JP2005169999A - 両面印刷装置 - Google Patents
両面印刷装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005169999A JP2005169999A JP2003416956A JP2003416956A JP2005169999A JP 2005169999 A JP2005169999 A JP 2005169999A JP 2003416956 A JP2003416956 A JP 2003416956A JP 2003416956 A JP2003416956 A JP 2003416956A JP 2005169999 A JP2005169999 A JP 2005169999A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- printing
- double
- sided
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
Abstract
【解決手段】 制御手段129Aは、両面印刷用製版を開始する前に、両面製版前キー135Aからの起動信号に基づいて、両面機能付きプリンタ150が用紙の表裏面に両面画像の表裏方向および該画像位置の少なくとも一つを確認可能に両面画像を作成するように両面機能付きプリンタ150のプリンタ制御手段を制御する。
【選択図】 図25
Description
なお、「印刷ドラム」のことを単に版胴、あるいは印刷ドラムの外周部に配設された版胴と呼ばれることもあるが、以下、この明細書では版胴を含めて「印刷ドラム」と呼ぶことにする。
上述したようなマニュアル操作を伴う旧来の両面印刷方式を改良すべく、自動的に両面印刷を行える両面印刷装置が盛んに開発されてきており、その両面印刷装置の形態としては、いくつもの方式が提案されているが、それらは主として以下の6つに大別され、後述する利点や問題点を有している。
第4に、両面印刷を繰り返す度に、製版ないしは給排版の時間もかかるし、またマスタの耐刷枚数(1枚の製版済みのマスタで印刷可能な枚数を指す)は十分あるのにも拘わらず、新規にマスタを製版し直すという無駄なコストもかかってしまう。第5に、表面印刷終了後の印刷物はインキが十分に乾燥していわゆるセットされた状態となっていないため、表面印刷終了後の印刷物をすぐに裏面に印刷しようとすると、搬送ローラやプレスローラ等の押圧手段が画像部に押し付けられて印刷画像がインキ等で汚れたり乱れたりするという不具合が生じることにより、一度表面印刷した表面印刷済み用紙を再び分離・搬送するのはジャムが発生しやすくなったり、印刷装置が大型になる等の問題点を有する。
第3に、通常の印刷ドラムの内周面は円形状であり、各印刷ドラムの外周面上にマスタを保持するための、該各外周面から外方に突出した凸タイプのクランパをそれぞれ有するものにあっては、2個の印刷ドラムを互いに圧接させるために各クランパが向かい合う位置では各クランパの凸部との干渉を避けるための凹部を互いに形成するか、各印刷ドラムを離隔させる必要が生じる。これは、印刷ドラムと比較的小さな外径のプレスローラとの組み合わせと比べて、同じ大きな外径の印刷ドラム同士の場合は、上記クランパの凸部を逃げるにしても逃げる凹部の範囲を広く取らざるを得ず、印刷範囲が狭くならないようにするには、印刷ドラムの外径を更に大きくするしかなく、悪循環となってしまう。
第4に、各印刷ドラムの接触時において大きな騒音が発生したり、あるいは印刷ドラム上への排紙の巻き上がり防止が非常に困難である等の諸問題点を有する。
第2に、本方式では、通常の片面印刷時の給紙タイミングと両面印刷時のそれとは大きく異なってしまう。その結果、給紙系の機構系、制御系が複雑になって、結果的に高価になってしまう。第3に、通常の孔版印刷で使用する製版済みのマスタ上の製版画像は鏡像となる。プレスローラへ中間転写する本方式の場合では、転写する側のマスタ上の製版画像は正像で作る必要がある。それ故に、鏡像のみを製版する方式では、マスタ搬送方向やサーマルヘッドの向きなどを適切に選ぶことで鏡像処理のコストはさほどかからないが、本方式のように正像と鏡像とをどちらも製版する場合は鏡像反転回路を追加しなければならず、コストアップになってしまうという問題点もある。
一方、上記(5)の両面印刷方式における、例えば特開平9−95033号公報記載の印刷装置では、用紙搬送の確実性・信頼性および高速印刷対応性にはなはだ疑問があり、これに関する問題点を有するとともに、さらに押圧手段(第1および第2の押圧手段としての一次、二次プレスローラ17,24)を2つ使用しこれに対応して印刷ドラム内にインキ供給手段(7,8)を2箇所要するという印刷部周りの構成が複雑になるという問題点も有している。
(7)上記(1)〜(5)の諸問題点を全て解決して、無駄なマスタを用いることなく片面印刷を行うことができるとともに、両面印刷時には用紙に印刷された表面印刷画像と裏面印刷画像との間に印刷画像濃度ムラや印刷画像濃度差の無い画質良好な印刷物を得ることができ、さらに設置スペースの増大を抑制することが可能な画期的な1工程両面印刷装置、すなわち上記(5)の両面印刷方式を基本方式(但し、単一の押圧手段としてのプレスローラおよび単一のインキ供給手段を採用)として選択して(以下、「1ドラム1押圧手段両面印刷方式」という)、用紙搬送の確実性・信頼性および高速印刷対応性に欠けるという問題点を解消・対策した新しい両面印刷装置が提案され試されている(例えば、特許文献7および8参照)。
技術構成1記載の発明では、画像読取手段により原稿画像を読み取り、製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段で上記印刷ドラムに押圧して片面印刷を行うとともに反転再給紙して他面印刷を行い、第1の画像を先に印刷した場合に両面印刷終了後の用紙が第2の画像を上にして排出される両面印刷装置において、画像読取手段に並べてセットされた第1の画像原稿と第2の画像原稿を、第2の画像原稿から先に読み取りながら第2の画像、第1の画像の順に製版するように制御する製版制御手段を有し、第2の画像から印刷することとしたので、印刷終了後の印刷物の仕分け作業を労力を要することなく容易にできる。ユーザは両面印刷の製版位置を気にする必要がないので使用性の向上を図ることができる。
以下、図1、図5ないし図19を参照して、本実施形態における両面印刷装置の一例としての両面孔版印刷装置1の構成を簡単に説明するとともに、印刷動作の要旨を説明する。両面孔版印刷装置1は、図1に示すように、後述する本発明に特有の構成および動作部分を除き、特開2003−200645号公報記載の両面孔版印刷装置(1)と同様の構成を有していて同様の動作が可能である。両面孔版印刷装置1は、上述した1ドラム1押圧手段両面印刷方式を採用して反転再給紙動作を行えるものである。両面孔版印刷装置1の細部の構成および動作は、後述する。
再給紙トレイ8に収容された用紙P2は後述するベルト式の吸引搬送装置により矢印方向(右方向)に搬送され、その先端を再給紙位置決め部材24に一体形成されたストッパ24aに突き当てられて停止する。
上記次の用紙P3の後端と用紙P2の先端の間には、上述した所定の間隔204に対応した適正な隙間が存在するようになっている。再給紙された用紙P2はプレスローラ13の図中矢印方向の回転によって反転されており、非印刷面が上面となり該上面に裏面画像202に対応した裏面印刷画像が形成・印刷される。
用紙P1は、図10(a)に示すように、ハッチングを施して示す裏面印刷画像202aを上にした状態で排出される。図10(b)は排出された用紙P1を透視した場合の表面印刷画像201aを示していて、メッシュ模様で表す。以下、説明の簡明化を図るため、製版画像である表面画像201に対応して表面印刷画像201aが形成・印刷されることを、「表面画像201が印刷される」という。同じく、製版画像である裏面画像202に対応した裏面印刷画像202aが形成・印刷されることを、「裏面画像202が印刷される」という。
片面印刷を終えて印刷部2を抜けた用紙P4(図12参照)は、全面画像205に対応した全面印刷画像205aが形成・印刷され、下向きに切り換えられている切換部材10により左方向に案内され、上記吸引搬送装置により搬送されて排紙トレイ86上に排出、積載される。このように、通常の片面印刷装置と全く同様に片面印刷を行うことができる。
このため、本実施形態では、表面画像201の領域だけ印圧がかかるカム板と、全域で印圧がかかるカム板と、裏面画像202の領域だけ印圧がかかるカム板の3つのカム板を用いて印圧を切り換えて制御するようになっている。
印刷1枚目では、表面画像201の領域だけ印圧がかかるカム板が選択され、その後は全域で印圧がかかるカム板が選択され、最後の用紙の再給紙においては裏面画像202の領域だけ印圧がかかるカム板が選択される。
本実施形態では、図6に示すように、上記用紙厚み設定キー116を繰り返し押すことでLCD(液晶表示装置)で構成される液晶ディスプレイ120に用紙厚みが表示され、選択して設定できるようになっている。設定された用紙Pの厚みが所定の厚みより大きく、かつ、両面印刷モードが選択されている場合には、制御手段129によりその選択が解除されるとともに、液晶ディスプレイ120に例えば「厚紙選択のため両面印刷できません」なる旨の警告表示がなされる。これにより、ユーザが誤って厚紙で両面印刷し、ジャムを発生させる不具合を回避することができる。
セットされた用紙Pのサイズ検知は、図1に示すように、給紙トレイ67に設けられた複数の用紙サイズ検知センサ73とサイドフェンス72のセット幅を検知する図示しない検知手段との検知情報によってなされ、最終的にはそれらの検知情報に基づいて制御手段129によって認識・判断される。
所定の間隔204が無い場合、あるいは少なすぎる場合には、表面画像201のみが印刷された用紙P2の後端部の上側に再給紙された裏面画像202を印刷するための用紙P2が重なってしまう。この場合、狙った位置に画像が印刷されないだけでなく、表面印刷画像201aを形成された印刷済みの用紙P2が再給紙トレイ8に排出されるときに裏面印刷画像202aを形成された両面印刷済みの用紙P1も再給紙トレイ8に排出される場合がある。両面印刷済みの用紙P1は排紙トレイ86に排出されなければならないので、所定の間隔204を設けることによって不具合を回避することができる。
両面印刷モードが選択されている場合、図1に示す画像読取部7において、コンタクトガラス93上に図8に示した表面原稿画像201bを有する原稿と図8に示した裏面原稿画像202bを有する原稿とが密着状態で、あるいは若干の隙間をおいて並べてセットされたとき、製版制御手段としての制御手段129は、複数の原稿サイズ検知センサ(反射型フォトセンサ)102からの検知情報に基づいて全体の原稿サイズを判断する。
裏面画像202の製版開始は、画像読取部7のキャリッジ(図示せず)をホーム位置に一旦戻してから再度走行させて裏面画像202の先端位置まできたときに読み取りおよび製版を開始する。上記キャリッジを戻す動作をさせないで停止させておき、マスタ64を所定の間隔204空送りしてから続けて読み取り開始し、製版するようにしてもよい。
本実施形態では原稿サイズの検知手段として、コンタクトガラス93の下に設置された複数の原稿サイズ検知センサ102を使用することとしたが、図示しないADFを使う場合には、例えばADFの原稿サイドフェンス幅検知と原稿長さ検知の組み合わせにより検知される。
自動検知せずに、例えば操作パネル103上に設けられた図示しない原稿サイズ入力手段を介して手動で入力するようにしてもよい。
図1に示すように、両面孔版印刷装置1は、上記した特開2003−200645号公報または特開2003−237207号公報に開示した両面印刷装置(1)と同様に、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7、再給紙貯容手段としての補助トレイ8とも呼ばれる再給紙トレイ8、再給紙手段9、切換手段としての切換部材10等を有している。また、両面孔版印刷装置1は、上記特開2003−200645号公報に開示した両面印刷装置(1)と同様の版付け(同公報の段落「0092」ないし「0104」参照)および試し刷り(同公報の段落「0105」参照)を含む片面印刷動作(同公報の段落「0106」参照)ならびに版付け両面印刷(同公報の段落「0107」ないし「0125」参照)および試し刷り両面印刷(同公報の段落「0126」ないし「0131」参照)を含む両面印刷動作(同公報の段落「0132」以降参照)が可能になされている。これらの基本的な動作は、第1の実施形態を含め、後述する各実施形態の例でも各制御手段の制御の下に同様に行うことができるため、その一々の説明を省略することがある。
印刷ドラム12は、インキ供給パイプを兼ねた支軸14に回転自在に支持された図示しない一対の端板としてのドラムフランジと、各ドラムフランジの外周面に巻着・固定された版胴を構成する図示しない多孔性支持板と、図示しない多孔性支持板の外周面に巻装された図示しないメッシュスクリーンとから主に構成されている。印刷ドラム12は、図示しないギヤおよび無端ベルトを備えた駆動力伝達手段を介して、上記メインモータ等を有する印刷ドラム駆動手段121(図5参照)によって回転駆動されるとともに、装置本体11に対して着脱可能に構成されている。印刷ドラム12は、片面印刷時において最大でA3サイズの印刷物を得ることが可能な大きさを有している。
印刷ドラム12の下方には、プレスローラ13が配設されている。プレスローラ13は金属製の芯部13aにゴム等の弾性体を巻成して構成されており、印刷ドラム12の軸方向に延在して設けられている。プレスローラ13は、図2に示すように芯部13aの両端部を一対のアーム部材20によって回転自在に支持されている。各アーム部材20は、略L字形状をなし、その曲折部近傍の部位に取り付けられた揺動軸21によってそれぞれ一体化されており、揺動軸21は装置本体11によって回動自在に支持されている。
揺動アーム32の他端には、図示しないブラケットを介して一方のアーム部材20に取り付けられたソレノイド33のプランジャ33aと、一端を一方のアーム部材20に固着され揺動アーム32に対して支軸32aを中心に図2において反時計回り方向への回動付勢力を付与する引張ばね34の他端とが取り付けられている。この構成より再給紙レジストローラ23は、ソレノイド33が通電・作動されるとその周面を所定の圧接力でプレスローラ13の周面に圧接する図2に実線で示す圧接位置を占め、ソレノイド33の作動が解除されると引張ばね34の付勢力によってその周面がプレスローラ13の周面から離間する図2に二点鎖線で示す離間位置を占める。ソレノイド33と引張ばね34とによって再給紙レジスト接離機構40が構成されている。
上面が開放され、その幅が各アーム部材20間の間隔よりも若干小さくなるように形成された筐体である搬送部材本体35は、用紙搬送方向上流側および下流側の両側面に図示しない軸受を有しており、図示しない各軸受は駆動軸36aおよび従動軸37aをそれぞれ回転自在に支持している。駆動軸36aは、その両端部が搬送部材本体35の両側面を貫通しており、貫通した両端部は、装置本体11に設けられた図示しない軸受部材によって回転自在に支持されている。
駆動軸36aの一端には、図示しない駆動ギヤが取り付けられており、駆動軸36aは、装置本体11に設けられた搬送ユニット駆動モータ122(図5参照)によって回転駆動される。従動軸37aは、その両端部が搬送部材本体35の両側面を貫通しないように構成されている。搬送部材本体35の用紙搬送方向上流側端部の両側面外側にはボス35aがそれぞれ一体的に設けられており、各ボス35aは各アーム部材20に形成された図示しない長穴にそれぞれ嵌合されている。この構成より搬送部材本体35は、後述するプレスローラ接離機構55によりプレスローラ13が印刷ドラム12に対して接離される際に、各アーム部材20の揺動に伴って駆動軸36aを中心とした揺動が可能となっている。
吸引ファン39の取付面である搬送部材本体35の下面には、図示しない穴部が設けられており、これにより吸引ファン39が作動することで筐体である搬送部材本体35の内部に負圧を発生させ、移動する各無端ベルト38の上面に用紙Pを吸引させる。吸引ファン39の吸引力および無端ベルト38の摩擦抵抗力は、用紙Pの先端が再給紙位置決め部材24のストッパ24aに当接した際に、用紙Pと各無端ベルト38との間で滑りが発生する程度の強さにそれぞれ設定されている。
上述した再給紙案内部材22、再給紙レジストローラ23、再給紙位置決め部材24、および再給紙搬送ユニット25によって再給紙手段9が構成されている。
クリーニングローラ26は、芯部26aを各アーム部材20に形成された図示しない長穴に嵌合されることで回転自在に支持されており、この長穴内に設けられた図示しない付勢手段によってプレスローラ13に向けて付勢され、その周面をプレスローラ13の周面に所定の圧接力で常時圧接されている。クリーニングローラ26は、一方のアーム部材20に設けられた図示しないクリーニングローラ駆動手段によって、プレスローラ13の回転時においてプレスローラ13と同方向に、プレスローラ13の周速度の10分の1程度の周速度で回転駆動される。
各アーム部材20のプレスローラ13が支持された一端側と対向する他端側には、それぞれ回転自在なカムフォロア41が互いに外側を向く態様で配設されている。また、各アーム部材20のカムフォロア41が配設された位置の近傍には、一端を装置本体11に固着された印圧ばね42の他端がそれぞれ取り付けられている。
これにより各アーム部材20は、揺動軸21を中心に図において時計回り方向への回動付勢力をそれぞれ付与されている。
各カム板43A、43B、43Cは、カム軸44と同心の円板である基部とそれぞれ同一突出量の凸部とを有している。多段カム43は、図4に示すように、カム軸44に取り付けられた駆動ギヤ45および装置本体11に回転自在に支持された支軸46に取り付けられた伝達ギヤ47を介して印刷ドラム駆動手段121からの回転力を伝達され、図2において時計回り方向に回転駆動される。
カム軸44の下方近傍には、図4に示すように移動アーム48と段差カム49とが配設されている。移動アーム48は、ほぼL字形状をなし、装置本体11に回転自在に支持された支軸48aにその曲折部を取り付けられており、移動アーム48の一端にはローラ48bが、また他端にはカムフォロア48cがそれぞれ回転自在に取り付けられている。移動アーム48の他端と曲折部との間の部位には、一端を装置本体11に取り付けられた引張ばね50の他端が取り付けられており、移動アーム48には支軸48aを中心に、図において時計回り方向への回動付勢力が付与されている。
段差カム49は、その周面に3箇所のカム部49a、49b、49cを有しており、装置本体11に回転自在に支持された支軸51に固着されている。支軸51には、装置本体11に取り付けられたステッピングモータ52の出力軸に取り付けられたギヤ53と噛合するギヤ54が取り付けられており、ステッピングモータ52の作動により段差カム49は図4の矢印方向に回転駆動される。この構成より、ステッピングモータ52が作動して段差カム49が回転すると移動アーム48が支軸48aを中心に揺動し、ローラ48bが円板44aあるいは円板44bを押すことでカム軸44が図4の左右方向に移動する。
上述したカムフォロア41、印圧ばね42、多段カム43、図示しないプレスローラ係止手段、移動アーム48、段差カム49によってプレスローラ接離機構55が構成されており、このプレスローラ接離機構55の作動によってプレスローラ13は図2に示す離間位置と図3に示す圧接位置とを選択的に占める。
切換部材10は、第1の位置を占めたときにその先端がプレスローラ13の周面に近接するとともに印刷ドラム12上のクランパ19と干渉しない位置に置かれ、第2の位置を占めたときにその先端が印刷ドラム12の周面に近接する位置に置かれる。印刷ドラム12とプレスローラ13との間を通過した用紙Pは、切換部材10が第1の位置を占めたときに排紙部6へと案内され、切換部材10が第2の位置を占めたときにガイド板27と装置本体11に固着されたガイド板56との間を通って再給紙トレイ8へと案内される。
製版部3はマスタ64に製版を行い、図8で示したような表面画像201と裏面画像202を製版する。表面画像201は、両面印刷用のマスタ64が印刷ドラム12の外周面上に巻装されたときに図1に示す表面領域と対応する位置に形成され、裏面画像202は裏面領域と対応する位置に形成される。
マスタ保持部材57は、装置本体11の図示しない側板対にそれぞれ設けられており、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り合わせたマスタ64をロール状に巻成してなるマスタロール64aの芯部64bの両端を回転自在かつ着脱自在に支持する。
切断手段60のマスタ搬送方向下流側下方には、マスタストック部61が配設されている。マスタストック部61は、製版済みマスタを一時的に貯容する空間を有し、複数の板部材によってその内部を仕切られており、その最奥部には図示しない吸引ファンが配設されている。この吸引ファンが作動することにより密閉された空間であるマスタストック部61の内部に負圧が発生し、製版して搬送されてきた製版済みマスタはマスタストック部61の最奥部に向けて貯容される。
駆動ローラ62aは、その周速度がプラテンローラ58の周速度よりも若干速く設定されているとともにその内部には図示しないトルクリミッタが設けられており、プラテンローラ58とテンションローラ対62との間においてマスタ64に対して所定の張力が付与されるように構成されている。
また、給紙トレイ67の自由端部側には、積載された用紙Pのサイズを検知する複数の用紙サイズ検知センサ73が設けられている。用紙サイズ検知手段として機能する用紙サイズセンサ73は、各センサの組み合わせによって用紙Pのサイズおよび向き(縦置きあるいは横置き)を検知する周知の構成である。
分離ローラ69および分離パッド70の左方には、レジストローラ対71が配設されている。レジストローラ対71は、駆動ローラ71aと従動ローラ71bとからなり、給紙駆動手段125に含まれる図示しないレジストローラ駆動モータによって駆動ローラ71aが印刷ドラム12と同期した所定のタイミングで回転し、駆動ローラ71aに圧接された従動ローラ71bとによって用紙Pを印刷部2に向けて所定のタイミングで給送する。
上排版部材74は、駆動ローラ78、従動ローラ79、無端ベルト80等を有し、排版駆動手段126(図5参照)によって駆動ローラ78が図の時計回り方向に回転駆動されることにより無端ベルト80が図1の矢印方向に移動する。
下排版部材75は、駆動ローラ81、従動ローラ82、無端ベルト83等を有し、駆動ローラ78を回転駆動する排版駆動手段126の駆動力をギヤやベルト等の図示しない駆動力伝達手段によって伝達されることで駆動ローラ81が図の反時計回り方向に回転駆動されることにより、無端ベルト83が図1の矢印方向に移動する。
また、下排版部材75は、排版駆動手段126に含まれる図示しない移動手段によって移動自在に設けられており、図に示す位置と従動ローラ82の外周面上に位置する無端ベルト83が印刷ドラム12の外周面に当接する位置とを選択的に占める。
剥離爪84は、印刷ドラム12の幅方向に複数配置され、装置本体11に揺動自在に支持された支軸にそれぞれ一体的に取り付けられている。複数の剥離爪84は、図示しない爪揺動手段によって揺動され、その先端が印刷ドラム12の周面に近接する図に示す位置と、クランパ19等の障害物を回避するためにその先端が印刷ドラム12の外周面から離間する位置とを選択的に占める。図示しない爪揺動手段は、印刷ドラム駆動手段121からの駆動力を図示しない駆動力伝達手段により伝達され、印刷ドラム12の回転と同期して剥離爪84を揺動させる。
従動ローラ88も同側板に回転自在に支持された図示しない支軸に各駆動ローラ87と等間隔で複数設けられており、各駆動ローラ87およびこれと対応する各従動ローラ88には複数の孔を有する無端ベルト89がそれぞれ掛け渡されている。駆動ローラ87、従動ローラ88、無端ベルト89の下方には、吸引ファン90が配設されている。排紙搬送ユニット85は、吸引ファン90の吸引力によって各無端ベルト89上に用紙Pを吸引し、各駆動ローラ87の回転によって用紙Pを図1の矢印方向に搬送する。
排紙搬送ユニット85によって搬送された用紙Pをその上面に積載する排紙トレイ86は、用紙搬送方向に移動自在な1個のエンドフェンス91と、用紙幅方向に移動自在な一対のサイドフェンス92とを有している。
画像センサ101で光電変換処理されたアナログの画像データ(画像情報)は、後述する図7、図20、図24ないし図26に示されているように、A/D変換器でデジタルの画像データ(画像情報)に変換処理され、さらにCCD画像処理部で周知の画像処理を施されて制御手段129に送信・入力される。さらにデジタルの画像データは制御手段129の制御下でサーマルヘッド画像処理部においてサーマルヘッド駆動用の処理(鏡像化)を施されて、サーマルヘッド駆動回路を介してサーマルヘッド59へ送信される。
原稿サイズ検知手段として機能する原稿サイズセンサ102は、各センサの組み合わせによって原稿のサイズおよび向き(縦置きあるいは横置き)を検知する周知の構成である。
操作パネル103は、図1において装置本体11の上部前面に設けられている。操作パネル103には、製版スタートキー104、印刷スタートキー105、試し刷りキー106、連続キー107、クリア/ストップキー108、テンキー109、エンターキー110、プログラムキー111、モードクリアキー112、印刷速度設定キー113、4方向キー114、用紙サイズ設定キー115、用紙厚み設定キー116、両面印刷モードキー117、片面印刷モードキー118、表示部119、液晶ディスプレイ120等が配置されている。図6において、括弧を付して示す両面製版前キー135A、135B、135Cは、後述する第2の実施形態で使用されるものであり、第1の実施形態では使用されないことを表す。
印刷スタートキー105は、両面孔版印刷装置1に印刷動作を行わせる際に押下され、両面孔版印刷装置1が印刷待機状態となり各種印刷条件が設定された後に印刷スタートキー105が押下されることにより印刷動作が行われる。試し刷りキー106は、両面孔版印刷装置1に試し刷りを行わせる際に押下され、各種条件が設定された後に試し刷りキー106が押下されることにより1枚だけ印刷が行われる。
テンキー109は、数値入力等に用いられる。モードクリアキー112は、各種のモードをクリアして初期状態に戻す際に押下される。版付け・印刷は、通常の片面および両面印刷動作と比較して、正規の印刷枚数としてカウントされないことおよび印刷速度が非常に遅いことのみ相違する。
両面印刷モードキー117、用紙厚み設定キー116、製版スタートキー104は、この順に押下したとき、版付け両面印刷動作を開始させるための起動信号を生成する版付け両面印刷起動手段としての機能を有する。また、両面印刷モードキー117、用紙厚み設定キー116、製版スタートキー104、試し刷りキー106は、この順に押下したとき、試し両面印刷動作を開始させるための起動信号を生成する試し両面印刷起動手段としての機能を有する。
連続キー107、クリア/ストップキー108、エンターキー110、プログラムキー111、印刷速度設定キー113は、特開2003−200645号公報の図7に示したものと同様であり、同明細書に記載のそれらと同様の機能を有する。
このように、本発明に包含される別の発明に係る本実施形態の第1の例では、手作業による仕分けや、仕分け手段を用いた自動仕分けをページ順が正しい状態で効率的にできる両面印刷装置の提供をその主な目的としている。
この問題を解消するために、本実施形態の第1の例では、先に裏面画像(第2の画像)を製版し、所定の間隔204を設けた後、表面画像(第1の画像)を製版するようにした。上記例では表面画像201として「表」の画像を、裏面画像202として「裏」の画像で説明したが、図13に示すように、表面画像として「F」の画像を、裏面画像として「G」の画像を用いて説明する。
制御手段129は、まず第2の画像原稿207を先に読み取り(矢印A)、次に上記キャリッジをホーム位置に戻して第1の画像原稿206を読み取る(矢印B)ように画像読取部7を制御する。コンタクトガラス93上に第2の画像原稿207、第1の画像原稿206の順に並べてセットした場合には、通常の読み取り動作(上記キャリッジの左から右への移動による連続的な読み取り)がなされる。
読み取り動作と並行してマスタ64の製版が行われ、図15に示すように、裏面画像202、表面画像201の順に製版される。このように製版された両面印刷用のマスタ64を印刷ドラム12の外周面に巻装して両面印刷を行うと、図16に示すように、両面印刷後の用紙P1は表面印刷画像(奇数ページ)201aを上にして排紙トレイ86上に積載される。各印刷物は、図17に示すように、奇数ページ目が上になるので、手作業でソート(仕分け)する場合、各印刷物を逆さまにすることなく取り出した状態で仕分けできる。なお、用紙P1の厚みは分かりやすいように誇張表示している。
通常の製版(第1の画像原稿206、第2の画像原稿207の順に読み取って製版する)を行い、カム板の制御によって第1の画像を通過させ、最初に第2の画像を印刷するようにしても同様の仕分け状態を得ることができる。
反転積載式のソータ208が連結した場合においても、通常の製版を行い、カム板の制御によって第1の画像を通過させ、最初に第2の画像を印刷するようにすれば図19(b)に示したソート状態を得ることができる。
図20に示すように、本例では、全原稿の画像情報を格納する画像メモリ174を有し、該画像メモリ174より最終ページ原稿の画像情報から順に2ページ毎抽出してページ数の大きい第2の画像から製版するとともに、第2の画像から印刷することを特徴とする。
図20において、「各種負荷」とは、図5に示した印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7に設けられた各駆動手段、再給紙手段9に設けられた再給紙レジスト接離機構40および搬送ユニット駆動モータ122、切換部材10を作動させるソレノイド123等を総括的に示す制御対象駆動手段の総称である。「各種センサ」とは、両面孔版印刷装置1に配設された上述した各センサを総括的に示すセンサの総称である。符号210は、排紙トレイ86に積載されるべき用紙P1を反転させずにそのままソートする、図示しない中間搬送装置を介して機械的に連結された水平積載式のソータ210(以下、単に「ソータ210」というときがある)を示す。ソータ210は、外部I/F(インターフェース)211を介して制御手段129に通信可能に接続されている。ソータ210および上記中間搬送装置の具体例としては、例えば本願出願人が提案した特開平7−309520号公報の図1、図2等に示されているビンユニット昇降式のソータ装置(2)および中間搬送装置(52)が挙げられる。
装置本体11にソータ210が連結されている場合、通常の製版方式で製版して両面印刷したときは、図21(a)に示すように、裏面印刷画像202aを上にしたままでソータ収納ビン210aに積載されるため、ページ順は下から上に向かって大きくなる。従って、ユーザは印刷終了後各ソータ収納ビン210aの印刷物を取り出して逆さまにしなければならない。
用紙PのサイズがA4縦で、上記ADFにA3横の原稿(両面1枚原稿)を複数枚セットした場合には、A4縦原稿毎に読み取って、A4縦の原稿毎に画像メモリ174にその画像データを一時保存する。図22に、上記ADFで第1の画像原稿206と第2の画像原稿207をセットして読み取る状態を示す。
このように製版された両面印刷用のマスタ64で両面印刷を行い、水平積載式ソータ210でソートすると、図21(b)に示すように、ソータ収納ビン210aに積載された印刷物は、用紙の一番上が最初のページで一番下が最終ページとなる。従って、ユーザは印刷終了後印刷物を逆さまにする労力を要しない。手作業のソートにおいても第1の例と同様に逆さまにする労力を要しない。
画像メモリ174に格納するための全原稿の画像情報の入手は、ADFや画像読取部7での原稿セット読み取りによるものに限られない。図20に示すように、装置本体11に通信可能にオンライン接続されたPC(パーソナルコンピュータ、以下、「PCないしはパソコン」という)170から画像データを得るようにしてもよい。PC170は、両面孔版印刷装置1の装置本体11の外部に設けられた出力手段である。
オンライン・PC170からの画像データ出力による製版の場合は、外部I/F(インターフェース)171、PCコントローラ(パソコン・コントローラ)172およびビデオインターフェース173(以下、「VIDEO I/F173」という)を介して1ページ目から順次制御手段129のCPU130に送信されてくる。VIDEO I/F173は、PCコントローラ172からの画像データを制御手段129で使えるように接続する機能を有する。装置本体11の外部に設けられた出力手段としては、他に、光(IrDA等)や電波(Bluetooth、無線LAN等)等による無線通信により通信・接続された外部接続機器(ホストコンピュータ等)がある。
原稿の枚数が奇数枚の場合には、画像メモリ174に格納されたメモリ画像の中からページ数の大きい最後のページより2ページ毎に読み出して製版する方式では、最後のメモリ読み出しが単ページとなり、原稿の表裏が合わなくなる。
本例では、制御手段129は読み取った全原稿のページ数を判断し、最終ページが奇数ページの場合には、最終ページの画像情報の次に1ページ分のダミーデータを書き込み、該ダミーデータを第2の画像とする。
このように製版された両面印刷用のマスタ64で両面印刷を行い、水平積載式ソータ210でソートすると、ソータ収納ビン210aに積載された印刷物は、用紙の一番上が最初のページで一番下が空白ページとなる。手作業のソートにおいても第1の例と同様に逆さまにする労力を要しない。
本例では、ページ順に読み取られた原稿の画像情報を2ページ分毎に格納するメモリサイズを有する2面式画像メモリ175を有しており、該2面式画像メモリ175から画像情報を抽出してページ数の大きい第2の画像から製版するとともに、第2の画像から印刷することを特徴とする。
反転積載式のソータ208は、排紙トレイ86に積載されるべき用紙P1を反転させてソートする機能・構成を有する。反転積載式のソータ208(以下、単に「ソータ208」というときがある)は、外部I/F211を介して制御手段129に通信可能に接続されている。ソータ208の具体例としては、例えば特開2001−146361号公報の図1や特開平11−314834号公報の図1等に示されているものが挙げられる。
装置本体11に後処理・仕分け手段として反転積載式のソータ208が連結されている場合、通常の製版方式で複数ページの原稿を両面印刷したとき、図19(a)に示したように、排紙トレイ86上で上になっていた裏面印刷画像202aは反転するので、用紙P1はソータ収納ビン208a上に偶数ページ目を下にして積載される。このため、ページの順番が表裏ずれてページ順にソートできない。
本例では、ADFを介してあるいはコンタクトガラス93上に手動操作で載置・セットした原稿画像を画像読取部で読み取った原稿のデータを2面式画像メモリ175に一時保存する。一時保存時のアドレスは読み取りデータ順に決まっている。両面印刷モード時の原稿読み取り時は、2面式画像メモリ175に表面画像データと、裏面画像データが一時保存される。
用紙PのサイズがA4縦で、画像読取部7のコンタクトガラス93上に2枚の原稿を並べてセットした場合は、A4縦原稿毎に2面式画像メモリ175にその画像データを一時保存する。
両面原稿を製版するときには、一時保存時の2面式画像メモリ175からまず裏面画像データを呼び出して製版し、所定の間隔204を設けた後表面画像データを呼び出して製版する。製版後制御手段129は2面式画像メモリ175に格納された画像を消去して次の読み取り動作に備える。
この方式では、原稿の枚数に拘わらず、2面式画像メモリ175のメモリサイズは両面用に原稿2枚分あればよい。本例では両面印刷時の最大サイズがA4縦であるため、メモリサイズはAサイズのメモリが2枚分あればよい。
2面式画像メモリ175から、ページ数の小さい第1の画像、ページ数の大きい第2の画像の順に呼び出して製版し、カム板を制御してページ数の大きい第2の画像から印刷するようにしても同様のソート機能を得ることができる。
原稿枚数の最終ページが奇数ページの場合、図23で示したのと同様に、制御手段129は最終ページの画像情報の次に1ページ分のダミーデータを書き込み、該ダミデータを第2の画像とする。
例えば、ADFに「ページ順読み取り方式」を、ソータに「反転積載方式」を使用した場合には、ソータのソータ収納ビンに積載された用紙の一番下が原稿1枚目の表面印刷画像になるように、1枚目の原稿を読み取って裏面画像データに基づいて製版し、所定の間隔を設けた後2枚目の原稿を読み取って表面画像データに基づいて製版する。
この両面印刷用のマスタを用いて両面印刷を行うと、表面画像を上にして排出される。排出された用紙はソータで反転され、ソータ収納ビンに積載された用紙の一番下が最初のページの表面印刷画像となる。続けて原稿を同様に製版し印刷をすると、ソータ収納ビンにページ順にソートされて積載された印刷物を得ることができる。
この両面印刷用のマスタを用いて両面印刷を行うと表面印刷画像を上にして排出される。排出された用紙はソータに搬送されると、ソータ収納ビンに積載された用紙の一番下が最後のページの裏面印刷画像となる。続けて原稿を同様に製版し印刷をすると、ソータ収納ビンにページ順にソートされて積載された印刷物を得ることができる。
上述した本実施形態の第1ないし第5の例でも説明したように、両面印刷用製版を行うための画像データとしては、図示しないADFの原稿載置台に載置・セットされた両面印刷用の原稿や、コンタクトガラス93上に手動操作で載置・セットされた両面印刷用の原稿を画像読取部7で読み取った両面印刷用の画像データや、PC170から両面孔版印刷装置1に出力された両面印刷用の画像データがある。両面印刷用の原稿を上記ADFの上記原稿載置台にセットしたり、コンタクトガラス93上にセットしたりする際、たとえ操作マニュアルがあるにしても、両面印刷用の原稿の画像の表裏方向およびその画像位置の合わせ方は、直感的に理解しにくく、特に誤り・間違いやすい操作であることが分かった。これは、PC170にて両面印刷用の画像データを作成する際でも同様である。
第2の実施形態の第1の例は、図25に示すように、第1の実施形態と比較して、製版部3で両面印刷用製版を開始する前に、用紙Pの表裏面に両面印刷用製版を行うための画像データに応じた両面画像を作成する画像出力手段としての両面機能付きプリンタ150に、両面孔版印刷装置1を通信可能に接続した点、操作パネル103に括弧を付して示す両面製版前キー135Aを配設した点および制御手段129に代えた制御手段129Aを有する点が主に相違する。
CPU130Aは、第1の実施形態のCPU130(制御手段129)と比較して、第1ないし第5の例の制御機能を除去してこれに代えて、両面印刷用製版を開始する前に、すなわち両面製版前キー135Aからの起動信号に基づいて、両面機能付きプリンタ150が用紙の表裏面(両面)に上記両面画像の表裏方向および該画像位置の少なくとも一つを確認可能に上記両面画像を作成するように両面機能付きプリンタ150の上記プリンタ制御手段を制御する制御機能を有することが主に相違する。
両面印刷を行う前において、先ず、ユーザは図示しないADFの原稿載置台に両面印刷用の原稿を載置・セットしたり、あるいはコンタクトガラス93上に載置・セットしたりした後、図6に示す操作パネル103上の両面製版前キー135Aを押す。これにより、両面製版前キー135Aから後述する動作を自動的に起動するための起動信号が生成されて、これが制御手段129Aに入力されるとともに、両面製版前キー135A内部の上記LEDが点灯することにより、ユーザは両面製版前モード状態であることを確認する。
両面印刷条件がOKでないエヌジー(以下、「NG」と記述する)の場合には、ADFの原稿載置台にセットした両面印刷用の原稿、あるいはコンタクトガラス93上にセットした両面印刷用の原稿の画像の向きや位置などを適宜修正した後、あるいは原稿セットマニュアル等を参照して修正した後、両面印刷動作を行うための上記操作を行うこととなる。
要するに、両面印刷用製版を開始する前に、印刷用版としてのマスタ等を使用しないで画像を出力できる画像出力手段によって、画像データに応じた両面画像の表裏方向および該画像位置の少なくとも一つを確認可能に両面画像を用紙の両面にまたは出力面に作成・出力させることが可能であれば、画像出力手段との接続方法は問わずどのような方式でも構わない。
第2の実施形態の第2の例は、図26に示すように、第2の実施形態の第1の例と比較して、両面機能付きプリンタ150を除去してこれに代えて、製版部3で両面印刷用製版を開始する前に、両面印刷用製版を行うための画像データに応じた両面画像を縮小表示して表示する表示手段としての、操作パネル103に配置された液晶ディスプレイ120を有する点、両面製版前キー135Aに代えて、操作パネル103に括弧を付して示す両面製版前キー135Bを配設した点および制御手段129Aに代えた制御手段129Bを有する点が主に相違する。
CPU130Bは、第1の例のCPU130A(制御手段129A)と比較して、その第1の制御機能を除去して、両面印刷用製版を開始する前に、すなわち両面製版前キー135Bからの液晶ディスプレイ120を作動させるための起動信号に基づいて、液晶ディスプレイ120が上記両面画像の表裏方向および該画像位置の少なくとも一つを確認可能に上記両面画像を縮小表示するように上記液晶駆動回路を制御する制御機能を有することが主に相違する。
両面印刷を行う前において、先ず、ユーザは図示しないADFの原稿載置台に両面印刷用の原稿を載置・セットしたり、あるいはコンタクトガラス93上に載置・セットしたりした後、図6に示す操作パネル103上の両面製版前キー135Bを押す。これにより、同キー135Bから液晶ディスプレイ120を作動させるための起動信号が生成されて、これが制御手段129Bに入力されるとともに、同キー135B内部の上記LEDが点灯することにより、両面製版前モード状態であることを確認できる。
第2の実施形態の第3の例は、図26に示すように、第2の実施形態の第2の例と比較して、製版部3で両面印刷用製版を開始する前に、液晶ディスプレイ120をして縮小表示された両面画像を3次元的に表示できるように3D表示手段として液晶ディスプレイ120を構成した点、両面製版前キー135Bに代えて、操作パネル103に括弧を付して示す両面製版前キー135Cを配設した点および制御手段129Bに代えた制御手段129Cを有する点が主に相違する。
ここで、「3D表示」とは、マイクロコンピュータを含むコンピュータを用いて、3次元(3D)の物体を表示させる周知の表示方式(例えばジオメトリ処理、レンダリングの順に行われる)に係る技術が採用されている。
両面製版前キー135Cは、両面印刷用製版を開始する前に、図示しない液晶駆動回路を介して液晶ディスプレイ120を後述するように作動させるための起動信号を生成する3D表示起動手段としての機能を有する。両面製版前キー135Cの内部には、図示しないLEDが内蔵されていて、両面製版前キー135Cを1回押下すると上記LEDが点灯して、液晶ディスプレイ120を作動させるための起動信号が生成されたことを知らせ、同キー135Cを2回押下すると上記LEDが消灯して、上記起動信号が消滅したことを知らせるようになっている。
制御手段129Cは、図5に示したように、内部にCPU130C、ROM131C、RAM132C、図示しないタイマおよび図示しない入出力ポートを有する周知のマイクロコンピュータを具備しており、装置本体11の内部に設けられている。
その他の点は第2の例のCPU130B(制御手段129B)と同様であり、CPU130Cは、操作パネル103からの各種信号および装置本体11に設けられた各種センサからの検知信号およびROM131Cから呼び出された動作プログラムに基づいて、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7に設けられた各駆動手段、再給紙手段9に設けられた再給紙レジスト接離機構40および搬送ユニット駆動モータ122、切換部材10を作動させるソレノイド123の作動等を制御し、両面孔版印刷装置1全体の動作を制御する。
両面印刷を行う前において、先ず、ユーザは図示しないADFの原稿載置台に両面印刷用の原稿を載置・セットしたり、あるいはコンタクトガラス93上に載置・セットしたりした後、図6に示す操作パネル103上の両面製版前キー135Cを押す。これにより、同キー135Cから液晶ディスプレイ120を作動させるための起動信号が生成されて、これが制御手段129Cに入力されるとともに、同キー135C内部の上記LEDが点灯することにより、両面製版前モード状態であることを確認できる。
次いで、両面印刷用の原稿の画像が上述したと同様にして画像読取部7で読み取られ処理され、両面印刷用製版を行うためのデジタルの画像データが制御手段129Cに送信・入力される。この際、制御手段129Cは両面製版前モード状態であることを認識しており、両面印刷用製版を開始する前に、液晶ディスプレイ120に一度両面印刷用のデジタルの画像データを送信して、画像データに応じた両面画像の表裏方向および該画像位置の少なくとも一つを確認可能に両面画像を3D縮小表示させるように液晶ディスプレイ120を制御するので、その両面画像が液晶ディスプレイ120に3D縮小表示される。
この第3の実施形態では、第2の実施形態ほどの顕著な効果を望まなくてもよい場合に有益である。すなわち、両面印刷用製版を行うための画像データに基づいて、製版部3によりマスタ64を製版して両面印刷用のマスタ64を得て、これを印刷ドラム12に巻装して両面印刷してみないと、両面印刷物の印刷画像の表裏方向や、画像位置、綴じ代の位置の違いなどが確認できないという点、および画像読取部7を使用して両面印刷用の原稿をセットしその画像を読み取る場合に、その原稿の向き・セット方向などを間違えたことを知らずに通常の両面印刷を行ってしまうとその両面印刷に使用した用紙およびこれに伴って消費するインキが無駄になってしまう点に鑑みて、両面印刷に使用するサプライとしての用紙およびインキを無駄にしない両面孔版印刷装置を得るものである。
図26に、第3の実施形態の第1の例を示す。第3の実施形態の第1の例は、第2の実施形態の第1の例と比較して、両面機能付きプリンタ150および両面製版前キー135Aを除去するとともに、制御手段129Aに代えて、両面印刷用のマスタ64の印刷ドラム12への巻装後であって両面印刷の前に、図8に示す両面印刷用のマスタ64における少なくとも表面画像201と裏面画像202とに亘る用紙サイズの用紙Pを給紙部4から給紙させてこれに表面画像201と裏面画像202とに対応した表面印刷画像201aと裏面印刷画像202aとを形成する片面印刷を行った後排紙させる制御手段129D(以下、「制御手段129D」という)を有する点が主に相違する。
CPU130Dは、第1の実施形態のCPU130(制御手段129)と比較して、第1ないし第5の例の制御機能を除去してこれに代えて、両面印刷用のマスタ64の印刷ドラム12への巻装後であって両面印刷の前に、図8に示す両面印刷用のマスタ64における少なくとも表面画像201と裏面画像202とに亘る用紙サイズの用紙Pを給紙部4から給紙させてこれに表面画像201と裏面画像202とに対応した表面印刷画像201aと裏面印刷画像202aとを形成する片面印刷を行った後排紙させるように印刷部2、給紙部4、排紙部6に設けられた各駆動手段、切換部材10を作動させるソレノイド123の作動等を制御する制御機能を有することが主に相違する。
まず、この動作の前提条件として、ユーザによって給紙トレイ67にはA3サイズの用紙Pが積載・セットされているものとする。ユーザは図示しないADFの原稿載置台に両面印刷用の原稿を載置・セットしたり、あるいはコンタクトガラス93上に載置・セットしたりした後、図6に示す操作パネル103上の各種キーによって製版条件を設定した後、両面印刷モードキー117を押した後に続けて片面印刷モードキー118を押す。これにより、両面印刷モード表示ランプ117aおよび片面印刷モード表示ランプ118aがともに点灯することにより、本実施形態に特有の両面印刷モード状態であることを確認できる。これらのキー117、118からの各信号が制御手段129Dの上記制御を実行するためのトリガとなる。次いで、従来と同様に、用紙厚み設定キー116を押下して使用する用紙Pの厚みを設定した後、製版スタートキー104を押すと、スタート信号が生成されて、これが制御手段129Dへ送信されて制御手段129Dから両面印刷用製版ないし版付け・片面印刷動作開始に係る指令が出される。なお、両面印刷モードキー117を押した後に続けて片面印刷モードキー118を押すことに限らず、これを一つの専用キーを設けてトリガ信号を発生させることも可能である。
ユーザは、片面印刷を行った版付け後の印刷物を印刷ドラム12の回転方向の略中央部に相当する用紙幅方向に沿って二つ折りにすることにより、両面印刷時に相当する両面画像の表裏方向および該画像位置を確認する。
図27に、第3の実施形態の第2の例を示す。第3の実施形態の第2の例は、第3の実施形態の第1の例と比較して、複数の給紙手段を備えたバンク給紙手段としてのバンク給紙ユニット160を両面孔版印刷装置1に連結した点および制御手段129Dに代えた制御手段129Eを有する点が主に相違する。
バンク給紙ユニット160は、自身に配設された図示しないバンク給紙制御手段(上記同公報ではバンク給紙制御装置(148))が外部I/F161を介して制御手段129Eに互いにシリアル通信可能に接続されている。
CPU130Eは、第3の実施形態のCPU130D(制御手段129D)と比較して、CPU130Dに代えて、両面印刷用のマスタ64の印刷ドラム12への巻装後であって両面印刷の前に、図8に示す両面印刷用のマスタ64における少なくとも表面画像201と裏面画像202とに亘る用紙サイズの用紙Pをバンク給紙ユニット160から自動的に選択・給紙させてこれに表面画像201と裏面画像202とに対応した表面印刷画像201aと裏面印刷画像202aとを形成する片面印刷を行った後排紙させるように印刷部2、給紙部4、排紙部6に設けられた各駆動手段、切換部材10を作動させるソレノイド123の作動等を制御する制御機能を有することが主に相違する。
まず、この動作の前提条件として、ユーザによってバンク上給紙部(201)のトレイ上(143)にはA4サイズの用紙Pが、バンク下給紙部(202)トレイ下(145)にはA3サイズの用紙Pがそれぞれ積載・セットされているものとする。ユーザは図示しないADFの原稿載置台に両面印刷用の原稿を載置・セットしたり、あるいはコンタクトガラス93上に載置・セットしたりした後、図6に示す操作パネル103上の各種キーによって製版条件を設定した後、両面印刷モードキー117を押した後に続けて片面印刷モードキー118を押す。これにより、両面印刷モード表示ランプ117aおよび片面印刷モード表示ランプ118aがともに点灯することにより、本実施形態に特有の両面印刷モード状態であることを確認できる。これらのキー117、118からの各信号が制御手段129Eの上記制御を実行するためのトリガとなる。次いで、従来と同様に、用紙厚み設定キー116を押下して使用する用紙Pの厚みを設定した後、製版スタートキー104を押すと、スタート信号が生成されて、これが制御手段129Eへ送信されて制御手段129Eから両面印刷用製版ないし版付け・片面印刷動作開始に係る指令が出される。
ユーザは、片面印刷を行った版付け後の印刷物を印刷ドラム12の回転方向の略中央部に相当する用紙幅方向に沿って二つ折りにすることにより、両面印刷時に相当する両面画像の表裏方向および該画像位置を確認する。
図28を参照して、本発明に係る第4の実施形態を説明する。
この第4の実施形態では、第2の実施形態ほどの顕著な効果や第3の実施形態ほどの効果を望まなくてもよい場合に有益である。すなわち、両面印刷用製版を行うための画像データに基づいて、製版部3によりマスタ64を製版して両面印刷用のマスタ64を得て、これを印刷ドラム12に巻装して両面印刷してみないと、両面印刷物の印刷画像の表裏方向や、画像位置、綴じ代の位置の違いなどが確認できないという点、および画像読取部7を使用して両面印刷用の原稿をセットしその画像を読み取る場合に、その原稿の向き・セット方向などを間違えたことを知らずに通常の両面印刷を行ってしまうとその両面印刷に使用した用紙およびこれに伴って消費するインキが無駄になってしまう点に鑑みて、両面印刷に使用するサプライとしての用紙およびインキを無駄にしない両面孔版印刷装置を得るものである。
また、液晶ディスプレイ120は、選択設定キー120a、120b、120c、120dにより選択された不具合項目に対応してその不具合を修正するための修正ガイダンスを表示する修正ガイダンス表示手段としての機能も有する。
その他の点は第1の実施形態のCPU130(制御手段129)と同様であり、CPU130Fは、操作パネル103からの各種信号および装置本体11に設けられた各種センサからの検知信号およびROM131Fから呼び出された動作プログラムに基づいて、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7に設けられた各駆動手段、再給紙手段9に設けられた再給紙レジスト接離機構40および搬送ユニット駆動モータ122、切換部材10を作動させるソレノイド123の作動等を制御し、両面孔版印刷装置1全体の動作を制御する。
版付け両面印刷動作の詳細は、上記特開2003−200645号公報の段落「0107」ないし「0125」に詳細に記載されているとおりに行われ、版付け両面印刷動作によって得られた版付け・両面印刷物が排紙トレイ87、あるいは反転積載式のソータ208または水平積載式のソータ210に排出される。ユーザは排紙トレイ87に排出された版付け・両面印刷物の内容を確認すべく見た時に、版付け・両面印刷物の表裏画像の向きが違っていたり、綴じ代の位置が違っていたり、あるいはソータ208、210に配紙・出力された場合に表裏が逆だったりしたことが分かる。このような場合に、まず、ユーザは例えば選択設定キー120aを適宜押すと、制御手段129Fは選択設定キー120aからの信号に基づいて、液晶ディスプレイ120に表示されている表示画面を上記不具合の全項目を表わす不具合ガイダンス・表示画面に切り替える制御を行う。不具合ガイダンス・表示画面には、例えば「印刷が表裏逆」、「綴じ代の位置が表裏逆」、「裏面印刷画像の向きが逆」等が表示される。
図29を参照して、本発明に係る第5の実施形態を説明する。
第5の実施形態は、図29に示すように、第4の実施形態と比較して、画像読取部7で読み取られた両面印刷用の画像データを一時的に記憶する画像記憶手段としての画像メモリ176を付加した点、制御手段129Fに代えて、選択設定キー120a、120b、120c、120dからの不具合項目選択に係る信号に基づいて、修正ガイダンス表示手段としての液晶ディスプレイ120をして修正ガイダンスを自動的に表示させるとともに、画像メモリ176から画像データを呼び出して製版部3をして自動的に修正ガイダンスに対応した修正再製版を行わせる制御手段129G(以下、「制御手段129G」という)を有する点が主に相違する。
その他の点は第4の実施形態のCPU130F(制御手段129F)と同様であり、CPU130Gは、操作パネル103からの各種信号および装置本体11に設けられた各種センサからの検知信号およびROM131Gから呼び出された動作プログラムに基づいて、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7に設けられた各駆動手段、再給紙手段9に設けられた再給紙レジスト接離機構40および搬送ユニット駆動モータ122、切換部材10を作動させるソレノイド123の作動等を制御し、両面孔版印刷装置1全体の動作を制御する。
版付け両面印刷動作が第4の実施形態のそれと同様に行われ、ユーザは排紙トレイ87に排出された版付け・両面印刷物の内容を確認すべく見た時に、版付け・両面印刷物の表裏画像の向きが違っていたり、綴じ代の位置が違っていたり、あるいはソータ208、210に配紙・出力された場合に表裏が逆だったりしたことが分かる。このような場合に、まず、ユーザは例えば選択設定キー120aを適宜押すと、制御手段129Gは選択設定キー120aからの信号に基づいて、液晶ディスプレイ120に表示されている表示画面を上記不具合の全項目を表わす不具合ガイダンス・表示画面に切り替える制御を行う。不具合ガイダンス・表示画面には、例えば「印刷が表裏逆」、「綴じ代の位置が表裏逆」、「裏面印刷画像の向きが逆」等が表示される。
2 印刷部
3 製版手段としての製版部
7 画像読取手段としての画像読取部
9 再給紙手段
11 印刷装置本体
12 印刷ドラム
13 押圧手段としてのプレスローラ
64 マスタ
103 操作パネル
117 両面印刷モードキー
118 片面印刷モードキー
120 表示手段、修正ガイダンス表示手段としての液晶ディスプレイ
120a〜120d 不具合ガイダンス選択手段としての選択設定キー
129、129A〜129G 制御手段
150 画像出力手段としての両面機能付きプリンタ
160 バンク給紙手段としてのバンク給紙ユニット
170 出力手段、コンピュータとしてのパーソナルコンピュータ(PC)
176 画像記憶手段としての画像メモリ
201 第1の画像としての表面画像
201a 表面印刷画像
202 第2の画像としての裏面画像
202a 裏面印刷画像
203 両面綴じ代部
204 所定の間隔
208 仕分け手段としての反転積載式のソータ
210 仕分け手段としての水平積載式のソータ
P 用紙
Claims (12)
- 両面印刷用製版を行うための画像データに基づいて、製版手段により第1の画像と第2の画像とが1版分の長さのマスタ内に並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の表面を押し付けて第1の画像または第2の画像の一方を印刷した後、その用紙を反転再給紙して上記押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の裏面を押し付けて第1の画像または第2の画像の他方を印刷する両面印刷装置において、
上記両面印刷用製版を開始する前に、用紙の表裏面または該用紙の表裏面に相当する出力面に上記画像データに応じた両面画像を作成する画像出力手段に上記両面印刷装置を通信可能に接続するか、または上記両面印刷装置が上記画像出力手段を内蔵しており、
上記両面印刷用製版を開始する前に、上記画像出力手段をして上記用紙の表裏面または上記出力面に上記両面画像の表裏方向および該画像位置の少なくとも一つを確認可能に上記両面画像を作成させる制御手段を有することを特徴とする両面印刷装置。 - 両面印刷用製版を行うための画像データに基づいて、製版手段により第1の画像と第2の画像とが1版分の長さのマスタ内に並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の表面を押し付けて第1の画像または第2の画像の一方を印刷した後、その用紙を反転再給紙して上記押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の裏面を押し付けて第1の画像または第2の画像の他方を印刷する両面印刷装置において、
上記両面印刷用製版を開始する前に、上記画像データに応じた両面画像を縮小して表示する表示手段と、
上記両面印刷用製版を開始する前に、上記表示手段をして上記両面画像の表裏方向および該画像位置の少なくとも一つを確認可能に上記両面画像を縮小表示させる制御手段とを有することを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項2記載の両面印刷装置において、
上記両面印刷装置を操作するための操作パネルを有し、
上記表示手段は、上記操作パネルに配置されていることを特徴とする両面印刷装置。 - 両面印刷用製版を行うための画像データに基づいて、製版手段により第1の画像と第2の画像とが1版分の長さのマスタ内に並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の表面を押し付けて第1の画像または第2の画像の一方を印刷した後、その用紙を反転再給紙して上記押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の裏面を押し付けて第1の画像または第2の画像の他方を印刷する両面印刷装置において、
上記両面印刷装置を操作するための操作パネルと、
上記両面印刷用製版を開始する前に、上記画像データに応じた両面画像を縮小表示し、かつ、3次元的に3D表示する3D表示手段と、
上記両面印刷用製版を開始する前に、上記操作パネルからの信号に基づいて、上記3D表示手段をして上記両面画像の表裏方向および該画像位置の少なくとも一つを確認可能に3D縮小表示させるとともに上記両面画像を回転させる制御手段とを有することを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項1ないし4の何れか一つに記載の両面印刷装置において、
両面印刷用の原稿の画像を読み取ることにより上記画像データを生成する画像読取手段を有することを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項1ないし5の何れか一つに記載の両面印刷装置において、
上記両面印刷用製版を行うための画像データを生成するコンピュータに、上記両面印刷装置が通信可能に接続されていることを特徴とする両面印刷装置。 - 第1の画像と第2の画像とが1版分の長さのマスタ内に並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の表面を押し付けて第1の画像または第2の画像の一方を印刷した後、その用紙を反転再給紙して上記押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の裏面を押し付けて第1の画像または第2の画像の他方を印刷する両面印刷装置において、
製版されたマスタの上記印刷ドラムへの巻装後であって両面印刷の前に、少なくとも第1の画像と第2の画像とに亘る用紙サイズの用紙を給紙させてこれに第1の画像と第2の画像とに対応した片面印刷を行った後排紙させる制御手段を有し、
片面印刷を行った印刷物を上記回転方向の略中央部で二つ折りにすることにより、両面印刷時に相当する両面画像の表裏方向および該画像位置の少なくとも一つを確認可能であることを特徴とする両面印刷装置。 - 第1の画像と第2の画像とが1版分の長さのマスタ内に並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の表面を押し付けて第1の画像または第2の画像の一方を印刷した後、その用紙を反転再給紙して上記押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の裏面を押し付けて第1の画像または第2の画像の他方を印刷する両面印刷装置において、
複数の用紙サイズの用紙の何れかを選択されてこれを上記印刷ドラムと上記押圧手段との間に給送するバンク給紙手段と、
製版されたマスタの上記印刷ドラムへの巻装後であって両面印刷の前に、第1の画像と第2の画像とに亘る用紙サイズの用紙を上記バンク給紙手段から自動的に選択・給紙させてこれに第1の画像と第2の画像とに対応した片面印刷を行った後排紙させる制御手段とを有し、
片面印刷を行った印刷物を上記回転方向の略中央部で二つ折りにすることにより、両面印刷時に相当する両面画像の表裏方向および該画像位置の少なくとも一つを確認可能であることを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項7または8記載の両面印刷装置において、
上記片面印刷は、上記印刷ドラム上の製版されたマスタにインキを充填し上記外周面に密着させる版付け・印刷であることを特徴とする両面印刷装置。 - 両面印刷用製版を行うための原稿の画像を読み取る画像読取手段と、該画像読取手段からの画像データに基づいて、製版手段により第1の画像と第2の画像とが1版分の長さのマスタ内に並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の表面を押し付けて第1の画像または第2の画像の一方を印刷した後、その用紙を反転再給紙して上記押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の裏面を押し付けて第1の画像または第2の画像の他方を印刷する両面印刷装置において、
製版されたマスタの上記印刷ドラムへの巻装後であって両面印刷の前に、両面印刷時の表裏画像の向きの違い、綴じ代の位置の違いおよびソータに出力した場合に表裏が逆等の不具合項目のうちの少なくとも一つを表示する不具合表示手段と、
上記両面印刷の前に行われる版付けまたは試し刷り両面印刷動作によって得られた両面印刷物を確認した結果、上記不具合項目のうちの少なくとも一つが分かった場合に、上記不具合表示手段からその不具合項目を選択するための不具合ガイダンス選択手段と、
上記不具合ガイダンス選択手段により選択された上記不具合項目に対応してそれを修正するための修正ガイダンスを表示する修正ガイダンス表示手段と、
上記不具合ガイダンス選択手段からの信号に基づいて、上記修正ガイダンス表示手段をして上記修正ガイダンスを自動的に表示させる制御手段とを有し、
上記修正ガイダンス表示手段に表示された上記修正ガイダンスに従って、上記両面印刷用の原稿の位置等を修正した後、再製版を行うことが可能であることを特徴とする両面印刷装置。 - 両面印刷用製版を行うための原稿の画像を読み取る画像読取手段と、該画像読取手段からの画像データに基づいて、製版手段により第1の画像と第2の画像とが1版分の長さのマスタ内に並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、該印刷ドラムに対して相対的に接離自在な押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の表面を押し付けて第1の画像または第2の画像の一方を印刷した後、その用紙を反転再給紙して上記押圧手段によって上記印刷ドラム上の製版されたマスタに用紙の裏面を押し付けて第1の画像または第2の画像の他方を印刷する両面印刷装置において、
上記画像データを一時的に記憶する画像記憶手段と、
製版されたマスタの上記印刷ドラムへの巻装後であって両面印刷の前に、両面印刷時の表裏画像の向きの違い、綴じ代の位置の違いおよびソータに出力した場合に表裏が逆等の不具合項目のうちの少なくとも一つを表示する不具合表示手段と、
上記両面印刷の前に行われる版付けまたは試し刷り両面印刷動作によって得られた両面印刷物を確認した結果、上記不具合項目のうちの少なくとも一つが分かった場合に、上記不具合表示手段からその不具合項目を選択するための不具合ガイダンス選択手段と、
上記不具合ガイダンス選択手段により選択された上記不具合項目に対応してそれを修正するための修正ガイダンスを表示する修正ガイダンス表示手段と、
上記不具合ガイダンス選択手段により選択された不具合ガイダンスに対応して上記不具合を修正するための修正ガイダンスを表示する修正ガイダンス表示手段と、
上記不具合ガイダンス選択手段からの信号に基づいて、上記修正ガイダンス表示手段をして上記修正ガイダンスを自動的に表示させるとともに、上記画像記憶手段から上記画像データを呼び出して上記製版手段をして自動的に上記修正ガイダンスに対応した修正再製版を行わせる制御手段と、
を有することを特徴とする両面印刷装置。 - 請求項10または11記載の両面印刷装置において、
上記画像読取手段からの画像データに代えて、上記両面印刷用製版を行うための画像データを生成するコンピュータに、上記両面印刷装置が通信可能に接続されていることを特徴とする両面印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003416956A JP2005169999A (ja) | 2003-12-15 | 2003-12-15 | 両面印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003416956A JP2005169999A (ja) | 2003-12-15 | 2003-12-15 | 両面印刷装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010048161A Division JP2010143230A (ja) | 2010-03-04 | 2010-03-04 | 両面印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005169999A true JP2005169999A (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=34736013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003416956A Pending JP2005169999A (ja) | 2003-12-15 | 2003-12-15 | 両面印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005169999A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000108479A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-18 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 印刷装置 |
JP2002234242A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-20 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 印刷システム |
JP2003036014A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2003200645A (ja) * | 2002-01-09 | 2003-07-15 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 両面印刷装置 |
JP2003296090A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-17 | Konica Corp | 画像形成装置および印刷イメージ表示方法 |
-
2003
- 2003-12-15 JP JP2003416956A patent/JP2005169999A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000108479A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-18 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 印刷装置 |
JP2002234242A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-20 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 印刷システム |
JP2003036014A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2003200645A (ja) * | 2002-01-09 | 2003-07-15 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 両面印刷装置 |
JP2003296090A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-17 | Konica Corp | 画像形成装置および印刷イメージ表示方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4355123B2 (ja) | 両面印刷装置 | |
JP2005193546A (ja) | 両面印刷装置 | |
JP2007331159A (ja) | 印刷装置 | |
US7325492B2 (en) | Stencil printer | |
JP2008156064A (ja) | 両面孔版印刷装置 | |
JP4750431B2 (ja) | 両面印刷装置 | |
JP4185297B2 (ja) | 両面印刷装置 | |
JP4099050B2 (ja) | 両面印刷装置 | |
JP4651901B2 (ja) | 両面印刷装置 | |
JP5005974B2 (ja) | 両面印刷装置 | |
JP2005145027A (ja) | 両面印刷装置及び両面印刷装置のジャム検出方法 | |
JP2005169999A (ja) | 両面印刷装置 | |
JP2010143230A (ja) | 両面印刷装置 | |
JP2004026373A (ja) | 両面印刷装置 | |
JP2006176303A (ja) | 両面画像形成装置 | |
JP2006248767A (ja) | 両面画像形成装置 | |
JP2009143138A (ja) | 両面印刷装置および孔版印刷装置 | |
JP2005153456A (ja) | 両面印刷装置 | |
JP4777671B2 (ja) | 両面印刷方法および両面印刷装置 | |
JP2009107125A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP4813828B2 (ja) | 両面印刷装置 | |
JP5220972B2 (ja) | 印刷装置 | |
JP4423335B2 (ja) | 両面印刷装置 | |
JP2005144898A (ja) | 両面印刷装置 | |
JP4584733B2 (ja) | 両面画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100330 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100803 |