JP2006284772A - 画像形成装置、画像印刷時の給排紙方法およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像印刷時の給排紙方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】不要なインデックス紙と出力された転写紙とが排紙トレイ上で混在するのを防止する。
【解決手段】不要な順番性がある見出し用紙が給紙部に有る場合に(S5のY)、排紙トレイを2つ以上備えていると判定した場合には(S8のY)、給紙部に残っている不要な見出し用紙を、転写紙が排出されていない一の排紙トレイに排出し(S11)、排紙トレイを1つしか備えていないと判定された場合には(S8のN)、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が給紙部に残っている旨を報知する(S12)。これにより、不要な見出し用紙と出力された転写紙とが排紙トレイ上で混在するのを防止することができる。
【選択図】 図15

Description

本発明は、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能及び入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿画像やプリンタあるいはFAX機能により入力された画像)を配信する機能等を複合したいわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と称されるデジタル複合機などの画像形成装置、画像印刷時の給排紙方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、「セットされたタブ付きシートを供給する供給手段と、排出された出力シートを収容するための複数の収容手段と、該複数の収容手段から、排出された出力シートを収容するための収容手段を選択するための選択手段とを有する画像形成装置において、使用するタブ付きシートの枚数を設定するための枚数設定手段と、該枚数設定手段により設定された枚数分のタブ付きシートの各挿入ページを設定するための挿入ページ設定手段と、該挿入ページ設定手段により設定されたタブ付きシート挿入枚数と、前記枚数設定手段により設定されたタブ付きシートの枚数とから、余剰タブ付きシートが発生するか否かを判定する判定手段と、該判定手段により肯定判定された場合に、前記選択手段をインアクティブにするインアクティブ手段と、該インアクティブ手段により前記選択手段がインアクティブされた場合に、前記複数の収容手段のうちのデフォルトの収納手段に出力シートを排出し、該デフォルトの収納手段以外の収納手段に余剰タブ付きシートを排出する排出制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。」が開示されている。
特開2004−117970号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている画像形成装置によれば、1つの排紙トレイしか有していない場合は、余剰タブ付きシートと出力された転写紙とが混在するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、不要なインデックス紙と出力された転写紙とが排紙トレイ上で混在するのを防止することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明の画像形成装置は、画像印刷の際に、給紙部に格納されている順番性がある見出し用紙を転写紙に代えて給紙する見出し用紙給紙手段を備える画像形成装置において、前記見出し用紙給紙手段の実行時における印刷終了時もしくは印刷中断の際に、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っているか否かを判定する見出し用紙余剰判定手段と、この見出し用紙余剰判定手段により不要な見出し用紙が前記給紙部に残っていると判定された場合、排紙トレイを2つ以上備えているか否かを判定する排紙トレイ数判定手段と、この排紙トレイ数判定手段により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を、前記転写紙が排出されていない一の前記排紙トレイに排出する不要見出し用紙排出手段と、前記排紙トレイ数判定手段により前記排紙トレイを1つしか備えていないと判定された場合、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨を報知する報知手段と、を備える。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記排紙トレイ数判定手段により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合、2つ以上の前記排紙トレイの使用が可能であるか否かを判定する排紙トレイ使用可否判定手段を更に備え、前記不要見出し用紙排出手段は、前記排紙トレイ使用可否判定手段により使用が可能であると判定された一の前記排紙トレイに、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出し、前記報知手段は、前記排紙トレイ数判定手段により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合であっても、前記排紙トレイ使用可否判定手段により使用可能な前記排紙トレイが1つ以下であると判定された場合には、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨を報知する。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記報知手段による不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨の報知後、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を前記排紙トレイに強制的に排出するか、前記見出し用紙給紙手段の実行を中止するかを選択する選択手段を更に備える。
また、請求項4にかかる発明の画像印刷時の給排紙方法は、画像印刷の際に、給紙部内の見出し用紙を転写紙に代えて給紙する見出し用紙給紙工程を含む画像印刷時の給排紙方法において、前記見出し用紙給紙工程の実行時における印刷終了時もしくは印刷中断の際に、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っているか否かを判定する見出し用紙余剰判定工程と、この見出し用紙余剰判定工程により不要な見出し用紙が前記給紙部に残っていると判定された場合、排紙トレイを2つ以上備えているか否かを判定する排紙トレイ数判定工程と、この排紙トレイ数判定工程により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を、前記転写紙が排出されていない一の前記排紙トレイに排出する不要見出し用紙排出工程と、前記排紙トレイ数判定工程により前記排紙トレイを1つしか備えていないと判定された場合、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨を報知する報知工程と、を含む。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4記載の画像印刷時の給排紙方法において、前記排紙トレイ数判定工程により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合、2つ以上の前記排紙トレイの使用が可能であるか否かを判定する排紙トレイ使用可否判定工程を更に含み、前記不要見出し用紙排出工程は、前記排紙トレイ使用可否判定工程により使用が可能であると判定された一の前記排紙トレイに、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出し、前記報知工程は、前記排紙トレイ数判定工程により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合であっても、前記排紙トレイ使用可否判定工程により使用可能な前記排紙トレイが1つ以下であると判定された場合には、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨を報知する。
また、請求項6にかかる発明は、請求項4または5記載の画像印刷時の給排紙方法において、前記報知工程による不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨の報知後、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を前記排紙トレイに強制的に排出するか、前記見出し用紙給紙工程の実行を中止するかを選択する選択工程を更に含む。
また、請求項7にかかる発明のプログラムは、画像印刷の際に、給紙部内の見出し用紙を転写紙に代えて給紙する見出し用紙給紙機能をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記見出し用紙給紙機能の実行時における印刷終了時もしくは印刷中断の際に、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っているか否かを判定する見出し用紙余剰判定機能と、この見出し用紙余剰判定機能により不要な見出し用紙が前記給紙部に残っていると判定された場合、排紙トレイを2つ以上備えているか否かを判定する排紙トレイ数判定機能と、この排紙トレイ数判定機能により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を、前記転写紙が排出されていない一の前記排紙トレイに排出する不要見出し用紙排出機能と、前記排紙トレイ数判定機能により前記排紙トレイを1つしか備えていないと判定された場合、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨を報知する報知機能と、を前記コンピュータに実行させる。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7記載のプログラムにおいて、前記排紙トレイ数判定機能により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合、2つ以上の前記排紙トレイの使用が可能であるか否かを判定する排紙トレイ使用可否判定機能を更にコンピュータに実行させ、前記不要見出し用紙排出機能は、前記排紙トレイ使用可否判定機能により使用が可能であると判定された一の前記排紙トレイに、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出し、前記報知機能は、前記排紙トレイ数判定機能により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合であっても、前記排紙トレイ使用可否判定機能により使用可能な前記排紙トレイが1つ以下であると判定された場合には、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨を報知する。
また、請求項9にかかる発明は、請求項7または8記載のプログラムにおいて、前記報知機能による不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨の報知後、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を前記排紙トレイに強制的に排出するか、前記見出し用紙給紙機能の実行を中止するかを選択する選択機能を更にコンピュータに実行させる。
請求項1にかかる発明によれば、排紙トレイを2つ以上備えていると判定した場合には、給紙部に残っている不要な見出し用紙を、転写紙が排出されていない一の排紙トレイに排出し、排紙トレイを1つしか備えていないと判定された場合には、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が給紙部に残っている旨を報知する。これにより、2つ以上の排紙トレイを有する場合は、不要な見出し用紙を転写紙が排出されていない排紙トレイに自動排出して転写紙との仕分けを行うことができ、1つの排紙トレイしか有していない場合は、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出しないので、不要な見出し用紙と出力された転写紙とが排紙トレイ上で混在するのを防止することができる。
また、請求項2にかかる発明によれば、排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合であっても、使用可能な排紙トレイが1つ以下であると判定された場合には、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が給紙部に残っている旨を報知する。これにより、不要な見出し用紙と出力された転写紙とが排紙トレイ上で混在するのを防止することができる。
また、請求項3にかかる発明によれば、不要な見出し用紙が給紙部に残っている旨の報知後、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排紙トレイに強制的に排出するか、見出し用紙の給紙を中止するかの選択が可能になるので、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
また、請求項4にかかる発明によれば、排紙トレイを2つ以上備えていると判定した場合には、給紙部に残っている不要な見出し用紙を、転写紙が排出されていない一の排紙トレイに排出し、排紙トレイを1つしか備えていないと判定された場合には、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が給紙部に残っている旨を報知する。これにより、2つ以上の排紙トレイを有する場合は、不要な見出し用紙を転写紙が排出されていない排紙トレイに自動排出して転写紙との仕分けを行うことができ、1つの排紙トレイしか有していない場合は、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出しないので、不要な見出し用紙と出力された転写紙とが排紙トレイ上で混在するのを防止することができる。
また、請求項5にかかる発明によれば、排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合であっても、使用可能な排紙トレイが1つ以下であると判定された場合には、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が給紙部に残っている旨を報知する。これにより、不要な見出し用紙と出力された転写紙とが排紙トレイ上で混在するのを防止することができる。
また、請求項6にかかる発明によれば、不要な見出し用紙が給紙部に残っている旨の報知後、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排紙トレイに強制的に排出するか、見出し用紙の給紙を中止するかの選択が可能になるので、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
また、請求項7にかかる発明によれば、排紙トレイを2つ以上備えていると判定した場合には、給紙部に残っている不要な見出し用紙を、転写紙が排出されていない一の排紙トレイに排出し、排紙トレイを1つしか備えていないと判定された場合には、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が給紙部に残っている旨を報知する。これにより、2つ以上の排紙トレイを有する場合は、不要な見出し用紙を転写紙が排出されていない排紙トレイに自動排出して転写紙との仕分けを行うことができ、1つの排紙トレイしか有していない場合は、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出しないので、不要な見出し用紙と出力された転写紙とが排紙トレイ上で混在するのを防止することができる。
また、請求項8にかかる発明によれば、排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合であっても、使用可能な排紙トレイが1つ以下であると判定された場合には、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が給紙部に残っている旨を報知する。これにより、不要な見出し用紙と出力された転写紙とが排紙トレイ上で混在するのを防止することができる。
また、請求項9にかかる発明によれば、不要な見出し用紙が給紙部に残っている旨の報知後、給紙部に残っている不要な見出し用紙を排紙トレイに強制的に排出するか、見出し用紙の給紙を中止するかの選択が可能になるので、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
本発明の実施の一形態を図1ないし図15に基づいて説明する。本実施の形態は、画像形成装置として、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能及び入力画像(スキャナ機能による読み取り原稿画像やプリンタあるいはFAX機能により入力された画像)を配信する機能等を複合したいわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と称されるデジタル複合機に適用した例を示す。
図1は、本発明の実施の一形態にかかるデジタル複合機を概略的に示す構成図である。自動原稿送り装置(以後、ADF(Auto Document Feeder)という。)1の原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30(図2参照)上のプリントキー34(図2参照)が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。なお、デジタル複合機は、1枚の原稿をコンタクトガラス6上の所定の位置に給送完了する毎に原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。
コンタクトガラス6上の所定の位置に給送された原稿は、読み取りユニット50によって画像データを読み取られる。
ここで、読み取りユニット50について詳述する。読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等で構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は、図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は、図示しない第1キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に操作される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
読み取りユニット50によって画像データの読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。
さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様に、次の原稿がコンタクトガラス6上に給送される。
上述した給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は、それぞれ搬送モータ26(図4参照)によって駆動される。
一方、第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙Pは、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10により、給紙部が構成されている。
読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57から出力されるレーザビームによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備わっている。なお、特に図示しないが、感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。
感光体15上のトナー像は、感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送される転写紙Pに転写される。その後、定着ユニット17に搬送されて画像を定着された転写紙Pは、排紙ユニット18によって後処理装置であるフィニシャ100に排出される。
後処理装置のフィニシャ100は、排紙ユニット18の排紙ローラ19によって搬送された転写紙Pを、通常排紙ローラ102方向とステープル処理部方向へと切り替えて導くことができる。より詳細には、後処理装置であるフィニシャ100は、切り替え板101を上に切り替えることにより、搬送ローラ103を経由して通常の排紙トレイ104側に転写紙Pを排紙することができ、切り替え板101を下方向に切り替えることで、搬送ローラ105、107を経由して、ステープル台108に転写紙Pを搬送することができる。
ステープル台108に積載された転写紙Pは、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙P群は、自重によってステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、フィニシャ100の通常の排紙トレイ104は、前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
本実施の形態にかかるデジタル複合機は、転写紙Pの両面に画像を作像可能である。転写紙Pの両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙Pを排紙トレイ104側に導かないで、排紙ユニット18の経路切り替えの為の分岐爪112を上側にセットすることで、一旦両面給紙ユニット111にストックする。その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙Pは、再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、反転された状態で両面給紙ユニット111から再給紙され、下側にセットされた分岐爪112を介して排紙トレイ104に導かれる。このように、転写紙Pの両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用される。また、画像の載った転写紙Pの裏面に印字を行なう際にも両面給紙ユニット111を用いて転写紙Pの裏表を変えることができる。
なお、上述した感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27、フィニシャ100は、メインモータ25(図4参照)によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24(図4参照)によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14は、メインモータ25の駆動を中間クラッチ21(図4参照)によって伝達駆動される。
次に、操作部30について詳述する。図2は、操作部30の構成を示す平面図である。図2に示すように、操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、予熱キー35、リセットキー36、初期設定キー37、コピーキー38、コピーサーバーキー39、スキャナアプリキー41が設けられている。
初期設定キー37は、デジタル複合機の初期状態を任意にカスタマイズする際に操作するキーである。デジタル複合機に収納されている転写紙Pの用紙サイズを設定したり、コピー機能のリセットキー36を押したときに設定される状態を任意に設定したりすることが可能である。また、一定時間操作が無いときに優先して選択されるアプリケーション等も選択すること、国際エネルギースター計画に従った低電力への移行時間の設定や、オートオフ/スリープモードへの移行する時間を設定することも可能である。
予熱キー35は、デジタル複合機を待機状態から電力低減状態に移行し、定着温度を低下させたり、操作部30の表示を消灯したりする際に操作するキーである。予熱状態は、国際エネルギースター計画で言う、低電力状態を意味している。また、予熱状態、オフ状態/スリープ状態を解除し、待機状態に移行させるには、この予熱キー35を再度押下する。
コピーキー38は、コピー機能を使用する際に操作するキーである。
コピーサーバーキー39は、既存の蓄積画像データの編集(コピーモード設定、印刷、削除)を行なうときに使用する際に操作するキーである。
スキャナアプリキー41は、原稿を機器内部の記憶装置に蓄積するとき、読み取りユニット50より読み取った入力画像や蓄積されている画像データなどを外部に送信するとき等に使用する際に操作するキーである。
液晶タッチパネル31には、各種機能キー及びデジタル複合機の状態を示すメッセージなどが表示される。図3は、操作部30の液晶タッチパネル31の表示例を示す平面図である。図3に示すように、液晶タッチパネル31に表示されたキーは、オペレータがタッチすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば、ページ印字の種類や変倍であれは変倍値等)は、キーにタッチすることで、詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネル31は、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行なうことが可能である。
図3に示すように、液晶タッチパネル31には、「コピーできます」、「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリアが形成されている。また、図3に示すように、液晶タッチパネル31に表示されるキーとしては、コピーを1部ずつページ順にそろえる処理を指定するソートキー、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するスタックキー、ソート処理されたものを一部ずつ綴じる処理を指定するステープルキー、転写紙Pを選択する用紙選択キー、倍率を等倍にセットする等倍キー、拡大/縮小倍率をセットする変倍キー、両面モードを設定する両面キー、とじ代モード等を設定する編集キーなどがある。また、本実施の形態のデジタル複合機の特有の機能を発揮させるキーとしては、表紙や合紙挿入などのモードの設定を行なうための表紙/合紙モードを設定する表紙/合紙キー301、コピーの区切りに仕切り紙を挿入するモードを指定するコピー仕切りキー302がある。
次に、本実施の形態にかかるデジタル複合機のメインコントローラ20を中心とした制御系について図4を参照して説明する。
デジタル複合機は、装置全体を制御するメインコントローラ20を備えている。メインコントローラ20には、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御を行なう操作部30、スキャナの制御や原稿画像を画像メモリに書き込む制御や画像メモリからの作像を行なう制御等を行なう画像処理ユニット(IPU)49、ADF1、フィニシャ100等の分散制御装置が接続されている。各分散制御装置とメインコントローラ20は必要に応じて機械の状態、動作司令のやりとりを行っている。また紙搬送等に必要なメインモータ25、各種クラッチ21〜24も接続されている。
ここで、IPU49について図5を参照しつつ詳述する。IPU49は、露光ランプ51から照射された光の反射を、CCDイメージセンサ54にて光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62にてシェーディング補正を施された後、画像処理部63にてMTF補正、γ補正等が施される。このようにして各種処理が施された画像信号は、セレクタ64に出力される。
セレクタ64は、入力した画像信号を印字合成部71を介して変倍回路77へ、或いは、画像メモリコントローラ65へ切り替えて供給する。印字合成部71は、印字イメージデータ発生装置(印字ユニット)76から発生する印字イメージとセレクタ64からの画像信号とを転写紙毎に合成して、変倍回路77に出力する。変倍回路77を経由した画像信号は、変倍率に合せて拡大縮小され、書き込みユニット57に送られる。
画像メモリコントローラ65とセレクタ64との間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。図5には特に明示していないが、IPU49には読み取りユニット50から入力される画像データ以外にもI/Oポート67を介して外部から供給される画像データ、例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から入力したデータも処理できるよう、複数データの入出力選択を行なう機能を有しているものとする。
また、IPU49は、画像メモリコントローラ65等への設定や読み取りユニット50、書き込みユニット57の制御を行なうCPU(Central Processing Unit)68、及びそのプログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)69、RAM(Random Access Memory)70、NVRAM(NonVolatile RAM)74を備えている。
CPU68は、画像メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しが行なえる。原稿画像で画像メモリコントローラ65へ送られた画像は、画像メモリコントローラ65内にある画像圧縮装置によって画像データを圧縮した後、画像メモリ66に送られる。ここで画像圧縮する理由は、最大画像サイズ分の256階調のデータをそのまま画像メモリ66に書き込むことも可能であるが、この場合には1枚の原稿画像で画像メモリ66を大変多く使用することになる。すなわち、画像圧縮を行なうことで、限られた画像メモリ66を有効に利用することができる。
また、一度に多くの原稿画像データを記憶することが出来るため、ソート機能として、貯えられた原稿画像イメージデータをページ順に出力する事ができる。この場合、画像を出力する際に画像メモリ66のデータをメモリコントローラ65内の伸長装置で順次伸長しながら出力を行なう。このような機能は一般に「電子ソート」と呼ばれている。
また、画像メモリ66の機能を利用して、複数枚の原稿画像を、画像メモリ66の転写紙一枚分のエリアを分割したエリアに順次読み込むことも可能となる。例えば、4枚の原稿画像を、画像メモリ66の転写紙一枚分の4等分されたエリアに順次書き込むことで、4枚の原稿が一枚の転写紙イメージに合成され集約されたコピー出力を得ることが可能となる。このような機能は一般に「集約コピー」と呼ばれている。
画像メモリ66の画像はCPU68からアクセス可能な構成となっている。このため画像メモリ66の内容を加工することが可能であり、例えば画像の間引き処理、画像の切り出し処理等が行なえる。加工には、メモリコントローラ65のレジスタにデータを書き込むことで画像メモリ66の処理を行なうことができる。加工された画像は、再度画像メモリ66に保持される。
画像メモリ66は、処理を行なう画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするために画像メモリコントローラ65とのインターフェースにリード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
画像メモリ66は、多くの画像データを収納するためハードディスク(HD)75を別に設けることもある。HD75を用いる事により、外部電源が不用で永久的に画像を保持できる特徴もある。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)を読み取りユニット50で読み込み保持するためには、このHD75が用いられるのが一般的である。画像データの書き込み、読み出しの際には、本体の作像や読み取りユニット50からの画像書き込みに対し処理速度の差を吸収する為に、画像データは画像メモリ66に一旦記憶され処理される。また、パーソナルコンピュータ等のデータ処理装置からのデータを書き込みユニット57に送る際は、画像メモリ66に一旦記憶し、書き込みユニット57に送ることになる。このような画像を記憶する装置である画像メモリ66やHD75、読み取りユニット50、書き込みユニット57などに対する画像の入出力は、全てメモリコントローラ65によって画像パスを決められる。
以上のようにCPU68が画像データの入力、出力を決めることで、CPU69に接続されたメモリコントローラ65が画像の流れを切り替えることが可能となる。
ここで、図6を参照して、セレクタ64における1ページ分の画像信号について説明する。/FGATEは、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表している。/LSYNCは、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで、画像信号が有効となる。主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が、/LGATEである。これらの信号は、画素クロックVCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素8ビット(256階調)のデータが送られてくる。本実施の形態では、転写紙Pへの書込密度400dpi、最大画素数は、主走査4800画素、副走査6800画素である。また、本実施の形態では、画像データは255に近いほど白画像になるとする。
次に、本実施の形態のデジタル複合機のメインコントローラ20が発揮する周知機能の内、本実施の形態のデジタル複合機のメインコントローラ20が発揮する特徴的な機能に関係する機能について簡単に説明する。
液晶タッチパネル31に表示されている表紙/合紙キー301が操作されると、図7に示す画面が表示される。表紙/合紙キー301は、表紙や合紙挿入などのモードの設定を行なうための表紙/合紙モードを設定するためのキーである。
表紙モードは、原稿の1ページ目に表紙用の用紙を挿入するおもて表紙と、原稿の最終ページに表紙用の用紙を挿入するうら表紙と、1ページ目の原稿と最終ページの原稿を表紙用の用紙を挿入する両表紙の3種類ある。表紙用の用紙は、図8に示すような表紙トレイの設定と、図9に示すようなトレイの用紙種類設定によって順番性がある見出し用紙であるインデックス紙を指定することが可能である。また、インデックス紙自体にコピーを行なうように設定することも可能である。ここで、トレイの用紙種類設定でインデックス紙を指定した場合には、図9に示すように、インデックス紙のサイクル数をユーザに入力してもらう。なお、これらの設定方法は、初期設定で指定されるようにしてもよい。
章区切りモードは、ユーザに各章の先頭ページを入力させることで、章の変わり目に用紙(例えば、インデックス紙)を挿入するモードである。
合紙モードは、原稿のページが変わるごとに、コピーに合紙用紙(例えば、インデックス紙)を挿入するモードである。
また、液晶タッチパネル31に表示されているコピー仕切りキー302が操作されると、コピーの区切りに仕切り紙を挿入するモードに設定される。特に図示してはいないが、その他指定した範囲のページを指定した用紙に印刷する指定用紙モードや、指定用紙を挿入する指定挿入モードのようにユーザが紙を指定して挿入するモードにはいくつか種類がある。これらのモードは、それぞれ表紙モードと同様に、図8に示されるようなそれぞれのモードで使用する用紙のトレイの設定と、図9に示されるようなトレイの用紙種類設定によって順番性がある見出し用紙であるインデックス紙を指定することが可能である。また、インデックス紙自体にコピーを行なうように設定することも可能である。ここで、トレイの用紙種類設定でインデックス紙を指定した場合には、図9に示すように、インデックス紙のサイクル数をユーザに入力してもらう。なお、これらの設定方法は、初期設定で指定されるようにしてもよい。
本実施の形態のデジタル複合機は、ソートコピー(部数2以上)とおもて表紙、うら表紙、章区切りのいずれかのモードを組み合わせ、表紙や章区切り紙等としてインデックス紙を使用する場合、部の区切り目で端数になる不要なインデックス紙を自動排出して、部単位のインデックス紙のタブ山位置が同じになる様にする。例として、5サイクル単位でセットされたインデックス紙をセットした場合で、1部あたり3枚のインデックス紙を使用した章区切りコピーの出力結果を図10に示す。ここに、見出し用紙給紙手段が実現されている。
また、本実施の形態のデジタル複合機は、仕切り紙挿入(n部ごと/ジョブごと)や合紙モードで、仕切り紙や合紙としてインデックス紙を使用する場合、ジョブの終了時点で、1サイクルに対する端数のインデックス紙を自動排出する(ジョブ終了でインデックス紙のタブ山を先頭にする)。例として、ソートコピー+仕切り紙挿入(1部ごと)を原稿2枚で4部コピー出力した場合の出力結果を図11に示す。ここに、見出し用紙給紙手段が実現されている。
さらに、本実施の形態のデジタル複合機は、インデックス紙へのコピーを行う場合、ソートコピー時は部毎に端数となるインデックス紙を自動排出し、非ソートコピー時はジョブが終了した時点で、1サイクルに対する端数のインデックス紙を自動排出する。前述ソートコピー時において、原稿2枚を2部コピーした場合の出力結果を図12に示す。ここに、見出し用紙給紙手段が実現されている。また、通常コピーにおいて、原稿6枚を置数1でコピーした場合の出力結果を図13に示す。ここに、見出し用紙給紙手段が実現されている。
以上説明したようなそれぞれのモードにおける不要インデックス紙の自動排紙タイミング例を図14に示す。
次に、本実施の形態のデジタル複合機のメインコントローラ20が発揮する特徴的な機能について説明する。
上述したように1サイクルに対する端数のインデックス紙は自動排出されることになるが、1つの排紙トレイしか有していない場合は、インデックス紙と出力された転写紙とが混在するという問題がある。
そこで、本実施の形態のデジタル複合機のメインコントローラ20は、以下に示すような処理を行うことにより、この問題を解決している。
ここで、図15は印刷処理の一例を示すフローチャートである。図15に示すように、メインコントローラ20は、印刷したものをあるまとまりに区切るモード、例えば章区切りモードをユーザの液晶タッチパネル31の操作に従って設定し(ステップS1)、インデックス紙を使用する印刷を開始する(ステップS2)。
メインコントローラ20は、印刷中に印刷中断された場合(ステップS3のY)、または印刷完了した場合には(ステップS4)、給紙部に不要なインデックス紙が有るか否かを判定する(ステップS5:見出し用紙余剰判定手段)。給紙部に不要なインデックス紙が有るか否かの判定は、ユーザが入力したインデックス紙のサイクル数と実際に給紙したインデックス紙の枚数とから判定される。
不要なインデックス紙が給紙部に無い場合には(ステップS5のN)、ステップS6に進み、印刷が完了している否かを判定する。印刷が完了していない場合は(ステップS6のN)、印刷を再開し(ステップS7)、印刷が完了している場合は(ステップS6のY)、印刷処理を終了する。
一方、不要なインデックス紙が給紙部に有る場合には(ステップS5のY)、ステップS8に進み、フィニシャ100が排紙トレイを2つ以上有するか否かを判定する。ここに、排紙トレイ数判定手段の機能が実行される。
フィニシャ100が排紙トレイを2つ以上有している場合には(ステップS8のY)、排紙トレイの使用可否を検出し(ステップS9)、使用可能な排紙トレイが2つ以上か否かを判定する(ステップS10:排紙トレイ使用可否判定手段)。
使用可能な排紙トレイが2つ以上あると判定した場合には(ステップS10のY)、不要インデックス紙の自動排紙を行った後(ステップS11:不要見出し用紙排出手段)、ステップS6に進み、印刷が完了している否かを判定する。印刷が完了していない場合は(ステップS6のN)、印刷を再開し(ステップS7)、印刷が完了している場合は(ステップS6のY)、印刷処理を終了する。
フィニシャ100が排紙トレイを2つ以上有していない場合(ステップS8のN)、もしくは、使用可能な排紙トレイが2つ以上ないと判定した場合には(ステップS10のN)、不要インデックス紙があることを操作者に報知(例えば、液晶タッチパネル31への警告表示など)した後(ステップS12:報知手段)、この警告に対して、ユーザによる自動排紙するか否かの決定に待機する。
警告に対してユーザが自動排紙することを決定したことを検知した場合(例えば、液晶タッチパネル31の操作など)には(ステップS13のY:選択手段)、不要インデックス紙の自動排紙を行った後(ステップS11)、ステップS6に進み、印刷が完了している否かを判定する。印刷が完了していない場合は(ステップS6のN)、印刷を再開し(ステップS7)、印刷が完了している場合は(ステップS6のY)、印刷処理を終了する。
警告に対してユーザが自動排紙しないことを決定したことを検知した場合(例えば、液晶タッチパネル31の操作など)には(ステップS13のN:選択手段)、印刷したものをあるまとまりに区切るモード、例えば章区切りモードをユーザの液晶タッチパネル31の操作に従って解除した後(ステップS14)、ステップS6に進み、印刷が完了している否かを判定する。印刷が完了していない場合は(ステップS6のN)、印刷を再開し(ステップS7)、印刷が完了している場合は(ステップS6のY)、印刷処理を終了する。
このように本実施の形態によれば、排紙トレイを2つ以上備えていると判定した場合には、給紙部に残っている不要なインデックス紙を、転写紙Pが排出されていない一の排紙トレイ(例えば、ステープル完了排紙トレイ110)に排出し、排紙トレイ104しか備えていないと判定された場合には、給紙部に残っている不要なインデックス紙を排出せず、不要なインデックス紙が給紙部に残っている旨を報知する。これにより、2つ以上の排紙トレイを有する場合は、不要なインデックス紙を転写紙Pが排出されていない排紙トレイ(例えば、ステープル完了排紙トレイ110)に自動排出して転写紙との仕分けを行うことができ、排紙トレイ104しか有していない場合は、給紙部に残っている不要なインデックス紙を排出しないので、不要なインデックス紙と出力された転写紙とが排紙トレイ104上で混在するのを防止することができる。
また、排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合であっても、使用可能な排紙トレイが1つ以下、すなわち排紙トレイ104のみであると判定された場合には、給紙部に残っている不要なインデックス紙を排出せず、不要なインデックス紙が給紙部に残っている旨を報知する。これにより、不要なインデックス紙と出力された転写紙とが排紙トレイ104上で混在するのを防止することができる。
さらに、不要な見出し用紙が給紙部に残っている旨の報知後、給紙部に残っている不要なインデックス紙を排紙トレイ104に強制的に排出するか、インデックス紙の給紙を中止するかの選択が可能になるので、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施の形態のデジタル複合機では、印刷処理が、デジタル回路構成のハードウェア資源であるメインコントローラ20によって実行される例を示したが、これに限るものではなく、そのような印刷処理を、デジタル複合機のハードウェア資源(例えば、HD)にインストールされたコンピュータプログラムによってCPUを動作させて実行するようにしても良い。
本発明の実施の一形態にかかるデジタル複合機を概略的に示す構成図である。 操作部の構成を示す平面図である。 操作部の液晶タッチパネルの表示例を示す平面図である。 デジタル複合機のメインコントローラを中心とした制御系を示すブロック図である。 IPUの構成を示すブロック図である。 画像読取動作のタイミングチャートである。 モード設定の表示画面例を示す平面図である。 表紙トレイ設定の表示画面例を示す平面図である。 用紙種類設定の表示画面例を示す平面図である。 表紙/章区切りモード使用時における不要なインデックス紙を示す説明図である。 仕切り紙挿入/合紙モード使用時における不要なインデックス紙を示す説明図である。 インデックス紙コピー(ソート時)における不要なインデックス紙を示す説明図である。 インデックス紙コピー(非ソート時)における不要なインデックス紙を示す説明図である。 モード別の排紙タイミング例を示す説明図である。 印刷処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
104,110 排紙トレイ
P 転写紙

Claims (9)

  1. 画像印刷の際に、給紙部に格納されている順番性がある見出し用紙を転写紙に代えて給紙する見出し用紙給紙手段を備える画像形成装置において、
    前記見出し用紙給紙手段の実行時における印刷終了時もしくは印刷中断の際に、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っているか否かを判定する見出し用紙余剰判定手段と、
    この見出し用紙余剰判定手段により不要な見出し用紙が前記給紙部に残っていると判定された場合、排紙トレイを2つ以上備えているか否かを判定する排紙トレイ数判定手段と、
    この排紙トレイ数判定手段により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を、前記転写紙が排出されていない一の前記排紙トレイに排出する不要見出し用紙排出手段と、
    前記排紙トレイ数判定手段により前記排紙トレイを1つしか備えていないと判定された場合、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記排紙トレイ数判定手段により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合、2つ以上の前記排紙トレイの使用が可能であるか否かを判定する排紙トレイ使用可否判定手段を更に備え、
    前記不要見出し用紙排出手段は、前記排紙トレイ使用可否判定手段により使用が可能であると判定された一の前記排紙トレイに、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出し、
    前記報知手段は、前記排紙トレイ数判定手段により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合であっても、前記排紙トレイ使用可否判定手段により使用可能な前記排紙トレイが1つ以下であると判定された場合には、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨を報知する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記報知手段による不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨の報知後、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を前記排紙トレイに強制的に排出するか、前記見出し用紙給紙手段の実行を中止するかを選択する選択手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 画像印刷の際に、給紙部内の見出し用紙を転写紙に代えて給紙する見出し用紙給紙工程を含む画像印刷時の給排紙方法において、
    前記見出し用紙給紙工程の実行時における印刷終了時もしくは印刷中断の際に、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っているか否かを判定する見出し用紙余剰判定工程と、
    この見出し用紙余剰判定工程により不要な見出し用紙が前記給紙部に残っていると判定された場合、排紙トレイを2つ以上備えているか否かを判定する排紙トレイ数判定工程と、
    この排紙トレイ数判定工程により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を、前記転写紙が排出されていない一の前記排紙トレイに排出する不要見出し用紙排出工程と、
    前記排紙トレイ数判定工程により前記排紙トレイを1つしか備えていないと判定された場合、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨を報知する報知工程と、
    を含むことを特徴とする画像印刷時の給排紙方法。
  5. 前記排紙トレイ数判定工程により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合、2つ以上の前記排紙トレイの使用が可能であるか否かを判定する排紙トレイ使用可否判定工程を更に含み、
    前記不要見出し用紙排出工程は、前記排紙トレイ使用可否判定工程により使用が可能であると判定された一の前記排紙トレイに、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出し、
    前記報知工程は、前記排紙トレイ数判定工程により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合であっても、前記排紙トレイ使用可否判定工程により使用可能な前記排紙トレイが1つ以下であると判定された場合には、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨を報知する、
    ことを特徴とする請求項4記載の画像印刷時の給排紙方法。
  6. 前記報知工程による不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨の報知後、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を前記排紙トレイに強制的に排出するか、前記見出し用紙給紙工程の実行を中止するかを選択する選択工程を更に含む、
    ことを特徴とする請求項4または5記載の画像印刷時の給排紙方法。
  7. 画像印刷の際に、給紙部内の見出し用紙を転写紙に代えて給紙する見出し用紙給紙機能をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記見出し用紙給紙機能の実行時における印刷終了時もしくは印刷中断の際に、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っているか否かを判定する見出し用紙余剰判定機能と、
    この見出し用紙余剰判定機能により不要な見出し用紙が前記給紙部に残っていると判定された場合、排紙トレイを2つ以上備えているか否かを判定する排紙トレイ数判定機能と、
    この排紙トレイ数判定機能により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を、前記転写紙が排出されていない一の前記排紙トレイに排出する不要見出し用紙排出機能と、
    前記排紙トレイ数判定機能により前記排紙トレイを1つしか備えていないと判定された場合、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨を報知する報知機能と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 前記排紙トレイ数判定機能により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合、2つ以上の前記排紙トレイの使用が可能であるか否かを判定する排紙トレイ使用可否判定機能を更にコンピュータに実行させ、
    前記不要見出し用紙排出機能は、前記排紙トレイ使用可否判定機能により使用が可能であると判定された一の前記排紙トレイに、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出し、
    前記報知機能は、前記排紙トレイ数判定機能により前記排紙トレイを2つ以上備えていると判定された場合であっても、前記排紙トレイ使用可否判定機能により使用可能な前記排紙トレイが1つ以下であると判定された場合には、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を排出せず、不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨を報知する、
    ことを特徴とする請求項7記載のプログラム。
  9. 前記報知機能による不要な見出し用紙が前記給紙部に残っている旨の報知後、前記給紙部に残っている不要な見出し用紙を前記排紙トレイに強制的に排出するか、前記見出し用紙給紙機能の実行を中止するかを選択する選択機能を更にコンピュータに実行させる、
    ことを特徴とする請求項7または8記載のプログラム。
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