JP2004507464A - 血栓症治療に有効なラクタム系第Xa因子阻害剤 - Google Patents

血栓症治療に有効なラクタム系第Xa因子阻害剤 Download PDF

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Abstract

式:
【化1】
Figure 2004507464

で示される化合物は第Xa因子阻害剤である。これらの化合物は血栓症に関連する心臓血管の疾患の処置における抗凝固剤として有用である。

Description

【0001】
この出願は2000年8月2日に出願された米国予備出願No.60/222,498を優先権主張の基礎とし、ここに引用してそのすべてを明細書の記載とする。
【0002】
発明の分野
本発明は血栓症に関連する心臓血管の疾患の処置の抗凝固剤として有用である酵素第Xa因子のラクタム系阻害剤に関する。
【0003】
発明の簡単な記載
本発明によれば、酵素第Xa因子の阻害剤であり、構造式I:
【化14】
Figure 2004507464
で示され、それらの医薬的に許容され得る塩、すべての立体異性体およびプロドラッグを含む新規なラクタム誘導体が提供され、
【0004】
式中、nは1〜5の整数であり;
Yは、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、シクロヘテロアルキル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、−OR、−SR
【化15】
Figure 2004507464
から選ばれ;
【0005】
、R、R、およびRは、同一または異なって、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロへテロアルキル、シクロアルキル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、シクロアルキルカルボニル、置換アルキル−カルボニル、シクロヘテロアルキルカルボニルおよびヘテロアリールカルボニルから選ばれ;
【0006】
は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−OR、−SR
【化16】
Figure 2004507464
であり;
【0007】
、R5aおよびRは、同一または異なって、独立して、水素、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリール、シクロヘテロアルキル、
【化17】
Figure 2004507464
から選ばれ;
【0008】
10は、水素、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、シクロヘテロアルキル、シクロアルキルカルボニル、置換アルキル−カルボニル、シクロヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、
【化18】
Figure 2004507464
から選ばれか、または、Rが水素であり、RおよびR10は、それらが結合する隣接する炭素原子上にあり、シクロアルキルまたはフェニル環を形成しており;
【0009】
30は、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリール、シクロヘテロアルキル、
【化19】
Figure 2004507464
であり;
【0010】
およびRは、同一または異なって、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロヘテロアルキル、シクロアルキル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、シクロアルキルカルボニル、置換アルキル−カルボニル、シクロヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルおよびジアルキルアミノカルボニルから選ばれ;
【0011】
は水素、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロヘテロアリール、
【化20】
Figure 2004507464
であり;
【0012】
および、式中、RおよびRおよび/またはRおよびRは、それらが結合している窒素と一緒になって、すなわち、
【化21】
Figure 2004507464
、シクロヘテロアルキル環またはヘテロアリール環を形成することができ;
【0013】
およびYは、一緒になってヘテロアリール環を形成することができ;
【0014】
またはRまたはYは、Rとともに、シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリール環であってもよい環を形成することができ;
【0015】
およびR5aは、それらが結合している炭素と一緒になってシクロアルキル環、ヘテロアリール環またはシクロヘテロアルキル環を形成することができ;
【0016】
および、ここで、R、RまたはRの1つまたはそれ以上が、Hのとき、二重結合の異性体の可能性があり、それらも本発明に含まれる。
【0017】
さらに、本発明によれば、血栓症に関連する心臓血管の疾患の予防または処置のための方法であって、式Iで示される化合物の第Xa因子を阻害する治療的有効量を投与することを特徴とする方法が提供される。
【0018】
発明の詳細な記載
下記の定義は具体的な例において特に限定しなければ、この明細書を通して用いられる用語に適用される。
【0019】
単独でまたは別の基の一部としてこの明細書で用いられる用語「アルキル」または「アルク」は、直鎖および分枝状の両方の炭化水素をいい、1〜20個の炭素、好ましくは1〜12個の炭素、より好ましくは直鎖の1〜8個の炭素を含む。それらの例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、4,4−ジメチルペンチル、オクチル、2,2,4−トリメチルペンチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、およびそれらの種々のさらなる分枝状の異性体が含まれる。用語「低級アルキル」には、1〜4個の炭素を含む直鎖および分枝状の両方の炭化水素を含む。
【0020】
単独でまたは別の基の一部としてこの明細書で用いられる用語「アルケニル」は、直鎖および分枝状の両方の炭化水素であって、1またはそれ以上、好ましくは1または2個の二重結合を有し、2〜20個の炭素、好ましくは2〜12個の炭素であり、より好ましくは直鎖の2〜8個の炭素のものを含む。それらの例には、
【化22】
Figure 2004507464
が含まれる。
【0021】
単独でまたは別の基の一部としてこの明細書で用いられる用語「アルキニル」は、1またはそれ以上、好ましくは1または2個の三重結合を有し、2〜20個の炭素、好ましくは2〜12個の炭素であり、より好ましくは直鎖の2〜8個の炭素のものを含む。それらの例には、
【化23】
Figure 2004507464
が含まれる。
【0022】
用語「置換アルキニル」、「置換低級アルキル」、「置換アルケニル」および「置換アルキニル」は、ハロ、アルコキシ、ハロアルコキシ、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールシクロアルキル、アリールオキシ、アリールアルコキシ、ヘテロアリールオキソ、ヒドロキシ、−N、ニトロ、シアノ、(R20)(R21)N−、カルボキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アリールアルキルチオ、ヘテロアリールチオ、アルキル−C(O)−、アルコキシカルボニル、(R20)(R21)N−C(O)−、アリールカルボニルオキシ、アルキル−C(O)−NH−、アルキル−C−(O)−N(アルキル)−、アリール−C(O)−NH−、アリール−C(O)−N(アルキル)−、アリール−C(O)−、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニル−NH−、アルコキシカルボニル−N(アルキル)−、シクロアルキル−C(O)−、シクロヘテロアルキル−C(O)−、ヘテロアリール−C(O)−、シクロアルキル−C(O)−NH−、シクロアルキル−C(O)−N(アルキル)、シクロヘテロアルキル−C(O)−NH−、シクロヘテロアルキル−C(O)−N(アルキル)−、ヘテロアリール−C(O)−NH−、ヘテロアリール−C(O)−N(アルキル)−、アリールスルフィニル、アルキルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロへテロアルキルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールスルホニル、アルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、シクロヘテロアルキルスルホニル、ヘテロアリールスルフォニル、(R20)(R21)N−スルフィニル、(R20)(R21)N−スルホニル、アルキル−SO−NH−、アルキル−SO−N(アルキル)−、アリール−SO−NH−、アリール−SO−N(アルキル)−、シクロアルキル−SO−NH−、シクロアルキル−SO−N(アルキル)−、シクロヘテロアルキル−SO−NH−、シクロヘテロアルキル−SO−N(アルキル)−、ヘテロアリール−SO−NH−、ヘテロアリール−SO−N(アルキル)−、(R20)(R21)N−C(O)−NH−、(R20)(R21)N−C(O)−N(アルキル)−、ヒドロキシ−NH−C(O)−、ヒドロキシ−N(アルキル)−C(O)−、
【化24】
Figure 2004507464
から選ばれる、1、2、または3個の置換基を有する上記のような基をいう。
【0023】
用語「ハロ」は、クロロ、ブロモ、フルオロおよびヨードをいう。
【0024】
単独でまたは別の基の一部としてこの明細書で用いられる用語「シクロアルキル」は、飽和のまたは部分的に不飽和(1または2個の二重結合および/または1〜2個の三重結合を含有)の1〜3環を含む環状炭化水素基を含み、単環のアルキル、二環のアルキル、および三環のアルキルであり、環を形成する総炭素数が3〜20個、好ましくは環を形成する炭素が4〜12個である。また、「シクロアルキル」の定義に含まれるものとして、アリール、シクロヘテロアルキルまたハヘテロアリール環と縮合した上記の環、および5〜20個の炭素を含む架橋多環、好ましくは6〜12個の炭素であって、1または2個の架橋を含む環がある。例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロデシルおよびシクロドデシル、シクロへキセニル、
【化25】
Figure 2004507464
シクロペンテニル、シクロへキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプタジエニル、シクロペンチニル、シクロへキシニル、シクロヘプチニル、シクロオクチニル、などが含まれる。また、「シクロアルキル」の定義には、アルキル、置換アルキル、ハロ、ヒドロキシ、(R20)(R21)N−、アルコキシカルボニル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリールおよびシクロヘテロアルキルから選ばれる1、2または3個の置換基を有する上記の基が含まれる。
【0025】
単独でまたは別の基の一部としてこの明細書で用いられる用語「アリール」は、フェニル、1−ナフチルおよび2−ナフチル、およびシクロアルキル、アリール、シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリール環と縮合した上記の環をいう。その例には、
【化26】
Figure 2004507464
が含まれる。
【0026】
用語「アリール」はまた、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロアルコキシ、カルボキシ、シアノ、ニトロ、置換アルキル、置換アルケニル、アルキルカルボニル、(置換アルキル)−C(O)−、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アリールチオ、アリールアルキルチオ、シクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、−N(R20)(R21)、アルキル−SO−、(置換アルキル)−SO−、アリール−SO−、シクロアルキル−SO−、シクロヘテロアルキル−SO−、ヘテロアリール−SO−、アルキル−SO−NH−、アリール−SO−NH−、シクロヘテロアルキル−SO−NH−、ヘテロアリール−SO−NH−、アルキル−SO−N(アルキル)−、(置換アルキル) −SO−N(アルキル)−、シクロアルキル−SO−N(アルキル)−、アリール−SO−N(アルキル)−、シクロヘテロアルキル−SO−N(アルキル)−、ヘテロアリール−SO−N(アルキル)−、(R20)(R21)N−C(O)−、(R20)(R21)N−C(O)−NH−、アリール−C(O)−、シクロアルキル−C(O)−、シクロヘテロアルキル−C(O)−、ヘテロアリール−C(O)−、アルキル−O−C(O)−、置換アルキル−O−C(O)−、シクロアルキル−O−C(O)−、アリール−O−C(O)−、ヘテロアリール−O−C(O)−、シクロヘテロアルキル−O−C(O)−、アルキル−SO−O−、置換アルキル−SO−O−、シクロアルキル−SO−O−、アリール−SO−O−、ヘテロアリール−SO−O−、シクロヘテロアルキル−SO−O−、(R20)(R21)−N−SO−O−、(R20)(R21)−N−SO−、(R20)(R21)N−C(O)−N(アルキル)−、
【化27】
Figure 2004507464
HO−NH−C(O)−、HO−N(アルキル)−C(O)−、ホルミル、HC(O)−NH−、アリールアルコキシカルボニル−NH−C(O)−、アリールアルコキシカルボニル−N(アルキル)−C(O)−、(R20)(R21)N−C(O)−アルキル−NH−C(O)−、(R20)(R21)N−C(O)−アルキル−N(アルキル)−C(O)−、アリール−C(O)−NH−SO−、アリール−C(O)−N(アルキル)−SO−、シクロアルキル−C(O)−NH−SO−、シクロアルキル−C(O)−N(アルキル)−SO−、ヘテロアリール−C(O)−NH−SO−、シクロヘテロアルキル−C(O)−NH−SO−、ヘテロアリール−C(O)−N(アルキル)−SO−、シクロヘテロアルキル−C(O)−N(アルキル)−SO−、アルキル−C(O)−NH−SO−、アルキル−C(O)−N(アルキル)−SO−、置換アルキル−C(O)−NH−SO−、置換アルキル−C(O)−N(アルキル)−SO−、(R20)(R21)N−C(O)−アルキル−NH−C(O)−アルキル−NH−C(O)−、(R20)(R21)N−C(O)−アルキル−N(アルキル)−C(O)−アルキル−NH−C(O)−、および(R20)(R21)N−C(O)−アルキル−NH−C(O)−アルキル−N(アルキル)−C(O)−、およびペンタフルオロフェニルから選ばれる1、2または3個の置換基を有するフェニル、1−ナフチルまたは2−ナフチルのような環状基が含まれる。フェニルおよび置換フェニルが好ましいアリール基である。
【0027】
単独でまたは別の基の一部としてこの明細書で用いられる用語「シクロヘテロアルキル」は、炭素原子または利用可能な窒素原子を介して結合されている、窒素、酸素および/または硫黄などの1〜2個のヘテロ原子を含む、3−、4−、5−、6−または7−員の飽和または部分的に不飽和な環をいう。また、シクロヘテロアルキルの定義には、シクロアルキルまたはアリール環に縮合している上記の環およびスピロシクロヘテロアルキル環なども含まれる。シクロヘテロアルキル環の1、2または3個の利用可能な炭素または窒素原子は、アルキル、置換アルキル、(R20)(R21)N−、アリール、シクロアルキル、ケト、アルコキシカルボニル、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニル−NH−、アルコキシカルボニル−N(アルキル)−、アリールアルコキシカルボニル−NH−アリールアルコキシカルボニル−N(アルキル)−、アルキルカルボニル−NH−、アルキルカルボニル−N(アルキル)−、アリールカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、置換アルキルスルホニル、HO−N=、アルコキシ−N=、(O)CH−、または(R20)(R21)N−C(O)−で置換されていてもよい。また、シクロヘテロアルキル環内の利用可能な窒素または硫黄原子は酸化され得る。シクロヘテロアルキル環の例には、
【化28】
Figure 2004507464
などが含まれる。結合点によっては、上記の環の窒素に水素がない場合がある。
【0028】
単独でまたは別の基の一部としてこの明細書で用いられる用語「ヘテロアリール」は、環が少なくとも1個の炭素原子と4個以下のヘテロ原子を含むことを条件として、1〜4個の窒素原子および/または1または2個の酸素または硫黄原子を含む5−、6−または7−員の芳香族環をいう。ヘテロアリール環は利用可能な炭素および窒素原子によって結合されている。ヘテロアリール環の定義内には、シクロアルキル、アリール、シクロヘテロアルキルまたは別のヘテロアリール環と縮合している上記の環も含まれる。ヘテロアリール環中の1、2、または3個の利用可能な炭素または窒素原子は、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ケト、ハロ、ヒドロキシ、シクロアルキル、アリール、シクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、(R20)(R21)N−、ニトロ、カルボキシ、シアノ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキルカルボニル、置換アルキル−C(O)−、アリールカルボニル、シクロアルキルカルボニル、(R20)(R21)N−C(O)−、グアニジニルカルボニル、(R20)(R21)N−C(O)−アルキル−NH−C(O)−、(R20)(R21)N−C(O)−アルキル−N(アルキル)−C(O)−、アルキル−C(O)−NH−、アルキル−C(O)−N(アルキル)−、置換アルキル−C(O)−NH−、置換アルキル−C(O)−N(アルキル)−、シクロアルキル−C(O)−NH−、シクロアルキル−C(O)−N(アルキル)−、アリール−C(O)−NH−、アリール−C(O)−N(アルキル)−、ヘテロアリール−C(O)−NH−、ヘテロアリール−C(O)−N(アルキル)−、シクロヘテロアルキル−C(O)−NH−、シクロヘテロアルキル−C(O)−N(アルキル)−、アルキル−SO−、置換アルキル−SO−、アリール−SO−、シクロアルキル−SO−、シクロヘテロアルキル−SO−またはヘテロアリール−SOで置換され得る。また、ヘテロアリール環内の利用可能な窒素または硫黄原子は酸化され得る。ヘテロアリール環の例には、
【化29】
Figure 2004507464
【化30】
Figure 2004507464
が含まれる。また、結合点によっては、上記の環の窒素に水素がない場合がある。
【0029】
単独でまたは別の基の一部としてこの明細書で用いられる用語「アルコキシ」は、酸素に結合した上記定義の「アルキル」基を含む。同様に、単独でまたは別の基の一部としてこの明細書で用いられる用語「アルキルチオ」は、硫黄に結合した上記定義の「アルキル」基を含む。
【0030】
20、R21、R22およびR23は、同一または異なって、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、アリール、シクロヘテロアルキルおよびヘテロアリールから選ばれる。
【0031】
式Iで示される化合物は、塩、特に医薬的に許容され得る塩として製造することができる。もし、式Iで示される化合物が、例えば、少なくとも1個の塩基の中心をもっている場合、それらは付加塩を形成することができる。これらは、例えば、鉱酸などの無機の強酸、例えば、硫酸、リン酸またはハロ水素酸とともに、非置換または、例えばハロゲンによって置換された1〜4個の炭素原子のアルカンカルボン酸などの有機の強カルボン酸、例えば酢酸とともに、飽和また不飽和のジカルボン酸、例えば、しゅう酸、マロン酸、こはく酸、マレイン酸、フマール酸、フタール酸またはテレフタール酸とともに、ヒドロキシカルボン酸、例えば、アスコルビン酸、グリコール酸、乳酸、りんご酸、酒石酸またはくえん酸とともに、アミノ酸(例えば、アスパラギン酸またはグルタミン酸またはリジンまたはアルギニン)とともに、安息香酸、または、非置換または、例えばハロゲンによって置換された(C−C)−アルキル−またはアリール−スルホン酸などの有機のスルホン酸、例えば、メタン−またはp−トルエンスルホン酸とともに形成される。もし式Iの化合物がさらに塩基の中心を有するならば、対応する酸付加塩も形成され得る。少なくとも1個の酸性基(例えば、COOH)を有する式Iの化合物もまた、塩基と塩を形成することができる。塩基との適切な塩は、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属塩などの金属塩、例えば、ナトリウム、カリウムまたはマグネシウム塩、またはアンモニアまたは、モルホリン、チオモルホリン、ピペリジン、ピロリジン、モノ−、ジ−またはトリ−低級アルキルアミン、例えば、エチル−、tert−ブチル、ジエチル−、ジイソプロピル−、トリエチル−、トリブチル−またはジメチル−、プロピルアミン、またはモノ−、ジ−またはトリヒドロキシ低級アルキルアミン、例えば、モノ−、ジ−またはトリエタノールアミンなどの有機アミンとの塩である。さらに対応する分子内塩も形成され得る。医薬的用途に不適切であっても、例えば、遊離の化合物Iまたはそれらの医薬的に許容され得る塩の分離または精製のために用い得る塩もまた含まれる。
【0032】
式Iで示される化合物の好ましい塩に、一塩酸塩、硫酸水素塩、メタンスルホン酸塩、リン酸塩または硝酸塩が含まれる。
【0033】
本発明の化合物のすべての立体異性体は、混合物であれ、純粋または実質的に純粋形態のいずれであれ含まれる。本発明の化合物はR置換基のいずれかを含む炭素原子のいずれかで不斉中心を有することができる。従って、式Iで示される化合物は鏡像異性体またはジアステレオマーまたはそれらの混合物の形態で存在し得る。製造工程では出発物質としてラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオマーを用いることができる。鏡像異性体またはジアステレオマー体が生成した場合はそれらは、例えば、クロマトグラフィーまたは分別結晶などの通常の方法によって分離することができる。
【0034】
本発明は、酸のアルキルエステルまたはラクタム誘導体の公知のプロドラッグなどの式Iで示される化合物のプロドラッグ形態を含むと理解されるべきである。
【0035】
本発明の化合物は、例えば、遊離または水和物の形態であってもよく、また下記の記載によって例示される方法によって得られる。
【0036】
式Iで示される化合物は、下記の反応式に記載された例示的な方法によって製造することができる。これらの反応のための例示される試薬および方法は以下および実施例に記載されている。
【0037】
1つの方法において、ラクタムIIは、保護の後置換(IIa経由)または置換後保護(IIIa経由)によってIVに変換される。CBZ保護基またはトリフルオロアセチル基は、例えばBOC−基の代わりに用いることができる。
【化31】
Figure 2004507464
【0038】
ついで、化合物IVはハライドVIによるアルキル化によって化合物Vに変換される。ついで、TFAで処理して化合物Vから保護基を除去しVIIを得る。
【化32】
Figure 2004507464
【0039】
ついで、VII型の化合物を下記の反応式に示すように目的化合物に変換する。1つの方法では、イソチオシアネートVIIIをナトリウムシアナミドを用いて化合物IXに変換する。ついで、塩IXを、DMF中1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチル−カルボジイミト(WSC、すなわちEDCI)を用いて化合物VIIとカップリングさせて目的物を得る。
【化33】
Figure 2004507464
【0040】
別の方法において、アミンXは、XIIまたはXIIIとの反応によって、中間体XIに変換される。ついで、中間体XIはエタノール、酢酸エチル、DMFなど中での反応によって目的化合物IAに変換される。XIがMeS基を含む場合は水銀塩(酢酸水銀など)を反応を早めるために用いることができる。
【化34】
Figure 2004507464
【0041】
別の経路では、化合物VIIは、XIIまたはXIIIとの反応によってXIVを生成することができる。化合物XIVは、ついでアセトニトリルまたはエタノールまたはDMFなどの溶媒中アミンとの反応によってIAに変換される。
【化35】
Figure 2004507464
【0042】
本発明のIBまたはIC型の化合物は、XV型のチオウレアから製造することができる。反応は、エチル−3−(ジメチルアミノ)プロピルカルボジイミト塩酸塩(WSC、EDCI)などのカップリング剤の存在下で行われる。別法として、反応は水銀塩(塩化水銀、酢酸水銀、トリフルオロ酢酸水銀、酸化水銀など)または銀、カドミウムなどの他の金属の塩の存在下で行うことができる。
【化36】
Figure 2004507464
【0043】
別法として、IBまたはICなどの化合物は、XVI型のチオウレアから同様の方法で得ることができる。
【化37】
Figure 2004507464
【0044】
XV型およびXVI型のチオウレアは文献に記載の方法で製造することができる。例えば、イソチオシアネートを不活性溶媒(DMF、アセトニトリル、THFなど)中、所望によりトリエチルアミン、水素化ナトリウム、tert−ブチルアミノ−トリス(ピロリジノ)ホスホラン、ヒューニッヒの塩基などの塩基の存在下、窒素−含有化合物と反応させることができる。
【0045】
別法として、多段階法を用いてID型の化合物(Y=Ra−C(О)の場合)を製造してもよい。
【化38】
Figure 2004507464
【0046】
さらに、XVIIなどの試薬は上記と同様にIBおよびIC型の化合物の合成に用いることができる。
【化39】
Figure 2004507464
【0047】
他の目的化合物はまた、IV型の化合物を上記と同様にXVIII型のエステルに変換することによって製造することができる。これらのエステルを同様の方法で処理してXIXを得る。エステルXVIIから酸XVIIIへの変換は、例えば、もしR11がベンジルのときは水素化によって、もしR11がメチル、エチルまたはベンジルのときは加水分解によって行うことができる。XIXのカップリングおよび環化によってXXが得られ、これは上記と同様にIBまたはICに変形させることができる。
【化40】
Figure 2004507464
【0048】
I型の別の部類の化合物は上記と同様にして製造される中間体を用いて環状付加化学によって製造することができる。
【化41】
Figure 2004507464
【0049】
本発明の好ましい化合物は、それらの医薬的に許容され得る塩を含む式I(式中、nが、1〜4の整数であり;
【0050】
は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アリール、ヘテロアリールまたはシクロヘテロアルキルであり;
Yは、シアノ、ニトロ、アリール、ヘテロアリール、シクロヘテロアルキル、
【化42】
Figure 2004507464
であり;
【0051】
およびRは、同一または異なって、水素、アルキル、置換アルキル、
アルケニル、置換アルケニル、アリール、ヘテロアリールまたはシクロヘテロアルキルであり;
、R、R5a、R、R、R、R、およびR10は、それぞれ水素であり;
30は、アルキル、置換アルキル、アリール、C(O)Raまたはヘテロアリールであり;および
キラルの中心における立体配置は、S−(Rが水素であるとしたとき)である)で示される化合物である。
【0052】
下記の式Iで示される下記の化合物およびそれらの医薬的に許容され得る塩がより好ましい:
nが、3または4、特に、3であり;
は、アリールであり;特に、置換ベンゾフラニル環であり;
【0053】
Yは、シアノ、または
【化43】
Figure 2004507464
であり;
およびRは、同一または異なって、水素、アルキル、アミノカルボニル、ヘテロアリール、アリールまたはシクロヘテロアルキルであり;
【0054】
、R、R5a、R、R、R、R、およびR10は、それぞれ水素であり;
30は、アリール、アリールアルキル、−C(О)−ヘテロアリール、−C(О)アリール、非置換または置換イソキサゾリン−5−イルまたは非置換または置換1,2,4−オキサジアゾール−5−イルであり、および
キラルの中心における立体配置が、S−(Rが水素であるとしたとき)である。
【0055】
式Iで示される下記の化合物およびそれらの医薬的に許容され得る塩が最も好ましい:
【化44】
Figure 2004507464
【化45】
Figure 2004507464
【化46】
Figure 2004507464
【0056】
上記式中、Meはメチルを表し、Etはエチルを表し、Phはフェニルを表す。
【0057】
本発明の化合物の製造に用いられる他の方法は当業者に公知であって、それ以上は記載されていない。
【0058】
本発明の化合物は、第Xa因子として知られている活性化凝固セリンプロテアーゼの阻害剤であり、従って、血液の流動性を維持するのに有効である。さらに、本発明の化合物は第Xa因子−関連疾患の治療または予防に有効である。この明細書で用いられる場合の用語「第Xa因子−関連疾患」とは、第Xa因子阻害剤の投与によって、抑制、一部緩解または治療され得る疾患をいう。すなわち、本発明の化合物は、下記:血栓性または血栓塞栓性症状;急性冠状動脈症候群(例えば、冠状動脈疾患、心筋梗塞(MI)、不安定性急性扁桃炎および非−Q波 MI);血栓塞栓性発作(例えば、心房細動または心室壁在血栓(低駆出率)に起因するもの);静脈血栓(深部静脈血栓を含む);動脈血栓;脳血栓;肺塞栓症;脳塞栓症;末梢閉塞性血管疾患(例えば、末梢血管疾患、間欠性跛行、重症下肢虚血、切断の予防、MI、発作または死亡などの心臓血管病の罹患の抑制);外科手術による血栓塞栓、介入性心臓病または作動不能;薬物投与による血栓塞栓(例えば、経口避妊薬、ホルモン補充療法およびヘパリン);アテローム性動脈硬化症による血栓および組織虚欠につながるアテローム性動脈硬化プラーク破裂;アテローム性動脈硬化プラーク形成の抑制;移植アテローム性動脈硬化症;胎児喪失を含む妊娠の血栓塞栓性合併症; 血栓形成傾向による血栓塞栓(例えば、第V因子ライデン、およびホモシスチン尿症(homocystinenimia));プロトロンビン原因および/または癌合併症; 人工的表面(例えば、ステント、血液酸素添加器、シャント、血管接続部、血管移植、人工バルブなど)上の血栓;凝固障害(例えば、播種性血管内血液凝固(DIC));凝固症候群;血管再形成アテローム性動脈硬化症、再狭窄および全身性感染症; 腫瘍転移および着床の抑制;網膜症、腎障害および神経障害を含む糖尿病合併症、感染症、虚血(例えば、血管閉塞、脳梗塞発作および関連脳血管疾患に起因するもの);カサバッハ−メリット症候群;心房細動;心室拡大(拡張型心筋症および心不全を含む);再狭窄(例えば、内因性または外因性のいずれかによる動脈損傷後の)を含む種々の第Xa−関連疾患の治療または予防に有効である。
【0059】
本発明の化合物はさらに診断用試剤または補助剤として有用である。例えば、分析および生理学的テストに必要な、液相での全血および血液分画の維持に有用である。さらに、本発明化合物は、バイパス移植、動脈整復、アテレクトミー、血管移植およびステント開存、器官、組織および細胞インプラントおよび移植を含む血管手術にともなう血管開存を維持するのに有用である。本発明化合物は、バイパス移植、動脈整復、アテレクトミー、血管移植およびステント開存、器官、組織および細胞インプラントおよび移植を含む介入性心臓病学および血管手術にともなう血管開存を維持するのに有用である。
【0060】
本発明の化合物は、相互にまたは他の第Xa因子阻害剤と組合せて使用することができる。さらに、下記:抗−不整脈薬;抗−高血圧薬;血小板凝集阻害剤、抗−血栓および/または抗−血栓溶解薬;カルシウムチャンネル遮断薬(L−型およびT−型);強心配糖体;利尿薬、鉱質コルチコイド受容体拮抗剤;ホスホジエステラーゼ阻害剤;コレステロール/脂質低下剤および脂質プロフィール治療;抗−糖尿病薬;抗−うつ薬;抗−炎症薬(ステロイド性および非−ステロイド性);抗−骨粗鬆症薬;ホルモン補充療法剤;経口避妊薬;抗−凝固薬;抗−肥満薬;抗−不安薬;抗−増殖性薬;抗癌剤;抗−潰瘍および胃食道逆流疾患薬;成長ホルモンおよび/または成長ホルモン分泌促進物質;甲状腺様物質(甲状腺受容体拮抗剤を含む);抗−感染薬;抗−ウイルス薬;抗菌薬;および抗−真菌薬を含む種々の他の治療薬の1つまたはそれ以上と組合せて用いることができる。
【0061】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−不整脈薬の例には、下記:I種薬(例えば、プロパフェノン);II種薬(例えば、カルバジオールおよびプロプノロール);III種薬(例えば、ソタロール、ドフェチリド、アミオダロン、アジミリドンおよびイブチリド);IV種薬(例えば、ジルチアゼムおよびベラパミル); Kチャネル開口固定薬、例えば、IAch阻害剤およびIKur阻害剤(例えば、米国出願 No. 09/729,731(2000年12月5日出願)、WO01/40231に記載の化合物などの化合物)が含まれる。
【0062】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−高血圧薬の例には、下記:アルファアドレナリン遮断剤;ベータアドレナリン遮断剤; カルシウムチャンネル遮断薬(例えば、ジルチアゼム、ベラパミル、ニフェジピン、アムロジピンおよびミベフラジル); 利尿薬(例えば、クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、フルメチアジド、ヒドロフルメチアジド、ベンドロフルメチアジド、メチルクロロチアジド、トリクロロメチアジド、ポリチアジド、ベンズチアジド、エタクリン酸トリクリナフェン、クロルタリドン、フロセミド、ムソリミン、ブメタニド、トリアムトレネン、アミロリド、スピロノラクトン);レニン阻害剤;ACE阻害剤(例えば、カプトプリル、ゾフェノプリル、フォシノプリル、エナラプリル、セラノプリル、シラゾプリル、デラプリル、ペントプリル、キナプリル、ラミプリル、リシノプリル);AT−1受容体拮抗剤(例えば、ロサルタン、イルベサルタン、バルサルタン);ET受容体拮抗剤(例えば、シタキセンタン、アトルセンタンおよび米国特許 No. 5,612,359およびNo. 6,043,265に記載の化合物);ET/A II複合拮抗剤(例えば、WO 00/01389に記載の化合物);中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害剤;バソペプシダーゼ阻害剤(NEP−ACE複合阻害剤)(例えば、オマパトリラート、ゲモパトリラート);および硝酸塩が含まれる。
【0063】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な血小板凝集阻害剤の例としては、下記:GPIIb/IIIa遮断剤(例えば、アブシキシマブ、ロキシフィバン、エプチフィバチド、チロフィバン);P2Y12拮抗剤(例えば、クロピドグレル、チクロピジン、CS−747);トロンボキサン受容体拮抗剤(例えば、イフェトロバン);アスピリン; およびアスピリンとまたはアスピリン無しのPDE−III阻害剤(例えば、ジピリダモール)が挙げられる。
【0064】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−血栓薬および/または 抗−血栓溶解薬の例には、下記:組織プラスミノーゲン活性剤(天然または組換え)、テネクテプラース(TNK)およびラノテプラース(nPA);第VIIa因子阻害剤;第Xa因子阻害剤;トロンビン阻害剤(例えば、ヒルジンおよびアルガトロバン);PAI−1阻害剤(すなわち、組織プラスミノーゲン活性剤阻害剤の不活性化剤);アルファ2−抗プラスミン阻害剤;ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼおよびプロウロキナーゼ;およびアニソイル化(anisoylated)プラスミノーゲンストレプトキナーゼ活性化複合体が含まれる。
【0065】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切なカルシウムチャンネル遮断薬 (L−型またはT−型)の例としては、ジルチアゼム、ベラパミル、ニフェジピン、アムロジピンおよびミベフラジルが挙げられる。
【0066】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な強心配糖体の例としては、ジギタリスおよびウアバインが挙げられる。
【0067】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な利尿薬の例としては、下記: クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、フルメチアジド、ヒドロフルメチアジド、ベンドロフルメチアジド、メチルクロロチアジド、トリクロロメチアジド、ポリチアジド、ベンズチアジド、エタクリン酸トリクリナフェン、クロルタリドン、フロセミド、ムソリミン、ブメタニド、トリアムトレネン、アミロリドおよびスピロノラクトンを挙げることができる。
【0068】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な鉱質コルチコイド受容体拮抗剤の例には、スプリオノラクトンおよびエプリリノンが含まれる。
【0069】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切なホスホジエステラーゼ阻害剤の例としては、下記:PDE III阻害剤(例えば、シロスタゾール);およびPDE V阻害剤(例えば、シルデナフィル)を挙げることができる。
【0070】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切なコレステロール/脂質低下剤および脂質プロフィール治療剤の例としては、下記:HMG−CoAレダクターゼ阻害剤(例えば、プラバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、NK−104(a.k.a. イタバスタチン、またはニスバスタチン(nisvastatin)またはニスバスタチン(nisbastatin))およびZD−4522(a.k.a. ロスバスタチン、またはアタバスタチンまたはビサスタチン));スクアレン合成阻害剤;フィブラート;胆汁酸セスケストラント(例えば、ケストラン);ACAT阻害剤;MTP阻害剤;リポオキシゲナーゼ阻害剤;コレステロール吸収阻害剤;およびコレステロールエステル転移タンパク質阻害剤(例えば、CP−529414)が挙げられる。
【0071】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−糖尿病薬の例としては、下記:ビグアニド(例えば、メトホルミン);グルコシダーゼ阻害剤(例えば、アカルボース);インシュリン(インシュリン分泌促進物質またはインシュリン安定剤を含む);メグリニチド(例えば、レパグリニド);スルホニルウレア(例えば、グリメピリド、グリブリドおよびグリピジド);ビグアニド/グリブリド併用剤(例えば、グルコバンス)、チオゾリジンジオン(例えば、トログリタゾン、ロシグリタゾンおよびピオグリタゾン)、PPAR−アルファ作用薬、PPAR−ガンマ作用薬、PPAR−アルファ/ガンマ複合作用薬、SGLT2阻害剤、脂肪酸結合タンパク質阻害剤(aP2)、例えば、2000年3月6日出願の米国特許出願 No. 09/519,079(代理人書類番号 LA27)に記載のもの、グルカゴン−様ペプチド−1(GLP−1)、およびジペプチジルペプチダーゼIV(DP4)阻害剤を挙げることができる。
【0072】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−うつ薬の例としては、
ネファゾドンおよびセルトラリンを挙げることができる。
【0073】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−炎症薬の例としては、下記:プレドニゾン;デキサメタゾン;エンブレル;タンパク質チロシンキナーゼ (PTK)阻害剤;シクロオキシゲナーゼ阻害剤(NSAIDおよびCOX−1および/またはCOX−2阻害剤を含む);アスピリン;インドメタシン;イブプロフェン;ピリオキシカム;ナプロキセン;セレコキシブ;および/またはロフェコキシブを挙げることができる。
【0074】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−骨粗鬆症薬の例には、アレンドロナートおよびラロキシフェンが含まれる。
【0075】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切なホルモン補充療法薬の例には、エストロゲン(例えば、複合エストロゲン)およびエストラジオールが含まれる。
【0076】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−凝固薬の例には、ヘパリン(例えば、未分画および低分子量ヘパリン、例えば、エノキサパリンおよびダルテパリン)が含まれる。
【0077】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−肥満薬の例には、オルリスタートおよびaP2阻害剤(例えば、2000年3月6日出願の米国特許出願 No. 09/519,079(代理人書類番号 LA27)に記載のもの)が含まれる。
【0078】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−不安薬の例には、ジアゼパム、ロラゼパム、ブスピロン、およびヒドロキシジンパモアートが含まれる。
【0079】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−増殖性薬の例には、シクロスポリンA、パクリタキセル、FK506およびアドリアマイシンが含まれる。
【0080】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−腫瘍薬の例には、パクリタキセル、アドリアマイシン、エピチロン、シスプラチンおよびカルボプラチンが含まれる。
【0081】
本発明の化合物と組合せて使用するための適切な抗−潰瘍薬および胃食道逆流疾患薬の例には、ファモチジン、ラニチジンおよびオメプラゾールが含まれる。
【0082】
上記の種々の他の治療薬は式Iで示される化合物と同じ投与形態でまたは異なる投与形態で、当業者に一般にまたはPDRに公知の投与量および処方箋に従って用いることができる。
【0083】
本発明化合物は、うまくいった血栓溶解治療後の再閉塞を防止および/または再潅流への時間を縮小するために、上記薬物の1種以上と共に相乗的に作用し得る。また本発明化合物は、使用する血栓溶解剤の量を下げることができ、従って、潜在的な出血の副作用を最低限にし得る。
【0084】
また本発明化合物は、他のセリンプロテアーゼ、たとえばトロンビン、第VIIa因子、ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性剤(ウロキナーゼ)、トリプターゼおよび/またはトリプシンを阻害することができる。この結果、これらの化合物はさらに、癌治療の脈管形成阻害剤として、特に慢性ぜん息の処置や、アレルギー性鼻炎、慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患、乾癬および結膜炎の治療または予防、および膵炎の治療または予防における抗炎症剤として使用することができる。
【0085】
本発明の化合物は、上述の疾病にかかることが知られている各種の哺乳動物種、例えば、ヒト、ネコ、イヌなどに対して、経口または非経口、たとえば皮下もしくは静脈内投与、並びに経鼻、直腸または舌下に、処方箋に従って、1日1回または2〜4回の分割投与量にて、約0.1〜約100mg/kg、好ましくは約0.2〜約50mg/kg、より好ましくは約0.5〜約25mg/kg(または約1〜約2500mg、好ましくは約5〜約2000mg)の投与量の範囲の有効量を投与することができる。
【0086】
活性物質は、錠剤、カプセル剤、溶液または懸濁液などの組成物として、または他の種類の送達手段、例えば、経皮資材、イオン導入資材、直腸坐剤、吸入装置等に利用することができる。組成物または送達手段は、投与単位当り約5〜500mgの式I、IA、IB、ICおよびIDで示される化合物の1種または混合物を含む。これらの化合物は、生理学的に許容され得るビヒクルまたは担体、賦形剤、結合剤、保存剤、安定化剤、フレーバー等と共に、通常の方法で配合することができる。
【0087】
下記の実施例は本発明の好ましい具体例を示すものである。
一般的な実験情報および定義:
TFFH:テトラメチルフルオロホルムアミジニウム・ヘキサフルオロ
ホスフェート
EDCIおよびWSC:1−[3−(シメチルアミノ)プロピル]−3−エチル
カルボジイミド塩酸塩
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
【0088】
HPLC条件:
方法1:カラム−YMC ODS S−5、4.6mm×50mm;流速−4mL/min;220nmにて検出;溶媒−A=10%MeOH/水+0.2%リン酸、B=90%MeOH/水+0.2%リン酸;直線勾配=0%B−100%B 4minかけて、ついで100%Bにて2min維持。
【0089】
方法2:Phenom−Luna(ODS)S−5、4.6mm×50mmカラムを用いて方法1と同じ、勾配溶出後1min維持。
【0090】
方法3:カラム−YMC ODS−A、4.6mm×50mm、I.D. S−3、120A;流速−2.5mL/min;217nmにて検出;溶媒−A=90:10 水:MeOH+0.2%リン酸、B=10:90 水:MeOH+0.2%リン酸;直線勾配=0%B−100%B 8minかけて、ついで100%Bにて3min維持。
【0091】
方法4:カラム−Phenom−Luna 4.6mm×50mm、S−5;流速−4mL/min;220nmにて検出;溶媒−A=90:10 HO:MeOH+0.2%リン酸、B=10:90 HO:MeOH+0.2%リン酸;直線勾配=0%B−100%B 4minかけて、ついで100%Bにて1min維持。
【0092】
LCMS条件:
方法1:カラム−YMC ODS S−5、4.6mm×50mm;流速−4mL/min;220nmにて検出;溶媒−A=10%MeOH/水+0.1%TFA、B=90%MeOH/水+0.1%TFA;直線勾配=0%B−100%B 4minかけて、ついで100%Bにて1min維持。
【0093】
方法2:カラム−YMC ODS S−5、4.6mm×33mm;流速−5mL/min;220nmにて検出;溶媒−A=10%MeOH/水+0.1%TFA、B=90%MeOH/水+0.1%TFA;直線勾配=0%B−100%B 2minかけて、ついで100%Bにて1min維持。
【0094】
実施例1
【化47】
Figure 2004507464
A項:
【化48】
Figure 2004507464
テトラヒドロフラン(4 mL)中リチウム・ヘキサメチルジシラジド(1M THF中 8 mL, 8 mmol)を10minかけて、テトラヒドロフラン(68 mL)中1,1−ジメチルエチル[(3S)−ヘキサヒドロ−2−オキソ−1H−アゼピン−3−イル] カルバメ−ト(0.92 g, 4.0 mmol)の攪拌溶液にアルゴン雰囲気下添加した。混合物を周囲温度にて30min攪拌し、ついで、テトラヒドロフラン(12 mL)中2−ブロモ−l−(3−チエニル)エタノン(1.24 g, 6.0 mmol)を3minかけて添加した。周囲温度にて1.5h攪拌後、反応を5% 硫酸水素カリウムで終了させ、酢酸エチルの入った分液ロ−トに移した。混合物を酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗滌し、MgSOで乾燥させ、真空にて濃縮し、粗生成物2.1gを得た。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、25 mm直径のカラム, 25% 酢酸エチル/ヘキサン)により、A項の化合物を得た(0.44 g, 31%)。
【0095】
B項:
【化49】
Figure 2004507464
トリフルオロ酢酸(1.4 g, 0.94 mL, 12 mmol)を、ジクロロメタン(8 mL)中A項の化合物(0.44 g, 1.2 mmol)の溶液に添加した。周囲温度にて2h攪拌後、反応物を真空にて蒸発させた。残渣を連続してジクロロメタン(2 x 50 mL)、メタノール(50 mL)およびジクロロメタン(50 mL)に溶解させ、ついで蒸発させた。残渣をメタノールに取り、BIORAD AG−50W×2(水素型、9 g、メタノール、水、50%メタノール/水の各20mlで予め洗滌)のクロマトグラフィーにかけた。カラムをメタノール(25 mL)で洗滌し、ついで、化合物をメタノール中2Nアンモニアで溶出させ、暗赤色の生成物を得た。この残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、15 mm直径のカラム、10% メタノール/ジクロロメタン)にかけ、B項の化合物(0.24 g, 76%)を黄色油状物質として得た。
【0096】
C項:
【化50】
Figure 2004507464
DMF(0.35 mL)中2−メチル−5−ベンゾフランアミン(0.22 mmol)に、ジフェニル シアノカルボンイミデート(0.22 mmol)を添加した。混合物を55℃にて30min加熱した。B項の化合物(62 mg, 0. 24 mmol)を添加し、混合物を55℃にて1日攪拌した。反応混合物を全部フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、15 mm直径のカラム, 2 % メタノール/ジクロロメタン)にかけ、標題化合物を得た(65 mg, 66%収率):
LRMS(ESI, 正イオンスペクトル) m/z 450 (M+H);
HPLC(方法 1) t 4.0min.
【0097】
実施例2
実施例1に記載の方法を用いて下記の化合物を製造した。
【表1】
Figure 2004507464
【0098】
実施例3
【化51】
Figure 2004507464
A項:
【化52】
Figure 2004507464
ジメチルホルムアミド中(5 mL)1,1−ジメチルエチル[(3S)−ヘキサヒドロ−2−オキソ−1H−アゼピン−3−イル]カルバメ−ト(0.35 g, 1.5 mmol)の溶液を、ゆっくりと30minかけてジメチルホルムアミド(25 mL)中水素化ナトリウム(80%油中分散液、90 mg, 3 mmol)の懸濁液に、周囲温度にてアルゴン雰囲気下攪拌しながら添加した。周囲温度にて30min攪拌後、ジメチルホルムアミド(5 mL)中(3−ブロモプロピル)ベンゼン(0.45 mL, 3.5 mmol)の溶液を添加した。周囲温度にて3.5h攪拌後、反応を5%硫酸水素カリウムで終了させ、酢酸エチルとともに分液ロ−トに移した。酢酸エチルで抽出し、水および10%塩化リチウム水溶液で洗滌し、MgSOで乾燥させ、粗生成物0.6gを得た。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、25 mm直径のカラム、20% 酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、A項の化合物を得た(0.38 g, 73%)。
【0099】
B項: A項の化合物から、標題化合物を実施例1に記載の方法を用いて製造した:
LRMS(ESI, 正イオンスペクトル) m/z 444 (M+H);
HPLC(方法 1)t 4.5 min
【0100】
実施例4
実施例2に記載の方法を用いて下記の化合物を製造した。
【表2】
Figure 2004507464
【0101】
実施例5
【化53】
Figure 2004507464
A項:
【化54】
Figure 2004507464
水素化ナトリウム(0.15 g, 5.0 mmol)およびDMF(10 mL)を入れた50ml丸底フラスコに、1,1−ジメチルエチル[(3S)−ヘキサヒドロ−2−オキソ−1H−アゼピン−3−イル]カルバメ−ト(0.57g, 2.5 mmol)を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下室温にて30min攪拌した。DMF(2 mL)中2−ブロモ−l− (3−フラニル)エタノン(0.9g 5, 5.0 mmol)の溶液をゆっくりと反応混合物に添加した。反応混合物を室温にてさらに1時間攪拌した。ついで、混合物を真空にて濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(1:1 ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、A項の化合物を得た(0.19 g, 22%収率)。
【0102】
B項:
【化55】
Figure 2004507464
A項の化合物(0.23g, 1.0 mmol)および塩化メチレン(2 mL)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.0 mL, 7.0 mmol)を添加した。反応混合物を室温にて16h攪拌し、ついで濃縮した。残渣をメタノールにとり、BIORAD AG−50W×2(水素型、水およびメタノールで予め洗滌)のクロマトグラフィーにかけた。カラムをメタノールで洗滌し、ついで、メタノール中2Nアンモニアで溶出させ、B項の化合物を得た(0.11 g, 67%収率)。
【0103】
C項:
【化56】
Figure 2004507464
DMF(0. 35 mL)中2−メチル−5−ベンゾフランアミン(0.22 mmol)に、ジフェニルシアノカルボンイミデート(0.22 mmol)を添加した。混合物を55℃にて30min加熱した。DMF(1 mL)に溶解させたB項の化合物(49 mg, 0.20 mmol)を添加した。反応混合物を55℃にて24時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチル(50 mL)で希釈した。有機層を食塩水で洗滌し(2 x 30 mL)、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空にて濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、2:1 ヘキサン/酢酸エチル)にかけ、標題化合物を白色固体として得た(42 mg, 48%):
HPLC(方法 4)t 3.6min;
LCMS(ESI, 正イオンスペクトル) m/z 434 (M+H)
【0104】
実施例6
【化57】
Figure 2004507464
実施例5に記載の方法を用いて、標題化合物を製造した:
HPLC(方法 4)t 4.0min;
LCMS(ESI, 正イオンスペクトル) m/z 474 (M+H)
【0105】
実施例7
【化58】
Figure 2004507464
実施例6の化合物(510 mg, 1.07 mmol)をTHF(10 mL)に溶解させ、2.5M LiOH水溶液8.6mlを添加した。反応混合物を室温にて24時間攪拌した。反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮し、残渣を塩化メチレンに溶解した。有機混合物を水(2 x 25 mL)で抽出した。一緒にした水層を1N HClでpH4にした。ついで、得られた水性混合物を酢酸エチル(2 x 25 mL)で抽出した。一緒にした酢酸エチル抽出物をNaSOで乾燥させ、濃縮し、標題化合物を得た(490 mg, 100%):
HPLC(方法 4)t 3.8 min;
LCMS(ESI, 正イオンスペクトル) m/z 460 (M+H)
【0106】
実施例8
【化59】
Figure 2004507464
実施例7の化合物(46 mg, 0.10 mmol)を、XX mLのDMFに溶解させ、ついで、TFFH(26 mg, 0.10 mmol)およびEtN(0.020 mL, 0.14 mmol)を添加した。反応混合物を室温にて30min攪拌した。ついで、THF中2Mジメチルアミン(0.060 mL, 0.12 mmol)を添加し、反応混合物をさらに室温にて2時間攪拌を継続した。反応混合物を酢酸エチル(20 mL)で希釈した。有機溶液を食塩水で洗滌し(2 x 20 mL)、濃縮した。残渣を分取HPLC(C−18カラム;溶媒A−90:10 水:MeOH+0.2%TFAおよび溶媒B−10:90 水:MeOH+0.2%TFA)にかけ、標題化合物を得た(XXX mg, XXX%):
HPLC(方法 4)t 3.6min;
LCMS(ESI, 正イオンスペクトル) m/z 487 (M+H)
【0107】
実施例9−11
実施例8に記載の方法を用いて、下記の化合物を製造した。
【表3】
Figure 2004507464
【0108】
実施例12
【化60】
Figure 2004507464
A項:
【化61】
Figure 2004507464
ジクロロメタン(1.5 mL)およびジメチルホルムアミド(0.40 mL)中(3S)−3−[[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]ヘキサヒドロ−2−オキソ−1H−アゼピン−1−酢酸(0.10 g, 0.35 mmol)、1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(170 mg, 0.58 mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(49 mg, 0.36 mmol)の溶液を、周囲温度にて30min攪拌した。ジクロロメタン(0.5 mL)中N−ヒドロキシベンゼンカルボキシミドアミド(48 gm, 0.35 mmol)を添加した。周囲温度にて1.5h攪拌後、反応物をジクロロメタンおよび0.1N塩酸とともに分液ロ−トに移した。混合物をジクロロメタン(2 x)で抽出した。一緒にした有機層を飽和炭酸水素ナトリウムおよび食塩水で洗滌し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下濃縮し、粗生成物0.14gを得た。
【0109】
ついで、この残渣をテトラヒドロフラン(2.5 mL)に溶解させ、炭酸セシウム(0. 25 mg, 0.75 mmol)を添加した。50℃にて30h攪拌後、反応物をジクロロメタンおよび0.1N塩酸とともに分液ロ−トに移した。混合物をジクロロメタン(2 x)で抽出した。一緒にした有機層を飽和炭酸水素ナトリウムおよび食塩水で洗滌し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下濃縮し、粗生成物0.14gを得た。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、15 mm直径のカラム、35% 酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、A項の化合物を得た(100 mg, 76%):
HPLC(方法 1)t 3.9min;
LCMS(ESI, 正イオンスペクトル、方法1) m/z 387 (M+H),t 3.80 min
【0110】
B項:
【化62】
Figure 2004507464
ジクロロメタン(0.80 mL)中A項の化合物(100 mg, 0.27 mmol)およびトリフルオロ酢酸(0.40 mL)を、周囲温度にて攪拌した。1h後、反応物を真空にて蒸発させた。残渣をジクロロメタン(2 x)、メタノールおよびジクロロメタンとともに共蒸留させ、粗生成物を得た(120 mg)。この残渣をメタノールにとり、AG 50W−X2(200−400メッシュ、3.0 g, メタノール、水および1/1 メタノール/水の各8 mLで予洗)のカラムに添加した。カラムをメタノール(8 mL)で洗滌し、メタノール中2Nアンモニアで溶出させ、B項の化合物を得た(58 mg, 76%):
HPLC(方法 1)t 2.3 min.
【0111】
C項:
【化63】
Figure 2004507464
トリエチルアミン(0.088 mL, 0.63 mmol)を、テトラヒドロフラン(0. 64 mL)中B項の化合物 (57 mg, 0.20 mmol)、1(71 mg, 0.18 mmol)および1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(45 mg, 0.23 mmol)の懸濁液に添加した。反応物を周囲温度にて一夜攪拌後、反応物をジクロロメタンおよび水とともに分液ロ−トに移した。混合物をジクロロメタン(2 x)で抽出した。一緒にした有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下濃縮し、粗生成物を得た。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、15 mm直径のカラム、3% メタノール/ジクロロメタン)にかけ、標題化合物を得た(110 mg, 99%):
HPLC(方法 1)t 4.31 min;
LRMS(ESI, 正イオンスペクトル) m/z 635 (M+H)
【0112】
実施例13−17
実施例12に記載の方法を用いて下記の化合物を製造した。
【表4】
Figure 2004507464
【表5】
Figure 2004507464
【0113】
実施例18
【化64】
Figure 2004507464
A項:
【化65】
Figure 2004507464
テトラヒドロフラン(8 mL)中リチウム・ヘキサメチルジシラジド(1.0 NTHF中、8.0 mL, 8.0 mmol)を25minかけて、ゆっくりとテトラヒドロフラン(40 mL)中1,1−ジメチルエチル[(3S)−ヘキサヒドロ−2−オキソ−1H−アゼピン−3−イル]カルバメ−ト(0.92 g, 4.0 mmol)の攪拌溶液に0℃にてアルゴン雰囲気下添加した。周囲温度にて30min攪拌後、テトラヒドロフラン(4 mL)中プロパルギルブロミド(80重量%トルエン中、460 mg, 0.44 mL, 3.9 mmol)を添加した。一夜攪拌後、反応物を酢酸エチルおよび5% 硫酸水素カリウムとともに分液ロ−トに移した。混合物を酢酸エチル(2 x)で抽出した。一緒にした有機層を食塩水で洗滌し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空にて濃縮し、粗生成物1.5gを得た。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、15 mm直径のカラム, 50% 酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、A項の化合物を得た(0.85 g, 80%):
HPLC(方法 1)t 3.3 min;
LCMS(ESI, 正イオンスペクトル、方法 1) m/z 267 (M+H),t 3.1 min
【0114】
B項:
【化66】
Figure 2004507464
ジクロロメタン(2.0 mL)中N−クロロスクシンイミド(72 mg, 0.54 mmol)、ベンズアルドキシム(65 mg, 0.54 mmol)およびピリジン(0.27 mL)の溶液を1時間還流させた。反応物を周囲温度まで冷却後、ジクロロメタン(0.5 mL)中A項の化合物(0.15 g, 0.54 mmol)、ついで、ジクロロメタン(0.25 mL)中トリエチルアミン(0.54 mL)を添加した。さらに、1時間還流後、反応物をジクロロメタンとともに分液ロ−トに移し、水で洗滌し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を留去後粗生成物0.25gを得た。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、15 mm直径のカラム、20〜50% 酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、B項の化合物を得た(58 mg, 28%):
HPLC(方法 1)t 3.9 min
【0115】
C項:
【化67】
Figure 2004507464
ジクロロメタン(0.50 mL)中B項の化合物 (58 mg, 0.15 mmol)およびトリフルオロ酢酸(0.25 mL)の溶液を周囲温度にて攪拌した。1.5h後、反応物を真空にて蒸発させた。残渣をジクロロメタン(2 x)、メタノールおよびジクロロメタンと共蒸留させ、粗生成物を得た。この残渣をメタノールにとり、AG 50W−X2(200−400メッシュ、1.4 g, メタノール、水および1/1 メタノール/水の各5 mLで予洗)のカラムに添加した。カラムをメタノール(5 mL)で洗滌し、メタノール中2Nアンモニアで溶出させ、C項の化合物を得た(34 mg, 80%):
HPLC(方法 1)t 2.3 min.
【0116】
D項:
【化68】
Figure 2004507464
トリエチルアミン(0.052 mL, 0.37 mmol) を、テトラヒドロフラン(0.40 mL)中C項の化合物(34 mg, 0.12 mmol)、1(42 mg, 0.11 mmol)および1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3− エチルカルボジイミド塩酸塩(26 mg, 0.13 mmol)の懸濁液に添加した。周囲温度にて一夜攪拌後、反応物をジクロロメタンおよび水とともに分液ロ−トに移した。混合物をジクロロメタン(2 x)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空にて濃縮し、粗生成物を得た。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、15 mm直径のカラム, 3% メタノール/ジクロロメタン)にかけ、標題化合物を得た(53 mg, 76%):
HPLC(方法 1)t 4.2 min;
LRMS(ESI, 正イオンスペクトル) m/z 634 (M+H)
【0117】
実施例19
【化69】
Figure 2004507464
A項:
【化70】
Figure 2004507464
テトラヒドロフラン(8 mL)中リチウム・ヘキサメチルジシラジド(1.0 N THF中、8.0 mL, 8.0 mmol)を、25分かけてテトラヒドロフラン(40 mL)中1,1−ジメチルエチル[(3S)−ヘキサヒドロ−2−オキソ−1H−アゼピン−3−イル]カルバメ−ト(0.92 g, 4.0 mmol)の攪拌溶液に0℃にてアルゴン雰囲気下添加した。周囲温度にて30min攪拌後、テトラヒドロフラン(4 mL)中アリルブロミド(80重量%トルエン中、460 mg, 0.44 mL, 3.9 mmol)を添加した。2日後、反応物を酢酸エチルおよび5%硫酸水素カリウムとともに分液ロ−トに移した。混合物を酢酸エチル(2 x)で抽出した。一緒にした有機層を、食塩水で洗滌し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮し、粗生成物を得た。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、25 mm直径のカラム、25% 酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、A項の化合物を得た(1.0 g, 92%):
HPLC(方法 1)t 3.5 min;
LCMS(ESI, 正イオンスペクトル, 方法 1) m/z 269 (M+H),t 3.1 min
【0118】
B項:
【化71】
Figure 2004507464
ジクロロメタン(2.0 mL)中、N−クロロスクシンイミド(68 mg, 0.51 mmol)、ベンズアルドキシム(61 mg, 0.51 mmol)およびピリジン(0.025 mL)の溶液を1時間還流させた。反応物を周囲温度まで冷却後、ジクロロメタン(0.5 mL)中A項の化合物 (0.14 g, 0.51 mmol)、その後、ジクロロメタン(0.25 mL)中トリエチルアミン(0.051 mL)を添加した。さらに、1時間還流後、反応物をジクロロメタンとともに分液ロ−トに移し、水で洗滌し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を蒸発させた後、粗生成物0.20gを得た。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、15 mm直径のカラム, 40% 酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、B項の化合物を得た(120 mg, 61%):
HPLC(方法 1)t 3.8 min;
LCMS(ESI, 正イオンスペクトル, 方法 2) m/z 388 (M+H),t 1.7 min
【0119】
C項:
【化72】
Figure 2004507464
ジクロロメタン(0.90 mL)中B項の化合物(120 mg, 0.30 mmol)およびトリフルオロ酢酸(0.45 mL)の溶液を周囲温度にて攪拌した。2.5h後、反応物を真空にて蒸発させた。残渣をジクロロメタン(2 x)、メタノールおよびジクロロメタンと共蒸留させ、粗生成物を得た。ついで、この残渣を、メタノールにとり、AG 50W−X2(200−400 メッシュ、3.3 g、メタノール、水および1/1 メタノール/水の各9 mLにて予洗)のカラムに添加した。このカラムをメタノール(9 mL)で洗滌し、メタノール中2 N アンモニアで溶出させ、C項の化合物を得た(76 mg, 89%):
HPLC(方法 1)t 2.1および2.2 min
【0120】
D項:
【化73】
Figure 2004507464
トリエチルアミン(0.11 mL, 0.80 mmol)を、テトラヒドロフラン(0.86 mL)中C項の化合物(76 mg, 0.26 mmol)、1(91 mg, 0.24 mmol)および1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(56 mg, 0.28 mmol)の懸濁液に添加した。周囲温度にて一夜攪拌後、反応物をジクロロメタンおよび水とともに分液ロ−トに移した。混合物をジクロロメタン(2 x)で抽出した。一緒にした有機層硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空にて濃縮し、粗生成物を得た。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、15 mm直径のカラム、3% メタノール/ジクロロメタン)にかけ、標題化合物を得た(130 mg, 85%):
HPLC(方法 1)t 4.2 min;
LRMS(ESI, 正イオンスペクトル) m/z 636 (M+H)

Claims (10)

  1. 式:
    Figure 2004507464
    (式中、nは1〜5の整数であり;
    Yは、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、シクロヘテロアルキル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、−OR、−SR
    Figure 2004507464
    から選ばれ;
    、RおよびRは、同一または異なって、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロへテロアルキル、シクロアルキル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、シクロアルキルカルボニル、置換アルキル−カルボニル、シクロヘテロアルキルカルボニルおよびヘテロアリールカルボニルから選ばれ;
    は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−OR、−SR
    Figure 2004507464
    であり;
    、R5a、およびRは、同一または異なって、独立して、水素、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリール、シクロヘテロアルキル、
    Figure 2004507464
    から選ばれ;
    30は、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、アリール、シクロヘテロアルキル、
    Figure 2004507464
    であり;
    10は、水素、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、シクロヘテロアルキル、シクロアルキルカルボニル、置換アルキル−カルボニル、シクロヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、
    Figure 2004507464
    から選ばれるか、またはRが水素であり、RおよびR10はそれらが結合する隣接する炭素原子上にあり、シクロアルキルまたはフェニル環を形成しており;
    およびRは、同一または異なって、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロヘテロアルキル、シクロアルキル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、シクロアルキルカルボニル、置換アルキル−カルボニル、シクロヘテロアルキルカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルおよびジアルキルアミノカルボニルから選ばれ;
    は、水素、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロヘテロアリール、
    Figure 2004507464
    であり;および
    式中、RおよびRおよび/またはRおよびRは、それらが結合している窒素と一緒になって、シクロヘテロアルキル環またはヘテロアリール環を形成することができ;
    およびYは、一緒になってヘテロアリール環を形成することができ;
    またはRまたはYは、Rとともに、シクロヘテロアルキルまたはヘテロアリール環であってもよい環を形成することができ;および
    およびR5aは、それらが結合している炭素と一緒になってシクロアルキル環、ヘテロアリール環またはシクロヘテロアルキル環を形成することができ;および
    ここで、R、RまたはRの1つまたはそれ以上が、Hのとき、二重結合の異性体であってもよい)
    で示される化合物、それらの医薬的に許容され得る塩、すべての立体異性体およびプロドラッグ。
  2. nが、1〜4の整数であり;
    は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アリール、ヘテロアリールまたはシクロヘテロアルキルであり;
    Yは、シアノ、ニトロ、アリール、ヘテロアリール、シクロヘテロアルキル、
    Figure 2004507464
    であり;
    およびRは、同一または異なって、水素、アルキル、置換アルキル、
    アルケニル、置換アルケニル、アリール、ヘテロアリールまたはシクロヘテロアルキルであり;
    、R、R5a、R、R、R、RおよびR10は、それぞれ水素であり;
    30は、アルキル、置換アルキル、−C(О)Raまたはヘテロアリールであり;および
    キラルの中心における立体配置は、S−(Rが水素であるとしたとき)である、請求項1記載の化合物。
  3. nが、3または4であり;
    は、アリールであり;
    Yは、シアノ、または
    Figure 2004507464
    であり;
    およびRは、同一または異なって、水素、アルキル、アミノカルボニル、ヘテロアリール、アリールまたはシクロヘテロアルキルであり;
    30は、アリール、アリールアルキル、−C(О)−ヘテロアリール、−C(О)−アリール、非置換または置換イソキサゾル−5−イル、非置換または置換イソキサゾリン−5−イルまたは非置換または置換1,2,4−オキサジアゾール−5−イルであり;および
    キラルの中心における立体配置が、S−(Rが水素であるとしたとき)である、請求項2記載の化合物。
  4. nが3であり;
    が、置換ベンゾフラニルである、請求項3記載の化合物。
  5. 式:
    Figure 2004507464
    Figure 2004507464
    Figure 2004507464
    Figure 2004507464
    で示される、請求項1記載の化合物およびそれらの医薬的に許容され得る塩。
  6. 請求項1に記載の化合物およびそれらのための医薬的に許容され得る担体を含む医薬組成物。
  7. さらに、抗−不整脈薬、抗−高血圧薬、血小板凝集阻害剤、抗−血栓薬、抗−血栓溶解薬、カルシウムチャンネル遮断薬、強心配糖体、利尿薬、鉱質コルチコイド受容体拮抗剤、ホスホジエステラーゼ阻害剤、脂質低下剤および脂質特性療法剤、抗−糖尿病薬、抗−うつ薬、抗−炎症薬、抗−骨粗鬆症薬、ホルモン補充療法剤および経口避妊薬から選ばれる少なくとも1種の追加の治療薬を含む、請求項6記載の医薬組成物。
  8. 追加の治療薬が、ソタロール、ドフェチリド、アミオダロン、アジミリド、イブチリド、ジルチアゼムおよびベラパミルから選ばれる抗−不整脈薬;Kチャネル開口固定薬;ACE阻害剤、AT−1受容体拮抗剤、ET受容体拮抗剤、ET/AII複合受容体拮抗剤およびバソペプチダーゼ阻害剤から選ばれる抗−高血圧薬;GPIIb/IIIa遮断薬、P2Y12拮抗剤、トロンボキサン受容体拮抗剤およびアスピリンから選ばれる血小板凝集阻害剤;トロンビン阻害剤、アルファ2−抗プラスミン阻害剤、ストレプトキナーゼおよびウロキナーゼから選ばれる抗−血栓薬または抗−血栓溶解薬、ビグアニド、スルホニルウレア、ビグアニド/グリブリド併用薬、aP2阻害剤およびDP4阻害剤から選ばれる抗−糖尿病薬、または、シクロオキシゲナーゼ阻害剤およびアスピリンから選ばれる抗−炎症薬である、請求項7記載の医薬組成物。
  9. 第Xa因子−関連疾患の治療方法であって、処置を必要とする患者に、請求項1に記載の化合物の少なくとも1種の有効量を投与することを特徴とする方法。
  10. 上記第Xa因子−関連疾患が、心筋梗塞、不安定狭心症、非−Q波MIから選ばれる急性冠状動脈症候群、血栓塞栓性発作、静脈血栓症、肺塞栓症、術後末梢閉塞、介入性心臓病学または固定、人工表面の血栓の発生、アテローム硬化型血管疾患による血栓および/またはアテローム性動脈硬化プラーク破裂、播種性血管内血液凝固および血栓形成傾向による血栓塞栓を含む凝固障害から選ばれる、請求項9記載の方法。
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