JP2005126902A - 建設機械の外装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジン室及び/又は機器室に、広い面積にわたって排風口を設けることができ、しかも、排風口からの雨水の侵入を防止できる建設機械の外装構造を提供する。
【解決手段】 エンジン室(20)及び/又は機器室(30)の上面カバー(24,34)に、冷却風の排風口(24a,24b,34a)を設けると共に、エンジン室(20)及び/又は機器室(30)の前記排風口(24a,24b,34a)の上方を覆い、前記隔壁(14)に沿って上方へ流れ排風口(24a,24b,34a)から排出される冷却風を、車体後方又は車体後上方(L1,L2,S1)に向けて排出するカウル(50)を設ける。エンジン室(20)及び/又は機器室(30)の、又はエンジン室(40)の後面カバー(25,35,45)に、冷却風の排風口(25a,25b,35a,45a)を設けてもよい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、建設機械のエンジン冷却風の排出を行う外装構造に関する。
建設機械は、エンジン、及び該エンジンで駆動される油圧ポンプを含む油圧回路を長時間にわたり高負荷状態で使用する機会が多いため、限られた車体スペースの中で、エンジン及び油圧回路を冷却するラジエータ及びオイルクーラ等の冷却装置を大きくして配置し、さらに、これらのエンジン及び冷却装置を覆うカバー等の外装に係る構造(以下、外装構造と言う。)を、冷却装置に大量の冷却風の供給を可能とする構造とする必要がある。
この問題を解決するために従来から多くの提案がされており、例えば特許文献1に記載された技術が知られている。以下、図6〜図7に基づき、特許文献1を例にして、従来技術による建設機械の外装構造の第1例〜第2例を説明する。
図6は、特許文献1に開示された従来技術による油圧ショベルの平面図であり、先ず図6により従来技術の第1例を説明する。なお、図中において、作業機はその図示を省略している。
図6において、油圧ショベル1Cは、下部走行体2の上部に上部旋回体3を旋回自在に設け、上部旋回体3の後部にエンジン室70を設けている。エンジン室70の右側面には冷却風の給風口70aを、左側面には冷却風の排風口70bを夫々設けている。エンジン室70内部には、右から順に、ラジエータ73、オイルクーラ74、ファン75、エンジン71、油圧ポンプ72が夫々載置されている。これらの結果、ファン75によって、冷却風が図中矢印Xに沿って流れて、ラジエータ73とオイルクーラ74が同時に冷却されるような外装構造となっている。
上記従来技術による外装構造の第1例の構成において、オイクーラ74はラジエータ73で温められた冷却風によって冷却されるから、オイクーラ74の冷却が不充分になる可能性があり、その問題を解決する手段として以下の第2例が提案されている。
図7は、特許文献1に開示された建設機械の外装構造の第2例を備えた油圧ショベルの部分断面後面図である。なお、前出の図の構成と略同一機能を有する構成要素には同一の符合を付して以下での説明を省略し、以降においても同様とする。
図7において、油圧ショベル1Dは、上部旋回体3上に、車体の左側面から右側面まで貫通する動力室80を設け、動力室80を隔壁83で区画した左側にエンジン81を載置してエンジン室80aとし、前記隔壁83で区画した右側に油圧ポンプ82等を載置して機器室80bとしている。エンジン室80aの外側面88には冷却風を取り入れる給風口88aを、上面90には該冷却風を排出する排風口90aを夫々形成している。エンジン室80a内には、前記給風口88a側から内側に順にラジエータ84とファン85を載置している。また、前記機器室80bの外側面89には冷却風を取り入れる給風口89aを、上面90には該冷却風を排出する排風口90bを夫々配設している。機器室80b内には、給風口89a側から内側に順にオイルクーラ86、ファン87、油圧ポンプ82を載置している。これらの結果、ラジエータ84は図中矢印Yに沿った冷却風により、また、オイルクーラ86は図中矢印Zに沿った冷却風により、夫々別個に冷却されるような外装構造となっている。
特開平6−211053号公報(第2〜3頁、第2図、第3図)
しかしながら、上記従来技術による外装構造の第1例と第2例の構成において、次に述べるような幾つかの問題がある。
(1)上記従来技術の第1例(図6)において、矢印Xに沿って流れる冷却風は、ファン75より風下側で、エンジン室70内壁とエンジン71との間の狭くて長い空間を通って排風口70bに達しており、しかも、排風口70bの空気通路面積はエンジン室70の左側面の面積に制約されているので大きくできない。このため、ファン75より風下側の冷却風の流路抵抗即ち背圧が高くなるので、ファン75により生成される冷却風の風量が少なくなるという問題があり、この結果、大量の冷却風の供給が阻害されている。
(2)上記従来技術の第2例(図7)においては、排風口90aからエンジン室80a内へ雨水が侵入する。他方、エンジン室80a内には、電子部品を用いたエンジンコントローラ及び電気配線用ジャンクションボックス(何れも図示せず。)等の水濡れによって作動不良を生起する可能性の大きい部品と、排気マニホールド及び過給機(何れも図示せず。)等の、水滴によってヒートクラックを生起する可能性のある部品とが配置されている。このため、排風口90aの空気通路面積が制限されているので、前記第1例での説明と同様に冷却風の背圧が高くなって、大量の冷却風の供給が阻害されている。
(3)また、上記第2例においては、エンジン室80a内で温められた冷却風が、排風口90aからエンジン室80a上方へ矢印Yに沿って排出される。他方、エンジン81は、周知の通り、燃焼用の清浄な外気を吸入する吸気管(図示されていない。)が必要であり、該吸気管は、通常、地表から舞い上がる塵埃を避ける目的で、エンジン室80aの上面に突出させて設けられている。その結果、排風口90aから矢印Yに沿って排出される温かい空気が前記吸気管へ再流入する可能性があり、これを防止するため上記(2)におけると同様に、排風口90aの空気通路面積が限定されるので、大量の冷却風の供給が阻害されている。
本発明は上記の問題点に着目してなされたもので、エンジン室及び/又は機器室に、広い面積にわたって排風口を設けることができ、しかも、排風口からの雨水の侵入を防止できる建設機械の外装構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明は、エンジンを収納したエンジン室及び油圧ポンプを収納した機器室を備え、エンジン室と機器室の間に隔壁を設けた建設機械の外装構造において、エンジン室及び/又は機器室の上面カバーに、冷却風の排風口を設けると共に、エンジン室及び/又は機器室の前記排風口の上方を覆い、前記隔壁に沿って上方へ流れ該排風口から排出される冷却風を、車体後方又は車体後上方に向けて排出するカウルを設けた構成としている。
また第2発明は、エンジンを収納したエンジン室を備えた建設機械の外装構造において、エンジン室の上面カバーに、冷却風の排風口を設けると共に、該排風口の上方を覆い、排風口から排出される冷却風を、車体後方又は車体後上方に向けて排出するカウルを設けた構成としている。
第3発明は、第1又は第2発明による建設機械の外装構造において、前記エンジン室及び/又は機器室の、又は前記エンジン室の後面カバーに、冷却風の排風口を設けた構成としている。
第4発明は、第1、第2又は第3発明による建設機械の外装構造において、前記排風口の少なくともいずれかに吸音ブレードを取り付けている。
第1発明によると、例えば、エンジン室及び/又は機器室の上面カバーの略全面にわたって排風口を設け、該排風口の上方を覆うカウルを設けることによって、先ず、排風口からエンジン室及び/又は機器室への雨水の侵入をカウルによって防止することができ、さらに、エンジン室と機器室の間の隔壁に沿って上方へ流れ排風口から排出される、温まった冷却風は、カウルによって車体後方又は車体後上方に向けて排出されるから、エンジン室の上面カバーから上方へ突出して設けた、エンジンの燃焼用外気の吸気管へ前記の温まった冷却風が再流入するのを防止することができる。さらに、エンジン室及び/又は機器室の上面カバーの略全面にわたって広い面積で排風口を設けることができるので、エンジン室及び/又は機器室を通過する冷却風の背圧が大幅に低減され、それによって、大量の冷却風の供給が可能となる。
また第2発明は、第1発明のエンジン室に機器室が含まれたような構成に対応しており、第1発明と同様の効果を有している。即ち、排風口からエンジン室への雨水の侵入をカウルによって防止することができ、さらに、排風口から排出される、温まった冷却風がエンジンの吸気管へ再流入するのを防止することができる。さらに、エンジン室の上面カバーの略全面にわたって広い面積で排風口を設けることができるので、冷却風の背圧が大幅に低減されるため、大量の冷却風の供給が可能となる。
第3発明によると、排風口の面積をさらに増やすことができるから、エンジン室及び/又は機器室、又はエンジン室を通過する冷却風の背圧がさらに低減され、それによって、さらに大量の冷却風の供給が可能となる。
第4発明によると、排風口に吸音ブレードを取り付けることによって、大量の冷却風の供給と、騒音の低減とを両立させることができる。
以上の結果、エンジン室及び/又は機器室に、広い面積にわたって排風口を設けることが可能となり、且つ、該排風口からの雨水の侵入を防止でき、これらによって、エンジン室及び/又は機器室への大量の冷却風の供給を実現した建設機械の外装構造を提供することができる。
以下に建設機械として油圧ショベルを例に挙げて、本発明に係る建設機械の外装構造の第1実施形態〜第2実施形態について図1〜図5を参照して詳述する。
先ず図1〜図3により、第1実施形態の説明をする。
図1は第1実施形態に係る外装構造を適用した油圧ショベルの斜視図、図2は第1実施形態に係る外装構造の斜視図、図3は第1実施形態の要部(上面排風部の)斜視図である。
図1において、油圧ショベル1Aは、上部旋回体3の後端部にカウンタウエイト4を備え、該カウンタウエイト4の前方に隣接して、車体の左側面から右側面まで貫通する動力室10を備えている。
図2に詳細に示すように、動力室10は直方体のフレーム組立体11を備え、このフレーム組立体11の、前面に前面板12が、底面に底板13が、左右方向中間部に隔壁14が夫々配置されている。該隔壁14で左右に区画された動力室10内の、右側の空間には前記エンジン室20が、左側の空間には前記機器室30が夫々構成されている。
前記一方のエンジン室20内にはエンジン15が載置され、エンジン15の前方(図中右方)に、外側から順にアフタークーラ16、ラジエータ17、ファンシュラウド18、ファン19が夫々配置されている。アフタークーラ16、ラジエータ17、ファンシュラウド18の、上方にはカバー22が、車両後方側にはカバー23が夫々図示しないボルトで締着されており、それぞれカバー22,23により冷却風の洩れが封止されている。
また、該エンジン室20の、車両前方を向いて右側面には冷却風の給風口21aを穿設した側面カバー21が、上面には第1の排風口(以下、上面排風口と言う。)24a、24bと、エンジン15の吸気管15a及び排気管15bの貫通用穴24c,24dとを夫々穿設した上面カバー24が、後面には第2の排風口(以下、後面排風口と言う。)後面排風口25a、25bを穿設した後面カバー25が、夫々図示しないボルトで取り付けられている。
上記構成において、エンジン室20に供給される冷却風は、ファン19によって給風口21aから吸入され、上面排風口24a、24b及び後面排風口25a、25bから排出される。
前記他方の機器室30内にはエンジン15に連結された油圧ポンプ36が設けられており、該機器室30の左側面に面して外側から順にオイルクーラ37、ファンシュラウド38、ファン39が夫々配置されている。また、これらオイルクーラ37、ファンシュラウド38の、上面にはカバー32が、車両後側の側面にはカバー33が夫々図示しないボルトで取り付けられており、このカバー32,33によって冷却風の洩れが封止されている。
また、機器室30の、車両前方を向いて左側面には冷却風の給風口31aを穿設した側面カバー31が、上面には上面排風口34aを穿設した上面カバー34が、後面には後面排風口35aを穿設した後面カバー35が夫々図示しないボルトで取り付けられている。
これらの結果、該機器室30に供給される冷却風は、ファン39によって給風口31aから吸入され、上面排風口34a及び後面排風口35aから排出される。
さらに、エンジン室20の前記カバー22,32には、上面排風口24a,24b及び機器室30の上面排風口34aの上方を覆うようにカウル50が所要数のボルト51で取り付けられている。また、カウル50に穿設された穴50a,50bを貫通して該カウル50上面から突出するように、エンジン15の吸気管15aと排気管15bが夫々略垂直に設けられる。
上記の構成によって、図1に示すように、前記エンジン室20に供給される冷却風は矢印Kに沿って流入し、矢印L1,L2と矢印M1,M2に沿って排出され、また前記機器室30に供給される冷却風は矢印Rに沿って流入し、矢印S1と矢印T1に沿って排出される。このとき、車両後方及び後上方に向けた開口部を有するカウル50があるため、エンジン室20の上面排風口24a,24b、及び機器室30の上面排風口34aには雨水が侵入することがなく、また、上面排風口24a,24b,34aから排出される温められた冷却風(矢印L1,L2,S1)がエンジン15の吸気管15aに再流入することが防止される。この結果、エンジン室20及び機器室30夫々の上面の略全面に亘って上面排風口24a,24b及び上面排風口34aを設けることが可能となる。
次に、前記各排風口24a,24b,25a,25b,34a,35aの詳細について、図3を基にして説明する。図3は上面排風口24a,24bを下から見上げた斜視図である。
図3において、上面排風口24a,24bを穿設した上面カバー24の内面には、該排風口24a,24bの穴形状の短辺に沿って所要数のリブ板63が取り付けられ、対向する2つのリブ板63,63の間に、該排風口24a,24bの穴形状の長辺に沿って所要数の吸音ブレード61が配列され、該吸音ブレード61の両端部が所要数のボルト62で前記リブ板63,63に取り付けられている。この吸音ブレード61は、気泡を内包する吸音材を中心プレートの両面に取り付けて形成されている。これによって、上面排風口24a,24bから外部へ放出される騒音レベルが低減される。また、他の各排風口25a,25b,34a,35aにおいても、上記と同様にして吸音ブレード61が設置されているが、同様の構造であるのでここでの説明を省略する。これらの結果、広い面積にわたって各排風口24a,24b,25a,25b,34a,35aを設けることと、騒音を低減することの両立を可能としている。
次に、図4〜図5により第2実施形態の説明をする。図4は第2実施形態に係る建設機械の外装構造を適用した油圧ショベルの斜視図、図5は第2実施形態に係る外装構造の斜視図である。
図4において、油圧ショベル1Bは、上部旋回体3の後端部に設けたカウンタウエイト4の前方に隣接してエンジン室40を備えている。
図5に詳細に示すように、エンジン室40には、直方体のフレーム組立体41の、車両前方側の面(以下、前面という。)に前面板12が、底面に底板13が夫々取り付けられている。エンジン室40内にはエンジン15及び該エンジン15に連結された油圧ポンプ36が載置されており、該エンジン15の回転軸方向前方(図中右方)に、外側から順にラジエータ17、オイルクーラ37、ファンシュラウド18、及びファン19が夫々設けられている。これらラジエータ17、オイルクーラ37及びファンシュラウド18の、上面にはカバー22が、車両後方側の面にはカバー23が夫々取り付けられており、このカバー22,23のよって冷却風の洩れが封止されている。
また、エンジン室40の、左側面にはカバー42が、右側面には給風口21aを穿設した側面カバー21が、上面には、上面排風口24a、24bと、エンジン15の吸気管15a及び排気管15bの貫通用穴24c,24dとを夫々穿設した上面カバー24、並びに、上面排風口44aを穿設した上面カバー44が、後面には後面排風口25a、25bを穿設した後面カバー25と、後面排風口45aを穿設した後面カバー45とが、夫々取り付けられている。上面カバー24はエンジン15の上方に、上面カバー44は油圧ポンプ36の上方にそれぞれ設けられている。
これらの結果、エンジン室20に供給される冷却風は、ファン19によって給風口21aから吸入され、上面排風口24a,24b,44a及び後面排風口25a、25b,45aから排出されるようになっている。
さらに、エンジン室40のカバー22及び上面カバー44に、上面排風口24a,24b,44aの上方を覆うように、車両後方及び/又は後上方へ向けた開口部を有するカウル50が所要数のボルト51で取り付けられている。また、該カウル50に穿設された穴50a,50bを貫通してカウル50の上面から突出するように、エンジン15の吸気管15aと排気管15bが夫々略垂直に設けられている。
また、排風口44a,45aには、第1実施形態において述べた吸音ブレード61(図3)が同様の構造で設けられているが、ここでは説明を省略する。
上記の構成によって、図4に示すように、エンジン室40に供給される冷却風は矢印Kに沿って流入し、矢印L1,L2,L3と矢印M1,M2,M3に沿って排出されるようになっている。このとき、上面排風口24a,24b,44aの上方をカウル50で覆っているので、上面排風口24a,24b,44aには雨水が侵入することがなく、また、該上面排風口24a,24b,44aから排出される温められた冷却風(矢印L1,L2,L3)がエンジン15の吸気管15aに再流入することがない。この結果、エンジン室40の上面の略全面に亘って上面排風口24a,24b,44aを配設することが可能となる。
第2実施形態の上記構成において、第1実施形態における機器室内の各機器を一つのエンジン室内にまとめて収納したので、第1実施形態に比してコンパクトで、かつ簡単な構造で、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。また、エンジン室40の給風口21aが一箇所となっているので、エンジン室40を上部旋回体3に載置する際に載置場所の選択が容易となっている。
なお、図1〜図5による第1実施形態〜第2実施形態の上記構成において、上面排風口24a,24b,34a,44aと後面排風口25a,25b,35a,45aとを共に設けているが、これに限ることなく、後面排風口25a,25b,35a,45aは夫々冷却風量を考慮して適宜設けるようにすればよい。なおまた、上面排風口24a,24b,34a,44aと後面排風口25a,25b,35a,45aの全てに吸音ブレード61を設けた例で示しているが、これに限ることなく、適宜任意の排風口に吸音ブレード61を設けても構わない。さらに、各排風口24a,24b,25a,25b,34a,35a,44a,45aの夫々を穿設した上面カバー24,34,44及び後面カバー25,35,45はいずれもボルトで取り付ける構造としているが、これに限ることなく、上面カバー24,34,44と後面カバー25,35,45は適宜任意に、ヒンジ式またはスライド式のドア構造(いずれも図示せず。)にしてもよい。またさらに、カバー42(図5)も同じくヒンジ式またはスライド式のドア構造(いずれも図示せず。)としてよいし、該カバー42に排風口(図示せず。)を設けてもよい。
また、以上は油圧ショベルを例にして、建設機械の外装構造の実施形態について説明したが、油圧ショベルに限ることなく、他の建設機械の外装構造においても普遍的に上記と同様に実施することが可能であり、上記と同様の作用及び効果が得られる。
第1実施形態に係る外装構造を適用した油圧ショベルの斜視図である。 第1実施形態に係る外装構造の斜視図である。 第1実施形態の要部斜視図である。 第2実施形態に係る外装構造を適用した油圧ショベルの斜視図である。 第2実施形態に係る外装構造の斜視図である。 従来技術による外装構造の第1例を備えた油圧ショベルの平面図である。 従来技術による外装構造の第2例を備えた油圧ショベルの部分断面後面図である。
符号の説明
10…動力室、15…エンジン、15a…吸気管、15b…排気管、20…エンジン室、21a…給風口、24…上面カバー、24a,24b…上面排風口、25…後面カバー、25a,25b…後面排風口、30…機器室、31a…給風口、34…上面カバー、34a…上面排風口、35…後面カバー、35a…後面排風口、40…エンジン室、44a…上面排風口、45a…後面排風口、50…カウル、61…吸音ブレード。

Claims (4)

  1. エンジンを収納したエンジン室及び油圧ポンプを収納した機器室を備え、エンジン室と機器室の間に隔壁を設けた建設機械の外装構造において、
    エンジン室(20)及び/又は機器室(30)の上面カバー(24,34)に、冷却風の排風口(24a,24b,34a)を設けると共に、
    エンジン室(20)及び/又は機器室(30)の前記排風口(24a,24b,34a)の上方を覆い、前記隔壁(14)に沿って上方へ流れ該排風口(24a,24b,34a)から排出される冷却風を、車体後方又は車体後上方(L1,L2,S1)に向けて排出するカウル(50)を設けた
    ことを特徴とする建設機械の外装構造。
  2. エンジンを収納したエンジン室を備えた建設機械の外装構造において、
    エンジン室(40)の上面カバー(24,44)に、冷却風の排風口(24a,24b,44a)を設けると共に、
    該排風口(24a,24b,44a)の上方を覆い、排風口(24a,24b,44a)から排出される冷却風を、車体後方又は車体後上方(L1,L2,L1)に向けて排出するカウル(50)を設けた
    ことを特徴とする建設機械の外装構造。
  3. 請求項1又は2記載の建設機械の外装構造において、
    前記エンジン室(20)及び/又は機器室(30)の、又は前記エンジン室(40)の後面カバー(25,35,45)に、冷却風の排風口(25a,25b,35a,45a)を設けた
    ことを特徴とする建設機械の外装構造。
  4. 請求項1、2又は3記載の建設機械の外装構造において、
    前記排風口(24a,24b,34a,25a,25b,35a,44a,45a)の少なくともいずれかに吸音ブレード(61)を取り付けた
    ことを特徴とする建設機械の外装構造。
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