JP2005135770A - パック電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】外装ラベルを破れないようにケースに付着する。外装ラベルをケースに付着する状態で切り込み部から破損するのを確実に防止する。
【解決手段】パック電池は、改ざんを防止する外装ラベル2を電池のコアパック1の表面に付着している。外装ラベル2は、表面側の表面層12と、この表面層12の内面に積層して接着している基材層13とからなる積層構造である。この外装ラベル2は、基材層13が電池のコアパック1の表面に付着されると共に、この基材層13には切り込み14を設けており、切り込み14のある基材層13の表面に、切り込み14のない表面層12を積層している。
【選択図】図8

Description

本発明は、改ざんを防止する外装ラベルをケース表面に付着しているパック電池に関する。
電池や保護回路を内蔵しているパック電池は、ユーザーがケースを解体するのを防止する必要がある。ケースが解体されて手が加えられるのを防止するためである。このことを実現するために、ケース表面に付着している外装ラベルに、ユーザーがはがした証拠が残るようにしてなる改ざんを防止する機能を設けたものが開発されている(特許文献1〜3参照)。これらの公報に記載される外装ラベルは、改ざんされるとその証拠が明確に残るので、故障や市場クレームが発生したときに原因を追求するのに役立つ特長がある。さらに、外装ラベルによって改ざんされた証拠が残ることをユーザーが予め知ることによって、改ざんしようと思わなくなるという抑制効果があり、その結果、改ざん防止につながっている。
特開2003−68267号公報 特開2002−311836号公報 特開2003−195767号公報
以上の公報に記載される外装ラベルは、改ざんした証拠が残るように切り込みを設けている。切り込みのある外装ラベルは、ケースから剥されると、切り込みの部分から破れ、あるいは裂けて、剥された証拠を残すことができる。しかしながら、この構造の外装ラベルは、製造工程において、剥離紙から剥離するときに切り込みから破れやすい欠点がある。このため、歩留が悪くなる欠点がある。また、この外装ラベルは、ケースに付着される状態にあっても、切り込みから破れやすい欠点がある。さらに、切り込み部が破れないようにケースから剥離し、再びケースに付着すると剥離した証拠が明確にならない欠点もある。
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、破れないようにケースに付着できると共に、ケースに付着する状態で切り込み部から破損するのを確実に防止できる外装ラベルを付着してなるパック電池を提供することにある。
本発明のパック電池は、改ざんを防止する外装ラベル2を電池のコアパック1の表面に付着している。外装ラベル2は、表面側の表面層12と、この表面層12の内面に積層して接着している基材層13とからなる積層構造である。この外装ラベル2は、基材層13が電池のコアパック1の表面に付着されると共に、この基材層13には切り込み14を設けており、切り込み14のある基材層13の表面に、切り込み14のない表面層12を積層している。
切り込み14は、基材層13の端縁から内側に伸ばして設けることができる。基材層13は、プラスチックフィルムとすることができる。表面層12は透光性を有することができる。電池のコアパック1は、両面を開口しているケース4に薄型電池3を連結して、外装ラベル2をケース4と薄型電池3の表面に付着することができる。
本発明のパック電池は、外装ラベルを破れないようにケースに付着できると共に、ケースに付着する状態で切り込み部から破損するのを確実に防止できる特長がある。それは、本発明のパック電池が、電池のコアパックの表面に付着する外装ラベルを、表面側の表面層と、表面層の内面に積層して接着している基材層とからなる積層構造としており、コアパックの表面に付着する基材層には切り込みを設けて、切り込みのある基材層の表面に切り込みのない表面層を積層しているからである。この構造の外装ラベルは、コアパックの表面に付着する基材層には切り込みを設けているが、表面層には切り込みを設けていないので、剥離紙から剥がしてケースに付着する状態やケースに付着した状態において、従来のように切り込み部から破損するのを確実に防止できる。さらに、このパック電池は、外装ラベルを剥がすと、表面層と基材層とが互いに剥離され、あるいは表面層から剥離された基材層が切り込みから破れ、あるいはまた、表面層と基材層とが剥離しない状態で一緒に剥されて、表面層が基材層の切り込み部分で伸びてしまうので改ざんされたことが明確に表示される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのパック電池を例示するものであって、本発明はパック電池を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1に示すパック電池は、電池のコアパック1の表面に、改ざんを防止する外装ラベル2を付着している。パック電池の分解斜視図を図2に示している。このパック電池は、薄型電池3をケース4に装着して電池のコアパック1としている。ケース4は、プラスチックの成形品で、薄型電池3の周縁に沿う枠形状としている。ケース4は、内側に基板5を内蔵するフロントケース4Aと、このフロントケース4Aに連結しているバックケース4Bとからなる。
フロントケース4Aは、内側に基板5を内蔵する前プレート部4Aaと、この前プレート部4Aaの両側に直交するように連結されて、薄型電池3の両側に配設される側壁部4Abとからなる。前プレート部4Aaは、基板5に固定している出力端子6を外部に表出する端子窓7を設けている。図2の前プレート部4Aaは、正負の出力端子6を外部に表出する端子窓7と、信号用の出力端子6を表出する端子窓7とを開口している。前プレート部4Aaは、図示しないが、基板5を内面の定位置に連結するための嵌着連結部を内面に設けている。嵌着連結部は、たとえば前プレート部4Aaの内面に突出する連結部で、この連結部を嵌着する凹部や穴を基板5に設けている。基板5を嵌着連結部で内面の定位置に連結する前プレート部4Aaは、基板5を正確に定位置に連結できる。このため、基板5に固定している出力端子6を、正確に端子窓7の位置に配置できる。
バックケース4Bは、後プレート部4Baの両側に直角に側壁部4Bbを連結する形状に成形している。バックケース4Bとフロントケース4Aは、両側の側壁部4Ab、4Bbを互いに連結している。図2のケース4は、フロントケース4Aの側壁部4Abを、バックケース4Bの側壁部4Bbよりも短くしている。
以上の構造のケース4に薄型電池3を装着しているコアパック1は、以下の工程で組み立てられる。
(1) 基板5がフロントケース4Aの定位置に装着される。基板5は、前プレート部4Aaの内側に、嵌着連結構造でもって定位置に連結される。
(2) あらかじめ基板5に連結しているリード板8が、薄型電池3の外周面にスポット溶接して連結される。リード板8は、バックケース4Bの側壁部4Bbでカバーされる部分、いいかえると、バックケース4Bを連結しない状態で、外部に表出されている外周面にスポット溶接される。この状態で、薄型電池3が基板5を介してフロントケース4Aに連結される。
(3) フロントケース4Aの側壁部4Abにバックケース4Bの側壁部4Bbを連結して、電池のコアパック1が製造される。
側壁部4Ab、4Bbは、互いに連結するために、一方に係止フック9を、他方にこの係止フック9を連結する連結穴10を設けている。図2のケース4は、フロントケース4Aの側壁部4Abの先端に係止フック9を一体的に成形して設けている。係止フック9は、内側に突出する係止凸部(図示せず)を有する。バックケース4Bはこの係止フック9の係止凸部を案内する連結穴10を側壁部4Bbの先端に設けている。このケース4は、一方の側壁部4Abに設けている係止フック9の係止凸部を他方の側壁部4Bbに設けている連結穴10に入れて簡単に連結できる。この構造で連結された側壁部4Ab、4Bbは、その表面に付着される外装ラベル2でしっかりと薄型電池3に連結される。
ただし、本発明のパック電池は、フロントケース4Aの側壁部4Aaとバックケース4Bの側壁部4Bbを超音波溶着して連結し、あるいは接着して連結し、あるいはこれ等の連結構造を複合する構造で連結してケースとすることもできる。
さらに、ケース4の側壁部4Ab、4Bbは、図3の横断面図に示すように、両側縁に沿って内側に突出する突出リブ11を一体的に成形して設けている。側壁部4Ab、4Bbは、一対の突出リブ11の間に薄型電池3を配設して、突出リブ11で薄型電池3が横ずれして側壁部4Ab、4Bbから外れるのを防止できる。さらに、ケース4は、フロントケース4Aの前プレート部4Aaの両側にも突出リブ11を一体的に成形して設けている。この前プレート部4Aaは、一対の突出リブ11の間に基板5を配設し、さらにこの突出リブ11の間に薄型電池3を配設して、基板5と薄型電池3の横ずれを防止できる。また、図2のケース4は、バックケース4Bの後プレート部4Baの両側にも突出リブ11を一体的に成形して設けている。この後プレート部4Baは、突出リブ11の間に薄型電池3を配設して、薄型電池3を横ずれしないように連結できる。前プレート部4Aaと後プレート部4Baと側壁部4Ab、4Bbからなる全周の両側縁に沿って突出リブ11を設けたケース4は、突出リブ11の内側に薄型電池3を配設して、横ずれしないように保持できる。この状態で薄型電池3を装着したケース4は、表面に外装ラベル2を付着して、ケース4と薄型電池3とをさらに外れないように連結する。
以上の構造のパック電池は、両面を開口しているケース4に薄型電池3を装着して電池のコアパック1とし、コアパック1の表面に外装ラベル2を接着しているので、全体を薄く、軽くできる特長がある。ただし、本発明のパック電池は、両面を開口することなく、図4の斜視図に示すように、電池の両面を閉塞するケース4に電池を入れて電池のコアパック1とし、このコアパック1に改ざんを防止する外装ラベル2を付着する構造とすることもできる。このパック電池は、外装ラベル2が電池の表面には付着されず、ケース4にのみ付着される。
ケース4の内面に固定される基板5は、正負の出力端子6と信号用の出力端子6を表面側に固定している。さらに、この基板5には、電池の保護回路を実現する電子部品(図示せず)も実装している。基板5は、リード板8を介して薄型電池3に連結されている。
外装ラベル2は、電池のコアパック1の表面に付着される。さらに、外装ラベル2は、これを剥離しないとケース4を解体できない位置に接着される。図1と図2のパック電池は、薄型電池3の周囲にケース4を固定してコアパック1としており、薄型電池3の両面をケース4から外部に表出して、ケース4と薄型電池3の両面とに外装ラベル2を接着している。図4に示すように、薄型電池3をケース4の外部に表出させない電池のコアパック1は、ケース4の表面に外装ラベル2を付着する。
図1と図2のパック電池は、ケース4を解体するためにフロントケース4Aとバックケース4Bの側壁部4Ab、4Bbを分離する必要がある。したがって、図のパック電池は、外装ラベル2の両側縁を前プレート部4Aaと後プレート部4Baの周囲に巻き付けるようにして、フロントケース4Aの側壁部4Abとバックケース4Bの側壁部4Bbの連結部を被覆するように付着して、外装ラベル2を剥離しないと、ケース4を解体できない構造としている。この外装ラベル2は、薄型電池3の両表面と、ケース4の側壁部4Ab、4Bbの外側面と、前プレート部4Aa及び後プレート部4Baの表面の一部に接着して固定される。図4に示すように、薄型電池3をケース4の内部に収納するパック電池は、互いに連結するケース4の境界をカバーするようにして、ケース4の全周に外装ラベル2を付着して、ケース4を解体するときに、外装ラベル2が剥されるようにする。
外装ラベル2は、内面に粘着層を設けており、この粘着層を介してケース4や薄型電池3の表面に接着される。ただし、外装ラベルは、接着剤を介してケースや薄型電池の表面に接着して付着することもできる。
外装ラベル2は、必ずしもケース4の全周に付着する必要はないが、図1と図2のパック電池は、図5の断面図に示すように、外装ラベル2の終端部2bを前端部2aにラップさせるようにして、全周に付着している。図5のパック電池は、外装ラベル2の前端部2aと終端部2bのラップ部を、側壁部4Bbの外側面としている。すなわち、外装ラベル2の前端部2aは、側壁部4Ab、4Bbの外側面に付着され、さらに全周に巻き付けられた外装ラベル2の終端部2bは、側壁部4Ab、4Bbに付着している前端部2aの表面に付着している。この構造で付着される外装ラベル2は、ケース4と薄型電池3をしっかりと外れないように連結できる。
外装ラベル2の展開図を図6に示す。この外装ラベル2は、細長い本体部2Aと、本体部2Aから横に突出しているタブ部2Bからなる。本体部2Aは、ケース4と薄型電池3の表面に付着されて、パック電池の全周に配置される。タブ部2Bは、図1において、薄型電池3の上側表面に付着される部分から突出している。このタブ部2Bは、バックケース4Bの後プレート部4Baの表面と、薄型電池3の下側表面に付着される。図1のパック電池は、タブ部2Bの先端部を薄型電池3の下面に接着して、後端を本体部2Aに連結しているので、後プレート部4Baをしっかりと薄型電池3に連結する。タブ部2Bの先端部は、その上には本体部2Aが積層して接着される。このため、タブ部2Bの先端部は、しっかりと剥離しないように薄型電池3の表面に固定される。
さらに、外装ラベル2の拡大断面図を図7に示す。ただし、この図は、図6に示す外装ラベル2のA−A線断面であって、上下を反転した状態を示している。外装ラベル2は、図7に示すように、表面側にある表面層12と、この表面層12の内面に積層して接着している基材層13とからなる積層構造である。表面層12は、透光性のプラスチックフィルム、たとえばPPフィルムである。ただし、表面層には、PVCフィルム、PETフィルム、PEフィルム等も使用できる。積層構造の外装ラベル2は、2枚のプラスチックフィルムを積層し、中間接着層で接着して製造される。ただ、基材層となるプラスチックフィルムの表面に、プラスチックをコーティングして、表面層を接着することもできる。この外装ラベルは、中間接着層を設けることなく、表面層を基材層に接着できる。表面層を設ける工程で基材層に接着できるからである。
表面層12は、外装ラベル2を剥離紙から剥してケース4や電池の表面に付着するときに、破損しない強度を有する。この表面層12は、厚さを10〜100μm、好ましくは10〜30μm、さらに好ましくは13〜20μmとするプラスチックフィルムである。基材層の表面にコーティングして設けられる表面層は、プラスチックフィルムよりも厚くして、ケースや電池の表面に付着するときに破損しない強度とする。
基材層13は、ケース4の表面を保護し、さらにケース4と薄型電池3をしっかりと連結する強度を有する。基材層13は、表面層12よりも厚く、たとえば15〜120μm、好ましくは15〜50μm、さらに好ましくは20〜30μmのプラスチックフィルムが使用される。基材層13は、透光性のないプラスチックフィルム、たとえばPETである。ただ、基材層には、PVCフィルム、PEフィルム、PPフィルム等のプラスチックフィルムも使用できる。透光性のない基材層13は、その表面に必要な文字や模様を印刷し、あるいは装飾のために着色されている。この基材層13の外装ラベル2は、その表面に透光性の表面層12を積層して、文字や模様、あるいは着色を艶のある綺麗な状態に保護できる特長がある。また、透光性のない基材層13は、ケース4や電池の表面を隠ぺいして、外部から見えないようにしながら、表面を美しい外装にできる。
基材層13に表面層12を積層している外装ラベル2は、改ざんされた証拠を明確にするために、図6の展開図に示すように、切り込み14を設けている。ただし、切り込み14は、基材層13と表面層12の両方に設けているのではない。図7に示すように、基材層13にのみ切り込み14を設け、この基材層13の表面に、切り込み14のない表面層12を積層している。図6の外装ラベル2は、切り込み14を、基材層13の端縁まで設けている。いいかえると、基材層13の端縁を切り込み14で切り離している。切り込み14は、外装ラベル2が改ざんされたことを明確に示すために設けている。したがって、切り込み14は、ケース4を解体するために、ユーザーが外装ラベル2を剥す部分に設けている。図の外装ラベル2は、本体部2Aの終端部2bに切り込み14を設けている。ケース4を解体するためには、外装ラベル2を終端部2bから剥して除去するからである。基材層13の終端部2bには複数列、図においては2列の切り込み14を設けている。切り込み14は、端縁から内側に伸び、さらに内部で交差するように横切り込み14Aを設けている。横切り込み14Aは、ケース4のコーナ部に沿う位置に設けている。以上のように、終端部2bに端縁から内側に伸びる切り込み14を設けている外装ラベル2は、図8に示すように、終端部2bの隅部から剥そうとすると、切り込み14の部分で表面層12と基材層13とが互いに剥離されやすく、外装ラベル2が改ざんされたことを明確にできる。
さらに、図6に示す外装ラベル2は、タブ部2Bにも切り込み14を設けている。タブ部2Bの切り込み14は、端縁から設けることなく中央部分に設けている。この切り込み14も、交差するように横切り込み14Aを設けている。タブ部2Bの横切り込み14Aは、後プレート部4Baのコーナ部に沿う位置に設けることができる。
この外装ラベル2がケース4から剥されると、図8に示すように、表面層12と基材層13とが互いに剥離され、また、表面層12から剥離された基材層13が切り込み14から破れてしまい、あるいはまた、表面層12と基材層13とが剥離しない状態で一緒に剥されて、表面層12が基材層13の切り込み部分で伸びてしまう。この状態になった外装ラベル2は、これをケース4に再び接着すると、もとの状態では接着できずに改ざんした証拠が残ってしまう。このため、改ざんされたことが明確に表示される。
表面層12と基材層13の接着強度は、基材層13と電池のコアパック1との接着強度よりも弱い。この外装ラベル2は、コアパック1から剥されると表面層12が基材層13から剥離する。表面層12が剥離した基材層13は、切り込み14から破れやすく、また、基材層13から剥離された表面層12は伸びて改ざんされたことが明確になる。ただ、外装ラベル2は、表面層12と基材層13の接着強度を、基材層13とコアパック1との接着強度よりも強くすることもできる。この外装ラベル2がコアパック1から剥されると、基材層13と表面層12とが一緒に剥離されるが、表面層12が基材層13の切り込み14の部分で伸びて、改ざんの証拠として残る。また、外装ラベル2は、表面層12と基材層13の接着強度を、表面層12とコアパック1の接着強度と同じにすることもできる。この外装ラベル2がコアパック1から剥されると、状態によっては部分的に表面層12が基材層13から剥離され、あるいは切り込み14の部分で表面層12が剥離されると基材層13が切り込み14から破れ、あるいはまた表面層12が伸びて改ざんの証拠として残る。また、表面層12と基材層13とが剥離されない状態となっても、表面層12が基材層13の切り込み14の部分で伸びて改ざんの証拠として残る。
本発明の一実施例にかかるパック電池の斜視図である。 図1に示すパック電池のコアパックの分解斜視図である。 コアパックの側部の横断面図である。 本発明の他の実施例にかかるパック電池の分解斜視図である。 図1に示すパック電池のA−A線断面図である。 外装ラベルの展開図である。 図6に示す外装ラベルのA−A線断面図である。 図1に示すパック電池の外装ラベルを剥がす状態を示す斜視図である。
符号の説明
1…コアパック
2…外装ラベル 2A…本体部 2B…タブ部
2a…前端部 2b…終端部
3…薄型電池
4…ケース 4A…フロントケース 4B…バックケース
4Aa…前プレート部 4Ab…側壁部
4Ba…後プレート部 4Bb…側壁部
5…基板
6…出力端子
7…端子窓
8…リード板
9…係止フック
10…連結穴
11…突出リブ
12…表面層
13…基材層
14…切り込み 14A…横切り込み

Claims (5)

  1. 改ざんを防止する外装ラベル(2)を電池のコアパック(1)の表面に付着しているパック電池において、
    外装ラベル(2)が、表面側の表面層(12)と、この表面層(12)の内面に積層して接着している基材層(13)とからなる積層構造で、基材層(13)が電池のコアパック(1)の表面に付着されると共に、この基材層(13)には切り込み(14)を設けており、切り込み(14)のある基材層(13)の表面に、切り込み(14)のない表面層(12)を積層してなることを特徴とするパック電池。
  2. 切り込み(14)が、基材層(13)の端縁から内側に伸びて設けられている請求項1に記載されるパック電池。
  3. 基材層(13)がプラスチックフィルムである請求項1に記載されるパック電池。
  4. 表面層(12)が透光性を有する請求項1に記載されるパック電池。
  5. 電池のコアパック(1)が、両面を開口しているケース(4)に薄型電池(3)を連結したもので、外装ラベル(2)をケース(4)と薄型電池(3)の表面に付着している請求項1に記載されるパック電池。
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