JP2004353400A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイングポストを通って上部旋回体から作業装置へと延びる油圧ホースの耐久性を高める。
【解決手段】油圧ホース21A〜21Fを上,下方向に並べて保持するホースクランプ23を旋回フレーム5に設け、油圧ホース21A〜21Dを左,右方向に並べて保持するホースクランプ30をスイングポスト11に設ける。そして、ホースクランプ23の最も下側に保持された油圧ホース21Aを、ホースクランプ30の最も左側(ホースクランプ23側)に保持し、他の油圧ホース21B,21C,21Dを、油圧ホース21Aから順次右側に向けて並べてホースクランプ30に保持する。これにより、ホースクランプ23,30間における各油圧ホース21A〜21Dの長さを大きく確保することができ、各油圧ホース21A〜21Dは、大きな曲率半径をもって緩やかに弛むことができる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等として好適に用いられる建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建設機械としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部旋回体の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成されている。
【0003】
また、例えば側溝堀り等の掘削作業に好適に用いられる油圧ショベルとして、作業装置が上部旋回体に対して左,右方向に揺動可能となったスイング式の油圧ショベルが知られている。そして、このスイング式の油圧ショベルは、作業装置を支持するスイングポストが旋回フレームの前部側に左,右方向に揺動可能に設けられ、このスイングポストをスイングシリンダによって駆動することにより、上部旋回体に対して作業装置を左,右方向に揺動させる構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−214467号公報
【0005】
ここで、上述のスイングポストは、連結ピンを介して旋回フレームの前端側に揺動可能に取付けられる後面板と、該後面板の左,右両側に前方に突出して設けられ作業装置の基端側が取付けられる左,右の側面板とを備え、左,右の側面板間には油圧ホースを収容するホース収容空間が形成されている。
【0006】
そして、上部旋回体側に配設された制御弁装置等の油圧機器と作業装置側に配設された油圧シリンダ等の油圧機器との間は、複数の油圧ホースによって接続され、これら各油圧ホースはスイングポストのホース収容空間を通って作業装置へと延びる構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、スイングポストを備えた油圧ショベルでは、スイングポストが左,右方向に揺動したときに、このスイングポストのホース収容空間を通る各油圧ホースが無理に折曲げられてしまうという問題がある。特に、スイングポストのホース収容空間内における油圧ホースの長さ寸法が短い場合には、スイングポストの揺動時に油圧ホースが緩やかに弛む余裕がなく、この油圧ホースの曲率半径が小さくなってしまい、当該油圧ホースの耐久性が低下してしまうという問題がある。
【0008】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、スイングポストの揺動時に油圧ホースが無理に折曲げられるのを抑え、油圧ホースの耐久性を高めることができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部旋回体に設けられた作業装置とを有し、上部旋回体は、旋回フレームと、該旋回フレームに左,右方向に揺動可能に設けられ作業装置を支持するスイングポストと、上部旋回体側の油圧機器と作業装置側の油圧機器との間を接続して設けられ途中部位が該スイングポスト内を通って作業装置へと延びる複数の油圧ホースとを備える構成としてなる建設機械に適用される。
【0010】
そして、請求項1の発明の特徴は、旋回フレームにはスイングポストに対して左,右方向の一方側に位置し各油圧ホースを上,下方向に並べた状態で保持する第1のホース保持具を設け、スイングポストには各油圧ホースを左,右方向に並べて保持する第2のホース保持具を設け、各油圧ホースのうち第1のホース保持具の最も下側に保持された一の油圧ホースを、第2のホース保持具のうち最も左,右方向の一方側に保持する構成としたことにある。
【0011】
このように構成したことにより、第1,第2のホース保持具間における一の油圧ホースの長さを大きく確保することができる。従って、スイングポストが揺動したときに、一の油圧ホースはスイングポストのホース収容空間内で大きな曲率半径をもって緩やかに弛むことができ、該一の油圧ホースの耐久性を高めることができる。
【0012】
また、請求項2の発明は、第1のホース保持具に下側から上側に向けて順次保持される各油圧ホースは、第2のホース保持具に左,右方向の一方側から他方側に向けて順次保持される構成としたことにある。
【0013】
このように構成したことにより、第1,第2のホース保持具間における他の油圧ホースの長さを一の油圧ホースと同様に大きく確保することができる。このため、スイングポストが揺動したときに、各油圧ホースは、スイングポストのホース収容空間内で大きな曲率半径をもって緩やかに弛むことができる。
【0014】
請求項3の発明は、スイングポストは、連結ピンを介して旋回フレームに揺動可能に取付けられる後面板と、該後面板の左,右両側に前方に突出して設けられ作業装置の基端側が取付けられる左,右の側面板とにより構成し、後面板と左,右の側面板とによって囲まれる空間を各油圧ホースを収容するホース収容空間として形成し、各側面板のうち一方の側面板と後面板との間には各油圧ホースをホース収容空間内に挿通するためのホース挿通孔を設け、各油圧ホースは、第1のホース保持具からスイングポストのホース挿通孔、ホース収容空間を通って第2のホース保持具へと延びる構成としたことにある。
【0015】
このように構成したことにより、上部旋回体から延びる油圧ホースを、スイングポストの一方の側面板と後面板との間に設けたホース挿通孔を通じてホース収容空間内に収容することができ、スイングポストの揺動時に、油圧ホースがスイングポストの後面板、側面板等に接触して損傷するのを抑えることができる。
【0016】
請求項4の発明は、旋回フレームは、底板と、該底板上に立設された左,右の縦板とを有し、第1のホース保持具は、旋回フレームの左,右の縦板のうちスイングポストのホース挿通孔と同じ側に位置する一方の縦板に設ける構成としたことにある。
【0017】
このように構成したことにより、第1のホース保持具に保持された各油圧ホースは、該第1のホース保持具からスイングポストのホース挿通孔を通じて無理なくホース収容空間内に延びることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図10を参照しつつ詳細に説明する。
【0019】
図中、1は土砂等の掘削作業に用いられる油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能な装軌式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に設けられた作業装置4とにより大略構成されている。
【0020】
ここで、作業装置4は、後述のスイングポスト11に俯仰動可能に取付けられたブーム4Aと、該ブーム4Aの先端部に俯仰動可能に取付けられたアーム4Bと、該アーム4Bの先端部に回動可能に取付けられたバケット4Cとによって大略構成されている。
【0021】
また、スイングポスト11とブーム4Aとの間にはブームシリンダ4Dが設けられ、ブーム4Aとアーム4Bとの間にはアームシリンダ4Eが設けられ、アーム4Bとバケット4Cとの間にはバケットシリンダ4Fが設けられ、これらブームシリンダ4D、アームシリンダ4E、バケットシリンダ4Fは作業装置4側の油圧機器を構成している。さらに、ブーム4Aの背面には、アームシリンダ4E、バケットシリンダ4Fに向けて延びる複数本(例えば、4本)の油圧配管4Gが設けられている。
【0022】
5は上部旋回体3のベースとなる旋回フレームで、該旋回フレーム5は、左,右方向の中間部に位置するセンタフレーム6と、該センタフレーム6の左,右両側に配設された左,右のサイドフレーム7(左側のみ図示)とにより強固な支持構造体を構成している。
【0023】
ここで、センタフレーム6は、図3に示すように、厚肉な鋼板等により前,後方向に延びる平板状に形成された底板6Aと、該底板6A上に立設され前,後方向に延びる左,右の縦板6B,6Cと、各縦板6B,6Cの前部上端側に固着して設けられ底板6Aと上,下方向で対面する上板6Dとを有している。また、センタフレーム6の前端部には、後述のスイングポスト11がピン結合され、左縦板6Bと右縦板6Cとの間には、後述の制御弁装置20が配設されている。
【0024】
そして、旋回フレーム5の前部左側には、運転室を画成するキャブ8が設けられ、旋回フレーム5の後部側には、作業装置4との重量バランスをとるカウンタウエイト9が設けられ、旋回フレーム5の前,後方向の中間部位には、エンジン等(図示せず)を収容する建屋カバー10が設けられている。
【0025】
11は旋回フレーム5の前端部に連結ピン12を用いて左,右方向に揺動可能にピン結合されたスイングポストで、該スイングポスト11は、旋回フレーム5に対して作業装置4を左,右方向に揺動可能に支持するものである。
【0026】
ここで、スイングポスト11は、図3ないし図6に示すように、旋回フレーム5の前端部を上,下方向から挟むようにコ字状に屈曲し上,下方向に延びた後面板13と、該後面板13の左,右両側に互いに対向した状態で前方に突出して設けられた左側面板14,右側面板15と、右側面板15から右側方に突出して設けられたシリンダブラケット16とによって大略構成されている。
【0027】
そして、後面板13の上,下方向の両端側は、後方に向けて水平に延びる上面部13A,底面部13Bとなり、これら上面部13A,底面部13Bには、連結ピン12が挿嵌されるピン挿嵌穴13C,13Dが形成されている。また、上面部13Aのうちピン挿嵌穴13Cを左,右方向から挟む位置には、後述のホースクランプ30を取付けるための2個のボルト穴(雌ねじ穴)13E,13Eが螺設されている。
【0028】
一方、左,右の側面板14,15の上端側には、作業装置4を構成するブーム4Aの基端部がピン結合されるブーム取付部14A,15Aがそれぞれ設けられ、左,右の側面板14,15の前端側には、作業装置4を構成するブームシリンダ4Dの基端側(ボトム側)がピン結合されるブームシリンダ取付部14B,15Bがそれぞれ設けられている。
【0029】
17はスイングポスト11に設けられたホース収容空間で、該ホース収容空間17は、後面板13と左,右の側面板14,15とによって囲まれた空間により構成されている。そして、ホース収容空間17は、後述の油圧ホース群21の途中部位を収容するもので、図9及び図10に示すように、スイングポスト11が左,右方向に揺動したときに、この油圧ホース群21の弛みを許すだけのスペースをもって形成されている。
【0030】
18は後面板13と左側面板14との間に設けられたホース挿通孔で、該ホース挿通孔18は、後面板13及び左側面板14からホース収容空間17に開口する大きな開口面積をもった孔として形成され、後述のホースクランプ23に保持された油圧ホース群21を、ホース収容空間17内へと導くものである。これにより、スイングポスト11が揺動するときに、該スイングポスト11の後面板13、左側面板14が、油圧ホース群21に接触するのを抑えることができる構成となっている。
【0031】
19は旋回フレーム5とスイングポスト11との間に設けられたスイングシリンダで、該スイングシリンダ19は、図2に示すように、ボトム側が旋回フレーム5の右前端側にピン結合され、ロッド側がスイングポスト11のシリンダブラケット16にピン結合されている。従って、スイングシリンダ19を伸縮させることにより、スイングポスト11が連結ピン12を中心として左,右方向に揺動する構成となっている。
【0032】
20は旋回フレーム5に搭載された上部旋回体3側の油圧機器としての制御弁装置で、該制御弁装置20は図3に示すように、センタフレーム6を構成する左,右の縦板6B,6C間に配置されている。そして、制御弁装置20は、作業装置4の各シリンダ4D,4E,4F、スイングシリンダ19、旋回モータ、走行モータ(いずれも図示せず)等の油圧アクチュエータに対する圧油の給排を制御し、当該油圧アクチュエータの動作を制御するものである。
【0033】
21は制御弁装置20から作業装置4の各シリンダ4D,4E,4Fへと延びる油圧ホース群で、該油圧ホース群21は図6に示すように、6本の油圧ホース21A,21B,21C,21D,21E,21Fによって構成されている。この場合、油圧ホース21A,21Dはバケットシリンダ4Fに圧油を給排し、油圧ホース21B,21Cはアームシリンダ4Eに圧油を給排し、油圧ホース21E,21Fはブームシリンダ4Dに圧油を給排するものである。
【0034】
ここで、各油圧ホース21A〜21Fは、図3に示すように、基端側が制御弁装置20に接続され、センタフレーム6の左,右の縦板6B,6C間を通って前方へと延び、左縦板6Bに形成されたホース挿通孔(図示せず)を通じてセンタフレーム6の外部に導出される。そして、センタフレーム6の外部に導出された各油圧ホース21A〜21Fは、センタフレーム6の左縦板6Bに固定された後述のホースクランプ23に保持された後、スイングポスト11のホース挿通孔18を通じてホース収容空間17内に収容される。
【0035】
そして、図6に示すように、スイングポスト11のホース収容空間17内に収容された6本の油圧ホース21A〜21Fのうち、2本の油圧ホース21E,21Fは、スイングポスト11からブームシリンダ4Dに向けて前方に延び、該各油圧ホース21E,21Fの途中部位は、スイングポスト11の右側面板15(ブームシリンダ取付部15B)に固定具22を用いて固定される構成となっている。
【0036】
一方、6本の油圧ホース21A〜21Fのうち、他の4本の油圧ホース21A〜21Dは、スイングポスト11に沿って上方へと延び、該スイングポスト11に固定された後述のホースクランプ30に保持された後、ブーム4Aの背面に設けられた油圧配管4Gに接続される構成となっている。
【0037】
23は旋回フレーム5を構成するセンタフレーム6の左縦板6Bに設けられた第1のホース保持具としてのホースクランプで、該ホースクランプ23は、図6に示すように、制御弁装置20から延びた6本の油圧ホース21A〜21Fを上,下方向に並べて保持するものである。そして、ホースクランプ23は、図7に示すように、後述の固定板24、クランプ体25、スペーサ26、カバー板27、組付ボルト28等により構成されている。
【0038】
24は固定板で、該固定板24は、後述のカバー板27との間でクランプ体25を挟持するものである。ここで、固定板24は、鋼板材等を用いて全体としてほぼ矩形な平板状に形成され、後述の組付ボルト28が挿通される2個のボルト挿通孔24Aと、後述のボルト29が挿通される2個のボルト挿通孔24Bとが穿設されている。また、固定板24のうちボルト挿通孔24Aの近傍部位には、カバー板27との間でクランプ体25を挟持するときに該クランプ体25に係合する2個の突起片24Cが突設されている。
【0039】
25はクランプ体で、該クランプ体25は、例えばゴム等の弾性材料を用いて長さ寸法A、幅寸法B、厚さ寸法Cを有する角柱状に形成されている。そして、クランプ体25には、各油圧ホース21A〜21Fの外径寸法とほぼ等しい内径寸法を有する6個のホース嵌合孔25A,25B,25C,25D,25E,25Fと、これら各ホース嵌合孔25A〜25Fよりも大きな内径寸法を有する2個の予備孔25G,25Hとが、クランプ体25の厚さ方向に貫通して形成されている。
【0040】
ここで、6個のホース嵌合孔25A〜25Fは、上述した各油圧ホース21A〜21Fを保持するもので、クランプ体25の長さ方向の一端側から他端側に向けて長さ方向に並んで配置されている。この場合、3個のホース嵌合孔25A,25C,25Eの孔中心を結ぶ直線と、他の3個のホース嵌合孔25B,25D,25Fの孔中心を結ぶ直線とは、クランプ体25の幅方向に離間しており、6個のホース嵌合孔25A〜25Fはクランプ体25の長さ方向に千鳥状(ジグザグ状)に配置されている。
【0041】
そして、ホース嵌合孔25A,25C,25Eには、クランプ体25のうちカバー板27と対面する面に向けて直線的に切欠かれたスリット25A1,25C1,25E1がそれぞれ形成されている。また、ホース嵌合孔25B,25D,25Fには、クランプ体25のうち固定板24と対面する面に向けて直線的に切欠かれたスリット25B1,25D1,25F1がそれぞれ形成されている。
【0042】
ここで、スリット25A1は、クランプ体25を屈曲させることにより開いてホース嵌合孔25Aを開放するもので、油圧ホース21Aは、スリット25A1を通じて容易にホース嵌合孔25A内に挿入される構成となっている。そして、他のスリット25B1〜25F1についても、スリット25A1と同様に構成されている。
【0043】
一方、2個の予備孔25G,25Hは、例えばタンパ、削岩機等の予備的な油圧アクチュエータに圧油を給排する油圧ホース(図示せず)を保持するもので、予備孔25Gはホース嵌合孔25Bと25Cとの間に配置され、予備孔25Hはホース嵌合孔25Dと25Eとの間に配置されている。
【0044】
そして、予備孔25Gには、ホース嵌合孔25Bと同様に、クランプ体25のうち固定板24と対面する面に向けて直線的に切欠かれたスリット25G1が形成され、予備孔25Hには、ホース嵌合孔25Aと同様に、クランプ体25のうちカバー板27と対面する面に向けて直線的に切欠かれたスリット25H1が形成されている。
【0045】
25J,25Jはクランプ体25の長さ方向の両端側に穿設された2個のスペーサ挿通孔で、該各スペーサ挿通孔25Jは、固定板24の各ボルト挿通孔24Aと等しい間隔をもってクランプ体25の幅方向に貫通して形成されている。そして、スペーサ挿通孔25Jは、後述のスペーサ26が挿通されるものである。
【0046】
26,26はクランプ体25のスペーサ挿通孔25J内に挿通されるスペーサで、該スペーサ26は、クランプ体25の幅寸法Bとほぼ等しい長さ寸法を有する円筒体により構成されている。そして、スペーサ26は、クランプ体25を挟持する固定板24とカバー板27との間に挟まれて両者の間隔を設定することにより、各油圧ホース21A〜21Fに対するクランプ体25の締付力を適正に保つものである。
【0047】
27は固定板24との間でクランプ体25を挟持するカバー板で、該カバー板27は、鋼板材等を用いて全体としてほぼ矩形な平板状に形成されている。そして、カバー板27には、固定板24の各ボルト挿通孔24Aと対応する位置に組付ボルト28が挿通される2個のボルト挿通孔27Aが穿設されている。また、カバー板27のうちボルト挿通孔27Aの近傍部位には、固定板24との間でクランプ体25を挟持するときに該クランプ体25に係合する2個の突起片27Bが突設されている。
【0048】
28,28は組付ボルトで、該各組付ボルト28は、固定板24、クランプ体25、スペーサ26、カバー板27を一体的に組付けるものである。ここで、組付ボルト28は、固定板24とカバー板27との間にクランプ体25を挟込んだ状態で、カバー板27のボルト挿通孔27A、スペーサ26、固定板24のボルト挿通孔24Aに挿通される。そして、固定板24の裏面側に突出した組付ボルト28の先端部にナット(図示せず)を螺着することにより、ホースクランプ23が組立てられる構成となっている。
【0049】
そして、旋回フレーム5側のホースクランプ23は、固定板24の各ボルト挿通孔24Bに挿通したボルト29を、旋回フレーム5(センタフレーム6)の左縦板6Bに螺着することにより、図6に示すように、上,下方向に延びた状態で左縦板6Bに固定されている。この場合、ホースクランプ23の各ホース嵌合孔25A〜25Fは、ホース嵌合孔25Aが最も下側に配置され、他のホース嵌合孔25B,25C,25D,25E,25Fは、順次上方へと並んで配置される構成となっている。
【0050】
30はスイングポスト11の後面板13に設けられた第2のホース保持具としてのホースクランプで、該ホースクランプ30は、図6に示すように、スイングポスト11に沿って上方に延びる4本の油圧ホース21A〜21Dを、左,右方向に並べて保持するものである。
【0051】
ここで、ホースクランプ30は、上述した旋回フレーム5側のホースクランプ23と同様の構成を有するもので、図8に示すように、ボルト挿通孔31A,31Bが2個ずつ穿設されると共に2個の突起片31Cが突設された固定板31と、ゴム等の弾性材料を用いて角柱状に形成され、6個のホース嵌合孔32A,32B,32C,32D,32E,32F、2個の予備孔32G,32H、2個のスペーサ挿通孔32Jが穿設されたクランプ体32と、該クランプ体32のスペーサ挿通孔32J内に挿通される2個のスペーサ33と、2個のボルト挿通孔34Aが穿設されると共に2個の突起片34Bが突設され、固定板31との間でクランプ体32を挟持するカバー板34と、これら固定板31、クランプ体32、スペーサ33、カバー板34を一体的に組付ける2本の組付ボルト35とにより構成されている。
【0052】
ここで、クランプ体32の各ホース嵌合孔32A,32C,32Eには、クランプ体32のうち固定板31と対面する面に向けて直線的に切欠かれたスリット32A1,32C1,32E1がそれぞれ形成されている。また、ホース嵌合孔32B,32D,32Fには、クランプ体32のうちカバー板34と対面する面に向けて直線的に切欠かれたスリット32B1,32D1,32F1がそれぞれ形成されている。さらに、予備孔32Gには、クランプ体32のうちカバー板34と対面する面に向けて直線的に切欠かれたスリット32G1が形成され、予備孔32Hには、クランプ体32のうち固定板31と対面する面に向けて直線的に切欠かれたスリット32H1が形成されている。
【0053】
そして、スイングポスト11側のホースクランプ30は、固定板31の各ボルト挿通孔31Bに挿通したボルト36を、スイングポスト11の後面板13に設けたボルト穴13E(図5参照)に螺着することにより、図6に示すように、左,右方向に延びた状態でスイングポスト11の左側面板14と右側面板15との間に固定されている。この場合、ホースクランプ30の各ホース嵌合孔32A〜32Fは、ホース嵌合孔32Aが最も左側(ホースクランプ23側)に配置され、他のホース嵌合孔32B,32C,32D,32E,32Fは、順次右側(ホースクランプ23から離間する側)へと並んで配置される構成となっている。
【0054】
次に、ホースクランプ23によって保持される6本の油圧ホース21A〜21Fの配置と、ホースクランプ30によって保持される4本の油圧ホース21A〜21Dの配置について、図6を参照しつつ説明する。
【0055】
まず、制御弁装置20から前方に延びる6本の油圧ホース21A〜21Fのうち一の油圧ホース21Aは、ホースクランプ23のうち最も下側に配置されたホース嵌合孔25Aに保持される。そして、他の5本の油圧ホース21B,21C,21D,21E,21Fは、それぞれホースクランプ23のホース嵌合孔25B,25C,25D,25E,25Fに保持される。従って、各油圧ホース21A〜21Fは、一の油圧ホース21Aが最も下側に配置された状態で、他の油圧ホース21B,21C,21D,21E,21Fが順次上方に並べて配置されている。
【0056】
一方、ホースクランプ23からスイングポスト11のホース収容空間17を通じて上方に延びる4本の油圧ホース21A〜21Dのうち一の油圧ホース21Aは、ホースクランプ30のうち左側(ホースクランプ23側)から2番目に配置されたホース嵌合孔32Bに保持される。そして、他の3本の油圧ホース21B,21C,21Dは、それぞれホースクランプ30のホース嵌合孔32C,32D,32Eに保持される。従って、各油圧ホース21A〜21Dは、一の油圧ホース21Aが最も左側に配置された状態で、他の油圧ホース21B,21C,21Dが左側から右側に向けて順次並べて配置されている。
【0057】
なお、ホースクランプ23に保持された6本の油圧ホース21A〜21Fのうち、ブームシリンダ4D用の2本の油圧ホース21E,21Fは、上述したように、スイングポスト11からブームシリンダ4Dに向けて前方に延び、その途中部位はスイングポスト11の右側面板15(ブームシリンダ取付部15B)に固定具22を用いて固定されている。このため、ホースクランプ30のうち2個のホース嵌合孔32A,32Fは空いている。
【0058】
このように、ホースクランプ30のうち最も左側に配置された一の油圧ホース21Aを、ホースクランプ23のうち最も下側に配置することにより、当該油圧ホース21Aのホースクランプ23,30間における長さ寸法を可及的に大きくすることができる構成となっている。また、他の3本の油圧ホース21B,21C,21Dを、油圧ホース21Aから順次上方に並べてホースクランプ23に保持すると共に、油圧ホース21Aから順次右側に並べてホースクランプ30に保持することにより、これら各油圧ホース21B,21C,21Dのホースクランプ23,30間における長さ寸法を、油圧ホース21Aと同様に大きく確保することができる構成となっている。
【0059】
このため、図9に示す如くスイングポスト11が連結ピン12を中心として左方向に揺動した場合でも、図10に示す如くスイングポスト11が連結ピン12を中心として右方向に揺動した場合でも、各油圧ホース21A〜21Dは、スイングポスト11のホース収容空間17内で大きな曲率半径をもった緩やかな円弧を描くように弛むことができる構成となっている。
【0060】
次に、制御弁装置20からスイングポスト11を経由して作業装置4へと延びる油圧ホース21A〜21Fを、ホースクランプ23,30によって保持する作業について述べる。
【0061】
まず、制御弁装置20から延びる6本の油圧ホース21A〜21Fをホースクランプ23によって保持する場合には、ホースクランプ23の固定板24をボルト29によって旋回フレーム5(センタフレーム6)の左縦板6Bに固定する。
【0062】
そして、クランプ体25を屈曲させてスリット25A1を開くことにより、該スリット25A1を通じてホース嵌合孔25A内に一の油圧ホース21Aを嵌合させる。また、これと同様に、クランプ体25の各ホース嵌合孔25B,25C,25D,25E,25Fに、他の5本の油圧ホース21B,21C,21D,21E,21Fをそれぞれ嵌合させる。この場合、ホースクランプ23の2個の予備孔25G,25Hは空いている。
【0063】
そして、クランプ体25のスペーサ挿通孔25Jにスペーサ26を挿通した後、このクランプ体25を、旋回フレーム5に固定された固定板24とカバー板27との間に挟込む。この状態で、カバー板27のボルト挿通孔27A、スペーサ26、固定板24のボルト挿通孔24Aに組付ボルト28を挿通し、固定板24の裏面側に突出した組付ボルト28の先端部にナット(図示せず)を螺着する。
【0064】
これにより、固定板24とカバー板27との間にクランプ体25が挟持され、該クランプ体25の各ホース嵌合孔25A〜25Fによって6本の油圧ホース21A〜21Fを確実に保持することができる。
【0065】
一方、スイングポスト11を経由して作業装置4へと延びる4本の油圧ホース21A〜21Dをホースクランプ30によって保持する場合には、ホースクランプ30の固定板31を、ボルト36によってスイングポスト11に固定する。
【0066】
そして、クランプ体32を屈曲させてスリット32B1を開くことにより、該スリット32B1を通じてホース嵌合孔32B内に一の油圧ホース21Aを嵌合させる。また、これと同様に、クランプ体32の各ホース嵌合孔32C,32D,32Eに、他の3本の油圧ホース21B,21C,21Dをそれぞれ嵌合させる。この場合、ホースクランプ30の2個のホース嵌合孔32A,32Fと2個の予備孔32G,32Hは空いている。
【0067】
そして、スイングポスト11に固定された固定板31とカバー板34との間にクランプ体32を挟込んだ後、これら固定板31、クランプ体32、カバー板34を組付ボルト35によって一体的に組付ける。これにより、固定板31とカバー板34との間にクランプ体32が挟持され、該クランプ体32の各ホース嵌合孔32B〜32Eによって4本の油圧ホース21A〜21Dを確実に保持することができる。
【0068】
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、スイングポスト11は、スイングシリンダ19を伸長させたときには図9に示す如く連結ピン12を中心として左側(ホースクランプ23側)に揺動し、スイングシリンダ19を縮小させたときには図10に示す如く連結ピン12を中心として右側(ホースクランプ23とは反対側)に揺動する。
【0069】
そして、スイングポスト11が揺動動作を行うことにより、旋回フレーム5側のホースクランプ23とスイングポスト11側のホースクランプ30とに保持された4本の油圧ホース21A〜21Dは、これらホースクランプ23,30間で撓むようになる。
【0070】
この場合、油圧ホース21Aは、ホースクランプ23の最も下側に保持されると共に、ホースクランプ30の最も左側に保持されている。従って、例えば油圧ホース21Aをホースクランプ23の最も上側に保持する場合に比較して、当該油圧ホース21Aのホースクランプ23,30間における長さ寸法を大きく確保することができる。
【0071】
また、他の3本の油圧ホース21B,21C,21Dは、油圧ホース21Aから順次上方に並んでホースクランプ23に保持されると共に、油圧ホース21Aから順次右側に並んでホースクランプ30に保持されている。従って、これら各油圧ホース21B,21C,21Dのホースクランプ23,30間における長さ寸法を、油圧ホース21Aと同様に大きく確保することができる。
【0072】
このため、図9及び図10に示すように、スイングポスト11が、連結ピン12を中心として左方向に揺動した場合でも、右方向に揺動した場合でも、油圧ホース21A,21B,21C,21Dは、スイングポスト11のホース収容空間17内で大きな曲率半径をもった緩やかな円弧を描くように弛むことができる。従って、油圧ホース21A,21B,21C,21Dが無理に折曲げられるのを抑えることができ、これら油圧ホース21A〜21Dの耐久性を高めることができる。
【0073】
また、本実施の形態によれば、スイングポスト11の後面板13と左側面板14との間にホース挿通孔18を設け、ホースクランプ23に保持された各油圧ホース21A〜21Fを、このホース挿通孔18を通じてホース収容空間17に挿通する構成としている。これにより、スイングポスト11の揺動時に、各油圧ホース21A〜21Fが、スイングポスト11の後面板13、左側面板14に接触するのを抑えることができ、これら各油圧ホース21A〜21Fの損傷等を抑え、その寿命を延ばすことができる。
【0074】
また、ホースクランプ23は、旋回フレーム5を構成する左,右の縦板6B,6Cのうち、スイングポスト11のホース挿通孔18と同じ側に位置する左縦板6Bに固定されている。これにより、ホースクランプ23に保持された各油圧ホース21A〜21Fは、該ホースクランプ23からスイングポスト11のホース挿通孔18を通じて、無理なくホース収容空間17内に延びることができるので、これら各油圧ホース21A〜21Fの耐久性を一層高めることができる。
【0075】
なお、上述した実施の形態では、旋回フレーム5側のホースクランプ23によって6本の油圧ホース21A〜21Fを保持し、スイングポスト11側のホースクランプ30によって4本の油圧ホース21A〜21Dを保持する場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば各ホースクランプ23,30がそれぞれ6本の油圧ホース21A〜21Fを保持する構成としてもよく、さらにホースクランプ23,30が8本以上の油圧ホースを保持する構成としてもよい。
【0076】
また、上述した実施の形態では、建設機械として装軌式の油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の油圧ショベル、油圧クレーン等の他の建設機械に適用してもよい。
【0077】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、旋回フレームには、スイングポストに対して左,右方向の一方側に位置し各油圧ホースを上,下方向に並べた状態で保持する第1のホース保持具を設け、スイングポストには、各油圧ホースを左,右方向に並べて保持する第2のホース保持具を設け、各油圧ホースのうち第1のホース保持具の最も下側に保持された一の油圧ホースを、第2のホース保持具のうち最も左,右方向の一方側に保持する構成としている。これにより、第1,第2のホース保持具間における一の油圧ホースの長さを大きく確保することができる。従って、スイングポストが揺動したときに、一の油圧ホースはスイングポストのホース収容空間内で大きな曲率半径をもって緩やかに弛むことができるので、該一の油圧ホースが無理に折曲げられるのを抑え、その耐久性を高めることができる。
【0078】
請求項2の発明によれば、第1のホース保持具に下側から上側に向けて順次保持される各油圧ホースを、第2のホース保持具に左,右方向の一方側から他方側に向けて順次保持する構成としたので、第1,第2のホース保持具間における他の油圧ホースの長さを、一の油圧ホースと同様に大きく確保することができる。このため、スイングポストが揺動したときに、各油圧ホースは、スイングポストのホース収容空間内で大きな曲率半径をもって緩やかに弛むことができるので、これら各油圧ホースの耐久性を高めることができる。
【0079】
また、請求項3の発明によれば、上部旋回体から延びる油圧ホースを、スイングポストの一方の側面板と後面板との間に設けたホース挿通孔を通じてホース収容空間内に収容することができる。これにより、スイングポストの揺動時に、油圧ホースがスイングポストの側面板、後面板等に接触して損傷するのを抑えることができ、油圧ホースの寿命を延ばすことができる。
【0080】
さらに、請求項4の発明によれば、第1のホース保持具を、旋回フレームを構成する左,右の縦板のうちスイングポストのホース挿通孔と同じ側に位置する一方の縦板に設けている。これにより、第1のホース保持具に保持された各油圧ホースを、該第1のホース保持具からスイングポストのホース挿通孔を通じて無理なくホース収容空間内に延ばすことができ、これら各油圧ホースの耐久性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】油圧ショベルを上方からみた平面図である。
【図3】旋回フレーム、スイングポスト、油圧ホース、ホースクランプ等を示す平面図である。
【図4】スイングポストを単体で示す正面図である。
【図5】スイングポストを単体で示す平面図である。
【図6】旋回フレーム、スイングポスト、油圧ホース、ホースクランプ等をスイングポストの左前方からみた斜視図である。
【図7】旋回フレーム側のホースクランプを単体で示す分解斜視図である。
【図8】スイングポスト側のホースクランプを単体で示す分解斜視図である。
【図9】スイングポスト、油圧ホース、ホースクランプ等をスイングポストが左側に揺動した状態で示す要部拡大の平面図である。
【図10】スイングポスト、油圧ホース、ホースクランプ等をスイングポストが右側に揺動した状態で示す要部拡大の平面図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業装置
4D ブームシリンダ(油圧機器)
4E アームシリンダ(油圧機器)
4F バケットシリンダ(油圧機器)
5 旋回フレーム
6 センタフレーム
6A 底板
6B 左縦板
6C 右縦板
11 スイングポスト
12 連結ピン
13 後面板
14 左側面板
15 右側面板
17 ホース収容空間
18 ホース挿通孔
20 制御弁装置(油圧機器)
21A,21B,21C,21D,21E,21F 油圧ホース
23 ホースクランプ(第1のホース保持具)
30 ホースクランプ(第2のホース保持具)

Claims (4)

  1. 自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部旋回体に設けられた作業装置とを有し、前記上部旋回体は、旋回フレームと、該旋回フレームに左,右方向に揺動可能に設けられ前記作業装置を支持するスイングポストと、前記上部旋回体側の油圧機器と前記作業装置側の油圧機器との間を接続して設けられ途中部位が該スイングポスト内を通って前記作業装置へと延びる複数の油圧ホースとを備える構成としてなる建設機械において、
    前記旋回フレームには前記スイングポストに対して左,右方向の一方側に位置し前記各油圧ホースを上,下方向に並べた状態で保持する第1のホース保持具を設け、
    前記スイングポストには前記各油圧ホースを左,右方向に並べて保持する第2のホース保持具を設け、
    前記各油圧ホースのうち前記第1のホース保持具の最も下側に保持された一の油圧ホースを、前記第2のホース保持具のうち最も左,右方向の一方側に保持する構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記第1のホース保持具に下側から上側に向けて順次保持される前記各油圧ホースは、前記第2のホース保持具に左,右方向の一方側から他方側に向けて順次保持される構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記スイングポストは、連結ピンを介して前記旋回フレームに揺動可能に取付けられる後面板と、該後面板の左,右両側に前方に突出して設けられ前記作業装置の基端側が取付けられる左,右の側面板とにより構成し、
    前記後面板と左,右の側面板とによって囲まれる空間を前記各油圧ホースを収容するホース収容空間として形成し、前記各側面板のうち一方の側面板と前記後面板との間には前記各油圧ホースを前記ホース収容空間内に挿通するためのホース挿通孔を設け、
    前記各油圧ホースは、前記第1のホース保持具から前記スイングポストのホース挿通孔、前記ホース収容空間を通って前記第2のホース保持具へと延びる構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記旋回フレームは、底板と、該底板上に立設された左,右の縦板とを有し、前記第1のホース保持具は、前記旋回フレームの左,右の縦板のうち前記スイングポストのホース挿通孔と同じ側に位置する一方の縦板に設ける構成としてなる請求項3に記載の建設機械。
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