、ブレーキケース8の周壁の肉厚は、モータケース5の周壁の肉厚よりも厚く形成されている。
ここで、モータケース5のいんろう嵌合部5bとブレーキケース8のいんろう嵌合部8cの嵌合長さは、ブレーキケース8の軸方向の全体長さの1/4以上となっている。このように、いんろう嵌合部の嵌合長さを比較的長くとっているために、モータケース5とブレーキケース8との結合部の曲げに対する強度が向上している。
また、モータケース5のいんろう嵌合部5bには外周側から内周側に貫通する複数の孔5cが形成され、ブレーキケース8のいんろう嵌合部8cには、モータケース5の孔5cに対応する位置において、外周側から内周側に貫通するねじ孔8dが形成されている。この孔5c及びねじ孔8dに頂部が皿状の皿ねじ9を挿入し、螺合することによって、モータケース5のいんろう嵌合部5bとブレーキケース8のいんろう嵌合部8cとが結合されている。ここで、孔5cは内周側から外周側に向かって広がる皿形状に形成されており、この部分に皿ねじ9の頂部が入り込むことによって、皿ねじ9の頂部がモータケース5の外周面から突出するのを防止している。
[電磁ブレーキ]
電磁ブレーキ3は第2回転軸6bに連結されている。この電磁ブレーキ3は、マグネット及びアーマチュアを有する無励磁作動形の電磁ブレーキであり、通常はアーマチュアがマグネットに吸引されてブレーキオン(作動)状態にある。そして、電圧を印加することによってアーマチュアが解放され、ブレーキオフ状態になる。
[遊星減速機]
遊星減速機2は、モータ1から入力される回転を減速して、巻き上げ機構側に出力するためのものであり、減速機ケース10と、この減速機ケース10の内部に設けられた遊星機構11とを有している。減速機ケース10は、モータ1側に設けられた筒状の第1減速機ケース10aと、出力側に設けられた筒状の第2減速機ケース10bとから構成されている。第1減速機ケース10aはモータケース5にいんろう嵌合によって固定されている。また、第2減速機ケース10bは、後述するように、ボールベアリング(玉軸受)によって第1減速機ケース10aと芯出しされ、両ケース10a,10bを貫通しモータケース5に螺合する複数のボルト12によって、第1減速機ケース10aとともにモータケース5に固定されている。
遊星機構11は、図2に詳細に示すように、2段の遊星歯車列から構成されており、遊星歯車列を構成する各歯車は、全てはすば型の歯車である。第1段目の遊星歯車列は、第1太陽歯車15、第1内歯車16、複数の第1遊星歯車17及び第1キャリア(第1支持体)18を有している。
第1太陽歯車15はモータ1の回転軸6に固定されている。すなわち、前述のように、モータ1の回転軸6は遊星減速機2内部に延びており、この回転軸6の先端部に第1太陽歯車15の軸部が圧入されて固定されている。
第1内歯車16は、第1太陽歯車15の外周に配置され、第1減速機ケース10aの内壁に一体で形成されたものである。もちろん、この第1内歯車16を第1減速機ケース10aとは別体で形成してもよい。
複数の第1遊星歯車17は、第1キャリア18に固定されたキャリアピン20に、ニードルローラベアリング21を介して回転自在に支持されている。そして、この複数の第1遊星歯車17は、第1太陽歯車15に噛み合うとともに、第1内歯車16にも噛み合っている。
第1キャリア18は、第1段目の遊星歯車列の出力部であり、軸方向に間隔をあけて配置された2つのボールベアリング23,24によって支持されている。ここで、一方のボールベアリング23は、第1キャリア18の入力側(モータ1側)の端部を、第1ケース10aに対して回転自在に支持し、他方のボールベアリング24は、第1キャリア18の出力側を、後述する第2キャリア28を介して第2ケース10bに対して回転自在に支持するものである。
第2段目の遊星歯車列は、第2太陽歯車25、第2内歯車26、複数の第2遊星歯車27及び第2キャリア(第2支持体)28を有している。
第2太陽歯車25は第1キャリア18の出力側の軸部18aにキーにより固定されている。
第2内歯車26は、第2太陽歯車25の外周に配置され、第2ケース10bに固定されている。第2ケース10bの内周部には段付き部10cが形成されており、第2内歯車26の一方の側面がこの段付き部10cに当接している。
複数の第2遊星歯車27は、第2キャリア28に固定されたキャリアピン30に、ニードルローラベアリング31を介して回転自在に支持されている。この複数の第2遊星歯車27は、第2太陽歯車25に噛み合うとともに、第2内歯車26にも噛み合っている。
第2キャリア28は、この遊星減速機2の出力軸32と一体に形成されており、軸方向に間隔をあけて配置された2つのボールベアリング33,34によって第2ケース10bに回転自在に支持されている。
ここで、第1減速機ケース10aの第2減速機ケース10b側の端部には、段付き部10dが形成されており、この第1減速機ケース10aの段付き部10dと第2減速機ケース10bの段付き部10cとの間に、第2内歯車26とボールベアリング33とが配置されている。そして、ボールベアリング33の外周には、第1減速機ケース10aと第2減速機ケース10bのそれぞれの内周面が嵌合しており、これにより両ケース10a,10bの芯出しがなされている。
また、モータ1の回転軸6の第1回転軸6aとモータケース5との間、及び出力軸32と減速機ケース10の第2ケース10bとの間には、それぞれオイルシール45,46が設けられ、遊星減速機2の内部に充填された潤滑油が外部の漏れるのを防止している。
また、本実施形態では、はすば型の歯車を用いることにより、歯車の噛み合い部の面圧を下げ、十分な耐圧を持たせている。
[動作]
動作について簡単に説明する。モータ1の回転は、回転軸6から遊星減速機2の第1太陽歯車15に入力される。第1太陽歯車15に入力された回転は、複数の第1遊星歯車17を介して第1内歯車16に伝達され、これらの歯数で決まる減速比によって減速されて第1キャリア18に出力される。この第1キャリア18には第2太陽歯車25が固定されているので、第1キャリア18の回転は、前記同様に、第2太陽歯車25、複数の第2遊星歯車27及び第2内歯車26の歯数で決まる減速比によってさらに減速され、出力軸32に出力される。
出力軸32には、図示しない巻き上げ機構が連結されており、この巻き上げ機構を介して巻取りドラムが回転し、これによってシートシャッタが巻取りドラムに巻き取られたり、あるいは繰り出されることによって開閉されることとなる。
[実施形態の効果]
ここでは、従来のモータケースを、モータ1を収容するモータケース5と、このモータケース5をシャッタケースに固定するためのブレーキケース8とに分割して構成したので、モータケース5とブレーキケース8の肉厚を変えても、鋳造上の欠陥が生じにくい。したがって、モータケース5の肉厚を従来のモータケースに比較して薄くすることができ、従来装置と同一外形寸法で、モータ1の容量をより大きくすることができる。また、ブレーキケース8の肉厚を従来のモータケースに比較して厚くすることができ、強度を向上させることができる。さらに、モータケース5とブレーキケース8とをいんろう嵌合部5b,8cにより嵌合しているので、両者の結合強度を高く維持でき、しかもフランジ等によって結合する場合に比較して径方向寸法を抑えることができる。また、いんろう嵌合部の嵌合後の固定は、皿ねじ9を使用しているので、ねじの頂部の突出を抑えることができ、さらに径方向寸法を抑えることができる。
また、駆動源としてDCブラシレスモータを用いているので、ステータ側に磁石がなく、小型化が可能となる。また、強力な磁束密度が得やすいので、モータの効率が高くなり、高速化を実現することが容易となる。さらに、これと併せて、減速機としてはすば歯車型の遊星歯車列を有する遊星減速機を用いたので、駆動部の小型化、高速化によるシートシャッタの素早い開閉、さらには静穏化を実現することができる。しかも、従来のハイポサイクロイド型の減速機と比較して、遊星減速機の構成が簡単で組立も容易になり、メンテナンスが容易になる。
さらに、モータ1及び遊星減速機2は互いのケース5,10が直結されているので、軸方向の長さを短縮できるとともに、減速機内部のイナーシャを少なくすることができる。
[他の実施形態]
前記実施形態では、モータケース5とブレーキケース8とを、いんろう嵌合部5b,8c及び皿ねじ9により結合したが、両者の結合のための構成はこれに限定されない。図3に、他の実施形態を示す。この実施形態では、モータケース5の開口側の端部内周には、所定の範囲にわたって雌ねじ部5dが形成されている。一方、ブレーキケース8のモータケース5側の端部外周には、他の外周部分よりは小径の外径部が形成され、この外径部の所定の範囲にわたって雄ねじ部8eが形成されている。ここでは、モータケース5側の雌ねじ部5dの方がブレーキケース8の雄ねじ部8eよりは長い範囲にわたって形成されている。なお、ブレーキケース8の雄ねじ部8eよりさらに先端側には、雄ねじ部8eよりも小径の外径部が形成されている。
このように、モータケース5とブレーキケース8とをねじの螺合によって結合するようにしてもよい。この場合は、外形寸法を抑えることができるとともに、ボルト等の他の締結部材が不要になる。
本発明の一実施形態によるシートシャッタ駆動装置の構成図。 前記装置の遊星減速機の断面構成図。 本発明の他の実施形態によるモータケースとブレーキケースの結合部の構成図。
符号の説明
1 DCブラシレスモータ
2 遊星減速機
5 モータケース
5b いんろう嵌合部
8 ブレーキケース
8b フランジ
8c いんろう嵌合部
9 皿ねじ
10 減速機ケース
11 遊星機構
15 第1太陽歯車
16 第1内歯車
17 第1遊星歯車
18 第1キャリア
25 第2太陽歯車
26 第2内歯車
27 第2遊星歯車
28 第2キャリア
32 出力軸

Claims (8)

  1. シートシャッタを巻き取る巻取りドラムの内部に設けられるとともにシャッタケースに支持され、前記巻取りドラムを駆動するためのシートシャッタ駆動装置であって、
    駆動源としての駆動モータと、
    前記駆動モータの回転軸に連結し前記駆動モータの本体から両側に突出した第1、第2回転軸と、
    前記駆動モータが収納される第1開口を有するとともに、底壁に前記第1回転軸が挿通される第1挿通孔を有する有底筒状の第1ケースと、
    前記第2回転軸に接続され、前記駆動モータの回転を制動するブレーキと、
    前記ブレーキが収納される第2開口を有するとともに、底壁に前記第2回転軸が挿通される第2挿通孔を有する有底筒状の第2ケースと、
    前記第1ケースの底壁を介して前記駆動モータとは反対側に配置され、前記第1回転軸に連結し、前記駆動モータの回転を減速して前記ドラムに伝達する減速歯車機構と、
    を備え、
    前記第2ケースは、開口側の端部に前記シャッタケースと接続するためのフランジを備えるとともに、開口側とは反対側に位置する周壁部に、外径が開口側よりも縮小した縮径部を備え、
    前記縮径部の外面に沿って前記第1ケースの周壁が重なるように嵌合して固定されている、
    シートシャッタ駆動装置。
  2. 前記第1ケースと前記第2ケースとの嵌合部において、前記第1ケースには周壁を貫通する貫通孔が設けられるとともに、前記第2ケースには前記貫通孔と重なる位置にねじ孔が形成され、前記貫通孔とねじ孔を介して前記第1ケースと前記第2ケースとが互いにねじ止めされている、
    請求項1に記載のシートシャッタ駆動装置。
  3. 前記ねじ止めのために頂部が皿状の皿ねじを備え、前記貫通孔の周縁に沿って前記頂部が嵌合する皿状の嵌合孔が形成されている、
    請求項2に記載のシートシャッタ駆動装置。
  4. 前記第2ケースと前記第1ケースとを嵌合させた際に、互いの外周面が略同一の径に連結されている、
    請求項1から3のいずれかに記載のシートシャッタ駆動装置。
  5. 前記第1開口の内径は前記第2開口の内径よりも大きく形成されている、
    請求項1から4のいずれかに記載のシートシャッタ駆動装置。
  6. 前記第2ケースの周壁の肉厚は前記第1ケースの周壁の肉厚よりも厚く形成されている、
    請求項1から5のいずれかに記載のシートシャッタ駆動装置。
  7. 前記第1ケースと前記第2ケースとは、前記嵌合部が円筒状に形成されて互いに螺合するねじ部が軸方向に沿って形成され、前記ねじ部を互いに螺合することにより固定されている、
    請求項1に記載のシートシャッタ駆動装置。
  8. 前記減速歯車機構はその周囲を覆う減速歯車機構ケースを有しており、
    前記減速歯車機構ケースと前記第1ケースとは互いに直結されている、
    請求項1から7のいずれかに記載のシートシャッタ駆動装置。
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