JP2002159777A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JP2002159777A
JP2002159777A JP2000362285A JP2000362285A JP2002159777A JP 2002159777 A JP2002159777 A JP 2002159777A JP 2000362285 A JP2000362285 A JP 2000362285A JP 2000362285 A JP2000362285 A JP 2000362285A JP 2002159777 A JP2002159777 A JP 2002159777A
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drying
temperature
inner tub
laundry
tub
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JP2000362285A
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English (en)
Inventor
Hiroko Minayoshi
裕子 皆吉
Eiji Matsuda
栄治 松田
Mikio Tawara
己紀夫 田原
Shinji Matsuoka
真二 松岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯物を収容する内槽内に温風を送風して洗
濯物を乾燥させる行程を有する洗濯乾燥機において、撹
拌による摩擦や高温の温風で傷みや縮みを生じやすい毛
布、ふとん類、ウールなど熱に弱い衣類を乾燥可能にす
る。 【解決手段】 筐体1内に弾性的に吊支した外槽3内
に、洗濯物を収容する内槽4を回転自在に支持し、内槽
4の内底部に回転翼6を回転自在に設け、内槽4または
回転翼6をモータ8により駆動し、ヒータ16により加
熱した温風を乾燥用送風機15により内槽4内に送風
し、制御手段により洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程
を制御する。制御手段は、毛布ふとん乾燥コースの乾燥
行程にて、乾燥用送風機15を駆動し、内槽4内に送風
される空気の温度を検知する温度検知手段38の出力に
よりヒータ16を制御して、内槽4内に略70℃前後の
温風を送風しながら、内槽4を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯物を収容する
内槽内に温風を送風して洗濯物を乾燥させる行程を有す
る洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯乾燥機は図12に示
すように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図12に示すように、筐体1は、内部に複
数のサスペンション2によって弾性的に吊り下げた外槽
3を設け、脱水時の振動をサスペンション2によって吸
収する構成としている。外槽3の内部には、洗濯物およ
び乾燥対象物を収容する内槽4を中空で2重構造とした
洗濯・脱水軸5を中心に回転可能に配設し、内槽4の内
底部に洗濯物や乾燥対象物を撹拌する回転翼6を回転自
在に配設している。回転翼6はその形状を外周を傾斜面
とした鍋型にすることにより、乾燥行程においては、乾
燥対象物を回転翼6の回転による遠心力で傾斜面に沿っ
て上方へと舞い上がりやすくしている。
【0004】また、内槽4の内部周壁には小孔(図示せ
ず)を多数設けるとともに、上方には流体バランサ7を
設けている。モータ8は、外槽3の底部に取り付け、洗
濯または脱水時に回転力の伝達を洗濯・脱水軸5に切り
換えるクラッチ9と洗濯・脱水軸5を介して、内槽4ま
たは回転翼6に連結している。回転翼6は外周部に傾斜
面10を有する略鍋型の形状をし、撹拌用突出部11を
形成している。
【0005】熱交換器12は、循環する湿った温風を除
湿するもので、一端を循環路切換弁13、伸縮自在の下
部蛇腹状ホース14を介して外槽3の下部に接続し、他
端を乾燥用送風機15の一端に接続している。乾燥用送
風機15の他端は、加熱手段であるヒータ16を有する
温風供給路17に接続し、上部蛇腹状ホース18を通っ
て、内槽4へ繋がり循環する経路を構成している。乾燥
用送風機15とヒータ16とで温風送風手段を構成して
いる。
【0006】外槽3には、外槽3の上面を気密的に覆う
外槽カバー19を設けており、この外槽カバー19に伸
縮自在の上部蛇腹状ホース18からの温風噴出孔20を
開口している。また、この外槽カバー19に中蓋21を
開閉自在に設け、衣類を出し入れするようにしている。
【0007】筐体カバー22は筐体1の上部を覆うもの
で、開閉蓋23を開閉自在に有し、制御装置24を設け
るとともに、内槽4に給水する給水弁25を設けてい
る。また、外槽3の底部に外槽3内に水を排水する排水
弁26を設けている。冷却用送風機27は、筐体1の側
面に取り付け、筐体1の内部に外槽3、熱交換器12な
どを冷却するように送風できるよう構成している。
【0008】制御装置24は、モータ8、クラッチ9、
循環路切換弁13、乾燥用送風機15、ヒータ16、給
水弁25、排水弁26、冷却用送風機27などの動作を
制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を制御する
ように構成している。
【0009】上記構成において動作を説明する。洗い行
程では、開閉蓋23と中蓋21を開けて、内槽4に洗濯
物と洗剤を投入し、運転を開始すると給水弁25を開い
て所定の水位まで給水した後、モータ8を駆動する。こ
のとき、伝達機構部のクラッチ9によりモータ8の動力
を洗濯軸を介して回転翼6に伝達し、回転翼6が回転す
ることで、洗濯物が回転翼6の撹拌用突出部11に引っ
かかり、中心部へ引き込まれる。内槽4の中心下層部の
洗濯物は、引き込まれた洗濯物により、内槽4の上層部
へ押し上げられる。このようにして内槽4内の洗濯物を
撹拌して、洗濯物同士、または内槽4の内壁や回転翼6
との接触により作用する機械力と、水流力により行われ
る。
【0010】脱水行程では、洗い終了後、排水弁26を
開いて内槽4内の水を排水した後、伝達機構部のクラッ
チ9を脱水側に切り換えて、モータ8の動力を脱水軸を
介し内槽4に伝達して回転させ、洗濯物に遠心力を与え
ることにより、水分を洗濯物から分離することで行う。
【0011】乾燥行程では、クラッチ9を洗濯側に切り
換えてモータ8を駆動して回転翼6に伝達し、回転翼6
を急速に正転、反転することで、脱水後に内槽4の内壁
に張り付いた洗濯物を引き剥がす。つぎに、排水弁26
を閉じて循環路切換弁13を開く。そして回転翼6を正
転、反転させて撹拌用突出部11で洗濯物を引っかけて
撹拌しながら、乾燥用送風機15とヒータ16とで構成
した温風送風手段により温風を温風噴出孔20に送る。
温風噴出口20より内槽4に吹き込まれた温風は、洗濯
物から水分を蒸発させた後、内槽4から外槽3の内側へ
出た後、下部蛇腹状ホース14を通過して、熱交換器1
2へ至る。
【0012】洗濯物の水分を奪って湿気を含んだ温風
が、外槽3の内壁や熱交換器12内を通過していると
き、筐体1の側面に設置した冷却送風機27による外部
空気の流入で、外槽3や熱交換器12の外壁は冷却され
ることになり、その内部では、水分の結露が起こり、湿
った温風は除湿されて乾燥用送風機15へ戻る。この循
環路で温風を循環させることにより、内槽4内の乾燥対
象物を乾燥させることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の洗濯
乾燥機では、乾燥行程にて、温風を循環しながら、回転
翼6の正転、反転で洗濯物を撹拌して乾燥しているが、
回転翼6による撹拌のみでは内槽4内の洗濯物同士の摩
擦や高温の温風により、毛布、ふとん類およびセーター
など熱に弱い衣類は傷みや縮みを生じやすく、乾燥がで
きなかった。
【0014】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、撹拌による摩擦や高温の温風で傷みや縮みを生じや
すい毛布、ふとん類、ウールなど熱に弱い衣類を、温風
の温度を適温に制御することで、乾燥を可能にすること
を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、筐体内に弾性的に吊支した外槽内に、洗濯
物を収容する内槽を回転自在に支持し、内槽の内底部に
回転翼を回転自在に設け、内槽または回転翼を駆動手段
により駆動し、送風手段により内槽内に送風するととも
に、送風手段により送風される空気を加熱手段により加
熱し、温度検知手段により内槽内に送風される空気の温
度を検知し、制御手段により駆動手段、送風手段、加熱
手段などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の
各行程を制御するよう構成し、制御手段は、毛布ふとん
乾燥コースの乾燥行程にて、送風手段を駆動し温度検知
手段の出力により加熱手段を制御して、内槽内に略70
℃前後の温風を送風しながら、内槽を駆動するようにし
たものである。また、同様に、制御手段は、熱に弱い衣
類の乾燥コースの乾燥行程にて、送風手段を駆動し温度
検知手段の出力により加熱手段を制御して、内槽内に略
60℃前後の温風を送風しながら、内槽を駆動するよう
にしたものである。
【0016】これにより、撹拌による摩擦や高温の温風
で傷みや縮みを生じやすい毛布、ふとん類、ウールなど
熱に弱い衣類を、温風の温度を適温に制御することで、
乾燥を可能にすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を略
鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持し洗濯物を
収容する内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた
回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段
と、前記内槽内に送風する送風手段と、前記送風手段に
より送風される空気を加熱する加熱手段と、前記内槽内
に送風される空気の温度を検知する温度検知手段と、前
記駆動手段、送風手段、加熱手段などの動作を制御し洗
い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、毛布ふとん乾燥コースの乾燥
行程にて、前記送風手段を駆動し前記温度検知手段の出
力により加熱手段を制御して、前記内槽内に略70℃前
後の温風を送風しながら、前記内槽を駆動するようにし
たものであり、撹拌による摩擦や高温の温風で毛玉、傷
みや、しわを生じやすくて乾燥できなかった毛布、ふと
ん類を、温風の温度を適温に制御することで、乾燥を可
能にすることができる。
【0018】請求項2に記載の発明は、筐体内に弾性的
に吊支した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有し前記
外槽内に回転自在に支持し洗濯物を収容する内槽と、前
記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内槽
または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に送風
する送風手段と、前記送風手段により送風される空気を
加熱する加熱手段と、前記内槽内に送風される空気の温
度を検知する温度検知手段と、前記駆動手段、送風手
段、加熱手段などの動作を制御し洗い、すすぎ、脱水、
乾燥の各行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手
段は、熱に弱い衣類の乾燥コースの乾燥行程にて、前記
送風手段を駆動し前記温度検知手段の出力により加熱手
段を制御して、前記内槽内に略60℃前後の温風を送風
しながら、前記内槽を駆動するようにしたものであり、
撹拌による摩擦や高温の温風で毛玉、傷みや、縮み、し
わを生じやすくて乾燥できなかったウールなど熱に弱い
衣類を、温風の温度を適温に制御することで、乾燥を可
能にすることができる。
【0019】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、制御手段は、乾燥行程に
て、内槽を所定時間駆動して一旦停止した後、回転翼を
所定時間反転駆動して洗濯物の位置を入れ換えてから、
前記内槽を駆動する行程を繰り返すようにしたものであ
り、毛布、ふとんなど大物を乾燥する場合、乾燥途中で
洗濯物の上下位置を入れ換えることで、一定の場所に温
風があたることを防ぎ、乾燥むらを低減できるととも
に、全体に温風があたりやすくなり、乾燥時間を短縮す
ることができる。
【0020】請求項4に記載の発明は、上記請求項3に
記載の発明において、内槽内の洗濯物の乾燥度合いを検
知する乾燥検知手段を備え、制御手段は、乾燥行程を前
半と後半あるいは複数の行程に分け、回転翼の回転数お
よび回転時間と駆動回数について、略前半より略後半の
方が回転数を低く、回転時間を短く、駆動回数を少なく
したものであり、乾燥行程前半の洗濯物が濡れて重い状
態のときは、回転翼を強くまたは回数を多く回転させ
て、洗濯物の上下位置を入れ換わりやすくし、全体に温
風をあたりやすくすることで、さらに乾燥時間を短縮で
きる。また、乾燥行程の後半に洗濯物が乾燥して軽くな
る程、回転翼を弱くまたは少なく回転することで、回転
翼の撹拌による洗濯物の表面の毛玉や傷みの発生を低減
することができる。
【0021】請求項5に記載の発明は、上記請求項1、
3、4に記載の発明において、制御手段は、内槽を所定
時間駆動した後、回転数を上げて前記内槽の駆動をする
行程を繰り返すようにしたものであり、毛布、ふとんな
ど大物の洗濯物は、内槽の回転数を上げるほど内槽壁面
へ張り付き易くなり、内槽の中央部分に空間ができ、温
風が通りやすくなる。また、内槽の回転数を下げるほど
内槽壁面と洗濯物の間に温風が通りやすくなる。この行
程を繰り返すことで、洗濯物全体に温風があたる部分が
増えて、撹拌による洗濯物表面の毛玉や傷みを生じるこ
となく、乾燥むらを低減できるとともに、乾燥時間を短
縮することができる。
【0022】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
5に記載の発明において、制御手段は、乾燥行程を複数
の行程に分け、乾燥温度を前行程では高い温度に設定
し、乾燥行程が進むとともに下げるようにしたものであ
り、乾燥行程の前半で洗濯物が濡れている状態のときに
は温度があがりにくいため、加熱手段の入力を増やして
内槽内の乾燥温度を上げることで乾燥時間を短縮でき、
逆に、乾燥行程の後半では洗濯物が乾き温度が上がりや
すいため、乾燥温度を下げることで高温による傷みや縮
みを低減することができる。
【0023】請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜
6に記載の発明において、内槽内の洗濯物の量を検知す
る布量検知手段を備え、制御手段は、検知した洗濯物の
量に応じて、内槽の駆動回数または乾燥時間を変えるよ
うにしたものであり、洗濯物の量が少ない場合には、内
槽の駆動回数を少なく、乾燥時間を短く設定すること
で、過乾燥による洗濯物の縮みや傷み、しわの発生を低
減することができる。また、洗濯物の量が多い場合に
は、内槽の駆動回数を多く、乾燥時間を長く設定するこ
とで、温風が洗濯物全体にあたりやすくして乾燥むらを
低減するとともに、未乾燥になるのを低減することがで
きる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0025】(実施例1)図1および図2に示すよう
に、制御装置28は、マイクロコンピュータで構成した
制御手段29を有し、パワースイッチング手段30を介
して、モータ(駆動手段)8、クラッチ9、循環路切換
弁13、乾燥用送風機(送風手段)15、ヒータ(加熱
手段)16、給水弁25、排水弁26、冷却用送風機2
7などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各
行程を制御する。入力設定手段31は、運転コースなど
の設定、運転のスタート、一時停止などを行うもので、
制御手段29は入力設定手段31からの情報を入力し
て、その情報を基に表示手段32で表示して使用者に知
らせる。
【0026】温度検知手段38は内槽4内に送られる温
風の温度を検知し、その出力を制御手段29に入力して
いる。ヒータ16は2種以上の入力(たとえば、300
Wと600W)のヒータで構成し、温度検知手段38の
出力結果に応じて、制御手段29によりヒータ16の入
力を組み換えて温風温度を制御している。
【0027】水位検知手段33は内槽4内の水位を検知
し、その出力を制御手段29に入力している。記憶手段
34は、制御手段29により制御するのに必要なデータ
を記憶している。布量検知手段35は内槽4内に投入し
た洗濯物の量を検知するもので、内槽4内に洗濯物を投
入した状態でモータ8を所定時間オンして駆動した後、
モータ8をオフしたときのモータ8または内槽4の惰性
回転数の変化により洗濯物の量を検知し、その出力を制
御手段29に入力している。なお、36は商用電源、3
7は電源スイッチである。
【0028】制御手段29は、入力設定手段31により
「毛布ふとん乾燥コース」を設定し、乾燥行程を制御す
るとき、乾燥行程にて乾燥用送風機15とヒータ16を
駆動し、内槽4内に温風を送風しながらモータ8により
内槽4を駆動するようにしている。このとき、制御手段
29は、温度検知手段38の出力結果に応じて、温風温
度が略70℃になるようにヒータ16を入切し、温度を
調整している。このとき、2種以上の入力(たとえば3
00Wと600W)のヒータを組み合わせて入切するこ
とで、より目標温度に近い範囲で調整できる。他の構成
は従来例と同じである。
【0029】上記構成において、入力設定手段31によ
り「毛布ふとんコース」を設定している場合の動作につ
いて説明する。洗い行程では、開閉蓋23と中蓋21を
開けて、内槽4に洗濯物と洗剤を投入し、電源スイッチ
37をオンし、入力設定手段31のスタートスイッチ
(図示せず)をオンすると、給水弁25を開いて所定の
水位まで給水した後、モータ8を駆動する。
【0030】このとき、伝達機構部のクラッチ9により
モータ8の動力を脱水軸を介して内槽4に伝達して回転
させ、遠心力を与えることで、洗濯水が内槽4から外槽
3の内側に引き込まれ、上部へと移動して、内槽4の上
側から供給される。このようにして循環する洗濯水が、
内槽4内の洗濯物を通過することで行われる。
【0031】脱水行程では、洗濯終了後、排水弁26を
開いて内槽4内の水を排水した後、伝達機構部のクラッ
チ9を脱水側に切り換えて、モータ8の動力を脱水軸を
介し内槽4に伝達して回転させ、洗濯物に遠心力を与え
ることにより、水分を洗濯物から分離することで行う。
【0032】乾燥行程では、クラッチ9を洗濯側に切り
換えてモータ8を駆動して回転翼6に伝達し、回転翼6
を急速に正転、反転することで、脱水後に内槽4の内壁
に張り付いた洗濯物を引き剥がす。つぎに、排水弁26
を閉じて循環路切換弁13を開く。そして回転翼6を正
転、反転させて撹拌用突出部11で洗濯物を引っかけて
撹拌しながら、乾燥用送風機15とヒータ16とで構成
した温風送風手段により温風を温風噴出孔20に送る。
温風噴出口20より内槽4に吹き込まれた温風は、洗濯
物から水分を蒸発させた後、内槽4から外槽3の内側へ
出た後、下部蛇腹状ホース14を通過して、熱交換器1
2へ至る。
【0033】洗濯物の水分を奪って湿気を含んだ温風
が、外槽3の内壁や熱交換器12内を通過していると
き、筐体1の側面に設置した冷却送風機27による外部
空気の流入で、外槽3や熱交換器12の外壁は冷却され
ることになり、その内部では、水分の結露が起こり、湿
った温風は除湿されて乾燥用送風機15へ戻る。この循
環路で温風を循環させることにより、内槽4内の乾燥対
象物を乾燥させることができる。
【0034】このときの動作について、図3を参照しな
がら説明する。制御手段29は、温度検知手段38の出
力結果に応じて、温風温度が略70℃になるように、ヒ
ータ16を入切し、温度を調整している。加えて、2種
以上の入力(たとえば、300Wと600W)のヒータ
を組み合わせて入切することで、より目標温度に近い範
囲で調整できる。
【0035】たとえば、温風温度が70℃になるまでは
600Wのヒータを入れ、時刻t1、t3で70℃を超え
て72℃になると、600Wのヒータを切り300Wの
ヒータを入れ、時刻t2、t4で70℃を下回り68℃に
なると、300Wのヒータを切り600Wのヒータを入
れる。これにより、900Wなど強ヒータで急激に温風
温度が高くなりすぎたり、ヒータを切った場合に温度が
下がりすぎるなどの、ロスを低減することができる。
【0036】このように本実施例によれば、「毛布ふと
ん乾燥コース」の乾燥行程にて乾燥用送風機15とヒー
タ16を駆動し、温度検知手段38の出力結果に応じて
ヒータ16を入切して、略70℃になるように調整され
た温風を内槽4内に送風しながら、モータ8により内槽
4を回転させて乾燥するため、撹拌による摩擦や高温の
温風で毛玉、傷みや、しわを生じやすくて乾燥できなか
った毛布、ふとん類を乾燥することができる。
【0037】なお、温度検知手段38は温風供給路17
に取り付け、内槽4内に送られる温風の温度を検知し、
制御手段29により温風温度を制御しているが、別の温
度検知手段を熱交換器12の出口に取り付け、温度検知
手段38により検知した温度が第1の所定温度に達した
ときヒータ15をオフし、そのときの熱交換器12の出
口に取り付けた温度検知手段による温度から第2の所定
温度(たとえば、2k)下がったとき、ヒータ15を動
作させて循環風の温度を調節するよう構成してもよく、
この場合は、熱交換器12の出口に取り付けた温度検知
手段による検知温度の変動が少ないため、温度制御した
ときの変動幅を小さくすることができる。
【0038】(実施例2)図2に示す制御手段29は、
入力設定手段31により「熱に弱い衣類の乾燥コース」
を設定し、乾燥行程を制御するとき、乾燥行程にて乾燥
用送風機15とヒータ16を駆動し、内槽4内に温風を
送風しながらモータ8により内槽4を駆動するようにし
ている。このとき、制御手段29は、温度検知手段38
の出力結果に応じて、温風温度が略60℃になるように
ヒータ16を入切し、温度を調整をしている。このと
き、2種以上の入力(たとえば、300Wと600W)
のヒータを組み合わせて入切することで、より目標温度
に近い範囲で調整できる。他の構成は上記実施例1と同
じである。
【0039】上記構成において入力設定手段31により
「熱に弱い衣類の乾燥コース」を設定している場合の乾
燥行程の動作について、図4を参照しながら説明する。
なお、他の動作は上記実施例1の動作と同じであるので
説明を省略する。
【0040】乾燥行程において、制御手段29は送風機
15とヒータ16とで構成した温風送風手段により内槽
4内に送る温風温度を、温度検知手段38の出力結果に
応じて、略60℃になるようにヒータ16を入切し、調
整している。このとき、2種以上の入力(たとえば、3
00Wと600W)のヒータを組み合わせて入切するこ
とで、より目標温度に近い範囲で調整できる。
【0041】たとえば、温風温度が60℃になるまでは
600Wのヒータを入れ、時刻t1、t3で60℃を超え
て62℃になると、600Wのヒータを切り300Wの
ヒータを入れ、時刻t2、t4で60℃を下回り58℃に
なると、300Wのヒータを切り600Wのヒータを入
れる。これにより900Wなど強ヒータで急激に温風温
度が高くなりすぎたり、ヒータを切った場合に温度が下
がりすぎるなどの、ロスを低減することができる。
【0042】このように本実施例によれば、「熱に弱い
衣類の乾燥コース」の乾燥行程にて乾燥用送風機15と
ヒータ16を駆動し、温度検知手段38の出力結果に応
じてヒータ16を入切して、略60℃になるように調整
された温風を内槽4内に送風しながら、モータ8により
内槽4を回転させて乾燥するため、撹拌による摩擦や高
温の温風で毛玉、傷みや、縮み、しわを生じやすくて乾
燥できなかったウールなど熱に弱い衣類を乾燥すること
ができる。
【0043】(実施例3)図2に示す制御手段29は、
入力設定手段31により「毛布ふとん乾燥コース」を設
定し、乾燥行程を制御するとき、乾燥行程にて乾燥用送
風機15とヒータ16を駆動し、内槽4内に温風を送風
しながらモータ8により内槽4を第1の所定時間T1の
間駆動して、一旦停止した後、回転翼6を第2の所定時
間T2の間、正逆反転駆動して洗濯物の位置を入れ換え
てから、内槽4を駆動する行程を繰り返すようにしてい
る。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0044】上記構成において入力設定手段31により
「毛布ふとん乾燥コース」を設定している場合の乾燥行
程の動作について、図5を参照しながら説明する。な
お、他の動作は上記実施例1の動作と同じであるので説
明を省略する。
【0045】乾燥行程において、制御手段29は、温度
検知手段38の出力結果に応じてヒータ16を入切し、
略70℃になるように調整された温風を、送風機15と
ヒータ16とで構成した温風送風手段により内槽4内に
送風しながら、内槽4を第1の所定時間T1の間、駆動
して一旦停止した後、クラッチ9によりモータ8の動力
を洗濯軸を介して回転翼6に伝達し、回転翼6を第2の
所定時間T2の間、正逆反転駆動し、再度内槽4を回転
する行程を繰り返すようにする。
【0046】乾燥途中での回転翼6の撹拌により、洗濯
物が回転翼6の撹拌用突出部11に引っかかり、中心部
へ引き込まれる。また、内槽4の中心下層部の洗濯物
は、引き込まれた洗濯物により、内槽4の上層部へ押し
上げられる。このようにして毛布、ふとんなど大物で
も、内槽4内で上下位置を入れ換えることができる。ま
た、第2の所定時間T2を洗濯物の上下位置が入れ換わ
る最低限の時間を設定することで、回転翼6の撹拌によ
る摩擦や高温の温風による毛玉、傷みや、しわの発生を
防止できる。
【0047】このように本実施例によれば、「毛布ふと
ん乾燥コース」の乾燥行程にて、乾燥用送風機15とヒ
ータ16を駆動し温風を内槽4内に送風しながら、内槽
4を第1の所定時間T1の間回転させた後、回転翼6を
第2の所定時間T2の間、駆動する動作をくり返すこと
で、乾燥途中で毛布、ふとんなど大物の上下位置を入れ
換えることができ、一定の場所に温風があたることを防
ぎ、乾燥むらを低減できるとともに、全体に温風をあて
ることで乾燥時間を短縮することができる。
【0048】(実施例4)図2に示す制御手段29は、
入力設定手段31により「毛布ふとん乾燥コース」を設
定し、乾燥行程を制御するとき、乾燥行程にて乾燥用送
風機15とヒータ16を駆動し、内槽4内に温風を送風
しながらモータ8により内槽4を第1の所定時間T1の
間駆動して、一旦停止した後、回転翼6を第2の所定時
間T2の間、反転駆動して洗濯物の位置を入れ換えてか
ら、内槽4を駆動する行程を繰り返すようにしている。
【0049】このとき、温度検知手段38により検知し
た温風温度の変化により、内槽4内の洗濯物の乾燥度合
いを検知するようにし、回転翼6を第2の所定時間T2
の間、反転駆動する際に、内槽4内の洗濯物の乾燥度合
いを検知して、乾燥行程を前半と後半あるいは複数の行
程に分け、回転翼6の回転数および回転時間と駆動回数
について、略前半より略後半の方が回転数を低く、回転
時間を短く、駆動回数を少なくしている。他の構成は上
記実施例3と同じである。
【0050】上記構成において入力設定手段31により
「毛布ふとん乾燥コース」を設定している場合の乾燥行
程の動作について、図6から図8を参照しながら説明す
る。なお、他の動作は上記実施例3の動作と同じである
ので説明を省略する。
【0051】乾燥行程において、制御手段29は、温度
検知手段38の出力結果に応じてヒータ16を入切し、
略70℃になるように調整された温風を、送風機15と
ヒータ16とで構成した温風送風手段により内槽4内に
送風しながら、内槽4を第1の所定時間T1の間駆動し
て一旦停止した後、クラッチ9によりモータ8の動力を
洗濯軸を介して回転翼6に伝達し、回転翼6を第2の所
定時間T2の間駆動し、再度内槽4を回転する行程を繰
り返すようにする。
【0052】乾燥途中での回転翼6の撹拌により、洗濯
物が回転翼6の撹拌用突出部11に引っかかり、中心部
へ引き込まれる。また内槽4の中心下層部の洗濯物は、
引き込まれた洗濯物により、内槽4の上層部へ押し上げ
られる。このようにして毛布、ふとんなど大物でも、内
槽4内で上下位置を入れ換えることができる。
【0053】さらに、制御手段29は、乾燥検知手段に
より検知した内槽4内の洗濯物の乾燥度合いに応じて、
乾燥行程を前半と後半あるいは複数の行程に分け、回転
翼6の回転数および回転時間と駆動回数について、略前
半より略後半の方が、図6に示すように、回転数を低
く、図7に示すように、所定時間T3を短くして回転時
間を短く、また、図8に示すように、所定時間T4を短
くして駆動回数を少なくする。
【0054】このように本実施例によれば、「毛布ふと
ん乾燥コース」の乾燥行程にて、乾燥検知手段38によ
り検知した内槽4内の洗濯物の乾燥度合いに応じて、乾
燥行程を前半と後半あるいは複数の行程に分け、前半の
洗濯物が濡れて重い状態のときは、回転翼6を強くまた
は回数を多く回転させて、洗濯物の上下位置を入れ換わ
りやすくし、全体に温風をあてることで、さらに乾燥時
間を短縮できる。また乾燥行程後半の洗濯物が乾燥して
軽くなる程、回転翼6を弱くまたは少なく回転すること
で、回転翼の撹拌による洗濯物表面の毛玉や傷みの発生
を低減することができる。
【0055】(実施例5)図2に示す制御手段29は、
入力設定手段31により「毛布ふとん乾燥コース」を設
定し、乾燥行程を制御するとき、乾燥行程にて乾燥用送
風機15とヒータ16を駆動し、内槽4内に温風を送風
しながらモータ8により内槽4を所定の回転数(たとえ
ば、35r/min)で第3の所定時間T5の間駆動し
た後、回転数を上げて(たとえば、400r/mi
n)、第4の所定時間T6の間、内槽4を駆動する行程
を繰り返すようにしている。他の構成は上記実施例1、
3または4と同じである。
【0056】上記構成において入力設定手段31により
「毛布ふとん乾燥コース」を設定している場合の乾燥行
程の動作について、図9を参照しながら説明する。な
お、他の動作は上記実施例1の動作と同じであるので説
明を省略する。
【0057】乾燥行程において、制御手段29は、温度
検知手段38の出力結果に応じてヒータ16を入切し、
略70℃になるように調整された温風を、送風機15と
ヒータ16とで構成した温風送風手段により内槽4内に
送風しながら、内槽4を所定の回転数(35r/mi
n)で第3の所定時間T5の間駆動した後、回転数を上
げて(400r/min)、第4の所定時間T6の間駆
動し、再度回転数を下げて(35r/min)第3の所
定時間T5回転させる行程を、少なくとも1回以上繰り
返すようにする。
【0058】このように本実施例によれば、「毛布ふと
ん乾燥コース」の乾燥行程にて、乾燥用送風機15とヒ
ータ16を駆動し温風を内槽4内に送風しながら、内槽
4を所定の回転数(35r/min)で第3の所定時間
T5の間駆動した後、回転数を上げて(400r/mi
n)、第4の所定時間T6の間内槽4を駆動する行程を
繰り返す。
【0059】このとき、毛布、ふとんなど大物の洗濯物
は、内槽4の回転数を上げるほど内槽4の壁面へ張り付
き易くなり、内槽4の中央部分に空間ができて温風が通
りやすくなる。また、内槽4の回転数を下げるほど内槽
4の壁面と洗濯物の間に隙間ができ、温風が通りやすく
なる。この繰り返しにより、洗濯物全体に温風があたる
部分が増えて、撹拌による洗濯物表面の毛玉や傷みを生
じることなく、乾燥むらを低減できるとともに、乾燥時
間を短縮できる。
【0060】なお、本実施例では、上記実施例1を基に
動作を説明したが、上記実施例3および4における内槽
4の駆動時においても同様に行うことができる。
【0061】(実施例6)図2に示す制御手段29は、
入力設定手段31により「毛布ふとん乾燥コース」を設
定し、乾燥行程を制御するとき、乾燥行程にて乾燥用送
風機15とヒータ16を駆動し、内槽4内に略70℃の
温風を送風する際に、温度検知手段38により検知した
温風温度の変化により、内槽4内の洗濯物の乾燥度合い
を検知し、制御手段29は、乾燥行程を複数の行程に分
け、乾燥温度を前行程では高い温度(たとえば、略85
℃)に設定し、乾燥行程が進むとともに下げるようにし
ている。
【0062】また、「熱に弱い衣類の乾燥コース」につ
いても同様に、乾燥行程にて乾燥用送風機15とヒータ
16を駆動し、内槽4内に略60℃の温風を送風する際
に、制御手段は、乾燥行程を複数の行程に分け、乾燥温
度を前行程では高い温度(たとえば、略75℃)に設定
し、乾燥行程が進むとともに下げるようにしている。他
の構成は上記請求項1〜5と同じである。
【0063】上記構成において入力設定手段31により
「毛布ふとん乾燥コース」を設定している場合の乾燥行
程の動作について図10を参照しながら説明する。な
お、他の動作は上記実施例1の動作と同じであるので、
説明を省略する。
【0064】乾燥行程において、制御手段29は、温度
検知手段38の出力結果に応じてヒータ16を入切し、
略70℃になるように調整された温風を、送風機15と
ヒータ16とで構成した温風送風手段により内槽4内に
送風するとき、内槽4内の洗濯物の乾燥度合いを検知し
て、乾燥行程を複数の行程に分け、乾燥温度を前行程で
は高い温度(略85℃)に設定し、乾燥行程が進むとと
もに下げるようにヒータ16を入切し、温度を調整して
いる。このとき2種以上の入力(たとえば、300Wと
600W)のヒータを組み合わせて入切することで、よ
り目標温度に近い範囲で調整できる。
【0065】たとえば、乾燥行程を3行程に分けた場
合、図10に示すように、第1の行程では、温風温度が
85℃になるまでは600Wと300Wのヒータを同時
に入れ、時刻t1、t3で85℃を超えて87℃になると
600Wのみのヒータを入れ、時刻t2で85℃を下回
り83℃になると、再び600Wと300Wのヒータを
同時に入れる。
【0066】つづいて、第2の行程では、温風温度が7
0℃になるまでは600Wのヒータを入れ、時刻t4、
t6で70℃を超えて72℃になると600Wのヒータ
を切り300Wのヒータを入れ、時刻t5で70℃を下
回り68℃になると再び300Wのヒータを切り600
Wのヒータを入れる。
【0067】最後に、第3の行程では、温風温度が60
℃になるまでは600Wのヒータを入れ、時刻t7、t9
で60℃を超えて62℃になると600Wのヒータを切
り300Wのヒータを入れ、時刻t8で60℃を下回り
58℃になると300Wのヒータを切り600Wのヒー
タを入れる。
【0068】同様に、上記構成において入力設定手段3
1により「熱に弱い衣類の乾燥コース」を設定している
場合の乾燥行程の動作について図11を参照に説明す
る。なお、他の動作は上記実施例2の動作と同じである
ので、説明を省略する。
【0069】乾燥行程において、制御手段29は、温度
検知手段38の出力結果に応じてヒータ16を入切し、
略60℃になるように調整された温風を、送風機15と
ヒータ16とで構成した温風送風手段により内槽4内に
送風するとき、内槽4内の洗濯物の乾燥度合いを検知し
て、乾燥行程を複数の行程に分け、乾燥温度を前行程で
は高い温度(略75℃)に設定し、乾燥行程が進むとと
もに下げるようにヒータ16を入切し、温度を調整して
いる。このとき2種以上の入力(たとえば、300Wと
600W)のヒータを組み合わせて入切することで、よ
り目標温度に近い範囲で調整できる。
【0070】たとえば、乾燥行程を3行程に分けた場
合、図11に示すように、第1の行程では、温風温度が
75℃になるまでは600Wのヒータを入れ、時刻t1
1、t13で75℃を超えて77℃になると600Wのヒ
ータを切り300Wのヒータを入れ、時刻t12で75℃
を下回り73℃になると、再び300Wのヒータを切り
600Wのヒータを入れる。
【0071】つづいて、第2の行程では温風温度が60
℃になるまでは600Wのヒータを入れ、時刻t14、t
16で60℃を超えて62℃になると600Wのヒータを
切り300Wのヒータを入れ、時刻t15で60℃を下回
り58℃になると再び300Wのヒータを切り600W
のヒータを入れる。
【0072】最後に、第3の行程では温風温度が50℃
になるまでは300Wのヒータを入れ、時刻t17、t19
で50℃を超えて52℃になると300Wのヒータを切
り、時刻t18で50℃を下回り48℃になると300W
のヒータを入れる。
【0073】このように本実施例によれば、「毛布ふと
ん乾燥コース」の乾燥行程にて、内槽4内に略70℃の
温風を送風する際に、内槽4内の洗濯物の乾燥度合いを
検知して、乾燥行程を複数の行程に分け、乾燥温度を前
行程では高い温度(たとえば、略85℃)に設定し、乾
燥行程が進むとともに下げるようにすることで、乾燥前
半で洗濯物が濡れている状態のときには温度があがりに
くいため、ヒータ16の入力を増やし内槽4内の乾燥温
度を上げることで乾燥時間を短縮できる。逆に、乾燥後
半は洗濯物が乾き温度が上がりやすいため、乾燥温度を
下げることで高温による傷みや縮みを低減できる。
【0074】また、「熱に弱い衣類の乾燥コース」の乾
燥行程にて内槽4内に略60℃の温風を送風する際に、
乾燥検知手段38により内槽4内の洗濯物の乾燥度合い
を検知して、乾燥行程を複数の行程に分け、乾燥温度を
前行程では高い温度(たとえば、略75℃)に設定し、
乾燥行程が進むとともに下げるようにすることで、同じ
効果が得られる。
【0075】(実施例7)図2に示す制御手段29は、
布量検知手段35により検知した洗濯物の量に応じて、
内槽4の駆動回数または乾燥時間を変えるようにしてい
る。他の構成は上記実施例1〜6と同じである。
【0076】上記構成において動作を説明する。制御手
段29は、布量検知手段35により検知した洗濯物の投
入量の多少に応じて、内槽4の駆動回数または乾燥時間
を変える。すなわち、洗濯物の量が少ない場合は、内槽
4の駆動回数を少なく、乾燥時間を短く設定し、洗濯物
の量が多い場合には、内槽4の駆動回数を多く、乾燥時
間を長く設定する。
【0077】このように本実施例によれば、洗濯物の量
が少ない場合には、内槽4の駆動回数を少なく、乾燥時
間を短く設定することで、過乾燥による洗濯物の縮みや
傷み、しわの発生を低減することができる。また、洗濯
物の量が多い場合には、内槽4の駆動回数を多く乾燥時
間を長く設定することで、温風が洗濯物全体にあたりや
すくして乾燥むらを低減するとともに、未乾燥になるの
を低減できる。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転
中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持
し洗濯物を収容する内槽と、前記内槽の内底部に回転自
在に設けた回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する
駆動手段と、前記内槽内に送風する送風手段と、前記送
風手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、前
記内槽内に送風される空気の温度を検知する温度検知手
段と、前記駆動手段、送風手段、加熱手段などの動作を
制御し洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を制御する制
御手段とを備え、前記制御手段は、毛布ふとん乾燥コー
スの乾燥行程にて、前記送風手段を駆動し前記温度検知
手段の出力により加熱手段を制御して、前記内槽内に略
70℃前後の温風を送風しながら、前記内槽を駆動する
ようにしたから、撹拌による摩擦や高温の温風で毛玉、
傷みや、しわを生じやすくて乾燥できなかった毛布、ふ
とん類を、温風の温度を適温に制御することで、乾燥を
可能にすることができる。
【0079】請求項2に記載の発明によれば、筐体内に
弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有
し前記外槽内に回転自在に支持し洗濯物を収容する内槽
と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前
記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内
に送風する送風手段と、前記送風手段により送風される
空気を加熱する加熱手段と、前記内槽内に送風される空
気の温度を検知する温度検知手段と、前記駆動手段、送
風手段、加熱手段などの動作を制御し洗い、すすぎ、脱
水、乾燥の各行程を制御する制御手段とを備え、前記制
御手段は、熱に弱い衣類の乾燥コースの乾燥行程にて、
前記送風手段を駆動し前記温度検知手段の出力により加
熱手段を制御して、前記内槽内に略60℃前後の温風を
送風しながら、前記内槽を駆動するようにしたから、撹
拌による摩擦や高温の温風で毛玉、傷みや、縮み、しわ
を生じやすくて乾燥できなかったウールなど熱に弱い衣
類を、温風の温度を適温に制御することで、乾燥を可能
にすることができる。
【0080】請求項3に記載の発明によれば、制御手段
は、乾燥行程にて、内槽を所定時間駆動して一旦停止し
た後、回転翼を所定時間反転駆動して洗濯物の位置を入
れ換えてから、前記内槽を駆動する行程を繰り返すよう
にしたから、毛布、ふとんなど大物を乾燥する場合、乾
燥途中で洗濯物の上下位置を入れ換えることで、一定の
場所に温風があたることを防ぎ、乾燥むらを低減できる
とともに、全体に温風があたりやすくなり、乾燥時間を
短縮することができる。
【0081】請求項4に記載の発明によれば、内槽内の
洗濯物の乾燥度合いを検知する乾燥検知手段を備え、制
御手段は、乾燥行程を前半と後半あるいは複数の行程に
分け、回転翼の回転数および回転時間と駆動回数につい
て、略前半より略後半の方が回転数を低く、回転時間を
短く、駆動回数を少なくしたから、乾燥行程前半の洗濯
物が濡れて重い状態のときは、回転翼を強くまたは回数
を多く回転させて、洗濯物の上下位置を入れ換わりやす
くし、全体に温風をあたりやすくすることで、さらに乾
燥時間を短縮できる。また、乾燥行程の後半に洗濯物が
乾燥して軽くなる程、回転翼を弱くまたは少なく回転す
ることで、回転翼の撹拌による洗濯物の表面の毛玉や傷
みの発生を低減することができる。
【0082】請求項5に記載の発明によれば、制御手段
は、内槽を所定時間駆動した後、回転数を上げて前記内
槽の駆動をする行程を繰り返すようにしたから、毛布、
ふとんなど大物の洗濯物は、内槽の回転数を上げるほど
内槽壁面へ張り付き易くなり、内槽の中央部分に空間が
でき、温風が通りやすくなる。また、内槽の回転数を下
げるほど内槽壁面と洗濯物の間に温風が通りやすくな
る。この行程を繰り返すことで、洗濯物全体に温風があ
たる部分が増えて、撹拌による洗濯物表面の毛玉や傷み
を生じることなく、乾燥むらを低減できるとともに、乾
燥時間を短縮することができる。
【0083】請求項6に記載の発明によれば、制御手段
は、乾燥行程を複数の行程に分け、乾燥温度を前行程で
は高い温度に設定し、乾燥行程が進むとともに下げるよ
うにしたから、乾燥行程の前半で洗濯物が濡れている状
態のときには温度があがりにくいため、加熱手段の入力
を増やして内槽内の乾燥温度を上げることで乾燥時間を
短縮でき、逆に、乾燥行程の後半では洗濯物が乾き温度
が上がりやすいため、乾燥温度を下げることで高温によ
る傷みや縮みを低減することができる。
【0084】請求項7に記載の発明によれば、内槽内の
洗濯物の量を検知する布量検知手段を備え、制御手段
は、検知した洗濯物の量に応じて、内槽の駆動回数また
は乾燥時間を変えるようにしたから、洗濯物の量が少な
い場合には、内槽の駆動回数を少なく、乾燥時間を短く
設定することで、過乾燥による洗濯物の縮みや傷み、し
わの発生を低減することができる。また、洗濯物の量が
多い場合には、内槽の駆動回数を多く、乾燥時間を長く
設定することで、温風が洗濯物全体にあたりやすくして
乾燥むらを低減するとともに、未乾燥になるのを低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機の断面図
【図2】同洗濯乾燥機のブロック回路図
【図3】同洗濯乾燥機の乾燥行程での要部動作タイムチ
ャート
【図4】本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の乾燥行程
での要部動作タイムチャート
【図5】本発明の第3の実施例の洗濯乾燥機の乾燥行程
での要部動作タイムチャート
【図6】本発明の第4の実施例の洗濯乾燥機の乾燥行程
での要部動作タイムチャート
【図7】同洗濯乾燥機の他の例の乾燥行程での要部動作
タイムチャート
【図8】同洗濯乾燥機の他の例の乾燥行程での要部動作
タイムチャート
【図9】本発明の第5の実施例の洗濯乾燥機の乾燥行程
での要部動作タイムチャート
【図10】本発明の第6の実施例の洗濯乾燥機の乾燥行
程での要部動作タイムチャート
【図11】同洗濯乾燥機の他の例の乾燥行程での要部動
作タイムチャート
【図12】従来の洗濯乾燥機の断面図
【符号の説明】 1 筐体 3 外槽 4 内槽 6 回転翼 8 モータ(駆動手段) 15 乾燥用送風機(送風手段) 16 ヒータ(加熱手段) 29 制御手段 38 温度検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田原 己紀夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松岡 真二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA16 BA08 CB52 KA02 KA19 KA27 KA29 KB27 LA11 LA16 LB02 LB18 LB28 LC02 LC03 LC28 MA01 MA07 MA08 MA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転
    中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持
    し洗濯物を収容する内槽と、前記内槽の内底部に回転自
    在に設けた回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する
    駆動手段と、前記内槽内に送風する送風手段と、前記送
    風手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、前
    記内槽内に送風される空気の温度を検知する温度検知手
    段と、前記駆動手段、送風手段、加熱手段などの動作を
    制御し洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を制御する制
    御手段とを備え、前記制御手段は、毛布ふとん乾燥コー
    スの乾燥行程にて、前記送風手段を駆動し前記温度検知
    手段の出力により加熱手段を制御して、前記内槽内に略
    70℃前後の温風を送風しながら、前記内槽を駆動する
    ようにした洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転
    中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持
    し洗濯物を収容する内槽と、前記内槽の内底部に回転自
    在に設けた回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する
    駆動手段と、前記内槽内に送風する送風手段と、前記送
    風手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、前
    記内槽内に送風される空気の温度を検知する温度検知手
    段と、前記駆動手段、送風手段、加熱手段などの動作を
    制御し洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程を制御する制
    御手段とを備え、前記制御手段は、熱に弱い衣類の乾燥
    コースの乾燥行程にて、前記送風手段を駆動し前記温度
    検知手段の出力により加熱手段を制御して、前記内槽内
    に略60℃前後の温風を送風しながら、前記内槽を駆動
    するようにした洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、乾燥行程にて、内槽を所定
    時間駆動して一旦停止した後、回転翼を所定時間反転駆
    動して洗濯物の位置を入れ換えてから、前記内槽を駆動
    する行程を繰り返すようにした請求項1または2記載の
    洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 内槽内の洗濯物の乾燥度合いを検知する
    乾燥検知手段を備え、制御手段は、乾燥行程を前半と後
    半あるいは複数の行程に分け、回転翼の回転数および回
    転時間と駆動回数について、略前半より略後半の方が回
    転数を低く、回転時間を短く、駆動回数を少なくした請
    求項3記載の洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、内槽を所定時間駆動した
    後、回転数を上げて前記内槽の駆動をする行程を繰り返
    すようにした請求項1、3、4のいずれか1項に記載の
    洗濯乾燥機。
  6. 【請求項6】 制御手段は、乾燥行程を複数の行程に分
    け、乾燥温度を前行程では高い温度に設定し、乾燥行程
    が進むとともに下げるようにした請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の洗濯乾燥機。
  7. 【請求項7】 内槽内の洗濯物の量を検知する布量検知
    手段を備え、制御手段は、検知した洗濯物の量に応じ
    て、内槽の駆動回数または乾燥時間を変えるようにした
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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