JP4745147B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に係り、特に、スミアの発生による画質の劣化を防止する撮像装置に関する。
従来、デジタルカメラなどの撮像装置において、CCDエリアセンサによって被写体像を撮像したときに、逆光などにより高輝度な部分を有する画像が撮像される場合には、CCDエリアセンサにスミアが発生し、画像に白い帯状の線が入るため、画質が劣化してしまう。
このスミア対策方法として、撮像光を分岐して二つの撮像素子を持ち、二つの撮像素子を互いに90度回転した方向に走査させて、双方の画像データからスミア発生部分を検出して、スミアの発生部分の画像データを他方のスミアの無い画像データに置き換えるビデオカメラが知られている(特許文献1)。
特開2004−112190号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の技術では、スミア発生部分の画像処理を行うために計算量が大きくなってしまい、また、撮像光を分岐して二つに分割することで光量が減少するため高画質な画像が得られない、という問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、少ない計算量で、スミアの発生による画質の劣化を防止することができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、電荷結合素子で構成され、被写体像を撮像する第1の撮像手段と、スミアを発生させない撮像素子で構成され、被写体像を撮像する第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段が撮像したときに、前記第1の撮像手段によって撮像された画像の予め定められた領域の画像データと前記第2の撮像手段によって撮像された画像の前記予め定められた領域の画像データとのパターンマッチング処理を行い、前記パターンマッチング処理の結果に基づいて、前記電荷結合素子にスミアが発生したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって、スミアが発生しなかったと判定された場合に、前記第1の撮像手段によって撮像された画像を選択し、スミアが発生したと判定された場合に、前記第2の撮像手段によって撮像された画像を選択する選択手段とを含んで構成されている。
本発明の撮像装置によれば、第1の撮像手段によって被写体像を撮像すると共に、第2の撮像手段によって被写体像を撮像する。そして、判定手段によって、第1の撮像手段が撮像したときに、第1の撮像手段によって撮像された画像の予め定められた領域の画像データと第2の撮像手段によって撮像された画像の予め定められた領域の画像データとのパターンマッチング処理を行い、パターンマッチング処理の結果に基づいて、電荷結合素子にスミアが発生したか否かを判定し、判定手段によって、スミアが発生しなかったと判定された場合に、選択手段によって、第1の撮像手段によって撮像された画像を選択し、スミアが発生したと判定された場合に、選択手段によって、第2の撮像手段によって撮像された画像を選択する。
従って、電荷結合素子にスミアが発生した場合には、スミアが発生しない撮像素子によって撮像された画像を選択するだけで済むため、少ない計算量で、スミアの発生による画質の劣化を常に防止することができる。
上記の第2の撮像手段の撮像素子は、スミアが発生しない状態の電荷結合素子より撮像した画像の画質が低いことを特徴とすることができる。これにより、撮像した画像にスミアが発生しない場合には、画質が高い画像として、電荷結合素子より撮像した画像を選択することができる。
上記の判定手段は、第1の撮像手段によって撮像された画像の予め定められた領域の画像データと第2の撮像手段によって撮像された画像の予め定められた領域の画像データとのパターンマッチング処理を行い、パターンマッチング処理の結果に基づいて、電荷結合素子にスミアが発生したか否かを判定する。これによって、パターンマッチング処理の結果に基づいて、スミアの発生を判定するため、高精度にスミアの発生を検出することができる。
上記の判定手段のパターンマッチング処理を、ステレオマッチングとすることができる。これにより、ステレオマッチングの結果を用いて、高精度にスミアの発生を検出することができる。
また、上記の判定手段を、第1の撮像手段が撮像したときに、第1の撮像手段によって撮像された画像の予め定められた領域と第2の撮像手段によって撮像された画像の予め定められた領域とにおいて対応する部分の輝度値の差分を算出し、算出された輝度値の差分が所定値以上のとき、スミアが発生したと判定するように構成してもよい。これにより、輝度値の差分を算出して、スミアの発生を判定するため、少ない計算量で、スミアを検出することができる。
上記の予め定められた領域を、第1の撮像手段及び第2の撮像手段によって撮像された画像の部分領域とすることができる。これにより、パターンマッチング処理や輝度値差分の算出を行う領域は小さくなるため、少ない計算量で、スミアを検出することができる。
また、上記の第1の撮像手段及び第2の撮像手段の各々は、自装置における位置及び撮像方向の少なくとも一方を調整可能とすることができる。これにより、第1の撮像手段及び第2の撮像手段の各々によって撮像した画像における被写体の位置が同じになるように調整することができるため、スミア発生の検出精度を向上させることができる。
上記の撮像装置は、選択手段によって選択された画像を出力する出力手段を更に含むことができる。これにより、スミアの発生により画質が劣化していない画像を常に出力することができる。
また、上記の撮像装置は、選択手段によって選択された画像を記憶する記憶手段を更に含むことができる。これにより、スミアの発生により画質が劣化していない画像を常に記憶することができる。
本発明に係る撮像装置によれば、電荷結合素子にスミアが発生した場合には、スミアが発生しない撮像素子によって撮像された画像を選択するだけで済むため、少ない計算量で、スミアの発生による画質の劣化を常に防止することができる、という効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、複眼となっているデジタルカメラに本発明を適用した場合について説明する。
図1に示すように、第1の実施の形態に係る複眼カメラシステム10は、2つの撮像部を有する複眼カメラ12と、複眼カメラ12によって撮像された画像データを出力するための出力装置14とから構成されている。
複眼カメラ12は、電荷結合素子(以下、「CCDエリアセンサ」という。)42を備え、被写体像を撮像して画像データを生成するCCD撮像部16と、スミアが発生しない状態のCCDエリアセンサ42より撮像した画像の画質が低く、かつ、スミアを発生させないCMOSイメージセンサ44で構成され、被写体を撮像して画像データを生成するCMOS撮像部18とを備えている。また、複眼カメラ12には、CCD撮像部16によって生成されたCCD画像データを記憶するための左画像メモリ20と、CMOS撮像部18によって生成されたCMOS画像データを記憶するための右画像メモリ22と、カメラの出力画像として採用する画像データを記憶するための、例えば、可搬型のスマートメディア(Smart Media(登録商標))で構成されるメモリカード24とが設けられている。
また、複眼カメラ12には、複眼カメラ12全体を制御するための制御部26と、出力装置14と接続するための入出力インタフェース28と、ユーザが複眼カメラ12を操作するための操作部40とが設けられている。また、制御部26に設けられたメモリ(図示省略)には、後述する撮像処理ルーチンを実行するためのプログラムが予め記憶されている。
上記のCCD撮像部16、CMOS撮像部18、左画像メモリ20、右画像メモリ22、メモリカード24、制御部26、入出力インタフェース28、及び操作部40は、バス30によって相互に接続されている。
CCD撮像部16は、レンズを含む複数のレンズからなるレンズユニットを含んで構成された光学ユニット46を備えており、また、光学ユニット46の光軸後方に配設されたCCDエリアセンサ42と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行なうアナログ信号処理部48とが設けられている。
また、CCD撮像部16には、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)50と、このデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うためのデジタル信号処理回路(以下、「DSP」という。)52とが設けられている。
CCDエリアセンサ42の出力端はアナログ信号処理部48の入力端に、アナログ信号処理部48の出力端はADC50の入力端に、ADC50の出力端はDSP52の入力端に、各々接続されている。従って、CCDエリアセンサ42から出力された被写体像を示すアナログ信号はアナログ信号処理部48によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC50によってデジタル画像データに変換された後に、DSP52によって各種のデジタル信号処理が施され、CCD画像データが生成される。
また、CCD撮像部16は、CCDエリアセンサ42を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCDエリアセンサ42に供給するタイミングジェネレータ(図示省略)を備えており、CCDエリアセンサ42の駆動は制御部26によりタイミングジェネレータを介して制御される。
また、CMOS撮像部18は、CCD撮像部16とほぼ同様な構成となっており、光学ユニット56、CMOSイメージセンサ44、アナログ信号処理部58、ADC60、及びDSP62を備えている。
出力装置14は、LCD(図示省略)及びハードディスク(図示省略)を備えており、複眼カメラ12によって撮像された画像をLCDに表示することができ、また、複眼カメラ12によって撮像された画像の画像データをハードディスクに記憶することができる。
図2に示すように、複眼カメラ12の前面は、ジャバラ36によって構成され、複眼カメラ12の上面には、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々に対して設けられた2つの回転軸32と、回転軸32をスライドさせて、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々を移動可能とするためのスライド溝34とが設けられている。
図3(A)〜(C)に示すように、回転軸32を回転させると、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々が回転するため、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々の撮像方向が調整可能であり、図3(B)に示すように、回転軸32をスライド溝34に沿ってスライドさせると、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々が平行移動するため、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々の位置が調整可能となっている。
次に、第1の実施の形態に係る複眼カメラシステム10の動作について説明する。まず、図4に示すように、複眼カメラ12において、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々に対応する回転軸32をユーザが操作して、被写***置に合わせて、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々の位置及び撮像方向を調整する。
例えば、被写***置が複眼カメラ12に近い場合には、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の撮像方向がお互いに内側方向に向くように回転軸32を回転させ輻輳角(カメラの光軸のなす角)を調整する、又は、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々の撮像方向が交わる位置が、複眼カメラ12側に近くなるように、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の回転軸32をスライド溝34に沿って平行移動させて、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の位置を近づける。また、被写***置が複眼カメラ12に遠い場合には、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の撮像方向の輻輳角が小さくなるように回転軸32を回転させ、又は、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々の撮像方向が交わる位置が、複眼カメラ12側から遠くなるように、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の回転軸32をスライド溝34に沿って平行移動させて、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の位置を遠ざける。
そして、複眼カメラ12の電源をオンすると、図5に示す撮像処理ルーチンが制御部26によって実行される。まず、ステップ100において、撮像開始するか否かを判定し、ユーザが操作部40を操作して、撮像開始を指示すると、ステップ100からステップ102へ進み、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々に対して、撮像指示を出力し、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々において、被写体像を撮像し、CCD画像データ及びCMOS画像データを生成する。
そして、ステップ104では、CCD撮像部16で生成されたCCD画像データを取得して、左画像メモリ20に格納し、次のステップ106では、CMOS撮像部18で生成されたCMOS画像データを取得して、右画像メモリ22に格納する。
ステップ108では、左画像メモリ20からCCD画像データが表すCCD画像における予め定められた監視領域のCCD部分画像データを読み込み、ステップ110では、右画像メモリ22からCMOS画像データが表すCMOS画像における予め定められた監視領域のCMOS部分画像データを読み込み、ステップ112において、CCD部分画像データ及びCMOS部分画像データのパターンマッチング処理を行い、パターンマッチング処理の結果から、CCD部分画像データ及びCMOS部分画像データの誤差を検出する誤差検出処理を行う。ここで、監視領域は、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々によって撮像されたCCD画像及びCMOS画像の部分領域であり、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18によって撮像されたCCD画像及びCMOS画像の各々において、同じ位置の領域となっている。
そして、ステップ114において、ステップ112で検出された誤差がしきい値未満であるか否かを判定する。しきい値として、CCDエリアセンサ42にスミアが発生している場合に得られる誤差を実験的に求めておき、求められた値を予め設定しておけばよい。ここで、検出された誤差がしきい値未満である場合には、スミアが発生していないと判断し、ステップ116において、画質の点で有利なCCDエリアセンサ42によって撮像されたCCD画像を出力画像として選択して、左画像メモリ20からCCD画像データを読み込んで、メモリカード24に書き込むと共に、出力装置14へ出力し、撮像処理ルーチンを終了する。一方、検出された誤差がしきい値以上である場合には、スミアが発生していると判断し、ステップ118において、スミアが発生しないCMOSイメージセンサ44によって撮像されたCMOS画像を出力画像として選択して、右画像メモリ22からCMOS画像データを読み込んで、メモリカード24に書き込むと共に、出力装置14へ出力し、撮像処理ルーチンを終了する。
そして、出力装置14では、入力されたCCD画像データ及びCMOS画像データの何れか一方をハードディスクに記憶すると共に、CCD画像データ及びCMOS画像データの何れか一方に基づいて、撮像された画像をLCDに表示する。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る複眼カメラシステムによれば、CCDエリアセンサにスミアが発生した場合には、スミア発生部分の画像補正を行わずに、スミアが発生しないCMOSイメージセンサによって撮像されたCMOS画像を選択するだけで済むため、少ない計算量で、スミアの発生による画質の劣化を常に防止することができる。
また、パターンマッチング処理の結果に基づいて、スミアの発生の有無を判定するため、高精度にスミアの発生を検出することができる。
また、画像の部分領域である監視領域のみに対してパターンマッチング処理を行うため、少ない計算量で、スミアを検出することができる。
また、CCD撮像部及びCMOS撮像部の各々によって撮像した画像における被写体の位置が同じになるように、CCD撮像部及びCMOS撮像部の各々の位置や撮像方向を調整することができるため、スミア発生の検出精度を向上させることができる。
なお、上記の実施の形態では、スミアが発生しない撮像素子として、CMOSイメージセンサを用いた場合を例に説明したが、スミアが発生しない撮像素子として、有機撮像デバイスとしての有機CMOS、νMAICOVICON(ニューマイコビコン)、及びHARP(High−gain Avalanche Rushing amorphous Photoconductor)の何れかを用いてもよい。
次に、第2の実施の形態に係る複眼カメラシステムについて説明する。なお、第2の実施の形態に係る複眼カメラシステムの構成は、第1の実施の形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、パターンマッチング処理としてステレオマッチングを行う点と、2つの監視領域において、CCD画像データとCMOS画像データとを比較する点とが第1の実施の形態と異なっている。
図6に示すように、CCD画像データが示すCCD画像と、CMOS画像データが示すCMOS画像とにおいて、それぞれ同じ位置の領域を監視領域1及び監視領域2として予め設定している。監視領域1、2は、矩形状の領域であり、垂直方向に発生する特性を持つスミアが検出されるように、監視領域1、2の長手方向は水平方向となっている。また、画像の左上を原点とし、水平方向の位置をx座標として定義し、垂直方向の位置をy座標として定義しており、監視領域1、2のみについて、ステレオマッチングを行ってスミアを判定する。
次に第2の実施の形態に係る撮像処理ルーチンについて図7を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と同様の処理については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
まず、ステップ100において、撮像開始するか否かを判定し、撮像開始が指示されると、ステップ102において、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々に対して、撮像指示を出力し、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々において、被写体像を撮像し、そして、ステップ104では、CCD撮像部16で生成されたCCD画像データを取得して、左画像メモリ20に格納し、次のステップ106では、CMOS撮像部18で生成されたCMOS画像データを取得して、右画像メモリ22に格納する。
次のステップ200では、左画像メモリ20からCCD画像データが表すCCD画像における監視領域1のCCD部分画像データを読み込み、ステップ202では、右画像メモリ22からCMOS画像データが表すCMOS画像における監視領域1のCMOS部分画像データを読み込み、ステップ204において、CCD部分画像データ及びCMOS部分画像データのステレオマッチングを行う。
ステレオマッチングでは、CCD部分画像データが示すCCD画像の小領域画像(監視領域1内の小領域画像)とCMOS部分画像データが示すCMOS画像の小領域画像(監視領域1内の小領域画像)との相関値を算出し、CCD部分画像データが示すCCD画像の小領域画像と一致する小領域画像が、CMOS部分画像データが示すCMOS画像の中から検索されるまで、CMOS部分画像データが示すCMOS画像の小領域画像を変更しながら、相関値を算出し、相関値に基づいて、一致する小領域画像であるか否かを判定する。また、CCD部分画像データが示すCCD画像の小領域画像と一致する小領域画像が検索されると、CCD部分画像データが示すCCD画像の小領域画像を次の小領域画像に移動し、次の小領域画像と一致する小領域画像をCMOS部分画像データが示すCMOS画像の中から検索する。例えば検索には、CMOS画像のエピポーラ線上もしくは、エピポーラ線を含む周辺領域について検索する方法がある。ここで使用するエピポーラ線方程式は、予め求めておけばよい。
また、CCD部分画像データが示す画像の小領域画像について、CMOS部分画像データが示すCMOS画像のどの小領域画像とも相関がとれず、一致する小領域画像を、CMOS部分画像データが示すCMOS画像の中から検索できなかった場合には、マッチングエラーとなる。
そして、ステップ206では、ステップ204のステレオマッチングでマッチングエラーが検出されたか否かを判定し、マッチングエラーが検出されなかった場合には、ステップ116へ移行するが、スミアの発生などによってCCD画像の一部が、CMOS画像のどの部分とも一致せずに、マッチングエラーが検出された場合には、ステップ208において、左画像メモリ20からCCD画像データが表すCCD画像における監視領域2のCCD部分画像データを読み込み、ステップ210では、右画像メモリ22からCMOS画像データが表すCMOS画像における監視領域2のCMOS部分画像データを読み込み、ステップ212において、ステップ204と同様に、CCD部分画像データ及びCMOS部分画像データのステレオマッチングを行う。
そして、ステップ214では、ステップ204と同様に、ステップ212のステレオマッチングでマッチングエラーが検出されたか否かを判定し、マッチングエラーが検出されなかった場合には、ステップ116へ移行するが、マッチングエラーが検出された場合には、ステップ216において、ステップ204のステレオマッチングにおけるマッチングエラーの検出位置のx座標と、ステップ212のステレオマッチングにおけるマッチングエラーの検出位置のx座標とが同じであるか否かを判定する。
CCDエリアセンサ42にスミアが発生し、CCDエリアセンサ42によって撮像されたCCD画像に、図6に示すように、垂直方向に白い帯状の線が入っている場合には、マッチングエラーの検出位置のx座標が、監視領域1及び監視領域2で同じになるため、上記のステップ216において、マッチングエラーの検出位置のx座標が同じになると判定されると、ステップ118へ移行し、CMOSイメージセンサ44によって撮像されたCMOS画像を出力画像として選択して、右画像メモリ22からCMOS画像データを読み込んで、メモリカード24に書き込むと共に、出力装置14へ出力し、撮像処理ルーチンを終了する。一方、マッチングエラーの検出位置のx座標が異なる場合には、スミアが発生しておらず、単なるゴミが撮像された場合や、違うものが撮像された場合であると判断されるため、ステップ116へ移行する。ステップ116では、スミアが発生していないため、CCDエリアセンサ42によって撮像されたCCD画像を出力画像として選択して、左画像メモリ20からCCD画像データを読み込んで、メモリカード24に書き込むと共に、出力装置14へ出力し、撮像処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、第2の実施の形態に係る複眼カメラステムによれば、ステレオマッチングの結果を用いて、高精度にスミアの発生を検出することができる。
また、2つの監視領域におけるマッチングエラーの検出位置に基づいて、スミアが発生したか否かを判定するため、スミアの発生の誤検出を防止することができる。
次に、第3の実施の形態に係る複眼カメラシステムについて説明する。なお、第3の実施の形態に係る複眼カメラシステムの構成は、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態では、CCDエリアセンサによって撮像されたCCD画像と、CMOSイメージセンサによって撮像されたCMOS画像との輝度値を比較することにより、スミアの発生を判定する点が第2の実施の形態と異なっている。
図8に示すように、CCD画像データが示すCCD画像と、CMOS画像データが示すCMOS画像とにおいて、第2の実施の形態と同様に、それぞれ同じ位置の領域を監視領域1、2として予め設定しており、監視領域1、2のみについて、輝度値を比較してスミアの発生を判定する。
次に第3の実施の形態に係る撮像処理ルーチンについて図9を用いて説明する。なお、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様の処理については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
まず、ステップ100において、撮像開始するか否かを判定し、撮像開始が指示されると、ステップ102において、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々に対して、撮像指示を出力し、CCD撮像部16及びCMOS撮像部18の各々において、被写体像を撮像し、そして、ステップ104では、CCD撮像部16で生成されたCCD画像データを取得して、左画像メモリ20に格納し、次のステップ106では、CMOS撮像部18で生成されたCMOS画像データを取得して、右画像メモリ22に格納する。
次のステップ200では、左画像メモリ20からCCD画像データが表すCCD画像における監視領域1のCCD部分画像データを読み込み、ステップ202では、右画像メモリ22からCMOS画像データが表すCMOS画像における監視領域1のCMOS部分画像データを読み込み、ステップ300において、CCD部分画像データ及びCMOS部分画像データによって、監視領域1の輝度値比較を行う。
輝度値比較では、CCD部分画像データが示すCCD画像の小領域画像(監視領域1内の小領域画像)とCMOS部分画像データが示すCMOS画像の同じ位置の小領域画像(監視領域1内の対応する部分の小領域画像)との輝度値差分を算出し、監視領域1内の全ての小領域画像に対して、輝度値差分を算出する。なお、小領域画像の大きさは、CCD撮像部16とCMOS撮像部18との距離や複眼カメラ12と被写体との距離に基づいて、CCD撮像部16とCMOS撮像部18とで撮像した画像のずれを実験的に求め、このずれを許容するような大きさを予め求めておけばよい。
そして、ステップ302では、ステップ300の輝度値比較において算出された輝度値差分のうち、しきい値以上の輝度値差分があるか否かを判定し、全ての小領域画像において、輝度値差分がしきい値未満である場合には、CCD画像の監視領域1にスミアによる高輝度部分がないと判断し、ステップ116へ移行する。一方、ある小領域画像において、輝度値差分がしきい値以上となる場合には、CCD画像の監視領域1に、スミアの発生やゴミが撮像されることによる高輝度部分があるため、ステップ208へ移行する。なお、しきい値として、スミアが発生した場合における、スミアによるCCD画像の高輝度部分と、CMOS画像の対応する部分との輝度値差分を、予め実験的に求めておけばよい。
そして、ステップ208において、左画像メモリ20からCCD画像データが表すCCD画像における監視領域2のCCD部分画像データを読み込み、ステップ210では、右画像メモリ22からCMOS画像データが表すCMOS画像における監視領域2のCMOS部分画像データを読み込み、ステップ304において、ステップ300と同様に、CCD部分画像データ及びCMOS部分画像データによって、監視領域2の輝度値比較を行う。
そして、ステップ306では、ステップ302と同様に、ステップ300の輝度値比較において算出された輝度値差分のうち、しきい値以上の輝度値差分があるか否かを判定し、全ての小領域画像において、輝度値差分がしきい値未満である場合には、ステップ116へ移行するが、ある小領域画像において、輝度値差分がしきい値以上となる場合には、ステップ308において、ステップ300の輝度値比較におけるしきい値以上の輝度値差分となる位置のx座標と、ステップ304の輝度値比較におけるしきい値以上の輝度値差分となる位置のx座標とが同じであるか否かを判定する。
CCDエリアセンサ42にスミアが発生し、CCDエリアセンサ42によって撮像されたCCD画像に、図8に示すように、垂直方向に白い帯状の線が入っている場合には、しきい値以上の輝度値差分発生位置のx座標が、監視領域1及び監視領域2で同じになるため、上記のステップ308において、しきい値以上の輝度値差分発生位置のx座標が同じになると判定されると、ステップ118へ移行し、CMOSイメージセンサ44で撮像されたCMOS画像を出力画像として選択して、右画像メモリ22からCMOS画像データを読み込んで、メモリカード24に書き込むと共に、出力装置14へ出力し、撮像処理ルーチンを終了する。一方、しきい値以上の輝度値差分発生位置のx座標が異なる場合には、ステップ116へ移行する。ステップ116では、スミアが発生していないため、CCDエリアセンサ42で撮像されたCCD画像を出力画像として選択して、左画像メモリ20からCCD画像データを読み込んで、メモリカード24に書き込むと共に、出力装置14へ出力し、撮像処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、第3の実施の形態に係る複眼カメラシステムによれば、輝度値の差分を算出して、スミアの発生を判定するため、少ない計算量で、スミアを検出することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る複眼カメラシステムの主要構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る複眼カメラシステムを示す概略図である。 (A)は本発明の第1の実施の形態に係る複眼カメラを示す正面図、(B)は複眼カメラを示す上面図、(C)は複眼カメラを示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る複眼カメラのCCD撮像部及びCMOS撮像部の位置及び撮像方向を調整する場合のイメージ図である。 本発明の第1の実施の形態に係る複眼カメラの撮像処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る複眼カメラにおけるステレオマッチングの様子を示すイメージ図である。 本発明の第2の実施の形態に係る複眼カメラの撮像処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る複眼カメラにおける輝度値比較の様子を示すイメージ図である。 本発明の第3の実施の形態に係る複眼カメラの撮像処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。
符号の説明
10 複眼カメラシステム
12 複眼カメラ
14 出力装置
16 CCD撮像部
18 CMOS撮像部
20 左画像メモリ
22 右画像メモリ
24 メモリカード
26 制御部
32 回転軸
34 スライド溝
42 CCDエリアセンサ
44 CMOSイメージセンサ

Claims (9)

  1. 電荷結合素子で構成され、被写体像を撮像する第1の撮像手段と、
    スミアを発生させない撮像素子で構成され、被写体像を撮像する第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段が撮像したときに、前記第1の撮像手段によって撮像された画像の予め定められた領域の画像データと前記第2の撮像手段によって撮像された画像の前記予め定められた領域の画像データとのパターンマッチング処理を行い、前記パターンマッチング処理の結果に基づいて、前記電荷結合素子にスミアが発生したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、スミアが発生しなかったと判定された場合に、前記第1の撮像手段によって撮像された画像を選択し、スミアが発生したと判定された場合に、前記第2の撮像手段によって撮像された画像を選択する選択手段と、
    を含む撮像装置。
  2. 前記第2の撮像手段の撮像素子は、スミアが発生しない状態の前記電荷結合素子より撮像した画像の画質が低いことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記判定手段のパターンマッチング処理は、ステレオマッチングである請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 電荷結合素子で構成され、被写体像を撮像する第1の撮像手段と、
    スミアを発生させない撮像素子で構成され、被写体像を撮像する第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段が撮像したときに、前記第1の撮像手段によって撮像された画像の予め定められた領域と前記第2の撮像手段によって撮像された画像の前記予め定められた領域とにおいて対応する部分の輝度値の差分を算出し、前記算出された輝度値の差分が所定値以上のとき、前記電荷結合素子にスミアが発生したと判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、スミアが発生しなかったと判定された場合に、前記第1の撮像手段によって撮像された画像を選択し、スミアが発生したと判定された場合に、前記第2の撮像手段によって撮像された画像を選択する選択手段と、
    を含む撮像装置。
  5. 前記第2の撮像手段の撮像素子は、スミアが発生しない状態の前記電荷結合素子より撮像した画像の画質が低いことを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記予め定められた領域は、前記第1の撮像手段及び第2の撮像手段によって撮像された画像の部分領域である請求項〜請求項5の何れか1項記載の撮像装置。
  7. 前記第1の撮像手段及び前記第2の撮像手段の各々は、自装置における位置及び撮像方向の少なくとも一方が調整可能となっている請求項1〜請求項6の何れか1項記載の撮像装置。
  8. 前記選択手段によって選択された画像を出力する出力手段を更に含む請求項1〜請求項7の何れか1項記載の撮像装置。
  9. 前記選択手段によって選択された画像を記憶する記憶手段を更に含む請求項1〜請求項8の何れか1項記載の撮像装置。
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