JP2004359632A - 皮膚外用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】皮膚表皮細胞間の接着を改善、強化し、肌のシワ、たるみ、肌理構造の改善作用を有する皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】E−カドヘリン発現促進剤を使用した場合に、シワ、たるみを改善し、肌理を整えることができる。皮膚のE−カドヘリン発現促進剤を含有する皮膚外用剤を塗布することにより、皮膚表皮細胞間の接着を改善、強化し、肌のシワ、たるみ、肌理構造の改善作用を有する皮膚外用剤。
【選択図】なし

Description

【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚のE−カドヘリン発現促進作用を有する皮膚外用剤に関し、さらに詳しくは、表皮細胞間の接着を改善、強化することにより皮膚の肌理、シワ、たるみ、肌荒れ改善効果の期待できる皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
老化によって起こる肌の変化はシワ、たるみの形成や肌理の消失が挙げられる。このようなシワ、たるみ、肌理消失は、皮膚でのコラーゲン、ラミニンなどの細胞外マトリクスの変性することが原因の一つと考えられており、老化した皮膚の改善を目的としてコラーゲン産生促進剤あるいはラミニン発現促進剤など様々な提案がなされてきた。(例えば、特許文献1参照)
さらに近年ではこれら細胞外マトリクスのみが皮膚構造保持に機能するのではなく、真皮および表皮の細胞がこれら細胞外マトリクスと接着、また細胞同士が接着することが皮膚構造保持に重要であることが明らかにされてきている。
細胞の接着装置は数種あり、密着結合、接着帯、付着班(接着点)、デスモソーム、ヘミデスモソーム、ギャップ結合などが存在する。(非特許文献1参照)
それらの接着装置の中でも細胞接着に特に重要なのが接着帯であり、その機能を担う接着分子として、カドヘリンがある。カドヘリンは、カルシウム依存性細胞接着分子(CAM)のスーパーファミリーである膜糖タンパク質として発見された。細胞膜上に発現しているカドヘリンは、カルシウム濃度依存的に別の細胞に発現している同種のカドヘリンと結合することで、細胞間接着を行う。(非特許文献2参照)カドヘリンの細胞質ドメインはP120とβ−カテニンが直接結合し、β−カテニンはα−カテニンと結合、さらに細胞骨格保持に機能するアクチン線維と結びついている。
カドヘリンはファミリーとして現在約20種が知られているが、皮膚表皮に存在するカドヘリン種としてE(上皮型)−カドヘリン(分子量124KD),P(胎盤型)−カドヘリン(分子量118KD)が明らかにされている。さらに成人ヒトケラチノサトにおいて分泌しているタンパク質20種を同定した結果、接着分子としてはE−カドヘリンが分泌していることが報告されている。(非特許文献3参照)また、3次元組織構造の再構築による培養表皮を移植する際に、培養表皮をディスパーゼ処理し剥がした場合は皮膚への接着が低く、低温で剥がした場合は接着率が高いが、その原因として、ディスパーゼ処理した表皮ではE−カドヘリンが著しく減少していることが明らかになっている。(非特許文献4参照)
これらはE−カドヘリンの皮膚表皮における重要性を示唆するものである。
さらに、細胞同士の接着は単に構造保持のみに機能するのではなく、個々の細胞の増殖、伸展、運動、分化に影響し、細胞の生命現象において極めて重要な機能を有することが報告されている。実際、カドヘリンの結合成分であるβ−カテニンが遺伝子転写活性調節因子としても機能することが知られている。(非特許文献5参照)また、α−カテニンにRhoファミリーCdc42やRoc1が関与することが明らかになっている。(非特許文献1参照)
以上の点から、E−カドヘリンは皮膚表皮の高次構造保持および正常な表皮機能に機能すると考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は、ヒト皮膚のカドヘリン発現を促進することで、細胞間接着を改善、強化し、肌のシワ、たるみ、肌理構造の改善作用を有する皮膚外用剤を提供することを課題とする。
【0004】
【特許文献1】特開2000−256308号
【非特許文献1】林 正男,羊土社,「新細胞接着分子の世界」,2001
【非特許文献2】Takeichi,M,Development、102:639,1988
【非特許文献3】Katz,AB, Taichman,LB
J.Invest.Dermatol. 112(5),818,
1999
【非特許文献4】長田義仁,エヌ・ティーエヌ,バイオメティックスハンドブック,2003
【非特許文献5】内田浩ら,羊土社,「細胞内シグナル伝達がわかる」,70,2000
【0005】
【問題を解決するための手段】
本発明者は、前記問題点を解決するために鋭意検討した結果、皮膚のE−カドヘリンに着目した結果、E−カドヘリン発現促進作用を有する物質を新たに見出した。これらのE−カドヘリン発現促進作用剤を併用した場合に、シワ、たるみを改善する作用及び肌理を整える作用に優れ、顕著な効果を発揮することを見出した。更にE−カドヘリン発現促進作用剤と抗酸化剤及び/又はミネラルとを併用した場合においては、シワ、たるみを改善する作用及び肌理を整える作用が飛躍的に向上し、顕著な効果を発揮することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、E−カドヘリン発現促進剤を含有する皮膚外用剤を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明におけるカドヘリン発現促進剤としては、E−カドヘリンを発現促進するものがより望ましい。
【0007】
本発明に使用されるE−カドヘリン発現促進物質としての植物抽出物に用いられる植物は特に限定されない。キジムシロ属(Potentilla)に属する植物には、トルメンチラ(P. tormentilla)等が挙げられる。
【0008】
バラ属の植物には、西洋バラ(Rose centifolia)、現代バラ(Rose hybrida)等が挙げられる。
【0011】
ゼニアオイ属の植物には、ゼニアオイ(Malva sylvestris L.)、ハイアオイ(Malva
rotundifolea L.)、ジャコウアオイ(Malva moschata L.)、フユアオイ(Malva verticillata L.var
verticillata)、オカノリ(Malva verticillata L.var.crispa(L.)Makino(M.crispa L.)等が挙げられる。
【0012】
フヨウ属の植物にはハイビスカス(Hibiscus sabdariffa L.)等が挙げられる。
【0013】本発明に使用される植物の抽出部位は、特に限定されない。花弁、葉、茎、根、種子、果実等或いは、全草を生のまま或いは乾燥したものを用いて抽出することも出来る。
【0014】本発明で使用される抽出物は各種溶媒にて抽出することが可能である。水のみを用いる場合のほかに、水と混和する極性溶媒を単独で用いることもできる。極性溶媒としてエタノール、プロピレングリコール、エチエングリコール、1,3−ブチレングリコールなどを用いることが可能であるが極性溶媒であれば、その限りではない。更に、エタノール、プロピレングリコール、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコールの1種又は2種以上の混合溶媒を用いることができる。
【0015】抽出時間・抽出温度は、特に限定されない。例えば、水による抽出であれば、通常60℃下において、3〜4時間抽出を行い、エタノールなどの低沸点溶媒を使用する場合は還流器付きの抽出装置を使用する。抽出した溶液は、冷却後、ろ過をすることによって抽出液を得ることができる。更に、活性炭やその他樹脂などを用いて脱臭・脱色などを行うこともできる。必要に応じて加熱等の方法により溶媒をなくし、抽出物(乾燥物)としても利用が可能である。
【0016】
本発明において用いられる抗酸化剤としては、皮膚外用剤に配合できる抗酸化剤であれば特に制限されない。抗酸化剤の例を挙げれば、例えば、ビタミンA類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンB類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンC類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンD類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンE類及びその誘導体、アミノ酸類、含硫有機化合物及びその誘導体並びにそれらの塩、カロチノイド、タンニン類、フラボノイド等が挙げられる。
【0017】ビタミンC類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩の例としては、L−アスコルビン酸
;パルミチン酸L−アスコルビル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、イソパルミチン酸L−アスコルビル、ジイソパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル、ステアリン酸L−アスコルビル、ジステアリン酸L−アスコルビル、イソステアリン酸L−アスコルビル、ジイソステアリン酸L−アスコルビル、ミリスチン酸L−アスコルビル、ジミリスチン酸L−アスコルビル、イソミリスチン酸L−アスコルビル、ジイソミリスチン酸L−アスコルビル、オレイン酸L−アスコルビル、ジオレイン酸L−アスコルビル、2−エチルヘキサン酸L−アスコルビル、ジ2−エチルヘキサン酸L−アスコルビル等のアスコルビン酸 アルキルエステル;L−アスコルビン酸 リン酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸
リン酸エステルカリウム、L−アスコルビン酸 リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸 リン酸エステルカルシウム、L−アスコルビン酸 リン酸エステルアルミニウム等のアスコルビン酸
リン酸エステル塩;
【0018】L−アスコルビン酸 硫酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸
硫酸エステルカリウム、L−アスコルビン酸 硫酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸 硫酸エステルカルシウム、L−アスコルビン酸 硫酸エステルアルミニウム等のアスコルビン酸
硫酸エステル;L−アスコルビン酸 ナトリウム、L−アスコルビン酸 カリウム、L−アスコルビン酸 マグネシウム、L−アスコルビン酸 カルシウム、L−アスコルビン酸
アルミニウム等のアスコルビン酸 塩;アスコルビン酸 グルコシド、アスコルビン酸 ポリペプチド、メチルシラノールアスコルベート、リン酸アスコルビルトコフェリルカリウム等が挙げられる。
【0019】これらのビタミンC類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩の中では、アスコルビン酸
リン酸エステル塩、アスコルビン酸 グルコシド、テトライソパルミチン酸L−アスコルビルが特に好ましい。
【0020】ビタミンE類及びその誘導体の例としては、dl−α−トコフェロール、dl−β−トコフェロール、dl−γ−トコフェロール、dl−δ−トコフェロール等のトコフェロール;酢酸−dl−α−トコフェロール、ニコチン酸−dl−α−トコフェロール、リノール酸−dl−α−トコフェロール等、コハク酸dl−α−トコフェロール等のトコフェロールエステル;トコフェレス−5、トコフェレス−10、トコフェレス−12等のトコフェロールのエチレンオキシド付加物;ユビキノン類等が挙げられる。
【0021】これらのビタミンE類及びその誘導体の中では、dl−α−トコフェロール、dl−β−トコフェロール、dl−γ−トコフェロール、dl−δ−トコフェロール及びトコフェロールエステルからなる群から選ばれた1種又は2種以上が特に好ましい。
【0022】カロチノイドの例としては、α−カロチン、β−カロチン、γ−カロチン、リコピン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、イソゼアキサンチン、ロドキサンチン、カプサンチン、クロセチン等が挙げられる。
【0023】本発明においては、これらの抗酸化剤の中で、ビタミンC類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンE類及びそれらの誘導体からなる群から選ばれた1種又は2種以上が効果をよく発揮するので好ましく用いられる。
【0024】本発明において用いられるミネラル塩としては、皮膚外用剤に配合できるミネラル塩であれば特に制限されない。ミネラル塩の例を挙げれば、例えば、塩化カルシウム、塩化マグネシウムおよび塩化亜鉛、リン酸カルシウム、リン酸二水素カルシウム、硫酸カルシウム、シュウ酸亜鉛等が挙げられる。
【0025】また、本発明にかかる皮膚外用剤の適用範囲は、特に限定されない。つまり、この発明の有効成分が有する作用効果に応じて各作用効果を利用できる全ての皮膚外用剤に適用できる。
【0026】本発明にかかるE−カドヘリン発現促進物質の配合量は、特に限定されない。理論上は有効量存在すれば良いことになるが、好ましくは、乾燥重量換算で0.0005〜0.1重量%、なかでも0.001〜0.05重量%が最適である。
【0027】本発明にかかる抗酸化剤は、特に限定されない。皮膚上で抗酸化剤の効果を発揮する量で、皮膚外用剤の安全性及び使用性が満足される量が配合される。したがって、抗酸化剤の配合量は抗酸化剤の種類、配合される皮膚外用剤によって異なり一概に決めることはできないが、一般的には、皮膚外用剤全量中0.00001〜10.0質量%の範囲で配合される。
【0028】
本発明にかかるミネラル塩の配合量は、特に限定されない。原則的には、有効量存在すれば良いことになるが、組成物中乾燥重量で0.00001〜10重量%が利用でき、好ましくは、0.0001〜0.5重量%、なかでも0.00001〜0.1重量%が最適である。
【0029】
たとえば、本発明にかかる有効成分を各種の外用製剤類(動物用に使用する製剤も含む)全般において利用でき、具体的にはアンプル、粉末、顆粒、固形、液体、ゲル又は気泡状の1)医薬品、2)医薬部外品、3)局所用又は全身用の皮膚用化粧料(例えば、クリーム、乳液、化粧水、パック剤、洗顔料などの各種基礎化粧料など)、4)衛星用品などが挙げられる。
【0030】以下、本発明による試験実施例を示すとともに、本発明の素材を利用した皮膚外用剤の処方例での利用例を示すが、ここに記載された実施例に限定されるものではない。
【0031】試料溶液の調製
調製例1(水抽出物)
各種植物乾燥物(全草)を、100gとり、1000mLの精製水を加え、60℃下において3時間抽出を行った。冷却後、ろ過を行い、ろ液を得た。ろ液を減圧下濃縮し、十分乾燥させ、水抽出物を6.5gを得た。
【0032】
調製例2(エチルアルコール抽出物)
各種植物乾燥物(全草)を10gとり、ソックスレー抽出器を用いてエチルアルコールにて5時間抽出を行った。冷却後、ろ過を行い、ろ液を得た。ろ液を減圧下濃縮し、十分乾燥させ、エチルアルコール抽出物を0.7g得た。
【0033】
調製例3(エチルアルコール・水混液抽出物)
前記水抽出物における抽出法において水の代わりに50%エチルアルコール50%水混液を使用した。抽出物は可能な限り溶媒を除去、濃縮した後、十分乾燥させ、50%エチルアルコール抽出物を7.4g得た。
【0034】
前記植物抽出物を50%エチルアルコールに1.0%濃度になるように溶解後、0.2μmメンブレンフィルターにてろ過滅菌し、各植物抽出液とした。
【0035】E−カドヘリン発現促進の評価
ケラチノサイト表面に発現するE−カドヘリン量をサンドイッチELISA法(E−CADHERIN
EIA KIT, Takara)にて測定した。ケラチノサイトHaCaTを10cmシャーレに10%FBSのDMEM培地にて培養し24時間後、2%FBSのDMEM培地に培地交換し、各試料を添加した。表中の濃度は最終濃度である。コントロールとして試料の溶媒を使用した。さらに48時間培養後に細胞をPBS(−)にて洗浄後、Lysis Bufferで細胞を剥離し回収した。細胞をソニックにて破壊し遠心分離後、上清を採取し細胞抽出液とした。一次抗体として抗ヒトE−カドヘリン抗体(モノクローナル抗体,Takara
)がコートされた96ELISAプレートに細胞抽出液を100μL添加37℃1時間反応させる。PBS(−)で3回洗浄後、酵素標識二次抗体としてHRP標識抗ヒトE−カドヘリン抗体(モノクローナル抗体,Takara
)を100μL添加し37℃1時間反応しサンドイッチ複合体を形成させる。酵素基質としてTMBZ液を100μL添加し反応(室温15分)後、反応停止液として1N HSO添加し、マイクロプレートリーダーにて波長450nmで吸光度を測定した。本試験ではコントロールとして試料の溶媒を用いた。ELISA試験では、ブランクとしてBufferを用い、陰性対象にフキタンポポ、バオバブを用いた。結果を吸光度値よりブランクを差し引きコントロールを100%としたときのカドヘリン発現促進率(%)を算出して表3に示した。
【0036】
【数1】
Figure 2004359632
【0037】
【表1】カドヘリン発現促進率(%)
Figure 2004359632
【0038】
【表2】
Figure 2004359632
【0039】
【表3】
Figure 2004359632
【0040】
表1に示した結果のように、トルメンチラ抽出物、バラ抽出物、ゼニアオイ抽出物、ハイビスカス抽出物において、E−カドヘリン量の増加が見られた。さらに、表2に示した結果のように、トルメンチラ抽出物あるいはゼニアオイ抽出物及び西洋バラ抽出物あるいはハイビスカス抽出物を組み合わせることにより、飛躍的に高いE−カドヘリン発現促進効果が認められた。また表3に示したようにL−アスコルビン酸誘導体、トコフェロール誘導体あるいはマグネシウム塩を併用によっても同様の結果が得られた。
【0041】化粧料の使用による皮膚シワ、肌理改善効果の測定
さらに、本発明にかかる軟膏を用いて、実際に使用した場合の効果について検討を行った。顔のシワおよび肌理消失を訴える女性140名に3ヶ月間連続で一日2回(朝・夕)全顔に塗布してもらい連用試験を行った。被験者を無作為に20名ずつの群に分け表4の処方の軟膏を塗布してもらい、皮膚の改善度を評価した。評価方法は開始時と塗布3ヶ月後に皮膚のレプリカを採取し、最も大きなシワの長さおよび肌理状態を観察し、シワ改善度と肌理改善度を評価した。さらに使用後の実感度を被験者に4段階評価してもらった。結果を表4に示す。また、使用期間中に肌の異常を訴えた被験者はいなかった。
【0042】判定基準
(レプリカのシワ判定基準)
5:開始時と比較してシワの長さ50%減少
4:開始時と比較してシワの長さ30%減少
3:開始時と比較してシワの長さ10%減少
2:開始時と比較してシワの長さ同じ
1:開始時と比較してシワの長さ増加
【0043】
(レプリカの肌理判定基準)
5:開始時と比較して顕著に均一性上昇
4:開始時と比較して均一性上昇
3:開始時と比較してやや均一性上昇
2:開始時と比較して均一性同じ
1:開始時と比較して均一性減少
【0044】
(被験者のシワ度判定基準)
顕著に有効:シワがなくなった
有効:開始時と比較してシワが短くなり浅くなった
やや有効:開始時と比較してやや短くなり、浅くなった
無効:開始時と比較して同じ
【0045】
【表4】
Figure 2004359632
【0046】
表4の結果から、トルメンチラ抽出物、ゼニアオイ抽出物のみでも、シワ改善効果・肌理改善効果が見られるが、トルメンチラ抽出物及びバラ抽出物、L−アスコルビン酸誘導体、トコフェロール誘導体を組み合わせることにより、飛躍的に高いシワ改善、肌理改善効果がみられることがわかる。被験者の実感効果も高く、本発明の有効成分により、シワ、肌理が改善されたことがわかる。
【0047】化粧料の使用によるたるみ改善効果の測定
さらに、本発明にかかる軟膏を用いて、実際に使用した場合の効果について検討を行った。顔のたるみを訴える30代から40代の女性140名に1ヶ月間連続で一日2回(朝・夕)塗布してもらい連用試験を行った。被験者を無作為に20名ずつの群に分け、表5の処方の軟膏を塗布してもらい、皮膚の改善度を評価した。評価方法は開始時と塗布1ヶ月後に半顔ずつの改善効果を比較し評価した。評価方法は開始時と塗布1ヶ月後に皮膚のハリ、弾力改善度をCutomater
SEM474(Curage and Khazaka)を用い評価した。Cutomaterにて皮膚の弾力回復率を測定し、塗布後の弾力回復率から開始時の弾力回復率を差し引き評価した。さらに、使用後の実感度を被験者に頬、目元部位のたるみ改善度、および頬のハリ改善度に関して4段階評価してもらった。結果を表5に示す。また、使用期間中に肌の異常を訴えた被験者はいなかった。
【0048】皮膚弾力性
Cutomaterの陰圧吸引により伸びた皮膚の高さを伸展長(mm)とし、陰圧開放後に吸引前の状態に戻らず盛り上がったままの皮膚の高さを非退縮長(mm)とする。
【0049】
【数2】
Figure 2004359632
【0050】判定基準
(弾力回復率判定基準)
5:弾力回復率30%以上
4:弾力回復率20〜30%以上
3:弾力回復率10〜20%
2:弾力回復率0〜10%
1:弾力回復率0%以下
【0051】
(被験者のたるみ度判定基準)
顕著に有効:たるみがなくなった
有効:開始時と比較してたるみが減った
やや有効:開始時と比較してややたるみが減った
無効:開始時と比較して同じ
【0052】
【表5】
Figure 2004359632
【0053】
表5の結果から、トルメンチラ抽出物、バラ抽出物、ゼニアオイ抽出物、ハイビスカス抽出物に高い弾力改善効果が見られた。トルメンチラ抽出物と西洋バラ抽出物の組み合わせ、ゼニアオイ抽出物と西洋バラの組み合わせにおいては、弾力回復効果が飛躍的に高まった。植物抽出物と抗酸化物質との組み合わせにおいても、植物抽出物単独配合と比べ、弾力回復効果が飛躍的に高まった。また、被験者のシワ改善の実感度も高く、本発明の有効成分により、弾力・シワが改善されたことがわかる。
【0054】処方例1
(1)軟膏 (重量%)
a)トルメンチラ抽出物…0.01
b)西洋バラ抽出物…0.01
c)酸化防止剤…適量
d)ワセリン…残部
製法a)〜d)までを加え、40℃に加温し、十分に混合する。
【0055】処方例2
(2)クリーム状外用剤(重量%)
a)ミツロウ …2.0
b)ステアリルアルコール…5.0
c)ステアリン酸…8.0
d)スクワラン…10.0
e)自己乳化型グリセリルモノステアレート…3.0
f)ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.)…1.0
g) ゼニアオイ抽出物…0.005
h)西洋バラ抽出物…0.01
i)1,3−ブチレングリコール…5.0
j)水酸化カリウム…0.3
k)防腐剤・酸化防止剤…適量
l)精製水…残部
製法a)〜f)、k)を加熱溶解し、80℃に保ち油相とする。i)、j)、l)を混合し80℃に保ち水相とする。油相に水相を加え乳化する。乳化後、攪拌しながら冷却し60℃になったらg)〜h)を加え40℃になったら取りだしクリーム状外用剤を得る。
【0056】処方例3
(3)乳液状外用剤(重量%)
a)ミツロウ…0.5
b)ワセリン…2.0
c)スクワラン…8.0
d)ソルビタンセスキオレエート…0.8
e)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.O.)…1.2
f)トルメンチラ抽出物…0.03
g)L−アスコルビン酸リン酸エステル塩…0.01
h)1,3−ブチレングリコール…7.0
i)カルボキシビニルポリマー…0.2
j)水酸化カリウム…0.1
k)精製水…残部
l)防腐剤・酸化防止剤…適量
m)エタノール…7.0
製法a)〜e)までを加熱溶解し、80℃に保つ。h)〜l)までを加熱溶解し、
80℃に保ち、a)〜e)に加えて乳化し60℃でf)、g)を加え、50℃まで撹拌しながら冷却する。50℃でm)を添加し、40℃まで冷却し、乳液状外用剤を得る。
【0057】処方例4
(4)化粧水(重量%)
a)トルメンチラ抽出物…0.1
b)dl−α−トコフェノール…0.0001
c)グリセリン…5.0
d)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(20E.O.)…1.0
e)エタノール…6.0
f)香料…適量
g)防腐剤・酸化防止剤…適量
h)精製水…残部
製法a)〜h)までを随時加え混合し、均一に溶解する。
【0058】
【発明の効果】本発明の植物抽出物にシワ、たるみ、肌理構造改善効果を見出した。本発明の植物抽出液を化粧料に配合することによって、皮膚のE−カドヘリン発現促進作用を有し、表皮細胞間の接着を改善することにより皮膚の肌理、シワ、たるみ、肌荒れ改善効果の期待できる化粧料の提供が可能となった。

Claims (12)

  1. ヒト皮膚のE−カドヘリン発現促進物質を1種又は2種以上配合することを特徴とする皮膚外用剤。
  2. E−カドヘリン発現促進物質がキジムシロ属、バラ属、ゼニアオイ属、フヨウ属に属する植物の抽出物から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。
  3. E−カドヘリン発現促進物質において、キジムシロ属に属する植物がトルメンチラ(Potentilla
    tormentilla)、バラ属に属する植物が西洋バラ(Rose centifolia)及び/又は、現代バラ(Rose hybrida)、ゼニアオイ属に属する植物がゼニアオイ(Malvasylvestris L.)及び/又は、ハイアオイ(Malva rotundifolea L.)、フヨウ属に属する植物がハイビスカス(Hibiscus
    sabdariffa L.)であることを特徴とする請求項1乃至請求項2記載の皮膚外用剤。
  4. E−カドヘリン発現促進物質においてキジムシロ属に属する植物抽出物の1種又は2種以上とバラ属に属する植物抽出物の1種又は2種以上を配合する事を特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。
  5. E−カドヘリン発現促進物質においてトルメンチラ抽出物と西洋バラ抽出物及び/又は現代バラ抽出物を配合することを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。
  6. E−カドヘリン発現促進物質においてキジムシロ属に属する植物抽出物の1種又は2種以上とフヨウ属に属する植物抽出物の1種又は2種以上を配合する皮膚外用剤。
  7. E−カドヘリン発現促進物質においてトルメンチラ抽出物とハイビスカス抽出物を配合することを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。
  8. E−カドヘリン発現促進物質を1種または2種以上と抗酸化剤を1種又は2種以上及び/またはミネラル塩類を1種又は2種以上配合することを特徴とする皮膚外用剤。
  9. 抗酸化剤が、ビタミンC類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンE類及びそれらの誘導体からなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項8記載の皮膚外用剤。
  10. ビタミンC類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩が、アスコルビン酸リン酸エステル塩、アスコルビン酸グルコシド、テトライソパルミチン酸L−アスコルビルからなる群から選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする請求項8乃至請求項9記載の皮膚外用剤。
  11. ビタミンE類及びそれらの誘導体が、dl−α−トコフェロール、dl−β−トコフェロール、dl−γ−トコフェロール、dl−δ−トコフェロール及びトコフェロールエステルからなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項9記載の皮膚外用剤。
  12. ミネラル塩類がカルシウム、マグネシウムおよび亜鉛から選ばれる1種又は2種以上の金属の塩であることを特徴とする請求項8記載の皮膚外用剤。
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