JP2004358418A - 導電性部材及び導電性部材の製造方法 - Google Patents

導電性部材及び導電性部材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ローラーを垂直状態で塗工液中に浸漬するディップ法で導電性部材の表面被覆層を形成する際、表面欠陥の無い被覆層を形成すると共に、感光体と電気抵抗の低いゴム又は発泡体で形成したローラー端部の間において火花放電しないような被覆層の端部形状を有する導電性部材及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】導電性支持体と外周に形成された弾性層及び被覆層を有する導電性部材において、少なくとも一方の該支持体の露出部に設けられる塗工時装着のマスキング用キャップを有し、該キャップの該弾性層端部と対面する該キャップの外径が該弾性層端部の外径以下であり、また該キャップ中央部に設けられた筒状空洞部径が該支持体の露出部に対して略嵌合の外径であり、該キャップの該弾性層端部と対面する側の反対の先端が流線形状であり、かつ流線形状先端には穴の無い形状のキャップを用いて該被覆層を形成した導電性部材及びその製造方法。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、ファクシミリ及び複写機等の電子写真方式を採用した画像形成装置における帯電、現像、転写、クリーニング、除電等に用いる導電性部材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真プロセスにおける帯電プロセスは、金属ワイヤーに高電圧(直流電圧6〜8kV)を印加して発生するコロナシャワーにより被帯電体である電子写真感光体面を所定の極性・電位に一様帯電させるコロナ帯電器が広く利用されていた。しかし、高圧電源を必要とする、比較的多量のオゾンが発生する等の問題があった。
【0003】
これに対して導電性部材を感光体に接触させながら電圧を印加して、感光体表面を帯電させる接触帯電方式が実用化されている。これは、感光体に、ローラー型、ブレード型、ブラシ型及び磁気ブラシ型等の電荷供給部材としての導電性部材(帯電部材)を接触させ、この接触帯電部材に所定の帯電バイアスを印加して感光体面を所定の極性・電位に一様帯電させるものである。
【0004】
この帯電方式は、電源の低電圧化とオゾンの発生量が少ないという利点を有している。この中でも特に接触帯電部材として導電性ローラーを用いたローラー帯電方式が、帯電の安定性という点から好ましく用いられている。しかしながら、帯電の均一性に関してはコロナ帯電器と比較してやや不利であった。
【0005】
従来、帯電均一性を改善するために、所望の被帯電体表面電位Vdに相当する直流電圧に帯電開始電圧(Vth)の2倍以上のピーク間電圧を持つ交流電圧成分(AC電圧成分)を重畳した電圧(脈流電圧;時間と共に電圧値が周期的に変化する電圧)を接触帯電部材に印加する「AC帯電方式」が用いられる(例えば、特許文献1)。
【0006】
これは、AC電圧による電位の均し効果を目的としたものであり、被帯電体の電位はAC電圧のピークの中央である電位Vdに収束し、環境等の外乱には影響されることはなく、接触帯電方式として優れた方法である。
【0007】
しかしながら、直流電圧印加時における放電開始電圧(Vth)の2倍以上のピーク間電圧である高圧の交流電圧を重畳させるため、直流電源とは別に交流電源が必要となり、装置自体のコストアップを招く。更には、交流電流を多量に消費することにより、帯電ローラー及び感光体の耐久性が低下し易いという問題点があった。
【0008】
これらの問題点は、帯電ローラーに直流電圧のみを印加して帯電を行うことにより解消されるものの、帯電ローラーに直流電圧のみを印加すると、帯電部材被覆層表面の欠陥がAC帯電方式に比べ、画像不良として現れ易い傾向にある。
【0009】
一般に被覆層の形成方法として、ディップ塗工やロールコート法等があり、数μm〜数十μmの膜が形成されることが多い。この被覆層により、帯電ムラを防止する効果があるが、塗工液を用いて被覆層を形成するため、欠陥が生じ易い。
【0010】
従来、塗工液を用いて被覆層を形成する場合は、被覆層表面欠陥、ローラー端部の塗工ムラ、導電性支持体への塗工液付着等を防止するため、導電性支持体にチューブ形状やキャップ形状のマスキングを装着するのが一般的な方法となっている。
【0011】
従来の導電ローラーのマスキングは、前記問題を解決するため、導電性支持体にマスキングチューブを被着するとある。これによると、塗布中或いは乾燥中に、マスキングチューブとシャフトとの間、或いは、マスキングチューブとローラー端部との間に、わずかに存在する空気が、ローラー端部部分の被覆に染み出して泡を生じ、この部分にピンホールを発生し易く、また被覆層が切れ易いという問題も解決するとある(例えば、特許文献1)。
【0012】
しかし、ローラーを垂直状態で塗工液中に浸漬するディップ塗工で、チューブ形状のマスキング用キャップを用いると、被覆層表面に欠陥を生じさせてしまう。詳しくは、チューブ形状のマスキング用キャップが装着されたローラーを垂直状態で塗工液中に降下していく時、最初はチューブ中央の空洞部分に塗工液が入らず空気が溜まる。更に、ローラーが降下していき時間が経過すると、チューブ中央に溜まった空気中に溶剤のガスも加わり、体積膨張し最終的に気泡が発生する。また、別な気泡の発生の仕方としては、マスキングチューブとシャフトとの間、或いは、マスキングチューブとローラー端部との間に隙間があるとローラーを垂直状態で塗工液中に降下していく時、隙間にわずかに存在する空気が、液圧に負けて染み出して気泡を発生する。
【0013】
上記のようなかたちで発生した気泡は、塗工液面まで上昇するが、ローラーと液面の表面張力の関係でローラー側に付着する。更に、ローラーは降下・上昇するため、気泡は液面でローラー表面を擦るようなかたちになり、この跡が乾燥後もローラーの長手方向に筋状の凹欠陥となって残ってしまう。
【0014】
この防止策として、マスキング用キャップの液面突入速度を遅くする方法や塗工液中にシリコーンオイル等の消泡剤を添加する方法等が考えられるが、塗工時間が長くなったり、シリコーンオイルの種類によっては感光体を汚染してしまう等の弊害も多く、満足する結果は得られない。
【0015】
また、マスキング用キャップに縦断面略π字形状(例えば、特許文献2)を用いて、ローラーを垂直状態で塗工液中に浸漬するディップ法で塗工した場合においても、マスキング用キャップの先端が平らで液面に対して平行であるため、液面突入時の液面の乱れが大きいため、気泡が発生し易く、被覆層表面に欠陥を生じさせてしまう。
【0016】
【特許文献1】
特開平10−177290号公報(5頁)
【特許文献2】
特開2001−179144号公報(図1)
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように電子写真技術においては高画質化及びカラー化の要求が高く、上記のような筋状の凹欠陥で生じる僅かな帯電不良がこれらの要求を満足するために解決すべき重要な課題となっており、更なるレベルアップが必要であった。
【0018】
従って本発明の目的は、上記に鑑みてなされたものであって、ローラーを垂直状態で塗工液中に浸漬するディップ法で導電性部材の表面被覆層を形成する際、表面欠陥の無い被覆層を形成すると共に、感光体と電気抵抗の低いゴム或いは発泡体で形成したローラー端部の間において火花放電しないような被覆層の端部形状を有する導電性部材及びその製造方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明に従って、導電性支持体と、その外周に形成された弾性層及び被覆層を有する導電性部材において、少なくとも一方の導電性支持体の露出部にそれぞれ設けられる塗工時装着のマスキング用キャップを有し、該マスキング用キャップの該弾性層端部と対面する該マスキング用キャップの外径が該弾性層端部の外径以下であり、また、該マスキング用キャップ中央部に設けられた筒状空洞部の径が該導電性支持体の露出部に対して略嵌合の外径であり、該マスキング用キャップの該弾性層端部と対面する側の反対の先端が流線形状であり、かつ流線形状先端には穴の無い形状のマスキング用キャップを用いて該被覆層を形成したことを特徴とする導電性部材が提供される。
【0020】
また、本発明に従って、導電性支持体と、その外周に形成された被覆層を有してなる導電性部材の製造方法において、塗工液を調整する工程、マスキング用キャップの該弾性層端部と対面する該マスキング用キャップの外径が該弾性層端部の外径以下であり、また、該マスキング用キャップ中央部に設けられた筒状空洞部の径が該導電性支持体の露出部に対して略嵌合の外径であり、該マスキング用キャップの該弾性層端部と対面する側の逆の先端が流線形状であるマスキング用キャップを少なくとも一方の導電性支持体の露出部に装着し、該塗工液を該導電性支持体の外周面上に塗布する工程、該導電性支持体の外周面上に塗布された塗工液を乾燥する工程、を経由して、該導電性支持体の外周面上に被覆層を形成することを特徴とする導電性部材の製造方法が提供される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
なお、以下では、ローラー形状の帯電部材の表面被覆層の形成に関して詳述するが、帯電部材以外の、現像剤担持部材、転写部材、クリーニング部材、除電部材等の被接触物を電気的にコントロールする導電性部材において、被覆層を形成する場合も、同様の考え方が適用されうる。また、更には、従来技術で上述したAC帯電よりも使用可能条件が厳しいと考えられるDC帯電の帯電ローラーに対して、適合するものであり、AC帯電への使用可能性が高いのはいうまでも無い。
【0023】
(1)マスキング用キャップ
例えば、ローラーを垂直状態で塗工液中に浸漬するディップ法で導電性部材の表面被覆層を形成する際、導電性支持体の露出部に特徴のある形状のマスキング用キャップを取り付ける。導電性支持体の露出部への塗工液の付着を阻止するだけでなく、塗工時の気泡発生を防止し、表面欠陥の無い被覆層を形成することができる。また合わせて、感光体と電気抵抗の低いゴム或いは発泡体で形成したローラー端部との間において火花放電しないような被覆層の端部形状も形成することができる。
【0024】
マスキング用キャップの材質としては、塗工液を汚染しないものであれば、特に限定されないが、塗工液が付着しても寸法精度を維持できる材質であるものが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、弗素樹脂、メチルペンテン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂及びポリアセタール樹脂等が挙げられる。
【0025】
前記した特徴のある形状のマスキング用キャップの作用効果とは、具体的には以下の通りである。
【0026】
・先端形状について
従来の技術においては、マスキング用キャップの先端が平らで液面に対して平行であるため、マスキング用キャップを取り付けたローラーを液面に向けて降下した際、液面突入時の液面の乱れが大きいため、気泡が発生する。また、チューブ形状のマスキング用キャップが装着された場合においても、チューブ中央の空洞部分に塗工液が入らず空気が溜まり、そこに溶剤ガスも加わり体積膨張し気泡が発生する。また、マスキングチューブと導電性支持体との間、或いは、マスキングチューブとローラー端部との間に隙間があると、わずかに存在する空気が、液圧に負けて染み出して気泡を発生させる。何れにおいても、塗工中に発生した気泡は被覆層表面に欠陥を生じさせてしまう。
【0027】
本発明では、先端形状を流線型とし、先端に穴の無いマスキング用キャップを取り付けたローラーを降下した場合は、先端が流線型であるため、液面突入時の液面の乱れが小さいため、気泡を発生させない。また、先端に穴も無いため、隙間から気泡の発生も無い。更に、液面突入に気泡を発生させない形であるため、ローラーの降下速度を速くすることもできるため、塗工時間の短縮にも繋がる。また、気泡が発生し易い塗工液であっても、気泡を発生することなく容易に塗工することができる。
【0028】
・マスキング用キャップの外径について
従来技術においては、マスキングチューブを用いて、塗工液付着によるに導電性支持体の露出部汚れを防止した上で、感光体と電気抵抗の低いゴム或いは発泡体で形成したローラー端部の間において火花放電しないような被覆層の端部形状を形成するため、ローラー端部外径寸法より小さな外形寸法のマスキングチューブをシャフトに被せて塗工を行うとしている。
【0029】
しかし、この技術によると、感光体と電気抵抗の低いゴム或いは発泡体で形成したローラー端部の間において火花放電しないような被覆層の端部形状を形成できたとしても、チューブ形状のマスキングを用いているため、チューブ中央の空洞部分に塗工液が入らず空気が溜まり、そこに溶剤ガスも加わり体積膨張し気泡が発生し、欠陥が生じてしまう。
【0030】
本発明では、先端に穴の無いキャップ形状のマスキングとし、弾性層端部と対面するマスキング用キャップの外径を前記弾性層端部の外径以下とする。マスキング用キャップの外径と前記弾性層端部の外径差は、0.25〜0.60mmの範囲内であることが好ましいが、更に好ましい範囲としては0.30〜0.40mmである。マスキング用キャップの外径を上記の寸法とすることで、感光体と電気抵抗の低いゴム或いは発泡体で形成したローラー端部の間において火花放電しないような被覆層の端部形状を形成した上で、気泡による被覆層表面欠陥を防止する。
【0031】
マスキング用キャップの前記弾性層端部と対面する前記マスキング用キャップ端部と流線形状先端との間の外径は、マスキング用キャップ端部の外径より大きな径となるマスキング用キャップを用いることが好ましい。これによって、ローラーを垂直状態で塗工液中に浸漬して導電性部材の表面被覆層を形成した後、マスキング用キャップを取り外す作業が必要となるが、その際、取り外しが容易になるためである。
【0032】
・マスキング用キャップの筒状空洞部の内径について
マスキング用キャップの中央部には、導電性支持体を挿入するための、筒状空洞部が設けられているが、その径は前記導電性支持体の露出部に対して略嵌合の外径であることが好ましい。具体的には、導電性支持体の外径に対し、マスキング用キャップ中央部の筒状空洞部の径の差は±0.05mmの範囲内であることが好ましいが、更には±0.02mmの範囲内であることが好ましい。
【0033】
マスキング用キャップの中央部に設けられた筒状空洞部中に導電性支持体の長手方向と平行な該導電性支持体保持用突起構造(ゲート)を3ヶ所以上設けることが好ましい。これによって、導電性支持体にマスキング用キャップを取り付ける際、導電性支持体とマスキング用キャップの間に隙間があるため、空気の逃道があり、マスキング用キャップをスムーズに導電性支持体に装着することができる。但し、装着後はマスキング用キャップと弾性層端部は密着されているのは言うまでもない。またマスキング用キャップの中央部に設けられた筒状空洞部中の該導電性支持体保持用突起構造(ゲート)の先端をマスキング用キャップ中央部の筒状空洞部の内径とした場合も、導電性支持体の外径に対しての径の差は、前述と同様に±0.05mmの範囲内であることが好ましいが、更には±0.02mmの範囲内であることが好ましい。
【0034】
(2)導電性部材
例えば、導電性部材は図1に示すようにローラー形状であり、導電性支持体2aと被覆層として、その外周に一体に形成された弾性層2bから構成されている。
【0035】
本発明の導電性部材の他の構成を図2に示す。図2に示すように導電性部材は、被覆層が弾性層2bと表面層2cからなる2層であってもよいし、弾性層2b及び抵抗層2dと表面層2cからなる3層及び、抵抗層2dと表面層2cの間に第2の抵抗層2eを設けた、4層以上を導電性支持体2aの上に形成した構成としてもよい。
【0036】
本発明に用いられる導電性支持体2aは、鉄、銅、ステンレス、アルミニウム及びニッケル等の金属材料の丸棒を用いることができる。更に、これらの金属表面に防錆や耐傷性付与を目的としてメッキ処理を施しても構わないが、導電性を損なわないことが必要である。
【0037】
弾性層2bの導電性は、ゴム等の弾性材料中にカーボンブラック、グラファイト及び導電性金属酸化物等の電子伝導機構を有する導電剤及びアルカリ金属塩や四級アンモニウム塩等のイオン伝導機構を有する導電剤を適宜添加することにより1010Ω・cm未満に調製されるのが好ましい。弾性層2bの具体的弾性材料としては、例えば、天然ゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、シリコンーンゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、ニトリルブタジエンゴム(NBR)及びクロロプレンゴム(CR)等の合成ゴム、更にはポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂及びシリコーン樹脂等も挙げられる。
【0038】
直流電圧のみを印加して、被帯電体の帯電処理を行う帯電部材においては、帯電均一性を達成するために、特に中抵抗の極性ゴム(例えば、エピクロルヒドリンゴム、NBR、CR及びウレタンゴム等)やポリウレタン樹脂を弾性材料として用いるのが好ましい。これらの極性ゴムやポリウレタン樹脂は、ゴムや樹脂中の水分や不純物がキャリアとなり、僅かではあるが導電性を持つと考えられ、これらの導電機構はイオン伝導であると考えられる。但し、これらの極性ゴムやポリウレタン樹脂に導電剤を全く添加しないで弾性層を作製し、得られた帯電部材は低温低湿環境(L/L)において、抵抗値が高くなり1010Ω・cm以上となってしまうものもあるため帯電部材に高電圧を印加しなければならなくなる。
【0039】
そこで、L/L環境で帯電部材の抵抗値が1010Ω・cm未満になるように、前述した電子導電機構を有する導電剤やイオン導電機構を有する導電剤を適宜添加して調整するのが好ましい。イオン導電機構を有する導電剤の方が、抵抗調整がし易く製法上好ましい。しかしながら、イオン導電機構を有する導電剤は抵抗値を低くする効果が小さく、特にL/L環境でその効果が小さい。そのため、イオン導電機構を有する導電剤の添加と併せて電子導電機構を有する導電剤を補助的に添加して抵抗調整を行ってもよい。また、弾性層2bはこれらの弾性材料を発泡成型した発泡体であってもよい。
【0040】
抵抗層2d(e)は、弾性層に接した位置に形成されるため弾性層中に含有される軟化油や可塑剤等の帯電部材表面へのブリードアウトを防止する目的で設けたり、帯電部材全体の電気抵抗を調製する目的で設ける。
【0041】
被覆層が複数層(抵抗層、表面層)である時に、抵抗層2d(e)を構成する材料としては、例えば、エピクロルヒドリンゴム、NBR、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ブチラール樹脂、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、フッ素ゴム系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポリブタジエン系熱可塑性エラストマー、エチレン酢酸ビニル系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー及び塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマー等を挙げることができる。これらの材料は、単独又は2種類以上を混合してもよく、共重合体であってもよい。
【0042】
抵抗層2d(e)は、導電性もしくは半導電性を有している必要がある。導電性、半導電性の発現のためには、各種電子伝導機構を有する導電剤(導電性カーボン、グラファイト、導電性金属酸化物、銅、アルミニウム、ニッケル、鉄粉等)或いはイオン導電剤(アルカリ金属塩及びアンモニウム塩)を適宜用いることができる。この場合、所望の電気抵抗を得るためには、前記各種導電剤を2種以上併用してもよい。抵抗層2d(e)には、表面処理された無機微粒子及び導電剤を含有することが特に好ましく、表面層が抵抗層を兼ねる場合には、表面処理された無機微粒子及び導電剤であることが好ましい。
【0043】
また、被覆層が複数層(抵抗層、表面層)である時の表面層2cは、帯電部材の表面を構成し、被帯電体である感光体と接触するため感光体を汚染してしまう材料構成であってはならない。
【0044】
特性を発揮させるための表面層2cの結着樹脂材料としては、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ブチラール樹脂、スチレン−エチレン・ブチレン−オレフィン共重合体(SEBC)及びオレフィン−エチレン・ブチレン−オレフィン共重合体(CEBC)等が挙げられる。表面層の材料としては、特にはフッ素樹脂、アクリル樹脂及びシリコーン樹脂等の滑り性や離型性に優れたものが好ましい。
【0045】
これらの結着樹脂に静摩擦係数を小さくする目的で、グラファイト、雲母、二硫化モリブテン及びフッ素樹脂粉末等の固体潤滑剤、或いはフッ素系界面活性剤、ワックス又はシリコーンオイル等を添加してもよい。
【0046】
表面層には、各種導電剤(導電性カーボン、グラファイト、銅、アルミニウム、ニッケル、鉄粉及び金属酸化物である導電性酸化錫や導電性酸化チタン等)を適宜用いる。本発明においては、所望の電気抵抗を得るためには、前記各種導電剤を2種以上併用してもよい。導電剤の粒径は、平均粒径で1.0μm未満であることが好ましい。平均粒径が1.0μmを超えると感光ドラム上にピンホールが存在した場合、ピンホールリークが発生し易くなるため好ましくない。また、導電剤粒子の比重が重い場合は、平均粒径が1.0μmを超えると塗料分散安定性が悪くなり、塗料中で沈降し易いので好ましくない。
【0047】
ここでいう平均粒径とは、10万倍の透過電子顕微鏡像から任意の一次粒子400個の粒子径を実測し、個数平均径を算出したものである。粒子径としては、粒子の長軸を測定し、長軸/短軸比が2以上の場合にはその平均値をもって測定値とし、これらの値から算出する。
【0048】
また、導電剤と結着樹脂の割合は質量比で0.1:1.0〜2.0:1.0であることが好ましい。導電剤が0.1に満たないと導電剤を含有させたことによる効果を得難くなり、2.0を超えると表面層の機械的強度が低下し、層が脆くなったり、硬度が上がり、柔軟性がなくなり易い。
【0049】
本発明の被覆層に含有される無機微粒子としては、絶縁性無機微粒子が好ましく、例えは、酸化物、複酸化物、金属酸化物、金属、炭素、炭素化合物、フラーレン、ホウ素化合物、炭化物、窒化物、セラミックス及びカルコゲン化合物が挙げられる。本発明においては、前記各種無機微粒子を2種以上併用してもよい。また、体積抵抗率が1×1010Ω・cm以上の絶縁性無機微粒子を用いることが好ましい。
【0050】
導電剤の表面は、チタンカップリング剤或いはアルコキシシランカップリング剤等のカップリング剤及びフルオロアルキルアルコキシシランカップリング剤等のカップリング剤(珪素、チタン、アルミニウム及びジルコニウム等の中心金属は特に選ばない)、又はオイル、ワニス、有機化合物等で処理されていてもよい。
【0051】
(表面層の塗工について)
表面層2cの作製方法としては、前記した各材料を2成分以上の有機溶剤中に添加し塗工液を作製する。この塗工液の粘度は1〜250mPasの範囲内にあるのが好ましいが、粘度により膜厚が変化するため、特には5〜25mPasであることが好ましく、この時得られる表面層2cの厚みは10〜30μmである。
【0052】
本発明に用いることのできる有機溶剤としては、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、アセトン、シクロヘキサノンのケトン類、キシレン、トルエン等の芳香族類、n−酢酸ブチル、酢酸エチル等のエステル類、テトラヒドロフラン、エチルセロソルブ、テトラヒドロピラン等のエーテル類が挙げられるが、特にこれに限定されるものではない。
【0053】
塗工液の作製において粉砕工程を加える場合は、ボールミル、サンドミル又は振動ミル等を用いる。
【0054】
塗工方法としては、ローラーを垂直状態で塗工液中に浸漬するディップ法等公知の塗工方法が利用可能である。
【0055】
次に、上記のような塗工方法で作製したウエット状態の被覆層2cを乾燥機に移す。乾燥機では、塗工液中の含有溶剤に対して、60質量%以上含まれる溶剤の沸点より40℃低い温度から60質量%以上含有する溶剤の沸点以下の温度の範囲で所定時間乾燥して溶剤成分を蒸発させる。次に、前記塗工液中の有機溶剤のうち含有溶剤に対して10質量%以上含有する溶剤の中で最高沸点を有する溶剤の沸点以上の温度で所定時間乾燥して溶剤成分を蒸発させることにより、被覆層2cが形成される。
【0056】
2種類の温度での乾燥工程は、一つの乾燥機において温度設定を切り替えて行う方法、また2種類の温度に設定された2つの乾燥機を用いる方法等がある。一つの乾燥機を用いる場合、乾燥機内に導電性部材を静置するバッチ式、導電性部材をこれらの乾燥機中を通過させる連続式等を採用することができる。
【0057】
【実施例】
以下に、具体的な実施例を用いて本発明を更に詳細に説明する。なお、実施例中の「部」は質量部を示す。
【0058】
(実施例1)
下記の要領で本発明の帯電部材としての帯電ローラーを作製した。
【0059】
エピクロルヒドリンゴム 100部
四級アンモニウム塩 2部
炭酸カルシウム 30部
酸化亜鉛 5部
脂肪酸 5部
【0060】
以上の材料を60℃に調節した密閉型ミキサーにて10分間混練した後、エピクロルヒドリンゴム100部に対してエーテルエステル系可塑剤15部を加え、20℃に冷却した密閉型ミキサーで更に20分間混練し、原料コンパウンドを調製した。このコンパウンドに原料ゴムのエピクロルヒドリンゴム100部に対し加硫剤としての硫黄1部、加硫促進剤としてのノクセラーDM1部及びノクセラーTS0.5部を加え、20℃に冷却した2本ロール機にて10分間混練した。得られたコンパウンドを、φ6mmステンレス製支持体の周囲にローラー状になるように押出成型機にて成型し、加熱加硫成型した後、外径φ12mmになるように研磨処理して弾性層を得た。
【0061】
次に、前記弾性層上に以下に示すような表面層を被覆形成した。表面層2cの材料として、
Figure 2004358418
をミキサーを用いて攪拌し混合溶液を作製した。次いで、その混合溶液を循環式のビーズミル分散機を用いて分散処理(処理速度500ml/min)を行い、ディッピング用塗料を作製した。なお、この塗工液の粘度は9.0mPasであった。
【0062】
次に、図3に示すようにステンレス製支持体2aの一方にポリアセタール製のマスキング用キャップ3を被せ、もう一方のステンレス製支持体2aを前記塗工液の表面に対して垂直状態に保持して、塗工液中に浸漬し、(図4参照)引き上げて10分間の風乾をした後、マスキング用キャップを取り外し、熱風乾燥機にて、80℃で1時間乾燥させた後、更に160℃で1時間乾燥させ、表面層を被覆形成したローラー形状の帯電部材を得た。
【0063】
次に、以上の様にして得られた帯電部材の表面を目視にて観察し、筋状凹欠陥を同様の方法で作製した帯電部材10本について発生数を調べ、その結果を表1に示す。
【0064】
(実施例2)
実施例1においてマスキング用キャップ3を図5に示されるマスキング用キャップ5にする以外、他は実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電部材について実施例1と同様にして目視での観察を行い、その結果を表1に示す。
【0065】
(実施例3)
実施例1においてマスキング用キャップ3を図6に示されるマスキング用キャップ6にする以外、他は実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電部材について実施例1と同様にして目視での観察を行い、その結果を表1に示す。
【0066】
(実施例4)
実施例1においてマスキング用キャップ3を図7に示されるマスキング用キャップ7にする以外、他は実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電部材について実施例1と同様にして目視での観察を行い、その結果を表1に示す。
【0067】
(実施例5)
実施例1においてマスキング用キャップ3を図8に示されるマスキング用キャップ8にする以外、他は実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電部材について実施例1と同様にして目視での観察を行い、その結果を表1に示す。
【0068】
(実施例6)
実施例1においてマスキング用キャップ3を図9に示されるマスキング用キャップ9にする以外、他は実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電部材について実施例1と同様にして目視での観察を行い、その結果を表1に示す。
【0069】
(比較例1)
実施例1においてマスキング用キャップ3を図10に示されるマスキング用キャップ10にする以外、他は実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電部材について実施例1と同様にして目視での観察を行い、その結果を表1に示す。
【0070】
(比較例2)
実施例1においてマスキング用キャップ3を図11に示されるマスキング用キャップ11にする以外、他は実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電部材について実施例1と同様にして目視での観察を行い、その結果を表1に示す。
【0071】
(比較例3)
実施例1においてマスキング用キャップ3を図12に示されるマスキング用キャップ12にする以外、他は実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電部材について実施例1と同様にして目視での観察を行い、その結果を表1に示す。
【0072】
(比較例4)
実施例1においてマスキング用キャップ3を図13に示されるマスキング用キャップ13にする以外、他は実施例1と同様にして帯電部材を作製した。この帯電部材について実施例1と同様にして目視での観察を行い、その結果を表1に示す。
【0073】
【表1】
Figure 2004358418
【0074】
実施例1〜6は、本発明に従い、マスキング用キャップの先端形状を流線形状としたため、欠陥は発生しなかった。これに対し、比較例1及び2は先端形状が液面に対し平行であるため、欠陥が発生した。また、比較例3は先端に穴があるチューブ形状のため、欠陥が発生した。更に、比較例4は先端形状が流線型であるにも関わらず、穴が開いているため、欠陥が発生した。
【0075】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ローラーを垂直状態で塗工液中に浸漬するディップ法で導電性部材の表面被覆層を形成する際、導電性支持体の露出部に特徴のある形状のマスキング用キャップを取り付け、導電性支持体の露出部への塗工液の付着を阻止するだけでなく、塗工時の気泡発生を防止するため、表面欠陥の無い被覆層を形成すると共に、感光体と電気抵抗の低いゴム或いは発泡体で形成したローラー端部の間において火花放電しないような被覆層の端部形状を有する導電性部材を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯電ローラーの概略図である。
【図2】別の帯電ローラーの概略図である。
【図3】本発明に係る第1の実施形態のマスキング用キャップを導電性部材に被せた時の部分拡大断面図である。
【図4】本発明に係る第1の実施形態のマスキング用キャップを導電性部材に被せた時の製造方法を示す断面図である。
【図5】本発明に係る第2の実施形態のマスキング用キャップを導電性部材に被せた時の部分拡大断面図である。
【図6】本発明に係る第3の実施形態のマスキング用キャップを導電性部材に被せた時の部分拡大断面図である。
【図7】本発明に係る第4の実施形態のマスキング用キャップを導電性部材に被せた時の部分拡大断面図である。
【図8】本発明に係る第5の実施形態のマスキング用キャップを導電性部材に被せた時の部分拡大断面図である。
【図9】本発明に係る第6の実施形態のマスキング用キャップを導電性部材に被せた時の部分拡大断面図である。
【図10】従来のマスキング用キャップを導電性部材に被せた時の部分拡大断面図である。
【図11】従来のマスキング用キャップを導電性部材に被せた時の部分拡大断面図である。
【図12】従来のマスキング用チューブを導電性部材に被せた時の部分拡大断面図である。
【図13】従来のマスキング用キャップを導電性部材に被せた時の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
3、5、6、7、8、9、10、11、13 マスキング用キャップ
4 塗工液
12 マスキング用チューブ
14 空間部分

Claims (9)

  1. 導電性支持体と、その外周に形成された弾性層及び被覆層を有する導電性部材において、
    少なくとも一方の導電性支持体の露出部にそれぞれ設けられる塗工時装着のマスキング用キャップを有し、
    該マスキング用キャップの該弾性層端部と対面する該マスキング用キャップの外径が該弾性層端部の外径以下であり、
    また、該マスキング用キャップ中央部に設けられた筒状空洞部の径が該導電性支持体の露出部に対して略嵌合の外径であり、
    該マスキング用キャップの該弾性層端部と対面する側の反対の先端が流線形状であり、
    かつ流線形状先端には穴の無い形状のマスキング用キャップを用いて該被覆層を形成した
    ことを特徴とする導電性部材。
  2. 前記マスキング用キャップの前記弾性層端部と対面する前記マスキング用キャップ端部と流線形状先端との間の外径が、マスキング用キャップ端部の外径より大きな径となるマスキング用キャップを用いた請求項1に記載の導電性部材。
  3. 前記マスキング用キャップの中央部に設けられた筒状空洞部中に導電性支持体の長手方向と平行な該導電性支持体保持用突起構造(ゲート)を3ヶ所以上設けた請求項1又は2に記載の導電性部材。
  4. 前記被覆層が二層以上の積層構成からなる請求項1〜3のいずれかに記載の導電性部材。
  5. 前記被覆層のうち導電性支持体のその上に形成された層が弾性層である請求項1〜4のいずれかに記載の導電性部材。
  6. 前記導電性部材が一次帯電部材である請求項1〜5のいずれかに記載の導電性部材。
  7. 前記導電性部材がローラー形状である請求項1〜6のいずれかに記載の導電性部材。
  8. 前記導電性部材が直流電圧を印加される請求項1〜7のいずれかに記載の導電性部材。
  9. 導電性支持体と、その外周に形成された被覆層を有してなる導電性部材の製造方法において、
    塗工液を調整する工程、
    マスキング用キャップの該弾性層端部と対面する該マスキング用キャップの外径が該弾性層端部の外径以下であり、また、該マスキング用キャップ中央部に設けられた筒状空洞部の径が該導電性支持体の露出部に対して略嵌合の外径であり、該マスキング用キャップの該弾性層端部と対面する側の逆の先端が流線形状であるマスキング用キャップを少なくとも一方の導電性支持体の露出部に装着し、該塗工液を該導電性支持体の外周面上に塗布する工程、
    該導電性支持体の外周面上に塗布された塗工液を乾燥する工程、
    を経由して、該導電性支持体の外周面上に被覆層を形成することを特徴とする導電性部材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104384054A (zh) * 2014-10-21 2015-03-04 昌进特(天津)电子有限公司 一种用于喷涂线体支架的保护套管
WO2022230775A1 (ja) * 2021-04-30 2022-11-03 三桜工業株式会社 マスキング部材及び中空部材の塗装方法

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