JP2005223146A - 固体撮像素子およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
フォトダイオードに近接する素子、例えばMOS型リセット素子で発生する暗電流を抑制することにより、標準CMOSプロセスへの変更がより少ない方法で暗電流を減少させ、CMOSイメージセンサの画質を改善する。
【解決手段】
フォトダイオード用n型領域41に近接するMOS型リセット素子12´の拡散層34周辺に、拡散層34と同じ導電型の不純物が、拡散層34より低濃度で、ゲート電極42aに平行な方向に広く拡散された拡散層カバー領域171を形成することにより、空乏層が形成される位置を拡散層34端と素子分離構造33端から離し、且つpn接合で発生する電界勾配を緩和した構造にする。
【選択図】 図19

Description

本発明は。画像撮像のために受光量に応じて電圧を出力する固体撮像素子およびその製造方法に関し、特に、CMOS型イメージセンサに適用して好適なものである。
固体撮像素子は、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、カメラ付携帯電話、監視用カメラ、車載カメラ等様々な分野で使用されており、電荷結合素子(以下、CCDと称す)がよく知られている。また、CCDとは異なる構造を持つ固体撮像素子として、CMOSイメージセンサ、特に、非特許文献1に開示されているように、Active Pixel Sensor型(又は画素内増幅型センサ。以下APSと称す)CMOSイメージセンサが知られている。
CMOSイメージセンサは、信号処理に用いるCMOSと同一プロセスで作成できるため、周辺回路との混載が容易で、供給電源が1種類で済み、消費電力が低く、高速応答が可能であり、CCD特有のスミアという偽画像が発生しないという長所がある。一方、CCDに比べて画質が劣ると考えられてきたため、現在までの所、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラのように画質が重視される用途においては、CCDの後塵を拝することが多い。
CMOSイメージセンサの用途を拡げるためには、その画質を改善することが最重要課題の1つである。そのためには、様々な特性を改善する必要があるが、中でも暗電流と呼ばれる光が当たっていない時に発生する電流を抑制することが特に重要と考えられる。
CMOSイメージセンサの動作は、通常初期化(リセット)時に逆バイアスを印加することによって電荷をフォトダイオードに蓄積させる。次いで、MOS型リセット素子をOFF状態にすることにより、フォトダイオードを電源から切り離す。そして、光が当たることにより発生する電流によって、フォトダイオードに蓄積された電荷を減少させ、相関検出回路等を用いることで、初期化時と露光時間後の保持電荷の差を検出する。
ここで、暗電流が大きい場合、明るい光が入射しない状態でも、フォトダイオードに蓄積された電荷が減少するので、露光時間を長くとると、画像の黒い部分に白っぽいムラや傷ができる。また、画素毎に暗電流特性がばらつくことで固定ノイズが増加し、また暗電流がランダムに変動する成分はランダムノイズの一部となり、画質を劣化させる要因となる。
従来から、CMOSイメージセンサの暗電流を減らすために、フォトダイオード部に着目して構造を工夫する試みは色々なされてきた。例えば、特許文献1には、暗電流の主要な発生源の1つであるLOCOS(Local Oxidation of Silicon)端から距離Lだけ隔ててアクティブ領域に空乏層を形成する方法が開示されている。また、特許文献2には、表面をフォトダイオードのn型とは反対の導電型のp+層で覆い、空乏層をできるだけ基板内部に配置する方法が開示されている。また、非特許文献2には、ストレスを発生させる製造工程の条件を工夫する方法が開示されている。また、非特許文献3には、異方性ドライエッチングの基板表面へのダメージを軽減する法が開示されている。これらの対策は、程度の差はあるが、それぞれ暗電流を減らす上で効果的であった。
特開平10−98176号公報 特開平2−87668号公報 Eric Fossum " Active Pixel Sensors: Are CCD’s Dinasauers?", CCD and Solid state Optical Sensors III Proc.SPIE, 2−14, 1993、 Eric Fossum "CMOS Imager Sensor Electronic Camera−On−A−Chip", IEEE Trans.Elec.Dev.,Vol.44, 1689−1698, 1997 IEEE Trans.Elec.Dev, Vol.43, No.11(1996) p1989 International Symposium on Plasma Process−Induced Damage(1996) p198−201
しかしながら、上記の対策は、光電流を発生するフォトダイオードに着目したものであり、フォトダイオードに接する素子、例えばリセット素子に着目して暗電流対策を施すことは行われていなかった。
そこで、本発明の目的は、フォトダイオード及びフォトダイオードに近接する素子における暗電流発生箇所と発生量をできるだけ定量的に把握した上で、今まで明確に対策の施されていなかったフォトダイオード近接素子由来の暗電流の抑制を行い、既存CMOSプロセスへの変更が少ないシンプルで現実的な対策で暗電流を減少させることが可能な固体撮像素子およびその製造方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の固体撮像素子によれば、光検知のためのフォトダイオードと該フォトダイオードを初期化するために電荷を供給するリセット用素子と前記フォトダイオードの電位を検出するための素子と画素の選択をするための素子を画素内に有する固体撮像素子において、前記リセット用素子のフォトダイオード側の第1の導電型の高濃度不純物領域を、該高濃度不純物領域より低濃度の第1の導電型の不純物領域で、前記高濃度不純物領域端と素子分離領域端を含むように覆うことを特徴とする。
また、請求項2記載の固体撮像素子によれば、請求項1の固体撮像素子において、該半導体基板がシリコンであることを特徴とする。
また、請求項3記載の固体撮像素子によれば、請求項1の固体撮像素子において、該リセット用素子がn型のMOS(金属酸化膜半導体素子)であることを特徴とする。
また、請求項4記載の固体撮像素子によれば、請求項1の固体撮像素子において、高濃度不純物領域端を覆うための不純物領域を形成する元素がリンであることを特徴とする。
また、請求項5記載の固体撮像素子によれば、光検知のためのフォトダイオードと該フォトダイオードを初期化するために電荷を供給するリセット用素子と前記フォトダイオードの電位を検出するための素子と画素の選択をするための素子と露光を制御するための素子を画素内に有する固体撮像素子において、該露光制御用素子とリセット用素子に挟まれた第1の導電型の高濃度不純物領域を、該高濃度不純物領域より低濃度の第1の導電型の不純物領域で、前記高濃度不純物領域端と素子分離領域端を含めるように覆うことを特徴とする。
また、請求項6記載の固体撮像素子によれば、請求項5の固体撮像素子において、該半導体基板がシリコンであることを特徴とする。
また、請求項7記載の固体撮像素子によれば、請求項5の固体撮像素子において、該リセット用素子がn型のMOS(金属酸化膜半導体素子)であることを特徴とする。
また、請求項8記載の固体撮像素子によれば、請求項5の固体撮像素子において、高濃度不純物領域端を覆うための不純物領域を形成する元素がリンであることを特徴とする。
また、請求項9記載の固体撮像素子によれば、光検知のためのフォトダイオードと該フォトダイオードを初期化するために電荷を供給するリセット用素子と前記フォトダイオードの電位を検出するための素子と画素の選択をするための素子を画素内に有する固体撮像素子において、前記リセット用素子のフォトダイオード側に配置されたソース領域高濃度不純物拡散層端の電界を緩和する電界緩和領域が設けられていることを特徴とする。
また、請求項10記載の固体撮像素子によれば、光検知のためのフォトダイオードと該フォトダイオードを初期化するために電荷を供給するリセット用素子と前記フォトダイオードの電位を検出するための素子と画素の選択をするための素子を画素内に有する固体撮像素子において、前記リセット用素子のフォトダイオード側に配置されたソース領域の深さがドレイン領域の深さよりも深いことを特徴とする。
また、請求項11記載の固体撮像素子の製造方法によれば、第1導電型の半導体基板に素子分離領域を選択的に形成する工程と、該半導体基板に第2導電型の不純物を導入して感光部を形成する工程と、該半導体基板に第1導電型の不純物を導入して該感光部を初期化するための素子のウェルを形成する工程と、該半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、該絶縁膜上に前記初期化素子のゲート電極を形成する工程と、第2導電型の前記初期化素子の拡散層を形成する工程と、前記初期化素子の感光部側の拡散層と前記素子分離領域端を覆う領域に、第2導電型で該拡散層より低いドーズ量のイオン注入を行う工程を含むことを特徴とする。
また、請求項12記載の固体撮像素子の製造方法によれば、請求項11の固体撮像素子の製造方法において、第1導電型の半導体基板に第2導電型の不純物を導入して感光部を形成する工程と、初期化素子の感光部側の拡散層と素子分離領域端を覆う領域の第2導電型イオン注入を同一工程で行うことを特徴とする。
また、請求項13記載の固体撮像素子の製造方法によれば、第1導電型の半導体基板に素子分離領域を選択的に形成する工程と、該半導体基板に第1導電型の不純物を導入して感光部を初期化するための素子のウェルを形成する工程と、該半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、該絶縁膜上に前記初期化素子のゲート電極を形成する工程と、第2導電型の前記初期化素子の拡散層を形成する工程を含む固体素子撮像素子製造方法において、該半導体基板に第2導電型の不純物を導入して画素周辺回路素子のウェルを形成する工程と感光部形成工程と初期化素子の感光部側の拡散層と前記素子分離領域端を覆う領域の形成を同一工程で行うことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、主要な暗電流の発生箇所の1つと考えられるリセットMOSのようなフォトダイオードに接する素子の拡散層端に関して、拡散層端及び素子分離領域端近傍領域で急峻な電界勾配を持つ空乏層を形成しないようにする対策を施すことにより、CMOSイメージセンサの暗電流を削減し、その画質を改善することができる。また、本発明の製造方法では、従来のCMOSプロセスの一部の工程を変更又は追加するだけで作成することが可能である。
以下、3トランジスタ型のCMOSイメージセンサをシリコン基板上に形成する場合を例にとって、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明はこの構造に限られるものではなく、他のピクセル構造においても、フォトダイオードに近接して電荷を保持する機能を持つMOS型素子の高濃度拡散層の空乏層が表面に露出している部分の暗電流を抑制するために適用することが可能である。
図1は、APS型CMOSイメージセンサのピクセル部の一例を示す回路図である。
図1において、APS型CMOSイメージセンサには、光検出用フォトダイオード11、フォトダイオード11を初期化するためのMOS型リセット素子12、フォトダイオード11の電荷及び電位を出力電圧に変換するためのソースフォロワー素子13および画素(ピクセル)選択用素子14が設けられている。
図2は、APS型CMOSイメージセンサのピクセルレイアウトの一例を示す平面図、図3は、図2のラインAに沿ったMOS型リセット素子の断面構造の一例を示す図、図4は、図2のラインBに沿ったフォトダイオードとMOS型リセット素子の断面構造の一例を示す図である。なお、図4では、図2のコンタクト18の構造は省略してある。
図2〜4において、P型シリコン基板31上には、フィールド領域16で囲まれたアクティブ領域15が形成されている。ここで、フィールド領域16には、LOCOS法にて形成された素子分離領域33が形成され、アクティブ領域15にはコンタクト18が形成されている。
そして、図1の光検出用フォトダイオード11に対応して、フォトダイオード用n型領域41がP型シリコン基板31上に形成されている。また、MOS型リセット素子12、ソースフォロワー素子13および画素選択用素子14にそれぞれ対応して、アクティブ領域15に跨るように配置されたゲート電極42a〜42cが形成されている。なお、ゲート電極42a〜42cは、例えば、ゲート酸化膜44を介してP型シリコン基板31上に配置されたポリシリコンゲートで構成することができる。
ここで、P型シリコン基板31には、フォトダイオード用n型領域41と所定間隔だけ隔ててPウェル領域32が形成されている。そして、ゲート電極42aの両側には、MOS型リセット素子12のソース部およびドレイン部にそれぞれ対応するn+拡散層34、43がそれぞれ形成され、n+拡散層34はフォトダイオード用n型領域41上に延伸されている。そして、フォトダイオード用n型領域41上に延伸されたn+拡散層34は、メタル配線19を介してゲート電極42bに接続されている。
なお、フォトダイオード用n型領域41には、ドーパント不純物のドーズ量とイオン注入の加速エネルギーが最適化されたn型領域を使用することができる。あるいは、プロセス工程数を少なくするために、PMOS形成用のNウェルを用いることも可能である。そして、フォトダイオード用n型領域41とP型シリコン基板31との間にできる空乏層で発生する光電流を、入射光強度の検出に利用することができる。
また、図2のレイアウトはマスクの設計の際に使用されるものなので、実際の固体撮像素子を上から眺めた場合は、フォトダイオード用n型領域41端は素子分離領域の下に隠れている。
図5および図6は、暗電流の発生箇所を推定するために用いたピクセルレイアウト例(フォトダイオード用n型領域41のあるパターン)を示す平面図、図7は、図6パターンの場合の図2のラインBに対応するフォトダイオード11とMOS型リセット素子12の断面構造の一例を示す図である。
図5の系列は、フォトダイオード用n型領域41a〜41cがNウェルで構成され、フォトダイオード用n型領域41a〜41cの面積と周囲長を小さいものから大きいものへと変化させている。
また、図6の系列では、図2のフォトダイオード用n型領域41に対応したNウェルがなく、図7に示すように、Pウェル32がフォトダイオード11の領域まで延伸されている。また、フォトダイオード11の領域まで延伸されたPウェル32上で、高濃度のn+拡散層34a〜34cが大きく拡張され、Pウェル32とn+拡散層34a〜34cとの間の空乏層を用いて光電変換をするフォトダイオード構造になっている。これらのピクセルについても、n+拡散層34a〜34cの周囲長と面積を小さいものから大きいものへ変化させている。
図5および図6の各ピクセル構造のフォトダイオード11及びMOS型リセット素子12の拡散層(ソース)部の面積及び周囲長と各ピクセル毎の暗電流の測定結果を表1に示す。
Figure 2005223146
また、図5のフォトダイオード用n型領域41a〜41cとP型シリコン基板31で空乏層が形成された時のフォトダイオード用n型領域41a〜41bの面積と暗電流の関係を図8、周囲長と暗電流の関係を図9に示す。また、図6のn+拡散層34a〜34cとPウェル32で空乏層が形成された時のn+拡散層34a〜34cの面積と暗電流の関係を図10、周囲長と暗電流の関係を図11に示す。
図8〜図11において、フォトダイオード用n型領域41a〜41cまたはn+拡散層34a〜34cの面積および周囲長にほぼ比例して、ピクセルの暗電流が増加していることが判る。以上の測定結果を元に、ピクセル内の各空乏層の暗電流の発生率を推定する。
まず、図6のn+拡散層34a〜34cとPウェル32で空乏層が形成されたフォトダイオード(以下、拡散層型フォトダイオードと称す。)に関して、以下のモデル式を仮定した。
dark=IPDn+bulk+IPDn+surf+Ioffset ・・・(1)
PDn+bulk=Gn+bulk×AreaPDn+×Dn+bottom
+Gn+bulk×PeriPDn+×Wn+side×Dn+side・・・(2)
PDn+surf=Gn+surf×PeriPDn+×Wn+surf ・・・(3)
offset≒Irstsrc=Irstsrcbulk+Irstsrcsurf ・・・(4)
rstsrcbulk=Gn+bulk×Arearstsrc×Dn+bottom
+Gn+bulk×Perirstsrc×Wn+side×Dn+side・(5)
rstsrcsurf=Gn+surf×Perirstsrc×Wn+surf ・・・(6)
ここで、(1)式のIdarkはピクセル全体で発生している暗電流、IPDn+bulkは拡散層型フォトダイオードのP型シリコン基板31内部の空乏層で発生する暗電流、IPDn+surfは拡散層型フォトダイオードの周囲の空乏層表面(Si/SiO2界面)で発生する暗電流、Ioffsetは拡散層型フォトダイオード以外の領域で発生する暗電流である。IrstsrcはMOS型リセット素子12のソース領域の空乏層で発生する暗電流を表す。Ioffsetに影響を与える因子としては、他にも拡散層型フォトダイオードのコンタクト周辺で発生する暗電流やMOS型リセット素子12のチャンネルリーク電流等色々な要因があるが、MOS型リセット素子12のソース領域の空乏層の暗電流に比べて小さいと想定されるので、この解析においては無視することにした。
n+bulkはn+拡散層34a〜34cのP型シリコン基板31内部の空乏層で発生する単位体積当りの暗電流発生率、Gn+surfはn+拡散層34a〜34cのSiとSiO2界面の空乏層で発生する単位面積当りの暗電流発生率である。これらの値は、n+拡散層34a〜34cの濃度、Pウェル領域32の濃度およびアニール等のプロセス条件によって変化する。
AreaPDn+とPeriPDn+はそれぞれ拡散層型フォトダイオードの面積と周囲長で、図12(a)の太点線で囲まれた面積と長さに対応するので、試作で使用したマスクから測った。ArearstsrcとPerirstsrcはMOS型リセット素子12のソース領域の面積と周囲長を表し、図12(b)の太点線に挟まれた領域の面積と長さに対応する。ただし、この周囲長は、(5)式および(6)式に代入する際に、拡散層型フォトダイオードとMOS型リセット素子12の互いの境界長は除いて解析する方が適切と考えられる。また、Perirstsrcはさらに、MOS型リセット素子12のゲート端部を除くことが適切である。なお、表1の周囲長(Perimeter)には、これらの補正後の値を記入している。
n+bottomはn+拡散層の底の空乏層幅を表す。Wn+sideとDn+sideはn+拡散層34a〜34cの横方向の空乏層幅とその深さであり、Wn+surfはn+拡散層34a〜34cの表面部分の空乏層幅である。ここで、空乏層の幅及び深さを推定するために、測定サンプル作成に用いたプロセスフローとレイアウトに基づき、プロセスシミュレーションでCMOSイメージセンサのピクセル構造を作成した。次に、デバイスシミュレーションを用いてそのポテンシャル分布及び電子、ホールの分布から空乏層幅を推定した。
図13は、デバイスシミュレーションで得られたn+拡散層−pウェル型ピクセルのポテンシャル分布と空乏層幅の関係を示す図である。なお、図13の実線の等高線は等ポテンシャル面を表す。また、P型シリコン基板31内の点線は空乏層と中性領域の境界を表す。
図13において、上記で定義した空乏層幅や深さDn+bottom、Wn+side、Dn+side、Wn+surfが図示されている。だだし、側面の空乏層の形状は単純な図形では表現できないが、モデル式を簡単化するために長方形近似にしたので、面積がほぼ等しくなる様にDn+sideとWn+sideの値は選んだ。
このピクセル構造の場合には、MOS型リセット素子12のソース領域と拡散層型フォトダイオードの領域がほぼ同じ構造なので、バルクと表面の暗電流発生率及び空乏層幅が共通になる。このため、モデル式の結果と測定結果をフィッティングさせることにより、暗電流発生率を推定することができる。このようにして得られたパラメータGn+bulk、Gn+surfの値を表2に示す。
Figure 2005223146
次に図5のフォトダイオード用n型領域41a〜41cに対応したNウェルとP型シリコン基板31の空乏層を用いたフォトダイオード(以下、Nウェル型フォトダイオードと称す。)に関して、図6の拡散型フォトダイオードの場合と同様に、以下のモデル式を仮定した。
dark=IPDnwbulk+IPDnwsurf+Ioffset ・・・(7)
PDnwbulk=Gnwbulk×AreaPDnw×Dnwbottom
+Gnwbulk×PeriPDnw×Wnwside×Dnwside・・・(8)
PDnwsurf=Gnwsurf×PeriPDnw×Wnwsurf ・・・(9)
offset≒Irstsrc ・・・(10)
ここで、Idarkはピクセル全体の暗電流、IPDnwbulkはNウェル型フォトダイオードのP型シリコン基板31内部の空乏層で発生する暗電流、IPDnwsurfはフォトダイオード用n型領域41a〜41cの周囲の空乏層表面で発生する暗電流である。このIoffsetは拡散層型フォトダイオードが形成されたピクセルのIoffsetとは異なる値となるが、暗電流発生率Gn+bulkとGn+surfは共通と考えられる。これらの値は既に求められているので、MOS型リセット素子12の周囲長と面積から容易に計算することができる。
nwbulkはNウェル型フォトダイオードのP型シリコン基板31内部の空乏層で発生する単位体積当りの暗電流発生率、GnwsurfはNウェル型フォトダイオードの表面(SiとSiO2の界面)空乏層で発生する単位面積当りの暗電流発生率である。これらの値はNウェル濃度、P基板濃度、アニール等のプロセス条件によって変化する。
AreaPDnwとPeriPDnwはそれぞれNウェル型フォトダイオードの面積と周囲長であり、図14(a)に太点線で表されている領域に対応し、前と同様に試作で使用したマスクから求めた。Dnwbottomはフォトダイオード用n型領域41a〜41cの底の空乏層幅、WnwsideとDnwsideはフォトダイオード用n型領域41a〜41cの横方向の空乏層幅とその深さ、Wnwsurfはフォトダイオード用n型領域41a〜41cの表面部分の空乏層幅である。空乏層の幅及び深さは、拡散層型フォトダイオードの時と同様に、プロセス及びデバイスシミュレーションから推定した。
図15は、デバイスシミュレーションで得られたNウェル−P基板型ピクセルのポテンシャル分布と空乏層幅の関係を示す図である。
図15において、側面の空乏層の形状はやはり単純な図形では表現できないが、長方形近似で誤差が大きくならないようにするため、面積がほぼ等しくなるようにDnwsideとWnwsideの値を選んだ。これらの値を用いてモデル式と測定結果のフィッティングを行い、測定値を満足する暗電流発生率パラメータを得た。得られたパラメータGnwbulk、Gnwsurfの値を表2に示す。
以上の方法でモデル式のパラメータが全て得られたことにより、各成分ごとの暗電流の発生率を推定することができる。
図16は、ピクセル種類毎の暗電流発生箇所の解析結果を示す図である。
図16において、バルク領域よりも表面(SiとSiO2界面)の空乏層の方が、暗電流の発生率が大きいことが判る。また、n+拡散層34a〜34cの空乏層の方が、フォトダイオード用n型領域41a〜41cとP型シリコン基板31の間の空乏層より暗電流の発生率が大きいことが理解できる。図2のn+拡散層34よりもフォトダイオード用n型領域41の方が周囲長も面積も大きいので、通常フォトダイオード11の暗電流対策が重要視される。フォトダイオード11の暗電流対策も勿論重要であるが、MOS型リセット素子12の拡散層34端は、暗電流発生率が極めて大きく、周囲長が短くても影響は大きいので、MOS型リセット素子12の暗電流対策を施すことが暗電流削減にとって効果的であると考えられる。
拡散層34端表面の暗電流発生率が大きい理由として、以下の原因が推定できる。
先ず第1に、素子分離領域33を形成する際に、LOCOSのような素子分離構造の端部はストレスが発生し易く欠陥密度が大きくなる。n+拡散層34の空乏層は、イオン注入エネルギーが比較的低いために、LOCOS端のような素子分離領域33の端部近傍に形成される。ここで欠陥とは、シリコン基板とシリコン酸化膜界面のダングリングボンド、シリコン原子の空孔、格子間原子、又は意図しない不純物原子の混入、転位等の色々な結晶構造や配列上の誤りが考えられる。これらの欠陥は、シリコンのバンドギャップ間のエネルギー準位にその不純物準位を形成し、ショックレイ・リード・ホール型の電子・ホール対生成を媒介する。
第2に、n+拡散層34とPウェル32で形成される接合は、フォトダイオード用n型領域41とP型シリコン基板31で形成される接合と比較して不純物濃度勾配が急峻となる。このため、n+拡散層34とPウェル32で形成される接合では、バンドギャップ間の不純物準位等を介してのトンネリング現象が発生しやすく、価電子帯の電子が伝導帯に抜けることにより、電子・ホール対を生成する。他にも、n+拡散層34が高濃度であることに起因して、アニールにより充分活性化しきれなかった原子やクラスターが残り、欠陥の増加を引き起こし易いことも挙げられる。
以上の原因により、拡散層型フォトダイオードの周囲とMOS型リセット素子12のソース領域端は、無視できない暗電流発生源であることが理解できる。フォトダイオード1に関しては、拡散層型フォトダイオードを採用しなければ問題ないが、MOS型リセット素子12のようにフォトダイオード11に直接繋がっているにも拘わらず、暗電流の発生源となる構造は暗電流対策の上で課題の1つであることが認識できた。そこで、フォトダイオード11に直接繋がるMOS型リセット素子12を通常のMOSトランジスタとして設計することを止めて、特殊構造に変更することを考えた。
図17は、本発明の拡散層端カバー構造を含むピクセルレイアウトの一例を示す平面図、図18は、本発明の拡散層端カバー構造の図17のラインAに沿った断面構造の一例を示す図、図19は、本発明の拡散層端カバー構造の図17のラインBに沿った断面構造の一例を示す図である。
図17〜図19において、MOS型リセット素子12´は非対称型構造をとり、n+拡散層34と素子分離領域端を広く覆うように配置された拡散層カバー領域171がP型シリコン基板31に形成されている。ここで、拡散層カバー領域171の不純物濃度はn+拡散層34より低く設定することが好ましい。これにより、pn接合による空乏層のできる位置をn+拡散層34及び素子分離領域33端から離すことが可能となるとともに、pn接合の不純物濃度勾配を緩くして電界勾配を緩和することが可能となり、暗電流の発生を抑制することができる。なお、MOS型リセット素子12´がn型MOSトランジスタの場合、例えば、リンのような不純物をゲート電極42aに平行な方向にn+拡散層34全体と素子分離領域33端を覆うように広くイオン注入して拡散させて、拡散層カバー領域171を形成することができる。
ただし、拡散層カバー領域171が設けられたMOS型リセット素子12´はソース領域が深くなり、ゲート電極42a直下のチャンネルパンチスルーを起す原因となる。一方、チャンネルパンチスルーを防ぐために、ゲート電極42aを広げたり、チャンネル不純物濃度を増やしたりすると、電流駆動力が低下する。このため、n+拡散層34を覆うように拡散層カバー領域171を配置する方法では、ソース/ドレイン領域をできるだけ浅く形成して、ゲート電極42aのチャンネル支配力を強化する方向に考える通常のMOS設計指針に反することになる。
しかし、MOS型リセット素子12´は、外部からの制御信号に応じて、ONの場合にフォトダイオード11に電荷を供給する役割と、OFFの場合にリーク電流が発生しないように電荷を遮断する役割を果たせば良い。また、フォトダイオード11の容量からみて、電流駆動力はそれ程必要ない。また、MOS型リセット素子12´は通常動作では常にドレイン側に高電圧が印加される。従って、MOS型リセット素子12´は、ソース領域を深くしても、拡散層カバー領域171が設けられた構造による短所は余り大きな問題にならず、暗電流の発生を抑えることのできる長所が生かす方が、価値があると考えられる。
図20は、デバイスシミュレーションで得られたゲート電極42aと拡散層カバー領域171との間の距離が0.2μの場合のポテンシャル分布を示す図である。
図20において、ポテンシャル分布は、MOS型リセット素子12´のソース側が深くチャンネル方向にせり出した分布をしているので、拡散層カバー領域171を形成するためのマスク端の位置を調整することが重要である。MOS型リセット素子12´のゲート長に比べてマスクがチャンネル側に寄り過ぎると、パンチスルーにより、MOS型リセット素子12´が動作しなくなるので、ゲート電極42aと拡散層カバー領域171との間の距離を慎重に最適化することが必要となる。
以上説明したように、上述した実施形態では、CMOSイメージセンサの暗電流の発生源を解析することにより、その中で少なからぬ暗電流発生源であるフォトダイオード11に接する素子のトランジスタ拡散層の表面空乏層からの暗電流を防ぐためのMOS構造について、NMOS型のMOS型リセット素子12´とフォトダイオード用n型領域41を例に挙げて説明した。
ただし、本発明は上記構造に対してのみ有効という訳ではなく、MOS型リセット素子12´以外のMOSトランジスタがフォトダイオード11に接する構造、あるいはn型とp型を反転させたピクセル構造などに適用するようにしてもよい。また、n+拡散層34端をカバーするためのn型ドーパントとしてはリンが一番好ましいが、砒素等を用いるようにしてもよい。
また、上記説明の中のピクセル内の複数の素子の機能を1素子が兼ねる場合でも、ピクセル内に別の機能素子が含まれる場合でもよい。また、基板がシリコン以外でも、シリコンゲルマニウム基板又はシリコン基板上のシリコンゲルマニウムエピタキシャル層、又はシリコンカーバイド基板、又はシリコン基板上のシリコンカーバイドエピタキシャル層でもよく、電荷を一定期間保持する領域にMOSトランジスタの拡散層がある場合にも、同様に対処することが可能である。
本発明の実施例1として、CMOSトランジスタのNウェルと、フォトダイオード11用のn型ウェルと、MOS型リセット素子12´の拡散層端を覆うn型拡散層カバー領域171とをそれぞれ別々に形成する場合を説明する。
図21は、本発明の実施例1の製造工程を示すフローチャートである。
図21において、実線で囲まれた工程は、標準CMOSプロセス、点線で囲まれた工程はCMOSイメージセンサ用プロセス、1点鎖線で囲われたプロセスは実施例1で追加されたプロセスである。
この製造工程には、素子分離領域形成工程(P1)、Pウェル形成工程(P2)、Nウェル形成工程(P3)、フォトダイオード用Nウェル形成工程(P4)、拡散層端型カバー領域形成工程(P5)、ゲート酸化工程(P6)、ポリシリコンゲート形成工程(P7)、LDD用イオン注入/サイドウォール形成工程(P8)、ソース/ドレイン拡散層形成工程(P9)、シリサイド層形成工程(P10)、層間絶縁層およびコンタクト形成工程(P11)および配線工程(P12)が設けられている。
図22〜図33は、本発明の実施例1の製造工程を示す断面図である。
図22において、P型シリコン基板31の熱酸化を行うことにより、ストレス緩和用シリコン酸化膜222をP型シリコン基板31上に形成する。そして、CVDなどの方法により、P型シリコン基板31上の全面にシリコン窒化膜221を成膜し、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いてシリコン窒化膜221をパターニングすることにより、フィールド領域16上のシリコン窒化膜221を除去する。そして、シリコン窒化膜221をマスクとして、P型シリコン基板31の選択酸化を行うことにより、素子分離領域33をP型シリコン基板31に形成するとともに、フィールド領域16で囲まれたアクティブ領域15を形成する(図21のP1)。そして、素子分離領域33がP型シリコン基板31に形成されると、シリコン窒化膜221およびストレス緩和用シリコン酸化膜222をP型シリコン基板31から除去する。さらに、イオン注入用スクリーン酸化膜231をP型シリコン基板31上に形成する。
次に、図23に示すように、フォトリソグラフィー技術を用いることにより、フォトダイオード部を覆うフォトレジスト232aをP型シリコン基板31上に形成する。そして、フォトレジスト232aをマスクとして、Pウェル形成のためのB(ボロン)イオン注入233をP型シリコン基板31に行うことにより、Pウェル領域32を形成する(図21のP2)。
次に、図24に示すように、PなどのN型不純物のイオン注入241をP型シリコン基板31に行うことにより、CMOSトランジスタ用のNウェルを形成する(図21のP3)。なお、CMOSトランジスタ用のNウェルを形成する場合、APS型CMOSイメージセンサのピクセル全体がフォトレジスト232bで保護されるので、CMOSトランジスタ形成用のN型不純物がピクセルに注入されることはない。そして、CMOSトランジスタ用のNウェルがP型シリコン基板31に形成されると、フォトレジスト232bをP型シリコン基板31から除去する。
次に、図25に示すように、フォトリソグラフィー技術を用いることにより、フォトダイオード部が露出されるようにパターニングされたフォトレジスト232cをP型シリコン基板31上に形成する。そして、フォトレジスト232cをマスクとして、PなどのN型不純物のイオン注入251をP型シリコン基板31に行うことにより、イメージセンサ用のフォトダイオード用n型領域41を形成する(図21のP4)。そして、フォトダイオード用n型領域41がP型シリコン基板31に形成されると、フォトレジスト232cをP型シリコン基板31から除去する。
次に、図26に示すように、フォトリソグラフィー技術を用いることにより、MOS型リセット素子12´の拡散層34の端部が露出されるようにパターニングされたフォトレジスト232dをP型シリコン基板31上に形成する。そして、フォトレジスト232dをマスクとして、PなどのN型不純物のイオン注入261をP型シリコン基板31に行うことにより、拡散層カバー領域171を形成する(図21のP5)。そして、拡散層カバー領域171がP型シリコン基板31に形成されると、フォトレジスト232dをP型シリコン基板31から除去する。
この時、素子分離領域33から拡散層カバー領域171のマスク端までの距離は、リソグラフィー精度にも依存するが、0.3〜0.4μ以上あればよい。また、図17に示すMOS型リセット素子12´のゲート電極42aの端部とマスク端の距離Xは、プロセス終了時にゲート電極42aの端部まで拡散層カバー領域171が拡散して、拡散層34の端部が充分覆われるような条件にすることが望ましい。この場合、ドーパント種、その濃度及びアニールによる拡散距離に依存するが、例えばリンの場合は、ゲート端とマスク端の距離を0.1〜0.3μ付近とすることが好ましい。
次に、図27に示すように、スクリーン酸化膜231一旦除去した後、P型シリコン基板31表面の熱酸化を行うことにより、P型シリコン基板31表面にゲート酸化膜44を形成する(図21のP6)。
次に、図28に示すように、CVDなどの方法によりポリシリコン層を積層し、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いてポリシリコン層をパターニングすることにより、ゲート電極42aをP型シリコン基板31上に形成する(図21のP7)。
次に、図29に示すように、素子分離領域33およびゲート電極42aをマスクとして、P型シリコン基板31内にPなどのN型不純物のイオン注入291を行うことにより、ゲート電極42aの両側にLDD領域302を形成する。
さらに、CVDなどの方法により、酸化珪素膜または窒化珪素膜などの絶縁膜をゲート電極42aが形成されたP型シリコン基板31上に積層し、この絶縁膜の異方性エッチングを行うことにより、ゲート電極42aの側壁にサイドウォール292を形成する(図21のP8)。
次に、図30に示すように、素子分離領域33、ゲート電極42aおよびサイドウォール292をマスクとして、高ドーズ量のAs(砒素)のイオン注入301をP型シリコン基板31内に行うことにより、サイドウォール292の両側に高濃度不純物拡散層34、43をそれぞれ形成する(図21のP9)。
次に、図31に示すように、フォトリソグラフィー技術を用いることにより、高濃度不純物拡散層34を覆うフォトレジスト232eをP型シリコン基板31上に形成する。そして、スパッタなどの方法により、フォトレジスト232eが形成されたP型シリコン基板31上にTiを成膜する。そして、Tiが成膜されたP型シリコン基板3の熱処理を行うことにより、ゲート電極42aおよび高濃度不純物拡散層43のシリコンをTiと反応させ、ゲート電極42aおよび高濃度不純物拡散層43上に金属シリサイド311を形成する。そして、ゲート電極42aおよび高濃度不純物拡散層43上に金属シリサイド311が形成されると、未反応のTiをP型シリコン基板31から除去する(図21のP10)。
これにより、MOS型リセット素子12´のドレインとゲート上に金属シリサイド311を形成することが可能となるとともに、MOS型リセット素子12´のソースには、金属シリサイド311が形成されないようにすることができる。そして、ゲート電極42aおよび高濃度不純物拡散層43上に金属シリサイド311が形成されると、フォトレジスト232eをP型シリコン基板31から除去する。
次に、図32に示すように、CVDなどの方法により、P型シリコン基板31上に層間絶縁膜321を堆積する。そして、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて層間絶縁膜321をパターニングすることにより、高濃度不純物拡散層43上の金属シリサイド311を露出させるコンタクトホール322を層間絶縁膜321に形成する(図21のP11)。
次に、図33に示すように、スパッタなどの方法により、コンタクトホール322が形成された層間絶縁膜321にメタル層を形成する。そして、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いてメタル層をパターニングすることにより、コンタクト331を介して高濃度不純物拡散層43上の金属シリサイド311に接続されたメタル配線332を形成する(図21のP12)。
実施例1では、フォトダイオード用n型領域41とMOS型リセット素子12´に設けられた拡散層カバー領域171とを別々に形成する方法について説明したが、拡散層カバー領域171の不純物濃度と深さについてはかなり許容範囲が広い。このため、工程数を減らすために、フォトダイオード用n型領域41とMOS型リセット素子12´のn型カバー領域171を同時に形成することも可能である。
フォトダイオード11用に最適化されたPウェル領域32のために、MOS型リセット素子12´のリーク電流が増加する場合には、拡散層カバー領域171の位置(例えば、図17のX)を調整することができる。あるいはMOS型リセット素子12´のゲート長を広げて、リーク電流を目標レベル以下になるように調整することも可能である。MOS型リセット素子12´のゲート長を広げたくない場合には、工程数は増加するが、MOS型リセット素子12´のチャンネルに追加の不純物イオン注入を行うようにしてもよい。
MOS型リセット素子12のゲート端と拡散層カバー領域171との間の距離(図17のX)を変えて試作した場合の暗電流の変化率を表3に示す。
Figure 2005223146
ここで、MOS型リセット素子12のゲート端と拡散層カバー領域171との間の距離(図17のX)を0.70μから0.15μまで近づけていくと暗電流は順調に減少していくが、それ以上MOS型リセット素子12´のゲート端に拡散層カバー領域171を近づけると却って暗電流が増加することが判る。特に、拡散層カバー領域171が0.15μだけゲート電極42c内まで入り込んだ場合は、光応答が無くなりイメージセンサとして動作しなくなった。従って、拡散層カバー領域171を最適な距離に持ってくることが、暗電流を抑制して且つ正常な動作をさせる上で重要であることが理解できる。
実施例2では、フォトダイオード用n型領域41とMOS型リセット素子12´の拡散層カバー領域171は同一工程で形成するようにしたが、周辺回路素子のPMOSトランジスタのNウェルの形成工程とは別工程で形成した。CMOSイメージセンサプロセスをできるだけ標準CMOSプロセス互換とするとともに、工程数をより一層減らす場合には、PMOS領域のNウェルを形成するためのイオン注入工程(図24のイオン注入241)にて、フォトダイオード用n型領域41とMOS型リセット素子12´の拡散層カバー領域171を形成することも可能である。
実施例1から3は、MOS型リセット素子12´がフォトダイオード11に接するピクセルに関するものであったが、露光制御用素子がフォトダイオード11に接する場合についても、本発明は同様に効果があると考えられる。
図34は、本発明の実施例4の場合の拡散層カバー領域343を含むピクセルレイアウトの一例を示す平面図である。
図34において、P型シリコン基板上には、光検出用フォトダイオード11、フォトダイオード11を初期化するためのMOS型リセット素子12、フォトダイオード11の電荷及び電位を出力電圧に変換するためのソースフォロワー素子13および画素選択用素子14が設けられている。ここで、フォトダイオードはシリコン酸化膜界面に露出して形成しても、又、表面を異なる導電型の層で覆い、基板内部に空乏層を埋め込んで形成しても構わない。また、光検出用フォトダイオード11とMOS型リセット素子12との間には露光制御用素子341が設けられ、露光制御用素子341にはゲート電極42dが設けられている。
また、MOS型リセット素子12のゲート電極42aと露光制御用素子341のゲート電極42dとの間には、浮遊拡散領域(FD)342が設けられ、浮遊拡散領域342は、メタル配線19´を介してソースフォロワー素子13のゲート電極42bに接続されている。また、MOS型リセット素子12のゲート電極42aと露光制御用素子341のゲート電極42dとの間には、浮遊拡散領域342が覆われるように配置された拡散層カバー領域343がP型シリコン基板に形成されている。
そして、露光制御用素子341が、フォトダイオード11に蓄積した電荷を露光制御用素子341とMOS型リセット素子12の間の浮遊拡散領域342に転送する。そして、浮遊拡散領域342の電位をソースフォロワー素子13で読み出すことにより、フォトダイオード11に入射した光を検出することができる。ここで、浮遊拡散領域342の幅は長くは設計されず、又浮遊拡散領域342に電荷が保持される時間は短いので、浮遊拡散領域342で発生する暗電流は通常はそれ程問題にはならない。
しかし、動く被写体を撮像する場合には、露光のタイミングがずれると、被写体が変形して撮像される。この問題を解決する1つの手段として、露光制御用素子341を全画素同時にONにして浮遊拡散領域342に電荷を転送しておき、順次読み出す方法がある。この場合、後の順番で読み出されるピクセルには、浮遊拡散領域342への迷光に起因する光電流と浮遊拡散領域342の暗電流によるオフセットが加算され、画質に悪影響を与える。このため、迷光を防ぐための遮光構造は当然必須であるが、浮遊拡散領域342に拡散層カバー領域343を設けることにより、浮遊拡散領域342の暗電流の発生をさらに抑制することができる。
ここで、浮遊拡散領域342に拡散層カバー領域343を設けると、露光制御用素子341が深いドレイン部を持つことになるので、実施例2で記述したマスク位置の調整、及びMOS型露光制御素子341のゲート長調整、及びチャンネル不純物イオン注入調整を組み合わせて、リーク電流の低減と暗電流の低減及び電荷転送残り削減の最適化を行うことが好ましい。
Active Pixel Sensor型CMOSイメージセンサのピクセル部の一例を示す回路図である。 Active Pixel Sensor型CMOSイメージセンサのピクセルレイアウトの一例を示す平面図である。 図2のラインAに沿ったMOS型リセット素子の断面構造の一例を示す図である。 図2のラインBに沿ったフォトダイオードとMOS型リセット素子の断面構造の一例を示す図である。 暗電流の発生箇所を推定するために用いたピクセルレイアウト例(フォトダイオード用Nウェルのあるパターン)を示す平面図である。 暗電流の発生箇所を推定するために用いたピクセルレイアウト例(フォトダイオード用Nウェルの無いパターン)を示す平面図である。 図6パターンの場合の、図2のラインBに対応するフォトダイオードとMOS型リセット素子の断面構造の一例を示す図である。 Nウェルのn−層とp基板で空乏層を形成したフォトダイオードの面積と暗電流の関係を示す図である。 Nウェルのn−層とp基板で空乏層を形成したフォトダイオードの周囲長と暗電流の関係を示す図である。 拡散層のn+層とPウェルのp−層で空乏層を形成したフォトダイオードの面積と暗電流の関係を示す図である。 拡散層のn+層とPウェルのp−層で空乏層を形成したフォトダイオードの周囲長と暗電流の関係を示す図である。 拡散層のn+層とPウェルのp−層で空乏層を形成したフォトダイオードの面積と周囲長を示す平面図である。 デバイスシミュレーションで得られたn+拡散層−Pウェル型ピクセルのポテンシャル分布と空乏層幅の関係を示す図である。 Nウェルのn−層とp基板で空乏層を形成したフォトダイオードの面積と周囲長を示す平面図である。 デバイスシミュレーションで得られたNウェル−p基板型ピクセルのポテンシャル分布と空乏層幅の関係を示す図である。 ピクセル種類毎の暗電流発生箇所の解析結果を示す図である。 本発明の拡散層端カバー構造を含むピクセルレイアウトの一例を示す平面図である。 本発明の拡散層端カバー構造の図17のラインAに沿った断面構造の一例を示す図である。 本発明の拡散層端カバー構造の図17のラインBに沿った断面構造の一例を示す図である。 デバイスシミュレーションで得られたゲート端と拡散層端カバー構造のマスク間距離が0.2μの場合のポテンシャル分布を示す図である。 本発明の実施例1の製造工程を示すフローチャートである。 本発明の実施例1の製造工程の素子分離領域形成時の構成を示す断面図である。 本発明の実施例1の製造工程のPウェル形成時の構成を断面図である。 本発明の実施例1の製造工程のNウェル形成時の構成を断面図である。 本発明の実施例1の製造工程のフォトダイオード用n型ウェル形成時の構成を断面図である。 本発明の実施例1の製造工程の拡散層端n型カバー構造形成時の構成を断面図である。 本発明の実施例1の製造工程のゲート酸化時の構成を断面図である。 本発明の実施例1の製造工程のポリシリコンゲート形成時の構成を断面図である。 本発明の実施例1の製造工程のLDD用イオン注入及びサイドウォール形成時の構成を断面図である。 本発明の実施例1の製造工程のソース/ドレイン拡散層形成時の構成を断面図である。 本発明の実施例1の製造工程のシリサイド層形成時の構成を断面図である。 本発明の実施例1の製造工程の被覆層及びコンタクト形成時の構成を断面図である。 本発明の実施例1の製造工程の配線層形成時の構成を断面図である。 本発明の実施例4の場合の拡散層端カバー構造を含むピクセルレイアウトの一例を示す平面図である。
符号の説明
11 フォトダイオード
12、12´ MOS型リセット素子
13 ソースフォロワー素子
14 選択素子
15 アクティブ領域
16 フィールド領域
18 コンタクト
19 メタル配線
31 P型シリコン基板
32 Pウェル領域
33 素子分離領域(LOCOS)
34 n+拡散層(MOS型リセット素子ソース部)
41 フォトダイオード用n型領域
42a〜42c ゲート電極
43 n+拡散層(MOS型リセット素子ドレイン部)
44 ゲート酸化膜
171 拡散層カバー領域
221 シリコン窒化膜
222 ストレス緩和用シリコン酸化膜
231 イオン注入用スクリーン酸化膜
232 フォトレジスト
233 Pウェル用B(ボロン)イオン注入
241 Nウェル用P(リン)イオン注入
251 フォトダイオード用NウェルP(リン)イオン注入
261 拡散層端n型カバー構造用P(リン)イオン注入
291 LDD用P(リン)イオン注入
292 サイドウォール
301 拡散層形成用As(砒素)イオン注入
302 低濃度ドレイン拡張部(LDD)
311 シリサイド
321 層間絶縁膜
322 コンタクトホール
331 コンタクト部
332 メタル配線層
341 露光制御素子
342 浮遊拡散領域(FD)
343 露光制御用素子とMOS型リセット素子の間の高濃度不純物端を覆うカバー領域

Claims (13)

  1. 光検知のためのフォトダイオードと該フォトダイオードを初期化するために電荷を供給するリセット用素子と前記フォトダイオードの電位を検出するための素子と画素の選択をするための素子を画素内に有する固体撮像素子において、
    前記リセット用素子のフォトダイオード側の第1の導電型の高濃度不純物領域を、該高濃度不純物領域より低濃度の第1の導電型の不純物領域で、前記高濃度不純物領域端と素子分離領域端を含むように覆うことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 請求項1の固体撮像素子において、該半導体基板がシリコンであることを特徴とする固体撮像素子。
  3. 請求項1の固体撮像素子において、該リセット用素子がn型のMOS(金属酸化膜半導体素子)であることを特徴とする固体撮像素子。
  4. 請求項1の固体撮像素子において、高濃度不純物領域端を覆うための不純物領域を形成する元素がリンであることを特徴とする固体撮像素子。
  5. 光検知のためのフォトダイオードと該フォトダイオードを初期化するために電荷を供給するリセット用素子と前記フォトダイオードの電位を検出するための素子と画素の選択をするための素子と露光を制御するための素子を画素内に有する固体撮像素子において、
    該露光制御用素子とリセット用素子に挟まれた第1の導電型の高濃度不純物領域を、該高濃度不純物領域より低濃度の第1の導電型の不純物領域で、前記高濃度不純物領域端と素子分離領域端を含めるように覆うことを特徴とする固体撮像素子。
  6. 請求項5の固体撮像素子において、該半導体基板がシリコンであることを特徴とする固体撮像素子。
  7. 請求項5の固体撮像素子において、該リセット用素子がn型のMOS(金属酸化膜半導体素子)であることを特徴とする固体撮像素子。
  8. 請求項5の固体撮像素子において、高濃度不純物領域端を覆うための不純物領域を形成する元素がリンであることを特徴とする固体撮像素子。
  9. 光検知のためのフォトダイオードと該フォトダイオードを初期化するために電荷を供給するリセット用素子と前記フォトダイオードの電位を検出するための素子と画素の選択をするための素子を画素内に有する固体撮像素子において、
    前記リセット用素子のフォトダイオード側に配置されたソース領域高濃度不純物拡散層端の電界を緩和する電界緩和領域が設けられていることを特徴とする固体撮像素子。
  10. 光検知のためのフォトダイオードと該フォトダイオードを初期化するために電荷を供給するリセット用素子と前記フォトダイオードの電位を検出するための素子と画素の選択をするための素子を画素内に有する固体撮像素子において、
    前記リセット用素子のフォトダイオード側に配置されたソース領域の深さがドレイン領域の深さよりも深いことを特徴とする固体撮像素子。
  11. 第1導電型の半導体基板に素子分離領域を選択的に形成する工程と、
    該半導体基板に第2導電型の不純物を導入して感光部を形成する工程と、
    該半導体基板に第1導電型の不純物を導入して該感光部を初期化するための素子のウェルを形成する工程と、
    該半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、
    該絶縁膜上に前記初期化素子のゲート電極を形成する工程と、
    第2導電型の前記初期化素子の拡散層を形成する工程と、
    前記初期化素子の感光部側の拡散層と前記素子分離領域端を覆う領域に、第2導電型で該拡散層より低いドーズ量のイオン注入を行う工程を含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
  12. 請求項11の固体撮像素子の製造方法において、第1導電型の半導体基板に第2導電型の不純物を導入して感光部を形成する工程と、初期化素子の感光部側の拡散層と素子分離領域端を覆う領域の第2導電型イオン注入を同一工程で行うことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
  13. 第1導電型の半導体基板に素子分離領域を選択的に形成する工程と、該半導体基板に第1導電型の不純物を導入して感光部を初期化するための素子のウェルを形成する工程と、該半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、該絶縁膜上に前記初期化素子のゲート電極を形成する工程と、第2導電型の前記初期化素子の拡散層を形成する工程を含む固体素子撮像素子製造方法において、
    該半導体基板に第2導電型の不純物を導入して画素周辺回路素子のウェルを形成する工程と感光部形成工程と初期化素子の感光部側の拡散層と前記素子分離領域端を覆う領域の形成を同一工程で行うことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
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