JP2005117713A - 流体軸受モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 気体を作動流体とする気体軸受と液体を作動流体とする液体軸受との複数種類の軸受を有する流体軸受部を用いて、薄型のハードディスクなど用いた場合でも、十分な角度剛性を得ることができる流体軸受モータを提供する。
【解決手段】 シャフト5の外周面とスリーブ3の内周面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成するとともに、これらのシャフト5の外周面とスリーブ3の内周面との間の隙間に作動流体としての液体を充填させて液体軸受としてラジアル液体軸受8を構成し、モータ回転体6の内周側底面6aとこの内周側底面6aに対向するスラストフランジ2の対向面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成して気体軸受としてスラスト気体軸受9を構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハードディスク装置用スピンドルモータなどに適した流体軸受モータに関する。
近年のハードディスク装置の高容量化に伴い、ハードディスク装置のスピンドルモータなどに用いられている軸受として、従来用いられた玉軸受に代わって、玉軸受よりも回転精度が優れ、しかも静音性にも優れている流体軸受が多く用いられつつある。
ハードディスク装置は、コンピュータの外部記憶装置として従来より用いられているが、最近では、音楽情報や映像情報を再生するポータブルプレーヤーの記録媒体や地図情報を表示するカーナビゲーション装置の記録媒体としても用いられるようになってきている。しかし、このようなポータブルプレーヤーやカーナビゲーション装置は、振動を受けやすい環境下で用いられるので、このような用途に対してもハードディスク装置を良好に対応させようとすると、ハードディスク装置として、これまで以上に急激な姿勢変化や振動に対しても耐久性を有することを要し、また、持ち運びに便利なように小型化されることが望まれ、さらに、外部供給電源がない環境や外部供給電源が限られた状態で用いられるので、消費電力が少ないことが重視される。
ところで、ハードディスク装置のスピンドルモータなどに用いられている流体軸受の作動流体としては、一般に潤滑油などのオイルが用いられている。しかしながら、オイルを用いた流体軸受が内蔵されているモータは、オイルの特性により悪影響を受けることが多い。つまり、低温環境で用いられる場合にはオイルの粘性が大きくなるので消費電力もこれに伴って増加し、使用できる時間が極めて少なくなる欠点がある。また、モータの高速回転時には、軸受箇所が高速回転することによりオイル漏れを生じやすくなり、さらに高温になることなどによるオイルの劣化を早めてしまうおそれもある。
このような不具合を解消する手法として、流体軸受の作動流体としてオイルなどの液体に代えて、空気などの気体を用いることが考えられる。
ところが、作動流体が空気などの気体である気体軸受を用いると、モータを回転駆動させた状態において、モータの固定部と回転部とが、気体を介在させた気体軸受により支承された状態となるため、磁気ディスク等を空気中で回転させた場合に回転部に発生する静電気を固定部に逃がすことができず、各種の静電気障害を招くおそれがある。
このような問題に対処するものとして、空気などの気体を作動流体とする気体軸受と、オイルなどの液体を作動流体とする液体軸受との、複数の流体軸受を有する流体軸受部を用いたモータが特許文献1や特許文献2等に提案されている。
特許文献1に開示されているモータは、図12に示すように、基台としてのベース50に、細径の第1部分51aと太径の第2部分51bとを有する固定シャフト51を立設させて固定部を構成し、この固定シャフト51の第2部分51bに、流体軸受部を介して回転自在に回転部であるロータハブ52を配置している。また、固定シャフト51の第1部分51aを固定しているベース50の筒状部50aにおける外周にステータ53を固定し、このステータ53に対向するようにロータハブ52にロータ54を取り付けている。
また、ロータハブ52の中心には回転シャフト55を固定しているとともにこの回転シャフト55の端部にスラスト板56を取り付けており、このスラスト板56を、固定シャフト51における太径の第2部分51bの内周に形成された穴部に内装している。さらに、スラスト板56を上方から覆うように、固定シャフト51の抜け止めとしても機能するスラストカバー57を固定シャフト51の第2部分51bの上部内周面に固定している。
このモータの流体軸受部は、作動流体が空気であるラジアル空気軸受58と、作動流体がオイルなどの液体であるスラスト液体軸受59とから構成されている。ここで、ラジアル空気軸受58は、固定シャフト51における太径の第2部分51bの外周面と、これに対向するロータハブ52の内周面との間に形成され、このラジアル空気軸受58は、固定シャフト51の第2部分51bにおける回転軸方向に所定距離あけた両端部にそれぞれ設けられている。一方、スラスト液体軸受59は、スラスト板56の一方の円板状面とこの円板状面に対向する固定シャフト51の第2部分51bの内周底面との間、または、スラスト板56の他方の円板状面とこの円板状面に対向するスラストカバー57との間との少なくとも一方に形成されている。
特許文献2に開示されているモータは、図13に示すように、回転軸71と円筒状のハブ72とから構成される回転部73を、ベース77や固定軸78からなる固定部に対して、スラスト液体軸受(特許文献2中ではスラスト流体軸受と表記されている)74とラジアル気体軸受75とで回転自在に支持している。すなわち、回転軸71の一端に設けたスラストカラー76を、スラスト液体軸受74で支持し、また、ハブ72の内径面と対向する固定軸77との間で構成されるラジアル気体軸受75により回転部73を保持している。そして、ラジアル気体軸受75の内側に、ロータ79とステータ80とからなるモータを配設している。
これらの技術によれば、ラジアル軸受の作動流体として気体を使用しているので、ラジアル軸受の作動流体もオイルなどの液体のものを用いた場合と比較して、低温環境で用いられる場合において、粘性の影響による消費電力の増加を抑えることができ、また、スラスト液体軸受59、74だけ作動流体として液体を使用して少量で済むので、振動を受けやすい環境下で用いられる場合や高速回転される場合でもオイル漏れを生じ難くなる。
特開2000−337363号公報 特開平11−275807号公報
しかしながら、図12や図13に示すような構成においては、ロータハブ52の内周面やハブ72の内径面の、太径部分にラジアル空気軸受58やラジアル気体軸受75を形成しており、何れも、これらのラジアル空気軸受58やラジアル気体軸受75における径に対する長さの比が小さいため、このような構造のモータをポータブルプレーヤーやカーナビゲーション装置に内蔵させる薄型のハードディスク装置に適用すると、これらのラジアル空気軸受58やラジアル気体軸受75における径に対する長さの比が極めて小さくなり、この結果、単位長さあたりに発生する軸受剛性が低下し、さらには、軸受長(ラジアル軸受間の距離)の短縮により軸受ピッチが短くなり、これにより、角度剛性が低下するという問題を生じる。
また、スラスト液体軸受59、74においては、作動流体としてオイル等の液体を用いているため、作動流体として気体を用いている場合と比較して、小さなスラスト軸受径で大きな垂直方向の軸受剛性を発生させることができる利点がある。しかし、図12や図13に示すように、スラスト液体軸受59を固定シャフト51の内周側に設けたり、スラスト液体軸受74を、回転軸77の一端に設けた小径のスラストカラー76により形成したりしており、何れの構造においても、そのスラスト軸受径が小さいため大きな角度剛性は望めない。
したがって、図12や図13に示すような流体軸受を用いた流体軸受モータを薄型のハードディスク装置に採用すると、振動や急激な姿勢の変化があった時に角度剛性不足により軸受が接触するおそれがあり、最悪の場合には、モータがロックするおそれがある。
本発明は上記課題を解決するもので、気体を作動流体とする気体軸受と液体を作動流体とする液体軸受との複数種類の軸受を有する流体軸受部を用いて、薄型のハードディスクなど用いた場合でも、十分な角度剛性を得ることができる流体軸受モータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、作動流体が気体である気体軸受と作動流体が液体である液体軸受とを有する流体軸受部を介して、回転部が固定部に対して回転自在に支承された流体軸受モータであって、ラジアル軸受を液体軸受とし、スラスト軸受を気体軸受としたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、固定部は、基台と、この基台に立設された中空円筒状のスリーブと、スラストフランジとを備え、回転部は、前記スリーブの内周面にその外周面が隙間を持って嵌合する円柱状のシャフトと、このシャフトに結合され、前記スラストフランジに対向する内周側底面を有した有底円筒形状のモータ回転体とを備え、前記シャフトの外周面とスリーブの内周面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成するとともに、これらのシャフトの外周面とスリーブの内周面との間の隙間に作動流体としての液体を充填させて、ラジアル液体軸受を構成し、前記モータ回転体の内周側底面とこの内周側底面に対向するスラストフランジの対向面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成してスラスト気体軸受を構成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、固定部は、基台と、この基台に立設されたシャフトと、スラストフランジとを備え、回転部は、前記シャフトの外周面にその内周面が隙間を持って嵌合する円柱状のスリーブと、このスリーブに結合され、前記スラストフランジに対向する底面を有した有底円筒形状のモータ回転体とを有し、前記シャフトの外周面とスリーブの内周面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成するとともに、これらのシャフトの外周面とスリーブの内周面との間の隙間に作動流体としての液体を充填させて、ラジアル液体軸受を構成し、前記モータ回転体の内周側底面とこの内周側底面に対向するスラストフランジの対向面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成してスラスト気体軸受を構成したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、固定部は、基台と、この基台に立設された中空円筒状のスリーブと、スラストフランジとを備え、回転部は、前記スリーブの内周面にその外周面が隙間を持って嵌合する円柱状のシャフトと、このシャフトに結合され、前記スラストフランジに対向する内周側底面を有した有底円筒形状のモータ回転体と、このモータ回転体の内周に取り付けられたスラストプレートとを備え、前記シャフトの外周面とスリーブの内周面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成するとともに、これらのシャフトの外周面とスリーブの内周面との間の隙間に作動流体としての液体を充填させて、ラジアル液体軸受を構成し、前記モータ回転体の底面とこの底面に対向するスラストフランジの対向面との少なくとも何れか一方の面および、前記スラストフランジと前記スラストプレートとの互いに対向する対向面の少なくとも何れかの面に動圧発生溝を形成して、スラスト気体軸受を構成したことを特徴とする。
これらの構成によれば、シャフトの外周面とスリーブの内周面との間にラジアル液体軸受を形成したので、モータにおける回転軸方向の長さを小さめにしか取れない場合でも、この軸受部の径に対する液体軸受の回転軸方向の長さの比や、軸受長(ラジアル軸受間の距離)を十分大きめにとることができ、この結果、軸受剛性の低下を抑えることができて、良好な角度剛性を確保することができる。また、スラスト気体軸受をモータ回転体の内周側底面に沿うような大径のものに形成することができるので、大きな角度剛性を得ることが可能となる。さらに、スラスト軸受の作動流体として気体を使用しているので、スラスト軸受の作動流体もオイルなどの液体のものを用いた場合と比較して、低温環境で用いられる場合においても、粘性の影響による消費電力の増加を抑えることができるとともに、液体の作動流体の使用量が少なくて済む。
以上のように、上記構成によれば、シャフトの外周面とスリーブの内周面との間にラジアル液体軸受を形成したので、ラジアル液体軸受における軸受剛性の低下を抑えることができて、良好な角度剛性を確保することができ、また、スラスト気体軸受についてはモータ回転体の内周側底面や外周側底面に沿うような大径のものに形成することができるので、大きな角度剛性を得ることが可能となる。これにより、このモータ構造を薄型のハードディスク装置に適応させ、しかも振動や急激な姿勢の変化があった時でも、十分耐えることができる軸受剛性を得ることができる。また、スラスト軸受の作動流体として気体を使用しているので、粘性の影響による消費電力の増加を抑えることができるとともに、液体の作動流体の使用量が少なくて済んで、振動を受けやすい環境下で用いられる場合や高速回転される場合でもオイル漏れを生じ難くなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図である。この流体軸受モータは、ポータブルプレーヤーやカーナビゲーション装置に内蔵させる薄型のハードディスク装置のスピンドルモータに用いられているが、これに限るものではない。
図1に示すように、この流体軸受モータは、流体軸受部を介して、回転部が固定部に対して回転自在に支承されている。前記流体軸受部は、作動流体が気体である気体軸受と、作動流体が液体である液体軸受とから構成されている。
前記固定部は、基台1と、この基台1に圧入または接着された状態で立設され、スラストフランジ2を有する中空円筒状のスリーブ3とから構成されている。また、基台1においてスリーブ3を支持している筒状部1aの外周にはステータコイル4が直接または別部材を介して取り付けられている。なお、スリーブ3はその底部が一体形成されている場合を図1において示しているが、別体のものが固定されている構造でもよい。
前記回転部は、スリーブ3の内周面にその外周面が隙間を持って嵌合する円柱状のシャフト5と、このシャフト5に結合され、スラストフランジ2に対向する内周側底面6aを有した有底円筒形状のモータ回転体6とから構成されている。また、モータ回転体6における内周側底面6aから離れた箇所の内周には、マグネット7が、ステータコイル4に対向するように、直接、または磁性体からなるバックヨークを介して接着固定されている。シャフト5の上面には、磁気記録媒体であるディスク(図示せず)を保持するためのクランプ用ねじ穴5aが設けられている。
シャフト5の外周面とスリーブ3の内周面との少なくとも何れか一方の面には動圧発生溝が形成されている。そして、これらのシャフト5の外周面とスリーブ3の内周面との間の隙間には、作動流体としての液状で導電性を有するオイルが充填され、液体軸受としてのラジアル液体軸受8を構成している。なお、図1においては、シャフト5とスリーブ3との間の上部と下部とにそれぞれラジアル液体軸受8が設けられている場合を示しているが、これに限るものではなく、例えば、上部から下部にかけて続けて動圧発生溝を形成させてもよい。
また、モータ回転体6の内周側底面6aとこの内周側底面6aに対向するスラストフランジ2の対向面2aとの少なくとも何れか一方の面にも動圧発生溝が形成されている。これらの間には、オイルなどの液体は充填されておらず、単に空気がある空隙部とされ、気体軸受(空気軸受)としてのスラスト気体軸受9を構成している。なお、このラジアル液体軸受9を構成するモータ回転体6の内周側底面6aとスラストフランジ2の対向面2aとの少なくとも何れか一方に、めっき、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)、イオン窒化等の表面処理を施してもよく、この場合には、耐磨耗性と摩擦係数低減とを図ることができる。
なお、ラジアル液体軸受8やスラスト気体軸受9の動圧発生溝は、ヘリングボーン形状またはスパイラル形状とすればよいが、これに限るものではなく、その他の形状でもよい。
上記構成において、整流された電流がステータコイル4に流されると、このステータコイル4とマグネット7とに互いに電磁力が発生し、マグネット7と一体であるモータ回転体6およびシャフト5が回転する。モータ回転体6およびシャフト5が回転すると、ラジアル液体軸受8およびスラスト気体軸受9において、それぞれの作動流体であるオイルと空気とが圧送されて内部圧力が高くなり、モータ回転体6およびシャフト5はスラストフランジ2およびスリーブ3に非接触で高精度に支持された状態で回転する。
この場合に、シャフト5の外周面とスリーブ3の内周面との間にラジアル液体軸受8を形成したので、この流体軸受モータが薄型のハードディスク装置のスピンドルモータ等に用いられて、流体軸受モータにおける回転軸方向の長さを小さめにしか取れない場合でも、この軸受部の径に対する液体軸受の回転軸方向の長さの比や、軸受長(ラジアル液体軸受8間の距離)を十分大きめにとることができ、この結果、軸受剛性の低下を抑えることができて、良好な角度剛性を確保することができる。
また、モータ回転体6の内周側底面6aとスラストフランジ2の対向面2aとからなるスラスト気体軸受9をモータ回転体6の内周側底面6aに沿うような大径のものに形成することができるので、大きな角度剛性を得ることが可能となる。
これにより、この流体軸受モータがポータブルプレーヤーやカーナビゲーション装置に内蔵させる薄型のハードディスク装置のスピンドルモータとして用いられて、振動や急激な姿勢の変化があった時でも、十分耐えることができる軸受剛性を得ることができる。
さらに、スラスト軸受の作動流体として気体(空気)を使用しているので、スラスト軸受の作動流体もオイルなどの液体のものを用いた場合と比較して、低温環境で用いられる場合においても、粘性の影響による消費電力の増加を抑えることができるとともに、液体の作動流体の使用量が少なくて済んで、振動を受けやすい環境下で用いられる場合や高速回転される場合でもオイル漏れを生じ難くなる。
また、ラジアル液体軸受8の作動流体として導電性のオイルを用いているので、モータ回転時に回転部で発生した静電気が前記オイルを介して固定部側に逃がされ、これにより静電気除去を良好に行うことができる。
なお、この流体軸受モータを3.5インチ型ハードディスク装置におけるディスク標準内径が約25mm用の流体軸受モータとして用いる場合には、シャフト5のラジアル液体軸受8を設けている箇所の直径を2mmから6mm、望ましくは4mm程度、軸受長さを6mmから12mm、望ましくは9mm程度とし、スラストフランジ2のスラスト気体軸受9の直径を15mmから23mm、望ましくは18mmとすることにより、モータ回転体6の強度を確保した状態で大きな軸受剛性および角度剛性を発生させることができる。
また、2.5インチ型ハードディスク装置でディスク標準内径が約20mm用の流体軸受モータにおいて、シャフト5のラジアル液体軸受8を設けている箇所の直径を2mmから5mm、望ましくは3mm程度、軸受長さを5mmから10mm、望ましくは7mm程度とし、スラストフランジ2のスラスト気体軸受9の直径を12mmから18mm、望ましくは15mmとすることにより、モータ回転体6の強度を確保した状態で大きな軸受剛性および角度剛性を発生させることができる。
これにより、モータ高さを従来のものに比べて約1/2に低減できながら、オイル漏れを生じ難く、モータ回転時での回転部の静電気除去を良好に行うことができ、振動や急激な姿勢の変化があった時でも、十分耐えることができる軸受剛性を有する流体軸受モータを得ることができる。
また、上記実施の形態においては、スラストフランジ2をスリーブ3に取り付けて固定した場合を述べたが、基台1における筒状部1aを延ばして、この延設部にスラストフランジ2を取り付けて固定してもよく、さらには、スラストフランジ2をスリーブ3や基台1における筒状部1aの延設部と一体形成することも可能である。すなわち、スラストフランジ2を固定部側に設ければよい。
(実施の形態2)
図2は本発明の第2の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図である。図2に示すように、この流体軸受モータにおいては、モータ回転体6に別体のバックヨーク10を設け、このバックヨーク10の上端部に、スラストフランジ2の外径よりもその内径が小さいフランジ部10aを設けている。
この構成によれば、上記実施の形態1の作用効果に加えて、バックヨーク10によりモータ回転体6の抜け止めを行える長所がある。また、モータ回転体6の材料を例えばSUS304などの非磁性体とし、バックヨーク10の材料を磁性材料とするよう変更することができ、この流体軸受モータの使用用途に応じた最適な材料を用いることができる利点もある。
(実施の形態3)
図3は本発明の第3の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図である。図3に示すように、この流体軸受モータは、シャフト5が基台1と上蓋11との両端部で固定されている(タイド)タイプであり、両持ち支持されているので振動特性に優れている。また、スラストフランジ2は、スリーブ3ではなくて、基台1においてスリーブ3を外側から囲むように設けられている筒状部1aに取り付けられている。
また、ラジアル液体軸受8の両端部には、シャフト5またはスリーブ3の少なくとも一方に、端部ほど軸受隙間が広くなるテーパ8aが設けられており、作動流体としてのオイルが漏れることを防止している。
なお、図4に示すように、シャフト5が基台1のみに固定される片持ち形状に構成してもよい。
(実施の形態4)
図5は本発明の第4の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図である。図5に示すように、この流体軸受モータにおいては、モータ回転体6の内周側底面の箇所に、モータ回転体6の本体部分とは別部材の内周側スラスト部材としてのスラストヨーク21が取り付けられて固定されている。そして、このスラストヨーク21とこのスラストヨーク21に対向するスラストフランジ2の対向面2aとの少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成して気体軸受としてスラスト気体軸受9を構成している。なお、10は、モータ回転体6の内周面に取り付けられたバックヨークである。
この構成によれば、モータ回転体6の本体部分とは別部材のスラストヨーク21によりスラスト気体軸受9の片面側を構成しているので、モータ回転体6の本体部分としてアルミニウム材料を用いる場合でも、内周側スラスト部材としてのスラストヨーク21としてステンレス材料など、スラスト気体軸受9を構成させる部材として最適な材料を用いることができ、この結果、軸受寿命や信頼性を向上させることができる。
なお、スラストヨーク21とバックヨーク10とを一体化したものを用いてもよい。
(実施の形態5)
図6は本発明の第5の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図である。図6に示すように、この流体軸受モータは、第1の実施の形態と同様に、スリーブ3が基台1に固定され、シャフト5にモータ回転体6が固定されて、シャフト5およびモータ回転体6が一体的に回転する構造であるが、さらに、モータ回転体6の内周にスラストプレート12が取り付けられており、スラストフランジ2が、モータ回転体6の内周側底面6aとスラストプレート12とによりそれぞれ微小隙間を介して上下から挟まれるように配置されている。そして、スラストフランジ2の上面とモータ回転体6の内周側底面6aとの何れかと、スラストフランジ2の下面とスラストプレート12の上面との何れかとに、それぞれ動圧発生溝が形成され、これらにより、気体軸受(空気軸受)としてのスラスト気体軸受9をスラストフランジ2の上面側と下面側とに(すなわち、2箇所に)それぞれ構成している。
なお、スラストフランジ2の上下面またはモータ回転体6の内周側底面6aおよびスラストプレート12の上面の少なくとも一方に、めっき、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)、イオン窒化等の表面処理を施してもよく、この場合には、耐磨耗性と摩擦係数低減とを図ることができる。
また、13は記録媒体としてのディスクを固定するねじを挿入させるためのねじ孔であり、モータ回転体6におけるスラストフランジ2の外径部分よりも外周側に複数も受けられている。そして、スラストプレート12により、前記ねじ孔13の下面側が塞がれている。
この構成によれば、スラスト気体軸受9がスラストプレート12の上面側と下面側との2箇所に設けられるので、角度剛性がさらに向上し、モータ姿勢に起因する悪影響をさらに低減させることができる。
また、スラストプレート12を、ねじ孔13を塞ぐ部材としても兼用しているので、ねじ孔13を塞ぐ部材を別途に設けた場合と比較して部品点数を減らすことができる。
なお、この実施の形態においても、基台1における筒状部1aを延ばして、この延設部にスラストフランジ2を取り付けて固定してもよい。
(実施の形態6)
図7は本発明の第6の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図である。図6に示すように、この流体軸受モータにおいては、スラストフランジが設けられておらず、モータ回転体6における外周側底面6bが、基台1に固定された基台側スラスト部材22に対して隙間を持って対向されて配置され、これらのモータ回転体6における外周側底面6bと基台側スラスト部材22の対向面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成して気体軸受としてスラスト気体軸受23を構成している。
この構成によれば、モータ回転体6における外周側底面6bの箇所にスラスト気体軸受23を構成したので、スラストフランジを用いてモータ回転体6における内周側底面6aなどとの間の隙間にスラスト気体軸受9を構成した場合よりも、スラスト軸受直径を大きくでき、その結果、軸受剛性をさらに向上させることができる。
なお、基台側スラスト部材22を設けることなく、基台1自体をモータ回転体6の外周側底面6bに対向させてスラスト気体軸受23を構成することも可能ではあるが、基台側スラスト部材22として別個に設けると、スラスト気体軸受23として適した材料を選択でき、軸受寿命や信頼性を向上させることができる利点がある。
また、図8に示すように、モータ回転体6の外周側底面6bの箇所に、モータ回転体6の本体部分とは別部材の外周側スラスト部材としてのスラストヨーク24を取り付けて固定し、このスラストヨーク24と基台側スラスト部材22の対向面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成して気体軸受としてスラスト気体軸受23を構成してもよい。なお、10は、モータ回転体6の内周面に取り付けられたバックヨークである。
これによれば、モータ回転体6の本体部分とは別部材のスラストヨーク24によりスラスト気体軸受23の片面側を構成しているので、モータ回転体6の本体部分としてアルミニウム材料を用いる場合でも、外周側スラスト部材としてのスラストヨーク24としてステンレス材料など、スラスト気体軸受23を構成させる部材として最適な材料を用いることができ、この結果、軸受寿命や信頼性をさらに向上させることができる。
なお、スラストヨーク24とバックヨーク10とを一体化したものを用いてもよい。
(実施の形態7)
図9は本発明の第7の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図である。図6に示すように、この流体軸受モータにおいては、シャフト5の下端部に、スリーブ3の底面部側に突出する凸状部としてのピボット部5bを形成している。
この構成により、流体軸受モータが静止している状態では、スラストフランジ2とモータ回転体6の底面6aとが接触するのではなく、シャフト5のピボット部5bとスリーブ3の底面部とが小さな面積で接触することとなる。したがって、モータ起動時における接触面積が小さくなり、この結果、起動トルクを低減させることができる。
さらに、図10(a),(b)に示す流体軸受モータは、図9に示す流体軸受モータと類似する構成を有するものであり、この流体軸受モータにおいては、シャフト5の下端部に、スリーブ3の底面部側に突出する小径の凸状部5cが形成され、このシャフト5の凸状部5cとスリーブ3の底面部との少なくとも一方の面に間にスラスト液体軸受14が形成されている。
この構成によれば、上述したようにシャフト5にピボット部5bを形成した場合と同様の作用効果を得られる。しかも、モータ回転体6の底面6aとこの底面6aに対向するスラストフランジ2の対向面2aなどに設けたスラスト気体軸受9に加えて、スラスト液体軸受14が形成されているので、角度剛性がさらに向上し、モータ姿勢に起因する悪影響を低減させることができる。
なお、図1、図2や図5〜図8に示すような流体軸受モータにも同様な凸状部(ピボット部5bや凸状部5c)を形成してもよい。
(実施の形態8)
図11(a),(b)は本発明の第8の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図である。図11(a)に示すように、この流体軸受モータにおいては、モータ回転体6に接着されたマグネット7に一定間隔をあけて下方から対向するように、マグネット7を磁気で吸引させる吸引リング15が基台1に設けられている。
また、図11(b)に拡大して示すように、ラジアル液体軸受8の開口部側の端部からスラスト気体軸受9側への経路の途中、具体的には、スリーブ3の上端や、モータ回転体6の中央部寄り内周面や、スリーブ3とスラストフランジ2との少なくとも1箇所に流出防止部としての溝形状のスリット16を形成している。
この構成によれば、マグネット7と吸引リング15との間に作用する磁気吸引力で、モータ回転体6は常に基台1側に吸引される。したがって、モータ回転時には、モータ回転体6が常に基台1側に吸引された状態で、スラストフランジ2とモータ回転体6の内周側底面6aとに形成されたスラスト気体軸受9により、これらの間が所定の微小隙間だけあいた状態で支持されており、安定した回転ができる。
また、ラジアル液体軸受8の作動流体であるオイルが、ラジアル液体軸受8の配設箇所であるシャフト5の外周面とスリーブ3の内周面との間から、万一漏れることがあっても、このオイルが前記スリット16に入ることにより、スラスト気体軸受9に侵入することが防止され、この結果、オイルがスラスト気体軸受9に侵入してロストルクを生じるような不具合を生じることがなくなり、信頼性が向上する。
なお、図1、図2、図5〜図10に示すような流体軸受モータにも同様に、吸引リング15を基台1に設けたり、スリット16を形成したりしてもよい。
また、流出防止部として、スリット16に代えて、流れ出ようとするオイル等の作動流体をせき止める突出部を形成することも可能である。
本発明の小型モータは、ハードディスク用スピンドルモータ、特にポータブルプレーヤーやカーナビゲーション装置などの振動を受けやすい環境下で用いられる装置に適しているが、この他、光ディスク駆動装置、ビデオテープレコーダ等の各種のモータなどにも適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図 本発明の第2の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図 本発明の第3の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図 同第3の実施の形態に係るその他の流体軸受モータの縦断面図 本発明の第4の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図 本発明の第5の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図 本発明の第6の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図 同第6の実施の形態に係るその他の流体軸受モータの縦断面図 本発明の第7の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図 (a)および(b)は同第7の実施の形態に係るその他の流体軸受モータの縦断面図およびそのシャフトの底面図 (a)および(b)は本発明の第8の実施の形態に係る流体軸受モータの縦断面図および要部拡大縦断面図 従来の流体軸受モータの縦断面図 その他の従来の流体軸受モータの縦断面図
符号の説明
1 基台
2 スラストフランジ
3 スリーブ
4 ステータコイル
5 シャフト
5b ピボット部(凸状部)
5c 凸状部
6 モータ回転体
7 マグネット
8 ラジアル液体軸受
9、14、23 スラスト気体軸受
10 バックヨーク
11 上蓋
12 スラストプレート
15 吸引リング
16 スリット(流出防止部)
21 スラストヨーク(内周側スラスト部材)
22 基台側スラスト部材
24 スラストヨーク(外周側スラスト部材)

Claims (12)

  1. 作動流体が気体である気体軸受と作動流体が液体である液体軸受とを有する流体軸受部を介して、回転部が固定部に対して回転自在に支承された流体軸受モータであって、
    ラジアル軸受を液体軸受とし、
    スラスト軸受を気体軸受としたことを特徴とする流体軸受モータ。
  2. 固定部は、基台と、この基台に立設された中空円筒状のスリーブと、スラストフランジとを備え、
    回転部は、前記スリーブの内周面にその外周面が隙間を持って嵌合する円柱状のシャフトと、このシャフトに結合され、前記スラストフランジに対向する内周側底面を有した有底円筒形状のモータ回転体とを備え、
    前記シャフトの外周面とスリーブの内周面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成するとともに、これらのシャフトの外周面とスリーブの内周面との間の隙間に作動流体としての液体を充填させて、ラジアル液体軸受を構成し、
    前記モータ回転体の内周側底面とこの内周側底面に対向するスラストフランジの対向面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成してスラスト気体軸受を構成したことを特徴とする請求項1に記載の流体軸受モータ。
  3. モータ回転体の内周面にバックヨークを設け、このバックヨークの一端部に、スラストフランジの外径よりもその内径が小さいフランジ部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の流体軸受モータ。
  4. 固定部は、基台と、この基台に立設されたシャフトと、スラストフランジとを備え、
    回転部は、前記シャフトの外周面にその内周面が隙間を持って嵌合する円柱状のスリーブと、このスリーブに結合され、前記スラストフランジに対向する底面を有した有底円筒形状のモータ回転体とを有し、
    前記シャフトの外周面とスリーブの内周面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成するとともに、これらのシャフトの外周面とスリーブの内周面との間の隙間に作動流体としての液体を充填させて、ラジアル液体軸受を構成し、
    前記モータ回転体の内周側底面とこの内周側底面に対向するスラストフランジの対向面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成してスラスト気体軸受を構成したことを特徴とする請求項1に記載の流体軸受モータ。
  5. モータ回転体の内周側底面の箇所に、モータ回転体の本体部分とは別部材の内周側スラスト部材が取り付けられ、この内周側スラスト部材とこの内周側スラスト部材に対向するスラストフランジの対向面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成してスラスト気体軸受を構成したことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の流体軸受モータ。
  6. 固定部は、基台と、この基台に立設された中空円筒状のスリーブと、スラストフランジとを備え、
    回転部は、前記スリーブの内周面にその外周面が隙間を持って嵌合する円柱状のシャフトと、このシャフトに結合され、前記スラストフランジに対向する内周側底面を有した有底円筒形状のモータ回転体と、このモータ回転体の内周に取り付けられたスラストプレートとを備え、
    前記シャフトの外周面とスリーブの内周面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成するとともに、これらのシャフトの外周面とスリーブの内周面との間の隙間に作動流体としての液体を充填させて、ラジアル液体軸受を構成し、
    前記モータ回転体の底面とこの底面に対向するスラストフランジの対向面との少なくとも何れか一方の面および、前記スラストフランジと前記スラストプレートとの互いに対向する対向面の少なくとも何れかの面に動圧発生溝を形成して、スラスト気体軸受を構成したことを特徴とする請求項1に記載の流体軸受モータ。
  7. 固定部は、基台と、この基台に立設された中空円筒状のスリーブとを備え、
    回転部は、前記スリーブの内周面にその外周面が隙間を持って嵌合する円柱状のシャフトと、このシャフトに結合され、前記基台または基台に取り付けられた基台側スラスト部材に対向する外周側底面を有した有底円筒形状のモータ回転体とを備え、
    前記シャフトの外周面とスリーブの内周面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成するとともに、これらのシャフトの外周面とスリーブの内周面との間の隙間に作動流体としての液体を充填させて、ラジアル液体軸受を構成し、
    前記モータ回転体の外周側底面とこの外周側底面に対向する基台または基台側スラスト部材の対向面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成してスラスト気体軸受を構成したことを特徴とする請求項1に記載の流体軸受モータ。
  8. モータ回転体の外周側底面の箇所に、モータ回転体の本体部分とは別部材の外周側スラスト部材が取り付けられ、この外周側スラスト部材とこの外周側スラスト部材に対向する基台または基台側スラスト部材の対向面との少なくとも何れか一方の面に動圧発生溝を形成してスラスト気体軸受を構成したことを特徴とする請求項7に記載の流体軸受モータ。
  9. シャフトに、スリーブの底面部側に突出する凸状部を形成したことを特徴とする請求項1〜3、5〜8の何れか1項に記載の流体軸受モータ。
  10. シャフトの凸状部とスリーブの底面部との間にスラスト液体軸受を形成したことを特徴とする請求項9に記載の流体軸受モータ。
  11. 基台におけるマグネットと対向する箇所に、マグネットに対して磁力で吸引力を発生する吸引リングを取り付けたことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の流体軸受モータ。
  12. ラジアル液体軸受の開口部側端部からスラスト気体軸受側への経路の途中の箇所に、ラジアル液体軸受の作動流体がスラスト気体軸受側へ流れ込むことを阻止する流出防止部を設けたことを特徴とする請求項2、3、6〜8の何れか1項に記載の流体軸受モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008312334A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Tokyo Parts Ind Co Ltd ブラシレスモータ

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