JP2005140272A - 緩み止めナット及び固定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボルトとナットによって固定対象物の締結固定が確実に行え、外部振動等の外力や経時変化に伴うねじ結合の緩みを防止でき、かつ当該ボルトとナットの再利用を可能とする緩み止めナット及びそれを用いた固定構造を提供する。
【解決手段】内周面の軸方向に形成された雌ねじ部と、両側面からその径方向に雌ねじ部の少なくとも一部を貫通して設けられた溝部34を有するナット3の雌ねじ部がボルト2の雄ねじ部と螺合される。この溝部34には、雌ねじの貫通部に露出してボルト2の雄ねじ部に押圧力を与える弾性材から成る緩み止め部材4が嵌め込まれる。
【選択図】図1
【解決手段】内周面の軸方向に形成された雌ねじ部と、両側面からその径方向に雌ねじ部の少なくとも一部を貫通して設けられた溝部34を有するナット3の雌ねじ部がボルト2の雄ねじ部と螺合される。この溝部34には、雌ねじの貫通部に露出してボルト2の雄ねじ部に押圧力を与える弾性材から成る緩み止め部材4が嵌め込まれる。
【選択図】図1
Description
本発明は、外力が印加されてもナットの緩みが生じない緩み止めナット及びこのナットを用いた固定装置に関する。
ボルトにナットを螺合させて部材を締結、固定させる構造は、きわめて幅広い分野に利用され、例えば、自動車、航空機,電車等の輸送機器,各種産業機械・機器等に及んでいる。一方、ボルトにナットが当初は堅固に螺合されていても、その後に種々原因で外部から外力や振動等が印加されると、また時間の経過に伴って堅固な螺合が徐々に緩み、本来強固に固定されている状態での動作が保証されている固定部材に思わぬ障害が発生する。ナットが更に緩み、ナットが外れてしまうと大事故にも繋がりかねない。
かかるボルトに螺合されたナットの緩みを防止し、安全性を高めた各種のナット構造が、例えば、特許文献1乃至4に提案されている。
特許文献1と2には、ナット側面から切り込み溝(スリット)を形成し、ナット端面の一部を突出させ、このナットをボルトにねじ込んで突出面を締結面に当接し、押圧して切り込み溝幅を狭め、ナット内面に形成された雌ねじの形成方向をずらせて、ねじピッチを不整列とさせ、この不整列なねじをボルトに強引にねじ込ませて強固な結合を得るようにしたナット構造が開示されている。
また、特許文献3には、ロックナット側面から少なくとも一つの変形可能なスロットを設け、その底端部に設けられたナット変形部材を押圧することによりねじ部を変形させ、ロックナットをシャフト周囲に堅固に保持するようなナット構造が開示されている。
特許文献4には、ナットの外周壁側からナットの軸心側へ向けてスリット部を所定深さ切り欠き形成し、スリット部の底部側を中心にナットの軸心方向に撓ませ、スリット部が形成されている部分のねじ部のピッチを不整列とせしめ、ボルトとナットの螺合時に強固な締結が得られるようにした緩み止めナットが開示されている。
これらのいずれの従来のナット構造も、切り込み溝、スリットをナット側面から軸心方向に形成し、ナットをボルトにねじ込む動作に伴って、切り込み溝、スリットの間隙を不均一に狭め、ナット内面に形成された雌ねじのピッチ整列を不整列とし、この不整列になった雌ねじに、ボルトの雄ねじ部を強引に螺合させることにより、つまり、両者の螺合により雄ねじ部分と雌ねじ部分の一部を変形させて強固に結合する構造であり、その結果、ボルトの雌ねじに螺合されたナットの緩みの発生を防止している。
上述のように、従来の緩み止めナット及び固定装置は、ナット底部に形成した突起や斜め傾斜面等の押圧でナットに形成したスリットの間隙を不均一に狭めて得られたピッチ不整列部(変形部)にボルトの雄ねじ部を強引に螺合させることにより強固な結合を実現する構造である。すなわち、ナットの雌ねじ部やそれに螺合するボルトの雄ねじ部の正常形状、構造を破壊(ねじ部をつぶす)していることになる。
したがって、何らかの事情によって部材(固定対象物)の締結固定を解除して、再度締結固定を行う場合には、ナットの雌ねじ部は使い物にならないほど破壊され、再利用は不可能で経済的不利益が大きい。
そこで、本発明の目的は、ボルトとナットによって固定対象物の締結固定が確実に行え、外部振動等の外力や経時変化に伴うねじ結合の緩みを防止でき、かつ当該ボルトとナットの再利用を可能とする緩み止めナット及びそれを用いた固定構造を提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明による緩み止めナット及びそれを用いた固定構造は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)内周面の軸方向に形成された雌ねじ部と、
両側面からその径方向に前記雌ねじ部の少なくとも一部を貫通して設けられた溝部と、
前記溝部に嵌め込まれ、前記雌ねじの貫通部に露出して軸心方向に押圧力を与える弾性材から成る緩み止め部材と、
を備える緩み止めナット。
両側面からその径方向に前記雌ねじ部の少なくとも一部を貫通して設けられた溝部と、
前記溝部に嵌め込まれ、前記雌ねじの貫通部に露出して軸心方向に押圧力を与える弾性材から成る緩み止め部材と、
を備える緩み止めナット。
(2)前記緩み止め部材は、一端側で連結され、2つの対向円弧部を有し、その他端部が開放されている上記(1)の緩み止めナット。
(3)前記緩み止め部材は、前記溝部に嵌め込まれた状態で、前記ナット外に突出しない形状、寸法をもつ上記(1)または(2)の緩み止めナット。
(4)前記溝部を境界にして一側の径は、他側の径よりも小さい上記(1)乃至(3)のいずれかの緩み止めナット。
(5)前記緩み止め部材は、丸棒状または角形状の弾性体線材を折り返し整形して構成されている上記(1)乃至(4)のいずれかの緩み止めナット。
(6)内周面の軸方向に形成された雌ねじ部と、両側面からその径方向に前記雌ねじ部の少なくとも一部を貫通して設けられた溝部を有するナットの前記雌ねじ部がボルトの雄ねじ部と螺合され、前記雌ねじの貫通部に露出して前記ボルトの雄ねじ部に押圧力を与える弾性材から成り、前記溝部に嵌め込まれる緩み止め部材を備える固定構造。
(7)内周面の軸方向に形成された雌ねじ部と、両側面からその径方向に前記雌ねじ部の少なくとも一部を貫通して設けられた溝部を有するナットの前記雌ねじ部がボルトの雄ねじ部と螺合され、前記ボルトの雄ねじ部に押圧力を与える弾性材から成る緩み止め部材が前記雌ねじの貫通部に露出して前記溝部に嵌め込まれて成る固定構造。
(8)前記緩み止め部材は、一端側で連結され、2つの対向円弧部を有し、その他端部が開放されている上記(6)または(7)の固定構造。
(9)前記緩み止め部材は、前記溝部に嵌め込まれた状態で、前記ナット外に突出しない形状、寸法をもつ上記(6)乃至(8)のいずれか固定構造。
(10)前記溝部を境界にして一側の径は、他側の径よりも小さい上記(6)乃至(9)のいずれかの固定構造。
(11)前記緩み止め部材は、丸棒状または角形状の弾性体線材を折り返し整形して構成されている上記(6)乃至(10)のいずれかの固定構造。
本発明の緩み止めナット及びそれを用いた固定構造によれば、ナットの雌ねじ部やそれに螺合するボルトの雄ねじ部の正常形状を破壊することなく、緩み防止が可能で、使用後の再利用も可能で資源の有効利用を図ることができる。
また、ナットの底部に突起や斜め傾斜面等は必要がないので、対象物に対して均等に荷重をかけることができ、座金等を省略してのねじ止めが可能となり、既存の標準的なナットに溝加工を施すのみで製造が可能で、コスト削減に寄与すること大である。
以下、本発明による緩み止めナット及びそれを用いた固定構造の好適な実施例について図面を参照しながら説明する。
先ず、第1の実施例について図1乃至図3を用いて説明する。図1は、対象物を締結固定した状態を示す一部断面側面図であり、2つの対象物、即ち第1部材1Aと第2部材1Bをボルト2とナット3で締結固定する例を示している。また、図2と図4は、図1におけるナットの断面図と、本実施例の適用時の平面図を示す。また、図3は、本実施例において使用される好適な緩み止め部材4(弾性クリップ部材)の平面図である。
第1部材1Aと第2部材1Bを密接させ、各部材の取付孔11Aと取付孔11B位置を合致させた状態で、当該取付孔11A、11Bにボルト2を挿通し、その基端部を第2部材1Bの側で保持し、先端部を第1部材1Aから突出させる。この状態でナット3をボルト2にねじ込むことによって第1部材1Aと第2部材1Bを固定締結する。
ナット3は、図2にも示されているように、例えば、ISO規格等によって標準化されている全高さHを有する。ナット3は、下部から高さH1までのナット基部31、その上部の高さH2までの係止部32、更には係止部32から高さH3(上面)までのナット上部33を備えている。
係止部32を形成するための高さH2と同厚(幅)の溝部(スリット)34は、ナット3の当該位置に外方向からフライス盤等を用いて切り込み加工を行い、図4にも示すように、ナット3の全幅Lの両側を幅L2なる寸法のナット3の雄ねじ部を貫通するような切り込みを入れることにより形成される。その結果、中央部に幅L1なる係止部32が形成される。
なお、ナット基部31の高さH1は、ISO規格等で規定されるねじの公称直径である値の0.5倍以上である約0.75〜1.1倍程度とすれば、この高さH1部によって十分な締め付け力を有するナットが得られる。ねじピッチは、太め、中め、細め等の種々のピッチサイズのいずれでもよい。
係止部32の幅L1は、公称直径の0.15〜0.8倍(より好ましくは、0.3〜0.7倍)、溝部34の高さH2は公称直径の0.05〜0.2倍(より好ましくは、0.08〜0.15倍)、ナット上部33の高さH3は、公称直径の0.1〜0.3倍(より好ましくは、0.15〜0.25倍)が好適であるが、ナット上部33はねじ締結に対する寄与の程度が低く、後述の緩み止め部材4の脱落防止という意味合いが大きいので多少の薄肉状態であっても問題は生じない。
緩み止め部材4は、図3に示すような形状を有し、例えば、丸棒状または角形状のピアノ線等のばね材を折返し部41を中心として対象に折り返し、ボルト2の雄ねじ径(ナット3の雌ねじ径)の約半周に沿って押圧接触する押圧接触部42を形成し、その先端に外方に開いて突出する導入部43が形成されるように整形加工して製造される。
図4において、緩み止め部材4は、その自由状態においては、点線で示すように、押圧接触部42が自身のばね力によって自由位置aのように狭められた間隔を維持する。ピアノ線等のばね材(弾性体線材)を丸棒状または角形状とすることにより、ボルトの雄ねじ部との押圧接触態様が異なり、ナットの軸方向の移動の規制にも違いが生ずる。
上述のように、ナット3に、その外周面からナット3の雌ねじ軸心に対して両方向から溝部34が切り欠かれ、係止部32が形成される。ナット3の雌ねじを、締結固定対象物(第1部材1Aまたは第2部材1B)に固定されたボルト2の雄ねじに螺合させて所定の締め付けがなされたときに、弾性材でなる緩み止め部材4を、導入部43の開き部分からナット3の溝部34に入れて係止部32に嵌め込み、係止して、ボルト2の露呈する雄ねじ周面、雄ねじの谷部斜面に加圧状態で押圧接触させる。
すなわち、第1部材1Aと第2部材1Bをボルト2とナット3を用いて締結固定する場合には、第1部材1Aと第2部材1Bを密接させ、その取付孔11Aと取付孔11B位置を合致させた状態で、当該取付孔11A、11Bにボルト2を挿通し、その基端部を第2部材1Bの側で保持し、先端部を第1部材1Aから突出させた状態において、緩み止め部材4を取り外した状態のナット3のナット基部31の雌ねじをボルト2の雄ねじにスパナ工具を用いて所定圧力でねじ込むことによって第1部材1Aと第2部材1Bが強固に固定される。
緩み止め部材4の嵌め込みは、導入部43を溝部34の係止部32近傍に配置させて押し込むと導入部43の先端がボルト2に接触し、更に緩み止め部材4を押し込むことによって導入部43がボルト2の雄ねじ部の周面に沿って移動された後に、ボルト2の雄ねじ部の斜面周面が押圧接触部42によって押し付けられた状態となり、ナット3の軸方向の移動が規制され、緩み防止効果が得られる。
すなわち、この状態では、緩み止め部材4の円弧状押圧接触部42がボルト2の雄ねじ部斜面周面に押圧接触していることと、ボルト2の軸方向の移動が溝部34の上下内壁面によって規制されていることとにより、緩み止め部材4の水平方向の移動が規制され、結局、ナットの移動も規制されることになる。
したがって、第1部材1A、第2部材1B、ボルト2及びナット3のいずれかへの外部振動等の外力の印加や経時変化に起因するボルト2とナット3の結合の緩みを防止できる。つまり、本実施例では、押圧接触部42の内壁でボルト2のねじ山を上方から押さえるような荷重が働くために結合の緩みを防止することができる。
なお、ナット3のナット上部33は、第1部材1Aと第2部材1Bの締結固定に対しても寄与している。
固定すべき部材の修理、調整、取り替え等、何らかの事情により、第1部材1Aと第2部材1Bの締結固定を解除する場合には、ナット3の外方に突出する折返し部41を引き出すことによってボルト2と緩み止め部材4の押圧接触部42の係合を開放させ、ナット3から緩み止め部材4を離脱させ、この状態でナット3をスパナ工具を用いて緩めれば良い。本実施例では、従来のようなねじ山のつぶれは全く生じないので何回でも再利用することができる。
なお、本実施例の説明では、ナット3をボルト2に締め付けた後に緩み止め部材4を装着している例を説明したが、緩み止め部材4を溝部34に既に装着された状態のナット3を用いてボルト2に締め付けるようにしても良い。この場合には、ボルト2の先端がナット基部4の雌ねじ部に螺合した直後に、自由位置aにある押圧接触部42が当該先端部で押し広げられた状態で押し込まれ、ナット3締め付けの完了時には前述の状態(緩み止め部材4を締結後に介挿する状態)の場合と同様な嵌め込み状態が得られる。
次に、本発明の第2の実施例を説明する。上述第1の実施例は、緩み止め部材4の折返し部41と導入部43がナット3の外方に突出する形態であるので、緩み止め部材4を予め装着した状態のナット3を用いて締結作業を行う場合には、ボックススパナ工具を用いることができず、作業能率が低下するという難点があり、この対策を講じたのが第2の実施例である。
図5は、本発明の第2の実施例によるナット3Aの上面図であり、図4と比較すれば、その違いは明らかである。
本実施例のナット3Aは、第1の実施例として図4に示すナット3の一部を変更したもので、ナット上部33の下位に形成される溝部34(図4には図示されず)に対応する係止部32の幅L1はそのままとし、係止部32の上記溝部34形成方向と直角位置の厚みh1を薄くするとともに、緩み止め部材4の折返し部41と導入部43の長さを短かくすることにより、嵌め込まれた緩み止め部材4がナット3Aの外側に突出しないような構造としている。
図5に示すように、本実施例では、折返し部41Aと導入部43Aの端部がナット3Aの外部に突出することがないような寸法としているので、締結固定時には、第1の実施例と同様にしてナット締めを行うことができるだけでなく、幅広のスパナを用いても何らの障害物が存在せず、ボックススパナを用いてナット締め付けを行うことにも対応でき、作業能率を著しく向上させることができる。
続いて、第3の実施例について図6と図7参照しながら説明する。
第1と第2の実施例においては、ナット基部31とナット上部33の外形状が同一であるが、本実施例では、ナット基部31の上位に形成されるナット上部33の少なくとも一部の外径をナット基部31の外径よりも小さな値とし、更に、第2の実施例と同様に、嵌め込まれた緩み止め部材4Aがナットの外側に突出しないような構造としている。
第1と第2の実施例においては、ナット基部31とナット上部33の外形状が同一であるが、本実施例では、ナット基部31の上位に形成されるナット上部33の少なくとも一部の外径をナット基部31の外径よりも小さな値とし、更に、第2の実施例と同様に、嵌め込まれた緩み止め部材4Aがナットの外側に突出しないような構造としている。
図6と図7は、本発明の第3の実施例によるナット3Bの断面図と上面図である。
図6と図2を比較すれば分かるように、ナット上部33の外径をナット基部31の外径Lよりも小さな値L4としている。また、図7を参照すると、図5と同様に、係止部32の幅L5はそのままで、ナット3Bの両側径方向に形成されたスリット状の溝部34により構成された係止部4の上記溝部形成方向と直角位置の厚みhを薄くするとともに、緩み止め部材4の折返し部41Aと導入部43Aの長さを短縮することにより、嵌め込まれた緩み止め部材4がナット3Bの外側に突出しないような構造としている。
本実施例では、折返し部41Aと導入部43Aの端部がナット3Bの外部に突出することがないので締結固定時には、第1の実施例と同様にしてナット締めを行うことができるだけでなく、幅広のスパナを用いても何らの障害物が存在せず、ボックススパナを用いてナット締め付けを行うことにも対応でき、作業能率を著しく向上させることができる。
なお、本発明による緩み止めナット及び固定装置に用いられる、ナットは六角ナットに本発明を適用した湯合について述べたが、その他の形状のナット、例えば、蝶ナットや袋ナットであっても本発明を適用することができる.
また、前記実施例における、幅、高さのそれぞれの寸法は、全くの任意であって設計によって数値変更を行っても良いことは勿論である。
1A 第1部材
11A、11B 取付孔
1B 第2部材
2 ボルト
3、3A、3B ナット
31 ナット基部
32 係止部
33 ナット上部
34 溝部
4 緩み止め部材(弾性クリップピン部)
41、41A 折返し部
42 押圧接触部
43、43A 導入部
11A、11B 取付孔
1B 第2部材
2 ボルト
3、3A、3B ナット
31 ナット基部
32 係止部
33 ナット上部
34 溝部
4 緩み止め部材(弾性クリップピン部)
41、41A 折返し部
42 押圧接触部
43、43A 導入部
Claims (11)
- 内周面の軸方向に形成された雌ねじ部と、
両側面からその径方向に前記雌ねじ部の少なくとも一部を貫通して設けられた溝部と、
前記溝部に嵌め込まれ、前記雌ねじの貫通部に露出して軸心方向に押圧力を与える弾性材から成る緩み止め部材と、
を備えることを特徴とする緩み止めナット。 - 前記緩み止め部材は、一端側で連結され、2つの対向円弧部を有し、その他端部が開放されていることを特徴とする請求項1に記載の緩み止めナット。
- 前記緩み止め部材は、前記溝部に嵌め込まれた状態で、前記ナット外に突出しない形状、寸法をもつことを特徴とする請求項1または2に記載の緩み止めナット。
- 前記溝部を境界にして一側の径は、他側の径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の緩み止めナット。
- 前記緩み止め部材は、丸棒状または角形状の弾性体線材を折り返し整形して構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の緩み止めナット。
- 内周面の軸方向に形成された雌ねじ部と、両側面からその径方向に前記雌ねじ部の少なくとも一部を貫通して設けられた溝部を有するナットの前記雌ねじ部がボルトの雄ねじ部と螺合され、前記雌ねじの貫通部に露出して前記ボルトの雄ねじ部に押圧力を与える弾性材から成り、前記溝部に嵌め込まれる緩み止め部材を備えることを特徴とする固定構造。
- 内周面の軸方向に形成された雌ねじ部と、両側面からその径方向に前記雌ねじ部の少なくとも一部を貫通して設けられた溝部を有するナットの前記雌ねじ部がボルトの雄ねじ部と螺合され、前記ボルトの雄ねじ部に押圧力を与える弾性材から成る緩み止め部材が前記雌ねじの貫通部に露出して前記溝部に嵌め込まれて成ることを特徴とする固定構造。
- 前記緩み止め部材は、一端側で連結され、2つの対向円弧部を有し、その他端部が開放されていることを特徴とする請求項6または7に記載の固定構造。
- 前記緩み止め部材は、前記溝部に嵌め込まれた状態で、前記ナット外に突出しない形状、寸法をもつことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の固定構造。
- 前記溝部を境界にして一側の径は、他側の径よりも小さいことを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の固定構造。
- 前記緩み止め部材は、丸棒状または角形状の弾性体線材を折り返し整形して構成されていることを特徴とする請求項6乃至10のいずれかに記載の固定構造。
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CN109372876A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-02-22 | 浙江安盛汽车零部件有限公司 | 一种防松型法兰螺母 |
JP2019219029A (ja) * | 2018-06-21 | 2019-12-26 | 株式会社ベンカン | 継手及び継手の施工方法 |
JP7503301B2 (ja) | 2020-08-04 | 2024-06-20 | 株式会社日邦バルブ | サドル付分水栓 |
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- 2003-11-07 JP JP2003378593A patent/JP2005140272A/ja active Pending
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