JP2005035388A - タンク搭載構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】タンクが大型化してもこれを容易に搭載でき、更に、大型化した複数のタンクをトラック等の荷台の広さを確保しつつ、容易に搭載できるタンク搭載構造を提供することにある。
【解決手段】左右1対のシャシフレーム1が車両前後方向Xに延在し、同シャシフレーム1の前部上方に運転台が載置され、同運転台の後方の上記左右1対のシャシフレーム1上に車幅方向Yに延在し枠状に形成された骨組部材4を固定し、同骨組部材4上に筒状タンクを車幅方向Yに延在するよう配して一体的に取り付けたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】左右1対のシャシフレーム1が車両前後方向Xに延在し、同シャシフレーム1の前部上方に運転台が載置され、同運転台の後方の上記左右1対のシャシフレーム1上に車幅方向Yに延在し枠状に形成された骨組部材4を固定し、同骨組部材4上に筒状タンクを車幅方向Yに延在するよう配して一体的に取り付けたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、高圧ガスを充填したタンク、特に大型化したタンクをトラック等の車体に固定するためのタンク搭載構造に関する。
圧縮天然ガス(CNG)を燃料とするCNGエンジンの搭載車では、燃料タンクに相当するCNGタンクを車体上に搭載する必要がある。
例えば、実用新案登録第2607384号(特許文献1)に開示のボンベ固定具は車両のサイドフレームの外側壁面に車両前後方向に延在される複数のCNGタンクを固定バンドやL字状の固定金具を用いてサイドフレーム側の固定フレームに締付固定している。
例えば、実用新案登録第2607384号(特許文献1)に開示のボンベ固定具は車両のサイドフレームの外側壁面に車両前後方向に延在される複数のCNGタンクを固定バンドやL字状の固定金具を用いてサイドフレーム側の固定フレームに締付固定している。
ところで特許文献1のタンク搭載構造の場合、車両のサイドフレームの外側壁面にCNGタンクを搭載していることより、CNGタンクが路面に比較的近い位置に配されている。このため、CNGタンク自体が大型化すると、これをサイドフレームの外側壁面に搭載することは路面側障害物との干渉を避ける必要上、レイアウト上で困難となる。特に、燃料1回の充填による車両の走行距離増大を図ると、複数のCNGタンクが大型化することにより、更に、搭載性が低下する傾向にあり、これらを解決できる技術が要望されている。
本発明はこのような要望に応えるために成されたものであり、トラック等の荷台の広さを確保しつつ、タンクが大型化してもこれを容易に搭載でき、更に、大型化した複数のタンクを容易に搭載できるタンク搭載構造を提供することを目的とする。
この発明の請求項1に係るタンク搭載構造では、上述の目的を達成するために、請求項1の発明は、左右1対のシャシフレームが車両前後方向に延在し、同シャシフレームの前部上方に運転台が載置され、同運転台の後方の上記左右1対のシャシフレーム上に車幅方向に延在し枠状に形成された骨組部材を固定し、同骨組部材にタンクを車幅方向に延在するよう配して一体的に取り付けたことを特徴とする。
好ましくは、車幅方向に延在する横向きビーム材と同横向きビーム材と交差して一体結合され下端がシャシフレームに固定される左右縦向きビーム材とで縦向き基枠を形成し、同縦向き基枠を前後に対向配備して相互に連結することで、上記骨組部材が形成されてもよい。この場合、相互に連結される前後の縦向き基枠により骨組部材が立体的に形成されるので、骨組部材内にタンクを確実に保持し、左右1対のシャシフレーム上に確実に取り付けできる。
好ましくは、上記タンクを上記骨組部材に上下に複数段に重ねて載置出来るように形成しても良い。この場合、タンクが大型化しても比較的容易に複数のタンクをシャシフレーム上に搭載できるので、トラック等の荷台の広さを確保できると共に、一回の燃料充填による車両の走行距離増大が図れる。
好ましくは、車幅方向に延在する横向きビーム材と同横向きビーム材と交差して一体結合され下端がシャシフレームに固定される左右縦向きビーム材とで縦向き基枠を形成し、同縦向き基枠を前後に対向配備して相互に連結することで、上記骨組部材が形成されてもよい。この場合、相互に連結される前後の縦向き基枠により骨組部材が立体的に形成されるので、骨組部材内にタンクを確実に保持し、左右1対のシャシフレーム上に確実に取り付けできる。
好ましくは、上記タンクを上記骨組部材に上下に複数段に重ねて載置出来るように形成しても良い。この場合、タンクが大型化しても比較的容易に複数のタンクをシャシフレーム上に搭載できるので、トラック等の荷台の広さを確保できると共に、一回の燃料充填による車両の走行距離増大が図れる。
この発明の請求項2に係るタンク搭載構造では、請求項1記載のタンク搭載構造において、上記骨組部材を覆うカバー部材と、同カバー部材と上記骨組部材とを結合するブラケットを有し、上記骨組部材のうち、車幅方向外端部に配置される部位と上記ブラケットとの結合部及び同ブラケットと上記カバー部材との結合部のうち、少なくとも何れか一方の結合部は車両前後方向にボルト軸線を向けたボルトによって締め付けられることを特徴とする。
好ましくは、上記カバー部材は縦横複数のビーム材を箱状枠に組立てて形成しても良い。この場合、箱状枠の上記カバー部材が上記骨組部材に結合されることで、上記骨組部材の剛性をより強化できる。
好ましくは、上記カバー部材は縦横複数のビーム材を箱状枠に組立てて形成しても良い。この場合、箱状枠の上記カバー部材が上記骨組部材に結合されることで、上記骨組部材の剛性をより強化できる。
この発明の請求項1によれば、左右1対のシャシフレームに固定される骨組部材の上に筒状タンクを車幅方向に延在するよう配して一体的に取り付けるので、シャシフレーム上での前後方向の占有部分を少なく抑えることができ、トラック等の荷台の広さを確保しつつ、1回の燃料充填での走行距離増大のためタンクが大型化しても比較的容易にシャシフレーム上にタンクを搭載することができ、大型化したタンクの搭載性が良い。
この発明の請求項2によれば、骨組部材のうち、車幅方向端部に配置される部位がブラケットを介して上記カバー部材と結合される場合に、骨組部材とブラケットとの結合部及び同ブラケットとカバー部材との結合部の少なくとも何れか一方の結合部が車両前後方向にボルト軸線を向けたボルトによって締め付けられるので、左右1対のシャシフレームの変位の影響を最も大きく受け、大きく変位し易い骨組部材とブラケットとカバー部材との互いの結合部の一つを車両前後方向にボルト軸線を向けたボルトによって締め付けることで結合部の一つがボルト軸線回りに相対変位でき、変位を吸収でき、結合部の破損を抑制し、耐久性を確保できる。
図1、2、3には本発明の一実施形態としてのタンク搭載構造を用いてタンクを搭載する車両の要部を示した。
この車両Vは圧縮天然ガス(CNG)を燃料とするCNGエンジンを搭載するトラックで、燃料タンクに相当するCNGタンクを車体上に搭載している。
この車両Vは圧縮天然ガス(CNG)を燃料とするCNGエンジンを搭載するトラックで、燃料タンクに相当するCNGタンクを車体上に搭載している。
この車両Vは車両前後方向Xに長いはしご型のフレームMを備える。この車両のフレームMは車両前後方向Xに延在される左右1対のシャシフレーム1と、両者を一体結合すると共に車両前後方向Xに沿って複数配備されるクロスメンバ2とを備え、全体がはしご型に形成される。シャシフレーム1およびクロスメンバ2は肉厚鋼板で形成され、全長手方向にわたりシャシフレーム1がコ字型断面で、クロスメンバ2が閉断面及び又は開断面でそれぞれ形成され、これにより十分な剛性を確保している。
このようなフレームMには同フレームMの前部上方に運転台3が載置され、同運転台3の後方の左右1対のシャシフレーム1上に車幅方向Yに延在し枠状に形成された骨組部材4が固定される。なお、骨組部材4の後方には不図示の荷箱が搭載される。
図2、3に示すように、シャシフレーム1上に一体的に取り付けられた骨組部材4上には上下2段にタンクとしての筒状のCNGタンク5が車幅方向Yに延在するよう配設されている。しかも、骨組部材4の外側が箱状のカバー部材6により覆われ、両者は一体的に結合され、これにより上記骨組部材4の剛性をより強化し、CNGタンク5が外部障害物と干渉することを確実に防止している。
枠状の骨組部材4は左右1対のシャシフレーム1上に車幅方向Yに延在して配設され、前後1対の縦向き基枠Bと、前後に対向配備される1対の縦向き基枠Bの上下複数個所を相互に一体的に結合する連結ビーム材7とで形成される。
枠状の骨組部材4は左右1対のシャシフレーム1上に車幅方向Yに延在して配設され、前後1対の縦向き基枠Bと、前後に対向配備される1対の縦向き基枠Bの上下複数個所を相互に一体的に結合する連結ビーム材7とで形成される。
縦向き基枠Bは車幅方向Yに延在する横向きビーム材8と、同横向きビーム材8が車両上下方向に交差して一体結合され下端がシャシフレーム1のウエブ部に締結され、上端が上方に延在している左右1対の縦向きビーム材9とで形成される。ここで横向きビーム材8はコ字型断面で剛性が強化された部材であり、各縦向きビーム材9はL字型断面の剛性が強化された部材である。横向きビーム材8は左右1対のシャシフレーム1の間隔より十分大きく車幅方向Yに延出し、十分な長さを有し、ここではフレーム1の上側近傍と、縦向きビーム材の上下方向中間部にそれぞれ配備される。フレーム1の上側近傍の横向きビーム材8とシャシフレーム1との間には剛性増強材11が配設されている。
剛性増強材11は断面コ字状で、ウエブ部がシャシフレーム1の外側面に沿って、車体前後方向Xに延在し、シャシフレーム1の剛性強化を補強している。
L字型断面の左右の各縦向きビーム材9はその下端部において、L字型断面の一辺の外側面がシャシフレーム1および剛性増強材11の各側壁に重なり、両者はボルト止めされる。しかも横向きビーム材8のコ字型断面ウエブ部外側面と、縦向きビームL字型断面の他辺の外側面とも隣接し、両者はボルト止めされる。なお、左右の各縦向きビーム材9の縦方向中間部には上側の横向きビーム材8が配設され、両者はボルト止めされる。
L字型断面の左右の各縦向きビーム材9はその下端部において、L字型断面の一辺の外側面がシャシフレーム1および剛性増強材11の各側壁に重なり、両者はボルト止めされる。しかも横向きビーム材8のコ字型断面ウエブ部外側面と、縦向きビームL字型断面の他辺の外側面とも隣接し、両者はボルト止めされる。なお、左右の各縦向きビーム材9の縦方向中間部には上側の横向きビーム材8が配設され、両者はボルト止めされる。
このようにして、上下1対の横向きビーム材8と左右1対の縦向きビーム材9とが井桁状をなす縦向き基枠Bとして形成されている。縦向き基枠Bは車両前後方向Xに沿って前後1対配設され、前後1対の縦向き基枠Bの各下部は左右1対のシャシフレーム1にそれぞれボルト止めされる。しかも前後1対の縦向き基枠Bは上下複数個所に配備された各連結ビーム材7により相互に一体的に結合され、1対の縦向き基枠B間に比較的大型の上下1対のCNGタンク5を車幅方向Yに延在するよう配備するための収容空間を容易に確保している。
このように前後1対の縦向き基枠Bと、複数の各連結ビーム材7とを左右1対のシャシフレーム1上に一体的に組付けることで骨組部材4が形成されている。
このように前後1対の縦向き基枠Bと、複数の各連結ビーム材7とを左右1対のシャシフレーム1上に一体的に組付けることで骨組部材4が形成されている。
なお、骨組部材4の内部には上下に1対のCNGタンク5を一体的にずれなく組込むための上下1対のボンベ受板17が配備され、しかも、タンクの両端近傍にはそれぞれ連結ビーム材7が設けられ、連結ビーム材7を介してタンクストッパ12が配備され、これによりCNGタンク5の長手方向である車幅方向Yのずれを防止している。
図2、3に示すように、各ボンベ受板17は上向き湾曲凹部13が形成され、その両側端に結合フランジ14を屈曲形成したタンク当接部aと、左右1対の縦向きビーム材9に重ね合わされボルト止めされる側縁部15と、前後の横向きビーム材8に載置された上でボルト止めされる下フランジ部16(図2参照)とで周縁が形成され、全体は鋼板で形成される。
CNGタンク5は各ボンベ受板17との対向部がベルト18と協働することで各ボンベ受板17側に締結される。
即ち、各ボンベ受板17の両結合フランジ14にはベルト18の両端に延出形成された結合フランジ181が対向配備される。両結合フランジ14、181は不図示のボルト穴を形成されており、両者のボルト穴を貫通する締付ボルトb1により締め付けられることで、各ボンベ受板17上にCNGタンク5をずれなく固定される。
即ち、各ボンベ受板17の両結合フランジ14にはベルト18の両端に延出形成された結合フランジ181が対向配備される。両結合フランジ14、181は不図示のボルト穴を形成されており、両者のボルト穴を貫通する締付ボルトb1により締め付けられることで、各ボンベ受板17上にCNGタンク5をずれなく固定される。
骨組部材4の外側を覆うカバー部材6は、左、中、右に配される矩形枠集合体Dと、これら各矩形枠集合体Dの上下及び前後の8角を一体的に結合する縦角部材19と、鋼板である表板p(図2に2点鎖線で示す)とで形成され、全体は箱状枠を成す。なお、箱状枠は鋼板である表板pを取り付けることで箱状覆いを形成でき、図3に2点鎖線で示す表板pの一部には作業用開口mが形成される。
箱状のカバー部材6はそれを構成する各部材であって、内部の骨組部材4と近接する複数箇所がブラケット21を介し相互にそれぞれボルト止めされる。
箱状のカバー部材6はそれを構成する各部材であって、内部の骨組部材4と近接する複数箇所がブラケット21を介し相互にそれぞれボルト止めされる。
各矩形枠集合体Dは、図1、4、5に示すように、前後の各左右1対の縦向きビーム材9に対設され、縦向きビーム材9との間が相互にブラケット21aを介してボルト止めされる前後1対の直状部材22と、前後1対の縦向きビーム材9間に平面視でコ字状を成して車幅方向Y外側に突き出すように配備され縦向きビーム材9との間が相互にブラケット21bを介してボルト止めされる左右のコ字状部材23と、を備える。
ここで各矩形枠集合体D、例えば、左側の矩形枠集合体Dは前後の各左右1対の縦向きビーム材9にブラケット21a、21bを介してボルト止めされる。
ここで各矩形枠集合体D、例えば、左側の矩形枠集合体Dは前後の各左右1対の縦向きビーム材9にブラケット21a、21bを介してボルト止めされる。
更に、コ字状部材23の車幅方向Yの外側端近傍部は縦角部材19の上端とボルト止めされる(図2参照)。これに対し、図4、5に示すように、コ字状部材23の下方端と中間高さ位置の表板pには(図2参照)横向きビーム材8の車幅方向Yの外側端近傍部が対向し、それぞれ端部ブラケット21cを介してボルト止めされている。
即ち、図4、5に示すように、車幅方向Yに延在される横向きビーム材8の外側端近傍部には平面視でクランク状に屈曲した端部ブラケット21cの一端212が車幅方向Y内側に突き出るようにして溶接される。その端部ブラケット21cの突出し端211側は離隔幅t1を介して骨組部材4に対して前後に離れている表板pの内側壁に補強板eを介して当接する。ここで、端部ブラケット21cの突出し端211側と補強板eの内側壁とは車幅方向Yに延出する重合面f(図4、5参照)で重なる。
この重合面fで重なる端部ブラケット21cの突出し端211と補強板eの内側壁とは重合面fと直交する車両前後方向Xにボルト軸線Lbを向けたボルトb2によって締め付けられ、同部位が端部結合部Cを構成している。
この端部結合部Cでは、車両前後方向Xにボルト軸線Lbを向けたボルトb2回りに、即ち、重合面fに沿って端部ブラケット21Cの突出し端211と補強板eの内側壁とが相対変位を許容される状態で締結結合されている。
この端部結合部Cでは、車両前後方向Xにボルト軸線Lbを向けたボルトb2回りに、即ち、重合面fに沿って端部ブラケット21Cの突出し端211と補強板eの内側壁とが相対変位を許容される状態で締結結合されている。
なお、カバー部材6の右側においても、コ字状部材23の下方端と中間高さ位置の表板p(図2参照)に対し横向きビーム材8の車幅方向Yの外側端近傍部がそれぞれ端部ブラケット21cを介してボルト止めされ、この部位が端部結合部Cを構成している。この端部結合部Cは上述の左側の端部結合部Cとほぼ左右対称の構造を採るので重複説明を略す。
このため、左右1対のシャシフレーム1の捻り変位時にその影響を最も大きく受けたとしても、大きく変位し易い骨組部材4側の端部ブラケット21cとカバー部材6側の補強板e付きの表板pとがボルトb2によって締め付け結合されているので、この端部結合部Cにおいては、端部ブラケット21cとカバー部材6側の補強板e付きの表板pとがボルト軸線Lb回りに相対変位でき、相対変位を吸収でき、端部結合部Cの破損を抑制し、耐久性を確保できる。なお、上述の端部ブラケット21cはクランク状に屈曲したものであったが、場合により、コ字状に屈曲形成されたものを代用してもよく、この場合も同様の作用効果を得ることができる。
このようなタンク搭載構造を用いて、フレームM上に上下1対のCNGタンク5を搭載する組立て手順を次に説明する。
まず、前後1対の縦向き基枠Bの組立てに入る。この際、前後1対の縦向き基枠B側の各左右1対の縦向きビーム材9の各下端をシャシフレーム1にボルト止めする。
まず、前後1対の縦向き基枠Bの組立てに入る。この際、前後1対の縦向き基枠B側の各左右1対の縦向きビーム材9の各下端をシャシフレーム1にボルト止めする。
次いで、剛性増強材11をシャシフレーム1の上面に、シャシフレーム1の外側面に沿って、載置し、縦向きビーム材9とボルト止めする。
次いで、前後の下側の横向きビーム材8を、各左右1対の縦向きビーム材9にボルト止めし、その上側に左右1対の下のボンベ受板17を配し、これを対向する縦向きビーム材9及び横向きビーム材8にボルト止めする。更に、タンクストッパ12付きの連結ビーム7(図2参照)をボルト止めする。
次いで、前後の下側の横向きビーム材8を、各左右1対の縦向きビーム材9にボルト止めし、その上側に左右1対の下のボンベ受板17を配し、これを対向する縦向きビーム材9及び横向きビーム材8にボルト止めする。更に、タンクストッパ12付きの連結ビーム7(図2参照)をボルト止めする。
更に、左右1対のボンベ受板17上に下側のCNGタンク5を搭載し、これをベルト18によりボンベ受板17の上向き湾曲凹部13に締め付け固定する。
次いで、前後1対の中間部に位置する各横向きビーム材8を、各左右1対の縦向きビーム材9にボルト止めする。この段階で前後1対の井桁状の縦向き基枠Bが完成する。
次いで、前後1対の中間部に位置する各横向きビーム材8を、各左右1対の縦向きビーム材9にボルト止めする。この段階で前後1対の井桁状の縦向き基枠Bが完成する。
更に、前後の横向きビーム材8の上側に左右1対の上のボンベ受板17を配し、これを対向する縦向きビーム材9及び横向きビーム材8にボルト止めし、タンクストッパ12付きの連結ビーム7をボルト止めする。
更に、左右1対の上のボンベ受板17上に上側のCNGタンク5を搭載し、これをベルト18によりボンベ受板17上の上向き湾曲凹部13に締め付け固定する。
更に、左右1対の上のボンベ受板17上に上側のCNGタンク5を搭載し、これをベルト18によりボンベ受板17上の上向き湾曲凹部13に締め付け固定する。
この後、前後に対向配備される1対の縦向き基枠Bの上下複数個所を他の連結ビーム材7により一体的に結合することで骨組部材4が形成される。
骨組部材4の組立て後に、その外側にカバー部材6を一体的に取り付ける。
まず、左、中、右に配される矩形枠集合体Dを骨組部材4側の縦向きビーム材9にブラケット21a、21bを介して順次ボルト止めする。
次いで、これら各矩形枠集合体D側のコ字状部材23の四角に縦角部材19を一体的に結合し、箱状枠の外側に鋼板である表板pが締付固定され、箱状覆いであるカバー部材6が形成される。
骨組部材4の組立て後に、その外側にカバー部材6を一体的に取り付ける。
まず、左、中、右に配される矩形枠集合体Dを骨組部材4側の縦向きビーム材9にブラケット21a、21bを介して順次ボルト止めする。
次いで、これら各矩形枠集合体D側のコ字状部材23の四角に縦角部材19を一体的に結合し、箱状枠の外側に鋼板である表板pが締付固定され、箱状覆いであるカバー部材6が形成される。
次いで、カバー部材6側の補強板e付きの表板p部分を、横向きビーム材8の外側端近傍部に溶接されている端部ブラケット21の突出し端211と重ね、重合面fで相互に圧接するようにボルト止めし、端部結合部Cを形成する。この端部結合部Cでは、ボルトb2は重合面fと直交する車両前後方向Xにボルト軸線Lbを向けたものであり、ボルト軸線Lb回りに端部ブラケット21cの突出し端211と補強板e付きの表板pの内側壁とが重合面fに沿って相対変位を許容される状態で結合される。
このように各横向きビーム材8の外側端近傍部と、これに対向するカバー部材6側の補強板e付きの表板pとの間には全て端部結合部Cが形成され、箱状枠の組立てが完了する。
このようなタンク搭載構造を採用することで、フレームM上に骨組部材4に支持された上下1対のCNGタンク5を搭載し、その外側をカバー部材6で覆うことができ、筒状タンクが大型化しても比較的容易にシャシフレーム1上に筒状タンクを搭載することができる。
このようなタンク搭載構造を採用することで、フレームM上に骨組部材4に支持された上下1対のCNGタンク5を搭載し、その外側をカバー部材6で覆うことができ、筒状タンクが大型化しても比較的容易にシャシフレーム1上に筒状タンクを搭載することができる。
更に、筒状のCNGタンク5を車幅方向に延在させ、上下方向へ複数段に載置したので、筒状タンクのシャシフレーム1上での前後方向Xの占有部分を少なく抑えることができ、その分荷台の広さを大きくできると共に、タンク容量を大きくできるので、1回の燃料充填における、走行距離増大が容易になり、大型化した筒状タンクの搭載性も良い。
更に、このような車両の走行時に左右1対のシャシフレーム1が捻り変位すると、その影響を車幅方向Y外側端で最も大きく受けることとなる。
更に、このような車両の走行時に左右1対のシャシフレーム1が捻り変位すると、その影響を車幅方向Y外側端で最も大きく受けることとなる。
ここでは、大きく変位し易い部位である横向きビーム材8に溶接されているボルトブラケット21とカバー部材6側の補強板e付きの表板pとの端部結合部Cが、車両前後方向にボルト軸線Lbを向けたボルトによって締め付け結合されている。このため、横向きビーム材8側の端部ブラケット21cとカバー部材6側の補強板e付きの表板pとがボルト軸線Lb回りに相対変位して、シャシフレーム1の捻り変位による端部結合部C側の相対変位を吸収でき、端部結合部Cの破損を確実に抑制し、耐久性を確保できる。
上述の実施形態では、骨組部材4側の横向きビーム材8にクランク状に屈曲した端部ブラケット21cが溶接されているものとして説明したが、この部位のみを次のように代えた、タンク搭載構造を説明する。
図4に2点鎖線で示すように、ここでは、横向きビーム材8の車幅方向Y外側端に端部ブラケット21dの一端がボルトb3で締結され、端部ブラケット21dの他端である突出し端側もカバー部材6側のカバー部材6側の補強板e付きの表板pにボルトb2で結合され、これら両ボルトb2、b3が車両前後方向Xにボルト軸線Lbを向けた構成を採っている。
図4に2点鎖線で示すように、ここでは、横向きビーム材8の車幅方向Y外側端に端部ブラケット21dの一端がボルトb3で締結され、端部ブラケット21dの他端である突出し端側もカバー部材6側のカバー部材6側の補強板e付きの表板pにボルトb2で結合され、これら両ボルトb2、b3が車両前後方向Xにボルト軸線Lbを向けた構成を採っている。
この場合、横向きビーム材8の車幅方向Y外側端の端部と端部ブラケット21cとの端部結合部Cが設けられ、しかも、端部ブラケット21cとカバー部材6側の補強板e付きの表板pとの端部結合部Cが2段に併設され、より確実にシャシフレーム1の捻り変位による端部結合部C側の相対変位を吸収でき、端部結合部Cの破損を確実に抑制し、耐久性を確保できる。
なお、端部ブラケット21cはクランク状に屈曲していたが、コ字状に屈曲され、その一端片部側を大きく伸ばした不図示の端部ブラケットを用いてもよく、この場合も同様の作用効果が得られる。
タンク搭載構造は、タンクの長手方向を車幅方向に向けて上下に重ねて車両のシャシフレーム上に載置できる形状のものであれば、CNGタンク以外で、その他の各種のタンク、又、筒状以外の形状のタンクであってその搭載に本発明を同様に適用できる。
1 シャシフレーム
3 運転台
4 骨組部材
5 CNGタンク(筒状タンク)
6 カバー部材
8 横向きビーム材
9 縦向きビーム材
21 ブラケット
23 コ字状部材
b2 ボルト
p 表板
B 縦向き基枠
C 端部結合部
D 矩形枠集合体
Lb ボルト軸線
X 車両前後方向
Y 車幅方向
3 運転台
4 骨組部材
5 CNGタンク(筒状タンク)
6 カバー部材
8 横向きビーム材
9 縦向きビーム材
21 ブラケット
23 コ字状部材
b2 ボルト
p 表板
B 縦向き基枠
C 端部結合部
D 矩形枠集合体
Lb ボルト軸線
X 車両前後方向
Y 車幅方向
Claims (2)
- 左右1対のシャシフレームが車両前後方向に延在し、同シャシフレームの前部上方に運転台が載置され、同運転台の後方の上記左右1対のシャシフレーム上に車幅方向に延在し枠状に形成された骨組部材を固定し、同骨組部材にタンクを車幅方向に延在するよう配して一体的に取り付けたことを特徴とするタンク搭載構造。
- 請求項1記載のタンク搭載構造において、
上記骨組部材を覆うカバー部材と、同カバー部材と上記骨組部材とを結合するブラケットを有し、上記骨組部材のうち、車幅方向外端部に配置される部位と上記ブラケットとの結合部及び同ブラケットと上記カバー部材との結合部のうち、少なくとも何れか一方の結合部は車両前後方向にボルト軸線を向けたボルトによって締め付けられることを特徴とするタンク搭載構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003274186A JP2005035388A (ja) | 2003-07-14 | 2003-07-14 | タンク搭載構造 |
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---|---|---|---|
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