JP2005086921A - 電源装置およびそれを搭載した自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 交流モータを駆動制御する電源装置について、コンパクトでありかつ安全性の高い車載用に適した構成を提供することである。
【解決手段】 交流モータMGを駆動制御する電源装置5は、直流電源10と、インバータ20と、トランスで構成された変圧部30とを備える。直流電源10は、二次電池で構成され、直流電圧E1を供給する。インバータ20は、直流電源10からの直流電圧E1を直接入力電圧として、直流−交流間の電力変換を行なう。変圧部30は、インバータによって変換された交流電圧を昇圧して、昇圧された交流電圧e2を交流モータMGへ印加する。これにより、昇圧された高電圧部分は、直流電源10の負側から切離される。
【選択図】 図1

Description

この発明は電源装置に関し、より特定的には、交流モータを駆動制御する電源装置およびそれを搭載した自動車に関する。
交流モータを駆動制御する電源装置として、低電圧バッテリからの直流電圧を昇圧して高圧の交流電圧を発生するタイプのものが存在する。特に、このタイプの電源装置を車載用電動機の制御装置として適用する技術が開示されている(たとえば特許文献1)。
当該特許文献1に開示された技術では、低電圧バッテリ21、双方向絶縁型昇降圧チョッパ回路40および電動機駆動制御部(インバータ)32によって、低圧の直流電圧と高圧の交流電圧との間での電力変換が行なわれる。
さらに、低電圧バッテリの負側を自動車の車体本体で接地(アース)する一方で、双方向絶縁型昇降圧チョッパ回路を用いることで低電圧側と高電圧側とを絶縁し、かつ、高電圧側の電源ラインを車体本体からフローティングさせる構成とすることによって、感電事故に対する安全性を確保している。
特開平7−23505号公報 特開2001−286196号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、双方向絶縁型昇降圧チョッパ回路40によって昇圧された直流電圧を安定化するために、大容量コンデンサ22の配置が必要となる。これにより、電源装置が大型化してしまうので、車内の居住性や収納性の面からコンパクト化および配置の自由度が高いことへの要求が強い車載用としては不利となる。
さらに、インバータの入力側までは直流電圧を扱うため、電源装置内での直流部分の割合が高く、必然的に直流電圧を供給する配線長が長くなる。このため当該配線部分でのインダクタンスが大きくなり、インバータ等のスイッチング動作に伴うサージ電圧の増大や、スイッチング動作の高速化が阻害される可能性がある。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、交流モータを駆動制御する電源装置について、コンパクトでありかつ安全性の高い構成を提供することである。
この発明に従う電源装置は、交流モータを駆動制御する電源装置であって、直流電源と、インバータと、変圧部とを備える。直流電源は、直流電圧を供給する。インバータは、直流電圧および交流電圧の間での電力変換を行なう。変圧部は、インバータによって変換された交流電圧を昇圧して、昇圧された交流電圧を交流モータへ印加する。
好ましくは、変圧部は、インバータの出力電圧が印加されるように接続された一次巻線および交流モータの巻線と接続される二次巻線を有するトランスによって構成され、二次巻線は、一次巻線よりも巻数が多い。
あるいは好ましくは、直流電源は二次電池で構成され、交流モータの回生制動動作時において、交流モータによって発電された交流電圧は、変圧部によって降圧されてインバータへ与えられ、かつ、インバータは、降圧された交流電圧を二次電池の充電のための直流電圧に変換する。
この発明に従う自動車は、請求項1から3項のいずれかに記載の電源装置と、電源装置によって駆動制御される交流モータによって駆動可能な車輪とを備える。好ましくは、直流電源の負側は、自動車の車体によって接地される。
また好ましくは、電源装置は、直流電源とインバータの間を電気的に接続する第1の給電線と、インバータと変圧部との間を電気的に接続する第2の給電線と、変圧部と交流モータとの間を電気的に接続する第3の給電線とをさらに備え、第2の給電線の配線長の総和は、第1および第3の給電線の配線長の総和の合計よりも長い。
この発明の電源装置は、昇圧後の電圧を直流電源の負側と切離した上で、直流電源からの直流電圧を昇圧して得られた高圧の交流電圧によって交流モータ駆動制御できる。これにより、直流電源の接地に特別な機構を設けなくても、昇圧された高電圧による感電の危険性が回避される。
さらに直流電源からの供給電圧を直接インバータの入力電圧とできるので、インバータの入力側に平滑コンデンサを設ける必要がないので、装置の小型化を図ることができる。
さらに、直流電圧を扱う部分の割合を小さくできるので、配線部分でのインダクタンスによってインバータのスイッチング動作に生じる悪影響を抑制できる。
また、トランスによって、変圧部を簡易な構成で実現できる。
また、この発明によれば、交流モータの回生制動動作時に、交流モータによって発電された交流電圧によって、二次電池で構成された直流電源を充電できる。
したがって、この発明の自動車によれば、直流電源の負側を、特別な機構を設けることなく、車体により接地(ボディアース)しても、高電圧による感電の危険性を招くことがない。
さらに、インバータの入力側に平滑コンデンサを設ける必要がないので、電源装置が小型化される。したがって、この電源装置は、車内の居住性や収納性の面からコンパクト化および配置の自由度が高いことへの要求が強い車載用に適している。
また、この発明によれば、性能面および安全面から配線長が短いことが望ましい、直流部分の第1の給電線および高圧部分の第3の給電線を短くしても、低圧の交流電圧を供給する第2の給電線の配線長を長くとって電源装置の配置の自由度を確保できる。この面からも、この発明の電源装置は、自動車の給電システムを構成するための車載用として有利である。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、この発明による電源装置の構成を示す図である。
図1を参照して、この発明による電源装置5は、低電圧バッテリ10と、インバータ20と、変圧部30と、制御装置40とを備える。
電源装置5は、低電圧バッテリ10から供給される直流電力および交流電力の間での電力変換を行なって、交流モータMGを駆動制御する。図1の例では、交流モータMGは、三相モータである。交流モータMGには、その回転位置および回転速度に相当するモータ角度θおよびモータ角速度ωを検出可能な位置センサ43が設けられている。
「直流電源」である低電圧バッテリ10は、代表的には、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池で構成される。低電圧バッテリ10の正側は電源ライン11と接続され、負側はアースライン12と接続されて接地される。電源ライン11およびアースライン12は、低電圧バッテリ10およびインバータ20の間を電気的に接続する給電線45によって構成される。
インバータ20は、電源ライン21およびアースライン22との間に並列接続される、U相アーム25、V相アーム26と、W相アーム27を含む。
一般にバッテリの出力電圧変動は小さいので、電源装置5では、インバータ20の入力側に平滑用コンデンサの配置を省略することができる。このため、低電圧バッテリ10によって供給される直流電圧E1が直接インバータ20の入力電圧となる。すなわち、電源ライン11および21と、アースライン12および22とは、それぞれ共通の給電線で構成される。
U相アーム25は、直列接続されたスイッチング素子Q1,Q2から成る。スイッチング素子Q1は電源ライン21およびノードN1の間に接続され、スイッチング素子Q2はノードN1およびアースライン22の間に接続される。
同様に、V相アーム26は、直列接続されたスイッチング素子Q3,Q4から成る。スイッチング素子Q3は電源ライン21およびノードN2の間に接続され、スイッチング素子Q4はノードN2およびアースライン22の間に接続される。また、W相アーム27は、直列接続されたスイッチング素子Q5,Q6から成る。スイッチング素子Q5は電源ライン21およびノードN3の間に接続され、スイッチング素子Q6はノードN3およびアースライン22の間に接続される。
スイッチング素子Q1〜Q6には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)に代表されるパワー半導体素子が適用される。さらに、各スイッチング素子Q1〜Q6のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すためのダイオードD1〜D6がそれぞれ接続されている。
変圧部30は、変圧器(トランス)のみで構成され、給電線46によってインバータ20と電気的に接続される一次巻線31,32,33と、給電線47によって交流モータMGと電気的に接続される二次巻線35,36,37とを含む。
一次巻線31、32および33の一端は、U,V,W相アームのノードN1〜N3とそれぞれ電気的に接続される。一次巻線31、32および33の他端は、共通のノードN4と接続される。
同様に、二次巻線35、36および37の一端は、交流モータMGの各相コイルの各相端に接続されている。また、二次巻線35、36および37の他端は、共通のノードN5と接続される。たとえば、交流モータMGは、高トルク出力および高速回転が可能な、3相の永久磁石式ブラシレスモータであり、U,V,W相の3つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成される。
一次側に対して二次側が昇圧されるように、二次巻線35,36,37の巻数は、一次巻線31,32,33の巻数よりも多い。また、各一次巻線31,32,33および各二次巻線35,36,37の巻数比は、低電圧バッテリ10からの直流電圧E1と交流モータMGの駆動に用いられる交流電圧の振幅との比に応じた所定の昇圧比に従って設計される。
制御装置40は、電源装置5の外からのトルク指令値Tref、電流センサ41,42からの相電流iu,iw、位置センサ43からのモータ角度θおよびモータ角速度ωに基づいて、インバータ20を駆動するための信号PWMI,PWMCを生成する。各スイッチング素子Q1〜Q6に対応して設けられたゲート駆動回路(図示せず)は、生成された信号PMWI,PWMCに基づいて、対応のスイッチング素子のオン・オフを制御する。
インバータ20は、低電圧バッテリ10から直流電圧E1が供給されると制御装置40からの信号PWMIに基づいて直流電圧E1を交流電圧に変換する。インバータ20は昇圧機能を有していないので、インバータ20の出力電圧は、振幅がE1の1/2の交流電圧である。
この際における、インバータ20の動作は、周知の3相電圧インバータと同様である。すなわち、インバータ20のスイッチングパターンは、たとえば図2のように設定される。
図2を参照して、電気角360°(2π)を1周期として、所定の動作モードI〜VIが周期的に繰り返される。それぞれの動作モードにおいては、図1に示した交流電圧e1に相当する所定の相電圧がU相,V相,W相にそれぞれ発生するように、オン信号が与えられるスイッチング素子が予め定められている。これにより、U相,V相,W相に120°ずつの位相差を有する相電流がそれぞれ生じる。また、各動作モードにおいて、上側アーム素子(スイッチング素子Q1,Q3,Q5)のオン期間は、通常のPWM(Pulse Width Modulation)方式に従って制御される。
インバータ20によって一次巻線31〜33に発生された相電圧は、変圧部30によって所定の昇圧比(e2/e1)で交流電圧e2に昇圧されて、交流モータMGの各相コイルへ印加される。これにより、交流モータMGは、トルク指令値Trefによって指定されたトルクを発生するように駆動される。
交流モータMGの回生制動時には、交流モータMGが発電した交流電圧は、変圧部30によって降圧されて、一次巻線31〜33に印加される。制御装置40は、交流モータMGが回生制動モードに入ったことを示す信号を外部から受けると、交流モータMGで発電された交流電圧を直流電圧に変換するための信号PWMCを生成してインバータ20へ出力する。
インバータ20は、一次巻線31〜33に印加された3相の交流電圧(降圧後)を制御装置40からの信号PWMCに基づいて直流電圧に変換する。この場合、インバータ20のスイッチング素子Q2,Q4,Q6は信号PWMCによってスイッチング制御される。すなわち、交流モータMGのU相で発電されるときスイッチング素子Q4,Q6がオンされ、V相で発電されるときスイッチング素子Q2,Q6がオンされ、W相で発電されるときスイッチング素子Q2,Q4がオンされる。インバータ20によって変換された直流電圧によって、低電圧バッテリ10は充電される。
このような構成とすることにより、昇圧後の電圧を低電圧バッテリ10の負側と切離した上で、低電圧バッテリ10からの直流電圧E1から高圧の交流電圧を生成して、交流モータMGを駆動制御できる。
ここで、比較のために、図1に示した電源装置と同様の機能を有し、変圧部(トランス)を設けることなく構成された電源装置の構成例を示す。
図3を参照して、比較例として示される電源装置5♯は、図1に示した電源装置5と比較して、インバータ20の出力側に設けられた変圧部30に代えて、インバータ20の入力側に設けられた昇圧チョッパ50を備える。なお、図3においては、インバータ20および昇圧チョッパ50の制御装置の図示を省略している。
昇圧チョッパ50は、インダクタ55と、スイッチング素子Q5,Q6と、ダイオードD5,D6とを含む。インダクタ11は、低電圧バッテリ10の電源ライン11とノードN6の間に接続される。スイッチング素子Q5は電源ライン21とノードN6との間に接続され、スイッチング素子Q6はノードN6とアースライン22との間に接続される。
スイッチング素子Q5,Q6は、制御装置(図示せず)からの制御信号に基づいて、所定のデューティ比で周期的に交互にオン・オフされる。スイッチング素子Q6のオン期間にインダクタ55に蓄えられたエネルギーを、スイッチング素子Q5のオン期間に電源ライン21へ供給することによって、上記デューティ比に応じた昇圧が行なわれる。
昇圧チョッパ50の出力電圧E2は、低電圧バッテリ10の出力電圧E1よりも高く、電源装置5における二次巻線35〜37に生じる交流電圧の振幅に対応して設定される。すなわち、昇圧チョッパ50の昇圧比(E2/E1)は、低電圧バッテリ10の出力電圧E1と交流モータMGの駆動に用いられる交流電圧振幅との比に応じて定められる。
インバータ20は、昇圧チョッパ50で昇圧された直流電圧E2を入力電圧として、直流−交流間の電圧変換を行なう。交流モータMGの各相コイルは、U,V,W相25〜27の中間ノードN1〜N3と接続され、インバータ20の出力電圧を印加されて駆動制御される。
電源装置5♯では、出力電圧E2がスイッチング動作を伴って生成されるため、インバータ20の出力電圧振幅を安定させるために、電源ライン21およびアースライン22の間に平滑コンデンサ60の配置が必要となる。
また、低電圧バッテリ10の負側は、昇圧後の高電圧部分のアースライン22と共通に接続されるので、安全面から、低電圧バッテリ10の接地に特別な機構を設ける必要が生じる。
さらに、低電圧バッテリ10からインバータ20の入力までが直流部分であり、かつ、インバータ20の出力と交流モータMGとの間は高電圧が供給されるので、それぞれの配線長を短くすることが望ましいので、配置上の自由度が低くなる。
図1および図3の比較からも理解されるように、この発明に従う電源装置5では、昇圧後の電圧が低電圧バッテリ10の負側と切離されているので、低電圧バッテリ10の接地に特別な機構を設けなくても、感電の危険性が抑制される。
また、出力電圧変動の小さいバッテリからの供給電圧を直接インバータの入力電圧とできるので、平滑コンデンサを設ける必要がない。
さらに、電源装置5では、インダクタンス面から配線長を短くすることが望ましい直流電圧の供給線が給電線45のみであり、直流部分が少ない。したがって、当該給電線でのインダクタンスによってインバータ20のスイッチング動作に生じる悪影響を抑制できる。
また、インバータ20の出力から変圧部30までは低電圧の交流部分であるので、給電線46の配線長を長くとっても問題がない。このため、配置上の自由度が高くなる。
この発明による電源装置は、ハイブリッド自動車、電気自動車または燃料電池自動車等の、交流モータによって車輪の少なくとも一部を駆動制御可能な自動車に搭載可能である。
図4は、この発明による電源装置が搭載された自動車の構成を示す概略ブロック図である。
図4を参照して、この発明の実施の形態による自動車100は、バッテリ110と、PCU(Power Control Unit)120と、動力出力装置130と、ディファレンシャルギア(DG:Differential Gear)140と、前輪150L,150Rと、後輪160L,160Rと、フロントシート170L,170Rと、リアシート180とを備える。
バッテリ110は、図1での低電圧バッテリ10に相当し、PCU(Power Control Unit)120は、図1に示した電源装置5のうちのインバータ20および制御装置40を含む(図示せず)。
動力出力装置130は、エンジンおよび/またはモータジェネレータによる動力をDG140を介して前輪150L,150Rに伝達して前輪150L,150Rを駆動する。また、動力出力装置130は、前輪150L,150Rの回転力によって発電し、その発電した電力をPCU120へ供給する。
PCU120は、動力出力装置130と電気的に接続される。動力出力装置130は、DG140と連結される。DG140は、動力出力装置130からの動力を前輪150L,150Rに伝達するとともに、前輪150L,150Rの回転力を動力出力装置130へ伝達する。
動力出力装置130は、ダッシュボード190よりも前側のエンジンルームに配置され、図1に示した交流モータMGに相当するモータジェネレータ(図示せず)を含む。また、図1に示した電源装置5のうちの変圧部(トランス)30は、安全面から高圧部分の配線長を短くするために、モータジェネレータに近接して配置される。
バッテリ110は、直流電圧をPCU120へ供給するとともに、PCU120からの直流電圧によって充電される。
PCU120は、バッテリ110からの直流電圧を交流電圧に変換する。動力出力装置130に含まれるモータジェネレータは、変圧部30によって昇圧された交流電圧によって駆動制御される。特に、PCU120では、バッテリ110からの供給電圧を直接インバータの入力電圧とできるので、平滑コンデンサを設ける必要がなく小型化可能である。
また、回生制動動作時には、動力出力装置130に含まれるモータジェネレータが発電した交流電圧は、変圧部30によって降圧された後、PCU120によって直流電圧に変換されて、バッテリ110を充電する。
バッテリ110およびPCU120を近接して配置することにより、直流部分の給電線(図1における給電線45)の配線長を短くできる。また、モータジェネレータおよび変圧部30を近接して配置することにより、高圧部分の給電線(図1における給電線47)の配線長を短くできる。たとえば、直流部分の給電線の配線長の総和および高圧部分の給電線の配線長の総和の合計が、PCU120および変圧部30間の低圧部分の給電線(図1における給電線46)よりも短いような配置とすることができる。これにより、低圧部分の給電線が長くなるが、この部分では低圧の交流電圧が伝達されるので、安全面および性能面の両方から問題を招くことがない。
さらに、バッテリ110の負側を、通常のバッテリ等と同様に、特別な機構を設けることなく、車体により接地(ボディアース)しても、感電の危険性を招くことがない。
このように、この発明による電源装置は、大容量の平滑コンデンサを必要とせずコンパクト化が図れる点、特別な接地機構を設けることなく高圧による感電の危険性を回避できる点、および、配置の自由度が高い点から、自動車の給電システムを構成するための車載用として有利である。
なお、本発明の実施の形態においては、三相モータを駆動制御する電源装置を代表的に示したが、本願発明の適用はこのような場合に限定されるものではない。すなわち、本願発明は、負荷となる交流モータの種類を特に限定することなく、電源装置およびそれを備える自動車に適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明による電源装置の構成を示す図である。 図1に示したインバータの動作を説明する図である。 比較例として示される昇圧機能を有する電源装置の構成を示す図である。 この発明による電源装置が搭載された自動車の構成を示す概略ブロック図である。
符号の説明
5 電源装置、10 低電圧バッテリ、11,21 電源ライン、12,22 アースライン、20 インバータ、30 変圧部(トランス)、40 制御装置、31,32,33 一次巻線、35,36,37 二次巻線、45〜47 給電線、110 バッテリ、120 PCU、130 動力出力装置、150L,150R 前輪、160L,160R 後輪、100 自動車、MG 交流モータ、Q1〜Q6 スイッチング素子。

Claims (6)

  1. 交流モータを駆動制御する電源装置であって、
    直流電圧を供給する直流電源と、
    前記直流電圧および交流電圧の間での電力変換を行なうインバータと、
    前記インバータによって変換された前記交流電圧を昇圧して、昇圧された前記交流電圧を前記交流モータへ印加するための変圧部とを備える、電源装置。
  2. 前記変圧部は、前記インバータの出力電圧が印加されるように接続された一次巻線および前記交流モータの巻線と接続される二次巻線を有するトランスによって構成され、
    前記二次巻線は、前記一次巻線よりも巻数が多い、請求項1記載の電源装置。
  3. 前記直流電源は二次電池で構成され、
    前記交流モータの回生制動動作時において、前記交流モータによって発電された交流電圧は、前記変圧部によって降圧されて前記インバータへ与えられ、かつ、前記インバータは、降圧された交流電圧を前記二次電池の充電のための直流電圧に変換する、請求項1記載の電源装置。
  4. 請求項1から3項のいずれかに記載の電源装置と、
    前記電源装置によって駆動制御される前記交流モータによって駆動可能な車輪とを備える、自動車。
  5. 前記直流電源の負側は、前記自動車の車体によって接地される、請求項4記載の自動車。
  6. 前記電源装置は、
    前記直流電源と前記インバータの間を電気的に接続する第1の給電線と、
    前記インバータと前記変圧部との間を電気的に接続する第2の給電線と、
    前記変圧部と前記交流モータとの間を電気的に接続する第3の給電線とをさらに備え、
    前記第2の給電線の配線長の総和は、前記第1および第3の給電線の配線長の総和の合計よりも長い、請求項4記載の自動車。
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