JP4423788B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内槽内に温風を送風して洗濯物を乾燥させる行程を有し、洗濯から乾燥までを一貫して実施できる洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
新しい洗濯乾燥機として、発明者らは、図7に示す構成の洗濯乾燥機を提案している。以下、その構成について説明する。
【0003】
図7に示すように、筐体1は、外槽2をサスペンション機構3により懸垂防振支持している。外槽2の下方にはモータ4を設け、中空で二軸構造となった洗濯・脱水軸5、および洗濯または脱水時によって回転力の伝達を洗濯・脱水軸5に切り換えるクラッチ6を介して、外槽2の内部に回転自在に設けた内槽7に連結している。
【0004】
内槽7の上方に流体バランサー8を設け、内槽7の内底部に回転翼9を回転自在に設けている。排水弁10は、外槽2内の水を排水するものである。温風送風機11は、乾燥のために内槽7内に温風を送風するもので、筐体1の略上方に設けている。ヒータ12は、温風送風機11により送風される空気を加熱する。冷却用送風機13は、筐体1の側壁に設け、外部から筐体1内部に冷風を導入するものである。
【0005】
外槽2の上面は外槽カバー14により覆い、外槽カバー14の略中心部に開閉自在の中蓋15を設けている。吐出口16は外槽カバー14に設け、温風送風機11により送風される温風を吐出する。この吐出口16とヒータ12に連結した温風循環経路17の端部とを伸縮自在の上部蛇腹ホース18で連結している。外槽2の下部に温風出口19を設け、この温風出口19と温風循環経路17とを切換弁20を介して、伸縮自在の下部蛇腹ホース21で連結している。22は、除湿水を排水する排水口である。内槽7内には、投入された衣類23が入っている。
【0006】
温風送風機11による循環風は、ヒータ12を通り上部蛇腹ホース18、吐出口16、内槽7内部、内槽7の周辺の***(図示せず)、回転翼9の小孔(同じく図示せず)、外槽2の下部、外槽2の下部に設けた下部蛇腹ホース21、切換弁20、温風循環経路17を通り、再び、温風送風機11へと循環する通路を循環する。
【0007】
上記構成において動作を説明する。洗濯・すすぎ行程では、排水弁10、切換弁22を閉じた状態で、内槽7に衣類23と洗剤を投入し、水または湯を給水し、伝達機構部のクラッチ6を洗濯側に設定して、モータ4の動力を洗濯・脱水軸5を介して回転翼9に伝達し、回転翼9が回転することで、衣類23が水中で撹拌されて洗濯・すすぎされる。
【0008】
脱水行程では、洗濯行程またはすすぎ行程を終了し、内槽7内の水を排水弁10を開いて排水した後、伝達機構部のクラッチ6を脱水側に切り換えて、モータ4の動力を洗濯・脱水軸5を介して内槽7に伝達して回転させ、衣類23に遠心力を与えることにより、水分を衣類23から分離し、排水弁10を通過して外部へ排水する。
【0009】
乾燥行程では、まず、切換弁20を開いた上、回転翼9をゆっくり正逆に回転させることにより、脱水時の遠心力により内槽7の内壁に張り付いた衣類23を引き剥がした後、回転翼9を瞬間的に正逆の方向に強力に回転させて、衣類23を内槽7内で上方に放り上げるようにして撹拌したり、内槽7を回転させたりする。
【0010】
同時に、温風送風機11により、ヒータ12を通過させて加熱した温風を、上部蛇腹ホース18、吐出口16を経由して、内槽7内部へ送り込む。この温風は、内槽7内にて衣類23を暖めてその水分をとり、外槽2および下部蛇腹ホース21、温風循環経路17を通過する際に、冷却用送風機13による外部からの送風にて冷却されるので、水分は結露して除湿されて、排水口22から排水され、室内を湿らせることなく乾燥が進む。その後、循環風は再び温風送風機11に戻り、この行程が繰り返される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、乾燥行程において、ヒータ12は、オン−オフにより設定温度に基づく温度調整はされるものの、基本的に全加熱出力で動作していた。衣類が湿っている場合は、この全加熱出力により乾燥は促進されるが、乾燥が進んだ状態では、投入熱量が多すぎて衣類に当たる熱量が多いことから、しわ等が定着されるという問題を持っていた。
【0012】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、乾燥開始当初は全加熱出力の熱量で加熱した温風により、衣類に当たる熱量を多くしてはやく乾燥し、乾燥途中からは加熱出力を小さくして衣類に当たる熱量を少なくし、乾燥の進み具合を緩やかにしてしわの定着をなくし、衣類の乾燥仕上がりをよくすることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、筐体内部に弾性的に吊支した外槽内に、回転中心軸を略鉛直方向に有する内槽を回転自在に支持し、内槽の内底部に回転翼を回転自在に設け、内槽または回転翼を駆動手段により駆動し、加熱手段により加熱した温風を温風送風手段により内槽内に送風し、制御手段により駆動手段、温風送風手段、加熱手段などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するよう構成し、加熱手段は加熱出力を複数段に切り換え可能にし、制御手段は、乾燥行程において、乾燥開始当初は加熱手段を強とするとともに回転翼の正逆反転と内槽の回転とを交互に行い、乾燥途中から加熱手段を弱へ変化させるとともに前記回転翼の正逆反転を行い前記内槽の回転を停止するように構成したものである。
【0014】
これにより、乾燥開始当初は全加熱出力の熱量で加熱した温風により、衣類に当たる熱量を多くしてはやく乾燥することができ、乾燥途中からは加熱出力を小さくして衣類に当たる熱量を少なくし、乾燥の進み具合を緩やかにすることができ、しわの定着がなくなり、衣類の乾燥仕上がりをよくすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持する内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に温風を送風する温風送風手段と、前記温風送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、前記駆動手段、温風送風手段、加熱手段などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記加熱手段は加熱出力を複数段に切り換え可能にし、前記制御手段は、乾燥行程において、乾燥開始当初は前記加熱手段を強とするとともに前記回転翼の正逆反転と前記内槽の回転とを交互に行い、乾燥途中から前記加熱手段を弱へ変化させるとともに前記回転翼の正逆反転を行い前記内槽の回転を停止するように構成しものであり、乾燥開始当初は全加熱出力の熱量で加熱した温風により、衣類に当たる熱量を多くしてはやく乾燥することができ、乾燥途中からは加熱出力を小さくして衣類に当たる熱量を少なくし、乾燥の進み具合を緩やかにすることができ、しわの定着がなくなり、衣類の乾燥仕上がりをよくすることができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、制御手段は、乾燥行程において、内槽内の衣類の量に応じて予め定めた所定時間経過後に、加熱手段を強から弱へ切り換えるよう構成したものであり、内槽内に投入した衣類の量に応じて、最適な所定時間を経過した後に、加熱手段に加熱出力を強から弱へ切り換えるので、乾燥開始当初は強の加熱出力の熱量で加熱した温風により、衣類に当たる熱量を多くしてはやく乾燥することができ、途中からは弱の加熱出力として衣類に当たる熱量を少なくして、乾燥の進み具合を穏やかにすることができ、しわの定着がなくなり、衣類の乾燥仕上がりをよくすることができる。
【0017】
請求項に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、制御手段は、乾燥行程において、内槽内の衣類の乾燥度に応じて、加熱手段を強から弱へと切り換えるよう構成したものであり、内槽内の衣類の乾燥度に応じて、加熱手段を強から弱へと切り換えるので、乾燥開始当初は強の加熱出力の熱量で加熱した温風により、衣類に当たる熱量を多くしてはやく乾燥することができ、途中からは弱の加熱出力として衣類に当たる熱量を少なくして、乾燥の進み具合を穏やかにすることができ、しわの定着がなくなり、衣類の乾燥仕上がりをよくすることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
(実施例1)
図1に示すように、筐体24は、外槽25を複数のサスペンション機構26により懸垂防振支持している。外槽24の下方にモータ(駆動手段)27を設け、中空で二軸構造となった洗濯・脱水軸28、および洗濯または脱水時によって回転力の伝達を洗濯・脱水軸28に切り換えるクラッチ29を介して、外槽24の内部に、回転中心軸を略鉛直方向に有し、回転自在に設けた内槽30に連結している。
【0020】
内槽30の上方に流体バランサー31を設けており、内槽30の内底部に回転翼32を回転自在に設け、この回転翼32の上面には撹拌ブレード33を設けるとともに、表面から裏面に貫通する小孔34を多数設けている。温風送風機(温風送風手段)35は、内槽30内に乾燥のために温風を送風するもので、筐体24の略上方に設けている。
【0021】
ヒータ(加熱手段)36は、その加熱出力を強から弱に向けて4段階に切り換え可能に構成しており、温風送風機35により送風する空気を加熱出力を変化させて加熱できるよう構成している。冷却用送風機(冷却送風手段)37は、筐体24の側壁に設け、外部から筐体24の内部に冷風を導入するものである。
【0022】
外槽25の上面に外槽カバー38を設け、この外槽カバー38の略中心部に開閉自在の中蓋39を設けている。外槽カバー38に吐出口40を設け、温風送風機35により送風される温風(循環風)を吐出するようにしている。吐出口40とヒータ36につづく温風循環経路41の開口部42とは、略相対した位置関係に設け、これら開口部42と吐出口40とを略垂直方向に伸縮自在の蛇腹ホース43により連結している。
【0023】
外槽25の下部に温風、洗濯水、除湿水などの出口46を設け、この出口46と温風循環経路41とを伸縮自在の下部蛇腹ホース47を介して連結している。温風循環経路41の下部には、排水弁48を介して排水口49を設けている。内槽30内には、投入された衣類50が入っている。
【0024】
給水弁51は内槽30内に給水するものであり、吸気弁52は乾燥行程の途中で開いて、吸気口53より内槽30内に外気を導入するものである。温度センサ54は外槽25の内壁の温度を検知するものである。
【0025】
温風送風機35により循環する温風(循環風)は、ヒータ36を通り、蛇腹ホース43、吐出口40、内槽30内部、内槽30の周辺の***(図示せず)、回転翼32の小孔34、外槽25の下部、外槽25の下部に設けた下部蛇腹ホース47、温風循環経路41を通り、再び、温風送風機35へと循環する。
【0026】
制御部(制御手段)55は、マイクロコンピュータを具備しており、操作表示部56を接続し、操作表示部56により設定された内容に基づいて、モータ27、温風送風機35、ヒータ36、冷却用送風機37、排水弁48、給水弁51、吸気弁52などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するとともに、乾燥行程において、乾燥開始当初は、ヒータ36を1000W(強)とし、図2に示すように、乾燥途中から時間経過にともなって4段階で400Wまで変化させるよう構成している。
【0027】
上記構成において動作を説明する。洗濯、すすぎ行程では、内槽30内に衣類50と洗剤を投入し、操作表示部56により設定された内容に基づいて、制御部55は、排水弁48を閉じた状態で、給水弁51より水または湯を給水し、伝達機構部のクラッチ29の切り換えにより、モータ27の動力を洗濯・脱水軸28を介して、内槽30または回転翼32に伝達し、内槽30または回転翼32が回転することで、衣類50に洗剤を含む水分を通過させたり、衣類50を洗剤を含む水中で撹拌されて洗濯、すすぎされる。
【0028】
脱水行程では、洗濯、すすぎ行程終了後、制御部55は、排水弁48を開いて内槽30内の水を排水口49から外部へ排水した後、伝達機構部のクラッチ29を脱水側に切り換えて、モータ27の動力を洗濯・脱水軸28を介し内槽30に伝達して徐々に回転を上げて、衣類50に遠心力を与えることにより、水分を衣類50から分離し、排水弁48、排水口49を通過させて外部へ排水する。
【0029】
乾燥行程では、制御部55は、まず、排水弁48を閉じた上、回転翼32をゆっくり正逆に回転させることにより、脱水行程における内槽30の回転による遠心力で内槽30の内壁に張り付いた衣類50を引き剥がした後、内槽30を回転させたり、回転翼32を正逆に回転させたりしつつ、温風送風機35とヒータ36により内槽30内に温風を送って衣類50に当てる。
【0030】
温風は、吐出口40、内槽30内部にある衣類50の表面をなぞって、回転翼32の小孔34を通過したり、また、内槽30の内壁に設けた小孔(図示せず)を通過して外槽25と内槽30の隙間へ流れ、その後、外槽25下部の出口46へと移る。
【0031】
この内槽30内の通過時、衣類50に含まれる水分を取って温風循環路41へと流れ込み、ここで冷却送風機37による外部の空気によって冷やされて除湿される。除湿された水分は、温風循環路41の下部に集まり、排水弁48が開かれたときに排水口49から外部へ排水される。なお、上記乾燥行程には、温風送風機35の吸気側に設けている吸気弁52を開けて、吸気口53から外気を内槽30内部に導入する。
【0032】
そして、乾燥行程の途中からは、図2に示すように、ヒータ36の加熱出力を段階的に低下していくので、それに従って、温風の温度も徐々に下がっていくことになる。乾燥の終了は、別に設ける乾燥終了検知手段(図示せず)、たとえば、ヒータ36の温風出口付近の温度と、外槽25の下部出口46付近の温度との比較によって検知する。
【0033】
ここで、衣類50の種類や、量によっては、ヒータ36の加熱出力の低下の途中の段階で乾いてしまうこともあるし、一番低い加熱出力まで低下して乾燥が終了することもある。このようにして乾燥は進行し、終了に至る。
【0034】
このように本実施例によれば、乾燥行程において、乾燥開始当初はヒータ36を強とし、乾燥途中から弱へ段階的に変化させるよう構成しているので、循環する温風温度が下がるため、乾燥が進行するにつれて、内槽30や回転翼32の回転によって衣類50にしわが定着されなくて乾燥が促進され、乾燥終了時の衣類50は、しわが少なく、乾燥仕上がりをよくすることができる。
【0035】
(実施例2)
図1に示す制御部55は、図3に示すように、乾燥行程の途中で、強弱2段の構成としたヒータ36を1000W(強)から600W(弱)へと切り換えるとともに、撹拌翼32を正逆反転を繰り返す撹拌動作を行うよう構成している。すなわち、ヒータ36の加熱出力が1000Wのときは、内槽30の回転と回転翼32の正逆回転とを交互に行っているが、ヒータ36の加熱出力が600Wに切り換わるとともに、回転翼32の正逆回転動作のみとなるようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0036】
上記構成において動作を説明する。なお、洗濯行程から脱水行程までの動作と、乾燥行程の基本的な動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0037】
乾燥行程において、乾燥開始当初は、ヒータ36の加熱出力は1000Wとし、内槽30の回転と回転翼32の正逆回転とを交互に行うが、ある程度時間を経て乾燥が進んだ段階で、ヒータ36の加熱出力を600Wに低下させるとともに、回転翼32の正逆回転動作のみとする。
【0038】
これにより、乾燥開始当初で、乾燥があまり進んでいない間は、ヒータ36の加熱出力を1000Wとし、高い熱量で加熱した温風により、衣類に当たる熱量を多くしてはやく乾燥することができ、また、内槽30の回転と回転翼32の正逆回転とを交互に行うことで、回転翼32の回転を少なくしてしわにならないようにでき、時間が経過して乾燥がある程度進んだ後は、ヒータ36を600Wに低下させて弱い加熱出力として衣類に当たる熱量を少なくして、しわは定着しにくい状態にして、回転翼32の正逆回転のみの動作で、ヒータ36の加熱出力は弱いものの撹拌を頻繁にすることで、乾燥の進み具合を穏やかにすることができ、しわの定着がなくなり、衣類50の乾燥仕上がりをよくすることができる。
【0039】
(実施例3)
図1に示す制御部55は、乾燥行程において、内槽30内の衣類の量に応じて予め定めた、図4に示す所定時間T経過後に、図5に示すように、ヒータ36を1000W(強)から600W(弱)へ切り換えるよう構成している。他の構成は上記実施例2と同じである。
【0040】
上記構成において動作を説明する。なお、洗濯行程から脱水行程までの動作と、乾燥行程の基本的な動作は上記実施例2の動作と同じであるので説明を省略する。
【0041】
乾燥行程において、ヒータ36の加熱出力は、当初は1000Wで推移しているが、このときの内槽30内に投入した衣類50の量に応じて予め定めた所定時間T(本実施例ではT1)経過後に、600Wに低下させる。
【0042】
これにより、乾燥当初の衣類50の量に応じて予め定めた所定時間Tまでの乾燥があまり進んでいない間は、ヒータ36の加熱出力を1000Wとし、高い熱量で加熱した温風により、衣類に当たる熱量を多くしてはやく乾燥することができ、また、内槽30の回転と回転翼32の正逆回転とを交互に行うことで、回転翼32の回転を少なくしてしわにならないようにできる。
【0043】
所定時間Tが経過し、乾燥がある程度進んだ後は、ヒータ36を600Wに低下させて弱い加熱出力として衣類に当たる熱量を少なくして、しわは定着しにくい状態にして、回転翼32の正逆回転のみの動作で、ヒータ36の加熱出力は弱いものの撹拌を頻繁にすることで、乾燥の進み具合を穏やかにすることができ、しわの定着がなくなり、衣類50の乾燥仕上がりをよくすることができる。
【0044】
(実施例4)
図1に示す制御部55は、乾燥行程において、図6に示すように、内槽30内の衣類の乾燥度ηに応じて、ヒータ36の加熱出力を1000W(強)から600W(弱)へと切り換えるよう構成している。他の構成は上記実施例2と同じである。
【0045】
上記構成において動作を説明する。なお、洗濯行程から脱水行程までの動作と、乾燥行程の基本的な動作は上記実施例2の動作と同じであるので説明を省略する。
【0046】
乾燥行程において、ヒータ36の加熱出力は、当初は1000Wで推移しているが、内槽30内に投入した衣類50の乾燥度ηが所定値に達したとき、600Wに低下させる。
【0047】
これにより、乾燥開始当初の間は、乾燥があまり進んでいないので、ヒータ36の加熱出力を1000Wとし、高い熱量で加熱した温風により、衣類に当たる熱量を多くしてはやく乾燥することができ、また、内槽30の回転と回転翼32の正逆回転とを交互に行うことで、回転翼32の回転を少なくしてしわにならないようにできる。
【0048】
内槽30内の上下2点に配置した温度検知部(図示せず)の変化により、内槽30内に投入した衣類50の乾燥度ηが所定値に達したのを検知すると、ヒータ36の加熱出力を600Wに低下させて、弱い加熱出力として衣類に当たる熱量を少なくして、しわは定着しにくい状態にして、回転翼32の正逆回転のみの動作で、ヒータ36の加熱出力は弱いものの撹拌を頻繁にすることで、乾燥の進み具合を穏やかにすることができ、しわの定着がなくなり、衣類50の乾燥仕上がりをよくすることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持する内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に温風を送風する温風送風手段と、前記温風送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、前記駆動手段、温風送風手段、加熱手段などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記加熱手段は加熱出力を複数段に切り換え可能にし、前記制御手段は、乾燥行程において、乾燥開始当初は前記加熱手段を強とするとともに前記回転翼の正逆反転と前記内槽の回転とを交互に行い、乾燥途中から前記加熱手段を弱へ変化させるとともに前記回転翼の正逆反転を行い前記内槽の回転を停止するように構成したから、乾燥開始当初で、乾燥があまり進んでいない間は、加熱手段の加熱出力を強とし、高い熱量で加熱した温風により、衣類に当たる熱量を多くして投入衣類より水分を取り去りはやく乾燥することができ、また、内槽の回転と回転翼正逆回転とを交互に行うことで、回転翼の回転を少なくしてしわにならないようにでき、時間が経過して乾燥がある程度進んだ後は、加熱手段を弱に変化させて弱い加熱出力とし、衣類に当たる熱量を少なくしてしわが定着しにくい状態にし、回転翼の正逆回転のみの動作で、加熱手段の加熱出力は弱いものの撹拌を頻繁にすることで、乾燥の進み具合を穏やかにすることができ、しわの定着がなくなり、衣類の乾燥仕上がりをよくすることができる。
【0050】
また、請求項に記載の発明によれば、制御手段は、乾燥行程において、内槽内の衣類の量に応じて予め定めた所定時間経過後に、加熱手段を強から弱へ切り換えるよう構成したから、内槽内に投入した衣類の量に応じて、衣類の量の多いときは長い時間後に、少ないときは短い時間後に、加熱手段に加熱出力を強から弱へ切り換えるので、乾燥開始当初は強の加熱出力の熱量で加熱した温風により、衣類に当たる熱量を多くしてはやく乾燥することができ、途中からは弱の加熱出力として衣類に当たる熱量を少なくして、乾燥の進み具合を穏やかにすることができ、しわの定着がなくなり、衣類の乾燥仕上がりをよくすることができる。
【0051】
また、請求項に記載の発明によれば、制御手段は、乾燥行程において、内槽内の衣類の乾燥度に応じて、加熱手段を強から弱へと切り換えるよう構成したから、内槽内の衣類の乾燥度に応じて、加熱手段を強から弱へと切り換えるので、乾燥開始当初は強の加熱出力の熱量で加熱した温風により、衣類に当たる熱量を多くしてはやく乾燥することができ、しわが定着しやすくなった段階では、加熱出力を弱めて緩やかな乾燥に移行して、乾燥終了時における衣類の乾燥仕上がりをよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の洗濯乾燥機の断面図
【図2】 同洗濯乾燥機の要部動作タイムチャート
【図3】 本発明の第2の実施例の洗濯乾燥機の要部動作タイムチャート
【図4】 本発明の第3の実施例の洗濯乾燥機の衣類の量と加熱出力を切り換えるまでの時間の関係を示す図
【図5】 同洗濯乾燥機の要部動作タイムチャート
【図6】 本発明の第4の実施例の洗濯乾燥機の要部動作タイムチャート
【図7】 従来の洗濯乾燥機の断面図
【符号の説明】
24 筐体
25 外槽
27 モータ(駆動手段)
30 内槽
32 回転翼
35 温風送風機(温風送風手段)
36 ヒータ(加熱手段)
55 制御部(制御手段)

Claims (3)

  1. 筐体内部に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を略鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持する内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内槽または回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽内に温風を送風する温風送風手段と、前記温風送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段と、前記駆動手段、温風送風手段、加熱手段などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記加熱手段は加熱出力を複数段に切り換え可能にし、前記制御手段は、乾燥行程において、乾燥開始当初は前記加熱手段を強とするとともに前記回転翼の正逆反転と前記内槽の回転とを交互に行い、乾燥途中から前記加熱手段を弱へ変化させるとともに前記回転翼の正逆反転を行い前記内槽の回転を停止するように構成した洗濯乾燥機。
  2. 制御手段は、乾燥行程において、内槽内の衣類の量に応じて予め定めた所定時間経過後に、加熱手段を強から弱へ切り換えるよう構成した請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 制御手段は、乾燥行程において、内槽内の衣類の乾燥度に応じて、加熱手段を強から弱へと切り換えるよう構成した請求項1記載の洗濯乾燥機。
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