JP2009158182A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】少量ずつ外装ラベルを作製する必要がなく、記録内容の変更も容易であり、外装ラベルの貼着後に、窓部を通して、製造情報を記録することができ、個別に製造情報を記録することができる電池パックを提供する。
【解決手段】素電池21の一側面に保護回路基板3を配してなる電池コアの側面に、矩形の外装枠6が嵌め合わされることで、電池コア2が構成される。製造情報ラベル7は、電池コア2の表面の一端部寄りに貼着される。外装ラベル8には製造情報ラベル7より面積が小さい窓部8eが設けられている。外装ラベル8は、前記窓部8eの周縁部が製造情報ラベル7の周縁部上に貼着される状態で、前記表面に貼着され、長手方向の両端部が電池コア2の裏面側に折り曲げられて、電池コア2に巻着される。そして、窓部8eを通してレーザが照射され、素電池21の製造情報等の製造情報が製造情報ラベル7に記録される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ビデオカメラ,モバイルコンピュータ,携帯電話機等の主として携帯電子機器の電源として利用される充放電可能な非水電解質二次電池等の二次電池を絶縁性の外装ラベルで覆ってなる電池パックに関する。
近年、急速に普及しているビデオカメラ,モバイルコンピュータ,携帯電話機等の携帯電子機器の電源としては、充放電可能な直方体状の非水電解質二次電池、例えばリチウムイオン二次電池等が主として用いられている。リチウムイオン二次電池(素電池)は、正極及び負極を、セパレータを介して巻回した電極群、及び非水電解質を、アルミニウム又はアルミニウム合金製であり、直方体状をなすケースに収納して構成される。
前記素電池の一側面に、過充電及び過放電を防止するために電池電圧を制御する保護回路、及び素電池から外部へ電力を取り出し、又は外部から電力を取り込むための出力端子を有する保護回路基板が配されて電池コアが構成される。保護回路基板と素電池との間は接続用のリードにより電気的に接続されている。
前記電池コアの四側面を、絶縁性を有する、例えば合成樹脂製の外装枠で覆い、又は組電池を例えば合成樹脂製の外装ケースに収納する。さらに、この電池コアの両平面と、外装枠又は外装ケースとを外装ラベルで覆うことで電池パックが得られ、この電池パックが携帯電子機器に装着される。
外装ラベルは、通常、電池コアを確実に隠蔽することができ、インクの乗りも良好であるPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム製の基材層に、電池パックの定格、注意事項等の不変の内容を印刷用の版に基づいて印刷し、透明度及び柔軟性が高く、基材層への追従性が良好であるPP(ポリプロピレン)のラミネートフィルム製の保護層を貼着し、所定の形状に打ち抜くという工程を、一貫して行うことで製造されている。このような方法で製造される外装ラベルを用いて、シリアル番号等の製造情報を電池パックに表示するための方法として、以下の方法が挙げられる。
(1)固定(不変)内容を印刷する版とは別に内容可変の版を用意して、通常の外装ラベルと同一の工程で外装ラベルを製造し、予め製造情報が印字された外装ラベルを得る。
(2)保護層の材質として、表面に後印刷を施すことができるPETを選定し、通常の外装ラベルと同一の工程で外装ラベルを製造し、電池パックの組み立て時に、保護層の表面に、印刷により製造情報を記録する。
(3)予め穴加工されたラミネートシートを用いて通常と同一の工程で外装ラベルを製造することにより、部分的にラミネートシート(保護層)が除去された外装ラベルを得、電池パックの組み立て時に、穴(窓部)を通し、外装ラベルの表面に、印刷により製造情報を記録する。
(4)基材層に、定格、注意事項等について記録した後、透明ニスを全面に塗布して記録部等を保護し、ラミネートシートの保護層を設けない外装ラベルを製造する。そして、この外装ラベルの表面に製造情報を後印刷する。
また、特許文献1及び2には、外装ケースの上蓋に窓部を設け、該窓部に製造情報を記録したラベルを挿入し、貼付する発明が開示されている。
特開2004−214115号公報 特開2004−214152号公報
しかし、上述の方法には、以下のような問題点がある。
(1)の方法は、外装ラベルの製造時に、予め電池パックの製造情報を印字するため、該製造情報が例えばシリアル番号である場合、外装ラベル単体、電池パックの製造時に不良が発生したときに、シリアル番号に欠番ができる。また、前記製造情報が製造ロット識別番号である場合には、識別が必要な製造ロット毎に少量ずつ外装ラベルを用意する必要がある。さらに、急に製造情報の内容を変更する必要が生じた場合、外装ラベルの製造から着手しなくてはならないため、その間、電池パックの製造が滞るという問題がある。
(2)の方法においては、保護層をPP製のラミネートフィルムで構成した場合、印刷用インクの乗りが悪く、剥がれ易いので、後印刷を行うために、インクの乗りが良好であるPET製のラミネートフィルムを選定している。しかしながら、PETの透明性はPPよりも劣るため、ラベルの表示の視認性が全体的に悪くなり、意匠性が損なわれるという問題があった。また、柔軟性もPPより劣るため、基材層への追従性が悪く、基材層と保護層とが剥離することがあり、外装ラベルに不良が生じることがあった。
(3)のように、部分的に保護層が除去された外装ラベルを製造する場合、保護層にPP製のラミネート材を使用することができるが、保護層を型抜きする工程を別途設ける必要があり、外装ラベルの製造工程が複雑となり、工数が増えるだけでなく、歩留まりも悪くなり、外装ラベルのコストが上昇する。
(4)の方法によれば、前記(2)及び(3)の問題は生じないが、透明ニスの印刷保護性能はラミネート材からなる保護層と比較すると劣るため、外装ラベルの基材層の記録部の保護に対する信頼性が低下する。
また、特許文献1及び2の発明は、ラベルは電池パックの外装ケースの外側から挿入して、貼付するように構成されているため、ユーザによって剥がされてしまう虞がある。そして、特許文献2の構成によれば、上蓋の窓部とラベルとの間には必ず間隙が必要であり、該間隙を通して電位を持った素電池が露出する虞があるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、製造情報ラベルを有することにより、製造情報に対応させて、少量ずつ外装ラベルを作製する必要がなく、記録内容の変更も容易であり、個別に製造情報を記録することができる電池パックを提供することを目的とする。
また、本発明は、電池コアの表面に製造情報ラベルを貼付した後に、窓部の周縁部を製造情報ラベルの周縁部上に貼着する状態で、外装ラベルを巻着するように構成することにより、製造情報ラベルが剥がれ難く、絶縁性が良好である電池パックを提供することを目的とする。
そして、本発明は、保護層のフィルムをPP製にすることにより、外装ラベルの透明性、柔軟性、及び外観品位が良好であり、基材層への追従性が良く、保護層の基材層からの剥離が抑制される電池パックを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、窓部を基材層のみに設けることにより、製造情報ラベルの記録物が保護層により覆われ、保護信頼性が良好である電池パックを提供することを目的とする。
そして、本発明は、熱転写印刷、又は、インクジェット、若しくはレーザ照射によるマーキングにより製造情報を記録することにより、容易に製造情報を変更して記録することができ、ラベルの貼着工程、及び製造情報の記録工程をインライン化することができる電池パックを提供することを目的とする。
第1発明に係る電池パックは、直方体状をなす素電池、及び出力端子を有し、前記素電池の一面に配される端子基板を有する電池コアと、前記電池コアの一部に貼着される外装ラベルとを備える電池パックにおいて、前記電池コアの一面に貼着され、製造情報を表示する製造情報ラベルを備え、前記外装ラベルには、前記製造情報を視認するための窓部が設けられていることを特徴とする。
ここで、出力端子とは、素電池から外部へ電力を取り出し、又は外部から電力を取り込むための端子をいう。
また、「素電池の一面」、及び「電池コアの一面」の「一面」は、素電池、及び電池コアの平面であっても、側面であってもよい。
本発明においては、製造情報を記録する部分が製造情報ラベルとして、外装ラベルから分離している。よって、電池パックに個別に製造情報を記録することができる。また、前記窓部が外装ラベルを貫通している場合、電池コアに外装ラベルを貼着した後に、窓部を通して、製造情報を記録することができる。
従って、製造情報に対応させて、少量ずつ外装ラベルを作製する必要がない。
また、外装ラベルに後印刷をする場合のように、保護層の材質が制限されることがない。
そして、例えばシリアル番号等の製造情報を記録した製造情報ラベルを各電池パックに対応させて貼着することができるので、外装ラベルにシリアル番号を記録する場合のように、外装ラベル、又は電池パックの製造時に不良が発生したときに、欠番が生じることが抑制される。
さらに、製造情報の内容に変更がある場合においては、製造情報ラベルの記録内容のみを変更すればよく、電池パックの製造を中断することなく、迅速に容易に対応することができる。
第2発明に係る電池パックは、第1発明において、前記製造情報ラベルの面積は前記窓部の面積より大きく、前記窓部の周縁部を、前記製造情報ラベルの周縁部上に貼着してあることを特徴とする。
本発明においては、電池コアの表面に製造情報ラベルを貼付した後に、窓部の周縁部を製造情報ラベルの周縁部上に貼着する状態で、外装ラベルを巻着するので、製造情報ラベルが剥がれ難く、また、外側からユーザによって剥がされるのが抑制されている。
そして、窓部と製造情報ラベルとの間に間隙がなく、電位を有する素電池の表面が露出する虞もない。
第3発明に係る電池パックは、第1又は第2発明において、前記外装ラベルは、合成樹脂製のフィルムの裏面に合成樹脂製の粘着剤を塗布してなる基材層に、ポリプロピレン製のフィルムの裏面に合成樹脂製の粘着剤を塗布してなる保護層を貼り合わせて構成されることを特徴とする。
本発明においては、製造情報を保護層に後印刷する必要がないので、保護層の材料としてPPを用いることができる。従って、保護層の透明性が良好になり、電池パックの外観品位も良好になる。そして、保護層の柔軟性が良好であるので、基材層への追従性が良く、基材層からの剥離が抑制される。
第4発明に係る電池パックは、第1乃至第3発明のいずれかにおいて、前記外装ラベルは、それぞれ合成樹脂製のフィルムの裏面に合成樹脂製の粘着剤を塗布してなる基材層、及び保護層を貼り合わせてなり、前記窓部は、前記基材層に設けられ、前記保護層を通して前記製造情報を視認可能に構成されていることを特徴とする。
本発明においては、製造情報の記録部が保護層により保護される。保護層がPP製である場合、製造情報の視認性はさらに良好になる。
そして、基材層に窓部を設ける場合、保護層のみに窓部を設ける場合と異なり、外装ラベルの製造時に容易にインラインで製造することができる。
第5発明に係る電池パックは、第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記製造情報は、熱転写印刷、又は、インクジェット、若しくはレーザ照射によるマーキングにより記録してあることを特徴とする。
ここで、熱転写印刷とは、サーマルヘッドを加熱し、インクリボンに塗布されたインクを被印刷物に熱転写方式により印刷することをいう。
本発明においては、製造情報の変更がある場合に、迅速に容易に対応することができる。
そして、製造情報ラベル、及び外装ラベルの電池コアへの貼着、製造情報ラベルへの記録工程を、インラインで行うことが可能になる。
第1発明によれば、製造情報ラベルが外装ラベルから分離しているので、製造情報に対応させて、少量ずつ外装ラベルを作製する必要がなく、外装ラベル、又は電池パックの製造時に不良が発生したときに、欠番が生じることが抑制される。
そして、製造情報の内容に変更がある場合においては、製造情報ラベルの記録内容のみを変更すればよく、電池パックの製造を中断することなく、容易に迅速に対応することができる。
また、窓部が外装ラベルを貫通している場合、電池コアに外装ラベルを貼着した後に、窓部を通して、製造情報を記録することができる。
さらに、電池パックに個別に製造情報を記録することができ、トレーサビリティを確保することもできる。
第2発明によれば、電池コアの表面に製造情報ラベルを貼付した後に、窓部の周縁部を製造情報ラベルの周縁部上に貼着する状態で、外装ラベルを巻着するように構成されているので、製造情報ラベルが剥がれ難く、絶縁性も良好である。
第3発明によれば、透明性が良好であり、電池パックの外観品位も良好になる。そして、柔軟性も良好であり、基材層への追従性が良く、保護層の基材層からの剥離が抑制される。
第4発明によれば、製造情報の保護信頼性が良好である。
第5発明によれば、容易に製造情報を変更して記録することができる。
そして、製造情報ラベル、及び外装ラベルの電池コアへの貼着、製造情報ラベルへの記録工程を、インラインで行うことが可能になる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電池パック1を示す斜視図、図2は、電池パック1を示す分解斜視図、図3は、図1のIII-III 線断面図である。
電池パック1の電池コア2の素電池21は角型平板状をなし、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池であり、正極及び負極をセパレータを介して巻回した電極群、並びに非水電解質を、アルミニウム又はアルミニウム合金製のケースに収納してなる。
素電池21の一側面には、絶縁板(図示せず)を介して負極端子(図示せず)が設けられており、これと対向する他側面には、リード取付板21aが設けられている。負極端子が設けられた部分以外の素電池21の全体が正極(端子)とされる。
素電池21の表面には、素電池21の製造日時、ライン番号等の製造情報がインクジェット、又はレーザマーキングにより記録されている(図示せず)。
素電池21の負極端子が設けられている前記一側面に隣接する側面には、保護回路基板3が配されている。保護回路基板3は、素電池21と対向する面に、素電池21の過充電又は過放電等を防止するための保護回路が実装され、該保護回路を樹脂モールドしてなる保護回路実装部3aを有する。そして、保護回路基板3の外面側には、外部へ電力を取り出し、また逆に充電のために外部から電力を取り込むための正負極と温度端子である出力端子3b,3b,3bが金メッキにより設けられている。
第1リード4により、保護回路基板3の接続端子(図示せず)と前記負極端子とが接続され、第2リード5により、保護回路基板3の他方の接続端子と、リード取付板21aを介し素電池21の前記他側面とが接続されている。
素電池21の四側面には、例えばポリカーボネート(PC)製、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)製等からなり、矩形状を有する外装枠6が嵌め合わされる。外装枠6の一枠辺部には、前記出力端子3b,3b,3bを露出させるための窓部6a,6a,6aが設けられている。
製造情報ラベル7は、例えばPET等の合成樹脂製のフィルムの裏面にアクリル樹脂系粘着剤を塗布してなり、後述するように、電池パック1毎に、素電池21の前記製造情報等の電池パック1の製造情報が、組み立て時に記録されるように構成されている。
外装ラベル8は、平面視が矩形状をなすラベル本体8aと、該ラベル本体8aの一方の長辺の一部から略U字状に突設された突設部8b,8cと、ラベル本体8aの他方の長辺の一部から略U字状に突設された突設部8dとを有する。
そして、ラベル本体8aには、面積が前記製造情報ラベル7の面積より小さい窓部8eが設けられている。
外装ラベル8は、例えばPET等の合成樹脂製のフィルムの裏面にアクリル樹脂系粘着剤を塗布してなる基材層81と、PPのラミネート材からなるフィルムの裏面にアクリル樹脂系粘着剤を塗布してなる保護層82とを貼り合わせて構成される(図3参照)。基材層81は不透明であり、保護層82は略透明である。基材層81の表面の一部には、印刷により、電池パック1の定格、注意事項等が記録されている(図示せず)。
前記窓部8eは、基材層81と保護層82とを貫通するように設けられている。従来技術のように保護層82のみに窓部を設ける場合と異なり、窓部8eは、外装ラベル8の外装ラベル9の製造途上で容易に設けることができ、外装ラベル8はインラインで製造することができる。
製造情報ラベル7は、図3に示すように、電池コア2の表面の一端部寄りに位置決めされて貼着され、ラベル本体8aは、窓部8eの周縁部が、製造情報ラベル7の周縁部上に貼着される状態で、前記表面に貼着される。そして、ラベル本体8aは、長手方向の両端部が電池コア2の裏面側に折り曲げられ、該両端部が電池コア2の裏面の一端部寄りに重ね合わされる状態で、電池コア2に巻着される。突設部8b,8c,8dは電池コア2の裏面側にL字状に折り曲げられ、端部が該裏面に貼着された状態で、前記ラベル本体8aが重ね合わされる。
本実施の形態においては、製造情報ラベル7を電池コア2に貼着する前に、読み取り装置が素電池21の前記製造情報を読み取り、レーザマーキング装置が前記製造情報を取り込んでいる。そして、製造情報ラベル7を電池コア2の表面に貼着し、外装ラベル8を電池コア2に巻着した後に、レーザマーキング装置が窓部8eを通して、前記製造情報を製造情報ラベル7の表面に記録し、記録部7aが設けられる。この製造情報ラベル7、及び外装ラベル8の電池コア2への貼着、製造情報ラベル7への記録工程は、インラインで行なわれる。
なお、レーザマーキング装置が前記製造情報を製造情報ラベル7の表面に記録した後に、外装ラベル8を電池コア2に巻着することにしてもよい。外装ラベル8の窓部8eは貫通した穴であるため、製造情報の製造情報ラベル7への記録は、外装ラベル8の貼付の前後を任意に選択することができる。
また、本実施の形態においては、製造情報ラベル7の表面にレーザを照射し、該表面を焼いて製造情報を記録することにしているが、製造情報ラベル7の表面に予め黒色等の塗膜を形成しておき、レーザを照射して白地の表面を露出させて製造情報を記録することにしてもよい。
そして、製造情報ラベル7への製造情報の記録手段は、レーザマーキングに限定されるものではなく、任意に選択することが可能である。但し、熱転写印刷、又は、インクジェット、若しくはレーザ照射によるマーキングにより記録するのが好ましい。
以上のように、本実施の形態においては、製造情報ラベル7が外装ラベル8から分離しているので、外装ラベル8に製造情報を記録する場合の問題が生じない。
すなわち、製造情報に対応させて、少量ずつ外装ラベル8を作製する必要がなく、外装ラベル8、又は電池パック1の製造時に不良が発生したときに、欠番が生じることがない。
そして、製造情報ラベル7の面積が外装ラベル8の窓部8eより大きくなるように設定しているため、電池パック1の完成後に製造情報ラベル7を剥がすことは困難である。
また、製造情報を保護層82に後印刷する必要がなく、保護層82の材料としてPPのラミネート材を用いているので、保護層82の透明性が良好になり、電池パック1の外観品位も良好になり、基材層81への追従性が良く、基材層81からの剥離が抑制されるとともに、基材層81の記録部等の保護信頼性が高い。
そして、電池パック1毎に、製造情報が付与されるので、トレーサビリティも確保されている。この場合、素電池21の表面に記録された製造情報を見るために電池パック1を分解する必要がなく、迅速に対応することができる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る電池パック11の外装ラベル9を示す斜視図、図5は、外装ラベル9を電池コア2に巻着した状態を示す、電池パック11の断面図である。
本実施の形態2に係る電池コア2は、実施の形態1に係る電池コア2と同一の構成を有する。
製造情報ラベル10は、例えばPET等の合成樹脂製のフィルムの裏面にアクリル樹脂系粘着剤を塗布してなり、電池21の製造日時、ライン番号等の電池パック11毎の製造情報が、電池パック11の組み立て時に記録され、記録部10aが設けられるように構成されている。
外装ラベル9は、平面視が矩形状をなすラベル本体9aと、該ラベル本体9aの一方の長辺の一部から略U字状に突設された突設部9b,9cと、ラベル本体9aの他方の長辺の一部から略U字状に突設された突設部9dとを有する。
そして、ラベル本体9aには、面積が前記製造情報ラベル10の面積より小さい窓部9eが設けられている。
外装ラベル9は、例えばPET等の合成樹脂製のフィルムの裏面にアクリル樹脂系粘着剤を塗布してなる基材層91と、PPのラミネート材からなるフィルムの裏面にアクリル樹脂系粘着剤を塗布してなる保護層92とを貼り合わせて構成される(図5参照)。図5に示されるように、窓部9eは、基材層91のみを貫通するように設けられている。従来技術のように保護層92のみに窓部を設ける場合と異なり、窓部9eは、外装ラベル9の製造途上で容易に設けることができ、外装ラベル9はインラインで製造することができる。
製造情報ラベル10は、図5に示すように、電池コア2の表面の一端部寄りに位置決めされて貼着され、ラベル本体9aは、窓部9eの周縁部が、製造情報ラベル10の周縁部上に貼着される状態で、前記表面に貼着される。そして、ラベル本体9aは、長手方向の両端部が電池コア2の裏面側に折り曲げられ、該両端部が電池コア2の裏面の一端部寄りに重ね合わされる状態で、電池コア2に巻着される。突設部9b,9c,9dは電池コア2の裏面側にL字状に折り曲げられ、端部が該裏面に貼着された状態で、前記ラベル本体9aが重ね合わされる。
本実施の形態においては、製造情報ラベル10を電池コア2に貼着する前に、読み取り装置が素電池21の前記製造情報を読み取り、レーザマーキング装置が前記製造情報を取り込んでいる。そして、製造情報ラベル10を電池コア2の表面に貼着した後に、レーザマーキング装置により前記製造情報を製造情報ラベル10の表面に記録する。その後、窓部9eを製造情報ラベル10に位置あわせし、外装ラベル9を電池コア2に巻着する。この製造情報ラベル10、及び外装ラベル9の電池コア2への貼着、製造情報ラベル10への記録工程は、インラインで行なわれる。
なお、製造情報ラベル10に前記製造情報を記録した後に、該製造情報ラベル10を電池コア2の表面に貼着することにしてもよい。
また、製造情報ラベル10への製造情報の記録手段は、レーザマーキングに限定されるものではなく、任意に選択することが可能である。但し、熱転写印刷、又は、インクジェット、若しくはレーザ照射によるマーキングにより記録するのが好ましい。
本実施の形態においては、製造情報ラベル10が外装ラベル9の保護層92により覆われているので、製造情報の保護信頼性が良好である。しかも、保護層92はPP製であるので、透明性が良好であり、製造情報ラベル10の記録部10aは良好に視認される。
なお、本実施の形態1及び2においては、素電池21の表面に記録された製造情報を読み取り装置が読み取って、レーザマーキング装置により記録する場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。読み取り装置を介さずに、前記製造情報の素電池21への記録を制御する装置から該製造情報を取得することにしてもよい。
また、製造情報はオフラインで、製造情報ラベル7,10に記録することにしてもよい。
そして、製造情報ラベル7,10の面積が外装ラベル8,9の窓部8e,9eの面積より大きく、製造情報ラベル7,10の電池コア2への貼付後に、外装ラベル8,9が電池コア2に巻着される場合には限定されない。製造情報ラベル7,10は、外装ラベル8,9の電池コア2への貼着後に、窓部8e,9eから貼付されることにしてもよい。但し、製造情報ラベル7,10の面積が窓部8e,9eの面積より大きく、製造情報ラベル7,10の電池コア2への貼付後に、外装ラベル8,9を巻着する方が、製造情報ラベル7,10が剥がれ難く、絶縁性が確保されるので好ましい。
さらに、製造情報ラベル7,10には素電池21の製造情報のみでなく、電池パック1,11の他の製造情報も記録することにしてもよい。製造情報が記録される電池パック1,11の単位も1個単位でなく、複数単位であってもよい。
本発明においては、製造情報の内容に変更がある場合において、製造情報ラベル7,10の記録内容のみを変更すればよく、電池パック1,11の製造を中断することなく、容易に迅速に対応することができる。
そして、外装ラベル8,9の保護層82,92のフィルムは、PPのラミネート材には限定されない。但し、PPのラミネート材を用いる方が、保護層82,92の透明性が良好になり、電池パック1,11の外観品位も良好になり、基材層81,91への追従性が良く、基材層81,91からの剥離が抑制されるとともに、記録部7a、10a等の保護信頼性が高いので好ましい。
また、前記実施の形態1及び2においては、電池コア2が矩形状の外装枠6を有する場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、電池コアを箱体状のケースに収納する場合、保護回路基板3を配した素電池21の側面を樹脂モールドする場合等、他の保護回路基板3を保護する形態が採用され得る。そして、出力端子3b,3b,3bを有する基板に保護回路も実装されている場合につき説明しているがこれには限定されない。
さらに、前記実施の形態1及び2においては、素電池21がリチウムイオン二次電池である場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、ニッケル・水素二次電池、ニッケル・カドミウム二次電池等の他の二次電池であってもよい。
本発明の実施の形態1に係る電池パックを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電池パックを示す分解斜視図である。 図1のIII-III 線断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電池パックの外装ラベルを示す斜視図である。 外装ラベルを電池コアに巻着した状態を示す、本発明の実施の形態2に係る電池パックの断面図である。
符号の説明
1 電池パック
2 電池コア
21 素電池
21a リード取付板
3 保護回路基板
3a 保護回路実装部
3b 出力端子
4、5 リード
6 外装枠
7、10 製造情報ラベル
7a、10a 記録部
8、9 外装ラベル
8a ラベル本体
8b、8c、8d、9b、9c、9d 突設部
8e、9e 窓部
81、91 基材層
82、92 保護層

Claims (5)

  1. 直方体状をなす素電池、及び出力端子を有し、前記素電池の一面に配される端子基板を有する電池コアと、
    前記電池コアの一部に貼着される外装ラベルと
    を備える電池パックにおいて、
    前記電池コアの一面に貼着され、製造情報を表示する製造情報ラベルを備え、
    前記外装ラベルには、前記製造情報を視認するための窓部が設けられていることを特徴とする電池パック。
  2. 前記製造情報ラベルの面積は前記窓部の面積より大きく、前記窓部の周縁部を、前記製造情報ラベルの周縁部上に貼着してある請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記外装ラベルは、合成樹脂製のフィルムの裏面に合成樹脂製の粘着剤を塗布してなる基材層に、ポリプロピレン製のフィルムの裏面に合成樹脂製の粘着剤を塗布してなる保護層を貼り合わせて構成される請求項1又は2に記載の電池パック。
  4. 前記外装ラベルは、それぞれ合成樹脂製のフィルムの裏面に合成樹脂製の粘着剤を塗布してなる基材層、及び保護層を貼り合わせてなり、
    前記窓部は、前記基材層に設けられ、
    前記保護層を通して前記製造情報を視認可能に構成されている請求項1乃至3のいずれかに記載の電池パック。
  5. 前記製造情報は、熱転写印刷、又は、インクジェット、若しくはレーザ照射によるマーキングにより記録してある請求項1乃至4のいずれかに記載の電池パック。
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