JP3810618B2 - チャネル割当方法および通信装置 - Google Patents

チャネル割当方法および通信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チャネル割当方法および通信装置に関し、より具体的には、CDMA−TDD方式において、チャネル割当を適切に行い、干渉の小さい通信を実現するチャネル割当方法および通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の移動通信において、FDMA(Frequency Division Multiple Access)方式、TDMA(Time Division Multiple Access)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式等が用いられていた。FDMA方式では、周波数を割り当てていた。TDMA方式では、タイムスロット(と周波数)を割り当てていた。CDMA方式では、一般に拡散符号(と周波数)を割り当てていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、タイムスロットに分割したCDMA(CDMA−TDD(Time Division Duplex)方式、例えば、IMT−2000 CDMA−TDD)では、拡散符号とタイムスロット(と周波数)を割り当てることになる。拡散符号とタイムスロットを割り当てる方式は、これまで検討されていない。
【0004】
CDMA方式においては、干渉を防止するため、直交する拡散符号を用いるのが一般的である。しかし、実際には、マルチパスによる伝搬遅延等の影響により、干渉が生じる。特に、異なるサービスエリアにおける通信同士では、伝搬遅延差が大きく、干渉も大きくなるものと考えられる。
【0005】
したがって、CDMA−TDD方式においては、近接(関連)するサービスエリアにおける通信に対して同一のタイムスロットを割り当てないようにすることが好ましいと考えられる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、CDMA−TDD方式において、チャネル割当を適切に行い、干渉の小さい通信を実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、移動局と1以上のサービスエリアを有する基地局との間のCDMA−TDD方式に基づく無線通信に用いるチャネルを割り当てるチャネル割当方法であって、チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアで既に用いているタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のチャネル割当方法であって、前記チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリア以外の関連するサービスエリアで用いていないタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のチャネル割当方法であって、前記チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアにおける干渉量が所定の値を超えないタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載のチャネル割当方法であって、前記チャネル割当要求に対し、割当可能な拡散符号があるタイムスロットのうち、前記チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアにおける干渉量が小さいタイムスロットを優先的に選択し、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載のチャネル割当方法であって、前記チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアに関連するサービスエリアにおけるトラヒックが所定の値を超えないタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1または2に記載のチャネル割当方法であって、前記チャネル割当要求に対し、割当可能な拡散符号があるタイムスロットのうち、前記チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアに関連するサービスエリアにおけるトラヒックが小さいタイムスロットを優先的に選択し、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とする。
【0018】
請求項に記載の発明は、移動局と1以上のサービスエリアを有する基地局との間のCDMA−TDD方式に基づく無線通信に用いるチャネルを割り当てる通信装置であって、チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアで既に用いているタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とする。
【0024】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の通信装置であって、該通信装置は、前記基地局を制御する制御局であることを特徴とする。
【0025】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の通信装置であって、該通信装置は、前記基地局であることを特徴とする。
【0026】
以上の構成によれば、CDMA−TDD方式において、チャネル割当を適切に行い、干渉の小さい通信を実現することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳しく説明する。
【0028】
(第1実施形態)
図1は、移動通信システムの例を示す図である。図1の例では、各基地局につき1つのサービスエリア(セル)を設けている。ただし、例えば、セルを複数のセクタに分割して、1つの基地局が複数のサービスエリア(セクタ)を有するようにすることもできる。
【0029】
図1の例では、基地局21のサービスエリアがセル31であり、基地局22のサービスエリアがセル32であり、基地局23のサービスエリアがセル33である。移動局10は、図1に示すように、基地局21のサービスエリアであるセル31に在圏するときは、基地局21と無線通信を行うことができる。本実施形態においては、CDMA−TDD方式に基づき無線通信を行う。
【0030】
制御局40は、各基地局を制御し、移動局と基地局との間の無線通信に用いるチャネルの管理を行っている。すなわち、制御局40は、現在のチャネルの状態(各サービスエリアで用いられているチャネル、空きチャネルの状態等)を把握し、管理を行っている。そして、チャネル割当要求があると、現在のチャネルの状態を考慮して、チャネル割当てを行う。チャネルの割当要求は、サービスエリアで呼が生起したとき、他のサービスエリアから自サービスエリアへハンドオーバ呼が入ってきたとき等に発生する。
【0031】
図2は、制御局の構成例を示すブロック図である。図2に示す制御局40は、制御部41、記憶部42、および通信部43、44を備える。制御部41は各種の制御を行う。記憶部42には、現在のチャネルの状態が記憶されており、制御部41は、その記憶されている現在のチャネルの状態を考慮して、チャネル割当てを行う。また、制御部41は、通信部43を介して各基地局と、通信部44を介して交換局等と通信を行うことができる。
【0032】
図3は、1つのサービスエリアにおいて、該サービスエリアに在圏する移動局と基地局との間の通信に割り当てることができるチャネルの例を示す図である。図3の例では、タイムスロットは0〜7の8個であり、拡散符号(コード)は0〜3の4個である。本実施形態では、図3に示すチャネルを割り当てる場合について考える。
【0033】
本実施形態において、制御局40は、下り方向の通信(基地局から移動局への通信)にはタイムスロット0、2、4、6を、上り方向の通信(移動局から基地局への通信)にはタイムスロット1、3、5、7を割り当てるようにしている。ただし、これ以外の割り当て方、例えば、下り方向と上り方向で割り当てるタイムスロットの数が異なる割り当て方を用いてもよい。
【0034】
以下では、下り方向の通信についてチャネル割当要求があった場合を例に説明するが、上り方向の通信についてチャネル割当要求があった場合についても同様である。
【0035】
本実施形態において、制御局40は、チャネル割当要求を受け取ると、
(A)チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリア以外の関連するサービスエリアで用いていないタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てる。
【0036】
また、
(B)チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアで既に用いているタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てる。
【0037】
(A)において、関連するサービスエリア(セル)としては、例えば、隣接するサービスエリアが考えられる(例えば、セル31に対してセル32およびセル33)。また、例えば、隣接するサービスエリアに隣接するサービスエリアまで含めることも考えられる。
【0038】
上述の方法(A)および(B)の適用について例を用いて説明する。
【0039】
図4は、チャネル割当状況の例を示す図である。上の表はセル31に在圏する移動局と基地局21との間の通信に割り当てられるチャネルの状況を示し、下の表はセル32に在圏する移動局と基地局22との間の通信に割り当てられるチャネルの状況を示す。ここで、“○”がついているチャネルは、すでに割り当てられていることを示す。図4においては、セル31に関する通信、およびセル32に関する通信のそれぞれについて、1つずつチャネルが割り当てられている。セル33に関する通信については、チャネルは割り当てられていないものとする。
【0040】
図4の状況で、セル31に在圏する移動局と基地局21との間の通信(下り方向)に関し、チャネル割当要求があったとする。方法(A)を適用した場合、チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリア(セル31)以外の関連するサービスエリア(本実施形態では、セル32、33とする)で用いていないタイムスロットはタイムスロット0、4および6であり、タイムスロット0、4および6には割当可能な拡散符号(タイムスロット0では拡散符号1〜3、タイムスロット4、6では拡散符号0〜3)があるので、タイムスロット0、4および6のいずれか、およびそのタイムスロットにおける割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。これにより、関連するサービスエリアにおける通信に対して同一のタイムスロットが割り当てられることを(可能な限り)避けることができる。
【0041】
方法(B)をさらに適用した場合、チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアで既に用いているタイムスロットはタイムスロット0であり、タイムスロット0には割当可能な拡散符号があるので、タイムスロット0、およびタイムスロット0の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。これにより、方法(A)のみを適用した場合に比べて、1つのサービスエリアにおける通信に割り当てるチャネルを1つのタイムスロットに集中させることができる。
【0042】
なお、方法(A)および(B)に適合するチャネルがない場合には、やむを得ないので、適合しないチャネルの1つを割り当てる。
【0043】
本実施形態では、方法(A)および(B)の双方を適用しているが、方法(A)のみ、または方法(B)のみを適用するようにしてもよい。方法(B)のみを適用する場合、チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアで既に用いているタイムスロットが2つ以上ある場合には、そのうちの1つが割り当てられ、そのようなタイムスロットが1つもない場合には、方法(B)に適合するタイムスロット(チャネル)がないので、やむを得ず、いずれかのタイムスロットが割り当てられる。
【0044】
本実施形態においては、異なる(関連する)セルにおける通信に対して同一のタイムスロットが割り当てられることを避けるようにしたが、セルが複数のセクタに分かれているような場合には、異なる(関連する)セクタにおける通信に対して同一のタイムスロットが割り当てられることを避けるようにすることができる。
【0045】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態においては、チャネル割当において、上述の方法(A)および(B)に加えて、
(C)チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアにおける干渉量が所定の値を超えないタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てる。
【0046】
本実施形態において、制御局40は、チャネル割当要求を受ける際に、または受けた後に、該チャネル割当要求に係る移動局から、該移動局で測定された各タイムスロットの下りの干渉量が所定の値を超えているか否かの情報を受け取る(移動局から干渉量を受け取り、制御局40で、その干渉量が所定の値を超えている否かを判断するようにすることもできる)。なお、上りの干渉量については、例えば、基地局で干渉量を測定し、その干渉量が所定の値を超えているか否かを判断して、その情報を制御局40に送信することが考えられる。
【0047】
図5は、チャネル割当状況および干渉量の例を示す図である。図5においては、セル31に関する通信について2つのチャネルが、セル32に関する通信について1つのチャネルが、セル33に関する通信について2つのチャネルが割り当てられている。
【0048】
図5の状況で、セル31に在圏する移動局と基地局21との間の通信(下り方向)に関し、チャネル割当要求があったとする。方法(C)をさらに適用した場合、チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリア(セル31)における干渉量が所定の値(図5では許容干渉レベル)を超えないタイムスロットはタイムスロット0、2および4であり、タイムスロット0、2および4には割当可能な拡散符号があるので、タイムスロット0、2および4が割当の候補となる。方法(A)および(B)によりタイムスロット0が選ばれるので、タイムスロット0、およびタイムスロット0の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。
【0049】
図6は、チャネル割当状況および干渉量の別の例を示す図である。図6の2つの表は、図5の2つの表と同じである。
【0050】
図6の状況で、セル31に在圏する移動局と基地局21との間の通信(下り方向)に関し、チャネル割当要求があったとする。方法(C)をさらに適用した場合、チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリア(セル31)における干渉量が所定の値を超えないタイムスロットはタイムスロット2、4および6であり、タイムスロット2、4および6には割当可能な拡散符号があるので、タイムスロット2、4および6が割当の候補となる。しかし、方法(A)および(B)によりタイムスロット0が選ばれるので、方法(A)、(B)および(C)を満たすタイムスロットはないことになる。この場合には、やむを得ないので、方法(A)、(B)および(C)の少なくとも1つを満たさないタイムスロットを選ぶことになる。例えば、方法(B)を適用しないとすると、方法(A)のみにより選択されるのは、タイムスロット0、4および6である。このうちタイムスロット4および6は、方法(C)にも適合するので、タイムスロット4または6、およびタイムスロット4または6の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。
【0051】
本実施形態においては、方法(A)、(B)および(C)を適用してチャネル割当を行っているが、方法(C)のみを適用してチャネル割当を行うことも考えられる。また、方法(A)および(C)のみ、または方法(B)および(C)のみを適用してチャネル割当を行うことも考えられる。
【0052】
図7は、チャネル割当状況および干渉量の別の例を示す図である。図7の状況で方法(B)および(C)のみを適用した場合を考える。方法(B)のみによりタイムスロット0、2および6が選択され、方法(C)のみによりタイムスロット0、2および4が選択される。したがって、両方法に適合するタイムスロット0または2、およびタイムスロット0または2の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。
【0053】
また、本実施形態においても、セルを単位として干渉量を判断しているが、セルが複数のセクタに分かれているような場合には、セクタを単位として干渉量を判断するようにしてもよい。
【0054】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態においては、チャネル割当において、上述の方法(A)および(B)に加えて、
(D)チャネル割当要求に対し、割当可能な拡散符号があるタイムスロットのうち、チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアにおける干渉量が小さいタイムスロットを優先的に選択し、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てる。
【0055】
方法(D)は、方法(C)に類似する方法である。
【0056】
本実施形態において、制御局40は、チャネル割当要求を受ける際に、または受けた後に、該チャネル割当要求に係る移動局から、該移動局で測定された各タイムスロットの下りの干渉量を受け取る。なお、上りの干渉量については、例えば、基地局で干渉量を測定して、制御局40に送信することが考えられる。
【0057】
図5の状況で、セル31に在圏する移動局と基地局21との間の通信(下り方向)に関し、チャネル割当要求があったとする。方法(D)をさらに適用した場合、チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリア(セル31)における干渉量は、タイムスロット4、2、0、6の順で小さい。方法(A)および(B)によりタイムスロット0が選ばれるので、タイムスロット0、およびタイムスロット0の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。
【0058】
ここで、仮に方法(B)を適用しないとすると、方法(A)のみにより選択されるのは、タイムスロット0、4および6である。このうち、方法(D)により最も優先的に扱われるのはタイムスロット4である。したがって、タイムスロット4、およびタイムスロット4の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。
【0059】
本実施形態においては、方法(A)、(B)および(D)を適用してチャネル割当を行っているが、方法(D)のみを適用してチャネル割当を行うことも考えられる。また、方法(A)および(D)のみ、または方法(B)および(D)のみを適用してチャネル割当を行うことも考えられる。
【0060】
図7の状況で方法(B)および(D)のみを適用した場合を考える。方法(B)のみによりタイムスロット0、2および6が選択される。また、方法(D)のみによれば、優先順位の高い方から、タイムスロット4、2、0、6となる。したがって、両方法によれば、タイムスロット2、およびタイムスロット2の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。
【0061】
また、本実施形態においても、セルを単位として干渉量を判断しているが、セルが複数のセクタに分かれているような場合には、セクタを単位として干渉量を判断するようにしてもよい。
【0062】
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態においては、チャネル割当において、上述の方法(A)および(B)に加えて、
(E)チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアに関連するサービスエリアにおけるトラヒックが所定の値を超えないタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てる。
【0063】
関連するサービスエリア(セル)としては、上述のように、例えば、隣接するサービスエリアが考えられる(例えば、セル31に対してセル32およびセル33)。また、例えば、隣接するサービスエリアに隣接するサービスエリアまで含めることも考えられる。
【0064】
関連するサービスエリアにおけるトラヒックの取り扱いとしては、例えば、関連する各サービスエリアのトラヒックを単純に加算し、所定の値と比較することが考えられる。また、関連する各サービスエリアのトラヒックを重み付け加算し、所定の値と比較することも考えられる。
【0065】
関連するサービスエリアのトラヒックを考慮するのは、かかるトラヒックが大きい場合には、自サービスエリアの干渉量が大きいのが一般的だからである。
【0066】
本実施形態において、制御局40は、各サービスエリアのトラヒックを把握している。
【0067】
図8は、チャネル割当状況およびトラヒックの例を示す図である。図8の2つの表は、図5および図6の2つの表と同じである。
【0068】
図8の状況で、セル31に在圏する移動局と基地局21との間の通信(下り方向)に関し、チャネル割当要求があったとする。方法(E)をさらに適用した場合、チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリア(セル31)に関連するサービスエリア(本実施形態では、セル32、33とする)におけるトラヒックが所定の値(図8では許容トラヒックレベル)を超えないタイムスロットはタイムスロット0、2および4であり、タイムスロット0、2および4には割当可能な拡散符号があるので、タイムスロット0、2および4が割当の候補となる。方法(A)および(B)によりタイムスロット0が選ばれるので、タイムスロット0、およびタイムスロット0の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。
【0069】
図9は、チャネル割当状況およびトラヒックの別の例を示す図である。図9の2つの表は、図5〜図8の2つの表と同じである。
【0070】
図9の状況で、セル31に在圏する移動局と基地局21との間の通信(下り方向)に関し、チャネル割当要求があったとする。方法(E)をさらに適用した場合、チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリア(セル31)に関連するサービスエリアにおけるトラヒックが所定の値を超えないタイムスロットはタイムスロット2、4および6であり、タイムスロット2、4および6には割当可能な拡散符号があるので、タイムスロット2、4および6が割当の候補となる。しかし、方法(A)および(B)によりタイムスロット0が選ばれるので、方法(A)、(B)および(E)を満たすタイムスロットはないことになる。この場合には、やむを得ないので、方法(A)、(B)および(E)の少なくとも1つを満たさないタイムスロットを選ぶことになる。例えば、方法(B)を適用しないとすると、方法(A)のみにより選択されるのは、タイムスロット0、4および6である。このうちタイムスロット4および6は、方法(E)にも適合するので、タイムスロット4または6、およびタイムスロット4または6の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。
【0071】
本実施形態においては、方法(A)、(B)および(E)を適用してチャネル割当を行っているが、方法(E)のみを適用してチャネル割当を行うことも考えられる。また、方法(A)および(E)のみ、または方法(B)および(E)のみを適用してチャネル割当を行うことも考えられる。
【0072】
図10は、チャネル割当状況およびトラヒックの別の例を示す図である。図10の状況で方法(B)および(E)のみを適用した場合を考える。方法(B)のみによりタイムスロット0、2および6が選択され、方法(E)のみによりタイムスロット0、2および4が選択される。したがって、両方法に適合するタイムスロット0または2、およびタイムスロット0または2の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。
【0073】
また、本実施形態においても、セルを単位として干渉量を判断しているが、セルが複数のセクタに分かれているような場合には、セクタを単位として干渉量を判断するようにしてもよい。
【0074】
図11は、6つのセクタを含む1つのセルの例を示す図である。セル50には、セクタ51〜56が含まれる。例えば移動局がセクタ51に在圏する場合、セクタ52〜56のトラヒックを考慮してチャネル割当を行うことが考えられる。その際、例えば、チャネル52、56のトラヒック、チャネル53、55のトラヒック、チャネル54のトラヒックの順で重み係数を大きくして、重み付け加算することが考えられる。
【0075】
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態においては、チャネル割当において、上述の方法(A)および(B)に加えて、
(F)チャネル割当要求に対し、割当可能な拡散符号があるタイムスロットのうち、チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアに関連するサービスエリアにおけるトラヒックが小さいタイムスロットを優先的に選択し、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てる。
【0076】
方法(F)は、方法(E)に類似する方法である。
【0077】
本実施形態において、制御局40は、各サービスエリアのトラヒックを把握している。
【0078】
図8の状況で、セル31に在圏する移動局と基地局21との間の通信(下り方向)に関し、チャネル割当要求があったとする。方法(F)をさらに適用した場合、チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリア(セル31)に関連するサービスエリア(本実施形態では、セル32、33とする)におけるトラヒックは、タイムスロット4、2、0、6の順で小さい。方法(A)および(B)によりタイムスロット0が選ばれるので、タイムスロット0、およびタイムスロット0の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。
【0079】
ここで、仮に方法(B)を適用しないとすると、方法(A)のみにより選択されるのは、タイムスロット0、4および6である。このうち、方法(F)により最も優先的に扱われるのはタイムスロット4である。したがって、タイムスロット4、およびタイムスロット4の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。
【0080】
本実施形態においては、方法(A)、(B)および(F)を適用してチャネル割当を行っているが、方法(F)のみを適用してチャネル割当を行うことも考えられる。また、方法(A)および(F)のみ、または方法(B)および(F)のみを適用してチャネル割当を行うことも考えられる。
【0081】
図10の状況で方法(B)および(F)のみを適用した場合を考える。方法(B)のみによりタイムスロット0、2および6が選択される。また、方法(F)のみによれば、優先順位の高い方から、タイムスロット4、2、0、6となる。したがって、両方法によれば、タイムスロット2、およびタイムスロット2の割当可能な拡散符号がチャネル割当要求に対して割り当てられる。
【0082】
また、本実施形態においても、セルを単位として干渉量を判断しているが、セルが複数のセクタに分かれているような場合には、セクタを単位として干渉量を判断するようにしてもよい。
【0083】
(その他)
以上の実施形態では、制御局でチャネル割当を行っているが、他(例えば、基地局の1つ)で行うようにしてもよい。例えば、1つの基地局が複数のセクタをカバーしており、それらのセクタ内のみのトラヒックを考慮するような場合には、その1つの基地局でチャネル割当を行うことが考えられる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、CDMA−TDD方式において、チャネル割当を適切に行い、干渉の小さい通信を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動通信システムの例を示す図である。
【図2】制御局の構成例を示すブロック図である。
【図3】1つのサービスエリアにおいて、該サービスエリアに在圏する移動局と基地局との間の通信に割り当てることができるチャネルの例を示す図である。
【図4】チャネル割当状況の例を示す図である。
【図5】チャネル割当状況および干渉量の例を示す図である。
【図6】チャネル割当状況および干渉量の別の例を示す図である。
【図7】チャネル割当状況および干渉量の別の例を示す図である。
【図8】チャネル割当状況およびトラヒックの例を示す図である。
【図9】チャネル割当状況およびトラヒックの別の例を示す図である。
【図10】チャネル割当状況およびトラヒックの別の例を示す図である。
【図11】6つのセクタを含む1つのセルの例を示す図である。
【符号の説明】
10 移動局
21〜23 基地局
31〜33、50 セル
40 制御局
41 制御部
42 記憶部
43、44 通信部
51〜56 セクタ

Claims (9)

  1. 移動局と1以上のサービスエリアを有する基地局との間のCDMA−TDD方式に基づく無線通信に用いるチャネルを割り当てるチャネル割当方法であって、
    チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアで既に用いているタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とするチャネル割当方法。
  2. 請求項1に記載のチャネル割当方法であって、前記チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリア以外の関連するサービスエリアで用いていないタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とするチャネル割当方法。
  3. 請求項1または2に記載のチャネル割当方法であって、前記チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアにおける干渉量が所定の値を超えないタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とするチャネル割当方法。
  4. 請求項1または2に記載のチャネル割当方法であって、前記チャネル割当要求に対し、割当可能な拡散符号があるタイムスロットのうち、前記チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアにおける干渉量が小さいタイムスロットを優先的に選択し、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とするチャネル割当方法。
  5. 請求項1または2に記載のチャネル割当方法であって、前記チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアに関連するサービスエリアにおけるトラヒックが所定の値を超えないタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とするチャネル割当方法。
  6. 請求項1または2に記載のチャネル割当方法であって、前記チャネル割当要求に対し、割当可能な拡散符号があるタイムスロットのうち、前記チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアに関連するサービスエリアにおけるトラヒックが小さいタイムスロットを優先的に選択し、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とするチャネル割当方法。
  7. 移動局と1以上のサービスエリアを有する基地局との間のCDMA−TDD方式に基づく無線通信に用いるチャネルを割り当てる通信装置であって、
    チャネル割当要求に対し、該チャネル割当要求に係る移動局が在圏するサービスエリアで既に用いているタイムスロットに割当可能な拡散符号がある場合には、該タイムスロットおよび該タイムスロットで割当可能な拡散符号を割り当てることを特徴とする通信装置。
  8. 請求項に記載の通信装置であって、該通信装置は、前記基地局を制御する制御局であることを特徴とする通信装置。
  9. 請求項に記載の通信装置であって、該通信装置は、前記基地局であることを特徴とする通信装置。
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