JP2004263029A - 水性顔料分散体及び水性顔料記録液 - Google Patents

水性顔料分散体及び水性顔料記録液 Download PDF

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Abstract

【課題】顔料の分散安定性と被記録媒体上の着色画像濃度により優れたカチオン系の水性顔料分散体及び同水性顔料記録液を提供する。
【解決手段】顔料(A)と、芳香環を有するモノエチレン性不飽和単量体の重合単位と中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体の重合単位を少なくとも含有するアクリル系有機高分子化合物(B)と、酸性物質(C)と、水性媒体(D)とを含む水性顔料分散体において、前記化合物(B)が、芳香族ビニルと芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルとの重合単位を含む化合物であり、かつランダム重合体である水性顔料分散体、及び当該水性顔料分散体を用い、質量換算による分散粒子含有率を1〜10%に調製した水性顔料記録液。
【選択図】 なし。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水性顔料分散体及び水性顔料記録液に関する。
【0002】
【従来の技術】
水性顔料分散体の顔料を水性媒体に分散させるための樹脂については、例えば、樹脂を構成する単量体組成、グラフト構造やブロック構造の様な立体構造、マイクロカプセルの様な多層化構造等について盛んに研究がなされている。
【0003】
従来から、インクジェット記録用水性顔料分散体として、分散剤の樹脂成分のひとつに、例えば、スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル、或いはフェニル(メタ)アクリレート、フェニルエチル(メタ)アクリレート、フェニルプロピル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等の芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルの様な、芳香環を有するエチレン性不飽和単量体の重合単位を含ませることがアニオン系では積極的に提案されている。しかしながら、カチオン系での同様な研究は比較的少ない。
【0004】
カチオン系では、芳香環を有するモノエチレン性不飽和単量体の重合単位と、中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体の重合単位とを含有するアクリル系有機高分子化合物として、スチレン/ジメチルアミノエチルメタアクリレート/エチルアクリレート共重合体の第4級塩(重量比率:50/40/10、重量平均分子量15600)の様なカチオン性のアクリル系有機高分子化合物の水性顔料分散体が知られている(特許文献1参照。)。
【0005】
また、前記と異なる樹脂として、フェノキシエチルメタアクリレート/ジメチルアミノエチルメタアクリレート/エトキシトリエチレングリコールメタアクリレート(重量比率=45.4/45.5/9.1)グラフト共重合体の様なカチオン性の(メタ)アクリル酸エステル樹脂の水性顔料分散体が知られている(特許文献2参照。)。
【0006】
さらに同様に、ベンジルメタアクリレート/ジメチルアミノエチルメタアクリレート/エトキシトリエチレングリコールメタアクリレート(比率=15/30/8、平均分子量9350)ブロック共重合体の様なカチオン性の(メタ)アクリル酸エステル樹脂の水性顔料分散体が知られている(特許文献3参照。)。
【0007】
しかしながら、前記した様な従来の技術においては、樹脂の最適化が図られておらず、重合単位として用いる、芳香環を有するモノエチレン性不飽和単量体としての芳香族ビニルと芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルからもたらされる技術的効果を同一視したものばかりであり、これら重合単位の両方を含んだ場合にどの様な特異的性質が発現するかについては、未だ詳しく検討されていない。
【0008】
その結果、この様な従来の樹脂を用いた場合には、依然として、優れた顔料の分散安定性と、優れた被記録媒体上の着色画像濃度とを兼備した水性顔料分散体を調製することが出来ないという欠点があった。
【0009】
【特許文献1】
特開平6−122846号公報(第2頁請求項1、第10頁段落番号0069)。
【特許文献2】
特開平10−87768号公報(第8頁段落番号0054)。
【特許文献3】
特開平11−246808号公報(第4頁段落番号0030、第6頁段落番号0033)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、これら優れた顔料の分散安定性と優れた被記録媒体上の着色画像濃度を兼備するカチオン系の水性顔料分散体及び同水性顔料記録液を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、樹脂の構造を、環境条件による挙動変化がより小さいランダム重合体とし、重合単位を構成する芳香環を有するモノエチレン性不飽和単量体を、芳香族ビニルと芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルとから構成する様に分子設計することで、前記特性を兼備するカチオン系の水性顔料分散体及び同水性顔料記録液が得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0012】
即ち本発明は、顔料(A)と、芳香環を有するモノエチレン性不飽和単量体の重合単位と中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体の重合単位を少なくとも含有するアクリル系有機高分子化合物(B)と、酸性物質(C)と、水性媒体(D)とを含む水性顔料分散体において、前記化合物(B)が、芳香族ビニルと芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルとの重合単位を含む化合物であり、かつランダム重合体であることを特徴とする水性顔料分散体に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の水性顔料分散体の調製に用いる顔料(A)は、有機顔料或いは無機顔料であり、公知慣用のものがいずれも挙げられる。前記化合物(B)との相互作用がより強く水性媒体への分散性や貯蔵安定性をより高められる顔料(A)は、カーボンブラック又はフタロシアニン顔料である。顔料(A)は、粉末状、顆粒状或いは塊状の乾燥顔料であっても良いし、ウエットケーキやスラリーであっても良い。
【0014】
本発明における前記化合物(B)は、芳香族ビニルと芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルと中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体とを主成分として重合せしめた共重合体を意味する。本発明ではアクリル酸エステルとメタアクリル酸エステルとの両方を包含する用語として(メタ)アクリル酸エステルを用いる。また本発明における水性媒体(D)とは、水のみまたは水と水溶性有機溶剤との混合物で質量換算で60%以上の水を含んでいるものを言う。
【0015】
本発明の水性顔料分散体は、顔料(A)、前記化合物(B)、酸性物質(C)及び水性媒体(D)を含有したものであれば良いが、前記化合物(B)は酸性物質(C)を含む水性媒体(D)中において溶解状態であるよりも分散状態であるほうが好ましい。水性顔料分散体の酸性物質(C)を含む水性媒体(D)に分散している粒子(分散粒子)は、顔料(A)粒子及び前記化合物(B)粒子であっても良いが、顔料(A)が前記共重合体(B)で被覆された粒子である、マイクロカプセル型複合粒子であっても良い。そして水性顔料分散体には、前記分散粒子が、平均粒子径で50〜200nmとなる様に分散している。
【0016】
本発明で用いられる前記化合物(B)は、化学構造上、分子内に芳香族ビニルの重合単位と芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルの重合単位と中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体の重合単位とを含有した共重合体である。
【0017】
前記化合物(B)において、芳香族ビニル/芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルとの共重合比(質量比)は特に制限されないが、なかでも前記共重合比(質量比)が30/70〜70/30の範囲にあると、その水性顔料分散体を用いた水性顔料記録液は、より着色濃度が高い記録画像が得られ、経時的に平均粒子径が増大したり、高粘度となることもなく、優れた顔料の分散安定性と優れた被記録媒体上の着色画像濃度とを兼備する点で好ましい。
【0018】
前記化合物(B)を製造する際に用いることが出来る、芳香族ビニルとしては、例えば、スチレンや、α―メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレン、4−メトキシスチレン、4−クロロスチレン等のベンゼン環に置換基を有するスチレンが挙げられる。
【0019】
さらに、芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルとしては、中和によりアニオン化したりカチオン化したりする様な官能基を有さない芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。この様なものとしては、例えば、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸フェニルエチル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチル等が挙げられ、なかでも貯蔵安定性に優れる点でメタクリル酸ベンジルが好ましい。
【0020】
本発明の水性顔料分散体は、芳香族ビニルが、スチレンまたはメチルスチレン、かつ芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルが、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニルエチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる(メタ)アクリル酸エステルを有し、中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体との共重合体を含むことにより、従来の水性顔料分散体である芳香族ビニルまたは芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルのどちらか一方を重合単位として有し、モノエチレン性不飽和単量体との共重合体を含む場合と比べて、水性顔料記録液を調製した際に、着色濃度の高い記録画像が得られるばかりでなく、平均粒子径と粘度の経時的な変化を小さくすることが出来る点で好ましい。
【0021】
中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体としては、例えば、アクリル酸(2−ジメチルアミノ)エチル、メタクリル酸(2−ジメチルアミノ)エチルの様な脂肪族アミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル、4−アミノスチレンの様な芳香環にアミノ基を有する芳香族ビニル、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、4−ブテニルピリジン、N−ビニルピロリドン、N−ビニルイミダゾール、N−ビニルフタルイミド、N−ビニルカルバゾールの様な塩基性複素環構造を有するエチレン性不飽和単量体等が挙げられる。上記単量体としては芳香環にアミノ基を有する芳香族ビニルまたは塩基性複素環構造を有するエチレン性不飽和単量体が好ましく、なかでも被記録媒体への着色濃度が優れる点で4−ビニルピリジンが特に好ましい。
【0022】
上記した単量体と共重合し得るその他のモノエチレン性不飽和単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボルニル等が挙げられる。
【0023】
前記化合物(B)は、質量換算でそれを製造する際の全単量体100部当たり、中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体が20〜40部とすることが好ましい。さらに前記化合物(B)としては、アミン価70〜130のものが好ましい。ここでアミン価とは、樹脂1g中に含まれる遊離アミノ基を中和するのに必要な塩酸のmg数をいう。
【0024】
前記化合物(B)は、質量換算でそれを製造する際の仕込み全単量体100部当たり、中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体20〜40部かつ芳香族ビニル15〜50部かつ芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルを20〜40部とし、残部を必要に応じて併用されるその他の共重合可能なモノエチレン性不飽和単量体とすると、顔料(A)と酸性物質(C)を含む水性媒体(D)との両方への親和性のバランスに優れ、分散性や分散安定性にも優れたものとなる点で性能上好ましい。
【0025】
なかでも(メタ)アクリル酸エステルとして、アクリル酸ブチルとメタクリル酸ブチルの質量割合を調整すると、前記化合物(B)のガラス転移温度を容易に調製することが出来る。
【0026】
前記化合物(B)を得る際に用いることの出来るその他のエチレン性不飽和単量体としては、例えば、マレイン酸ジメチル、フマル酸ジメチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−アミノエチル等の不飽和脂肪酸エステル類;(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド等の不飽和脂肪酸アミド類;(メタ)アクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等の不飽和エーテル類;エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−オクテン、ビニルシクロヘキサン、4−ビニルシクロヘキセン等の不飽和炭化水素類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、テトラフルオロエチレン、3−クロロプロピレン等の不飽和ハロゲン化炭化水素類等を挙げることができる。
【0027】
水性顔料分散体を、インクジェット記録用水性インクの様な水性顔料記録液の調製に用いる場合には、水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルの重合単位を更に有する前記化合物(B)とすることにより、前記水性顔料記録液中に通常湿潤剤として含まれる多価アルコールまたはそのエステルとの相乗効果により、水性顔料記録液とした際の分散安定性をより高めることが出来る。
【0028】
多価アルコールまたはそのエステルとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等の多価アルコール、これらのメチルエステル、同エチルエステルの様な多価アルコールのエステル等が挙げられる。
【0029】
前記化合物(B)は、ランダム重合による分岐のない直鎖の共重合体であることが、得られる水性顔料分散体がより低粘度となり、粘度や分散粒子の平均粒子径の経時変化を小さくすることが出来る点で好ましい。例えば、ブロック共重合体やグラフト共重合体の様な特殊な立体構造の共重合体は、その親水基部分により多くの水を抱き込む傾向があり、水性媒体中の共重合体の含有率が低い領域においても予想以上に高粘度となる。
【0030】
また、前記化合物(B)はガラス転移温度15〜90℃、重量平均分子量10,000〜50,000であることが好ましい。ガラス転移温度が前記した範囲であると、被記録媒体の表面がミクロな凹凸を有してしても、水性顔料分散体や水性顔料記録液による着色皮膜は平滑なものとなり定着性や耐擦過性がより良好になる。また重量平均分子量が前記した範囲であると、より低粘度の水性顔料分散体や水性顔料記録液が得られやすく、また吐出安定性により優れた水性顔料記録液とすることが出来る。
【0031】
かかる前記化合物(B)は、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合等の従来より公知の種々の反応方法によって合成することができる。前記化合物(B)は、有機溶剤または水性媒体中で通常重合開始剤を用いて、ブロック重合やグラフト重合が起こらない様に、前記単量体を重合させることで得ることが出来る。
【0032】
本発明の水性顔料分散体の製造方法は、例えば、下記1)〜3)の様な方法に基づいて実施することが出来る。
1)前記化合物(B)を含む水性エマルジョンに顔料(A)を機械的に強制分散する水性顔料分散体の製造方法。
2)顔料(A)と前記化合物(B)と有機溶剤の混合物とを、酸性物質(C)と水性媒体(D)とを用いて徐々に油相から水相に転相させてから脱溶剤して、顔料(A)が前記化合物(B)で被覆されたマイクロカプセル型複合粒子として分散させる水性顔料分散体の製造方法。
3)顔料(A)と前記化合物(B)と酸性物質(C)と有機溶剤と水性媒体(D)との均一混合物から脱溶剤して、前記均一混合物と塩基を加えて前記化合物(B)を析出させ、その析出物を洗浄後、この析出物を均一混合物中に酸性物質(C)と共に水性媒体(D)に分散させて、顔料(A)が前記化合物(B)で被覆されたマイクロカプセル型複合粒子として分散させる水性顔料分散体の製造方法。
【0033】
本発明の水性顔料分散体の製造方法では、前記2)または3)の製造方法が最適である。
【0034】
本発明の水性顔料分散体を調製する際に用いることが出来る酸性物質(C)としては、例えば、pKa=−8〜+3の無機酸や有機酸が使用出来る。この様な酸性物質(C)としては、例えば、塩酸、硫酸等の無機酸、クロロ酢酸、ニトロ酢酸等のカルボン酸が挙げられる。この酸性物質(C)は、前記化合物(B)中のカチオン性基をイオン化させ、水性顔料分散体の分散安定性を高めるものである。勿論、酸性物質(C)は、水溶液として用いることも出来る。
【0035】
本発明では、前記いずれの製造方法をとるにせよ、顔料(A)、前記化合物(B)、酸性物質(C)および水からなる混合物を分散する工程を必須として含ませることが好ましい。この混合物には水溶性有機溶剤を含めるのが好ましい。より具体的には、少なくとも顔料(A)、前記化合物(B)、酸性物質(C)、水溶性有機溶剤および水からなる混合物を分散する工程(分散工程)を含ませることが好ましい。
【0036】
分散工程においては、水溶性有機溶剤を併用することができ、それにより分散工程における液粘度を低下させることができる場合がある。水溶性有機溶剤としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;メタノール、エタノール、2−プロパノール、2−メチル−1−プロパノール、1−ブタノール、2−メトキシエタノール等のアルコール類;テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類;ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類が挙げられ、とりわけ炭素原子数が3〜6のケトンおよび炭素原子数が1〜5のアルコールからなる群から選ばれる化合物を用いるのが好ましい。これらの水溶性有機溶剤は前記化合物(B)の溶液として用いられても良く、別途独立に分散混合物中に加えられても良い。
【0037】
本発明の水性顔料分散体の製造方法においては、不揮発分の質量換算で、顔料(A)/前記化合物(B)=100/10〜100/100とするのが好ましい。最適には、質量換算で顔料(A)100部当たり、前記化合物(B)の不揮発分20〜65部かつ水性媒体(C)835〜880部となる様に、上記した原料を用いて製造することが出来る。
【0038】
分散工程において用いることのできる分散装置として、既に公知の種々の方式による装置が使用でき、特に限定されるものではないが、例えば、スチール、ステンレス、ジルコニア、アルミナ、窒化ケイ素、ガラス等でできた直径0.1〜10mm程度の球状分散媒体の運動エネルギーを利用する方式、機械的攪拌による剪断力を利用する方式、高速で供給された被分散物流束の圧力変化、流路変化あるいは衝突に伴って発生する力を利用する方式、等の分散方式を採ることが出来る。
【0039】
前記化合物(B)を安定に分散させるために、残存するカチオン性基の一部又は全部を中和する量の酸性物質(C)を、水性顔料分散体に含ませることが好ましい。本発明の水性顔料分散体としては、分散到達レベル、分散所要時間および分散安定性の全ての面で、より優れた特性を発揮させるに当たっては、顔料(A)が前記化合物(B)で被覆された粒子(即ち前記したマイクロカプセル型複合粒子)という形態で水性媒体中に分散していることが好ましい。
【0040】
このような状態を形成するため、前記化合物(B)を含有する液媒体中に顔料(A)を分散させ、この分散工程の後工程として、溶解状態にある前記化合物(B)で顔料(A)の表面を被覆する工程を組み込むことが好ましい。
【0041】
溶解状態にある前記化合物(B)を顔料(A)の表面に被覆させる工程としては、溶解している前記化合物(B)を、溶液のpHを調整することにより顔料(A)の表面で析出させる工程(析出工程)を設けることが好ましい。この工程により、顔料(A)と前記化合物(B)との相互作用を高めることができる。
【0042】
蒸留工程としては、例えば、分散工程において有機溶剤を使用した場合に、これを除去する工程、所望の固形分濃度にするために余剰の水を除去する工程等がある。
【0043】
本発明の水性顔料分散体の製造方法においては、顔料(A)と前記化合物(B)と酸性物質(C)とを混合し分散させた後、塩基を加えて前記化合物(B)を析出させ、次いで酸性物質(C)を加えて水に再分散する工程を含ませ、顔料(A)が前記化合物(B)で被覆された粒子として水性媒体中に分散した水性顔料分散体を製造するのが最も好ましい。
【0044】
この結果、前記した様なマイクロカプセル型複合粒子が水性分散媒中に分散している形態を取らせることができ、水性顔料分散体として、分散到達レベルや分散安定性等の物性面や耐溶剤性等の使用適性の面で、より優れた特性を発揮させることができる。
【0045】
濾過工程としては、例えば、前記した析出工程後の固形分をフィルタープレス、ヌッチェ式濾過装置、加圧濾過装置等により濾過する工程等がある。
【0046】
再分散工程としては、例えば、析出工程、濾過工程によって得られた固形分に酸性物質(C)および必要により水や添加物を加えて再び分散体とする工程がある。
【0047】
こうして得られた本発明の水性顔料分散体は、例えば、水性インク、水性塗料等の各種着色用途において、分散体の安定性や貯蔵安定性に優れ、着色濃度が高く、耐擦過性等に優れた着色物を得ることが出来る。
【0048】
本発明の水性顔料分散体は、質量換算による分散粒子含有率が1〜10%となる様に調製し水性顔料記録液とすることが出来る。この際には、上記したより濃厚な水性顔料分散体に対して必要に応じて水や水溶性有機溶剤等を加えて必要な分散粒子の含有率となる様に希釈したり、湿潤剤、防かび剤、pH調節剤等の水性インクの調製に必要な各種添加剤を併用することが出来る。
また、得られた水性顔料記録液は、必要に応じてミクロフィルターで濾過をすることにより、インクジェット記録用に適したノズル目詰まり等の極めて少ない水性顔料記録液とすることが出来る。
【0049】
また、吐出方式に応じた組成に適宜調製することにより、ピエゾ方式でもサーマル方式でもいずれの方式にも対応できるインクジェット記録用水性インクの様な水性顔料記録液を得ることが出来る。
【0050】
本発明の水性顔料記録液は、公知慣用の被記録媒体への記録に使用することが出来る。この様な被記録媒体としては、例えば、普通紙、樹脂コート紙、混抄紙、合成樹脂フィルム等が挙げられる。中でも本発明の水性顔料記録液は、普通紙への記録に用いると、印字の様な記録を行った際に記録画像の着色濃度がより高くなることがあり、より鮮明な記録を行うことが出来る場合もある。
【0051】
【実施例】
次に本発明を実施例、比較例にて具体的に説明する。以下、断りのない限り、「%」は質量%、「部」は質量部を意味する。
【0052】
<合成例1>(共重合体の合成)
攪拌装置、滴下装置、温度センサー、および上部に窒素導入装置を有する環流装置を取り付けた反応容器を有する自動重合反応装置(重合試験機DSL−2AS型、轟産業(株)製)の反応容器に、メチルエチルケトン550部を加え、攪拌しながら反応容器内を窒素置換した。反応容器内を窒素雰囲気に保ちながら80℃に昇温させた後、滴下装置よりメタクリル酸n−ブチル100部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル37部、4−ビニルピリジン101部、スチレン131部、メタクリル酸ベンジル131部、および「パーブチルO」(有効成分:ペルオキシ2−エチルヘキサン酸t−ブチル、日本油脂(株)製)50部の混合液を4時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに同温度で6時間ランダム重合反応を継続させて、ガラス転移温度(Tg)77℃、アミン価70、重量平均分子量19,000の共重合体溶液(A−1)を得た。(芳香族ビニル/芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルの共重合比=50/50)反応終了後、不揮発分を50%に調製した。
【0053】
<合成例2>(共重合体の合成)
メタクリル酸n−ブチル100部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル37部、4−ビニルピリジン101部、スチレン262部を用いる以外は上記合成例1と同様の操作を行い、ガラス転移温度(Tg)89℃、アミン価70、重量平均分子量21,000の共重合体溶液(A−2)を得た。(芳香族ビニル/芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルの共重合比=100/0)反応終了後、不揮発分を50%に調製した。
【0054】
<合成例3>(共重合体の合成)
メタクリル酸n−ブチル100部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル37部、4−ビニルピリジン101部、メタクリル酸ベンジル262部を用いる以外は上記合成例1と同様の操作を行い、ガラス転移温度(Tg)65℃、アミン価70、重量平均分子量22,000の共重合体溶液(A−3)を得た。(芳香族ビニル/芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルの共重合比=0/100)反応終了後、不揮発分を50%に調製した。
【0055】
これらの共重合体の組成およびガラス転移温度を表1にまとめた。
【0056】
<調製例1>(共重合体水溶液の調製)
前記溶液(A−1)8.0部を、20%塩酸1.4部で中和し、イオン交換水を加えて不揮発分20%の共重合体水溶液(A−1’)を得た。
【0057】
<調製例2>(共重合体水溶液の調製)
前記溶液(A−2)8.0部を、20%塩酸1.4部で中和し、イオン交換水を加えて不揮発分20%の共重合体水溶液(A−2’)を得た。
【0058】
<調製例3>(共重合体水溶液の調製)
前記溶液(A−3)8.0部を、20%塩酸1.4部で中和し、イオン交換水を加えて不揮発分20%の共重合体水溶液(A−3’)を得た。
【0059】
<実施例1>(マイクロカプセル型粒子を含有する水性顔料分散体)
前記共重合体水溶液(A−1’)を20部、カーボンブラック#960(三菱化学(株)製)8.0部、水52部とジルコニアビーズ200部を投入し、ペイントシェーカーで2時間分散した。これにより得られた水性顔料分散液から、濾過によりジルコニアビーズを除去した後、蒸留工程にて含有するメチルエチルケトンを除去した。次の析出工程において、この水性顔料分散体に5%水酸化カリウム水溶液をpH11となるように加えて、前記(A−1’)に含まれる共重合体を顔料表面上に析出させて、これを濾過してウエットケーキとした。次の再中和工程で、カチオン性基アミン価相当量の2%塩酸と、顔料分を10%とするのに必要な量の水を添加して、分散攪拌機(TKホモディスパー20型、特殊機化工業(株)製)にて再分散し、顔料が合成例1の共重合体で被覆された粒子となって水性媒体中に分散した水性顔料分散体(B−1)を調製した。分散粒子の平均粒子径は、下記水性顔料記録液における測定値とほぼ同様であった。
【0060】
<比較例1>(マイクロカプセル型粒子を含有する水性顔料分散体)
前記共重合体水溶液(A−2’)を20部用いる以外は、実施例1と同様にして、水性顔料分散体(B−2)を調製した。
【0061】
<比較例2>(マイクロカプセル型粒子を含有する水性顔料分散体)
前記共重合体水溶液(A−3’)を20部用いる以外は、実施例1と同様にして、水性顔料分散体(B−3)を調製した。
【0062】
<調製例4>
実施例1、比較例1〜2で得られた記録液用水性顔料分散体(B−1〜B−3)を用い、特開平7−228808号公報記載の実施例1を参考にして、質量換算で顔料の含有率6%のインクジェット記録用水性顔料記録液(以下、記録液と称す。)を調製した。記録液の組成を以下に示す。
【0063】
水性顔料分散体 30部
トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5部
ジエチレングリコール 7.5部
サーフィノール465(エアプロダクツ社製) 0.4部
水 7.1部
【0064】
(記録液の貯蔵安定性試験)
このようにして調製した各記録液を用いて、貯蔵安定性試験を行った。貯蔵安定性は、70℃の恒温槽中で7日間貯蔵を行い、調製時と貯蔵後の分散粒子の平均粒子径と粘度で評価を行った。調製時と貯蔵後の分散粒子の平均粒子径と粘度の差がそれぞれ小さいほど貯蔵安定性が良いことを意味する。この平均粒子径はレーザードップラー式粒度分析計マイクロトラック(UPA150型、リーズ&ノースロップ社製)で測定したメディアン径とした。粘度はR型粘度計(R−500型、東機産業(株)製)を用い、記録液の液温を20℃に調整した後に測定を行った。
【0065】
(記録液の着色濃度評価試験)
調製直後の記録液を用い、ピエゾ方式のインクジェットプリンタ(STYLUS C80セイコーエプソン(株)製)で普通紙(ハンマーミル社製CopyPlus紙)にベタ印字したものを、GRETAG社製のマクベス反射濃度計D196を用いてOD値を単一サンプルにつき5点測定し、それらの平均値を持って記録画像の着色濃度(印字濃度)とした。測定した着色濃度は表2にまとめた。
【0066】
【表1】
表 1
Figure 2004263029
【0067】
【表2】
表 2
Figure 2004263029
【0068】
表2の結果より、芳香族ビニルまたは芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルのどちらか一方を重合単位として有し、中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体との共重合体を含む比較例1または比較例2の水性顔料記録液では、調製時における着色濃度の高い記録画像が得られるものの、経時的に平均粒子径が増大したり高粘度となるのに対して、本発明の芳香族ビニルと芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルを同時に有し、中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体との共重合体を含む実施例1の水性顔料記録液では、調製時における着色濃度の高い記録画像が得られるばかりでなく、経時的に平均粒子径が増大したり高粘度とならないことが判った。
さらに、調製時より遙かに高温下での長時間保存(貯蔵)後であっても、平均粒子径と粘度の値が同等であることは驚くべきことである。
この実施例1で調製された水性顔料分散体は、記録液用として適した水性顔料分散体であることが明らかである。
【0069】
【発明の効果】
本発明の水性顔料分散体は、芳香族ビニルと芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルを同時に有し、中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体との共重合体を含むので、従来の水性顔料分散体である芳香族ビニルまたは芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルのどちらか一方を重合単位として有し、モノエチレン性不飽和単量体との共重合体を含む場合と比べ、水性顔料記録液を調製した際に、着色濃度の高い記録画像が得られるばかりでなく、平均粒子径と粘度の経時的な変化を小さくすることが出来るという格別顕著な効果を奏する。

Claims (8)

  1. 顔料(A)と、芳香環を有するモノエチレン性不飽和単量体の重合単位と中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体の重合単位を少なくとも含有するアクリル系有機高分子化合物(B)と、酸性物質(C)と、水性媒体(D)とを含む水性顔料分散体において、前記化合物(B)が、芳香族ビニルと芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルとの重合単位を含む化合物であり、かつランダム重合体であることを特徴とする水性顔料分散体。
  2. 前記化合物(B)が、芳香族ビニル/芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルとの共重合比(質量比)=30/70〜70/30の化合物である請求項1記載の水性顔料分散体。
  3. 前記化合物(B)が、更に水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルの重合単位を含有する化合物である請求項1または2記載の水性顔料分散体。
  4. 酸性物質(C)が、pKa=−8〜+3の無機酸または有機酸である請求項1、2または3のいずれか記載の水性顔料分散体。
  5. 芳香族ビニルが、スチレンまたはメチルスチレンであり、かつ芳香環を有する(メタ)アクリル酸エステルが、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニルエチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる(メタ)アクリル酸エステルである請求項1、2、3または4のいずれか記載の水性顔料分散体。
  6. 前記化合物(B)の中和によりカチオン化する官能基を有するモノエチレン性不飽和単量体の重合単位が、芳香環にアミノ基を有する芳香族ビニルまたは塩基性複素環構造を有するエチレン性不飽和単量体の重合単位である請求項1、2、3、4または5記載の水性顔料分散体。
  7. 化合物(B)が、アミン価70〜130の化合物である請求項1、2、3、4、5または6記載の水性顔料分散体。
  8. 請求項1、2、3、4、5または6のいずれか記載の水性顔料分散体を用い、質量換算による分散粒子含有率を1〜10%に調製した水性顔料記録液。
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