JP2004353552A - 内燃機関の触媒早期暖機制御装置 - Google Patents

内燃機関の触媒早期暖機制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】触媒早期暖機制御の開始当初の触媒温度が低い期間の排気エミッションを向上させながら、触媒の早期暖機効果を向上させる。
【解決手段】エンジン始動後の触媒早期暖機制御時に、変則噴射ディザ制御を実行する。この変則噴射ディザ制御では、各気筒の燃料噴射毎(4気筒エンジンでは180℃A毎)に空燃比がストイキよりもリーンになるように燃料を噴射するリーン噴射と空燃比がストイキよりもリッチになるように燃料を噴射するリッチ噴射とを該リッチ噴射が同一気筒に対して連続しないようなパターンで切り換える(ディザ周期=540℃A、900℃A、1080℃A等)。これにより、リッチ噴射した気筒から排出されるリッチガスが、触媒内の同じ領域に偏ることなく、毎回、異なる領域に流れるようにして、触媒内でリッチガスとリーンガスを効率良く混合して、触媒内でのリッチ成分の酸化反応を促進させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の排出ガス浄化用の触媒を早期に暖機する触媒早期暖機制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、内燃機関を搭載した車両は、内燃機関の排出ガスを浄化するために三元触媒等の触媒が設けられているが、内燃機関の始動後に触媒が活性温度に暖機されるまでは触媒の排出ガス浄化率が低いため、内燃機関の始動後に触媒が活性温度に暖機されるまで触媒早期暖機制御を実行して触媒を短時間で暖機するようにしている。
【0003】
この触媒早期暖機制御では、燃料噴射量を増減補正して空燃比がリッチになるリッチ噴射とリーンになるリーン噴射とを例えば燃料噴射毎(4気筒エンジンの場合は180℃A毎)に切り換える噴射ディザ制御を行うことで、内燃機関からHC,COの濃度が高いリッチガスとO濃度が高いリーンガスとを交互に排出して、触媒内でリッチガスとリーンガスを混合させてリッチ成分(HC,CO)の酸化反応を発生させ、その反応熱で触媒を内部から効率良く暖機するようにしたものがある。
【0004】
しかし、従来の噴射ディザ制御による触媒早期暖機制御では、始動直後の触媒温度が低い期間に、触媒内でリッチ成分の酸化反応があまり促進されず、リッチガス中のリッチ成分がそのまま触媒内を通過して排出される“リッチ成分のすり抜け”が多く発生する傾向があり、これが始動時の排気エミッションを増加させる原因となっている。
【0005】
この対策として、特許文献1(特開平9−88564号公報)に記載の触媒早期暖機制御では、内燃機関の始動後に、まず、点火時期遅角制御を実行して、排出ガス温度を上昇させて排出ガスの熱で触媒を暖機し、その後、触媒温度がある程度まで上昇した時点で、噴射ディザ制御に切り換えて、触媒内でリッチ成分の酸化反応を促進させ、その反応熱で触媒を内部から効率良く暖機するようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−88564号公報(第2頁等)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献1の触媒早期暖機制御では、内燃機関の始動後に、点火時期遅角制御によって触媒温度をある程度まで上昇させてから噴射ディザ制御を開始するため、噴射ディザ制御の開始が遅れてしまい、その分、触媒の暖機が遅れてしまうというという欠点がある。
【0008】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、始動直後の触媒温度が低い期間でも触媒内のリッチ成分のすり抜けを防止しながら噴射ディザを実行して触媒を暖機することができ、始動直後の排気エミッション低減と触媒早期暖機性能向上とを両立させることができる内燃機関の触媒早期暖機制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の内燃機関の触媒早期暖機制御装置は、触媒早期暖機制御手段により、内燃機関の始動後に、空燃比がストイキよりもリーンになるように燃料を噴射するリーン噴射とストイキよりもリッチになるように燃料を噴射するリッチ噴射とを該リッチ噴射が同一気筒に対して連続しないようなパターンで切り換える変則噴射ディザ制御を行うことで触媒を早期に暖機するようにしたものである。
【0010】
一般に、内燃機関の各気筒から排出される排出ガスは、必ずしも、それぞれ触媒内の流路断面全体に広がって流れるわけではなく、各気筒の並び順序や燃焼順序、排気マニホールドの形状等に応じて各気筒の排出ガスの流動状態が異なるため、各気筒から排出される排出ガスは、それぞれ触媒内の流路断面のうち各気筒に応じた領域に偏って流れる傾向がある。つまり、同一気筒から排出された排出ガスは、毎回、触媒内の同じ領域に偏って流れる傾向がある。
【0011】
このため、リッチ噴射が同一気筒に対して連続するような周期で噴射ディザ制御を実行すると、リッチ噴射した気筒から排出されるリッチガスが、毎回、触媒内の同じ領域に偏って流れるため、触媒内でリッチガスとリーンガスを効率良く混合することができない。これにより、始動直後の触媒温度が低い期間には、触媒内でリッチ成分の酸化反応をあまり促進させることができず、リッチ成分のすり抜けが多くなる傾向がある。
【0012】
これに対して、本発明では、リッチ噴射が同一気筒に対して連続しないようなパターンでリーン噴射とリッチ噴射とを切り換える変則噴射ディザ制御を実行するため、リッチ噴射した気筒から排出されるリッチガスが、触媒内の同じ領域に偏ることなく、毎回、異なる領域(それまでリーンガスが流れていた領域)に流れるようにすることができ、触媒内でリッチガスとリーンガスを効率良く混合することができる。これにより、始動直後の触媒温度が低い期間でも、触媒内でリッチ成分の酸化反応を促進させて、リッチ成分のすり抜けを防止しながら、噴射ディザを早期に実行して触媒を暖機することができ、始動直後の排気エミッション低減と触媒早期暖機性能向上とを両立させることができる。
【0013】
この場合、請求項2のように、変則噴射ディザ制御を開始する際には、リーン噴射を最初に実行するようにすると良い。このようにすれば、変則噴射ディザ制御を開始したときに、リーン噴射を実行してからリッチ噴射を実行するため、触媒内にリーンガスを流入させた状態でリッチガスを流入させることができる。これにより、変則噴射ディザ制御開始後の1回目のリッチ噴射のリッチガスから触媒内でリーンガスと確実に混合させることができ、1回目のリッチ噴射からリッチ成分のすり抜けを防止することができる。
【0014】
更に、請求項3のように、変則噴射ディザ制御中に、リッチ噴射の回数よりもリーン噴射の回数の方を多くするようにしても良い。このようにすれば、リッチガスをより効率良くリーンガスと混合させることができるため、リッチ成分の酸化反応を一層促進させることができ、リッチ成分のすり抜けをより確実に防止することができる。
【0015】
また、請求項4のように、変則噴射ディザ制御中に、リッチ噴射する気筒の点火時期を遅角補正するようにしても良い。このようにすれば、リッチ噴射した気筒から排出されるリッチガスの温度を点火時期遅角補正によって上昇させて、触媒内のリッチ成分の酸化反応を一層促進させることができ、リッチ成分のすり抜けをより確実に防止することができる。また、点火時期の遅角補正量を大きくすれば、リッチガスを更に高温化して触媒上流側の排気管内で後燃えを発生させて、その燃焼熱で触媒の早期暖機効果を更に向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。内燃機関である例えば直列4気筒のエンジン11は、第1気筒#1〜第4気筒#4の4つの気筒を有し、このエンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、DCモータ等によって開度調節されるスロットルバルブ15とスロットル開度を検出するスロットル開度センサ16とが設けられている。
【0017】
更に、スロットルバルブ15の下流側には、サージタンク17が設けられ、このサージタンク17に、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ18が設けられている。また、サージタンク17には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド19が設けられ、各気筒の吸気マニホールド19の吸気ポート近傍に、それぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁20が取り付けられている。また、エンジン11のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ21が取り付けられ、各点火プラグ21の火花放電によって筒内の混合気に着火される。
【0018】
一方、エンジン11の排気管22には、排出ガス中のCO,HC,NOx等を浄化する三元触媒等の触媒23が設けられ、この触媒23の上流側に、排出ガスの空燃比又はリッチ/リーン等を検出する排出ガスセンサ24(空燃比センサ、酸素センサ等)が設けられている。また、エンジン11のシリンダブロックには、冷却水温を検出する水温センサ25や、エンジン11のクランク軸が一定クランク角(例えば30℃A)回転する毎にパルス信号を出力するクランク角センサ26が取り付けられている。このクランク角センサ26の出力信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。
【0019】
前述した各種センサの出力は、エンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)27に入力される。このECU27は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御プログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて燃料噴射弁20の燃料噴射量や点火プラグ21の点火時期を制御する。
【0020】
その際、ECU27は、後述する燃料噴射制御用の各プログラムを実行することで、エンジン始動後に触媒23の暖機が完了するまでは、変則噴射ディザ制御による触媒早期暖機制御を実行する。この変則噴射ディザ制御では、図2に○印を付した欄に示すように、各気筒の燃料噴射毎(4気筒エンジン11の場合には180℃A毎)に、空燃比がストイキよりもリーンになるように燃料を噴射するリーン噴射と空燃比がストイキよりもリッチになるように燃料を噴射するリッチ噴射とを該リッチ噴射が同一気筒に対して連続しないようなパターンで切り換える。
【0021】
例えば、4気筒エンジン11の場合には、図2に○印を付した欄に示すように、リッチ噴射の周期を540℃A、900℃A、1080℃A等のいずれかに設定すると、リッチ噴射が同一気筒に対して連続しないため、リッチ噴射の周期は、例えば、540℃A、900℃A、1080℃A等のいずれかに設定すれば良い。尚、図2に×印を付した欄に示すように、リッチ噴射の周期を180℃A、360℃A、720℃A等に設定すると、リッチ噴射が同一気筒に対して連続するようになるため、リッチ噴射の周期は、180℃A、360℃A、720℃A等には設定しない。
【0022】
以下、本実施形態でECU27が実行する燃料噴射制御用の各プログラムの処理内容を説明する。
【0023】
図3に示す燃料噴射制御プログラムは、例えば燃料噴射毎(4気筒エンジン11の場合は180℃A毎)に実行される。本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、始動完了後であるか否かを、例えば、エンジン回転速度が完爆判定値を越えたか否かによって判定する。
【0024】
始動完了前(始動時)であると判定された場合には、ステップ102に進み、始動時の燃料噴射制御を実行して、始動時の空燃比(例えばストイキ又はリッチ)になるように燃料噴射量を設定し、この燃料噴射量となるように各気筒の燃料噴射弁20の開弁時間(噴射時間)を制御する。
【0025】
その後、上記ステップ101で、始動完了後である判定された時点で、ステップ103に進み、触媒23の暖機完了後であるか否かを、例えば、冷却水温が所定の判定値を越えたか否かによって判定する。
【0026】
触媒23の暖機完了前であると判定された場合には、ステップ104に進み、後述する図4の変則噴射ディザ制御プログラムを実行して、リーン噴射とリッチ噴射とを該リッチ噴射が同一気筒に対して連続しないようなパターンで切り換える変則噴射ディザ制御を行って触媒23を早期に暖機する。
【0027】
その後、上記ステップ103で、触媒23の暖機完了後であると判定されたときに、ステップ105に進み、暖機後の燃料噴射制御を実行して、排出ガスの空燃比が目標空燃比(例えばストイキ)になるように燃料噴射量を設定し、この燃料噴射量となるように各気筒の燃料噴射弁20の開弁時間(噴射時間)を制御する。
【0028】
一方、図4に示す変則噴射ディザ制御プログラムは、図3のステップ104で起動され、特許請求の範囲でいう触媒早期暖機制御手段としての役割を果たす。本プログラムが起動されると、まず、ステップ201で、変則噴射ディザ制御のディザ周期Tとディザ振幅Xを読み込む。この場合、リーン噴射の空燃比をベース空燃比とし(従って変則噴射ディザ制御中はベース空燃比がストイキよりもリーン側に寄せられ)、ディザ周期Tは、リッチ噴射の周期であり、リッチ噴射が同一気筒に対して連続せず、且つ、リッチ噴射の回数よりもリーン噴射の回数の方が多くなるようなクランク角(4気筒エンジン11の場合、540℃A、900℃A、1080℃A等)に設定される。また、ディザ振幅Xは、ベース空燃比(リーン噴射の空燃比)からの振幅として設定される。
【0029】
この後、ステップ202に進み、リッチ噴射の実行タイミングであるか否かを、例えば、リーン噴射がディザ周期T(リッチ噴射の周期)に応じた所定回数だけ連続して実行されたか否かによって判定する。これにより、変則噴射ディザ制御を開始する際には、リーン噴射が最初に実行される。
【0030】
このステップ202で、リッチ噴射の実行タイミングではない、つまり、リーン噴射の実行タイミングであると判定された場合には、ステップ203に進み、リーン噴射制御を実行する。このリーン噴射制御時には、空燃比がリーン(例えばA/F=15.5)になるようにリーン燃料噴射量が設定され、このリーン燃料噴射量となるように該当する気筒の燃料噴射弁20を制御する。
【0031】
その後、リーン噴射がディザ周期T(リッチ噴射の周期)に応じた所定回数だけ連続して実行されて、上記ステップ202で、リッチ噴射の実行タイミングであると判定されたときに、ステップ204に進み、リッチ噴射を実行する。このリッチ噴射時には、ベース空燃比(リーン噴射の空燃比)とディザ振幅Xとに基づいてリッチ噴射の空燃比を設定して燃料噴射量を設定し、このリッチ燃料噴射量となるように該当する気筒の燃料噴射弁20の開弁時間(噴射時間)を制御する。更に、リッチ噴射時には、点火時期を所定値(例えば5℃A)だけ遅角補正して、排出ガス(リッチガス)の温度を上昇させる。
【0032】
以上のようにして、始動完了後から触媒23の暖機が完了するまでの期間に、各気筒の燃料噴射毎(4気筒エンジン11の場合には180℃A毎)にリーン噴射を繰り返し、間欠的にリッチ噴射を同一気筒に対して連続しないような周期で実行する変則噴射ディザ制御を実行して、触媒23を早期に暖機する。
【0033】
尚、図4の変則噴射ディザ制御本プログラムでは、リーン噴射の空燃比をベース空燃比とし、ディザ振幅Xをベース空燃比(リーン噴射の空燃比)からの振幅として設定したが、ベース空燃比を例えばストイキに設定し、リーン噴射時のベース空燃比からのディザ振幅とリッチ噴射時のベース空燃比からのディザ振幅を設定して、リーン噴射時の空燃比とリッチ噴射時の空燃比を設定するようにしても良い。
【0034】
一般に、エンジン11の各気筒から排出される排出ガスは、必ずしも、それぞれ触媒23内の流路断面全体に広がって流れるわけではなく、各気筒の並び順序や燃焼順序、排気マニホールドの形状等に応じて各気筒の排出ガスの流動状態が異なるため、各気筒から排出される排出ガスは、それぞれ触媒23内の流路断面のうち各気筒に応じた領域に偏って流れる傾向がある。つまり、同一気筒から排出された排出ガスは、毎回、触媒23内の同じ領域に偏って流れる傾向がある。
【0035】
このため、リッチ噴射が同一気筒に対して連続するような周期で噴射ディザ制御を実行すると、図5に示すように、リッチ噴射した気筒から排出されるリッチガスが、毎回、触媒23内の同じ領域に偏って流れるため、触媒23内でリッチガスとリーンガスを効率良く混合することができない。これにより、始動直後の触媒温度が低い期間には、触媒23内でリッチ成分の酸化反応をあまり促進させることができず、リッチ成分のすり抜けが多くなる傾向がある。
【0036】
これに対して、本実施形態では、リッチ噴射が同一気筒に対して連続しないようなパターンでリーン噴射とリッチ噴射とを切り換える変則噴射ディザ制御を実行するようにしたので、リッチ噴射した気筒から排出されるリッチガスが、触媒23内の同じ領域に偏ることなく、毎回、異なる領域(それまでリーンガスが流れていた領域)に流れるようにすることができ、触媒23内でリッチガスとリーンガスを効率良く混合することができる。これにより、始動直後の触媒温度が低い期間でも、触媒23内でリッチ成分の酸化反応を促進させて、リッチ成分のすり抜けを防止しながら、噴射ディザを早期に実行して触媒23を暖機することができ、始動直後の排気エミッション低減と触媒早期暖機性能向上とを両立させることができる。
【0037】
本発明者らは、変則噴射ディザ制御による触媒温度の昇温効果とHC排出量の低減効果を評価する試験を行ったので、その試験結果を図6乃至図8を用いて説明する。
【0038】
図6は実施例(1)〜(3)及び比較例(1)、(2)の触媒早期暖機制御時の噴射制御方法を示すタイムチャートである。また、図7は実施例(1)〜(3)及び比較例(1)、(2)の始動後の触媒温度の挙動を示すタイムチャートであり、図8は実施例(1)〜(3)及び比較例(1)、(2)の始動後のHC排出量の挙動を示すタイムチャートである。
【0039】
図6のタイムチャートに示すように、実施例(1)〜(3)は、それぞれディザ周期T(リッチ噴射の周期)を540℃A、900℃A、1080℃Aに設定して、リッチ噴射が同一気筒に対して連続しない変則噴射ディザ制御を行った例である。一方、比較例(1)は、ディザ周期T(リッチ噴射の周期)を720℃Aに設定して、リッチ噴射が同一気筒に対して連続する噴射ディザ制御を行った例である。また、比較例(2)は、噴射ディザ制御を実行せずに各燃料噴射毎にリーン噴射(空燃比=ベース空燃比)を実行する通常リーン制御を行った例である。
【0040】
図7のタイムチャートから明らかなように、実施例(1)〜(3)の変則噴射ディザ制御と、比較例(1)の噴射ディザ制御は、いずれも噴射ディザにより触媒23内でリッチ成分の酸化反応を発生させて、触媒23を内部から効率良く暖機できるため、噴射ディザを行わない比較例(2)と比較して触媒温度の昇温効果が高くなる。
【0041】
しかし、図8のタイムチャートから明らかなように、比較例(1)の噴射ディザ制御では、リッチ噴射が同一気筒に対して連続するため、始動直後の触媒温度が低い期間に、触媒23内でリッチ成分の酸化反応をあまり促進させることができず、比較例(2)と比較してリッチ成分のすり抜けが多くなってHC排出量が多くなる。
【0042】
これに対して、リッチ噴射が同一気筒に対して連続しない実施例(1)〜(3)の変則噴射ディザ制御では、始動直後の触媒温度が低い期間でも、触媒23内でリッチ成分の酸化反応を促進させることができるため、リッチ噴射を行わない比較例(2)とほぼ同程度までリッチ成分のすり抜けを低減してHC排出量を低減できることが確認された。
【0043】
また、本実施形態では、変則噴射ディザ制御を開始する際に、リーン噴射を最初に実行してからリッチ噴射を実行するようにしたので、触媒23内にリーンガスを流入させた状態でリッチガスを流入させることができる。これにより、変則噴射ディザ制御開始後の1回目のリッチ噴射のリッチガスから触媒23内でリーンガスと確実に混合させることができ、1回目のリッチ噴射からリッチ成分のすり抜けを低減することができる。
【0044】
更に、本実施形態では、変則噴射ディザ制御中に、リッチ噴射の回数よりもリーン噴射の回数の方を多くするようにしたので、リッチガスをより効率良くリーンガスと混合させることができて、リッチ成分の酸化反応をより促進させることができ、リッチ成分のすり抜けを更に少なくすることができる。
【0045】
また、本実施形態では、変則噴射ディザ制御中に、リッチ噴射する気筒の点火時期を遅角補正するようにしたので、リッチ噴射した気筒から排出されるリッチガスの温度を点火時期遅角補正によって上昇させて、触媒23内のリッチ成分の酸化反応を一層促進させることができ、リッチ成分のすり抜けをより確実に防止することができる。また、点火時期の遅角補正量を大きくすれば、リッチガスを更に高温化して触媒23上流側の排気管22内で後燃えを発生させて、その燃焼熱で触媒23の早期暖機効果を更に向上させることができる。
【0046】
しかしながら、本発明は、変則噴射ディザ制御を開始する際に、リッチ噴射を最初に実行してからリーン噴射を実行するようにしたり、変則噴射ディザ制御中に、リッチ噴射する気筒の点火時期を遅角補正しないようにしても良い。
【0047】
また、上記実施形態では、変則噴射ディザ制御中に、リッチ噴射を周期的に実行するようにしたが、リッチ噴射を不規則なパターンで実行するようにしても良く、要は、リッチ噴射を同一気筒に対して連続しないようなパターンで実行するようにすれば良い。
【0048】
また、本発明は、排気管に1つの触媒を設けたシステムに限定されず、排気管に複数の触媒を設けたシステムに適用しても良い。
その他、本発明は、4気筒エンジンに限定されず、3気筒以下又は5気筒以上のエンジンにも適用では、また、図1のような吸気ポート噴射エンジンに限定されず、筒内噴射エンジンにも適用して実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるエンジン制御システム全体の概略構成図
【図2】変則噴射ディザ制御を説明するためのタイムチャート
【図3】燃料噴射制御プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図4】変則噴射ディザ制御プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図5】リッチガスが触媒内の同じ領域に偏って流れる状態を示す触媒の縦断正面図
【図6】実施例(1)〜(3)及び比較例(1)、(2)の触媒早期暖機制御時の噴射制御方法を示すタイムチャート
【図7】実施例(1)〜(3)及び比較例(1)、(2)の始動後の触媒温度の挙動を示すタイムチャート
【図8】実施例(1)〜(3)及び比較例(1)、(2)の始動後のHC排出量の挙動を示すタイムチャート
【符号の説明】
11…エンジン(内燃機関)、12…吸気管、15…スロットルバルブ、20…燃料噴射弁、21…点火プラグ、22…排気管、23…触媒、27…ECU(触媒早期暖機制御手段)。

Claims (4)

  1. 内燃機関の排出ガス浄化用の触媒を早期に暖機する触媒早期暖機制御装置において、
    内燃機関の始動後に、空燃比がストイキよりもリーンになるように燃料を噴射するリーン噴射とストイキよりもリッチになるように燃料を噴射するリッチ噴射とを該リッチ噴射が同一気筒に対して連続しないようなパターンで切り換える変則噴射ディザ制御を行うことで前記触媒を早期に暖機する触媒早期暖機制御手段を備えていることを特徴とする内燃機関の触媒早期暖機制御装置。
  2. 前記触媒早期暖機制御手段は、前記変則噴射ディザ制御を開始する際に、前記リーン噴射を最初に実行することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の触媒早期暖機制御装置。
  3. 前記触媒早期暖機制御手段は、前記変則噴射ディザ制御中に前記リッチ噴射の回数よりも前記リーン噴射の回数を多くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の触媒早期暖機制御装置。
  4. 前記触媒早期暖機制御手段は、前記変則噴射ディザ制御中に前記リッチ噴射する気筒の点火時期を遅角補正することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関の触媒早期暖機制御装置。
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