JP2005043825A - 画像形成装置及びそれに用いられるプロセスカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 プロセスカートリッジを本体ケーシングに容易に装着し、且つ本体ケーシングからスムーズに取り出すことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 プロセスカートリッジ18を、レーザプリンタ1の本体ケーシング2の画像形成位置に装着する際、本体ケーシングカバー2bに突起状の当接部材51、52を設け、プロセスカートリッジ18の後面下端部に当接部材51、52と当接可能な弾性を有する被当接部材18c、18dを設け、本体ケーシングカバー2bをプロセスカートリッジ18に押圧しプロセスカートリッジ18を画像形成位置に装着する。プロセスカートリッジ18を本体ケーシング2から取り出す際は、本体ケーシングカバー2bを開きプロセスカートリッジ18をガイド溝に沿って取り出す。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に係り、より詳しくはプロセスカートリッジ着脱式の電子写真画像形成装置に関するものである。本発明はまた、上記画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジに関する。
従来より、レーザプリンタなどの画像形成装置では、下記特許文献などに開示されているように、感光体ドラムと帯電器とを内蔵した感光体ユニットと、現像ローラ及び現像剤(トナー)を入れたトナーカートリッジからなる現像ユニットとから構成したプロセスカートリッジが知られている。このプロセスカートリッジは、メインテナンスや紙ジャム時の処理のために、画像形成装置の本体ケーシングに対して着脱可能に構成されている。
また、プロセスカートリッジは本体ケーシングの着脱用開口から挿入され、本体ケーシング内に設けられたガイド溝により画像形成位置へ案内される。プロセスカートリッジを画像形成位置へ導き引き込むために付勢バネが設けられている。プロセスカートリッジを本体ケーシングに装着した際に、付勢バネにより、プロセスカートリッジが画像形成位置の手前に留まることはなく、正規の位置に位置決めされる。
特開平10−254328号公報
しかしながら、上記の方法では、プロセスカートリッジを付勢バネで最終的な画像形成位置に導くのでプロセスカートリッジの着脱が困難という問題があった。すなわち、プロセスカートリッジを装着する際は、付勢バネの付勢力に抗してプロセスカートリッジを押圧する必要があった。とくに、プロセスカートリッジを本体ケーシングから取り出すときに付勢バネがプロセスカートリッジの側面に設けられた突起状の突出部を付勢して抵抗を与え、その結果、プロセスカートリッジの取り出しを容易に行うことができないという問題があった。この問題に対処するために、付勢バネの付勢力を小さくすることが考えられるが、そうすると、付勢バネの付勢力が小さいためにプロセスカートリッジが所定の位置まで到達しない可能性があった。また、本体ケーシングのガイド溝近傍に付勢バネを取り付ける必要があるため、本体ケーシングの部品点数が増加したり、構造が複雑になるという問題もあった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的はプロセスカートリッジを本体ケーシングに容易に装着し、且つ本体ケーシングからスムーズに取り出すことができる画像形成装置を提供することにある。本発明はまた、このような画像形成装置に好適に用いられるプロセスカートリッジを提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、本体ケーシングと、該本体ケーシングに開閉可能に取り付けられた本体ケーシングカバーとを備え、該本体ケーシングカバーの開閉により、本体ケーシング内の画像形成位置に対してプロセスカートリッジが着脱可能なように構成された画像形成装置において、前記プロセスカートリッジあるいは前記本体ケーシングカバーのいずれか一方に、突起状の当接部材あるいは該当接部材と当接可能な弾性を有する被当接部材のいずれか一方が設けられ、前記プロセスカートリッジあるいは前記本体ケーシングカバーのいずれか他方に前記当接部材あるいは前記被当接部材のいずれか他方が設けられ、前記本体ケーシングカバーの閉成時に、前記当接部材と被当接部材とが当接して前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に押圧することを特徴としている。
このような構成によると、突起状の当接部材が前記プロセスカートリッジあるいは前記本体ケーシングカバーのいずれか一方に設けられ、前記当接部材に当接可能な弾性を有する被当接部材が前記本体ケーシングカバーあるいは前記プロセスカートリッジのいずれか他方に設けられているので、前記本体ケーシングカバーの閉成時に前記当接部材と被当接部材とが当接して前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に押圧することができる。
前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に押圧するのに、前記被当接部材の弾性を利用し、前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に導くために付勢バネを用いないので、前記付勢バネの付勢力に抗する力で前記プロセスカートリッジを押圧する必要がない。従って、前記プロセスカートリッジを容易に前記画像形成位置に押圧することができる。また、前記プロセスカートリッジを前記本体ケーシングから取り出す際にも、付勢バネを用いないので、前記プロセスカートリッジは、バネ付勢力などの抵抗を受けることがない。従って、前記プロセスカートリッジを前記本体ケーシングからスムーズに取り出すことができる。
また、請求項2に記載の発明の画像形成装置は、本体ケーシングと、該本体ケーシングに開閉可能に取り付けられた本体ケーシングカバーとを備え、該本体ケーシングカバーの開閉により、本体ケーシング内の画像形成位置に対してプロセスカートリッジが着脱可能なように構成された画像形成装置において、前記本体ケーシングカバーに設けられた突起状の当接部材と、前記プロセスカートリッジに設けられ、前記当接部材と当接可能な弾性を有する被当接部材とを備え、前記本体ケーシングカバーの閉成時に、前記当接部材が被当接部材と当接して前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に押圧することを特徴としている。
このような構成によると、本体ケーシングカバーに設けられた突起状の当接部材を、前記プロセスカートリッジに設けられ前記当接部材と当接可能な弾性を有する被当接部材に当接させることにより、前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に押圧する。その際、前記被当接部材の弾性を利用し、前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に導くために付勢バネを用いないので、前記付勢バネの付勢力に抗する力で前記プロセスカートリッジを押圧する必要がない。従って、前記プロセスカートリッジを容易に前記画像形成位置に押圧することができる。また、前記プロセスカートリッジを前記本体ケーシングから取り出す際にも、付勢バネを用いないので、前記プロセスカートリッジは何ら抵抗を受けることがない。従って、前記プロセスカートリッジを前記本体ケーシングからスムーズに取り出すことができる。
本発明は、弾性を有する被当接部材をプロセスカートリッジに設けたことから、長年の使用により被当接部材が疲労して破損したとしても、消耗品であるプロセスカートリッジの交換によって破損に容易に対処することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記本体ケーシングの両側面にガイド溝が設けられ、前記プロセスカートリッジの着脱時に、前記ガイド溝に沿って前記プロセスカートリッジが案内されることを特徴としている。
このような構成によると、前記プロセスカートリッジは前記本体ケーシングに設けられ前記プロセスカートリッジの着脱を案内するためのガイド溝に沿った装着方向に、本体ケーシングカバーによって押圧されるので、前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置へスムーズに押圧することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記ガイド溝の前記プロセスカートリッジの装着方向の終端部に水平方向の経路が設けられ、前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に装着するとき、前記プロセスカートリッジが、前記当接部材と被当接部材との当接により該経路に沿って装着方向に押圧されることを特徴としている。
このような構成によると、前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に装着するとき、前記プロセスカートリッジが、前記当接部材と被当接部材との当接により従来より水平方向に近い経路に沿ってプロセスカートリッジの自重にはよらず装着方向に押圧され画像形成位置に装着される。そうすると、前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に装着する際に、斜め下方のガイド溝ではなく水平方向の経路に沿って押圧するため、前記プロセスカートリッジを確実にかつ水平方向の一挿入操作により容易に前記画像形成位置に装着することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2ないし4のいずれかに記載の発明において、前記被当接部材が、前記プロセスカートリッジの前記本体ケーシングへの装着方向とは反対方向の端面の下端部に設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、前記プロセスカートリッジの製作のための型を容易に作ることができる。さらに、前記被当接部材を前記プロセスカートリッジの側面に設ける場合に比べて、前記プロセスカートリッジの横幅方向のサイズを小さくすることができ、本体ケーシングへの装着の際、被当接部材が本体ケーシングに引っかかることはなく、装着が容易になる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項2ないし5のいずれかに記載の発明において、前記本体ケーシングカバーの一端が、前記本体ケーシングに設けられた支軸に回転可能に取り付けられていて、前記当接部材が該支軸と前記本体ケーシングカバーの他端との間で前記被当接部材に対向する位置に設けられていることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記本体ケーシングカバーを前記本体ケーシングに対して閉じるとき、前記本体ケーシングカバーを前記本体ケーシングに係止するための係止手段が設けられ、該係止手段の内で本体ケーシングと係止可能な部分が、前記当接部材よりも前記支軸から離間して前記本体ケーシングカバーの他端側に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、前記本体ケーシングカバーを前記本体ケーシングに対して閉じるとき、前記本体ケーシングカバーに設けられた係止手段を用いて前記本体ケーシングに係止することができる。
さらに、前記当接部材が前記プロセスカートリッジの下端部に設けられた被当接部材に対向する位置に設けられているので、該支軸から前記当接部材までの距離を予め決められた被当接部材の位置に対して最小にすることができる。そうすると、前記本体ケーシングカバーの回転に伴う当接部材の回転の円周方向の移動量が少なくてすむ。その結果、前記当接部材に押圧される前記被当接部材の弾性変位量も小さくてすみ、前記被当接部材の耐久性を向上させることができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、前記本体ケーシングカバーを前記本体ケーシングに対して閉じるとき、前記本体ケーシングカバーを前記本体ケーシングに係止するための係止状態に到達してその状態を保持する係止手段を備え、前記係止手段は、係止状態に到達するまでの間、前記当接部材は前記被当接部材を弾性変形させながら前記プロセスカートリッジを装着方向に押圧し、該係止手段が係止状態に到達した後は、前記当接部材は前記被当接部材から離間することを特徴としている。
このような構成によると、前記本体ケーシングカバーを前記本体ケーシングに対して閉じるとき、前記係止手段が係止状態に到達するまでの間、前記当接部材は前記被当接部材を弾性変形させながら前記プロセスカートリッジを装着方向に押圧する。該係止手段が係止状態に到達した後は、前記本体ケーシングカバーに設けられた前記当接部材と前記プロセスカートリッジに設けられた前記被当接部材との間に間隙が生じるので、前記当接部材が前記被当接部材から引き離され、前記本体ケーシング側に発生する振動が前記プロセスカートリッジに伝わらない。その結果、前記プロセスカートリッジのアライメントを一定に保つことが容易になる。また、被当接部材に応力が継続的に付与されるのを防止することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記係止手段は、係止フックと、該係止フックに連続して形成された係止凹部と、該係止フックの先端部を乗り越えて係止凹部に係合可能な係止爪部とから成ることを特徴としている。
このような構成によると、前記本体ケーシングカバーを閉じるときは、まず前記係止手段の内、前記本体ケーシングカバーに設けられた前記係止フックの先端部を前記係止爪部の先端部と接触させる。その状態からさらに前記本体ケーシングカバーを完全に閉じるときは、前記本体ケーシングカバーを押圧して、前記係止爪部が前記係止フックの先端部を乗り越えて前記係止フックに連続して形成された前記係止凹部に係合させることができる。それにより、前記係止フックを前記係止爪部に確実に係止させることができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項2ないし9のいずれかに記載の発明において、前記被当接部材が、前記プロセスカートリッジの左右両側端部にそれぞれ設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、前記プロセスカートリッジは前記被当接部材が左右両側端部に設けられているので、前記当接部材に前記プロセスカートリッジの左右両側端で当接する。それにより、前記プロセスカートリッジの挿入方向に平行な力が作用し、前記プロセスカートリッジを挿入方向でその挿入面に平行な面内で回転させようとする曲げモーメントの発生を防止することができる。その結果、前記プロセスカートリッジの前記本体ケーシングへの装着を安定した状態で行うことができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項2ないし9のいずれかに記載の発明において、前記被当接部材が、前記プロセスカートリッジの左右両側端部にそれぞれ1個ずつ設けられ、それらの被当接部材同士を結ぶ直線が水平であることを特徴としている。
このような構成によると、前記被当接部材の設計が容易になる上、前記プロセスカートリッジの2個の前記被当接部材による前記プロセスカートリッジの挿入方向に平行な力が作用するため、前記プロセスカートリッジを挿入方向に直交する面内で前記プロセスカートリッジを回転させようとする曲げモーメントの発生を防止することができる。その結果、前記プロセスカートリッジの前記本体ケーシングへの装着を安定した状態で行うことができる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項2ないし9のいずれかに記載の発明において、前記本体ケーシングカバーが、前記本体ケーシングに設けられた支軸に回転可能に取り付けられ、前記被当接部材が、前記プロセスカートリッジの左右両側端部にそれぞれ1個ずつ設けられ、それらの被当接部材同士を結ぶ直線が前記支軸に平行であることを特徴としている。
このような構成によると、前記本体ケーシングカバーを開閉するとき、前記プロセスカートリッジの左右両側端部にそれぞれ1個ずつ設けられた前記被当接部材を結ぶ直線と前記支軸が平行であるので、左右両端部の前記被当接部材から前記当接部材に伝達される荷重の大きさに左右の差が生じない。それにより、前記プロセスカートリッジの装着方向に平行な面内で前記支軸を装着方向に曲げようとする曲げモーメントの発生が防止されるので、前記本体ケーシングカバーの耐久性が向上する。また、プロセスカートリッジの挿入力が左右均等となり、プロセスカートリッジの装着を安定した状態で行うことができる。
また、請求項13に記載の発明は、請求項2ないし12のいずれかに記載の発明において、前記当接部材の縦面の一部が、前記被当接部材に当接することを特徴としている。
このような構成によると、前記当接部材の縦面の一部が、前記被当接部材に当接するので前記当接部材の耐久性を向上させることができる。
また、請求項14に記載の発明は、請求項2ないし13のいずれかに記載の発明において、前記本体ケーシングカバーが、前記プロセスカートリッジを押圧するとき、前記当接部材の当接面が前記プロセスカートリッジの前記被当接部材の当接面に平行に当接するように前記本体ケーシングカバーの回転角度が設定されていることを特徴としている。
このような構成によると、前記当接部材と前記被当接部材とが面同士で当接し当接部分の応力集中を避けることができる。その結果、前記当接部材や前記被当接部材の変形や破損を防止することができる。
また、請求項15に記載の発明は、請求項2ないし14のいずれかに記載の発明において、前記当接部材は、ほぼ直方体形状でありその角部が丸みを有することを特徴としている。
このような構成によると、前記当接部材の突起状の角部に鋭いエッジがないため前記被当接部材への当接時における点接触あるいは線接触を避けることができる。その結果として、前記当接部材や前記被当接部材の変形や破損を防止することができる。
また、請求項16に記載の発明は、請求項1ないし15のいずれかに記載の発明において、前記本体ケーシングは、前記プロセスカートリッジを着脱するための開口が形成された正面パネルを備え、該正面パネルが、前記プロセスカートリッジの装着方向と交差して配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、前記正面パネルに設けられた前記開口を通して、前記プロセスカートリッジを前記本体ケーシングに着脱することができる。
また、請求項17に記載の発明のプロセスカートリッジは、感光体に形成される静電潜像を現像する現像部を備え、画像形成装置の本体ケーシングカバーの開放により該画像形成装置に対して着脱可能となるプロセスカートリッジであって、前記本体ケーシングカバーの閉成時に、本体ケーシングカバーの一部と当接可能な弾性を有する被当接部材を備え、前記本体ケーシングカバーと被当接部材との当接により、プロセスカートリッジが画像形成装置内の予め決められた位置に装着されることを特徴としている。
このような構成によると、前記本体ケーシングカバーの開放により画像形成位置に対して着脱可能となるプロセスカートリッジに本体ケーシングカバーの一部と当接する被当接部材を設け、前記本体ケーシングカバーを閉じるとき、前記プロセスカートリッジを画像形成装置内の予め決められた位置に装着することができる。
また、請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、前記プロセスカートリッジは、前記感光体と現像部との間を係合及び離間させるために前記画像形成装置に設けられた離間カムが進入するための空間を形成する外周壁を有し、該外周壁は、前記画像形成装置に対するプロセスカートリッジの装着方向と交差する方向に前記空間が開放するように形成され、前記被当接部材は、前記外周壁に形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、離間カムの進入空間を形成する外周壁に被当接部材が形成されるので、プロセスカートリッジの製作型を容易に作ることができる。
また、請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の発明において、前記被当接部材は、前記外周壁において一対の切欠き溝により形成された弾性舌片部から構成されることを特徴としている。
以下に、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてのレーザプリンタを示す。
図1において、レーザプリンタ1は、電子写真方式により画像を形成するレーザプリンタとして構成されており、マルチパーパスカバー14が開かれた状態を示している。記録媒体としての用紙は、マルチパーパスカバー14からレーザプリンタ1の内部へ挿入され、現像および定着などにより画像形成された後、レーザプリンタ1の排紙トレイ上へ排出される。
図2は、レーザプリンタの要部側断面図である。以下、この説明において、図2における左側をレーザプリンタ1の前側、図2における右側をレーザプリンタ1の後側とする。また、図2における上側をレーザプリンタ1の上側、図2における下側をレーザプリンタ1の下側とする。さらに、図2の紙面に向いて手前側をレーザプリンタ1の右側、図2の紙面に向いて向こう側をレーザプリンタ1の左側とする。
図2において、レーザプリンタ1は、箱体としての本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成手段としての画像形成部5などを備えている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6の一側端部に設けられる給紙機構部7と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板8と、給紙機構部7に対し用紙3の搬送方向の下流側(以下、用紙3の搬送方向上流側または下流側を、単に、上流側または下流側という場合がある。)に設けられる後述する第1搬送部9および第2搬送部10と、第1搬送部9および第2搬送部10に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ11とを備えている。
給紙トレイ6は、用紙3を積層状に収容し得る上面が開放されたボックス形状をなし、本体ケーシング2の底部に対して水平方向に着脱可能とされている。
給紙機構部7は、給紙ローラ12と、分離ローラ13とを備える摩擦分離方式として構成されている。分離ローラ13に対向して、支持フレーム13aとパッド部材13bとばね13cとが設けられている。
用紙押圧板8は、用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙ローラ12に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部を上下方向に移動可能とし、また、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板8は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙機構部7に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。そして、用紙押圧板8上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板8の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ12に向かって押圧され、その給紙ローラ12の回転によって分離ローラ13とパッド部材13bとで挟まれた後、それらの協動により、1枚毎に分離されて給紙される。給紙された用紙3は、画像形成部5に送られる。
画像形成部5は、スキャナ17、プロセスカートリッジ18、定着部19などを備えている。
スキャナ17は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー20、レンズ21aおよび21b、反射鏡22a、22b、22cなどを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンミラー20、レンズ21a、反射鏡22a、22b、レンズ21b、反射鏡22cの順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスカートリッジ18の感光ドラム23の表面上に高速走査にて照射させている。
プロセスカートリッジ18は、スキャナ17の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されるように構成されている。すなわち、プロセスカートリッジ18は、本体ケーシング2の前側正面パネル2sに設けられた開口部2dより後側へ挿入される。この開口部2dは、本体ケーシング2に取り付けられた本体ケーシングカバー2bによって開閉される。このプロセスカートリッジ18は、感光体としての感光ドラム23と、現像部としての現像カートリッジ24と、転写ローラ25と、スコロトロン型帯電器37とを備えている。現像カートリッジ24は、プロセスカートリッジ18に対して着脱自在に装着されており、トナー収容部26、現像手段としての現像ローラ27、層厚規制ブレード28、トナー供給ローラ29などを備えている。
トナー収容部26には、現像剤として、トナーが充填されており、そのトナーが、トナー供給ローラ29によって現像ローラ27に供給され、さらに、層厚規制ブレード28の摺擦によって一定厚さの薄層として現像ローラ27に担持される。一方、感光ドラム23は、現像ローラ27と対向状に回転可能に配設されており、ドラム本体が接地されるとともに、その表面がポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。
そして、感光ドラム23の表面は、感光ドラム23の矢印方向への回転に伴なって、スコロトロン型帯電器37により一様に正帯電された後、スキャナ17からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、現像ローラ27と対向した時に、現像ローラ27上に担持されかつ正帯電されているトナーが、その感光ドラム23の表面に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム23の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成される。
転写ローラ25は、感光ドラム23の下方において、この感光ドラム23に対向するように配置されている。この転写ローラ25は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、感光ドラム23に対して所定の転写バイアスが印加されている。そのため、感光ドラム23上に担持された可視像は、用紙3が感光ドラム23と転写ローラ25との間を通る間に用紙3に転写される。可視像が転写された用紙3は、定着部19に搬送される。
定着部19は、プロセスカートリッジ18の後方に配設され、加熱ローラ31、加熱ローラ31を押圧する押圧ローラ32、および、これら加熱ローラ31および押圧ローラ32の後側に設けられる3個のローラからなるカール取りローラ33を備えている。
加熱ローラ31は、金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えており、プロセスカートリッジ18において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ31と押圧ローラ32との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を定着部19の3個のローラからなるカール取りローラ33によって、本体ケーシング2に設けられた排紙ローラ35に搬送するようにしている。用紙3は、排紙ローラ35によって排紙トレイ上に送られる。
図3は、プロセスカートリッジを示す図である。
図3(a)は、プロセスカートリッジ18の平面図であり、図3(b)は、プロセスカートリッジ18の正面図であり、図3(c)は、プロセスカートリッジ18の側面図である。図3(c)に示すように、プロセスカートリッジ18の装着方向(図3(c)のR方向)とは反対の方向である前面の外周壁18jの下端部(図3(c)のD方向側)には、符号18c、18dで示される被当接部材が2個設けられている。プロセスカートリッジ18の側面ではなく、前面の下端部に被当接部材18c、18dを設けると、被当接部材を備えたプロセスカートリッジ18を製作するための型を容易に作ることができる。被当接部材18c、18dは、図3(b)に示すように、プロセスカートリッジ18の左右両側端部に設けられ、2個の被当接部材を結ぶ直線が水平になるように配設されている。
図3(b)に示すように、被当接部材18cは、プロセスカートリッジ18の前面の左側下端部に上下方向の切欠き溝18e、18fを入れることにより成形された弾性舌片部としての矩形の板片であり、その下端(図3(b)のD方向側)が自由端になっている。
同様に、被当接部材18dは、プロセスカートリッジ18の前面の右側下端部に上下方向の切欠き溝18g、18hを入れることにより成形された矩形の板片であり、その下端(図3(b)のD方向側)が自由端になっている。
被当接部材18c、18dは、通常樹脂製であり板片として弾性を有しプロセスカートリッジ18の前面の外周壁18jと一体的に成形されている。
プロセスカートリッジ18には、また、図3(c)に示すように、本体ケーシング2への装着方向(図3(c)のR方向)とは直交する方向に向けてプロセスカートリッジ18の両側(図3(a)のRH方向側およびLH方向側)に突き出した3対の突出部が備えられている。それらは、プロセスカートリッジ18の装着方向(図3(c)のR方向)から見て、感光ドラム軸18b、ピンチローラ軸11aおよび固定用ボス18aである。
また、プロセスカートリッジ18の外周壁18jには、図10に示すように、その前方側(図10のF方向側)に感光体としての感光ドラム23と現像部としての現像カートリッジ24とを係合離間させるための離間カム41が進入する空間18iが設けられている。その空間18iは、プロセスカートリッジ18の中を上下方向に貫通して形成されている。
被当接部材18c、18dは、外周壁18jに形成されることから、被当接部材の弾性変位を許容する空間を空間18iにより兼用することができ、プロセスカートリッジ18を製造する型を簡易にすることができる。
図4から図6に、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着される経路を示す。図4は、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着される前の経路を示す。図5は、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着される途中の経路を示す。図6は、プロセスカートリッジ18が本体ケーシング2に装着された後の経路を示す。
図4において、レーザプリンタ1の本体ケーシング2の左右側面を構成するサイドケーシング2cには、ほぼ並列状に2個のガイド溝である上側ガイド溝2eと下側ガイド溝2fとが開口部2dから後側に延びて設けられている。上側ガイド溝2eの後端部(図4のR方向側)には水平方向の経路2gが形成され、プロセスカートリッジ18を画像形成位置の近傍で、水平方向の経路2gに沿って水平方向に押圧することによりプロセスカートリッジ18を画像形成位置に位置決めすることができる。従来のレーザプリンタにおいては、その上側の開口部からプロセスカートリッジが挿入されていたが、本実施形態においては、プロセスカートリッジ18がほぼ水平の装着姿勢で挿入できるように、ガイド溝2e、2fおよび経路2gが形成されている。この構成により、プロセスカートリッジ18は、その自重によらず、ほぼ水平な一方向操作で画像形成位置に装着されることができる。プロセスカートリッジ18は、前述のように、図2に示すレーザプリンタ1の正面パネル2sに設けられた開口部2dから上側ガイド溝2eと下側ガイド溝2fとに沿って図4のR方向側へ装着される。その際、図5に示すように、プロセスカートリッジ18に設けられた感光ドラム軸18bは上側ガイド溝2eに沿って案内され、プロセスカートリッジ18に設けられたピンチローラ軸11aおよび固定用ボス18aは下側ガイド溝2fに沿って案内される。
プロセスカートリッジ18が水平方向の経路2gに沿って画像形成位置に押圧され、本体ケーシング2の画像形成位置に完全に装着されると、図6に示すように、プロセスカートリッジ18に設けられた感光ドラム軸18bは上側ガイド溝2eの後端部にある水平方向の経路2gの後端に到達する。
図7は、プロセスカートリッジが本体ケーシングカバーによって押圧される位置関係を示す。
図7において、本体ケーシングカバー2bの後端部(図7のR方向側)には本体ケーシングカバー2bを本体ケーシング2に係止する係止手段が設けられている。係止手段は、図7の詳細図Aに示すように、本体ケーシングカバー2bに取り付けられた係止フック53と本体ケーシング2に取り付けられた係止爪部55とで構成されている。さらに、係止フック53には、係止フック53に連続して形成された係止凹部53bが設けられている。係止凹部53bを含む係止フック53は、予め別物で成形しておき接着剤などによって本体ケーシングカバー2に接合するか、あるいは本体ケーシングカバー2と一体的に成形することができる。
また、本体ケーシングカバー2bの下側(図7のD方向側)にはケーシングカバーベース2hが設けられている。ケーシングカバーベース2hの後面(図7のR方向側)の下端部(図7のD方向側)には、当接部材51、52が取り付けられている。
さらに、図7に示すように、本体ケーシング2に取り付けられた支軸57は、2個の被当接部材18c、18dを結ぶ直線と平行になるように設けられている。
当接部材51、52は、ケーシングカバーベース2hの後面から後方(図7のR方向)に突き出したほぼ直方体の突起である。当接部材51、52は、図7の詳細図Bに示すように、プロセスカートリッジ18の前面下端部に設けられた被当接部材18c、18dに対向する位置に取り付けられている。従って、当接部材51、52は、本体ケーシングカバー2bの運動方向に直交する方向の両側端部にそれぞれ1個ずつ設けられている。当接部材51、52は、ケーシングカバーベース2hと一体的に成形することができるが、予め別物で構成しておき、ケーシングカバーベース2hに接着剤などによって接合してもよい。
ケーシングカバーベース2hの下端部は本体ケーシング2に設けられた支軸57により回転可能に取り付けられている。さらに、本体ケーシングカバー2bが、プロセスカートリッジ18を押圧するとき、当接部材51、52の当接面が被当接部材18c、18dの当接面に平行に当接するように本体ケーシングカバー2bの回転角度が設定されている。このとき、当接部材51、52の上下方向に延びる縦当接面の一部が被当接部材18c、18dの当接面に当接するようにされている。この構成により、当接部材の縦面が比較的大きく形成されることで、当接部材の強度を増加させている。
なお、当接部材51、52の角部には図9に示すように、丸み(R付け)が設けられている。
次に、プロセスカートリッジ18を画像形成位置に脱着するための本体ケーシングカバー2bの作動状態を図7および図8を参照して説明する。
図7において、本体ケーシングカバー2bを支軸57周りに時計方向に回転させ、本体ケーシングカバー2bの下側に取り付けられた係止フック53を本体ケーシング2に取り付けられた係止爪部55に係合させる。このとき、図7の詳細図Aに示すように、係止フック53の係止フック先端部53aと係止爪部55の係止爪先端部55aが接触する。また、図7の詳細図Bに示すように、ケーシングカバーベース2hに取り付けられた当接部材51はプロセスカートリッジ18に設けられた被当接部材18cと当接し、ケーシングカバーベース2hに取り付けられた当接部材52はプロセスカートリッジ18に設けられた被当接部材18dと当接する。
この状態から本体ケーシングカバー2bをさらに後方(図7のR方向)に押し込むと、当接部材51、52が被当接部材18c、18dを後方(図7のR方向)に押圧する。そうすると、当接部材51、52が被当接部材18c、18dに2箇所で当接するため、プロセスカートリッジ18の挿入方向に平行な力が作用し、プロセスカートリッジ18を挿入方向でその挿入面に平行な面内で回転させようとする曲げモーメントの発生を防止することができる。その結果として、プロセスカートリッジ18の画像形成位置への装着を安定した状態で行うことができる。
被当接部材18c、18dは、前述のようにプロセスカートリッジ18の前面の下端部に設けられている。本体ケーシングカバー2bが本体ケーシング2に設けられた支軸57の周りに回転するとき、当接部材51、52は、被当接部材18c、18dに対向することができる位置において、支軸57から当接部材51、52までの距離が最小となる位置に配置されている。この構成により、本体ケーシングカバー2bの回転に伴う当接部材51、52の回転円周方向の移動量が少なくてすむ。その結果、当接部材51、52に押圧される被当接部材18c、18dの弾性変位量も小さくてすみ、被当接部材18c、18dの耐久性を向上させることができる。
その際、当接部材51、52の縦面の一部のみが、被当接部材18c、18dに当接するので、当接部材51、52の耐久性を向上させることができる。
また、当接部材51、52の当接面が被当接部材18c、18dの当接面に平行に当接するので、当接部材51、52と被当接部材18c、18dとが面同士で当接し当接部分の応力集中を避けることができる。
さらに、当接部材51、52は、その角部が丸みを有するのでその角部に鋭いエッジがない。そのため、被当接部材18c、18dとの当接時に点接触あるいは線接触を避けることができる。その結果として、当接部材51、52や被当接部材18c、18dの変形や破損が防止され耐久性を向上させることができる。
図8は、プロセスカートリッジが本体ケーシングカバーによって画像形成位置に装着された位置関係を示す。
図8に示すように、完全に装着された状態において、本体ケーシング2に取り付けられていた係止爪部55の係止爪先端部55aが、本体ケーシングカバー2bに取り付けられていた係止フック53の係止フック先端部53aを乗り越えて係止凹部53bと係合する係止状態に到達する。そうすると、本体ケーシングカバー2bは、係止フック53の係止フック先端部53aが、係止爪部55の係止爪先端部55aと係合したオーバラップ分だけ前方(図8の詳細図BのF方向)に移動する。それにより、図8の詳細図Aに示すように、当接部材51と被当接部材18cとの間に間隙dが生じる。同様に、当接部材52と被当接部材18dとの間に間隙dが生じる。その結果、当接部材51、52と被当接部材18c、18dとがそれぞれ引き離される。そうすると、本体ケーシング2に発生する振動などがプロセスカートリッジ18に伝わらないので、プロセスカートリッジ18のアライメントを一定に保つことが容易になる。
上記のように、プロセスカートリッジ18を本体ケーシング2の画像形成位置に装着するには、プロセスカートリッジ18を本体ケーシング2の前面側に設けられた正面パネル2sに設けられた開口部2dから上側ガイド溝2eと下側ガイド溝2fに沿って挿入し、本体ケーシングカバー2bを押圧して閉じる。それにより、本体ケーシングカバー2bに取り付けられた当接部材51、52がプロセスカートリッジ18に設けられた被当接部材18c、18dを装着方向に押圧するのでプロセスカートリッジ18を画像形成位置に装着することができる。プロセスカートリッジ18を画像形成位置に押圧するのに、プロセスカートリッジ18を画像形成位置に導くための付勢バネを用いないので、付勢バネの付勢力に抗する力でプロセスカートリッジ18を押圧する必要がない。従って、プロセスカートリッジ18を容易に前記画像形成位置に押圧することができる。
また、画像形成位置に装着されたプロセスカートリッジ18を取り出すには、カバーオープンボタン2i(図1参照)を押下することによって、係止フック53が図示しない軸を中心に上方に回動し、係止爪部55との係合が解除されるので、本体ケーシングカバー2bを開いてプロセスカートリッジ18を取り出せばよい。プロセスカートリッジ18を装着方向へ付勢するための付勢バネがないので、プロセスカートリッジ18の両側から突き出した突出部が上側ガイド溝2eと下側ガイド溝2fに沿って装着方向とは反対方向に移動するとき、突出部がバネにより抵抗を受けることがない。従って、プロセスカートリッジ18を本体ケーシング2からスムーズに取り出すことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、請求項7に記載の係止手段は、本体ケーシングカバー2bに取り付けられた係止フック53と本体ケーシング2に取り付けられた係止爪部55とが相当する。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてのレーザプリンタを示す図である。 レーザプリンタの要部側断面図である。 プロセスカートリッジを示す図である。 プロセスカートリッジが本体ケーシングに装着される前の経路を示す図である。 プロセスカートリッジが本体ケーシングに装着される途中の経路を示す図である。 プロセスカートリッジが本体ケーシングに装着された後の経路を示す図である。 プロセスカートリッジが本体ケーシングカバーによって押圧される位置関係を示す図である。 プロセスカートリッジが本体ケーシングカバーによって画像形成位置に装着された位置関係を示す図である。 当接部材の角部丸み(R付け)を示す図である。 プロセスカートリッジと離間カムとの関係を示す図である。
符号の説明
1・・・レーザプリンタ、2・・・本体ケーシング、2b・・・本体ケーシングカバー、2c・・・サイドケーシング、2d・・・開口部、2e・・・上側ガイド溝、2f・・・下側ガイド溝、2g・・・水平方向の経路、2h・・・ケーシングカバーベース、2i・・・カバーオープンボタン、2s・・・正面パネル、3・・・用紙、4・・・フィーダ部、5・・・画像形成部、6・・・給紙トレイ、7・・・給紙ローラ、8・・・用紙押圧板、9・・・第1搬送部、10・・・第2搬送部、11・・・レジストローラ、11a・・・レジストローラ軸、12・・・給紙ローラ、13・・・分離ローラ、13c・・・ばね、14・・・マルチパーパストレイ、17・・・スキャナ部、18・・・プロセスカートリッジ、18a・・・固定用ボス、18b・・・感光ドラム軸、18c、18d・・・被当接部材、18e、18f、18g、18h・・・切欠き溝、18i・・・空間、18j・・・外周壁、19・・・定着部、20・・・ポリゴンミラー、21a・・・レンズ、22・・・反射鏡、21b・・・レンズ、23・・・感光ドラム、24・・・現像カートリッジ、25・・・転写ローラ、26・・・トナー収納部、27・・・現像ローラ、28・・・層厚規制ブレード、29・・・トナー供給ローラ、31・・・加熱ローラ、32・・・押圧ローラ、33・・・搬送ローラ、35・・・排紙ローラ、36・・・排紙トレイ、41・・・離間カム、51、52・・・当接部材、53・・・係止フック、53a・・・係止フック先端部、53b・・・係止凹部、55・・・係止爪部、55a・・・係止爪先端部、57・・・支軸、

Claims (19)

  1. 本体ケーシングと、該本体ケーシングに開閉可能に取り付けられた本体ケーシングカバーとを備え、該本体ケーシングカバーの開閉により、本体ケーシング内の画像形成位置に対してプロセスカートリッジが着脱可能なように構成された画像形成装置において、
    前記プロセスカートリッジあるいは前記本体ケーシングカバーのいずれか一方に、突起状の当接部材あるいは該当接部材と当接可能な弾性を有する被当接部材のいずれか一方が設けられ、
    前記プロセスカートリッジあるいは前記本体ケーシングカバーのいずれか他方に前記当接部材あるいは前記被当接部材のいずれか他方が設けられ、
    前記本体ケーシングカバーの閉成時に、前記当接部材と被当接部材とが当接して前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に押圧する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 本体ケーシングと、該本体ケーシングに開閉可能に取り付けられた本体ケーシングカバーとを備え、該本体ケーシングカバーの開閉により、本体ケーシング内の画像形成位置に対してプロセスカートリッジが着脱可能なように構成された画像形成装置において、
    前記本体ケーシングカバーに設けられた突起状の当接部材と、
    前記プロセスカートリッジに設けられ、前記当接部材と当接可能な弾性を有する被当接部材とを備え、
    前記本体ケーシングカバーの閉成時に、前記当接部材が被当接部材と当接して前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に押圧する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記本体ケーシングの両側面にガイド溝が設けられ、前記プロセスカートリッジの着脱時に、前記ガイド溝に沿って前記プロセスカートリッジが案内されることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイド溝の前記プロセスカートリッジの装着方向の終端部に水平方向の経路が設けられ、前記プロセスカートリッジを前記画像形成位置に装着するとき、前記プロセスカートリッジが、前記当接部材と被当接部材との当接により該経路に沿って装着方向に押圧されることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記被当接部材が、前記プロセスカートリッジの前記本体ケーシングへの装着方向とは反対方向の端面の下端部に設けられていることを特徴とする、請求項2ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記本体ケーシングカバーの一端が、前記本体ケーシングに設けられた支軸に回転可能に取り付けられていて、前記当接部材が該支軸と前記本体ケーシングカバーの他端との間で前記被当接部材に対向する位置に設けられていることを特徴とする、請求項2ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記本体ケーシングカバーを前記本体ケーシングに対して閉じるとき、前記本体ケーシングカバーを前記本体ケーシングに係止するための係止手段が設けられ、該係止手段の内で本体ケーシングと係止可能な部分が、前記当接部材よりも前記支軸から離間して前記本体ケーシングカバーの他端側に配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記本体ケーシングカバーを前記本体ケーシングに対して閉じるとき、前記本体ケーシングカバーを前記本体ケーシングに係止するための係止状態に到達してその状態を保持する係止手段を備え、前記係止手段は、係止状態に到達するまでの間、前記当接部材は前記被当接部材を弾性変形させながら前記プロセスカートリッジを装着方向に押圧し、該係止手段が係止状態に到達した後は、前記当接部材は前記被当接部材から離間することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記係止手段は、係止フックと、該係止フックに連続して形成された係止凹部と、該係止フックの先端部を乗り越えて係止凹部に係合可能な係止爪部とから成ることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記被当接部材が、前記プロセスカートリッジの左右両側端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする、請求項2ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記被当接部材が、前記プロセスカートリッジの左右両側端部にそれぞれ1個ずつ設けられ、それらの被当接部材同士を結ぶ直線が水平であることを特徴とする、請求項2ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記本体ケーシングカバーが、前記本体ケーシングに設けられた支軸に回転可能に取り付けられ、前記被当接部材が、前記プロセスカートリッジの左右両側端部にそれぞれ1個ずつ設けられ、それらの被当接部材同士を結ぶ直線が前記支軸に平行であることを特徴とする、請求項2ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記当接部材の縦面の一部が、前記被当接部材に当接することを特徴とする、請求項2ないし12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記本体ケーシングカバーが、前記プロセスカートリッジを押圧するとき、前記当接部材の当接面が前記プロセスカートリッジの前記被当接部材の当接面に平行に当接するように前記本体ケーシングカバーの回転角度が設定されていることを特徴とする、請求項2ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記当接部材は、ほぼ直方体形状でありその角部が丸みを有することを特徴とする、請求項2ないし14のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 前記本体ケーシングは、前記プロセスカートリッジを着脱するための開口が形成された正面パネルを備え、該正面パネルが、前記プロセスカートリッジの装着方向と交差して配置されていることを特徴とする、請求項1ないし15のいずれかに記載の画像形成装置。
  17. 感光体に形成される静電潜像を現像する現像部を備え、画像形成装置の本体ケーシングカバーの開放により該画像形成装置に対して着脱可能となるプロセスカートリッジであって、
    前記本体ケーシングカバーの閉成時に、本体ケーシングカバーの一部と当接可能な弾性を有する被当接部材を備え、
    前記本体ケーシングカバーと被当接部材との当接により、プロセスカートリッジが画像形成装置内の予め決められた位置に装着される、
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  18. 前記プロセスカートリッジは、前記感光体と現像部との間を係合及び離間させるために前記画像形成装置に設けられた離間カムが進入するための空間を形成する外周壁を有し、該外周壁は、前記画像形成装置に対するプロセスカートリッジの装着方向と交差する方向に前記空間が開放するように形成され、前記被当接部材は、前記外周壁に形成されていることを特徴とする、請求項17に記載のプロセスカートリッジ。
  19. 前記被当接部材は、前記外周壁において一対の切欠き溝により形成された弾性舌片部から構成されることを特徴とする、請求項18に記載のプロセスカートリッジ。


























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