JP2004300657A - 導電性カーボン含有ポリアミドマルチフィラメントおよびその製造方法 - Google Patents

導電性カーボン含有ポリアミドマルチフィラメントおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 熱蒸気処理や乾燥熱処理を行わず良好な画像が得られる低コストの導電糸を供給すること。
【解決手段】導電性カーボンを含み、比抵抗が温度20℃、湿度30%RHの条件下で103〜108Ωcmである導電性カーボン含有ポリアミドマルチフィラメントであって、前記ポリアミドマルチフィラメントの単糸繊度バラツキの変動係数が7.5%以内であり、かつ熱水収縮率前後の電気抵抗値の対数値の変化率が30〜60%であるポリアミドマルチフィラメントであることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、電子写真記録方式の乾式複写機やファクシミリ、プリンター等に用いられる、導電性カーボンを含むポリアミドマルチフィラメントおよびその製造方法に関するものである。
電子写真記録方式の乾式複写機やファクシミリ、プリンター等に用いられる導電性カーボン微粒子を含有するマルチフィラメントはセルロース系繊維やビニロン導電糸が用いられている。
特許文献1には、2種類以上の導電性粒子を繊維に添加し比抵抗のバラツキを小さくした導電性のセルロース繊維、又特許文献2にはセルロース系導電糸に疎水性官能期を導入して温湿度変化に対して安定した電気抵抗値が得られるようにした導電性セルロース繊維が記載されている。ここで得られるセルロース系繊維は低湿度(温度20℃、湿度15%RH)での比抵抗値と、高湿度(温度20℃、湿度65%RH)での比抵抗値の比が103Ωcm程度であり、さらなる複写時の温湿度変化による画像品質の差異を少なくするため導電糸の低湿度および高湿度の比抵抗の比を小さくすることが望まれている。
また、特許文献3の様に加熱蒸気処理と乾燥熱処理を複数回繰り返し行うことで熱水収縮率を10%以下に抑えることで温湿度変化に対し安定した比抵抗・電気抵抗値を得られるポリエステル又はポリアミド系繊維が提案されているが、この技術では加熱蒸気処理と乾燥熱処理を複数回繰り返し行うため手間がかかり製品コストが高くなってしまうこと、延伸工程の温湿度により未延伸糸内外層部の付着水分差ムラのため延伸時に断面形状太細ムラを引き起こし比抵抗値がバラツキやすくなる問題がある。また、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率が30%以下では、ブラシにしてヒートセットした場合も比抵抗値の変化が少ないために、例えば帯電用のブラシとクリーニング用のブラシといった用途に応じた比抵抗値の適正化を行う場合は、導電性マルチフィラメントの製造条件を変更し、使用用途に合わせた比抵抗値を製造する必要がある。
特許文献4では、温度・湿度・エージング日数・熱板温度を制御する事で、繊維の太細ムラを管理のための手法が提案されている。この方法で導電性カーボン含有マルチフィラメントとした際、繊維軸方向の単糸繊度差異により比抵抗値がバラツキ、製品とした際画像品質ばらつきの原因となる。
特開平9−49116号公報([0018]〜[0021]段落) 特公平1−29887号公報(第32頁第4欄第47〜第33頁第6欄第76行目) 特開平2002−146629号公報([0045]〜[0054]段落) 特開平2001−140125号公報([0008]〜[0009]段落)
そこで、本発明では導電性カーボンを含むポリアミドマルチフィラメントについて原糸製造工程において含水給油方式を用い、ある環境下で延伸することで単糸間の繊度差異を減らし良好な画像が得られ、また、ブラシ作成時のヒートセット温度を任意に変更することにより用途に合わせた抵抗値のブラシを容易に作成出来る導電糸を供給するものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成からなる。すなわち、
(1)導電性カーボンを含み、比抵抗が温度20℃、湿度30%RHの条件下で103〜108Ωcmである導電性カーボン含有ポリアミドマルチフィラメントであって、前記ポリアミドマルチフィラメントの単糸繊度バラツキの変動係数が7.5%以内であり、かつ熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率が30〜60%であることを特徴とするポリアミドマルチフィラメント。
(2)導電性カーボンを10〜40重量%含有するポリアミドマルチフィラメントであって、かつ熱水収縮率が10〜20%であり、単糸繊度が0.5〜8デシテックスであって、かつ前記ポリアミドマルチフィラメント1mあたりのヨリ数が50〜250t/mであることを特徴とする(1)記載のポリアミドマルチフィラメント。
(3)(1)または(2)のいずれか記載のポリアミドマルチフィラメントを用いてなることを特徴とする電子写真記録方式の乾式複写機用ブラシ。
(4)溶融紡糸において、含水給油方式を用い一旦巻き取った未延伸糸を、温度が20〜30℃かつ絶対湿度が10.5〜25.5g/m3の環境下で、未延伸糸を48〜720時間エージングした後、前記未延伸糸を延伸する際、延伸部分の熱セット温度を140〜190℃として延伸することを特徴とする導電性カーボン含有ポリアミドマルチフィラメントの製造方法。
である。
本発明では導電性カーボンを含むポリアミドマルチフィラメントについて原糸製造工程において含水給油方式を用い未延伸糸を巻取り、巻取り後ある環境・条件下でエージング・延伸することで単糸繊度個々値の差異を減少させ比抵抗値バラツキが抑制できる。また、本発明の導電性マルチフィラメントは良好な画像品位が得られ、ブラシ作成時のヒートセット温度を任意に変更することにより用途に合わせた抵抗値のブラシを容易に作成出来る導電糸を供給するものである。
本発明を構成するポリアミドは、いわゆる炭化水素基が主鎖にアミド結合を介して連結された高分子量体であって、特にナイロン6、ナイロン66が好ましい。
本発明のポリアミドマルチフィラメント中の導電性カーボンの含有量は10〜40重量%が好ましい。導電性カーボンの含有量が10%未満であると、ポリアミドマルチフィラメントの比抵抗値が低下し、印刷した時に印字が出来ないという問題が発生する。また、導電性カーボンの含有量が40%を超えるとポリマーの曳糸性が低下し紡糸糸切れが多発し紡糸不能となる。さらに好ましくは15〜35%である。
本発明で用いる導電性カーボンは、例えばアセチレンブラック等、導電性を有する粉末体であれば特に制限はないが、粒子が大きいと、紡糸時の濾過圧上昇の抑制や、紡糸時の糸切れ、繊維の強度の向上を考慮すると、20μm以下のものを用いることが好ましい。ポリアミドマルチフィラメント内の導電性カーボンを含有せしめる方法としては、ポリアミドペレットへ導電性カーボンをブレンドし溶融する方法、ポリアミドペレットへ高濃度の導電性カーボンを含有するマスタペレットをブレンドし溶融する方法、溶融状態のポリアミドへ導電性カーボンを添加し混練する方法、溶融状態のポリアミドへ溶融状態の高濃度の導電性カーボンを含有するポリアミドを混練する方法などが挙げられる。
また、大日本インキ化学工業製の導電性カーボン粒子分散ナイロンペレット”CARBOREX NYRON YT−01”のように、すでに顔料メーカーで分散調合ナイロンペレット中の導電性カーボン粒子を用いても良い。
本発明のポリアミドマルチフィラメントの単糸繊度は0.5〜8デシテックスであることが好ましい。単糸繊度が0.5デシテックス未満の場合は、紡糸したときの糸切れが多く、製糸性が悪化する。単糸繊度が8デシテックスを超えると、製織したときの導電糸のパイル密度が小さくなり、複写したときの画質が低くなる。また、画質、製糸性からさらに好ましくは単糸繊度1.5〜4デシテックスがよい。
本発明のポリアミドマルチフィラメントは溶融紡糸時に含水給油方式で巻取り、巻き取ったドラムの水分率を管理し、かつ延伸後の単糸繊度バラツキの変動係数を7.5%以内に抑えることが必要である。これにより、単糸太細ムラ・部分的な延伸ムラによる繊度ムラが抑制され、比抵抗のバラツキが減少し、原糸糸物性差を抑制する事が出来るからであり、そのためには後述する延伸工程での環境・製造条件が必要となる。ここで、単糸繊度バラツキの変動係数とは、単糸繊度の標準偏差の平均値に対する比のことであり、単糸繊度を測定する方法はデニールコンピューターを用い、単糸個々値の繊度を算出することにより行われる。
次に本発明のポリアミドマルチフィラメント製造方法について説明する。延伸工程では、温度が20〜30℃かつ絶対湿度10.5〜25.5g/m3の環境下で未延伸糸をエージングすることが必要がある。温度が20℃かつ絶対湿度10.5g/m3以下の環境であれば、未延伸糸の内外層で水分率に差が生じ延伸での導電糸の断面形状に太細ムラが発生し比抵抗値のバラツキの原因となるからであり、温度が30℃かつ絶対湿度25.5g/m3以上の環境下では糸表面に水分が結露し部分的な延伸ムラによる繊度ムラが発生し、導電性カーボン含有ポリアミドマルチフィラメントの長さ方向に比抵抗が変動する原因となるからである。
さらに言えば、温度が20〜30℃、絶対湿度10.5〜25.5g/m3の環境下において48〜720時間エージングをする必要がある。エージング無し〜48時間未満であれば未延伸糸内外層部に水分率差が生じ、断面太細ムラが発生し比抵抗値のバラツキが大きくなってしまい、さらに720時間以上であればポリアミドマルチフィラメントの結晶化が進み、延伸工程においてかかる応力が大きくなり比抵抗値が高くなりブラシとした時に、印字ができなくなるためである。
さらに本発明では、延伸部分の熱セット温度を140〜190℃とすることが必要である。140℃以下であれば延伸時にかかる応力が大きくなりカーボンの導電性炭素鎖が切れてしまい比抵抗値が高くなりブラシとした時に、印字ができなくなるためである。また、熱セット温度190℃以上にすれば延伸時にかかる応力が小さくなりカーボンの導電性炭素鎖が連続して形成され比抵抗値が温度20℃、湿度30%RHの条件下において103Ωcm以下となってしまうため、以下に示すとおり印字できなくなるためである。
本発明のポリアミド導電糸の比抵抗値は温度20℃、湿度30%RHの条件下において103〜108Ωcmであることが必要がある。比抵抗値が103Ωcm未満では、導電ブラシとし電圧を掛けた時、電糸が隣り合う導電糸に移動するため、感光体上に均一な帯電ができなくなり、印刷が出来ないという問題が発生する。比抵抗値が108Ωcmを超えると、電圧を掛けても繊維中を電子が移動できないため、帯電が出来ずに複写出来ないという問題が発生するからである。さらに好ましくは104〜107Ωcmである。
本発明のポリアミドマルチフィラメントは熱水収縮前後の比抵抗値の変化率が30〜60%であることが必要である。熱水収縮前後の比抵抗値の変化率が30%以下ではブラシ作成時のヒートセットをした場合も比抵抗値の変化が少ないために、例えば帯電用のブラシとクリーニング用のブラシといった用途に応じた比抵抗値の適正化を行う場合は、導電性マルチフィラメントの製造条件を変更し、使用用途に合わせた電気抵抗値を製造する必要がある。熱水収縮前後の比抵抗値の変化率が60%を超えると、繊維内のカーボン配列が大きく、比抵抗値のバラツキが大きくなる問題が発生する。
本発明のポリアミドマルチフィラメントは熱水収縮率が10〜20%であることが好ましい。熱水収縮率が10%以下では、熱水収縮率前後の比抵抗値の変化率が30%以下となる。熱水収縮率が20%以上では、ブラシ作成時に製織後、洗浄などの熱処理を行った場合、収縮が高く織りの構造が崩れる問題が発生する。
本発明のポリアミドマルチフィラメントは、1mあたりのヨリ数が50〜250t/mであることが好ましい。ヨリ数が50t/m以下では、ポリアミドマルチフィラメントの収束性が悪く、ブラシ製造時の整経を行う時に、毛羽が発生し易くブラシ製造時の整経を行う時に、糸切れが多発する問題がある。ヨリ数が250t/mを超えると、ポリアミドマルチフィラメントにトルクが発生し、ヨリツキが発生するために、ブラシ製造時の整経を行う時に、糸切れが多発する問題がある。ヨリ数を掛ける方法としては、ダブルツイスターやダウンツイスター、イタリー式撚糸機などの追撚機を用いると良い。
本発明は、電子写真記録方式の乾式複写機やファクシミリ、プリンター等に用いられる、導電性カーボンを含むポリアミドマルチフィラメント原糸製造工程において含水給油方式を用い、一旦巻き取った原糸を温度が20〜30℃・絶対湿度10.5〜25.5g/m3の環境下において48〜720時間エージングし延伸することで、単糸間の繊度差異を減らし、また、ブラシ作成時のヒートセット温度を任意に変更することにより用途に合わせた抵抗値のブラシを容易に作成出来る導電糸を供給するものである。
本発明における各種物性値の測定方法は次の通りである。
A.比抵抗値
超絶縁抵抗計(川口電気製 TERAOHMMETER R−503)を用いて試長10cm間に100(V)の電圧を掛け、温度20℃、湿度30%RHの条件下での電気抵抗値(Ω/cm)を測定し、下式(1)から算出した。
RS=R×D/(10×L×SG)×10−5(1)
RS:比抵抗(Ωcm)
R:電気抵抗値(Ω)
D:10000m当たりの糸重量
L:試長(cm)。
SG:糸密度(g/cm3)。
B.画像品位
電子写真学会が発行するテストチャートを複写し、画像品質を官能評価値(満足度)にて求め、次の基準で評価した。
◎:満足度75以上
○:満足度50以上75未満
△:満足度25以上50未満
×:満足度0以上25未満。
C.単糸繊度測定
サーチ株式会社製オートバイブロ式 繊度測定器(Denier Computer)を用い測定試料長を50mm、荷重を測定試料の繊度(デニール換算値)×0.1gの条件下で測定試料に振動を加え振動数が安定したことを確認した後、測定試料のフィラメント全数測定し評価した。
D.熱水収縮率
JIS−L−1042熱水浸漬法の準じ得られた導電性カーボン含有ポリアミドマルチフィラメントを80℃の熱水に30分間浸漬させた後、遠心脱水機で脱水乾燥(105℃)させ、下式(2)から算出した。
Ns=(Na−Nb)/Na×100 (2)
Ns:熱水収縮率
Na:熱水浸漬前の試長(cm)
Nb:熱水浸漬後の試長(cm)
E.熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率
上記E法にて熱水浸漬、乾燥した導電性カーボン含有ポリアミドマルチフィラメントを、上記A法を用いて比抵抗値を測定し、下式(3)から算出した。
RX={(logRa−logRb)}/logRa×100 (3)
RX:熱水収縮前後の電気抵抗値の対数値の変化率
Ra:熱水浸漬前の比抵抗値
Rb:熱水浸漬後の比抵抗値
F.紡糸糸切れ
270℃で溶融し、1口金当たり1糸条の丸孔口金より吐出量約40gで吐出し、冷却、給油、速度800m/minにて巻取りを実施した。これを1t紡糸した時の糸切れ回数を次の基準で評価した。
○:3回/t
△:4〜8回/t未満
×:8回/t以上。
G.整経糸切れ
導電性カーボン含有ポリアミドマルチフィラメントを成型機に456本立て、1万m整経した時の糸切れを次の基準で評価した。
○:糸切れ2回以下
△:糸切れ3〜5回未満
×:糸切れ5回以上
実施例1
相対粘度2.7のナイロン6に平均粒径35μmの導電性ファーネスブラックを添加量25重量%となるように練り込みペレットとした。続いてペレットを270℃で溶融し、孔径0.3mmの丸孔口金から吐出させ冷却させた後、濃度10%の含水油剤を用い油剤供給ローラ回転数11rpm、タッチ長11cm、引取速度800m/分で未延伸糸を巻取った。この時の紡糸糸切れは○であった。つづいて引伸室の温度25℃、絶対湿度16.6g/m3の環境下で48時間未延伸糸をエージングした後、延伸機の供給ローラ速度200m/分、熱板温度170℃、延伸ローラ速度500m/分で延伸し、続いてダウンツイスターを用いて導電性カーボン含有マルチフィラメントに150t/mのヨリを掛け170デシテックス48フィラメント、単糸繊度3.5デシテックスの導電性カーボン含有マルチフィラメントを得た。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントをサンプリングしデニールコンピューターで単糸繊度を測定し、単糸繊度バラツキの変動係数が6.5%でありその延伸糸の比抵抗値は1×105Ωcm、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率は40%であった。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントを456本の整経機に掛け、1万mの整経を実施したところ、整経糸切れは○であった。続いてパイル状に製織した後、ブラシ加工し印字評価を行った結果画像品位は◎であった。
実施例2
上記実施例1の方法で未延伸糸を巻取った。この時の単糸繊度は3.5デシテックスであった。つづいて引伸室の温度20℃、絶対湿度10.5g/m3の環境下で48時間未延伸糸をエージングした後、延伸機の供給ローラ速度200m/分、熱板温度170℃、延伸ローラ速度500m/分で延伸し、続いてドローツイスターを用いて導電性カーボン含有マルチフィラメントに150t/mのヨリを掛け170デシテックス48フィラメント単糸繊度3.5デシテックスの導電性カーボン含有マルチフィラメントを得た。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメント単糸繊度バラツキの変動係数が6.7%であり、比抵抗値は1×105Ωcm、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率は40%であった。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントを456本の整経機に掛け、1万m整経を実施したところ、整経糸切れは○であった。続いてパイル状に製織した後、ブラシ加工し印字評価を行った結果画像品位は◎であった。
実施例3
上記実施例1の方法で未延伸糸を巻取った。この時の紡糸糸切れは○であった。つづいて引伸室の温度30℃、絶対湿度25.5g/m3の環境下で48時間未延伸糸をエージングした後、延伸機の供給ローラ速度200m/分、熱板温度170℃、延伸ローラ速度500m/分で延伸し、続いてドローツイスターを用いて導電性カーボン含有マルチフィラメントに150t/mのヨリを掛け170デシテックス48フィラメント単糸繊度3.5デシテックスの導電性カーボン含有マルチフィラメントを得た。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメント単糸繊度バラツキの変動係数が6.4%であり、比抵抗値は1×105Ωcm、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率は40%であった。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントをを456本の整経機に掛け、1万m整経を実施したところ、整経糸切れは○であった。続いてパイル状に製織した後、ブラシ加工し印字評価を行った結果画像品位は◎であった。
実施例4
上記実施例1の方法で未延伸糸を巻取った。この時の紡糸糸切れは○であった。つづいて引伸室の温度20℃、絶対湿度10.5g/m3の環境下で48時間未延伸糸をエージングした後、延伸機の供給ローラ速度200m/分、熱板温度140℃、延伸ローラ速度500m/分で延伸し、続いてドローツイスターを用いて導電性カーボン含有マルチフィラメントに150t/mのヨリを掛け170デシテックス48フィラメント単糸繊度3.5デシテックスの導電性カーボン含有マルチフィラメントを得た。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメント単糸繊度バラツキの変動係数が6.7%であり、比抵抗値は1×106Ωcm、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率は55%であった。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントを456本の整経機に掛け、1万m整経を実施したところ、整経糸切れは○であった。続いてパイル状に製織した後、ブラシ加工し印字評価を行った結果画像品位は◎であった。
実施例5
上記実施例1の方法で未延伸糸を巻取った。この時の紡糸糸切れは○であった。つづいて引伸室の温度30℃、絶対湿度25.5g/m3、の環境下で48時間未延伸糸をエージングした後、延伸機の供給ローラ速度200m/分、熱板温度190℃、延伸ローラ速度500m/分で延伸し、続いてドローツイスターを用いて導電性カーボン含有マルチフィラメントに150t/mのヨリを掛け170デシテックス48フィラメント単糸繊度3.5デシテックスの導電性カーボン含有マルチフィラメントを得た。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメント単糸繊度バラツキの変動係数が6.3%であり、比抵抗値は1×104Ωcm、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率は30%であった。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントを456本の整経機に掛け、1万m整経を実施したところ、整経糸切れは○であった。続いてパイル状に製織した後、ブラシ加工し印字評価を行った結果画像品位は◎であった。
実施例6
上記実施例1の方法で未延伸糸を巻取った。この時の紡糸糸切れは○であった。つづいて引伸室の温度20℃、絶対湿度10.5g/m3、の環境下で720時間未延伸糸をエージングした後、延伸機の供給ローラ速度200m/分、熱板温度140℃、延伸ローラ速度500m/分で延伸し、続いてドローツイスターを用いて導電性カーボン含有マルチフィラメントに150t/mのヨリを掛け170デシテックス48フィラメント単糸繊度3.5デシテックスの導電性カーボン含有マルチフィラメントを得た。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメント単糸繊度バラツキの変動係数が6.0%であり、比抵抗値は1×107Ωcm、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率は55%であった。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントをを456本の整経機に掛け、1万m整経を実施したところ、整経糸切れは○であった。続いてパイル状に製織した後、ブラシ加工し印字評価を行った結果画像品位は○であった。
実施例7
上記実施例1の方法で未延伸糸を巻取った。この時の紡糸糸切れは○であった。つづいて引伸室の温度30℃、絶対湿度25.5g/m3、の環境下で720時間未延伸糸をエージングした後、延伸機の供給ローラ速度200m/分、熱板温度190℃、延伸ローラ速度500m/分で延伸し、続いてドローツイスターを用いて導電性カーボン含有マルチフィラメントに150t/mのヨリを掛け170デシテックス48フィラメント単糸繊度3.5デシテックスの導電性カーボン含有マルチフィラメントを得た。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメント単糸繊度バラツキの変動係数が5.9%であり、比抵抗値は1×103Ωcm、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率は30%であった。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントをを456本の整経機に掛け、1万m整経を実施したところ、整経糸切れは○であった。続いてパイル状に製織した後、ブラシ加工し印字評価を行った結果画像品位は◎であった。
実施例8
上記実施例1の方法で未延伸糸を巻取った。この時の紡糸糸切れは○であった。つづいて引伸室の温度25℃、絶対湿度16.6g/m3、の環境下で48時間未延伸糸をエージングした後、延伸機の供給ローラ速度200m/分、熱板温度170℃、延伸ローラ速度500m/分で延伸し、続いてドローツイスターを用いて導電性カーボン含有マルチフィラメントに150t/mのヨリを掛け170デシテックス24フィラメント単糸繊度37.1デシテックスの導電性カーボン含有マルチフィラメントを得た。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメント単糸繊度バラツキの変動係数が6.5%であり、比抵抗値は1×105Ωcm、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率は40%であった。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントをを456本の整経機に掛け、1万m整経を実施したところ、整経糸切れは○であった。続いてパイル状に製織した後、ブラシ加工し印字評価を行った結果画像品位は◎であった。
比較例1
上記実施例1の方法で未延伸糸を巻取った。この時の紡糸糸切れは○であった。つづいて引伸室の温度15℃、絶対湿度6.4g/m3の環境下で48時間未延伸糸をエージングした後、延伸機の供給ローラ速度200m/分、熱板温度170℃、延伸ローラ速度500m/分で延伸し、続いてドローツイスターを用いて導電性カーボン含有マルチフィラメントに150t/mのヨリを掛け170デシテックス48フィラメントの単糸繊度3.5デシテックスの導電性カーボン含有マルチフィラメントを得た。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメント単糸繊度バラツキの変動係数が7.7%であり、比抵抗値は長さ方向に1×106〜108Ωcmの変動があり、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率は40%であった。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントを456本の整経機に掛け、1万m整経を実施したところ、整経糸切れは○であった。続いてパイル状に製織した後、ブラシ加工し印字評価を行った結果、画像品位は×であった。
比較例2
上記実施例1の方法で未延伸糸を巻取った。この時の紡糸糸切れは○であった。つづいて引伸室の温度25℃、絶対湿度16.6g/m3の環境下で48時間未延伸糸をエージングした後、延伸機の供給ローラ速度200m/分、熱板温度130℃、延伸ローラ速度500m/分で延伸し、続いてドローツイスターを用いて導電性カーボン含有マルチフィラメントに150t/mのヨリを掛け170デシテックス48フィラメントの単糸繊度3.5デシテックスの導電性カーボン含有マルチフィラメントを得た。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメント単糸繊度バラツキの変動係数が6.5%であり、比抵抗値は長さ方向に1×107〜108Ωcmの変動があり、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率は65%あった。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントを456本の整経機に掛け、1万m整経を実施したところ、整経糸切れは○であった。続いてパイル状に製織した後、ブラシ加工し印字評価を行った結果、画像品位は×であった。
比較例3
上記実施例1の方法で未延伸糸を巻取ったこの時の紡糸糸切れは○であった。。つづいて引伸室の温度25℃、絶対湿度16.6g/m3の環境下で48時間未延伸糸をエージングした後、延伸機の供給ローラ速度200m/分、熱板温度205℃、延伸ローラ速度500m/分で延伸し、続いてドローツイスターを用いて導電性カーボン含有マルチフィラメントに150t/mのヨリを掛け170デシテックス48フィラメントの単糸繊度3.5デシテックスの導電性カーボン含有マルチフィラメントを得た。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメント単糸繊度バラツキの変動係数が6.5%であり、比抵抗値は長さ方向に1×101〜103Ωcmの変動があり、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率は25%あった。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントを456本の整経機に掛け、1万m整経を実施したところ、整経糸切れは○であった。続いてパイル状に製織した後、ブラシ加工し印字評価を行った結果、画像品位は×であった。
比較例4
相対粘度2.7のナイロン6に平均粒径35μmの導電性ファーネスブラックを添加量10重量%となるように練り込みペレットとした以外は、上記実施例1の方法で未延伸糸を巻取ったこの時の紡糸糸切れは○であった。つづいて引伸室の温度25℃、絶対湿度16.6g/m3の環境下で45時間未延伸糸をエージングした後、延伸機の供給ローラ速度200m/分、熱板温度170℃、延伸ローラ速度500m/分で延伸し、続いてドローツイスターを用いて導電性カーボン含有マルチフィラメントに150t/mのヨリを掛け170デシテックス48フィラメントの単糸繊度3.5デシテックスの導電性カーボン含有マルチフィラメントを得た。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメント単糸繊度バラツキの変動係数が7.6%であり、比抵抗値は長さ方向に1×1012Ωcmの変動があり、熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率は40%あった。得られた導電性カーボン含有マルチフィラメントを456本の整経機に掛け、1万m整経を実施したところ、整経糸切れは○であった。続いてパイル状に製織した後、ブラシ加工し印字評価を行った結果、画像品位は×であった。
Figure 2004300657
Figure 2004300657

Claims (4)

  1. 導電性カーボンを含み、比抵抗が温度20℃、湿度30%RHの条件下で103〜108Ωcmである導電性カーボン含有ポリアミドマルチフィラメントであって、前記ポリアミドマルチフィラメントの単糸繊度バラツキの変動係数が7.5%以内であり、かつ熱水収縮前後の比抵抗値の対数値の変化率が30〜60%であることを特徴とするポリアミドマルチフィラメント。
  2. 導電性カーボンを10〜40重量%含有するポリアミドマルチフィラメントであって、かつ熱水収縮率が10〜20%であり、単糸繊度が0.5〜8デシテックスであって、かつ前記ポリアミドマルチフィラメント1mあたりのヨリ数が50〜250t/mであることを特徴とする請求項1記載のポリアミドマルチフィラメント。
  3. 請求項1または2のいずれか記載のポリアミドマルチフィラメントを用いてなることを特徴とする電子写真記録方式の乾式複写機用ブラシ。
  4. 溶融紡糸において、含水給油方式を用い一旦巻き取った未延伸糸を、温度が20〜30℃かつ絶対湿度が10.5〜25.5g/m3の環境下で、未延伸糸を48〜720時間エージングした後、前記未延伸糸を延伸する際、延伸部分の熱セット温度を140〜190℃として延伸することを特徴とする導電性カーボン含有ポリアミドマルチフィラメントの製造方法。
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