JP2005165252A - 光機能性拡散板、反射型スクリーン及びその製造方法 - Google Patents

光機能性拡散板、反射型スクリーン及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】映像を明確に視認できるようにコントラスト性能を高めることのできる光機能性
拡散板、反射型スクリーン及びその製造方法を提供する。
【解決手段】表面に凹凸をもつ拡散板113と、拡散板113表面上に拡散板113より
も低い屈折率を有する光学薄膜114とを備え、光学薄膜114が、前記凹凸形状を表面
に反映するよう形成され、かつ拡散板113表面の凸部から凹部にかけて徐々に膜厚が厚
くなるように設けられているものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光機能性拡散板、反射型スクリーン及びその製造方法に関するものである。
プロジェクターから出射された画像光を反射型スクリーン上に映写するフロントプロジェクションシステムは、比較的安価に大画面(100インチ以上)を実現するシステムとして、その普及数は増加の一途を辿っている。最近ではとくに、高輝度,低価格の液晶プロジェクターの登場により、この増加は加速されている。
ところが、フロントプロジェクトシステムは、透過型スクリーンにその背面から画像光を投射するリアプロジェクションシステムと異なり、外光の影響を受け易く、コントラスト性能においては明らかにリアプロジェクションシステムに軍配が上がる。
そこで、これまでにフロントプロジェクショシステム用の反射型スクリーンとして、完全拡散板であるホワイトマットを反射層としたホワイトマットスクリーン、再帰反射を利用したビーズスクリーン(例えば、特許文献1参照。)及びアルミ箔を反射層としたシルバースクリーン等が提案されている。
特開平3−53232号公報
しかしながら、上記スクリーンは、全て輝度を向上させる為のスクリーンであり、スクリーン全体が明るくなるもののプロジェクター光と外光とを同等に反射する為、部屋が明るくなればなるほど映像のコントラスト(白黒の比)が低下してしまう傾向にあった。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、映像を明確に視認できるようにコントラスト性能を高めることのできる光機能性拡散板、反射型スクリーン及びその製造方法を提供することを目的とする。
発明者らは、外光の影響をうける状況においても、反射型スクリーン表面の拡散板における表面反射を減らして、透過率を増やせば、高ゲイン、高コントラストが得られることに着目し、鋭意検討を行うことにより本発明を成すに至った。
すなわち、前記課題を解決するために提供する本発明は、表面に凹凸をもつ拡散板と、前記拡散板表面上に該拡散板よりも低い屈折率を有する光学薄膜とを備え、前記光学薄膜が、前記凹凸形状を表面に反映するよう形成され、かつ前記拡散板表面の凸部から凹部にかけて徐々に膜厚が厚くなるように設けられていることを特徴とする光機能性拡散板である。
ここで、前記拡散板の凹凸差は、1μm以上、30μm以下であることが好ましい。
また、前記光学薄膜の膜厚は、凸部において70nm以上、110nm以下であり、凹部において100nm以上、拡散板の凹凸差以下であることが好ましい。
前記光学薄膜は、フッ素系樹脂を含む塗料から形成されたものであることが好ましく、あるいは前記光学薄膜は、SiO微粒子を含む塗料から形成されたものであることが好ましい。
前記課題を解決するために提供する本発明は、支持体上に、反射層と、請求項1〜5のいずれか一に記載の光機能性拡散板とを順次備えたことを特徴とする反射型スクリーンである。
ここで、前記反射層は、高屈折率の第1の光学膜とこれより低い屈折率をもつ第2の光学膜とが交互に積層されて2n+1(nは1以上の整数である。)層からなり、特定の波長領域の光に対して高反射特性を有し、前記特定の波長領域以外の少なくとも可視波長領域に対して高透過特性を有する光学多層膜であることが好ましい。
また、前記支持体が透明であり、該支持体両面に前記光学多層膜が形成されてなることが好ましい。
さらに、前記光学多層膜は、最外層が第1の光学膜で形成された積層構造を有することが好ましい。
また、前記特定の波長領域は、赤、緑、青の各波長領域を含むとよい。
前記第1の光学膜が、金属酸化物の微粒子と分散剤と結合剤とを含む塗料を塗布して得られる膜であり、前記第2の光学膜がフッ素系樹脂またはSiO2微粒子を含む塗料を塗布して得られる膜であることが好ましい。
また、前記フッ素系樹脂が、エネルギーを吸収して硬化反応を起こす官能基を有するとよい。
また、前記支持体の背面側に黒色光吸収層を備えるとよい。
前記課題を解決するために提供する本発明は、支持体上に、反射層と、請求項1〜5のいずれか一に記載の光機能性拡散板とを順次設ける反射型スクリーンの製造方法であって、前記光機能性拡散板の製造工程として、ディッピングにより前記拡散板表面に光学薄膜を形成する工程を有することを特徴とする反射型スクリーンの製造方法である。
本発明によれば、拡散板における入射光の表面散乱を抑えることができるため、明るい環境下(例えばオフィスや展示場、一般家屋内等)でも、高ゲイン、高コントラストの映像を表示することができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
(光機能性拡散板)
本発明に係る光機能性拡散板の構成例を図1に示す。
光機能性拡散板11は、表面に凹凸をもつ拡散板113と、拡散板113表面上に拡散板113よりも低い屈折率を有する光学薄膜114とを備えている。また、光学薄膜114は、拡散板113の凹凸形状を表面に反映するよう形成され、かつ拡散板113表面の凸部から凹部にかけて徐々に膜厚が厚くなるように形成されている。
ここで、拡散板113は、その表面形状が円形、長方形または矩形の凹凸形状とされることにより拡散機能が制御されている。
図1には、拡散板113の1例を示しており、光透過性もしくは光非透過性の基材シート111と基材シート111上面に塗設された結合剤及びビーズからなるビーズ層112とから構成されている。
基材シート111のうち、光透過性基材シートとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)等の透明、乳白色透明のプラスチックフィルム、あるいはガラス繊維からなる布、合成紙等の優れた光透過性を有するものを使用すればよい。また、光非透過性基材シートとしては、上記光透過性基材シートの構成材料に、例えば二酸化チタン(TiO)などの無機物を混合して非透過性を付与したものを使用すればよい。
また、基材シート111の厚みは特に制限されるものではないが、スクリーン材としての使用形態を考慮すれば、10〜5000μm程度が好ましい。
ビーズ層112に使用可能なビーズとしては、プラスチックビーズ(例、アクリル乳白色ビーズ)、着色ビーズ(例、白色プラスチックビーズ、白色ガラスビーズ)等がある。また、ビーズの粒径は、特に限定されるものではないが、光の反射効率などを考慮すれば、1〜100μm程度のものがよく、粒度の異なるビーズを混在させて用いることが好ましい。
なお、ビーズに付与すべき色としては、反射効率の観点からして白色が好ましく、この場合の着色剤としては、白色無機顔料、例えば、酸化チタン、タルク、酸化亜鉛等が使用できるが、最終調製品の反射効率を考慮すれば、二酸化チタンが特に好ましい。また、透明ビーズと着色ビーズを混合して使用する場合、両者の混合比は、光線の反射効果を考慮すれば、1:99重量%〜99:1重量%の範囲が好ましい。
また、結合剤としては、合成樹脂(例えば、アクリルコポリマー樹脂あるいはウレタン樹脂)が使用できる。なお、ビーズと結合剤との配合比は、光反射効果などを考慮して、結合剤100重量部に対して、ビーズ5〜95重量部の範囲が好ましい。
ビーズ層112の厚みは、特に限定されるものではないが、周知のロールコート方式による基材シート111への塗設の難易性、強度および光線の遮蔽効果などを考慮して、10〜500μm程度が好ましい。
さらに、ビーズ層112内におけるビーズの配置態様としては、光拡散効果などを考慮すれば、結合剤に埋設されたビーズと結合剤に部分的に埋設されたビーズを混在させて用いること、ならびに、ビーズを基材シート111表面にビーズ同士を離して分散させる、あるいは基材シート111表面をほぼ被うように分布させる態様が好ましい。
さらに、本発明の反射型スクリーンの反射効率を補足する目的で、基材シート111の他方の面、すなわち、ビーズ層112を設けた面とは反対面に反射層を形成することができる。この反射層としては、光の反射効率を向上させる物質であれば、基本的には適用可能であり、例えば、アルミニウム、銀などの金属を蒸着させて形成した反射層、あるいはこの金属蒸着反射層にさらに着色ビーズを配合してその反射効率を高めたものなどを適用することができる。
なお、拡散板を構成する基材シート、結合剤およびビーズに、難燃化性能を付与する目的で、難燃剤、例えば、トリフェニルホスフェート、ポリクレジルホスフェートなどをさらに配合することも可能である。
本発明で使用可能な拡散板113としては、そのほかに拡散装置または均質化装置によって種々の方向に散乱させた光をスペックルパターンとして感光性媒体に感光させ、それを現像することによって形成した微細な彫刻面組織を利用して作製されたものでもよい。
上記に示した拡散板では、拡散板としての光拡散機能を確保するために表面の凹凸差を1μm以上、30μm以下とすることが好ましい。30μmを上限とするのは、これ以上となると視野角が狭くなりすぎるからである。
光機能性拡散板11を構成する光学薄膜114は、拡散板113の凹凸形状を表面に反映するよう形成され、かつ拡散板113表面の凸部から凹部にかけて徐々に膜厚が厚くなるように設けられているものである。
光学薄膜114を構成する材料として、フッ素系樹脂、シリカ(SiO)などの微粒子、中空微粒子等が挙げられ、それらにより形成される1.45以下の屈折率をもつ膜が特に好ましい。
また、光学薄膜114は、光機能性拡散板11への入射光の表面散乱を抑制するためのものであり、スクリーン正面方向から入射するプロジェクター光と共に、外光が入射してくる斜め方向からの光の表面散乱を抑える。
また、その一方で、光機能性拡散板11は、放射する画像光を拡散させる機能も必要である。
そのため、光学薄膜114は拡散板113表面の凹凸を被覆し、その凹凸形状を表面に反映する必要があり、それを実現するための光学薄膜114の膜厚として、凸部において70nm以上、110nm以下であり、凹部において100nm以上、拡散板の凹凸差以下であることが好ましい。
より詳しくは、図1において、光学薄膜114の拡散板113の凹部における膜厚d1(基材シート111の厚み方向、つまり図中縦方向)、凹凸の中間領域における膜厚d2(ビーズ層表面に対して垂直方向)、凸部における膜厚d3(基材シート111の厚み方向、つまり図中縦方向)を適正化することにより、正面方向からのプロジェクター光と斜め方向からの外光による表面反射を低減させるものである。特に、斜め方向からの外光に対しては、凹凸の中間領域における膜厚d2の適正化が有効である。ここで、蒸着法などの薄膜形成法で光学薄膜を形成すると、膜厚の制御は可能であるが、凹凸の中間領域における膜厚d2の制御が困難で、凹部および凸部に比べ膜厚が薄くなり、外光による表面反射を低減させるのに充分な膜厚にできないという問題が発生する。なお、凹部とは拡散板113表面凹凸の最も凹んだ部分、凸部とはその登頂部であり、中間領域とはそれ以外の部分を意味する。
ここで、光学薄膜114の適正膜厚としては、例えば拡散板113の表面の凹凸差が1μmである場合には、凹部における膜厚d1は100nm〜1μmが好ましく、より好ましくは100〜150nmである。また、凸部における膜厚3は、70〜110nmが好ましく、凸部から凹部への中間領域における膜厚d2は、100〜150nmが好ましい。なお、上記膜厚よりも小さい場合には、十分に表面散乱を抑えることができないために不適である。
また、凹部における膜厚d1が、拡散板113表面の凹凸高低差よりも大きい場合、つまり拡散板113表面の凹凸が埋まってしまうような膜厚である場合には、拡散特性に影響がでるために不適である。また逆に、凸部における膜厚d3が凹部の膜厚d1よりも大きくなってしまう場合には、この場合も拡散特性に影響がでてしまうので不適である。
(光機能性拡散板の製造方法)
光機能性拡散板の製造は、拡散板113の製造工程と光学薄膜114の形成工程とからなる。
(1)拡散板の製造工程
図1に示す構成の拡散板113は、上記ビーズと結合剤とを混合したビーズ塗料を基材シート111に周知のロールコート方式等により塗布してビーズ層112を形成することにより作製すればよい。
また、スペックルパターンを感光性媒体に感光させて作製する拡散板は、つぎのような工程により作製すればよい。
(s1)基板上に感光性媒体を設けた感光基板を用意し、その感光性媒体に拡散装置等によりスペックルパターンに変調されたレーザ光(干渉光)を露光した後に現像・固定化する。なお、1回の露光エリアの面積は1〜数10cmであることから、露光工程では感光性媒体の露光対象部分をずらしながら繰り返して感光性媒体全面の露光を行う。また、ポジ型フォトレジストを用いた場合には、現像したとき露光エリアは除去され、非露光エリアはそのまま残るようになる。これにより、前記スペックルパターンに対応する凹凸形状の微細彫刻面が表面に形成された感光基板となる。
(s2)ステップs1で作製された感光基板の表面に、例えば紫外線硬化型のエポキシ樹脂を塗布し、硬化させて感光基板表面の凹凸を複写させた樹脂製の型を作製する。
(s3)ついで、その樹脂製型の表面に導電化処理を施して導電層を形成し、その導電層を陰極として電鋳加工を行い、メタルマスターを作製する。このとき、導電化処理として銀鏡処理、無電解メッキ処理、真空蒸着処理、スパッタリング処理などにより金属等の導電層を形成する。また、電鋳加工として、例えばニッケルを所定厚みに電着させ、その電着ニッケル層から樹脂製型を脱型して金属電鋳のメタルマスターを得る。
(s4)ステップs3で作製されたメタルマスターに基づいて、例えば熱成形のプラスチックフィルムに型押しするなどして拡散板を製造する。
上記拡散装置としては、例えばすりガラス、乳白ガラス、不透明プラスチック、ケミカルエッチングプラスチック、レンズ状または面機械加工プラスチック等を用いるとよく、布及びナイロン拡散体を用いてもよい。このうち、レンズ状または面機械加工プラスチックにおいては、拡散装置の表面組織の特性を変えることによって拡散板としての拡散光の角度を部分的に制御することもできるので他の拡散装置に比べその適用範囲が広い。
また、感光性媒体は、例えば、重クロム酸化ゼラチン、ホトレジスト、ハロゲン化銀またはホトポリマーを用いるとよい。
上記では拡散板を量産する場合の例を示したが、ステップs2で得られた樹脂製の型をそのまま拡散板として使用してもよい。また、その型に反射のための反射材料を被覆して用いてもよい。
(2)光学薄膜の形成工程
光学薄膜114は、以下に示す光学薄膜用塗料を拡散板113表面に塗布して形成される。
光学薄膜用塗料は、有機溶媒と、結合剤とを含有するものである。結合剤は有機溶媒に溶解されており、必要に応じてその中に微粒子が添加され分散されていてもよい。
結合剤は、紫外線などの放射線、熱からのエネルギーにより硬化反応を起こす官能基を分子内に有する樹脂であり、フッ素系樹脂などが好適である。また主鎖がフッ素変性されたポリマー、側鎖がフッ素変性されたポリマー、フッ素を有するモノマーなどを用いることが好ましい。
主鎖がフッ素変性されたポリマーには、例えば、パーフルオロ主鎖型パーフルオロポリエーテル、パーフルオロ側鎖型パーフルオロポリエーテル、アルコール変性パーフルオロポリエーテル、イソシアネート変性パーフルオロポリエーテルなどが挙げられ、また、フッ素を有するモノマーには、例えば、CF=CF、CH=CF、CF=CHFなどが挙げられる。これらモノマーを重合したもの、これらをブロックポリマー化したものも使用できる。
側鎖がフッ素変性されたポリマーについては、溶剤可溶な主鎖に対してグラフトポリマー化したものが挙げられるが、特に、溶剤が使用できる樹脂としてその扱いが容易であることからポリフッ化ビニリデンが好ましい低屈折率熱可塑性ポリマーの例として挙げられる。低屈折率熱可塑性ポリマーとしてこのポリフッ化ビニリデンを用いた場合には、低屈折率層の屈折率は約1.4となるが、さらに低屈折率層の屈折率を下げるにはトリフルオロエチルアクリレートのような低屈折率アクリレートを、電離放射線硬化型樹脂100重量部に対して10重量部から300重量部、好ましくは100重量部から200重量部添加してもよい。
光学薄膜114に使用される微粒子は、成膜された後の光学膜の屈折率を調整するために必要に応じて添加される低屈折率材料の微粒子であり、LiF(屈折率1.4)、MgF(屈折率1.4)、3NaF・AlF(屈折率1.4)、AlF(屈折率1.4)、SiOx(1.5≦x≦2.0)(屈折率1.35〜1.48)等の材料からなる超微粒子が好ましい。あるいは中空微粒子を含ませてもよい。
有機溶媒は、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブチルアルコール等のアルコール系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピル、乳酸エチル、エチレングリコールアセテート等のエステル系溶媒、含フッ素溶媒としては、パーフルオロベンゼン、ペンタフルオロベンゼン、1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン、1,4−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンなどの含フッ素芳香族炭化水素類、パーフルオロトリブチルアミン、パーフルオロトリプロピルアミンなどの含フッ素アルキルアミン類、パーフルオロヘキサン、パーフルオロオクタン、パーフルオロデカン、パーフルオロドデカン、パーフルオロ−2,7−ジメチルオクタン、1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン、1H−1,1−ジクロロパーフルオロプロパン、1H−1,3−ジクロロパーフルオロプロパン、1H−パーフルオロブタン、2H,3H−パーフルオロペンタン、3H,4H−パーフルオロ−2−メチルペンタン、2H,3H−パーフルオロ−2−メチルペンタン、パーフルオロ−1,2−ジメチルヘキサン、パーフルオロ−1,3−ジメチルヘキサン、1H−パーフルオロヘキサン、1H,1H,1H,2H,2H−パーフルオロヘキサン、1H,1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクタン、1H−パーフルオロオクタン、1H−パーフルオロデカン、1H,1H,1H,2H,2H−パーフルオロデカンなどの含フッ素脂肪族炭化水素類、パーフルオロデカリン、パーフルオロシクロヘキサン、パーフルオロ−1,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどの含フッ素脂環族炭化水素類、パーフルオロ−2−ブチルテトラヒドロフラン、フッ素含有低分子量ポリエーテルなどの含フッ素エーテル類を単独または混合して用いることが可能である。例えば、光学膜用材料Aに用いられる有機溶媒をメチルイソブチルケトンとし、光学膜用材料Bに用いられる有機溶媒を含フッ素アルコール(C6F13C2H4OH)とパーフルオロブチルアミンとの混合溶媒(95:5)とする。また、これら有機溶媒は必ずしも100%純粋である必要はなく、異性体、未反応物、分解物、酸化物、水分等の不純成分が20%以下であれば含まれていてもかまわない。
また、光学薄膜用塗料は塗布により塗膜とされた後、硬化反応により拡散板よりも低屈折率の光学薄膜となる。このときの塗布方法としては、従来の公知の塗布方式、例えばディッピング塗布、グラビア塗布、ロール塗布、ブレード塗布、ダイコーティング等の各種方式でよい。
なお、ディッピング塗布方法による場合において、塗料の粘度、拡散板113の引き上げ速度を調整することにより光学薄膜114の膜厚及び膜厚分布を最適化して拡散板113の表面凹凸形状を光学薄膜114上でも保持することが可能であり、例えば塗料粘度を10〜20cps、引き上げ速度を84〜430cm/minとすることが好ましい。引き上げ速度を430cm/min以下とするのは、430cm/minより速く引き上げると、膜厚が厚くなりすぎて所望する適正膜厚にならないためである。
(反射型スクリーン)
本発明に係る反射型スクリーンの構成例を図2に示す。反射型スクリーン10は、支持体13上に、反射層である光学多層膜12と、上述した光機能性拡散板11とが順番に設けられた構成であり、さらに支持体13の背面側の光学多層膜12上に黒色光吸収層が設けられている。
支持体13は透明であり、透明フィルム、ガラス板、アクリル板、メタクリルスチレン板、ポリカーボネート板、レンズ等の所望の光学特性を満足するものであればよい。光学特性として、上記支持体13を構成する材料の屈折率は1.3〜1.7、ヘイズは8%以下、透過率は80%以上が好ましい。また、支持体13にアンチグレア機能をもたせてもよい。
透明フィルムはプラスチックフィルムが好ましく、このフィルムを形成する材料としては、例えばセルロース誘導体(例、ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース(TAC)、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロース、アセチルプロピオニルセルロース及びニトロセルロース)、ポリメチルメタアクリレート、メチルメタクリレートと他のアルキル(メタ)アクリレート、スチレンなどといったビニルモノマーとの共重合体などの(メタ)アクリル系樹脂;ポリカーボネート、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート(CR−39)などのポリカーボネート系樹脂;(臭素化)ビスフェノールA 型のジ(メタ)アクリレートの単独重合体ないし共重合体、(臭素化)ビスフェノールA のモノ(メタ)アクリレートのウレタン変性モノマーの重合体および共重合体などといった熱硬化性(メタ)アクリル系樹脂;ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートおよび不飽和ポリエステル;アクリロニトリル−スチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エポキシ樹脂などが好ましい。また、耐熱性を考慮したアラミド系樹脂の使用も可能である。この場合には加熱温度の上限が200℃以上となり、その温度範囲が幅広くなることが予想される。
プラスチックフィルムは、これらの樹脂を伸延あるいは溶剤に希釈後フィルム状に成膜して乾燥するなどの方法で得ることができる。厚さは剛性の面からは厚いほうがよいが、ヘイズの面からは薄いほうが好ましく、通常25〜500μm程度である。
また、上記プラスチックフィルムの表面がハードコートなどの被膜材料で被覆されたものであってもよく、無機物と有機物からなる光学多層膜の下層にこの被膜材料を存在させることによって、付着性、硬度、耐薬品性、耐久性、染色性などの諸物性を向上させることも可能である。
光学多層膜12は、第1の光学膜として高屈折率の光学膜12Hと、第2の光学膜として低屈折率の光学膜12Lとが交互に積層された構成である。図2において、支持体13両面それぞれに、まず高屈折率の光学膜12Hが設けられ、ついで低屈折率の光学膜12Lが設けられ、以降光学膜12Hと光学膜12Lとが交互に設けられ、最後に光学膜12Hが設けられた構成であり、片面当り2n+1層(両面層数2(2n+1))(nは1以上の整数である。)からなる積層膜となっている。
光学膜12Hは、支持体13、または光学膜12Lの上に後述する光学膜用材料Aを塗布した後に硬化反応により形成される光学膜である。この光学膜12Hは屈折率を調整するために微粒子が含まれている
光学膜12Hの膜厚は、80nm〜15μm、より好ましくは600〜1000nmとする。15μmより厚くすると、分散し切れなかった微粒子によるヘイズ成分が増大して光学膜としての機能が得られないからである。
また、光学膜12Hの屈折率は、1.70〜2.10とすることが好ましい。屈折率を2.10よりも高くすると、微粒子の分散性が不充分となって光学膜としての機能が損なわれる。また、屈折率を1.70よりも低くすると、光学膜12Lを積層した場合の反射特性が十分ではなくなり、スクリーンとしての特性が不充分となる。
光学膜12Lは、光学膜12Hの上に後述する光学膜用材料Bを塗布した後に硬化反応により形成される屈折率1.30〜1.69の光学膜である。光学膜12Lの屈折率は光学膜用材料Bに含まれる樹脂の種類、場合によっては微粒子の種類及び添加量などにより決まる。なお、屈折率が1.69よりも高くなると光学膜12Hとの屈折率の差が確保できず、光学膜12Hに積層した場合の反射特性が十分ではなくなり、スクリーンとしての特性が不充分となる。また、1.3よりも低い屈折率をもった膜を形成することが困難であり、屈折率1.3が製造上の下限となる。
光学膜12Lの膜厚は、80nm〜15μm、より好ましくは600〜1000nmとする。
以上の構成により、光学多層膜12は、赤色、緑色、青色の三波長帯の光に対して高反射特性を有し、少なくともこれらの波長領域以外の可視波長域の光に対しては高透過特性を有するようになる。なお、光学膜12H,12Lそれぞれの屈折率や厚みを調整することにより、光学多層膜12として反射する三波長帯の波長位置をシフトさせて調整することが可能であり、これによりプロジェクターから投射される光の波長に対応させた光学多層膜12とすることができる。
なお、光学多層膜12を構成する光学膜12H,12Lの層数は特に限定されるものではなく、所望の層数とすることができる。また、光学多層膜12はプロジェクター光の入射側及びその反対側の最外層が光学膜12Hとなる奇数層により構成されることが好ましい。光学多層膜12を奇数層の構成とすることにより、偶数層とした構成の場合よりも三原色波長帯域フィルターとして機能が優れたものとなる。
光学多層膜12の具体的な層数は3〜7層の奇数層とすることが好ましい。層数が2以下の場合には反射層としての機能が十分ではないためである。一方、層数が多いほど反射率は増加するが、層数8以上では反射率の増加率が小さくなり、光学多層膜12の形成所要時間をかけるほど反射率の改善効果が得られなくなるためである。
光吸収層14は、光学多層膜12、支持体13を透過した光を吸収させるためのもので、例えば、図2では支持体13の背面側(光機能性拡散板11とは反対面)の光学多層膜12の最外層表面に黒色の樹脂フィルムを貼り付けた態様を示している。
あるいは、光吸収層14は、黒色の塗料を用いて塗布によって得られた層でもよい。
黒色の塗料として、カーボンブラック微粒子、シリカ微粒子等表面にカーボンブラックを被着させた微粒子等が挙げられる。これらの微粒子には導電性があっても良い。
また、カーボンブラック微粒子の製法は、オイルファーネス法、チャンネル法、ランプ法、サーマル法等が知られている。
黒色を沈める目的の場合、微粒子の一次粒子径、分散性が塗膜としての黒色を決定する大きな要素となり、一次粒子径が小さく表面積が大きなものほど漆黒性は向上する。また、表面官能基の多いカーボンブラックは、アルキド樹脂のようにOH基やカルボキシル基など極性官能基を有するビヒクルと親和性が高く、極性の低い炭化水素系溶剤と組み合わせることにより、樹脂との濡れ性がよくなり、光沢や漆黒度が高くなる。また、上記樹脂がもつ官能基と反応性のあるイソシアネート基、カルボキシル基をもつ硬化剤を添加して、塗膜を硬化させると良い。
一般に表面官能基の量は、チャンネルカーボンの方がファーネスカーボンよりも多いが、ファーネス法でも酸化処理を施すことによって、官能基量を増やすことができる。カーボンブラックの一次粒子径は、好ましくは30nm以下であり、より好ましくは20nm以下である。粒子径が大きくなると、漆黒度が下がり、光吸収層としての性能が落ちる。
塗布方法は、スクリーン塗布、ブレード塗布、スプレー塗布等従来既知の方法で構わない。
また、膜厚は、10〜50μm程度が好ましく、より好ましくは15〜25μmである。膜厚が10μmよりも小さい場合には、とくにスプレー塗布の場合に漆黒度が低下してしまう。一方、膜厚が50μmよりも大きい場合には、塗膜が脆くなり、クラックが発生し易くなる。
上記スクリーン10によって、該スクリーンへの入射光の表面散乱を抑制し、プロジェクターからの特定波長の光を反射し、外光などのそれ以外の波長領域の入射光を透過・吸収する選択反射が可能となり、スクリーン10上の映像の黒レベルを下げて高コントラストを達成するものであり、部屋が明るい状態でもコントラストの高い映像を表示することが可能となる。例えば、グレーティング・ライト・バルブ(GLV)を用いた回折格子型プロジェクターのようなRGB光源からの光を投射した場合にスクリーン10上で広視野角で、かつコントラストが高く、外光の映り込みのない良好な映像が鑑賞できるようになる。
すなわち、スクリーン10に入射する光は、光機能性拡散板11で表面散乱することなく透過し、光学多層膜12に到達し、当該光学多層膜12にて入射光に含まれる外光成分は透過されて光吸収層14で吸収され、映像に関わる特定波長領域の光のみ選択的に反射され、その反射光は光機能性拡散板11の表面にて拡散され視野角の広い画像光として視聴者に供される。したがって、上記反射光である画像光への外光の影響を高いレベルで排除することができ、従来にない高コントラスト化が可能となる。
なお、本発明に係るスクリーンとして、支持体のおもて面に上記と同じ構成の光学多層膜が形成され、その光学多層膜の最外層表面に光機能性拡散板が形成され、支持体の裏面に光吸収層が形成された構成としてもよい。このスクリーンでも、プロジェクターからの特定波長の光を反射し、外光などのそれ以外の波長領域の入射光を透過・吸収することによりスクリーン上の黒レベルを下げて高コントラストを達成することが可能である。
ここで、上記第1の光学膜及び第2の光学膜を形成するための塗料である光学膜用材料A及びBについて説明する。
(1)光学膜用材料A
光学膜用材料Aは、微粒子と、有機溶媒と、エネルギーを吸収して硬化反応を起こす結合剤と、分散剤とを含有する。
微粒子は、成膜された後の光学膜の屈折率を調整するために添加される高屈折率材料の微粒子であり、Ti、Zr、Al、Ce、Sn、La、In、Y、Sb、等の酸化物、または、In- Sn等の合金酸化物が挙げられる。なお、光触媒を抑える目的でTi酸化物にAl、Zr等の酸化物が適当量含有されたとしても、本発明の効果を妨げるものではない。
また、微粒子の比表面積は55〜85 m2/gが好ましく、75〜85 m2/gであることがより好ましい。比表面積がこの範囲にあると、微粒子の分散処理により、光学膜用材料中における微粒子の粒度で100nm以下に抑えることが可能となり、ヘイズの非常に小さな光学膜を得ることが可能である。
有機溶媒は、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブチルアルコール等のアルコール系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピル、乳酸エチル、エチレングリコールアセテート等のエステル系溶媒等が用いられる。これら有機溶媒は必ずしも100%純粋である必要はなく、異性体、未反応物、分解物、酸化物、水分等の不純成分が20%以下であれば含まれていてもかまわない。また、低い表面エネルギーをもつ支持体や光学膜上に塗布するためには、より低い表面張力をもつ溶媒を選択することが望ましく、例えばメチルイソブチルケトン、メタノール、エタノール等が挙げられる。
分散剤と硬化反応する結合剤は、熱硬化性樹脂、紫外線(UV)硬化型樹脂、電子線(EB)硬化型樹脂等があげられる。熱硬化性樹脂、UV硬化型樹脂、EB硬化型樹脂の例としてはポリスチレン樹脂、スチレン共重合体、ポリカーボネート、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリアミン樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂等が挙げられる。その他の環状(芳香族、複素環式、脂環式等)基を有するポリマーでもよい。また、炭素鎖中にフッ素、シラノール基の入った樹脂でも構わない。
上記樹脂を硬化反応させる方法は放射線または熱いずれでもよいが、紫外線照射により樹脂の硬化反応を行う場合には、重合開始剤の存在下で行うことが好ましい。ラジカル重合開始剤としては、例えば、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ系開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、ラウリルパーオキサイド、t−ブチルパーオクトエート等のパーオキシド系開始剤が挙げられる。これらの開始剤の使用量は、重合性単量体合計100重量部あたり0.2〜10重量部、より好ましくは0.5〜5重量部とする。
上記微粒子を分散させる分散剤は、その含有量が微粒子に対し3.2〜9.6×1011mol/m2であるが、これより含有量が少ないと光学膜に十分な分散性を得ることができない。逆に、含有量が多いと、塗膜中における分散剤体積比率が上昇するために、膜屈折率が低下して屈折率の調整範囲が狭くなることから光学膜積層設計が困難となる。
上記の分散剤に含まれる親水基の極性官能基の量は、10-3〜10-1mol/gである。官能基がこれより少ない、あるいは多い場合には、微粒子の分散に対する効果が発現せず、分散性低下などにつながる。
極性官能基として、以下に示すような官能基でも凝集状態にならないため、有用である。
・-SO3M、-OSO3M、-COOM、P=O(OM)2(ここで、式中Mは、水素原子あるいは、リチウム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属である。)、3級アミン、4級アンモニウム塩
・R1(R2)(R3)NHX(ここで、式中R1、R2、R3は、水素原子あるいは炭化水素基であり、X-は塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン元素イオンあるいは無機・有機イオンである。)
・-OH、-SH、-CN、エポキシ基等
極性官能基の導入部位は特に規定はない。これら分散剤は、1種単独で用いられることが可能であるが、2種以上を併用することも可能である。
また、塗膜における本発明の分散剤は、総量で上記強磁性粉末100重量部に対して、20〜60重量部が好ましく、38〜55重量部がより好ましい。
また、分散剤親油基の重量平均分子量は110〜3000が好ましい。分子量がこの範囲よりも低いと、有機溶媒に対して十分に溶解しないなどの弊害が生じる。逆に高すぎる場合には光学膜に十分な分散性を得ることができない。なお、分散剤の分子量の測定はゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法により行えばよい。
上記分散剤には、結合剤と硬化反応を起こすための官能基を有していてもよい。また、本発明の分散剤以外の結合剤を含む場合には結合基を多く有する多官能ポリマー、またはモノマーが好ましい。
光学膜用材料Aは塗布により塗膜とされた後、放射線または熱によって硬化反応が促進され高屈折率タイプの第1の光学膜となる。
(2)光学膜用材料B
光学膜用材料Bは、上記光学薄膜用塗料と同じものを用いればよく、光学膜用材料Bは塗布により塗膜とされた後、硬化反応により第1の光学膜よりも低屈折率の第2の光学膜となる。
上記光学膜用材料A,Bの製造に当たっては、混練工程、分散工程及びこれらの工程の前後に必要に応じて設けた混合工程によって行われる。本発明において使用する微粒子、樹脂、溶媒など全ての原料は何れの工程の最初または途中で添加してもかまわない。また、個々の原料を2つ以上の工程で分割して添加してもかまわない。分散及び混練には、アジター、ペイントシェーカー等の従来公知の装置を用いればよい。
(反射型スクリーンの製造方法)
本発明に係る反射型スクリーン10の製造方法について以下に説明する。
(s1)支持体13としてポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用意し、当該支持体13を光学膜用材料Aで満たされた槽に浸漬し、引き上げるディッピング方式により支持体13の両面に所定量の光学膜用材料Aを塗布する。
(s2)光学膜用材料Aの塗膜を乾燥させ所定膜厚の光学膜12Hを形成する。
(s3)ついで、光学膜12Hが形成された支持体13を光学膜用材料Bで満たされた槽に浸漬し、引き上げるディッピング方式により支持体13の両面にある光学膜12H上に所定量の光学膜用材料Bを塗布する。
(s4)光学膜用材料Bの塗膜を乾燥させ、所定膜厚の光学膜12Lを形成する。これにより、光学膜12Hと光学膜12Lとの積層構成となる。
(s5)ついで、光学膜12Hと12Lとが積層された支持体13を光学膜用材料Aで満たされた槽に浸漬し、引き上げることにより支持体13の両面最外層にある光学膜12L上に所定量の光学膜用材料Aを塗布する。
(s6)光学膜用材料Aの塗膜を乾燥後、紫外線を照射して光学膜用材料Aを硬化させ、所定膜厚の光学膜12Hを形成する。以降、ステップs3〜s6までの処理を所定回数行い、支持体13の両面に光学多層膜12を形成する。
(s7)光学多層膜12のおもて面に粘着層を介して上記光機能性拡散板11を貼り付ける。
(s8)支持体13背面側の光学多層膜12の裏面に黒色の光吸収剤を含有した樹脂を塗布し、光吸収層14を形成し、本発明に係る反射型スクリーン10とする。
なお、ここでは光学膜用材料A,Bがディッピング方式により塗布される場合を示したが、このほかグラビア塗布、ロール塗布、ブレード塗布、ダイコーティングなど従来公知の塗布方式によって光学膜用材料A,Bそれぞれが塗布されてもよい。
また、本発明に係るスクリーンの他の実施の形態として、支持体13のおもて面に上記と同じ構成の光学多層膜12が形成され、その光学多層膜12の最外層表面に光機能性拡散板11が形成され、支持体13の裏面に光吸収層14が形成された構成としてもよい。このスクリーンでも、プロジェクターからの特定波長の光を反射し、外光などのそれ以外の波長領域の入射光を透過・吸収することによりスクリーン上の黒レベルを下げて高コントラストを達成することが可能である。
上記本発明を実際に実施した例を以下に説明する。この実施例は例示であり、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1における拡散板、光学薄膜用塗料の組成、光機能性拡散板の製造方法と以下に示す。
(1)拡散板
拡散板は、PET基板上にエポキシ樹脂を設け、予め表面組織を作製しておいたマスター型を用いてエポキシ樹脂層に複写したものを用いた。
・凹凸高低差:3〜10μm
・視野角:水平方向60°、垂直方向10°
(2)光学薄膜用塗料
・末端カルボキシル基をもつパーフルオロブテニルビニルエーテルの重合体
(旭硝子社製、商品名サイトップ)
(3)光機能性拡散板の製造方法
上記拡散板上にディッピング方式により光学薄膜用塗料を塗布し、これを90℃で乾燥して、光機能性拡散板とした。なお、塗布条件として、光学薄膜用塗料の粘度を10cpsに固定し、拡散板の引き上げ速度を170mm/minとした。
なお、得られた光機能性拡散板について、拡散板表面の凸部、中間領域(中間)、凹部それぞれの光学薄膜の膜厚を断面TEMにより測定した。
つぎに光学膜用材料Aである塗料(I),光学膜用材料Bである塗料(II)の組成と製造方法及びスクリーン製造方法を以下に示す。
(3)光学膜用材料A(塗料(I))
・微粒子:TiO2微粒子
(石原産業社製、平均粒径約20nm、屈折率2.48) 100重量部
・分散剤:SO3Na基含有分子
(重量平均分子量:1000、SONa基濃度:2×10−3 mol/g)
20重量部
・結合剤:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとジペンタエリスリトールペンタアクリレートとの混合物
(日本化薬社製UV硬化性樹脂、商品名DPHA) 30重量部
・有機溶媒:メチルイソブチルケトン(MIBK) 4800重量部
まず微粒子、分散剤、有機溶媒を所定量混合し、ペイントシェーカーで分散処理を行いTiO微粒子分散液を得た。ついで、該分散液に結合剤を添加し、攪拌機にて攪拌処理を行い、塗料(I)とした。
(4)光学膜用材料B(塗料(II))
・末端カルボキシル基をもつパーフルオロブテニルビニルエーテルの重合体
(旭硝子社製、商品名サイトップ)
(5)スクリーン製造方法
(s11)透明支持体の両面に塗料(I)をディッピング方式で塗布する。
(s12)塗料(I)の塗膜を80℃で乾燥後、紫外線(UV)硬化(1000mJ/cm2)させ、片面当たり膜厚780nm、屈折率1.94の光学膜(I)を形成する。
(s13)ついで、その高屈折率の光学膜上に塗料(II)をディッピング方式で塗布する。
(s14)塗料(II)の塗膜を90℃で乾燥させ、膜厚1240nm、屈折率1.34の光学膜(II)を形成する。
(s15)光学膜(II)上にステップs11と同一条件で塗料(I)を塗布する。
(s16)塗料(I)の塗膜をステップs12と同一条件で膜形成し、片面当たり膜厚780nm、屈折率1.94の光学膜(I)を形成する。これにより透明支持体上に片面当り光学膜(I)/光学膜(II)/光学膜(I)の3層、計6層の光学多層膜を得た。
(s17)上記光学多層膜の一方の表面に粘着層を介して上記光機能性拡散板を貼り合わせる。
(s18)上記光学多層膜の他方の表面に以下に示す黒色塗料をスプレー法により塗布し、乾燥、硬化させて黒色光吸収層とし、反射型スクリーンとする。
[黒色塗料]
・黒色微粒子:平均粒子径が15nmであるシリカ微粒子に2〜3nmのカーボンブラックを被着した分散体
・溶媒:プロピルグリコールメチルアセテート(PGMA)
形成した光学多層膜の評価に当っては、光学膜(I)、光学膜(II)の屈折率をフィルメトリックス(松下インターテクノ社製)で測定した。また、光学多層膜のヘイズをヘイズメーター(JASCO V-560型)で測定した。さらに、得られた光学多層膜の反射特性をフィルメトリックス(松下インターテクノ社製)で測定した。なお、反射特性として、波長465nmの青領域、波長545nmの緑領域、波長665nmの赤領域の三原色波長域におけるそれぞれの反射率を測定した。
また、得られた反射型スクリーンの評価に当っては、このスクリーンのゲインを分光放射輝度計(ミノルタ社製、CS-1000)で測定した。なお、ゲインとは、白色板に光を照射した際の該白色板における輝度(cd/m2)を1とした場合の比の最大値である。
さらに、このスクリーンの輝度を上記輝度計で測定し、コントラストを求めた。すなわち、スクリーンに白色光をプロジェクターから照射した時の輝度を測定し、次に黒色光をプロジェクターから照射した時の輝度を測定し、この白色と黒色の光を照射させた時の輝度の比からコントラストを測定した。
(実施例2,3)
光機能性拡散板の製造工程において光学薄膜の形成時のディッピング引き上げ速度をそれぞれ260,430mm/minとして光学薄膜の膜厚を変化させ、それ以外の条件は実施例1の条件と同じとして、反射型スクリーンを得た。
(実施例4,5)
光機能性拡散板の製造工程において光学薄膜用塗料の粘度をそれぞれ15,20cpsとして光学薄膜の膜厚を変化させ、それ以外の条件は実施例1の条件と同じとして、反射型スクリーンを得た。
(実施例6)
光機能性拡散板の製造工程において光学薄膜用塗料をダイキン社製、商品名LC930のフッ素系樹脂として光学薄膜の屈折率を変化させ、それ以外の条件は実施例1の条件と同じとして、反射型スクリーンを得た。
(実施例7)
光機能性拡散板の製造工程において光学薄膜用塗料を、シリカ微粒子(触媒化成社製、商品名OSCAL)100重量部とフッ素系樹脂(ダイキン社製、商品名GK500)14重量部とを混合して得た塗料とし、それ以外の条件は実施例1の条件と同じとして、反射型スクリーンを得た。
(実施例8)
反射型スクリーンの製造工程において、光学膜形成工程の繰り返し数を増やし、光学多層膜の積層数を支持体片側7層、計14層として、それ以外の条件は実施例1の条件と同じとして、反射型スクリーンを得た。
(実施例9)
光機能性拡散板の製造工程において拡散板の視野角を水平方向10°、垂直方向10°とし、それ以外の条件は実施例1の条件と同じとして、反射型スクリーンを得た。
(実施例10)
光機能性拡散板の製造工程において拡散板の視野角を水平方向20°、垂直方向20°とし、それ以外の条件は実施例1の条件と同じとして、反射型スクリーンを得た。
(実施例11)
光機能性拡散板の製造工程において拡散板の視野角を水平方向30°、垂直方向30°とし、それ以外の条件は実施例1の条件と同じとして、反射型スクリーンを得た。
(実施例12)
光機能性拡散板の製造工程において光学薄膜の形成時のディッピング引き上げ速度を84mm/minとして光学薄膜の膜厚を変化させ、それ以外の条件は実施例1の条件と同じとして、反射型スクリーンを得た。
(実施例13〜24)
実施例1〜12の黒色光吸収層に代えて、以下に示す黒色塗料をPETフィルムの背面側(光学多層膜の一方の最外層表面)にスプレー塗布にて塗布し、乾燥、硬化工程として75℃で30分間保温し、黒色光吸収層を形成し、それ以外の条件は実施例1〜12それぞれの条件と同じとしてスクリーンを得た。
[黒色塗料]次の組成物に溶剤を加えたものを用いた。
・カーボンブラック微粒子:オリジン電機社製、商品名オリジプレート
(一次粒子径:15nm)
・樹脂:ヒドロキリル基を有するアルキド樹脂
また、硬化剤として、オリジン電機社製、商品名ポリハードMH(イソシアネート系)を用いた。
(比較例1,2)
光機能性拡散板の製造工程において光学薄膜の形成時のディッピング引き上げ速度をそれぞれ30,50mm/minとして光学薄膜の膜厚を変化させ、それ以外の条件は実施例1の条件と同じとして、反射型スクリーンを得た。
(比較例3)
光機能性拡散板の製造工程において光学薄膜用塗料を日本化薬社製、商品名DPHAのアクリル系樹脂として光学薄膜の屈折率を変化させ、それ以外の条件は実施例1の条件と同じとして、反射型スクリーンを得た。
(比較例4)
光機能性拡散板の製造工程において光学薄膜の形成時のディッピング引き上げ速度を75mm/minとして光学薄膜の膜厚を変化させ、それ以外の条件は実施例1の条件と同じとして、反射型スクリーンを得た。
実施例1〜12の結果を表1に、実施例13〜24の結果を表2に、比較例の結果を表3に示す。
いずれの実施例においても、高ゲイン、高コントラストの反射型スクリーンが得られた。それに対して、比較例1〜4ではいずれもその改善効果が認められなかった。なお、黒色光吸収層に含まれる黒色微粒子を、シリカ微粒子表面にカーボンブラックを被着させた微粒子(実施例1〜12)から純カーボンブラック微粒子(実施例13〜24)に変更することでゲイン、コントラストともに改善効果が認められた。
Figure 2005165252
Figure 2005165252
Figure 2005165252
本発明に係る光機能性拡散板の実施の形態の構成を示す断面図である。 本発明に係る反射型スクリーンの実施の形態の構成を示す断面図である。
符号の説明
10…反射型スクリーン、11…光機能性拡散板、12…光学多層膜、12H,12L…
光学膜、13…支持体、14…黒色光吸収層、111…基材シート、112…ビーズ層、
113…拡散板、114…光学薄膜

Claims (14)

  1. 表面に凹凸をもつ拡散板と、前記拡散板表面上に該拡散板よりも低い屈折率を有する光学薄膜とを備え、
    前記光学薄膜が、前記凹凸形状を表面に反映するよう形成され、かつ前記拡散板表面の凸部から凹部にかけて徐々に膜厚が厚くなるように設けられていることを特徴とする光機能性拡散板。
  2. 前記拡散板の凹凸差が、1μm以上、30μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の光機能性拡散板。
  3. 前記光学薄膜の膜厚が、凸部において70nm以上、110nm以下であり、凹部において100nm以上、拡散板の凹凸差以下であることを特徴とする請求項1に記載の光機能性拡散板。
  4. 前記光学薄膜は、フッ素系樹脂を含む塗料から形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の光機能性拡散板。
  5. 前記光学薄膜は、SiO微粒子を含む塗料から形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の光機能性拡散板。
  6. 支持体上に、反射層と、請求項1〜5のいずれか一に記載の光機能性拡散板とを順次備えたことを特徴とする反射型スクリーン。
  7. 前記反射層が、高屈折率の第1の光学膜とこれより低い屈折率をもつ第2の光学膜とが交互に積層されて2n+1(nは1以上の整数である。)層からなり、特定の波長領域の光に対して高反射特性を有し、前記特定の波長領域以外の少なくとも可視波長領域に対して高透過特性を有する光学多層膜であることを特徴とする請求項6に記載の反射型スクリーン。
  8. 前記支持体が透明であり、該支持体両面に前記光学多層膜が形成されてなることを特徴とする請求項7に記載の反射型スクリーン。
  9. 前記光学多層膜は、最外層が第1の光学膜で形成された積層構造を有することを特徴とする請求項7に記載の反射型スクリーン。
  10. 前記特定の波長領域が、赤、緑、青の各波長領域を含むことを特徴とする請求項7に記載の反射型スクリーン。
  11. 前記第1の光学膜が、金属酸化物の微粒子と分散剤と結合剤とを含む塗料を塗布して得られる膜であり、前記第2の光学膜がフッ素系樹脂またはSiO2微粒子を含む塗料を塗布して得られる膜であることを特徴とする請求項7に記載の反射型スクリーン。
  12. 前記フッ素系樹脂が、エネルギーを吸収して硬化反応を起こす官能基を有することを特徴とする請求項11に記載の反射型スクリーン。
  13. 前記支持体の背面側に黒色光吸収層を備えたことを特徴とする請求項7に記載の反射型スクリーン。
  14. 支持体上に、反射層と、請求項1〜5のいずれか一に記載の光機能性拡散板とを順次設ける反射型スクリーンの製造方法であって、
    前記光機能性拡散板の製造工程として、ディッピングにより前記拡散板表面に光学薄膜を形成する工程を有することを特徴とする反射型スクリーンの製造方法。

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