JP2004527950A - 無線時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムにおける適応型アップリンク/ダウンリンク時間スロット割り当て方式 - Google Patents
無線時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムにおける適応型アップリンク/ダウンリンク時間スロット割り当て方式 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】時分割多元接続/符号分割多元接続併用の通信システムにおいて、一つのセルから近傍の他のセルに及ぶセル相互間干渉を低減する。
【解決方法】時分割多元接続/符号分割多元接続併用の通信システムの特定のセルは基地局と複数のユーザ装置とを備える。アップリンク用で許容不可能な干渉を伴う時間スロットを推算する。ダウンリンク用で許容不可能な干渉を伴う時間スロットを推算する。利用可能時間スロットリストを形成する。この利用可能時間スロットリストは許容可能な干渉レベルを備える利用可能なアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを示す。この利用可能時間スロットリストを用いてアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを割り当てる。
【選択図】図5
【解決方法】時分割多元接続/符号分割多元接続併用の通信システムの特定のセルは基地局と複数のユーザ装置とを備える。アップリンク用で許容不可能な干渉を伴う時間スロットを推算する。ダウンリンク用で許容不可能な干渉を伴う時間スロットを推算する。利用可能時間スロットリストを形成する。この利用可能時間スロットリストは許容可能な干渉レベルを備える利用可能なアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを示す。この利用可能時間スロットリストを用いてアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを割り当てる。
【選択図】図5
Description
【0001】
【発明の分野】
この発明は概括的には無線時分割多元接続/符号分割多元接続併用の通信システムにおけるリソース割当てに関する。さらに詳細には、この発明はそれらシステムにおけるアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットの割当てに関する。
【0002】
【従来技術の説明】
図1は無線通信システムを示している。このシステムは複数の基地局301―3011を有する。各基地局301はその稼動範囲、すなわちセルの中に有るユーザ装置(UE)321、323、324と交信する。基地局301からUE321に送られる通信信号をダウンリンク通信信号と呼び、UE321から基地局301に送られる通信信号をアップリンク通信信号と呼ぶ。
【0003】
スペクトラム拡散符号分割多元接続(CDMA)方式は、互いに異なる周波数スペクトル経由の伝送に加えて、同一のスペクトラム経由で複数の通信信号を搬送する。それら複数の信号はそれぞれのチップ符号で互いに区別される。スペクトラム拡散をさらに効率的に利用するために、時分割多元接続(TDMA)/CDMA併用方式は、図2に示すとおり、例えば15個に及ぶ多数の時間スロット361―36nに分割された繰返しフレーム34を用いる。CDMAを用いた時分割二重(TDD)方式の一つのセル内では、一つの時間スロットをダウンリンク通信信号又はアップリンク通信信号だけに用いる。それらの方式では、選択された符号を用い選択された時間スロット経由で通信信号を送る。したがって一つのフレーム34で、時間スロット361―36nと符号とによって互いに区別された複数の通信信号を搬送できる。一つの時間スロットで一つの符号を拡散率16で用いた場合、それをリソース単位と呼ぶ。通信信号の帯域幅に伴う必要に応じて一つ又は複数のリソース単位を一つの通信信号に割り当てる。
【0004】
この種のシステムにおける一つの問題は図3に示すセル相互間干渉である。二番目のセルの基地局302が或る時間スロットでそのセルのUE322にダウンリンク信号40を送る。それと同一の時間スロットで一番目のセルのUE321がアップリンク信号38を送る。この場合、アップリンク信号38が許容不可能な干渉レベルで一番目のセルの基地局301に受信され得る。二番目のセルの基地局302は一番目のセルのUE321よりも離れているが、二番目のセルの基地局302のより高い実効等方性輻射電力(EIPR)により一番目のセルの基地局301における干渉が許容不可能なレベルに達し得る。
【0005】
図3にはUE321とUE322の間の相互干渉も示してある。両者が近接しているために、一番目のセルのUE321からのアップリンク信号38が、二番目のセルのUE322で受信される同一の時間スロットのダウンリンク通信信号40に許容不可能なレベルの干渉を生じさせる。
【0006】
したがって、セル相互間干渉を減少させる必要がある。
【0007】
【発明の概要】
時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムの各セルは一つの基地局と複数のユーザ装置とを有する。アップリンクについて許容不可能な干渉を伴う時間スロットを推算する。ダウンリンクについて許容不可能な干渉を有する時間スロットを推算する。利用可能時間スロットリストを作成する。この利用可能時間スロットリストは許容可能なレベルの干渉を伴うアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを示す。この利用可能時間スロットリストを用いてアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを割り当てる。
【0008】
【好ましい実施の態様】
TDD/CDMAシステムの枠組みで時間スロットの割当てを次に述べるが、この時間スロット割当て手順および利用可能時間スロットリストは、一つのセルの中でアップリンク通信信号およびダウンリンク通信信号が同一の時間スロットで生ずるTDMA/CDMA併用方式に適用できる。
【0009】
図4は利用可能時間スロットリスト76を示す。横軸に沿って各時間スロットS1、S2、…、SNを挙げている。縦軸に沿って、関連の基地局の参照数字に添え数字を付したセルをアップリンクおよびダウンリンクの両方について列挙している。各行は一つのセルについてアップリンクまたはダウンリンクの時間スロットの利用可能性を示している。利用不可能な時間スロットはXで示してある。利用可能な時間スロットは無印としてある。
【0010】
利用可能時間スロットリストを作成する一つの手順を図5に示し、それを図6、7および8を参照して説明する。初めに各セル相互間の相互干渉を測定する。まず、基地局301―3011・基地局301―3011相互間(BS−BS)干渉セルを判定する(ステップ77)。BS−BS干渉セルとは、基地局301―3011の一つの送信が基地局301―3011のもう一つの受信に干渉を及ぼすセルのことである。
【0011】
各セルは他のセルからの干渉を推算することによってそのBS−BS干渉セルを判定する。一つの手法は基地局301―3011相互間のリンク利得の事前測定値を用いてBS−BS干渉セルを推算する手法である。その干渉推算値が閾値を超えた場合はそれら基地局のセルをBS−BS干渉セルとみなす(ステップ77)。この閾値との比較に基づき、BS−BS干渉セルを判定し、図6に示すとおり相互干渉セルリスト84に蓄積する。この相互干渉セルリスト84の縦軸には各セルが示してある。横軸には、潜在的な相互干渉セルを示してある。他のセルとBS−BS干渉するセルには、該当する項に“I”を付けてある(ステップ79)。例えば、セル2の中の通信信号はセル1と相互干渉するので、第1行第2欄の項には“I”が付けてある。セルはそれ自体とは干渉しないのでそれらの項には“X”を付けてある。
【0012】
また、UE321―32nが他のUE321―32nと干渉する可能性のあるセルを判定する(ステップ78)。UE321―32nのEIPRが比較的低いため、UE−UE干渉セルは隣接セルなど地理的に接近しているセルである。図3に示すとおり、一つのUE321のアップリンク送信が隣のセルのUE受信に干渉することがある。地理的に接近しているセルは相互間で干渉し得るUE321―32nを有し得るので、それらセルも干渉セルとして列挙してある。図6において、BS−BS干渉セルではないUE−UE干渉セルには“I*”を付けてある(ステップ79)。
【0013】
各セルについてこの相互干渉セルリスト84を用いて潜在的相互干渉セルを判定する(ステップ78)。縦軸の特定のセルについて対応の行内で“I”又は“I*”を付けた各セルは相互干渉セルである。例えば、セル1はセル2,3,5,6,9および10から干渉を受ける可能性がある。各相互干渉セルについて時間スロット割当てを決める。例えば、図7に示す表86の仮定の時間スロット割当てを用いて、セル2にダウンリンク時間スロット1および2とアップリンク時間スロット9とを割り当てる。一つの相互干渉セルに割り当てた各ダウンリンク時間スロットについて、対応のアップリンク時間スロットを除去する(ステップ80)。図6,7および8を用いてこれを示すと、セル1については、セル2の割当て時間スロット1が、図8のセル1の利用可能時間スロットリスト88に“X”で示すとおり、セル1の利用可能アップリンク時間スロットから時間スロット1を除去する。
【0014】
一つの相互干渉セルで割り当てられたアップリンク時間スロットの各々について、対応のダウンリンク時間スロットを除去する(ステップ82)。セル1についてこれを示すと、セル1の利用可能時間スロットリスト88に示すとおり、セル2のアップリンク時間スロット9がセル1のあり得るダウンリンク時間スロットからその時間スロットを除去する。相互干渉セルによる該当時間スロットの除去後に、各セルについての利用可能時間スロットリスト76を作成する(ステップ90)。その結果、相互干渉セルで用いるアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットが利用不可能になり相互セル干渉が低減される。
【0015】
これらの割当て条件を緩和するために、BS−BS干渉セルのみ、あるいはUE−UE干渉セルのみを考慮する。これらの手法をとると、各セルについてより多くのリソースを費やすことになる。しかしながら、条件緩和により、干渉が許容不可能なレベルに達するユーザも生ずる。
【0016】
図9はBS−BS干渉セルのみを用いて利用可能時間スロットリストを形成する流れ図である。そのBS−BS干渉セルを特定する(ステップ122)。図10に示すとおりのBS−BS相互干渉リスト132を作成する。一つのセルがアップリンク用に一つの時間スロットを用いた場合は、そのスロットをBS−BS干渉セルによるダウンリンク用から除去する(ステップ126)。逆に、一つのセルがダウンリンク用に一つの時間スロットを用いた場合は、そのスロットをBS−BS干渉セルによるアップリンク用から除去する(ステップ128)。利用可能な時間スロットのリストを各セルについて作成する(ステップ130)。この手法はシステムリソースをより多量に使用するものであるが、許容不可能なダウンリンク干渉を受けるユーザもありうる。
【0017】
図11はUE−UE干渉セルのみを用いた利用可能時間スロットリスト作成の流れ図である。そのUE−UE干渉セルを特定する(ステップ134)。図12に示すとおりのUE−UE相互干渉リスト142を作成する。一つのセルがダウンリンク用に一つの時間スロットを用いると、そのスロットはUE−UE干渉セルによるアップリンク用から除去される(ステップ136)。逆に、一つのセルがアップリンク用に一つの時間スロットを用いると、そのスロットはUE−UE干渉セルによるダウンリンク用から除去される(ステップ138)。各セルについての使用可能な時間スロットのリストを作成する(ステップ140)。この手法で許容不可能なレベルのアップリンク干渉を受けるユーザもあり得る。
【0018】
利用可能な時間スロットを判定するもう一つの方法は、干渉信号符号電力(ISCP)などによる時間スロットの干渉測定値を用いる。時間スロットの干渉測定を基地局301―3011もしくはUE321―32n、またはそれら両方で行う。
【0019】
図13はUE321―32nの各々について使用可能な時間スロットを判定するために基地局およびUEにおける干渉測定値を用いる場合の流れ図である。特定の一つのセルについて各時間スロットにおける干渉レベルを基地局301で測定する(ステップ144)。そのセルのUE321、323―324の各々も各時間スロットで干渉レベルを測定する(ステップ146)。基地局による時間スロットの干渉測定値をアップリンク時間スロットの利用可能性の判定に用いる。ダウンリンクの時間スロットの利用可能性をはUEごとに(各UEに固有に)判定する。
【0020】
アップリンクについては、基地局で測定した干渉レベルが一つの時間スロットにおける閾値を超える場合は、その時間スロットをアップリンク用から除去する(ステップ148)。ダウンリンクについては、UE321、323および324の各々は、そのUEの干渉測定値が閾値を超える場合は、ダウンリンク時間スロットを使用対象から除去する(ステップ150)。各UEについて利用可能なアップリンク時間スロットおよび利用可能なダウンリンク時間スロットを示す利用可能時間スロットリスト154を図15に示すとおり作成する。(ステップ152)。
【0021】
二つのセルが互いに隣接していてもそれらのセルの中の特定のUE321―32nの位置が互いに離れていることがあり得る。図1を用いてそれを説明すると、セル1とセル2とは互いに隣接している。しかし、UE324はセル2から離れている。従って、セル2の中のUE322がアップリンク用に一つのスロットを用いると、UE324のダウンリンク受信に干渉を及ぼすことはほとんどない。しかしながら、UE322のアップリンク送信はUE321のダウンリンク送信と干渉しうる。その結果、UE固有の利用可能時間スロットリスト154を用いてより積極的なリソース割当てが可能になる。一つの欠点はシグナリングの増大を要することである。UEの移動可能性および他のセルの再割当てのために、干渉測定値は更新を要し頻繁に基地局301―3011への伝達を要する。
【0022】
図14は、UEに固有でない利用可能時間スロット判定のための基地局干渉測定値およびUE干渉測定値の利用の流れ図である。基地局301が各時間スロットで干渉値を測定し(ステップ144)、UE321、323および324の各々も干渉値を測定する(ステップ146)。アップリンクについては、基地局における測定値が一つの時間スロットにおける閾値を超える場合は、その時間スロットを除去する(ステップ148)。ダウンリンクについては、そのセル内のいずれかのUEの一つの時間スロットにおける測定干渉値がその閾値を超えると、その時間スロットをダウンリンク用から除去する(ステップ156)。それら除去された時間スロットを用いて、各セルについて、図8に示す利用可能時間スロットリスト88が作成される。UEでの測定値は実効的に合成されるので、UE干渉測定値の喪失はリソースユニットの割当てには重要でない。
【0023】
図16および17は利用可能な時間スロットの判定にUEでの干渉測定値のみを用いる場合の流れ図を示す。一つのセルにおいて、各UEが各時間スロットでの干渉値を測定する(ステップ160)。アップリンクについては、いずれかのUE干渉測定値が閾値を超える場合はその時間スロットをアップリンク用から除去する(ステップ160)。除去されるアップリンク時間スロットの数を減らすために、UEの大部分に許容不可能な干渉が生ずる時間スロットのみをアップリンク用から除去することもできる(ステップ160)。少数のUEのみに許容不可能な干渉がある場合は、それらUEはそのセルの周縁部にあり、そのセルの全体の状況を表していないものとするのである。
【0024】
図16に示すUE固有の指定手法を用いると、UE 321、323、324の各々は図15に示すとおり自局特有の使用可能ダウンリンク時間スロット群を備える。UE 321、323、324の各々について、そのUEの一つの時間スロットにおける干渉測定値が閾値を超える場合は、その時間スロットをダウンリンク用から除去する(ステップ164)。UE固有の利用可能時間スロットリスト150を作成する(ステップ166)。
【0025】
UE固有でない手法を図17に示す。いずれか一つのUEまたは大部分のUEの干渉測定値がその時間スロットで閾値を超えると、その時間スロットをダウンリンク用から除去する(ステップ168)。図8に示すとおり、利用可能時間スロットリスト88をそのセル全体用として作成する。
【0026】
図18,19および20はBS−BS相互干渉セル、UE−UE相互干渉セルおよび干渉測定手法を用いた時間スロットの利用可能性判定手法を示す。図18および19ではBS−BS相互干渉セルおよびUE干渉測定値を用いている。BS−BS相互干渉セルを判定する(ステップ172)。UE 321、323、324の各々が各時間スロットにおいて干渉を測定する(ステップ174)。アップリンクについては、BS−BS相互干渉セルがダウンリンク用にその時間スロットを用いている場合はその時間スロットをアップリンク用から除去する(ステップ176)。
【0027】
ダウンリンクの時間スロットの利用可能性はUEごとにまたは一括して判定する。図18に示したUEごとの判定による場合は、UE 321、323、324の各々が各時間スロットの干渉測定値を一つの閾値と比較する。一つの時間スロットにおけるその測定値がその閾値を超えている場合は、そのUE 321、323または324についてその時間スロットをダウンリンク用から除去する(ステップ178)。図15に示すUE固有の利用可能時間スロットリスト150を形成する(ステップ180)。
【0028】
図19に示した一括判定においては、いずれか一つのUEの時間スロットの干渉測定値が閾値を超えた場合、そのセルのダウンリンク用からその時間スロットを除去する(ステップ182)。図8に示す利用可能時間スロットリスト88が得られる(ステップ184)。
【0029】
図20はUE−UE干渉セルと基地局での干渉測定とを用いるものである。一つのセルの基地局301が各時間スロットにおいて干渉レベルを測定する(ステップ186)。UE−UE相互干渉セルを特定する(ステップ188)。アップリンクについては、干渉値が閾値を超えた時間スロットをアップリンク用時間スロットから除去する(ステップ190)。ダウンリンクについては、UE−UE相互干渉セルがアップリンク用に用いた時間スロットはダウンリンク用時間スロットから除去する(ステップ192)。これら除去された時間スロットに基づき図8に示す利用可能時間スロットリスト88を形成する。
【0030】
セクター化セルの場合は、セル内の各セクターについて相互干渉リストおよび利用可能時間スロットリスト84を形成する。セル内の全セクター相互間の相互干渉を判定する。次の説明は非セクター化セルに限られるが、時間スロット割当てをセルごとでなくセクターごとに行うセクター化セルの場合にもこの手法は適用できる。
【0031】
利用可能時間スロットリスト76を用いて基地局の各々は時間スロットの割当てを受け、図21の手順を用いてその基地局経由の通信をサポートする。初めに、割当て時間スロットの追加の要求がなされる(ステップ92)。その基地局の利用可能時間スロットリスト76を参照して、対応の利用可能時間スロットを割り当てる。図8の利用可能時間スロットリスト88を用いて説明すると、基地局301は追加の割当てダウンリンク時間スロットおよびアップリンク時間スロットを要求する。利用可能なアップリンク時間スロットはスロット4および7−16であり、利用可能なダウンリンク時間スロットはスロット1−3,5,6,8,10−13および16である。一つのアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを対応の利用可能なダウンリンク時間スロットおよびアップリンク時間スロットから割り当てる。UE固有の利用可能時間スロットリスト150を用いる場合は、ダウンリンク割当てはダウンリンクリソース単位を必要とするUE321―32nに基づく。
【0032】
アップリンク/ダウンリンク呼要求の変動に応じて基地局301―30nは時間スロットを動的に割り当てるとともに割当て解除する必要があるので、利用可能時間スロットリスト76の情報は更新を要する。干渉測定値を用いる手法においては、その更新を測定値およびリストの更新によって行う。
【0033】
BS−BSおよびUE−UE手法についてこの手順を図22に示す。割り当てられた時間スロットまたは割当て解除された時間スロットの各々について相互干渉セルをまず特定する(ステップ96)。割当てずみのダウンリンク時間スロットの各々について、相互干渉セルの中の対応の時間スロットをアップリンク用から除去する(ステップ98)。逆に、アップリンク時間スロットが割当てずみの場合は、相互干渉セルの中の対応の時間スロットをダウンリンク用から除去する(ステップ100)。図23および24により説明すると、図23の表106に示すとおり、セル6関連の基地局306はダウンリンク“D*” 用に時間スロット7を割り当て、アップリンク”U*”用に時間スロット8を割り当てる。相互干渉セルはセル1、2、5および7である。図24に示したセル7についての利用可能時間スロットリスト107に示されるとおり、時間スロットS7はアップリンク用から、時間スロットS8はアップリンク用からそれぞれ除去してあり、両方ともX*で表示してある。
【0034】
ダウンリンク用の時間スロットを割当て解除した場合は、その相互干渉セルの中の対応の時間スロットを、もう一つの相互干渉セルにおけるダウンリンク時間スロットとして用いているなどにより利用不可能状態にあるのでない限り、アップリンク用として利用可能にする(ステップ102)。例えば、表106に“D**”で示すとおり、セル6の時間スロット6を割当て解除した場合は、セル1のアップリンク時間スロット6は使用可能とはならない。セル9は、ダウンリンク時間スロット6を用いるセル1との間の相互干渉セルである。これに対し、セル7の場合は、その利用可能時間スロットリスト108に“R”で示すとおり、ダウンリンクの時間スロットS6の割当て解除によってその時間スロットがアップリンク通信信号に利用可能になる。アップリンク時間スロットを割当て解除した場合は、相互干渉セルにおける対応の時間スロットは他の理由で利用不可能状態にない限りダウンリンク用に利用可能にする(ステップ104)。
【0035】
集中アーキテクチャーを用いてアップリンク/ダウンリンク時間スロット割当てを行う一つの手法を図25に示す。無線回線網コントローラ(RNC)110はユーザ要求に応じて時間スロットの割当てまたは割当て解除を行うリソース割当て装置11を有する。割当ての場合は、RNC110のリソース割当て装置116が図21の手順で作成しメモリ117に蓄積した利用可能時間スロットリスト76を用いて適切な時間スロットを割り当てる。選択された時間スロットおよびチャネル符号がノードB時間スロット割当ておよび割当て解除装置1121―112n経由で基地局301―30nおよびUE321―32nに送る。時間スロット割当て解除の場合は、RNCリソース割当て装置116がその時間スロットを割当て解除して利用可能時間スロットリスト76を更新する。従って、利用可能時間スロットリスト76の更新はRNC110での実行により集中化される。
【0036】
分散アーキテクチャーを用いるもう一つのアップリンク/ダウンリンク時間スロット割当て手法を図26に示す。ノードB1221―122nは内蔵の時間スロットコントローラ1201―120nをそれぞれ有する。時間スロット割当ておよび割当て解除装置1121―112nの一つが通信用の時間スロットを要求した場合は、ノードBの時間スロットコントローラ1201―120nがそのメモリ1211に蓄積されている利用可能時間スロットリスト76から適切な時間スロットを選択する。記憶情報量の削減のために、この蓄積された利用可能時間スロットリスト76をノードBのセルだけについてのリストに限ることもできる。逆に、利用可能時間スロットリスト76の蓄積をそのRNCのセル全部についてのリストに広げることもできる。この分散型手法はより高速な更新を可能にする。
【0037】
選んだ時間スロットを時間スロット割当ておよび割当て解除装置1121―112nによりその通話に割り当てる。リスト76の更新のためには、そのノードB1221―122nがそのリスト76を更新する。割当て時間スロットおよび割当て解除時間スロットはRNC110にも送る。RNC110は適切な時間スロット更新情報を他のセルに送る。この時間スロット情報は更新ずみの利用可能時間スロットリスト76またはリスト76の変更分のみを含む。変更分のみを送る場合は、時間スロットコントローラ1201―120nの各々がその情報により内蔵の利用可能時間スロットリスト76を更新する。送る時間スロット情報の種類はシステムのデータ処理上の要求およびシグナリング上の要求に基づいて定める。
【0038】
アップリンク/ダウンリンクの時間スロットの割当ては互いに異なる通信速度をサポートするシステムに適応できる。低速のネットワーク通信のみをサポートするシステムでは、割当て時間スロット情報をアップリンク/ダウンリンク呼要求の統計的な分析を用いて1日1回更新する。交信トラフィックは一日のうちに変動するので、より高速の更新が好ましい。中程度のネットワーク通信速度の場合は、更新は1時間以下に1回から数時間に1回の頻度で周期的に行う。中程度の速度のネットワーク通信にも統計的な分析を用いるが、対象期間は短くする。高速ネットワーク通信の場合は、割当て時間スロットを呼ごとまたはフレームごとに更新する。時間スロットを割り当てまたは割当て解除したあと、関連のリストを更新する。高速ネットワーク通信は必要に応じて時間スロットを割り当てる。その結果、システムリソースをより効率的に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線スペクトラム拡散CDMAシステムを示す図。
【図2】繰返しフレームの中の時間スロットを示す図。
【図3】セル相互間干渉を示す図。
【図4】利用可能時間スロットリストを示す図。
【図5】基地局相互間(BS−BS)干渉セルおよびユーザ装置相互間(UE−UE)干渉セルを用いた利用可能時間スロットリスト形成の流れ図。
【図6】相互干渉セルリストの一例。
【図7】各セルについての仮定の時間スロット割当て表。
【図8】図6および図7を用いて構成したセル1についての利用可能時間スロットリスト。
【図9】BS−BS干渉セルのみを用いた利用可能時間スロットリストの形成の流れ図。
【図10】BS−BS相互干渉リスト。
【図11】UE−UE干渉セルのみを用いた利用可能時間スロットリストの形成の流れ図。
【図12】UE−UE相互干渉リスト。
【図13】時間スロット利用可能性の判定のために基地局およびユーザ装置の干渉測定を用いる流れ図。
【図14】時間スロット利用可能性の判定のために基地局およびユーザ装置の干渉測定を用いる流れ図。
【図15】ユーザ装置固有の利用可能時間スロットリスト。
【図16】時間スロットの利用可能性の判定のために干渉測定のみを用いる流れ図。
【図17】時間スロットの利用可能性の判定のために干渉測定のみを用いる流れ図。
【図18】併用の手法を用いて時間スロットの利用可能性を判定するための流れ図。
【図19】併用の手法を用いて時間スロットの利用可能性を判定するための流れ図。
【図20】併用の手法を用いて時間スロットの利用可能性を判定するための流れ図。
【図21】時間スロット割当て手法の流れ図。
【図22】利用可能時間スロットリストの更新の流れ図。
【図23】更新した図7の表。
【図24】図23に基づくセル7についての更新ずみの利用可能時間スロットリスト。
【図25】集中型アーキテクチャーの実施例を示す図。
【図26】分散型アーキテクチャーの実施例を示す図。
【符号の説明】
30 基地局
32 ユーザ装置
34 フレーム
36 時間スロット
38 アップリンク通信信号
40 ダウンリンク通信信号
76 利用可能時間スロットリスト
77 BS−BS干渉セルを特定する
78 UE−UE干渉セルを特定する
79 BS−BSおよびUE−UEの両方で相互干渉を生ずるセルを判定する
80 各セルについて、アップリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットが相互干渉セルによってダウンリンクに使われた場合は除去する
82 各セルについて、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットが相互干渉セルによってアップリンクに使われた場合は除去する
84 相互干渉セルリスト
86 セルごとの時間スロット割当て
88 セル1についての利用可能時間スロットリスト
90 利用可能時間スロットリストを作成する
124 BS−BS干渉セルを特定する
126 各セルについて、アップリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットがBS−BS干渉セルによってダウンリンクに使われた場合は除去する
128 各セルについて、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットがBS−BS干渉セルによってアップリンクに使われた場合は除去する
130 利用可能時間スロットリストを作成する
134 UE−UE干渉セルを特定する
136 各セルについて、アップリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットがUE−UE干渉セルによってダウンリンクに使われた場合は除去する
138 各セルについて、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットがUE−UE干渉セルによってアップリンクに使われた場合は除去する
140 利用可能時間スロットリストを作成する
132 BS−BS相互干渉セルリスト
142 UE−UE相互干渉セルリスト
144 基地局で各時間スロットにおける干渉レベルを測定する
146 各UEで各時間スロットにおける干渉レベルを測定する
148 アップリンクについて、基地局における干渉の測定値が閾値を超えた時間スロットを除去する
150 各UEについて、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、そのセルにおけるそのUEの干渉測定値が閾値を超えた場合に除去する
152 UE固有の利用可能時間スロットリストを作成する
156 各UEについて、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、そのセルのいずれかのUEの干渉測定値が閾値を超えた場合に除去する
158 利用可能時間スロットリストを作成する
154 セルNについての利用可能時間スロットリスト
160 各UEで各時間スロットの干渉レベルを測定する
162 アップリンクについて、いずれかのUEまたは大部分のUEの干渉測定値が閾値を超えた場合、時間スロットを除去する
164 各UEについて、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、干渉測定値が閾値を超えた場合に除去する
166 UE固有の利用可能時間スロットリストを作成する
168 ダウンリンクについて、いずれかのUEの干渉測定値が閾値を超えた場合に時間スロットを除去する
170 利用可能時間スロットリストを形成する
172 BS−BS干渉セルを特定する
174 各UEで各時間スロットの干渉レベルを測定する
176 アップリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットがBS−BS干渉セルにより利用された場合に除去
178 各UEについて、、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、干渉測定値が閾値を超えた場合に除去する
180 UE固有の利用可能時間スロットリストを作成する
182 ダウンリンクについて、いずれかのUEについての干渉測定値が閾値を超えた場合、時間スロットを除去する
184 利用可能時間スロットリストを形成する
186 基地局で各時間スロットの干渉レベルを測定する
188 UE−UE干渉セルを特定する
190 アップリンクについて、基地局における干渉測定値が閾値を超えた場合時間スロットを除去する
192 ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、それがUE−UE干渉セルによってアップリンクに利用された場合に除去する
194 利用可能時間スロットリストを形成する
92 アップリンク用、ダウンリンク用またはそれら両方用の時間スロットを要求する
94 要求のあったアップリンク/ダウンリンク時間スロットの各々について、利用可能時間スロットリストから対応の時間スロットを割り当てる
96 割り当てられた時間スロットまたは割当て解除された時間スロットの各々について相互干渉セルを判定する
98 割り当てられたダウンリンク時間スロットの各々について、相互干渉セルのアップリンク用の対応の時間スロットを除去する
100 割り当てられたアップリンクの時間スロットの各々について、相互干渉セルのダウンリンク用の対応の時間スロットを除去する
102 割当て解除されたダウンリンク時間スロットの各々について、相互干渉セルにおけるアップリンク用の対応の時間スロットを、その時間スロットが他の理由で除去されない場合に割当て解除する
104 割当て解除されたアップリンク時間スロットの各々について、相互干渉セルにおけるダウンリンク用の対応の時間スロットを、その時間スロットが他の理由で除去されていない場合に割当て解除する
106 セルごとの時間スロット割当て
108 セル7についての利用可能時間スロットリスト
110 無線回線網コントローラ
112 時間スロット割当ておよび割当て解除装置
116 リソース割当て装置
117 メモリ
120 時間スロットコントローラ
121 メモリ
122 ノードB
【発明の分野】
この発明は概括的には無線時分割多元接続/符号分割多元接続併用の通信システムにおけるリソース割当てに関する。さらに詳細には、この発明はそれらシステムにおけるアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットの割当てに関する。
【0002】
【従来技術の説明】
図1は無線通信システムを示している。このシステムは複数の基地局301―3011を有する。各基地局301はその稼動範囲、すなわちセルの中に有るユーザ装置(UE)321、323、324と交信する。基地局301からUE321に送られる通信信号をダウンリンク通信信号と呼び、UE321から基地局301に送られる通信信号をアップリンク通信信号と呼ぶ。
【0003】
スペクトラム拡散符号分割多元接続(CDMA)方式は、互いに異なる周波数スペクトル経由の伝送に加えて、同一のスペクトラム経由で複数の通信信号を搬送する。それら複数の信号はそれぞれのチップ符号で互いに区別される。スペクトラム拡散をさらに効率的に利用するために、時分割多元接続(TDMA)/CDMA併用方式は、図2に示すとおり、例えば15個に及ぶ多数の時間スロット361―36nに分割された繰返しフレーム34を用いる。CDMAを用いた時分割二重(TDD)方式の一つのセル内では、一つの時間スロットをダウンリンク通信信号又はアップリンク通信信号だけに用いる。それらの方式では、選択された符号を用い選択された時間スロット経由で通信信号を送る。したがって一つのフレーム34で、時間スロット361―36nと符号とによって互いに区別された複数の通信信号を搬送できる。一つの時間スロットで一つの符号を拡散率16で用いた場合、それをリソース単位と呼ぶ。通信信号の帯域幅に伴う必要に応じて一つ又は複数のリソース単位を一つの通信信号に割り当てる。
【0004】
この種のシステムにおける一つの問題は図3に示すセル相互間干渉である。二番目のセルの基地局302が或る時間スロットでそのセルのUE322にダウンリンク信号40を送る。それと同一の時間スロットで一番目のセルのUE321がアップリンク信号38を送る。この場合、アップリンク信号38が許容不可能な干渉レベルで一番目のセルの基地局301に受信され得る。二番目のセルの基地局302は一番目のセルのUE321よりも離れているが、二番目のセルの基地局302のより高い実効等方性輻射電力(EIPR)により一番目のセルの基地局301における干渉が許容不可能なレベルに達し得る。
【0005】
図3にはUE321とUE322の間の相互干渉も示してある。両者が近接しているために、一番目のセルのUE321からのアップリンク信号38が、二番目のセルのUE322で受信される同一の時間スロットのダウンリンク通信信号40に許容不可能なレベルの干渉を生じさせる。
【0006】
したがって、セル相互間干渉を減少させる必要がある。
【0007】
【発明の概要】
時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムの各セルは一つの基地局と複数のユーザ装置とを有する。アップリンクについて許容不可能な干渉を伴う時間スロットを推算する。ダウンリンクについて許容不可能な干渉を有する時間スロットを推算する。利用可能時間スロットリストを作成する。この利用可能時間スロットリストは許容可能なレベルの干渉を伴うアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを示す。この利用可能時間スロットリストを用いてアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを割り当てる。
【0008】
【好ましい実施の態様】
TDD/CDMAシステムの枠組みで時間スロットの割当てを次に述べるが、この時間スロット割当て手順および利用可能時間スロットリストは、一つのセルの中でアップリンク通信信号およびダウンリンク通信信号が同一の時間スロットで生ずるTDMA/CDMA併用方式に適用できる。
【0009】
図4は利用可能時間スロットリスト76を示す。横軸に沿って各時間スロットS1、S2、…、SNを挙げている。縦軸に沿って、関連の基地局の参照数字に添え数字を付したセルをアップリンクおよびダウンリンクの両方について列挙している。各行は一つのセルについてアップリンクまたはダウンリンクの時間スロットの利用可能性を示している。利用不可能な時間スロットはXで示してある。利用可能な時間スロットは無印としてある。
【0010】
利用可能時間スロットリストを作成する一つの手順を図5に示し、それを図6、7および8を参照して説明する。初めに各セル相互間の相互干渉を測定する。まず、基地局301―3011・基地局301―3011相互間(BS−BS)干渉セルを判定する(ステップ77)。BS−BS干渉セルとは、基地局301―3011の一つの送信が基地局301―3011のもう一つの受信に干渉を及ぼすセルのことである。
【0011】
各セルは他のセルからの干渉を推算することによってそのBS−BS干渉セルを判定する。一つの手法は基地局301―3011相互間のリンク利得の事前測定値を用いてBS−BS干渉セルを推算する手法である。その干渉推算値が閾値を超えた場合はそれら基地局のセルをBS−BS干渉セルとみなす(ステップ77)。この閾値との比較に基づき、BS−BS干渉セルを判定し、図6に示すとおり相互干渉セルリスト84に蓄積する。この相互干渉セルリスト84の縦軸には各セルが示してある。横軸には、潜在的な相互干渉セルを示してある。他のセルとBS−BS干渉するセルには、該当する項に“I”を付けてある(ステップ79)。例えば、セル2の中の通信信号はセル1と相互干渉するので、第1行第2欄の項には“I”が付けてある。セルはそれ自体とは干渉しないのでそれらの項には“X”を付けてある。
【0012】
また、UE321―32nが他のUE321―32nと干渉する可能性のあるセルを判定する(ステップ78)。UE321―32nのEIPRが比較的低いため、UE−UE干渉セルは隣接セルなど地理的に接近しているセルである。図3に示すとおり、一つのUE321のアップリンク送信が隣のセルのUE受信に干渉することがある。地理的に接近しているセルは相互間で干渉し得るUE321―32nを有し得るので、それらセルも干渉セルとして列挙してある。図6において、BS−BS干渉セルではないUE−UE干渉セルには“I*”を付けてある(ステップ79)。
【0013】
各セルについてこの相互干渉セルリスト84を用いて潜在的相互干渉セルを判定する(ステップ78)。縦軸の特定のセルについて対応の行内で“I”又は“I*”を付けた各セルは相互干渉セルである。例えば、セル1はセル2,3,5,6,9および10から干渉を受ける可能性がある。各相互干渉セルについて時間スロット割当てを決める。例えば、図7に示す表86の仮定の時間スロット割当てを用いて、セル2にダウンリンク時間スロット1および2とアップリンク時間スロット9とを割り当てる。一つの相互干渉セルに割り当てた各ダウンリンク時間スロットについて、対応のアップリンク時間スロットを除去する(ステップ80)。図6,7および8を用いてこれを示すと、セル1については、セル2の割当て時間スロット1が、図8のセル1の利用可能時間スロットリスト88に“X”で示すとおり、セル1の利用可能アップリンク時間スロットから時間スロット1を除去する。
【0014】
一つの相互干渉セルで割り当てられたアップリンク時間スロットの各々について、対応のダウンリンク時間スロットを除去する(ステップ82)。セル1についてこれを示すと、セル1の利用可能時間スロットリスト88に示すとおり、セル2のアップリンク時間スロット9がセル1のあり得るダウンリンク時間スロットからその時間スロットを除去する。相互干渉セルによる該当時間スロットの除去後に、各セルについての利用可能時間スロットリスト76を作成する(ステップ90)。その結果、相互干渉セルで用いるアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットが利用不可能になり相互セル干渉が低減される。
【0015】
これらの割当て条件を緩和するために、BS−BS干渉セルのみ、あるいはUE−UE干渉セルのみを考慮する。これらの手法をとると、各セルについてより多くのリソースを費やすことになる。しかしながら、条件緩和により、干渉が許容不可能なレベルに達するユーザも生ずる。
【0016】
図9はBS−BS干渉セルのみを用いて利用可能時間スロットリストを形成する流れ図である。そのBS−BS干渉セルを特定する(ステップ122)。図10に示すとおりのBS−BS相互干渉リスト132を作成する。一つのセルがアップリンク用に一つの時間スロットを用いた場合は、そのスロットをBS−BS干渉セルによるダウンリンク用から除去する(ステップ126)。逆に、一つのセルがダウンリンク用に一つの時間スロットを用いた場合は、そのスロットをBS−BS干渉セルによるアップリンク用から除去する(ステップ128)。利用可能な時間スロットのリストを各セルについて作成する(ステップ130)。この手法はシステムリソースをより多量に使用するものであるが、許容不可能なダウンリンク干渉を受けるユーザもありうる。
【0017】
図11はUE−UE干渉セルのみを用いた利用可能時間スロットリスト作成の流れ図である。そのUE−UE干渉セルを特定する(ステップ134)。図12に示すとおりのUE−UE相互干渉リスト142を作成する。一つのセルがダウンリンク用に一つの時間スロットを用いると、そのスロットはUE−UE干渉セルによるアップリンク用から除去される(ステップ136)。逆に、一つのセルがアップリンク用に一つの時間スロットを用いると、そのスロットはUE−UE干渉セルによるダウンリンク用から除去される(ステップ138)。各セルについての使用可能な時間スロットのリストを作成する(ステップ140)。この手法で許容不可能なレベルのアップリンク干渉を受けるユーザもあり得る。
【0018】
利用可能な時間スロットを判定するもう一つの方法は、干渉信号符号電力(ISCP)などによる時間スロットの干渉測定値を用いる。時間スロットの干渉測定を基地局301―3011もしくはUE321―32n、またはそれら両方で行う。
【0019】
図13はUE321―32nの各々について使用可能な時間スロットを判定するために基地局およびUEにおける干渉測定値を用いる場合の流れ図である。特定の一つのセルについて各時間スロットにおける干渉レベルを基地局301で測定する(ステップ144)。そのセルのUE321、323―324の各々も各時間スロットで干渉レベルを測定する(ステップ146)。基地局による時間スロットの干渉測定値をアップリンク時間スロットの利用可能性の判定に用いる。ダウンリンクの時間スロットの利用可能性をはUEごとに(各UEに固有に)判定する。
【0020】
アップリンクについては、基地局で測定した干渉レベルが一つの時間スロットにおける閾値を超える場合は、その時間スロットをアップリンク用から除去する(ステップ148)。ダウンリンクについては、UE321、323および324の各々は、そのUEの干渉測定値が閾値を超える場合は、ダウンリンク時間スロットを使用対象から除去する(ステップ150)。各UEについて利用可能なアップリンク時間スロットおよび利用可能なダウンリンク時間スロットを示す利用可能時間スロットリスト154を図15に示すとおり作成する。(ステップ152)。
【0021】
二つのセルが互いに隣接していてもそれらのセルの中の特定のUE321―32nの位置が互いに離れていることがあり得る。図1を用いてそれを説明すると、セル1とセル2とは互いに隣接している。しかし、UE324はセル2から離れている。従って、セル2の中のUE322がアップリンク用に一つのスロットを用いると、UE324のダウンリンク受信に干渉を及ぼすことはほとんどない。しかしながら、UE322のアップリンク送信はUE321のダウンリンク送信と干渉しうる。その結果、UE固有の利用可能時間スロットリスト154を用いてより積極的なリソース割当てが可能になる。一つの欠点はシグナリングの増大を要することである。UEの移動可能性および他のセルの再割当てのために、干渉測定値は更新を要し頻繁に基地局301―3011への伝達を要する。
【0022】
図14は、UEに固有でない利用可能時間スロット判定のための基地局干渉測定値およびUE干渉測定値の利用の流れ図である。基地局301が各時間スロットで干渉値を測定し(ステップ144)、UE321、323および324の各々も干渉値を測定する(ステップ146)。アップリンクについては、基地局における測定値が一つの時間スロットにおける閾値を超える場合は、その時間スロットを除去する(ステップ148)。ダウンリンクについては、そのセル内のいずれかのUEの一つの時間スロットにおける測定干渉値がその閾値を超えると、その時間スロットをダウンリンク用から除去する(ステップ156)。それら除去された時間スロットを用いて、各セルについて、図8に示す利用可能時間スロットリスト88が作成される。UEでの測定値は実効的に合成されるので、UE干渉測定値の喪失はリソースユニットの割当てには重要でない。
【0023】
図16および17は利用可能な時間スロットの判定にUEでの干渉測定値のみを用いる場合の流れ図を示す。一つのセルにおいて、各UEが各時間スロットでの干渉値を測定する(ステップ160)。アップリンクについては、いずれかのUE干渉測定値が閾値を超える場合はその時間スロットをアップリンク用から除去する(ステップ160)。除去されるアップリンク時間スロットの数を減らすために、UEの大部分に許容不可能な干渉が生ずる時間スロットのみをアップリンク用から除去することもできる(ステップ160)。少数のUEのみに許容不可能な干渉がある場合は、それらUEはそのセルの周縁部にあり、そのセルの全体の状況を表していないものとするのである。
【0024】
図16に示すUE固有の指定手法を用いると、UE 321、323、324の各々は図15に示すとおり自局特有の使用可能ダウンリンク時間スロット群を備える。UE 321、323、324の各々について、そのUEの一つの時間スロットにおける干渉測定値が閾値を超える場合は、その時間スロットをダウンリンク用から除去する(ステップ164)。UE固有の利用可能時間スロットリスト150を作成する(ステップ166)。
【0025】
UE固有でない手法を図17に示す。いずれか一つのUEまたは大部分のUEの干渉測定値がその時間スロットで閾値を超えると、その時間スロットをダウンリンク用から除去する(ステップ168)。図8に示すとおり、利用可能時間スロットリスト88をそのセル全体用として作成する。
【0026】
図18,19および20はBS−BS相互干渉セル、UE−UE相互干渉セルおよび干渉測定手法を用いた時間スロットの利用可能性判定手法を示す。図18および19ではBS−BS相互干渉セルおよびUE干渉測定値を用いている。BS−BS相互干渉セルを判定する(ステップ172)。UE 321、323、324の各々が各時間スロットにおいて干渉を測定する(ステップ174)。アップリンクについては、BS−BS相互干渉セルがダウンリンク用にその時間スロットを用いている場合はその時間スロットをアップリンク用から除去する(ステップ176)。
【0027】
ダウンリンクの時間スロットの利用可能性はUEごとにまたは一括して判定する。図18に示したUEごとの判定による場合は、UE 321、323、324の各々が各時間スロットの干渉測定値を一つの閾値と比較する。一つの時間スロットにおけるその測定値がその閾値を超えている場合は、そのUE 321、323または324についてその時間スロットをダウンリンク用から除去する(ステップ178)。図15に示すUE固有の利用可能時間スロットリスト150を形成する(ステップ180)。
【0028】
図19に示した一括判定においては、いずれか一つのUEの時間スロットの干渉測定値が閾値を超えた場合、そのセルのダウンリンク用からその時間スロットを除去する(ステップ182)。図8に示す利用可能時間スロットリスト88が得られる(ステップ184)。
【0029】
図20はUE−UE干渉セルと基地局での干渉測定とを用いるものである。一つのセルの基地局301が各時間スロットにおいて干渉レベルを測定する(ステップ186)。UE−UE相互干渉セルを特定する(ステップ188)。アップリンクについては、干渉値が閾値を超えた時間スロットをアップリンク用時間スロットから除去する(ステップ190)。ダウンリンクについては、UE−UE相互干渉セルがアップリンク用に用いた時間スロットはダウンリンク用時間スロットから除去する(ステップ192)。これら除去された時間スロットに基づき図8に示す利用可能時間スロットリスト88を形成する。
【0030】
セクター化セルの場合は、セル内の各セクターについて相互干渉リストおよび利用可能時間スロットリスト84を形成する。セル内の全セクター相互間の相互干渉を判定する。次の説明は非セクター化セルに限られるが、時間スロット割当てをセルごとでなくセクターごとに行うセクター化セルの場合にもこの手法は適用できる。
【0031】
利用可能時間スロットリスト76を用いて基地局の各々は時間スロットの割当てを受け、図21の手順を用いてその基地局経由の通信をサポートする。初めに、割当て時間スロットの追加の要求がなされる(ステップ92)。その基地局の利用可能時間スロットリスト76を参照して、対応の利用可能時間スロットを割り当てる。図8の利用可能時間スロットリスト88を用いて説明すると、基地局301は追加の割当てダウンリンク時間スロットおよびアップリンク時間スロットを要求する。利用可能なアップリンク時間スロットはスロット4および7−16であり、利用可能なダウンリンク時間スロットはスロット1−3,5,6,8,10−13および16である。一つのアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを対応の利用可能なダウンリンク時間スロットおよびアップリンク時間スロットから割り当てる。UE固有の利用可能時間スロットリスト150を用いる場合は、ダウンリンク割当てはダウンリンクリソース単位を必要とするUE321―32nに基づく。
【0032】
アップリンク/ダウンリンク呼要求の変動に応じて基地局301―30nは時間スロットを動的に割り当てるとともに割当て解除する必要があるので、利用可能時間スロットリスト76の情報は更新を要する。干渉測定値を用いる手法においては、その更新を測定値およびリストの更新によって行う。
【0033】
BS−BSおよびUE−UE手法についてこの手順を図22に示す。割り当てられた時間スロットまたは割当て解除された時間スロットの各々について相互干渉セルをまず特定する(ステップ96)。割当てずみのダウンリンク時間スロットの各々について、相互干渉セルの中の対応の時間スロットをアップリンク用から除去する(ステップ98)。逆に、アップリンク時間スロットが割当てずみの場合は、相互干渉セルの中の対応の時間スロットをダウンリンク用から除去する(ステップ100)。図23および24により説明すると、図23の表106に示すとおり、セル6関連の基地局306はダウンリンク“D*” 用に時間スロット7を割り当て、アップリンク”U*”用に時間スロット8を割り当てる。相互干渉セルはセル1、2、5および7である。図24に示したセル7についての利用可能時間スロットリスト107に示されるとおり、時間スロットS7はアップリンク用から、時間スロットS8はアップリンク用からそれぞれ除去してあり、両方ともX*で表示してある。
【0034】
ダウンリンク用の時間スロットを割当て解除した場合は、その相互干渉セルの中の対応の時間スロットを、もう一つの相互干渉セルにおけるダウンリンク時間スロットとして用いているなどにより利用不可能状態にあるのでない限り、アップリンク用として利用可能にする(ステップ102)。例えば、表106に“D**”で示すとおり、セル6の時間スロット6を割当て解除した場合は、セル1のアップリンク時間スロット6は使用可能とはならない。セル9は、ダウンリンク時間スロット6を用いるセル1との間の相互干渉セルである。これに対し、セル7の場合は、その利用可能時間スロットリスト108に“R”で示すとおり、ダウンリンクの時間スロットS6の割当て解除によってその時間スロットがアップリンク通信信号に利用可能になる。アップリンク時間スロットを割当て解除した場合は、相互干渉セルにおける対応の時間スロットは他の理由で利用不可能状態にない限りダウンリンク用に利用可能にする(ステップ104)。
【0035】
集中アーキテクチャーを用いてアップリンク/ダウンリンク時間スロット割当てを行う一つの手法を図25に示す。無線回線網コントローラ(RNC)110はユーザ要求に応じて時間スロットの割当てまたは割当て解除を行うリソース割当て装置11を有する。割当ての場合は、RNC110のリソース割当て装置116が図21の手順で作成しメモリ117に蓄積した利用可能時間スロットリスト76を用いて適切な時間スロットを割り当てる。選択された時間スロットおよびチャネル符号がノードB時間スロット割当ておよび割当て解除装置1121―112n経由で基地局301―30nおよびUE321―32nに送る。時間スロット割当て解除の場合は、RNCリソース割当て装置116がその時間スロットを割当て解除して利用可能時間スロットリスト76を更新する。従って、利用可能時間スロットリスト76の更新はRNC110での実行により集中化される。
【0036】
分散アーキテクチャーを用いるもう一つのアップリンク/ダウンリンク時間スロット割当て手法を図26に示す。ノードB1221―122nは内蔵の時間スロットコントローラ1201―120nをそれぞれ有する。時間スロット割当ておよび割当て解除装置1121―112nの一つが通信用の時間スロットを要求した場合は、ノードBの時間スロットコントローラ1201―120nがそのメモリ1211に蓄積されている利用可能時間スロットリスト76から適切な時間スロットを選択する。記憶情報量の削減のために、この蓄積された利用可能時間スロットリスト76をノードBのセルだけについてのリストに限ることもできる。逆に、利用可能時間スロットリスト76の蓄積をそのRNCのセル全部についてのリストに広げることもできる。この分散型手法はより高速な更新を可能にする。
【0037】
選んだ時間スロットを時間スロット割当ておよび割当て解除装置1121―112nによりその通話に割り当てる。リスト76の更新のためには、そのノードB1221―122nがそのリスト76を更新する。割当て時間スロットおよび割当て解除時間スロットはRNC110にも送る。RNC110は適切な時間スロット更新情報を他のセルに送る。この時間スロット情報は更新ずみの利用可能時間スロットリスト76またはリスト76の変更分のみを含む。変更分のみを送る場合は、時間スロットコントローラ1201―120nの各々がその情報により内蔵の利用可能時間スロットリスト76を更新する。送る時間スロット情報の種類はシステムのデータ処理上の要求およびシグナリング上の要求に基づいて定める。
【0038】
アップリンク/ダウンリンクの時間スロットの割当ては互いに異なる通信速度をサポートするシステムに適応できる。低速のネットワーク通信のみをサポートするシステムでは、割当て時間スロット情報をアップリンク/ダウンリンク呼要求の統計的な分析を用いて1日1回更新する。交信トラフィックは一日のうちに変動するので、より高速の更新が好ましい。中程度のネットワーク通信速度の場合は、更新は1時間以下に1回から数時間に1回の頻度で周期的に行う。中程度の速度のネットワーク通信にも統計的な分析を用いるが、対象期間は短くする。高速ネットワーク通信の場合は、割当て時間スロットを呼ごとまたはフレームごとに更新する。時間スロットを割り当てまたは割当て解除したあと、関連のリストを更新する。高速ネットワーク通信は必要に応じて時間スロットを割り当てる。その結果、システムリソースをより効率的に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線スペクトラム拡散CDMAシステムを示す図。
【図2】繰返しフレームの中の時間スロットを示す図。
【図3】セル相互間干渉を示す図。
【図4】利用可能時間スロットリストを示す図。
【図5】基地局相互間(BS−BS)干渉セルおよびユーザ装置相互間(UE−UE)干渉セルを用いた利用可能時間スロットリスト形成の流れ図。
【図6】相互干渉セルリストの一例。
【図7】各セルについての仮定の時間スロット割当て表。
【図8】図6および図7を用いて構成したセル1についての利用可能時間スロットリスト。
【図9】BS−BS干渉セルのみを用いた利用可能時間スロットリストの形成の流れ図。
【図10】BS−BS相互干渉リスト。
【図11】UE−UE干渉セルのみを用いた利用可能時間スロットリストの形成の流れ図。
【図12】UE−UE相互干渉リスト。
【図13】時間スロット利用可能性の判定のために基地局およびユーザ装置の干渉測定を用いる流れ図。
【図14】時間スロット利用可能性の判定のために基地局およびユーザ装置の干渉測定を用いる流れ図。
【図15】ユーザ装置固有の利用可能時間スロットリスト。
【図16】時間スロットの利用可能性の判定のために干渉測定のみを用いる流れ図。
【図17】時間スロットの利用可能性の判定のために干渉測定のみを用いる流れ図。
【図18】併用の手法を用いて時間スロットの利用可能性を判定するための流れ図。
【図19】併用の手法を用いて時間スロットの利用可能性を判定するための流れ図。
【図20】併用の手法を用いて時間スロットの利用可能性を判定するための流れ図。
【図21】時間スロット割当て手法の流れ図。
【図22】利用可能時間スロットリストの更新の流れ図。
【図23】更新した図7の表。
【図24】図23に基づくセル7についての更新ずみの利用可能時間スロットリスト。
【図25】集中型アーキテクチャーの実施例を示す図。
【図26】分散型アーキテクチャーの実施例を示す図。
【符号の説明】
30 基地局
32 ユーザ装置
34 フレーム
36 時間スロット
38 アップリンク通信信号
40 ダウンリンク通信信号
76 利用可能時間スロットリスト
77 BS−BS干渉セルを特定する
78 UE−UE干渉セルを特定する
79 BS−BSおよびUE−UEの両方で相互干渉を生ずるセルを判定する
80 各セルについて、アップリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットが相互干渉セルによってダウンリンクに使われた場合は除去する
82 各セルについて、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットが相互干渉セルによってアップリンクに使われた場合は除去する
84 相互干渉セルリスト
86 セルごとの時間スロット割当て
88 セル1についての利用可能時間スロットリスト
90 利用可能時間スロットリストを作成する
124 BS−BS干渉セルを特定する
126 各セルについて、アップリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットがBS−BS干渉セルによってダウンリンクに使われた場合は除去する
128 各セルについて、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットがBS−BS干渉セルによってアップリンクに使われた場合は除去する
130 利用可能時間スロットリストを作成する
134 UE−UE干渉セルを特定する
136 各セルについて、アップリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットがUE−UE干渉セルによってダウンリンクに使われた場合は除去する
138 各セルについて、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットがUE−UE干渉セルによってアップリンクに使われた場合は除去する
140 利用可能時間スロットリストを作成する
132 BS−BS相互干渉セルリスト
142 UE−UE相互干渉セルリスト
144 基地局で各時間スロットにおける干渉レベルを測定する
146 各UEで各時間スロットにおける干渉レベルを測定する
148 アップリンクについて、基地局における干渉の測定値が閾値を超えた時間スロットを除去する
150 各UEについて、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、そのセルにおけるそのUEの干渉測定値が閾値を超えた場合に除去する
152 UE固有の利用可能時間スロットリストを作成する
156 各UEについて、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、そのセルのいずれかのUEの干渉測定値が閾値を超えた場合に除去する
158 利用可能時間スロットリストを作成する
154 セルNについての利用可能時間スロットリスト
160 各UEで各時間スロットの干渉レベルを測定する
162 アップリンクについて、いずれかのUEまたは大部分のUEの干渉測定値が閾値を超えた場合、時間スロットを除去する
164 各UEについて、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、干渉測定値が閾値を超えた場合に除去する
166 UE固有の利用可能時間スロットリストを作成する
168 ダウンリンクについて、いずれかのUEの干渉測定値が閾値を超えた場合に時間スロットを除去する
170 利用可能時間スロットリストを形成する
172 BS−BS干渉セルを特定する
174 各UEで各時間スロットの干渉レベルを測定する
176 アップリンクに利用可能な時間スロットを、その時間スロットがBS−BS干渉セルにより利用された場合に除去
178 各UEについて、、ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、干渉測定値が閾値を超えた場合に除去する
180 UE固有の利用可能時間スロットリストを作成する
182 ダウンリンクについて、いずれかのUEについての干渉測定値が閾値を超えた場合、時間スロットを除去する
184 利用可能時間スロットリストを形成する
186 基地局で各時間スロットの干渉レベルを測定する
188 UE−UE干渉セルを特定する
190 アップリンクについて、基地局における干渉測定値が閾値を超えた場合時間スロットを除去する
192 ダウンリンクに利用可能な時間スロットを、それがUE−UE干渉セルによってアップリンクに利用された場合に除去する
194 利用可能時間スロットリストを形成する
92 アップリンク用、ダウンリンク用またはそれら両方用の時間スロットを要求する
94 要求のあったアップリンク/ダウンリンク時間スロットの各々について、利用可能時間スロットリストから対応の時間スロットを割り当てる
96 割り当てられた時間スロットまたは割当て解除された時間スロットの各々について相互干渉セルを判定する
98 割り当てられたダウンリンク時間スロットの各々について、相互干渉セルのアップリンク用の対応の時間スロットを除去する
100 割り当てられたアップリンクの時間スロットの各々について、相互干渉セルのダウンリンク用の対応の時間スロットを除去する
102 割当て解除されたダウンリンク時間スロットの各々について、相互干渉セルにおけるアップリンク用の対応の時間スロットを、その時間スロットが他の理由で除去されない場合に割当て解除する
104 割当て解除されたアップリンク時間スロットの各々について、相互干渉セルにおけるダウンリンク用の対応の時間スロットを、その時間スロットが他の理由で除去されていない場合に割当て解除する
106 セルごとの時間スロット割当て
108 セル7についての利用可能時間スロットリスト
110 無線回線網コントローラ
112 時間スロット割当ておよび割当て解除装置
116 リソース割当て装置
117 メモリ
120 時間スロットコントローラ
121 メモリ
122 ノードB
Claims (42)
- 特定のセルおよびその他のセルを含む複数のセルを有する時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムの前記特定のセルに時間スロットを割り当てる方法であって、
前記その他のセルのうち前記特定のセルに干渉する潜在的可能性のある潜在的干渉セルを判定する過程と、
前記潜在的干渉セルのうち第1のセルがダウンリンク通信信号用にある時間スロットを用いている場合はその時間スロットをアップリンク通信信号用から除去する過程と、
前記潜在的干渉セルのうち第2のセルがアップリンク通信信号用にある時間スロットを用いている場合はその時間スロットをダウンリンク通信信号用から除去する過程と、
前記特定のセルのアップリンク通信信号に前記除去された以外のアップリンク時間スロットの利用により時間スロットを割り当てる過程と、
前記特定のセルのダウンリンク通信信号に前記除去された以外のダウンリンク時間スロットの利用により時間スロットを割り当てる過程と
を含む方法。 - 前記第1のセルが前記特定のセルに対する基地局相互間干渉セルである請求項1記載の方法。
- 前記基地局相互干渉セルを基地局間のリンク利得を用いて判定する請求項2記載の方法。
- 前記第1のセルおよび第2のセルが前記特定のセルに対する基地局相互間干渉セルである請求項1記載の方法。
- 前記第2のセルが前記特定のセルに対するユーザ装置相互間干渉セルである請求項1記載の方法。
- 前記ユーザ装置相互間干渉セルが前記特定のセルに対して地理的近傍にある請求項5記載の方法。
- 前記地理的近傍にあるセルが隣接セルである請求項6記載の方法。
- 前記第1のセルおよび第2のセルが前記特定のセルに対するユーザ装置相互間干渉セルである請求項1記載の方法。
- 前記時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムが符号分割多元接続を用いた時分割二重通信システムである請求項1記載の方法。
- 時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムであって、
特定のセルおよびその他のセルを含む複数のセルを含み、
前記特定のセルが、
前記その他のセルのうち前記特定のセルに干渉する潜在的可能性のある潜在的干渉セルを判定する手段と、
前記潜在的干渉セルのうち第1のセルがダウンリンク通信信号用にある時間スロットを用いている場合はその時間スロットをアップリンク通信信号用から除去する手段と、
前記特定セルのアップリンク通信信号に前記除去された以外のアップリンク時間スロットの利用により時間スロットを割り当てる手段と、
前記ダウンリンク通信信号に前記除去された以外のダウンリンク時間スロットの利用により時間スロットを割り当てる手段と
を含む通信システム。 - 前記第1のセルが前記特定のセルに対する基地局相互間干渉セルである請求項10記載の通信システム。
- 前記基地局相互干渉セルを基地局間のリンク利得を用いて判定する請求項11記載の通信システム。
- 前記第1のセルおよび第2のセルが前記特定のセルに対する基地局相互間干渉セルである請求項10記載の通信システム。
- 前記第2のセルが前記特定のセルに対するユーザ装置相互間干渉セルである請求項10記載の通信システム。
- 前記ユーザ装置相互間干渉セルが前記特定のセルに対して地理的近傍にある請求項14記載の通信システム。
- 前記地理的近傍にあるセルが隣接セルである請求項15記載の通信システム。
- 前記第1のセルおよび第2のセルが前記特定のセルに対するユーザ装置相互間干渉セルである請求項10記載の通信システム。
- 前記時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムが符号分割多元接続を用いた時分割二重通信システムである請求項10記載の通信システム。
- 時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムであって、
特定のセルおよびその他のセルを含む複数のセルと、
前記特定のセルと関連づけられた無線回線網コントローラであって、
前記その他のセルのうち前記特定のセルに干渉する潜在的可能性のある潜在的干渉セルを判定し、前記潜在的干渉セルのうち第1のセルがダウンリンク通信信号用にある時間スロットを用いている場合はその時間スロットをアップリンク通信信号用から除去するとともに、前記潜在的干渉セルのうち第2のセルがアップリンク通信信号用にある時間スロットを用いている場合はその時間スロットをダウンリンク通信信号用から除去するリソース割当て装置と、
前記特定のセルと関連づけられ、前記アップリンク通信信号に前記除去された以外の時間スロットの利用により時間スロットを割り当てるとともに、前記ダウンリンク通信信号に前記除去された以外の時間スロットの利用により時間スロットを割り当てる割当ておよび割当て解除装置を含むノードBと
を含む無線回線網コントローラと
を含む通信システム。 - 前記第1のセルが前記特定のセルに対する基地局相互間干渉セルである請求項19記載の通信システム。
- 前記基地局相互干渉セルを基地局間のリンク利得を用いて判定する請求項20記載の通信システム。
- 前記第1のセルおよび第2のセルが前記特定のセルに対する基地局相互間干渉セルである請求項19記載の通信システム。
- 前記第2のセルが前記特定のセルに対するユーザ装置相互間干渉セルである請求項19記載の通信システム。
- 前記ユーザ装置相互間干渉セルが前記特定のセルに対して地理的近傍にある請求項23記載の通信システム。
- 前記地理的近傍にあるセルが隣接セルである請求項24記載の通信システム。
- 前記第1のセルおよび第2のセルが前記特定のセルに対するユーザ装置相互間干渉セルである請求項19記載の通信システム。
- 前記時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムが符号分割多元接続を用いた時分割二重通信システムである請求項19記載の通信システム。
- 時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムの基地局および複数のユーザ装置を含む特定のセルにおいて時間スロットを割り当てる方法であって、
(a) アップリンク通信信号に許容不可能な干渉を伴う時間スロットを基地局について推算する過程と、
(b) ダウンリンク通信信号に許容不可能な干渉を伴う時間スロットをユーザ装置について推算する過程と、
(c) 許容可能な干渉レベルを伴う利用可能なアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを表示する利用可能時間スロットリストを形成する過程と、
(d) 前記利用可能時間スロットリストを用いてアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを割り当てる過程と
を含む方法。 - 前記過程(a)が、前記基地局において時間スロットの各々の干渉レベルを測定することと、前記干渉レベルの測定値を許容不可能な干渉の推算のために閾値と比較することとを含む請求項28記載の方法。
- 前記過程(a)が、前記特定のセルについて基地局相互間(BS−BS)相互干渉セルを判定することと、判定ずみのBS−BS相互干渉セルのいずれかがダウンリンク用の時間スロットを用いている場合に前記許容不可能な干渉レベルを推算することとを含む請求項28記載の方法。
- 前記過程(b)が、前記時間スロットの各々の中で前記ユーザ装置の各々により干渉レベルを測定することと、許容不可能な干渉レベルの推算のために前記干渉レベルの測定値を閾値と比較することとを含む請求項28記載の方法。
- 前記過程(b)が、前記特定のセルについてユーザ装置相互間(UE−UE)相互干渉セルを判定することと、判定ずみのUE−UE相互干渉セルのいずれかがアップリンク用に特定の時間スロットを用いた場合に前記特定の時間スロットの中の許容不可能な干渉レベルを推算することとを含む請求項28記載の方法。
- 時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムであって、
基地局および複数のユーザ装置と、
許容不可能な干渉を伴う時間スロットを前記基地局について推算する第1の手段と、
ダウンリンク通信信号に許容不可能な干渉を伴う時間スロットを前記ユーザ装置について推算する第2の手段と、
許容可能な干渉レベルの利用可能なアップリンク時間スロットおよびダウン陸時間スロットを示す利用可能時間スロットリストを形成する第3の手段と、
前記利用可能時間スロットリストを用いてアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを割り当てる第4の手段と
を含む特定のセル
を含む通信システム。 - 前記第1の手段が前記基地局において時間スロットの各々の干渉レベルを測定し、前記干渉レベルの測定値を許容不可能な干渉の推算のために閾値と比較する請求項33記載の通信システム。
- 前記第1の手段が、前記特定のセルについて基地局相互間(BS−BS)相互干渉セルを判定し、判定ずみのBS−BS相互干渉セルのいずれかがダウンリンク用の時間スロットを用いている場合に前記許容不可能な干渉レベルを推算する請求項33記載の通信システム。
- 前記第2の手段が、前記時間スロットの各々の中で前記ユーザ装置の各々により干渉レベルを測定し、許容不可能な干渉レベルの推算のために前記干渉レベルの測定値を閾値と比較する請求項33記載の通信システム。
- 前記第2の手段が、前記特定のセルについてユーザ装置相互間(UE−UE)相互干渉セルを判定し、判定ずみのUE−UE相互干渉セルのいずれかがアップリンク用に特定の時間スロットを用いた場合に前記特定の時間スロットの中の許容不可能な干渉レベルを推算する請求項33記載の通信システム。
- 時分割多元接続/符号分割多元接続併用通信システムであって、
基地局および複数のユーザ装置と、
利用可能時間スロットリストを用いてアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを割り当てる時間スロット割当ておよび割当て解除装置を備えるノードBと、
許容不可能な干渉を伴う時間スロットを前記基地局について推算し、ダウンリンク通信信号用に許容不可能な干渉を伴う時間スロットを前記ユーザ装置について推算するとともに、許容可能な干渉レベルを備え利用可能なアップリンク時間スロットおよびダウンリンク時間スロットを示す利用可能時間スロットリストを形成するリソース割当て装置を含む無線回線網コントローラと
を含む通信システム。 - 前記リソース割当て装置に関連づけられ、前記利用可能時間スロットを蓄積するメモリをさらに含む請求項38記載の通信システム。
- 前記ノードBが、前記利用可能時間スロットリストの少なくとも一部を更新する時間スロットコントローラと、前記少なくとも一部を蓄積するメモリとをさらに含む請求項38記載の通信システム。
- 前記少なくとも一部が前記利用可能時間スロットリスの全体である請求項40記載の通信システム。
- 前記少なくとも一部が前記利用可能時間スロットリストの前記特定のセルに関連する部分だけである請求項40記載の通信システム。
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