JP2004298435A - ワゴンサービス提供システム、ワゴンサービス提供方法及びワゴンサービス提供プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハンディターミナル30で入力された遊技台識別情報IDが遊技台管理サーバ50へ送信される。また、会員カードから読み取られた会員番号が、台間遊技媒体貸出装置20から遊技台管理サーバ50へ送信される。会員番号の示す会員の情報が、遊技台管理サーバ50から会員管理サーバ40へ問い合わせられ、会員登録情報から検索された抽出会員情報が、ハンディターミナル30へ送信される。このハンディターミナル30において、抽出会員情報にもとづき、会員・非会員判断処理や貯玉引き落とし判断処理などが実行され、さらに交換景品情報が入力されて、景品交換が行われる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシンやパチンコ機等に代表される遊技台が複数設置された遊技ホールにおけるワゴンサービス提供システム、ワゴンサービス提供方法及びワゴンサービス提供プログラムに関し、特に、販売員が所持するワゴンサービス用端末を用いて景品交換を行うワゴンサービスに好適なワゴンサービス提供システム、ワゴンサービス提供方法及びワゴンサービス提供プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
スロットマシンやパチンコ機等に代表される遊技台が複数設置された遊技ホールにおいては、タバコや飲み物、軽食などの簡易な一般景品をワゴンに載せて遊技ホール内を巡回し、遊技者から要望があると、それら一般景品と遊技媒体(メダルやパチンコ玉等)あるいは貯玉とを交換するサービス(ワゴンサービス)が提供されている。
このワゴンサービスにより、遊技者は、遊技台の前に居ながらにして、所望の景品を得ることができるため、遊技を中断させることなく継続して楽しむことができる。
【0003】
このような従来のワゴンサービスによる一般景品の交換手法としては、次のようなものがある。
例えば、台間玉貸機(台間装置)が、この台間玉貸機の有するカードリーダで会員カードから会員に関する情報を読み取り、入力手段(複数の操作ボタン)で遊技者の操作によりワゴンサービスの内容(交換景品名や数量等)を入力し、金銭投入部で金銭の受け付けを行い、ホストコンピュータが、台間玉貸機からワゴンサービスの提供を要求する旨のサービス指示信号を受信し、投入された金銭の額が交換対象の景品の価値に相当するか否か、あるいは、指定された景品が貯玉引き落としにより交換可能かなどを判断し、これら判断の結果、いずれかの交換態様によりワゴンサービスの提供が可能なときは、遊技台番号と交換景品とを、サービスカウンタに設置されたCRT(Cathode−Ray Tube)に表示させるものがある(例えば、特許文献1参照、第一の従来技術。)。
このような手法によれば、ワゴンサービスを担当する遊技ホールの従業員(以下、「販売員」という。)は、CRTの表示内容を確認し、この表示内容にしたがって景品をワゴンに載せ、必要な場合はつり銭を持って遊技者のところへ行き、景品交換を行うことができる。
【0004】
また、他の交換手法としては、第一の従来技術と同様に、台間玉貸機からホストコンピュータへサービス指示信号が送信されると、このホストコンピュータは、それら遊技台番号や交換景品をCRTに表示させるとともに、ワゴン側端末へも送信して表示させるものがある(例えば、特許文献2参照、第二の従来技術。)。
このような手法によれば、販売員は、ワゴン側端末に表示された遊技台番号や交換景品にもとづいて、遊技者にワゴンサービスを提供できる。
【0005】
さらに、他の交換手法としては、台端末装置(台間装置)が、会員カードから読み取った会員番号と、入力された暗証番号とをホストコンピュータ(管理装置)へ送信し、ホストコンピュータが、暗証番号や会員番号を用いて認証を行った上で、貯玉情報を台端末装置へ送信し、台端末装置が、ワゴンスイッチの押下に伴ってワゴンランプを点灯し、このワゴンランプの点灯を見て駆けつけた販売員が所持する注文入力装置(ワゴン側端末)が、交換景品情報と暗証番号とを入力して台端末装置へ送信し、台端末装置が、暗証番号による認証後、貯玉引き落としによる景品交換が可能か否かを判断し、可能であれば景品引渡許容メッセージを表示するとしたものがある(例えば、特許文献3参照、第三の従来技術。)。このような手法によれば、遊技者は、ワゴンスイッチを押下することにより、販売員を呼び出すことができる。このため、遊技者は、販売員が巡回してくるのを待たなくても、台端末装置上でワゴンサービスに関する操作を行うことで、所望の景品を早期に入手できる。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−215850号公報(第2−8頁、第1−4図)
【特許文献2】
特開平9−225135号公報(第2−7頁、第1−5図)
【特許文献3】
特開平9−276519号公報(第2−7頁、第1−11図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第一又は第二の従来技術においては、台間表示装置のボタン操作を遊技者に任せているため、誤操作によるトラブルが多く発生していた。そして、このトラブルが一旦発生すると、ホール側がその対応をしなければならず、非常に面倒かつ大変であった。
しかも、ワゴンを押しながら遊技ホール内を巡回することを不要としていたが、却って遊技者に対し景品交換の意識を高めさせることができなくなり、販売の促進につながらなかった。
【0008】
その一方、仮に、販売員に遊技ホール内の巡回を行わせたとしても、販売員は、遊技者から注文を受けると、台間表示装置の操作をその遊技者に説明した上で操作してもらう必要があったため、非常に面倒な作業となっていた。
さらに、何よりも台間表示装置は高価であることから、遊技ホール側としては、ワゴンサービスの提供だけを目的として台間表示装置を新たに導入することが困難であった。特に、ワゴンサービス機能を有する高価な台間表示装置は、遊技ホールに設置された遊技台と同数揃える必要があるため、導入には相当な設備コストをかけなければならなかった。
【0009】
また、第三の従来技術においては、遊技者が交換景品情報の入力をすることはないものの、台端末装置や注文入力装置において、その遊技者に暗証番号を入力させていた。このため、遊技者にとっては、面倒な作業となっていた。
さらに、ワゴンサービス機能を有する台端末装置は高価であることから、遊技ホールに設置された遊技台と同数揃えるためには、相当な設備コストを必要としていた。
【0010】
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、遊技者の操作ミスによるトラブルの発生を抑制できるとともに、ワゴンサービス用システムの設備コストを低減でき、かつ、遊技者と販売員との双方の作業を簡略化して迅速かつ効率的なワゴンサービスの提供を可能とするワゴンサービス提供システム、ワゴンサービス提供方法及びワゴンサービス提供プログラムの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明の請求項1記載のワゴンサービス提供システムは、遊技台を特定する遊技台識別情報を入力する景品交換装置と、この景品交換装置から遊技台識別情報を受け取る管理装置と、会員カードから会員特定情報を読み取る台間装置とを有し、管理装置が、遊技台識別情報の示す遊技台に付設された台間装置であって会員カードが挿入されている台間装置から会員特定情報を受信するとともに、この受信した会員特定情報の示す会員の情報を会員情報群から検索し、かつ、この検索で得られた情報を抽出会員情報とし、景品交換装置が、管理装置からの抽出会員情報を表示する構成としてある。
【0012】
ワゴンサービス提供システムをこのような構成とすると、販売員がワゴンを押しながら遊技ホール内を巡回することでワゴンサービスを行う場合に、その販売員が景品交換を要求する遊技者の遊技台から遊技台識別情報(識別コード)を入力すると、管理装置(遊技台管理サーバ)は、景品交換装置からの遊技台識別情報によって遊技台を特定でき、かつ、この特定された遊技台に付設されている台間装置(その遊技者の会員カードが挿入された台間装置)からの会員特定情報によってその遊技者に関する情報を検索できる。
【0013】
しかも、その検索で得られた抽出会員情報が景品交換装置へ送信されるため、景品交換装置は、会員カードから会員特定情報を読み取る必要がなくなる。
このことから、遊技者や販売員は、会員カードを台間装置(台間遊技媒体貸出装置)から抜き出し、さらに景品交換装置へ挿入し、景品交換の終了後は、その会員カードをもとの台間装置へ挿入するといった作業を省略できる。したがって、簡略化された作業によって、ワゴンサービスの景品交換が可能となる。
【0014】
また、遊技者にとっては、台間装置から会員カードを抜き出して販売員に提示したり、台間装置や景品交換装置に暗証番号を入力したりする手間をも省略できる。
このことからも、簡易かつ迅速な作業・操作によるワゴンサービスの景品交換が可能となる。そして、遊技者にとっても、煩わしい作業・操作を行うことなく、所望の景品を容易に入手できる。
【0015】
さらに、識別コードの読み取りや交換景品情報の入力は、販売員が行うため、遊技者が台間装置や景品交換装置を操作する必要がなくなる。このため、遊技者が操作することにより発生していたトラブルを抑制でき、ひいては、このトラブルへの対応も不要となる。そして、遊技者による操作が無くなることから、販売員は、その遊技者に対して操作の方法を教える必要がなくなり、面倒な作業を削減できる。
しかも、本発明は、ワゴンを押して遊技ホール内を巡回することが前提となるため、遊技者に対して景品交換への意識を高めさせることができ、販売の促進を図ることができる。
【0016】
また、本発明のワゴンサービス提供システムにおける台間装置は、交換景品情報については一切処理を行わないことから、遊技ホールとしては、ワゴンサービス機能を有した高価な台間装置を遊技台と同数購入する必要がなくなる。このため、大幅な設備コストの削減を図ることができる。
さらに、交換景品情報の入力や識別コードの読み取り処理などのワゴンサービス機能が一台の景品交換装置で行われるため、高価な台間装置を遊技台と同数備えることに比べて設備コストを大幅に削減できる。
なお、本発明のワゴンサービス提供システムにおける台間装置は、ワゴンサービス機能を有しない従来の台間装置(遊技媒体の貸し出し機能や会員特定情報の管理装置(遊技台管理サーバ)への送信機能など一般的な機能を備えたもの)であればよい。
【0017】
加えて、本発明のワゴンサービス提供システムにおける景品交換は、会員カードによって行われるものではないため、会員カードを抜き差しする必要がなくなる。
したがって、たとえ、遊技に関する情報がバッチ処理で対応していたとしても、会員管理サーバで集計が行われている間に他の装置で会員カードが処理されることによる会員情報の矛盾は発生しない。
【0018】
さらに、景品交換装置においては、抽出会員情報が画面表示されることから、販売員は、その表示された抽出会員情報の内容を確認することで、その遊技者が会員か否かの判断や、貯玉引き落としによる景品交換が可能か否かの判断等を自身で行うことができる。
【0019】
また、請求項2記載のワゴンサービス提供システムは、景品交換装置が、遊技台識別情報を入力する入力手段と、この入力手段からの遊技台識別情報を管理装置へ送信するとともに、管理装置から抽出会員情報を受信する通信手段と、抽出会員情報を表示する表示手段と、抽出会員情報にもとづいて、遊技台の遊技者に対する貯玉引き落としによる景品交換の可否を決定する制御手段とを備えた構成としてある。
【0020】
ワゴンサービス提供システムをこのような構成とすれば、景品交換装置は、その抽出会員情報にもとづいて、遊技台の遊技者に対する景品交換を貯玉引き落としによって行えるか否かを判断して決定することができる。このため、従来、台間装置で行っていた貯玉交換の可否の決定(貯玉引き落としによる景品交換が可能か否かの判断及び決定)を景品交換装置に実行させることができる。
したがって、景品交換装置一台あれば、ワゴンサービス機能を有する高価な台間装置を遊技台と同数設置する必要がなくなることから、設備コストを大幅に削減できる。
【0021】
さらに、識別コードの読取作業や交換景品情報の入力作業は、販売員が行う作業となるため、遊技者による作業を省略できる。
これにより、遊技者の操作ミスによるトラブルの発生を抑制でき、かつ、その発生したトラブルに遊技ホール側が対応する手間を解消できる。
【0022】
しかも、景品交換装置が会員カードから会員特定情報を読み取らなくても、遊技者の認証や貯玉引き落としによる景品交換が可能か否かの判断が行えることから、遊技者や販売員は、会員カードを抜き差しする手間を省くことができる。
さらに、会員カードで景品交換を行った場合において、会員サーバで集計が行われる間に他の装置で会員カードを処理したときに、会員データに矛盾が発生してしまうという状況を回避できる。
【0023】
また、請求項3記載のワゴンサービス提供システムは、遊技台識別情報が、遊技台又は台間装置の前面又は近傍でコード表示され、入力手段が、コード表示された遊技台識別情報を読み取るコード入力部を有した構成としてある。
ワゴンサービス提供システムをこのような構成とすると、景品交換装置は、そのコード表示された遊技台識別情報を入力できる。これにより、遊技台管理サーバは、その遊技台識別情報にもとづいて遊技台を特定し、この特定した遊技台に付属する台間装置から会員特定情報を受信して、会員を特定することができる。これにより、遊技台管理サーバは、その遊技者が会員登録された者であるか否かを判断できる。
なお、コード表示には、複数の数字,文字,図形,記号等の字列(数列を含む)、それら数字,文字,図形,記号等のうち二以上の組み合わせ,バーコード表示,二次元バーコード表示などが含まれる。
【0024】
また、請求項4記載のワゴンサービス提供システムは、遊技台識別情報が、記憶素子に記憶され、この記憶素子が、遊技台,台間装置,呼び出しランプのうちの一又は二以上に付され、入力手段が、記憶素子から遊技台識別情報を読み取る記憶情報入力部を有した構成としてある。
【0025】
ワゴンサービス提供システムをこのような構成とすれば、遊技台識別情報が記憶される記憶素子(例えば、ICチップ等)は占有面積が小さいため、遊技台や台間装置、呼び出しランプの装飾や機能等を損なうことなく、それら遊技台等の表面等に付することができる。
さらに、記憶素子(ICチップ等)は安価であるため、遊技台と同数購入しても、ワゴンサービス提供システムのコストが飛躍的に高くなることがない。
しかも、記憶素子が遊技台等の表面等に付されれば、販売員は、その記憶素子から遊技台識別情報を容易に入力することができる。
【0026】
また、請求項5記載のワゴンサービス提供システムは、入力手段が、景品交換される景品に関した情報を交換景品情報として入力するキー入力部を有し、抽出会員情報が、会員の貯玉数を示す貯玉情報を含み、制御手段が、入力手段から交換景品情報を、また通信手段から貯玉情報をそれぞれ受け取ると、交換景品情報の示す景品の価値に相当する貯玉数が、貯玉情報の示す貯玉数よりも少ないときに、貯玉交換が可能と判断する構成としてある。
【0027】
ワゴンサービス提供システムをこのような構成とすると、景品交換装置において、貯玉引き落としによる景品交換が可能か否かを判断(貯玉交換可否判断)できる。このため、従来、遊技台と同数設置されていた台間遊技媒体貸出装置のそれぞれで実行されていた貯玉交換可否判断を、景品交換装置で行うことができる。
したがって、本発明のワゴンサービス提供システムにおいては、ワゴンサービス機能を有さない比較的高価でない台間装置を備えればよいため、設備コストの低減を図ることができる。
【0028】
また、請求項6記載のワゴンサービス提供システムは、景品交換装置が、遊技者の画像を取り込む画像入力手段を有し、制御手段が、画像入力手段から画像を受け取り、通信手段が、制御手段からの画像及び/又は交換景品情報を管理装置へ送信し、管理装置が、画像及び/又は交換景品情報を記憶する構成としてある。
ワゴンサービス提供システムをこのような構成とすれば、景品交換の際、遊技者の容姿を撮影できるため、この遊技者の容姿の画像を会員管理サーバで保存管理することで、その遊技者により景品交換が行われたことを証明できる。
【0029】
また、請求項7記載のワゴンサービス提供システムは、景品交換装置の通信手段が、管理装置との間で無線及び/又は有線通信を行う構成としてある。
ワゴンサービス提供システムをこのような構成とすると、販売員は、管理装置から離隔した位置でワゴンサービスを提供できる。つまり、販売員は、管理装置が設置されている遊技ホールのカウンタや事務所に近くにいる必要がなくなり、遊技ホール内を自由に巡回して、遊技者にワゴンサービスを提供することができる。
【0030】
また、請求項8記載のワゴンサービス提供システムは、景品交換装置が、携帯型のハンディターミナルからなる構成としてある。
ワゴンサービス提供システムをこのような構成とすれば、景品交換装置が携帯可能であるため、販売員は、そのハンディターミナルを所持できる。このため、販売員は、遊技ホール内を自由に巡回しながら、遊技者にワゴンサービスを提供することができる。
【0031】
また、請求項9記載のワゴンサービス提供方法は、景品交換装置が遊技台識別情報を入力する遊技台識別情報入力処理と、台間装置が会員カードから会員特定情報を読み取る会員特定情報読取処理と、管理装置が景品交換装置から遊技台識別情報を受信する遊技台識別情報受信処理と、管理装置が、遊技台識別情報の示す遊技台に付設された台間装置であって会員カードが挿入されている台間装置から会員特定情報を受信する会員特定情報受信処理と、管理装置が、会員特定情報の示す会員の情報を会員情報群から検索して、この検索で得られた情報を抽出会員情報とする会員情報抽出処理と、景品交換装置が、管理装置からの抽出会員情報を表示する抽出会員情報表示処理とを有した方法としてある。
【0032】
ワゴンサービス提供方法をこのような方法とすると、管理装置は、景品交換装置から遊技台識別情報を受信し、さらに台間装置から会員特定情報を受信し、これら遊技台識別情報と会員特定情報にもとづいて遊技者の会員情報を抽出し、この抽出した会員情報を景品交換装置へ送信できる。そして、景品交換装置において、遊技者が会員か否かを判断でき、さらに、貯玉引き落としにより景品交換できるか否かの判断も行える。
このため、景品交換装置においては、会員カードから会員特定情報を読み取る必要がなくなることから、遊技者や販売員は、会員カードを台間装置(台間遊技媒体貸出装置)から景品交換装置へ差し替える手間を省略できる。したがって、効率的かつ迅速な作業によるワゴンサービスを実現できる。
【0033】
さらに、交換景品情報の入力や貯玉引き落とし可否の判断が、台間装置ではなく景品交換装置で実行可能なため、その台間装置はワゴンサービスに関する機能を備える必要がなくなる。
したがって、ワゴンサービス機能を有した高価な台間装置を遊技台と同数設置することによる設備コストの上昇を抑制できる。
【0034】
また、請求項10記載のワゴンサービス提供方法は、遊技台又は台間装置の前面又は近傍でコード表示された遊技台識別情報を、景品交換装置が入力する遊技台識別情報入力処理と、遊技台識別情報を景品交換装置から管理装置へ送信する遊技台識別情報送信処理と、管理装置からの抽出会員情報を景品交換装置が受信する抽出会員情報受信手段と、景品交換装置が抽出会員情報を表示する抽出会員情報表示処理と、抽出会員情報にもとづいて、遊技台の遊技者に対する貯玉引き落としによる景品交換の可否を決定する景品交換可否判断処理とを有した方法としてある。
【0035】
ワゴンサービス提供方法をこのような方法とすれば、景品交換装置は、遊技台や台間装置等の前面や近傍でコード表示された遊技台識別情報を入力できる。これにより、遊技台管理サーバは、その遊技台識別情報にもとづいて遊技台を特定し、この特定した遊技台に付属する台間装置から会員特定情報を受信して、会員を特定することができる。そして、遊技台管理サーバは、その遊技者が会員登録された者であるか否かを判断できる。
さらに、景品交換装置は、管理装置が送信されてきた抽出会員情報にもとづいて、遊技台の遊技者に対する貯玉引き落としによる景品交換の可否を決定することができる。したがって、販売員は、遊技台等に付された遊技台識別情報を景品交換装置に読み込ませるだけで、その遊技者が貯玉(貯メダル)で景品交換可能か否かの判断を容易かつ迅速に行うことができる。
【0036】
また、請求項11記載のワゴンサービス提供方法は、景品交換装置が、景品交換される景品に関する情報を交換景品情報として入力する交換景品情報入力処理と、景品交換装置が、管理装置から貯玉情報を受信する貯玉情報受信処理と、景品交換装置が、交換景品情報の示す景品の価値に相当する貯玉数が、貯玉情報の示す貯玉数よりも少ないときに、貯玉引き落としによる景品交換が可能と判断する貯玉交換判断処理とを有した方法としてある。
【0037】
ワゴンサービス提供方法をこのような方法とすると、貯玉交換判断処理が景品交換装置で実行可能なことから、この貯玉交換判断処理の機能を台間遊技媒体貸出装置に備える必要がなくなる。
このため、ワゴンサービス機能を搭載した高価な台間装置を用意しなくてもよくなることから、ワゴンサービス提供システムのコストダウンが可能となる。
【0038】
さらに、貯玉交換判断処理が景品交換装置で実行されることから、遊技者自身がその貯玉交換判断処理の実行のために台間装置で操作する必要がなくなる。
このため、遊技者の操作負担の軽減を図ることができる。そして、この遊技者による操作ミスによりトラブルが発生することを未然に防ぐことができ、ひいては、そのトラブルに対して遊技ホール側が対応する必要もなくなる。
【0039】
また、請求項12記載のワゴンサービス提供方法は、景品交換装置が、遊技者の画像を取り込む画像入力処理と、景品交換装置から管理装置へ、画像及び/又は交換景品情報を送信する画像等送信処理と、管理装置が、画像及び/又は交換景品情報を記憶する画像等記憶処理とを有した方法としてある。
【0040】
ワゴンサービス提供方法をこのような方法とすれば、景品交換装置は、景品交換を行う遊技者の容姿を撮影できるため、この遊技者の容姿の画像を会員管理サーバで保存管理することで、後日、その遊技者により景品交換が行われたことを証明できる。
【0041】
また、請求項13記載のワゴンサービス提供プログラムは、遊技台を特定する遊技台識別情報を入力する遊技台識別情報入力処理と、遊技台識別情報を管理装置へ送信する遊技台識別情報送信処理とを景品交換装置に実行させ、会員カードから会員特定情報を読み取る会員特定情報読取処理と、会員特定情報を管理装置へ送信する会員特定情報送信処理とを台間装置に実行させ、景品交換装置から遊技台識別情報を受信する遊技台識別情報受信処理と、遊技台識別情報の示す遊技台に付設された台間装置であって会員カードが挿入されている台間装置から会員特定情報を受信する会員特定情報受信処理と、会員特定情報の示す会員の情報を会員情報群から検索し、この検索で得られた情報を抽出会員情報とする会員情報抽出処理とを管理装置に実行させ、管理装置からの抽出会員情報を表示する抽出会員情報表示処理を景品交換装置に実行させる構成としてある。
【0042】
このような構成を有するワゴンサービス提供プログラムを実行すると、景品交換装置に、交換景品情報の入力や貯玉引き落としによる景品交換の可否判断を実行させることができる。つまり、従来、台間装置で行っていたワゴンサービスに関する処理を景品交換装置に実行させることができる。
このため、ワゴンサービス機能を備えた高価な台間装置を遊技台と同数揃えることに代えて、ワゴンサービス機能を備えた景品交換装置を数台程度揃えればよいため、ワゴンサービス提供システムの設備コストを大幅に下げることができる。
【0043】
さらに、管理装置(遊技台管理サーバ)では、台間装置から会員特定情報が、また景品交換装置から識別コードがそれぞれ受信され、これら会員特定情報や遊技台識別情報にもとづいて遊技者の会員情報が抽出され、この抽出した会員情報が景品交換装置へ送信されて、貯玉引き落としによる景品交換の可否判断に供される。
このような処理により、ワゴンサービスが遊技者に提供されることから、台間装置から景品交換装置へ会員カードの差し替えを行う必要がなくなる。
したがって、遊技者や販売員の手間を軽減して、効率的な作業によるワゴンサービスを実現できる。
【0044】
また、請求項14記載のワゴンサービス提供プログラムは、遊技台又は台間装置の前面又は近傍でコード表示された遊技台識別情報を入力する遊技台識別情報入力処理と、遊技台識別情報を管理装置へ送信する遊技台識別情報送信処理と、管理装置からの抽出会員情報を受信する抽出会員情報受信手段と、抽出会員情報を表示する抽出会員情報表示処理と、抽出会員情報にもとづいて、遊技台の遊技者に対する貯玉引き落としによる景品交換の可否を決定する景品交換可否判断処理とを景品交換装置に実行させる構成としてある。
【0045】
このような構成を有するワゴンサービス提供プログラムを実行すれば、景品交換装置は、遊技台や台間装置等の前面や近傍でコード表示された遊技台識別情報を入力できる。これにより、遊技台管理サーバは、その遊技台識別情報にもとづいて遊技台を特定し、この特定した遊技台に付属する台間装置から会員特定情報を受信して、会員を特定することができる。そして、遊技台管理サーバは、その遊技者が会員登録された者であるか否かを判断できる。
さらに、景品交換装置は、管理装置が送信されてきた抽出会員情報にもとづいて、遊技台の遊技者に対する貯玉引き落としによる景品交換の可否を決定することができる。したがって、販売員は、遊技台等に付された遊技台識別情報を景品交換装置に読み込ませるだけで、その遊技者が貯玉(貯メダル)で景品交換可能か否かの判断を容易かつ迅速に行うことができる。
【0046】
また、請求項15記載のワゴンサービス提供プログラムは、景品交換される景品に関する情報を交換景品情報として入力する交換景品情報入力処理と、管理装置から貯玉情報を受信する貯玉情報受信処理と、交換景品情報の示す景品の価値に相当する貯玉数が、貯玉情報の示す貯玉数よりも少ないときに、貯玉引き落としによる景品交換が可能と判断する貯玉交換判断処理とを景品交換装置に実行させる構成としてある。
【0047】
このような構成を有するワゴンサービス提供プログラムを実行すると、販売員は、景品交換装置を用いて識別コードを読み取り、さらに交換景品情報を入力することで、貯玉引き落としによる景品交換が可能か否かの判断結果を知ることができる。
したがって、販売員にとっては、簡易な操作で効率的にワゴンサービスを提供できる。そして、遊技者にとっては、特に装置類への入力操作を行わなくてもよいため、販売員に欲しい景品を告げるだけで、容易に所望の景品を取得できる。
【0048】
また、請求項16記載のワゴンサービス提供プログラムは、遊技者の画像を取り込む画像入力処理を景品交換装置に実行させ、景品交換装置からの画像及び/又は交換景品情報を記憶する画像等記憶処理を管理装置に実行させる構成としてある。
このような構成を有するワゴンサービス提供プログラムを実行すれば、景品交換時に撮影された遊技者の容姿の画像が、会員管理サーバで保存管理されるため、その遊技者により景品交換が行われたことをその後においても証明できる。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るワゴンサービス提供システム、ワゴンサービス提供方法及びワゴンサービス提供プログラムの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明に係るワゴンサービス提供システムの実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態のワゴンサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
【0050】
同図に示すように、ワゴンサービス提供システム1は、遊技台10a〜10nと、台間遊技媒体貸出装置20a〜20nと、ハンディターミナル(景品交換装置)30と、会員管理サーバ40と、遊技台管理サーバ50とを有している。
遊技台10a〜10n(以下、略して「遊技台10」という。)は、所定の遊技媒体(例えば、パチンコ玉やメダル等)を使用して遊技を行う遊技用機器であって、例えば、パチンコ機,スロットマシン,アレンジボール機,雀球機などが含まれる。
【0051】
台間遊技媒体貸出装置(台間装置)20a〜20n(以下、略して「台間装置20」という。)は、複数設置された遊技台10のそれぞれに対応して付設される装置であって、通常、会員カード読み取り機能,遊技媒体貸出機能,各種情報表示機能(会員に関する情報(貯玉など)や、遊技台10に関する情報等を表示する機能)などの各種機能を備えている。
また、台間装置20は、会員カードから読み取った会員情報を遊技台管理サーバ50へ送信する機能や、遊技台管理サーバ50から送信してきた会員照合の結果を受信し、この結果にもとづいて各種処理を実行する機能も備えている。
【0052】
これら遊技台10や台間装置20、あるいは呼び出しランプ(図示せず)等には、遊技台を特定するための遊技台識別情報IDa〜IDn(以下、略して「遊技台識別情報ID」という。)が付されている。
なお、呼び出しランプとは、遊技台10の上方(あるいは、側方)に設けられた発光装飾装置であって、確率変動や大当たり等があった場合にこれらを遊技者に告知するために点灯(あるいは、点滅)する。
【0053】
遊技台識別情報IDは、遊技台10を特定する情報であって、例えば、数字,文字,図形,記号等の字列(数列を含む)で構成されている。また、遊技台識別情報IDは、コード(例えば、バーコードや二次元バーコード等)によって表記することもできる。
これら字列やコード等で構成される遊技台識別情報IDは、プラスチック,金属,セラミック,紙等の材料で形成されたカード,プレート,シート,紙片などの平面部材片の表面に記すことができる。そして、この遊技台識別情報IDが記された平面部材片は、遊技台10,台間装置20,呼び出しランプ(図示せず)等の任意の箇所(例えば、それらの前面や近傍等)に付すことができる。
なお、遊技台識別情報IDは、それら平面部材片を用いずに、直接遊技台10等に記す(例えば、刻印,記入,転写等する)こともできる。
【0054】
さらに、遊技台識別情報IDは、記憶素子(例えば、ICチップ等)に記憶させることができる。
この場合、記憶素子はプラスチック,金属,セラミック,紙等の材料で形成されたカード,プレート,シート,紙片などの平面部材片の内部に埋め込むことができる。そして、これら平面部材片が、遊技台10等に付される。なお、記憶素子を直接遊技台10等に付することもできる。
そして、このように遊技台識別情報IDが記憶素子に記憶されている場合、販売員は、ハンディターミナル30の記憶情報入力部31−4(後述)を用いて、その遊技台識別情報IDを読み取る。
【0055】
この遊技台識別情報IDが、遊技台10や台間装置20、呼び出しランプ(図示せず)などの表面のうち、任意の箇所に記されることにより、販売員は、各遊技台10に付けられた遊技台識別情報IDをハンディターミナル30で容易に入力することができる。
このため、台間装置20から会員カードを抜き出してハンディターミナル30のカード情報入力部31−3(カードリーダ、後述)に差し込むといった手間を省略できる。しかも、この会員カードを抜き差しする時間を省略できるため、景品交換を迅速に行うことができる。
【0056】
ハンディターミナル(景品交換装置)30は、ワゴンサービス提供サービスを行う遊技ホールの従業員(販売員)が所持する携帯型端末機であって、図2に示すように、入力手段31と、通信手段32と、表示手段33と、画像入力手段34と、制御手段35と、記憶手段36とを有している。
なお、ハンディターミナル30は、本実施形態においては、図1に示すように、携帯可能な形状を有しているものを想定しているが、携帯可能な形状に限るものではなく、例えば、ワゴンサービスに用いるワゴン(図示せず)などへの据え付けを可能とするような形状を有していてもよい。ただし、ハンディターミナル30を携帯型とした方が、遊技ホール内を巡回しながらワゴンサービスを提供できるので、望ましい。
【0057】
入力手段31は、外部から各種情報等を入力する部分であって、キー入力部31−1と、バーコード入力部31−2と、カード情報入力部31−3と、記憶情報入力部31−4とを有している。
キー入力部31−1は、複数のキーで構成されており、数字や文字,記号等の入力を可能としている。これにより、ハンディターミナル30は、交換景品情報(景品の品名,数量などに関する情報)を入力できる。
なお、キー入力部31−1は、立体形状のキーボードであってもよく、また、液晶表示されたキーボードであってもよい。
【0058】
バーコード入力部(コード入力部)31−2は、可視光半導体レーザ等によってバーコードを読み取るバーコードリーダ(図示せず)を有することができ、この読み取られたデータ(バーコードデータ)は、制御手段35へ送られる。
このバーコード入力部31−2を有することにより、ハンディターミナル30は、遊技台識別情報IDがバーコードで表記されているときは、この遊技台識別情報IDを入力することができる。
【0059】
カード情報入力部(カードリーダ)31−3は、挿入された会員カードから会員情報を読み取って、制御手段35へ送る。
この会員カードから読み取られる会員情報としては、例えば、会員番号や店舗識別情報などがある。
【0060】
記憶情報入力部31−4は、遊技台識別情報IDが記憶素子(例えば、ICチップ等)に記憶されている場合に、この記憶素子から遊技台識別情報IDを読み取る。
なお、記憶情報入力部31−4は、特開2002−319002号公報、特開2002−334305号公報、特開2002−342723号公報、特開2002−344225号公報などに記載されたICカードリーダの技術によって実現可能である。
【0061】
通信手段32は、オンライン通信機能を装備した手段であって、遊技台管理サーバ50との間で、各種情報の無線(又は有線)通信を行う。
具体的には、通信手段32は、例えば、制御手段35から送られてきた遊技台識別情報IDや交換景品情報、画像情報などを遊技台管理サーバ50へ送信するとともに、遊技台管理サーバ50から送信されてきた会員番号非認識通知や抽出会員情報などを制御手段35へ送る。
【0062】
表示手段33は、制御手段35から送られてきた情報を画面表示する。
この表示手段33で表示される情報としては、例えば、遊技台識別情報ID,「遊技者は会員ではない」旨,抽出会員情報,会員・非会員判断処理の判断結果,交換景品情報,貯玉引き落とし判断処理の判断結果,画像情報などがある。
特に、表示手段33が、抽出会員情報を表示することにより、販売員は、その抽出会員情報の内容にもとづいて、遊技者が会員であるか否かの判断や、貯玉引き落としによる景品交換が可能か否かの判断を自身で行うことができる。
【0063】
画像入力手段34は、CCDカメラ等に代表される撮像部(図示せず)を有しており、画像を取り込んで、制御手段35へ送る。
この取り込まれる画像には、遊技者の容姿の画像が含まれる。このように、景品交換の際、画像入力手段34が遊技者の容姿を撮影することで、この遊技者の容姿の画像を会員管理サーバ40で保存管理しておき、景品交換があったことの証明をその後に行うことができる。
なお、画像入力手段34は、図2においては、ハンディターミナル30に設けられているが、ハンディターミナル30に限るものではなく、例えば台間装置20等に設けることもできる。この場合、画像情報は、ハンディターミナル30を介さず、直接遊技台管理サーバ50へ送ることができる。
【0064】
制御手段35は、入力手段31や通信手段32,画像入力手段34等から送られてきた各種情報を記憶手段36へ送って記憶させる。
また、制御手段35は、それら各種情報に関する所定の演算を実行し、この実行で得られた数値等を、通信手段32や表示手段33,記憶手段36などへ送る。
さらに、制御手段35は、通信手段32から会員番号非認識通知を受け取ると、表示手段33に「遊技者は会員ではない」旨を表示させる。
【0065】
加えて、制御手段35は、会員・非会員判断処理を実行する。
会員・非会員判断処理とは、抽出会員情報を受信したことで遊技者が会員であると判断し、一方、抽出会員情報が受信されず、代わりに会員番号非認識通知を受信したことで、遊技者が会員ではないと判断する処理をいう。
この処理において、遊技者が会員であると判断したときは、制御手段35は、交換景品情報の入力を実行後、貯玉引き落とし判断処理を実行する。会員であれば、貯玉の引き落としによって景品交換できる場合があるからである。
一方、遊技者が会員ではないと判断したときは、制御手段35は、貯玉引き落とし判断処理は実行しない。会員でなければ貯玉は無いからである。この場合、販売員は、遊技者が所持している遊技媒体と景品とを交換する。
【0066】
さらに、制御手段35は、貯玉引き落とし判断処理を実行する。
貯玉引き落とし判断処理とは、検索会員情報から取り出した貯玉情報の示す貯玉数と、交換景品情報の示す景品の価値に相当する貯玉数(交換景品の貯玉数)とを比較することによって、貯玉引き落としによる景品交換が可能な否かを判断する処理をいう。
判断の結果、貯玉情報の示す貯玉数が交換景品の貯玉数よりも多いときは、貯玉引き落としによる景品交換が可能であるとする。
一方、貯玉情報の示す貯玉数が交換景品の貯玉数よりも少ないときは、貯玉引き落としによる景品交換が不可能であるとする。
【0067】
しかも、制御手段35は、画像入力モードを設定する。
画像入力モードは、「入力」又は「非入力」のうちいずれか一つが選択され設定される。この画像入力モードの設定画面は、表示手段33に表示される。そして、キー入力部31−1の操作により、「入力」又は「非入力」のいずれかが選択される。制御手段35は、キー入力部31−1の操作によって選択された方を記憶手段36に記憶させることで、画像入力モードの設定を行う。
なお、「入力」又は「非入力」のいずれか一方が設定されると、他方の設定が解除される。
【0068】
また、制御手段35は、画像情報入力判断処理を実行する。
画像情報入力判断処理とは、記憶手段36から取り出した画像入力モードが「入力」に設定されているときは、画像入力手段34による会員の画像の取り込みを可能とし、一方、画像入力モードが「非入力」に設定されているときは、画像入力手段34による会員の画像の取り込みは行わないと判断する処理をいう。
そして、制御手段35は、交換景品情報や画像情報を通信手段32へ送る。これにより、通信手段32は、それら交換景品情報や画像情報を遊技台管理サーバ50へ送信する。
【0069】
記憶手段36は、制御手段35から送られてきた情報を記憶する。
この記憶手段36で記憶される情報としては、例えば、遊技台識別情報ID,会員番号非認識通知,会員・非会員判断処理の判断結果,交換景品情報,貯玉引き落とし判断処理の判断結果,画像入力モードの設定,画像情報入力判断処理の判断結果,画像情報などがある。
【0070】
会員管理サーバ40は、登録された会員に関する情報(会員登録情報、会員情報群)を記憶する。
会員登録情報には、例えば、会員の氏名,性別,生年月日,入会年月日,現在景品交換可能数,現在貯玉数(貯玉情報),暗証番号入力済みなどに関する情報が含まれている。
【0071】
そして、会員管理サーバ40は、遊技台管理サーバ50からの問い合わせに対して、会員番号の示す会員の情報を会員情報群から検索し、この検索で得られた情報を抽出会員情報として遊技台管理サーバ50へ送る。
さらに、会員管理サーバ40は、遊技台管理サーバ50を介してハンディターミナル30から送信されてきた交換情報(交換景品情報や画像情報等)を記憶する。そして、この交換景品情報にもとづいて、その会員の貯玉情報を更新する(貯玉情報の示す貯玉数から、景品交換により引き落とされる貯玉数を差し引いた数を新たな貯玉数として更新する)。
【0072】
遊技台管理サーバ50は、各遊技台10や各台間装置20から、各種情報を受信して、記憶・集計等を行う。
また、遊技台管理サーバ50は、ハンディターミナル30から遊技台識別情報IDを受信すると、カード挿入確認要求(会員カードが挿入されているか否かの確認要求)を台間装置20へ送信する。そして、カード挿入確認要求の応答に対して、会員番号送信要求を遊技台管理サーバ50へ送信する。
【0073】
さらに、遊技台管理サーバ50は、遊技台管理サーバ50から会員番号が送信されてきたときは、この会員番号を会員管理サーバ40へ送って、その会員番号の示す会員の情報を問い合わせる。
また、台間装置20から会員番号非認識通知が送られてきたときは、この会員番号非認識通知をハンディターミナル30へ送信する。
【0074】
加えて、遊技台管理サーバ50は、会員管理サーバ40から抽出会員情報が送られてくると、この抽出会員情報をハンディターミナル30へ転送する。
そして、ハンディターミナル30から送信されてきた交換景品情報や画像情報を会員管理サーバ40へ送る。
なお、本実施形態においては、会員管理サーバ40と遊技台管理サーバ50とを総称して「管理装置」という。すなわち、会員管理サーバ40と遊技台管理サーバ50とは、図1においては、それぞれ別の構成となっているが、別構成に限るものではなく、管理装置として一体型で構成できる。
【0075】
次に、本実施形態のワゴンサービス提供システムの動作(ワゴンサービス提供方法)について、図3を参照して説明する。
同図は、本実施形態のワゴンサービス提供方法の処理手順を示す動作手順図である。
【0076】
予め会員管理サーバ40には、会員に関する情報(会員登録情報、会員情報群)が登録されている(ステップ10)。
また、台間遊技媒体貸出装置20で入力された暗証番号が、遊技台管理サーバ50を介して会員管理サーバ40へ送信される(ステップ11)。そして、会員管理サーバ40において、暗証番号が入力された旨を示す情報(暗証番号入力済み情報)が保存される(ステップ12)。
【0077】
ハンディターミナル30の入力手段31で、識別コード(遊技台識別情報)が入力されると(コード読取処理、ステップ13)、この識別コードが制御手段35を介して通信手段32へ送られ、無線(あるいは有線)通信により、遊技台管理サーバ50へ送信される(コード送信処理、遊技台識別情報送信処理、ステップ14)。
なお、識別コードが入力される入力手段31は、その識別コードがバーコードの場合はバーコード入力部31−2で、その識別コードがICに記憶されている場合は記憶情報入力部31−4で入力される。また、識別コードは、キー入力部31−1でキー操作により入力することもできる。
【0078】
遊技台管理サーバ50において識別コードが受信されると(コード受信処理)、この識別コードにより特定される遊技台10に対応して設置された台間装置20へ、会員カードの挿入・未挿入の確認を要求するカード挿入確認要求が送信される(ステップ15)。
このカード挿入確認要求に対して、台間装置20から遊技台管理サーバ50へ応答(会員カードの挿入・未挿入のいずれかを示すものであってもよく、また、カード挿入確認要求を受信した旨を単に伝えるためのものであってもよい)があると(ステップ16)、その会員カードから読み取られた会員番号の送信を要求する会員番号送信要求が、遊技台管理サーバ50から台間装置20へ送られる(ステップ17)。
【0079】
会員番号送信要求を受信した台間装置20において、会員カードから会員番号が読み取られると(あるいは、すでに会員カードから会員番号が読み取られていることが認識されると)(会員特定情報読取処理)、この会員番号が、遊技台管理サーバ50へ送信される(会員特定情報送信処理、ステップ18)。そして、この会員番号が、遊技台管理サーバ50で受信され(会員特定情報受信処理)、さらに会員管理サーバ40へ送信される。この送信により、その会員番号の示す会員に関する情報が問い合わせられる(ステップ19)。
【0080】
一方、台間装置20で、会員カードが挿入されていないために会員番号が読み取られないときは(あるいは、会員カードから読み取られたはずの会員番号が認識できなかったときは)、会員番号を認識できない旨を示す会員番号非認識通知が遊技台管理サーバ50へ送信される(ステップ20)。これを受けて、遊技台管理サーバ50からハンディターミナル30へ、会員番号非認識通知が送信される(ステップ21)。これにより、ハンディターミナル30で、「遊技者は会員ではない」旨が表示手段33に表示される(ステップ22)。
【0081】
ところで、会員番号を受信した会員管理サーバ40においては、既に登録されている会員登録情報(会員情報群)の中から、その受信した会員番号の示す会員の情報が検索される(会員情報抽出処理、ステップ23)。そして、この検索で得られた会員情報(抽出会員情報)が、遊技台管理サーバ50へ送信され(ステップ24)、さらに、この遊技台管理サーバ50からハンディターミナル30へ転送される(ステップ25)。
なお、抽出会員情報には、会員の氏名,暗証番号入力済み情報,貯玉情報(その会員が所有する貯玉の数量を示す情報)等が含まれている。
【0082】
ハンディターミナル30の通信手段32において抽出会員情報が受信され(貯玉情報受信処理、抽出会員情報受信処理)、制御手段35において、その抽出会員情報が表示手段33へ送られ表示される(抽出会員情報表示処理、ステップ26)。
さらに、制御手段35において、その抽出会員情報にもとづき、会員・非会員判断処理(貯玉交換判断処理)が実行される(ステップ27)。
【0083】
この会員・非会員判断処理(ステップ27)では、抽出会員情報を受信したことにより遊技者が会員であるとの判断を行い、その後の処理が実行される。一方、抽出会員情報が受信されず、代わりに会員番号非認識通知が受信されたときは、遊技者が会員ではないと判断される。この場合は、貯玉ではなく、手持ちの遊技媒体による景品交換となる。
この会員・非会員判断処理の結果は、表示手段33に表示させることができる。
【0084】
ここで、ハンディターミナル30において、抽出会員情報に含まれている暗証番号入力済み情報の内容が確認される。確認の結果、暗証番号入力済み情報が「暗証番号が入力されていない旨」を示すときは、続いて、遊技客に暗証番号を入力させることができる(ステップ28)。この入力された暗証番号は、遊技台管理サーバ50を介して会員管理サーバ40へ送信される(ステップ29)。
会員管理サーバ40において、受信した暗証番号が正しいものか否かが判断される。この判断は、予め保存しておいた暗証番号(被暗証番号)と、受信した暗証番号(照合暗証番号)とを比較・照合することによって行われる(ステップ30)。そして、照合の結果が、遊技台管理サーバ50を介して、会員管理サーバ40からハンディターミナル30へ送信される(ステップ31)。
【0085】
ハンディターミナル30において、受信した照合の結果が確認される。
この照合の結果が、「入力された暗証番号が正しいものである」旨を示すものであるときは、続いて、交換景品情報の入力処理(ステップ32)以降が実行される。
一方、照合の結果が、「入力された暗証番号が正しいものではない」旨を示すものであるときは、この時点で景品交換処理を中止することができる。ただし、この場合は、遊技客の手持ちの遊技媒体によって、景品交換することもできる。なお、抽出会員情報に含まれている暗証番号入力済み情報の内容が「暗証番号が入力されている旨」を示すときは、暗証番号入力処理(ステップ28),暗証番号送信処理(ステップ29),暗証番号照合処理(ステップ30),照合結果送信処理(ステップ31)は、省略される。すなわち、会員・非会員判断処理(ステップ27)の実行後に、交換景品情報入力処理(ステップ32)を実行することもできる。
【0086】
ハンディターミナル30の入力手段31(キー入力部31−1)において、交換景品情報(景品の品名,数量等)が入力され(交換景品情報入力処理)、制御手段35へ送られる(ステップ32)。この制御手段35において、その交換景品情報の示す景品を会員の貯玉の引き落としによって交換できるか否かが判断される(貯玉引き落とし判断処理、ステップ33)。
この貯玉引き落とし判断処理は、検索会員情報の中から貯玉数量を示す情報(貯玉情報)を取り出し、この取り出した貯玉情報の示す貯玉数と、交換景品情報の示す景品の価値に相当する貯玉数(交換景品の貯玉数)とを比較することによって、貯玉引き落としによる景品交換が可能な否かが判断される。
【0087】
判断の結果、貯玉情報の示す貯玉数が交換景品の貯玉数よりも多いときは、貯玉引き落としによる景品交換が可能であるとする。
一方、貯玉情報の示す貯玉数が交換景品の貯玉数よりも少ないときは、貯玉引き落としによる景品交換が不可能であるとする。
【0088】
なお、これら貯玉引き落とし判断処理の判断結果は、表示手段33に表示させることができる。
また、本実施形態においては、会員・非会員判断処理(ステップ27)や貯玉引き落とし判断処理(ステップ33)等を総称して「景品交換可否決定処理」という。
【0089】
さらに、制御手段35において、画像情報を入力するか否かが判断される(画像情報入力判断処理、ステップ34)。この判断は、画像入力モードが「入力」又は「非入力」のいずれに設定されているかによって行われる。
判断の結果、画像入力モードが「入力」に設定されているときは、画像入力手段34から会員の画像が取り込まれる(画像入力処理、ステップ35)。この取り込まれた画像情報は、制御手段35を介して記憶手段36へ送られて記憶される。
一方、画像入力モードが「非入力」に設定されているときは、画像入力手段34からの画像の取り込みは実行されない。
【0090】
その後、交換景品情報が、遊技台管理サーバ50を介して、会員管理サーバ40へ送信される(ステップ36)。
ここで、画像情報入力判断処理(ステップ35)で画像が取り込まれていたときは、制御手段35で記憶手段36から画像情報が取り出され、遊技台管理サーバ50を介して、会員管理サーバ40へ送信される(画像等送信処理、ステップ37)。
【0091】
交換景品情報を受信した会員管理サーバ40において、その受信が実行された年月日や受信時間等が、交換景品情報とともに交換情報として記憶される(ステップ38)。さらに、画像情報が受信されたときは、この画像情報も交換情報として記憶される(画像等記憶処理)。この画像情報を記憶することで、景品交換時の証明となる。
そして、会員管理サーバ40で、貯玉情報の更新、つまり、貯玉の引き落としが行われる(ステップ39)。
【0092】
なお、遊技台管理サーバ50と会員管理サーバ40が一体となったサーバ(遊技管理サーバ)で構成されている場合は、この遊技管理サーバで、会員情報の登録(ステップ10),暗証番号の保存(ステップ12),カード挿入確認要求の送信(ステップ15),会員番号送信要求の送信(ステップ17),会員番号非認識通知の送信(ステップ21),会員番号の示す会員の情報の検索(ステップ23),抽出会員情報の転送(ただし、「ハンディターミナル30への抽出会員情報の送信」、ステップ25),暗証番号の照合(ステップ30),照合結果の送信(ステップ31),交換情報の記憶(ステップ38),貯玉情報の更新(ステップ39)等が実行され、問い合わせ(ステップ19)や抽出会員情報の送信(ステップ24)等は省略される。
【0093】
ところで、上記各実施形態のワゴンサービス提供システムは、クライアント・サーバシステムによって構成することができる。
そして、このワゴンサービス提供システムにおいては、オンライン処理を可能とする。
オンライン処理とは、ネットワークで結ばれた各端末から情報を入力し、回線を通じて結ばれたコンピュータへ情報を伝送して処理を行い、その処理結果を端末へ伝送して返す形態による処理方法をいう。
【0094】
また、ワゴンサービス提供システムにおけるオンライン処理とは、ネットワーク(無線ネットワーク又は有線ネットワーク)に通信接続された各端末や各装置等から情報を入力し、そのネットワークを通じて管理コンピュータへ情報を伝達して処理を行い、その処理結果を端末等へ伝送して返す形態による処理方法をいう。
さらに、ワゴンサービス提供システムにおけるオンライン処理には、バッチ処理(オンライン・バッチ)、リアルタイム処理(オンライン・リアルタイム)、対話型処理(会話型処理、オンライン・対話型)が含まれる。
【0095】
そして、上記各実施形態のワゴンサービス提供システムにおいては、オンライン・トランザクション処理(バッチ・トランザクション、リアルタイム・トランザクション、対話型・トランザクション)が可能となっている。
なお、トランザクション処理とは、発生した情報がシステムに入力されて処理され、この処理の結果が端末等へ通知される一連の処理をいう。
【0096】
次に、ワゴンサービス提供プログラムについて説明する。
上記の実施形態におけるコンピュータ(ハンディターミナル、遊技台管理サーバ、会員管理サーバ、台間装置等)のワゴンサービス提供管理機能(遊技ホール内のワゴンサービス提供(例えば、ワゴンサービス等)に関する情報を管理する機能)には、コンピュータの記憶部(例えば、ハードディスクやROM等)に記憶されたワゴンサービス提供プログラムによって実現される。
【0097】
ワゴンサービス提供プログラムは、コンピュータに読み込まれることにより、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、たとえば、ハンディターミナルにおける識別コード入力・送信処理,交換景品情報入力・送信処理,会員・非会員判断処理,貯玉引き落とし判断処理,画像データ入力判断処理、台間装置における会員番号送信処理、遊技台管理サーバにおける会員情報問い合わせ処理、会員管理サーバにおける会員情報の検索処理などを行わせる。
これによって、ワゴンサービス提供管理機能は、ワゴンサービス提供プログラムとコンピュータとが協働したハンディターミナル、遊技台管理サーバ、会員管理サーバ又は台間装置により実現される。
【0098】
なお、ワゴンサービス提供管理機能を実現するためのワゴンサービス提供プログラムは、コンピュータのハードディスクやROM等に記憶される他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、たとえば、外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納することができる。
外部記憶装置とは、CD−ROM等の記憶媒体を内蔵し、ハンディターミナル、遊技台管理サーバ、会員管理サーバ又は台間装置等に外部接続されるメモリ増設装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記録媒体であって、たとえば、フレキシブルディスク,メモリカード,光磁気ディスク等をいう。
【0099】
そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAMにロードされて、CPUにより実行される。この実行により、上述した本実施形態のハンディターミナル、遊技台管理サーバ、会員管理サーバ又は台間装置等の各機能が実現される。
さらに、コンピュータでワゴンサービス提供プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有されたワゴンサービス提供プログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。このダウンロードされたワゴンサービス提供プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態のハンディターミナル、遊技台管理サーバ、会員管理サーバ又は台間装置等のワゴンサービス提供管理機能を実現する。
【0100】
以上、本発明のワゴンサービス提供システム、ワゴンサービス提供方法及びワゴンサービス提供プログラムの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係るワゴンサービス提供システム、ワゴンサービス提供方法及びワゴンサービス提供プログラムは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、貯玉引き落としによる景品交換が可能か否かの判断をハンディターミナルで行うこととしているが、ハンディターミナルで行うことに限定されるものではなく、例えば、遊技台管理サーバで行って、この判断結果をハンディターミナルへ送信することもできる。
【0101】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、景品交換装置が会員カードから会員特定情報を読み取らなくても、ワゴンサービスを利用する遊技者の遊技台の特定や、その遊技者が会員であるか否かの判断、遊技者の認証等を実行できる。したがって、遊技者や販売員は、会員カードを台間遊技媒体貸出装置から抜き出し、さらに景品交換装置へ挿入し、景品交換の終了後は、その会員カードをもとの台間遊技媒体貸出装置へ挿入するといった手間を省略でき、作業工数の少ないワゴンサービスを提供できる。
【0102】
さらに、識別コードの読み取りや交換景品情報の入力は、販売員が行うため、遊技者が台間遊技媒体貸出装置や景品交換装置を操作する必要がなくなる。このため、遊技者が操作することにより発生していたトラブルを抑制でき、さらに、遊技ホール側によるトラブルへの対応も不要となる。しかも、販売員が、遊技者に対して台間装置や景品交換装置等の操作方法を教える必要がなくなり、さらに、暗証番号の入力も省略可能となることから、面倒な作業を省略できる。したがって、識別コードの読取や交換景品情報の入力など簡易かつ効率的な作業・操作によるワゴンサービスの提供を実現できる。
【0103】
また、台間遊技媒体貸出装置においては交換景品情報について一切処理されないことから、遊技ホールとしては、ワゴンサービス機能を有した高価な台間遊技媒体貸出装置を遊技台と同数購入する必要がなくなる。このため、ワゴンサービス提供システムの設備コストの削減を図ることができる。
【0104】
加えて、本発明のワゴンサービス提供システムにおける景品交換は、会員カードによって行われるものではないため、会員カードを抜き差しする必要がなくなる。
したがって、たとえ、遊技に関する情報の処理がバッチ処理で対応していたとしても、会員管理サーバで集計が行われている間に他の装置で会員カードが処理されることによる会員情報の矛盾の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワゴンサービス提供システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のワゴンサービス提供システムにおけるハンディターミナル(景品交換装置)の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のワゴンサービス提供方法の処理手順を示す動作手順図である。
【符号の説明】
1 ワゴンサービス提供システム
10 遊技台
20 台間遊技媒体貸出装置
30 ハンディターミナル
31 入力手段
31−1 キー入力部
31−2 バーコード入力部
31−3 カード情報入力部
31−4 記憶情報入力部
32 通信手段
33 表示手段
34 画像入力手段
35 制御手段
36 記憶手段
40 会員管理サーバ
50 遊技台管理サーバ
ID 識別コード
Claims (16)
- 遊技台を特定する遊技台識別情報を入力する景品交換装置と、
この景品交換装置から前記遊技台識別情報を受け取る管理装置と、
会員カードから会員特定情報を読み取る台間装置とを有し、
前記管理装置が、前記遊技台識別情報の示す遊技台に付設された台間装置であって前記会員カードが挿入されている台間装置から前記会員特定情報を受信するとともに、この受信した会員特定情報の示す会員の情報を会員情報群から検索し、かつ、この検索で得られた情報を抽出会員情報とし、
前記景品交換装置が、前記管理装置からの前記抽出会員情報を表示する
ことを特徴とするワゴンサービス提供システム。 - 前記景品交換装置が、
前記遊技台識別情報を入力する入力手段と、
この入力手段からの前記遊技台識別情報を前記管理装置へ送信するとともに、前記管理装置から前記抽出会員情報を受信する通信手段と、
前記抽出会員情報を表示する表示手段と、
前記抽出会員情報にもとづいて、前記遊技台の遊技者に対する貯玉引き落としによる景品交換の可否を決定する制御手段とを備えた
ことを特徴とする請求項1記載のワゴンサービス提供システム。 - 前記遊技台識別情報が、前記遊技台又は前記台間装置の前面又は近傍でコード表示され、前記入力手段が、前記コード表示された遊技台識別情報を読み取るコード入力部を有した
ことを特徴とする請求項2記載のワゴンサービス提供システム。 - 前記遊技台識別情報が、記憶素子に記憶され、
この記憶素子が、前記遊技台,前記台間装置,呼び出しランプのうちの一又は二以上に付され、
前記入力手段が、前記記憶素子から前記遊技台識別情報を読み取る記憶情報入力部を有した
ことを特徴とする請求項2又は3記載のワゴンサービス提供システム。 - 前記入力手段が、前記景品交換される景品に関した情報を交換景品情報として入力するキー入力部を有し、
前記抽出会員情報が、前記会員の貯玉数を示す貯玉情報を含み、
前記制御手段が、前記入力手段から前記交換景品情報を、また前記通信手段から前記貯玉情報をそれぞれ受け取ると、前記交換景品情報の示す景品の価値に相当する貯玉数が、前記貯玉情報の示す貯玉数よりも少ないときに、前記貯玉交換が可能と判断する
ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のワゴンサービス提供システム。 - 前記景品交換装置が、遊技者の画像を取り込む画像入力手段を有し、
前記制御手段が、前記画像入力手段から前記画像を受け取り、
前記通信手段が、前記制御手段からの前記画像及び/又は前記交換景品情報を前記管理装置へ送信し、
前記管理装置が、前記画像及び/又は前記交換景品情報を記憶する
ことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のワゴンサービス提供システム。 - 前記景品交換装置の前記通信手段が、前記管理装置との間で無線及び/又は有線通信を行う
ことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載のワゴンサービス提供システム。 - 前記景品交換装置が、携帯型のハンディターミナルからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のワゴンサービス提供システム。
- 景品交換装置が遊技台識別情報を入力する遊技台識別情報入力処理と、
台間装置が会員カードから会員特定情報を読み取る会員特定情報読取処理と、管理装置が前記景品交換装置から前記遊技台識別情報を受信する遊技台識別情報受信処理と、
前記管理装置が、前記遊技台識別情報の示す遊技台に付設された台間装置であって前記会員カードが挿入されている台間装置から前記会員特定情報を受信する会員特定情報受信処理と、
前記管理装置が、前記会員特定情報の示す会員の情報を会員情報群から検索して、この検索で得られた情報を抽出会員情報とする会員情報抽出処理と、
前記景品交換装置が、前記管理装置からの前記抽出会員情報を表示する抽出会員情報表示処理とを有した
ことを特徴とするワゴンサービス提供方法。 - 前記遊技台又は前記台間装置の前面又は近傍でコード表示された前記遊技台識別情報を、前記景品交換装置が入力する前記遊技台識別情報入力処理と、
前記遊技台識別情報を前記景品交換装置から前記管理装置へ送信する遊技台識別情報送信処理と、
前記管理装置からの前記抽出会員情報を前記景品交換装置が受信する抽出会員情報受信手段と、
前記景品交換装置が前記抽出会員情報を表示する抽出会員情報表示処理と、
前記抽出会員情報にもとづいて、前記遊技台の遊技者に対する貯玉引き落としによる景品交換の可否を決定する景品交換可否判断処理とを有した
ことを特徴とする請求項9記載のワゴンサービス提供方法。 - 前記景品交換装置が、前記景品交換される景品に関する情報を交換景品情報として入力する交換景品情報入力処理と、
前記景品交換装置が、前記管理装置から貯玉情報を受信する貯玉情報受信処理と、
前記景品交換装置が、前記交換景品情報の示す景品の価値に相当する貯玉数が、前記貯玉情報の示す貯玉数よりも少ないときに、貯玉引き落としによる景品交換が可能と判断する貯玉交換判断処理とを有した
ことを特徴とする請求項9又は10記載のワゴンサービス提供方法。 - 前記景品交換装置が、遊技者の画像を取り込む画像入力処理と、
前記景品交換装置から前記管理装置へ、前記画像及び/又は前記交換景品情報を送信する画像等送信処理と、
前記管理装置が、前記画像及び/又は前記交換景品情報を記憶する画像等記憶処理とを有した
ことを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載のワゴンサービス提供方法。 - 遊技台を特定する遊技台識別情報を入力する遊技台識別情報入力処理と、前記遊技台識別情報を管理装置へ送信する遊技台識別情報送信処理とを景品交換装置に実行させ、
会員カードから会員特定情報を読み取る会員特定情報読取処理と、前記会員特定情報を前記管理装置へ送信する会員特定情報送信処理とを台間装置に実行させ、
前記景品交換装置から前記遊技台識別情報を受信する遊技台識別情報受信処理と、前記遊技台識別情報の示す遊技台に付設された台間装置であって前記会員カードが挿入されている台間装置から前記会員特定情報を受信する会員特定情報受信処理と、前記会員特定情報の示す会員の情報を会員情報群から検索し、この検索で得られた情報を抽出会員情報とする会員情報抽出処理とを前記管理装置に実行させ、
前記管理装置からの前記抽出会員情報を表示する抽出会員情報表示処理を前記景品交換装置に実行させる
ことを特徴とするワゴンサービス提供プログラム。 - 前記遊技台又は前記台間装置の前面又は近傍でコード表示された前記遊技台識別情報を入力する前記遊技台識別情報入力処理と、
前記遊技台識別情報を前記管理装置へ送信する前記遊技台識別情報送信処理と、
前記管理装置からの前記抽出会員情報を受信する抽出会員情報受信手段と、
前記抽出会員情報を表示する抽出会員情報表示処理と、
前記抽出会員情報にもとづいて、前記遊技台の遊技者に対する貯玉引き落としによる景品交換の可否を決定する景品交換可否判断処理とを前記景品交換装置に実行させる
ことを特徴とする請求項13記載のワゴンサービス提供方法。 - 前記景品交換される景品に関する情報を交換景品情報として入力する交換景品情報入力処理と、
前記管理装置から貯玉情報を受信する貯玉情報受信処理と、
前記交換景品情報の示す景品の価値に相当する貯玉数が、前記貯玉情報の示す貯玉数よりも少ないときに、貯玉引き落としによる景品交換が可能と判断する貯玉交換判断処理とを前記景品交換装置に実行させる
ことを特徴とする請求項13又は14記載のワゴンサービス提供プログラム。 - 遊技者の画像を取り込む画像入力処理を前記景品交換装置に実行させ、
前記景品交換装置からの前記画像及び/又は前記交換景品情報を記憶する画像等記憶処理を前記管理装置に実行させる
ことを特徴とする請求項13〜15のいずれかに記載のワゴンサービス提供プログラム。
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