JP2004514107A - 冷却システム中における冷媒の交換方法 - Google Patents
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Abstract
環境上望ましい冷媒を冷却システムに導入する方法が提供される。この方法は塩素含有冷媒および潤滑剤を含んでいる冷媒系を再装填することを含むもので、(a)冷却システムから塩素含有冷媒を、該システム中に潤滑剤の実質的部分を保持しながら除去し;そして(b)該システムに(i)冷媒;(ii)界面活性剤;および(iii)可溶化剤を含む組成物を導入する工程を含む。
Description
【0001】
関連出願との相互参照関係
この出願は、2000年9月27日に出願された米国仮特許出願第60/235,746号の利益を請求するものである。
発明の分野
本発明は、一般に、環境上望ましい冷媒を冷却システムに導入する方法に関する。さらに具体的には、この発明は、クロロフルオロカーボン類およびヒドロクロロフルオロカーボン類を冷却システムから除去し、そして冷却システムに環境上望ましい冷媒組成物を装填する方法に関する。
背景
クロロフルオロカーボン類(“CFC類”)、ヒドロクロロフルオロカーボン類(“HCFC類”)等のような塩素含有冷媒の空調装置および冷却装置中における冷媒としての使用は、このような化合物に関連したオゾン層破壊性のために嫌われるようになった。その結果、ヒドロフルオロカーボン類(“HFC類”)のようなオゾン層を破壊しない非塩素含有冷媒で塩素含有冷媒を置き換えることによって、塩素含有冷却システムを更新することが望ましくなった。
【0002】
残念ながら、HFC類を含めて多くの非塩素含有冷媒は、例えば鉱油、アルキルベンゼン類またはポリアルファオレフィン類を含めて、在来のCFC類と共に用いられたタイプの潤滑剤は比較的不溶性および/または不混和性である。これは、冷媒/潤滑剤系が冷却または空調システム内で効率的に作動するためには、冷媒は潤滑剤中に広い運転温度範囲にわたって十分に溶けなければならないので問題である。このような溶解性が、潤滑剤の粘度を下げてそれをシステム全体により容易に流れるのを可能にするのである。このような溶解性がないと、潤滑剤は冷却システムの蒸発器のコイル中やそのシステムの他の部品中に滞りがちになり、従ってそのシステムの効率を下げる。
【0003】
このような問題を回避するために、冷却システムを更新する在来方法は、(a)冷却システムから塩素含有冷媒全部および炭化水素系潤滑剤の少なくとも95%を除去し、続いて(b)そのシステムに新しい非塩素含有冷媒組成物およびその冷媒組成物と相溶性の置換潤滑剤を導入する工程を必要とする。
【0004】
本発明者は、このような在来方法は幾つかの理由から不利であることを認識するに至った。例えば、1つの不利な点は、潤滑剤、特に従来しばしば用いられた炭化水素系潤滑剤のフラッシングまたは他の方法による冷却システムからの除去は時間浪費型でかつコスト高になる傾向があるということである。もう1つ不利な点は、エステル類のような多くの置換潤滑剤は、水分に対して非常に敏感であって、大いに注意して取り扱わなければならないということである。さらにもう1つ不利な点は、置換潤滑剤は、ノイズ低下のような炭化水素系潤滑剤に関連するある特定の機能を効率的には果たさないということである。
【0005】
本発明者は、従来技術のこれらのおよび他の欠点を理解して、環境上望ましい冷媒を冷却システムに導入するための新しい、効率的な、そしてさらに望ましい方法の必要を認識した。これらのおよび他の目的は、以下において説明される本発明によって達成される。
発明および好ましい態様の説明
本発明は、環境上望ましい冷媒を冷却システムに導入する方法に関する。本発明の方法は、環境上望ましい非塩素含有冷媒組成物の冷却システムへの導入を、そのシステムに既に存在する炭化水素系潤滑剤を除去することなく容易にすることによって、従来技術の不利な点を克服する。従って、非塩素含有冷媒組成物は、鉱油またはアルキルベンゼン類のような炭化水素系油を含んでいる現存冷却システムに加えられて、在来の方法よりも容易にかつ少ない費用で、効率的なかつ環境上望ましい冷媒/潤滑剤系を形成することができる。
【0006】
ある特定の態様によれば、本発明の方法は塩素含有冷媒および潤滑剤を含んでいる冷媒系を再装填することを含むもので、(a)冷却システムから塩素含有冷媒を、そのシステム中に潤滑剤の実質的部分を保持しながら除去し;そして(b)そのシステムに(i)冷媒;(ii)界面活性剤;および(iii)可溶化剤を含む組成物を導入する工程を含む。本発明で使用される用語「実質的な部分」とは、一般に、塩素含有冷媒の除去前に冷却システム中に含まれている潤滑剤の量の少なくとも約50%(重量)である潤滑剤量を意味する。本発明による冷却システム中の潤滑剤の実質的な部分は、冷却システム中に元々含まれる潤滑剤の少なくとも約60%の量であるのが好ましく、少なくとも約70%の量であるのがさらに好ましい。
【0007】
ある特定の別の態様によれば、本発明の方法は、一般に、(a)中に炭化水素系潤滑剤を有するが、塩素含有冷媒を実質的に有しないチャンバーを含む冷却システムを用意し;そして(b)該チャンバーに(i)冷媒;(ii)界面活性剤;および(iii)可溶化剤を含む組成物を導入する工程を含む。
【0008】
本発明で使用される用語「冷却システム(refrigeration system)」は、一般に、冷却を与えるために冷媒を用いる任意のシステムまたは装置、或いはそのようなシステムまたは装置の任意の一部または部分を意味する。このような冷却システムに、例えば空調機(air conditioners)、電気冷蔵庫(electric refrigerators)、冷却機(chillers)、輸送冷却システム(transport refrigeration systems)、商業冷却システム(commercial refrigeration systems)等がある。
【0009】
この技術分野の当業者は、本発明の方法で使用される冷却システムは、一般に、冷媒および潤滑剤の両者が含まれ、そしてその冷媒および潤滑剤を循環させ得るチャンバーを含むことは認めるだろう。本発明のある特定の態様によれば、除去工程(a)は、塩素含有冷媒を冷却システムから、特にシステム内のチャンバーから、潤滑剤、好ましくは炭化水素系潤滑剤の実質的な量をそのシステム中に残しながら除去することを含む。
【0010】
冷却システム中に含まれる潤滑剤をその過半部より少なく除去しながら塩素含有冷媒をそのシステムから除去するのに、広範囲の公知の方法がいずれも使用できる。好ましい態様によれば、潤滑剤は炭化水素系潤滑剤であり、そして上記除去工程はその潤滑剤の少なくとも約90%、さらに好ましくは少なくとも約95%をシステム中に残しておく。例えば、冷媒は在来の炭化水素系潤滑剤に比較して極めて揮発性であるので(冷媒の沸点は一般に10℃より低いのに対して、鉱油の沸点は一般に200℃を越える)、除去工程は塩素含有冷媒をガス状態で液状潤滑剤を含んでいる冷却システムからポンピングすることによって容易に成し遂げることができる。このような除去は、オハイオ州のRobinair社が製造する回収システムのような冷媒回収システムの使用を含めて、この技術分野で知られている多数のやり方のどれにおいても達成することができる。或いはまた、冷却、排気された冷媒容器を、ガス状冷媒がその排気された容器に引き込まれ、除去されるように、冷却システムの低圧側に取り付けることもできる。さらに、冷媒を冷却システムから排気済み容器にポンピングするためにコンプレッサーをそのシステムに取り付けてもよい。上記の開示に照らせば、この技術分野の当業者は、塩素含有潤滑剤を冷却システムから除去し、そして本発明に従って中に炭化水素系潤滑剤を有するが、塩素含有冷媒を実質的に有しないチャンバーを含む冷却システムを用意することが容易にできるだろう。
【0011】
本発明の導入工程(b)は、炭化水素系潤滑剤に(i)冷媒;(ii)界面活性剤;および(iii)可溶化剤を含む組成物を導入することを含む。
本発明では、広範囲の非塩素含有冷媒がいずれも使用できる。本発明における使用に適した冷媒の例を挙げると、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(“R−134a”)、ペンタフルオロエタン(“R−125”)、ジフルオロメタン(“R−32”)、トリフルオロエタンの異性体(“R−143”および“R−143a”)、ペンタフルオロプロパンの異性体(例えば、“R−245fa”、“R−245ea”、“R−245ca”および“R−245eb”)並びにそれらの混合物、例えばR−407A、R−407B、R−407C、R−410A、R−404A、R−507A、R−508AおよびR−508BのようなHFC類がある。
【0012】
本発明で使用される界面活性剤は、炭化水素系潤滑剤成分および非塩素含有冷媒成分を含む組成物に加えられると1つの成分の他成分中における溶解度または分散度を、潤滑剤/冷媒組成物の少なくとも1重量%(絶対値)増加させる任意の界面活性剤であることができる。使用される界面活性剤は、1つの成分の他成分中における溶解度または分散度を好ましくは少なくとも2重量%(絶対値)、さらに好ましくは少なくとも5重量%(絶対値)増加させる。例えば、冷媒Aと潤滑剤Bとの組成物は、それが冷媒Aを組成物の10重量%まで(10重量%を含むが、それより多くはない)含むとき単一相の組成物である。界面活性剤Cの添加により、同じ組成物は、冷媒Aがその組成物に対して15重量%まで(15重量%を含む)単一相組成物として留まる。本発明の目的に関し、この界面活性剤Cは、冷媒Aの潤滑剤B中溶解度を5重量%増加させると考えられる。
【0013】
ある特定の好ましい態様において、使用される界面活性剤は冷媒の炭化水素系潤滑剤中溶解度および/または分散度を増加させ、かつ炭化水素系潤滑剤の冷媒中溶解度および/または分散度を増加させる。出願人は何らかの操作理論(theory of operation)によって、または何らかの操作理論に縛られることを望むものではないけれども、界面活性剤はこのような態様において2つの液相間の表面張力を下げることによって溶解性および/または分散性を向上させると考えられる。このような態様においては、典型的には、界面活性剤は潤滑剤に可溶である。ある特定の好ましい態様によれば、界面活性剤は冷媒および潤滑剤の両方に可溶である。
【0014】
本発明での使用に適した界面活性剤の例は、Thomas等に対して発行され、ここで参照することにより本明細書に含まれる米国特許第5,254,280号明細書に開示されており、それにはスルホネート類;長鎖アルキル置換芳香族スルホン酸類;ホスホネート類;チオホスホネート類;フェノレート類;アルキルフェノール類の金属塩;アルキルスルフィド類;アルキルフェノールアルデヒド縮合生成物;置換サリシレート類の金属塩;不飽和酸無水物とアミン類との反応生成物からのN−置換オリゴマーまたはポリマーがある。他の適した界面活性剤に次のものがある:ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル類、ポリオキシエチレンアリールエーテル類、ポリアルキルアリールエーテル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類およびポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル類のようなポリオキシエチレンタイプのノニオン性界面活性剤;メタクリレート類とN−ビニルピロリドンまたはジメチルアミノエチルメタクリレートのようなN−置換化合物との共重合体;酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体のようなポリエステル結合を含む共重合体等。ポリオキシエチレンアルキルエーテル類のアルキル基は、場合によってフッ素でさらに置換されていてもよい約1〜約15個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるのが好ましい。ポリオキシエチレンアリールエーテル類のアリール基は、約6〜約20個の炭素原子を有する芳香族基であるのが好ましい。このような芳香族基は、場合によってフッ素でさらに置換されていてもよい。ある特定の好ましい態様によれば、界面活性剤はポリオキシエチレンアルキルエーテルである。
【0015】
出願人は何らかの操作理論によって、または何らかの操作理論に縛られることを望むものではないけれども、本発明による可溶化剤は界面活性剤のキャリアーとして作用し、その界面活性剤が炭化水素系潤滑剤および冷媒の混和性を向上させるのを助けると考えられる。本発明のある特定の好ましい態様において、界面活性剤は炭化水素系潤滑剤には容易に溶けるが、冷媒にはあまり有意には溶けない。従って、炭化水素系潤滑剤および冷媒の両者に比較的溶け、かつ本発明の界面活性剤が溶ける可溶化剤は、この界面活性剤の潤滑剤と冷媒との間の輸送を促進してその混和性を向上させることができる。さらに、界面活性剤および可溶化剤は、共に、独立に、冷媒の潤滑剤中溶解性および分散性を向上させると考えられる。
【0016】
広範囲の可溶化剤がいずれも本発明で使用することができる。適した可溶化剤に、直鎖または分枝鎖状のポリプロピレングリコール類、ポリブチレングリコール類、およびエチレンオキシド、プロピレンオキシドおよび/またはブチレンオキシドの任意の組み合わせの不規則または規則性共重合体のようなポリアルキレングリコール系潤滑剤がある。このポリアルキレングリコール類は、ヒドロキシル末端基、および/または分子の1つまたは2つ以上の末端をキャップするための末端部分を有していることができる。本発明のポリアルキレングリコールをキャップするのに適した部分を挙げると、次のものがある:フッ素化アルキルまたはアリール基;非フッ素化アルキルまたはアリール基;エステル基;およびそれらの混合基。加えて、炭素原子数約3〜約15個の直鎖または分枝鎖を有する酸と、例えばペンタエリトリトール、ネオペンチルグリコール、グリセリンまたはトリメチロールプロパンのようなアルコールとに基づくエステルおよびジエステル系潤滑剤も、本発明における可溶化剤としての使用に適している。ポリビニルエーテル類(PVE類)も可溶化剤として適している。PVE類は、一般に、式−[CH2CHOR1]n−[CH2CHOR2]m−(式中、R1およびR2は独立に約1〜約15個の炭素原子を含む芳香族基またはアルキル基であって、この場合mまたはnの少なくとも一方はゼロでなく、かつ3〜20の範囲である)によって特徴付けられる。本発明における使用に適したPVE類は、場合によってフッ素、または酸素、窒素および硫黄のようなヘテロ原子で置換されていてもよい。ある特定の好ましい態様においては、可溶化剤は、プロピレンオキシドよりもブチレンオキシドに由来する単位をより多く有し、そしてエチレンオキシドを10モルパーセント以下有するポリアルキレングリコールである。ある特定の他の好ましい態様において、可溶化剤は、ここで参照することにより本明細書に含められる米国特許第5,154,846号明細書に開示されるもののような、ヒドロキシル末端基を有するポリブチレングリコール類、または分子の1つまたは2つ以上の末端に有機キャップを有する直鎖若しくは分枝鎖状のポリブチレングリコール類である。ある特定のさらに好ましい態様においては、可溶化剤はヒドロキシル末端基を有する直鎖または分枝鎖状のポリブチレングリコールである。
【0017】
本発明で使用される可溶化剤の粘度は、個々の用途に適した任意の粘度であることができる。ある特定の好ましい態様において、本発明で使用される可溶化剤の粘度は、100℃において約1〜約20センチストークスである。可溶化剤は100℃において約1〜約10センチストークスの粘度を有するのがさらに好ましく、100℃において約1〜約5センチストークスの粘度を有するのがそれ以上さらに好ましい。
【0018】
本発明における使用に適したポリアルキレングリコール類の製造手順は周知である。例えば、米国特許第5,254,280号明細書は、フッ素化アルキル基のキャップを有するポリブチレングリコール類の製造方法を開示する。広範囲のポリアルキレングリコール潤滑剤も商業的に入手でき、例えばヒドロキシル末端基を有するポリプロピレングリコール類およびポリブチレングリコール類はDow Chemical社から入手できる。例えばExxon−Mobil社から商業的に入手できる、37℃で32センチストークスの粘度を有するエステル系潤滑剤であるMobil EAL 22を含めて、いろいろなエステル系潤滑剤も商業的に入手できる。
【0019】
本発明に従って炭化水素系潤滑剤に導入される組成物は、冷媒、界面活性剤および可溶化剤の外に、冷却システムにおける冷媒組成物の性能を高めるためにそれら冷媒組成物中で使用されるタイプの他の添加剤または材料を含んでいることができる。例えば、本発明の組成物は、極圧および耐摩耗添加剤、酸化および熱安定性向上剤、腐食抑制剤、粘度指数改良剤、流動およびフロック点降下剤、消泡剤、炭化水素系潤滑剤および非塩素含有冷媒の両者に可溶な潤滑剤、粘度調整剤等も含んでいることができる。このような添加剤の例は、米国特許第5,254,280号明細書に開示されている。
【0020】
本発明の実施の際に、冷媒、界面活性剤および可溶化剤は適当などのような量でも使用することができる。一般に、炭化水素系潤滑剤の非塩素含有冷媒に対する重量比率は、冷媒100重量部につき潤滑剤約0.1〜約60重量部である。炭化水素系潤滑剤の非塩素含有冷媒に対する量は、好ましくは冷媒100重量部につき潤滑剤約15〜約50重量部、さらに好ましくは冷媒100重量部につき潤滑剤約15〜約30重量部である。
【0021】
さらに、可溶化剤の炭化水素系潤滑剤に対する重量比率は、好ましくは炭化水素系潤滑剤100重量部につき可溶化剤約1〜約50重量部、さらに好ましくは炭化水素系潤滑剤100重量部につき可溶化剤約5〜約30重量部、それ以上さらに好ましくは炭化水素系潤滑剤100重量部につき可溶化剤約5〜約20重量部である。
【0022】
界面活性剤の炭化水素系潤滑剤に対する重量比率は、好ましくは炭化水素系潤滑剤100重量部につき界面活性剤約0.01〜約10重量部、さらに好ましくは炭化水素系潤滑剤100重量部につき界面活性剤約1〜約5重量部である。
【0023】
炭化水素系潤滑剤を含む冷却システムに冷媒組成物を導入する広範囲の方法がいずれも本発明で使用することができる。例えば、1つの方法は、冷媒容器を冷却システムの低圧側に取り付け、そして冷却システムのコンプレッサーのスイッチを入れて冷媒をそのシステムに引き入れることを含む。このような態様において、冷媒容器は、冷却システムに入る冷媒組成物の量がモニターできるようなスケールで配置することができる。望ましい量の冷媒組成物がシステムに導入されたとき、装填が止められる。別法として、この技術分野の当業者に知られている広範囲の装填手段が商業的に利用できる。従って、上記の開示に照らせば、この技術分野の当業者は、非塩素組成物を、過度の実験をすることなく、本発明に従って冷却システムに容易に導入することができるだろう。
実施例
本発明は、例証のために、非限定様式で、次の本発明方法の実施例および比較例と関連して説明される。
実施例1
次の実施例は空調システムによる本発明の方法の使用を例証するものである。
【0024】
クロロジフルオロメタン(“R−22”)および鉱油を含む空調システムから、R−22を除去する。R−407C、ポリブチレングリコールおよび界面活性剤の混合物を調製する。この混合物を上記空調システムに加える。このシステムは満足のいく様式で作動する。このシステムの容量は、R−407Cとエステル系潤滑剤との混合物を含むシステムの容量の10%以内である。これは、油の戻り問題がないことを示している。
実施例2
次の実施例は空調システムによる本発明の方法の使用を例証するものである。
【0025】
クロロジフルオロメタン(“R−22”)および鉱油を含む空調システムから、R−22を除去する。R−407C、PGB 503(分子量503および37℃における粘度45センチストークスを有するポリブチレングリコール)およびBrij 97(C18H35(OCH2CH2)nOH;ここでnは約2である)の混合物を調製する。この混合物を上記空調システムに加える。このシステムは満足のいく様式で作動する。このシステムの容量は、R−407Cとエステル系潤滑剤との混合物を含むシステムの容量の10%以内である。これは、油の戻り問題がないことを示している。
実施例3
次の実施例は空調システムによる本発明の方法の使用を例証するものである。
【0026】
クロロジフルオロメタン(“R−22”)および鉱油を含む空調システムから、R−22を除去する。R−407C、Mobil EAL 22(37℃において32センチストークスの粘度を有するエステル系潤滑剤)およびBrij 97(C18H35(OCH2CH2)nOH;ここでnは約2である)の混合物を調製する。この混合物を上記空調システムに加える。このシステムは満足のいく様式で作動する。このシステムの容量は、R−407Cとエステル系潤滑剤との混合物を含むシステムの容量の10%以内である。これは、油の戻り問題がないことを示している。
実施例4
次の実施例は空調システムによる本発明の方法の使用を例証するものである。
【0027】
クロロジフルオロメタン(“R−22”)および鉱油を含む空調システムから、R−22を除去する。R−32(22.5重量%)、R−125(24.5重量%)、R−134a(51重量%)およびR−600(ブタン)(2重量%)の混合物をMobil EAL 22およびBrij 97と組み合わせて冷媒組成物を形成する。この組成物を上記空調システムに加える。このシステムは満足のいく様式で作動する。このシステムの容量は、R−407Cとエステル系潤滑剤との混合物を含むシステムの容量の10%以内である。これは、油の戻り問題がないことを示している。
比較例1
この比較例は、10重量%の冷媒および90重量%の鉱油より成る冷却組成物の混和性を例証するものである。
【0028】
R−407CとSuniso 3G鉱油との混合物をガラス管中で25において調製した。R−407Cの濃度が10重量%で、鉱油の濃度が90重量%であるとき、その混合物は1つの相であった。その温度を0℃まで下げたとき、この混合物は曇ってきて2つの液相が現れた。上記冷媒の濃度を14重量%まで上げたときは、25℃において2つの液相が存在した。
比較例2
この比較例は、90重量%の冷媒および10重量%の鉱油より成る冷却組成物の混和性を例証するものである。
【0029】
90重量%のR−407Cおよび10重量%のSuniso 3G鉱油を含む混合物をガラス管中で25において調製した。この混合物は2つの相を有していた。
かくして、本発明の少数の特定の態様について説明したが、この技術分野の当業者にはいろいろな変更、修正および改良点が思い浮かぶだろう。この開示によって明らかにされるこのような変更、修正および改良点は本明細書にはっきりとは述べられていないけれども、それらはこの説明の一部であると解され、かつ本発明の精神および範囲内であると解される。従って、以上の説明は例としてのものであるに過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、前記特許請求の範囲で定義されるように、かつそれらに均等なものに限定されるだけである。
関連出願との相互参照関係
この出願は、2000年9月27日に出願された米国仮特許出願第60/235,746号の利益を請求するものである。
発明の分野
本発明は、一般に、環境上望ましい冷媒を冷却システムに導入する方法に関する。さらに具体的には、この発明は、クロロフルオロカーボン類およびヒドロクロロフルオロカーボン類を冷却システムから除去し、そして冷却システムに環境上望ましい冷媒組成物を装填する方法に関する。
背景
クロロフルオロカーボン類(“CFC類”)、ヒドロクロロフルオロカーボン類(“HCFC類”)等のような塩素含有冷媒の空調装置および冷却装置中における冷媒としての使用は、このような化合物に関連したオゾン層破壊性のために嫌われるようになった。その結果、ヒドロフルオロカーボン類(“HFC類”)のようなオゾン層を破壊しない非塩素含有冷媒で塩素含有冷媒を置き換えることによって、塩素含有冷却システムを更新することが望ましくなった。
【0002】
残念ながら、HFC類を含めて多くの非塩素含有冷媒は、例えば鉱油、アルキルベンゼン類またはポリアルファオレフィン類を含めて、在来のCFC類と共に用いられたタイプの潤滑剤は比較的不溶性および/または不混和性である。これは、冷媒/潤滑剤系が冷却または空調システム内で効率的に作動するためには、冷媒は潤滑剤中に広い運転温度範囲にわたって十分に溶けなければならないので問題である。このような溶解性が、潤滑剤の粘度を下げてそれをシステム全体により容易に流れるのを可能にするのである。このような溶解性がないと、潤滑剤は冷却システムの蒸発器のコイル中やそのシステムの他の部品中に滞りがちになり、従ってそのシステムの効率を下げる。
【0003】
このような問題を回避するために、冷却システムを更新する在来方法は、(a)冷却システムから塩素含有冷媒全部および炭化水素系潤滑剤の少なくとも95%を除去し、続いて(b)そのシステムに新しい非塩素含有冷媒組成物およびその冷媒組成物と相溶性の置換潤滑剤を導入する工程を必要とする。
【0004】
本発明者は、このような在来方法は幾つかの理由から不利であることを認識するに至った。例えば、1つの不利な点は、潤滑剤、特に従来しばしば用いられた炭化水素系潤滑剤のフラッシングまたは他の方法による冷却システムからの除去は時間浪費型でかつコスト高になる傾向があるということである。もう1つ不利な点は、エステル類のような多くの置換潤滑剤は、水分に対して非常に敏感であって、大いに注意して取り扱わなければならないということである。さらにもう1つ不利な点は、置換潤滑剤は、ノイズ低下のような炭化水素系潤滑剤に関連するある特定の機能を効率的には果たさないということである。
【0005】
本発明者は、従来技術のこれらのおよび他の欠点を理解して、環境上望ましい冷媒を冷却システムに導入するための新しい、効率的な、そしてさらに望ましい方法の必要を認識した。これらのおよび他の目的は、以下において説明される本発明によって達成される。
発明および好ましい態様の説明
本発明は、環境上望ましい冷媒を冷却システムに導入する方法に関する。本発明の方法は、環境上望ましい非塩素含有冷媒組成物の冷却システムへの導入を、そのシステムに既に存在する炭化水素系潤滑剤を除去することなく容易にすることによって、従来技術の不利な点を克服する。従って、非塩素含有冷媒組成物は、鉱油またはアルキルベンゼン類のような炭化水素系油を含んでいる現存冷却システムに加えられて、在来の方法よりも容易にかつ少ない費用で、効率的なかつ環境上望ましい冷媒/潤滑剤系を形成することができる。
【0006】
ある特定の態様によれば、本発明の方法は塩素含有冷媒および潤滑剤を含んでいる冷媒系を再装填することを含むもので、(a)冷却システムから塩素含有冷媒を、そのシステム中に潤滑剤の実質的部分を保持しながら除去し;そして(b)そのシステムに(i)冷媒;(ii)界面活性剤;および(iii)可溶化剤を含む組成物を導入する工程を含む。本発明で使用される用語「実質的な部分」とは、一般に、塩素含有冷媒の除去前に冷却システム中に含まれている潤滑剤の量の少なくとも約50%(重量)である潤滑剤量を意味する。本発明による冷却システム中の潤滑剤の実質的な部分は、冷却システム中に元々含まれる潤滑剤の少なくとも約60%の量であるのが好ましく、少なくとも約70%の量であるのがさらに好ましい。
【0007】
ある特定の別の態様によれば、本発明の方法は、一般に、(a)中に炭化水素系潤滑剤を有するが、塩素含有冷媒を実質的に有しないチャンバーを含む冷却システムを用意し;そして(b)該チャンバーに(i)冷媒;(ii)界面活性剤;および(iii)可溶化剤を含む組成物を導入する工程を含む。
【0008】
本発明で使用される用語「冷却システム(refrigeration system)」は、一般に、冷却を与えるために冷媒を用いる任意のシステムまたは装置、或いはそのようなシステムまたは装置の任意の一部または部分を意味する。このような冷却システムに、例えば空調機(air conditioners)、電気冷蔵庫(electric refrigerators)、冷却機(chillers)、輸送冷却システム(transport refrigeration systems)、商業冷却システム(commercial refrigeration systems)等がある。
【0009】
この技術分野の当業者は、本発明の方法で使用される冷却システムは、一般に、冷媒および潤滑剤の両者が含まれ、そしてその冷媒および潤滑剤を循環させ得るチャンバーを含むことは認めるだろう。本発明のある特定の態様によれば、除去工程(a)は、塩素含有冷媒を冷却システムから、特にシステム内のチャンバーから、潤滑剤、好ましくは炭化水素系潤滑剤の実質的な量をそのシステム中に残しながら除去することを含む。
【0010】
冷却システム中に含まれる潤滑剤をその過半部より少なく除去しながら塩素含有冷媒をそのシステムから除去するのに、広範囲の公知の方法がいずれも使用できる。好ましい態様によれば、潤滑剤は炭化水素系潤滑剤であり、そして上記除去工程はその潤滑剤の少なくとも約90%、さらに好ましくは少なくとも約95%をシステム中に残しておく。例えば、冷媒は在来の炭化水素系潤滑剤に比較して極めて揮発性であるので(冷媒の沸点は一般に10℃より低いのに対して、鉱油の沸点は一般に200℃を越える)、除去工程は塩素含有冷媒をガス状態で液状潤滑剤を含んでいる冷却システムからポンピングすることによって容易に成し遂げることができる。このような除去は、オハイオ州のRobinair社が製造する回収システムのような冷媒回収システムの使用を含めて、この技術分野で知られている多数のやり方のどれにおいても達成することができる。或いはまた、冷却、排気された冷媒容器を、ガス状冷媒がその排気された容器に引き込まれ、除去されるように、冷却システムの低圧側に取り付けることもできる。さらに、冷媒を冷却システムから排気済み容器にポンピングするためにコンプレッサーをそのシステムに取り付けてもよい。上記の開示に照らせば、この技術分野の当業者は、塩素含有潤滑剤を冷却システムから除去し、そして本発明に従って中に炭化水素系潤滑剤を有するが、塩素含有冷媒を実質的に有しないチャンバーを含む冷却システムを用意することが容易にできるだろう。
【0011】
本発明の導入工程(b)は、炭化水素系潤滑剤に(i)冷媒;(ii)界面活性剤;および(iii)可溶化剤を含む組成物を導入することを含む。
本発明では、広範囲の非塩素含有冷媒がいずれも使用できる。本発明における使用に適した冷媒の例を挙げると、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(“R−134a”)、ペンタフルオロエタン(“R−125”)、ジフルオロメタン(“R−32”)、トリフルオロエタンの異性体(“R−143”および“R−143a”)、ペンタフルオロプロパンの異性体(例えば、“R−245fa”、“R−245ea”、“R−245ca”および“R−245eb”)並びにそれらの混合物、例えばR−407A、R−407B、R−407C、R−410A、R−404A、R−507A、R−508AおよびR−508BのようなHFC類がある。
【0012】
本発明で使用される界面活性剤は、炭化水素系潤滑剤成分および非塩素含有冷媒成分を含む組成物に加えられると1つの成分の他成分中における溶解度または分散度を、潤滑剤/冷媒組成物の少なくとも1重量%(絶対値)増加させる任意の界面活性剤であることができる。使用される界面活性剤は、1つの成分の他成分中における溶解度または分散度を好ましくは少なくとも2重量%(絶対値)、さらに好ましくは少なくとも5重量%(絶対値)増加させる。例えば、冷媒Aと潤滑剤Bとの組成物は、それが冷媒Aを組成物の10重量%まで(10重量%を含むが、それより多くはない)含むとき単一相の組成物である。界面活性剤Cの添加により、同じ組成物は、冷媒Aがその組成物に対して15重量%まで(15重量%を含む)単一相組成物として留まる。本発明の目的に関し、この界面活性剤Cは、冷媒Aの潤滑剤B中溶解度を5重量%増加させると考えられる。
【0013】
ある特定の好ましい態様において、使用される界面活性剤は冷媒の炭化水素系潤滑剤中溶解度および/または分散度を増加させ、かつ炭化水素系潤滑剤の冷媒中溶解度および/または分散度を増加させる。出願人は何らかの操作理論(theory of operation)によって、または何らかの操作理論に縛られることを望むものではないけれども、界面活性剤はこのような態様において2つの液相間の表面張力を下げることによって溶解性および/または分散性を向上させると考えられる。このような態様においては、典型的には、界面活性剤は潤滑剤に可溶である。ある特定の好ましい態様によれば、界面活性剤は冷媒および潤滑剤の両方に可溶である。
【0014】
本発明での使用に適した界面活性剤の例は、Thomas等に対して発行され、ここで参照することにより本明細書に含まれる米国特許第5,254,280号明細書に開示されており、それにはスルホネート類;長鎖アルキル置換芳香族スルホン酸類;ホスホネート類;チオホスホネート類;フェノレート類;アルキルフェノール類の金属塩;アルキルスルフィド類;アルキルフェノールアルデヒド縮合生成物;置換サリシレート類の金属塩;不飽和酸無水物とアミン類との反応生成物からのN−置換オリゴマーまたはポリマーがある。他の適した界面活性剤に次のものがある:ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル類、ポリオキシエチレンアリールエーテル類、ポリアルキルアリールエーテル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類およびポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル類のようなポリオキシエチレンタイプのノニオン性界面活性剤;メタクリレート類とN−ビニルピロリドンまたはジメチルアミノエチルメタクリレートのようなN−置換化合物との共重合体;酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体のようなポリエステル結合を含む共重合体等。ポリオキシエチレンアルキルエーテル類のアルキル基は、場合によってフッ素でさらに置換されていてもよい約1〜約15個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖状のアルキル基であるのが好ましい。ポリオキシエチレンアリールエーテル類のアリール基は、約6〜約20個の炭素原子を有する芳香族基であるのが好ましい。このような芳香族基は、場合によってフッ素でさらに置換されていてもよい。ある特定の好ましい態様によれば、界面活性剤はポリオキシエチレンアルキルエーテルである。
【0015】
出願人は何らかの操作理論によって、または何らかの操作理論に縛られることを望むものではないけれども、本発明による可溶化剤は界面活性剤のキャリアーとして作用し、その界面活性剤が炭化水素系潤滑剤および冷媒の混和性を向上させるのを助けると考えられる。本発明のある特定の好ましい態様において、界面活性剤は炭化水素系潤滑剤には容易に溶けるが、冷媒にはあまり有意には溶けない。従って、炭化水素系潤滑剤および冷媒の両者に比較的溶け、かつ本発明の界面活性剤が溶ける可溶化剤は、この界面活性剤の潤滑剤と冷媒との間の輸送を促進してその混和性を向上させることができる。さらに、界面活性剤および可溶化剤は、共に、独立に、冷媒の潤滑剤中溶解性および分散性を向上させると考えられる。
【0016】
広範囲の可溶化剤がいずれも本発明で使用することができる。適した可溶化剤に、直鎖または分枝鎖状のポリプロピレングリコール類、ポリブチレングリコール類、およびエチレンオキシド、プロピレンオキシドおよび/またはブチレンオキシドの任意の組み合わせの不規則または規則性共重合体のようなポリアルキレングリコール系潤滑剤がある。このポリアルキレングリコール類は、ヒドロキシル末端基、および/または分子の1つまたは2つ以上の末端をキャップするための末端部分を有していることができる。本発明のポリアルキレングリコールをキャップするのに適した部分を挙げると、次のものがある:フッ素化アルキルまたはアリール基;非フッ素化アルキルまたはアリール基;エステル基;およびそれらの混合基。加えて、炭素原子数約3〜約15個の直鎖または分枝鎖を有する酸と、例えばペンタエリトリトール、ネオペンチルグリコール、グリセリンまたはトリメチロールプロパンのようなアルコールとに基づくエステルおよびジエステル系潤滑剤も、本発明における可溶化剤としての使用に適している。ポリビニルエーテル類(PVE類)も可溶化剤として適している。PVE類は、一般に、式−[CH2CHOR1]n−[CH2CHOR2]m−(式中、R1およびR2は独立に約1〜約15個の炭素原子を含む芳香族基またはアルキル基であって、この場合mまたはnの少なくとも一方はゼロでなく、かつ3〜20の範囲である)によって特徴付けられる。本発明における使用に適したPVE類は、場合によってフッ素、または酸素、窒素および硫黄のようなヘテロ原子で置換されていてもよい。ある特定の好ましい態様においては、可溶化剤は、プロピレンオキシドよりもブチレンオキシドに由来する単位をより多く有し、そしてエチレンオキシドを10モルパーセント以下有するポリアルキレングリコールである。ある特定の他の好ましい態様において、可溶化剤は、ここで参照することにより本明細書に含められる米国特許第5,154,846号明細書に開示されるもののような、ヒドロキシル末端基を有するポリブチレングリコール類、または分子の1つまたは2つ以上の末端に有機キャップを有する直鎖若しくは分枝鎖状のポリブチレングリコール類である。ある特定のさらに好ましい態様においては、可溶化剤はヒドロキシル末端基を有する直鎖または分枝鎖状のポリブチレングリコールである。
【0017】
本発明で使用される可溶化剤の粘度は、個々の用途に適した任意の粘度であることができる。ある特定の好ましい態様において、本発明で使用される可溶化剤の粘度は、100℃において約1〜約20センチストークスである。可溶化剤は100℃において約1〜約10センチストークスの粘度を有するのがさらに好ましく、100℃において約1〜約5センチストークスの粘度を有するのがそれ以上さらに好ましい。
【0018】
本発明における使用に適したポリアルキレングリコール類の製造手順は周知である。例えば、米国特許第5,254,280号明細書は、フッ素化アルキル基のキャップを有するポリブチレングリコール類の製造方法を開示する。広範囲のポリアルキレングリコール潤滑剤も商業的に入手でき、例えばヒドロキシル末端基を有するポリプロピレングリコール類およびポリブチレングリコール類はDow Chemical社から入手できる。例えばExxon−Mobil社から商業的に入手できる、37℃で32センチストークスの粘度を有するエステル系潤滑剤であるMobil EAL 22を含めて、いろいろなエステル系潤滑剤も商業的に入手できる。
【0019】
本発明に従って炭化水素系潤滑剤に導入される組成物は、冷媒、界面活性剤および可溶化剤の外に、冷却システムにおける冷媒組成物の性能を高めるためにそれら冷媒組成物中で使用されるタイプの他の添加剤または材料を含んでいることができる。例えば、本発明の組成物は、極圧および耐摩耗添加剤、酸化および熱安定性向上剤、腐食抑制剤、粘度指数改良剤、流動およびフロック点降下剤、消泡剤、炭化水素系潤滑剤および非塩素含有冷媒の両者に可溶な潤滑剤、粘度調整剤等も含んでいることができる。このような添加剤の例は、米国特許第5,254,280号明細書に開示されている。
【0020】
本発明の実施の際に、冷媒、界面活性剤および可溶化剤は適当などのような量でも使用することができる。一般に、炭化水素系潤滑剤の非塩素含有冷媒に対する重量比率は、冷媒100重量部につき潤滑剤約0.1〜約60重量部である。炭化水素系潤滑剤の非塩素含有冷媒に対する量は、好ましくは冷媒100重量部につき潤滑剤約15〜約50重量部、さらに好ましくは冷媒100重量部につき潤滑剤約15〜約30重量部である。
【0021】
さらに、可溶化剤の炭化水素系潤滑剤に対する重量比率は、好ましくは炭化水素系潤滑剤100重量部につき可溶化剤約1〜約50重量部、さらに好ましくは炭化水素系潤滑剤100重量部につき可溶化剤約5〜約30重量部、それ以上さらに好ましくは炭化水素系潤滑剤100重量部につき可溶化剤約5〜約20重量部である。
【0022】
界面活性剤の炭化水素系潤滑剤に対する重量比率は、好ましくは炭化水素系潤滑剤100重量部につき界面活性剤約0.01〜約10重量部、さらに好ましくは炭化水素系潤滑剤100重量部につき界面活性剤約1〜約5重量部である。
【0023】
炭化水素系潤滑剤を含む冷却システムに冷媒組成物を導入する広範囲の方法がいずれも本発明で使用することができる。例えば、1つの方法は、冷媒容器を冷却システムの低圧側に取り付け、そして冷却システムのコンプレッサーのスイッチを入れて冷媒をそのシステムに引き入れることを含む。このような態様において、冷媒容器は、冷却システムに入る冷媒組成物の量がモニターできるようなスケールで配置することができる。望ましい量の冷媒組成物がシステムに導入されたとき、装填が止められる。別法として、この技術分野の当業者に知られている広範囲の装填手段が商業的に利用できる。従って、上記の開示に照らせば、この技術分野の当業者は、非塩素組成物を、過度の実験をすることなく、本発明に従って冷却システムに容易に導入することができるだろう。
実施例
本発明は、例証のために、非限定様式で、次の本発明方法の実施例および比較例と関連して説明される。
実施例1
次の実施例は空調システムによる本発明の方法の使用を例証するものである。
【0024】
クロロジフルオロメタン(“R−22”)および鉱油を含む空調システムから、R−22を除去する。R−407C、ポリブチレングリコールおよび界面活性剤の混合物を調製する。この混合物を上記空調システムに加える。このシステムは満足のいく様式で作動する。このシステムの容量は、R−407Cとエステル系潤滑剤との混合物を含むシステムの容量の10%以内である。これは、油の戻り問題がないことを示している。
実施例2
次の実施例は空調システムによる本発明の方法の使用を例証するものである。
【0025】
クロロジフルオロメタン(“R−22”)および鉱油を含む空調システムから、R−22を除去する。R−407C、PGB 503(分子量503および37℃における粘度45センチストークスを有するポリブチレングリコール)およびBrij 97(C18H35(OCH2CH2)nOH;ここでnは約2である)の混合物を調製する。この混合物を上記空調システムに加える。このシステムは満足のいく様式で作動する。このシステムの容量は、R−407Cとエステル系潤滑剤との混合物を含むシステムの容量の10%以内である。これは、油の戻り問題がないことを示している。
実施例3
次の実施例は空調システムによる本発明の方法の使用を例証するものである。
【0026】
クロロジフルオロメタン(“R−22”)および鉱油を含む空調システムから、R−22を除去する。R−407C、Mobil EAL 22(37℃において32センチストークスの粘度を有するエステル系潤滑剤)およびBrij 97(C18H35(OCH2CH2)nOH;ここでnは約2である)の混合物を調製する。この混合物を上記空調システムに加える。このシステムは満足のいく様式で作動する。このシステムの容量は、R−407Cとエステル系潤滑剤との混合物を含むシステムの容量の10%以内である。これは、油の戻り問題がないことを示している。
実施例4
次の実施例は空調システムによる本発明の方法の使用を例証するものである。
【0027】
クロロジフルオロメタン(“R−22”)および鉱油を含む空調システムから、R−22を除去する。R−32(22.5重量%)、R−125(24.5重量%)、R−134a(51重量%)およびR−600(ブタン)(2重量%)の混合物をMobil EAL 22およびBrij 97と組み合わせて冷媒組成物を形成する。この組成物を上記空調システムに加える。このシステムは満足のいく様式で作動する。このシステムの容量は、R−407Cとエステル系潤滑剤との混合物を含むシステムの容量の10%以内である。これは、油の戻り問題がないことを示している。
比較例1
この比較例は、10重量%の冷媒および90重量%の鉱油より成る冷却組成物の混和性を例証するものである。
【0028】
R−407CとSuniso 3G鉱油との混合物をガラス管中で25において調製した。R−407Cの濃度が10重量%で、鉱油の濃度が90重量%であるとき、その混合物は1つの相であった。その温度を0℃まで下げたとき、この混合物は曇ってきて2つの液相が現れた。上記冷媒の濃度を14重量%まで上げたときは、25℃において2つの液相が存在した。
比較例2
この比較例は、90重量%の冷媒および10重量%の鉱油より成る冷却組成物の混和性を例証するものである。
【0029】
90重量%のR−407Cおよび10重量%のSuniso 3G鉱油を含む混合物をガラス管中で25において調製した。この混合物は2つの相を有していた。
かくして、本発明の少数の特定の態様について説明したが、この技術分野の当業者にはいろいろな変更、修正および改良点が思い浮かぶだろう。この開示によって明らかにされるこのような変更、修正および改良点は本明細書にはっきりとは述べられていないけれども、それらはこの説明の一部であると解され、かつ本発明の精神および範囲内であると解される。従って、以上の説明は例としてのものであるに過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、前記特許請求の範囲で定義されるように、かつそれらに均等なものに限定されるだけである。
Claims (23)
- 塩素含有冷媒および潤滑剤を含んでいるタイプの冷却システムに再装填する方法であって、次の:
(a)該冷却システムから該塩素含有冷媒を、該システム中に該潤滑剤の実質的部分を残しながら除去し;そして
(b)該システム中に残された該潤滑剤に
(i)非塩素含有冷媒;
(ii)界面活性剤;および
(iii)可溶化剤
を含む組成物を導入する
工程を含む上記の方法。 - 非塩素含有冷媒がHFCを含む、請求項1に記載の方法。
- 非塩素含有冷媒が2種または3種以上のHFC化合物の混合物である、請求項1に記載の方法。
- 非塩素含有冷媒がR−407Cである、請求項1に記載の方法。
- 界面活性剤が非塩素含有冷媒の炭化水素系潤滑剤中における溶解度を少なくとも約2重量%高める、請求項1に記載の方法。
- 界面活性剤が非塩素含有冷媒の炭化水素系潤滑剤中における溶解度を少なくとも約5重量%高める、請求項1に記載の方法。
- 界面活性剤が炭化水素系潤滑剤の非塩素含有冷媒中における溶解度を少なくとも約2重量%高める、請求項1に記載の方法。
- 界面活性剤がポリオキシエチレンタイプのノニオン性界面活性剤を含む、請求項1に記載の方法。
- 界面活性剤がポリオキシエチレンタイプのノニオン性界面活性剤を含む、請求項4に記載の方法。
- 界面活性剤がポリオキシエチレンアルキルエーテルである、請求項9に記載の方法。
- 界面活性剤が可溶化剤に溶ける、請求項1に記載の方法。
- 可溶化剤がポリアルキレングリコールを含む、請求項1に記載の方法。
- ポリアルキレングリコールがポリブチレングリコール化合物を含む、請求項12に記載の方法。
- ポリブチレングリコール化合物が100℃において約1〜約20センチストークスの粘度を有する、請求項13に記載の方法。
- ポリブチレングリコール化合物が100℃において約1〜約10センチストークスの粘度を有する、請求項14に記載の方法。
- ポリブチレングリコール化合物が100℃において約1〜約5センチストークスの粘度を有する、請求項15に記載の方法。
- 可溶化剤がエステルまたはポリビニルエーテルである、請求項4に記載の方法。
- 冷却システムの装填方法であって、次の:
(a)炭化水素系潤滑剤を有するが、クロロフルオロカーボン冷媒を実質的に有しないチャンバーを含む冷却システムを用意し;そして
(b)該チャンバーに
(i)非塩素含有冷媒;
(ii)界面活性剤;および
(iii)ポリアルキレングリコール潤滑剤
を含む組成物を導入する
工程を含む上記の方法。 - 非塩素含有冷媒がHFCを含む請求項18に記載の方法。
- 非塩素含有冷媒がR−407Cである、請求項19に記載の方法。
- 界面活性剤がポリオキシエチレンタイプのノニオン性界面活性剤を含む、請求項19に記載の方法。
- 可溶化剤がポリアルキレングリコールを含む、請求項19に記載の方法。
- ポリアルキレングリコールがポリブチレングリコール化合物を含む、請求項22に記載の方法。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081202 |