JP2005142869A - 光学機器、望遠鏡本体および望遠鏡 - Google Patents

光学機器、望遠鏡本体および望遠鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単かつ安価な構成で、縦色収差の影響による色にじみが少ない高画質の撮影画像を得ることができる光学機器、望遠鏡本体および望遠鏡を提供すること。
【解決手段】本発明の地上望遠鏡本体1は、対物光学系11、フォーカスレンズ31、ビームスプリッター56、縮小光学系18および光学フィルターユニット17からなる撮像光学系と、撮像光学系を介して形成される被写体像を撮像するCCD撮像素子16と、被写体像の結像位置を移動させるフォーカス駆動手段としての縮小光学系駆動機構19と、CCD撮像素子16および縮小光学系駆動機構19を制御する制御手段とを備える。制御手段は、撮影の際、通常撮影画像と、受光面161への入射光のうち縦色収差を生じる特定色成分について合焦が得られる状態となるように縮小光学系駆動機構19の駆動位置を補正した状態で撮影する特定色ピント位置補正画像とを連写するように制御可能である。
【選択図】図6

Description

本発明は、光学機器、望遠鏡本体および望遠鏡に関する。
アイピースから覗いた観察像と同じ電子画像を撮影可能なデジタル撮影機能付きの望遠鏡(地上望遠鏡)が知られている(例えば、特許文献1参照)。デジタル撮影機能付き望遠鏡は、対物光学系およびフォーカスレンズを経た光をビームスプリッターで分岐させ、分岐した一方の光を接眼光学系へ導き、他方の光を例えばCCD等の撮像素子へ導くように構成されている。
このようなデジタル撮影機能付き望遠鏡を含め、一般に光学レンズでは、色消しレンズを用いて、波長が500〜600nm(緑色〜オレンジ色)の光に対して縦色収差が少なくなるように設計するが、その前後の波長(青色、赤色)には縦色収差が残る。この残った縦色収差(これを2次スペクトルという)は、通常の写真撮影用レンズでは許容できる程度であるが、縦色収差は焦点距離に比例して大きくなるので、デジタル撮影機能付き望遠鏡のような長焦点光学系では大きな影響を受ける。
青色光や赤色光の縦色収差が大きくなっても、人がアイピースから肉眼で観察する場合には問題とならない。その理由は、人間の目では一定のエネルギーの光を当てた場合であっても波長によって明るさの感じ方(視感度)が異なることにある。人間の目の視感度は、緑色光に対して最も高く、青色光や赤色光に対しては低いので、人間の目には、緑色光が最も明るく見えるのに対し、青色光や赤色光は見えにくい。このため、人がアイピースから直接観察する場合には、青色光や赤色光の縦色収差が大きくても気付かないのである。
これに対し、撮像素子は、青色光や赤色光に対しても緑色光と同様に高い感度を持っているので、青色光や赤色光の縦色収差の影響を受ける。通常、撮像素子の前には赤外線カットフィルターを設けているため、赤色光については縦色収差の影響は目立たないが、青色光については、縦色収差の影響が、撮影した電子画像において青色や紫色の色にじみとなって現れる。
したがって、撮像素子を用いたデジタル撮影機能付き望遠鏡では、アイピースから直接観察したときには縦色収差に気付かないが、撮像素子で撮影した画像には縦色収差の影響によって青色や紫色の色にじみが生じる、という問題がある。青色光についても縦色収差を低減できるような低分散レンズなどの特殊な硝材を使用すれば、色にじみを低減することはできるが、そのような硝材は高価であり、製造コストが増大する。
登録実用新案第3074642号公報
本発明の目的は、簡単かつ安価な構成で、縦色収差の影響による色にじみが少ない高画質の撮影画像を得ることができる光学機器、望遠鏡本体および望遠鏡を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(8)の本発明により達成される。
(1) 撮像光学系と、
前記撮像光学系を介して形成される被写体像を撮像する撮像素子と、
前記被写体像の結像位置を前記撮像素子の受光面に対し光軸方向に相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、
前記撮像素子および前記フォーカス駆動手段を制御する制御手段とを備えた光学機器であって、
前記制御手段は、静止画像を撮影する際、通常撮影画像と、前記受光面への入射光のうち縦色収差を生じる特定色成分について合焦が得られる状態となるように前記フォーカス駆動手段の駆動位置を補正した状態で撮影する特定色ピント位置補正画像とを連写するように制御する機能を有することを特徴とする光学機器。
これにより、特定色ピント位置補正画像の画像データにおける特定色成分のデータと、通常撮影画像の画像データにおける特定色以外の成分のデータとを当該光学機器または外部機器にて組み合わせることにより、縦色収差の影響による色にじみが低減された高画質の縦色収差低減画像を得ることができる。また、構造を複雑化したり高価な特殊材料を用いたりすることなく、撮影制御方法の変更によって上記効果を達成することができるので、製造コストの上昇を回避することができ、安価で製造可能である。
(2) 青色光成分および/または赤色光成分についての特定色ピント位置補正画像を撮影する上記(1)に記載の光学機器。
これにより、縦色収差による色にじみが特に発生しやすい青色光や赤色光の色にじみを防止することができる。
(3) 前記特定色ピント位置補正画像の画像データにおける前記特定色成分のデータと、前記通常撮影画像の画像データにおける前記特定色以外の成分のデータとを組み合わせることにより、縦色収差の影響が低減された縦色収差低減画像の画像データを生成する画像生成手段をさらに備える上記(1)または(2)に記載の光学機器。
これにより、例えばパーソナルコンピュータ等の外部機器を用いることなく、当該光学機器内で縦色収差低減画像を生成することができるので、利便性を格段に向上することができる。
(4) 対物光学系と、
ピント合わせを行う際に操作するピント操作部材と、前記ピント操作部材の操作によって光軸方向へ移動するフォーカスレンズとを有する合焦手段と、
前記対物光学系および前記フォーカスレンズを介して形成される被写体像を撮像する撮像素子と、
前記フォーカスレンズを経た光路を、接眼光学系へ向かう第1光路と前記撮像素子へ向かう第2光路とに分岐させるビームスプリッターと、
前記被写体像の結像位置を前記撮像素子の受光面に対し光軸方向に相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、
前記撮像素子および前記フォーカス駆動手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、静止画像を撮影する際、通常撮影画像と、前記受光面への入射光のうち縦色収差を生じる特定色成分について合焦が得られる状態となるように前記フォーカス駆動手段の駆動位置を補正した状態で撮影する特定色ピント位置補正画像とを連写するように制御する機能を有することを特徴とする望遠鏡本体。
これにより、特定色ピント位置補正画像の画像データにおける特定色成分のデータと、通常撮影画像の画像データにおける特定色以外の成分のデータとを当該望遠鏡本体または外部機器にて組み合わせることにより、縦色収差の影響による色にじみが低減された高画質の縦色収差低減画像を得ることができる。また、構造を複雑化したり高価な特殊材料を用いたりすることなく、撮影制御方法の変更によって上記効果を達成することができるので、製造コストの上昇を回避することができ、安価で製造可能である。
(5) 前記第2光路に配置された焦点調節光学系をさらに備える上記(4)に記載の望遠鏡本体。
これにより、簡単な構造でフォーカス駆動手段を構成することができる。
(6) 前記フォーカス駆動手段は、前記撮像素子に対し前記焦点調節光学系を相対的に光軸方向に移動させるものである上記(5)に記載の望遠鏡本体。
これにより、簡単な構造でフォーカス駆動手段を構成することができる。
(7) 前記対物光学系を含む前記対物光学系から前記撮像素子の受光面までの間に配置された光学系全系で前記撮像素子の撮像光学系が構成され、この撮像光学系の焦点距離が、35mmフィルム判換算で800mm以上である上記(4)ないし(6)のいずれかに記載の望遠鏡本体。
撮像光学系の焦点距離が上記のような範囲にある場合、本発明の効果がより顕著に発揮される。
(8) 上記(4)ないし(7)のいずれかに記載の望遠鏡本体と、接眼光学系とを有することを特徴とする望遠鏡。
これにより、特定色ピント位置補正画像の画像データにおける特定色成分のデータと、通常撮影画像の画像データにおける特定色以外の成分のデータとを当該望遠鏡または外部機器にて組み合わせることにより、縦色収差の影響による色にじみが低減された高画質の縦色収差低減画像を得ることができる。また、構造を複雑化したり高価な特殊材料を用いたりすることなく、撮影制御方法の変更によって上記効果を達成することができるので、製造コストの上昇を回避することができ、安価で製造可能である。
本発明によれば、特定色ピント位置補正画像の画像データにおける特定色成分のデータと、通常撮影画像の画像データにおける特定色以外の成分のデータとを当該光学機器または外部機器にて組み合わせることにより、縦色収差の影響による色にじみが低減された高画質の縦色収差低減画像を得ることができる。また、構造を複雑化したり高価な特殊材料を用いたりすることなく、撮影制御方法の変更によって上記効果を達成することができるので、製造コストの上昇を回避することができ、安価で製造可能である。
以下、本発明の光学機器、望遠鏡本体および望遠鏡を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の光学機器を地上望遠鏡本体に適用した場合の実施形態を示す斜め前方から見た斜視図、図2は、図1に示す地上望遠鏡本体を斜め後方から見た斜視図、図3は、図1に示す地上望遠鏡本体の断面側面図、図4は、本発明の地上望遠鏡の光学系を示す斜視図、図5は、プリズムユニットを図3と反対側から見た側面図、図6は、図1に示す地上望遠鏡本体のブロック図である。
これらの図に示す本発明の地上望遠鏡本体1は、アイピース2と組み合わせることにより、地上望遠鏡(スポッティングスコープ)10を構成するものである。地上望遠鏡10は、例えば野鳥観察などの目的に好適に用いることができる。
図1に示すように、地上望遠鏡本体1は、対物光学系11を内蔵した鏡筒12と、鏡筒12の基端側に設けられた筐体13とを有している。筐体13の正面側上方には、ピント操作部材としてのピントリング32が回転可能に設置されている。
図2に示すように、筐体13の背面側には、アイピース2を着脱自在に装着可能な円筒状のアイピース取付口14と、ディスプレイ15と、各種の操作スイッチ類4とが設置されている。
アイピース取付口14には、図4に示すような、接眼光学系21を内蔵したアイピース2を着脱自在に装着することができる。アイピース2を焦点距離の異なる他のアイピースに交換することにより、地上望遠鏡10の倍率を変更することができる。また、アイピース取付口14には、可変焦点式(ズームタイプ)のアイピースを装着することもできる。
図示の構成では、アイピース取付口14に装着されたアイピース2の光軸が対物光学系11の光軸に対し上向きに所定角度傾斜するアングルタイプの地上望遠鏡となっているが、これに限らず、本発明は、両者が平行とされたストレートタイプのものにも適用することができる。
また、本実施形態の地上望遠鏡10は、アイピース2が地上望遠鏡本体1から着脱自在で交換可能なものであるが、本発明では、これに限らず、アイピースが一体化していて交換できないものであってもよい。
ディスプレイ15は、例えば液晶表示素子などで構成されている。ディスプレイ15には、メニュー画面、各種モードの設定画面や、後述するCCD(Charge Coupled Device)撮像素子16で撮像した画像などを表示することができる。
操作スイッチ類4としては、電源のON/OFFを切り替えるメインスイッチ41と、レリーズボタン42と、メニューキー43と、ディスプレイ15のON/OFFを切り替えるディスプレイキー44と、ディスプレイ15に表示されるカーソル等を移動させる上方向キー451、下方向キー452、左方向キー453および右方向キー454からなる4方向キー45と、選択した内容を確定するOKボタン46とが設けられている。
図3に示すように、鏡筒12の先端付近には、対物光学系11が設置されている。また、筐体13内には、フォーカスレンズ(焦点調節レンズ)31が対物光学系11と同軸上に設置されている。フォーカスレンズ31は、ピントリング32を回転操作することによって光軸方向へ移動し、これによりピント合わせを行うことができる。ピントリング32の回転運動をフォーカスレンズ31の直進運動に変換するフォーカスレンズ移動機構33(図示せず)としては、例えば円筒カム機構や送りねじ機構などを用いることができる。フォーカスレンズ31と、ピントリング32と、フォーカスレンズ移動機構33とで、合焦手段3が構成される。
筐体13内におけるフォーカスレンズ31の後方には、プリズムユニット5が設置されている。プリズムユニット5は、第1の直角プリズム51と、第2の直角プリズム52と、第3の直角プリズム53と、第4の直角プリズム54と、プリズム55とを有している。
第1の直角プリズム51の短辺側の面と第2の直角プリズム52の長辺側の面とは接合されており、この接合面がビームスプリッター56を構成している。また、図4に示すように、プリズム55には、接眼光学系21(アイピース取付口14)へ向かう光が出射する出射面551が設けられている。
図3に示すように、対物光学系11およびフォーカスレンズ31を経た光は、まず、第1の直角プリズム51へ入射する。この光の光路Lは、ビームスプリッター56にて、接眼光学系21へ向かう第1光路Lと、CCD撮像素子16へ向かう第2光路Lとに分岐する。
接眼光学系21へ向かう第1光路Lは、ビームスプリッター56での反射と、第1の直角プリズム51の他方の短辺側の面での反射とにより、180°向きが変わる。図5に示すように、第1光路Lは、第3の直角プリズム53にて2回反射して再度180°向きが変わり、さらにプリズム55にて2回反射することにより上向きに傾斜し、出射面551より出射して接眼光学系21へ向かうように構成されている。
第1の直角プリズム51と第3の直角プリズム53とは、正立光学系(ポロプリズム)を構成する。これにより、アイピース2において正立像を観察することができる。
図3に示すように、CCD撮像素子16へ向かう第2光路Lは、ビームスプリッター56を透過して第4の直角プリズム54内へ進み、第4の直角プリズム54にて2回反射することにより180°向きが変わって前方へ進む。
筐体13内には、さらに、CCD撮像素子16と、光学フィルターユニット17と、縮小光学系18とが設置されている。
CCD撮像素子16は、第2光路Lに沿って進んだ光を受光する位置に配置されており、対物光学系11およびフォーカスレンズ31により得られた像を撮像可能になっている。これにより、地上望遠鏡10では、アイピース2での観察像と同じ電子画像をCCD撮像素子16によって撮影することができる。なお、撮像素子としては、CCD撮像素子16に限らず、例えばCMOSセンサー等を用いてもよい。
光学フィルターユニット17は、CCD撮像素子16の受光面161側に重ねて設置されている。この光学フィルターユニット17は、光学ローパスフィルターと、赤外線カットフィルターとが積層されてなるものである。光学ローパスフィルターは、被写体光の空間周波数の中から、CCD撮像素子16の画素間隔で決まる標本化空間周波数に近い空間周波数成分を低減させるものである。光学ローパスフィルターを設けたことにより、偽色(モアレ)が生じるのを防止することができる。また、赤外線カットフィルターは、赤外波長成分を除去するものである。赤外線カットフィルターを設置したことにより、CCD撮像素子16が人間の目に見えない赤外光を受光してしまうのを防止することができる。
第4の直角プリズム54と、CCD撮像素子16および光学フィルターユニット17との間には、縮小光学系18が設置されている。フォーカスレンズ31からの、第2光路Lを通った光束は、縮小光学系18によってCCD撮像素子16のサイズに合うように縮小され、CCD撮像素子16の受光面161上に結像する。
以上説明したように、地上望遠鏡本体1では、対物光学系11を含む対物光学系11からCCD撮像素子16の受光面161までの間に配置された光学系全系、すなわち、対物光学系11、フォーカスレンズ31、ビームスプリッター56、縮小光学系18および光学フィルターユニット17によって、CCD撮像素子16に対する撮像光学系が構成される。
この撮像光学系の焦点距離は、35mmフィルム判換算で800mm以上であるのが好ましい。ここで、35mmフィルム判換算の焦点距離とは、CCD撮像素子16の有効受光面を35mm銀塩フィルムカメラのフィルム露光面(36mm×24mm)の面積に拡大したとき、その拡大受光面に同じ画角で被写体像を結像させるような焦点距離を言う。
また、この撮像光学系の焦点距離の上限は特にないが、実際に実用されると想定される本発明の望遠鏡における撮像光学系の焦点距離としては、35mmフィルム判換算で20000mm以下程度である。
縮小光学系18は、その光軸方向へ移動可能に設置されており、縮小光学系駆動機構19の駆動により縮小光学系18が光軸方向へ移動するように構成されている(図6参照)。本実施形態における縮小光学系駆動機構19は、その詳細な図示を省略するが、送りねじとこれを回転させるステッピングモータとを用いて縮小光学系18を直進駆動する構造になっている。縮小光学系駆動機構19の作動は、縮小光学系駆動コントローラ(制御手段)68により制御される。
縮小光学系18が光軸方向に移動すると、対物光学系11およびフォーカスレンズ31を介して形成される被写体像の結像位置がCCD撮像素子16の受光面161に対して光軸方向に移動する。すなわち、縮小光学系18は、撮像素子16の受光面161上における被写体像の合焦状態を調節するCCD撮像素子16用の焦点調節光学系として機能する。また、縮小光学系駆動機構19は、被写体像の結像位置を受光面161に対し光軸方向に相対的に移動させるフォーカス駆動手段として機能する。
なお、本発明におけるフォーカス駆動手段としては、上記の構成に限らず、CCD撮像素子16を光軸方向に移動することによって被写体像の結像位置を受光面161に対し相対的に移動させるように構成されたものでもよい。本実施形態においては、構成の簡単化を優先し、縮小光学系18を移動させて焦点調節を行うようにしている。
縮小光学系18に対しては、縮小光学系18が基準位置Psにあるのを検出する位置センサ69が設けられている。位置センサ69の出力信号は、縮小光学系駆動コントローラ68に入力される。縮小光学系18が基準位置Psにあるとき、受光面161は、アイピース2の視野枠22(予定焦点位置)と光学的に等価な位置に位置する。
図6に示すように、地上望遠鏡本体1は、電気的回路構成として、CPU(Central Processing Unit)60と、DSP(Digital Signal Processor)61と、記憶手段としてのSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)62と、撮像信号処理回路63と、タイミングジェネレータ64と、画像データ圧縮回路65と、メモリインターフェース66と、記憶手段としてのEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)67とを有している。また、筐体13内には、メモリーカード(記録媒体)100を装填可能なスロット(図示せず)が設けられている。
CPU60は、予め記憶されたプログラムや操作スイッチ類4からの入力信号に基づいて地上望遠鏡本体1を統括的に制御する制御手段であり、撮影制御、縮小光学系駆動コントローラ68に対する制御等の各種動作制御を行う。
DSP61は、CCD撮像素子16の駆動制御およびCCD撮像素子16からの画素信号から画像データを生成する画像生成手段として機能したり、画像データの圧縮処理やメモリーカード100への画像データ記録処理など、画像処理および画像記録の処理動作を統括して制御する制御手段として機能したりするプロセッサであり、CPU60と接続され相互に通信して制御の連携が可能な構成となっている。
SDRAM62には、画像データ生成等の作業を行う作業領域や、ディスプレイ15用領域等が予め定められている。
タイミングジェネレータ64は、DSP61の制御に基づき、CCD撮像素子16、撮像信号処理回路63および縮小光学系駆動コントローラ68に対してサンプルパルスなどを出力し、これらの動作制御を行う。
ディスプレイ15には、次のようにして、アイピース2から覗く観察像と同様の、CCD撮像素子16で撮像したリアルタイムの画像をライブビュー表示(モニター表示)することができる。CCD撮像素子16の受光面161上に結像した被写体像は、光電変換されて電荷データとなり、この電荷データ(信号)は、ライブビュー画像データ作成のため、CCD撮像素子16から所定画素分ずつ間引かれて順次読み出され、撮像信号処理回路63にて相関二重サンプリング(CDS)、自動利得制御(AGC)およびアナログ−デジタル変換がなされた後、DSP61へ入力される。DSP61においては、入力された信号に対して所定のカラープロセス処理やγ補正等の信号処理が施され、ライブビュー画像データ(輝度信号データY、二つの色差信号データCr、Cb)が生成される。このライブビュー画像データは、ディスプレイ15の表示画素数に対応して、CCD撮像素子16の有効画素数よりも少ない画素数(間引きしたデータ数)の画像データであり、このライブビュー画像データに基づいてディスプレイ15の表示がなされる。ライブビュー画像データの生成処理は、CCD撮像素子16の読み出しとともに周期的に更新され、ディスプレイ15上では、リアルタイムの動画として表示される。
このような地上望遠鏡10の使用者は、アイピース2を覗いて観察を行う際、観察対象物までの距離に応じてピントリング32を操作することにより、観察像のピントを合わせることができる。このとき、観察像の結像位置(空中像)が視野枠22の位置に来たときにアイピース2から覗いた観察像のピントが合うと認識できるように設計されている。別言すると、使用者は、視野枠22の位置(予定焦点位置)に形成される像が明瞭に見えるように、ピントリング32を回してピント合わせを行うように設計されている。
そして、使用者は、撮影・記録しておきたい観察像に出会った場合、レリーズボタン42を操作して撮影を行うことにより、その観察像と同じ電子画像を撮影・記録することができる。前述したように、縮小光学系18が基準位置PsにあるときのCCD撮像素子16の受光面161は視野枠22の位置(予定焦点位置)と光学的に等価な位置にあるので、この状態ではCCD撮像素子16の受光面161上でも被写体像が結像しており、ピントの合った画像を撮影することができる。
しかしながら、撮像光学系を介して形成される被写体像には縦色収差があることから、被写体像の結像位置は光の波長によって異なるので、上記のようにして撮影した通常撮影画像はすべての波長(すべての色)について正確にピントが合っている訳ではなく、通常は緑色光(波長520nm付近)についてピントが合った状態になっている。これは、図10に示す人間の目の明順応比視感度(明るい場所での比視感度)特性から分かるように、人間の目の感度が緑色光に対して最も高いことに起因する。
このように、通常撮影画像では、緑色光については正確にピントが合っているが、それより波長の短い青色光や波長の長い赤色光については縦色収差の分だけピントがずれている。縦色収差は焦点距離に比例するので、特に地上望遠鏡10のような長焦点光学系においては、青色光および赤色光のピントずれが大きい。しかし、使用者がアイピース2から観察する場合には青色光や赤色光のピントずれに気が付くことはない。その理由は、前述した明順応比視感度特性に示されるように、人間の目の感度が青色光や赤色光に対しては低いので、青色光および赤色光のピントずれがあっても人間の目では感知できず、問題とならないからである。
しかしながら、図10に示すCCD撮像素子16の分光感度特性から分かるように、撮像素子は、緑色光だけでなく、青色光および赤色光についても感度が高い。このため、従来、使用者がアイピース2から覗いた観察像では気付かなくても、CCD撮像素子16による撮影画像においては青色光や赤色光のピントずれによって、青色や紫色、あるいは赤色の色にじみが生じるという問題があった。
この問題を解決するため、本発明の地上望遠鏡本体1では、静止画像を撮影するに際し、通常撮影画像と、特定色成分についてのピントを補正するための特定色ピント位置補正画像とを連写するように制御する機能を設けた。特定色ピント位置補正画像は、縦色収差を生じる特定色成分の光がCCD撮像素子16の受光面161上に正確に合焦するように縮小光学系駆動機構19による縮小光学系18の駆動位置を補正した状態で撮影する画像である。この特定色ピント位置補正画像においては、その特定色について正確にピントが合っている。よって、特定色ピント位置補正画像の画像データにおける特定色成分のデータと、通常撮影画像の画像データにおける特定色以外の成分のデータとを組み合わせることにより、縦色収差の影響が低減され、色にじみのない高精細な縦色収差低減画像を得ることができる。
以下、上述した本発明の特徴点を含め、地上望遠鏡本体1の制御動作について詳細に説明する。
図7は、本発明の地上望遠鏡におけるメイン制御動作を示すフローチャート、図8は、メニュー設定処理サブルーチンを示すフローチャート、図9は、メニュー設定処理の際のディスプレイの表示画面を示す図である。
電源オフ状態からメインスイッチ41が押されてオンすると(図7中のステップS001)、CPU60が起動して各種設定値の読み込みを行う(ステップS002)。次いで、CPU60は、縮小光学系駆動コントローラ68を介して縮小光学系駆動機構19を駆動制御することにより、縮小光学系18を基準位置Psに移動させ(ステップS003)、初期化する。
なお、CPU60は、縮小光学系18を移動させたとき、その駆動方向Kおよび駆動量Δを管理することにより、縮小光学系18の絶対位置(現在位置)Pを把握する。駆動方向Kは、所定方向(例えばCCD撮像素子16から離れていく方向)をプラス(+)、その反対の方向をマイナス(−)の符合として、管理する。駆動量Δは、縮小光学系駆動機構19のステッピングモータに対する駆動パルス数で管理する。
なお、縮小光学系駆動機構19は、1駆動パルスの入力で、縮小光学系18を前記撮像光学系の焦点深度の半分の長さだけ移動させるものとして設計されている。例えば、撮像光学系の焦点深度が12μmだとすると、縮小光学系駆動機構19への1駆動パルスの入力で縮小光学系18は6μm移動し、縮小光学系18を焦点深度分の距離だけ駆動するには、2駆動パルスを必要とする。
本実施形態では、通常撮影画像のみを撮影する通常撮影モードにするか、通常撮影画像に加えて特定色ピント位置補正画像を連写するピント位置補正モードにするかを使用者が選択できるようになっている。この撮影モードの設定操作は、次のようにして行う。
メニューキー43を押すと(ステップS004)、メニュー設定処理が開始され(ステップS005)、CPU60は、図示しないオンスクリーンディスプレイ回路を制御して、図9に示すメインメニュー画面91をディスプレイ15に表示させる(図8のステップS101)。このメインメニュー画面91では、上方向キー451または下方向キー452を操作してカーソル92を動かすことにより、「撮影モード」、「画質」、「サイズ」および「測光方式」のうちから設定する項目を選択することができる。「画質」、「サイズ」または「測光方式」の文字の位置にカーソル92を合わせてOKボタン46を押した場合には、それぞれの項目の設定処理へと進むが(ステップS102)、その説明は省略する。
メインメニュー画面91において「撮影モード」の文字の位置にカーソル92を合わせてOKボタン46を押すと(ステップS103)、ディスプレイ15には撮影モード設定画面93が表示される(ステップS104)。
撮影モード設定画面93では、「通常撮影」および「ピント位置補正」の文字が表示されている。CPU60は、撮影モードをフラグF_MDを用いて管理している。フラグF_MDのデフォルトは、通常撮影モードを示すF_MD=0とされており、カーソル92は最初は「通常撮影」の文字の位置にある。上方向キー451、下方向キー452から入力があると(ステップS105)、カーソル92が上下し、これに対応してフラグF_MDの値がピント位置補正モードを示す1と、通常撮影モードを示す0とに切り替わる(ステップS106)。OKボタン46が押されると(ステップS107)、CPU60は、フラグF_MDの値を確定して、EEPROM67に記憶し(ステップS108)、ディスプレイ15の表示は、モニター画面に戻る。
以下、図7に戻って、撮影を行う際の制御について説明する。レリーズボタン42が半押しされて測光スイッチ421がオンすると(ステップS006)、CPU60は、CCD撮像素子16の出力信号に基づいて測光(ステップS007)、および露出演算(ステップS008)を行う。さらにレリーズボタン42が全押しされてレリーズスイッチ422がオンすると(ステップS009)、CPU60は、フラグF_MDの値によって撮影モードを判断し(ステップS010)、フラグF_MD=1すなわちピント位置補正モードである場合には、CPU60は、まず、DSP61へ1コマ目の通常撮影画像の本露光動作を指示する。本露光指令を受けたDSP61は、CCD撮像素子16の不要電荷掃き出し制御や露出制御(電荷蓄積時間制御)を行った後、CCD撮像素子16から撮像信号処理回路63を介し画像RAWデータを画素間引きせずに読み出し、SDRAM62に一旦記憶する(ステップS011)。この画像RAWデータは、R(赤)G(緑)B(青)の各色成分ごとの生の画素データR1、G1およびB1よりなるものである。
さらに、CPU60は、2コマ目の特定色ピント位置補正画像としての青色光ピント位置補正画像の撮影を準備するため、縮小光学系駆動コントローラ68を介して縮小光学系駆動機構19を駆動制御することにより、縮小光学系18を予め記憶された所定のB成分補正量の分だけ所定方向に移動させる(ステップS012)。この移動後の縮小光学系18の位置は、被写体像のうちの青色光の結像位置をCCD撮像素子16の受光面161に一致させるような位置とされる。この縮小光学系18の移動により、被写体像のうちの青色光成分が受光面161上に正確に合焦する状態となる。なお、縮小光学系18を駆動するB成分補正量は、撮像光学系の縦色収差特性に基づき、予め決定されている。
縮小光学系18の駆動位置を補正した後、CPU60は、DSP61へ2コマ目の青色光ピント位置補正画像の本露光動作を指示する。本露光指令を受けたDSP61は、CCD撮像素子16の不要電荷掃き出し制御や露出制御(電荷蓄積時間制御)を行った後、CCD撮像素子16から撮像信号処理回路63を介しRGBの各色成分毎の画像RAWデータR2、G2およびB2を画素間引きせずに読み出し、そのうちのB成分のRAWデータB2のみをSDRAM62に一旦記憶する(ステップS013)。
このようにして1コマ目の通常撮影画像と2コマ目の青色光ピント位置補正画像との連写を終えたら、DSP61は、通常撮影画像のR成分データR1およびG成分データG1と、青色光ピント位置補正画像のB成分データB2とをSDRAM62から読み出して、これらを組み合わせることにより、縦色収差低減画像の画像RAWデータを生成する(ステップS014)。すなわち、縦色収差低減画像の画像RAWデータは、R成分データR1、G成分データG1およびB成分データB2からなるものである。この縦色収差低減画像は、通常撮影画像においてピントずれのあるB成分データB1をピントずれのない青色光ピント位置補正画像のB成分データB2に入れ替えたものに相当するので、通常撮影画像で生じる青系色の色にじみのない高精細な画像となる。
なお、本実施形態では、赤色光の縦色収差に起因する赤系色の色にじみについては、光学フィルターユニット17に設けた赤外線カットフィルターによって低減されて目立たないので、赤色光については特定色ピント位置補正画像を撮影しないこととしているが、3コマ目として赤色光ピント位置補正画像を撮影し、そのR成分データを組み合わせて縦色収差低減画像を生成することとしてもよい。
次いで、DSP61は、生成した縦色収差低減画像の画像RAWデータに対し、所定のカラープロセス処理やγ補正等の信号処理を施して、輝度信号データY、二つの色差信号データCr、Cbからなる画像データに変換し、さらに、画像データ圧縮回路65にて圧縮処理を施して、例えばJPEG、TIFF等の所定のフォーマットの記録用画像データを生成する(ステップS015)。以上のようにして、ピント位置補正モードで撮影した場合には、青系色の色にじみのない高精細な記録用画像を得ることができる。
なお、ステップS010においてフラグF_MD=0すなわち通常撮影モードであった場合には、通常撮影画像のみを撮影して、その通常撮影画像に基づいて記録用画像データを生成する(ステップS016)。通常撮影画像と特定色ピント位置補正画像とがブレてしまうような動きの速い被写体を撮影する場合には、通常撮影モードで撮影を行う。
さらに、DSP61は、記録用画像データから画素データ間引き処理をして、表示用静止画像のスクリーンネイル(例えば640×480画素)を生成し、一定時間、ディスプレイ15に表示させる(ステップS017)。また、DSP61は、記録用画像データをメモリインターフェース66を介して出力して、メモリーカード100に記録する(ステップS018)。メインスイッチ41が再度押されてオフした場合には、電源オフ状態となる(ステップS019)。
以上、本発明の光学機器、望遠鏡本体および望遠鏡を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、光学機器、望遠鏡本体および望遠鏡を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、上述した実施形態において本発明を地上望遠鏡に適用した場合について説明したが、本発明は、これに限らず、天体望遠鏡等の他種の望遠鏡や、デジタルカメラ専用機、デジタルカメラ付き双眼鏡等の各種の光学機器に適用することができる。
また、上述した実施形態においては、地上望遠鏡本体1の内部において通常撮影画像データと特定色ピント位置補正画像データとを用いて縦色収差低減画像データを生成する場合について説明したが、本発明では、通常撮影画像データと特定色ピント位置補正画像データをパーソナルコンピュータ等の外部機器に取り込み、その外部機器内のソフトウェアによって縦色収差低減画像データを生成することとしてもよい。すなわち、本発明の光学機器は、通常撮影画像と特定色ピント位置補正画像と連写する機能を有しているものであればよく、縦色収差低減画像データを生成する機能は有していなくてもよい。
本発明の光学機器を地上望遠鏡本体に適用した場合の実施形態を示す斜め前方から見た斜視図である。 図1に示す地上望遠鏡本体を斜め後方から見た斜視図である。 図1に示す地上望遠鏡本体の断面側面図である。 本発明の地上望遠鏡の光学系を示す斜視図である。 プリズムユニットを図3と反対側から見た側面図である。 図1に示す地上望遠鏡本体のブロック図である。 本発明の地上望遠鏡におけるメイン制御動作を示すフローチャートである。 メニュー設定処理サブルーチンを示すフローチャートである。 メニュー設定処理の際のディスプレイの表示画面を示す図である。 分光透過率特性および分光感度特性を示すグラフである。
符号の説明
1 地上望遠鏡本体
10 地上望遠鏡
11 対物光学系
12 鏡筒
13 筐体
14 アイピース取付口
15 ディスプレイ
16 CCD撮像素子
161 受光面
17 光学フィルターユニット
18 縮小光学系
19 縮小光学系駆動機構
2 アイピース
21 接眼光学系
22 視野枠
3 合焦手段
31 フォーカスレンズ
32 ピントリング
33 フォーカスレンズ移動機構
4 操作スイッチ類
41 メインスイッチ
42 レリーズボタン
421 測光スイッチ
422 レリーズスイッチ
43 メニューキー
44 ディスプレイキー
45 4方向キー
451 上方向キー
452 下方向キー
453 左方向キー
454 右方向キー
46 OKボタン
5 プリズムユニット
51 第1の直角プリズム
52 第2の直角プリズム
53 第3の直角プリズム
54 第4の直角プリズム
55 プリズム
56 ビームスプリッター
60 CPU
61 DSP
62 SDRAM
63 撮像信号処理回路
64 タイミングジェネレータ
65 画像データ圧縮回路
66 メモリインターフェース
67 EEPROM
68 縮小光学系駆動コントローラ
69 位置センサ
91 メインメニュー画面
92 カーソル
93 撮影モード設定画面
100 メモリーカード
光路
第1光路
第2光路
S001〜S019、S101〜S108 ステップ

Claims (8)

  1. 撮像光学系と、
    前記撮像光学系を介して形成される被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記被写体像の結像位置を前記撮像素子の受光面に対し光軸方向に相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、
    前記撮像素子および前記フォーカス駆動手段を制御する制御手段とを備えた光学機器であって、
    前記制御手段は、静止画像を撮影する際、通常撮影画像と、前記受光面への入射光のうち縦色収差を生じる特定色成分について合焦が得られる状態となるように前記フォーカス駆動手段の駆動位置を補正した状態で撮影する特定色ピント位置補正画像とを連写するように制御する機能を有することを特徴とする光学機器。
  2. 青色光成分および/または赤色光成分についての特定色ピント位置補正画像を撮影する請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記特定色ピント位置補正画像の画像データにおける前記特定色成分のデータと、前記通常撮影画像の画像データにおける前記特定色以外の成分のデータとを組み合わせることにより、縦色収差の影響が低減された縦色収差低減画像の画像データを生成する画像生成手段をさらに備える請求項1または2に記載の光学機器。
  4. 対物光学系と、
    ピント合わせを行う際に操作するピント操作部材と、前記ピント操作部材の操作によって光軸方向へ移動するフォーカスレンズとを有する合焦手段と、
    前記対物光学系および前記フォーカスレンズを介して形成される被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記フォーカスレンズを経た光路を、接眼光学系へ向かう第1光路と前記撮像素子へ向かう第2光路とに分岐させるビームスプリッターと、
    前記被写体像の結像位置を前記撮像素子の受光面に対し光軸方向に相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、
    前記撮像素子および前記フォーカス駆動手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、静止画像を撮影する際、通常撮影画像と、前記受光面への入射光のうち縦色収差を生じる特定色成分について合焦が得られる状態となるように前記フォーカス駆動手段の駆動位置を補正した状態で撮影する特定色ピント位置補正画像とを連写するように制御する機能を有することを特徴とする望遠鏡本体。
  5. 前記第2光路に配置された焦点調節光学系をさらに備える請求項4に記載の望遠鏡本体。
  6. 前記フォーカス駆動手段は、前記撮像素子に対し前記焦点調節光学系を相対的に光軸方向に移動させるものである請求項5に記載の望遠鏡本体。
  7. 前記対物光学系を含む前記対物光学系から前記撮像素子の受光面までの間に配置された光学系全系で前記撮像素子の撮像光学系が構成され、この撮像光学系の焦点距離が、35mmフィルム判換算で800mm以上である請求項4ないし6のいずれかに記載の望遠鏡本体。
  8. 請求項4ないし7のいずれかに記載の望遠鏡本体と、接眼光学系とを有することを特徴とする望遠鏡。
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