JP2005130987A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯物を乾燥させる行程を有する洗濯乾燥機において、乾燥行程にて、衣類の種類や量によって傷んだり、しわになったりするのを防止し、乾燥時間と消費電力量のいずれを優先させるか、または両方をある程度優先させるかを選択できるようにし、使用者にあった仕上がりやランニングコストを実現する。
【解決手段】筐体1内部に弾性的に吊支した外槽2内に、洗濯物を収容する内槽7を回転自在に支持し、内槽7の内底部に回転翼9を回転自在に設け、内槽7または回転翼9をモータ4により駆動し、乾燥用送風機40により内槽7内に送風される空気をヒータ42により加熱し、制御装置45により洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する。制御装置45は、乾燥行程にて、ヒータ42を動作させないコースと、ヒータ42を間欠動作させるコースと、ヒータ42を連続動作させるコースとを制御するよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯物を乾燥させる行程を有する洗濯乾燥機に関するものである。
従来、この種の洗濯乾燥機は図7に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
図7に示すように、筐体1は、外槽2を複数のサスペンション3により懸垂防振支持している。外槽2の下方にモータ4を設け、中空で二軸構造となった洗濯・脱水軸5、および洗濯または脱水時によって回転力の伝達を洗濯・脱水軸5に切り換えるクラッチ6を介して、外槽2の内部に回転自在に設けた内槽7に連結している。
内槽7の上方に流体バランサー8を設けており、内槽7の内底部に回転翼9を回転自在に設け、この回転翼9は、外周部に傾斜面を有する略皿状の基盤の上面に撹拌ブレード10を形成することで、乾燥行程においては、衣類を回転翼9の回転による遠心力で傾斜面に沿って上方へと舞い上がりやすくするとともに、表面から裏面に貫通する***11を多数設けている。
温風送風機12は、乾燥のために内槽7内に温風を送風するもので、筐体1の略上方に設けている。ヒータ13は、温風送風機12により送風する空気を加熱する。冷却用送風機14は、筐体1の側壁に設け、外部から筐体1の内部に冷風を導入するものである。
外槽2の上面に外槽カバー15を設け、この外槽カバー15の略中心部に開閉自在の中蓋16を設けている。外槽カバー15に吐出口17を設け、温風(循環風)を吐出させるようにしている。吐出口17とヒータ13につづく温風循環経路18aの開口部19とは、略相対した位置関係に設け、これら開口部19と吐出口17とを略垂直方向に伸縮自在の蛇腹ホース20により連結している。
外槽2の下部に温風、洗濯水、除湿水の出口21を設け、この出口21と温風循環経路18とを伸縮自在の下部蛇腹ホース22を介して連結している。温風循環経路18の下部には、排水弁23を介して排水口24を設けている。25は給水弁を含む給水部である。また、温風送風機12の吸気側に吸気弁26を介して吸気口27を設けている。
温風送風機12により循環する温風(循環風)は、ヒータ13を通り、蛇腹ホース20、吐出口17、内槽7内部、回転翼9に設けた***11、内槽7の周辺の小孔(図示せず)、外槽2の下部、外槽2の下部に設けた下部蛇腹ホース22、温風循環経路18を通り、再び温風送風機12へと循環する。このとき、冷却用送風機14により外部から導入した冷風により温風循環経路18を冷却し、循環する高湿温風を除湿する。温度センサ28は外槽2内に設け、循環風の温度を検知するようにしている。内槽7内には、投入された衣類(洗濯物および乾燥対象物)29が入っている。
表示部30は制御部31に接続しており、制御部31は、マイクロコンピュータを具備し、モータ4、温風送風機12、ヒータ13、冷却用送風機14、排水弁23、吸気弁26などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を逐次制御するように構成している。
また、制御部31は、乾燥行程において、図8に示すように、衣類29が内槽7の壁面に沿って内槽7の上方にせり上がり、回転中心部で回転翼9が見え出す程度の所定の回転数(たとえば、180r/min)で回転させる行程を有している。
上記構成においての動作を説明する。洗濯・すすぎ行程では、表示部30に従い、制御部31の制御により、排水弁23を閉じた状態で、内槽7内に衣類29と洗剤を投入し、給水部25により水または湯を給水し、伝達機構部のクラッチ6の切り換えにより、モータ4の動力を洗濯・脱水軸5を介して、内槽7または回転翼9に伝達し、内槽7または回転翼9が回転することで、衣類29に洗剤を含む水分を通過させたり、衣類29を洗剤を含む水中で撹拌して洗濯・すすぎを行う。
脱水行程では、洗濯・すすぎ行程終了後、制御部31により排水弁23を開いて、内槽7内の水を排水口24から外部へ排水した後、伝達機構部のクラッチ6を脱水側に切り換えて、モータ4の動力を洗濯・脱水軸5を介し内槽7に伝達して徐々に回転を上げて、800r/min程度の回転数で回転させ、衣類29に遠心力を与えることにより、水分を衣類29から分離し、排水弁23、排水口24を通過して外部へ排水する。
乾燥行程では、同様に制御部31により、まず、排水弁23を閉じた上、回転翼9をゆっくり正逆に回転させることにより、脱水行程における内槽7の回転による遠心力で内槽7の内壁に張り付いた衣類29を引き剥がす衣類剥がし行程の後、内槽7の回転数を所定の回転数(180r/min)程度まで上げて、衣類29を内槽7の内壁に沿って上方へせり上げる。
このとき、温風は、吐出口17、内槽7の内部にある衣類29の表面をなぞって、回転翼9の***11、および一部は内槽7の内壁に設けた小孔(図示せず)を通過して外槽2の内部へと内槽7内でよどむことなく流れ、その後、外槽2の下部の出口21へ移る。
この内槽7内を通過するとき、衣類29の表面に当たるときに衣類に含まれる水分を取って温風循環経路18へと流れ込み、ここで冷却用送風機14による外部の空気によって冷やされて除湿される。除湿された水分は、温風循環経路18の下部に集まり、排水弁23が開かれたときに排水口24から外部へ排水される。
この状態を数分つづけた後、図7に示すように、回転翼9を正逆に数回回転させ、その後、再度内槽7を所定の回転数で回転させる行程へ戻り、この動作を繰り返し行う。
なお、この乾燥行程には、温風送風機12の吸気側に設けている吸気弁26を開けて、吸気口27から外気を内槽7内部に導入するように設定する(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−159781号公報
このような従来の構成では、乾燥行程にて、衣類の種類によっては、熱に弱く、傷んだり、しわになったりするという問題があった。また、衣類の量によってしわになったり、多大な消費電力量を必要としたり、乾燥効率が低下するという問題があった。
さらに、使用者が一つの乾燥パターンしか選択できず、乾燥時間を優先させると消費電力量が多くなり、消費電力量を優先させると乾燥時間が長くなり、使用者にあった仕上がりやランニングコストを実現できないという問題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、乾燥行程にて、衣類の種類や量によって傷んだり、しわになったりするのを防止し、乾燥時間と消費電力量のいずれを優先させるか、または両方をある程度優先させるかを選択できるようにし、使用者にあった仕上がりやランニングコストを実現することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、筐体内部に弾性的に吊支した外槽内に、洗濯物を収容する内槽を回転自在に支持し、内槽の内底部に回転翼を回転自在に設け、内槽または回転翼を駆動手段により駆動し、送風手段により内槽内に送風される空気を加熱手段により加熱し、制御手段により駆動手段、送風手段、加熱手段などの動作を制御し洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するよう構成し、制御手段は、乾燥行程にて、加熱手段を動作させないコースと、加熱手段を間欠動作させるコースと、加熱手段を連続動作させるコースとを制御するよう構成したものである。
これにより、乾燥行程にて、衣類の種類や量によって傷んだり、しわになったりするのを防止し、乾燥時間と消費電力量のいずれを優先させるか、または両方をある程度優先させるかを選択することができ、使用者にあった仕上がりやランニングコストを実現することができる。
本発明の洗濯乾燥機は、乾燥行程にて、衣類の種類や量によって傷んだり、しわになったりするのを防止し、乾燥時間と消費電力量のいずれを優先させるか、または両方をある程度優先させるかを選択することができ、使用者にあった仕上がりやランニングコストを実現することができる。
第1の発明は、筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、前記外槽内に回転自在に支持し洗濯物を収容する内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に送風する送風手段と、前記送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、前記駆動手段、送風手段、加熱手段などの動作を制御し洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥行程にて、前記加熱手段を動作させないコースと、前記加熱手段を間欠動作させるコースと、前記加熱手段を連続動作させるコースとを制御するよう構成したものであり、加熱手段を動作させないコースでは、化繊などの水分を含みにくい衣類をしわをつけることなく少ない消費電力量で乾燥することができ、加熱手段を間欠動作させるコースでは、加熱手段を連続動作させるコースと比べ、乾燥時間は長くなるが、少ない消費電力量で乾燥することができ、加熱手段を連続動作させるコースでは、衣類の量や種類に関係なく乾燥効率を向上し、乾燥時間を短縮することができ、これら3つのコースを適宜選択することにより、衣類の種類や量によって傷んだり、しわになったりするのを防止し、乾燥時間と消費電力量のいずれを優先させるか、または両方をある程度優先させるかを選択することができ、使用者にあった仕上がりやランニングコストを実現することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、コースの切り換えなどを行う操作表示手段を備え、前記操作表示手段は、加熱手段を動作させないコースと、前記加熱手段を間欠動作させるコースと、前記加熱手段を連続動作させるコースとを一つの操作スイッチで切り換え設定するようにしたものであり、一つの操作スイッチの切り換え操作で、3つのコースを適宜設定することができ、乾燥時間と消費電力量のいずれを優先させるか、または両方をある程度優先させるかを選択して設定することができ、使用者にあった仕上がりやランニングコストを実現することができる。
第3の発明は、上記第1の発明において、コースの切り換えなどを行う操作表示手段を備え、前記操作表示手段は、加熱手段を連続動作させるコースと前記加熱手段を間欠動作させるコースとを一つの操作スイッチで切り換え設定し、前記加熱手段を動作させないコースを別の操作スイッチで設定するようにしたものであり、加熱手段を動作させないコースを別の操作スイッチで設定することにより、加熱手段を動作させるかどうかをより明確に認識でき、そして、使用者が複数の乾燥パターンを選択でき、使用者にあった仕上がりやランニングコストを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に示すように、外槽カバー32は、略ドーナツ状に形成し、外槽2の上方開口側に配設し、送風蛇腹ホース33から温風を供給する温風供給口34を設けている。また、この外槽カバー32に内蓋35を開閉自在に設け、衣類を出し入れ可能にしている。
筐体カバー36は、筐体1の上部に配置し、その開口部を蓋体37により開閉自在に覆うとともに、操作表示手段38、内槽7に給水する給水弁39を設けている。筐体カバー36の後方には、送風手段である乾燥用送風機40を配置し、一端は吸気フィルター41を介して機体外に通じている。乾燥用送風機40は吸気フィルター41を介して機体外から吸気し、他端の加熱手段であるヒータ42を通って加熱した温風を温風供給口34より、内槽7内に送り込む。内槽7内にて衣類の水分を蒸発させ湿気を含んだ温風は、排気口43から排気フィルター44を介し排出される。
制御装置(制御手段)45は、外枠1の背面に配設された裏板46に取付けており、マイクロコンピュータを具備し、モータ(駆動手段)4、クラッチ6、排水弁48、給水弁39、乾燥用送風機40、ヒータ42などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する。
ここで、制御装置45は、乾燥行程にて、ヒータ42を動作させないコースと、ヒータ42を間欠動作させるコースと、ヒータ42を連続動作させるコースとを制御するよう構成している。操作表示手段38は、図2に示すように、一つの操作スイッチ51でヒータ42を動作させないコースと、ヒータ42を間欠動作させるコースと、ヒータ42を連続動作させるコースを切り換え設定できるようにしており、それぞれのコースに切り換えたとき、ヒータオフ表示部52a、ヒータオンオフ表示部52b、ヒータオン表示部53cを点灯するようにしている。
ヒータ42を動作させないコースは、図3に示すように、内槽7の回転により自然風が発生する回転数(例えば、700r/min)で内槽7を回転させ、かつヒータ42に通電しない状態で乾燥用送風機40により内槽7に送風する第1の行程を有している。この第1の行程を乾燥行程の初期に所定時間(T1)(例えば、乾燥行程の2/5)行うようにしている。
また、ヒータ42を間欠動作させるコースは、図4に示すように、内槽7の回転により自然風が発生する回転数(例えば、700r/min)で内槽7を回転させ、乾燥用送風機40により内槽7に送風する第1の行程の初期に、ヒータ42によって加熱した温風を送風するようにしている。
また、ヒータ42を連続動作させるコースは、図5に示すように、内槽7の回転により自然風が発生する回転数(例えば、700r/min)で内槽7を回転させ、乾燥用送風機40により内槽7に送風する第1の行程にて、ヒータ42を連続動作させ、ヒータ42によって加熱した温風を送風するようにしている。
上記構成において、操作スイッチ51によりヒータ42を動作させないコースに設定した場合の動作を説明する。洗い行程では、蓋体37と内蓋35を開けて、内槽7に衣類を投入し運転を開始すると、給水弁39が開き、外槽カバー32に接続された給水蛇腹ホース47を通して所定の水位まで給水した後、モータ4を駆動する。伝達機構部のクラッチ6によりモータ4の動力が洗濯軸49を介して回転翼9に伝達されて駆動し、撹拌ブレード10により衣類を撹拌し、衣類どうしまたは内槽7や回転翼9との接触により作用する機械力と水流により衣類の洗浄が行われる。
脱水行程では、洗濯終了後、排水弁48を開いて内槽7内の水を排水した後、クラッチ6を脱水側に切り換えて、モータ4の動力を脱水軸50に伝達して内槽7を駆動し、遠心力により衣類から水分を分離させる。
乾燥行程では、第1の行程として、脱水終了後、排水弁48を閉じ、クラッチ6を脱水側のまま、モータ4の回転を内槽7に伝達し、内槽7の回転により自然風が発生する回転数(例えば、700r/min)で内槽7を回転させる。衣類は脱水行程後の内槽7の内壁に張り付いたまま、または、衣類を投入し乾燥行程からの場合は内槽7の内壁に沿って上方へせり上がり、内槽7の内壁に分散し、ほぼ均等配置した状態となる。
このとき、自然風は内槽7の中心上方から下方へ引き込まれ、乾燥用送風機40から送風された相対湿度が低い風とともに、内槽7の回転による遠心力で内槽7の中心から内槽7内壁に分散された衣類の間を通過し、内槽7の小孔を通過し、外槽2の内壁を沿って上方に流れ、内槽7の上方の排気フィルター44から排出される。
この自然風と乾燥用送風機40から送風された相対湿度が低い風は、衣類の間を均等に通過することができ、ヒータ42によって加熱した温風を供給することなく衣類から水分を蒸発させ、乾燥を進行することができる。
その後、図2に示すように、第2の行程として、ヒータ42に通電しない状態で、回転翼9を正逆に回転させることで内槽7の内壁に張り付いた衣類を引き剥がし、回転翼9を正逆に回転と内槽7の低い回転数(例えば、35r/min)の繰り返す行程を所定時間(T2−T1)行い、その後、第3の行程として、ヒータ42に通電しない状態で、回転翼9を正逆に回転の連続の行程を所定時間(T3−T2)行うことで、化繊などの水分を含みにくい衣類はしわを付けることなく、少ない消費電力量で乾燥することができる。ここで、第2の行程と第3の行程は衣類の種類や量によっては、なくてもよいものである。
これにより、ヒータ42を動作させないコースでは、ブラウス、ワイシャツ、ジャージ等の化繊などの水分を含みにくい衣類をしわをつけることなく、少ない消費電力量で乾燥することができ、また、水着、ブラウス等の熱に弱い衣類を乾燥することができる。
つぎに、ヒータ42を間欠動作させるコースを設定した場合の動作を説明する。なお、洗い行程から脱水行程までの動作は上述した動作と同じであるので説明を省略する。
乾燥行程の第1の行程にて、内槽7の回転により自然風が発生する回転数で内槽7を回転させ、乾燥用送風機40から送風する行程の初期に、所定時間(T4)ヒータ42によって加熱した温風を送風することにより、衣類から水分を蒸発させ、さらに外槽2と内槽7と衣類が暖められる。その後、ヒータ42による加熱を停止しても、外槽2と内槽7と衣類の余熱により、より効果的に衣類から水分を蒸発させ、乾燥が進行する。
このように第1の行程の内槽7を回転させている初期にヒータ42を加熱し、その後、加熱を停止することで、衣類の乾燥速度が速くなり、乾燥時間を短縮し、少ない消費電力量で、衣類を乾燥することができ、しわも低減できる。
ここで、第1の行程の初期に、ヒータ42によって加熱した温風を送風する構成としているが、ヒータ42による加熱を停止した後、さらに、間欠的にヒータ42によって加熱してもよく、同様の作用効果を得ることができる。また、第2の行程および第3の行程では、ヒータ42に通電してもしなくてもよい。
これにより、ヒータ42を間欠動作させるコースでは、ヒータ42を連続動作させるコースと比べ、乾燥時間は長くなるが、少ない消費電力量で乾燥することができる。
つぎに、ヒータ42を連続動作させるコースを設定した場合の動作を説明する。なお、洗い行程から脱水行程までの動作は上述した動作と同じであるので説明を省略する。
乾燥行程の第1の行程にて、内槽7の回転により自然風が発生する回転数で内槽7を回転させ、ヒータ42によって加熱した温風を送風するとともに、つづく第2の行程および第3の行程のすべてにて、ヒータ42を動作させ、温風を送風し続けることで、効率よく衣類の乾燥を行うことができる。
このように第1の行程から、ヒータ42を連続動作させるようにしたので、ヒータ42により加熱した温風を連続供給することで、乾燥効率を向上することができ、同じ量の衣類であれば、乾燥時間を短縮することができる。また、同じ乾燥時間であれば、より多くの衣類を乾燥することができる。
以上のように、本実施の形態においては、3つのコース、すなわち、加熱手段を動作させないコースと、加熱手段を間欠動作させるコースと、加熱手段を連続動作させるコースを制御するようにしたので、これら3つのコースを適宜選択することにより、衣類の種類や量によって傷んだり、しわになったりするのを防止し、乾燥時間と消費電力量のいずれを優先させるか、または両方をある程度優先させるかを選択することができ、使用者にあった仕上がりやランニングコストを実現することができる。
また、ヒータ42を動作させないコースと、ヒータ42を間欠動作させるコースと、ヒータ42を連続動作させるコースとを一つの操作スイッチ51で切り換え設定できるようにしたので、一つの操作スイッチ51の切り換え操作で、3つのコースを適宜設定することができ、乾燥時間と消費電力量のいずれを優先させるか、または両方をある程度優先させるかを選択して設定することができ、使用者にあった仕上がりやランニングコストを実現することができる。
(実施の形態2)
図1に示す操作表示手段38は、図6に示すように、一つの操作スイッチ53でヒータ42を連続動作させるコースと、ヒータ42を間欠動作させるコースとを切り換え設定し、別の操作スイッチ54でヒータ42を動作させないコースを設定できるよう構成している。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
上記構成において作用を説明する。操作表示手段38は、ヒータ42を連続動作させるコースとヒータ42を間欠動作させるコースとを一つの操作スイッチ53で切り換え設定し、ヒータ42を動作させないコースを別の操作スイッチ54で設定するようにしたので、ヒータ42を動作させないコースを別の操作スイッチ54で設定することにより、ヒータ42を動作させるかどうかをより明確に認識でき、そして、使用者が複数の乾燥パターンを選択でき、使用者にあった仕上がりやランニングコストを実現することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、乾燥行程にて、衣類の種類や量によって傷んだり、しわになったりするのを防止し、乾燥時間と消費電力量のいずれを優先させるか、または両方をある程度優先させるかを選択することができ、使用者にあった仕上がりやランニングコストを実現することができるので、洗濯物を乾燥させる行程を有する洗濯乾燥機として有用である。
本発明の実施の形態1の洗濯乾燥機の断面図 同洗濯乾燥機の操作表示部の一部切欠した正面図 同洗濯乾燥機の加熱手段を動作させないコースの動作タイムチャート 同洗濯乾燥機の加熱手段を間欠動作させるコースの動作タイムチャート 同洗濯乾燥機の加熱手段を連続動作させるコースの動作タイムチャート 本発明の実施の形態2の洗濯乾燥機の操作表示部の一部切欠した正面図 従来の洗濯乾燥機の断面図 同洗濯乾燥機の要部動作タイムチャート
符号の説明
1 筺体
2 外槽
4 モータ(駆動手段)
7 内槽
9 回転翼
40 乾燥用送風機(送風手段)
42 ヒータ(加熱手段)
45 制御装置(制御手段)

Claims (3)

  1. 筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、前記外槽内に回転自在に支持し洗濯物を収容する内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に送風する送風手段と、前記送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、前記駆動手段、送風手段、加熱手段などの動作を制御し洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、乾燥行程にて、前記加熱手段を動作させないコースと、前記加熱手段を間欠動作させるコースと、前記加熱手段を連続動作させるコースとを制御するよう構成した洗濯乾燥機。
  2. コースの切り換えなどを行う操作表示手段を備え、前記操作表示手段は、加熱手段を動作させないコースと、前記加熱手段を間欠動作させるコースと、前記加熱手段を連続動作させるコースとを一つの操作スイッチで切り換え設定するようにした請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. コースの切り換えなどを行う操作表示手段を備え、前記操作表示手段は、加熱手段を連続動作させるコースと前記加熱手段を間欠動作させるコースとを一つの操作スイッチで切り換え設定し、前記加熱手段を動作させないコースを別の操作スイッチで設定するようにした請求項1記載の洗濯乾燥機。
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